JP2006211497A - 筆記具兼用リモコン装置 - Google Patents

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聖樹 望月
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Abstract

【課題】 所定の動きパターンで動きを与えることにより、被制御機器を誤動作させることなく制御することのできる筆記具兼用リモコン装置を実現する。
【解決手段】 スイッチ操作検出部13は、筆記具兼用リモコン装置が水平位置に静止していることを静止検出部142により検出し、加速度センサ部11により検出された動きパターンを指示パターン記憶部16に格納された複数のパターンと比較することにより、信号生成制御部15から被制御機器を操作するための制御信号を生成するようにして送信すると共に、筆記部2を使用する際には、前記発信部17から前記被制御機器への信号を停止する信号停止部144とを有するようにして筆記具兼用リモコン装置を実現した。
【選択図】 図2

Description

本発明は、杖状に形成される筆記具に内蔵されるるリモコン装置であり、予め設定された所定のパターンの動きを杖に与えることにより、AV(Audio visual)機器があたかも魔法の杖により遠隔操作されるようにした制御動作を行う筆記具兼用リモコン装置に関する。
最近になり、テレビジョン受像機、ビデオテープレコーダまたはステレオ装置といったAV機器や、エアーコンディショナ、照明装置などの電気機器は、リモコン装置によって遠隔操作される機能を備えるようになってきた。リモコン装置には複数の操作ボタンが備えられており、使用者により操作されたボタンに対応する赤外線信号が送信され、それらの機器の操作がなされる。一方、リモコン操作がなされる機器側に設けられる操作ボタンの数は減る方向にあり、リモコン装置が無い場合には限定された操作のみしか出来ないAV機器もある。リモコン装置を紛失した場合などには本体を操作する以上の労力によりリモコン装置を探さなければならない。
そこで、仮にリモコン装置を紛失した場合であっても代用できるリモコン装置が使用者の身近にあれば遠隔操作が可能になる。例えば、筆記具の機能を有しており、通常はペンたてに立てられている魔法の杖状のリモコン装置を操作して目的操作ができることは好ましい。
魔法の杖状の装置に動きを与えることにより機器を操作するリモコン装置は、操作ボタンの数を少なくし、多数あるボタンの中から目的のボタンを探すような煩わしをなくし、且つ机で他の作業を行いながら機器の操作を行えるなど便利な機能の装置である。老眼になった使用者に対して便利であると共に、身体を動かすことによりリモコンを操作する機能は、健康の面でも好適は効果を与えることができる。
その制御動作は、リモコン装置による電気機器の遠隔操作を、対象電気機器に対して魔法をかけているようにも見せかけて行う。そこで、リモコンを単なる電気機器の遠隔操作装置とせずに、魔法の道具として扱い、魔法の道具を操るように動作させることが出来れば、単なるリモコン操作もまるで魔法のように興味を持って行うことが出来る。魔法の杖は、子供が魔法の能力を持ったごとくに夢を持って操作される他に、一人暮らしのお年寄りに喜びを提供できるロボット的な機能を有するものであり、お年寄りを精神的、肉体的に豊かにできれば好適である。
特許文献1には、リモコン装置の操作ボタンの数を減らすため、1つの操作キーに重複機能を持たせ、リモコンを動かすことにより目的の装置を制御するリモコン装置が開示されている。即ち、そのリモコン装置は、リモコン操作キーを押す動作に加えて、リモコン装置を持った手の手首の運動による動作を付加する。リモコン装置本体を手で持って、手首を回転させたり、手首を上下に振ったりすることにより、その振動を加速度センサや角速度センサにより検出してリモコン用操作信号を出力する。それにより、操作キーの数を減らしてリモコン装置を小型、軽量化できるとともに、装置を制御するための反応速度を速めて操作性を改善するようにしたリモコン装置が実現できている。
特開平11−285083号公報
