JP2006209469A - 機器管理装置、ソフトウェア更新方法、およびソフトウェア更新システム - Google Patents

Abstract

【課題】 機器管理用のソフトウェアを確実に更新することができ、しかも、外部からの不正な遠隔操作を確実に防止できる、機器管理装置、ソフトウェア更新方法、およびソフトウェア更新システムを提供する。
【解決手段】 機器管理装置２は、ソフトウェアによって機器４を管理する。機器管理装置２は、記憶媒体読み取り部１６と、遠隔操作許可部９とを備える。記憶媒体読み取り部１６は、更新後のソフトウェアを記憶する記憶部２２を有する記憶媒体２１を読み取る。遠隔操作許可部９は、記憶媒体２１が認識されたときに、更新前のソフトウェアを更新後のソフトウェアへ更新する更新動作を行うための遠隔操作を許可する。
【選択図】 図２

Description

本発明は機器管理装置、ソフトウェア更新方法、およびソフトウェア更新システムに関する。

従来より、更新対象の装置へソフトウェアを更新するための種々の方法が提案されている。
特許文献１記載のソフトウェア更新方法では、更新対象の通信装置は、ワンタイムパスワードを生成し、外部のソフトウェア更新装置へワンタイムパスワードを送信する。そののち、ソフトウェア更新装置は、ワンタイムパスワードを用いて通信装置にアクセスし、その後、更新後のソフトウェアを通信装置へダウンロードする。

また、特許文献２には、端末装置から更新対象の電子機器へ更新後のソフトウェアをダウンロードし、更新後のソフトウェアおよび更新前のソフトウェアのいずれかを選択するソフトウェアの更新方法が記載されている。
特開２００４−３１８８３９号公報 特開２００２−７３３６１号公報

しかし、上記特許文献１および２記載の更新方法では、更新後のソフトウェアをネットワークを介して遠隔の端末からダウンロードするため、更新動作を確実に行うために種々の対策（暗号化処理など）を行う必要がある。
また、遠隔の端末が更新対象の装置にアクセスするためのパスワードがアクセス許可を受けていない外部の第三者へ洩れた場合、または第三者によって入力されたパスワードが偶然に正しいパスワードと一致した場合には、外部からの不正な遠隔操作が行われるおそれがある。

本発明の課題は、更新後のソフトウェアへ確実に更新することができ、しかも、外部からの不正な遠隔操作を確実に防止できる、機器管理装置、ソフトウェア更新方法、およびソフトウェア更新システムを提供することにある。

第１発明の機器管理装置は、ソフトウェアによって機器を管理する機器管理装置である。機器管理装置は、記憶媒体読み取り部と、遠隔操作許可部とを備えている。記憶媒体読み取り部は、記憶媒体を読み取る。記憶媒体は、記憶部を有する。記憶部は、更新後のソフトウェアを記憶する。遠隔操作許可部は、記憶媒体が認識されたときに、更新動作を行うための遠隔操作を許可する。更新動作は、更新前のソフトウェアを更新後のソフトウェアへ更新する動作である。

ここでは、記憶媒体が更新後のソフトウェアを記憶する記憶部を有するので、記憶媒体に記憶された更新後のソフトウェアが機器管理装置へ確実に更新される。また、記憶媒体が認識されたときに更新動作を行うための遠隔操作が遠隔操作許可部によって許可されるので、外部からの不正な遠隔操作は、確実に防止される。

第２発明の機器管理装置は、第１発明の機器管理装置であって、禁止部をさらに備えている。禁止部は、記憶媒体が認識されたときに、記憶媒体読み取り部以外からのソフトウェアの読み取りを禁止する。
ここでは、記憶媒体が認識されたときに記憶媒体読み取り部以外からのソフトウェアの読み取りが禁止部によって禁止されるので、記憶媒体読み取り部以外からのソフトウェアの読み取りが確実に禁止される。

第３発明の機器管理装置は、第１発明または第２発明の機器管理装置であって、遠隔操作は、通信網を介して行われる。
ここでは、遠隔操作が通信網を介して行われるので、通信網を介して確実に遠隔操作が行われる。

