JP2006199620A - ケイ素化合物を応用した化粧品及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】ケイ素化合物の皮膚組織に対する直接的な効能を得るに当たり、肌洗浄水の間接的な効能を補助的に作用させ、より効果的にケイ素化合物の効能を得られる化粧品とその製造方法の提供。
【解決手段】脱酸素された純水に茶抽出物の有効量を配合するとともにケイ素化合物を配合し、かつこれに化粧料基材を配合したことを特徴とする化粧品。
【選択図】なし
【解決手段】脱酸素された純水に茶抽出物の有効量を配合するとともにケイ素化合物を配合し、かつこれに化粧料基材を配合したことを特徴とする化粧品。
【選択図】なし
Description
本発明はケイ素化合物を応用した化粧品及びその製造方法に関し、特にケイ素化合物の皮膚組織に対する直接的な効能を得るに当たり、肌洗浄水の間接的な効能を補助的に作用させ、より効果的にケイ素化合物の効能を得られる化粧品とその製造方法に関するものである。
従来、酸素溶存料及びpHの径時変化のない恒pH性酸素水を利用した化粧品が開発、実施されている。
現在、ケイ素化合物の皮膚組織に対する保湿作用、皮膚組織を再構築し、老化を予防する作用、皮膚代謝を刺激し、正常化する作用を有する者として注目され、化粧品への応用が種々研究、開発されている。(非特許文献1)。
そして、ケイ素化合物を化粧品に応用すべく、ポリマー水性分散物とシリコーンジシラノールエマルジョンを含む化粧品組成物および方法(特許文献1)有機シリコーン微粒子、その製造方法、有機シリコーン微粒子からなる高分子材料用改質剤及び化粧品原料(特許文献2)、光遮断剤(特許文献3)等の化粧品原料が開発されるとともにメークアップの化粧料(特許文献4)や、化粧品活性剤と、毛髪に供給結合される外因性配粒子一時受容体制とを含む化粧組成物及びこの組成物を用いた毛髪処置方法(特許文献6)等により具体的化粧品として開発されている。
また、純水の逆浸透作用により、素肌表面に付着している塵埃や素肌からの代謝物である老廃物を取り込み、且つ浸透作用により皮膚深くまで浸透し、細胞を活性化し、潤いを持たせることができる滅菌化粧純水スプレーが開発されている。(特許文献6)
さらに、ミネラル水スプレーに使用されている水分は文字通りのミネラル水であるために、Ca、Mg等の各種鉱物質が含まれている。従ってこの種のミネラル水を肌にスプレーした場合、皮膚にとって悪影響を与えることがあり、特に肌の弱い乳幼児のおむつ替え時等の清拭水としては不適であった。また、純水を使用した滅菌化粧純水は、洗浄力としてはそれなりの効果を奏し、長期間の保存による細菌の繁殖を防止できるものの、素肌表面の雑菌の繁殖を抑制することや消臭効果は望めない。従って、洗浄力、肌の劣化防止、肌の除菌制菌効果、消臭効果がともに優れるとともに、これらの効果を長期間に亘って安定して発揮する肌洗浄水組成物が望まれ、脱酸素された純水に茶抽出物の有効料を配合してなる肌洗浄水組成物が開発されている(特許文献7)
特表2001−515024号公報
特開2000−19178号公報
特開平10−251273号公報
特開平10−87433号公報
特開2004−2398号公報
特開昭62−67010号公報
特開2001−2560号公報
香粧品科学研究開発専門誌・フレブランスジャーナル・2000年11月15日・第28巻第11号通巻241号第23〜48頁
しかるに、前記従来の化粧品による効能は、特定の純水による効能を利用したもので、ケイ素化合物の持つ皮膚組織に対する直接的な効能を期待することは出来ないものである。
又、前記ケイ素化合物の皮膚組織に対する直接的な効能を効果的に達成し得る化粧品自体についても単に応用性のみの存在にとどまるもので具体的な開発は全くされていないのが現状である。
さらに、前記特許文献1〜5についてもケイ素化合物としての皮膚組織に対する効能が完全に達成されるものであることについての実証はされていないものである。
因って、本発明はこれらの点に鑑みて開発されたもので、特に優れた洗浄力、肌の劣化防止、肌表面の雑菌の除菌制菌効果、消臭効果を有する肌洗浄水の効能を利用することによって、ケイ素化合物の皮膚組織に対する直接的な効能を的確に得られる化粧品とその製造方法を提供することを目的とするものである。
本発明の目的を達成するための手段となる請求項1の発明は、脱酸素された純水に茶抽出物の有効量を配合するとともにケイ素化合物を配合し、かつこれに化粧料基材を配合したことを特徴とする化粧品である。
また、請求項2の発明は、脱酸素された純水に茶抽出物および酸性抗酸化物質の有効量を配合するとともにケイ素化合物を配合し、かつこれに化粧料基材を配合したことを特徴とする請求項1記載の化粧品である。
請求項3の発明は、請求項1又は2の発明におけるケイ素化合物として、アルギン酸メチルシラルエステル、アルギン酸メチルシラノールエステル/カフェイン、ジメシルシランジオール・ブチレングリコール・トリエタノールアミン、ブチルシラノール・ヒアルロン酸縮合液、サリチル酸シランジオール、アスパラギン酸・モノヒドカキシプロリンモノメチルシラノール酸液、メチルシラノール・乳酸縮合液のうちの一つ又は複数の有機ケイ素化合物を配合したことを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1又は2の発明におけるケイ素化合物として、海藻エキス、スギナエキス、その他の天然シラノールを配合したことを特徴とする。
