JP2006212293A - 救急用絆創膏 - Google Patents
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Abstract
【課題】傷口や虫刺され等の患部の皮膚面に貼着して患部の治療や消毒等を行う救急用絆創膏において、紫外線の透過による患部の治癒の遅延や皮膚の色素沈着等を防止し、また、薬液や軟膏に対する紫外線の悪影響を抑制する。
【解決手段】粘着シート1の中央部上にパッド部材3を貼着し、このパッド部材3を粘着シート1に剥離可能に貼着した剥離紙4、5により被覆してなる救急用絆創膏において、上記パッド部材3をガーゼ又は不織布、織布等からなるパッド31とこのパッド31の内部又は下面に配設している紫外線遮断フィルム32とから構成し、このパッド部材をネット34により包み込んだ構造としている。
【選択図】図2
【解決手段】粘着シート1の中央部上にパッド部材3を貼着し、このパッド部材3を粘着シート1に剥離可能に貼着した剥離紙4、5により被覆してなる救急用絆創膏において、上記パッド部材3をガーゼ又は不織布、織布等からなるパッド31とこのパッド31の内部又は下面に配設している紫外線遮断フィルム32とから構成し、このパッド部材をネット34により包み込んだ構造としている。
【選択図】図2
Description
本発明は、傷口や虫刺され等の患部の皮膚面に貼着して患部の治療や消毒等を行うようにした救急用絆創膏、特に、紫外線暴露に基づく傷口等の治癒の遅延や傷口部分の皮膚の色素沈着などを抑制し、また、薬液或いは軟膏に対する紫外線の影響を抑えることができる救急用絆創膏に関するものである。
従来から、救急用絆創膏としては、長方形状の粘着シートの上面中央部にガーゼ等のパッドを貼着し、その上面を左右に分離可能な剥離紙によって被覆してなり、使用時には剥離紙を剥離したのち、パッドを傷口等の患部に当てがって皮膚面に貼着するように構成したものが広く知られている。また、傷口等の患部をより効果的に消毒、治療を行う救急用絆創膏として、例えば、特許文献1に記載しているように、粘着シート上に貼着しているパッドに薬液を封入してなるカプセル体を載置し、使用時に該カプセル体の上部を下方に向かって押圧、変形させることによってそのカプセル体の上部内面に下方に向かって突設している先端が先鋭な突起でカプセル体の底面を形成しているアルミ箔製の薄膜を破壊し、カプセル体内の薬液をパッド上に流出、含浸させるように構成した救急用絆創膏も考案されている。
さらに、特許文献2に記載したように、長方形状の粘着シートの上面中央部上に貼着したパッドの上面に軟膏薬を層着し、この軟膏薬を層着したパッドを合成樹脂製の保護カバーによって被覆してこの保護カバーを粘着シートの粘着剤層に剥離可能に貼着すると共に保護カバー以外の粘着シートの粘着層上に剥離紙を貼着してなる救急用絆創膏も考案されている。
しかしながら、上記いずれの救急用絆創膏においても、傷口や虫刺され等の患部の皮膚面に貼着して使用した場合、患部の皮膚の修復過程で紫外線に曝されると、紫外線がパッドを透過して正常の皮膚への再生が遅延すると共に皮膚が変色し、色素の沈着や傷痕が残るなどの問題点が生じる。
このため、熱可塑性樹脂に炭酸カルシウムや酸化カルシウム、シリカ、酸化チタン、アルミナ等の無機質充填剤や分散剤、熱安定剤、紫外線吸収剤、滑剤、顔料等の添加剤を配合してなる熱可塑性樹脂組成物によって一軸延伸フィルムを作成し、この一軸延伸フィルムを支持シートとして該支持シート上に粘着剤層を設けることにより粘着シートを形成し、この粘着シート上にパッドを貼着して剥離紙による被覆してなる救急用絆創膏が開発されている(例えば、特許文献3参照)。
登録実用新案第1893533号公報
特開2001−104367号公報
特開平5−111507号公報
しかしながら、上記粘着シートを構成している熱可塑性樹脂からなる支持シートには、紫外線遮断剤を配合しているが、支持シート全体を無機質充填剤や分散剤、紫外線遮断剤顔料等の添加剤を配合した熱可塑性樹脂組成物から成形してなるものであるから、製造コストが高くつくばかりでなく、粘着シート全体の通気性が不十分となって粘着層が貼着している皮膚にかぶれが生じる虞れがあり、その上、傷口等の患部に当てがうパッド部分以外の不必要な部分まで紫外線遮断剤を配合することは不経済であるといった問題点があった。また、この救急用絆創膏を収納袋或いは収納箱から取り出して所要数携帯するような場合に、絆創膏が太陽光線(紫外線)に晒されることになり、薬効に影響を及ぼす虞が出てくる。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、傷口や虫刺され等の患部に当てがうパッド部分にのみ、全面的に均等な紫外線遮断機能を奏するようにし、安価に且つ多量生産に適すると共にこの救急用絆創膏が太陽光線(紫外線)に晒されることによる事態が生じても薬効低下の影響を極力抑えることができるところの救急用絆創膏を提供するにある。
上記目的を達成するために本発明の請求項1に係る救急用絆創膏は、粘着シートの粘着剤層上に貼着している剥離紙を剥離したのち、この粘着剤層の上面中央部に貼着しているパッド部材を傷口や虫刺され等の患部の皮膚面に当てがって粘着シートを皮膚面に貼着するように構成した救急用絆創膏において、上記パッド部材を、患部の皮膚面に当てがうパッドとこのパッドに配設している紫外線遮断フィルムとから構成していることを特徴とする。
なお、紫外線遮断フィルムとは、酸化チタンや酸化亜鉛、ケイ酸マグネシウム、酸化マグネシウムなどの紫外線を散乱、反射させる微粒子を内部に含有しているフィルム、或いは、このような微粒子を混入している合成樹脂塗料を表面にコーティングしているフィルム、又は、サリチル酸2−エチルヘキシルなどのサリチル酸系紫外線吸収剤を内部に含有しているフィルム、或いは、このような紫外線吸収剤を混入している合成樹脂塗料を表面にコーティングしているフィルムである。
このように構成した救急用絆創膏において、請求項2に係る発明は上記パッド部材の望ましい構造に関するものであって、パッドの下面に紫外線遮断フィルムを重ね合わせ状に配設するか、若しくは、2枚の積層パッド間に紫外線遮断フィルムを介在させ構造としている。
さらに、請求項3に係る発明は上記パッド部材の望ましい別な構造に関するものであって、パッドと、このパッドの下面に重ね合わせたクッション材と、パッドとクッション材間に配設した紫外線遮断フィルム又はクッション材の下面に配設した紫外線遮断フィルムとから構成していることを特徴とする。
