JP2006213706A - 毛髪化粧料 - Google Patents

毛髪化粧料 Download PDF

Info

Publication number
JP2006213706A
JP2006213706A JP2006001414A JP2006001414A JP2006213706A JP 2006213706 A JP2006213706 A JP 2006213706A JP 2006001414 A JP2006001414 A JP 2006001414A JP 2006001414 A JP2006001414 A JP 2006001414A JP 2006213706 A JP2006213706 A JP 2006213706A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acid
group
hair
ether
poe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006001414A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4699215B2 (ja
Inventor
Taizo Fujiyama
泰三 藤山
Tomoko Watanabe
智子 渡辺
Satoyuki Kawazoe
智行 川副
Ayano Matsuo
綾野 松尾
Masaaki Uemura
雅明 植村
Shigeki Mori
森  茂樹
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konishi Co Ltd
Shiseido Co Ltd
Original Assignee
Konishi Co Ltd
Shiseido Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konishi Co Ltd, Shiseido Co Ltd filed Critical Konishi Co Ltd
Priority to JP2006001414A priority Critical patent/JP4699215B2/ja
Publication of JP2006213706A publication Critical patent/JP2006213706A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4699215B2 publication Critical patent/JP4699215B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Cosmetics (AREA)
  • Polyurethanes Or Polyureas (AREA)

Abstract

【課題】ごわつき、べたつきのない自然な仕上がりを有し、かつ整髪力に優れた毛髪化粧料を提供する。
【解決手段】下記一般式(I)で示されるシリル化ウレタン系樹脂を含む毛髪化粧料。
(但し、Aはウレタンポリマーの骨格に当たる残基、Nは該ウレタンポリマーのイソシアネート基に由来する窒素原子であり、Xはケイ素原子を含有する特定の基であり、nは1〜20である。)


【選択図】なし

Description

本発明は毛髪化粧料、特にウレタン系樹脂を含む毛髪化粧料に関する。
従来の整髪剤には、ハードな整髪力を有し、しっかり形をキープするハードタイプと、ごわつかず、手触りのよいソフトな仕上がり感が得られるソフトタイプとがある。
ハードタイプには、主にポリビニルピロリドン、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリビニルピロリドン-ポリ酢酸ビニル共重合体等の皮膜形成性ポリマー類が用いられている。該皮膜形成性ポリマー類は、毛髪間を接着し固めることで強い整髪能を発揮する(例えば、特許文献1を参照)。
またソフトタイプには、ミツロウ、ラノリン、キャンデリラワックス等のワックス類が用いられている。ワックス類は常温で固体ないし半固体の油分であり、これを配合した整髪剤を用いると、仕上がりが柔らかくごわつかない(例えば、特許文献2を参照)。
特開2003−171244 特開2000−72626
しかしながら、ハードタイプにおいては、セットされた毛髪が束になり、手やくしが通らず、固くごわつく等の問題があり、ソフトタイプにおいては、整髪力が弱くヘアスタイルをキープしにくく、また手や髪へのべたつきが強い等の問題があり、整髪力と自然な仕上がりを両立することは難しく、必ずしも消費者のニーズに合致した商品となっているわけではなかった。
本発明は前記従来技術の事情に鑑みなされたものであり、その目的は、ごわつき、べたつきのない自然な仕上がりを有し、かつ整髪力に優れた毛髪化粧料を提供することにある。
前記目的を達成するために本発明者等が検討を行った結果、特定構造のウレタン系樹脂を配合することにより、整髪力と自然な仕上がりとが両立することを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち本発明の毛髪化粧料は、下記一般式(I)で示されるシリル化ウレタン系樹脂を含むことを特徴とする。
(但し、Aはウレタンポリマーの骨格に当たる残基、Nは該ウレタンポリマーのイソシアネート基に由来する窒素原子であり、Xは下記一般式(II)〜(IV)のいずれかで示される基であり、nは1〜20である。)
(但し、Rは炭素数1〜6個のアルキル基、Rは水素原子又は炭素数1〜6個のアルキル基、R及びRは炭素数1〜10個の側鎖があっても良いアルキレン基又はアリーレン基、Rは炭素数1〜20個のアルキル基、シクロアルキル基、アリール基又はアラルキル基、Rは水素原子又は式−COORで示される基であり、Rは炭素数1〜20個のアルキル基である。mは1〜3の整数である。)
上記一般式(I)で示されるシリル化ウレタン系樹脂は、分子内に少なくとも1つのカルボキシル基を含むことが好ましく、さらには、上記一般式(II)〜(IV)におけるRが、エチル基であることが好ましい。
また、上記一般式(I)で示されるシリル化ウレタン系樹脂の毛髪化粧料中の配合量は、0.1〜10質量%であることが好ましい。
また、上記一般式(I)で示されるシリル化ウレタン系樹脂中、X部分のケイ素原子の割合が0.1〜1.5質量%であることが好ましい。
本発明によれば、特定構造のウレタン系樹脂を配合することにより、ごわつき、べたつきのない自然な仕上がりを有し、かつ整髪力に優れた毛髪化粧料を得ることができる。
本発明に用いられるシリル化ウレタン系樹脂は下記一般式(I)で示される。
(但し、Aはウレタンポリマーの骨格に当たる残基、Nは該ウレタンポリマーのイソシアネート基に由来する窒素原子であり、Xは下記一般式(II)〜(IV)のいずれかで示される基であり、nは1〜20である。)
(但し、Rは炭素数1〜6個のアルキル基、Rは水素原子又は炭素数1〜6個のアルキル基、R及びRは炭素数1〜10個の側鎖があっても良いアルキレン基又はアリーレン基、Rは炭素数1〜20個のアルキル基、シクロアルキル基、アリール基又はアラルキル基、Rは水素原子又は式−COORで示される基であり、Rは炭素数1〜20個のアルキル基である。mは1〜3の整数である。)
特に、上記一般式(I)で示されるシリル化ウレタン系樹脂は、分子内に少なくとも1つのカルボキシル基を含むことが好ましく、さらには、上記一般式(II)〜(IV)におけるRがエチル基であることが好ましい。
また、Rはメチル基であることが好ましく、Rは炭素数8〜20個のアルキル基であることが好ましく、Rは水素原子であることが好ましい。
また、本発明において、上記一般式(I)で示されるシリル化ウレタン系樹脂中、X部分のケイ素原子割合は0.1〜1.5質量%であることが好ましい。0.1質量%未満であると、自然な仕上がりが得られないことがあり、1.5質量%を超えると、硬くごわついた仕上がりとなることがある。
本発明にかかるシリル化ウレタン系樹脂は、その製造方法を限定するものではないが、好ましい製造方法は、例えば以下の通りである。
先ず、分子内及び/又は分子末端に水酸基を1個以上有するポリオール化合物(化合物(a))と、カルボキシルを含有するポリオール化合物(化合物(b))と、ポリイソシアネート(化合物(c))とのウレタン化反応により得られるウレタンプレポリマーと、下記一般式(V)〜(VII)のいずれかで示される化合物とを反応させ、シリル化ウレタン系樹脂を得る。
下記一般式(V)〜(VII)で示される化合物は、1種に限らず、2種以上用いても良い。
(但し、R、R〜R及びmは、前述のとおりである。)
上記化合物(a)としては、ポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオール等が例示される。
ポリエーテルポリオールとしては、数平均分子量500〜30,000のものが好ましく、1,000〜10,000のものが特に好ましい。また、官能基数が2以上のポリエーテルポリオールが好ましく、その具体例としては、ポリオキシエチレン、ポリオキシプロピレン、ポリオキシブチレン、ポリオキシヘキシレン、ポリオキシテトラメチレン等の単独重合体並びにエチレンオキシド、プロピレンオキシド、ブチレンオキシド、ヘキシレンオキシド及びテトラヒドロフランよりなる群から選ばれた2種以上のモノエポキシドを開環共重合させてなる共重合体が挙げられる。
ポリエステルポリオールとしては、マレイン酸、アジピン酸、セバシン酸、フタル酸等のジカルボン酸類の一種又は二種以上と、ジオール類の一種又は二種以上とを重縮合して得られる重合体、ε−カプロラクタム、バレロラクトン等を開環重合させてなる開環重合物、活性水素を2個以上有するひまし油等の活性水素化合物が例示される。通常、分子量500〜25,000のものが用いられる。
化合物(b)としては、下記式(VIII)で表されるポリヒドキシカルボン酸が望ましい。

