JP2006201308A - 防水ハウジング - Google Patents

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Abstract

【課題】レンズ鏡筒を有するカメラを収納する防水ハウジングにおいて、上記レンズ鏡筒の回転操作を確実に行うことができ、構造も簡単である防水ハウジングを提供する。
【解決手段】一眼レフカメラ50を収納可能な防水ハウジング1は、カメラ50のレンズ鏡筒51を収納するレンズ鏡筒収納筒部2aと、収納筒部2aの外周に支持され、レンズ鏡筒51のズームリング52を回転させるための回転可能な筒状の操作環11と、収納筒部2aの開口部2iに挿入され、ズームリング52の外周と操作環11の内周に当接して操作環11の回転をズームリング52に伝達するゴムローラ16と、鏡筒収納筒部2aの外部と操作環11の内周との間に設けられた防水用の複数のOリング20,21,22,防水シール23とを有しており、操作環11を回動操作することによってズームリング52を回動させることができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、レンズ鏡筒を有するカメラを収納する防水ハウジングに関する。
従来、防水カメラの操作、例えば、レンズ焦点調整操作を外部から行うことができる焦点調整装置に関して、特許文献1に開示されたものは、レンズ鏡筒の焦点調整のための回転操作を防水ケースの外側から行うことができるものである。詳しくは、レンズ鏡筒の外周部に鏡筒側磁石を固着しておき、一方、防水ケースの外周部に上記鏡筒側磁石に対応した位置に回転操作可能なケース側磁石が配されている。焦点調整時に上記ケース側磁石を回転操作すると、鏡筒側磁石がその吸引力を受け、ともに回転移動し、レンズ鏡筒の焦点調整が行われる。
特許文献1は、実用新案登録第3094807号公報である。
上述した特許文献1に開示された焦点調整装置においては、防水ケースを開放することなくレンズ鏡筒を操作して焦点調整を行うことができる。しかし、レンズ鏡筒によって必要とする回転操作力が大きい場合、上記磁石では、伝達力が不足することが考えられる。また、追随性についても必ずしも十分とはいえない。
本発明は、上述の問題を解決するためになされたものであり、レンズ鏡筒を有するカメラを収納する防水ハウジングにおいて、上記レンズ鏡筒の回転操作を確実に行うことができる構造も簡単な防水ハウジングを提供することを目的とする。
本発明の請求項1記載の防水ハウジングは、レンズ鏡筒を有するカメラを収納する防水ハウジングにおいて、上記レンズ鏡筒の部分を収納するレンズ鏡筒収納筒部と、上記レンズ鏡筒収納筒部の外周に支持され、収納された上記レンズ鏡筒の回転環を回転させるため、該回転環の回転軸と平行な回転軸を有する回転可能な筒状の操作環と、上記レンズ鏡筒収納筒部の外周壁に設けられた穴に、上記操作環の回転軸及び上記回転環の回転軸と平行に回転可能に設けられ、上記回転環の外周と上記操作環の内周に当接して上記操作環の回転を上記回転環に伝達する回転伝達部材と、上記レンズ鏡筒収納筒部の内部と外部との間の防水を行なうため、上記レンズ鏡筒収納筒部の外部と上記操作環の内周との間に設けられた防水手段とを有する。
本発明の請求項2記載の防水ハウジングは、請求項1に記載の防水ハウジングにおいて、上記回転伝達部材は、円筒状のゴム部材からなる。
本発明の請求項3記載の防水ハウジングは、請求項1に記載の防水ハウジングにおいて、上記回転伝達部材は、ゴム部材からなる一つの円筒状の部材と二つのプーリとからなり、上記一つの円筒状の部材の内周を上記二つのプーリで支え、上記二つのプーリ周囲を上記一つの円筒状の部材が回動し、上記一つの円筒状の部材の外周により上記回転環を回転させる。