また、請求項4に係る発明は、紫外線遮断フィルムを使用することなく、紫外線遮断機能を発揮するように構成している救急用絆創膏であって、粘着シートの粘着剤層上に貼着している剥離紙を剥離したのち、この粘着剤層の上面中央部に貼着しているパッド部材を傷口等の患部の皮膚面に当てがって粘着シートを皮膚面に貼着するように構成した救急用絆創膏において、上記パッド部材として、パッドの上層部又は下層部の少なくとも一方を紫外線遮断剤を含有させた紫外線遮断剤層に形成した構造としている。
上記請求項1乃至請求項4に記載の救急用絆創膏において、請求項5に係る発明は、上記パッド部材をネットにより包み込み、このネットの下面を粘着シートの粘着剤層上に貼着していることを特徴とする。
請求項6に係る発明は、上記パッド部材を構成しているパッドを一定厚みを有する矩形状のガーゼ又は不織布からなる形成していることを特徴とし、請求項7に係る発明は、上記請求項1乃至請求項3に記載した救急用絆創膏のパッドに添設している紫外線遮断フィルムとして、酸化チタン、酸化亜鉛、又はこれらの加工処理物からなる紫外線遮断剤を含有している合成樹脂製フィルム、又は、表面に紫外線遮断剤を層状にコーティングしてなる合成樹脂製フィルムからなり、パッドの平面形状と略同大、同形に形成してなることを特徴とする。また、請求項8に係る発明は、上記紫外線遮断フィルムを全面に亘って多数の小径通気孔を設けている多孔フィルムに形成していることを特徴とする。
上記請求項1乃至請求項6に記載の救急用絆創膏において、請求項9に係る発明は、パッド部材を粘着シートの粘着剤層上に貼着している剥離紙によって被覆させていることを特徴とする一方、請求項10に係る発明は、パッド部材上に軟膏薬を層着し、この軟膏薬を層着したパッド部材を合成樹脂製保護カバーによって被覆し、この合成樹脂製保護カバーを粘着シートの粘着剤層に剥離可能に貼着していることを特徴とする。さらに、請求項11に係る発明は、パッド部材上に、開口底面がアルミ箔によって閉止され且つ内部に薬液を封入してなる合成樹脂製のカプセル体を載置し、粘着シートの粘着剤層に貼着した剥離紙によってこのカプセル体をパッド部材上に支持させていることを特徴とする。
また、本発明は、請求項11に記載の救急用絆創膏において、上記合成樹脂製のカプセル体の少なくとも一側面で、少なくともその封入薬液対応箇所に、上記紫外線遮断フィルムが積層一体化されていることを特徴とする。
更に、請求項1乃至請求項6のうち、いずれか1項に記載の救急用絆創膏であって、上記パッド部材と軟膏を用い、これを保護するドーム型の保護カバーを設けた救急用絆創膏において、該保護カバーの少なくとも一側面で、少なくともそのパッド部材対応箇所に、上記紫外線遮断フィルムが積層一体化されていることを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、粘着シートの粘着剤層の上面中央部に貼着しているパッド部材を、傷口等の患部の皮膚面に当てがうパッドと、このパッドに配設している紫外線遮断フィルムとから構成しているので、粘着シートの基材シートに紫外線遮断剤を配合することなく、従来構造の救急用絆創膏におけるパッドに紫外線遮断フィルムを重ね合わせ状に組み入れるだけで、容易に且つ安価に紫外線遮断機能を有する救急用絆創膏を製造することができると共に粘着シートの通気性や透湿性等の特性を殆ど損なうことないので、皮膚にかぶれが生じ難くなり、さらに、傷口や虫刺され等の患部を上記紫外線遮断フィルムによって被覆して該患部への紫外線暴露を抑制し、紫外線による患部の治癒遅延をなくすることができると共に患部の皮膚の変色や色素の沈着などを抑制することができる。
請求項2に係る発明によれば、上記パッド部材として、パッドの下面に紫外線遮断フィルムを重ね合わせ状に配設するか、若しくは、2枚の積層パッド間に紫外線遮断フィルムを介在させ構造としているので、パッドの持つソフト感を損なうことなく、従って、傷口を傷めることなく、このパッドに紫外線遮断フィルムによる紫外線遮断機能を具備させることができると共に、構造が簡単で製造が容易な紫外線遮断機能を備えたパッド部材を提供することができる。
さらに、請求項3に係る発明におけるパッド部材は、パッドと、このパッドの下面に重ね合わせたクッション材と、パッドとクッション材間に配設した紫外線遮断フィルム又はクッション材の下面に配設した紫外線遮断フィルムとから構成しているので、上記請求項2に記載のパッド部材の効果に加えて、クッション材によって傷口等の患部の全面に亘りパッドを適度な押圧力でもって柔らかく押し付けておくことができ、従って、傷口等を傷めることなく患部の治癒促進効果を高めることができる。
請求項4に係る発明は、紫外線遮断フィルムを使用することなく、紫外線遮断機能を発揮するように構成している救急用絆創膏であって、上記パッド部材として、パッドの上層部又は下層部の少なくとも一方を紫外線遮断剤を含有させた紫外線遮断剤層に形成した構造としているので、パッドの有する通気性や柔軟性を殆ど損なうことなく、該パッド部材に紫外線遮断機能を持たせることができ、傷口や虫刺され等の患部にパッドを柔らかく当てがった状態にして上記紫外線遮断層により、患部への紫外線暴露を抑制し、紫外線による患部の治癒遅延をなくすることができると共に患部の皮膚の変色や色素の沈着などを抑制することができる。
請求項5に係る発明によれば、上記パッド部材をネットにより包み込み、このネットの下面を粘着シートの粘着剤層上に貼着しているので、パッド部材を構成しているパッドと紫外線遮断フィルムとが、該紫外線遮断フィルムをパッドの下面に接着することなく重ね合わせ状態に配設していても、ずれたり分離したりすることなくネットにより一体的に安定した積層形態に保持しておくことができ、パッド部材を正確に傷口等の患部上に当てがうことができる。また、救急用絆創膏の製造時においては、パッド部材全体がネットにより被覆しているので、パッド部材の形態を崩すことなく取り扱うことができて粘着シートの上面中央部の正確な位置に配設することができ、生産効率を高めることができる。
上記パッド部材を構成しているパッドは請求項6に記載したように、一定厚みを有する矩形状のガーゼ又は不織布からなるので、上述したように柔軟性や通気性、透湿性に優れたパッドを提供することができると共に、このパッドの上層部又は下層部の少なくとも一方に、紫外線遮断剤と各種添加剤との液状懸濁液またはペーストを塗布、含浸させ、乾燥させることによって請求項4に記載した紫外線遮断剤層を容易に形成することができる。
