JP2006192733A - 印刷システム、印刷制御プログラム、印刷方法、印刷装置、印刷装置制御プログラム、印刷装置制御方法、印刷制御装置、印刷制御装置制御プログラム及び印刷制御装置制御方法 - Google Patents

印刷システム、印刷制御プログラム、印刷方法、印刷装置、印刷装置制御プログラム、印刷装置制御方法、印刷制御装置、印刷制御装置制御プログラム及び印刷制御装置制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】印刷ミスによる印刷資源の浪費や機密の漏洩等の損害を軽減するのに好適な印刷システム、印刷制御プログラム、印刷方法、印刷装置、印刷装置制御プログラム、印刷装置制御方法、並びに印刷制御装置、印刷制御装置制御プログラム及び印刷制御装置制御方法を提供する。
【解決手段】印刷システム100を、印刷ジョブを生成し、当該生成した印刷ジョブを印刷制御装置20を介して印刷装置30に送信すると共に、ユーザに対して印刷ジョブの内容確認処理を実行する情報処理装置10と、前記印刷ジョブの印刷処理の失敗時に生じる損害を予測し、当該予測結果に基づき確認処理を実行する否かを判定する印刷制御装置20と、印刷ジョブに基づき印刷処理を実行する印刷装置30とを含んだ構成とした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、印刷システムに係り、特に、印刷ミスによる印刷資源の浪費や機密の漏洩等の損害を軽減するのに好適な印刷システム、印刷制御プログラム、印刷方法、印刷装置、印刷装置制御プログラム、印刷装置制御方法、並びに印刷制御装置、印刷制御装置制御プログラム及び印刷制御装置制御方法に関する。
従来、LAN等のネットワークを介して、プリンタと当該プリンタに印刷指示を行うPC(Personal Computer)等の情報処理装置とを接続し、プリンタが、情報処理装置からの印刷指示に応じて印刷用紙等の印刷媒体に印刷を行う印刷システムがある。この印刷システムにおいては、システム利用者が情報処理装置から間違った内容の印刷指示(印刷ジョブ)をプリンタに送信すると、プリンタ側では、印刷指示を受信してすぐに印刷処理を実行してしまうため、システム利用者が印刷を途中で止める間もなく間違った内容のまま印刷されてしまうことが多かった。特に、複雑な印刷設定を行った場合などは、、印刷を失敗(誤った設定内容のまま印刷を行う等)する回数はかなりの数に上る。このような失敗印刷の繰り返しは、印刷用紙やインク等の印刷資源の浪費を招き、ランニングコストを増大させるひとつの要因となっている。
更に、プリンタ側では、印刷処理として、情報処理装置から受信した印刷指示に応じてウォーミングアップや印刷データをラスタデータに展開する処理などが実行されるため、印刷資源の浪費だけでなく無駄な電力消費も発生してしまうという問題もあった。
上記のような問題を解決するための従来技術として、特許文献1に記載の共用印刷装置、特許文献2に記載のシリアルプリンタの制御装置及び特許文献3に記載の印刷処理決定システムがある。
特許文献1の共用印刷装置及び特許文献2のシリアルプリンタの制御装置は、印刷ジョブを構成するページ記述言語の文法に誤りがあるときに、その印刷処理を停止する制御を行うもので、印刷ジョブが正しくなければ印刷処理を行わないため、印刷資源の浪費や電力の無駄な消費を軽減することが可能である。
また、特許文献3の印刷処理決定システムは、印刷内容の解析などによって、同一内容の印刷ジョブをプリンタに再送しないなどの省資源化、省電力化を図る機能を有している。
特開平8−63309号公報 特開平10−193750号公報 特開2004−302654号公報
しかしながら、上記特許文献1及び特許文献2の従来技術においては、印刷ジョブの記述言語の誤りでは無く、ユーザが、用紙サイズの設定や印刷構成の設定などの印刷設定を間違えた場合には、印刷処理は停止されることなく実行されてしまうため、記述言語の誤り以外の誤った内容の印刷処理を防ぐことはできなかった。
また、上記特許文献3の従来技術においては、印刷設定の設定内容や記述言語の誤り等を検出する機能を有していないため、誤った内容の印刷ジョブに対する印刷処理の実行を防ぐことはできなかった。
そこで、本発明は、このような従来の技術の有する未解決の課題に着目してなされたものであって、印刷ミスによる印刷資源の浪費や機密の漏洩等の損害を軽減するのに好適な印刷システム、印刷制御プログラム、印刷方法、印刷装置、印刷装置制御プログラム、印刷装置制御方法、並びに印刷制御装置、印刷制御装置制御プログラム及び印刷制御装置制御方法を提供することを目的としている。
〔形態1〕 上記目的を達成するために、形態1の印刷システムは、
印刷ジョブに基づき印刷処理を実行する印刷手段と、
前記印刷ジョブの印刷処理を、前記印刷手段において実行することで生じる損害の内容を予測する損害予測手段と、
前記損害の予測結果に基づき、前記印刷処理を制御する印刷処理制御手段と、を備えることを特徴としている。
このような構成であれば、印刷手段によって、印刷ジョブに基づき印刷処理を実行することが可能であり、損害予測手段によって、印刷ジョブの印刷処理を、前記印刷手段において実行することで生じる損害の内容を予測することが可能であり、印刷処理制御手段によって、損害の予測結果に基づき、前記印刷処理を制御することが可能である。
従って、印刷処理の実行によってもたらされる損害の内容を予測して、その予測結果に基づき印刷処理を制御するようにしたので、損害が大きいと予測された場合などに、印刷処理を実行する前に、システム利用者に印刷ジョブの設定内容を修正させたり、印刷ジョブの印刷処理を中止するなどの制御を行うことが可能となり、無駄な印刷処理による印刷資源の浪費や電力の浪費等の金銭的損害などを軽減できるという効果が得られる。更に、損害が小さいとき(そのまま印刷結果を利用可能なときなど)はそのまま印刷処理を実行することで、無用な印刷停止や内容修正などによってシステム利用者を煩わせることなく印刷処理を実行できるという効果も得られる。
ここで、上記印刷ジョブとは、印刷処理に係る様々な情報を含んだ構成となっており、例えば、印刷を指示したシステム利用者の情報、カラー印刷、モノクロ印刷、高品質印刷等の印刷処理の内容に係る設定情報、実際に印刷用紙等の印刷媒体に印刷される画像データ、文書データ等の印刷データ本体などが含まれた情報である。以下の、印刷システム、印刷制御プログラム、印刷方法、印刷装置、印刷装置制御プログラム、印刷装置制御方法、印刷制御装置、印刷制御装置制御プログラム及び印刷制御装置制御方法の各形態において同じである。
また、上記損害の内容とは、印刷部数、印刷品質、表(おもて)紙/裏紙、用紙サイズ、印刷レイアウト等の印刷処理における各種設定内容が間違っているために発生する印刷ミス、文書中の文法ミスや不適切な文章表現等の印刷データ本体の内容が要因で発生する印刷ミス、通常の印刷装置では印刷してはならない機密文書を印刷してしまう等、セキュリティに係る設定ミスが要因で発生する印刷ミスなどによって生じる、例えば、印刷用紙、インク等の印刷資源の浪費による金銭的損害、無駄な印刷処理の実行による電力浪費等の金銭的損害、ライバル会社への機密漏洩等による金銭的損害(信用失墜なども含む)などを含むものである。以下の、印刷システム、印刷制御プログラム、印刷方法、印刷装置、印刷装置制御プログラム、印刷装置制御方法、印刷制御装置、印刷制御装置制御プログラム及び印刷制御装置制御方法の各形態において同じである。
〔形態2〕 更に、上記目的を達成するために、形態2の印刷システムは、
印刷ジョブを取得する印刷ジョブ取得手段と、
前記取得した印刷ジョブに基づき印刷処理を実行する印刷手段と、
前記印刷ジョブの印刷処理を、前記印刷手段において実行することで生じる損害の内容を予測する損害予測手段と、
前記予測された損害の内容に基づき、前記印刷ジョブに係るシステム利用者に対して前記印刷ジョブの印刷処理内容の確認を行うか否かを判定する確認有無判定手段と、
前記内容確認を行うと判定されたときに、前記システム利用者に対する前記内容確認処理を実行する内容確認処理実行手段と、
前記内容確認処理の実行による確認結果に基づき、前記印刷ジョブの印刷処理を制御する印刷処理制御手段と、を備えることを特徴としている。
このような構成であれば、印刷ジョブ取得手段によって、印刷ジョブを取得することが可能であり、印刷手段によって、取得した印刷ジョブに基づき印刷処理を実行することが可能であり、損害予測手段によって、印刷ジョブの印刷処理を、前記印刷手段において実行することで生じる損害の内容を予測することが可能であり、確認有無判定手段によって、予測された損害の内容に基づき、前記印刷ジョブに係るシステム利用者に対して前記印刷ジョブの印刷処理内容の確認を行うか否かを判定することが可能であり、内容確認処理実行手段によって、内容確認を行うと判定されたときに、前記システム利用者に対する前記内容確認処理を実行することが可能であり、印刷処理制御手段によって、内容確認処理の実行による確認結果に基づき、前記印刷ジョブの印刷処理を制御することが可能である。
従って、印刷処理の実行によってもたらされる損害の内容を予測して、その予測結果に基づきシステム利用者への印刷処理内容の確認を行うか否かを判定し、行うと判定したときに印刷処理内容の確認を行い、更に、その確認結果に基づき印刷処理を制御するようにしたので、印刷処理を実行する前に、誤った印刷ジョブの印刷処理を中止し、システム利用者によって修正された印刷ジョブの印刷処理を行ったりするなどの制御を行うことが可能となり、無駄な印刷処理による印刷資源の浪費や電力の浪費等の金銭的損害などを軽減できるという効果が得られる。更に、損害が小さいとき(そのまま印刷結果を利用可能なときなど)はシステム利用者への確認を行わないようにしたので、無用な印刷停止や内容修正などによってシステム利用者を煩わせることなく印刷処理を実行できるという効果も得られる。
ここで、上記内容確認処理は、システム利用者に、損害が大きいだろうと予測された印刷ジョブの内容を確認させ、例えば、誤っている箇所がある場合は内容を修正させたり、印刷を中止させる判断を行わせたりなどする処理であり、システム利用者が印刷ジョブを送信した情報処理装置など、システム利用者が印刷指示を発行する操作をしている装置に対して前述した処理を行わせるものである。以下の、内容確認処理に係る、印刷システム、印刷制御プログラム、印刷方法、印刷装置、印刷装置制御プログラム、印刷装置制御方法、印刷制御装置、印刷制御装置制御プログラム及び印刷制御装置制御方法の各形態において同じである。
〔形態3〕 更に、上記目的を達成するために、形態3の印刷システムは、
印刷指示装置と、印刷装置とを備え、
前記印刷指示装置と前記印刷装置とをデータ通信可能に接続し、
前記印刷指示装置は、
印刷ジョブを生成する印刷ジョブ生成手段を備え、
前記印刷装置は、
前記印刷ジョブを受信する印刷ジョブ受信手段と、
前記受信した印刷ジョブに基づき印刷処理を実行する印刷手段と、を備え、
前記印刷ジョブの内容に係る印刷ジョブ情報を取得する印刷ジョブ情報取得手段と、
前記取得した印刷ジョブ情報に基づき、前記印刷ジョブの印刷処理を実行することで生じる損害の内容を予測する損害予測手段と、
前記予測された損害の内容に基づき、前記印刷ジョブに係るシステム利用者に対して前記印刷ジョブの印刷処理内容の確認を行うか否かを判定する確認有無判定手段と、
前記内容確認を行うと判定されたときに、前記システム利用者に対する前記内容確認処理を実行する内容確認処理実行手段と、
前記内容確認処理の実行による確認結果に基づき、前記印刷ジョブの印刷処理を制御する印刷処理制御手段と、を備えることを特徴としている。
このような構成であれば、印刷指示装置は、印刷ジョブ生成手段によって、印刷ジョブを生成することが可能である。
また、印刷装置は、印刷ジョブ受信手段によって、印刷ジョブを受信することが可能であり、印刷手段によって、受信した印刷ジョブに基づき印刷処理を実行することが可能である。
また、印刷システムは、印刷ジョブ情報取得手段によって、印刷ジョブの内容に係る印刷ジョブ情報を取得することが可能であり、損害予測手段によって、取得した印刷ジョブ情報に基づき、前記印刷ジョブの印刷処理を実行することで生じる損害の内容を予測することが可能であり、確認有無判定手段によって、予測された損害の内容に基づき、前記印刷ジョブに係るシステム利用者に対して前記印刷ジョブの印刷処理内容の確認を行うか否かを判定することが可能であり、内容確認処理実行手段によって、内容確認を行うと判定されたときに、前記システム利用者に対する前記内容確認処理を実行することが可能であり、印刷処理制御手段によって、内容確認処理の実行による確認結果に基づき、前記印刷ジョブの印刷処理を制御することが可能である。
従って、印刷処理の実行によってもたらされる損害の内容を予測して、その予測結果に基づきシステム利用者への印刷処理内容の確認を行うか否かを判定し、行うと判定したときに印刷処理内容の確認を行い、更に、その確認結果に基づき印刷処理を制御するようにしたので、印刷処理を実行する前に、誤った印刷ジョブの印刷処理を中止し、システム利用者によって修正された印刷ジョブの印刷処理を行ったりするなどの制御を行うことが可能となり、無駄な印刷処理による印刷資源の浪費や電力の浪費等の金銭的損害などを軽減できるという効果が得られる。更に、損害が小さいとき(そのまま印刷結果を利用可能なときなど)はシステム利用者への確認を行わないようにしたので、無用な印刷停止や内容修正などによってシステム利用者を煩わせることなく印刷処理を実行できるという効果も得られる。
〔形態4〕 更に、上記目的を達成するために、形態4の印刷システムは、
印刷指示装置と、印刷装置と、印刷制御装置とを備え、
前記印刷指示装置と前記印刷装置とをデータ通信可能に接続すると共に、前記印刷指示装置と前記印刷制御装置とをデータ通信可能に接続し、
前記印刷指示装置は、
印刷ジョブを生成する印刷ジョブ生成手段と、
前記印刷ジョブを前記印刷装置に送信する印刷ジョブ送信手段と、
前記印刷ジョブの内容に係る印刷ジョブ情報を前記印刷制御装置に送信する印刷ジョブ情報送信手段と、