しかしながら、特許文献1に開示されるリモコン装置では、リモコン装置に組み込まれている速度センサなどの動き検出を行う回路をオンにした後、リモコン装置に操作命令を与えるまでの間になされる途中の経過動作が遠隔制御命令誤認識されて被制御機器に対する誤命令が与えられることがある。
例えば、被制御機器側に、途中の動きで発せられた制御信号と、その後になされる正規の制御信号とを区別して受信する機能を搭載すれば、途中の動きにより送信される制御信号に対して誤動作防止を機能させることを可能にできると考えられる。しかし、その場合では速度検出形リモコンと通常のリモコンによる操作を区別する機能を被制御機器側に搭載する必要が生じる。被制御機器側のリモコン信号受信装置に新たな機能を追加することなしに、且つ従来の被制御機器に誤動作させることのない遠隔制御信号を送信出来る加速度検出形リモコン装置を実現することはできなかった。
そこで、本発明は、上記のような問題点を解消するためになされたもので、筆記具として使用中に速度検出リモコン操作がなされた後、ないしは速度検出回路がオンに操作されて後になされるリモコン制御が、リモコン装置に与えられる正規の速度付与動作がなされるまでの準備期間になされる動きが検出されて被制御機器が誤動作させられることが無く、且つ誤動作防止用機能を搭載しない被制御機器に対しても目的の制御信号のみを送信することのできる筆記具兼用リモコン装置を提供することを目的とする。
本願発明は、ステッキの先端には発信部を備え、他端には映像機器に前記発信部を介して信号を送る複数の操作部と筆記部とを備えた筆記具兼用リモコン装置において、前記操作部は、前記ステッキが水平位置に静止していることを示す静止信号を検出する静止検出部と、前記ステッキが動作した際の加速度信号を検出する加速度センサ部と、前記映像機器への動作を指示する複数のパターンを格納する指示パターン記憶部と、前記ステッキの動作パターンが、前記指示パターン記憶部に格納された複数のパターンのいずれであるかを検出し、前記静止信号及び前記加速度信号に基づいて、前記映像機器を操作する信号を生成する信号生成制御部と、前記筆記部を使用する際には、前記発信部から前記映像機器への信号を停止する信号停止部とからなることを特徴とする筆記具兼用リモコン装置を提供する。
本発明によれば、操作部は、ステッキが水平位置に静止していることを示す静止信号を検出する静止検出部と、前記ステッキが動作した際の加速度信号を検出する加速度センサ部と、前記映像機器への動作を指示する複数のパターンを格納する指示パターン記憶部と、前記ステッキの動作パターンが、前記指示パターン記憶部に格納された複数のパターンのいずれであるかを検出し、前記静止信号及び前記加速度信号に基づいて、前記映像機器を操作する信号を生成する信号生成制御部と、前記筆記部を使用する際には、前記発信部から前記映像機器への信号を停止する信号停止部とを有するので、筆記具として使用中に速度検出リモコン操作がなされた後、ないしは速度検出回路がオンに操作されて後になされるリモコン制御が、リモコン装置に与えられる正規の速度付与動作がなされるまでの準備期間になされる動きが検出されて被制御機器が誤動作させられることが無く、且つ誤動作防止用機能を搭載しない被制御機器に対しても目的の制御信号のみを送信することのできる筆記具兼用リモコン装置を実現できる。
以下に本発明の各実施例に係る筆記具兼用リモコン装置について図1〜図10を用いて説明する。
図1は、本発明の実施に係る筆記具兼用リモコン装置及び被制御機器の外観イメージを示す図である。
図2は、本発明の実施に係る加速度検出型リモコン回路部の構成例を示すブロック図である。
図3は、本発明の実施に係る指示操作判定部の構成例を示すブロック図である。
図4は、本発明の実施に係る加速度検出部の構成例を示すブロック図である。
図5は、本発明の実施に係る音声認識部の構成例を示すブロック図である。
図6は、本発明の実施に係るスイッチ操作検出部の構成例を示すブロック図である。
図7は、本発明の実施に係る加速度検出型リモコン回路部の変形構成例を示すブロック図である。
図8は、本発明の実施に係る加速度検出型リモコン回路部の動作パターン例を示す図である。