請求項5の発明は、前記請求項1〜4の化粧品において、前記脱酸素された純水の酸化還元電位が負であることを特徴とする。
請求項6の発明は、脱酸素された純水に茶抽出物の有効量を配合するとともにケイ素化合物を配合し、かつこれに化粧料基材を配合することを特徴とする化粧品の製造方法。
さらに、請求項7の発明は、脱酸素された純水に茶抽出物および酸性抗酸化物質の有効量を配合するとともにケイ素化合物を配合することを特徴とする化粧品の製造方法である。
さらに、請求項7の発明は、脱酸素された純水に茶抽出物および酸性抗酸化物質の有効量を配合するとともにケイ素化合物を配合することを特徴とする化粧品の製造方法である。
先ず、皮膚とケイ素については、 前記した引用文献において開示され、ケイ素は結合組織の構造的要素であり人間の正常な発達に必須であるとともに有機珪素は細胞代謝と***を正常化するものであって、細胞増殖に対する細胞刺激剤および細胞調整剤である点から、皮膚組織におけるケイ素の減少が皮膚組織の破壊により皮膚の老化につながることが明白にされている。
又、皮膚の塑性および弾力性は皮膚の水分量に依存し、健康な皮膚が柔軟で、弾力性があり、衝撃、微生物の侵入、攻撃に対する保護の役割を果たしている。
従って、この皮膚の保湿を得るためにケイ素誘導体が有用で、シラノールが多数の一連の有機ケイ素として注目された。
表皮および角質層の水分含量は外部の物理的条件に依存しているが、特に水分とクリコサミノグリカンとの熱力学的平衡にも依存している。
真皮および表皮の深い層は、ヒトの組織の平均値と同じ割合である60〜70%の水分を、角質層は通常10〜15%の水分を含んでいる。
これに対して、正常な条件のもとでは、およそ600ml/24時間と見積もられる感知できない水分損失があり、皮膚が十分に手入れされないと、皮膚のバリヤが表皮を保護できなくなり、細胞間セメントが密でなくなるとすぐに水分は容易に逃げ去ってしまう。
従って、皮膚を保湿するという概念は、香粧品学上、根本的なものになっている。
老化に関連した変動は全ての真皮構造、特に、個体の年齢を考慮して分解および減速した速度で再生されるグリコサミノグリカンに影響を与え、皮膚の水和は混乱することになる。従って、皮膚の水和は細胞代謝に関連した生物学的現象である。皮膚細胞は多孔質の水の貯蔵所であり、恒久的な交換が存在している。保湿性の制御は表面の親水脂質膜、細胞間セメントおよびNMFの3つの用により確保される。
老化に関連した変動は全ての真皮構造、特に、個体の年齢を考慮して分解および減速した速度で再生されるグリコサミノグリカンに影響を与え、皮膚の水和は混乱することになる。従って、皮膚の水和は細胞代謝に関連した生物学的現象である。皮膚細胞は多孔質の水の貯蔵所であり、恒久的な交換が存在している。保湿性の制御は表面の親水脂質膜、細胞間セメントおよびNMFの3つの用により確保される。
細胞代謝が混乱し、破壊され、皮膚が十分に水和されなくなった場合、古典的な保湿剤では持続した水和を再構築することができない。それらは表層のみでの水和剤にすぎないからである。SILANOLSはシラノール型の水酸基集団であるため、水和剤と言える。結合水の形で組織中に水分を保持する能力のゆえに、SILANOLSは従来の保湿剤と異なり、表皮や真皮にとっての生物学的保湿剤と見なすことができる。直接的な結合と水素結合間での恒久的な交換が存在するため、SILANOLSの構造は不安定である。ヒドロキシル基は水分子の組織を創りあげ、その結果重要な水和球を構築する。結合していると考えることができるこの水は、実際に皮膚のために利用でき、皮膚に対してスペア水を提供する。インピーダンスや誘電率の測定、SILANOLS的用語の弾力性測定によるヒトの皮膚水和に関するin vivo試験によっても、正常な平衡状態に戻すSILANOLSの保湿作用が証明されている。
6人の被験者についてプラセボゲル、D.S.H Cを10%含むゲルおよび想到する量のグリコサミノグリカンとヒアルロン酸を含むゲルを、前腕に2回/日、2週間塗布し、経時的に皮膚水分量を測定した。皮膚水分量は、皮膚のFT−IRスペクトルのC=OバンドとN−Hバンドの比より求めた。D.S.H Cは皮膚を非常によく保湿し、水酸基に富んだシラノール構造が自由水と結合水の両者と水素結合を構築し、表皮中に熱力学的平衡を創りあげている。シラノール構造をもたない添加物に比較してその保湿性は有意に高く、その効果は長時間継続することが明確に示された。
SILANOLSはメチルシラノール基を水分子基本骨格として、これを安定化するために種々の官能基を付加した化合物の総称である。分子内に多くの水酸基をもつことが特徴であり、この水酸基に水素結合や共有結合によって多くの水分子を保持することができる。従って、その共通的な性質として皮膚の水和を維持することによる生物学的保湿剤としての機能をもっている。
その作用機序は従来の吸湿を主体とする保湿剤とは根本的に異なっている。また、SILANOLSは皮膚から吸収することも確認されており、その官能基の種類により1)細胞賦活性作用、2)再組織化作用、3)抗ラジカル作用、4)抗グリケーション作用、5)抗炎症作用、6)脂肪分解作用などの多彩な活性を示すことが確認されている。
SILANOLSの一般的性質
SILANOLSはいくつかの主要な特性を示し、皮膚の老化に対向するために特に適するような構造になっている。そして、生体、特に皮膚に対して有機ケイ素(生物学的に利用できるケイ素)を供給している。