前記印刷制御装置から受信した内容確認処理の実行情報に基づき、当該内容確認処理を実行する内容確認処理実行手段と、
前記内容確認処理に対する確認結果の情報を、前記印刷制御装置に送信する確認結果情報送信手段と、を備え、
前記印刷装置は、
前記印刷指示装置から送信された前記印刷ジョブを受信する印刷ジョブ受信手段と、
前記受信した印刷ジョブに基づき印刷処理を実行する印刷手段と、を備え、
前記印刷制御装置は、
前記印刷指示装置から受信した前記印刷ジョブ情報に基づき、前記印刷ジョブの印刷処理を前記印刷装置において実行することで生じる損害の内容を予測する損害予測手段と、
前記予測された損害の内容に基づき、前記印刷ジョブに係るシステム利用者に対して前記印刷ジョブの印刷処理内容の確認を行うか否かを判定する確認有無判定手段と、
前記確認を行うと判定されたときに、前記印刷指示装置に、前記処理内容の確認処理を行うための実行情報を送信する実行情報送信手段と、
前記印刷指示装置から受信した前記内容確認処理の確認結果に基づき、前記印刷ジョブの印刷処理を制御する印刷処理制御手段と、を備えることを特徴としている。
このような構成であれば、印刷指示装置は、印刷ジョブ生成手段によって、印刷ジョブを生成することが可能であり、印刷ジョブ送信手段によって、印刷ジョブを印刷装置に送信することが可能であり、印刷ジョブ情報送信手段によって、印刷ジョブの内容に係る印刷ジョブ情報を前記印刷制御装置に送信することが可能であり、内容確認処理実行手段によって、印刷制御装置から受信した内容確認処理の実行情報に基づき、当該内容確認処理を実行することが可能であり、確認結果情報送信手段によって、内容確認処理に対する確認結果の情報を、前記印刷制御装置に送信することが可能である。
また、印刷ジョブ受信手段によって、印刷指示装置から送信された前記印刷ジョブを受信することが可能であり、印刷手段によって、受信した印刷ジョブに基づき印刷処理を実行することが可能である。
また、印刷制御装置は、損害予測手段によって、印刷指示装置から受信した前記印刷ジョブ情報に基づき、前記印刷ジョブの印刷処理を前記印刷装置において実行することで生じる損害の内容を予測することが可能であり、確認有無判定手段によって、予測された損害の内容に基づき、前記印刷ジョブに係るシステム利用者に対して前記印刷ジョブの印刷処理内容の確認を行うか否かを判定することが可能であり、印刷処理制御手段によって、印刷指示装置から受信した前記内容確認処理の確認結果に基づき、前記印刷ジョブの印刷処理を制御することが可能である。
従って、印刷処理の実行によってもたらされる損害の内容を予測して、その予測結果に基づきシステム利用者への印刷処理内容の確認を行うか否かを判定し、行うと判定したときに印刷処理内容の確認を行い、更に、その確認結果に基づき印刷処理を制御するようにしたので、印刷処理を実行する前に、誤った印刷ジョブの印刷処理を中止し、システム利用者によって修正された印刷ジョブの印刷処理を行ったりするなどの制御を行うことが可能となり、無駄な印刷処理による印刷資源の浪費や電力の浪費等の金銭的損害などを軽減できるという効果が得られる。更に、損害が小さいとき(そのまま印刷結果を利用可能なときなど)はシステム利用者への確認を行わないようにしたので、無用な印刷停止や内容修正などによってシステム利用者を煩わせることなく印刷処理を実行できるという効果も得られる。
〔形態5〕 更に、形態5の印刷システムは、形態2乃至4のいずれか1の印刷システムにおいて、
前記印刷ジョブ情報は、前記印刷処理の実行内容に係る設定情報を含み、
前記損害予測手段は、前記設定情報に基づき前記損害の大きさに係る数値を算出し、
前記確認有無判定手段は、前記算出された損害の大きさに係る数値に基づき前記確認を行うか否かを判定することを特徴としている。
このような構成であれば、損害予測手段は、印刷処理の実行内容に係る設定情報に基づき、例えば、印刷ジョブの設定内容が誤っている場合に、この印刷ジョブの印刷処理によって生じる損害の大きさとして、その大きさに係る数値を算出するようにし、且つ、当該損害のもたらす損害の大きさに係る数値に基づき、内容確認処理を行うか否かを判定するようにしたので、様々な要因から生じる損害の内容を数値の大きさ等に基づき評価できるため、事前に予測される、より適切な損害内容に対して、システム利用者への確認処理を行うことができるという効果が得られる。
ここで、損害の大きさに係る数値とは、例えば、印刷ジョブに設定された印刷部数及び印刷品質に着目した場合、これらの設定内容で誤った印刷処理を行った場合にどれだけの損害が生じるかを、例えば、印刷用紙一枚あたりの金額、一文字あたりの印刷にかかるインク料金、電気代等から損失金額として算出したり、損害の内容に対して予め点数を決めておき、発生した損害の内容や量に対してこの点数の合計を算出したりしたものである。以下の、「損害の大きさに係る数値」の記載に係る、印刷システム、印刷制御プログラム、印刷方法、印刷装置、印刷装置制御プログラム、印刷装置制御方法、印刷制御装置、印刷制御装置制御プログラム及び印刷制御装置制御方法の各形態において同じである。
〔形態6〕 更に、形態6の印刷システムは、形態5の印刷システムにおいて、
前記設定情報は、印刷枚数に係る情報を含み、
前記損害予測手段は、前記印刷枚数に係る情報に基づき前記損害の大きさに係る数値を算出することを特徴としている。
このような構成であれば、印刷枚数に係る情報に基づく損害の大きさに係る数値を算出することが可能となるので、誤った内容の印刷ジョブに対して印刷処理を行った場合に、損害の大きさに係る数値を、印刷用紙一枚あたりの金額から損失金額として算出することなどが可能となり、この損害額が大きいようなときに確認処理を行うなどが可能となるので、より適切な損害内容に対して確認処理を行うことができるという効果が得られる。
〔形態7〕 更に、形態7の印刷システムは、形態5又は6の印刷システムにおいて、
前記印刷ジョブ情報は、当該印刷ジョブに係るシステム利用者の情報を含み、
前記損害予測手段は、前記システム利用者の情報に基づき前記損害の大きさに係る数値を算出し、
前記確認有無判定手段は、前記算出された損害の大きさに係る数値に基づき前記確認を行うか否かを判定することを特徴としている。
このような構成であれば、印刷ジョブに係るシステム利用者の情報に基づく損害の大きさに係る数値を算出することが可能となるので、例えば、注意深い、うっかり者等のシステム利用者の性質、一般職、管理職等のシステム利用者の会社における役職などの情報に応じて、各損害の要因(印刷設定内容等)に対して点数を設定し、損害の大きさに係る数値としてその合計点を算出したり、前述したシステム利用者の情報に応じて、それぞれ異なる値の損害の大きさに係る数値を設定したりすることで、各システム利用者に応じて確認処理を行うか否かを判定することが可能となるので、より適切な確認処理の実行を行うことができるという効果が得られる。
〔形態8〕 更に、形態8の印刷システムは、形態2乃至7のいずれか1の印刷システムにおいて、
前記印刷ジョブ情報は、印刷媒体に印刷されるデータ本体を含み、
前記損害予測手段は、前記データ本体の内容に基づき前記損害の内容を予測することを特徴としている。
このような構成であれば、文法の誤り、不適切な記載内容等の印刷データの内容に対するミスについて、印刷処理前に、システム利用者に内容の確認をさせることが可能となるので、印刷内容のミスが要因の印刷ミスによる印刷資源の浪費や電力の浪費等の金銭的損害などを軽減できるという効果が得られる。
〔形態9〕 更に、形態9の印刷システムは、形態2乃至8のいずれか1の印刷システムにおいて、
前記確認有無判定手段の判定結果に基づき、過去に前記確認処理を実行した前記印刷ジョブの内容を前記システム利用者に対して通知する印刷ジョブ内容通知手段を備えることを特徴としている。
このような構成であれば、印刷処理に係る設定内容等において発生しやすいミスの内容を予めシステム利用者に通知することで設定内容の事前確認を喚起し、印刷ミスの発生を事前に軽減することができるという効果が得られる。
〔形態10〕 更に、形態10の印刷システムは、形態2乃至9のいずれか1の印刷システムにおいて、
前記確認処理の実行前に、予め、前記印刷手段における前記印刷ジョブに対する印刷処理の一部を先行して行う先行印刷処理手段を備えることを特徴としている。
このような構成であれば、確認処理の実行前に、ウォームアップ処理、レンダリング処理、ラスタライズ処理等の印刷処理の一部を先行して行うことが可能となるので、確認処理後に印刷ジョブに間違いが無かったときなどには、ウォームアップ処理、レンダリング処理、ラスタライズ処理などをすることなく、すぐに印刷ヘッドを駆動して印刷媒体への印刷を行うことが可能となり、これによって、システム利用者の印刷待ち時間を軽減できるという効果が得られる。
〔形態11〕 一方、上記目的を達成するために、形態11の印刷制御プログラムは、
印刷ジョブに基づき印刷処理を実行する印刷ステップと、
前記印刷ジョブの印刷処理を、印刷手段において実行することで生じる損害の内容を予測する損害予測ステップと、
前記損害予測ステップにおいて予測された損害の内容に基づき、前記印刷ジョブの印刷処理を制御する印刷処理制御ステップとからなる処理をコンピュータに実行させるのに使用するプログラムを含むことを特徴としている。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、形態1の印刷システムと同等の作用および効果が得られる。
〔形態12〕 更に、上記目的を達成するために、形態12の印刷制御プログラムは、
印刷ジョブに基づき印刷処理を実行する印刷ステップと、
前記印刷ジョブの印刷処理を、印刷手段において実行することで生じる損害の内容を予測する損害予測ステップと、
前記予測された損害の内容に基づき、前記印刷ジョブに係るシステム利用者に対して前記印刷ジョブの印刷処理内容の確認を行うか否かを判定する確認有無判定ステップと、
前記内容確認を行うと判定されたときに、前記システム利用者に対する前記内容確認処理を実行する内容確認処理実行ステップと、
前記内容確認処理の実行による確認結果に基づき、前記印刷ジョブの印刷処理を制御する印刷処理制御ステップとからなる処理をコンピュータに実行させるのに使用するプログラムを含むことを特徴としている。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、形態2の印刷システムと同等の作用および効果が得られる。
〔形態13〕 更に、形態13の印刷制御プログラムは、形態12の印刷制御プログラムにおいて、
前記印刷ジョブ情報は、前記印刷処理の実行内容に係る設定情報を含み、
前記損害予測ステップにおいては、前記設定情報に基づき前記損害の大きさに係る数値を算出し、
前記確認有無判定ステップにおいては、前記算出された損害の大きさに係る数値に基づき前記確認を行うか否かを判定することを特徴としている。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、形態5の印刷システムと同等の作用および効果が得られる。
〔形態14〕 更に、形態14の印刷制御プログラムは、形態12又は13の印刷制御プログラムにおいて、
前記設定情報は、印刷枚数に係る情報を含み、
前記損害予測ステップにおいては、前記印刷枚数に係る情報に基づき前記損害の大きさに係る数値を算出することを特徴としている。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、形態6の印刷システムと同等の作用および効果が得られる。
〔形態15〕 更に、形態15の印刷制御プログラムは、形態13又は14の印刷制御プログラムにおいて、
前記印刷ジョブ情報は、当該印刷ジョブに係るシステム利用者の情報を含み、
前記損害予測ステップにおいては、前記システム利用者の情報に基づき前記損害の大きさに係る数値を算出し、
前記確認有無判定ステップにおいては、前記算出された損害の大きさに係る数値に基づき前記確認を行うか否かを判定することを特徴としている。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、形態7の印刷システムと同等の作用および効果が得られる。
〔形態16〕 更に、形態16の印刷制御プログラムは、形態12乃至15のいずれか1の印刷制御プログラムにおいて、
前記印刷ジョブ情報は、印刷媒体に印刷されるデータ本体を含み、
前記印刷ジョブ情報は、印刷媒体に印刷されるデータ本体を含み、
前記損害予測ステップにおいては、前記データ本体の内容に基づき前記損害の内容を予測することを特徴としている。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、形態8の印刷システムと同等の作用および効果が得られる。
〔形態17〕 更に、形態17の印刷制御プログラムは、形態12乃至16のいずれか1の印刷制御プログラムにおいて、
前記確認有無判定ステップにおける判定結果に基づき、過去に前記確認処理を実行した前記印刷ジョブの内容を前記システム利用者に対して通知する印刷ジョブ内容通知ステップをコンピュータに実行させるのに使用するプログラムを含むことを特徴としている。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、形態9の印刷システムと同等の作用および効果が得られる。
〔形態18〕 更に、形態18の印刷制御プログラムは、形態12乃至17のいずれか1の印刷制御プログラムにおいて、
前記確認処理の実行前に、予め、前記印刷手段における前記印刷ジョブに対する印刷処理の一部を先行して行う先行印刷処理ステップをコンピュータに実行させるのに使用するプログラムを含むことを特徴としている。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、形態10の印刷システムと同等の作用および効果が得られる。
〔形態19〕 一方、上記目的を達成するために、形態19の印刷方法は、
印刷ジョブに基づき印刷処理を実行する印刷ステップと、