図9は、本発明の実施に係る動作検出部の変形構成例を示す図である。
図10は、本発明の実施に係る加速度検出型リモコン回路部の他の変形構成例を示すブロック図である。
その筆記具兼用リモコン装置は、筆記具として使用中に速度検出リモコン操作がなされた後、ないしは速度検出回路がオンに操作されて後になされるリモコン制御が、リモコン装置に与えられる正規の速度付与動作がなされるまでの準備期間になされる動きが検出されて被制御機器が誤動作させられることが無く、且つ誤動作防止用機能を搭載しない被制御機器に対しても目的の制御信号のみを送信するという目的を、操作部は、本体が水平位置に静止していることを示す静止信号を検出する静止検出部と、前記本体が動作した際の加速度信号を検出する加速度センサ部と、被制御機器への動作を指示する複数のパターンを格納する指示パターン記憶部と、前記本体の動作パターンが、前記指示パターン記憶部に格納された複数のパターンのいずれであるかを検出し、前記静止信号及び前記加速度信号に基づいて、前記被制御機器を操作する信号を生成する信号生成制御部と、前記筆記部を使用する際には、前記発信部から前記映像機器への信号を停止する信号停止部とを有するようにして実現した。
筆記具兼用リモコン装置の構成について述べる。なお、同一の構成要素には同一番号を付す。
図1(a)に示す筆記具兼用リモコン装置は加速度検出型リモコン回路部1と、筆記具2aを含む筆記部2とより構成される。
図1(b)に示す筆記具兼用リモコン装置の筆記部2にはキャップ3が着脱可能とされる。また、加速度検出型リモコン回路部1には操作開始ボタン1a、直接操作ボタン1b1〜1b4、LEDを含む発光部1c、及びマイク1dが設けられている。
図2に示す加速度検出型リモコン回路部1は、動作検出部11、音声認識部12、スイッチ操作検出部13、指示操作判定部14、信号生成制御部15、指示パターン記憶部16及び送信部17より構成される。
図3に示す指示操作判定部14は、操作開始検出器141、静止検出器142、操作開始命令器143、及び操作終了命令器144より構成される。
図4に示す動作検出部11は、垂直方向の加速度センサ111、水平方向の加速度センサ112、移動信号検出部113、及び動作指示信号生成部114より構成される。
図5に示す音声認識部12は、マイク素子121、アンプ122、A/D(Analog to Digital)変換部123、音声認識処理部124、及び音声データベース部125より構成される。
図6に示すスイッチ操作検出部13は、スイッチ131a〜131eとスイッチ認識処理部132とより構成される。
図7に示す加速度検出型リモコン回路部1pは、図2に示した加速度検出型リモコン回路部1に比し、スイッチ18及び受光素子19aが多く配されると共に、指示パターン記憶部16の代わりに指示パターン記憶部16aが配されている点で異なっている。
図9に示す動作検出部11aは、図4に示した動作検出部11に比し、垂直方向の傾斜センサ115、水平方向の傾斜センサ116、及び傾斜信号検出部117が多く配されている点で異なっている。
図10に示す加速度検出型リモコン回路部1qは図7に示した加速度検出型リモコン回路部1pに比して、ランプ19bが多く配されている点で異なっている。
筆記具兼用リモコン装置の動作について述べる。
図1及び図2を参照して概要を説明する。
まず、テレビ7の音量を大きな音量に変更するに際し、使用者は図示しないペン立てに立てられている筆記具兼用リモコン装置を取り出し、操作開始ボタン1aを操作する。操作開始ボタン1aの操作はスイッチ操作検出部13により検出され、検出して得られる操作開始信号は指示操作判定部14に入力される。指示操作判定部14からは動作検出部11を動作させるための電源供給命令が出される。動作検出部11により筆記具兼用リモコン装置に与えられた動きが検出される。次に、動作検出部11により筆記具兼用リモコン装置の動きが静止したとして検出されたときに、静止検出信号が発生され、指示操作判定部14に入力される。指示操作判定部14によりテレビ7を制御するための制御信号受け待ち状態とされる。次に、使用者により筆記具兼用リモコン装置が右方向に回転させられ、その右方向回転動作は動作検出部11により検出される。動作検出部11により得られた右方向回転動作信号は信号生成制御部15に入力される。信号生成制御部15により、予め指示パターン記憶部16aに記憶される動きパターンと比較される。右方向の回転は例えば音量増加に係る制御であると判定される。信号生成制御部15からは、その判定結果を基にTV7の音量を増加させるための変調信号を生成する。変調信号は発光部1cに格納されるLED(Light Emitting Diode)に入力され、変調された赤外光が発光される。テレビ7の音量は大きな音量に変更される。
