JP2006197331A - ストリーミングシステム、インタフェース変換装置、バッファリング方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ネットワークにおいて所定のデータ伝送レートになるように、そのネットワークへの送出前にストリーミングデータのバッファリングを行う。バッファリングの際は、ストリーミングデータのオーバーフロー及びアンダーフローが起きないように、映像及び音声のデータを一定時間まで待ち合わせてバッファリングを行い、データ伝送レートに見合うレートになるよう、一定のデータ量に分割して送出する。映像及び音声のデータを一定時間まで待ち合わせても一定のデータ量に達しない場合はバッファリングできただけのデータを送出する。
【選択図】 図1
Description
また、バッファリングを行う一定の待ち合わせ時間と一定のデータ量とを調整することにより、リアルタイム性を極力損なわないような、よりきめ細かな映像品質の調整ができるという効果がある。
(実施の形態)
図1は、本発明の実施の形態に係るストリーミングシステムの構成例を示すブロック図である。同図に示されているように、本例のストリーミングシステム100は、映像及び音声を入力するためのライブカメラ170と、ライブカメラ170によって入力される映像及び音声について符号化するためのエンコーダ160と、エンコーダ160によって符号化された後のデータを受けRTPパケットデータとして配信するためのストリーミングサーバ150と、ストリーミングサーバ150より配信されるデータをTV電話移動機端末向けのストリーミングデータとして変換して送出する映像ストリーミングゲートウェイ120と、移動通信ネットワーク200と、ストリーミングデータを再生するためのTV電話移動機端末110とを含んで構成されている。
ストリーミングサーバ150と映像ストリーミングゲートウェイ120との間は、LAN(Local Area Network)によって接続される。
映像ストリーミングゲートウェイ120は、ゲートウェイ本体装置140と、インタフェース変換装置130とから構成されている。
移動通信ネットワーク200は、本例では64Kbps回線交換網である。
図2は、本発明の実施の形態に係るストリーミングシステムのより詳細な構成を示すブロック図である。同図において、ストリーミングサーバ150は、クライアントの認証及び接続処理を行うクライアント認証・接続部150aと、ストリーミングコンテンツの管理を行うストリーミングコンテンツ管理部150bと、映像及び音声をRTPで配信する処理を行うストリーミングコンテンツRTP配信部150cと、クライアントの切断処理を行うクライアント切断制御部150dとを含んで構成されている。
H.223は、マルチメディア多重化プロトコルである。H.223では、音声や画像を1本の移動体通信チャネルに多重化して伝送する。
図3〜図6は、本発明の実施の形態に係るストリーミングシステムにおける処理を示すシーケンス図である。以下、これらシーケンス図に沿って、本システムの処理内容を説明する。
図3において、TV電話移動機端末110は、インタフェース変換装置130に対し、発信者番号、コンテンツIDを指定して接続を要求する(ステップS1)。インタフェース変換装置130は、ゲートウェイ本体装置140に対し、発信者番号、コンテンツIDと接続要求を通知する(ステップS2)。
ゲートウェイ本体装置140は、ストリーミングサーバ150での認証結果を受け、TV電話移動機端末110に対し、ネットワークレベルの回線接続応答を返す(ステップS6)。その後、インタフェース変換装置130とTV電話移動機端末110との間で、端末能力交換などのネゴシエーションが行われる(ステップS7)。
なお、一定時間待っても一定サイズにならない時は、バッファリングできた分をインタフェース変換装置130へ送信する(ステップS23)。このように、一定のデータ量に達しない場合はバッファリングできただけのデータを送出することによって、ストリーミングデータのアンダーフローを防止できる。
なお、ゲートウェイ本体装置140及びインタフェース変換装置130における、バッファリングを行う一定の待ち合わせ時間と一定のデータ量は、映像と音声とのリアルタイム性を極力損なわないよう最適な値となるようチューニングして設定する。
本システムにおいて授受されるフレームの構成例が図7及び図8に示されている。両図には、RTPパケットの音声・映像データから音声・映像ストリームデータを作成する処理が示されている。
図7において、ストリーミングサーバから送出されたRTPパケットを受信し、AL−SDUに分割する。RTPパケットに付加されているRTPヘッダの内容がペイロードタイプ「AMR」、シーケンス番号「2437」、タイムスタンプ「000100」である場合、ペイロードデータを3つのフレーム1〜3に分割し、音声1−1、1−2、1−3のAL−SDUとする。本例では音声1−1、1−2、1−3は、いずれも31byteである。
さらに、RTPヘッダの内容がペイロードタイプ「MPEG−4」、シーケンス番号「1606」、タイムスタンプ「000110」のRTPパケット、及び、RTPヘッダの内容がペイロードタイプ「MPEG−4」、シーケンス番号「1607」、タイムスタンプ「000110」のRTPパケットに付加されているペイロードデータについて1VOP化し、前者については映像1−2及び1−3とし、後者については映像1−4とする。本例では、映像1−2は200byte、映像1−3は50byte、映像1−4は256byteである。
また、バッファリングを行う一定の待ち合わせ時間と一定のデータ量は調整が可能であり、リアルタイム性を極力損なわないような、よりきめ細かな映像品質の調整が可能となる。
以上説明したストリーミングシステムにおいては、以下のようなインタフェース変換装置が用いられている。すなわち、リアルタイムに入力される映像及び音声のデータを、ストリーミング転送プロトコルに従ってストリーミングデータとし、ネットワークを介してクライアントに送信するストリーミングシステムに用いるインタフェース変換装置であって、上記ネットワークへの送出前に上記ストリーミングデータに、バッファリングすべき時間に相当する量のブランクデータを付加する手段を含むインタフェース変換装置が用いられている。このような装置を用いれば、所定の伝送レートを実現でき、映像品質の安定したストリーミングを行うことができる。
以上説明したストリーミングシステムにおいては、以下のようなバッファリング方法が用いられている。すなわち、リアルタイムに入力される映像及び音声のデータを、ストリーミング転送プロトコルに従ってストリーミングデータとし、ネットワークを介してクライアントに送信するストリーミングデータのストリーミング方法であって、上記ネットワークへの送出前にストリーミングデータに、バッファリングすべき時間に相当する量のブランクデータを付加することによって送出タイミングを調整するようにしたストリーミング方法が用いられている。このような方法を用いれば、所定の伝送レートを実現でき、映像品質の安定したストリーミングを行うことができる。
上述の如く、本発明によれば、ゲートウェイ本体装置とインタフェース変換装置にて多段でバッファリングすることで64Kbpsの帯域をコンスタントに確保することがより確実となり、64Kbps伝送が条件となるTV電話移動機端末上にて映像品質の安定したストリーミングを行うことができる。
また、バッファリングを行う一定の待ち合わせ時間と一定のデータ量は調整が可能であり、リアルタイム性を極力損なわないような、よりきめ細かな映像品質の調整が可能となる。
110 TV電話移動機端末
110a 接続要求部
110b H.245信号制御部
110c H.223信号多重・分離・受信部
110d 音声映像デコード表示部
110e 切断要求部
120 映像ストリーミングゲートウェイ
130 インタフェース変換装置
130a PRI回線終端(接続)部
130b H.245信号制御部
130c 音声映像バッファリング・送出制御部
130d H.223信号多重・分離・送出部
130e PRI回線終端(切断)部
140 ゲートウェイ本体装置
140a 呼制御(接続)部
140b ストリーミングサーバ接続認証部
140c ストリーミングコンテンツ選択制御部
140d データ要求部
140e データ受信部
140f 音声映像同期制御部
140g 音声映像バッファリング・送出制御部
140h 呼制御(切断)部
140i ストリーミングサーバ切断制御部
150 ストリーミングサーバ
150a クライアント認証・接続部
150b ストリーミングコンテンツ管理部
150c 配信部
150d クライアント切断制御部
160 エンコーダ
170 ライブカメラ
200 移動通信ネットワーク
Claims (6)
- リアルタイムに入力される映像及び音声のデータを、ストリーミング転送プロトコルに従ってストリーミングデータとし、ネットワークを介してクライアントに送信するストリーミングシステムであって、前記ネットワークにおいて所定のデータ伝送レートになるように、該ネットワークへの送出前に前記ストリーミングデータのバッファリングを行うバッファリング手段を含むことを特徴とするストリーミングシステム。
- 前記バッファリング手段は、ストリーミングデータのオーバーフロー及びアンダーフローが起きないように、映像及び音声のデータを一定時間まで待ち合わせてバッファリングを行い、前記データ伝送レートに見合うレートになるよう、一定のデータ量に分割して送出することを特徴とする請求項1記載のストリーミングシステム。
- 前記バッファリング手段は、前記映像及び音声のデータを一定時間まで待ち合わせても前記一定のデータ量に達しない場合はバッファリングできただけのデータを送出することを特徴とする請求項2記載のストリーミングシステム。
- 前記バッファリング手段から送出されるデータに、バッファリングすべき時間に相当する量のブランクデータを付加する手段を更に含むことを特徴とする請求項1から3までのいずれか1項に記載のストリーミングシステム。
- リアルタイムに入力される映像及び音声のデータを、ストリーミング転送プロトコルに従ってストリーミングデータとし、ネットワークを介してクライアントに送信するストリーミングシステムに用いるインタフェース変換装置であって、前記ネットワークへの送出前に前記ストリーミングデータに、バッファリングすべき時間に相当する量のブランクデータを付加する手段を含むことを特徴とするインタフェース変換装置。
- リアルタイムに入力される映像及び音声のデータを、ストリーミング転送プロトコルに従ってストリーミングデータとし、ネットワークを介してクライアントに送信するストリーミングデータのストリーミング方法であって、前記ネットワークへの送出前に前記ストリーミングデータに、バッファリングすべき時間に相当する量のブランクデータを付加することによって送出タイミングを調整するようにしたことを特徴とするバッファリング方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005007637A JP2006197331A (ja) | 2005-01-14 | 2005-01-14 | ストリーミングシステム、インタフェース変換装置、バッファリング方法 |
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Publications (1)
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JP2006197331A true JP2006197331A (ja) | 2006-07-27 |
Family
ID=36803030
Family Applications (1)
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JP2005007637A Pending JP2006197331A (ja) | 2005-01-14 | 2005-01-14 | ストリーミングシステム、インタフェース変換装置、バッファリング方法 |
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JP (1) | JP2006197331A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011512073A (ja) * | 2008-01-14 | 2011-04-14 | クゥアルコム・インコーポレイテッド | 最大パケットサイズ属性を規定する、回線交換マルチメディアサービスとパケット交換マルチメディアサービスとの間の効率的なインターワーキング |
Citations (2)
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JP2002507100A (ja) * | 1998-03-09 | 2002-03-05 | ソニー エレクトロニクス インク | アイソクロノスデータパケットの予測タイムスタンピング装置及び方法 |
JP2002171572A (ja) * | 2000-12-01 | 2002-06-14 | Hitachi Ltd | 無線基地局、パケット中継装置並びに無線通信システム |
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2005
- 2005-01-14 JP JP2005007637A patent/JP2006197331A/ja active Pending
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US9705935B2 (en) | 2008-01-14 | 2017-07-11 | Qualcomm Incorporated | Efficient interworking between circuit-switched and packet-switched multimedia services |
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