前記印刷ジョブの印刷処理を、印刷手段において実行することで生じる損害の内容を予測する損害予測ステップと、
前記損害予測ステップにおいて予測された損害の内容に基づき、前記印刷ジョブの印刷処理を制御する印刷処理制御ステップと、を含むことを特徴としている。
これによって、形態1の印刷システムと同等の作用効果が得られる。
〔形態20〕 更に、上記目的を達成するために、形態20の印刷方法は、
印刷ジョブに基づき印刷処理を実行する印刷ステップと、
前記印刷ジョブの内容に係る印刷ジョブ情報を取得する印刷ジョブ情報取得ステップと、
前記取得した印刷ジョブ情報に基づき、前記印刷ジョブの印刷処理を印刷手段において実行することで生じる損害の内容を予測する損害予測ステップと、
前記予測された損害の内容に基づき、前記印刷ジョブに係るシステム利用者に対して前記印刷ジョブの印刷処理内容の確認を行うか否かを判定する確認有無判定ステップと、
前記内容確認を行うと判定されたときに、前記システム利用者に対する前記内容確認処理を実行する内容確認処理実行ステップと、
前記内容確認処理の実行による確認結果に基づき、前記印刷ジョブの印刷処理を制御する印刷処理制御ステップと、を含むことを特徴としている。
これによって、形態2の印刷システムと同等の作用効果が得られる。
〔形態21〕 更に、形態21の印刷方法は、形態20の印刷方法において、
前記印刷ジョブ情報は、前記印刷処理の実行内容に係る設定情報を含み、
前記損害予測ステップにおいては、前記設定情報に基づき前記損害の大きさに係る数値を算出し、
前記確認有無判定ステップにおいては、前記算出された損害の大きさに係る数値に基づき前記確認を行うか否かを判定することを特徴としている。
これによって、形態5の印刷システムと同等の作用効果が得られる。
〔形態22〕 更に、形態22の印刷方法は、形態21の印刷方法において、
前記設定情報は、印刷枚数に係る情報を含み、
前記損害予測ステップにおいては、前記印刷枚数に係る情報に基づき前記損害の大きさに係る数値を算出することを特徴としている。
これによって、形態6の印刷システムと同等の作用効果が得られる。
〔形態23〕 更に、形態23の印刷方法は、形態21又は22の印刷方法において、
前記印刷ジョブ情報は、当該印刷ジョブに係るシステム利用者の情報を含み、
前記損害予測ステップにおいては、前記システム利用者の情報に基づき前記損害の大きさに係る数値を算出し、
前記確認有無判定ステップにおいては、前記算出された損害の大きさに係る数値に基づき前記確認を行うか否かを判定することを特徴としている。
これによって、形態7の印刷システムと同等の作用効果が得られる。
〔形態24〕 更に、形態24の印刷方法は、形態20乃至23のいずれか1の印刷方法において、
前記印刷ジョブ情報は、印刷媒体に印刷されるデータ本体を含み、
前記損害予測ステップにおいては、前記データ本体の内容に基づき前記損害の内容を予測することを特徴としている。
これによって、形態8の印刷システムと同等の作用効果が得られる。
〔形態25〕 更に、形態25の印刷方法は、形態20乃至24のいずれか1の印刷方法において、
前記確認有無判定ステップにおける判定結果に基づき、過去に前記確認処理を実行した前記印刷ジョブの内容を前記システム利用者に対して通知する印刷ジョブ内容通知ステップをコンピュータに実行させるのに使用するプログラムを含むことを特徴としている。
これによって、形態9の印刷システムと同等の作用効果が得られる。
〔形態26〕 更に、形態26の印刷方法は、形態20乃至25のいずれか1の印刷方法において、
前記確認処理の実行前に、予め、前記印刷手段における前記印刷ジョブに対する印刷処理の一部を先行して行う先行印刷処理ステップをコンピュータに実行させるのに使用するプログラムを含むことを特徴としている。
これによって、形態10の印刷システムと同等の作用効果が得られる。
〔形態27〕 一方、上記目的を達成するために、形態27の印刷装置は、
印刷ジョブを取得する印刷ジョブ取得手段と、
前記取得した印刷ジョブに基づき印刷処理を実行する印刷手段と、
前記印刷ジョブの内容に係る印刷ジョブ情報を取得する印刷ジョブ情報取得手段と、
前記取得した印刷ジョブ情報に基づき、前記印刷ジョブの印刷処理を前記印刷手段において実行することで生じる損害の内容を予測する損害予測手段と、
前記予測された損害の内容に基づき、前記印刷ジョブに係るシステム利用者に対して前記印刷ジョブの印刷処理内容の確認を行うか否かを判定する確認有無判定手段と、
前記内容確認を行うと判定されたときに、前記システム利用者に対する前記内容確認処理を実行する内容確認処理実行手段と、
前記内容確認処理の実行による確認結果に基づき、前記印刷ジョブの印刷処理を制御する印刷処理制御手段と、を備えることを特徴としている。
このような構成であれば、形態2の印刷システムと同等の作用効果が得られる。
〔形態28〕 更に、上記目的を達成するために、形態28の印刷装置は、
自装置に送られてきた前記印刷ジョブを受信する印刷ジョブ受信手段と、
前記受信した印刷ジョブに基づき印刷処理を実行する印刷手段と、
前記印刷ジョブの内容に係る印刷ジョブ情報を取得する印刷ジョブ情報取得手段と、
前記取得した印刷ジョブ情報に基づき、前記印刷ジョブの印刷処理を実行することで生じる損害の内容を予測する損害予測手段と、
前記予測された損害の内容に基づき、前記印刷ジョブに係るシステム利用者に対して前記印刷ジョブの印刷処理内容の確認を行うか否かを判定する確認有無判定手段と、
前記内容確認を行うと判定されたときに、前記システム利用者に対する前記内容確認処理を実行する内容確認処理実行手段と、
前記内容確認処理の実行による確認結果に基づき、前記印刷ジョブの印刷処理を制御する印刷処理制御手段と、を備えることを特徴としている。
このような構成であれば、形態3の印刷システムと同等の作用効果が得られる。
〔形態29〕 更に、形態29の印刷装置は、形態27又は28の印刷装置において、
前記印刷ジョブ情報は、前記印刷処理の実行内容に係る設定情報を含み、
前記損害予測手段は、前記設定情報に基づき前記損害の大きさに係る数値を算出し、
前記確認有無判定手段は、前記算出された損害の大きさに係る数値に基づき前記確認を行うか否かを判定することを特徴としている。
このような構成であれば、形態5の印刷システムと同等の作用効果が得られる。
〔形態30〕 更に、形態30の印刷装置は、形態29の印刷装置において、
前記設定情報は、印刷枚数に係る情報を含み、
前記損害予測手段は、前記印刷枚数に係る情報に基づき前記損害の大きさに係る数値を算出することを特徴としている。
このような構成であれば、形態6の印刷システムと同等の作用効果が得られる。
〔形態31〕 更に、形態31の印刷装置は、形態29又は30の印刷装置において、
前記印刷ジョブ情報は、当該印刷ジョブに係るシステム利用者の情報を含み、
前記損害予測手段は、前記システム利用者の情報に基づき前記損害の大きさに係る数値を算出し、
前記確認有無判定手段は、前記算出された損害の大きさに係る数値に基づき前記確認を行うか否かを判定することを特徴としている。
このような構成であれば、形態7の印刷システムと同等の作用効果が得られる。
〔形態32〕 更に、形態32の印刷装置は、形態27乃至31のいずれか1の印刷装置において、
前記印刷ジョブ情報は、印刷媒体に印刷されるデータ本体を含み、
前記損害予測手段は、前記データ本体の内容に基づき前記損害の内容を予測することを特徴としている。
このような構成であれば、形態8の印刷システムと同等の作用効果が得られる。
〔形態33〕 更に、形態33の印刷装置は、形態27乃至32のいずれか1の印刷装置において、
前記確認有無判定手段の判定結果に基づき、過去に前記確認処理を実行した前記印刷ジョブの内容を前記システム利用者に対して通知する印刷ジョブ内容通知手段を備えることを特徴としている。
このような構成であれば、形態9の印刷システムと同等の作用効果が得られる。
〔形態34〕 更に、形態34の印刷装置は、形態27乃至33のいずれか1の印刷装置において、
前記確認処理の実行前に、予め、前記印刷手段における前記印刷ジョブに対する印刷処理の一部を先行して行う先行印刷処理手段を備えることを特徴としている。
このような構成であれば、形態10の印刷システムと同等の作用効果が得られる。
〔形態35〕 一方、上記目的を達成するために、形態35の印刷装置制御プログラムは、
印刷ジョブに基づき印刷処理を実行する印刷ステップと、
前記印刷ジョブの印刷処理を、印刷手段において実行することで生じる損害の内容を予測する損害予測ステップと、
前記予測された損害の内容に基づき、前記印刷ジョブに係るシステム利用者に対して前記印刷ジョブの印刷処理内容の確認を行うか否かを判定する確認有無判定ステップと、
前記内容確認を行うと判定されたときに、前記システム利用者に対する前記内容確認処理を実行する内容確認処理実行ステップと、
前記内容確認処理の実行による確認結果に基づき、前記印刷ジョブの印刷処理を制御する印刷処理制御ステップとからなる処理をコンピュータに実行させるのに使用するプログラムを含むことを特徴としている。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、形態27の印刷装置と同等の作用および効果が得られる。
〔形態36〕 更に、上記目的を達成するために、形態36の印刷装置制御プログラムは、
印刷装置に送られてきた印刷ジョブを受信する印刷ジョブ受信ステップと、
前記受信した印刷ジョブに基づき印刷処理を実行する印刷ステップと、
前記印刷ジョブの内容に係る印刷ジョブ情報を取得する印刷ジョブ情報取得ステップと、
前記取得した印刷ジョブ情報に基づき、前記印刷ジョブの印刷処理を実行することで生じる損害の内容を予測する損害予測ステップと、
前記予測された損害の内容に基づき、前記印刷ジョブに係るシステム利用者に対して前記印刷ジョブの印刷処理内容の確認を行うか否かを判定する確認有無判定ステップと、
前記内容確認を行うと判定されたときに、前記システム利用者に対する前記内容確認処理を実行する内容確認処理実行ステップと、
前記内容確認処理の実行による確認結果に基づき、前記印刷ジョブの印刷処理を制御する印刷処理制御ステップとからなる処理をコンピュータに実行させるのに使用するプログラムを含むことを特徴としている。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、形態28の印刷装置と同等の作用および効果が得られる。
〔形態37〕 更に、形態37の印刷装置制御プログラムは、形態35又は36の印刷装置制御プログラムにおいて、
前記印刷ジョブ情報は、前記印刷処理の実行内容に係る設定情報を含み、
前記損害予測ステップにおいては、前記設定情報に基づき前記損害の大きさに係る数値を算出し、
前記確認有無判定ステップにおいては、前記算出された損害の大きさに係る数値に基づき前記確認を行うか否かを判定することを特徴としている。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、形態29の印刷装置と同等の作用および効果が得られる。
〔形態38〕 更に、形態38の印刷装置制御プログラムは、形態37の印刷装置制御プログラムにおいて、
前記設定情報は、印刷枚数に係る情報を含み、
前記損害予測ステップにおいては、前記印刷枚数に係る情報に基づき前記損害の大きさに係る数値を算出することを特徴としている。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、形態30の印刷装置と同等の作用および効果が得られる。
〔形態39〕 更に、形態39の印刷装置制御プログラムは、形態37又は38の印刷装置制御プログラムにおいて、
前記印刷ジョブ情報は、当該印刷ジョブに係るシステム利用者の情報を含み、
前記損害予測ステップにおいては、前記システム利用者の情報に基づき前記損害の大きさに係る数値を算出し、
前記確認有無判定ステップにおいては、前記算出された損害の大きさに係る数値に基づき前記確認を行うか否かを判定することを特徴としている。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、形態31の印刷装置と同等の作用および効果が得られる。
〔形態40〕 更に、形態40の印刷装置制御プログラムは、形態35乃至39のいずれか1の印刷装置制御プログラムにおいて、
前記印刷ジョブ情報は、印刷媒体に印刷されるデータ本体を含み、
前記損害予測ステップにおいては、前記データ本体の内容に基づき前記損害の内容を予測することを特徴としている。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、形態32の印刷装置と同等の作用および効果が得られる。
〔形態41〕 更に、形態41の印刷装置制御プログラムは、形態35乃至40のいずれか1の印刷装置制御プログラムにおいて、
前記確認有無判定ステップにおける判定結果に基づき、過去に前記確認処理を実行した前記印刷ジョブの内容を前記システム利用者に対して通知する印刷ジョブ内容通知ステップをコンピュータに実行させるのに使用するプログラムを含むことを特徴としている。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、形態33の印刷装置と同等の作用および効果が得られる。
〔形態42〕 更に、形態42の印刷装置制御プログラムは、形態35乃至41のいずれか1の印刷装置制御プログラムにおいて、
前記確認処理の実行前に、予め、前記印刷手段における前記印刷ジョブに対する印刷処理の一部を先行して行う先行印刷処理ステップをコンピュータに実行させるのに使用するプログラムを含むことを特徴としている。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、形態34の印刷装置と同等の作用および効果が得られる。
〔形態43〕 一方、上記目的を達成するために、形態43の印刷装置制御方法は、
印刷ジョブに基づき印刷処理を実行する印刷ステップと、
前記印刷ジョブの印刷処理を、印刷手段において実行することで生じる損害の内容を予測する損害予測ステップと、