また、上記請求項1乃至請求項3に記載した救急用絆創膏において、請求項7に係る発明によれば、上記紫外線遮断フィルムは、酸化チタン、酸化亜鉛、又はこれらの加工処理物からなる紫外線遮断剤を含有している合成樹脂製フィルム、又は、表面に紫外線遮断剤を層状にコーティングしてなる合成樹脂製フィルムからなるので、予め、大版サイズの紫外線遮断フィルムを製造しておき、このフィルムをパッドの平面形状と略同大、同形の多数の小さな紫外線遮断フィルムに裁断することによって、紫外線遮断剤が全面に亘って均等に分布した紫外線遮断フィルムを容易に且つ安価に得ることができると共に、この紫外線遮断剤はパッドの平面形状と略同大、同形に形成されているから、パッドを全面的に紫外線の透過を遮断する構造にして傷口等の患部への紫外線の影響を確実に抑制することができ、その上、酸化チタンや酸化亜鉛の殺菌効果と相俟って傷口等の患部に対する優れた治療促進効果を発揮することができる。
特に、皮膚が暴露するとメラミン形成が進行して日焼けや皮膚の老化を促進するといわれている波長が400 〜320 nmの長波長紫外線UV−A紫外線や、皮膚が暴露すると急性の炎症、免疫抑制、皮膚がん、シミ、ソバカスを作る原因の一つと言われる中波長紫外線UV−Bを遮断する紫外線散乱剤或いは紫外線吸収剤からなる紫外線遮断剤を含有する、或いは、コーティングした紫外線遮断フィルムをパッドに重ね合わせておくことによって、または、上記紫外線遮断剤の層を設けたパッドを構成しておくことによって、傷口等の患部を元通りに効果的な治癒することができる。
さらに、請求項8に係る発明によれば、上記紫外線遮断フィルムに全面に亘って多数の小径通気孔を設けているので、紫外線遮断機能を殆ど損なうことなく且つ傷口等の患部に当てがったパッドの通気性を損なうことなく、この紫外線遮断フィルムに設けている小径通気孔を通じてパッド部材全体の通気性を確保することができ、通気性を備えている粘着シートと相俟ってこの粘着シートを貼着している皮膚面を患部を含めて全面的にかぶれが生じ難くして安全に長時間貼着しておくことができる。
請求項9に記載の救急用絆創膏の構造によれば、上記粘着シートの上面中央部に貼着しているパッド部材を粘着シートの粘着剤層上に貼着している剥離紙によって被覆させているので、不使用時には剥離紙によってパッド部材を長期間に亘り被覆、保護しておくことができ、使用時には、剥離紙を剥離したのち、パッド部材のパッドを傷口等の患部に直接当てがって粘着シートを皮膚面に貼着することにより、パッドに配設している紫外線遮断フィルム、又は、パッドに設けている紫外線遮断剤層で紫外線による患部の治癒遅延等を有効に抑制しながら、患部を治癒することができる。
一方、請求項10に記載の救急用絆創膏の構造によれば、上記粘着シートの上面中央部に貼着しているパッド部材上に軟膏薬を層着してあり、この軟膏薬を層着したパッド部材を合成樹脂製保護カバーによって被覆し、この合成樹脂製保護カバーを粘着シートの粘着剤層に剥離可能に貼着しているので、不使用時には、合成樹脂製の保護カバーによってパッド部材のパッド上に層着している軟膏薬を外気と遮断しておくことができ、従って、軟膏薬が変質したり効能が低下するのを長期間に亘って防止しておくことができるものであり、使用時には、保護カバーを取り外したのち、パッドに層着している軟膏薬を患部に付着させて粘着シートを皮膚面に貼着することにより、軟膏薬によって患部を短期間で治癒することができる。
さらに、パッドに配設している紫外線遮断フィルム、又は、パッドに設けている紫外線遮断剤層によって上述したように傷口等の患部の皮膚が変色したり色素沈着が生じたりするのを防止することができると共に紫外線による軟膏薬の変質をも有効に抑制することができる。その上、上記紫外線遮断フィルムは、パッド部材を構成している二枚のマッド間、又はパッドとクッション材間、或いは、パッドの下面又はクッション材の下面に重ね合わせ状態に配設しているので、パッド部材の上面に塗布している軟膏薬がこの紫外線遮断フィルムによってパッド部材の下面側の粘着シート上に浸透するのを確実に防止することができ、軟膏薬を有効に傷口等の患部に作用させて治療することができる。
また、請求項5に記載したように、ネットにより全体を被覆されているパッド部材を使用してこのパッド部材の上面を被覆したネット部分上に軟膏薬を層着しておくことにより、軟膏薬がネットの網目により保持されてネットからはみ出したりすることなく所定の部位に層着しておくことができると共に、使用時にはパッドが傷口等の患部に直接付着するのを軟膏薬を介してネットにより防止することができ、使用後の剥離時に傷口等を傷めることなく剥離することができる。
請求項11に記載の救急用絆創膏の構造によれば、上記粘着シートの上面中央部に貼着しているパッド部材上に、開口底面がアルミ箔によって閉止され且つ内部に薬液を封入してなる合成樹脂製のカプセル体を載置し、粘着シートの粘着剤層に貼着した剥離紙によってこのカプセル体をパッド部材上に支持させているので、不使用時には剥離紙によってこのカプセル体をパッド部材上に保持させておくことができ、使用時には、指先でカプセル体を粘着シート側に向かって押圧して圧縮変形させることにより、開口底面を閉止しているアルミ箔を破壊して内部の薬液をパッドに簡単に含浸させることができ、しかるのち、剥離紙やカプセル体を除去してパッドを傷口等の患部に当てがい、粘着シートを皮膚面に貼着することによって、傷口等の患部を薬液により効果的に消毒、治療することができる。
さらに、パッドに配設している紫外線遮断フィルム、又は、パッドに設けている紫外線遮断剤層によって上述したように傷口等の患部の皮膚が変色したり色素沈着が生じたりするのを防止することができると共に、紫外線遮断フィルムを二枚のマッド間、又はパッドとクッション材間、或いは、パッドの下面又はクッション材の下面に重ね合わせ状態に配設しておくことによって、パッド部材のパッドに含浸した薬液がパッド部材の下面側に浸透するのを確実に防止して薬液を有効に患部に作用させて治療することができる。
また、請求項12及び請求項13に記載の構造によれば、上記紫外線遮断フィルムが、薬液封入のカプセル或いはドーム型の保護カバーに積層されていることで、この救急用絆創膏を、必要数だけ収納袋或いは収納箱から取り出して携帯し、太陽光線に多々晒されることがあっても、その紫外線が薬液或いは軟膏に影響を及ぼす虞を未然に回避して、薬効の低下を極力抑えることが出来る利点がある。
この場合、上記紫外線遮断フィルムの積層箇所を、少なくともカプセルの薬液対応箇所或いは保護カバーの軟膏塗布対応箇所に設ければ、最小限で澄み、低コストで提供できる。
この場合、上記紫外線遮断フィルムの積層箇所を、少なくともカプセルの薬液対応箇所或いは保護カバーの軟膏塗布対応箇所に設ければ、最小限で澄み、低コストで提供できる。