(但し、Lは炭素数1〜12個のアルキル基を、y及びzは1〜3の整数を示す。)
ポリヒドキシカルボン酸としては、例えば2,2−ジメチロールプロピオン酸、2,2−ジメチロールブタン酸、2,2−ジメチロールペンタン酸、2,2−ジメチロールヘプタン酸、2,2−ジメチロールオクタン酸等の2,2−ジメチロールアルカン酸が挙げられる。これらの中でも、特に2,2−ジメチロールプロピオン酸、2,2−ジメチロールブタン酸が好適である。また、カルボキシル基を含有する低級ポリオール化合物は、1種に限らず2種以上用いることができる。
また、本発明においては、化合物(b)以外に、カチオン性基を含有するポリオール(化合物(b−2))等を使用することもできる。
化合物(b−2)としては、分子内に少なくとも1つの第3級アミノ基を含有するポリオール化合物があげられる。例えば、N−メチルジエタノールアミン、N−エチルジエタノールアミン、N−ブチルジエタノールアミン、等のN、N−ビス(ヒドロキシ−有機基)―N−アルキルアミン、並びに、N−フェニルジエタノールアミン等のN、N−ビス(ヒドロキシ−有機基)―N−アリールアミン等が挙げられる。
化合物(b)及び化合物(b−2)は、化合物(b)単独で用いても良く、もしくは化合物(b)と化合物(b−2)を併用することもできる。
化合物(c)としては、例えば脂肪族、脂環式、芳香脂肪族、芳香族ジイソシアネート化合物等が挙げられる。
脂肪族ジイソシアネート化合物としては、ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)等が挙げられる。
脂環式ジイソシアネート化合物としては、4,4′−メチレンビス(シクロヘキシルイソシアネート)(H−MDI)イソホロンジイソシアネート(IPDI)、ノルボルネンジイソシアネート(NBDI)等が挙げられる。
芳香脂肪族ジイソシアネート化合物としては、1,3−若しくは1,4−キシリレンジイソシアネート又はそれらの混合物(XDI)が挙げられる。
芳香族ジイソシアネート化合物としては4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)、2,4−又は2,6−トリレンジイソシアネート(TDI)又はそれらの混合物が挙げられ、その他フェニルジイソチオシアネート等が挙げられる。
これら、化合物(c)を単独で用いても良く、もしくは併用することもできる。
上記の中でも、特にイソホロンジイソシアネートが好ましい。又、脂肪族ジイソシアネート化合物を用いると、変色の少ない樹脂を得ることができる。
前述の通り、本発明にかかるシリル化ウレタン系樹脂の製造方法は特に限定されず、ウレタンプレポリマーを合成する際の上記化合物(a)と上記化合物(b)と上記化合物(c)との反応も、常法により行うことができる。
上記ウレタンプレポリマー中のカルボキシル基含有量は、0.2〜3、0質量%であることが好ましい。0.2質量%未満であると、水を配合した場合に均一な分散状態にはなり難く、樹脂が分離状態になり、3.0質量%を超えると、高粘度となり安定性が悪化する。
また、上記ウレタンプレポリマーと上記一般式(V)〜(VII)で示される化合物との反応は、一般に50〜100℃で30分間〜3時間行えばよい。
本発明では、上記シリル化ウレタン系樹脂の分散液として毛髪化粧料に配合することが一般的である。シリル化ウレタン系樹脂の分散液は、例えば、シリル化ウレタン系樹脂を塩基性物質で中和し、予めアミン系鎖延長剤を溶解した水分散液を添加して水中に分散させて製造される。また、上記シリル化ウレタン系樹脂に、アミン系鎖延長剤、塩基性物質及び水を配合し、激しく撹拌する等して強固に接触させることにより製造される。
さらに、前記ウレタンプレポリマーと上記一般式(V)〜(VII)で示される化合物とを反応させる際に、下記塩基性物質を存在させて反応させ、次いで水を配合して調製しても良い。
塩基性物質としては、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属;トリエチルアミン、トリプロピルアミン、トリイソプロピルアミン、トリブチルアミン、トリイソブチルアミン、トリ2−ブチルアミン、トリアミルアミン、トリヘキシルアミン、トリエタノールアミン、トリプロパノールアミン、トリイソプロパノールアミン、トリブタノールアミン、トリペンタノールアミン、トリイソペンタノールアミン、トリヘキサノールアミン等のアミン化合物等が挙げられる。これら塩基性物質は、1種に限らず、2種以上用いることができる。
塩基性物質は、シリル化ウレタン系樹脂中のカルボキシル基の化学当量に対して50〜100モル%、好ましくは80〜100モル%配合される。
アミン系鎖延長剤としては、エチレンジアミン、1,3−ペンタメチレンジアミン、1,6−ヘキサメチレンジアミン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラアミン、4,4‘−メチレンビス(シクロヘキシルアミン)、4,4’−メチレンビス(3−メチルーシクロヘキシルアミン)、1,3−ビス(アミノメチル)シクロヘキサン、イソホロンジアミン、ノルボルナンジアミン、1,3−キシリレンジアミン等の脂肪族、脂環式及び芳香脂肪族ポリアミンや、ヒドラジン、カルボジヒドラジド等のヒドラジン及びその誘導体を用いることができる。これらアミン系鎖延長剤は、1種に限らず、2種以上用いることができる。
また、水の配合量は、該シリル化ウレタン系樹脂100重量部当たり、100〜400重量部、好ましくは150〜350重量部である。
更に、シリル化ウレタン系樹脂は、その水溶液又は分散液の粘度を調整するために、炭素数1〜10個のモノアルコール及び多価アルコールから選ばれる1種又は2種以上のアルコール類を配合することができる。上記アルコールとしては、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、エチレングリコール、プロピレングリコール及びグリセリンが特に好ましい。上記アルコール類の配合量は、該ウレタン系樹脂100重量部当たり、1〜20重量部、好ましくは2〜10重量部である。又、上記アルコール類を配合することにより、上記水溶液又は分散液中での貯蔵安定性が向上するという効果を示す。
更に、本発明においては、該樹脂中の第3級アミン基の化学当量に対して50〜100モル%の酸性物質を配合してもよい。酸性物質としては、塩酸、硝酸、メタンスルホン酸、硫酸、p−トルエンスルホン酸等が挙げられる。
本発明において、シリル化ウレタン系樹脂の配合量は、実分で毛髪化粧料全量中0.1〜10質量%であることが好ましく、特に0.5〜5.0質量%であることが好ましい。0.1質量%未満であると、整髪力が感じられず、10質量%を超えると、ごわごわした仕上がりとなり、フレーキングが顕著に起こる。
また、本発明においては、整髪成分として特定のウレタン系樹脂を配合することで、従来の整髪成分であるワックス、皮膜形成ポリマー等を使用する毛髪化粧料よりも、整髪力、感触等が優れた毛髪化粧料を得ることができるが、本発明の効果を損なわない範囲において、従来の整髪成分であるワックス、皮膜形成ポリマーと組み合わせて使用することも可能である。
本発明のシリル化ウレタン系樹脂は、上記一般式(II)〜(IV)においてRで表される部分による立体障害により、あるいはシラノール基の安定化により水溶媒中では反応せず、安定に存在する。そして毛髪への塗布後、溶媒が揮発することにより、エマルジョンの融着と同時に、シリル化ウレタン系樹脂の濃度が上昇し、反応性シリル基の反応により架橋が進行する(図1参照)。
なお、特表2004−521957には、シリル化ウレタン系樹脂をヘアシャンプーへ応用することが記載されているが(化粧品実施例2)、整髪化粧料に応用した実施例はなく、その整髪力や仕上がりに関する効果についての具体的記載はない。また、本文献で合成されているシリル化ポリウレタン−ユリアは、加水分解性シリル基の反応性が高いため、水溶媒中での貯蔵性が十分でなく、化粧品として配合した際に加水分解性シリル基が反応し、十分な効果は発揮されない可能性が高い。
本発明の毛髪化粧料には、上記した必須構成成分の他に、通常化粧品や医薬品等の皮膚外用剤に用いられる他の成分、例えば、粉末成分、液体油脂、固体油脂、ロウ、炭化水素、高級脂肪酸、高級アルコール、エステル、シリコーン、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤、非イオン界面活性剤、保湿剤、水溶性高分子、増粘剤、皮膜剤、紫外線吸収剤、金属イオン封鎖剤、低級アルコール、多価アルコール、糖、アミノ酸、有機アミン、高分子エマルジョン、pH調整剤、皮膚栄養剤、ビタミン、酸化防止剤、酸化防止助剤、香料、水等を必要に応じて、本発明の効果を損なわない範囲で適宜配合することができる。
粉末成分としては、例えば、無機粉末(例えば、タルク、カオリン、雲母、絹雲母(セリサイト)、白雲母、金雲母、合成雲母、紅雲母、黒雲母、パーミキュライト、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸バリウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸ストロンチウム、タングステン酸金属塩、マグネシウム、シリカ、ゼオライト、硫酸バリウム、焼成硫酸カルシウム(焼セッコウ)、リン酸カルシウム、弗素アパタイト、ヒドロキシアパタイト、セラミックパウダー、金属石鹸(例えば、ミリスチン酸亜鉛、パルミチン酸カルシウム、ステアリン酸アルミニウム)、窒化ホウ素等);有機粉末(例えば、ポリアミド樹脂粉末(ナイロン粉末)、ポリエチレン粉末、ポリメタクリル酸メチル粉末、ポリスチレン粉末、スチレンとアクリル酸の共重合体樹脂粉末、ベンゾグアナミン樹脂粉末、ポリ四弗化エチレン粉末、セルロース粉末等);無機白色顔料(例えば、二酸化チタン、酸化亜鉛等);無機赤色系顔料(例えば、酸化鉄(ベンガラ)、チタン酸鉄等);無機褐色系顔料(例えば、γ−酸化鉄等);無機黄色系顔料(例えば、黄酸化鉄、黄土等);無機黒色系顔料(例えば、黒酸化鉄、低次酸化チタン等);無機紫色系顔料(例えば、マンゴバイオレット、コバルトバイオレット等);無機緑色系顔料(例えば、酸化クロム、水酸化クロム、チタン酸コバルト等);無機青色系顔料(例えば、群青、紺青等);パール顔料(例えば、酸化チタンコーテッドマイカ、酸化チタンコーテッドオキシ塩化ビスマス、酸化チタンコーテッドタルク、着色酸化チタンコーテッドマイカ、オキシ塩化ビスマス、魚鱗箔等);金属粉末顔料(例えば、アルミニウムパウダー、カッパーパウダー等);ジルコニウム、バリウム又はアルミニウムレーキ等の有機顔料(例えば、赤色201号、赤色202号、赤色204号、赤色205号、赤色220号、赤色226号、赤色228号、赤色405号、橙色203号、橙色204号、黄色205号、黄色401号、及び青色404号などの有機顔料、赤色3号、赤色104号、赤色106号、赤色227号、赤色230号、赤色401号、赤色505号、橙色205号、黄色4号、黄色5号、黄色202号、黄色203号、緑色3号及び青色1号等);天然色素(例えば、クロロフィル、β−カロチン等)等が挙げられる。
液体油脂としては、例えば、アボガド油、ツバキ油、タートル油、マカデミアナッツ油、トウモロコシ油、ミンク油、オリーブ油、ナタネ油、卵黄油、ゴマ油、パーシック油、小麦胚芽油、サザンカ油、ヒマシ油、アマニ油、サフラワー油、綿実油、エノ油、大豆油、落花生油、茶実油、カヤ油、コメヌカ油、シナギリ油、日本キリ油、ホホバ油、胚芽油、トリグリセリン等が挙げられる。
固体油脂としては、例えば、カカオ脂、ヤシ油、馬脂、硬化ヤシ油、パーム油、牛脂、羊脂、硬化牛脂、パーム核油、豚脂、牛骨脂、モクロウ核油、硬化油、牛脚脂、モクロウ、硬化ヒマシ油等が挙げられる。
ロウ類としては、例えば、ミツロウ、カンデリラロウ、綿ロウ、カルナウバロウ、ベイベリーロウ、イボタロウ、鯨ロウ、モンタンロウ、ヌカロウ、ラノリン、カポックロウ、酢酸ラノリン、液状ラノリン、サトウキビロウ、ラノリン脂肪酸イソプロピル、ラウリン酸ヘキシル、還元ラノリン、ジョジョバロウ、硬質ラノリン、セラックロウ、POEラノリンアルコールエーテル、POEラノリンアルコールアセテート、POEコレステロールエーテル、ラノリン脂肪酸ポリエチレングリコール、
POE水素添加ラノリンアルコールエーテル等が挙げられる。
炭化水素油としては、例えば、流動パラフィン、オゾケライト、スクワラン、プリスタン、パラフィン、セレシン、スクワレン、ワセリン、マイクロクリスタリンワックス等が挙げられる。
高級脂肪酸としては、例えば、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、オレイン酸、ウンデシレン酸、トール酸、イソステアリン酸、リノール酸、リノレイン酸、エイコサペンタエン酸(EPA)、ドコサヘキサエン酸(DHA)等が挙げられる。