前記予測された損害の内容に基づき、前記印刷ジョブに係るシステム利用者に対して前記印刷ジョブの印刷処理内容の確認を行うか否かを判定する確認有無判定ステップと、
前記内容確認を行うと判定されたときに、前記システム利用者に対する前記内容確認処理を実行する内容確認処理実行ステップと、
前記内容確認処理の実行による確認結果に基づき、前記印刷ジョブの印刷処理を制御する印刷処理制御ステップと、を含むことを特徴としている。
これによって、形態27の印刷装置と同等の作用効果が得られる。
〔形態44〕 一方、上記目的を達成するために、形態44の印刷装置制御方法は、
印刷装置に送られてきた印刷ジョブを受信する印刷ジョブ受信ステップと、
前記受信した印刷ジョブに基づき印刷処理を実行する印刷ステップと、
前記印刷ジョブの内容に係る印刷ジョブ情報を取得する印刷ジョブ情報取得ステップと、
前記取得した印刷ジョブ情報に基づき、前記印刷ジョブの印刷処理を実行することで生じる損害の内容を予測する損害予測ステップと、
前記予測された損害の内容に基づき、前記印刷ジョブに係るシステム利用者に対して前記印刷ジョブの印刷処理内容の確認を行うか否かを判定する確認有無判定ステップと、
前記内容確認を行うと判定されたときに、前記システム利用者に対する前記内容確認処理を実行する内容確認処理実行ステップと、
前記内容確認処理の実行による確認結果に基づき、前記印刷ジョブの印刷処理を制御する印刷処理制御ステップと、を含むことを特徴としている。
これによって、形態28の印刷装置と同等の作用効果が得られる。
〔形態45〕 更に、形態45の印刷装置制御方法は、形態43又は44の印刷装置制御方法において、
前記設定情報は、印刷枚数に係る情報を含み、
前記損害予測ステップにおいては、前記印刷枚数に係る情報に基づき前記損害の大きさに係る数値を算出することを特徴としている。
これによって、形態29の印刷装置と同等の作用効果が得られる。
〔形態46〕 更に、形態46の印刷装置制御方法は、形態45の印刷装置制御方法において、
前記設定情報は、印刷枚数に係る情報を含み、
前記損害予測ステップにおいては、前記印刷枚数に係る情報に基づき前記損害の大きさに係る数値を算出することを特徴としている。
これによって、形態30の印刷装置と同等の作用効果が得られる。
〔形態47〕 更に、形態47の印刷装置制御方法は、形態45又は46の印刷装置制御方法において、
前記印刷ジョブ情報は、当該印刷ジョブに係るシステム利用者の情報を含み、
前記損害予測ステップにおいては、前記システム利用者の情報に基づき前記損害の大きさに係る数値を算出し、
前記確認有無判定ステップにおいては、前記算出された損害の大きさに係る数値に基づき前記確認を行うか否かを判定することを特徴としている。
これによって、形態31の印刷装置と同等の作用効果が得られる。
〔形態48〕 更に、形態48の印刷装置制御方法は、形態43乃至47のいずれか1の印刷装置制御方法において、
前記印刷ジョブ情報は、印刷媒体に印刷されるデータ本体を含み、
前記損害予測ステップにおいては、前記データ本体の内容に基づき前記損害の内容を予測することを特徴としている。
これによって、形態32の印刷装置と同等の作用効果が得られる。
〔形態49〕 更に、形態49の印刷装置制御方法は、形態43乃至48のいずれか1の印刷装置制御方法において、
前記確認有無判定ステップにおける判定結果に基づき、過去に前記確認処理を実行した前記印刷ジョブの内容を前記システム利用者に対して通知する印刷ジョブ内容通知ステップを更に含むことを特徴としている。
これによって、形態33の印刷装置と同等の作用効果が得られる。
〔形態50〕 更に、形態50の印刷装置制御方法は、形態43乃至49のいずれか1の印刷装置制御方法において、
前記確認処理の実行前に、予め、前記印刷手段における前記印刷ジョブに対する印刷処理の一部を先行して行う先行印刷処理ステップを更に含むことを特徴としている。
これによって、形態34の印刷装置と同等の作用効果が得られる。
〔形態51〕 一方、上記目的を達成するために、形態51の印刷指示装置は、
印刷ジョブを生成する印刷ジョブ生成手段と、
前記印刷ジョブの内容に係る印刷ジョブ情報を取得する印刷ジョブ情報取得手段と、
前記取得した印刷ジョブ情報に基づき、前記印刷ジョブの印刷処理を実行することで生じる損害の内容を予測する損害予測手段と、
前記予測された損害の内容に基づき、前記印刷ジョブに係るシステム利用者に対して前記印刷ジョブの印刷処理内容の確認を行うか否かを判定する確認有無判定手段と、
前記内容確認を行うと判定されたときに、前記システム利用者に対する前記内容確認処理を実行する内容確認処理実行手段と、
前記内容確認処理の実行による確認結果に基づき、前記印刷ジョブの印刷処理を制御する印刷処理制御手段と、を備えることを特徴としている。
このような構成であれば、形態2の印刷システムと同等の作用効果が得られる。
〔形態52〕 更に、形態52の印刷システムは、形態51の印刷指示装置において、
前記印刷ジョブ情報は、前記印刷処理の実行内容に係る設定情報を含み、
前記損害予測手段は、前記設定情報に基づき前記損害の大きさに係る数値を算出し、
前記確認有無判定手段は、前記算出された損害の大きさに係る数値に基づき前記確認を行うか否かを判定することを特徴としている。
このような構成であれば、形態5の印刷システムと同等の作用効果が得られる。
〔形態53〕 更に、形態53の印刷システムは、形態52の印刷指示装置において、
前記設定情報は、印刷枚数に係る情報を含み、
前記損害予測手段は、前記印刷枚数に係る情報に基づき前記損害の大きさに係る数値を算出することを特徴としている。
このような構成であれば、形態6の印刷システムと同等の作用効果が得られる。
〔形態54〕 更に、形態54の印刷システムは、形態52又は53のいずれか1の印刷指示装置において、
前記印刷ジョブ情報は、当該印刷ジョブに係るシステム利用者の情報を含み、
前記損害予測手段は、前記システム利用者の情報に基づき前記損害の大きさに係る数値を算出し、
前記確認有無判定手段は、前記算出された損害の大きさに係る数値に基づき前記確認を行うか否かを判定することを特徴としている。
このような構成であれば、形態7の印刷システムと同等の作用効果が得られる。
〔形態55〕 更に、形態55の印刷システムは、形態51乃至54のいずれか1の印刷指示装置において、
前記印刷ジョブ情報は、印刷媒体に印刷されるデータ本体を含み、
前記損害予測手段は、前記データ本体の内容に基づき前記損害の内容を予測することを特徴としている。
このような構成であれば、形態8の印刷システムと同等の作用効果が得られる。
〔形態56〕 更に、形態56の印刷システムは、形態51乃至55のいずれか1の印刷指示装置において、
前記確認有無判定手段の判定結果に基づき、過去に前記確認処理を実行した前記印刷ジョブの内容を前記システム利用者に対して通知する印刷ジョブ内容通知手段を備えることを特徴としている。
このような構成であれば、形態9の印刷システムと同等の作用効果が得られる。
〔形態57〕 更に、形態57の印刷システムは、形態51乃至56のいずれか1の印刷指示装置において、
前記確認処理の実行前に、予め、前記印刷手段に前記印刷ジョブの印刷処理の実行準備を行わせる先行印刷処理手段を備えることを特徴としている。
このような構成であれば、形態10の印刷システムと同等の作用効果が得られる。
〔形態58〕 一方、上記目的を達成するために、形態58の印刷指示装置制御プログラムは、
印刷ジョブを生成する印刷ジョブ生成ステップと、
前記印刷ジョブの内容に係る印刷ジョブ情報を取得する印刷ジョブ情報取得ステップと、
前記取得した印刷ジョブ情報に基づき、前記印刷ジョブの印刷処理を実行することで生じる損害の内容を予測する損害予測ステップと、
前記予測された損害の内容に基づき、前記印刷ジョブに係るシステム利用者に対して前記印刷ジョブの印刷処理内容の確認を行うか否かを判定する確認有無判定ステップと、
前記内容確認を行うと判定されたときに、前記システム利用者に対する前記内容確認処理を実行する内容確認処理実行ステップと、
前記内容確認処理の実行による確認結果に基づき、前記印刷ジョブの印刷処理を制御する印刷処理制御ステップとからなる処理をコンピュータに実行させるのに使用するプログラムを含むことを特徴としている。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、形態51の印刷指示装置と同等の作用および効果が得られる。
〔形態59〕 更に、形態59の印刷指示装置制御プログラムは、形態58の印刷指示装置制御プログラムにおいて、
前記印刷ジョブ情報は、前記印刷処理の実行内容に係る設定情報を含み、
前記損害予測ステップにおいては、前記設定情報に基づき前記損害の大きさに係る数値を算出し、
前記確認有無判定ステップにおいては、前記算出された損害の大きさに係る数値に基づき前記確認を行うか否かを判定することを特徴としている。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、形態52の印刷指示装置と同等の作用および効果が得られる。
〔形態60〕 更に、形態60の印刷指示装置制御プログラムは、形態59の印刷指示装置制御プログラムにおいて、
前記設定情報は、印刷枚数に係る情報を含み、
前記損害予測ステップにおいては、前記印刷枚数に係る情報に基づき前記損害の大きさに係る数値を算出することを特徴としている。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、形態53の印刷指示装置と同等の作用および効果が得られる。
〔形態61〕 更に、形態61の印刷指示装置制御プログラムは、形態59又は60の印刷指示装置制御プログラムにおいて、
前記印刷ジョブ情報は、当該印刷ジョブに係るシステム利用者の情報を含み、
前記損害予測ステップにおいては、前記システム利用者の情報に基づき前記損害の大きさに係る数値を算出し、
前記確認有無判定ステップにおいては、前記算出された損害の大きさに係る数値に基づき前記確認を行うか否かを判定することを特徴としている。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、形態54の印刷指示装置と同等の作用および効果が得られる。
〔形態62〕 更に、形態62の印刷指示装置制御プログラムは、形態58乃至61のいずれか1の印刷指示装置制御プログラムにおいて、
前記印刷ジョブ情報は、印刷媒体に印刷されるデータ本体を含み、
前記損害予測ステップにおいては、前記データ本体の内容に基づき前記損害の内容を予測することを特徴としている。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、形態55の印刷指示装置と同等の作用および効果が得られる。
〔形態63〕 更に、形態63の印刷指示装置制御プログラムは、形態58乃至62のいずれか1の印刷指示装置制御プログラムにおいて、
前記確認有無判定ステップにおける判定結果に基づき、過去に前記確認処理を実行した前記印刷ジョブの内容を前記システム利用者に対して通知する印刷ジョブ内容通知ステップをコンピュータに実行させるのに使用するプログラムを含むことを特徴としている。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、形態56の印刷指示装置と同等の作用および効果が得られる。
〔形態64〕 更に、形態64の印刷指示装置制御プログラムは、形態58乃至63のいずれか1の印刷指示装置制御プログラムにおいて、
前記確認処理の実行前に、予め、前記印刷手段における前記印刷ジョブに対する印刷処理の一部を先行して行う先行印刷処理ステップをコンピュータに実行させるのに使用するプログラムを含むことを特徴としている。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、形態57の印刷指示装置と同等の作用および効果が得られる。
〔形態65〕 一方、上記目的を達成するために、形態65の印刷指示制御方法は、
印刷ジョブを生成する印刷ジョブ生成ステップと、
前記印刷ジョブの内容に係る印刷ジョブ情報を取得する印刷ジョブ情報取得ステップと、
前記取得した印刷ジョブ情報に基づき、前記印刷ジョブの印刷処理を実行することで生じる損害の内容を予測する損害予測ステップと、
前記予測された損害の内容に基づき、前記印刷ジョブに係るシステム利用者に対して前記印刷ジョブの印刷処理内容の確認を行うか否かを判定する確認有無判定ステップと、
前記内容確認を行うと判定されたときに、前記システム利用者に対する前記内容確認処理を実行する内容確認処理実行ステップと、
前記内容確認処理の実行による確認結果に基づき、前記印刷ジョブの印刷処理を制御する印刷処理制御ステップと、を含むことを特徴としている。
これによって、形態51の印刷指示装置と同等の作用効果が得られる。
〔形態66〕 更に、形態66の印刷指示装置制御方法は、形態65の印刷紙自装置制御方法において、
前記印刷ジョブ情報は、前記印刷処理の実行内容に係る設定情報を含み、
前記損害予測ステップにおいては、前記設定情報に基づき前記損害の大きさに係る数値を算出し、
前記確認有無判定ステップにおいては、前記算出された損害の大きさに係る数値に基づき前記確認を行うか否かを判定することを特徴としている。
これによって、形態52の印刷指示装置と同等の作用効果が得られる。
〔形態67〕 更に、形態67の印刷指示装置制御方法は、形態66の印刷紙自装置制御方法において、
前記設定情報は、印刷枚数に係る情報を含み、
前記損害予測ステップにおいては、前記印刷枚数に係る情報に基づき前記損害の大きさに係る数値を算出することを特徴としている。
これによって、形態53の印刷指示装置と同等の作用効果が得られる。
〔形態68〕 更に、形態68の印刷指示装置制御方法は、形態66又は67の印刷紙自装置制御方法において、
前記印刷ジョブ情報は、当該印刷ジョブに係るシステム利用者の情報を含み、
前記損害予測ステップにおいては、前記システム利用者の情報に基づき前記損害の大きさに係る数値を算出し、