本発明によれば、レンズ鏡筒を有するカメラを収納する防水ハウジングにおいて、上記レンズ鏡筒の回転操作を確実に行うことができ、構造も簡単である防水ハウジングを提供することができる。
以下、図を用いて本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の第一の実施形態の防水ハウジングにカメラを収納した状態の外観を示す斜視図である。図2は、図1のA−A断面図であって、上記防水ハウジングにカメラを収納した状態の断面を示す。図3は、上記防水ハウジングの鏡筒収納筒部(回転伝達機構部を含む)の分解斜視図である。図4は、図1のB−B断面図であって、上記鏡筒収納円筒部の光軸に沿った断面を示す。図5は、図4のC−C断面図であって、上記レンズ鏡筒収納筒部の光軸直交断面を示す。図6(A),(B)は、上記鏡筒収納筒部に組み込まれる回転伝達機構部のゴムローラの形状を示す図であって、図6(A)は、該ゴムローラの斜視図であり、図6(B)は、該ゴムローラの断面図である。
なお、以下の説明において、収納されるカメラの撮影レンズ光軸を光軸Oとし、被写体側を前方、結像側を後方とし、各部材の回転方向、および、左右方向は、前方側から見た方向で示す。
本発明の第一の実施形態である防水ハウジング1は、図2に示すようにカメラ50を防水状態で収納し、水中等での撮影,再生を可能とするものであって、図1に示すようにカメラ50を操作するための各種操作部が外部に露呈した状態で配置されている。
まず、カメラ50について説明すると、図2に示すように一眼レフカメラであって、カメラ外本体50aの前面部に交換式レンズ鏡筒51が装着されている。カメラ本体50aの上面部にレリーズ釦,モード選択ダイヤル,ストロボ発光部,LCD表示部(図示せず)、および、シンクロコード56等が配置されている。また、背面部には、ファインダ窓57,LCD表示部(モニタ)58等が配置される。左方側にはグリップ部(図示せず)が設けられる。
レンズ鏡筒51は、円筒外周部に光軸Oまわりに回転操作可能な回転環であるズームリング52およびフォーカスリング53が配され、撮影レンズ55を有する進退可能なレンズ鏡枠部54を有している。このレンズ鏡筒51においては、ズームリング52を回転操作することによって該レンズ鏡筒のズーミングが行われる。また、フォーカスリング53を回転操作すると、マニュアルフォーカシングが行われる。但し、防水ハウジング1に収納されている状態においては、フォーカスリング53は操作せず、オートフォーカス制御によるフォーカシングが行われる。そして、ズームリング52は後述する防水ハウジング1に設けられる操作環11を回転操作することによって回転駆動され、レンズ鏡筒51のズーミングが行われる。
防水ハウジング1は、図1,2に示すように左端部に配されるヒンジ部(図示せず)によって開閉回転自在に支持される透明樹脂材からなる前ケース2と後ケース3を有している。前,後ケース2,3は、カメラ50の収納状態で閉じられ、右端部に配されるバックル35によって係止され、閉状態に保持される。該閉状態では、前ケース2と後ケース3は、その接合面が後ケース溝3cの挿入される環状パッキン9によって密閉され、水密状態に保持される。
前ケース2は、前方に突出する鏡筒収納筒部(詳しくは、レンズ鏡筒収納筒部)2aを有しており、上面部にレリーズ釦操作用レバー31と、外部ストロボ接続端子用キャップ34とが配され、データ表示LCD用拡大レンズ部2dが設けられている。内部には、収納カメラのカメラ本体50a上面、および、前面を保持するための当接ゴム26,25が嵌め込まれるリブ2f,凹部2gが配され、底部内面に三脚ネジ59が嵌入される三脚ネジ支持部2eが設けられている。前ケース2の左右にはグリップ部材2c,2bが配されている。