SILANOLSはいくつかの主要な特性を示し、皮膚の老化に対向するために特に適するような構造になっている。そして、生体、特に皮膚に対して有機ケイ素(生物学的に利用できるケイ素)を供給している。
1)構造的活性成分:SILANOLSは構造構成要素として細胞マトリックス中に含まれており、細胞外マトリックスの混乱によって引き起こされる代謝的変質に対して非常に有効に作用する。
2)機能的活性成分:SILANOLSは老化した結合組織において変化する組織代謝の調節、組織の”恒常性”の修復および細胞伝達にかかわっている。
2)機能的活性成分:SILANOLSは老化した結合組織において変化する組織代謝の調節、組織の”恒常性”の修復および細胞伝達にかかわっている。
SILANOLSの主要な性質は以下の通りである。
−老化防止作用(引き締め、コウフリーラジカル、シワ防止、抗グリケーションなど)
−保湿作用
−引き締め作用
−抗セリュライト作用
−鎮静作用
−老化防止作用(引き締め、コウフリーラジカル、シワ防止、抗グリケーションなど)
−保湿作用
−引き締め作用
−抗セリュライト作用
−鎮静作用
SILANOLSの抗ラジカルおよび抗グリーション作用
SILANOLSを含むin vitro細胞培養は、乳酸デヒドロゲナーゼ試験に示されるようにフリーラジカル攻撃に対する良好な耐性を示す。
SILANOLSを含むin vitro細胞培養は、乳酸デヒドロゲナーゼ試験に示されるようにフリーラジカル攻撃に対する良好な耐性を示す。
(a)SILANOLSは間接的な抗ラジカル作用をもっている
SILANOLSはフリーラジカルに対して直接的には作用しないが、細胞培養で実施されたESR研究によれば、オーダーパラメーターが増加するに従って細胞膜脂質の組織化は改善することが示されている。
細胞膜は老化における特別な標的として知られている。SILANOLSはその細胞間膜の再組織化を促進することにより、細胞膜をラジカルの攻撃から守り、老化による栄起用を受けにくくする。
その標的とする抗ラジカル作用により、SILANOLSは細胞膜(細胞や組織の活力に関して不可欠な役割がよく知られている)の安定化剤として作用する。
SILANOLSはフリーラジカルに対して直接的には作用しないが、細胞培養で実施されたESR研究によれば、オーダーパラメーターが増加するに従って細胞膜脂質の組織化は改善することが示されている。
細胞膜は老化における特別な標的として知られている。SILANOLSはその細胞間膜の再組織化を促進することにより、細胞膜をラジカルの攻撃から守り、老化による栄起用を受けにくくする。
その標的とする抗ラジカル作用により、SILANOLSは細胞膜(細胞や組織の活力に関して不可欠な役割がよく知られている)の安定化剤として作用する。
(b)SILANOLSは酸化的ラジカルベンジャーである(抗グリケーション)
糖尿病患者において実施されたCeramiの研究は、グリケーションおよびタンパク質網状化現象におけるグルコースの関与を証明している。皮膚の老化や糖尿病患者における早期白内障の原因であるこれら網状化は、程度は低いが非糖尿病の全てのヒトにも存在している。コラーゲンのグリケーションは内因的な生理学的老化に伴いゆっくりと進行している。
糖尿病患者において実施されたCeramiの研究は、グリケーションおよびタンパク質網状化現象におけるグルコースの関与を証明している。皮膚の老化や糖尿病患者における早期白内障の原因であるこれら網状化は、程度は低いが非糖尿病の全てのヒトにも存在している。コラーゲンのグリケーションは内因的な生理学的老化に伴いゆっくりと進行している。
グルコース酸化物質(glucosone)による酸素の脱活性化の試験に因れば、タンパク質のある特異的部位を示すことおよび酸化的構造と反応することによりSILANOLSはこれらの化学反応を防ぐことが示されました。
ALGISUM Cまたは最新のALGISUM CのようなSILANOLSは、タンパク質のグリケーションに関係する老化の防止に肘用に効果的であるように思われた。
非特異的免疫調節
老化とともに、メッセンジャーによって行われる細胞伝達とも呼ばれる細胞間の上方移動は変化する。SILANOLSは正常な細胞伝達の修復およびその結果起こる免疫調節過程(皮膚構造の完全性を維持する際の重要性がよく知られている)にかかわってくる。
老化とともに、メッセンジャーによって行われる細胞伝達とも呼ばれる細胞間の上方移動は変化する。SILANOLSは正常な細胞伝達の修復およびその結果起こる免疫調節過程(皮膚構造の完全性を維持する際の重要性がよく知られている)にかかわってくる。
SILANOLSがレセプターが位置している細胞膜にその作用の優先サイトを持っていることをすでに述べた。
また、SILANOLSはサイトカインや他の細胞情報伝達の水準変化を引き起こすことができる。
細胞***過程におけるSILANOLSの制御的役割はすでに証明されている。
そこで細胞膜に対する特異的作用、細胞伝達物質(インターロイキン、プロスタグランジンなど)の基底レベルの変動および細胞***において誘起される制御により、SILANOLSは皮膚がその自然の防御を強化することを助けるために、非特異的皮膚の免疫調節において作用できるのではないかと思われる。
そこで細胞膜に対する特異的作用、細胞伝達物質(インターロイキン、プロスタグランジンなど)の基底レベルの変動および細胞***において誘起される制御により、SILANOLSは皮膚がその自然の防御を強化することを助けるために、非特異的皮膚の免疫調節において作用できるのではないかと思われる。