前記確認有無判定ステップにおいては、前記算出された損害の大きさに係る数値に基づき前記確認を行うか否かを判定することを特徴としている。
これによって、形態54の印刷指示装置と同等の作用効果が得られる。
〔形態69〕 更に、形態69の印刷指示装置制御方法は、形態65乃至68のいずれか1の印刷紙自装置制御方法において、
前記印刷ジョブ情報は、印刷媒体に印刷されるデータ本体を含み、
前記損害予測ステップにおいては、前記データ本体の内容に基づき前記損害の内容を予測することを特徴としている。
これによって、形態55の印刷指示装置と同等の作用効果が得られる。
〔形態70〕 更に、形態70の印刷指示装置制御方法は、形態65乃至69のいずれか1の印刷紙自装置制御方法において、
前記確認有無判定ステップにおける判定結果に基づき、過去に前記確認処理を実行した前記印刷ジョブの内容を前記システム利用者に対して通知する印刷ジョブ内容通知ステップを更に含むことを特徴としている。
これによって、形態56の印刷指示装置と同等の作用効果が得られる。
〔形態71〕 更に、形態71の印刷指示装置制御方法は、形態65乃至70のいずれか1の印刷紙自装置制御方法において、
前記確認処理の実行前に、予め、印刷手段に前記印刷ジョブの印刷処理の実行準備を行わせる先行印刷処理ステップを更に含むことを特徴としている。
これによって、形態57の印刷指示装置と同等の作用効果が得られる。
〔形態72〕 一方、上記目的を達成するために、形態72の印刷指示装置は、
印刷ジョブを生成する印刷ジョブ生成手段と、
前記印刷ジョブを印刷装置に送信する印刷ジョブ送信手段と、
前記印刷ジョブの内容に係る印刷ジョブ情報を印刷制御装置に送信する印刷ジョブ情報送信手段と、
前記印刷制御装置から受信した内容確認処理の実行情報に基づき、当該内容確認処理を実行する内容確認処理実行手段と、
前記内容確認処理に対する確認結果の情報を、前記印刷制御装置に送信する確認結果情報送信手段と、を備えることを特徴としている。
このような構成であれば、形態4の印刷システムと同等の作用効果が得られる。
〔形態73〕 一方、上記目的を達成するために、形態73の印刷指示装置制御プログラムは、
印刷ジョブを生成する印刷ジョブ生成ステップと、
前記印刷ジョブを印刷装置に送信する印刷ジョブ送信ステップと、
前記印刷ジョブの内容に係る印刷ジョブ情報を印刷制御装置に送信する印刷ジョブ情報送信ステップと、
前記印刷制御装置から受信した内容確認処理の実行情報に基づき、当該内容確認処理を実行する内容確認処理実行ステップと、
前記内容確認処理に対する確認結果の情報を、前記印刷制御装置に送信する確認結果情報送信ステップとからなる処理をコンピュータに実行させるのに使用するプログラムを含むことを特徴としている。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、形態72の印刷指示装置と同等の作用および効果が得られる。
〔形態74〕 また、上記目的を達成するために、形態74の印刷指示制御方法は、
印刷ジョブを生成する印刷ジョブ生成ステップと、
前記印刷ジョブを印刷装置に送信する印刷ジョブ送信ステップと、
前記印刷ジョブの内容に係る印刷ジョブ情報を印刷制御装置に送信する印刷ジョブ情報送信ステップと、
前記印刷制御装置から受信した内容確認処理の実行情報に基づき、当該内容確認処理を実行する内容確認処理実行ステップと、
前記内容確認処理に対する確認結果の情報を、前記印刷制御装置に送信する確認結果情報送信ステップと、を含むことを特徴としている。
これによって、形態72の印刷指示装置と同等の作用効果が得られる。
〔形態75〕 一方、上記目的を達成するために、形態75の印刷制御装置は、
印刷指示装置から受信した印刷ジョブ情報に基づき、当該印刷ジョブに係る印刷ジョブの印刷処理を前記印刷装置において実行することで生じる損害の内容を予測する損害予測手段と、
前記予測された損害の内容に基づき、前記印刷ジョブに係るシステム利用者に対して前記印刷ジョブの印刷処理内容の確認を行うか否かを判定する確認有無判定手段と、
前記確認を行うと判定されたときに、前記印刷指示装置に、前記処理内容の確認処理を行うための実行情報を送信する実行情報送信手段と、
前記印刷指示装置から受信した前記確認処理の確認結果に基づき、前記印刷ジョブの印刷処理を制御する印刷処理制御手段と、を備えることを特徴としている。
このような構成であれば、形態4の印刷システムと同等の作用効果が得られる。
〔形態76〕 更に、形態76の印刷制御装置は、形態75の印刷制御装置において、
前記印刷ジョブ情報は、前記印刷処理の実行内容に係る設定情報を含み、
前記損害予測手段は、前記設定情報に基づき前記損害の大きさに係る数値を算出し、
前記確認有無判定手段は、前記算出された損害の大きさに係る数値に基づき前記確認を行うか否かを判定することを特徴としている。
このような構成であれば、形態5の印刷システムと同等の作用効果が得られる。
〔形態77〕 更に、形態77の印刷制御装置は、形態76の印刷制御装置において、
前記設定情報は、印刷枚数に係る情報を含み、
前記損害予測手段は、前記印刷枚数に係る情報に基づき前記損害の大きさに係る数値を算出することを特徴としている。
このような構成であれば、形態6の印刷システムと同等の作用効果が得られる。
〔形態78〕 更に、形態78の印刷制御装置は、形態76又は77の印刷制御装置において、
前記印刷ジョブ情報は、当該印刷ジョブに係るシステム利用者の情報を含み、
前記損害予測手段は、前記システム利用者の情報に基づき前記損害の大きさに係る数値を算出し、
前記確認有無判定手段は、前記算出された損害の大きさに係る数値に基づき前記確認を行うか否かを判定することを特徴としている。
このような構成であれば、形態7の印刷システムと同等の作用効果が得られる。
〔形態79〕 更に、形態79の印刷制御装置は、形態75乃至78のいずれか1の印刷制御装置において、
前記印刷ジョブ情報は、印刷媒体に印刷されるデータ本体を含み、
前記損害予測手段は、前記データ本体の内容に基づき前記損害の内容を予測することを特徴としている。
このような構成であれば、形態8の印刷システムと同等の作用効果が得られる。
〔形態80〕 更に、形態80の印刷制御装置は、形態75乃至79のいずれか1の印刷制御装置において、
前記確認有無判定手段の判定結果に基づき、過去に前記確認処理を実行した前記印刷ジョブの内容を前記システム利用者に対して通知する印刷ジョブ内容通知手段を備えることを特徴としている。
このような構成であれば、形態9の印刷システムと同等の作用効果が得られる。
〔形態81〕 更に、形態81の印刷制御装置は、形態75乃至80のいずれか1の印刷制御装置において、
前記確認処理の実行前に、予め、印刷手段に前記印刷ジョブの印刷処理の実行準備を行わせる先行印刷処理手段を備えることを特徴としている。
このような構成であれば、形態10の印刷システムと同等の作用効果が得られる。
〔形態82〕 一方、上記目的を達成するために、形態82の印刷制御装置制御プログラムは、
印刷指示装置から受信した印刷ジョブ情報に基づき、当該印刷ジョブに係る印刷ジョブの印刷処理を前記印刷装置において実行することで生じる損害の内容を予測する損害予測ステップと、
前記予測された損害の内容に基づき、前記印刷ジョブに係るシステム利用者に対して前記印刷ジョブの印刷処理内容の確認を行うか否かを判定する確認有無判定ステップと、
前記確認を行うと判定されたときに、前記印刷指示装置に、前記処理内容の確認処理を行うための実行情報を送信する実行情報送信ステップと、
前記印刷指示装置から受信した前記確認処理の確認結果に基づき、前記印刷ジョブの印刷処理を制御する印刷処理制御ステップとからなる処理をコンピュータに実行させるのに使用するプログラムを含むことを特徴としている。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、形態75の印刷制御装置と同等の作用および効果が得られる。
〔形態83〕 更に、形態83の印刷制御装置制御プログラムは、形態82の印刷制御装置制御プログラムにおいて、
前記印刷ジョブ情報は、前記印刷処理の実行内容に係る設定情報を含み、
前記損害予測ステップにおいては、前記設定情報に基づき前記損害の大きさに係る数値を算出し、
前記確認有無判定ステップにおいては、前記算出された損害の大きさに係る数値に基づき前記確認を行うか否かを判定することを特徴としている。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、形態76の印刷制御装置と同等の作用および効果が得られる。
〔形態84〕 更に、形態84の印刷制御装置制御プログラムは、形態83の印刷制御装置制御プログラムにおいて、
前記設定情報は、印刷枚数に係る情報を含み、
前記損害予測ステップにおいては、前記印刷枚数に係る情報に基づき前記損害の大きさに係る数値を算出することを特徴としている。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、形態77の印刷制御装置と同等の作用および効果が得られる。
〔形態85〕 更に、形態85の印刷制御装置制御プログラムは、形態83又は84の印刷制御装置制御プログラムにおいて、
前記印刷ジョブ情報は、当該印刷ジョブに係るシステム利用者の情報を含み、
前記損害予測ステップにおいては、前記システム利用者の情報に基づき前記損害の大きさに係る数値を算出し、
前記確認有無判定ステップにおいては、前記算出された損害の大きさに係る数値に基づき前記確認を行うか否かを判定することを特徴としている。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、形態78の印刷制御装置と同等の作用および効果が得られる。
〔形態86〕 更に、形態86の印刷制御装置制御プログラムは、形態82乃至85のいずれか1の印刷制御装置制御プログラムにおいて、
前記印刷ジョブ情報は、印刷媒体に印刷されるデータ本体を含み、
前記損害予測ステップにおいては、前記データ本体の内容に基づき前記損害の内容を予測することを特徴としている。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、形態79の印刷制御装置と同等の作用および効果が得られる。
〔形態87〕 更に、形態87の印刷制御装置制御プログラムは、形態82乃至86のいずれか1の印刷制御装置制御プログラムにおいて、
前記確認有無判定ステップにおける判定結果に基づき、過去に前記確認処理を実行した前記印刷ジョブの内容を前記システム利用者に対して通知する印刷ジョブ内容通知ステップを更に含むことを特徴としている。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、形態80の印刷制御装置と同等の作用および効果が得られる。
〔形態88〕 更に、形態88の印刷制御装置制御プログラムは、形態82乃至87のいずれか1の印刷制御装置制御プログラムにおいて、
前記確認処理の実行前に、予め、印刷手段に前記印刷ジョブの印刷処理の実行準備を行わせる先行印刷処理ステップを更に含むことを特徴としている。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、形態81の印刷制御装置と同等の作用および効果が得られる。
〔形態89〕 一方、上記目的を達成するために、形態89の印刷制御装置制御方法は、
印刷指示装置から受信した印刷ジョブ情報に基づき、当該印刷ジョブに係る印刷ジョブの印刷処理を前記印刷装置において実行することで生じる損害の内容を予測する損害予測ステップと、
前記予測された損害の内容に基づき、前記印刷ジョブに係るシステム利用者に対して前記印刷ジョブの印刷処理内容の確認を行うか否かを判定する確認有無判定ステップと、
前記確認を行うと判定されたときに、前記印刷指示装置に、前記処理内容の確認処理を行うための実行情報を送信する実行情報送信ステップと、
前記印刷指示装置から受信した前記確認処理の確認結果に基づき、前記印刷ジョブの印刷処理を制御する印刷処理制御ステップと、を含むことを特徴としている。
これによって、形態75の印刷指示装置と同等の作用効果が得られる。
〔形態90〕 更に、形態90の印刷制御装置制御方法は、形態89の印刷制御装置制御方法において、
前記印刷ジョブ情報は、前記印刷処理の実行内容に係る設定情報を含み、
前記損害予測ステップにおいては、前記設定情報に基づき前記損害の大きさに係る数値を算出し、
前記確認有無判定ステップにおいては、前記算出された損害の大きさに係る数値に基づき前記確認を行うか否かを判定することを特徴としている。
これによって、形態76の印刷指示装置と同等の作用効果が得られる。
〔形態91〕 更に、形態91の印刷制御装置制御方法は、形態90の印刷制御装置制御方法において、
前記設定情報は、印刷枚数に係る情報を含み、
前記損害予測ステップにおいては、前記印刷枚数に係る情報に基づき前記損害の大きさに係る数値を算出することを特徴としている。
これによって、形態77の印刷指示装置と同等の作用効果が得られる。
〔形態92〕 更に、形態92の印刷制御装置制御方法は、形態90又は91の印刷制御装置制御方法において、
前記印刷ジョブ情報は、当該印刷ジョブに係るシステム利用者の情報を含み、
前記損害予測ステップにおいては、前記システム利用者の情報に基づき前記損害の大きさに係る数値を算出し、
前記確認有無判定ステップにおいては、前記算出された損害の大きさに係る数値に基づき前記確認を行うか否かを判定することを特徴としている。
これによって、形態78の印刷指示装置と同等の作用効果が得られる。
〔形態93〕 更に、形態93の印刷制御装置制御方法は、形態89乃至92のいずれか1の印刷制御装置制御方法において、
前記印刷ジョブ情報は、印刷媒体に印刷されるデータ本体を含み、
前記損害予測ステップにおいては、前記データ本体の内容に基づき前記損害の内容を予測することを特徴としている。
これによって、形態79の印刷指示装置と同等の作用効果が得られる。
