JP2006211263A - 自律分散的にリソース管理と運用を行うネットワークを構成する通信装置、通信装置の制御方法、およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明では、各通信装置が保有する当該通信装置のリソース(帯域、波長など)管理項目に時系列情報を含め、通信装置間の情報共有化の過程で授受される情報に前記時系列情報を含め、各通信装置が把握するネットワークのトポロジにも前記時系列情報を含める。各通信装置は通信路を開通する時刻を考慮して通信路の設計を行い、他の通信装置に時系列情報を含めた通信路確保や通信路設定の依頼を行う。
【選択図】図7
Description
E. Mannie et al., "Generalized Multi-Protocol Label Switching (GMPLS) Architecture", IETF RFC 3945, Oct. 2004. D. Katz et al., "OSPF Extensions in Support of Generalized Multi-Protocol Label Switching", IETF draft, draft-ietf-ccamp-ospf-gmpls -extensions-12.txt, Oct. 2003 (work in progress). L. Berger et al., "Generalized Multi-Protocol Label Switching (GMPLS) Signaling Resource ReserVation Protocol-Traffic Engineering (RSVP-TE) Extensions", IETF RFC 3473, Jan. 2003.
[第1実施形態]
図7に通信装置の機能構成例を、図8にプロパティ(リソースに関する情報)の例を、図9に通信装置での処理フローを、図10に通信路設計の優先度テーブルの例を示す。通信装置100は、図6に示したルータや伝送装置(321〜325)などの通信装置であって、各通信装置固有の機能として従来から備える機能の他に、トポロジ把握部110、時相通信路設計部120、ステータス設定部130、通信路設定部140、および時系列情報を含むプロパティ、トポロジ、および優先度テーブルを記録する記録部150を備えている。プロパティとは、図8に示すように通信路の種別を示す通信路タイプ、通信路を特定する識別子である通信路ID、最大帯域幅、現用帯域などのほかに、時系列情報である予約帯域と開通予定時刻、廃止予定帯域と廃止予定時刻などの情報からなり、通信装置100の記録部150に記録され、適宜更新される。プロパティを構成する時系列情報である予約帯域と開通予定時刻、廃止予定帯域と廃止予定時刻などの時間に関係する情報は、複数個となっても良い。ステータス(時系列情報)の例としては、(現在の使用区分)=(在庫)、(現在の使用区分,帯域,開通予定時刻)=(在庫,100Mbps,2005/1/31 10:00:00)、(現在の使用区分,帯域,廃止予定時刻)=(現用,100Mbps,2005/1/27 00:00:00)、(現在の使用区分,帯域,廃止予定時刻,開通予定時刻)=(現用,50Mbps,2005/1/31 12:00:00,2005/2/3 17:00:00)、(現在の使用区分,帯域,開通予定時刻,廃止予定時刻)=(現用,200Mbps,2005/2/7 10:00:00,2005/2/7 19:00:00)などがある。優先度テーブルは、あらかじめ通信装置100の記録部150に記録され、通信路の設計を行う際に、リソース選定の優先度として利用する。
廃止の場合には、通信路設計を行う必要は無く、把握しているトポロジから廃止する通信路を構成する通信装置に対して、廃止予約情報(廃止予定帯域、廃止予定時刻など)を各装置のプロパティに書き込むよう依頼する(S195)。
本実施形態は、自立分散ネットワークとして具体的な検討が進められているGMPLSに適用した場合を示す。図11にノードの機能構成例を、図12にプロパティの例を示す。通信装置200は、従来のノードとしての機能の他に、トポロジを把握するルーティング部210、時相パス計算部220、ステータスの設定やリンクの設定を行うシグナリング制御部230、および時系列情報を含むプロパティ、トポロジ、および優先度テーブルを記録する記録部240を備えている。ルーティング制御部210は、TEリンクのプロパティ内に時系列情報であるステータスを含めて広告すること、時系列情報をTE(トラヒック・エンジニアリング)データベースに組み込むことを行い、トポロジを把握する。時相パス計算部220では、TEリンクの現在の使用区分、開通予定時刻、廃止予定時刻を考慮するため、「時刻」と「ステータス」が計算時に使用する要素に追加される。シグナリング制御部230は、ステータスの変更・設定を行う。具体的には、PathメッセージとResvメッセージで送信されるLSP_ATTRIBUTE.objectにステータスを含める方法と新たなオブジェクトを定義して送る方法とある。プロパティには、リンクタイプ、リンクID、ローカルインターフェースIPアドレス、TEメトリック(コスト値)、最大帯域幅などの従来のGMPLSに規定されている情報の他に、時系列の情報(ステータス)を含める。なお、ステータスは第1実施形態で示したものと同じであり、複数個の時系列情報になっても良い。また、優先度テーブルは図10と同様のテーブルを記録部240に記録しているものとする。
