JP2006198313A - トロッカー外筒管 - Google Patents

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Takao Takeuchi
隆雄 竹内
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Abstract

【課題】螺旋状の凹凸を逸脱防止手段とするトロッカー外筒管において、十分な体壁からの逸脱防止効果が得ながら切開創への負担を小さくする。
【解決手段】体壁からの逸脱防止手段3となる螺旋状の凹凸の高さの差を0.15mm以上、0.3mm以下、螺旋間のピッチを1.5mm以上、3mm以下とし、更に、トロッカー外筒管1の先端側から基端側に向かい、凹底部から凸最頂部にかけては、傾斜させ、凸最頂部から凹部にかけては軸方向にほぼ垂直な段差として形成した。また、好ましくは、前記凹底部から凸最頂部にかけての傾斜の傾斜角を、5度以上、15度以下として構成した。
【選択図】 図1

Description

本発明は、内視鏡下外科手術のさい、体表から体腔内に穿刺され、内視鏡や手術器具の挿入通路となるトロッカーに関し、詳しくは、手術中、該トロッカーの体壁からの抜けを防止する逸脱防止手段を備えたトロッカー外筒管に関する。
内視鏡下外科手術で、体壁に穿設されて用いられるトロッカー外筒管には、手術中に該外筒管が体壁から抜け、逸脱するのを防止するための手段が設けられているものがあり、この逸脱防止手段として広く知られたものの一つに、外筒管外表面の体壁接触部位に螺旋形状の凹凸を設け、該凹凸を筋層と係合することにより逸脱を防止しようとする器具がある。
例えば、外筒管の外表面に刺入部先端近傍から3周以下の螺旋状の凸部と、凸部以後5〜50mm幅(螺旋間のピッチ幅となる)の平滑な外周面を備えるトロッカー用グリッピングディバイス(特許文献1参照)や、外筒管の外表面に、好ましくは四角い横断面を形成する螺旋ネジ山を有するとし、外筒管の末端外径を好ましくは、0.265インチ(0.6731cm)、高くなったネジ山外径を好ましくは、0.315インチ(0.8001cm)とした、即ち、好ましいネジ山の高さを0.635mm((0.8001−0.6431)/2(cm))とした腹壁鏡カニューレなどが提案されている。
特開平6−285012号公報 特開平6−98856号公報
しかし、従来の逸脱防止手段として外筒管に施される螺旋状の凹凸は、逸脱防止を意識するあまり凹凸の高さの差が大きく、この大きな段差により、トロッカーを切開創に穿刺貫通するのに力が必要となり、万一、強すぎる力で穿刺した場合、力の制御ができないことから、体壁を貫通し穿刺抵抗が急激に減少するさいなどに、制御できず体腔内部の別組織を誤穿刺してしまう懸念があり、また、穿刺時、凹凸の段差が大きいほど、切開創が拡げられるため、切開創の破損も増加してしまうといった問題点がある。
更に、体壁に装着されている間も、トロッカーは手術操作により可動するため、この凹凸による段差は、体壁に対する刺激となり、該段差を大きくすることは、切開創部の体壁への破損や負担の増加を助長し、切開創からの出血の増加や、術後の快復の遅れにつながる可能性を孕んでいる。
そこで、本発明は、体壁からのトロッカーの逸脱防止に十分な効果を有し、かつ、切開創となる体壁への負担を小さくした、穿刺のしやすい、螺旋状の凹凸を逸脱防止手段とするトロッカー外筒管を提供することを課題とした。
本発明のトロッカー外筒管は、体壁からの逸脱防止手段として、該外筒管外側面に、螺旋状の凹凸を備えており、該螺旋状の凹凸の高さの差を0.15mm以上、0.3mm以下、螺旋間のピッチを1.5mm以上、3mm以下として構成した。
また、前記凹凸は、トロッカー外筒管の先端側から基端側に向かい、凹底部から凸最頂部にかけては、傾斜させ、凸最頂部から凹部にかけては軸方向にほぼ垂直な段差として形成して、好ましくは、前記凹底部から凸最頂部にかけての傾斜の傾斜角は、5度以上、15度以下として構成した。
本発明のトロッカー外筒管に設けた螺旋状の凹凸によれば、凹凸の高さの差を0.15mm以上、0.3mm以下と極めて小さくすることで、切開創への刺激や穿刺抵抗を低減することができ、体壁に対する負担や、穿刺に対する力を小さくすることが可能となる。これにより、前記したような大きな段差による不具合を払拭することができる、人体に低侵襲な器具とすることができる。
また、前記、凹凸の高さの差を小さくしたことによる逸脱防止効果の低下に対しては、螺旋間のピッチを1.5mm以上、3mm以下と極めて細かいピッチ設定とすることで、体壁の切開創部と数多くの凹凸部で接触し、凹凸による引っ掛かりが多くなり、凹凸面との接触面積が大きく確保できることにより、実用に十分な逸脱防止作用を獲得することができる。
また、外筒管先端側から見て、凹底部から凸最頂部にかけて傾斜して形成することにより、前記凹凸の高さの差の小さく構成した作用と併せて、外筒管を体腔内に穿刺するさいの穿刺抵抗を小さくすることができ、該穿刺を容易なものとしている。また、凸最頂部から凹部にかけては、軸方向にほぼ垂直な段差を形成していることにより、外筒管を体壁に保持したさいに、該段差の引っ掛かりにより抜け方向に対して抜け難い構造となっている。また、抜去して外す場合は、螺旋状となっているためネジの抜ける方向に回転しながら抜くことで、前記段差により切開創に負担を掛けずに、無理なく抜くことができる。
このように、最適な凹凸幅とピッチ幅の設定、及び、凹凸形状により、十分な逸脱防止効果と、人体への侵襲性の低さを兼ね揃えた逸脱手段を備えたトロッカー外筒管を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態の一例につき図面を参考に詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態のトロッカー外筒管を示す全体構成図で、該トロッカー外筒管は、先端部に刃先11を有する筒状の外筒管1と、
該外筒管1の基端部に内腔を連通して設けられる、内視鏡や手術器具あるいはトロッカー内針の挿入口となる開口部21や、気腹ガスを注入するガス管を接続するための接続部22や、内部に設ける気腹維持のための逆止弁(図示しない)を各々備えた外筒基2と、
前記外筒管1外表面の、穿設したさいに体壁との接触部となる部位に設けられ、体壁からの逸脱防止手段となる螺旋加工部3とにより構成し、本例においては、外筒管1、外筒基2(逆止弁を除く)、及び、螺旋加工部3を透明なポリカーボネート樹脂により一体成型して形成した。
また、本例においては、前記螺旋加工部3の位置は、体壁装着時の取り付け位置を考慮し、有効長90mmの外筒管1の先端より20mmから70mmまでの50mmの幅に設定し、外筒管1の太さは、5mmの鉗子に対応するものとして、内径5.9mm、外径7.7mmとして形成した。
図2は、前記実施の形態の逸脱防止手段(螺旋加工部)を示す拡大図で、連続的な螺旋形状で凹凸面を形成している。該凹凸面は、外筒管1の先端側から基端側への凹底部34から凸部最頂部33は、穿刺抵抗を低減するためにテーパー状の傾斜部31として形成し、凸最頂部33から凹底部34は、体壁装着時の逸脱防止効果の増大のため、軸方向にほぼ垂直な段差32として構成した。尚、凹底部34は、製造上の制約から軸方向に水平面を有して構成されている。
そして、この螺旋加工部3は、前記体壁からの逸脱防止と、切開創に対する負担低減の観点から最適と考えられる凹凸面となるように、螺旋間のピッチaを2.2mm、凸最頂部と凹底部との高さの差bを0.2mm、凹部から凸部の傾斜角度cを10度に設定している。尚、この最適な数値の設定は、切開創(穿刺創)の大きさ(外筒管の太さ)によって変わり、請求項の設定範囲の内で最適と考えられるものが選択されれば良い。
以下、本発明の使用実態について説明する。図3は、前記実施の形態のトロッカー外筒管を体壁に装着したさいの模式図を示し、斜線で示された部分は、体壁を模式的に示している。本外筒管1を体壁4に装着するには、装着部の体表に小さな切開を施し、該切開創から、本トロッカー外筒管に図示しない内針を挿入したトロッカーで体腔内部まで穿刺、貫通させ、更に、適度な深度まで刺入し、体壁が螺旋加工部3と全域で当接する位置で留め、内針を抜去して図のように保持させる。
このように、凹凸の高さの差が小さく、かつ細かいピッチで多数の凹凸面により構成された螺旋加工部3が体壁に接触することで、体壁への負担が少なく侵襲性が低いにもかかわらず、確実な逸脱防止が可能となるトロッカー外筒管となっている。
本発明の実施の形態のトロッカー外筒管を示す全体構成図 前記実施の形態の逸脱防止手段を示す拡大図 前記実施の形態のトロッカー外筒管を体壁に装着したさいの模式図
符号の説明
1. 外筒管
11. 刃先
2. 外筒基
3. 逸脱防止手段(螺旋加工部)
31. 傾斜部
32. 段差
33. 凸最頂部
34. 凹底部
a. 螺旋ピッチ
b. 凹凸高さ
c. 傾斜角度

Claims (3)

  1. 体壁からの逸脱防止手段として、螺旋状の凹凸を備えたトロッカー外筒管において、該螺旋状の凹凸の、高さの差が0.15mm以上、0.3mm以下、螺旋間のピッチが1.5mm以上、3mm以下としたことを特徴とするトロッカー外筒管。
  2. トロッカー外筒管の先端側から基端側に向かい、凹底部から凸最頂部にかけては、傾斜させ、凸部最頂部から凹部にかけては軸方向にほぼ垂直な段差とした請求項1のトロッカー外筒管。
  3. 前記、凹底部から凸最頂部にかけての傾斜の傾斜角は、5度以上、15度以下とした請求項1乃至2のトロッカー外筒管。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008066132A1 (fr) * 2006-11-30 2008-06-05 Olympus Corporation Tube ondulé pour endoscope, et endoscope
JP2022500150A (ja) * 2018-09-14 2022-01-04 マンセル、ジョン 埋込み型の神経遮断介入

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