〔形態94〕 更に、形態94の印刷制御装置制御方法は、形態89乃至93のいずれか1の印刷制御装置制御方法において、
前記確認有無判定ステップにおける判定結果に基づき、過去に前記確認処理を実行した前記印刷ジョブの内容を前記システム利用者に対して通知する印刷ジョブ内容通知ステップを更に含むことを特徴としている。
これによって、形態80の印刷指示装置と同等の作用効果が得られる。
〔形態95〕 更に、形態95の印刷制御装置制御方法は、形態89乃至94のいずれか1の印刷制御装置制御方法において、
前記確認処理の実行前に、予め、印刷手段に前記印刷ジョブの印刷処理の実行準備を行わせる先行印刷処理ステップを更に含むことを特徴としている。
これによって、形態81の印刷指示装置と同等の作用効果が得られる。
〔第1の実施の形態〕
以下、本発明の第1の実施の形態を図面に基づき説明する。図1〜図21は、本発明に係る印刷システム、印刷制御プログラム、印刷方法、印刷装置、印刷装置制御プログラム、印刷装置制御方法、印刷制御装置、印刷制御装置制御プログラム及び印刷制御装置制御方法の第1の実施の形態を示す図である。
まず、本発明の第1の実施の形態に係る印刷システムの構成を図1に基づき説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態に係る印刷システム100の構成を示す概観図である。
印刷システム100は、図1に示すように、印刷ジョブを生成し、当該生成した印刷ジョブを印刷制御装置20を介して印刷装置30に送信すると共に、ユーザに対して印刷ジョブの内容確認処理を実行する複数台(図では3台)の情報処理装置10と、情報処理装置10からの印刷ジョブの印刷処理の失敗時に生じる損害を予測し、当該予測結果に基づき確認処理を実行する否かを判定する印刷制御装置20と、印刷ジョブに基づき印刷処理を実行する印刷装置30と、情報処理装置10、印刷制御装置20及び印刷装置10をそれぞれ互いにデータ通信可能に接続する公知のLANやWAN等のネットワーク40とを含んだ構成となっている。
ここで、印刷システム100は、図1に示すように、3台の情報処理装置10を含む構成となっているが、3台に限らず、2台以下で構成しても良いし、4台以上で構成しても良い。同様に、印刷制御装置20及び印刷装置30も、1台に限らず、2台以上で構成しても良い。
更に、図2に基づき、情報処理装置10の詳細な構成を説明する。ここで、図2は、情報処理装置10の詳細構成を示すブロック図である。
情報処理装置10は、図2に示すように、データ通信部10aと、データ制御部10bと、印刷ジョブ生成部10cと、確認処理実行部10dと、データ記憶部10eとを含んだ構成となっている。
データ通信部10aは、自装置において生成された印刷ジョブを印刷制御装置に送信したり、印刷制御装置20からの確認情報等を受信したりするなど、ネットワーク40を介して、印刷制御装置20との間でデータの送受信を行う機能を有している。
データ制御部10bは、データ通信部10aを介して印刷制御装置から取得したデータをデータ記憶部10eに記憶したり、データ記憶部10eに記憶された各種データを各構成要素に伝送したり、各構成要素間のデータ授受を制御したり、印刷ジョブ生成部10cにおいて生成された印刷ジョブをデータ通信部10aを介して印刷制御装置20に送信したりするなど、情報処理装置10におけるデータの流れを統括性御する機能を有している。
印刷ジョブ生成部10cは、文書データや画像データを生成するエディタ等を介したユーザからの印刷指示に応じて、データ記憶部10eから印刷指示に応じたデータを読み出して印刷データを生成(ページ記述言語等で生成)すると共に、当該生成した印刷データに対し、印刷指示を行ったユーザの情報(例えば、ユーザ名、所属部署、役職(一般、管理職)等)、当該ユーザの設定した印刷処理の設定内容情報等を付加して印刷ジョブを生成する機能を有している。そして、印刷ジョブを生成すると、当該印刷ジョブをデータ制御部10bを介して印刷制御装置20に送信する。
確認処理実行部10dは、データ通信部10aを介して印刷制御装置20から受信した、自装置から送信した印刷ジョブに対する確認情報に基づき、図示しない表示部へのメッセージ等の表示を伴う印刷処理内容の確認処理を実行する機能を有している。本実施の形態において、印刷指示を行ったユーザは、表示部に表示された情報を見て、印刷処理内容に誤りが無いか否かを確認し、図示しない付属のキーボードやマウス等の入力デバイスを用いて、誤りがある場合には印刷中止の指示を与えたり、誤りが無い場合には印刷実行の指示を与えたりする。これらの指示情報は、データ制御部10b及びデータ通信部10aを介して、印刷制御装置20に送信される。
データ記憶部10eは、エディタ等により生成された文書データや画像データ等の他、印刷ジョブを生成するためのユーザ情報や設定情報等の印刷ジョブの生成処理に必要なデータ、印刷制御装置20からの確認情報に応じて、確認処理を実行するために必要な各種データ等を記憶する機能を有している。
ここで、情報処理装置10は、図示しない、プロセッサと、RAM(Random Access Memory)と、専用のプログラムの記憶されたROM(Read Only Memory)とを備えており、プロセッサによって専用のプログラムを実行することにより、上記各部の機能を果たす。また、上記各部は、専用のプログラムのみでその機能を果たすもの、専用のプログラムによりハードウェアを制御してその機能を果たすもの等が混在している。
更に、図3に基づき、印刷制御装置20の詳細な構成を説明する。ここで、図3は、印刷制御装置20の詳細構成を示すブロック図である。
印刷制御装置20は、図3に示すように、データ通信部20aと、データ制御部20bと、損害予測部20cと、確認有無判定部20dと、データ記憶部20eとを含んだ構成となっている。
データ通信部20aは、情報処理装置10から印刷ジョブや確認結果情報を受信したり、自装置において生成された確認情報を情報処理装置10に送信したり、自装置において生成された先行処理情報を印刷装置30に送信したり、印刷装置30から印刷処理の応答情報を受信したりするなど、ネットワーク40を介して、情報処理装置10及び印刷装置30との間でデータの送受信を行う機能を有している。
データ制御部20bは、データ通信部20aを介して情報処理装置10及び印刷装置30から取得したデータをデータ記憶部20eに記憶したり、データ記憶部20eに記憶された各種データを自装置における各構成要素に伝送したり、各構成要素間のデータ授受を制御したり、確認有無判定部20dにおいて生成された確認情報及び先行処理情報をデータ通信部20aを介して情報処理装置10に送信したりするなど、印刷制御装置20におけるデータの流れを統括性御する機能を有している。
損害予測部20cは、データ通信部20a及びデータ制御部20bを介して情報処理装置10から取得した印刷ジョブを解析し、当該解析結果に基づき印刷ジョブの印刷処理を実行した場合に生じる損害の大きさを、損害度を算出することで予測する機能を有している。そして、この予測結果の情報をデータ制御部20bを介して確認有無判定部20dに伝送する。
確認有無判定部20dは、損害予測部20cからの予測結果に基づき、印刷ジョブの印刷指示を行ったユーザに対して、印刷処理内容の確認処理を実行するか否かを判定し、実行すると判定された場合には、予測結果の内容に応じた確認情報及び先行処理情報を生成する機能を有している。そして、生成した確認情報を、データ制御部20b及びデータ通信部20aを介して、情報処理装置10に送信すると共に、先行処理情報を、印刷装置30に送信する。一方、確認処理を実行する必要が無いと判定した場合は、データ制御部20b及びデータ通信部20aを介して、印刷ジョブを印刷装置30に送信する。
ここで、上記確認情報とは、印刷ジョブの内容に応じたもので、当該印刷ジョブに対する印刷処理内容があっているか否かをユーザに確認させる確認処理を実行させるための情報である。
また、上記先行処理情報とは、損害度の大きさに基づき、確認処理の実行に先だって、印刷装置30に、ウォームアップ処理、レンダリング処理、ラスタライズ処理などの印刷媒体への印刷に必要な前処理を実行させるための情報である。
データ記憶部20eは、情報処理装置10から取得した印刷ジョブの他、損害予測時の損害度算出用情報、確認有無の判定等の処理を行う際に必要な比較用情報、確認有無判定部20dの判定結果の情報等の各種データ等を記憶する機能を有している。
ここで、印刷制御装置20は、図示しない、プロセッサと、RAM(Random Access Memory)と、専用のプログラムの記憶されたROM(Read Only Memory)とを備えており、プロセッサによって専用のプログラムを実行することにより、上記各部の機能を果たす。また、上記各部は、専用のプログラムのみでその機能を果たすもの、専用のプログラムによりハードウェアを制御してその機能を果たすもの等が混在している。
更に、図4に基づき、印刷装置30の詳細な構成を説明する。ここで、図4は、印刷装置30の詳細構成を示すブロック図である。
印刷装置30は、図4に示すように、データ通信部30aと、データ制御部30bと、データ記憶部30cと、印刷処理部30dとを含んだ構成となっている。
データ通信部30aは、印刷制御装置20から確認情報、先行処理情報及び印刷ジョブ等の各種データを受信したり、印刷処理結果の応答情報を印刷制御装置20に送信したりするなど、ネットワーク40を介して、印刷制御装置20との間でデータの送受信を行う機能を有している。
データ制御部30bは、データ通信部30aを介して印刷制御装置20から取得した印刷ジョブ、先行処理情報などの各種データをデータ記憶部30cに記憶したり、データ記憶部30cに記憶された各種データを各構成要素に伝送したり、各構成要素間のデータ授受を制御したり、印刷処理部30dにおいて生成された応答情報をデータ通信部30aを介して印刷制御装置20に送信したりするなど、印刷装置30におけるデータの流れを統括性御する機能を有している。
データ記憶部30cは、印刷制御装置20から取得した印刷ジョブや、印刷処理を実行するための情報等の各処理に必要なデータを記憶する機能を有している。
印刷処理部30dは、印刷ジョブに含まれる、各設定情報、印刷データ等に基づき、印刷処理を行う機能を有している。本実施の形態において、印刷処理とは、印刷データに基づき印刷媒体(紙、CD,DVDメディアの表面等)に文字や絵を印刷して出力する処理だけに限らず、電源投入時やスタンバイモードからの復帰時等に行うウォームアップ処理、中間言語の記述に変換された文書ファイルや画像ファイル(印刷データ本体)を印刷用の画像データ(例えば、ビットマップデータ)に変換するレンダリング処理、画像データや文字データ等を、印刷出力する際のドットパターンデータに変換するラスタライズ処理なども含む。
ここで、印刷装置30は、図示しない、プロセッサと、RAM(Random Access Memory)と、専用のプログラムの記憶されたROM(Read Only Memory)とを備えており、プロセッサによって専用のプログラムを実行することにより、上記各部の機能を果たす。また、上記各部は、専用のプログラムのみでその機能を果たすもの、専用のプログラムによりハードウェアを制御してその機能を果たすもの等が混在している。
更に、情報処理装置10は、CPUによって、ROMの所定領域に格納されている所定のプログラムを起動させ、そのプログラムに従って、図5のフローチャートに示す印刷指示情報送信処理を実行するようになっている。
図5は、情報処理装置10における印刷指示情報送信処理を示すフローチャートである。
印刷指示情報送信処理は、ユーザからの印刷指示に応じて印刷ジョブを生成し、当該印刷ジョブを印刷制御装置20に送信すると共に、当該印刷ジョブに対する処理内容の確認処理等を実行する処理であって、CPUによって実行されると、図5に示すように、まず、ステップS100に移行するようになっている。
ステップS100では、データ制御部10bにおいて、入力デバイス等を介して、ユーザから印刷指示があったか否かを判定し、印刷指示があったと判定された場合(Yes)はステップS102に移行し、そうでない場合(No)は印刷指示があるまで判定処理を続行する。
ステップS102に移行した場合は、印刷ジョブ生成部10cにおいて、データ制御部10bを介して、データ記憶部10eから、ユーザ情報、画像データ、文書データ等印刷データの本体、印刷処理の設定内容等の印刷用データを読み出してステップS104に移行する。ここで、印刷処理の設定内容として、印刷依頼先の印刷装置の情報(IPアドレス、型番等)、印刷媒体が印刷用紙の場合は、用紙サイズ(A4、B4等)、印刷枚数、印刷部数、余白情報、ページ番号、印刷品質、カラー印刷か否か等の情報を含むものとする。本実施の形態においては、上記印刷依頼先の印刷装置の情報は、本システム100には、印刷装置30の1台のみしか印刷装置が存在しないので印刷装置30の情報となる。
ステップS104では、印刷ジョブ生成部10cにおいて、ステップS102で読み出した印刷用データに基づき、印刷ジョブを生成してステップS106に移行する。
ステップS106では、ステップS104で生成した印刷ジョブを、データ制御部10b及びデータ通信部10aを介して印刷制御装置20に送信してステップS108に移行する。
ステップS108では、データ制御部10bにおいて、データ通信部10aを介して印刷制御装置20からの内容確認情報を受信したか否かを判定し、受信したと判定された場合(Yes)はステップS110に移行し、そうでない場合(No)はステップS120に移行する。
ステップS110に移行した場合は、確認処理実行部10dにおいて、印刷処理内容や、誤った印刷処理の例等を図示しない表示部に表示して、ユーザに対して印刷処理内容の確認を行わせる確認処理を実行してステップS112に移行する。
ステップS112では、確認処理実行部10dにおいて、入力デバイス等を介してユーザからの確認結果が入力され確認処理が終了したか否かを判定し、終了したと判定された場合(Yes)はステップS114に移行し、そうでない場合(No)はステップS110に移行して確認処理を続行する。本実施の形態において、上記確認結果は、印刷実行又は印刷中止のいずれか一方であり、ユーザの判断によって入力されるものである。