第４発明の機器管理装置は、第１発明から第３発明のいずれかの機器管理装置であって、
制御部をさらに備えている。記憶部は、制御部が更新動作を実行するための更新動作用プログラムをさらに記憶している。
ここでは、更新動作用プログラムが記憶媒体にさらに記憶されているので、制御部は、この更新動作用プログラムを用いて更新動作を実行する。

第５発明の機器管理装置は、第１発明から第４発明のいずれかの機器管理装置であって、再起動スイッチをさらに備えている。
ここでは、再起動スイッチをさらに備えているので、再起動スイッチを操作することにより、機器管理装置の再起動が行われる。
第６発明の機器管理装置は、第１発明から第５発明のいずれかの機器管理装置であって、記憶媒体は、ＰＣカードである。
ここでは、記憶媒体がＰＣカードであるので、記憶媒体は、機器管理装置と容易に接続する。しかも、記憶媒体の運搬および保管も容易であり、かつ、信頼性が高い。

第７発明の機器管理装置は、第１発明から第６発明のいずれかの機器管理装置であって、空調システム監視制御用コントローラとして用いられる。
ここでは、空調システム監視制御用コントローラについて、記憶媒体に記憶された更新後のソフトウェアを用いて更新動作が確実に行われ、しかも、外部からの不正な遠隔操作が確実に防止される。

第８発明のソフトウェア更新方法は、機器管理装置が機器を管理するために用いるソフトウェアを更新するためのソフトウェア更新方法である。この更新方法は、記憶媒体を読み取るステップと、記憶媒体を認識したときに遠隔操作を許可するステップとを含む。記憶媒体は、更新後のソフトウェアを記憶する記憶部を有する。更新動作は、更新前のソフトウェアを更新後のソフトウェアへ更新する動作である。
ここでは、記憶媒体が更新後のソフトウェアを記憶する記憶部を有するので、記憶媒体に記憶された更新後のソフトウェアが機器管理装置へ確実に更新される。また、記憶媒体が認識されたときに更新動作を行うための遠隔操作が許可されるので、外部からの不正な遠隔操作は、確実に防止される。

第９発明のソフトウェア更新システムは、第１発明から第７発明のいずれかの機器管理装置と、遠隔操作端末とを備えている。遠隔操作端末は、遠隔操作を行うための端末である。
ここでは、記憶媒体が更新後のソフトウェアを記憶する記憶部を有するので、記憶媒体に記憶された更新後のソフトウェアが機器管理装置へ確実に更新される。また、記憶媒体が認識されたときに遠隔操作端末による遠隔操作が遠隔操作許可部によって許可されるので、外部からの不正な遠隔操作は、確実に防止される。

第１発明によれば、記憶媒体に記憶された更新後のソフトウェアへ更新する更新動作を確実に行うことができる。しかも、外部からの不正な遠隔操作を確実に防止できる。
第２発明によれば、記憶媒体読み取り部以外からのソフトウェアの読み取りを確実に禁止することができる。
第３発明によれば、通信網を介して確実に遠隔操作を行うことができる。

第４発明によれば、更新動作のためのプログラムをわざわざ外部から別途インストールする必要がなく、便利である。
第５発明によれば、機器管理装置の再起動を行うことができる。
第６発明によれば、記憶媒体を機器管理装置と容易に接続することができる。しかも記憶媒体の運搬および保管も容易であり、かつ、信頼性が高い。

第７発明によれば、空調システム監視制御用コントローラについて、記憶媒体に記憶された更新後のソフトウェアを用いて更新動作を確実に行うことができ、外部からの不正な遠隔操作を確実に防止できる。
第８発明によれば、記憶媒体に記憶された更新後のソフトウェアへ更新する更新動作を確実に行うことができる。しかも、外部からの不正な遠隔操作を確実に防止できる。

第９発明によれば、記憶媒体に記憶された更新後のソフトウェアへ更新する更新動作を確実に行うことができる。しかも、外部からの不正な遠隔操作を確実に防止できる。

つぎに、本発明の実施形態に係わる機器管理装置、ソフトウェア更新方法、およびソフトウェア更新システムについて、図面を参照しながら詳細に説明する。
＜ソフトウェア更新システム１の構成＞
図１に示されるように、ソフトウェア更新システム１は、主要な構成として、空調システム監視制御用コントローラ（以下、コントローラという）２と、遠隔操作端末３とを備えている。