なお、図15にイニシエータを中心とした処理フローの詳細を示す。
本実施形態は、GMPLSでの処理手順を、いくつかのパス設定のシナリオも含めて説明する。ノードの機能構成とプロパティは、図11と図12に示したものと同じとする。図16にネットワークの構成例を、図17にノードのリソースのステータス情報の変化の例を示す。また、優先度テーブルは図10に示したテーブルを用いる。
クライアント511とクライアント512との間に、時刻t3からt4の間に一時的なLSPを設定するシナリオを示す。ノード521とノード527との間には既にいくつかのパスが設定されている。ここで、図17をリンク533のリソースのステータスとする。
Claims (18)
- 自律分散的にリソース管理と運用を行うネットワークを構成する通信装置であって、
時系列情報を含む他の通信装置の通信路設定情報を収集し、ネットワークの構成を把握し、ネットワーク構成データを作成するトポロジ把握部と、
上記トポロジ把握部が作成したネットワーク構成データベースから、時系列情報を含めて通信路の設計を行う上記時相通信路設計部と、
上記時相通信路設計部の設計結果にしたがって、通信路設定情報を変更・設定する指示を他の通信装置に行うステータス設定部と、
当該通信装置の通信路の時系列情報を含む通信路情報および上記ネットワーク構成データを記録する記録部と、
を備えた通信装置。 - 請求項1記載の通信装置であって、
上記トポロジ把握部で収集した時系列情報以外の時系列情報も通信路の設計に使用する上記時相通信路設計部
を備えた通信装置。 - 自律分散的にリソース管理と運用を行うネットワークを構成する通信装置であって、
他の通信装置の通信路設定情報を収集し、ネットワークの構成を把握し、ネットワーク構成データを作成するトポロジ把握部と、
当該通信装置が時系列情報を含む通信路情報を把握するネットワーク内に、通信路の設定が可能かの確認を、時系列情報も考慮して行う時相通信路設計部と、
上記トポロジ把握部で作成したネットワーク構成データから設定したい通信路上の他の通信装置を把握し、当該他の通信装置に時系列情報を含めて通信路の設定が可能かの確認を依頼するステータス設定部と、
当該通信装置の通信路の時系列情報を含む通信路情報および上記ネットワーク構成データを記録する記録部と、
を備えた通信装置。 - 請求項3記載の通信装置であって、
上記ステータス設定部の確認結果が全て可能となった場合に、通信路設定情報を変更・設定する指示を他の通信装置に行う上記ステータス設定部と、
を備えた通信装置。 - 請求項1から4のいずれかに記載の通信装置であって、
通信路設計の目的別にリソース選定の優先度情報を記録する上記記録部と、
上記優先度情報にしたがって通信路の設計を行う上記時相通信路設計部と、
を備えた通信装置。 - 自律分散的にリソース管理と運用を行うネットワークを構成する通信装置であって、
通信路設計の目的別にリソース選定の優先度情報を記録する記録部と、
他の装置から時系列情報を含む通信路確認指示を受信するステータス設定部と、
上記優先度情報にしたがって、上記通信路確認指示の通信路の割り当てが可能かを確認する時相通信路設計部と、
を備えた通信装置。 - 請求項1から6のいずれかに記載の通信装置であって、
時系列情報を含む当該通信装置の通信路設定情報を、他の通信装置に通知する上記トポロジ把握部
を備えた通信装置。 - 請求項1から7のいずれかに記載の通信装置であって、
設定された時系列情報を含む通信路設定情報にしたがって、設定された時間に通信路を変更・設定する通信路設定部
を備えた通信装置。 - 請求項1から8のいずれかに記載の通信装置であって、
上記時相通信路設計部で設計に必要なリソースが確保できない場合に、不足したリソースの情報またはリソースが不足する時刻の情報のうち少なくともいずれかを、エラーメッセージに含める上記ステータス設定部
を備えた通信装置。 - GMPLSネットワークを構成する通信装置であって、
他の通信装置から時系列情報を含むリンクのプロパティを収集し、トポロジを把握し、TEデータを作成するルーティング制御部と、
上記ルーティング制御部が作成した時系列情報を含んだTEデータを用いてパスの設計を行う時相パス計算部と、
上記時相パス計算部の設計結果にしたがって、他の通信装置に時系列情報を含むリンクのプロパティを変更・設定を指示するシグナリング制御部と、
上記TEデータを記録する記録部と、