その後、筆記具兼用リモコン装置はペン立てに立てられる。他の物の下に隠れ、見失うことは無い。視聴中のテレビにより筆記が必要な情報が放映された場合にはキャップ3を外してメモを取る。視聴中の映像がVTR8の再生映像である場合は、必要に応じて短時間巻き戻し再生のリモコン操作を行うこともできる。その場合も、筆記具兼用リモコン装置をVTRに向けて静止させた後に短時間巻き戻し再生に係る指示パターンの動きを与える。筆記動作からリモコン動作への動作の遷移は水平状態での静止が検出されてなされる。その後、ペンが垂直位置に立てられて筆記がなされる場合には、所定時間の垂直状態の検出により筆記具の動作状態に戻される。動作検出部11や音声認識部12などの電源がオフされる。
ここで、指示パターン記憶部16には右回り動作の他に左回り動作、三角や四角形状による回転動作、垂直や水平の往復動作など種々の動作パターンが記憶されている。また、発光部1cから発光される赤外光が安定してTV7などの被制御機器に伝送されるためには、発光部1cは被制御機器の方を向いている必要がある。しかし、使用者による操作開始ボタン1aの操作が常に被制御機器の方を向けてなされることは期待できない。
また、操作パターンが水平や垂直方向として与えられる場合に、使用者が保持する筆記具兼用リモコン装置の角度の初期値を後述の垂直方向の傾斜センサ115や水平方向の傾斜センサ116により検出し、静止状態において検出される傾斜を基に水平角度計測値の補正を行う。
指示操作判定部14による静止検出は、被制御機器制御のための動作受け待ち状態を設定し、且つ筆記具兼用リモコン装置の垂直位置に対する補正角を求めるための初期設定動作を行う。それにより、使用者が操作開始ボタン1aを操作した後になされる動きパターンが正確に検出され、指示パターン記憶部16に記憶される記憶パターンと使用者が与える動きに対する検出の一致度を高めることにより誤動作を防止させるものである。
なお、音声認識部12は、上記の指示パターンに加えてマイク1dに向かって唱えられる呪文(特定な言葉)を含めて被制御機器を制御しようとするものである。筆記具兼用リモコン装置を垂直に立て、マイク1dに向かって呪文を唱えた後に筆記具兼用リモコン装置を水平位置に戻して静止させる。動作検出部11により水平位置での静止後に加速度検出が行われることにより、被制御機器を更に多くの制御命令数により制御操作することが可能である。
図3を参照し、指示操作判定部14について述べる。
まず、使用者によりなされる操作開始ボタン1aの操作はスイッチ操作検出部13により検出され。検出して得られた操作情報は操作開始検出器141に入力される。操作開始検出器141での操作開始の検出により、動作検出部11、音声認識部12、静止検出器142、及び他の回路部に電源供給が開始される。音声認識部12により呪文の認識動作、及び動作検出部11による装置の動きに係る加速度情報が取得される。
次に、静止検出器142において、動作検出部11で検出される加速度が所定値以下の場合には静止状態であるとして検出され、静止検出信号が生成される。操作開始命令器143では、生成された静止検出信号を基に、リモコン操作命令を受けるための指令を信号生成制御部15に出力する。操作終了命令器144は操作開始命令器143から出力される指令を基にアクティブとされる。筆記具兼用リモコン装置が所定時間以上垂直な状態に保たれた場合はリモコン状態から筆記状態、又はペン立てに立てられた状態であると判断され、操作終了命令が出力される。その出力後、筆記具兼用リモコン装置各部の電源がオフされる。
図4を参照して動作検出部11について述べる。