コントローラ２は、複数の空調機器４の運転を制御および監視するコントローラである。コントローラ２は、機器管理用ソフトウェア（以下、ソフトウェアという）を用いて複数の空調機器４を管理する。コントローラ２は、複数の空調機器４に信号線２０を介して通信可能に接続されている。空調機器４は、室内機および室外機の両方を含む。コントローラ２は、ソフトウェアを用いて、空調機器４の管理を行う。

コントローラ２と遠隔操作端末３とは、インターネットなどの通信網５を介して通信可能に接続されている。
コントローラ２に存在する更新前のソフトウェアが更新後のソフトウェアへ更新されるときには、更新後のソフトウェアが格納されたＰＣカード２１がコントローラ２に接続される。
＜コントローラ２の構成＞
図２に示されるように、コントローラ２は、受信部６と、送信部７と、制御部８と、遠隔操作許可部９と、ダウンロード禁止部１０と、再起動スイッチ１２と、表示部１３と、運転操作部１４と、接続端子１５、読み取り部１６と、書き込み部１７と、不揮発性メモリ１８とを備えている。

受信部６は、遠隔操作端末３から送信される信号を受信する。遠隔操作端末３から送信される信号は、パスワードを入力するためのパスワード入力信号、更新動作の遠隔操作を行うための遠隔操作信号、およびその他種々の信号を含む。
送信部７は、遠隔操作端末３へ信号を送信する。遠隔操作端末３へ送信される信号は、ログインを許可（または拒絶）することを知らせるためのログイン結果信号、更新動作の状況を知らせるための更新動作状況報知信号、およびその他種々の信号を含む。

制御部８は、複数の空調機器４の運転を制御および監視する。また、制御部８は、コントローラ２の内部の各構成要素（受信部６、送信部７、遠隔操作許可部９、ダウンロード禁止部１０、不揮発性メモリ１８、再起動スイッチ１２、表示部１３、および運転操作部１４、接続端子１５、読み取り部１６、および書き込み部１７）の動作も制御する。
さらに、制御部８は、ＰＣカード２１を認識する。ここでは、制御部８は、ＰＣカード２１へ接続確認用の信号を送り、それに応答してＰＣカード２１から返信されてきた応答信号によって、ＰＣカード２１が接続端子１５に接続されていることを認識する。

さらに、制御部８は、更新動作を行うときには、ＰＣカード２１のＲＯＭ２２に記憶された更新動作用プログラムを実行する。
遠隔操作許可部９は、制御部８がＰＣカード２１を認識したときに、遠隔操作用端末３に対して、更新動作を行うための遠隔操作を許可する。遠隔操作が許可されたときには、制御部８は、受信部６が遠隔操作用端末３からの遠隔操作信号を受信するように制御する。一方、遠隔操作が許可されないときには、制御部８は、遠隔操作信号の受信を禁止するように制御する。

ダウンロード禁止部１０は、制御部８がＰＣカード２１を認識したときに、読み取り部１６以外からのソフトウェアの読み取りを禁止する。読み取り部１６以外からのソフトウェアの読み取りが禁止されたときには、制御部８は、受信部６が遠隔操作用端末３からのソフトウェアの読み取りをできないように制御する。一方、ソフトウェアの読み取りが禁止されないときには、受信部６は、遠隔操作用端末３からのソフトウェアの読み取りを禁止されない。

再起動スイッチ１２は、コントローラ２を再起動させる。再起動は、制御部８が更新動作用プログラムまたは更新後のソフトウェアの実行を開始するときに行われる。
表示部１３は、コントローラ２による複数の空調機器４の制御状態、および更新動作の状況を表示する。
運転操作部１４は、管理者等が複数の空調機器４の運転制御を行うための操作部である。

接続端子１５は、ＰＣカード２１と通信可能に接続する端子である。
読み取り部１６は、ＰＣカード２１、さらに詳しくはＰＣカード２１に格納される更新後のソフトウェアを読み取る。
書き込み部１７は、読み取り部１６によって読み取られた更新後のソフトウェアを不揮発性メモリ１８に書き込む。