次に、本発明の具体的な実施の形態を図面について説明すると、図1、図2に示す救急用絆創膏A1は、平面長方形状の粘着シート1の粘着剤層2における長さ方向の中央部上にパッド部材3を貼着し、このパッド部材3を粘着剤層2における長さ方向の両端部上にそれぞれの端部を剥離可能に貼着した2枚の剥離紙4、5によって被覆、保持させた構造を有している。この救急用絆創膏A1は使用時に、粘着シート1上から剥離紙4、5を剥離したのち、パッド部材3を傷口や虫刺され等の患部に当てがった状態にして粘着シート1の粘着剤層2を皮膚面に貼着する。
図3〜図5に示す救急用絆創膏A2は、平面長方形状の粘着シート1の粘着剤層2における長さ方向の中央部上にパッド部材3を貼着していると共にこのパッド部材3を粘着剤層2における長さ方向の両端部上にそれぞれの端部を剥離可能に貼着した2枚の剥離紙4、5によって被覆している。さらに、一方の剥離紙4におけるパッド部材3を被覆した部分に矩形状の孔10を設けてこの孔10を設けている剥離紙部分に内部に殺菌消毒液や鎮痛剤、止血剤等の薬液11を封入している合成樹脂製のカプセル体8を重ね合わせた状態にして取り付けている。このカプセル体8は、開口底部がアルミ箔9によって閉止された構造を有し、アルミ箔9を上記孔10上に重ね合わせていると共にカプセル体8の頂面中央部に下方に向かって断面V字状の突片12を形成している。
そして、この救急用絆創膏A2は使用時に、まず、そして、カプセル体8の頂面を指先で下方に押すことにより撓ませて上記突片12によりアルミ箔9を突き破り、カプセル体8内に封入している薬液11を上記孔10を通じてパッド部材3に含浸させる。しかるのち、粘着シート1から剥離紙4、5を剥離する。この際、カプセル体8は剥離紙4と共に一体に除去される。次いで、パッド部材3を傷口や虫刺され等の患部に当てがった状態にして粘着シート1の粘着剤層2を皮膚面に貼着する。
図6、図7に示す救急用絆創膏A3は、平面長方形状の粘着シート1の粘着剤層2における長さ方向の中央部上にパッド部材3を貼着していると共にこのパッド部材3上に軟膏薬6を塗布することによって層着してあり、さらに、この軟膏薬6を層着したパッド部材3を塩化ビニル樹脂等の合成樹脂製保護カバー7によって被覆し、この合成樹脂製保護カバー7の開口下端縁における幅方向の両側縁部を粘着シート1の粘着剤層2に剥離可能に貼着していると共に、上記保護カバー7を配設していない粘着剤層2における長さ方向の両端部を該両端部上に剥離可能に貼着した2枚の剥離紙4、5によって被覆し、これらの剥離紙4、5の折り返し対向端部4a、5a上に上記保護カバー7の開口下端縁における長さ方向の両端縁部を重ねてなる構造を有している。
この救急用絆創膏A3は使用時に、粘着シート1上から剥離紙4、5を剥離すると共に保護カバー7を除去してパッド部材3を露出させ、そのパッド部材3を傷口や虫刺され等の患部に当てがうことによって該パッド部材3上に層着している軟膏薬6を患部に付着させた状態にして粘着シート1の粘着剤層2を皮膚面に貼着する。
上記3種類の救急用絆創膏A1〜A3のいずれの救急用絆創膏においても、粘着シート1の粘着剤層2上に貼着している剥離紙4と剥離紙5を剥離したのち、この粘着剤層2の上面中央部に貼着しているパッド部材3を傷口等の患部の皮膚面に当てがって粘着シート1を皮膚面に貼着するように構成している。
これらの救急用絆創膏A1〜A3において、粘着シート1は平面長方形状の支持シート1Aの上面全面に粘着剤層2を層着してなるものであって、支持シート1Aとしては適度な柔軟性、伸縮性、透湿性、光透過性を有する薄い合成樹脂製シートや不織布、織布、又は紙等からなる一定幅と一定長さを有する矩形状のシート片が用いられ、合成樹脂製シートとしては、可塑化ポリ塩化ビニル、非晶質ポリオレフィンなどのオレフィン系樹脂、ポリエステル系樹脂、エチレン酢酸ビニル系樹脂、エラストマー系樹脂、オレフィン系樹脂と熱可塑性エラストマーとの共重合体、オレフィン系樹脂と熱可塑性エラストマーとのポリマーアロイなどの合成樹脂が好ましく、特に、ポリオレフィン樹脂、ポリエステル樹脂、またはポリオレフィン系樹脂と熱可塑性エラストマーとの共重合体がさらに好適に用いられる。
さらに、上記支持シート1Aとしては、通気性、透湿性、強度、耐候性、貼付時の操作性、皮膚無刺激性等の救急用絆創膏の支持体等として望まれる性質を付与するために、全面的に多数の微細な通気孔を加工したり、エンボス加工、一軸延伸加工、二軸延伸加工、アニール処理等の種々の加工を施したもの、さらには、各種の添加剤、充填剤を配合したものが好適に用いられる。このような添加剤としては、例えば酸化防止剤、光安定化剤、耐熱安定化剤、帯電防止剤、滑剤、難燃剤、顔料、又は染料等が使用され、充填剤としては炭酸カルシウム、硫酸カルシウム、酸化チタン、硫酸バリウム、水酸化マグネシウム、クレー等がそれぞれ挙げられる。そして、このような組成分は、各種ニーダ、バンバリミキサーなどで混練し、一軸又は2軸押出機等で加熱溶融混練して樹脂ペレット等に成形し、次いでフィルム状に成形されたのち、粘着シート1の基材である上記支持シート1Aの大きさに切断される。
この支持シート1A上に層着されて粘着シート1を形成するための粘着剤としては、支持シート1Aを皮膚面に剥離可能に接着させることができると共に、パッド部材3を支持シート1Aに貼着させることができる粘着力を有し、且つ、皮膚面に長時間貼着してもかぶれることがない安全性を備えた粘着剤からなるものであれば特に限定されることはなく、例えば、アクリル系粘着剤、ゴム系粘着剤、シリコンゴム系粘着剤、ビニルエーテル系粘着剤、ウレタン系粘着剤等が使用される。
粘着シート1の上面中央部に貼着している上記パッド部材3が本発明の最も重要な構成部材であって、このパッド部材3は、図8〜図10に示すように、パッド31とこのパッド31に重ね合わせた状態で配設している紫外線遮断フィルム32とから構成してなる構造のものや、図11、図12に示すように、パッド31と紫外線遮断フィルム32及びクッション材35との積層体から構成してなる構造のもの、或いは、図13、図14に示すように、パッド31の上層部又は下層部の少なくとも一方を紫外線遮断剤を含有させた紫外線遮断剤層36に形成してなる構造のものがある。
パッド部材3の主要部を構成するパッド31は、不織布や織布、或いはガーゼなどの殺菌消毒された布帛の積層体であって、その幅は上記粘着シート1の幅よりも小幅で且つ長さも粘着シート1の長さよりも短い一定厚みを有する平面矩形状に形成されている。