脂肪分解
cAMPに対する間接作用および細胞伝達のメカニズムの両方にかかわるSILANOLSの脂肪分解作用は、in vitroおよびin vivoで証明されている。SILANOLSによる通常作用は、ラジカルによる作用により完結される。ALGISIUM CおよびCAFEISILANE Cは脂肪分解を促進し、分子や濃度に依存してその程度を変化させる。
cAMPに対する間接作用および細胞伝達のメカニズムの両方にかかわるSILANOLSの脂肪分解作用は、in vitroおよびin vivoで証明されている。SILANOLSによる通常作用は、ラジカルによる作用により完結される。ALGISIUM CおよびCAFEISILANE Cは脂肪分解を促進し、分子や濃度に依存してその程度を変化させる。
SILANOLSは、その多様な生物学的活性(保湿性、皮膚の抗老化作用、抗炎症作用)を有することにより、スリミング化粧品への応用についても有効であることが証明できる。
有機ケイ素は結合組織の構造的元素であり、グリコサミノグリカン連鎖(コラーゲンやエラスチン繊維を細胞外マトリックス中の細胞と組み立てる働きをもつ)を改善することにより組織ネットワークに参加している。
有機ケイ素のこれら誘導体のすべては、個々の化粧品の目的に対して二重の働きを持っている。ひとつは、全てのSILANOLS中に存在するケイ素元素(Si)の働きで、結合組織を修復し、再生し、保湿、老化防止、シワ防止のような化粧品的な有効性をより高めることであり、もうひとつは、結合組織に対するその親和性により、安定化しているラジカルの浸透性を高めることである。
SILANOLSの一例と主要特性
・ALGISIUM C
INCI名:Methylsilanol mannuronate/成分コード:532275(アルギン酸メチルシラノールエステル)
機能:老化防止、(引き締め、抗グリケーション)、抗セリュライト(身体と顔の引き締め)、鎮静、保湿
・ALGISIUM C
INCI名:Methylsilanol mannuronate/成分コード:532275(アルギン酸メチルシラノールエステル)
機能:老化防止、(引き締め、抗グリケーション)、抗セリュライト(身体と顔の引き締め)、鎮静、保湿
・CAFEISILANE C
INCI名:Siloxanetiol alginate (and) caffeine (and)butylene glycol
成分コード:532275/001196(アルギン酸メチルシラノールエステル/カフェイン)
機能:保湿、脂肪分解(身体及び顔の引き締め用)、抗セリュライト
INCI名:Siloxanetiol alginate (and) caffeine (and)butylene glycol
成分コード:532275/001196(アルギン酸メチルシラノールエステル/カフェイン)
機能:保湿、脂肪分解(身体及び顔の引き締め用)、抗セリュライト
・CAPILLISIL
INCI名:dimethylsilanediol (and)Butylene Glycol (and)Triethanoleamine
使用前例あり(ジメチルシランジオール・ブチレングリコール・トリエタノールアミン)
機能:保湿、組織再生、抗炎症
INCI名:dimethylsilanediol (and)Butylene Glycol (and)Triethanoleamine
使用前例あり(ジメチルシランジオール・ブチレングリコール・トリエタノールアミン)
機能:保湿、組織再生、抗炎症
・D.S.H CN
INCI名:Dimethylsilanol hyaluronate
成分コード:532260(ジメチルシランジオール・ヒアルロン酸縮合液)
機能:保湿、細胞賦活
INCI名:Dimethylsilanol hyaluronate
成分コード:532260(ジメチルシランジオール・ヒアルロン酸縮合液)
機能:保湿、細胞賦活
・D.S.B.C
INCI名:Silanediol salicylate
使用前例あり(サリチル酸シランジオール)
機能:保湿、鎮静、抗炎症、抗フリーラジカル
INCI名:Silanediol salicylate
使用前例あり(サリチル酸シランジオール)
機能:保湿、鎮静、抗炎症、抗フリーラジカル
・HYDROXYPROLISILANE CN
INCI名:Methylsilanol hydoroxyproline aspartate
成分コード:532273(アスパラギン酸・モノヒドロキシプロリンモノメチルシラノール塩液)
機能:コラーゲンの再構築、抗セリュライト、引き締め
INCI名:Methylsilanol hydoroxyproline aspartate
成分コード:532273(アスパラギン酸・モノヒドロキシプロリンモノメチルシラノール塩液)
機能:コラーゲンの再構築、抗セリュライト、引き締め
・LASILIUM
INCI名:Sodium Iactate methylsilanol
成分コード:532245(メチルシラノール・乳酸縮合液)
機能:保湿、組織再生、抗炎症、老化防止
INCI名:Sodium Iactate methylsilanol
成分コード:532245(メチルシラノール・乳酸縮合液)
機能:保湿、組織再生、抗炎症、老化防止
・PHYKOSIL 2000
INCI名:Asparagopsis armate extract
成分コード:522025(海藻エキス(4))