高級アルコールとしては、例えば、直鎖アルコール(例えば、ラウリルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、ミリスチルアルコール、オレイルアルコール、セトステアリルアルコール等);分枝鎖アルコール(例えば、モノステアリルグリセリンエーテル(バチルアルコール)、2-デシルテトラデシノール、ラノリンアルコール、コレステロール、フィトステロール、ヘキシルドデカノール、イソステアリルアルコール、オクチルドデカノール等)等が挙げられる。
合成エステル油としては、ミリスチン酸イソプロピル、オクタン酸セチル、ミリスチン酸オクチルドデシル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル、ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸ミリスチル、オレイン酸デシル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、乳酸セチル、乳酸ミリスチル、酢酸ラノリン、ステアリン酸イソセチル、イソステアリン酸イソセチル、 12-ヒドロキシステアリン酸コレステリル、ジ-2-エチルヘキサン酸エチレングリコール、ジペンタエリスリトール脂肪酸エステル、モノイソステアリン酸N-アルキルグリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、リンゴ酸ジイソステアリル、ジ-2-ヘプチルウンデカン酸グリセリン、トリ-2-エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、テトラ-2-エチルヘキサン酸ペンタエリスリトール、トリ-2-エチルヘキサン酸グリセリン、トリオクタン酸グリセリン、トリイソパルミチン酸グリセリン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、セチル2-エチルヘキサノエート、2-エチルヘキシルパルミテート、トリミリスチン酸グリセリン、トリ-2-ヘプチルウンデカン酸グリセライド、ヒマシ油脂肪酸メチルエステル、オレイン酸オレイル、アセトグリセライド、パルミチン酸2-ヘプチルウンデシル、アジピン酸ジイソブチル、N-ラウロイル-L-グルタミン酸-2-オクチルドデシルエステル、アジピン酸ジ-2-ヘプチルウンデシル、エチルラウレート、セバシン酸ジ−2-エチルヘキシル、ミリスチン酸2-ヘキシルデシル、パルミチン酸2-ヘキシルデシル、アジピン酸2-ヘキシルデシル、セバシン酸ジイソプロピル、コハク酸2-エチルヘキシル、クエン酸トリエチル等が挙げられる。
シリコーン油としては、例えば、鎖状ポリシロキサン(例えば、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ジフェニルポリシロキサン等);環状ポリシロキサン(例えば、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン等)、3次元網目構造を形成しているシリコーン樹脂、シリコーンゴム、各種変性ポリシロキサン(アミノ変性ポリシロキサン、ポリエーテル変性ポリシロキサン、アルキル変性ポリシロキサン、フッ素変性ポリシロキサン等)等が挙げられる。
アニオン界面活性剤としては、例えば、脂肪酸セッケン(例えば、ラウリン酸ナトリウム、パルミチン酸ナトリウム等);高級アルキル硫酸エステル塩(例えば、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸カリウム等);アルキルエーテル硫酸エステル塩(例えば、POE-ラウリル硫酸トリエタノールアミン、POE-ラウリル硫酸ナトリウム等);N-アシルサルコシン酸(例えば、ラウロイルサルコシンナトリウム等);高級脂肪酸アミドスルホン酸塩(例えば、N-ミリストイル-N-メチルタウリンナトリウム、ヤシ油脂肪酸メチルタウリッドナトリウム、ラウリルメチルタウリッドナトリウム等);リン酸エステル塩(POE-オレイルエーテルリン酸ナトリウム、POE-ステアリルエーテルリン酸等);スルホコハク酸塩(例えば、ジ-2-エチルヘキシルスルホコハク酸ナトリウム、モノラウロイルモノエタノールアミドポリオキシエチレンスルホコハク酸ナトリウム、ラウリルポリプロピレングリコールスルホコハク酸ナトリウム等);アルキルベンゼンスルホン酸塩(例えば、リニアドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、リニアドデシルベンゼンスルホン酸トリエタノールアミン、リニアドデシルベンゼンスルホン酸等);高級脂肪酸エステル硫酸エステル塩(例えば、硬化ヤシ油脂肪酸グリセリン硫酸ナトリウム等);N-アシルグルタミン酸塩(例えば、N-ラウロイルグルタミン酸モノナトリウム、N-ステアロイルグルタミン酸ジナトリウム、N-ミリストイル-L-グルタミン酸モノナトリウム等);硫酸化油(例えば、ロート油等);POE-アルキルエーテルカルボン酸;POE-アルキルアリルエーテルカルボン酸塩;α-オレフィンスルホン酸塩;高級脂肪酸エステルスルホン酸塩;二級アルコール硫酸エステル塩;高級脂肪酸アルキロールアミド硫酸エステル塩;ラウロイルモノエタノールアミドコハク酸ナトリウム;N-パルミトイルアスパラギン酸ジトリエタノールアミン;カゼインナトリウム等が挙げられる。
カチオン界面活性剤としては、例えば、アルキルトリメチルアンモニウム塩(例えば、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ラウリルトリメチルアンモニウム等);アルキルピリジニウム塩(例えば、塩化セチルピリジニウム等);塩化ジステアリルジメチルアンモニウムジアルキルジメチルアンモニウム塩;塩化ポリ(N,N'-ジメチル-3,5-メチレンピペリジニウム);アルキル四級アンモニウム塩;アルキルジメチルベンジルアンモニウム塩;アルキルイソキノリニウム塩;ジアルキルモリホニウム塩;POE-アルキルアミン;アルキルアミン塩;ポリアミン脂肪酸誘導体;アミルアルコール脂肪酸誘導体;塩化ベンザルコニウム;塩化ベンゼトニウム等が挙げられる。
両性界面活性剤としては、例えば、イミダゾリン系両性界面活性剤(例えば、2-ウンデシル-N,N,N-(ヒドロキシエチルカルボキシメチル)-2-イミダゾリンナトリウム、2-ココイル-2-イミダゾリニウムヒドロキサイド-1-カルボキシエチロキシ2ナトリウム塩等);ベタイン系界面活性剤(例えば、2-ヘプタデシル-N-カルボキシメチル-N-ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、アルキルベタイン、アミドベタイン、スルホベタイン等)等が挙げられる。
親油性非イオン界面活性剤としては、例えば、ソルビタン脂肪酸エステル類(例えば、ソルビタンモノオレエート、ソルビタンモノイソステアレート、ソルビタンモノラウレート、ソルビタンモノパルミテート、ソルビタンモノステアレート、ソルビタンセスキオレエート、ソルビタントリオレエート、ペンタ-2-エチルヘキシル酸ジグリセロールソルビタン、テトラ-2-エチルヘキシル酸ジグリセロールソルビタン等);グリセリンポリグリセリン脂肪酸類(例えば、モノ綿実油脂肪酸グリセリン、モノエルカ酸グリセリン、セスキオレイン酸グリセリン、モノステアリン酸グリセリン、α,α'-オレイン酸ピログルタミン酸グリセリン、モノステアリン酸グリセリンリンゴ酸等);プロピレングリコール脂肪酸エステル類(例えば、モノステアリン酸プロピレングリコール等);硬化ヒマシ油誘導体;グリセリンアルキルエーテル等が挙げられる。
親水性非イオン界面活性剤としては、例えば、POE-ソルビタン脂肪酸エステル類(例えば、POE-ソルビタンモノオレエート、POE-ソルビタンモノステアレート、POE-ソルビタンモノオレエート、POE-ソルビタンテトラオレエート等);POEソルビット脂肪酸エステル類(例えば、POE-ソルビットモノラウレート、POE-ソルビットモノオレエート、POE-ソルビットペンタオレエート、POE-ソルビットモノステアレート等);POE-グリセリン脂肪酸エステル類(例えば、POE-グリセリンモノステアレート、POE-グリセリンモノイソステアレート、POE-グリセリントリイソステアレート等のPOE-モノオレエート等);POE-脂肪酸エステル類(例えば、POE-ジステアレート、POE-モノジオレエート、ジステアリン酸エチレングリコール等);POE-アルキルエーテル類(例えば、POE-ラウリルエーテル、POE-オレイルエーテル、POE-ステアリルエーテル、POE-ベヘニルエーテル、POE-2-オクチルドデシルエーテル、POE-コレスタノールエーテル等);プルロニック型類(例えば、プルロニック等);POE・POP-アルキルエーテル類(例えば、POE・POP-セチルエーテル、POE・POP-2-デシルテトラデシルエーテル、POE・POP-モノブチルエーテル、POE・POP-水添ラノリン、POE・POP-グリセリンエーテル等);テトラ
POE・テトラPOP-エチレンジアミン縮合物類(例えば、テトロニック等);POE-ヒマシ油硬化ヒマシ油誘導体(例えば、POE-ヒマシ油、POE-硬化ヒマシ油、POE-硬化ヒマシ油モノイソステアレート、POE-硬化ヒマシ油トリイソステアレート、POE-硬化ヒマシ油モノピログルタミン酸モノイソステアリン酸ジエステル、POE-硬化ヒマシ油マレイン酸等);POE-ミツロウ・ラノリン誘導体(例えば、POE-ソルビットミツロウ等);アルカノールアミド(例えば、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド、ラウリン酸モノエタノールアミド、脂肪酸イソプロパノールアミド等);POE-プロピレングリコール脂肪酸エステル;POE-アルキルアミン;POE-脂肪酸アミド;ショ糖脂肪酸エステル;アルキルエトキシジメチルアミンオキシド;トリオレイルリン酸等が挙げられる。
保湿剤としては、例えば、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン、1,3-ブチレングリコール、キシリトール、ソルビトール、マルチトール、コンドロイチン硫酸、ヒアルロン酸、ムコイチン硫酸、カロニン酸、アテロコラーゲン、コレステリル-12-ヒドロキシステアレート、乳酸ナトリウム、胆汁酸塩、dl-ピロリドンカルボン酸塩、短鎖可溶性コラーゲン、ジグリセリン(EO)PO付加物、イザヨイバラ抽出物、セイヨウノコギリソウ抽出物、メリロート抽出物等が挙げられる。
天然の水溶性高分子としては、例えば、植物系高分子(例えば、アラビアガム、トラガカントガム、ガラクタン、グアガム、キャロブガム、カラヤガム、カラギーナン、ペクチン、カンテン、クインスシード(マルメロ)、アルゲコロイド(カッソウエキス)、デンプン(コメ、トウモロコシ、バレイショ、コムギ)、グリチルリチン酸);微生物系高分子(例えば、キサンタンガム、デキストラン、サクシノグルカン、ブルラン等);動物系高分子(例えば、コラーゲン、カゼイン、アルブミン、ゼラチン等)等が挙げられる。
半合成の水溶性高分子としては、例えば、デンプン系高分子(例えば、カルボキシメチルデンプン、メチルヒドロキシプロピルデンプン等);セルロース系高分子(メチルセルロース、エチルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、セルロース硫酸ナトリウム、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、結晶セルロース、セルロース末等);アルギン酸系高分子(例えば、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレングリコールエステル等)等が挙げられる。
合成の水溶性高分子としては、例えば、ビニル系高分子(例えば、ポリビニルアルコール、ポリビニルメチルエーテル、ポリビニルピロリドン、カルボキシビニルポリマー等);ポリオキシエチレン系高分子(例えば、ポリエチレングリコール20,000、40,000、60,000のポリオキシエチレンポリオキシプロピレン共重合体等);アクリル系高分子(例えば、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリエチルアクリレート、ポリアクリルアミド等);ポリエチレンイミン;カチオンポリマー等が挙げられる。