一方、紫外線遮断フィルム32は、内部に紫外線散乱剤又は紫外線吸収剤からなる紫外線遮断剤、或いはこれらの紫外線散乱剤と紫外線吸収剤からなる紫外線遮断剤を含有してなるポリエステルフィルム等の合成樹脂製フィルムや、表面に上記紫外線遮断剤を塗布することによって紫外線遮断層を設けてなるポリエステルフィルム等合成樹脂製フィルムであって、パッド31と略同じ大きさの矩形状に形成されたものが使用される。なお、合成樹脂フィルムの厚さは特に限定されるものではないが、1〜500 μm程度が好ましく、特に、5〜20μm程度が好適に用いることができる。
また、紫外線遮断フィルム32を使用することなく、ハッド31に紫外線遮断層34を設けてなるパッド部材3の場合には、パッド31の上層部又は下層部に紫外線散乱剤又は紫外線吸収剤からなる紫外線遮断剤と各種添加剤との液状懸濁液、或いはペーストを塗布、含浸させたのち加熱、乾燥してなるパッド部材、又は、紫外線遮断剤と各種添加剤との溶液分散液をパッド31の表層部又は下層部にコーティングしたのち乾燥してなるパッド部材が使用される。
上記紫外線遮断剤とは、UV−B(波長320 〜290 nm) からUV−A(波長400 〜320nm) の紫外線領域の紫外線を実質的に遮断する物質又はその組み合わせをいい、そのような物質には紫外線を散乱させることにより患部や薬剤への紫外線透過を遮断する紫外線散乱剤、或いは、紫外線領域の波長の光を吸収して患部や薬剤への紫外線透過を遮断する紫外線吸収剤の双方を使用することができる。紫外線を実質的に遮断するとは、UV−BからUV−Aの紫外線領域の光透過性を本発明の目的を損なわない範囲以下に遮蔽することをいい、好ましくは紫外線カット率が95%以上、より好ましくは98%以上とすることを意味する。
紫外線攪乱剤としては、物理的な仕組みで紫外線を攪乱、反射させることにより、紫外線透過を防止するものであれば特に制限はないが、具体的には、例えば、酸化チタン、酸化亜鉛、黒酸化鉄、黄酸化鉄、カオリン、タルク、ケイ酸マグネシウム、酸化マグネシウム、軽質(沈降)炭酸マグネシウム、重質炭酸マグネシウムやこれらを超微粒子化したもの、特に酸化チタン、酸化亜鉛、粘土鉱物で被覆した酸化チタンや酸化亜鉛、鉄を含有させた酸化チタン、微粒子酸化亜鉛、微粒子酸化チタンなどの加工処理物が好適に用いられる。これらの紫外線散乱剤は、その物質の有する特性を考慮して他の紫外線散乱剤や、後述する紫外線吸収剤等と適宜組み合わせて使用することができる。本発明の紫外線遮断救急用絆創膏に適用されるこれらの物質の粒子の平均一時粒子径としては0.001 〜30μm程度が好ましく、特に0.01〜20μm程度が好適である。
紫外線吸収剤としては、化学的な仕組みからエネルギーを吸収し、熱などのエネルギーに変換して紫外線透過を防止するものであれば特に制限はないが、具体的には、UV−Bを吸収するサリチル酸2−エチルヘキシル(オクチル)などのサリチル酸系紫外線吸収剤、UV−B〜短波長のUV−Aを吸収するオキシベンゾンなどのベンゾフェノン系紫外線吸収剤、UV−Bを吸収するp−メトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル(オクチル)などのケイ皮酸系紫外線吸収剤、2−(2−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)ベンゾトリアゾールなどのベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤、パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル(オクチル)、サリチル酸2−エチルヘキシルや、2−エチルヘキシル−2−シアノ−3、3−ジフェニルアクリレートなどのシアノアクリレート系紫外線吸収剤、パラアミノ安息香酸、パラジメチルアミノ安息香酸オクチル、サリチル酸ホモサレート等、各種の紫外線吸収剤を使用することができる。
このような紫外線遮断剤を内部に含有した、或いは表面にコーティングした上記紫外線遮断フィルム32は、次のような方法によって製造することができる。例えば、内部に紫外線遮断剤を含有している紫外線遮断フィルムを製造するには、上記紫外線遮断剤をポリエチレン系熱可塑性樹脂などのポリオレフィン系樹脂の水性分散液などの液状分散液に各種の添加剤と共に混合し、加熱、混練してフィルムに成形したのち、冷却固化あるいは架橋化することにより得られる。
また、表面に紫外線遮断剤をコーティングしてなる紫外線遮断フィルム32は、例えば、紫外線遮断剤を添加することなくポリエチレン系熱可塑性樹脂などのポリオレフィン系樹脂の水性分散液などの液状分散液に各種の添加剤と共に混合し、加熱、混練してフィルム状に成形したのち、冷却固化あるいは架橋化することにより樹脂フィルムを製造し、この樹脂フィルムの表面に紫外線遮断剤を含む液状物をカレンダーロール等を使用してコーティングすることにより得られる。また、紫外線遮断剤をポリエステル系ウレタン樹脂及び塩化酢酸ビニル共重合体樹脂と混和し、各種の添加剤と配合してなる溶液分散液をグラビアコータによって合成樹脂フィルム上に印刷し、乾燥させることによっても得ることができる。
この紫外線遮断フィルム32に、良好な通気性、透湿性を具備させるために、全面に亘って多数の小径通気孔13を設けておくことが望ましい。この場合、小径通気孔13の孔径が50〜70μm程度であって、1〜15個/cm2 程度、設けておくのが好ましい。
次に、本発明の最も重要な構成部材である上記パッド部材3の種々の構造について説明する。図8に示すパッド部材3Aは、ガーゼや不織布、織布などからなる一定厚みを有する一枚の上記パッド31と紫外線遮断フィルム32との積層体からなり、紫外線遮断フィルム32上にパッド31を積層し、この積層体をポリエチレン等の熱可塑性合成樹脂製のネット34によって包み込み、このネット34を紫外線遮断フィルム32の下面に熱溶着又は適宜の接着剤によって固定してなるものである。このパッド部材3Aにおける紫外線遮断フィルム32を下側にして、この紫外線遮断フィルム32を被覆している上記ネット34の下面を粘着シート1の長さ方向の中央部における粘着剤層2上に貼着することにより、パッド部材3Aを粘着シート1上に配設している。なお、ネット34としては上記熱可塑性合成樹脂以外の素材からなる繊維状物によって編製しておいてもよい。
図9に示すパッド部材3Bは、ガーゼや不織布、織布などからなる一定厚みを有する2枚のパッド31、31と紫外線遮断フィルム32との積層体からなり、上記積層した2枚のパッド31、31における下側のパッド31の下面に紫外線遮断フィルム32を重ね合わせてなる積層体をネット34によって包み込み、このネット34の両端部を紫外線遮断フィルム32の下面に熱溶着又は適宜の接着剤によって固定してなるものであり、このパッド部材3Bにおける下側に配設している紫外線遮断フィルム32を被覆した上記ネット34の下面を粘着シート1の長さ方向の中央部における粘着剤層2上に貼着している。