機能:100%天然シラノール、老化防止、保湿、鎮静
INCI名:Asparagopsis armate extract
成分コード:522025(海藻エキス(4))
機能:100%天然シラノール、老化防止、保湿、鎮静
・PROTEOSILANE C
INCI名:Methylsilanol elastinate
成分コード:532264(メチルシラノール・加水分解エラスチン縮合液)
機能:へ質、繊維芽細胞増殖促進、引き締め
INCI名:Methylsilanol elastinate
成分コード:532264(メチルシラノール・加水分解エラスチン縮合液)
機能:へ質、繊維芽細胞増殖促進、引き締め
・PRO DSB
INCI名:Dimethyl Oxobenzo Dioxasilane
使用前例あり(ジメチルオキソベンゾジオキザシラン)
機能:保湿、組織再生、抗炎症
以上の点は従来の技術にての引用文献に於いて、ケイ素の効能が明白にされているところでもある。
INCI名:Dimethyl Oxobenzo Dioxasilane
使用前例あり(ジメチルオキソベンゾジオキザシラン)
機能:保湿、組織再生、抗炎症
以上の点は従来の技術にての引用文献に於いて、ケイ素の効能が明白にされているところでもある。
そして、また前記シラノールが化粧品のスキンケア、ヘアケア、サンケなどのあらゆる領域への効能が直接的に得られることが明白にされ、以下の点にその効能のキーポイントとなる点も明白にされている。
(a)皮膚組織に対する保湿作用
結合組織の水分含量を正常化し、弾力繊維の柔軟性を維持する。
(b)皮膚組織を再構築し、老化を防止する。
脂質過酸化グリケーション、皮膚組織の分解、皮膚深部での脱水和を防止する。
(c)皮膚代謝を刺激し、正常化する作用
細胞機能を高め、その代謝を正常化する。
結合組織の水分含量を正常化し、弾力繊維の柔軟性を維持する。
(b)皮膚組織を再構築し、老化を防止する。
脂質過酸化グリケーション、皮膚組織の分解、皮膚深部での脱水和を防止する。
(c)皮膚代謝を刺激し、正常化する作用
細胞機能を高め、その代謝を正常化する。
因って、肌洗浄水組成物の優れた洗浄力、肌の劣化防止、肌表面の雑菌の除菌制菌効果、消臭効果を利用することにより、この肌洗浄水組成物の効能が、前記したケイ素化合物の皮膚組織に対する直接的な作用を助長すると同相乗的にも作用し、ケイ素化合物の皮膚組織に対する本来の効能を的確に得ることができるものである。
しかして、前記した肌洗浄水組成物自体については、溶存酸素に起因する肌の劣化及び茶抽出物の酸化を防止するとともに純水の逆浸透作用により強力な洗浄力が得られ素肌表面に付着している塵埃や素肌からの代謝物である老廃物を除去する。
又、茶抽出物を有効量配合するために肌の劣化防止、肌表面の雑菌の除菌制菌効果、消臭効果が発揮される。
さらに、酸性抗酸化物質の有効量の配合により、水は酸性となり、茶抽出物の変色、変性を抑制することができるとともに、還元性水の酸化防止能により、水中に溶解している茶抽出物及び酸性抗酸化物質の酸化劣化を防止する。
因て、これらの作用効果がケイ素化合物の作用に対して助長かつ相乗的に発揮されることになる。
本発明の化粧品の製造に使用される純水は、一般に、水道水、井戸水及び工業用水などの原水を凝集沈殿装置や濾過装置等の前処理装置で処理した後、逆浸透膜装置やイオン交換装置等の脱塩装置で処理して得られる純水、あるいはこの純水を更に、精密フィルター等の膜濾過装置で処理して得た水である。また、必要に応じて、上記純水を更に紫外線照射装置、混床式イオン交換ポリッシャー、限外濾過膜装置や逆浸透装置などの膜処理装置等からなる高度純水処理系で処理して得られた、一般なに超純水と称されている水を使用してもよい。純水を肌洗浄水組成物に使用することにより、純水の逆浸透作用により、素肌表面に付着している塵埃や素肌からの代謝物である老廃物を有効に除去できる。
本発明の化粧品に使用する肌洗浄水において、脱酸素された純水とは、上記の純水が脱酸素処理されたものであれば特に制限されない。酸素溶存濃度は、25℃、1気圧下で肌洗浄水組成物中、3.0mg/L以下、好ましくは1.0mg/L以下となる濃度である。脱酸素された純水を使用することにより、溶存酸素に起因する素肌の劣化や後述の配合物の酸化劣化を抑制できる。また、当該純水は脱酸素以外に、窒素、炭酸ガスが除去された純水であってもよい。
また、当該純水は水素ガスが溶解されていてもよい。純水に水素ガスを溶解せしめることにより、肌洗浄水組成物の酸化還元電位を負の値として還元性水とすれば、後述する配合剤の酸化劣化を抑制して、肌洗浄水組成物の肌の劣化防止効果や素肌の表面に発生する雑菌の除菌制菌効果などの諸機能を長期間に亘って持続させることができる。肌洗浄水蘇生物の酸化還元電位の好ましい値は0〜−200mV、特に0〜−500mVである。当該純水に水素ガスを溶解させる量としては、肌洗浄水組成物の酸化還元電位が負の値となる量であればよく、例えば25℃、1気圧下で肌洗浄水組成濃度が0.05mg/L以上、特に0.8〜1.6mg/Lである。また、この水素ガスの溶解は後述する洗浄スプレー容器の中で行われるようにしてもよい。
本発明の化粧品の製造において、脱酸素された純水に配合される茶抽出物としては、特に制限されないが、カテキンに代表される茶ポリフェノールが挙げられる。カテキン等の茶抽出物の有効量の配合により肌の劣化防止効果、肌表面の雑菌の除菌制菌効果及び消臭効果が得られる。また、茶抽出物は天然品であって肌に対し低刺激性であるため、敏感な肌を持つ乳幼児や高齢者にも安心して使用することができる。茶抽出物の配合量としては、肌洗浄水組成物中、有効量が添加されていればよく、具体的には、20mg/L〜1.0wt%である。茶抽出物の配合量が上記範囲未満では、肌の劣化防止、肌表面の雑菌の除菌制菌効果及び消臭効果が共に認められ難くなり、上記範囲を越えて配合しても溶解し難くなる。
本発明の化粧品の製造には前記純水に加えて、酸性抗酸化性物質の有効量を配合することが好ましい。カテキン等の茶抽出物はアルカリ域や中性域では変性が進み、茶褐色に変色すると共に、肌の劣化防止効果、肌の雑菌の除菌制菌効果及び消臭効果が失われてしまう傾向にある。そこで、酸性抗酸化性物質を配合して肌洗浄水組成物が酸性を呈するようにして茶抽出物の変色又は変性を抑制する。また、酸性抗酸化性物質の抗酸化性により、それ自身が肌の劣化防止の効果も奏する。酸性抗酸化性物質としては、水溶性で且つ低刺激性のものであれば、特に制限されないが、例えばビタミンCが挙げられる。また、酸性抗酸化性物質の配合量としては、肌洗浄水組成物中、有効量が添加されていればよく、具体的には、5mg/L〜1.0wt%である。酸性抗酸化性物質の配合量が上記範囲内であれば、肌洗浄水組成物を酸性とすることができると共に、酸性抗酸化性物質の抗酸化性能が有効に発揮される。
しかして、本発明の化粧品の製造には、前記発明の効果中に記載したケイ素化合物を有効量配合する。
また、製造する化粧品の化粧料基材を適合量配合するが、この基材との有効性を考慮して、複数のケイ素化合物を配合することも有効である。
尚、ケイ素化合物としては、その例示的なものとして、特に、以下のものを挙げることができる。
また、製造する化粧品の化粧料基材を適合量配合するが、この基材との有効性を考慮して、複数のケイ素化合物を配合することも有効である。
尚、ケイ素化合物としては、その例示的なものとして、特に、以下のものを挙げることができる。
ルギン酸メチルシラルエステル、アルギン酸メチルシラノールエステル/カフェイン、ジメシルシランジオール・ブチレングリコール・トリエタノールアミン、ブチルシラノール・ヒアルロン酸縮合液、サリチル酸シランジオール、アスパラギン酸・モノヒドカキシプロリンモノメチルシラノール酸液、メチルシラノール・乳酸縮合液、海藻エキス、スギナエキス、その他の天然シラノール。
(トーニングローション)
(a)純水(脱酸素後、茶抽出物・ケイ素化合物を配合したもの)
25.70%
アルコール 8.00%
を混合溶解する。
(b)1.3−ブチレングリコール 9.00%
グリチルリチン酸ジカリウム 0.10%
純水(脱酸素後、茶抽出物・ケイ素化合物を配合したもの)
50.00%
を混合撹拌する。この混合液(b)に上記(a)の混合液を加えて撹拌し、さらに
ヒアルロン酸Na1%液 4.00%
水溶性コラーゲン液(サメ) 2.00%
ダイズエキス 0.50%
VC−PMG 0.10%
アロエベラエキス 0.50%
キューカンバーエキス 0.10%
を加えて撹拌・濾過後に容器に充填し、製品とする。
(a)純水(脱酸素後、茶抽出物・ケイ素化合物を配合したもの)
25.70%
アルコール 8.00%
を混合溶解する。
(b)1.3−ブチレングリコール 9.00%
グリチルリチン酸ジカリウム 0.10%
純水(脱酸素後、茶抽出物・ケイ素化合物を配合したもの)
50.00%
を混合撹拌する。この混合液(b)に上記(a)の混合液を加えて撹拌し、さらに
ヒアルロン酸Na1%液 4.00%
水溶性コラーゲン液(サメ) 2.00%
ダイズエキス 0.50%
VC−PMG 0.10%
アロエベラエキス 0.50%
キューカンバーエキス 0.10%
を加えて撹拌・濾過後に容器に充填し、製品とする。
(ヘアートニック)
(a)アルコール 15.00%
純水(脱酸素後、茶抽出物・ケイ素化合物を配合したもの)
40.40%
を混合溶解する。
(b)グリチルリチン酸ジカリウム 0.10%
アミノ酸混合液 2.50%
センブリエキス 0.50%
ニンニクエキス 1.00%
サンショウエキス 0.50%
脱酸素された純水 40.00%
を混合撹拌する。この混合液(b)に上記(a)の混合液を加え撹拌し、濾過した後容器に充填し、製品とする。
(a)アルコール 15.00%
純水(脱酸素後、茶抽出物・ケイ素化合物を配合したもの)
40.40%
を混合溶解する。
(b)グリチルリチン酸ジカリウム 0.10%
アミノ酸混合液 2.50%
センブリエキス 0.50%
ニンニクエキス 1.00%
サンショウエキス 0.50%
脱酸素された純水 40.00%
を混合撹拌する。この混合液(b)に上記(a)の混合液を加え撹拌し、濾過した後容器に充填し、製品とする。
(モイスチャーローション)
(a)スクワラン 0.10%
水酸化レシチン 0.20%
を85℃にて加熱溶解する。
(b)1.3−ブチレングリコール 4.50%
グリチルリチン酸ジカリウム 0.10%
純水(脱酸素後、茶抽出物・ケイ素化合物を配合したもの) 82.90%
を75℃にて加熱溶解する。
次に、(a)の混合液を撹拌しながら温度72℃で上記(b)の混合液を少量づつ加えながら撹拌する。
(c)トレハロース 7.00%
海藻エキス 0.50%
シルクエキス 0.10%
ホエイエキス 0.10%
ヒアルロン酸ナトリウム液 4.50%
さらに冷却しながら撹拌し、40℃以下で上記(c)を加えて混合撹拌する。
その後25℃になった時に撹拌を止め、放冷後容器に充填し製品とする。
(a)スクワラン 0.10%
水酸化レシチン 0.20%
を85℃にて加熱溶解する。
(b)1.3−ブチレングリコール 4.50%
グリチルリチン酸ジカリウム 0.10%
純水(脱酸素後、茶抽出物・ケイ素化合物を配合したもの) 82.90%
を75℃にて加熱溶解する。
次に、(a)の混合液を撹拌しながら温度72℃で上記(b)の混合液を少量づつ加えながら撹拌する。
(c)トレハロース 7.00%
海藻エキス 0.50%
シルクエキス 0.10%
ホエイエキス 0.10%
ヒアルロン酸ナトリウム液 4.50%
さらに冷却しながら撹拌し、40℃以下で上記(c)を加えて混合撹拌する。
その後25℃になった時に撹拌を止め、放冷後容器に充填し製品とする。
(モイスチャークリーム)
(a)スクワラン 5.00%
ホホバ油 2.50%
ベヘニルアルコール 2.00%
ステアリン酸 1.50%
天然ビタミンE 0.10%
水素添加卵黄レシチン 0.10%
を85℃にて加熱溶解する。
(b)1.3−ブチレングリコール 4.00%
純水(脱酸素後、茶抽出物・ケイ素化合物を配合したもの)
70.60%
を75℃にて加熱溶解する。
次に、(a)の混合液を撹拌しながら温度72℃で上記(b)の混合液を少量づつ加えながら撹拌する。
(c)水酸化カリウム 0.20%
純水(脱酸素後、茶抽出物・ケイ素化合物を配合したもの) 10.00%
さらに(c)を加えて中和し40℃以下で
(d)ヒアルロン酸ナトリウム液 4.00%
上記(c)を加えて冷却しながら撹拌し、25℃になった時に撹拌を止め、放冷後容器に充填し製品とする。
(a)スクワラン 5.00%
ホホバ油 2.50%
ベヘニルアルコール 2.00%
ステアリン酸 1.50%
天然ビタミンE 0.10%
水素添加卵黄レシチン 0.10%
を85℃にて加熱溶解する。
(b)1.3−ブチレングリコール 4.00%
純水(脱酸素後、茶抽出物・ケイ素化合物を配合したもの)
70.60%
を75℃にて加熱溶解する。
次に、(a)の混合液を撹拌しながら温度72℃で上記(b)の混合液を少量づつ加えながら撹拌する。
(c)水酸化カリウム 0.20%
純水(脱酸素後、茶抽出物・ケイ素化合物を配合したもの) 10.00%
さらに(c)を加えて中和し40℃以下で
(d)ヒアルロン酸ナトリウム液 4.00%
上記(c)を加えて冷却しながら撹拌し、25℃になった時に撹拌を止め、放冷後容器に充填し製品とする。
尚、前記実施の形態1〜4にいては、前記した酸性抗酸化物質を有効量配合して実施することも可能でこの場合には前記した作用を得ることができる。
次に、洗浄スプレーの製造方法を図1及び図2を参照して説明する。図1は第1の実施の形態例の製造のフローを示す。図1中、洗浄スプレー製造装置10aは、原水供給装置1、純水製造装置2、脱気(脱酸素)装置3、水素ガス溶解装置9、肌洗浄水組成物スプレー缶封入工程4をこの順序で連接されるもので、水素ガス溶解装置9の後、肌洗浄水組成物スプレー缶封入工程4の前において、茶抽出物が茶抽出物供給装置5から供給され、酸性抗酸化性物質が酸性抗酸化性物質供給装置6から供給され、肌洗浄水組成物スプレー缶封入工程4には不活性ガスが不活性ガス供給装置8から供給されるようになっている。
前述の様な公知の純水製造装置2で得られる純水は、公知の脱気装置3により、少なくとも酸素ガスが溶存酸素濃度3.0mg/L以下となるように脱気される。脱気方法としては、例えば中空糸構造の透過膜を多数並列に配した中空糸モジュールを用いる膜脱気法、中空の塔の内部を高真空にして塔上部から純水を落下させる真空脱気塔を用いる脱気法及び水素ガスが供給された被処理水をパラジウム樹脂に通過せしめて溶存酸素と水素を反応させる方法などがある。脱気装置3における脱気は溶存酸素が除去されればよく、例えば純水中に酸素以外の例えば窒素ガスを吹き込んで、溶存酸素を追い出す方法を採ってもよい。脱気された純水は水素ガス溶解装置9に送られる。
水素ガス溶解装置9では脱気された純水に水素ガスを溶解させて酸化還元電位が負の還元性水を得る。該純水に水素ガスを溶解させる方法としては、例えば中空糸構造の透過膜を多数並列に配した中空糸モジュールを用いる方法、エゼクターを用いる方法及びラインミキサーを用いる方法などが挙げられる。水素ガスとしては水電解水素ガスやボンベに充填された水素ガス等が使用される。
水素ガス溶解装置9で得られた還元性水は、茶抽出物及び酸性抗酸化性物質とケイ素化合物が有効量配合されて肌洗浄水組成物とされ、次いで該肌洗浄水組成物はスプレー缶封入工程4に送られる。該スプレー缶封入工程4においては、肌洗浄水組成物が不活性ガスと共にスプレー容器の内部に圧入される。スプレー容器としては、例えば実開昭62−187664号公報に記載の純水スプレー等の公知のものが挙げられ、スプレー缶のヘッドをスプリングに抗して押下すると、缶内の高圧不活性ガスにより肌洗浄組成物が霧化されて素肌にスプレーされる。この加圧密封する缶を小型のスプレー缶とすれば、携帯が容器で外出先やアウトドアでも気軽に使用することができる。不活性ガスは窒素が好ましい。
図2は第2の実施の形態例の製造のフローを示す。図2中、図1と同一構成要素には同一符号を付してその説明を省略し、図1と異なる点について主に説明する。すなわち、図2中、図1と異なる点は、洗浄スプレー製造装置10bは脱気装置3の後工程に設けられた水素ガス溶解装置9が省略され、茶抽出物及び酸性抗酸化性物質が有効量配合された脱気純水を直ちに肌洗浄水組成物スプレー缶封入工程4に送り、該スプレー缶封入工程4において、水素ガス供給装置7から水素ガスを、不活性ガス供給装置8から不活性ガスをそれぞれ供給するようにした点である。すなわち、水素ガスをスプレー缶の圧入ガスの一部として使用して肌洗浄水組成物に水素ガスを溶存せしめ、肌洗浄水組成物の酸化還元電位をスプレー缶の内部で調整するようにしたものである。従って、水素ガスの供給量はスプレー缶から霧化される肌洗浄組成物の酸化還元電位が負となる量である。この場合、圧入ガスは大部分が不活性ガスであること、また、噴霧でガスは即大気に拡散されるため安全性は十分である。
上記第1及び第2の実施の形態例以外に、本発明の作用効果を奏する限り種々の変形が可能である。例えば、第2の実施の形態例で純水を脱気した後、水素ガス溶解装置9で水素溶解水を得るが、この水素溶解水は脱気された純水を原料とする水電解装置から得られる電解水素水としてもよい。また、図1及び図2において、酸性抗酸化性物質供給装置は省略できる。また、脱気装置3はスプレー缶封入工程の前であれば、いかなる工程に設置されてもよく、例えば純水製造装置2の中に組み込まれた形態であってもよい。また、図2中、水素ガス供給装置7、不活性ガス供給装置8から肌洗浄水組成物スプレー缶封入工程4に延出する供給配管は、途中合流して1本の配管で供給してもよく、途中に水素ガスと不活性ガスの混合装置を設け、これからスプレー缶封入工程4に供給する形態であってもよい。
前述してきた肌洗浄水組成物は、上記の必須の成分以外に、他の公知の滅菌剤等の任意成分を適宜の割合で配合させることもできる。また、本発明の肌洗浄水組成物はこれを公知のスプレー缶に封入すれば、朝晩のスキンケア時、メイクアップの仕上時、スポーツの後等の適宜の時に、該肌洗浄水組成物を肌に吹き付けて使用できる。また、この肌洗浄水組成物は低刺激性であるため、乳幼児のお尻拭きにも使用できる。また、除菌制菌効果及び消臭効果があることからエチケット用品として利用できる。
1 原水供給装置
2 純水製造装置
3 脱気装置
4 肌洗浄水組成物スプレー封入工程
5 茶抽出物供給装置
6 酸性抗酸化性物質供給装置
7 水素ガス供給装置
8 不活性ガス供給装置
9 水素ガス溶解装置
10a、10b 洗浄スプレー製造装置
2 純水製造装置
3 脱気装置
4 肌洗浄水組成物スプレー封入工程
5 茶抽出物供給装置
6 酸性抗酸化性物質供給装置
7 水素ガス供給装置
8 不活性ガス供給装置
9 水素ガス溶解装置
10a、10b 洗浄スプレー製造装置
Claims (7)
- 脱酸素された純水に茶抽出物の有効量を配合するとともにケイ素化合物を配合し、かつこれに化粧料基材を配合したことを特徴とする化粧品。
- 脱酸素された純水に茶抽出物および酸性抗酸化物質の有効量を配合するとともにケイ素化合物を配合し、かつこれに化粧料基材を配合したことを特徴とする請求項1記載の化粧品。
- 前記ケイ素化合物は、アルギン酸メチルシラルエステル、アルギン酸メチルシラノールエステル/カフェイン、ジメシルシランジオール・ブチレングリコール・トリエタノールアミン、ブチルシラノール・ヒアルロン酸縮合液、サリチル酸シランジオール、アスパラギン酸・モノヒドカキシプロリンモノメチルシラノール酸液、メチルシラノール・乳酸縮合液のうちの一つ又は複数の有機ケイ素化合物を配合したことを特徴とする請求項1又は2記載の化粧品。
- 前記ケイ素化合物は、海藻エキス、スギナエキス、その他の天然シラノールを配合したことを特徴とする請求項1又は2記載の化粧品。
- 前記脱酸素された純水の酸化還元電位が負であることを特徴とする請求項1〜4記載の化粧品。
- 脱酸素された純水に茶抽出物の有効量を配合するとともにケイ素化合物を配合し、かつこれに化粧料基材を配合することを特徴とする化粧品の製造方法。
- 脱酸素された純水に茶抽出物および酸性抗酸化物質の有効量を配合するとともにケイ素化合物を配合することを特徴とする化粧品の製造方法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005012934A JP2006199620A (ja) | 2005-01-20 | 2005-01-20 | ケイ素化合物を応用した化粧品及びその製造方法 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008115104A (ja) * | 2006-11-06 | 2008-05-22 | Picaso Cosmetic Laboratory Ltd | 皮膚外用剤 |
JP2016098225A (ja) * | 2014-11-26 | 2016-05-30 | 株式会社ダリヤ | 乳化組成物 |
JP2016098224A (ja) * | 2014-11-26 | 2016-05-30 | 株式会社ダリヤ | 皮膚用化粧料 |
-
2005
- 2005-01-20 JP JP2005012934A patent/JP2006199620A/ja active Pending
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JP2008115104A (ja) * | 2006-11-06 | 2008-05-22 | Picaso Cosmetic Laboratory Ltd | 皮膚外用剤 |
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