増粘剤としては、例えば、アラビアガム、カラギーナン、カラヤガム、トラガカントガム、キャロブガム、クインスシード(マルメロ)、カゼイン、デキストリン、ゼラチン、ペクチン酸ナトリウム、アラギン酸ナトリウム、メチルセルロース、エチルセルロース、CMC、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、PVA、PVM、PVP、ポリアクリル酸ナトリウム、カルボキシビニルポリマー、ローカストビーンガム、グアガム、タマリントガム、ジアルキルジメチルアンモニウム硫酸セルロース、キサンタンガム、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、ベントナイト、ヘクトライト、ケイ酸A1Mg(ビーガム) 、ラポナイト、無水ケイ酸等が挙げられる。
紫外線吸収剤としては、例えば、安息香酸系紫外線吸収剤(例えば、パラアミノ安息香酸(以下、PABAと略す)、PABAモノグリセリンエステル、N,N-ジプロポキシPABAエチルエステル、N,N-ジエトキシPABAエチルエステル、N,N-ジメチルPABAエチルエステル、N,N-ジメチルPABAブチルエステル、N,N-ジメチルPABAエチルエステル等);アントラニル酸系紫外線吸収剤(例えば、ホモメンチル-N-
アセチルアントラニレート等);サリチル酸系紫外線吸収剤(例えば、アミルサリシレート、メンチルサリシレート、ホモメンチルサリシレート、オクチルサリシレート、フェニルサリシレート、ベンジルサリシレート、p-イソプロパノールフェニルサリシレート等);桂皮酸系紫外線吸収剤(例えば、オクチルメトキシシンナメート、エチル-4-イソプロピルシンナメート、メチル-2,5-ジイソプロピルシンナメート、エチル-2,4-ジイソプロピルシンナメート、メチル-2,4-ジイソプロピルシンナメート、プロピル-p-メトキシシンナメート、イソプロピル-p-メトキシシンナメート、イソアミル-p-メトキシシンナメート、オクチル-p-メトキシシンナメート(2-エチルヘキシル-p-メトキシシンナメート)
、2-エトキシエチル-p-メトキシシンナメート、シクロヘキシル-p-メトキシシンナメート、エチル-α-シアノ-β-フェニルシンナメート、2-エチルヘキシル-α-シアノ-β-フェニルシンナメート、グリセリルモノ-2-エチルヘキサノイル-ジパラメトキシシンナメート等);3-(4'-メチルベンジリデン)-d,l-カンファー、3-ベンジリデン-d,l-カンファー;2-フェニル-5-メチルベンゾキサゾール;2,2'-ヒドロキシ-5-メチルフェニルベンゾトリアゾール;2-(2'-ヒドロキシ-5'-t-オクチルフェニル)
ベンゾトリアゾール;2-(2'-ヒドロキシ-5'-メチルフェニルベンゾトリアゾール;ジベンザラジン;ジアニソイルメタン;4-メトキシ-4'-t-ブチルジベンゾイルメタン;5-(3,3-ジメチル-2-ノルボルニリデン)-3-ペンタン-2-オン、ジモルホリノピリダジノン等が挙げられる。
金属イオン封鎖剤としては、例えば、1-ヒドロキシエタン-1,1-ジフォスホン酸、1-ヒドロキシエタン-1,1- ジフォスホン酸四ナトリウム塩、エデト酸二ナトリウム、エデト酸三ナトリウム、エデト酸四ナトリウム、クエン酸ナトリウム、ポリリン酸ナトリウム、メタリン酸ナトリウム、グルコン酸、リン酸、クエン酸、アスコルビン酸、コハク酸、エデト酸、エチレンジアミンヒドロキシエチル三酢酸3ナトリウム等が挙げられる。
低級アルコールとしては、例えば、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、イソブチルアルコール、t-ブチルアルコール等が挙げられる。
多価アルコールとしては、例えば、2価のアルコール(例えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、トリメチレングリコール、1,2-ブチレングリコール、1,3-ブチレングリコール、テトラメチレングリコール、2,3-ブチレングリコール、ペンタメチレングリコール、2-ブテン-1,4-ジオール、ヘキシレングリコール、オクチレングリコール等);3価のアルコール(例えば、グリセリン、トリメチロールプロパン等);4価アルコール(例えば、1,2,6-ヘキサントリオール等のペンタエリスリトール等);5価アルコール(例えば、キシリトール等);6価アルコール(例えば、ソルビトール、マンニトール等);多価アルコール重合体(例えば、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、トリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、テトラエチレングリコール、ジグリセリン、ポリエチレングリコール、トリグリセリン、テトラグリセリン、ポリグリセリン等);2価のアルコールアルキルエーテル類(例えば、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノフェニルエーテル、エチレングリコールモノヘキシルエーテル、エチレングリコールモノ2-メチルヘキシルエーテル、エチレングリコールイソアミルエーテル、エチレングリコールベンジルエーテル、エチレングリコールイソプロピルエーテル、エチレングリコールジメチルエーテル、エチレングリコールジエチルエーテル、エチレングリコールジブチルエーテル等);2価アルコールアルキルエーテル類(例えば、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコールブチルエーテル、ジエチレングリコールメチルエチルエーテル、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールイソプロピルエーテル、ジプロピレングリコールメチルエーテル、ジプロピレングリコールエチルエーテル、ジプロピレングリコールブチルエーテル等);2価アルコールエーテルエステル(例えば、エチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノブチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノフェニルエーテルアセテート、エチレングリコールジアジベート、エチレングリコールジサクシネート、ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノブチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノエチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノプロピルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノフェニルエーテルアセテート等);グリセリンモノアルキルエーテル(例えば、キシルアルコール、セラキルアルコール、バチルアルコール等);糖アルコール(例えば、ソルビトール、マルチトール、マルトトリオース、マンニトール、ショ糖、エリトリトール、グルコース、フルクトース、デンプン分解糖、マルトース、キシリトース、デンプン分解糖還元アルコール等);グリソリッド;テトラハイドロフルフリルアルコール;POE-テトラハイドロフルフリルアルコール;POP-ブチルエーテル;POP・POE-ブチルエーテル;トリポリオキシプロピレングリセリンエーテル;POP-グリセリンエーテル;POP-グリセリンエーテルリン酸;POP・POE-ペンタンエリスリトールエーテル、ポリグリセリン等が挙げられる。
単糖としては、例えば、三炭糖(例えば、D-グリセリルアルデヒド、ジヒドロキシアセトン等);四炭糖(例えば、D-エリトロース、D-エリトルロース、D-トレオース、エリスリトール等);五炭糖(例えば、L-アラビノース、D-キシロース、L-リキソース、D-アラビノース、D-リボース、D-リブロース、D-キシルロース、L-キシルロース等);六炭糖(例えば、D-グルコース、D-タロース、D-ブシコース、D-ガラクトース、D-フルクトース、L-ガラクトース、L-マンノース、D-タガトース等);七炭糖(例えば、アルドヘプトース、ヘプロース等);八炭糖(例えば、オクツロース等);デオキシ糖(例えば、2-デオキシ-D-リボース、6-デオキシ-L-ガラクトース、6-デオキシ-L-マンノース等);アミノ糖(例えば、D-グルコサミン、D-ガラクトサミン、シアル酸、アミノウロン酸、ムラミン酸等);ウロン酸(例えば、D-グルクロン酸、D-マンヌロン酸、L-グルロン酸、D-ガラクツロン酸、L-イズロン酸等)等が挙げられる。
オリゴ糖としては、例えば、ショ糖、グンチアノース、ウンベリフェロース、ラクトース、プランテオース、イソリクノース類、α,α-トレハロース、ラフィノース、リクノース類、ウンビリシン、スタキオースベルバスコース類等が挙げられる。
多糖としては、例えば、セルロース、クインスシード、コンドロイチン硫酸、デンプン、ガラクタン、デルマタン硫酸、グリコーゲン、アラビアガム、ヘパラン硫酸、ヒアルロン酸、トラガントガム、ケラタン硫酸、コンドロイチン、キサンタンガム、ムコイチン硫酸、グアガム、デキストラン、ケラト硫酸、ローカストビーンガム、サクシノグルカン、カロニン酸等が挙げられる。
アミノ酸としては、例えば、中性アミノ酸(例えば、スレオニン、システイン等);塩基性アミノ酸(例えば、ヒドロキシリジン等)等が挙げられる。また、アミノ酸誘導体として、例えば、アシルサルコシンナトリウム(ラウロイルサルコシンナトリウム) 、アシルグルタミン酸塩、アシルβ-アラニンナトリウム、グルタチオン、ピロリドンカルボン酸等が挙げられる。
有機アミンとしては、例えば、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、モルホリン、トリイソプロパノールアミン、2-アミノ-2-メチル−1,3-プロパンジオール、2-アミノ-2-メチル-1-プロパノール等が挙げられる。
高分子エマルジョンとしては、例えば、アクリル樹脂エマルジョン、ポリアクリル酸エチルエマルジョン、アクリルレジン液、ポリアクリルアルキルエステルエマルジョン、ポリ酢酸ビニル樹脂エマルジョン、天然ゴムラテックス等が挙げられる。
pH調整剤としては、例えば、乳酸−乳酸ナトリウム、クエン酸−クエン酸ナトリウム、コハク酸−コハク酸ナトリウム等の緩衝剤等が挙げられる。
ビタミン類としては、例えば、ビタミンA、B1、B2、B6、C、Eおよびその誘導体、パントテン酸およびその誘導体、ビオチン等が挙げられる。
酸化防止剤としては、例えば、トコフェロール類、ジブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソール、没食子酸エステル類等が挙げられる。
酸化防止助剤としては、例えば、リン酸、クエン酸、アスコルビン酸、マレイン酸、マロン酸、コハク酸、フマル酸、ケファリン、ヘキサメタフォスフェイト、フィチン酸、エチレンジアミン四酢酸等が挙げられる。
その他の配合可能成分としては、例えば、防腐剤(エチルパラベン、ブチルパラベン等);消炎剤(例えば、グリチルリチン酸誘導体、グリチルレチン酸誘導体、サリチル酸誘導体、ヒノキチオール、酸化亜鉛、アラントイン等);美白剤(例えば、胎盤抽出物、ユキノシタ抽出物、アルブチン等);各種抽出物(例えば、オウバク、オウレン、シコン、シャクヤク、センブリ、バーチ、セージ、ビワ、ニンジン、アロエ、ゼニアオイ、アイリス、ブドウ、ヨクイニン、ヘチマ、ユリ、サフラン、センキュウ、ショウキュウ、オトギリソウ、オノニス、ニンニク、トウガラシ、チンピ、トウキ、海藻等)、賦活剤(例えば、ローヤルゼリー、感光素、コレステロール誘導体等);血行促進剤(例えば、ノニル酸ワレニルアミド、ニコチン酸ベンジルエステル、ニコチン酸β−ブトキシエチルエステル、カプサイシン、ジンゲロン、カンタリスチンキ、イクタモール、タンニン酸、α−ボルネオール、ニコチン酸トコフェロール、イノシトールヘキサニコチネート、シクランデレート、シンナリジン、トラゾリン、アセチルコリン、ベラパミル、セファランチン、γ−オリザノール等);抗脂漏剤(例えば、硫黄、チアントール等);抗炎症剤(例えば、トラネキサム酸、チオタウリン、ヒポタウリン等)等が挙げられる。
さらに、エデト酸二ナトリウム、エデト酸三ナトリウム、クエン酸ナトリウム、ポリリン酸ナトリウム、メタリン酸ナトリウム、グルコン酸、リンゴ酸等の金属封鎖剤、カフェイン、タンニン、ベラパミル、トラネキサム酸及びその誘導体、甘草、カリン、イチヤクソウ等の各種生薬抽出物、酢酸トコフェロール、グリチルレジン酸、グリチルリチン酸及びその誘導体又はその塩等の薬剤、ビタミンC、アスコルビン酸リン酸マグネシウム、アスコルビン酸グルコシド、アルブチン、コウジ酸等の美白剤、アルギニン、リジン等のアミノ酸及びその誘導体、フルクトース、マンノース、エリスリトール、トレハロース、キシリトール等の糖類等も適宜配合することができる。