不揮発性メモリ１８は、制御部８が空調機器４の管理を行うためのソフトウェアを記憶する。更新動作前には、更新前のソフトウェアが不揮発性メモリ１８に記憶される。更新後には、更新後のソフトウェアが不揮発性メモリ１８に記憶される。
＜ＰＣカード２１の構成＞
図２に示されるように、ＰＣカード２１は、ＲＯＭ２２と、接続端子２３とを備えている。

ＲＯＭ２２は、更新後のソフトウェアを記憶する記憶部である。さらに、ＲＯＭ２２には、コントローラ２の制御部８が更新動作を実行するための更新動作用プログラムが記憶されている。
接続端子２３は、コントローラ２の接続端子１５と通信可能かつ着脱自在に接続される。
＜ソフトウェア更新方法の手順＞
つぎに、本実施形態のコントローラ２におけるソフトウェアの更新の手順を、図３のフローチャートを参照しながら説明する。ここで、コントローラ２のユーザがＰＣカード２１の接続および取外しと再起動スイッチ１２の操作とを行い、一方、管理者等が遠隔操作端末３を操作することにより通信網５を介して更新動作のための遠隔操作を行うものとする。

まず、ユーザがコントローラ２にＰＣカード２１を接続する。
このとき、ステップＳ１において、制御部８は、ＰＣカード２１の接続端子２３がコントローラ接続端子１５に接続されたか否かを判別する（すなわち、ＰＣカード２１を認識する動作を行う）。制御部８は、ＰＣカード２１が接続されていないと判別したとき（ＮＯのとき）にはステップＳ１を再度実行し、ＰＣカード２１が接続されていると判別したとき（Ｙｅｓのとき）にはステップＳ２へ進む。

ステップＳ２において、遠隔操作許可部９は、ステップＳ１において制御部８がＰＣカード２１を認識したことに連動して、遠隔操作用端末３の遠隔操作を許可する。
さらに、ステップＳ３において、ダウンロード禁止部１０は、ステップＳ１において制御部８がＰＣカード２１を認識したことに連動して、読み取り部１６以外からの読み取り、すなわち遠隔操作用端末３およびその他の端末から通信網５を介してのソフトウェアをダウンロードすることを禁止する。

ついで、ステップＳ４において、ユーザが再起動スイッチ１２を操作すれば、再起動信号が制御部８に入力され、コントローラ２は再起動する。
ついで、ステップＳ５において、制御部８は、ＰＣカード２１のＲＯＭ２２から更新動作用プログラムを読み出して、更新動作用プログラムの実行を開始する。
ついで、ステップＳ６において、ネットワーク受付（ログイン受付、パスワード入力など）が行われる。

さらに、ステップＳ７において、認証が行われる。ログインが承認されたとき（Ｙｅｓのとき）には図４のステップＳ８へ進み（図３および図４の丸Ａ参照）、ログインが承認されなかったとき（Ｎｏのとき）にはステップＳ６へ戻る。
つぎに、図４に示されるように、ステップＳ８において、管理者等が遠隔操作端末３を操作して、更新後のソフトウェアへの更新動作を承認したか否かを示す承認判別信号を制御部８へ送信する。制御部８は、承認することを示す判別信号を受けたとき（Ｙｅｓのとき）にはステップＳ９において更新動作を行い、一方、承認しないことを示す判別信号を受けたとき（Ｎｏのとき）には更新動作を終了する。

つぎに、ステップＳ９において、制御部８は、更新動作用プログラムにしたがって更新動作を実行する。更新動作は、図５のフローチャートに示される手順で実行される。
すなわち、まず、図５に示されるように、ステップＳ２１において、制御部８は、不揮発性メモリ１８に記憶されている更新前のソフトウェアを消去する。
ついで、ステップＳ２２において、制御部８は、更新後のソフトウェアをＰＣカード２１からコントローラ２へダウンロードする。具体的には、制御部８は、読み取り部１６が更新後のソフトウェアをＲＯＭ２２から読み取るように制御し、そののち、書き込み部１７が更新後のソフトウェアを不揮発性メモリ１８へ書き込むように制御する。