ステップS114に移行した場合は、確認処理実行部10dにおいて、ステップS112で入力された確認結果の情報を、データ制御部10b及びデータ通信部10aを介して印刷制御装置20に送信してステップS116に移行する。
ステップS116では、ステップS112で入力された確認結果が印刷処理を中止する内容であった場合(Yes)はステップS100に移行して新たに印刷指示があるのを待ち、そうでない場合(No)はステップS118に移行する。
ステップS118に移行した場合は、データ制御部10bにおいて、データ通信部10aを介して印刷制御装置20からの印刷完了の応答情報を受信したか否かを判定し、受信したと判定された場合(Yes)は、印刷処理が完了したと判断してステップS100に移行し、そうでない場合(No)は、印刷処理が完了していないと判断して判定処理を続行する。
一方、ステップS108において、内容情報を受信せずにステップS120に移行した場合は、印刷完了の応答情報を受信したか否かを判定し、受信したと判定された場合(Yes)は、印刷処理が完了したと判断してステップS100に移行し、そうでない場合(No)は、印刷処理が完了していないと判断して判定処理を続行する。
更に、印刷制御装置20は、CPUによって、ROMの所定領域に格納されている所定のプログラムを起動させ、そのプログラムに従って、図6のフローチャートに示す印刷制御処理を実行するようになっている。
図6は、印刷制御装置20における印刷制御処理を示すフローチャートである。
印刷制御処理は、情報処理装置10から取得した印刷ジョブを解析し、当該印刷ジョブの印刷処理を実行したときの損害度を算出して損害の大きさを予測すると共に、当該予測結果に基づき、印刷処理を制御する処理であって、CPUによって実行されると、図6に示すように、まず、ステップS200に移行するようになっている。
ステップS200では、データ制御部20bにおいて、データ通信部20aを介して情報処理装置10から印刷ジョブを受信したか否かを判定し、受信したと判定された場合(Yes)は、当該印刷ジョブをデータ記憶部20eに記憶すると共に、損害予測部20cに伝送してステップS202に移行し、そうでない場合(No)は受信するまで判定処理を続行する。
ステップS202に移行した場合は、損害予測部20cにおいて、データ制御部20bを介して取得した印刷ジョブを解析して、ユーザ情報、設定情報、印刷データの本体等を抽出してステップS204に移行する。
ステップS204では、ステップS202で抽出された情報と、データ記憶部20eに記憶された損害度算出用の情報とに基づき、上記受信した印刷ジョブの印刷処理を実行した際に生じる損害の大きさを示す損害度を算出し、当該算出結果を損害の予測結果として、データ制御部20bを介して、確認有無判定部20dに伝送してステップS206に移行する。
ステップS206では、確認有無判定部20dにおいて、データ制御部20bを介して、データ記憶部20eから比較用の情報を読み出し、当該読み出した情報と、損害予測部20cから取得した予測結果とを比較して、ユーザに対して印刷処理の確認処理を実行するか否かを判定する処理を行いステップS208に移行する。
ステップS208では、確認有無判定部20dにおいて、ステップS206の判定処理によって、確認処理を実行すると判定された場合(Yes)はステップS210に移行し、そうでない場合(No)はステップS232に移行する。
ステップS210に移行した場合は、確認有無判定部20dにおいて、損害度の大きさに基づき、印刷処理の実行先の印刷装置(ここでは、印刷装置30)に先行処理を実行させるか否かを判定し、実行させると判定された場合(Yes)はステップS212に移行し、そうでない場合(No)はステップS214に移行する。
ステップS212に移行した場合は、確認有無判定部20dにおいて、損害の大きさに応じた先行処理情報を生成してステップS214に移行する。
ステップS214では、確認有無判定部20dにおいて、ステップS212で生成した先行処理情報を、データ制御部20b及びデータ通信部20aを介して印刷装置30に送信してステップS216に移行する。
ステップS216では、確認有無判定部20dにおいて、処理対象の印刷ジョブと、データ記憶部20eに記憶された過去の判定結果の情報とに基づき、確認処理実行用の情報である確認情報を生成してステップS218に移行する。
ここで、上記確認情報とは、設定内容や印刷データの内容等のユーザに対して確認させたい情報と、過去に確認処理を実行した設定内容等の情報とからなるもので、これによって、ユーザは、過去の情報を見ながら印刷ジョブの内容があっているか否かを確認することが可能になる。
ステップS218では、確認有無判定部20dにおいて、ステップS216で生成した確認情報を、データ制御部20b及びデータ通信部20aを介して印刷ジョブの送信元の情報処理装置10に送信してステップS220に移行する。
ステップS220では、データ制御部20bにおいて、データ通信部20aを介して情報処理装置10から確認結果情報を受信したか否かを判定し、受信したと判定された場合(Yes)はステップS222に移行し、そうでない場合(No)は受信するまで判定処理を続行する。
ステップS222に移行した場合は、データ制御部20bにおいて、ステップS218で受信した確認結果に基づき、ユーザが印刷中止と判断したか否かを判定し、印刷中止と判断された場合(Yes)はステップS224に移行し、そうでない場合(No)はステップS226に移行する。
ステップS224に移行した場合は、データ制御部20bにおいて、データ通信部20aを介して印刷装置30に印刷中止情報を送信してステップS200に移行する。ここで、本実施の形態において、印刷中止情報の送信処理は、先行処理で画像データの展開処理を実行させた場合のみに送信し、それ以外の場合は、送信処理を行わずにステップS200に移行する。
一方、ステップS226に移行した場合は、データ制御部20bにおいて、データ通信部20aを介して印刷装置30に印刷実行情報を送信してステップS228に移行する。
ステップS228に移行した場合は、データ制御部20bにおいて、データ通信部20aを介して印刷装置30から印刷処理完了の応答情報を受信したか否かを判定し、受信したと判定された場合(Yes)はステップS230に移行し、そうでない場合(No)はステップS220に移行する。
ステップS230に移行した場合は、データ制御部20bにおいて、ステップS228で受信した応答情報を、データ通信部20aを介して情報処理装置10に送信してステップS200に移行する。
一方、ステップS208で、確認処理を実行しないと判定され、ステップS232に移行した場合は、確認有無判定部20dにおいて、データ制御部20b及びデータ通信部20aを介して印刷ジョブを印刷装置30に送信してステップS228に移行する。
更に、印刷装置30は、CPUによって、ROMの所定領域に格納されている所定のプログラムを起動させ、そのプログラムに従って、図7のフローチャートに示す印刷制御処理を実行するようになっている。
図7は、印刷装置30における印刷処理を示すフローチャートである。
印刷処理は、印刷制御装置20から取得した先行処理情報に基づき、印刷処理の前準備を行ったり、印刷制御装置20から取得した印刷ジョブ又は印刷実行情報に基づき、印刷処理を実行する処理であって、CPUによって実行されると、図7に示すように、まず、ステップS300に移行するようになっている。
ステップS300では、データ制御部30bにおいて、データ通信部30aを介して印刷制御装置20から印刷ジョブを受信したか否かを判定し、受信したと判定された場合(Yes)は当該受信した印刷ジョブをデータ記憶部30cに記憶すると共に、処理状況に応じて印刷処理部30dに伝送してステップS302に移行し、そうでない場合(No)はステップS304に移行する。
ステップS302に移行した場合は、印刷処理部30において、印刷ジョブに基づき通常の印刷処理を実行してステップS300に移行する。
一方、ステップS304に移行した場合は、データ制御部20bにおいて、データ通信部30aを介して印刷制御装置20から先行処理情報を受信したか否かを判定し、受信したと判定された場合(Yes)は、先行処理情報を印刷処理部30dに伝送してステップS306に移行し、そうでない場合(No)はステップS300に移行する。
ステップS306に移行した場合は、印刷処理部30dにおいて、データ制御部30bから取得した先行処理情報に基づき、印刷処理の一部を実行してステップS308に移行する。
ここで、印刷処理の一部とは、上記したように、ウォームアップ処理、レンダリング処理、ラスタライズ処理などの印刷媒体への印刷前に行う処理のことである。
ステップS308では、データ制御部30bにおいて、データ通信部30aを介して印刷制御装置20から印刷実行情報を受信したか否かを判定し、受信したと判定された場合(Yes)は、印刷実行情報を印刷処理部30dに伝送してステップS310に移行し、そうでない場合(No)はステップS312に移行する。
ステップS310に移行した場合は、印刷処理部30dにおいて、データ制御部20bから取得した印刷実行情報に応じて、残りの印刷処理を全て実行してステップS300に移行する。
一方、ステップS312に移行した場合は、データ制御部30bにおいて、データ通信部30aを介して印刷制御装置20から印刷中止情報を受信したか否かを判定し、受信したと判定された場合(Yes)は、印刷中止情報を印刷処理部30dに伝送してステップS314に移行し、そうでない場合(No)はステップS316に移行する。
ステップS314に移行した場合は、印刷処理部30dにおいて、先行処理によって画像データの展開等まで処理済みの印刷ジョブに対する印刷処理を中止してステップS300に移行する。
一方、ステップS316に移行した場合は、印刷処理部30dにおいて、印刷処理の一部の処理が完了したか否かを判定し、完了したと判定された場合(Yes)はステップS308に移行し、そうでない場合(No)はステップS306に移行して処理を続行する。
次に、図8に基づき、ステップS204の損害度算出処理を詳細に説明する。
図8は、印刷制御装置20の損害予測部20cにおける、損害度算出処理を示すフローチャートである。
この損害度算出処理は、印刷ジョブに含まれる、ユーザ情報、設定情報、印刷データの内容等の各情報に対して予め設定された数値や倍率等を用いて、印刷装置30において印刷ジョブの印刷処理を実行したときに生じる損害の大きさを予測するための損害度を算出する処理であって、ステップS204において実行されると、図8に示すように、まず、ステップS400に移行するようになっている。
ステップS400では、損害度算出用変数の数値を0に初期化してステップS402に移行する。
ステップS402では、ジョブ情報に含まれるユーザ情報を取得してステップS404に移行する。
ステップS404では、予め設定されたユーザ情報に応じた数値を損害度算出用変数の数値に加算してステップS406に移行する。
ステップS406では、ジョブ情報に含まれるユーザ情報以外の印刷処理の各種設定情報を取得してステップS408に移行する。
ステップS408では、ステップS406の取得内容に基づき、印刷レイアウトが、両面・上綴じか否かを判定し、両面・上綴じの場合(Yes)はステップS410に移行し、そうでない場合(No)はステップS416に移行する。
ステップS410に移行した場合は、印刷レイアウトの両面・上綴じに対して予め設定された数値を、現在の損害度算出用変数の数値に加算してステップS412に移行する。
ステップS412では、ステップS406の解析結果から、印刷レイアウト及び印刷データ本文のページ数が、両面、部単位且つ総ページ数が奇数か否かを判定し、そうである場合(Yes)はステップS414に移行し、そうでない場合(No)はステップS416に移行する。
ステップS414に移行した場合は、印刷レイアウト及び印刷データ本文の総ページ数の、両面、部単位且つ奇数ページに対して予め設定された数値を、現在の損害度算出用変数の数値に加算してステップS416に移行する。
ステップS416では、印刷ジョブに含まれる印刷データを構成するファイルが文書ファイルか否かを判定し、文書ファイルであると判定された場合(Yes)はステップS418に移行し、そうでない場合(No)はステップS426に移行する。
ステップS418では、レイアウト枠に対する文字のはみ出し個数に応じて損害度算出用変数の数値を補正する処理を実行してステップS420に移行する。
ステップS420では、印刷データ本文に含まれる文章の誤り数に応じて損害度算出用変数の数値を補正する処理を実行してステップS422に移行する。
ステップS424では、印刷データの文書ファイルが機密文書か否かに応じて損害度算出用変数の数値を補正する処理を実行してステップS426に移行する。
ステップS426では、ステップS406の解析結果から、設定情報の一つである印刷モード情報に対して予め設定された倍数によって、現在の損害度算出用変数の数値を倍加してステップS428に移行する。
ステップS428では、ステップS406の解析結果から、設定情報の一つである印刷枚数情報に応じて、当該印刷枚数で現在の損害度算出用変数の数値を倍加してステップS430に移行する。
ステップS430では、ステップS406の解析結果から、設定情報の一つである印刷部数情報に応じて、印刷部数で現在の損害度算出用変数の数値を倍加して一連の処理を終了して元の処理に戻る。
次に、図9に基づき、ステップS418の損害度補正処理を詳細に説明する。
図9は、印刷制御装置20の損害予測部20cにおける、文字のはみ出し数に応じて損害度算出用変数の数値を補正する処理を示すフローチャートである。
この文字のはみ出し数に応じて損害度算出用変数の数値を補正する処理は、印刷ジョブに含まれる、印刷データ本体を構成する文書ファイル中の文字が、設定情報の設定内容によって印刷された場合に、レイアウト枠からはみ出す個数をカウントして、当該カウントされた個数に応じて、損害度算出用変数の数値を補正する処理であって、ステップS418において実行されると、図9に示すように、まず、ステップS500に移行するようになっている。