本発明の毛髪化粧料の剤型は任意であり、例えば溶液系、可溶化系、乳化系、油液系、粉末系、粉末分散系、ジェル系、軟膏系、油−水の2層系、油-水ー粉末の3層系等の剤形、エアゾール系、スプレー状、ポンプスプレー状、ムース状、スティック状、ロールオン式等の形態、いずれでも構わない。
以下、実施例を挙げて本発明をさらに詳しく説明する。本発明はこれらの実施例により限定されるものではない。配合量については特に断りのない限り質量%を示す。
実施例に先立ち、本発明で用いた評価方法及び評価基準を説明する。
(1)塗布後、乾燥までのべたつきの少なさ
黒髪バージンヘア(長さ20cm,重さ2g)に、試料を0.5g塗布し、くしで形を整えた直後に、乾燥するまでのべたつきを、10名の女性専門パネラーによる官能試験を行い、乾燥するまでにべたつくかどうかを官能評価した。評価基準は以下の通りである。
(評価点基準)
5点:かなりべたつきがない
4点:ややべたつきがない
3点:普通
2点:ややべたつく
1点:非常にべたつく
(評価基準)
A:合計点が40点以上
B:合計点が30点以上40点未満
C:合計点が20点以上30点未満
D:合計点が20点未満
(2)整髪力
黒色バージンヘア(長さ20cm,重さ2g)に、試料を0.5g塗布し、1試料当たり、5本のカールを作製し、これを50℃で1時間乾燥させた。このカールした毛髪ストランドの長さを測定して、初期値(c)とする。
次に、毛先に60gの荷重を15分間かけ、15分後に荷重を外し、毛先の目盛りを読みとる(d)。そして次式に従い、カールメモリー値を算出した。カールメモリー値が100%に近いほどカール保持率が強く、且つ弾力性があり、整髪力に優れることを示している。
カールメモリー値(%)={(20−d)/(20−c)}×100
評価基準は以下のように設定した。
A:カールメモリー値が90%以上
B:カールメモリー値が70〜90%未満
C:カールメモリー値が50〜70%未満
D:カールメモリー値が50%未満
(3)自然な仕上がり
1束の黒色バージンヘア(長さ20cm,質量2g)に試料を0.5g塗布し、常温にて乾燥させた後の毛束について、10名の女性専門パネラーによる官能試験を行い、仕上がりが自然であるかどうかを評価した。評価基準は、以下の通りである。
(評価点基準)
5点:かなり自然な感じ
4点:やや自然な感じ
3点:普通
2点:ややごわごわする
1点:非常にごわごわする
(評価基準)
A:合計点が40点以上
B:合計点が30点以上40点未満
C:合計点が20点以上30点未満
D:合計点が20点未満
(4)感触(しなやかさ、なめらかさ)
1束の黒色バージンヘア(長さ20cm,質量4.0g)に試料を0.5g塗布し、常温にて乾燥させた後の毛束について、10名の女性専門パネラーによる官能試験を行い、毛髪用化粧料としての感触(しなやかさ,なめらかさ)を評価した。評価は下記評価点基準により各人が点数をつけ、10人の点数を合計し、下記の評価基準で各テスト品の評価を行った。
(評価点基準)
5点:非常によい
4点:よい
3点:普通
2点:悪い
1点:非常に悪い
(評価基準)
A:合計点が40点以上
B:合計点が30点以上40点未満
C:合計点が20点以上30点未満
D:合計点が20点未満
(5)フレーキング
1束の黒色バージンヘア(長さ20cm,質量2g)に試料を0.5g塗布し、常温にて乾燥させた後の毛束について、10名の女性専門パネラーにより、櫛を通したときのフレーキングの発生具合を評価した。評価は下記評価点基準により各人が点数をつけ、10人の点数を合計し、下記の評価基準で各テスト品の評価を行った。
(評価点基準)
5点:フレーキングが全く起こらない。
4点:フレーキングがほとんど起こらない。
3点:普通(どちらともいえない。)
2点:フレーキングがやや起こる。
1点:フレーキングが非常に起こる。
(評価基準)
A:合計点が40点以上
B:合計点が30点以上40点未満
C:合計点が20点以上30点未満
D:合計点が20点未満
(6)耐湿性
黒色バージンヘア(長さ20cm,重さ2g)に、試料を0.5g塗布し、1試料当たり、5本のカールを作製し、これを50℃で1時間乾燥させた。この乾燥させた毛髪ストランドの長さを測定して、初期値(a)とする。
次に、乾燥させた毛髪束を目盛りの付いたボードに吊り下げ、温度30℃,湿度90%RHの恒温恒湿器に3時間入れ、カールの長さを(b)を測定した。そして次式に従い、カールリテンション値を求めた。カールリテンション値が100%に近いほどカール保持率が強く、耐湿性に優れることを示している。
カールリテンション値(%)={(20−b)/(20−a)}×100
評価基準は以下のように設定した。
A:カールリテンション値が90%以上
B:カールリテンション値が70〜90%未満
C:カールリテンション値が50〜70%未満
D:カールリテンション値が50%未満
(7)洗浄性
前記感触(しなやかさ,なめらかさ)を評価したバージンヘアについて、10名の女性専門パネラーによる洗浄試験を行い、洗浄性を評価した。評価は下記評価点基準により各人が点数をつけ、10人の点数を合計し、下記の評価基準で各テスト品の評価を行った。
(評価点基準)
5点:非常によい
4点:よい
3点:普通
2点:悪い
1点:非常に悪い
(評価基準)
A:合計点が40点以上
B:合計点が30点以上40点未満
C:合計点が20点以上30点未満
D:合計点が20点未満
はじめに、以下の試験例で用いられるウレタン系樹脂の40質量%水分散液を調製した。
(表1)
*1 KBE-903TM、信越化学工業社製
*2 PTMG2000TM、三菱化学社製、数平均分子量:2000、水酸基価:57.4mg-KOH/g
*3 水酸基価:90.1mg-KOH/g
*4 水酸基価:754.0mg-KOH/g
*5 イソシアネート基含有率:37.8%
(ウレタン系樹脂の40質量%水分散液の調製方法)
1.窒素導入管、温度計、コンデンサー及び撹拌装置の付いた4口フラスコに、(4)〜(9)を配合し、80〜85℃の温度で窒素気流下6時間反応を行い、ウレタンプレポリマー(残存イソシアネート基2.0%)を含む反応混合物を得る。
2.(1)〜(3)を添加して、80〜85℃の温度で窒素気流下1時間反応を行う。40℃まで冷却後、高速撹拌下、予め溶解しておいた(10)〜(13)を加え、減圧下、40〜45℃でメチルエチルケトンを留去する。
3.イオン交換水(分量外)を適量添加し、ウレタン系樹脂の40質量%水分散液を得る。
なお、表1における反応物1の調製方法は以下の通りである。すなわちラウリルアクリレート240.4gと、γ-アミノプロピルトリエトキシシラン(KBE-903TM、信越化学工業社製)221.4gとを窒素雰囲気下で混合し、40℃で10日間反応させる。
次に、表2に示される試験例の毛髪化粧料を製造し、上記の評価基準(1)〜(7)に基づいて評価した。
(表2)
(製造方法)
一部の13と6〜10を85℃で均一に溶解し、高速ホモミキサーにより乳化し、40℃まで急冷した。残りの13に1〜5、11〜12を加え、均一に溶解したものを添加混合し、原液を得た。得られた原液92質量部をエアゾール缶に入れ、弁をし、液化石油ガス(LPG)8質量部を充填した。
本願のシリル化ウレタン系樹脂を配合した場合,塗布乾燥時にべたつきがなく、整髪力と自然な仕上がりとが両立した毛髪化粧料が得られた(試験例1)。
これに対し、ポリビニルピロリドンを配合した場合、仕上がった毛髪が束になり、固くごわつき、自然な仕上がりとはならなかった(試験例4)。キャンデリラワックスを配合した場合、整髪力が弱く、べたつき感が強い等の問題があった(試験例5)。
また、本発明以外のウレタン系樹脂を配合した場合は、整髪力と自然な仕上がりとの両立は可能であるものの、塗布後、乾燥までのべたつきが強く、感触もものたりないものであるか(試験例2)、同様の使用性を実現しても分散物の温度安定性に問題があり、化粧料の実現性にかけるもの(試験例3)であった。
このように、本発明の毛髪化粧料は、毛髪に塗布してからの乾燥までに全くべたつきを感じず、毛髪に対し高い整髪力を有すると共に、セットされた毛髪は、自然な風合い、しなやかでなめらかな感触、さらに、櫛を通してもフレーキングを起こすことがなく、高湿度下でもカールが保持され、また、洗髪にあたっては洗浄性に優れていることが確認された。
本発明にかかるシリル化ウレタン系樹脂水分散液の別の製造例を以下に示す。
(表3)
*2〜5 上記と同じ
*6 NS2400TM、旭電化工業社製、数平均分子量:
2000、水酸基価:54.9mg-KOH/g
(調製方法)
1.窒素導入管、温度計、コンデンサー及び撹拌装置の付いた4口フラスコに、(4)〜(11)を配合し、80〜85℃の温度で窒素気流下6時間反応を行い、ウレタンプレポリマーを含む反応混合物を得る。
2.(1)〜(3)を添加して、80〜85℃の温度で窒素気流下1時間反応を行う。40℃まで冷却後、高速撹拌下、予め溶解しておいた(12)〜(15)を加え、減圧下、40〜45℃でメチルエチルケトンを留去する。
3.イオン交換水(分量外)を適量添加し、シリル化ウレタン系樹脂の40質量%水分散液を得る。
なお、表3における反応物2〜4は、表4の各成分を窒素雰囲気下で混合し、40℃で10日間反応させ、調製したものである。
(表4)
上述のようにして調製したウレタン系樹脂水分散物の温度安定性(50℃)を試験した。
(温度安定性の試験方法)
各ウレタン系樹脂水分散物について、分光式色差計にてL値を測定した後、50mLのスクリュー管に入れて蓋を締め、50℃に調整した恒温インキュベーター中に1ヶ月間静置した。1ヵ月後、取り出して再びL値を測定し、L値の変化にて分散物の温度安定性を確認した。
色差変化=初めのL値−静置後のL値
なお、L値とはLab表色系におけるLの値を意味し、例えば、日本電色工業株式会社製のSE−2000等の分光式色差計や分光光度計を用いて測定することができる。
評価基準は以下のように設定した。
A:色差変化が15未満
B:色差変化が15〜40未満
C:色差変化が40〜50未満
D:色差変化が50以上
(表5)
表5に示されるように、本発明のシリル化ウレタン系樹脂は、温度安定性に優れたものであった。
さらに、本発明の毛髪化粧料において、シリル化ウレタン系樹脂の好適な配合量を検討した。
(表6)
(製造方法)
一部の9と2〜6を85℃で均一に溶解し、高速ホモミキサーにより乳化し、40℃まで急冷した。残りの9に1、7、8を加え、均一に溶解したものを添加混合し、原液を得た。得られた原液92質量部をエアゾール缶に入れ、弁をし、液化石油ガス(LPG)8質量部を充填した。
本発明のシリル化ウレタン系樹脂の添加効果は、配合量0.1質量%から確認されたが(試験例7)、10質量%を超えるとごわごわとした仕上がりでフレーキングが顕著になってしまい、好ましくなかった(試験例12)。
そして、配合量0.1〜10質量%の範囲で効果が得られ(試験例7〜11)、配合量0.5〜5.0質量%の範囲で特に好ましい結果となった(試験例9、10)。
以上より、本発明の毛髪化粧料において、シリル化ウレタン系樹脂の好適な配合量は0.1〜10質量%、特に好適な配合量は0.5〜5.0質量%であることが確認された。
以下、さらに本発明の毛髪化粧料の好ましい処方を示すが、これに限定されない。
これらの毛髪化粧料はいずれも、整髪力と自然な仕上がりとを両立するものであった。すなわち、毛髪に塗布してからの乾燥までに全くべたつきを感じず、毛髪に対し高い整髪力と弾力感のある仕上がりを有すると共に、セットされた毛髪は、自然な風合いで、しなやかでなめらかな感触であった。さらに、櫛を通してもフレーキングを起こすことがなく、耐湿性に優れ、高湿度下でもカールが保持されるものであった。また、洗髪にあたっては洗浄性に優れるものであった。
ヘアスタイリングジェル
成分 (質量%)
(1)カルボキシビニルポリマー 0.7
(2)本願のシリル化ウレタン系樹脂の40質量%水分散液 5.0
(3)グリセリン 2.5
(4)1,3−ブチレングリコール 2.5
(5)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(40EO) 0.5
(6)ジメチルポリシロキサン(1,000mPa・s) 1.0
(7)水酸化ナトリウム(pH7.5に調整) 適量
(8)エタノール 20.0
(9)ポリオキシエチレンオクチルドデシルエーテル 0.1
(10)香料 0.1
(11)エデト酸三ナトリウム 0.03
(12)イオン交換水 残余
(13)N-メタクリロイルオキシエチル-N,N-ジメチルアンモニウム
-α-N-メチルカルボキシベタイン
・メタクリル酸アルキルエステル共重合体液 5.0
(ユカフォーマー301TM:有効分30質量%;三菱化学株式会社製)
(製法)