さらに、ステップＳ２３において、制御部８は、更新後のソフトウェアにしたがって所定の機器管理動作を正常に行うことができるか否かをソフトウェア上でチェックする。
以上の更新動作が終了したのち、ステップＳ１０へ進む。
更新動作が終了したときには、制御部８が再度の更新動作を開始しないように、ユーザは、ＰＣカード２１をコントローラ２から取り外す。

ステップＳ１０において、制御部８は、ＰＣカード２１が接続端子１５から取り外れたか否かを判別する。ＰＣカード２１が接続端子１５から取り外れたと判別されたとき（Ｙｅｓのとき）には、ステップＳ１１へ進み、取り外れたと判別されなかったとき（Ｎｏのとき）には、ステップＳ１０を繰り返す。
さらに、ステップＳ１１において、ユーザが再起動スイッチ１２を操作すれば、再起動信号が制御部８に入力され、コントローラ２は再起動する。
再起動後、ステップＳ１２において、制御部８は、更新後のソフトウェアを実行し、複数の空調機器４の運転を制御および監視する。

＜実施形態の特徴＞
（１）
本実施形態では、ＰＣカード２１が更新後のソフトウェアを記憶する記憶部２２を有するので、記憶媒体に記憶された更新後のソフトウェアがコントローラ２へ確実に更新される。また、ＰＣカード２１が認識されたときに、更新動作を行うための遠隔操作、すなわち遠隔操作用端末３による遠隔操作は、遠隔操作許可部９によって許可される。したがって、外部からの不正な遠隔操作は、確実に防止される。
（２）
本実施形態では、ＰＣカード２１が認識されたときに、読み取り部１６以外からのソフトウェアの読み取りは、ダウンロード禁止部１０によって禁止される。したがって、読み取り部１６以外からのソフトウェアの読み取りは、確実に禁止される。これによって、パスワードが洩れたり、または第三者が入力したパスワードが偶然に正しいパスワードと一致した場合でも、外部からのダウンロードは防止される。
（３）
本実施形態では、管理者等は、遠隔操作用端末３を操作することによって、通信網５を介して更新動作のための遠隔操作を確実に行うことが可能である。
（４）
本実施形態では、更新動作用プログラムがＰＣカード２１に記憶されているので、制御部８は、この更新動作用プログラムを用いて更新動作を実行することが可能である。したがって、更新動作のためのプログラムをわざわざ外部から別途インストールする必要がなくなり、便利である。
（５）
本実施形態では、コントローラ２は、再起動スイッチ１２をさらに備えている。したがって、ユーザが再起動スイッチ１２を操作することにより、更新動作の開始時、および更新後のソフトウェアを更新した後に、機器管理装置の再起動が行われる。
（６）
本実施形態では、記憶媒体として、ＰＣカード２１が採用されている。ＰＣカード２１は、コントローラ２との接続が容易である。しかも、ＰＣカード２１は、運搬および保管も容易であり、かつ、信頼性が高い。
（７）
本実施形態では、ＰＣカード２１が更新後のソフトウェアを記憶する記憶部２２を有するので、ＰＣカード２１に記憶された更新後のソフトウェアがコントローラ２へ確実に更新される。また、ＰＣカード２１が認識されたときに更新動作を行うための遠隔操作が許可されるので、外部からの不正な遠隔操作は、確実に防止される。

＜変形例＞
（Ａ）
上記の実施形態では、管理者等は、遠隔操作用端末３を用いて、通信網５を介して更新動作のための遠隔操作を行っている。しかし、更新動作のための操作の他の例として、従来から行われているような操作方法も可能である。例えば、管理者等は、コントローラ２の設置場所へ出向き、操作用端末をコントローラ２に有線で接続し、そののち、操作用端末から更新動作のための操作を行ってもよい。この場合、ＰＣカード２１の接続および取り外し、ならびに再起動スイッチ１２の操作も、管理者等によって行われる。
このような有線接続された操作用端末を用いて更新動作のための操作を行う場合であっても、ＰＣカード２１などの記憶媒体を認識したときに、遠隔操作許可部９などの操作許可部が、有線接続した操作用端末からの操作を許可するようにしてもよい。
（Ｂ）
上記の実施形態では、制御部８がＰＣカード２１の認識を行っているが、本発明はこれに限定されるものではなく、遠隔操作許可部９およびダウンロード禁止部１０のそれぞれがＰＣカード２１の認識を行うようにしてもよい。