図10に示すパッド部材3Cは、2枚のパッド31、31間に紫外線遮断フィルム32を介在させてなる積層体をネット34によって包み込み、このネット34の両端部を下側のパッド31の下面に熱溶着又は適宜の接着剤によって固定してなるものであり、このパッド部材3Cにおける下側のパッド31を被覆している上記ネット34の下面を粘着シート1の長さ方向の中央部における粘着剤層2上に貼着することによってこのパッド部材3Cを粘着シート1上に配設している。なお、上記図9、図10に示すパッド部材3B、3Cにおいて、パッド31の積層枚数は2枚に限らず、3枚以上であってもよい。
図11に示すパッド部材3Dは、紫外線遮断フィルム32上に上記クッション材35とパッド31とを順次重ね合わせてなる積層体をネット34によって包み込み、このネット34の両下端部をクッション材35の下面に配した上記紫外線遮断フィルム32の下面に熱溶着又は適宜の接着剤によって固定してなるものであって、ネット34の下面を粘着シート1の長さ方向の中央部における粘着剤層2上に貼着することによってこのパッド部材3Dを粘着シート1上に配設している。
図12に示すパッド部材3Eは、パッド31と、このパッド31と同形状で一定厚みを有する発泡合成樹脂よりなるクッション材35との間に紫外線遮断フィルム32を介在させてなる積層体をネット34によって包み込み、このネット34の両下端部をパッド部材3Eにおける下側に配した上記クッション材35の下面に熱溶着又は適宜の接着剤によって固定してなるものであって、ネット34の下面を粘着シート1の長さ方向の中央部における粘着剤層2上に貼着している。
上記パッド31と紫外線遮断フィルム32とを組み合わせた積層体からなるパッド部材3A、3B、3Cは、パッド31と紫外線遮断フィルム32とを接着することなく単に重ね合わせた状態で積層しているので、このままでは分離して粘着シート1上に配設することができない。そのため、パッド31と紫外線遮断フィルム32との積層体におけるパッド31の上面からこの積層体の両側面をネット34によって被覆し、さらにこのネット34の両下端部を積層体の下面に折り返して該積層体の下面に熱溶着又は適宜の接着剤によって固定することにより積層体をネット34により包み込んで積層形態を保持しているものである。
また、使用に際してこれらのパッド部材3A、3B、3Cにおけるパッド31を直接傷口等の患部の皮膚面に密着するのをネット34により防止し、ネット34を傷口等の患部に当てがうようにして使用後に傷口等を傷めることなく剥離できるようにしている。しかしながら、パッド31と紫外線遮断フィルム32とを積層、接着した場合には、上記ネット34は必ずしも必要としない。
同様に、パッド31と紫外線遮断フィルム32及びクッション材35とを組み合わせた積層体からなる上記パッド部材3D、3Eにおいても、パッド31と紫外線遮断フィルム32及びクッション材35とは接着することなく単に重ね合わせた状態で積層しているので、このままでは分離して粘着シート1上に配設することができない。そのため、パッド31と紫外線遮断フィルム32とクッション材35との積層体におけるパッド31の上面からこの積層体の両側面をネット34によって被覆し、さらにこのネット34の両下端部を積層体の下面に折り返して該積層体の下面に熱溶着又は適宜の接着剤によって固定することにより積層体をネット34により包み込んで積層形態を保持しているものである。また、上記パッド部材3A、3B、3Cと同様に、使用に際してパッド31が傷口等の患部に直接密着するのをネット34によって防止している。しかしながら、これらのパッド部材3D、3Eにおいてもパッド31とクッション材35と紫外線遮断フィルム32とを積層、接着した場合には、上記ネット34は必ずしも必要としない。
次に、図13及び図14に示すパッド部材3F、3Gは、紫外線遮断フィルム32を使用することなく紫外線遮断機能を発揮するように構成しているものであって、図13に示すパッド部材3Fは、1枚のパッド31の下層部に紫外線散乱剤又は紫外線吸収剤からなる紫外線遮断剤と各種添加剤との液状懸濁液或いはペーストを塗布、含浸させて加熱、乾燥してなる紫外線遮断層36を設けてなり、図14に示すパッド部材3Gは、2枚のパッド31、31における下側のパッド31の下層部に紫外線散乱剤又は紫外線吸収剤からなる紫外線遮断剤と各種添加剤との液状懸濁液或いはペーストを塗布、含浸させて加熱、乾燥してなる紫外線遮断層36を設けてなるものである。なお、これらのパッド部材3F、3Gにおいて、紫外線遮断層36をパッド31の上層部に設けておいてもよい。
これらのパッド部材3F、3Gは、パッド31をネット34で包み込むことにより積層形態を保持し、このネット34の下面をこのネット34の両下端部を下側のパッド31の下面に熱溶着又は適宜の接着剤によって固定してなるものであって、ネット34の下面を粘着シート1の長さ方向の中央部における粘着剤層2上に貼着することによってこれらのパッド部材3F、3Gをそれぞれ粘着シート1上に配設している。
上記図8〜図14に示したパッド部材3A〜3Gは、上記図1及び図2に示した救急用絆創膏A1又は図3〜図5で示した救急用絆創膏A2におけるパッド部材3として使用される。そして、パッド部材3を直接、剥離紙4、5によって被覆している上記救急用絆創膏A1においては、使用時に粘着シート1から剥離紙4、5を剥離してこのパッド部材3を外部に露出させたのち、パッド部材3を創傷口等の患部に当てがって粘着シート1を皮膚面に貼着する。一方、パッド部材3上に薬液封入カプセル体8を設けている救急用絆創膏A2においては、使用時に、まず、カプセル体8の頂面を指先で下方に押し下げることによって頂面8から下方に突出している突片12によりカプセル体8のアルミ箔9からなる底面を破壊し、カプセル体8内の薬液を下方のパッド部材3のパッド31内に含浸させたのち、該カプセル体8を設けている一方の剥離紙4と他方の剥離紙5とを剥離し、しかるのち、パッド部材3を創傷口等の患部に当てがって粘着シート1を皮膚面に貼着する。