(3)、(4)、(5)、一部の(12)に(6)を添加し、ホモミキサーにより乳化する。次いで、一部の(12)を加えて乳化部とする。一方、残りの(12)に(1)、(2)、(7)、(8)、(9)、(10)、(11)(13)を均一溶解し、これに先の乳化部を添加し、乳化状ヘアスタイリングジェルを得た。
ヘアスタイリングジェル
成分 (質量%)
(1)カルボキシビニルポリマー 0.7
(2)本願のシリル化ウレタン系樹脂の40質量%水分散液 12.0
(3)グリセリン 2.5
(4)1,3−ブチレングリコール 2.5
(5)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(40EO) 0.5
(6)ジメチルポリシロキサン(1,000mPa・s) 1.0
(7)水酸化ナトリウム(pH7.5に調整) 適量
(8)エタノール 20.0
(9)ポリオキシエチレンオクチルドデシルエーテル 0.1
(10)香料 0.1
(11)エデト酸三ナトリウム 0.03
(12)イオン交換水 残余
(13)アミノ変性高分子量シリコーン 5.0
(製法)
実施例2に準じて製造した。
ヘアスタイリングジェル
成分 (質量%)
(1)カルボキシビニルポリマー 0.7
(2)本願のシリル化ウレタン系樹脂の40質量%水分散液 10.0
(3)グリセリン 2.5
(4)1,3−ブチレングリコール 2.5
(5)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(40EO) 0.5
(6)ジメチルポリシロキサン(1,000mPa・s) 1.0
(7)水酸化ナトリウム(pH7.5に調整) 適量
(8)エタノール 20.0
(9)ポリオキシエチレンオクチルドデシルエーテル 0.1
(10)香料 0.1
(11)エデト酸三ナトリウム 0.03
(12)イオン交換水 残余
(13)高分子量ポリシロキサン(SE30TM:ゼネラル・エレクトリック社製)
5.0
(製法)
実施例2に準じて製造した。
ヘアスタイリングジェル
成分 (質量%)
(1)カルボキシビニルポリマー 0.7
(2)本願のシリル化ウレタン系樹脂の40質量%水分散液 2.5
(3)グリセリン 2.5
(4)1,3−ブチレングリコール 2.5
(5)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(40EO) 0.5
(6)ジメチルポリシロキサン(1,000mPa・s) 1.0
(7)水酸化ナトリウム(pH7.5に調整) 適量
(8)エタノール 20.0
(9)ポリオキシエチレンオクチルドデシルエーテル 0.1
(10)香料 0.1
(11)エデト酸三ナトリウム 0.03
(12)イオン交換水 残余
(13)アンモニウム変性高分子量シリコーン 5.0
(製法)
実施例2に準じて製造した。
ヘアスタイリングジェル
成分 (質量%)
(1)カルボキシビニルポリマー 0.7
(2)本願のシリル化ウレタン系樹脂の40質量%水分散液 12.0
(3)グリセリン 2.5
(4)1,3−ブチレングリコール 2.5
(5)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(40EO) 0.5
(6)ジメチルポリシロキサン(1,000mPa・s) 1.0
(7)水酸化ナトリウム(pH7.5に調整) 適量
(8)エタノール 20.0
(9)ポリオキシエチレンオクチルドデシルエーテル 0.1
(10)香料 0.1
(11)エデト酸三ナトリウム 0.03
(12)イオン交換水 残余
(13)高分子量ポリシロキサン 5.0
(製法)
実施例2に準じて製造した。
スタイリングムース
成分 (質量%)
(1)ジメチルポリシロキサン(20mPa・s) 5.0
(2)イソパラフィン 5.0
(3)高分子量ポリシロキサン 2.0
(4)アミノ変性高分子量シリコーン 0.5
(5)1,3−ブチレングリコール 3.0
(6)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(40EO) 2.0
(7)本願のシリル化ウレタン系樹脂の40質量%水分散液 10.0
(8)ラウリン酸ジエタノールアミド 0.2
(9)塩化アルキルトリメチルアンモニウム 0.1
(10)パラベン 0.1
(11)エタノール 8.0
(12)イオン交換水 残余
(13)香料 適量
(製法)
(1)、(2)に(3)、(4)を撹拌溶解したものを(5)、(6)、一部の(12)に添加し、ホモミキサーにて乳化する(乳化パーツ)。一方、残部の(12)に(7)を添加しておく(水相パーツ)。(11)に(8)、(9)、(10)、(13)を添加し、撹拌溶解し、これを先の水相パーツに添加し、さらに、乳化パーツを添加し、均一に混合して、原液とする。この原液90部をエアゾール用の缶に詰め、弁をし、10部の液化石油ガス(LPG)を充填し、スタイリングムースを得た。
スタイリングムース
成分 (質量%)
(1)ジメチルポリシロキサン(20mPa・s) 5.0
(2)イソパラフィン 5.0
(3)N-メタクリロイルオキシエチル-N,N-ジメチルアンモニウム
-α-N-メチルカルボキシベタイン・
メタクリル酸アルキルエステル共重合体液 8.0
(ユカフォーマー301TM:有効分30質量%;三菱化学株式会社製)
(4)1,3−ブチレングリコール 3.0
(5)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(40EO) 2.0
(6)本願のシリル化ウレタン系樹脂の40質量%水分散液 15.0
(7)ラウリン酸ジエタノールアミド 0.2
(8)塩化アルキルトリメチルアンモニウム 0.1
(9)パラベン 0.1
(10)エタノール 8.0
(11)イオン交換水 残余
(12)香料 適量
(製法)
実施例7に準じて製造した。
スタイリングムース
成分 (質量%)
(1)ジメチルポリシロキサン(20mPa・s) 5.0
(2)イソパラフィン 5.0
(3)高分子量ポリシロキサン 8.5
(4)1,3-ブチレングリコール(SE76TM:ゼネラル・エレクトリック社製)
3.0
(5)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(40EO) 2.0
(6)本願のシリル化ウレタン系樹脂の40質量%水分散液 10.0
(7)ラウリン酸ジエタノールアミド 0.2
(8)塩化アルキルトリメチルアンモニウム 0.1
(9)パラベン 0.1
(10)エタノール 8.0
(11)イオン交換水 残余
(12)香料 適量
(製法)
実施例7に準じて製造した。
スタイリングムース
成分 (質量%)
(1)ジメチルポリシロキサン(20mPa・s) 5.0
(2)イソパラフィン 5.0
(3)アミノ変性高分子量シリコーン 3.5
(4)1,3−ブチレングリコール 3.0
(5)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(40EO) 2.0
(6)本願のシリル化ウレタン系樹脂の40質量%水分散液 12.0
(7)ラウリン酸ジエタノールアミド 0.2
(8)塩化アルキルトリメチルアンモニウム 0.1
(9)パラベン 0.1
(10)エタノール 8.0
(11)イオン交換水 残余
(12)香料 適量
(製法)
実施例7に準じて製造した。
スタイリングムース
成分 (質量%)
(1)ジメチルポリシロキサン(20mPa・s) 5.0
(2)イソパラフィン 5.0
(3)ベタイン化ジアルキルアミノアルキルアクリレート系共重合体 5.5
(ユカフォーマーAM75SMTM:三菱化学株式会社製)
(4)1,3−ブチレングリコール 3.0
(5)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(40EO) 2.0
(6)本願のシリル化ウレタン系樹脂の40質量%水分散液 10.7
(7)ラウリン酸ジエタノールアミド 0.2
(8)塩化アルキルトリメチルアンモニウム 0.1
(9)パラベン 0.1
(10)エタノール 8.0
(11)イオン交換水 残余
(12)香料 適量
(製法)
実施例7に準じて製造した。
スタイリングスプレー
成分 (質量%)
(1)本願のシリル化ウレタン系樹脂の40質量%水分散液 10.0
(2)パルミチン酸オクチル 0.5
(3)アルコール 残余
(4)香料 適量
(製法)
(1)〜(4)を混合して溶解して原液とする。この原液50%と、ジメチルエーテル50%とをエアゾール缶に充填し、エアゾールスプレーとする。
スタイリングスプレー
実施例12と同様に原液を調整する。原液99.33%と窒素ガス0.67%とを混合してエアゾール缶に充填し、可燃性ガスを使用しないエアゾールスプレーとする。
ヘアスタイリングワックス
成分 (質量%)
(1)流動パラフィン 5.0
(2)マイクロクリスタリンワックス 5.0
(3)ジメチルポリシロキサン 4.0
(4)ステアリルアルコール 4.0
(5)カルナウバロウ 3.0
(6)イソステアリン酸 0.5
(7)ステアリン酸 4.5
(8)テトラ2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリット 2.0
(9)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 3.0
(10)ポリオキシエチレンオレイルエーテルリン酸 2.0
(11)自己乳化型モノステアリン酸グリセリン 3.0
(12)香料 適量
(13)パラオキシ安息香酸エステル 適量
(14)プロピレングリコール 10.0
(15)ポリアクリル酸ナトリウム 適量
(16)精製水 残余
(17)トリエタノールアミン 1.0
(18)本願のシリル化ウレタン系樹脂の40質量%水分散液 10.0
(製法)
(1)〜(12)を80〜90℃で攪拌溶解して油相部とし、(13)〜(16)を70℃〜80℃で攪拌溶解して水相部とする。水相部に油相部を加えて乳化した後、(17)を加えて中和し、(18)を加えて攪拌混合し、脱気、冷却してヘアスタイリングワックスを得た。
ヘアスタイリングワックス
成分 (質量%)
(1)流動パラフィン 5.0
(2)マイクロクリスタリンワックス 5.0
(3)固形パラフィン 5.0
(4)カルナウバロウ 3.0
(5)イソステアリン酸 0.5
(6)ココアンホ酢酸ナトリウム 0.5
(7)テトラ2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリット 2.0
(8)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 3.0
(9)ポリオキシエチレンオレイルエーテルリン酸 2.0
(10)自己乳化型モノステアリン酸グリセリン 3.0
(11)香料 適量
(12)パラオキシ安息香酸エステル 適量
(13)プロピレングリコール 10.0
(14)カルボマー 0.1
(15)アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体 0.1
(16)(PEG-240/デシルテトラデセス-20/HDI)コポリマー 1.0
(17)精製水 残余
(18)トリエタノールアミン 0.3
(19)本願のシリル化ウレタン系樹脂の40質量%水分散液 5.0
(製法)
(1)〜(11)を80〜90℃で攪拌溶解して油相部とし、(12)〜(17)を70℃〜80℃で攪拌溶解して水相部とする。水相部に油相部を加えて乳化した後、(18)を加えて中和し、(19)を加えて攪拌混合し、脱気、冷却してヘアスタイリングワックスを得た。
ヘアスタイリングワックス
成分 (質量%)
(1)流動パラフィン 5.0
(2)マイクロクリスタリンワックス 5.0
(3)ワセリン 3.0
(4)ミツロウ 3.0
(5)イソステアリン酸 1.0
(6)12−ヒドロキシステアリン酸 4.0
(7)テトラ2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリット 2.0
(8)イソステアリン酸PEG−60グリセリル 2.0
(9)自己乳化型モノステアリン酸グリセリン 3.0
(10)香料 適量
(11)パラオキシ安息香酸エステル 適量
(12)プロピレングリコール 10.0
(13)タルク 2.0
(14)ポリアクリル酸ナトリウム 適量
(15)精製水 残余
(16)トリエタノールアミン 0.5
(17)本願のシリル化ウレタン系樹脂の40質量%水分散液 10.0
(製法)
(1)〜(10)を80〜90℃で攪拌溶解して油相部とし、(11)〜(15)を70℃〜80℃で攪拌溶解して水相部とする。水相部に油相部を加えて乳化した後、(16)を加えて中和し、(17)を加えて攪拌混合し、脱気、冷却してヘアスタイリングワックスを得た。
本発明における一般式(I)で示されるシリル化ウレタン系樹脂の説明図である。