この場合、遠隔操作許可部９は、遠隔操作許可部９それ自体がＰＣカード２１を認識したときに、遠隔操作用端末３に対して、更新動作を行うための遠隔操作を許可する。また、ダウンロード禁止部１０は、ダウンロード禁止部１０それ自体がＰＣカード２１を認識したときに、読み取り部１６以外からのソフトウェアの読み取りを禁止する。
（Ｃ）
上記の実施形態では、ＰＣカード２１の接続端子２３がコントローラ２の接続端子１５に接続されたか否かを判別することによって、ＰＣカード２１を認識しているが、本発明はこれに限定されるものではない。ＰＣカード２１などの記憶媒体を認識する他の方法（たとえば、光学式リレーなどを用いた記憶媒体の認識方法など）を採用することも可能である。

本発明の機器管理装置は、空調システム監視制御コントローラに適用可能であるが、本発明はこれに限定されるものではない。さらに、本発明の機器管理装置は、ソフトウェアによって機器を管理する種々のコントローラ等にも適用可能である。

本発明のソフトウェア更新システムの一実施形態の構成図。 図１の空調システム監視制御用コントローラおよびＰＣカードを示すブロック図。 本発明のソフトウェア更新方法の一実施形態の手順を示すフローチャートの前半部分。 本発明のソフトウェア更新方法の一実施形態の手順を示すフローチャートの後半部分。 図４の更新動作の手順を示すフローチャート。

符号の説明

１ ソフトウェア更新システム
２ コントローラ
３ 遠隔操作用端末
４ 空調機器
５ 通信網
９ 遠隔操作許可部
１０ ダウンロード禁止部
２１ ＰＣカード

Claims (9)

1. ソフトウェアによって機器（４）を管理する機器管理装置（２）であって、
   更新後のソフトウェアを記憶する記憶部（２２）を有する記憶媒体（２１）を読み取る、記憶媒体読み取り部（１６）と、
   前記記憶媒体（２１）が認識されたときに、更新前のソフトウェアを前記更新後のソフトウェアへ更新する更新動作を行うための遠隔操作を許可する遠隔操作許可部（９）と、
   を備える機器管理装置（２）。
2. 前記記憶媒体（２１）が認識されたときに、前記記憶媒体読み取り部（１６）以外からのソフトウェアの読み取りを禁止する禁止部（１０）をさらに備えている、
   請求項１記載の機器管理装置（２）。
3. 前記遠隔操作は、通信網（５）を介して行われる、
   請求項１または２記載の機器管理装置（２）。
4. 制御部（８）をさらに備えており、
   前記記憶部（２２）は、前記制御部（８）が前記更新動作を実行するための更新動作用プログラムをさらに記憶している、
   請求項１から３のいずれかに記載の機器管理装置（２）。
5. 再起動スイッチ（１２）をさらに備えている、
   請求項１から４のいずれかに記載の機器管理装置（２）。
6. 前記記憶媒体（２１）は、ＰＣカードである、
   請求項１から５のいずれかに記載の機器管理装置（２）。
7. 空調システム監視制御用コントローラとして用いられる、
   請求項１から６のいずれかに記載の機器管理装置（２）。
8. 機器管理装置（２）が機器（４）を管理するために用いるソフトウェアを更新するためのソフトウェア更新方法であって、
   更新後のソフトウェアを記憶する記憶部（２２）を有する記憶媒体（２１）を読み取るステップと、
   前記記憶媒体（２１）を認識したときに、更新前のソフトウェアを前記更新後のソフトウェアへ更新する更新動作を行うための遠隔操作を許可するステップと、
   を含むソフトウェア更新方法。
9. 請求項１から７のいずれかに記載の機器管理装置（２）と、
   前記遠隔操作を行うための遠隔操作端末（３）と、
   を備えている、ソフトウェア更新システム。

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