後ケース3には、上面部にモード設定回転操作釦32,押圧操作釦33が配され、背面部に画像LCD用拡大レンズ部3aが設けられる。さらに、背面部内部にファインダ窓上部に当接する当接ゴム27が嵌め込まれる凸部3b、および、画像LCD表示部の周囲を囲むフード28を固定する突起3dが設けられる。
カメラ50を防水ハウジング1に収納する場合、カメラ50を前ケース2の内部に挿入し、三脚ネジ支持部2eの挿入した三脚ネジ59をカメラ本体50aの三脚ネジ部に螺着し、前述したように前ケース2と後ケース3を閉じて収納状態とする。この収納状態では、カメラ50は、当接ゴム25,26,27で押圧された状態で三脚ネジ59によってカメラ50のカメラ本体50aが位置決めされて固定され、レンズ鏡筒51も鏡筒収納筒部2a内部に正しく位置決めされる。すなわち、鏡筒収納筒部2aの軸心が光軸Oに一致した状態で位置決めされる。
前ケース2の鏡筒収納筒部2aの先端部には内周部にゴムリングが装着された透明樹脂からなるレンズフード4がOリング8aを挟んで螺着されている。さらに、レンズフード4の前端部には、前面ガラス6が配され、該前面ガラス6は、押さえリング5によってOリング8bを挟んで固定される。レンズフード4と鏡筒収納筒部2aとの接合部は、Oリング8a,8bにより密閉される。
鏡筒収納筒部2aにはレンズ鏡筒51のズームリング52を回転操作するための回転伝達機構部10が配され、その内周部にズームリング52が位置する。そして、図3,4に示すように鏡筒収納筒部2aには鏡筒マウント側から防水用Oリング溝2mと、段差(小径側)を以て形成される外周壁である外周部2haと、さらに段差(小径側)を以て形成される外周部2hbと、Cリング溝2nとが設けられている。外周部2haには、周方向6分割位置に内外を貫通する穴である6つの開口部2iが設けられており、該各開口部の光軸O方向両端内周側に対向し、光軸O方向と平行な軸支穴2jが設けられている。
一方、回転伝達機構部10は、鏡筒収納筒部2aの外周部2haに挿入され、光軸Oまわりに回動操作可能な筒状の操作環11と、6組で構成される部材であって光軸Oと平行(したがって、ズームリング52と操作環11の回転軸と平行)である支持軸14と、支持軸14に回転自在に嵌入するスリーブ15と、スリーブ15の外周に固着して嵌入される回転伝達部材であるゴムローラ16と、スリーブ15の両端に当接されるワッシャ17,18と止め輪19とを有し、さらに、操作環11のスラスト位置を規制するスラストリング12と、Cリング13と、防水手段であるOリング20,21,22および防水シール23とを有してなる。
ゴムローラ16は、図6(A),(B)に示すように軸穴16aを有し、外周上に所定ピッチの軸穴方向に沿った山形断面の突条部を有する円柱状外形をもつ。
軸穴16aにスリーブ15を嵌入した状態のゴムローラ16は、6組のものが両端にワッシャ17,18を装着した状態で各開口部2iに挿入され、光軸Oと平行な方向の軸支穴2jを挿通する支持軸14によってそれぞれ回転自在に支持される。支持軸14の先端は止め輪19で係止され、支持軸14の抜け止めがなされる。上記支持状態でゴムローラ16の外径面は、鏡筒収納筒部2aの外周部2haより外方に所定量突出した状態で支持されている。
鏡筒収納筒部2aのOリング溝2mにOリング20、外周部2haにOリング21、外周部2hbにOリング22がそれぞれ挿入され、該Oリングを挟み込んだ状態で外周部2haに操作環11が挿入され、さらに、操作環11の前端部内周に防水シール23が装着され、開口部2iが外部に対して水密状態に保持される。
また、操作環11の前端面には外周部2hbに嵌入するスラストリング12が防水シール23を押さ込んだ状態で当接し、さらに、スラストリング12は、Cリング13によっての光軸O方向前方への移動が規制される。従って、操作環11は、スラストリング12と鏡筒収納筒部2aの外周部2haの段部によって光軸O方向前後の移動が規制される。