Claims (5)

  1. 下記一般式(I)で示されるシリル化ウレタン系樹脂を含む毛髪化粧料。
    (但し、Aはウレタンポリマーの骨格に当たる残基、Nは該ウレタンポリマーのイソシアネート基に由来する窒素原子であり、Xは下記一般式(II)〜(IV)のいずれかで示される基であり、nは1〜20である。)
    (但し、Rは炭素数1〜6個のアルキル基、Rは水素原子又は炭素数1〜6個のアルキル基、R及びRは炭素数1〜10個の側鎖があっても良いアルキレン基又はアリーレン基、Rは炭素数1〜20個のアルキル基、シクロアルキル基、アリール基又はアラルキル基、Rは水素原子又は式−COORで示される基であり、Rは炭素数1〜20個のアルキル基である。mは1〜3の整数である。)
  2. 上記一般式(I)で示されるシリル化ウレタン系樹脂が、分子内に少なくとも1つのカルボキシル基を含むことを特徴とする請求項1記載の毛髪化粧料。
  3. 上記一般式(II)〜(IV)におけるRが、エチル基であることを特徴とする請求項1又は2に記載の毛髪化粧料。
  4. 上記一般式(I)で示されるシリル化ウレタン系樹脂の配合量が、0.1〜10質量%であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の毛髪化粧料。
  5. 上記一般式(I)で示されるシリル化ウレタン系樹脂中、X部分のケイ素原子の割合が、0.1〜1.5質量%であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の毛髪化粧料。
JP2006001414A 2005-01-07 2006-01-06 毛髪化粧料 Expired - Fee Related JP4699215B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006001414A JP4699215B2 (ja) 2005-01-07 2006-01-06 毛髪化粧料