垂直方向の加速度センサ111と水平方向の加速度センサ112とはお互いに直交する角度の加速度を検出する。加速度の検出素子は、いわゆるナビゲーション装置に用いられると同様の素子が用いられて動作する。小型で動き検出感度が高く、且つ低消費電力の加速度センサが用いられる。加速度センサ111及び加速度センサ112は加速度検出型リモコン回路部1の先端部である発光部1cの近辺に配置した方が加速度の検出感度を高めることが出来る。即ち、停止状態の検出を高い検出感度により行うことが出来る。
加速度センサ111及び加速度センサ112の検出信号は移動信号検出部113に入力される。そこでは、筆記具兼用リモコン装置の先端部の静止を検出すると共に、先端部の動きが円を描いているか、多角形であるか、水平方向か、あるいは垂直方向であるかが検出される。なお、水平位置の誤差については、後述の傾斜センサの出力を参照して行う方法と、筆記具兼用リモコン装置が垂直位置から水平位置に移動されるときの動き方向を検出して行う方法とがある。
動作指示信号生成部114では、移動信号検出部113で検出された動き情報を基に、動きの軌跡に係る情報を生成し、軌跡や動きの振幅に係る情報を生成し、指示操作判定部14及び信号生成制御部15に出力する。
図5を参照して音声認識部12について述べる。
加速度検出型リモコン回路部1のマイク1dの位置に配置されるマイク素子121の出力電圧はアンプ122で増幅された後A/D変換部123でディジタルオーディオ信号に変換される。音声認識処理部124では、入力されるディジタルオーディオ信号をフーリエ変換して周波数成分情報を得る。低域から高域までの周波数成分の変化特性は音声データベース部125に蓄積される音声のデータベースと比較され呪文の内容が解析される。その場合の音声認識は言葉の一音一音を明確に識別する必要は無い。即ち、グループ分けされた代表的な呪文を10種類程度準備し、どの呪文と周波数の時間変化特性が合致しやすいかなどを判断することにより、どの種類の呪文が唱えられたかが判断される。判断された呪文のカテゴリーに係る情報は信号生成制御部15に供給される。
図6を参照してスイッチ操作検出部13について述べる。
加速度検出型リモコン回路部1の操作開始ボタン1a及び直接操作ボタン1b1〜1b4の押下に応じてスイッチ131a〜131eが断の状態から接続の状態になる。それぞれのスイッチ131a〜131eの接続状態はスイッチ認識処理部132により認識され、接続状態に係る接続信号が生成される。
ここで、開始ボタン1aは動作検出部11や音声認識部12を用いて制御信号を発生させるための開始ボタンとして述べた。その他に開始ボタン1aが押されている間にのみ動作検出部11や音声認識部12を動作させるようにしても良い。その場合には、開始ボタン1aの押下が中止されたときに動作検出部11や音声認識部12への電源の供給が停止される。図3に述べた操作終了命令器144を省くことができる。
また、スイッチ131aの接続(オン状態)により加速度検出型リモコン回路部1が動作状態にされる。他のスイッチ131b〜131eは、例えば直接制御用ボタンとしてテレビ7のチャンネルのインクリメントボタン、デクリメントボタン、音量のup/downボタンなどに割り当てても良い。
図7を参照して加速度検出型リモコン回路部1pについて述べる。
加速度検出型リモコン回路部1pは、加速度検出型リモコン回路部1に比して指示パターン記憶部16が新たな指示パターンを定義して記憶することが可能な指示パターン記憶部16aを有していること、及びスイッチ18をa側に投入して新たな指示パターンを記憶されるか、又はスイッチ18をb側に投入してリモコン装置として被制御機器を操作するかの動作が選択される。スイッチ18の操作は、操作開始ボタン1aと、予め定められた例えば直接操作ボタン1b1及び1b3とを同時に5秒間以上押下することによりスイッチ18をa側に接続させる。テレビ7にはリモコンキー設定に係るソフトウエアがインストールされており、そのソフトウエアの案内機能により新たに定める制御操作命令を特定し、次にそのための動きパターンを、加速度検出型リモコン回路部1pを動かして認識させる。パターン動作は、静止された水平の位置から開始し、所定のパターンに従って加速度検出型リモコン回路部1pを動かした後、再び水平の位置で静止させる。