上記組み付け状態では、図5に示すように操作環11の内周面11aに対してゴムローラ16の外周(山形部)が弾性変形して摩擦接触状態で当接する。一方、鏡筒収納筒部2a内側では、同様にゴムローラ16の外周(山形部)が弾性変形して収納レンズ鏡筒51のズームリング52の外周に摩擦接触状態で当接する。なお、ズームリング52の外周には、ゴムリングが装着されているのでゴムローラ16は、該ゴムリングを介して当接し、効率よく摩擦回転力が伝達される。
上述した構成を有する防水ハウジング1にカメラ50を収納した場合のレンズ鏡筒51のズーミング操作状態を説明する。
上記カメラ収納状態にて操作環11を図5のT1 方向のいずれかに回転操作した場合、操作環11の内周面11aを介してその回転力がゴムローラ16に摩擦伝達され、T2 方向に回転駆動される。そのゴムローラ16の回転力は、ゴムローラ16が当接するズームリング52に摩擦伝達され、T1 方向とは逆方向のT3 方向に回転駆動される。操作環11の回転がズームリング52に伝達されると、レンズ鏡筒51の撮影レンズ55がそれぞれのズーム位置に進退移動し、ズーミングが行われる。
本実施形態の防水ハウジング1によれば、該ハウジングの外側から操作環11を回転操作することにより回転伝達機構部10を介して収納カメラのレンズ鏡筒51のズームリング52を空回りすることなく回転させることができ、確実にズーミングを行うことができ、回転伝達機構部10の構成も簡単である。
また、操作環11,ゴムローラ16が回転可能な状態に配される鏡筒収納筒部2aの開口部2iの内外は、操作環11の内周部と鏡筒収納筒部2aの外周部2ha,2hbとの間に配されるOリング20,21,22、および、防水シール23によって確実な水密状態に保たれる。
なお、上述した実施形態の防水ハウジング1においては、回転伝達機構部10として6組の支持軸14,スリーブ15,ゴムローラ16を使用したが、これに限らず、3組の支持軸14,スリーブ15,ゴムローラ16を鏡筒収納筒部2aの外周部2haの3分割位置に配する構成であってもよい。
次に、上記の第一の実施形態の防水ハウジング1に適用したゴムローラ16の変形例について、図7(A),(B)および図8(A),(B)を用いて説明する。
図7(A),(B)は、ゴムローラ16の1つの変形例のゴムローラの形状を示し、図7(A)は斜視図であり、図7(B)は断面図である。図8(A),(B)は、ゴムローラ16の他の1つの変形例のゴムローラの形状を示し、図8(A)は斜視図であり、図8(B)は断面図である。
1つの変形例のゴムローラ16Aは、ゴムローラ16の場合と同様にそれぞれ軸穴16Aaを有し、その外形は、外周上に所定ピッチの山形断面の軸方向に沿った突条部を有する球形状外形をもつ。他の1つの変形例のゴムローラ16Bもゴムローラ16の場合と同様にそれぞれ軸穴16Baを有し、その外形は、外周上に所定ピッチの軸方向に沿った山形断面の軸方向に沿った突条部を有する円錐台外形をもつ。そして、小径側16Bbがカメラ本体50a側に向けて取り付けられる。
上述の変形例のゴムローラ16A,16Bは、それぞれゴムローラ16の場合と同様に鏡筒収納筒部2aの開口部2iに支持軸を介して回転自在に支持される。また、操作環11およびズームリング52との摩擦当接状態もゴムローラ16の場合と同様である。
これらの変形例のゴムローラ16A,16Bを適用した防水ハウジングにおいても前述した防水ハウジング1の場合と同様の効果を奏し、特に本変形例の場合、ゴムローラの山形断面が弾性変形しやすいことから比較的硬度の硬いゴムを適用することが可能であり、耐久性の向上が期待できる。