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005002380 2005-01-07
JP2005002380 2005-01-07
JP2006001414A JP4699215B2 (ja) 2005-01-07 2006-01-06 毛髪化粧料

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006213706A true JP2006213706A (ja) 2006-08-17
JP4699215B2 JP4699215B2 (ja) 2011-06-08

Family

ID=36977230

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006001414A Expired - Fee Related JP4699215B2 (ja) 2005-01-07 2006-01-06 毛髪化粧料

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4699215B2 (ja)

Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008255053A (ja) * 2007-04-04 2008-10-23 Kao Corp 泡沫状毛髪化粧料
JP2009013125A (ja) * 2007-07-06 2009-01-22 Mandom Corp 整髪用乳化化粧料
JP2009040755A (ja) * 2007-08-10 2009-02-26 Shiseido Co Ltd 毛髪化粧料
JP2009196924A (ja) * 2008-02-21 2009-09-03 Shiseido Co Ltd 毛髪化粧料
JP2010095592A (ja) * 2008-10-15 2010-04-30 Ogawa & Co Ltd 水性ゲル状組成物及びその製造方法
WO2010113826A1 (ja) 2009-03-31 2010-10-07 株式会社 資生堂 毛髪化粧料
WO2010116950A1 (ja) 2009-04-06 2010-10-14 株式会社 資生堂 毛髪化粧料
WO2010116951A1 (ja) 2009-04-07 2010-10-14 株式会社 資生堂 毛髪化粧料
WO2010126090A1 (ja) 2009-04-28 2010-11-04 株式会社資生堂 整髪用化粧料
WO2010125783A1 (ja) 2009-04-27 2010-11-04 株式会社資生堂 水中油型乳化毛髪化粧料
WO2010125838A1 (ja) 2009-04-28 2010-11-04 株式会社資生堂 整髪用化粧料
WO2011021680A1 (ja) 2009-08-20 2011-02-24 株式会社 資生堂 整髪用化粧料
WO2011025024A1 (ja) 2009-08-31 2011-03-03 株式会社資生堂 整髪用化粧料
WO2011025023A1 (ja) 2009-08-31 2011-03-03 株式会社資生堂 整髪用化粧料
WO2011162370A1 (ja) 2010-06-25 2011-12-29 株式会社資生堂 整髪用化粧料
WO2012161215A1 (ja) * 2011-05-25 2012-11-29 株式会社 資生堂 コンディショナー組成物
JP2014531437A (ja) * 2011-09-15 2014-11-27 ザ プロクター アンド ギャンブルカンパニー 毛髪スタイリング及び/又は整髪用エアロゾルヘアスプレー製品

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000169544A (ja) * 1998-12-10 2000-06-20 Konishi Co Ltd ウレタン系樹脂及びその製造方法
JP2001278936A (ja) * 2000-03-31 2001-10-10 Konishi Co Ltd ウレタン系樹脂、その製造方法及び水性シラノール化ウレタン系樹脂組成物
JP2002138022A (ja) * 2000-10-27 2002-05-14 Seiwa Kasei:Kk 毛髪化粧料および毛髪処理法
JP2004521957A (ja) * 2001-01-26 2004-07-22 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 化粧品用途用のシリル化ポリウレタン−ユリア組成物

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000169544A (ja) * 1998-12-10 2000-06-20 Konishi Co Ltd ウレタン系樹脂及びその製造方法
JP2001278936A (ja) * 2000-03-31 2001-10-10 Konishi Co Ltd ウレタン系樹脂、その製造方法及び水性シラノール化ウレタン系樹脂組成物
JP2002138022A (ja) * 2000-10-27 2002-05-14 Seiwa Kasei:Kk 毛髪化粧料および毛髪処理法
JP2004521957A (ja) * 2001-01-26 2004-07-22 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 化粧品用途用のシリル化ポリウレタン−ユリア組成物

Cited By (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008255053A (ja) * 2007-04-04 2008-10-23 Kao Corp 泡沫状毛髪化粧料
JP2009013125A (ja) * 2007-07-06 2009-01-22 Mandom Corp 整髪用乳化化粧料
JP2009040755A (ja) * 2007-08-10 2009-02-26 Shiseido Co Ltd 毛髪化粧料
JP2009196924A (ja) * 2008-02-21 2009-09-03 Shiseido Co Ltd 毛髪化粧料
JP2010095592A (ja) * 2008-10-15 2010-04-30 Ogawa & Co Ltd 水性ゲル状組成物及びその製造方法
WO2010113826A1 (ja) 2009-03-31 2010-10-07 株式会社 資生堂 毛髪化粧料
WO2010116950A1 (ja) 2009-04-06 2010-10-14 株式会社 資生堂 毛髪化粧料
WO2010116951A1 (ja) 2009-04-07 2010-10-14 株式会社 資生堂 毛髪化粧料
WO2010125783A1 (ja) 2009-04-27 2010-11-04 株式会社資生堂 水中油型乳化毛髪化粧料
WO2010125838A1 (ja) 2009-04-28 2010-11-04 株式会社資生堂 整髪用化粧料
WO2010126090A1 (ja) 2009-04-28 2010-11-04 株式会社資生堂 整髪用化粧料
WO2011021680A1 (ja) 2009-08-20 2011-02-24 株式会社 資生堂 整髪用化粧料
WO2011025024A1 (ja) 2009-08-31 2011-03-03 株式会社資生堂 整髪用化粧料
WO2011025023A1 (ja) 2009-08-31 2011-03-03 株式会社資生堂 整髪用化粧料
WO2011162370A1 (ja) 2010-06-25 2011-12-29 株式会社資生堂 整髪用化粧料
WO2012161215A1 (ja) * 2011-05-25 2012-11-29 株式会社 資生堂 コンディショナー組成物
JPWO2012161215A1 (ja) * 2011-05-25 2014-07-31 株式会社 資生堂 コンディショナー組成物
JP2014531437A (ja) * 2011-09-15 2014-11-27 ザ プロクター アンド ギャンブルカンパニー 毛髪スタイリング及び/又は整髪用エアロゾルヘアスプレー製品
JP2014531971A (ja) * 2011-09-15 2014-12-04 ザ プロクター アンド ギャンブルカンパニー 毛髪スタイリング及び/又は整髪用エアロゾルヘアスプレー製品
US10426979B2 (en) 2011-09-15 2019-10-01 The Procter And Gamble Company Aerosol hairspray product for styling and/or shaping hair

Also Published As

Publication number Publication date
JP4699215B2 (ja) 2011-06-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4699215B2 (ja) 毛髪化粧料
JP5022818B2 (ja) 毛髪化粧料
EP3178466B1 (en) Solid powder cosmetic
TWI433689B (zh) 毛髮化粧料
JP3660656B2 (ja) 皮膚外用剤
JP4450427B2 (ja) 皮膚化粧料
WO2007136067A1 (ja) 皮膚外用剤
JP5305574B2 (ja) 皮膚外用剤
JP5203735B2 (ja) 毛髪化粧料
JP3673924B2 (ja) 皮膚外用剤
JP2013023478A (ja) トリートメント組成物
JP2010024159A (ja) 微細エマルション組成物、およびその製造方法
JP4601056B2 (ja) シロキサンエステル化合物、皮膚外用剤油分又は毛髪化粧料油分及びこれを配合した皮膚外用剤又は毛髪化粧料
JP3667707B2 (ja) 皮膚外用剤
JP2022029704A (ja) 化粧料組成物
WO2006073174A1 (ja) 毛髪化粧料
JP5121527B2 (ja) 皮膚外用剤
JP4971899B2 (ja) 毛髪コンディショニング組成物
JP2006249049A (ja) 皮膚外用組成物
JP2004292343A (ja) 整髪剤
JP3695710B2 (ja) 皮膚外用剤
JP4349883B2 (ja) 皮膚外用組成物
JP4149407B2 (ja) 非水系美爪料
JP3660627B2 (ja) パック化粧料
JP2005120057A (ja) マスカラ組成物

Legal Events

Date Code Title Description
AA64 Notification of invalidation of claim of internal priority (with term)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A241764

Effective date: 20060131

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060213

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20060213

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080612

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101027

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101109

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110107

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110208

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110302

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees