JP2006195680A - 自己啓発支援方法、自己啓発支援システム、自己啓発支援プログラムおよびそのプログラムを記憶した記憶媒体 - Google Patents

自己啓発支援方法、自己啓発支援システム、自己啓発支援プログラムおよびそのプログラムを記憶した記憶媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】 従業者が実感を持って積極的に自己啓発等に参加でき、上長も部下に対し的確なアドバイスができて実効性が高くなるように支援する。
【解決手段】 この自己啓発支援方法では、従業者が自らの仕事に仕事価値を付ける。仕事は、直接価値仕事、間接価値仕事、固定間接価値仕事のいずれかの区分に分類される。この自己啓発支援方法は、データ集計処理と、データ分析処理とを有する。データ集計処理では、入力された仕事の名称および仕事に付けられた仕事価値を区分ごとに整理・集計して売上表を作成し、記憶部に記憶する。データ分析処理では、記憶部に記憶された売上表に基づいて、直接価値仕事を架空の売上高とし、間接価値仕事を架空の売上原価とし、固定間接価値仕事を架空の固定費として、仕事価値の架空の損益を試算し、この試算結果に基づいて、従業者の架空の損益試算表を作成する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、企業や公共機関(以下、適宜「企業等」と称する。)に属する従業者や公務員(以下、適宜「従業者等」と称する。)の自己啓発や自己改革を支援する自己啓発支援方法、自己啓発支援システム、自己啓発支援プログラムおよびそのプログラムを記憶した記憶媒体に関する。
従来、企業等においては、その規模の大小にかかわらず、内部または委託した外部機関で、定期または不定期に、従業者等の研修等を行うことにより、従業者等の自己啓発や人材開発・人材育成を図っている。また、最近では、以下に示すようなネットワーク環境下で自己啓発や人材育成を支援する人材育成支援システムが提案されている。この人材育成支援システムは、従業者等の有する知識、技術、従業者等の行動特性、技能レベルをデータ化することによって管理し、データ化された情報を端末装置に提供するものである。
この人材育成支援システムは、診断手段と、研修課程抽出手段と、回答手段とを備えている。診断手段は、高い業績を達成した者(以下、「高業績者」と称する。)の行動特性または技能レベルを複数の診断項目から評価し、その評価値である基準値と、診断項目毎に従業者が自己を評価した評価値である従業者項目値、診断項目毎に従業者の上長が当該従業者を評価した評価値である上長項目値を、診断項目毎にそれぞれ比較し、比較結果に応じて評価メッセージを作成し、端末装置へ提供する。研修課程抽出手段は、従業者が技能向上のため受講することが可能な複数の研修課程から、従業者が設定する検索条件に合致する研修課程を抽出し、端末装置へ提供する。回答手段は、従業者から仕事において発生する質問が入力されると、当該質問に対して回答する回答者を予め設定された候補から選定し、当該回答者から当該質問に対する回答が入力されると、当該回答を端末装置へ提供する(例えば、特許文献1参照。)。
特開2004−246507公報(請求項1,[0089]〜[0121],[0143]〜[0149],[0175]〜[0185]、図25〜図28,図37,図47)
上記した特許文献1に記載の自己啓発支援システムでは、従業者本人の行動特性(コンピテンシー)についてはアンケート形式で質問し、その回答に基づいて診断し、スキルについては質問事項に対して7段階の診断レベルを選択し、その選択結果に基づいて診断している。しかし、コンピテンシーを診断するためのアンケートの内容もスキルを診断するための質問項目もいずれも抽象的である。したがって、仕事の質も量も異なり、経験の長短も異なる従業者に一律に抽象的なアンケートを実施しても、各従業者の具体的な個々の仕事に密接に関連していないため、診断を受ける従業者にとって実感を持って回答することができないという問題があった。
また、上記診断結果から得られる評価メッセージも、各データの同一項目における項目値を比較し、例えば、従業者と上長との項目値に一定の差がある場合や、高業績者と従業者との項目値に一定の差がある場合といった特定条件に適合する時に、その項目に対応して一律且つ抽象的に作成されているに過ぎない。したがって、仕事に直結した具体的な評価メッセージでないため、上長も的確なアドバイスができず、効果が薄いという問題があった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、各従業者が実感を持って積極的に自己啓発や自己改革に参加することができると共に、上長も部下に対し的確なアドバイスができて実効性が高く、また企業等の活動活性化を支援することができる自己啓発支援方法、自己啓発支援システム、自己啓発支援プログラムおよびそのプログラムを記憶した記憶媒体を提供することを目的としている。
本発明の請求項1の目的は、特に、各従業者が自分の仕事の価値に気づくと共に、実感を持って積極的に自己啓発や自己改革に参加することができる自己啓発支援方法を提供することにある。
本発明の請求項2の目的は、特に、同僚の仕事の価値を確認すると共に、同僚の仕事の進め方等を学ぶことができ、また仲間意識が醸成されると共に、競争意識が高められる自己啓発支援方法を提供することにある。
本発明の請求項3の目的は、特に、各従業者が自分の仕事の価値に気づくと共に、自分が行った仕事の適正な評価を上長から受けることができ、また同僚の仕事の価値を確認すると共に、同僚の仕事の進め方等を学ぶことができ、実感を持って積極的に自己啓発や自己改革に参加することができ、また仲間意識が醸成されると共に、競争意識が高められ、上長も部下の仕事の進捗状況を的確に把握できると共に、部下に対し的確なアドバイスができ、ひいては当該企業等の活動も活性化することができる自己啓発支援方法を提供することにある。
本発明の請求項4の目的は、特に、各従業者の仕事の特徴を十分に理解できると共に、容易な集計を可能とする自己啓発支援方法を提供することにある。
本発明の請求項5の目的は、特に、導入時にかかる時間を大幅に短縮できると共に、処理時間を短縮することができ、また操作性が向上する自己啓発支援方法を提供することにある。
本発明の請求項6の目的は、特に、優れたナレッジ・マネジメントに実践を可能とする自己啓発支援方法を提供することにある。
本発明の請求項7の目的は、特に、きめ細やかな自己啓発の指導を可能とする自己啓発支援方法を提供することにある。
本発明の請求項8の目的は、特に、経験が浅い者のデータ分析を可能とすると共に、経験豊富な者でも、分析時間を短縮できる自己啓発支援方法を提供することにある。
本発明の請求項9の目的は、特に、経験が浅い者のデータ分析を可能とすると共に、経験豊富な者でも、分析時間を短縮できる自己啓発支援方法を提供することにある。
本発明の請求項10の目的は、特に、各従業者の仕事に関する価値観を是正すると共に、得られるデータの信頼性を高いものとする自己啓発支援方法を提供することにある。
本発明の請求項11の目的は、特に、各従業者の仕事に関する価値観を是正すると共に、得られるデータの信頼性を高いものとする自己啓発支援方法を提供することにある。
本発明の請求項12の目的は、特に、各従業者が自分の仕事の価値に気づくと共に、自分が行った仕事の適正な評価を上長から受けることができ、また同僚の仕事の価値を確認すると共に、同僚の仕事の進め方等を学ぶことができ、実感を持って積極的に自己啓発や自己改革に参加することができ、また仲間意識が醸成されると共に、競争意識が高められ、上長も部下の仕事の進捗状況を的確に把握できると共に、部下に対し的確なアドバイスができ、ひいては当該企業等の活動も活性化でき、自動化率、操作性の向上、各処理に費やす時間の短縮を可能とする自己啓発支援システムを提供することにある。
本発明の請求項13の目的は、特に、各従業者の仕事の特徴を十分に理解できると共に、容易な集計を可能とする自己啓発支援システムを提供することにある。
本発明の請求項14の目的は、特に、導入時にかかる時間を大幅に短縮できると共に、処理時間を短縮することができ、また操作性が向上する自己啓発支援システムを提供することにある。
本発明の請求項15の目的は、特に、優れたナレッジ・マネジメントに実践を可能とする自己啓発支援システムを提供することにある。
本発明の請求項16の目的は、特に、きめ細やかな自己啓発の指導を可能とする自己啓発支援システムを提供することにある。
本発明の請求項17の目的は、特に、コンピュータの数が十分でない場合でも、適用を可能とする自己啓発支援システムを提供することにある。
本発明の請求項18の目的は、特に、経験が浅い者のデータ分析を可能とすると共に、経験豊富な者でも、分析時間を短縮できる自己啓発支援システムを提供することにある。
本発明の請求項19の目的は、特に、経験が浅い者のデータ分析を可能とすると共に、経験豊富な者でも、分析時間を短縮できる自己啓発支援システムを提供することにある。
本発明の請求項20の目的は、特に、各従業者の仕事に関する価値観を是正すると共に、得られるデータの信頼性を高いものとする自己啓発支援システムを提供することにある。
本発明の請求項21の目的は、特に、各従業者の仕事に関する価値観を是正すると共に、得られるデータの信頼性を高いものとする自己啓発支援システムを提供することにある。
本発明の請求項22の目的は、特に、各従業者が自分の仕事の価値に気づくと共に、自分が行った仕事の適正な評価を上長から受けることができ、また同僚の仕事の価値を確認すると共に、同僚の仕事の進め方等を学ぶことができ、実感を持って積極的に自己啓発や自己改革に参加することができ、また仲間意識が醸成されると共に、競争意識が高められ、上長も部下の仕事の進捗状況を的確に把握できると共に、部下に対し的確なアドバイスができ、ひいては当該企業等の活動も活性化でき、自動化率、操作性の向上、各処理に費やす時間の短縮を可能とし、各従業者の仕事の特徴を十分に理解できると共に、容易な集計を可能とし、各従業者の仕事に対する意識と、当該従業者に対する上長の期待とのギャップが浮き彫りになり、上長は部下の仕事の進捗状況を的確に把握できると共に、部下に対し的確なアドバイスができて実効性が高く、優れたナレッジ・マネジメントに実践を可能とし、きめ細やかな自己啓発の指導を可能とし、コンピュータの数が十分でない場合でも、適用を可能とし、経験が浅い者のデータ分析を可能とすると共に、経験豊富な者でも、分析時間を短縮でき、各従業者の仕事に関する価値観を是正すると共に、得られるデータの信頼性を高いものとすることを可能とする自己啓発支援プログラムを提供することにある。
本発明の請求項23の目的は、特に、各従業者が自分の仕事の価値に気づくと共に、自分が行った仕事の適正な評価を上長から受けることができ、また同僚の仕事の価値を確認すると共に、同僚の仕事の進め方等を学ぶことができ、実感を持って積極的に自己啓発や自己改革に参加することができ、また仲間意識が醸成されると共に、競争意識が高められ、上長も部下の仕事の進捗状況を的確に把握できると共に、部下に対し的確なアドバイスができ、ひいては当該企業等の活動も活性化でき、自動化率、操作性の向上、各処理に費やす時間の短縮を可能とし、各従業者の仕事の特徴を十分に理解できると共に、容易な集計を可能とし、各従業者の仕事に対する意識と、当該従業者に対する上長の期待とのギャップが浮き彫りになり、上長は部下の仕事の進捗状況を的確に把握できると共に、部下に対し的確なアドバイスができて実効性が高く、優れたナレッジ・マネジメントに実践を可能とし、きめ細やかな自己啓発の指導を可能とし、コンピュータの数が十分でない場合でも、適用を可能とし、経験が浅い者のデータ分析を可能とすると共に、経験豊富な者でも、分析時間を短縮でき、各従業者の仕事に関する価値観を是正すると共に、得られるデータの信頼性を高いものとすることを可能とする自己啓発支援プログラムが記憶された記憶媒体を提供することにある。
請求項1に記載した本発明に係る自己啓発支援方法は、上述した目的を達成するために、
従業者が自ら行った仕事に架空の価値である仕事価値を付け、前記仕事は、直接的に企業の収益に寄与する直接価値仕事、直接的には前記企業の収益に寄与しないが前記直接価値仕事を行うのに必要な間接価値仕事、前記間接価値仕事のうち、前記企業の活動上必須で固定的に支出せざるを得ない性質の費用に類似した固定間接価値仕事のいずれかの区分に分類され、
入力された前記仕事の名称および前記仕事に付けられた前記仕事価値を前記区分ごとに整理・集計して売上表を作成し、記憶部に記憶するデータ集計処理と、
前記記憶部に記憶された前記売上表に基づいて、前記直接価値仕事を架空の売上高とし、前記間接価値仕事を架空の売上原価とし、前記固定間接価値仕事を架空の固定費として、前記仕事価値の架空の損益を試算し、この試算結果に基づいて、前記従業者の架空の損益試算表を作成するデータ分析処理と
を有することを特徴としている。
請求項2に記載した本発明に係る自己啓発支援方法は、請求項1の方法であって、
前記データ集計処理では、前記従業者が架空の競り市場であるコール市場に架空の出品商品として出品した前記仕事の前記仕事価値に対応して、前記出品商品に前記コール市場に参加したグループに属するすべての従業者により付けられた買取価格および前記グループのリーダーにより付けられた販売価格と、前記出品商品に前記コール市場で前記すべての前記従業者により付けられた評価点とに基づいて、前記従業者のコール市場評価項目レーダーチャートを作成することを特徴としている。
請求項3に記載した本発明に係る自己啓発支援方法は、上述した目的を達成するために、
従業者が自ら行った仕事に架空の価値である仕事価値を付け、前記仕事は、直接的に企業の収益に寄与する直接価値仕事、直接的には前記企業の収益に寄与しないが前記直接価値仕事を行うのに必要な間接価値仕事、前記間接価値仕事のうち、前記企業の活動上必須で固定的に支出せざるを得ない性質の費用に類似した固定間接価値仕事のいずれかの区分に分類され、
入力された前記区分と、前記仕事の概略と、前記仕事に付けられた前記仕事価値とを前記従業者ごとに記憶部に記憶する仕事価値記憶処理と、
前記従業者が架空の競り市場であるコール市場に架空の出品商品として出品した前記仕事の前記仕事価値に対応して、前記出品商品に前記コール市場に参加したグループに属するすべての従業者により付けられた買取価格と、前記出品商品に前記グループのリーダーにより付けられた販売価格と、前記出品商品に前記コール市場で前記すべての前記従業者により付けられた評価点とを前記出品商品ごとに前記記憶部に記憶し、前記評価点、前記買取価格および前記販売価格の各合計値を算出し、これらの値を前記グループごとに前記記憶部に記憶する採点算出記憶処理と、
前記記憶部に記憶された前記従業者ごとの前記仕事価値を所定期間について所定の規則に従って整理・集計して前記所定期間ごとに売上表を作成し、前記記憶部に記憶すると共に、前記記憶部に記憶された複数回の前記コール市場に参加したすべての前記従業者により対応する前記コール市場で付けられた前記各出品商品に対する前記評価点および前記買取価格の前記各合計値に基づいて前記評価点および前記買取価格の各平均値を算出し、前記評価点、その前記合計値およびその前記平均値に基づいて、前記従業者ごとにコール市場評価項目レーダーチャートを作成し、前記記憶部に記憶するデータ集計処理と、
前記記憶部に記憶された前記売上表に基づいて、前記直接価値仕事を架空の売上高とし、前記間接価値仕事を架空の売上原価とし、前記固定間接価値仕事を架空の固定費として、前記仕事価値の架空の損益を試算し、この試算結果に基づいて、前記従業者の架空の損益試算表を作成するデータ分析処理と
を有することを特徴としている。
請求項4に記載した本発明に係る自己啓発支援方法は、請求項3の方法であって、
前記出品商品のセールスポイントを前記従業者ごとに前記記憶部に記憶するセールスポイント記憶処理と、
前記記憶部に記憶された前記区分、前記仕事価値および前記セールスポイントに基づいて前記従業者ごとに前記コール市場前のコール市場出品結果票を作成すると共に、前記記憶部に記憶された前記従業者の氏名、前記出品商品に対する前記仕事の概略、前記仕事価値および前記セールスポイントに基づいて前記グループごとに前記コール市場前の部署別出品商品一覧表を作成するコール市場前票作成処理と、
前記コール市場に前記出品商品を出品した前記従業者のコール市場後の前記出品商品に対するコメントおよび前記リーダーのコメントを前記従業者ごとに前記記憶部に記憶するコメント記憶処理と、
前記記憶部に記憶された前記従業者の氏名、前記区分、前記仕事価値、前記セールスポイント、前記従業者のコール市場後のコメントおよび前記リーダーのコメントに基づいて前記従業者ごとに前記コール市場後のコール市場出品結果票を作成し、前記記憶部に記憶すると共に、前記記憶部に記憶された前記従業者の氏名、前記出品商品についての前記仕事の概略、前記仕事価値、前記買取価格、前記評価点の前記合計値および前記セールスポイントに基づいて前記グループごとに前記コール市場後の部署別出品商品一覧表を作成し、前記記憶部に記憶するコール市場後票作成処理と
を有することを特徴としている。
請求項5に記載した本発明に係る自己啓発支援方法は、請求項3または請求項4の方法であって、
前記記憶部には、前記仕事の名称と前記区分とを対応させた仕事分類テーブルが記憶され、
前記仕事価値記憶処理では、入力された前記仕事の名称に基づいて前記記憶部に記憶された仕事分類テーブルを参照して、前記仕事の名称を対応する前記区分に変換することを特徴としている。
請求項6に記載した本発明に係る自己啓発支援方法は、請求項4または請求項5の方法であって、
前記記憶部に記憶された前記出品商品に対する前記セールスポイント、前記従業者のコール市場後のコメントまたは前記コール市場の前記リーダーのコメントの中から選択されたものに基づいて成功事例集を作成する成功事例集作成処理を有することを特徴としている。
請求項7に記載した本発明に係る自己啓発支援方法は、請求項1〜請求項6のうちのいずれかの方法であって、
前記データ集計処理では、前記グループに属する前記従業者ごとに、前記所定期間ごとの前記仕事価値の合計金額に対する前記分類別の前記仕事価値の合計金額の割合を算出して前記グループの所定期間ごとの職務別売上分析表を作成し、前記記憶部に記憶することを特徴としている。
請求項8に記載した本発明に係る自己啓発支援方法は、請求項1〜請求項7のうちのいずれかの方法であって、
前記データ分析処理では、前記従業者の前記架空の損益試算表を構成するデータと、前記記憶部に予め記憶された所定の回帰式とに基づいて、前記従業者の前記架空の損益試算表に関する評価の推定値を算出し、表示部に表示すること
を特徴としている。
請求項9に記載した本発明に係る自己啓発支援方法は、請求項8の方法であって、
前記記憶部には、前記所定の回帰式を構成する説明変数である、機能の安定性を表す尺度、前記従業者が前記コール市場に参加した回数と前記コール市場における前記評価点の合計との相関係数および、前記コール市場において代表商品に選出された回数に応じた複数のコメントを予め記憶し、
前記データ分析処理では、前記機能の安定性を表す尺度、前記従業者が前記コール市場に参加した回数と前記コール市場における前記評価点の合計との相関係数および、前記コール市場において代表商品に選出された回数に応じて、前記記憶部から対する前記コメントを読み出して組み合わせることを特徴としている。
請求項10に記載した本発明に係る自己啓発支援方法は、請求項3〜請求項9のうちのいずれかの方法であって、
前記採点算出記憶処理では、前記各従業者が付けた前記仕事価値と前記買取価格または前記販売価格との間に一定以上の価格差がある場合には、価格差テーブルを作成して前記記憶部に記憶し、
前記仕事価値記憶処理では、前記記憶部から前記価格差テーブルを読み出して表示部に表示することを特徴としている。
請求項11に記載した本発明に係る自己啓発支援方法は、請求項3〜請求項9のうちのいずれかの方法であって、
前記採点算出記憶処理では、同様な前記仕事ごとに前記各従業者が付けた前記仕事価値に基づいて平均値を算出して標準価値テーブルを作成し前記記憶部に記憶し、
前記仕事価値記憶処理では、前記記憶部から前記標準価値テーブルを読み出して表示部に表示することを特徴としている。
請求項12に記載した本発明に係る自己啓発支援システムは、上述した目的を達成するために、
複数のクライアントと、サーバとがネットワークを介して接続された自己啓発支援システムであって、
従業者が自ら行った仕事に架空の価値である仕事価値を付け、前記仕事は、直接的に企業の収益に寄与する直接価値仕事、直接的には前記企業の収益に寄与しないが前記直接価値仕事を行うのに必要な間接価値仕事、前記間接価値仕事のうち、前記企業の活動上必須で固定的に支出せざるを得ない性質の費用に類似した固定間接価値仕事のいずれかの区分に分類され、
前記各クライアントは、
入力された前記区分と、前記仕事の概略と、前記仕事に付けられた前記仕事価値とを前記従業者ごとに記憶部に記憶する仕事価値記憶処理と、前記従業者が架空の競り市場であるコール市場に架空の出品商品として出品した前記仕事の前記仕事価値に対応して、前記出品商品に前記コール市場に参加したグループに属するすべての従業者により付けられた買取価格と、前記出品商品に前記グループのリーダーにより付けられた販売価格と、前記出品商品に前記コール市場で前記すべての前記従業者により付けられた評価点とを前記出品商品ごとに前記記憶部に記憶し、前記評価点、前記買取価格および前記販売価格の各合計値を算出し、これらの値を前記グループごとに前記記憶部に記憶する採点算出記憶処理と、前記記憶部に記憶された前記従業者ごとの前記仕事価値と、複数回の前記コール市場に参加したすべての前記従業者により対応する前記コール市場で付けられた前記各出品商品に対する前記評価点、その前記合計値、前記買取価格およびその前記合計値を前記サーバに送信する送信処理と、を実行し、
前記サーバは、
前記各クライアントから送信された前記データを記憶部に記憶するデータ取込処理と、
前記記憶部に記憶された前記従業者ごとの前記仕事価値を所定期間について所定の規則に従って整理・集計して前記所定期間ごとに売上表を作成し、前記記憶部に記憶すると共に、前記記憶部に記憶された複数回の前記コール市場に参加したすべての前記従業者により対応する前記コール市場で付けられた前記各出品商品に対する前記評価点および前記買取価格の前記各合計値に基づいて前記評価点および前記買取価格の各平均値を算出し、前記評価点、その前記合計値およびその前記平均値に基づいて、前記従業者ごとにコール市場評価項目レーダーチャートを作成し、前記記憶部に記憶するデータ集計処理と、前記記憶部に記憶された前記売上表に基づいて、前記直接価値仕事を架空の売上高とし、前記間接価値仕事を架空の売上原価とし、前記固定間接価値仕事を架空の固定費として、前記仕事価値の架空の損益を試算し、この試算結果に基づいて、前記従業者の架空の損益試算表を作成するデータ分析処理と、を実行することを特徴としている。
請求項13に記載した本発明に係る自己啓発支援システムは、請求項12のシステムであって、
前記各クライアントは、
前記出品商品のセールスポイントを前記従業者ごとに前記記憶部に記憶するセールスポイント記憶処理と、前記記憶部に記憶された前記区分、前記仕事価値および前記セールスポイントに基づいて前記従業者ごとに前記コール市場前のコール市場出品結果票を作成すると共に、前記記憶部に記憶された前記従業者の氏名、前記出品商品に対する前記仕事の概略、前記仕事価値および前記セールスポイントに基づいて前記グループごとに前記コール市場前の部署別出品商品一覧表を作成するコール市場前票作成処理と、前記コール市場に前記出品商品を出品した前記従業者のコール市場後の前記出品商品に対するコメントおよび前記リーダーのコメントを前記従業者ごとに前記記憶部に記憶するコメント記憶処理と、前記記憶部に記憶された前記従業者の氏名、前記区分、前記仕事価値、前記セールスポイント、前記従業者のコール市場後のコメントおよび前記リーダーのコメントに基づいて前記従業者ごとに前記コール市場後のコール市場出品結果票を作成し、前記記憶部に記憶すると共に、前記記憶部に記憶された前記従業者の氏名、前記出品商品についての前記仕事の概略、前記仕事価値、前記買取価格、前記評価点の前記合計値および前記セールスポイントに基づいて前記グループごとに前記コール市場後の部署別出品商品一覧表を作成し、前記記憶部に記憶するコール市場後票作成処理と、を実行することを特徴としている。
請求項14に記載した本発明に係る自己啓発支援システムは、請求項12または請求項13のシステムであって、
前記各クライアントの前記記憶部には、前記仕事の名称と前記区分とを対応させた仕事分類テーブルが記憶され、
前記各クライアントは、
前記仕事価値記憶処理では、入力された前記仕事の名称に基づいて前記記憶部に記憶された仕事分類テーブルを参照して、前記仕事の名称を対応する前記区分に変換することを特徴としている。
請求項15に記載した本発明に係る自己啓発支援システムは、請求項13または請求項14のシステムであって、
前記各クライアントは、
前記記憶部に記憶された前記出品商品に対する前記セールスポイント、前記従業者のコール市場後のコメントまたは前記コール市場の前記リーダーのコメントの中から選択されたものに基づいて成功事例集を作成する成功事例集作成処理を有することを特徴としている。
請求項16に記載した本発明に係る自己啓発支援システムは、請求項12〜請求項15のうちのいずれかのシステムであって、
前記サーバは、
前記データ集計処理では、前記グループに属する前記従業者ごとに、前記所定期間ごとの前記仕事価値の合計金額に対する前記分類別の前記仕事価値の合計金額の割合を算出して前記グループの所定期間ごとの職務別売上分析表を作成し、前記記憶部に記憶することを特徴としている。
請求項17に記載した本発明に係る自己啓発支援システムは、請求項12〜請求項16のうちのいずれかのシステムであって、
前記各クライアントは、
前記コール市場前票作成処理では、前記従業者別の前記コール市場前のコール市場出品結果票を印刷すると共に、前記グループ別の前記コール市場前の部署別出品商品一覧表を印刷し、前記コール市場後票作成処理では、前記従業者別の前記コール市場後のコール市場出品結果票を印刷すると共に、前記グループ別の前記コール市場後の部署別出品商品一覧表を印刷し、
前記サーバは、
前記データ分析処理では、前記従業者別または前記グループ別の前記仕事価値ヴァーチャル損益試算表を印刷することを特徴としている。
請求項18に記載した本発明に係る自己啓発支援システムは、請求項12〜請求項17のうちのいずれかのシステムであって、
前記サーバは、
前記データ分析処理では、前記従業者の前記架空の損益試算表を構成するデータと、前記記憶部に予め記憶された所定の回帰式とに基づいて、前記従業者の前記架空の損益試算表に関する評価の推定値を算出し、表示部に表示することを特徴としている。
請求項19に記載した本発明に係る自己啓発支援システムは、請求項18のシステムであって、
前記サーバの前記記憶部には、前記所定の回帰式を構成する説明変数である、機能の安定性を表す尺度、前記従業者が前記コール市場に参加した回数と前記コール市場における前記評価点の合計との相関係数および、前記コール市場において代表商品に選出された回数に応じた複数のコメントが予め記憶され、
前記サーバは、
前記データ分析処理では、前記機能の安定性を表す尺度、前記従業者が前記コール市場に参加した回数と前記コール市場における前記評価点の合計との相関係数および、前記コール市場において代表商品に選出された回数に応じて、前記記憶部から対する前記コメントを読み出して組み合わせることを特徴としている。
請求項20に記載した本発明に係る自己啓発支援システムは、請求項12〜請求項19のうちのいずれかのシステムであって、
前記各クライアントは、
前記採点算出記憶処理では、前記各従業者が付けた前記仕事価値と前記買取価格または前記販売価格との間に一定以上の価格差がある場合には、価格差テーブルを作成して前記記憶部に記憶し、
前記仕事価値記憶処理では、前記記憶部から前記価格差テーブルを読み出して表示部に表示することを特徴としている。
請求項21に記載した本発明に係る自己啓発支援システムは、請求項12〜請求項19のうちのいずれかのシステムであって、
前記各クライアントは、
前記採点算出記憶処理では、同様な前記仕事ごとに前記各従業者が付けた前記仕事価値に基づいて平均値を算出して標準価値テーブルを作成し前記記憶部に記憶し、
前記仕事価値記憶処理では、前記記憶部から前記標準価値テーブルを読み出して表示部に表示することを特徴としている。
請求項22に記載した本発明に係る自己啓発支援プログラムは、上述した目的を達成するために、
コンピュータに請求項1〜請求項21のうちのいずれかの機能を実現させることを特徴としている。
請求項23に記載した本発明に係る自己啓発支援プログラムが記憶された記憶媒体は、上述した目的を達成するために、
コンピュータに請求項1〜請求項21のうちのいずれかの機能を実現させることを特徴としている。
本発明によれば、各従業者が実感を持って積極的に自己啓発や自己改革に参加することができると共に、上長も部下に対し的確なアドバイスができて実効性が高く、また企業等の活動活性化を支援することができる自己啓発支援方法、自己啓発支援システム、自己啓発支援プログラムおよびそのプログラムを記憶した記憶媒体を提供することができる。
すなわち、本発明の請求項1の自己啓発支援方法によれば、従業者が自ら行った仕事に架空の価値である仕事価値を付け、前記仕事は、直接的に企業の収益に寄与する直接価値仕事、直接的には前記企業の収益に寄与しないが前記直接価値仕事を行うのに必要な間接価値仕事、前記間接価値仕事のうち、前記企業の活動上必須で固定的に支出せざるを得ない性質の費用に類似した固定間接価値仕事のいずれかの区分に分類され、入力された前記仕事の名称および前記仕事に付けられた前記仕事価値を前記区分ごとに整理・集計して売上表を作成し、記憶部に記憶するデータ集計処理と、前記記憶部に記憶された前記売上表に基づいて、前記直接価値仕事を架空の売上高とし、前記間接価値仕事を架空の売上原価とし、前記固定間接価値仕事を架空の固定費として、前記仕事価値の架空の損益を試算し、この試算結果に基づいて、前記従業者の架空の損益試算表を作成するデータ分析処理とを有することにより、従業者各自は、自ら行った仕事に仕事価値を付けるという行為を通して、自分の仕事の目的や価値に気づき、仕事に対する取り組み姿勢や熱意を振り返えることができ、仕事の進め方に工夫するところがあるか否かを発見することができる。これにより、各従業者が自己の役割と職務内容を見直し、仕事品質と時間効率を高めるきっかけを与えることを可能とすると共に、従業者が自己の行動の良否を確かめ、強いモチベーションを得ることができ、実感を持って積極的に自己啓発や自己改革に参加することができ、効果が比較的短期に現れると共に、長続きする。
本発明の請求項2の自己啓発支援方法によれば、請求項1の方法であって、前記データ集計処理では、前記従業者が架空の競り市場であるコール市場に架空の出品商品として出品した前記仕事の前記仕事価値に対応して、前記出品商品に前記コール市場に参加したグループに属するすべての従業者により付けられた買取価格および前記グループのリーダーにより付けられた販売価格と、前記出品商品に前記コール市場で前記すべての前記従業者により付けられた評価点とに基づいて、前記従業者のコール市場評価項目レーダーチャートを作成することにより、従業者各自は、コール市場を通じて、同僚の仕事の価値を確認すると共に、同僚の仕事の進め方や考え方を学ぶことができる。また、コール市場の参加者に仲間意識が醸成され、協同意識が高揚されると共に、競争意識が高められる。さらに、全社レベルのコール市場を開催することにより、当該企業等の活動も活性化することができる。
本発明の請求項3の自己啓発支援方法によれば、従業者が自ら行った仕事に架空の価値である仕事価値を付け、前記仕事は、直接的に企業の収益に寄与する直接価値仕事、直接的には前記企業の収益に寄与しないが前記直接価値仕事を行うのに必要な間接価値仕事、前記間接価値仕事のうち、前記企業の活動上必須で固定的に支出せざるを得ない性質の費用に類似した固定間接価値仕事のいずれかの区分に分類され、入力された前記区分と、前記仕事の概略と、前記仕事に付けられた前記仕事価値とを前記従業者ごとに記憶部に記憶する仕事価値記憶処理と、前記従業者が架空の競り市場であるコール市場に架空の出品商品として出品した前記仕事の前記仕事価値に対応して、前記出品商品に前記コール市場に参加したグループに属するすべての従業者により付けられた買取価格と、前記出品商品に前記グループのリーダーにより付けられた販売価格と、前記出品商品に前記コール市場で前記すべての前記従業者により付けられた評価点とを前記出品商品ごとに前記記憶部に記憶し、前記評価点、前記買取価格および前記販売価格の各合計値を算出し、これらの値を前記グループごとに前記記憶部に記憶する採点算出記憶処理と、前記記憶部に記憶された前記従業者ごとの前記仕事価値を所定期間について所定の規則に従って整理・集計して前記所定期間ごとに売上表を作成し、前記記憶部に記憶すると共に、前記記憶部に記憶された複数回の前記コール市場に参加したすべての前記従業者により対応する前記コール市場で付けられた前記各出品商品に対する前記評価点および前記買取価格の前記各合計値に基づいて前記評価点および前記買取価格の各平均値を算出し、前記評価点、その前記合計値およびその前記平均値に基づいて、前記従業者ごとにコール市場評価項目レーダーチャートを作成し、前記記憶部に記憶するデータ集計処理と、前記記憶部に記憶された前記売上表に基づいて、前記直接価値仕事を架空の売上高とし、前記間接価値仕事を架空の売上原価とし、前記固定間接価値仕事を架空の固定費として、前記仕事価値の架空の損益を試算し、この試算結果に基づいて、前記従業者の架空の損益試算表を作成するデータ分析処理とを有することにより、従業者各自は、自ら行った仕事に仕事価値を付けるという行為を通して、自分の仕事の目的や価値に気づき、仕事に対する取り組み姿勢や熱意を振り返えることができ、仕事の進め方に工夫するところがあるか否かを発見することができ、自分が行った仕事の適正な評価を上長から受けることができる。また、従業者各自は、コール市場を通じて、同僚の仕事の価値を確認すると共に、同僚の仕事の進め方や考え方を学ぶことができる。これにより、各従業者が自己の役割と職務内容を見直し、仕事品質と時間効率を高めるきっかけを与えることを可能とすると共に、従業者が自己の行動の良否を確かめ、強いモチベーションを得ることができ、実感を持って積極的に自己啓発や自己改革に参加することができ、効果が比較的短期に現れると共に、長続きする。また、コール市場の参加者に仲間意識が醸成され、協同意識が高揚されると共に、競争意識が高められる。さらに、上長も部下の仕事の進捗状況を的確に把握できると共に、部下に対し的確なアドバイスができて実効性が高い。また、全社レベルのコール市場を開催することにより、当該企業等の活動も活性化することができる。
本発明の請求項4の自己啓発支援方法によれば、請求項3の方法であって、前記出品商品のセールスポイントを前記従業者ごとに前記記憶部に記憶するセールスポイント記憶処理と、前記記憶部に記憶された前記区分、前記仕事価値および前記セールスポイントに基づいて前記従業者ごとに前記コール市場前のコール市場出品結果票を作成すると共に、前記記憶部に記憶された前記従業者の氏名、前記出品商品に対する前記仕事の概略、前記仕事価値および前記セールスポイントに基づいて前記グループごとに前記コール市場前の部署別出品商品一覧表を作成するコール市場前票作成処理と、前記コール市場に前記出品商品を出品した前記従業者のコール市場後の前記出品商品に対するコメントおよび前記リーダーのコメントを前記従業者ごとに前記記憶部に記憶するコメント記憶処理と、前記記憶部に記憶された前記従業者の氏名、前記区分、前記仕事価値、前記セールスポイント、前記従業者のコール市場後のコメントおよび前記リーダーのコメントに基づいて前記従業者ごとに前記コール市場後のコール市場出品結果票を作成し、前記記憶部に記憶すると共に、前記記憶部に記憶された前記従業者の氏名、前記出品商品についての前記仕事の概略、前記仕事価値、前記買取価格、前記評価点の前記合計値および前記セールスポイントに基づいて前記グループごとに前記コール市場後の部署別出品商品一覧表を作成し、前記記憶部に記憶するコール市場後票作成処理とを有することにより、コール市場において各従業者の出品商品の特徴を十分に理解することができるので、活発な競りを行うことができると共に、票形式であるので、集計がしやすい。
本発明の請求項5の自己啓発支援方法によれば、請求項3または請求項4の方法であって、前記記憶部には、前記仕事の名称と前記区分とを対応させた仕事分類テーブルが記憶され、前記仕事価値記憶処理では、入力された前記仕事の名称に基づいて前記記憶部に記憶された仕事分類テーブルを参照して、前記仕事の名称を対応する前記区分に変換することにより、導入時にかかる時間を大幅に短縮することができると共に、入力担当者は、この自己啓発支援システムの運営機関が作成したガイドを参照しつつ、各従業者の具体的な仕事を分類し、区分コードを割り振っていく手間を省くことができるので、仕事価値記憶処理の処理時間を短縮することができ、また操作性が向上する。
本発明の請求項6の自己啓発支援方法によれば、請求項4または請求項5の方法であって、前記記憶部に記憶された前記出品商品に対する前記セールスポイント、前記従業者のコール市場後のコメントまたは前記コール市場の前記リーダーのコメントの中から選択されたものに基づいて成功事例集を作成する成功事例集作成処理を有することにより、優れたナレッジ・マネジメントを実践することが可能となる。
本発明の請求項7の自己啓発支援方法によれば、請求項1〜請求項6のうちのいずれかの方法であって、前記データ集計処理では、前記グループに属する前記従業者ごとに、前記所定期間ごとの前記仕事価値の合計金額に対する前記分類別の前記仕事価値の合計金額の割合を算出して前記グループの所定期間ごとの職務別売上分析表を作成し、前記記憶部に記憶することにより、よりきめ細やかな自己啓発の指導をすることができる。
本発明の請求項8の自己啓発支援方法によれば、請求項1〜請求項7のうちのいずれかの方法であって、前記データ分析処理では、前記従業者の前記架空の損益試算表を構成するデータと、前記記憶部に予め記憶された所定の回帰式とに基づいて、前記従業者の前記架空の損益試算表に関する評価の推定値を算出し、表示部に表示することにより、経営コンサルタントとして経験が浅い者や経営コンサルタントでない者も、データ分析をすることができる。また、経験豊富な経営コンサルタントでも、分析時間を短縮することができる。
本発明の請求項9の自己啓発支援方法によれば、請求項8の方法であって、前記記憶部には、前記所定の回帰式を構成する説明変数である、機能の安定性を表す尺度、前記従業者が前記コール市場に参加した回数と前記コール市場における前記評価点の合計との相関係数および、前記コール市場において代表商品に選出された回数に応じた複数のコメントを予め記憶し、前記データ分析処理では、前記機能の安定性を表す尺度、前記従業者が前記コール市場に参加した回数と前記コール市場における前記評価点の合計との相関係数および、前記コール市場において代表商品に選出された回数に応じて、前記記憶部から対する前記コメントを読み出して組み合わせることにより、経営コンサルタントとして経験が浅い者や経営コンサルタントでない者も、データ分析をすることができる。また、経験豊富な経営コンサルタントでも、分析時間を短縮することができる。
本発明の請求項10の自己啓発支援方法によれば、請求項3〜請求項9のうちのいずれかの方法であって、前記採点算出記憶処理では、前記各従業者が付けた前記仕事価値と前記買取価格または前記販売価格との間に一定以上の価格差がある場合には、価格差テーブルを作成して前記記憶部に記憶し、前記仕事価値記憶処理では、前記記憶部から前記価格差テーブルを読み出して表示部に表示することにより、各従業者が自分が行った仕事につける仕事価値が妥当な値となり、当該従業者の仕事に関する価値観が是正されると共に、コール市場等で得られるデータも信頼性が高いものがある。
本発明の請求項11の自己啓発支援方法によれば、請求項3〜請求項9のうちのいずれかの方法であって、前記採点算出記憶処理では、同様な前記仕事ごとに前記各従業者が付けた前記仕事価値に基づいて平均値を算出して標準価値テーブルを作成し前記記憶部に記憶し、前記仕事価値記憶処理では、前記記憶部から前記標準価値テーブルを読み出して表示部に表示することにより、各従業者が自分が行った仕事につける仕事価値が妥当な値となり、当該従業者の仕事に関する価値観が是正されると共に、コール市場等で得られるデータも信頼性が高いものがある。
本発明の請求項12の自己啓発支援システムによれば、複数のクライアントと、サーバとがネットワークを介して接続された自己啓発支援システムであって、従業者が自ら行った仕事に架空の価値である仕事価値を付け、前記仕事は、直接的に企業の収益に寄与する直接価値仕事、直接的には前記企業の収益に寄与しないが前記直接価値仕事を行うのに必要な間接価値仕事、前記間接価値仕事のうち、前記企業の活動上必須で固定的に支出せざるを得ない性質の費用に類似した固定間接価値仕事のいずれかの区分に分類され、前記各クライアントは、入力された前記区分と、前記仕事の概略と、前記仕事に付けられた前記仕事価値とを前記従業者ごとに記憶部に記憶する仕事価値記憶処理と、
前記従業者が架空の競り市場であるコール市場に架空の出品商品として出品した前記仕事の前記仕事価値に対応して、前記出品商品に前記コール市場に参加したグループに属するすべての従業者により付けられた買取価格と、前記出品商品に前記グループのリーダーにより付けられた販売価格と、前記出品商品に前記コール市場で前記すべての前記従業者により付けられた評価点とを前記出品商品ごとに前記記憶部に記憶し、前記評価点、前記買取価格および前記販売価格の各合計値を算出し、これらの値を前記グループごとに前記記憶部に記憶する採点算出記憶処理と、前記記憶部に記憶された前記従業者ごとの前記仕事価値と、複数回の前記コール市場に参加したすべての前記従業者により対応する前記コール市場で付けられた前記各出品商品に対する前記評価点およびその前記合計値を前記サーバに送信する送信処理と、を実行し、前記サーバは、前記各クライアントから送信された前記データを記憶部に記憶するデータ取込処理と、前記記憶部に記憶された前記従業者ごとの前記仕事価値を所定期間について所定の規則に従って整理・集計して前記所定期間ごとに売上表を作成し、前記記憶部に記憶すると共に、前記記憶部に記憶された複数回の前記コール市場に参加したすべての前記従業者により対応する前記コール市場で付けられた前記各出品商品に対する前記評価点および前記買取価格の前記各合計値に基づいて前記評価点および前記買取価格の各平均値を算出し、前記評価点、その前記合計値およびその前記平均値に基づいて、前記従業者ごとにコール市場評価項目レーダーチャートを作成し、前記記憶部に記憶するデータ集計処理と、前記記憶部に記憶された前記売上表に基づいて、前記直接価値仕事を架空の売上高とし、前記間接価値仕事を架空の売上原価とし、前記固定間接価値仕事を架空の固定費として、前記仕事価値の架空の損益を試算し、この試算結果に基づいて、前記従業者の架空の損益試算表を作成するデータ分析処理と、を実行することにより、従業者各自は、自ら行った仕事に仕事価値を付けるという行為を通して、自分の仕事の目的や価値に気づき、仕事に対する取り組み姿勢や熱意を振り返えることができ、仕事の進め方に工夫するところがあるか否かを発見することができ、自分が行った仕事の適正な評価を上長から受けることができる。また、従業者各自は、コール市場を通じて、同僚の仕事の価値を確認すると共に、同僚の仕事の進め方や考え方を学ぶことができる。これにより、各従業者が自己の役割と職務内容を見直し、仕事品質と時間効率を高めるきっかけを与えることを可能とすると共に、従業者が自己の行動の良否を確かめ、強いモチベーションを得ることができ、実感を持って積極的に自己啓発や自己改革に参加することができ、効果が比較的短期に現れると共に、長続きする。また、コール市場の参加者に仲間意識が醸成され、協同意識が高揚されると共に、競争意識が高められる。さらに、上長も部下の仕事の進捗状況を的確に把握できると共に、部下に対し的確なアドバイスができて実効性が高い。また、全社レベルのコール市場を開催することにより、当該企業等の活動も活性化することができる。さらに、本発明の請求項1の自己啓発方法に比べて、自動化率を高めることができるので、操作性が向上すると共に、各処理に費やす時間を短縮することができる。
本発明の請求項13の自己啓発支援システムによれば、請求項12のシステムであって、前記各クライアントは、前記出品商品のセールスポイントを前記従業者ごとに前記記憶部に記憶するセールスポイント記憶処理と、前記記憶部に記憶された前記区分、前記仕事価値および前記セールスポイントに基づいて前記従業者ごとに前記コール市場前のコール市場出品結果票を作成すると共に、前記記憶部に記憶された前記従業者の氏名、前記出品商品に対する前記仕事の概略、前記仕事価値および前記セールスポイントに基づいて前記グループごとに前記コール市場前の部署別出品商品一覧表を作成するコール市場前票作成処理と、前記コール市場に前記出品商品を出品した前記従業者のコール市場後の前記出品商品に対するコメントおよび前記リーダーのコメントを前記従業者ごとに前記記憶部に記憶するコメント記憶処理と、前記記憶部に記憶された前記従業者の氏名、前記区分、前記仕事価値、前記セールスポイント、前記従業者のコール市場後のコメントおよび前記リーダーのコメントに基づいて前記従業者ごとに前記コール市場後のコール市場出品結果票を作成し、前記記憶部に記憶すると共に、前記記憶部に記憶された前記従業者の氏名、前記出品商品についての前記仕事の概略、前記仕事価値、前記買取価格、前記評価点の前記合計値および前記セールスポイントに基づいて前記グループごとに前記コール市場後の部署別出品商品一覧表を作成し、前記記憶部に記憶するコール市場後票作成処理と、を実行することにより、コール市場において各従業者の出品商品の特徴を十分に理解することができるので、活発な競りを行うことができると共に、票形式であるので、集計がしやすい。
本発明の請求項14の自己啓発支援システムによれば、請求項12または請求項13のシステムであって、前記各クライアントの前記記憶部には、前記仕事の名称と前記区分とを対応させた仕事分類テーブルが記憶され、前記各クライアントは、前記仕事価値記憶処理では、入力された前記仕事の名称に基づいて前記記憶部に記憶された仕事分類テーブルを参照して、前記仕事の名称を対応する前記区分に変換することにより、導入時にかかる時間を大幅に短縮することができると共に、入力担当者は、この自己啓発支援システムの運営機関が作成したガイドを参照しつつ、各従業者の具体的な仕事を分類し、区分コードを割り振っていく手間を省くことができるので、仕事価値記憶処理の処理時間を短縮することができ、また操作性が向上する。
本発明の請求項15の自己啓発支援システムによれば、請求項13または請求項14のシステムであって、前記各クライアントは、前記記憶部に記憶された前記出品商品に対する前記セールスポイント、前記従業者のコール市場後のコメントまたは前記コール市場の前記リーダーのコメントの中から選択されたものに基づいて成功事例集を作成する成功事例集作成処理を有することにより、優れたナレッジ・マネジメントを実践することが可能となる。
本発明の請求項16の自己啓発支援システムによれば、請求項12〜請求項15のうちのいずれかのシステムであって、前記サーバは、前記データ集計処理では、前記グループに属する前記従業者ごとに、前記所定期間ごとの前記仕事価値の合計金額に対する前記分類別の前記仕事価値の合計金額の割合を算出して前記グループの所定期間ごとの職務別売上分析表を作成し、前記記憶部に記憶することにより、よりきめ細やかな自己啓発の指導をすることができる。
本発明の請求項17の自己啓発支援システムによれば、請求項12〜請求項16のうちのいずれかのシステムであって、前記各クライアントは、前記コール市場前票作成処理では、前記従業者別の前記コール市場前のコール市場出品結果票を印刷すると共に、前記グループ別の前記コール市場前の部署別出品商品一覧表を印刷し、前記コール市場後票作成処理では、前記従業者別の前記コール市場後のコール市場出品結果票を印刷すると共に、前記グループ別の前記コール市場後の部署別出品商品一覧表を印刷し、前記サーバは、前記データ分析処理では、前記従業者別または前記グループ別の前記仕事価値ヴァーチャル損益試算表を印刷することにより、クライアント等のコンピュータの数が十分でない場合でも、本システムを適用することができる。
本発明の請求項18の自己啓発支援システムによれば、請求項12〜請求項17のうちのいずれかのシステムであって、前記サーバは、前記データ分析処理では、前記従業者の前記架空の損益試算表を構成するデータと、前記記憶部に予め記憶された所定の回帰式とに基づいて、前記従業者の前記架空の損益試算表に関する評価の推定値を算出し、表示部に表示することにより、経営コンサルタントとして経験が浅い者や経営コンサルタントでない者も、データ分析をすることができる。また、経験豊富な経営コンサルタントでも、分析時間を短縮することができる。
本発明の請求項19の自己啓発支援システムによれば、請求項18のシステムであって、前記サーバの前記記憶部には、前記所定の回帰式を構成する説明変数である、機能の安定性を表す尺度、前記従業者が前記コール市場に参加した回数と前記コール市場における前記評価点の合計との相関係数および、前記コール市場において代表商品に選出された回数に応じた複数のコメントが予め記憶され、前記サーバは、前記データ分析処理では、前記機能の安定性を表す尺度、前記従業者が前記コール市場に参加した回数と前記コール市場における前記評価点の合計との相関係数および、前記コール市場において代表商品に選出された回数に応じて、前記記憶部から対する前記コメントを読み出して組み合わせることを特徴としている。
本発明の請求項20の自己啓発支援システムによれば、請求項12〜請求項19のうちのいずれかのシステムであって、前記各クライアントは、前記採点算出記憶処理では、前記各従業者が付けた前記仕事価値と前記買取価格または前記販売価格との間に一定以上の価格差がある場合には、価格差テーブルを作成して前記記憶部に記憶し、前記仕事価値記憶処理では、前記記憶部から前記価格差テーブルを読み出して表示部に表示することにより、各従業者が自分が行った仕事につける仕事価値が妥当な値となり、当該従業者の仕事に関する価値観が是正されると共に、コール市場等で得られるデータも信頼性が高いものがある。
本発明の請求項21の自己啓発支援システムによれば、請求項12〜請求項19のうちのいずれかのシステムであって、前記各クライアントは、前記採点算出記憶処理では、同様な前記仕事ごとに前記各従業者が付けた前記仕事価値に基づいて平均値を算出して標準価値テーブルを作成し前記記憶部に記憶し、前記仕事価値記憶処理では、前記記憶部から前記標準価値テーブルを読み出して表示部に表示することにより、 各従業者が自分が行った仕事につける仕事価値が妥当な値となり、当該従業者の仕事に関する価値観が是正されると共に、コール市場等で得られるデータも信頼性が高いものがある。
本発明の請求項22の自己啓発支援プログラムによれば、コンピュータに請求項1〜21のうちのいずれかに記載の機能を実現させることにより、従業者各自は、自ら行った仕事に仕事価値を付けるという行為を通して、自分の仕事の目的や価値に気づき、仕事に対する取り組み姿勢や熱意を振り返えることができ、仕事の進め方に工夫するところがあるか否かを発見することができ、自分が行った仕事の適正な評価を上長から受けることができる。また、従業者各自は、コール市場を通じて、同僚の仕事の価値を確認すると共に、同僚の仕事の進め方や考え方を学ぶことができる。これにより、各従業者が自己の役割と職務内容を見直し、仕事品質と時間効率を高めるきっかけを与えることを可能とすると共に、従業者が自己の行動の良否を確かめ、強いモチベーションを得ることができ、実感を持って積極的に自己啓発や自己改革に参加することができ、効果が比較的短期に現れると共に、長続きする。また、コール市場の参加者に仲間意識が醸成され、協同意識が高揚されると共に、競争意識が高められる。さらに、上長も部下の仕事の進捗状況を的確に把握できると共に、部下に対し的確なアドバイスができて実効性が高い。また、全社レベルのコール市場を開催することにより、当該企業等の活動も活性化することができる。さらに、本発明の請求項1の自己啓発方法に比べて、自動化率を高めることができるので、操作性が向上すると共に、各処理に費やす時間を短縮することができる。コール市場において各従業者の出品商品の特徴を十分に理解することができるので、活発な競りを行うことができると共に、票形式であるので、集計がしやすい。また、導入時にかかる時間を大幅に短縮することができると共に、入力担当者は、この自己啓発支援システムの運営機関が作成したガイドを参照しつつ、各従業者の具体的な仕事を分類し、区分コードを割り振っていく手間を省くことができるので、仕事価値記憶処理の処理時間を短縮することができ、また操作性が向上する。また、成功事例集を用いて優れたナレッジ・マネジメントを実践することが可能となると共に、職務別売上分析表を用いてよりきめ細やかな自己啓発の指導をすることができる。さらに、コール市場前後のコール市場出品結果票やコール市場前後の部署別出品商品一覧表を印刷することにより、クライアント等のコンピュータの数が十分でない場合でも、本システムを適用することができる。また、従業者の架空の損益試算表を構成するデータと、所定の回帰式とに基づいて、従業者の架空の損益試算表に関する評価の推定値を算出して表示することにより、経営コンサルタントとして経験が浅い者や経営コンサルタントでない者も、データ分析をすることができる。また、経験豊富な経営コンサルタントでも、分析時間を短縮することができる。さらに、価格差テーブルや標準価値テーブルを表示部に表示することにより、各従業者が自分が行った仕事につける仕事価値が妥当な値となり、当該従業者の仕事に関する価値観が是正されると共に、コール市場等で得られるデータも信頼性が高いものがある。
本発明の請求項23の自己啓発支援プログラムが記憶された記憶媒体によれば、コンピュータに請求項1〜請求項21のうちのいずれかに記載の機能を実現させることにより、従業者各自は、自ら行った仕事に仕事価値を付けるという行為を通して、自分の仕事の目的や価値に気づき、仕事に対する取り組み姿勢や熱意を振り返えることができ、仕事の進め方に工夫するところがあるか否かを発見することができ、自分が行った仕事の適正な評価を上長から受けることができる。また、従業者各自は、コール市場を通じて、同僚の仕事の価値を確認すると共に、同僚の仕事の進め方や考え方を学ぶことができる。これにより、各従業者が自己の役割と職務内容を見直し、仕事品質と時間効率を高めるきっかけを与えることを可能とすると共に、従業者が自己の行動の良否を確かめ、強いモチベーションを得ることができ、実感を持って積極的に自己啓発や自己改革に参加することができ、効果が比較的短期に現れると共に、長続きする。また、コール市場の参加者に仲間意識が醸成され、協同意識が高揚されると共に、競争意識が高められる。さらに、上長も部下の仕事の進捗状況を的確に把握できると共に、部下に対し的確なアドバイスができて実効性が高い。また、全社レベルのコール市場を開催することにより、当該企業等の活動も活性化することができる。さらに、本発明の請求項1の自己啓発方法に比べて、自動化率を高めることができるので、操作性が向上すると共に、各処理に費やす時間を短縮することができる。コール市場において各従業者の出品商品の特徴を十分に理解することができるので、活発な競りを行うことができると共に、票形式であるので、集計がしやすい。また、導入時にかかる時間を大幅に短縮することができると共に、入力担当者は、この自己啓発支援システムの運営機関が作成したガイドを参照しつつ、各従業者の具体的な仕事を分類し、区分コードを割り振っていく手間を省くことができるので、仕事価値記憶処理の処理時間を短縮することができ、また操作性が向上する。また、成功事例集を用いて優れたナレッジ・マネジメントを実践することが可能となると共に、職務別売上分析表を用いてよりきめ細やかな自己啓発の指導をすることができる。さらに、コール市場前後のコール市場出品結果票やコール市場前後の部署別出品商品一覧表を印刷することにより、クライアント等のコンピュータの数が十分でない場合でも、本システムを適用することができる。また、従業者の架空の損益試算表を構成するデータと、所定の回帰式とに基づいて、従業者の架空の損益試算表に関する評価の推定値を算出して表示することにより、経営コンサルタントとして経験が浅い者や経営コンサルタントでない者も、データ分析をすることができる。また、経験豊富な経営コンサルタントでも、分析時間を短縮することができる。さらに、価格差テーブルや標準価値テーブルを表示部に表示することにより、各従業者が自分が行った仕事につける仕事価値が妥当な値となり、当該従業者の仕事に関する価値観が是正されると共に、コール市場等で得られるデータも信頼性が高いものがある。
以下、本発明に係る実施の形態に基づき、図面を参照して本発明の自己啓発支援方法、自己啓発支援システム、自己啓発支援プログラムおよびそのプログラムを記憶した記憶媒体を詳細に説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る自己啓発支援システムのブロック構成を示している。この例の自己啓発支援システムは、ネットワーク1と、企業内通信システム2と、システムサーバ3とを有している。ネットワーク1は、例えば、構内ネットワーク(LAN: Local Area Network)、広域ネットワーク(WAN: Wide Area Network)、あるいはインターネット等からなる。ネットワーク1は、企業内通信システム2と、システムサーバ3と、例えば、ツイスト・ペアケーブル、同軸ケーブルや光ファイバケーブル等により有線接続され、又は無線接続されている。
企業内通信システム2は、社内ネットワーク11と、複数のクライアント12と、社内サーバ13とから構成されている。企業内通信システム2は、例えば、この自己啓発支援システムを運営する運営機関により従業者の自己啓発や自己改革の支援を受けると共に、当該企業自体の活動活性化の支援を受ける企業の内部に設置されている既存の通信システムを流用するものとする。
社内ネットワーク11は、例えば、LANやWAN等からなる。社内ネットワーク11は、複数のクライアント12と、社内サーバ13と、例えば、ツイスト・ペアケーブル、同軸ケーブルや光ファイバケーブル等により有線接続され、又は無線接続されている。クライアント12は、グループごと、例えば、企業の各係ごと、各課ごとに設置されるものとする。このクライアント12は、図2に示すように、制御部21と、操作部22と、表示部23と、印刷部24と、通信制御部25と、記憶部26等を有するコンピュータ等の情報処理装置によって構成されている。
制御部21は、CPU(中央処理装置)等からなり、記憶部26に記憶されているデータ入力・帳票出力プログラム等の各種プログラムに基づいて、データ入力・帳票出力処理その他の処理を実行し、クライアント12の各部を制御する。すなわち、例えば、データ入力・帳票出力プログラムが記憶部26から読み出されると、制御部21に読み込まれ、制御部21の動作を制御する。制御部21は、データ入力・帳票出力プログラムが起動されると、データ入力・帳票出力プログラムの制御により、後述するデータ入力・帳票出力処理を実行するのである。データ入力・帳票出力処理は、入力担当者が操作部22を操作して入力した「仕事価値納品書」に記入された各項目を記憶部26の所定の記憶領域に記憶すると共に、「コール市場出品結果票」、「部署別出品商品一覧表」および「成功事例集」等の各種帳票を作成し、これら各種帳票に関する印刷データその他のデータを印刷部24に供給することにより、印刷部24に各種帳票を印刷させる処理である。尚、仕事価値納品書やコール市場出品結果票等の各種帳票の具体的な内容については後述する。
操作部22は、文字キー、エンターキー、あるいはファンクションキー等からなるキーボードや、マウス、タッチパッド、あるいはペンデバイス等のポインティングデバイスなどを有する。表示部23は、CRTディスプレイ、液晶ディスプレイ(LCD;Liquid Crystal Display)、エレクトロルミネセンス(EL:electroluminescence)ディスプレイ、あるいはプラズマディスプレイパネル(PDP;Plasma Display Panel)等からなる。印刷部24は、インクジェットプリンタやレーザプリンタ等からなる。印刷部24は、制御部21から供給される印刷データその他のデータに基づいて、所定の印刷用紙に後述するコール市場出品結果票、部署別出品商品一覧表、成功事例集等の各種帳票を印刷する。通信制御部25は、モデムやルータ等からなり、社内ネットワーク11を介して社内サーバ13とデータ通信を行う。
記憶部26は、RAMやROM、あるいはフラッシュメモリ等の半導体メモリ、FD(フレキシブルディスク)が装着されるFDドライブ、HD(ハード・ディスク)が装着されるHDドライブ、MO(光磁気)ディスクが装着されるMOディスクドライブ、あるいはCD(コンパクト・ディスク)−ROM、CD−R(Recordable)、CD−RW(Rewritable)やDVD(Digital Versatile Disk)−ROM、DVD−R、DVD−RW等が装着されるCD/DVDドライブ等からなる。尚、上記データ入力・帳票出力プログラムは、アプリケーション・プログラムの1つとして記憶部26に予めインストールされているものとする。
社内サーバ13は、例えば、上記した企業のシステム管理センター等に設置されているものとする。社内サーバ13は、クライアント12と同様、制御部と、操作部と、表示部と、印刷部と、通信制御部と、記憶部とを有するコンピュータ等の情報処理装置によって構成されているが、制御部が実行する処理及び記憶部に記憶されるプログラムやデータが異なっている。
即ち、制御部は、記憶部に記憶されているデータ集約・電子メール送信プログラム、ホームページ更新プログラム等に基づいて、データ集約・電子メール送信処理、ホームページ更新処理等を実行する。データ集約・電子メール送信処理は、各クライアント12から社内ネットワーク11を介して送信される当該企業の各個人ごと、各グループごとの各種データを集約すると共に、ネットワーク1を介してシステムサーバ3にアクセスし、集約された各種データを電子メールで送信する処理である。ホームページ更新処理は、集約した各種データのうち、所定のデータについては社内ホームページで閲覧可能とされているので、その閲覧可能なデータを更新する処理である。
システムサーバ3は、例えば、この自己啓発支援システムを運営する運営機関のセンター等に設置されているものとする。また、システムサーバ3は、クライアント12や社内サーバ13と同様、制御部と、操作部と、表示部と、印刷部と、通信制御部と、記憶部とを有するコンピュータ等の情報処理装置によって構成されているが、制御部が実行する処理及び記憶部に記憶されるプログラムやデータが異なっている。
即ち、制御部は、記憶部に記憶されているデータ取込・集計・分析プログラム等に基づいて、データ取込・集計・分析処理等を実行する。データ取込・集計・分析処理は、社内サーバ13からネットワーク1を介して電子メールで送信された各種データを受信し取り込んで記憶部の所定の記憶領域に記憶し、集計し、該当する月の「個人別月次集計表」(時系列、平均単価(後述)順、仕事件数順、小区分別、選択項目別(基本は依頼者別)またはこれらの組み合わせ)、該当する月の「グループ別月次集計表」(時系列、平均単価順、仕事件数順、小区分別、選択項目別またはこれらの組み合わせ)、「コール市場評価項目レーダーチャート」(個人(従業者)別、グループ別)、「月間職務別売上分析表」等の各種帳票を作成し、これら各種帳票に関する印刷データその他のデータを印刷部に供給することにより、印刷部に各種帳票を印刷させ、これら各種帳票に基づいて、個人別およびグループ別に、仕事価値のヴァーチャルな損益を試算して、「仕事価値ヴァーチャル損益試算表」(個人別、グループ別)等の各種帳票を作成し、これら各種帳票に関する印刷データその他のデータを印刷部に供給することにより、印刷部に各種帳票を印刷させる処理である。尚、該当する月の「個人別月次集計表」(時系列、平均単価順、仕事件数順、小区分別、選択項目別またはこれらの組み合わせ)等の各種帳票の具体的な内容については後述する。
次に、上記構成の自己啓発支援システムの動作について説明する。先ず、この自己啓発システムでは、当該企業に所属する従業者が日々行う仕事を架空の商品として捉え、各従業者が自ら行った仕事に架空の価値(以下、「仕事価値」と称する。)を定めて、毎日、納品書(以下、「仕事価値納品書」と称する。)を作成してそれを上長(例えば、当該企業の最高責任者)に提出(納品)するものとする。尚、上記「仕事価値」は、当該従業者の給与等を基準としたり、他の従業者と比較したりしたものでなく、また現実に販売した実際の商品の売上高や利益に直結させたものでもなく、あくまでも当該従業者が自ら行った仕事について自分の価値観で判断して付けた架空の価値である。このように、「仕事価値納品書」の概念を用いるのは、以下に示す目的を達成するためである。
(1) 従業者各自に自分の仕事の目的や価値に気づかせる。
(2) 従業者各自に仕事に対する取り組み姿勢や熱意を振り返らせる。
(3) 従業者各自に仕事の進め方に工夫するところがあるか否かを発見させる。
(4) 従業者各自が自分が行った仕事の適正な評価を上長から受ける。
図3に仕事価値納品書の一例を示す。図3において、第1納品先欄30には、各従業者が商品としての仕事を納品する納品先について自分で好きな会社名等を自由に考えて記入する。第2納品先欄31には、各従業者が商品としての仕事を納品する納品先の氏名または名称(基本的には、代表取締役等の当該企業の最高責任者の氏名)を記入する。年月日欄32には、この仕事価値納品書を提出する日(当該仕事を行った日)を記入する。コール市場候補チェックボックス33には、この仕事価値納品書に記載された仕事を後述するコール市場に出品する場合には、そのことを示すチェックを付ける。社員番号欄34には、当該仕事の納品者である従業者に付与されている社員番号を記入する。氏名欄35には、当該仕事の納品者である従業者の氏名を記入し、押捺する。
大区分36および小区分37には、各従業者が行うほとんどすべての仕事について予め分類して付与された大区分および小区分のそれぞれの名称を記入する。この大区分および小区分のそれぞれの名称は、上記構成の自己啓発支援システムを当該企業が導入するにあたって、当該自己啓発支援システムの運営機関の担当者と当該企業のシステム導入担当者とが話し合って、当該企業のすべての従業者のほとんどすべての仕事について決定する。この大区分および小区分は、大まかには、直接価値仕事、間接価値仕事および固定間接価値仕事に分類する。直接価値仕事とは、直接的に企業の収益に寄与する仕事をいい、間接価値仕事とは、直接的には企業の収益に寄与しないが直接価値仕事を行うのに必要な仕事をいい、固定間接価値仕事とは、間接価値仕事のうち、企業の活動上必須で固定的に支出せざるを得ない性質の費用に類似した仕事をいう。この分類は、当該従業者の各仕事に対する上長の期待度の大小に基づいている。営業職を例にとると、直接価値分類仕事は、直接当該企業の利益に関わる営業活動であり、間接価値仕事は、直接価値分類仕事の準備のための仕事(例えば、企画書作成、見積作成等)であり、固定間接価値仕事は、企業活動をする際に絶対に必要な仕事(例えば、事務処理等)である。
本日の仕事内容欄38には、当該従業者が当日行った仕事の概略を記入する。選択項目欄39には、当該仕事の依頼者名、直属の上司名、顧客名あるいはプロジェクト名を記入する。金額欄40には、当該仕事について当該従業者が判断した仕事価値を記入する。仕事価値の通貨単位は、一般的には、円とするが、ドルその他でも良い。メモ欄41には、例えば、この仕事価値納品書に記載された仕事を後述するコール市場に出品する場合に、その理由を記入する。上記した仕事価値納品書は、各従業者が毎日終業直前に作成して、直属の上司(以下、「リーダー」と称する。)に提出する。部下である各従業者から仕事価値納品書を受け取ったリーダーは、記入内容を確認し、確認印を押捺した後、入力担当者に手渡す。尚、この実施の形態1では、特に断らない限り、「従業者」には、リーダーも含むものとする。
次に、各クライアント12を構成する制御部21のデータ入力・帳票出力処理および入力担当者の操作について、図4に示すフローチャートを参照して説明する。尚、図4においては、説明を簡単にするために、各ステップSA1〜SA9の処理が順次実行されるように記載しているが、実際は、以下に示すように各ステップSA1〜SA9の処理が実行される。即ち、先ず、入力担当者が、既に動作可能状態にある、または電源を投入して動作可能状態にあるクライアント12の操作部22を構成するキーボードまたはマウスを操作して、データ入力・帳票出力プログラムの起動を指示する。データ入力・帳票出力プログラムが起動されると、クライアント12の制御部21は、所定の初期化処理を実行した後、表示部23にメインメニューを表示する処理へ進む。この所定の初期化処理としては、例えば、制御部21は、自己に内蔵されたRAMや、記憶部26を構成するワーキング記憶領域(図示略)のすべての記憶内容をクリアしたりする。
表示部23にメインメニューが表示された状態において、入力担当者がキーボードまたはマウスを操作して、メインメニューを構成する実行を希望する処理のコマンドボタンをクリックすると、制御部21が、選択された処理に対応した画面を表示部23に表示し、入力担当者がその画面を目視しつつ、キーボードまたはマウスを用いて所定の操作を行うことになる。尚、各処理が連続して行われない場合には、その度にデータ入力・帳票出力プログラムの起動および所定の初期化処理が行われるが、以下では、特に言及しない。
表示部23にメインメニューが表示された状態において、入力担当者がキーボードまたはマウスを操作して、メインメニューを構成する図示せぬコマンドボタン[仕事価値納品書入力]をクリックすると、制御部21は、表示部23に仕事価値納品書の入力を促す画面(以下、「仕事価値納品書入力画面」と称する。)を表示する。表示部23に仕事価値納品書入力画面が表示された状態において、入力担当者がキーボードまたはマウスを操作して、リーダーから手渡された各従業者の仕事価値納品書のうち、ある従業者の仕事価値納品書の記載内容を順次入力すると、制御部21は、入力された従業者の仕事価値納品書の各項目を表示部23に表示する。この場合、入力担当者は、この自己啓発支援システムの運営機関が作成したガイドを参照しつつ、各従業者の具体的な仕事を分類し、区分コードを割り振っていく。
そして、入力担当者が表示部23に表示されている内容を目視して間違いないことを確認した後、キーボードまたはマウスを操作して、図示せぬコマンドボタン[確定]をクリックすると、制御部21は、上記した従業者の当該年月日の仕事価値納品書に関するデータを記憶部26の仕事価値納品書ファイルに順次記憶する、即ち、仕事価値納品書ファイルに当該従業者の当該年月日の仕事価値納品書に関するデータを追加(これを「更新」と称する。)する。以上説明した一連の処理が仕事価値記憶処理(図4のステップSA1)であり、入力担当者は、リーダーから手渡されたすべての従業者の仕事価値納品書について入力手続を行い、制御部21は、その入力手続に対応した処理を行う。そして、入力担当者は、入力が終了した仕事価値納品書を各従業者ごとにバインダーに綴じておく。
次に、月2回(例えば、毎月15日および月末)行われるコール市場が近づくと、入力担当者は、クライアント12の操作部22を構成するキーボードまたはマウスを操作して、クライアント12に出品商品記憶処理(図4のステップSA2)、コール市場出品結果票(第1版)作成・印刷処理(図4のステップSA3)、セールスポイント記憶処理(図4のステップSA4)、コール市場出品結果票(第2版)および部署別出品商品一覧表(第1版)作成・印刷処理(図4のステップSA5)を順次実行させる。
ここで、コール市場について説明する。コール市場とは、オークション(競売)を行う市場であり、当該企業の各職場(係単位、課単位、部単位等のグループ)を構成するリーダーを含めたすべての従業者各自が日々行っている仕事のうち、最も自信を持っているものを持ち寄って出品し、互いに競り合って高い値を付け合う場である。このコール市場を行うのは、以下に示す目的を達成するためである。
(1) 従業者各自に自分の仕事の価値を確認させる。
(2) 従業者各自に自分の仕事の価値を知らしめる。
(3) 従業者各自に同僚の仕事の価値を確認させる。
(4) 従業者各自が同僚の仕事の進め方や考え方を学ぶ。
以下では、コール市場前の資料作成について説明する。先ず、各従業者は、コール市場の対象となっている期間中に提出したすべての仕事価値納品書を入力担当者から受け取り、これらの仕事価値納品書に記載されている仕事の中から、最も自信を持っており、コール市場に出品したいと思ったものを選択し、当該仕事価値納品書のコール市場候補チェックボックス33(図3参照)にチェックを付けた後、入力担当者に返却する。
そこで、入力担当者が、表示部23にメインメニューが表示された状態において、キーボードまたはマウスを操作して、メインメニューを構成する図示せぬコマンドボタン[仕事価値納品書検索]をクリックすると、制御部21は、表示部23に仕事価値納品書の検索を促す画面(以下、「仕事価値納品書検索画面」と称する。)を表示する。表示部23に仕事価値納品書検索画面が表示された状態において、入力担当者がキーボードまたはマウスを操作して、従業者から返却された複数の仕事価値納品書のうち、コール市場候補チェックボックス33にチェックが付けられた仕事価値納品書に関するデータを検索するための検索キーを順次入力すると、制御部21は、入力された検索キーに基づいて、記憶部26に記憶されている仕事価値納品書ファイルを検索し、当該従業者のコール市場の対象となっている期間中の各仕事価値納品書の各項目を表示部23に表示する。検索キーとしては、例えば、コール市場の対象となっている期間(開始年月日および終了年月日)、会社名、所属部署名、課名、社員番号等である。
そして、入力担当者が表示部23に表示されている内容(各仕事価値納品書の一覧)の中から、コール市場候補チェックボックス33にチェックが付けられた仕事価値納品書と各項目が一致しているものを選択した後、キーボードまたはマウスを操作して、上記した仕事価値納品書の仕事をコール市場に出品する商品(以下、「出品商品」と称する。)として記憶することを指示すると、制御部21は、当該仕事価値納品書の各項目の表示を反転すると共に、当該仕事価値納品書に関するデータに出品商品であることを示すデータを付加して記憶部26の仕事価値納品書ファイルに記憶する。以上説明した一連の処理が出品商品記憶処理(図4のステップSA2)であり、入力担当者は、すべての従業者から返却された複数の仕事価値納品書のうち、コール市場候補チェックボックス33にチェックが付けられた仕事価値納品書について入力手続を行い、制御部21は、その入力手続に対応した処理を行う。
次に、入力担当者が、表示部23に各仕事価値納品書の一覧が表示され、且つ、出品商品として記憶された仕事価値納品書の各項目が反転表示された状態において、キーボードまたはマウスを操作して、上記表示画面を構成する図示せぬコマンドボタン[コメント入力]をクリックすると、制御部21は、記憶部26の仕事価値納品書ファイルから出品商品として記憶された仕事価値納品書に関するデータを読み出し、コール市場出品結果票にコメントを入力するための画面(以下、「コメント入力画面」と称する。)を作成して表示部23に表示する。この段階では、出品商品として記憶された仕事価値納品書に関するデータだけが表示部23に表示される。
そこで、入力担当者が、キーボードまたはマウスを操作して、上記コメント入力画面を構成する図示せぬコマンドボタン[印刷]をクリックすると、制御部21は、コール市場出品結果票(第1版)を作成した後、記憶部26のコール市場出品結果票ファイルに記憶すると共に、印刷部24を制御して、今作成したコール市場出品結果票(第1版)を印刷させる。以上説明した一連の処理がコール市場出品結果票(第1版)作成・印刷処理(図4のステップSA3)であり、入力担当者は、当該リーダーに属するすべての従業者のコール市場出品結果票(第1版)について作成・印刷指示手続を行い、制御部21は、その作成・印刷指示手続に対応した処理を行う。
図5にコール市場出品結果票(第1版)の一例を示す。ここで、コール市場出品結果票(第1版)としているのは、全体のフォーマットは同一であるが、各版ごとに印刷される内容がそれぞれ異なっていることを意味している。即ち、後述するように、コール市場出品結果票(第1版)は、上記仕事価値納品書に関するデータだけが印刷されたものであり、コール市場出品結果票(第2版)は、上記仕事価値納品書に関するデータおよび出品者である従業者がセールスポイントとした事項(以下、「出品者からのセールスポイント」と称する。)が印刷されたものである。一方、コール市場出品結果票(第3版)は、上記仕事価値納品書に関するデータ、出品者からのセールスポイント、コール市場後にリーダーによってコール市場出品結果票(第2版)に記入されたコメント(以下、「所属長コメント」と称する。)およびコール市場後に出品者によってコール市場出品結果票(第2版)に記入されたコメント(以下、「コール市場終了後の出品者コメント」と称する。)が印刷されたものである。
図5において、会社欄51、事業所欄52、部署欄53および課欄54には、このコール市場出品結果票(第1版)によりコール市場に仕事を出品する従業者が所属する企業、事業所、部署および課の名称がそれぞれ印刷されている。社員番号欄55および氏名欄56には、当該従業者に付与されている社員番号および当該従業者の氏名がそれぞれ印刷されている。年月日欄57および納品日コード番号欄58には、上記仕事価値納品書が提出(納品)された日(当該仕事が行われた日)および上記仕事価値納品書が提出された日に対応した提出日をコード化した番号(西暦の下2桁、月および日の2桁、仕事価値納品書が複数枚ある場合には、その通し番号)が印刷されている。したがって、図5に示す「040804−2」は、2004年8月4日に第2番目に提出されたことを意味している。
納品先欄59には、当該従業者が商品としての仕事を納品する納品先の氏名または名称(基本的には、代表取締役)が印刷されている。区分60には、当該従業者がコール市場に出品する仕事が分類された区分の名称または記号が印刷される。項目欄61には、当該従業者がコール市場に出品する仕事の概略が印刷されている。金額欄62には、当該仕事について当該従業者が判断した仕事価値が印刷されている。販売金額欄63には、コール市場時にリーダーによって決定された当該出品商品の販売金額が印刷される。
出品者からのセールスポイント欄64は、当該仕事をコール市場に出品する従業者が当該仕事のセールスポイントとした事項が記入されるものであり、当該従業者が当該仕事について、チャレンジ精神、達成感、論理性、創意・工夫、効率化、分析力、顧客志向または先見性について、あったと判断した評価項目についてチェックを付ける8個のチェックボックスと、セールスポイントを具体的に記入する欄とから構成されている。尚、8個のチェックボックスでチェックすべき評価項目については、20個予め用意してあり、各企業ごとに責任者が20個の評価項目中から8個を選択できるように構成されている。所属長コメント欄65には、コール市場後にリーダーによってコメントが記入される。成功事例集チェックボックス66には、出品者からのセールスポイント、所属長コメントあるいは後述するコール市場終了後の出品者コメントのいずれかを成功事例集に掲載する場合には、そのことを示すチェックが付けられる。コール市場終了後の出品者コメント欄67には、コール市場後に出品者によってコメントが記入される。代表者設定チェックボックス68には、当該コール市場から代表者として当該仕事を上位のコール市場に出品すると設定された場合には、そのことを示すチェックが付けられる。
以上説明した処理によりあるコール市場に参加する全従業者のコール市場出品結果票(第1版)が印刷されると、入力担当者は、各コール市場出品結果票(第1版)を対応する従業者に手渡すので、各従業者は、入力担当者から手渡されたコール市場出品結果票(第1版)の出品者からのセールスポイント欄64に、セールスポイントを記入すると共に、該当するチェックボックスにチェックを付けた後、入力担当者に返却する。
そこで、入力担当者が、表示部23にメインメニューが表示された状態において、キーボードまたはマウスを操作して、メインメニューを構成する図示せぬコマンドボタン[仕事価値納品書検索]をクリックすると、制御部21は、表示部23に仕事価値納品書検索画面を表示する。表示部23に仕事価値納品書検索画面が表示された状態において、入力担当者がキーボードまたはマウスを操作して、従業者から返却されたコール市場出品結果票(第1版)に対応した仕事価値納品書に関するデータを検索するための検索キーを順次入力すると、制御部21は、入力された検索キーに基づいて、記憶部26に記憶されている仕事価値納品書ファイルを検索し、表示部23に、当該従業者のコール市場の対象となっている期間中の各仕事価値納品書の一覧を表示すると共に、出品商品として記憶された仕事価値納品書の各項目を反転表示する。
次に、入力担当者が、表示部23に各仕事価値納品書の一覧が表示され、且つ、出品商品として記憶された仕事価値納品書の各項目が反転表示された状態において、キーボードまたはマウスを操作して、上記表示画面を構成する図示せぬコマンドボタン[コメント入力]をクリックすると、制御部21は、記憶部26の仕事価値納品書ファイルから出品商品として記憶された仕事価値納品書に関するデータを読み出し、コメント入力画面を作成して表示部23に表示する。この段階では、出品商品として記憶された仕事価値納品書に関するデータだけが表示部23に表示される。
そこで、入力担当者が、従業者から返却されたコール市場出品結果票(第1版)を参照しつつ、キーボードまたはマウスを操作して、上記コメント入力画面を構成する出品者からのセールスポイント欄に、セールスポイントを入力すると共に、該当するチェックボックスにチェックを付けた後、表示部23に表示されている内容を目視して間違いないことを確認し、図示せぬコマンドボタン[確定]をクリックすると、制御部21は、上記した記憶部26のコール市場出品結果票ファイルの当該従業者のコール市場出品結果票に関するデータを、新たに入力されたセールスポイントおよび各チェックボックスのチェックの有無に関するデータで更新する。以上説明した一連の処理がセールスポイント記憶処理(図4のステップSA4)であり、入力担当者は、すべての従業者から返却されたコール市場出品結果票(第1版)について、出品者からのセールスポイントの入力手続を行い、制御部21は、その入力手続に対応した処理を行う。
次に、入力担当者が、表示部23にコメント入力画面が表示された状態において、キーボードまたはマウスを操作して、上記コメント入力画面を構成する図示せぬコマンドボタン[印刷]をクリックすると、制御部21は、コール市場出品結果票(第2版)を作成した後、印刷部24を制御して、今作成したコール市場出品結果票(第2版)を印刷させる。
また、入力担当者が、表示部23に仕事価値納品書検索画面が表示された状態において、キーボードまたはマウスを操作して、上記仕事価値納品書検索画面を構成する図示せぬコマンドボタン[部署別出品一覧表印刷]をクリックすると、制御部21は、部署別出品商品一覧表(第1版)を作成した後、記憶部26の部署別出品商品一覧表ファイルに記憶すると共に、印刷部24を制御して、今作成した部署別出品商品一覧表(第1版)を印刷させる。以上説明した一連の処理がコール市場出品結果票(第2版)および部署別出品商品一覧表(第1版)作成・印刷処理(図4のステップSA5)であり、入力担当者は、当該リーダーに属するすべての従業者のコール市場出品結果票(第2版)および部署別出品商品一覧表(第1版)について作成・印刷指示手続を行い、制御部21は、その作成・印刷指示手続に対応した処理を行う。したがって、入力担当者は、印刷されたコール市場出品結果票(第2版)および部署別出品商品一覧表(第1版)をコール市場に参加する従業者に配布する。
図6にコール市場出品結果票(第2版)の一例を、図7〜図9に部署別出品商品一覧表(第1版)の一例をそれぞれ示す。図5に示すコール市場出品結果票(第1版)と図6に示すコール市場出品結果票(第2版)とを比較して分かるように、コール市場出品結果票(第2版)では、出品者からのセールスポイント欄64に、コール市場出品結果票(第1版)に印刷されていない出品者からのセールスポイントが印刷されていると共に、所定のチェックボックスにチェックが付されている。
また、図7は、部署別出品商品一覧表(第1版)の左側部分、図8は、同中央部分、図9は、同右側部分である。図7において、対象期間欄71および部署名欄72には、コール市場の対象となっている期間およびコール市場を実行する部署の名称がそれぞれ印刷されている。氏名欄73には、当該コール市場に出席した全従業者のうち、当該部署別出品商品一覧表(第1版)が配布される従業者の氏名が印刷されている。氏名欄74には、当該コール市場に出席した全従業者の氏名が印刷されている。商品名欄75には、各従業者がコール市場に出品した仕事の概略が印刷されている。生産者価格欄76には、当該仕事について当該従業者が判断した仕事価値が印刷されている。販売価格欄77には、コール市場時にリーダーによって決定された当該出品商品の販売金額が記入または印刷される。買取価格欄78には、当該仕事の出品者(セラー)以外のコール市場の参加者(バイヤー)が自分が買い取りたいとする金額が記入される。合計欄79には、すべての商品の生産者価格、販売価格および買取価格の各合計金額がそれぞれ印刷される。図8において、商品目的欄80には、コール市場出品結果票を構成する出品者からのセールスポイント欄64に記載された出品者からのセールスポイントと同一内容が印刷されている。
図9において、評価項目欄81のうち、各左欄には、コール市場出品結果票(第1版)の出品者からのセールスポイント欄64を構成する複数のチェックボックスの中でチェックを付けられた評価項目と同一の評価項目に丸印が印刷され、各右欄には、コール市場では、当該仕事のセラーの場合には、自身の仕事を評価した評価点(以下、「本人評価」と称する。)に対応した数字の周りに丸印を記入し、バイヤーの場合には、セラーの仕事を評価した評価点(以下、「他人評価」と称する。)に対応した数字の周りに丸印を記入し、コール市場後では、自分で採点した評価の数字の周りに丸印が印刷される(図13参照)。
ここで、「チャレンジ精神」とは、目標の高さ、難度の高さ、志の高さをいい、挑戦しようとするハードルの高さ、その志の高さをポイントとして評価する。「達成感」とは、本人が感じる達成感・満足感をいい、その職務を完遂したことによって得られる達成感・充実感・満足感の大きさをポイントとして評価する。「論理性」とは、目標達成や問題解決の方法に関して理論的な的確性、整合性などをいい、目標達成や問題解決のための論理は明確か、食い違いはないかをポイントとして評価する。「創意・工夫」とは、目標達成のための創意工夫、企画性、創造性などをいい、目標を達成するための、様々な工夫や創造性の発揮の度合い、企画性の高さなどをポイントとして評価する。「効率化」とは、効率化・生産性アップの度合いをいい、創意工夫などにより、従来のやり方に比べどの程度効率化や生産性がアップしたかをポイントとして評価する。「分析力」とは、目標達成や問題解決に関して分析し要点を把握する能力をいい、目標達成や問題解決に関して状況を分析し要点・急所を的確に捉えているかをポイントとして評価する。「顧客志向」とは、顧客又は依頼者のニーズ・要望をしっかり把握して活動しようとする姿勢をいい、顧客又は依頼者のニーズ・要望を把握し的確に対応しようとしているかをポイントとして評価する。「先見性」とは、商品の先見性・将来性、発展性をいい、その商品は、これからのニーズを理解し対応しているか、将来的な価値があるかをポイントとして評価する。
尚、図9には記載していないが、以下に示す12個の評価項目も各企業ごとに責任者が選択可能である。上記8個の評価項目以外に選択可能な12個の評価項目は、「問題解決力」、「計数力」、「技術力」、「計画性」、「実行力」、「情報収集」、「対人能力(ヒューマンスキル)」、「コミュニケーション」、「教育指導力」、「出来栄え」、「独創性」、「統合化」である。「問題解決力」とは、問題解決のための要因を的確に把握して解決を図る能力をいい、問題解決のための要因を的確に捉えているか、解決策は的確であるかをポイントとして評価する。「計数力」とは、目標達成や問題解決のため、要点を計数的・定量的に把握する能力をいい、目標達成や問題解決の要点に関して、それを計数的・定量的に把握しているかをポイントとして評価する。「技術力」とは、目標達成や問題解決に関し達成するための技術的能力をいい、目標達成や問題解決に関して達成するための技術的な能力があるかをポイントとして評価する。「計画性」とは、目標達成や問題解決に関し、計画を立て実行する能力などをいい、目標達成や問題解決に関して計画を立てて実行しているかをポイントとして評価する。「実行力」とは、目標達成や問題解決に関して、困難を乗り越え達成する実行力のことをいい、目標達成や問題解決に関して困難があったがそれを乗り越えて達成したかをポイントとして評価する。「情報収集」とは、多方面から必要な情報を収集する能力をいい、多くの情報収集先を持ち、必要情報を収集しているかをポイントとして評価する。「対人能力(ヒューマンスキル)」とは、様々な立場の人間に対して、良い人間関係を保ち影響力をおよぼす能力をいい、様々な立場の人間に対して、良い人間関係を保ち、目的達成に役立たせているかをポイントとして評価する。
「コミュニケーション」とは、良好で的確なコミュニケーションを行う能力をいい、良好で的確なコミュニケーションを行っているかをポイントとして評価する。「教育指導力」とは、部下や指導対象者に対する教育力・指導力をいい、部下や指導対象者に対しての教育や指導が的確かつ効果的であるかをポイントとして評価する。「出来栄え」とは、成し遂げた仕事(作品)の出来栄え(品質・見てくれ・効果性)などの水準などをいい、成し遂げた仕事(作品)の出来栄え(品質・見てくれ・効果性)などの水準はどうかをポイントとして評価する。「独創性」とは、目標達成や問題解決の活動が独創的であり効果的であることをいい、目標達成や問題解決に関して、独創的、効果的な活動であるかをポイントとして評価する。「統合化」とは、目標達成や問題解決に関して、各要素を効果的に結びつけ統合する能力をいい、目標達成や問題解決に関して、各要素を、漏れ落ちなく、効果的に統合しているかをポイントとして評価する 各評価項目について「5点満点」で絶対評価(他者との比較ではなく、あくまでその商品の水準)する。「5」点は非常に優秀であることを示し、「4」点は優秀であることを示し、「3」点はやや優れていることを示し、「2」点は普通であることを示し、「1」点はもう少し頑張れることを示している。評価合計欄82は、各バイヤーの評価点の合計が印刷される。
次に、コール市場の実際のやり方について説明する。
(a) セラーは、自分の商品について高い評価を受けるようにアピールする(5分程度)。
(b) リーダー(コンダクター)は、セラーの発表の補足説明を加える。
(c) バイヤーは、両方のアピールを聞いて、商品の価値を見定め、各自に配布された部署別出品商品一覧表(第1版)の当該商品の買取価格欄78に自分が当該商品を買い取っても良いと考える価格を記入すると共に、当該商品の評価項目欄81の各項目に自分で評価した評価点に対応した数字の周りに丸印を記入する。一方、セラーは、各自に配布された部署別出品商品一覧表(第1版)の自分の商品に関する評価項目欄81の各項目に、自分で自身の仕事を評価した評価点(本人評価)に対応した数字の周りに丸印を記入する。
(d) 全員の評価が終了した後、最優秀商品を参加者全員の協議で決定する。
(e) コンダクターは、各商品の販売価格をそれぞれ決定し、自分に配布された部署別出品商品一覧表(第1版)の販売価格欄77にそれぞれ記入する。
コール市場終了後、すべての参加者は、必要事項を記入した部署別出品商品一覧表(第1版)を入力担当者に返却すると共に、自分に配布されたコール市場出品結果票(第2版)のコール市場終了後の出品者コメント欄67にコメントを記入した後、リーダーに手渡す。
そこで、入力担当者が、表示部23にメインメニューが表示された状態において、キーボードまたはマウスを操作して、メインメニューを構成する図示せぬコマンドボタン[コール市場採点処理]をクリックすると、制御部21は、表示部23にコール市場に出品された各商品の採点結果の入力を促す画面(以下、「コール市場採点入力画面」と称する。)を表示する。表示部23にコール市場採点入力画面が表示された状態において、入力担当者がキーボードまたはマウスを操作して、本人を含めた採点者を選択した後、各従業者から返却された部署別出品商品一覧表(第1版)を参照しつつ、各商品の計8つの評価項目の点数、販売価格および買取価格を順次入力すると、制御部21は、計8つの評価項目の点数の合計値、販売価格の合計値、買取価格の合計値を算出し、入力された各商品の計8つの評価項目の点数、その合計値、販売価格の合計値および買取価格の合計値の各項目を表示部23に表示する。
そして、入力担当者が表示部23に表示されている内容を目視して間違いないことを確認した後、キーボードまたはマウスを操作して、図示せぬコマンドボタン[確定]をクリックすると、制御部21は、上記した各商品の計8つの評価項目の点数、その合計値、販売価格の合計値、買取価格の合計値の各項目に関するデータで記憶部26の部署別出品商品一覧表ファイルを更新する。以上説明した一連の処理が採点算出記憶処理(図4のステップSA6)であり、入力担当者は、すべての従業者から返却された部署別出品商品一覧表(第1版)について入力手続を行い、制御部21は、その入力手続に対応した処理を行う。
一方、リーダーは、上記コール市場に参加したすべての参加者から手渡された、コール市場終了後の出品者コメント欄67にコメントが記入されたコール市場出品結果票(第2版)の所属長コメント欄65に、コール市場における各従業者の発表を聞いた自身のコメントを記入した後、入力担当者に返却する。この場合、すべてのコール市場出品結果票(第2版)のうち、当該コール市場から代表者として当該仕事を上位のコール市場(例えば、このコール市場が課単位のコール市場であれば、部単位のコール市場。)に出品すると設定するものについては、代表者設定チェックボックス68にチェックを付ける。また、出品者からのセールスポイント、自分が記入した所属長コメントあるいはコール市場終了後の出品者コメントのいずれかを成功事例集に掲載する場合には、対応した成功事例集チェックボックス66にチェックを付ける。
そこで、入力担当者が、表示部23にメインメニューが表示された状態において、キーボードまたはマウスを操作して、メインメニューを構成する図示せぬコマンドボタン[仕事価値納品書検索]をクリックすると、制御部21は、表示部23に仕事価値納品書検索画面を表示する。表示部23に仕事価値納品書検索画面が表示された状態において、入力担当者がキーボードまたはマウスを操作して、リーダーから返却された上記コール市場に参加したある参加者のコール市場出品結果票(第2版)に対応した仕事価値納品書に関するデータを検索するための検索キーを順次入力する。これにより、制御部21は、入力された検索キーに基づいて、記憶部26に記憶されている仕事価値納品書ファイルを検索し、表示部23に、当該参加者のコール市場の対象となっている期間中の各仕事価値納品書の一覧を表示すると共に、出品商品として記憶された仕事価値納品書の各項目を反転表示する。
次に、入力担当者が、表示部23に各仕事価値納品書の一覧が表示され、且つ、出品商品として記憶された仕事価値納品書の各項目が反転表示された状態において、キーボードまたはマウスを操作して、上記表示画面を構成する図示せぬコマンドボタン[コメント入力]をクリックすると、制御部21は、記憶部26の仕事価値納品書ファイルから出品商品として記憶された仕事価値納品書に関するデータを読み出し、コメント入力画面を作成して表示部23に表示する。この段階では、出品商品として記憶された仕事価値納品書に関するデータと、セールスポイントとが表示部23にそれぞれ表示される。
そこで、入力担当者が、リーダーから返却されたコール市場出品結果票(第2版)を参照しつつ、キーボードまたはマウスを操作して、上記コメント入力画面を構成する所属長コメント欄およびコール市場終了後の出品者コメント欄に、それぞれコメントを入力すると共に、代表者設定チェックボックス68または成功事例集チェックボックス66にチェックが付けられている場合には、対応するチェックボックスにマウスカーソルを移動させ、クリックした後、表示部23に表示されている内容を目視して間違いないことを確認し、図示せぬコマンドボタン[確定]をクリックする。これにより、制御部21は、上記した記憶部26のコール市場出品結果票ファイルの当該従業者のコール市場出品結果票に関するデータを、新たに入力された所属長コメントおよびコール市場終了後の出品者コメントに関するデータで更新する。
また、代表者設定チェックボックス68または成功事例集チェックボックス66に対応するチェックボックスにチェックが付けられている場合には、制御部21は、代表者に設定されていることを示すデータまたは成功事例集に掲載することを示すデータを対応するデータに付加して記憶する。以上説明した一連の処理が市場終了後出品者コメント・所属長コメント記憶処理(図4のステップSA7)であり、入力担当者は、すべての従業者から返却されたコール市場出品結果票(第2版)について入力手続を行い、制御部21は、その入力手続に対応した処理を行う。
次に、入力担当者が、表示部23にコメント入力画面が表示された状態において、キーボードまたはマウスを操作して、上記コメント入力画面を構成する図示せぬコマンドボタン[印刷]をクリックすると、制御部21は、コール市場出品結果票(第3版)を作成した後、印刷部24を制御して、今作成したコール市場出品結果票(第3版)を印刷させる。また、入力担当者が、表示部23に仕事価値納品書検索画面が表示された状態において、キーボードまたはマウスを操作して、上記仕事価値納品書検索画面を構成する図示せぬコマンドボタン[部署別出品一覧表印刷]をクリックすると、制御部21は、部署別出品商品一覧表(第2版)を作成した後、記憶部26の部署別出品商品一覧表ファイルに記憶すると共に、印刷部24を制御して、今作成した部署別出品商品一覧表(第2版)を印刷させる。
さらに、入力担当者が、表示部23に仕事価値納品書検索画面が表示された状態において、キーボードまたはマウスを操作して、上記仕事価値納品書検索画面を構成する図示せぬコマンドボタン[成功事例集印刷]をクリックすると、制御部21は、成功事例集を作成した後、記憶部26の成功事例集ファイルに記憶すると共に、印刷部24を制御して、今作成した成功事例集を印刷させる。この成功事例集は、記憶部26のコール市場出品結果票ファイルを検索して、コール市場出品結果票ファイルに記憶されている出品者からのコメント、所属長コメントおよびコール市場終了後の出品者コメントのうち、成功事例集に掲載することを示すデータが付加されているものを抽出し、当該出品者からのコメント、当該所属長コメントまたは当該コール市場終了後の出品者コメントの対象である仕事を行った従業者の氏名と共に、当該仕事の区分ごとに分類して作成される。
以上説明した一連の処理がコール市場出品結果票(第3版)、部署別出品商品一覧表(第2版)および成功事例集作成・印刷処理(図4のステップSA8)であり、入力担当者は、当該リーダーに属するすべての従業者のコール市場出品結果票(第3版)および部署別出品商品一覧表(第2版)について作成・印刷指示手続を行うと共に、必要に応じて、成功事例集について作成・印刷指示手続を行い、制御部21は、その作成・印刷指示手続に対応した処理を行う。したがって、入力担当者は、印刷されたコール市場出品結果票(第3版)、部署別出品商品一覧表(第2版)あるいは成功事例集をコール市場に参加した従業者に配布する。
図10にコール市場出品結果票(第3版)の一例を、図11〜図13に部署別出品商品一覧表(第2版)の一例を、図14に成功事例集の一例(一部)をそれぞれ示す。図11は、部署別出品商品一覧表(第2版)の左側部分、図12は、同中央部分、図13は、同右側部分である。図6に示すコール市場出品結果票(第2版)と図10に示すコール市場出品結果票(第3版)とを比較して分かるように、コール市場出品結果票(第3版)では、所属長コメント欄65およびコール市場終了後の出品者コメント欄67に、コール市場出品結果票(第2版)に印刷されていない所属長コメントおよびコール市場終了後の出品者コメントがそれぞれ印刷されている。また、図10に示すコール市場出品結果票(第3版)では、所属長コメントの成功事例集チェックボックス66および代表者設定チェックボックス68にチェックが付けられている。
一方、図7〜図9に示す部署別出品商品一覧表(第1版)と図11〜図13に示す部署別出品商品一覧表(第2版)とを比較して分かるように、部署別出品商品一覧表(第2版)では、販売価格欄77、買取価格欄78および対応する合計欄79に、部署別出品商品一覧表(第1版)に印刷されていない各金額がそれぞれ印刷されている(図11参照)。さらに、部署別出品商品一覧表(第2版)では、図13に示すように、評価項目欄81および評価合計欄82に、当該仕事についての評価結果および各バイヤーの評価点がそれぞれ印刷されている。また、すべての仕事のうち、当該コール市場から代表者として上位のコール市場に出品すると設定された仕事については、そのことを示すために、当該仕事の各項目が他の仕事の各項目と異なる色または模様が付与されている。図11〜図13では、従業者「橋上 茂夫」が代表者に設定されたことを示すために、従業者「橋上 茂夫」の仕事の各項目に網がけを施している。また、図14には、営業グループに属する各従業者の中でリーダーがコール市場後に成功事例集に掲載すべきと決定した営業上のフォローの成功事例が記載されている。
次に、入力担当者が、表示部23にメインメニューが表示された状態において、キーボードまたはマウスを操作して、メインメニューを構成する図示せぬコマンドボタン[データ送信]をクリックすると、制御部21は、表示部23に記憶部26に記憶されている各種データの社内サーバ13への送信を促す画面(以下、「データ送信画面」と称する。)を表示する。このデータ送信画面には、いずれも図示しないが、コール市場出品結果票(第3版)、部署別出品商品一覧表(第2版)および成功事例集のすべてまたはいずれかを社内サーバ13へ送信するかを選択するために、「コール市場出品結果票」、「部署別出品商品一覧表」および「成功事例集」の固定文字の前にそれぞれチェックボックスが設けられていると共に、選択されたデータの社内サーバ13への送信を指示するためのコマンドボタン[データ送信]が設けられている。
そこで、表示部23に上記構成のデータ送信画面が表示された状態において、入力担当者がキーボードまたはマウスを操作して、上記データ送信画面を構成する図示せぬ3つのチェックボックスのすべてまたはいずれかにマウスカーソルを移動させ、クリックした後、表示部23に表示されているチェックボックスのチェック内容を目視して間違いないことを確認し、図示せぬコマンドボタン[データ送信]をクリックすると、制御部21は、記憶部26のコール市場出品結果票ファイル、部署別出品商品一覧表ファイルおよび成功事例集ファイルから選択されたデータを読み出し、社内ネットワーク11を介して社内サーバに送信する。以上説明した一連の処理がコール市場出品結果票(第3版)、部署別出品商品一覧表(第2版)および成功事例集社内サーバへの送信処理(図4のステップSA9)である。
次に、社内サーバ13を構成する制御部の処理およびデータ集約担当者の操作について、図15に示すフローチャートを参照して説明する。先ず、データ集約担当者が、既に動作可能状態にある、または電源を投入して動作可能状態にある社内サーバ13の操作部を構成するキーボードまたはマウスを操作して、データ集約プログラムの起動を指示する。データ集約プログラムが起動されると、社内サーバ13の制御部は、所定の初期化処理を実行した後、図15に示すステップSB1の処理へ進む。この所定の初期化処理としては、例えば、制御部は、自己に内蔵されたRAMや、記憶部を構成するワーキング記憶領域(図示略)のすべての記憶内容をクリアしたりする。
ステップSB1では、制御部は、企業内通信システム2を構成する複数のクライアント12のいずれかから送信されたデータを受信したか否かを判断する。この判断が「NO」の場合には、同判断を繰り返す。そして、複数のクライアント12のいずれかからデータ送信されると、ステップSB1の判断が「YES」となり、制御部は、ステップSB2へ進む。
ステップSB2では、制御部は、データ集約・電子メール送信処理を実行した後、ステップSB3へ進む。即ち、制御部は、各クライアント12から社内ネットワーク11を介して送信された当該企業の各従業者ごと、各部署ごとの各種データを集約し、記憶部の所定の記憶領域に記憶すると共に、ネットワーク1を介してシステムサーバ3にアクセスし、集約された各種データを電子メールで送信する。ステップSB3では、制御部は、集約した各種データのうち、コール市場出品結果票(第3版)、部署別出品商品一覧表(第2版)および成功事例集については社内ホームページで閲覧可能とされているので、データ集約担当者の操作部の操作に応じて、閲覧させるコール市場出品結果票(第3版)、部署別出品商品一覧表(第2版)および成功事例集を更新した後、一連の処理を終了する。
したがって、当該企業のすべての従業者は、クライアント12により社内ネットワーク11を介して社内サーバ13にアクセスすることにより、社内ホームページを閲覧し、コール市場出品結果票(第3版)、部署別出品商品一覧表(第2版)または成功事例集を表示部23に表示させ、必要に応じて、印刷部24に印刷させることができる。したがって、当該企業の従業者は、コール市場に参加していなくても、他の従業者の成功パターンを参加者と共有することができると共に、成功事例集を新人研修等の教材とすることができ、優れたナレッジ・マネジメントを実践することが可能となる。
次に、システムサーバ3を構成する制御部の処理および当該自己啓発支援システムを運営する運営機関の操作者の操作について、図16に示すフローチャートを参照して説明する。先ず、操作者が、既に動作可能状態にある、または電源を投入して動作可能状態にあるシステムサーバ3の操作部を構成するキーボードまたはマウスを操作して、データ取込・集計・分析プログラムの起動を指示する。データ取込・集計・分析プログラムが起動されると、システムサーバ3の制御部は、所定の初期化処理を実行した後、図16に示すステップSC1の処理へ進む。この所定の初期化処理としては、例えば、制御部は、自己に内蔵されたRAMや、記憶部を構成するワーキング記憶領域(図示略)のすべての記憶内容をクリアしたりする。ステップSC1では、制御部は、社内サーバ3から送信されたメールを受信したか否かを判断する。この判断が「NO」の場合には、同判断を繰り返す。そして、社内サーバ13から電子メールが送信されると、ステップSC1の判断が「YES」となり、制御部は、ステップSC2へ進む。
ステップSC2では、制御部は、データ取込処理を実行した後、表示部にメインメニューを表示する。即ち、制御部は、社内サーバ13からネットワーク1を介して電子メールで送信された各種データを受信し取り込んで、記憶部の当該企業のために割り当てられている所定の記憶領域に仕事価値納品書ファイルおよび部署別出品商品一覧表ファイルを作成し、それらに取り込んだ各種データを記憶する。表示部にメインメニューが表示された状態において、操作者がキーボードまたはマウスを操作して、メインメニューを構成する図示せぬコマンドボタン[集計・分析]をクリックすると、制御部は、表示部にデータの集計、分析および集計・分析結果の帳票の印刷を促す画面(以下、「集計・分析帳票印刷画面」と称する。)を表示する。
表示部に集計・分析帳票印刷画面が表示された状態において、操作者がキーボードまたはマウスを操作して、「売上集計」について、従業者またはグループを選択するための図示せぬドロップダウンリストボックス下向き三角形をクリックして、従業者の氏名およびグループ名一覧を表示させ、いずれかをクリックして選択した後、図示せぬコマンドボタン[集計]をクリックすると、制御部は、記憶部の仕事価値納品書ファイルから選択された従業者またはグループの仕事価値納品書に関するデータを読み出し、月ごとの個人別またはグループ別の売上を時系列、合計金額順、平均単価順、仕事件数順、小区分別、選択項目別またはこれらの組み合わせで集計すると共に、当該グループの月間職務別売上分析を行い、集計結果を表示部に表示し、これらのデータを記憶部の所定の記憶領域に記憶する。ここで、当該グループの月間職務別売上分析とは、従業者ごとに、当月の仕事価値の合計金額に対する各作業項目の仕事価値の合計金額の割合を百分率で算出することをいう。
また、この時、この自己啓発支援システムを当該企業に導入してから所定期間(例えば、3ヶ月)経過した場合には、制御部は、記憶部の部署別出品商品一覧表ファイルから選択された従業者またはグループの部署別出品商品一覧表を読み出し、各クライアント12が上記したステップSA6の採点算出記憶処理で算出した、コール市場における自己啓発および商品品質に関するバイヤーによる評価結果(各商品の計8つの評価項目の点数)、これらのそれぞれの合計値および平均値、買取価格の平均値およびその合計値の各項目に関するデータに基づいて、個人別またはグループ別のコール市場評価項目レーダーチャートを作成し、その作成結果を表示部に表示し、これらのデータを記憶部の所定の記憶領域に記憶する。
そこで、表示部に集計・分析帳票印刷画面が表示された状態において、操作者がキーボードまたはマウスを操作して、「売上集計」について、従業者またはグループを選択するための図示せぬドロップダウンリストボックス下向き三角形をクリックして、従業者の氏名およびグループ名一覧を表示させ、いずれかをクリックして選択した後、図示せぬコマンドボタン[印刷]をクリックすると、制御部は、記憶部の所定の記憶領域から選択された従業者またはグループの月ごとの時系列、合計金額順、平均単価順、仕事件数順、小区分別、選択項目別またはこれらの組み合わせの売上に関するデータを読み出し、従業者またはグループの月ごとの時系列、合計金額順、平均単価順、仕事件数順、小区分別、選択項目別またはこれらの組み合わせの売上票、当該グループの月間職務別売上分析表を作成する。
次に、制御部は、これら各種帳票に関するデータを記憶部の従業者またはグループの月ごとの時系列、合計金額順、平均単価順、仕事件数順、小区分別、選択項目別またはこれらの組み合わせの売上票ファイル、グループごとの月間職務別売上分析ファイルに記憶すると共に、これら各種帳票に関する印刷データその他のデータを印刷部に供給すると共に制御して、今作成した従業者またはグループの月ごとの時系列、合計金額順、平均単価順、仕事件数順、小区分別、選択項目別またはこれらの組み合わせの売上票および当該グループの月間職務別売上分析表を印刷させる。
この時、この自己啓発支援システムを当該企業に導入してから所定期間(例えば、3ヶ月)経過した場合には、制御部は、記憶部の所定の記憶領域から選択された従業者、グループの個人別またはグループ別のコール市場評価項目レーダーチャートに関するデータを読み出し、印刷部を制御して、今読み出した従業者またはグループのコール市場評価項目レーダーチャートを印刷させる。以上説明した一連の処理がデータ集計・印刷処理(図16のステップSC3)である。
図17〜図19に平成16年7月の区分別および合計金額順の仕事価値に関する個人別月次集計表の一例を、図20〜図22に平成16年7月の区分別の仕事価値に関するグループ別月次集計表の一例をそれぞれ示す。また、図23に平成16年9月の月間職務別売上分析表の一例を、図24に個人別のコール市場評価項目レーダーチャートの一例を、図25にグループ別のコール市場評価項目レーダーチャートの一例をそれぞれ示す。図17は、上記個人別月次集計表の左側部分、図18は、同中央部分、図19は、同右側部分である。また、図20は、上記グループ別月次集計表の左側部分、図21は、同中央部分、図22は、同右側部分である。
図17および図20において、作業項目欄には、各仕事が属する区分が印刷され、依頼者欄には、当該従業者(「山原 茂夫」)および当該グループ(「○△株式会社東京事業所第1ブロック第1グループ」)の直属の上司(「庄司 節夫」)の氏名が印刷されている。また、図17〜図22において、各作業項目の日にちごとの上段で網がけが施されているのは、その日に当該作業項目に区分されている仕事がなされたことを意味している。したがって、図17〜図19に示す個人別月次集計表では、各作業項目ごとに網がけの数をカウントすれば、そのカウント値はこの従業者(「山原 茂夫」)が平成16年7月に当該作業項目に属する仕事をなした総回数となり、図19の合計欄の上段の数値と一致する。
一方、図20〜図22に示すグループ別月次集計表では、同日に複数の従業者が同一の作業項目に属する仕事をなしているので、各作業項目ごとに網がけの数をカウントしても、そのカウント値は当該グループに属する従業者が平成16年7月に当該作業項目に区分されている仕事をなした総回数である図22の合計欄の各作業項目ごとの上段の数値とは一致しない。また、図17〜図19に示す個人別月次集計表が合計金額順とするのは、図19に示す合計金額の多い順に作業項目を並べたからである。
また、図23において、各作業項目の百分率は、当月の仕事価値の合計金額に対する各作業項目の仕事価値の合計金額の割合を示している。尚、図24および図25の所見欄にコメントが印刷されているが、これは運営機関の経営コンサルタントがこのコール市場評価項目レーダーチャートを参照した上で記入するものであり、実際上は、この段階では印刷されていないものである。
次に、この自己啓発支援システムを当該企業に導入してから所定期間(例えば、3ヶ月)経過した場合には、表示部に集計・分析帳票印刷画面が表示された状態において、操作者がキーボードまたはマウスを操作して、「損益試算」について、従業者またはグループを選択するための図示せぬドロップダウンリストボックス下向き三角形をクリックして、従業者の氏名およびグループ名一覧を表示させ、いずれかをクリックして選択した後、図示せぬコマンドボタン[分析]をクリックすると、制御部は、記憶部の所定の記憶領域から所定期間(例えば、3ヶ月)分の個人別またはグループ別の小区分別の売上集計に関するデータを読み出し、個人別またはグループ別に、仕事価値のヴァーチャルな損益を試算して、試算結果を表示部に表示し、これらのデータを記憶部の所定の記憶領域に記憶する。
そこで、表示部に集計・分析帳票印刷画面が表示された状態において、操作者がキーボードまたはマウスを操作して、「損益試算」について、従業者またはグループを選択するための図示せぬドロップダウンリストボックス下向き三角形をクリックして、従業者の氏名およびグループ名一覧を表示させ、いずれかをクリックして選択した後、図示せぬコマンドボタン[印刷]をクリックすると、制御部は、記憶部の所定の記憶領域から選択された従業者またはグループの仕事価値のヴァーチャルな損益試算に関するデータを読み出し、従業者またはグループの仕事価値ヴァーチャル損益試算表を作成した後、記憶部の従業者またはグループの仕事価値ヴァーチャル損益試算表ファイルに記憶すると共に、印刷部を制御して、今作成した従業者またはグループの仕事価値ヴァーチャル損益試算表を印刷させる。以上説明した一連の処理がデータ分析・印刷処理(図13のステップSC4)である。
図26および図27に個人別仕事価値ヴァーチャル損益試算表の一例を、図28および図29にグループ別仕事価値ヴァーチャル損益試算表の一例をそれぞれ示す。図26は、上記個人別仕事価値ヴァーチャル損益試算表の左側部分、図27は、同右側部分である。また、図28は、上記グループ別仕事価値ヴァーチャル損益試算表の左側部分、図29は、同右側部分である。図26および図28において、「直接価値売上高」の「主売上」、「その他売上」、「雑収益」、「直接価値売上原価」の「主売上の原価」、「その他の原価」、「固定間接価値」の「間接価値」および「その他」には、上記したように、この自己啓発支援システムを当該企業を導入するにあたって、当該自己啓発支援システムの運営機関の担当者と当該企業のシステム導入担当者とが話し合って、「直接価値」、「間接価値」および「固定間接価値」とに分類した仕事の区分に基づいて、仕事が割り振られている。基本的には、「直接価値」に分類された仕事は、「直接価値売上高」の「主売上」、「その他売上」または「雑収益」のいずれかに割り振られ、「間接価値」に分類した仕事のうち、直接的には当該企業の収益には寄与しないが、当該企業が円滑に活動する上で必須で固定的に支出せざるを得ない性質の費用に類似した仕事が「固定間接価値」の「間接価値」または「その他」のいずれかに割り振られ、「間接価値」に分類した仕事のうち、「固定間接価値」に割り振られた仕事以外の仕事が「直接価値売上原価」の「主売上の原価」または「その他の原価」のいずれかに割り振られている。
また、「売上総利益(粗利益)」は、「直接価値売上高」の合計金額「売上高合計」から「直接価値売上原価」の合計金額「売上原価合計」を減算した結果が印刷されている。さらに、「営業価値利益」には、「売上総利益(粗利益)」から「固定間接価値」の合計金額「固定費合計」を減算した結果が印刷されている。尚、図26および図28のコメント欄に文字が印刷されているが、これは運営機関の経営コンサルタントがこれらの個人別およびグループ別仕事価値ヴァーチャル損益試算表を参照した上で記入するものであり、実際上は、この段階では印刷されていないものである。
一方、図27および図29において、「直接価値(過去平均)」とは、3ヶ月分の「直接価値」の合計値を3ヶ月の間に直接価値について仕事価値納品書を提出した回数で除算した結果を示している。同様に、「間接価値(過去平均)」とは、3ヶ月分の「間接価値」の合計値を3ヶ月の間に間接価値について仕事価値納品書を提出した回数で除算した結果を示している。「差(過去平均)」とは、「直接価値(過去平均)」から「間接価値(過去平均)」を減算した結果を示している。「直間価値の差6月」は、6月の「直接価値」の合計値を直接価値について仕事価値納品書を提出した回数で除算した結果である直接価値の平均値から、6月の「間接価値」の合計値を間接価値について仕事価値納品書を提出した回数で除算した結果である間接価値の平均値を減算した結果を示している。「直間価値の差7月」および「直間価値の差8月」についても、当該月の直接価値の平均値から間接価値の平均値を減算した結果をそれぞれ示している。ここで、仕事価値を仕事価値納品書の提出回数で除算するのは、各従業者が付ける仕事価値のバラツキを平準化し、信頼性を高めるためである。
また、「バランスウェイト」とは、後述する手法により算出された10段階の推定値EV(Estimated Value)をそのまま示したものであり、月ごとの直間価値の差が顕著に上昇または下降しており、かつコール市場における評価点が高く、代表商品出品回数も多ければ多いほど、推定値EVの値が高くなる傾向にあるといえる。「直・間価値推移グラフ」は、直接価値の平均値及び直間価値の差の1〜6ヶ月における推移を折れ線グラフで示している。さらに、図27に示す「コール市場出品結果」は、記憶部の当該企業のために割り当てられている所定の記憶領域に記憶されている部署別出品商品一覧表ファイルの当該従業者に関するデータに基づいて作成され、印刷されている。この「コール市場出品結果」において、「代表商品選出回数」とは、過去行われたコール市場で当該従業者が出品した商品が代表商品として選出された回数を意味しており、太字で示された第1回および第4回が選出されたコール市場の回を示している。
そこで、運営機関の経営コンサルタントは、印刷された、従業者およびグループの月ごとの時系列、合計価格順、平均単価順、仕事件数順、小区分別、選択項目別またはこれらの組み合わせの売上票、当該グループの月間職務別売上分析表、従業者およびグループのコール市場評価項目レーダーチャート、個人別およびグループ別仕事価値ヴァーチャル損益試算表を参照して、従業者およびグループのコール市場評価項目レーダーチャートのそれぞれの所見欄、個人別およびグループ別仕事価値ヴァーチャル損益試算表のそれぞれのコメント欄にコメントを記入する。これらのコメントのうち、仕事価値ヴァーチャル損益試算表のコメント欄に記入するコメントは、例えば、以下に示す手法で分析して記入する。即ち、ヴァーチャル損益試算表は、基本的には、直接作業価値観が高く、間接作業価値観が低いほど評価が高く、且つ、固定費その他の経費が少額である方が評価が高くなるので、間接価値しかない仕事に時間を掛けすぎているので、その時間を短縮すべきであるなど、会社の損益計算書を分析するような感覚で分析する。
そして、運営機関の経営コンサルタントは、上記したステップSC3およびSC4の処理で印刷された資料のうち、当該企業で改善すべき項目に対応した表、コメント欄にコメントを記入した個人別およびグループ別仕事価値ヴァーチャル損益試算表、所見欄にコメントを記入した個人別およびグループ別コール市場評価項目レーダーチャートを持参して、当該企業に赴き、当該企業の責任者に直接指導する。
尚、上記したコール市場は、当該企業の最小構成単位(例えば、係ごとや課ごと)については半月に1回、中間的な構成単位(例えば、部ごと、出張所・支店ごと)については3ヶ月または半年に1回、最大構成単位(全社)については年1回開催する。この場合、各コール市場でそれぞれ上位のコール市場に参加する代表者を選定し、最終的に、全社的なコール市場において優秀者数名を表彰するようにすれば良い。
次に、上記した推定値EVの算出方法について説明する。
本発明者らは、工学手法である「タグチメソッド」にも使用されている統計指標の一つであり、機能の安定性を表す尺度であるSNR(Signal Noise Ratio)と、従業者がコール市場に参加した回数とコール市場における評価点の合計との相関係数CC(Correlation Coefficient)と、コール市場において代表商品に選出された回数EC(Election Count)の3つの要因を説明変数として、ある経営コンサルタントが、ある部署に所属し、ある1つのコール市場に参加する8名の従業者の出品商品について10点満点で評価した評価点(以下、「最終評価FV(Final Value)」と称する。)を目標変数として重回帰分析を行い、式(1)として示す回帰式を得た。この結果、値が「0」から「1」までの値をとり、「1」に近いほど式としての当てはまりの良さを示す重決定Rが0.92となり、式(1)がかなり説明力が高いことが分かった。
EV=5.42+0.20×SNR+0.52×CC+0.50×EC・・・(1)
式(1)において、EVはFVに対する推定値である。
図30に、8名の従業者の氏名、各従業者ごとの説明変数SNR、CCおよびECと、FVのそれぞれの値の一例を示す。各従業者ごとに、式(1)に図30に示す各値を代入すると、図31に示す推定値EVが得られる。また、後述する手法により、各説明変数SNR、CCおよびECが目的変数である推定値EVにどの程度強く影響を及ぼしているかについて要因分析した結果である影響度(図32参照)を求める。そして、経営コンサルタントは、推定値EVと上記影響度とを参考にして、個人別仕事価値ヴァーチャル損益試算表のコメント欄に記入すべきコメントを作成する。このコメントの作成方法については、後述する。
ただし、説明変数SNRは、データ数が3以上でないと求めることができない。したがって、最低でも3ヶ月分のデータが必要になる。SNRが求まらないと、推定値EVも求めることができない。以上の理由から最初の1、2ヶ月目に出力するコメントは、CCとECおよびヴァーチャル損益試算表の左側の損益試算表を参考にして、個人別仕事価値ヴァーチャル損益試算表のコメント欄に記入すべきコメントを作成する。3ヶ月目以降に関しては、推定値EVと影響度、説明変数SNR、CC、ECを参考に個人別仕事価値ヴァーチャル損益試算表のコメント欄に記入すべきコメントを作成する。
(a)SNRが高い場合には、3ヶ月の間に直接価値仕事と間接価値仕事との差が顕著に上昇しているか、顕著に下降している。また、マンネリ化している可能性も含んでいる。一方、SNRが低い場合には、品質にばらつきがあることを示しており、仕事にムラがある可能性がある。従業者の職種が営業の場合、営業フォローや営業準備に多くの時間を割いた月とそうでない月があったことなどが考えられる。
(b)CCは、従業者がコール市場に参加した回数とコール市場における評価点の合計との関係の強さを表す係数であり、散布図を描き、従業者がコール市場に参加した回数とコール市場における評価点の合計が右肩上がりの傾向を示すときは正の相関があるといい、逆に右肩下がりの傾向を示すときは負の相関があるという。CCは、値「−1」から値「1」までをとる。CCが値「0」に近ければ近いほど、従業者がコール市場に参加した回数とコール市場における評価点の合計と間に因果関係が希薄であることになる。また、CCが値「1」に近ければ近いほど、コール市場における評価点の合計が3ヶ月の間に上昇傾向にある。一方、CCが値「−1」に近ければ近いほど、3ヶ月の間にコール市場における評価点の合計は下降傾向にある。
(c)ECは、回数が多ければ多いほど、代表商品に多く選出されている。
以上の結果から、この部署のリーダーである従業者「山原 行男」について、以下に示すコメントを作成することができる。
「顕著に直接価値仕事と間接価値仕事との差、コール市場における評価点の合計が3ヶ月の間に上昇しています。代表商品選出回数も多く、周りからの評価も高いといえます。リーダーとして総合的に高い評価といえます。」
(A)SNRの求め方
個人別仕事価値ヴァーチャル損益試算表のバランスウエイト(図27参照)の「直間価値の差6月」、「直間価値の差7月」、「直間価値の差8月」の各金額から動特性のSNRを求める。ここで、動特性のSNRは、式(2)から得られる。
動特性のSNR=10log10(傾き/誤差の分散)…(2)
以下、図26および図27に示す従業者「山原 行男」の個人別仕事価値ヴァーチャル損益試算表を構成するデータに基づいて、動特性のSNRを求める。図27に示すように、「直間価値の差6月」は209円、「直間価値の差7月」は4,990円、「直間価値の差8月」は6,334円であるから、説明変数を経過月、目的変数を上記した各金額として回帰分析した結果、傾きは3062.5、分散が1968.8となる。したがって、これらの数値を式(2)に代入すると、従業者「山原 行男」の動特性のSNRは、6.78となる。
(B)CCの求め方
CCは、上記したように、従業者がコール市場に参加した回数とコール市場における評価点の合計との相関係数である。図27に示す従業者「山原 行男」の個人別仕事価値ヴァーチャル損益試算表は、従業者「山原 行男」がコール市場に参加した回数が4回であり、全4回のコール市場における評価点の合計がそれぞれ140点満点中100点、140点満点中103点、140点満点中103点および245点満点中210点であることを示している。このうち、第4回のコール市場における評価点の合計は、245点満点中210点となっており、前3回とは満点が異なっているので、満点に対する各コール市場における評価点の合計の割合(以下、「評価率VR(Valuation Rate)」と称する。)を求める。図33は、従業者「山原 行男」の各コール市場におけるVRの算出結果を示している。
ここで、コール市場の開催回数をx(i=1,2,…、n)とし、従業員のVRをy(i=1,2,…、n)とした場合のxとyとの相関係数CCは、式(3)で求められる。
Figure 2006195680
式(3)において、nは、自然数であり、データ数を表し、xaは、xの平均を表し、yaは、yの平均を表している。
上記した従業者「山原 行男」についてのコール市場に参加した回数とコール市場における評価率VRとの相関係数CCを図34に示す。
次に、図30に示す各従業者に関するSNR、CCおよびECを説明変数とし、FVを目的変数として、重回帰分析を行う。この結果、図35に示す回帰統計、図36に示す分散分析表が得られる。したがって、図36(a)に示す各係数を用いて、式(1)に示す回帰式が得られる。
上記回帰式を導出するためには、最小二乗法を用いる。以下、図30に示すデータを用いて最小二乗法について説明する。先ず、図30に示すデータを用いて式(4)に示す行列式を表す。
Figure 2006195680
式(4)を行列・ベクトル式で表すと、式(5)となる。
y=Xβ+e…(5)
式(5)は、式(6)となるので、式(7)のように変形することができる。
e=y−Xβ…(6)
=(y−Xβ)=y−β…(7)
最小二乗法では、誤差の自乗和を求める。最小二乗法では、誤差の自乗和を最小にするようにして式(4)に示す係数a、b、c、dを決定する。誤差e、e、e、e、e、e、e、eの各自乗和は、式(8)に示すようになる。
Figure 2006195680
一方、式(6)および式(7)から式(9)が得られる。
(y−β)(y−Xβ)=yy−yXβ−βy+βXβ…(9)
式(9)において、yXβおよびβyは、いずれもスカラーであるので、等しい。したがって、式(9)は、式(10)で表せる。
e=yy−2βy+βXβ…(10)
最小二乗法は、誤差の自乗和を最小にするような式(11)で表されるβを決定することであるから、式(10)について偏微分係数(∂ee/∂β)を求めれば良い。
Figure 2006195680
したがって、式(12)が得られる。
−2Xy+2XXβ=0
Xβ=Xy…(12)
式(12)の両辺に(XX)−1を掛けて整理すると、式(13)が得られる。
β=(XX)−1y…(13)
そこで、式(13)を用いて、上記式(11)で表されるβを求める。
先ず、式(4)および式(5)より、Xは、式(14)で表されるから、Xの転置行列Xは、式(15)で表される。
Figure 2006195680
Figure 2006195680
Figure 2006195680
したがって、式(14)および式(15)より、XXは、式(16)で表される。
次に、XXの逆行列を求めると、式(17)となる。
Figure 2006195680
したがって、式(17)の右側に、式(15)で表されるXを掛けると、式(18)となる。
Figure 2006195680
これにより、式(18)の右側に、式(19)で表されるyを掛けると、式(20)に示すように、βが求められる。
Figure 2006195680
Figure 2006195680
以上のことにより、各係数a=5.42、b=0.20、c=0.52およびd=0.50が求められる。
(C)影響度の求め方
図36(b)に示す分散分析表において、各説明変数SNR、CCおよびECごとの各t値に注目すると、このt値の絶対値が大きければ大きい説明変数ほど目的変数である推定値EVに強く影響を及ぼしている。図37は、各説明変数SNR、CCおよびECごとの各t値と、各t値のt値の合計値に対する割合を示す。図37を参照すると、SNR、ECおよびCCの順に目的変数である推定値EVに影響を及ぼすことが分かる。
したがって、例えば、システムサーバ3を構成する記憶部に上記した式(1)〜式(3)並びに上記した影響度を予め記憶しておく。そして、システムサーバ3の制御部は、図16に示すフローチャートのステップSC4の処理において、各従業者の仕事価値ヴァーチャル損益試算表を作成する際に、式(2)によりSNRを、式(3)によりCCを、式(1)により推定値EVをそれぞれ求め、これらの値およびECと、上記した規則(a)〜(c)とを表示部に表示して、各従業者の仕事価値ヴァーチャル損益試算表のコメント欄にコメントを記載するための補助とする。
次に、コメントの作成方法について説明する。
コメントは、以下に示すように、SNRについては2通り、CCについては3通り、ECについては3通り予め作成し、システムサーバ3の記憶部に予め記憶しておき、それぞれの中から当てはまるコメントの組み合わせ(2×3×3=18通り)をコメント欄に記載する。
(i)SNRのコメント例
上記コール市場に参加したすべての従業者についてSNRの平均値を算出し、(a)SNRの平均値以上のSNRが求められたグループに属する従業者に対するコメントと、(b)SNRの平均値以下のSNRが求められたグループに属する従業者に対するコメントを予め用意する。
(a)「直・間価値推移グラフでは、月ごとの直・間価値の差の変動が少なく、安定した推移を示しています。」
(b)「直・間価値推移グラフでは、月ごとの直・間価値の差の変動が大きく、安定性に欠けています。月ごとの作業内容にムラなどがなかったかどうかを振り返ってみましょう。」
図30の例では、山原氏、赤沢氏、秋山氏および赤坂氏が月ごとに安定しているグループに属し、鈴木氏、橋上氏、元町氏および太田氏が月ごとの変動が多いグループに属しているといえる。
(ii)CCのコメント例
上田太一郎氏が提案する簡便法を用いて、式(21)が成立すれば、コール市場経過回数と評価点との間に相関があると判定する。
CC>4/(n+2) ・・・(21)
式(21)において、nはデータ数である。
この判定結果から、上記コール市場に参加したすべての従業者を、正の相関がある、負の相関がある、相関があるとはいえない、の3つのグループに分け、(a)正の相関があるグループに属する従業者に対するコメントと、(b)負の相関があるグループに属する従業者に対するコメントと、(c)相関があるとはいえないグループに属する従業者に対するコメントを予め用意する。
(a)「コール市場回数を重ねるごとに評価点が上昇している傾向にあり、コール市場に対する意欲や自己評価・他人評価が上昇傾向にあります。」
(b)「コール市場回数を重ねるごとに評価点が下降している傾向にあり、コール市場に対する意欲や自己評価・他人評価が下降傾向にあります。」
(c)「コール市場回数を重ねるごとに評価点は上昇しているとも下降しているとも言えません。コール市場に対する意欲や自己評価・他人評価は、向上傾向にあるとも下降傾向にあるとも言えません。」
図30の例では、山原氏および鈴木氏が正の相関があるグループに属し、赤沢氏および赤坂氏が負の相関があるグループに属し、橋上氏、元町氏、太田氏および秋山氏が相関があるとはいえないグループに属するといえる。
(iii)ECのコメント例
上記コール市場に参加したすべての従業者をECが多い順に(a)上位グループ、(b)中位グループ、(c)下位グループに分け、それぞれにコメント予め用意する。
(a)「自己評価・他人評価ともに高く、代表商品に多く選ばれている。今後もこの調子を維持していくことが求められます。」
(b)「出品商品に自信を持ち、発表方法に工夫を加えるなどして今後さらなる自己評価・他人評価を上げていく努力をし、代表商品選出でトップクラスを狙っていけるようにしましょう。」
(c)「コール市場評価点が低い傾向にあるので代表商品選出回数も少ないようである。今後評価点を上げていくことで代表商品に選出されるためにはどうすれば良いか、自分なりの工夫をしていくことが求められます。」
図30の例では、山原氏および赤沢氏が上位グループに属し、鈴木氏、太田氏および赤坂氏が中位グループに属し、橋上氏、元町氏および秋山氏が下位グループに属するといえる。
以上のことから、山原氏、秋山氏および赤坂氏については、以下に示すコメントが作成される。
(A)山原氏に対するコメント例
・直・間価値推移グラフでは、月ごとの直間価値の差の変動が少なく、安定した推移を示しています。
・コール市場回数を重ねるごとに評価点が上昇している傾向にあり、コール市場に対する意欲や自己評価・他人評価が上昇傾向にあります。
・自己評価・他人評価ともに高く、代表商品に多く選ばれています。今後もこの調子を持続していくことが望ましいです。
(B)秋山氏に対するコメント例
・直・間価値推移グラフでは、月ごとの直間価値の差の変動が少なく、安定した推移を示しています。
・コール市場回数を重ねるごとに評価点は上昇しているとも下降しているとも言えません。コール市場に対する意欲や自己評価・他人評価は、向上傾向にあるとも下降傾向にあるとも言えません。
・コール市場評価点が低い傾向にあるので代表商品選出回数も少ないようである。今後評価点を上げていくことで代表商品に選出されるためにはどうすれば良いか、自分なりの工夫をしていくことが求められます。
(C)赤坂氏に対するコメント例
・直・間価値推移グラフでは、月ごとの直間価値の差の変動が少なく、安定した推移を示しています。
・コール市場回数を重ねるごとに評価点が下降している傾向にあり、コール市場に対する意欲や自己評価・他人評価が下降傾向にあります。
・出品商品に自信を持ち、発表方法に工夫を加えるなどして今後さらなる自己評価・他人評価を上げていく努力をし、代表商品選出でトップクラスを狙っていけるようにしましょう。
以上説明した自己啓発支援システム全体で使用されるプログラムが結合したプログラムを「自己啓発支援プログラム」と称する。
このように、本発明の上述の実施の形態1によれば、各従業者が自ら行った仕事に仕事価値を定めて、毎日仕事価値納品書を作成してそれを上長に納品し、複数の仕事の中から最も自信のある仕事をコール市場に出品している。コール市場では、各従業者が自分の仕事をアピールして、他の従業者が買取価格を付けると共に、評価点を付けている。一方、リーダーは、販売価格を付けると共に、コメントを付けている。そして、コール市場時におけるデータやコメントをクライアント12の制御部21が集計・記憶すると共に、社内サーバ13等を介してシステムサーバ3に送信し、システムサーバ3の制御部がこれらのデータを集計・分析し、集計・分析結果に基づいて経営コンサルタントが分析している。
したがって、従業者各自は、仕事価値納品書を提出するという行為を通して、自分の仕事の目的や価値に気づき、仕事に対する取り組み姿勢や熱意を振り返えることができ、仕事の進め方に工夫するところがあるか否かを発見することができ、自分が行った仕事の適正な評価を上長から受けることができる。また、従業者各自は、コール市場を通じて、同僚の仕事の価値を確認すると共に、同僚の仕事の進め方や考え方を学ぶことができる。これにより、各従業者が自己の役割と職務内容を見直し、仕事品質と時間効率を高めるきっかけを与えることを可能とすると共に、従業者が自己の行動の良否を確かめ、強いモチベーションを得ることができ、実感を持って積極的に自己啓発や自己改革に参加することができ、効果が比較的短期に現れると共に、長続きする。また、コール市場の参加者に仲間意識が醸成され、協同意識が高揚されると共に、競争意識が高められる。また、成功事例集を蓄積し、且つ、社内サーバ13で閲覧可能とすることにより、優れたナレッジ・マネジメントを実践することを可能となる。さらに、上長も部下の仕事の進捗状況を的確に把握できると共に、部下に対し的確なアドバイスができて実効性が高い。また、全社レベルのコール市場を開催することにより、当該企業等の活動も活性化することができる。
また、データ分析処理では、各従業者のヴァーチャル損益試算表を構成するデータを式(1)に示す回帰式に代入して、各従業者のヴァーチャル損益試算表に関する評価の推定値EVを算出すると共に、上記回帰式を構成する説明変数であるSNR、CCおよびECに応じてコメントをシステムサーバ3の記憶部に予め記憶しておき、SNR、CCおよびECに応じた上記記憶部からコメントを読み出し、これらを組み合わせてヴァーチャル損益試算表のコメント欄に記載している。したがって、経営コンサルタントとして経験が浅い者や経営コンサルタントでない者も、データ分析をすることができる。また、経験豊富な経営コンサルタントでも、分析時間を短縮することができる。
実施の形態2.
上述した実施の形態1では、クライアント12が企業の各係ごと、各課ごと等に設置されている例を示したが、これは、各企業の現状では、従業者全員にクライアント12等の情報処理装置が割り当てられていないことを考慮したものである。しかし、本発明は、これに限定するものではなく、従業者全員にクライアント12等の情報処理装置が割り当てられている環境下にも適用することができる。この場合、図4に示すフローチャートを参照して説明した入力担当者の入力手続のうち、大部分を各従業者が行い、この入力手続に対応した処理を各従業者に割り当てられたクライアント12の制御部21が実行することになる。
また、各帳票も必ずしも印刷する必要はなく、クライアント12等の情報処理装置を構成する表示部に表示するだけで良い場合もある。また、採点算出記憶処理(図4のステップSA6)についても、コール市場に参加した全従業員の採点算出に必要なデータが各クライアント12からすべて入力され、社内ネットワーク11を介して、例えば、リーダーに割り当てられたクライアント12や社内サーバ13に供給された時点で、リーダーのクライアント12の制御部21や社内サーバ13の制御部が実行するように構成しても良い。
さらに、コール市場についても、各従業者がノート型のパーソナルコンピュータ等の可搬型の情報処理装置を一室に持ち寄り、部署別出品商品一覧(第1版)に対応した画面を各情報処理装置を構成する表示部または1台の大型の表示装置に表示させつつ、行っても良い。また、全従業者が一堂に会さずとも、各自に割り当てられたポジション(出張等で外出中の者は出先)にいたまま、インターネット等のネットワークを介して、自身の姿をライブカメラで撮影し、自身の声をマイクで拾ういわゆるテレビ会議形式や発言内容をキーボードを用いてリアルタイムで互いに入力し合うチャット形式で開催するようにしても良い。
このように、本発明の上述の実施の形態2によれば、上述の実施の形態1に比べて、自動化率を高めることができるので、操作性が向上すると共に、各処理に費やす時間を短縮することができる。
実施の形態3.
上述した実施の形態1では、運営機関の経営コンサルタントは、上記したステップSC3およびSC4の処理で印刷された資料のうち、当該企業で改善すべき項目に対応した表、コメント欄にコメントを記入した個人別およびグループ別仕事価値ヴァーチャル損益試算表、所見欄にコメントを記入した個人別およびグループ別コール市場評価項目レーダーチャートを所持して、当該企業に赴き、当該企業の責任者に直接指導している。しかし、本発明は、これに限定するものではなく、経営コンサルタントが操作するシステムサーバ3と、当該企業の責任者が操作するクライアント12とをネットワーク1を介して接続し、上記した各データや上記経営コンサルタントの分析結果のコメント等の各データを送信した上で、上記したテレビ電話形式で遠隔指導しても良い。尚、上記した各データの提供は、CD−RやCD−RW等のリムーバルな記憶媒体に記憶した上で郵送で行っても良い。
このように、本発明の上述の実施の形態3によれば、経営コンサルタントは、当該企業の責任者に対する指導を簡単且つ短時間で行うことができる。
実施の形態4.
上述した実施の形態1では、仕事価値納品書に記載すべき仕事の区分については、上記構成の自己啓発支援システムを当該企業を導入するにあたって、当該自己啓発支援システムの運営機関の担当者と当該企業のシステム導入担当者とが話し合って決定している。しかし、本発明は、これに限定するものではない。例えば、企業の業種には、一般に、農業、林業、漁業、鉱業、鉄鋼業、化学工業、造船業、電力・ガス業、電子工業、機械器具製造業、電気器具製造業、土木・建設業、通信業、不動産業、貨物運送業、旅客運送業、修理業、金融業、保険業、卸売業、小売業、飲食業、ホテル・旅館、理美容業、倉庫業、リース・レンタル業、調査・情報サービス業、広告業、映画産業、遊戯施設、医療業、教育機関、行政機関等がある。また、この自己啓発支援システムを導入可能な各業種においても、営業、総務、庶務、設計、製造、人事、開発、研究、福利厚生、企画、警備、法務・知的財産等様々な職種があるが、各業種においてある程度共通する職種や仕事がある。
そこで、企業の業種ごとおよび職種ごとに、予め大区分および小区分に分類すると共に、各区分について、直接価値仕事、間接価値仕事、固定間接価値仕事を決定し、業種ごとおよび職種ごとに、どの仕事がどの大区分および小区分の直接価値仕事、間接価値仕事、固定間接価値仕事のいずれに分類されるかについてテーブル(以下、「仕事分類テーブル」と称する。)を作成しておいても良い。
もちろんすべての仕事分類テーブルが個別の企業の職種や仕事にマッチングするとは限らないが、この仕事分類テーブルを予めシステムサーバ3を構成する記憶部に記憶しておき、運営機関の担当者と当該企業のシステム導入担当者との話し合いの際に、当該仕事分類テーブルを参照して仕事分類の参考に用いれば、導入時にかかる時間を大幅に短縮することができる。図38は、営業職に関する仕事分類テーブルの一例を示すものである。
そして、当該企業の職種や仕事について名称を統一すると共に、各仕事に区分とを対応づけた当該企業独自の仕事分類テーブルを作成して各クライアント12を構成する記憶部26の所定の記憶領域に予め記憶しておけば良い。これにより、表示部23に仕事価値納品書入力画面が表示された状態において、入力担当者がキーボードまたはマウスを操作して、ある従業者の仕事価値納品書に記載された仕事の名称を入力すると、制御部21は、入力された仕事の名称に基づいて、記憶部26の所定の記憶領域に記憶された上記仕事分類テーブルを参照して、対応する区分コードを読み出した後、入力担当者が順次入力した、当該従業者の当該年月日の仕事価値納品書に関する他のデータと共に、読み出した区分コードを記憶部26の仕事価値納品書ファイルに順次記憶する。
このように、本発明の上述の実施の形態4によれば、導入時にかかる時間を大幅に短縮することができると共に、入力担当者または実施の形態2.における各従業者は、この自己啓発支援システムの運営機関が作成したガイドを参照しつつ、各従業者または自己の具体的な仕事を分類し、区分コードを割り振っていく手間を省くことができるので、仕事価値記憶処理の処理時間を短縮することができ、また操作性が向上する。
実施の形態5.
上述した実施の形態1では、仕事価値は各従業者が各自で自由に決めている例を示したが、本発明は、これに限定するものではない。例えば、コール市場終了の時点で、従業者が自分で決めた仕事価値(生産者価格)と、リーダーがつけた販売価格や各バイヤーがつけた買取価格との間に一定以上の価格差がある場合には、各クライアント12の制御部21は、例えば、採点算出記憶処理(図4のステップSA6)において、部署別出品一覧(第2版)のデータから当該従業者に関するデータを抽出して、価格差テーブルを作成し、記憶部26に記憶しておく。そして、次の回で仕事価値納品書を作成する際に、その価格差テーブルの内容を印刷してまたは電子データ化して当該従業者に渡し、当該従業者自らがクライアント12を使用する場合には表示部23に表示し、あるいは社内ホームページで閲覧可能とし、仕事価値の値を決定するための指標にしてもらっても良い。
また、各クライアント12の制御部21は、例えば、採点算出記憶処理(図4のステップSA6)において、同様な仕事ごとに各従業者が付けた仕事価値を蓄積して、平均値、標準偏差等を算出し、標準価値テーブルを作成し、各クライアント12を構成する記憶部26または社内サーバ13を構成する記憶部に記憶しておく。そして、次の回で仕事価値納品書を作成する際に、その標準価値テーブルの内容を印刷してまたは電子データ化して当該従業者に渡し、当該従業者自らがクライアント12を使用する場合には表示部23に表示し、あるいは社内ホームページで閲覧可能とし、仕事価値の値を決定するための指標にしてもらっても良い。
このように、本発明の上述の実施の形態5によれば、各従業者が自分が行った仕事につける仕事価値が妥当な値となり、当該従業者の仕事に関する価値観が是正されると共に、コール市場等で得られるデータも信頼性が高いものがある。
以上、この実施の形態を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成は、この実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形実施ができることは勿論である。
例えば、自己啓発支援プログラムの各企業への提供は、当該運営機関が各企業に赴いて各クライアント12や社内サーバ13にインストールすることにより行っても良いし、CD−ROMの販売で行っても良いし、あるいは、ネットワーク1を介してダウンロードによる販売で行っても良い。また、各企業に経営コンサルタントなど、データの分析を行うことができる者がいる場合には、社内サーバ13がシステムサーバ3の機能をも有するように構成しても良い。
また、上述した各実施の形態では、コール市場のみを行う例を示したが、本発明は、これに限定するものではなく、各職務に応じた社内または社外研修等を行う教育体系と連携するように構成しても良い。
また、上述の各実施の形態は、その目的及び構成等に特に矛盾や問題がない限り、互いの技術を流用することができる。
本発明の実施の形態1に係る自己啓発支援システムの構成を示すブロック構成図である。 図1の自己啓発支援システムを構成するクライアントの構成を示すブロック構成図である。 図1の自己啓発支援システムで用いられる仕事価値納品書の一例を示す図である。 図2のクライアントを構成する制御部の処理および入力担当者の操作を説明するためのフローチャートである。 図2のクライアントを構成する印刷部により印刷されるコール市場出品結果票(第1版)の一例を示す図である。 図2のクライアントを構成する印刷部により印刷されるコール市場出品結果票(第2版)の一例を示す図である。 図2のクライアントを構成する印刷部により印刷される部署別出品商品一覧表(第1版)の左側部分の一例を示す図である。 図2のクライアントを構成する印刷部により印刷される部署別出品商品一覧表(第1版)の中央部分の一例を示す図である。 図2のクライアントを構成する印刷部により印刷される部署別出品商品一覧表(第1版)の右側部分の一例を示す図である。 図2のクライアントを構成する印刷部により印刷されるコール市場出品結果票(第3版)の一例を示す図である。 図2のクライアントを構成する印刷部により印刷される部署別出品商品一覧表(第2版)の左側部分の一例を示す図である。 図2のクライアントを構成する印刷部により印刷される部署別出品商品一覧表(第2版)の中央部分の一例を示す図である。 図2のクライアントを構成する印刷部により印刷される部署別出品商品一覧表(第2版)の右側部分の一例を示す図である。 図2のクライアントを構成する印刷部により印刷される成功事例集の一例(一部)を示す図である。 図1の自己啓発支援システムの社内サーバを構成する制御部の処理およびデータ集約担当者の操作を説明するためのフローチャートである。 図1の自己啓発支援システムのシステムサーバを構成する制御部の処理および運営機関の操作者の操作を説明するためのフローチャートである。 図1のシステムサーバを構成する印刷部により印刷される平成16年7月の区分別および合計金額順の個人別月次集計表の左側部分の一例を示す図である。 図1のシステムサーバを構成する印刷部により印刷される平成16年7月の区分別および合計金額順の個人別月次集計表の中央部分の一例を示す図である。 図1のシステムサーバを構成する印刷部により印刷される平成16年7月の区分別および合計金額順の個人別月次集計表の右側部分の一例を示す図である。 図1のシステムサーバを構成する印刷部により印刷される平成16年7月の区分別のグループ別月次集計表の左側部分の一例を示す図である。 図1のシステムサーバを構成する印刷部により印刷される平成16年7月の区分別のグループ別月次集計表の中央部分の一例を示す図である。 図1のシステムサーバを構成する印刷部により印刷される平成16年7月の区分別のグループ別月次集計表の右側部分の一例を示す図である。 図1のシステムサーバを構成する印刷部により印刷される平成16年9月の月間職務別売上分析表の一例を示す図である。 図1のシステムサーバを構成する印刷部により印刷される個人別コール市場評価項目レーダーチャートの一例を示す図である。 図1のシステムサーバを構成する印刷部により印刷されるグループ別コール市場評価項目レーダーチャートの一例を示す図である。 図1のシステムサーバを構成する印刷部により印刷される個人別仕事価値ヴァーチャル損益試算表の左半分の一例を示す図である。 図1のシステムサーバを構成する印刷部により印刷される個人別仕事価値ヴァーチャル損益試算表の右半分の一例を示す図である。 図1のシステムサーバを構成する印刷部により印刷されるグループ別仕事価値ヴァーチャル損益試算表の左半分の一例を示す図である。 図1のシステムサーバを構成する印刷部により印刷されるグループ別仕事価値ヴァーチャル損益試算表の右半分の一例を示す図である。 図1の自己啓発支援システムで用いられる回帰式を求めるための各従業者の氏名、各従業者ごとの説明変数SNR、CCおよびECと、FVの各値の一例を示す図である。 図1の自己啓発支援システムで用いられる回帰式に図30に示す各値を代入することにより得られた各従業者ごとの推定値EVの一例を示す図である。 図1の自己啓発支援システムで求められた各説明変数SNR、CCおよびECの目的変数である推定値EVへの影響の割合を示す影響度の一例を示す図である。 図1の自己啓発支援システムで求められた従業者「山原 行男」の各コール市場におけるVRの算出結果を示す図である。 図1の自己啓発支援システムで求められた従業者「山原 行男」についてのコール市場に参加した回数とコール市場における評価率VRとの相関係数CCを示す図である。 図1の自己啓発支援システムで図30に示す各従業者に関するSNR、CCおよびECを説明変数としFVを目的変数として重回帰分析を行った結果得られた回帰統計を示す図である。 図1の自己啓発支援システムで図30に示す各従業者に関するSNR、CCおよびECを説明変数としFVを目的変数として重回帰分析を行った結果得られた分散分析表を示す図である。 図1の自己啓発支援システムで図30に示す各従業者に関するSNR、CCおよびECを説明変数としFVを目的変数として重回帰分析を行った結果得られた分散分析表を構成するt値および影響度の一例を示す図である。 本発明の実施の形態4に係る自己啓発支援システムで用いられる営業職に関する仕事分類テーブルの一例を示す図である。
符号の説明
1 ネットワーク
2 企業内通信システム
3 システムサーバ
11 社内ネットワーク
12 クライアント
13 社内サーバ
21 制御部
22 操作部
23 表示部
24 印刷部
25 通信制御部
26 記憶部
30 第1納品先欄
31 第2納品先欄
32,57 年月日欄
33 コール市場候補チェックボックス
34,55 社員番号欄
35,56,73,74 氏名欄
36 大区分
37 小区分
38 本日の仕事内容欄
39 選択項目欄
40,62 金額欄
41 メモ欄
51 会社欄
52 事業所欄
53 部署欄
54 課欄
58 納品日コード番号欄
59 納品先欄
60 区分
61 項目欄
63 販売金額欄
64 出品者からのセールスポイント欄
65 所属長コメント欄
66 成功事例集チェックボックス
67 コール市場終了後の出品者コメント欄
68 代表者設定チェックボックス
71 対象期間欄
72 部署名欄
75 商品名欄
76 生産者価格欄
77 販売価格欄
78 買取価格欄
79 合計欄
80 商品目的欄
81 評価項目欄
82 評価合計欄

Claims (23)

  1. 従業者が自ら行った仕事に架空の価値である仕事価値を付け、前記仕事は、直接的に企業の収益に寄与する直接価値仕事、直接的には前記企業の収益に寄与しないが前記直接価値仕事を行うのに必要な間接価値仕事、前記間接価値仕事のうち、前記企業の活動上必須で固定的に支出せざるを得ない性質の費用に類似した固定間接価値仕事のいずれかの区分に分類され、
    入力された前記仕事の名称および前記仕事に付けられた前記仕事価値を前記区分ごとに整理・集計して売上表を作成し、記憶部に記憶するデータ集計処理と、
    前記記憶部に記憶された前記売上表に基づいて、前記直接価値仕事を架空の売上高とし、前記間接価値仕事を架空の売上原価とし、前記固定間接価値仕事を架空の固定費として、前記仕事価値の架空の損益を試算し、この試算結果に基づいて、前記従業者の架空の損益試算表を作成するデータ分析処理と
    を有することを特徴とする自己啓発支援方法。
  2. 前記データ集計処理では、前記従業者が架空の競り市場であるコール市場に架空の出品商品として出品した前記仕事の前記仕事価値に対応して、前記出品商品に前記コール市場に参加したグループに属するすべての従業者により付けられた買取価格および前記グループのリーダーにより付けられた販売価格と、前記出品商品に前記コール市場で前記すべての前記従業者により付けられた評価点とに基づいて、前記従業者のコール市場評価項目レーダーチャートを作成することを特徴とする請求項1に記載の自己啓発支援方法。
  3. 従業者が自ら行った仕事に架空の価値である仕事価値を付け、前記仕事は、直接的に企業の収益に寄与する直接価値仕事、直接的には前記企業の収益に寄与しないが前記直接価値仕事を行うのに必要な間接価値仕事、前記間接価値仕事のうち、前記企業の活動上必須で固定的に支出せざるを得ない性質の費用に類似した固定間接価値仕事のいずれかの区分に分類され、
    入力された前記区分と、前記仕事の概略と、前記仕事に付けられた前記仕事価値とを前記従業者ごとに記憶部に記憶する仕事価値記憶処理と、
    前記従業者が架空の競り市場であるコール市場に架空の出品商品として出品した前記仕事の前記仕事価値に対応して、前記出品商品に前記コール市場に参加したグループに属するすべての従業者により付けられた買取価格と、前記出品商品に前記グループのリーダーにより付けられた販売価格と、前記出品商品に前記コール市場で前記すべての前記従業者により付けられた評価点とを前記出品商品ごとに前記記憶部に記憶し、前記評価点、前記買取価格および前記販売価格の各合計値を算出し、これらの値を前記グループごとに前記記憶部に記憶する採点算出記憶処理と、
    前記記憶部に記憶された前記従業者ごとの前記仕事価値を所定期間について所定の規則に従って整理・集計して前記所定期間ごとに売上表を作成し、前記記憶部に記憶すると共に、前記記憶部に記憶された複数回の前記コール市場に参加したすべての前記従業者により対応する前記コール市場で付けられた前記各出品商品に対する前記評価点および前記買取価格の前記各合計値に基づいて前記評価点および前記買取価格の各平均値を算出し、前記評価点、その前記合計値およびその前記平均値に基づいて、前記従業者ごとにコール市場評価項目レーダーチャートを作成し、前記記憶部に記憶するデータ集計処理と、
    前記記憶部に記憶された前記売上表に基づいて、前記直接価値仕事を架空の売上高とし、前記間接価値仕事を架空の売上原価とし、前記固定間接価値仕事を架空の固定費として、前記仕事価値の架空の損益を試算し、この試算結果に基づいて、前記従業者の架空の損益試算表を作成するデータ分析処理と
    を有することを特徴とする自己啓発支援方法。
  4. 前記出品商品のセールスポイントを前記従業者ごとに前記記憶部に記憶するセールスポイント記憶処理と、
    前記記憶部に記憶された前記区分、前記仕事価値および前記セールスポイントに基づいて前記従業者ごとに前記コール市場前のコール市場出品結果票を作成すると共に、前記記憶部に記憶された前記従業者の氏名、前記出品商品に対する前記仕事の概略、前記仕事価値および前記セールスポイントに基づいて前記グループごとに前記コール市場前の部署別出品商品一覧表を作成するコール市場前票作成処理と、
    前記コール市場に前記出品商品を出品した前記従業者のコール市場後の前記出品商品に対するコメントおよび前記リーダーのコメントを前記従業者ごとに前記記憶部に記憶するコメント記憶処理と、
    前記記憶部に記憶された前記従業者の氏名、前記区分、前記仕事価値、前記セールスポイント、前記従業者のコール市場後のコメントおよび前記リーダーのコメントに基づいて前記従業者ごとに前記コール市場後のコール市場出品結果票を作成し、前記記憶部に記憶すると共に、前記記憶部に記憶された前記従業者の氏名、前記出品商品についての前記仕事の概略、前記仕事価値、前記買取価格、前記評価点の前記合計値および前記セールスポイントに基づいて前記グループごとに前記コール市場後の部署別出品商品一覧表を作成し、前記記憶部に記憶するコール市場後票作成処理と
    を有することを特徴とする請求項3に記載の自己啓発支援方法。
  5. 前記記憶部には、前記仕事の名称と前記区分とを対応させた仕事分類テーブルが記憶され、
    前記仕事価値記憶処理では、入力された前記仕事の名称に基づいて前記記憶部に記憶された仕事分類テーブルを参照して、前記仕事の名称を対応する前記区分に変換することを特徴とする請求項3または請求項4に記載の自己啓発支援方法。
  6. 前記記憶部に記憶された前記出品商品に対する前記セールスポイント、前記従業者のコール市場後のコメントまたは前記コール市場の前記リーダーのコメントの中から選択されたものに基づいて成功事例集を作成する成功事例集作成処理を有することを特徴とする請求項4または請求項5に記載の自己啓発支援方法。
  7. 前記データ集計処理では、前記グループに属する前記従業者ごとに、前記所定期間ごとの前記仕事価値の合計金額に対する前記分類別の前記仕事価値の合計金額の割合を算出して前記グループの所定期間ごとの職務別売上分析表を作成し、前記記憶部に記憶することを特徴とする請求項1〜請求項6のうちのいずれか1項に記載の自己啓発支援方法。
  8. 前記データ分析処理では、前記従業者の前記架空の損益試算表を構成するデータと、前記記憶部に予め記憶された所定の回帰式とに基づいて、前記従業者の前記架空の損益試算表に関する評価の推定値を算出することを特徴とする請求項1〜請求項7のうちのいずれか1項に記載の自己啓発支援方法。
  9. 前記記憶部には、前記所定の回帰式を構成する説明変数である、機能の安定性を表す尺度、前記従業者が前記コール市場に参加した回数と前記コール市場における前記評価点の合計との相関係数および、前記コール市場において代表商品に選出された回数に応じた複数のコメントを予め記憶し、
    前記データ分析処理では、前記機能の安定性を表す尺度、前記従業者が前記コール市場に参加した回数と前記コール市場における前記評価点の合計との相関係数および、前記コール市場において代表商品に選出された回数に応じて、前記記憶部から対する前記コメントを読み出して組み合わせることを特徴とする請求項8に記載の自己啓発支援方法。
  10. 前記採点算出記憶処理では、前記各従業者が付けた前記仕事価値と前記買取価格または前記販売価格との間に一定以上の価格差がある場合には、価格差テーブルを作成して前記記憶部に記憶し、
    前記仕事価値記憶処理では、前記記憶部から前記価格差テーブルを読み出して表示部に表示することを特徴とする請求項3〜請求項9のうちのいずれか1項に記載の自己啓発支援方法。
  11. 前記採点算出記憶処理では、同様な前記仕事ごとに前記各従業者が付けた前記仕事価値に基づいて平均値を算出して標準価値テーブルを作成し前記記憶部に記憶し、
    前記仕事価値記憶処理では、前記記憶部から前記標準価値テーブルを読み出して表示部に表示することを特徴とする請求項3〜請求項9のうちのいずれか1項に記載の自己啓発支援方法。
  12. 複数のクライアントと、サーバとがネットワークを介して接続された自己啓発支援システムであって、
    従業者が自ら行った仕事に架空の価値である仕事価値を付け、前記仕事は、直接的に企業の収益に寄与する直接価値仕事、直接的には前記企業の収益に寄与しないが前記直接価値仕事を行うのに必要な間接価値仕事、前記間接価値仕事のうち、前記企業の活動上必須で固定的に支出せざるを得ない性質の費用に類似した固定間接価値仕事のいずれかの区分に分類され、
    前記各クライアントは、
    入力された前記区分と、前記仕事の概略と、前記仕事に付けられた前記仕事価値とを前記従業者ごとに記憶部に記憶する仕事価値記憶処理と、前記従業者が架空の競り市場であるコール市場に架空の出品商品として出品した前記仕事の前記仕事価値に対応して、前記出品商品に前記コール市場に参加したグループに属するすべての従業者により付けられた買取価格と、前記出品商品に前記グループのリーダーにより付けられた販売価格と、前記出品商品に前記コール市場で前記すべての前記従業者により付けられた評価点とを前記出品商品ごとに前記記憶部に記憶し、前記評価点、前記買取価格および前記販売価格の各合計値を算出し、これらの値を前記グループごとに前記記憶部に記憶する採点算出記憶処理と、前記記憶部に記憶された前記従業者ごとの前記仕事価値と、複数回の前記コール市場に参加したすべての前記従業者により対応する前記コール市場で付けられた前記各出品商品に対する前記評価点、その前記合計値、前記買取価格およびその前記合計値を前記サーバに送信する送信処理と、を実行し、
    前記サーバは、
    前記各クライアントから送信された前記データを記憶部に記憶するデータ取込処理と、前記記憶部に記憶された前記従業者ごとの前記仕事価値を所定期間について所定の規則に従って整理・集計して前記所定期間ごとに売上表を作成し、前記記憶部に記憶すると共に、前記記憶部に記憶された複数回の前記コール市場に参加したすべての前記従業者により対応する前記コール市場で付けられた前記各出品商品に対する前記評価点および前記買取価格の前記各合計値に基づいて前記評価点および前記買取価格の各平均値を算出し、前記評価点、その前記合計値およびその前記平均値に基づいて、前記従業者ごとにコール市場評価項目レーダーチャートを作成し、前記記憶部に記憶するデータ集計処理と、前記記憶部に記憶された前記売上表に基づいて、前記直接価値仕事を架空の売上高とし、前記間接価値仕事を架空の売上原価とし、前記固定間接価値仕事を架空の固定費として、前記仕事価値の架空の損益を試算し、この試算結果に基づいて、前記従業者の架空の損益試算表を作成するデータ分析処理と、を実行することを特徴とする自己啓発支援システム。
  13. 前記各クライアントは、
    前記出品商品のセールスポイントを前記従業者ごとに前記記憶部に記憶するセールスポイント記憶処理と、前記記憶部に記憶された前記区分、前記仕事価値および前記セールスポイントに基づいて前記従業者ごとに前記コール市場前のコール市場出品結果票を作成すると共に、前記記憶部に記憶された前記従業者の氏名、前記出品商品に対する前記仕事の概略、前記仕事価値および前記セールスポイントに基づいて前記グループごとに前記コール市場前の部署別出品商品一覧表を作成するコール市場前票作成処理と、前記コール市場に前記出品商品を出品した前記従業者のコール市場後の前記出品商品に対するコメントおよび前記リーダーのコメントを前記従業者ごとに前記記憶部に記憶するコメント記憶処理と、前記記憶部に記憶された前記従業者の氏名、前記区分、前記仕事価値、前記セールスポイント、前記従業者のコール市場後のコメントおよび前記リーダーのコメントに基づいて前記従業者ごとに前記コール市場後のコール市場出品結果票を作成し、前記記憶部に記憶すると共に、前記記憶部に記憶された前記従業者の氏名、前記出品商品についての前記仕事の概略、前記仕事価値、前記買取価格、前記評価点の前記合計値および前記セールスポイントに基づいて前記グループごとに前記コール市場後の部署別出品商品一覧表を作成し、前記記憶部に記憶するコール市場後票作成処理と、を実行することを特徴とする請求項12に記載の自己啓発支援システム。
  14. 前記各クライアントの前記記憶部には、前記仕事の名称と前記区分とを対応させた仕事分類テーブルが記憶され、
    前記各クライアントは、
    前記仕事価値記憶処理では、入力された前記仕事の名称に基づいて前記記憶部に記憶された仕事分類テーブルを参照して、前記仕事の名称を対応する前記区分に変換することを特徴とする請求項12または請求項13に記載の自己啓発支援システム。
  15. 前記各クライアントは、
    前記記憶部に記憶された前記出品商品に対する前記セールスポイント、前記従業者のコール市場後のコメントまたは前記コール市場の前記リーダーのコメントの中から選択されたものに基づいて成功事例集を作成する成功事例集作成処理を有することを特徴とする請求項13または請求項14に記載の自己啓発支援システム。
  16. 前記サーバは、
    前記データ集計処理では、前記グループに属する前記従業者ごとに、前記所定期間ごとの前記仕事価値の合計金額に対する前記分類別の前記仕事価値の合計金額の割合を算出して前記グループの所定期間ごとの職務別売上分析表を作成し、前記記憶部に記憶することを特徴とする請求項12〜請求項15のうちのいずれか1項に記載の自己啓発支援システム。
  17. 前記各クライアントは、
    前記コール市場前票作成処理では、前記従業者別の前記コール市場前のコール市場出品結果票を印刷すると共に、前記グループ別の前記コール市場前の部署別出品商品一覧表を印刷し、前記コール市場後票作成処理では、前記従業者別の前記コール市場後のコール市場出品結果票を印刷すると共に、前記グループ別の前記コール市場後の部署別出品商品一覧表を印刷し、
    前記サーバは、
    前記データ分析処理では、前記従業者別または前記グループ別の前記仕事価値ヴァーチャル損益試算表を印刷することを特徴とする請求項12〜請求項16のうちのいずれか1項に記載の自己啓発支援システム。
  18. 前記サーバは、
    前記データ分析処理では、前記従業者の前記架空の損益試算表を構成するデータと、前記記憶部に予め記憶された所定の回帰式とに基づいて、前記従業者の前記架空の損益試算表に関する評価の推定値を算出することを特徴とする請求項12〜請求項17のうちのいずれか1項に記載の自己啓発支援システム。
  19. 前記サーバの前記記憶部には、前記所定の回帰式を構成する説明変数である、機能の安定性を表す尺度、前記従業者が前記コール市場に参加した回数と前記コール市場における前記評価点の合計との相関係数および、前記コール市場において代表商品に選出された回数に応じた複数のコメントが予め記憶され、
    前記サーバは、
    前記データ分析処理では、前記機能の安定性を表す尺度、前記従業者が前記コール市場に参加した回数と前記コール市場における前記評価点の合計との相関係数および、前記コール市場において代表商品に選出された回数に応じて、前記記憶部から対する前記コメントを読み出して組み合わせることを特徴とする請求項18に記載の自己啓発支援システム。
  20. 前記各クライアントは、
    前記採点算出記憶処理では、前記各従業者が付けた前記仕事価値と前記買取価格または前記販売価格との間に一定以上の価格差がある場合には、価格差テーブルを作成して前記記憶部に記憶し、
    前記仕事価値記憶処理では、前記記憶部から前記価格差テーブルを読み出して表示部に表示することを特徴とする請求項12〜請求項19のうちのいずれか1項に記載の自己啓発支援システム。
  21. 前記各クライアントは、
    前記採点算出記憶処理では、同様な前記仕事ごとに前記各従業者が付けた前記仕事価値に基づいて平均値を算出して標準価値テーブルを作成し前記記憶部に記憶し、
    前記仕事価値記憶処理では、前記記憶部から前記標準価値テーブルを読み出して表示部に表示することを特徴とする請求項12〜請求項19のうちのいずれか1項に記載の自己啓発支援システム。
  22. コンピュータに請求項1〜請求項21のうちのいずれか1項に記載の機能を実現させるための自己啓発支援プログラム。
  23. コンピュータに請求項1〜請求項21のうちのいずれか1項に記載の機能を実現させるための自己啓発支援プログラムを記憶した記憶媒体。
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