なお、上述した第一の実施形態のゴムローラ16の両端面の外周部には比較的に大きな曲面16bが形成され、また、その変形例であるゴムローラ16Aは外形が球面16Abであることから、防水ハウジング1の鏡筒収納筒部2aにレンズ鏡筒51を収納する際、該鏡筒51の挿入は、ゴムローラ16,16Aとズームリング(ゴム環)52との引っかかりが防止でき、容易になる。一方、別の変形例のゴムリング16Bを適用した場合、そのゴムリング16Bは円錐台外形を有しているので、レンズ鏡筒51の挿入がより容易となる。
また、上述したゴムローラ16,16A,16Bの材料として天然ゴム,合成ゴムの他に摩擦係数が高い合成樹脂を適用することも可能である。
次に、本発明の第二の実施形態の防水ハウジングに適用した回転伝達機構部10の変形例について図9を用いて説明する。
図9は、上記変形例の回転伝達機構部を適用した鏡筒収納筒部の光軸直交断面図である。
この変形例の回転伝達機構部10Aを適用した鏡筒収納筒部2Aaにおいては、レンズ鏡筒51のズームリング52の光軸O1 が鏡筒収納筒部2Aaの中心O2 に対して所定の偏心量eだけ偏心した状態でカメラが防水ハウジングに取り付けられる。さらに、回転伝達機構部10Aは、一組の支持軸14,スリーブ15,ゴムローラ16を鏡筒収納筒部2Aaの外周壁である外周部2Ahaの開口部2i一箇所に配するような構成とする。該外周部2Ahaの内径D2 は、ズームリング52の外径D1 よりも1つのゴムローラ16の配置隙間分だけの大きい寸法となる。他の構成は、第一の実施形態の構成と同様とする。
回転伝達機構部10Aを適用した防水ハウジングにおける操作環11からズームリング52への回転力の伝達は、第一の実施形態の場合と同様であるが、この防水ハウジングでは、レンズ鏡筒51が片持ち状態で防水ハウジングに支持されて回転駆動される。
本変形例の回転伝達機構部10Aを適用した防水ハウジングによれば、一組の支持軸14,スリーブ15,ゴムローラ16を使用するだけでよいので構成が簡単になると同時に防水ハウジングの鏡筒収納筒部2Aaの径が小さくなり、小型化が可能である。また、前述したゴムローラ16Bを適用することによって、カメラの収納、すなわち、レンズ鏡筒51の鏡筒収納筒部2Aaへの挿入がより容易になる。
次に、本発明の第二の実施形態の防水ハウジングについて、図10〜12を用いて説明する。
図10は、本実施形態の防水ハウジングの鏡筒収納筒部(回転伝達機構部を含む)の分解斜視図である(但し、操作環は図示せず)。図11は、図10のE−E断面図であって、上記鏡筒収納筒部の光軸に沿った断面を示す。図12は、図11のF−F断面図であって、上記レンズ鏡筒収納筒部の光軸直交断面を示す。
本実施形態の防水ハウジングは、第一の実施形態の防水ハウジング1と同様に一眼レフカメラを防水状態で収納し、水中等での撮影,再生を可能とするものであり、防水ハウジング1に対して操作環11によってズームリング52を回転駆動するための回転伝達機構部40の構成が異なり、その他の構成は同様である。その同様な構成部材については同一の符号を付して、以下、異なる部分についてのみ説明する。
図10に示すように本実施形態の防水ハウジングの鏡筒収納筒部2Baには、ズームリング52を回転操作するための回転伝達機構部40が配されており、その内周部にレンズ鏡筒51のズームリング52が位置している。そして、図10,11に示すように鏡筒収納筒部2Baには鏡筒マウント側から防水用Oリング溝2mと、段差(小径側)を以て形成される外周壁である外周部2Bhaと、さらに段差(小径側)を以て形成される外周部2hbと、Cリング溝2nとが設けられている。外周部2Bhaには、周方向3分割位置に内外を貫通する穴である3つの開口部2pが設けられており、該各開口部の光軸O方向の両端内周側に対向する2対の軸支穴2qが設けられている。
一方、回転伝達機構部40は、図10,11に示すように3組で構成される部材であって光軸Oと平行(したがって、ズームリング52と操作環11の回転軸と平行)である一対の支持軸44と回転伝達部材として該支持軸44に回転自在に嵌入する一対のプーリー45およびゴムベルト46と止め輪49と、さらに、第一実施形態における回転伝達機構部10と同様に筒状の操作環11と、操作環11のスラスト位置を規制するスラストリング12と、Cリング13と、防水手段であるOリング20,21,22および防水シール23とを有してなる。
プーリー45は、外周に沿った複数の溝部45aと、両端のフランジ部および貫通軸穴とを有している。
ゴムベルト46は、変形可能な円筒状(ベルト形状)のゴム製(合成ゴムを含む)の部材であって、プーリー45の両端フランジ部内に嵌入するだけの幅を有し、内周に沿ってプーリー45の溝部45aに嵌入する複数の突条部46aを有している。
一対のプーリー45が内周部に挿通した状態のゴムベルト46は、図11,12に示すように鏡筒収納筒部2Baの3つの開口部2pに挿入され、軸支穴2qを挿通する支持軸44をプーリー45に回転自在に嵌入させることによってゴムベルト46がテンションを受け、回動可能な状態で支持される。
鏡筒収納筒部2Baの外周部2Bhaには、操作環11が回転可能な状態で嵌入される。その嵌入状態では操作環11の内周面11aにゴムベルト46の表面がプーリー45の外径によって押圧され、摩擦接触状態で当接する。また、ズームリング52の外周部にはゴムベルト46のプーリー間延出部が上記テンションにより摩擦接触状態で当接する。
なお、回転伝達機構部10の場合と同様に鏡筒収納筒部2BaのOリング溝2mにOリング20、外周部2BhaにOリング21、外周部2BhbにOリング22がそれぞれ挿入され、さらに、操作環11の前端部内周に防水シール23が装着され、開口部2pが外部に対して水密状態に保持される。また、操作環11も回転伝達機構部10の場合と同様に光軸O方向前後の移動が規制される。
上述した構成を有する防水ハウジングにカメラを収納した場合のレンズ鏡筒のズーミング操作状態を説明する。
上記カメラ収納状態で操作環11を図12のT1 方向のいずれかに回転操作した場合、操作環11の内周面11aを介してその回転力がゴムベルト46に摩擦伝達され、ゴムベルト46がT2 方向に回動移動する。そのゴムベルト46の移動によりズームリング52に摩擦駆動され、T1 方向とは逆方向のT3 方向に回転駆動される。上述したように操作環11の回転がズームリング52に伝達されると、レンズ鏡筒の撮影レンズ55がそれぞれのズーム位置に進退移動し、ズーミングが行われる。
本実施形態の防水ハウジングによれば、第一の実施形態の場合と同様に該ハウジングの外側から操作環11を回転操作することにより回転伝達機構部40を介して収納カメラのレンズ鏡筒のズームリング52を空回りすることなく回転することができ、確実にズーミングを行うことができ、回転伝達機構部40の構成も簡単である。特に本実施形態の場合、ゴムベルト46を回転伝達部材として適用していることから回転力の伝達効率よく、スムーズに行われる。
また、操作環11,ゴムベルト46が回動移動可能な状態に配される鏡筒収納筒部2aの開口部2iの内外は、操作環11の内周部と鏡筒収納筒部2Baの外周部2Bha,2Bhbとの間に配されるOリング20,21,22、および、防水シール23によって確実な水密状態に保持される。
なお、上述した各実施形態における操作環および回転伝達機構部材をズームリングを回転操作するためのものであったが、本発明の要旨は、これに限らず上記操作環および回転伝達部材がフォーカスリングを回転操作するための部材としても同様に適用可能である。
本発明の防水ハウジングは、レンズ鏡筒を有するカメラを収納する防水ハウジングにおいて、上記レンズ鏡筒の回転操作を確実に行うことができる構造も簡単な防水ハウジングとして利用可能である。
本発明の第一の実施形態の防水ハウジングにカメラを収納した状態の外観を示す斜視図である。 図1のA−A断面図であって、図1の防水ハウジングにカメラを収納した状態の断面を示す。 図1の防水ハウジングの鏡筒収納筒部(回転伝達機構部を含む)の分解斜視図である。 図1のB−B断面図であって、上記鏡筒収納円筒部の光軸に沿った断面を示す。 図4のC−C断面図であって、上記レンズ鏡筒収納筒部の光軸直交断面を示している。 図3の鏡筒収納筒部に組み込まれる回転伝達機構部のゴムローラの形状を示す図であって、図6(A)は、該ゴムローラの斜視図であり、図6(B)は、該ゴムローラの断面図である。 図6のゴムローラに対する1つの変形例のゴムローラの形状を示し、図7(A)は斜視図であり、図7(B)は断面図である。 図6のゴムローラに対する他の1つの変形例のゴムローラの形状を示し、図8(A)は斜視図であり、図8(B)は断面図である。 図3の鏡筒収納筒部に組み込まれる回転伝達機構部に対する変形例を適用した鏡筒収納筒部の光軸直交断面図である。 本発明の第二の実施形態の防水ハウジングの鏡筒収納筒部(回転伝達機構部を含む)の分解斜視図である。 図10のE−E断面図であって、図10の鏡筒収納筒部の光軸に沿った断面を示す。 図11のF−F断面図であって、図10のレンズ鏡筒収納筒部の光軸直交断面を示す。
符号の説明
2a,2Aa,2Ba
…鏡筒収納筒部(レンズ鏡筒収納筒部)
2ha,2Aha,2Bha
…外周部(外周壁)
2i,2p
…開口部(外周壁に設けられた穴)
11 …操作環
16 …ゴムローラ(回転伝達部材)
20,21,22
…Oリング(防水手段)
23 …防水シール(防水手段)
45 …プーリー(回転伝達部材)
46 …ゴムベルト
(回転伝達部材,円筒状のゴム部材)
51 …レンズ鏡筒
52 …ズームリング(回転環)

代理人 弁理士 伊 藤 進

Claims (3)

  1. レンズ鏡筒を有するカメラを収納する防水ハウジングにおいて、
    上記レンズ鏡筒の部分を収納するレンズ鏡筒収納筒部と、
    上記レンズ鏡筒収納筒部の外周に支持され、収納された上記レンズ鏡筒の回転環を回転させるため、該回転環の回転軸と平行な回転軸を有する回転可能な筒状の操作環と、
    上記レンズ鏡筒収納筒部の外周壁に設けられた穴に、上記操作環の回転軸及び上記回転環の回転軸と平行に回転可能に設けられ、上記回転環の外周と上記操作環の内周に当接して上記操作環の回転を上記回転環に伝達する回転伝達部材と、
    上記レンズ鏡筒収納筒部の内部と外部との間の防水を行なうため、上記レンズ鏡筒収納筒部の外部と上記操作環の内周との間に設けられた防水手段と、
    を有することを特徴とする防水ハウジング。
  2. 上記回転伝達部材は、円筒状のゴム部材からなることを特徴とする請求項1に記載の防水ハウジング。
  3. 上記回転伝達部材は、ゴム部材からなる一つの円筒状の部材と二つのプーリーとからなり、上記一つの円筒状の部材の内周を上記二つのプーリーで支え、上記二つのプーリー周囲を上記一つの円筒状の部材が回動し、上記一つの円筒状の部材の外周により上記回転環を回転させるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の防水ハウジング。
JP2005010887A 2004-11-30 2005-01-18 防水ハウジング Withdrawn JP2006201308A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN112384837A (zh) * 2018-06-22 2021-02-19 索尼公司 可互换透镜、成像装置和转动检测装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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