この時、パッド部材3がパッド31と紫外線遮断フィルム32とからなるパッド部材3A〜3Cである場合には、紫外線遮断フィルム32はパッド部材3の下側、即ち、粘着シート1の粘着剤層2側に貼着しているか、或いは、2枚のパッド31、31間に介在しているので、創傷口等の患部には柔らかいパッド31がネット34を介して当てがわれ、創傷口等の患部を傷める虞れはない。また、紫外線遮断フィルム32に多数の小径通気孔13を全面に亘って略均等に設けておくことによって粘着シート1やパッド31のもつ通気性と共に創傷口等の患部の皮膚面にかぶれが生じるのを防止することができる。
また、パッド31と紫外線遮断フィルム32とクッション材35との積層体からなるパッド部材3D、3Eにおいては、パッド部材3がパッド31と紫外線遮断フィルム32とからなる上記パッド部材3A〜3Cの作用効果に加えて、パッド部材3D、3Eの下側に配設しているクッション材35により、パッド31を創傷口等の患部の皮膚面に圧迫感を生じさせることなく適度の弾性力でもって柔らかく押し付けておくことができる。
さらに、いずれのパッド部材3においても、紫外線が皮膚面に貼着している粘着シート1を透過するが、パッド部材3内に設けている上記紫外線遮断フィルム32によって創傷口等の患部側に透過するのを抑制し、紫外線により患部の皮膚が変色したり、色素の沈着が生じるのを防止することができる。一方、紫外線遮断フィルム32に代えてパッド31の上層部又は下層部に紫外線遮断層36を設けている図13及び図14に示すパッド部材3F、3Gにあっては、粘着シート1を透過した紫外線が患部にまで透過するのをその紫外線遮断層36によって防止することができる。
次に、上記図8〜図14に示したパッド部材3A〜3Gを、上記図6、図7に示した救急用絆創膏A3におけるパッド部材3として使用する場合には、粘着シート1の粘着剤層2に貼着している該パッド部材3における最上層のパッド31上に軟膏薬6を塗布しておく。例えば、図15に示すパッド部材3Hは、図10に示すパッド部材3C、即ち、2枚のパッド31、31間に紫外線遮断フィルム32を介在させてなる積層体をネット34により包み込むことにより形成されたパッド部材において、最上層のパッド31上に軟膏薬6を塗布することによって層着しておくものであり、図16に示すパッド部材3Iは、図14に示すパッド部材3G、即ち、2枚のパッド31、31における下側のパッド31の下層部に紫外線遮断層36を設けてなるパッド部材において、最上層のパッド31上に軟膏薬6を塗布することによって層着しておく。
このように、上面に軟膏薬6を層着しているパッド部材3を合成樹脂製保護カバー7により被覆してこの保護カバー7の開口下端縁における両側縁部を粘着シート1の両長辺側の粘着剤層2上に貼着すると共に保護カバー7の長さ方向の両下端縁をこの保護カバー7を配設していない粘着剤層2における長さ方向の両端部に貼着している剥離紙4、5の対向端部4a、5a上に重ね合わせた構造としている。
パッド部材3におけるパッド31上に塗布した軟膏薬6は、このパッド31を被覆しているネット34の網目を通じて塗布されてあり、従って、軟膏薬6はネット34の網目によって保持されてパッド外に流動する虞れはない。また、軟膏薬6の成分がパッド31内に毛細管現象によって浸透しても、上記図15に示すパッド部材3Hにおいては、紫外線遮断フィルム32によって粘着シート1側に浸透するのを阻止することができ、上記図16に示すパッド部材3Iのように紫外線遮断フィルム32に代えてパッド31に紫外線遮断層36を設けているパッド部材3においては、上下パッド31、31間の界面によって軟膏薬6の成分が下側のパッド31に浸透するのを抑制することができる。
この救急用絆創膏A3を使用するには、粘着シート1上から剥離紙4、5と共に保護カバー7を剥離、除去してパッド部材3を露出させ、そのパッド部材3上に層着している軟膏薬6を創傷口等の患部に当てがった状態にして粘着シート1を皮膚面に貼着する。この使用状態において、紫外線遮断フィルム32や紫外線遮断層36の作用効果、ネット34の機能等は既に述べたので省略する。
図17に示すパッド部材3Jは、2枚のパッド31、31間にこれらのパッド31と平面同一形状の紙片又は柔軟な合成樹脂シート片からなる軟膏薬浸透抑止用フィルム33を介在させると共に、下層側のパッド31の下面に紫外線遮断フィルム32を重ね合わせてなる積層体をネット34によって包み込むことにより形成してなるもので、軟膏薬浸透抑止用フィルム33によって軟膏薬が下層側に浸透するのを防止しているものであり、その他の構成については上記パッド部材3と同じであるので、同一部分には同一符号を付してその詳細な説明を省略する。
次に、本発明の別の実施態様について、図18及び図19に基づいて詳述する。
ここでは、上述の紫外線遮断フィルムによって救急用絆創膏を被覆している。
即ち、上述した紫外線遮断フィルム32が、救急用絆創膏を患部に貼着した後に、ここに紫外線が照射されて皮膚再生を阻害するのを防止するのを主目的としている。ところで、救急用絆創膏は、常に箱、ケースに収容して保存しているとは限らず、これを所要量ケースから出して携帯し、使用する場合が多々ある。
ここでは、上述の紫外線遮断フィルムによって救急用絆創膏を被覆している。
即ち、上述した紫外線遮断フィルム32が、救急用絆創膏を患部に貼着した後に、ここに紫外線が照射されて皮膚再生を阻害するのを防止するのを主目的としている。ところで、救急用絆創膏は、常に箱、ケースに収容して保存しているとは限らず、これを所要量ケースから出して携帯し、使用する場合が多々ある。
こうした場合に、上述した図3及び図4に示す如きカプセル体8が露出した状態で用いられる場合、或いは、図6に示す如きドーム型の合成樹脂製保護カバー7が露出された状態で用いられる場合がある。このような場合には、紫外線がカプセル体8や合成樹脂製保護カバー7を透過して、図3における内部の薬液11を変質させたり、図6における軟膏薬6を変質させたりする虞があり、こうした事態を未然に回避することが望ましい。
ここでは、図19に示す如く、上記の図3及び図4に示す合成樹脂製のカプセル体8に上述の紫外線遮断フィルム適用したものである。この実施態様では、薬液11を収容したカプセル体8を成形する以前のシート状態において、上述と同じ紫外線遮断フィルム32′を積層している。この紫外線遮断フィルム32′は、好ましくは、25ミクロン乃至100ミクロン程度の厚みのものを一体的に積層、皮膜させている。この紫外線遮断フィルム32′は、既に詳述しているものと同様のポリエステル等の合成樹脂フィルムである。