他の応用例として、リモコンキー設定に係るソフトウエアがインストールされた図示しないパソコンを用いて指示パターンを記憶部に記憶する情報を生成して指示パターン記憶部16aに入力する方法がある。パソコン上で後記の指示パターンとリモコン操作のための命令とを関連付ける。パソコンで生成された指示パターンは、パソコンの赤外線発光素子から発光される。受光素子19aでその信号を受光し、受光された指示パターンに係る情報を指示パターン記憶部16aに記憶する。指示パターンの伝送方法は、パソコンと指示パターン記憶部16aを結線し指示パターンに係る情報を直接指示パターン記憶部16aに記憶させる方法がある。その場合に用いられるインタフェースや通信方法やその規格についてはここでは述べない。
更に、上記以外の応用例として、いわゆる学習リモコンに用いられている指示パターンの入力方法がある。まず、操作開始ボタン1aと、予め定められた例えば直接操作ボタン1b1及び1b3とを同時に5秒間以上押下し学習モードにする。次に信号生成部15で生成すべきコマンドに係る命令を他の図示しない通常のリモコンから発光させる。発行された光は受光素子19aで受光される。次に、加速度検出型リモコン回路部1pを静止状態から所定の動きパターンに従った動きを与え、その後静止させる。予め定められた直接操作ボタン1b1〜1b4を操作し、学習モードを終了させる。呪文を信号生成部15で生成すべきコマンドに関連付ける場合は、学習モードを終了させる前に呪文を唱えて動作検出部11a及び音声認識部12から出力されるパターン情報を指示パターン記憶部16、16aに記憶する。
図8を参照して指示パターン記憶部16aに記憶される指示パターンについて述べる。
指示パターンは、水平に1回振る、垂直に1回振る、水平ないしは垂直に振る動作を3回以上行う、円を描く、三角を描くなどがある。更に水平に振る動作を左方向から開始するか、又は右方向から開始するかにより異なった動作パターンとして定義できる。円や多角形の動作は左回転か、右回転かにより異なった動作パターンとして定義することが出来る。それらの動作パターンは信号生成制御部15に入力され、そこで動作指示信号が生成される。送信部17から動作指示信号を基にして変調された赤外光が発射され、被制御機器の制御動作がなされる。
さらには、これらのパターンを複数種類組み合わせることにより数多くの制御命令を定義することが出来る。複数種類の組み合わせパターンは水平位置での静止状態を挿入しながら行う。組み合わせパターンの動作終了時には筆記具兼用リモコン装置を垂直状態とすることにより、一連の動作を終了させる。
図9を参照して動作検出部11aについて述べる。
同図に示す動作検出部11aは、図4に示した動作検出部11が水平及び垂直方向の加速度を検出するのに加えて、垂直及び水平方向の傾斜を垂直方向の傾斜センサ115及び水平方向の傾斜センサ116により検出し、検出された傾斜信号が傾斜信号検出部117により傾斜信号として出力される点で異なっている。垂直方向の加速度センサ111及び水平方向の加速度センサ112の出力信号を2度積分することにより傾斜位置を求められるものの、誤差が大きく含まれる。重力を検出しながら行う傾斜検出は水平及び垂直の位置を正確に検出することが出来る。
図10を参照して加速度検出型リモコン回路部1qについて述べる。
同図に示す加速度検出型リモコン回路部1qは、図7に示した加速度検出型リモコン回路部1pに比してランプ19bが信号生成制御部15により点灯される点で異なっている。即ち、指示操作判定部14の静止検出器142により水平位置での静止が検出された場合に信号生成制御部15によりランプが点灯される。使用者はランプの点灯後に所定のパターンに従って筆記具兼用リモコン装置に対して動きを与えることが出来る。特に複数のパターン動作を組み合わせて動作指示信号を生成する場合では、ランプの点灯により次のパターン動作をさせることが出来る。誤動作を防止することが出来る。