を備えた通信装置。 - 請求項10記載の通信装置であって、
他の通信装置にシグナリングによってパス設定が可能なことを確認する時相パス計算部
を備えた通信装置。 - GMPLSネットワークを構成する通信装置であって、
他の通信装置からリンクのプロパティを収集し、トポロジを把握し、TEデータを作成するルーティング制御部と、
当該通信装置が把握しているリンクにパスの設定が可能かを時系列情報も考慮して確認する時相パス計算部と、
上記ルーティング制御部が作成したTEデータを用いて、パスの経路上の他の通信装置にパスの設定が可能かを、時系列情報を含めた確認の依頼をするシグナリング制御部と
上記TEデータを記録する記録部と、
を備えた通信装置。 - 請求項10から12のいずれかに記載の通信装置であって、
パス設計の目的別にリソース選定の優先度情報を記録する上記記録部と、
上記優先度情報にしたがってパス設計を行う上記時相パス計算部と、
を備えた通信装置。 - GMPLSネットワークを構成する通信装置であって、
他の通信装置から時系列情報を含むシグナリングメッセージを受理し、パス設定の可否を確認するとともに、他の装置にPathメッセージを中継または他の装置のResvメッセージを中継するシグナリング制御部
を備えた通信装置。 - 自律分散的にリソース管理と運用を行うネットワークを構成する通信装置の制御方法であって、
トポロジ把握部で、時系列情報を含む他の通信装置の通信路設定情報を収集し、ネットワークの構成を把握し、ネットワーク構成データベースを作成し、
時相通信路設計部で、上記トポロジ把握部で作成した時系列情報を含むネットワーク構成データベースを利用して通信路の設計を行い、
ステータス設定部で、時系列情報を含む通信路設定情報を変更・設定する指示を他の通信装置に行う
ことを特徴とする通信装置の制御方法。 - 自律分散的にリソース管理と運用を行うネットワークを構成する通信装置の制御方法であって、
トポロジ把握部で、他の通信装置の通信路設定情報を収集し、ネットワークの構成を把握し、ネットワーク構成データを作成し、
時相通信路設計部で、当該通信装置が時系列情報を含む通信路情報を把握するネットワーク内に、通信路の設定が可能かの確認を、時系列情報も考慮して行い、
ステータス設定部で、上記トポロジ把握部で作成したネットワーク構成データから設定したい通信路上の他の通信装置を把握し、当該他の通信装置に時系列情報を含めて通信路の設定が可能かの確認を依頼する
ことを特徴とする通信装置の制御方法。 - 自律分散的にリソース管理と運用を行うネットワークを構成する通信装置の制御方法であって、
あらかじめ記録部に通信路設計の目的別にリソース選定の優先度情報を記録しておき、
ステータス設定部で、他の装置からの時系列情報を含む通信路確認指示を受信し、
時相通信路設計部で、上記優先度情報にしたがって、上記通信路確認指示の通信路の割り当てが可能かを確認する
ことを特徴とする通信装置の制御方法。 - 請求項1から14のいずれかに記載の通信装置をコンピュータにより実現するプログラム。
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JP2005020152A JP2006211263A (ja) | 2005-01-27 | 2005-01-27 | 自律分散的にリソース管理と運用を行うネットワークを構成する通信装置、通信装置の制御方法、およびプログラム |
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JP2006211263A true JP2006211263A (ja) | 2006-08-10 |
JP2006211263A5 JP2006211263A5 (ja) | 2007-12-20 |
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US8018864B2 (en) | 2006-12-14 | 2011-09-13 | Fujitsu Limited | Relay device and communication-path managing method |
Citations (1)
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JP2002094513A (ja) * | 2000-09-11 | 2002-03-29 | Hitachi Ltd | 通信ネットワークシステムおよびパス接続制御方法 |
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2005
- 2005-01-27 JP JP2005020152A patent/JP2006211263A/ja active Pending
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