又、図18に示す如く、上述の図6に示す合成樹脂製保護カバー7に、紫外線遮断フィルムに紫外線遮断フィルム32′を一体的に皮膜させている。この紫外線遮断フィルム32′は、既に詳述しているものと同様のポリエステル等の合成樹脂フィルムであり、前記合成樹脂製保護カバー7が、ドームに成形される以前のシート状態のときに内側(ドームの内側になる)に積層され、接着されている。上記合成樹脂製保護カバー7が塩化ビニル樹脂等で構成されていて、相容性が近いこともあって充分に溶着可能であるので、熱溶着される。しかし、接着剤を用いて接着してもよく、また、積層に際しては、前記合成樹脂製保護カバー7の表裏の外側或いは両面に積層してもよい。
以上の如く、救急用絆創膏を収納ケースや箱から出して携帯して太陽光線に晒されても、前記紫外線遮断フィルム32′によってカプセル体8内部の薬液11、或いは前記合成樹脂製保護カバー7の軟膏薬6が紫外線の影響を受けることを未然に回避できるのである。
本発明は、救急用絆創膏として、カプセルを用いた薬液タイプのもの、ドーム型のカバーを用いた軟膏タイプのもの等、種々の形態の絆創膏に対して適用できるので、救急医療用の絆創膏としての利用可能性が広いものである。
A1,A2,A3 救急用絆創膏
1 粘着シート
2 粘着剤層
3(3A〜3J) パッド部材
31 パッド
32 紫外線遮断フィルム
34 ネット
35 クッション材
36 紫外線遮断層
4,5 剥離紙
6 軟膏薬
7 合成樹脂製保護カバー
8 カプセル体
9 アルミ箔
10 孔
11 薬液
12 突片
13 小径通気孔
32′ 紫外線遮断
1 粘着シート
2 粘着剤層
3(3A〜3J) パッド部材
31 パッド
32 紫外線遮断フィルム
34 ネット
35 クッション材
36 紫外線遮断層
4,5 剥離紙
6 軟膏薬
7 合成樹脂製保護カバー
8 カプセル体
9 アルミ箔
10 孔
11 薬液
12 突片
13 小径通気孔
32′ 紫外線遮断
Claims (13)
- 粘着シートの粘着剤層上に貼着している剥離紙を剥離したのち、この粘着剤層の上面中央部に貼着しているパッド部材を傷口等の患部の皮膚面に当てがって粘着シートを皮膚面に貼着するように構成した救急用絆創膏において、上記パッド部材を、傷口等の患部の皮膚面に当てがうパッドとこのパッドに配設している紫外線遮断フィルムとから構成していることを特徴とする救急用絆創膏。
- パッド部材は、紫外線遮断フィルムをパッドの下面に重ね合わせ状に配設するか、若しくは、2枚の積層パッド間に介在させてなることを特徴とする請求項1に記載の救急用絆創膏。
- パッド部材はパッドと、このパッドの下面に重ね合わせたクッション材と、パッドとクッション材間に配設した紫外線遮断フィルム又はクッション材の下面に配設した紫外線遮断フィルムとからなることを特徴とする請求項1に記載の救急用絆創膏。
- 粘着シートの粘着剤層上に貼着している剥離紙を剥離したのち、この粘着剤層の上面中央部に貼着しているパッド部材を傷口等の患部の皮膚面に当てがって粘着シートを皮膚面に貼着するように構成した救急用絆創膏において、上記パッド部材は、パッドの上層部又は下層部の少なくとも一方を紫外線遮断剤を含有した紫外線遮断剤層に形成していることを特徴とする救急用絆創膏。
- パッド部材をネットにより包み込み、このネットの下面を粘着シートの粘着剤層上に貼着していることを特徴とする請求項1乃至請求項4のうち、いずれか1項に記載の救急用絆創膏。
- パッド部材のパッドは一定厚みを有する矩形状のガーゼ又は不織布からなることを特徴とする請求項1乃至請求項4のうち、いずれか1項に記載の救急用絆創膏。
- 紫外線遮断フィルムは、酸化チタン、酸化亜鉛、又はこれらの加工処理物からなる紫外線遮断剤を含有している合成樹脂製フィルム、又は、表面に紫外線遮断剤を層状にコーティングしてなる合成樹脂製フィルムからなり、パッドの平面形状と略同大、同形に形成されていることを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3に記載の救急用絆創膏。
- 紫外線遮断フィルムに全面に亘って多数の小径通気孔を設けていることを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3又は請求項7に記載の救急用絆創膏。
- パッド部材は粘着シートの粘着剤層上に貼着している剥離紙によって被覆されていることを特徴とする請求項1乃至請求項6のうち、いずれか1項に記載の救急用絆創膏。
- パッド部材上に軟膏薬を層着してあり、この軟膏薬を層着したパッド部材を合成樹脂製保護カバーによって被覆し、この合成樹脂製保護カバーを粘着シートの粘着剤層に剥離可能に貼着していることを特徴とする請求項1乃至請求項6のうち、いずれか1項に記載の救急用絆創膏。
- パッド部材上に、開口底面がアルミ箔によって閉止され且つ内部に薬液を封入してなる合成樹脂製のカプセル体を載置し、粘着シートの粘着剤層に貼着した剥離紙によってこのカプセル体をパッド部材上に支持させていることを特徴とする請求項1乃至請求項6のうち、いずれか1項に記載の救急用絆創膏。
- 上記合成樹脂製のカプセル体の少なくとも一側面で、少なくともその封入薬液対応箇所に、上記紫外線遮断フィルムが積層一体化されていることを特徴とする請求項11に記載の救急用絆創膏。
- 上記パッド部材と軟膏を用い、これを保護するドーム型の保護カバーを設けた救急用絆創膏において、該保護カバーの少なくとも一側面で、少なくともそのパッド部材対応箇所に、上記紫外線遮断フィルムが積層一体化されていることを特徴とする請求項1乃至請求項6のうち、いずれか1項に記載の救急用絆創膏。
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JP2005029691A JP2006212293A (ja) | 2005-02-04 | 2005-02-04 | 救急用絆創膏 |
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JP (1) | JP2006212293A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109453002A (zh) * | 2018-11-15 | 2019-03-12 | 上海市肺科医院 | 一种新型结构的医用敷贴 |
-
2005
- 2005-02-04 JP JP2005029691A patent/JP2006212293A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN109453002A (zh) * | 2018-11-15 | 2019-03-12 | 上海市肺科医院 | 一种新型结构的医用敷贴 |
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