以上のように、本実施例で示した筆記具兼用リモコン装置によれば、スイッチ操作検出部13は、筆記具兼用リモコン装置が水平位置に静止していることを示す静止信号を検出する静止検出部142と、前記筆記具兼用リモコン装置が動作した際の加速度信号を検出する加速度センサ部11と、被制御機器7〜9への動作を指示する複数のパターンを格納する指示パターン記憶部16と、前記筆記具兼用リモコン装置の動作パターンが、前記指示パターン記憶部16に格納された複数のパターンのいずれであるかを検出し、前記静止信号及び前記加速度信号に基づいて、前記被制御機器を操作する信号を生成する信号生成制御部15と、筆記部2を使用する際には、前記発信部17から前記被制御機器への信号を停止する信号停止部144とを有する格別な構成があるので、筆記具として使用中に速度検出リモコン操作がなされた後、ないしは速度検出回路がオンに操作されて後になされるリモコン制御が、リモコン装置に与えられる正規の速度付与動作がなされるまでの準備期間になされる動きが検出されて被制御機器が誤動作させられることが無く、且つ誤動作防止用機能を搭載しない被制御機器に対しても目的の制御信号のみを送信することのできる筆記具兼用リモコン装置を実現できる。
杖状に形成されるリモコン装置であり、
学習された所定のパターンの動きを本体に与えることにより、テレビなどの被制御機器を遠隔操作する機能を有する筆記具に適用できる。
本発明の実施に係る筆記具兼用リモコン装置及び被制御機器の外観イメージを示す図である。 本発明の実施に係る加速度検出型リモコン回路部の構成例を示すブロック図である。 本発明の実施に係る指示操作判定部の構成例を示すブロック図である。 本発明の実施に係る加速度検出部の構成例を示すブロック図である。 本発明の実施に係る音声認識部の構成例を示すブロック図である。 本発明の実施に係るスイッチ操作検出部の構成例を示すブロック図である。 本発明の実施に係る加速度検出型リモコン回路部の変形構成例を示すブロック図である。 本発明の実施に係る加速度検出型リモコン回路部の動作パターン例を示す図である。 本発明の実施に係る動作検出部の変形構成例を示す図である。 本発明の実施に係る加速度検出型リモコン回路部の他の変形構成例を示すブロック図である。
符号の説明
1、1p、1q 加速度検出型リモコン回路部
1a 操作開始ボタン
1b1〜1b4 直接操作ボタン
1d 発光部
1c マイク
2 筆記部
2a 筆記具
3 キャップ
7 テレビ
8 VTR
11、11a 動作検出部
12 音声認識部
13 スイッチ操作検出部
14 指示操作判定部
15 信号生成制御部
16、16a 指示パターン記憶部
17 送信部
18 スイッチ
19b ランプ
19a 受光素子
111 垂直方向の加速度センサ
112 水平方向の加速度センサ
113 移動信号検出部
114 動作指示信号生成部
115 垂直方向の傾斜センサ
116 水平方向の傾斜センサ
117 傾斜信号検出部
121 マイク素子
122 アンプ
123 A/D変換部
124 音声認識処理部
125 音声データベース部
131a〜131e スイッチ
132 スイッチ認識処理部
141 操作開始検出器
142 静止検出器
143 操作開始命令器
144 操作終了命令器

Claims (1)

  1. ステッキの先端には発信部を備え、他端には映像機器に前記発信部を介して信号を送る複数の操作部と筆記部とを備えた筆記具兼用リモコン装置において、
    前記操作部は、
    前記ステッキが水平位置に静止していることを示す静止信号を検出する静止検出部と、
    前記ステッキが動作した際の加速度信号を検出する加速度センサ部と、
    前記映像機器への動作を指示する複数のパターンを格納する指示パターン記憶部と、
    前記ステッキの動作パターンが、前記指示パターン記憶部に格納された複数のパターンのいずれであるかを検出し、前記静止信号及び前記加速度信号に基づいて、前記映像機器を操作する信号を生成する信号生成制御部と、
    前記筆記部を使用する際には、前記発信部から前記映像機器への信号を停止する信号停止部と、
    からなることを特徴とする筆記具兼用リモコン装置。

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