ステップS500では、はみ出し個数計数用変数の値を0に初期化してステップS502に移行する。
ステップS502では、文書ファイルから、はみ出し個数のカウント処理が未処理のページを選択してステップS504に移行する。
ステップS504では、ステップS502で選択したページの中に、レイアウト枠があるか否かを判定し、あると判定された場合(Yes)はステップS506に移行し、そうでない場合(No)はステップS522に移行する。
ステップS506に移行した場合は、ステップS504で選択したページから、未処理のレイアウト枠を選択してステップS508に移行する。
ステップS508では、ステップS506で選択したレイアウト枠の領域情報(例えば、座標情報)を取得してステップS510に移行する。
ステップS510では、ステップS506で選択されたレイアウト枠から、未処理の文章を選択してステップS512に移行する。
ステップS512では、ステップS510で選択した文章の情報(例えば、座標情報)を取得してステップS514に移行する。
ステップS514では、ステップS512で取得した情報から、ステップS510で選択した文章が、ステップS506で選択したレイアウト枠をはみ出しているか否かを判定し、はみ出していると判定された場合(Yes)はステップS516に移行し、そうでない場合(No)はステップS518に移行する。
ステップS516に移行した場合は、現在のはみ出し個数計数用変数の値に1を加算してステップS518に移行する。
ステップS518では、ステップS506で選択したレイアウト枠に対応する全ての文章に対して、ステップS512〜S516の処理が終了したか否かを判定し、終了したと判定された場合(Yes)はステップS520に移行し、そうでない場合(No)はステップS524に移行する。
ステップS520では、ステップS502で選択したページに含まれる全てのレイアウト枠に対して、ステップS508〜S518の処理が終了したか否かを判定し、終了したと判定された場合(Yes)はステップS522に移行し、そうでない場合(No)はステップS506に移行する。
ステップS522に移行した場合は、文書ファイルの全てのページに対して、ステップS504〜S520の処理が終了したか否かを判定し、終了したと判定された場合(Yes)はステップS524に移行し、そうでない場合(No)はステップS502に移行する。
ステップS524に移行した場合は、現在のはみ出し個数計数用変数の数値を、レイアウト枠からのはみ出しに対して予め設定された数値で倍加した結果を、現在の損害度算出用変数の数値に加算して、一連の処理を終了し元の処理に戻る。
次に、図10に基づき、ステップS420の損害度補正処理を詳細に説明する。
図10は、印刷制御装置20の損害予測部20cにおける、文法の誤り数に応じて損害度算出用変数の数値を補正する処理を示すフローチャートである。
この文法の誤り数に応じて損害度算出用変数の数値を補正する処理は、印刷ジョブに含まれる、印刷データ本体を構成する文書ファイル中に文法の誤っている文章がいくつあるかをカウントして、当該カウントされた個数に応じて、損害度算出用変数の数値を補正する処理であって、ステップS420において実行されると、図10に示すように、まず、ステップS600に移行するようになっている。
ステップS600では、文法誤り数計数用変数の数値を0に初期化してステップS602に移行する。
ステップS602では、文書ファイルから、誤り個数のカウント処理が未処理のページを選択してステップS604に移行する。
ステップS604では、ステップS602で選択されたページから、未処理の文章を選択してステップS606に移行する。
ステップS606では、ステップS604で選択した文章を文節に区切り、各文節を構成する語句の品詞を並べて構成される文法リストを生成し、当該文法リストに基づき、その品詞の並び順等から文法をチェックしてステップS608に移行する。
ステップS608では、ステップS606の文法チェックによって、ステップS602で選択した文章に文法誤りがあるか否かを判定し、あると判定された場合(Yes)はステップS610に移行し、そうでない場合(No)はステップS612に移行する。
ステップS610に移行した場合は、現在の文法誤り数計数用変数の数値に1を加算してステップS612に移行する。
ステップS612では、ステップS602で選択したページの全ての文章に対して、ステップS606〜S610の処理が終了したか否かを判定し、終了したと判定された場合(Yes)はステップS614に移行し、そうでない場合(No)はステップS604に移行する。
ステップS614に移行した場合は、文書ファイルに含まれる全てのページに対して、ステップS602〜S612の処理が終了したか否かを判定し、終了したと判定された場合(Yes)はステップS616に移行し、そうでない場合(No)はステップS602に移行する。
ステップS616に移行した場合は、現在の文法誤り数計数用変数の数値を、予め文法誤りに設定された数値で倍加した結果を、現在の損害度算出用変数の数値に加算して、一連の処理を終了し元の処理に戻る。
次に、図11に基づき、ステップS422の損害度補正処理を詳細に説明する。
図11は、印刷制御装置20の損害予測部20cにおける、機密文書か否かに応じて損害度算出用変数の数値を補正する処理を示すフローチャートである。
この機密文書か否かに応じて損害度算出用変数の数値を補正する処理は、印刷ジョブに含まれる、印刷データ本体を構成する文書ファイルが機密文書か否か判定して、機密文書であると判定された場合に、損害度算出用変数の数値を補正する処理であって、ステップS422において実行されると、図11に示すように、まず、ステップS700に移行するようになっている。
ステップS700では、機密文書フラグを「false(例えば、数値0)」に初期化してステップS702に移行する。
ステップS702では、文書ファイルから、未処理のページを選択してステップS704に移行する。
ステップS704では、ステップS702で選択したページから、未処理の文章を選択してステップS706に移行する。
ステップS706では、ステップS704で選択した文章中に含まれる語句と、予め機密用語として設定された語句とを比較して一致したものがあるか否かを判定し、一致したと判定された場合(Yes)はステップS708に移行し、そうでない場合(No)はステップS716に移行する。
ステップS708に移行した場合は、機密文書フラグを「true(例えば、数値1)」に変更してステップS710に移行する。
ステップS710では、機密文書フラグを現在の値で確定してステップS712に移行する。
ステップS712では、機密文書フラグが「true」か否かを判定し、「true」であると判定された場合(Yes)はステップS714に移行し、そうでない場合(No)は、一連の処理を終了して元の処理に戻る。
ステップS714に移行した場合は、現在の損害度算出用変数の数値に、機密文書に対して予め設定された数値を加算して損害度を補正して、一連の処理を終了し元の処理に戻る。
一方、ステップS706において、機密用語が含まれておらずステップS716に移行した場合は、ステップS702で選択したページの全ての文章に対して、ステップS706の処理が終了したか否かを判定し、終了したと判定された場合(Yes)はステップS718に移行し、そうでない場合(No)はステップS704に移行する。
ステップS718に移行した場合は、文書ファイルの全てのページに対してステップS704〜ステップS706の処理が終了したか否かを判定し、終了したと判定された場合(Yes)はステップS710に移行し、そうでない場合(No)はステップS702に移行する。
次に、図12〜図21に基づき、本実施の形態の動作を説明する。
ここで、図12は、印刷ジョブの一例を示す図である。また、図13(a)は、損害度の算出対象となる項目と、その算出内容との一例を示す図であり、(b)は、損害度と印刷処理の制御内容との関係を示す図である。また、図14(a)は、枠の情報の一例を示す図であり、(b)は文字データの情報の一例を示す図である。また、図15(a)は、文法誤り数に応じた損害度の補正をする際に使用する語彙データベースの一例を示す図であり、(b)は、同様に文法データベースの一例を示す図であり、図16は、文法データの具体的構成の一例を示す図である。また、図17は、機密文書か否かに応じて損害度を補正する際に使用する機密語彙データベースの一例を示す図である。また、図18は、損害度の算出例を示す図である。また、図19〜図21は、印刷処理の設定内容確認処理時に表示される確認画面の例を示す図である。
まず、情報処理装置10において、そこで実行される文書エディタや画像エディタ等のアプリケーションプログラム上でユーザが印刷指示を行うと(ステップS100)、印刷ジョブ生成部10cでは、データ記憶部10eから、エディタで作成した文書や画像等の印刷対象のデータ、ユーザ情報(例えば、一般、管理職等)、印刷設定情報等の印刷用データを読み出し(ステップS102)、これら読み出した印刷用データに基づき印刷ジョブを生成する(ステップS104)。そして、この生成された印刷ジョブは、データ制御部10b及びデータ通信部10aを介して、ネットワーク40に接続された印刷制御装置20に送信される(ステップS106)。
一方、印刷制御装置20は、情報処理装置10からの印刷ジョブを受信すると(ステップS200)、損害予測部20cにおいて、受信した印刷ジョブを解析して、ユーザ情報、設定情報、印刷対象データ等を抽出する(ステップS202)。
ここで、印刷ジョブのデータ構造は、図12に示すように、XTMLで記述されており、全体が、タグの<印刷ジョブ>及び</印刷ジョブ>で挟まれた構成となっており、これら2つのタグ間において、タグの<印刷オプション>及び</印刷オプション>が記述され、この2つのタグの間に、ユーザ名及び役職(図では一般ユーザ)、ファイル名(図では、ABC.doc)、モノクロ/カラーの設定(図ではカラーに設定)、印刷モード設定(図では、きれいモードに設定)、両面印刷(図では、有効)、部単位印刷(図では、有効)、閉じしろ設定(図では、上に設定)、割付設定(図では、2面に設定)、印刷部数(図では、5部)及び頁枚数(図では、3枚)がそれぞれ記述された構成となってている。
更に、印刷ジョブのデータ構造は、図12に示すように、タグの<印刷ジョブ>及び</印刷ジョブ>の2つのタグ間に、上記印刷オプションの記述に加え、タグの<文書内容 PDL>及び</文書内容 PDL>が記述され、この2つのタグ間に、印刷対象データの内容がページ記述言語で記述された構成となっている。
従って、上記解析処理においては、上記XTMLファイルの内容を解析して、印刷オプションの内容及び印刷対象のデータを抽出する。
そして、これら抽出された情報と、データ記憶部20eに記憶された損害度算出用の情報とに基づき損害度を算出する(ステップS204)。つまり、本実施の形態では、予め用意された損害度算出用の情報に基づき損害度を算出することで、印刷所の印刷処理に対して、当該印刷ジョブの印刷処理が誤っている場合に生じる損害の大きさを数値の大きさとして予測する。
ここで、損害度算出用の情報としては、図13(a)に示すように、上記印刷オプションの各内容や、文書データの内容(機密用語の有無、文法誤りの個数等)などに対応した算出内容が設定されており、同図(b)には、上記抽出内容と、(a)の算出内容とから算出される損害度に対する印刷処理の制御内容が設定されている。また、算出内容としては、各オプション設定内容に対応した設定値を単純に加算する場合と、損害度を所定の倍率で倍加する場合とがある。特に、本実施の形態において、印刷枚数及び印刷部数に対する算出内容は、損害度をその設定数で単純に倍加するようになっているため、これらの設定数が増加すればするほど損害度は格段に大きくなる。これは、修正後に全てのページを再印刷することを前提とした設定であり、修正した部分のページのみを再印刷するような場合を考慮するときは、設定数で単純に倍加させずに、例えば、誤りが生じるであろうページのみをカウントして、そのカウント値で倍加するようにする。
損害予測部20cにおいて、損害度の算出処理が開始されると、まず、損害度算出用変数の数値を「0」に初期化する(ステップS400)。損害度算出用変数が初期化されると、上記抽出結果よりユーザ情報を取得して(ステップS402)、当該取得したユーザ情報と図13(a)に示す各項目とを比較する。例えば、ユーザ情報として「一般ユーザ」を取得した場合、図13(a)より、「一般ユーザ」に対応した算出内容は、「+50」となっているので、現在の損害度算出用変数の数値「0」に「50」を加算する(ステップS404)。従って、現在の損害度算出用変数の数値は「50」に更新される。
次に、上記抽出結果からユーザ情報以外の各設定情報を取得して(ステップS406)、まず、両面印刷設定且つ綴じ代が上綴じ設定か否かを判断し(ステップS408)、例えば、両面且つ上綴じ設定である場合は、図13(a)に示すように、両面・上綴じに対する算出内容は「+10」となっているので、現在の損害度算出用変数の数値「50」に「10」を加算する(ステップS410)。従って、現在の損害度算出用変数の数値は「60」に更新される。
次に、両面印刷設定、部単位印刷及び印刷対象の総ページ数は奇数ページか否かを判断し(ステップS412)、例えば、両面、部単位及び奇数ページである場合は、図13(a)に示すように、両面、部単位及び奇数ページに対する算出内容は「+20」となっているので、現在の損害度算出用変数の数値「60」に「20」を加算する(ステップS414)。従って、現在の損害度算出用変数の数値は「80」に更新される。
更に、印刷対象のデータが文書ファイルか否かを判断し(ステップS416)、例えば、印刷対象が文書ファイルである場合、印刷文書に設定された枠をその文書を構成する文字がはみ出している個数をカウントし、当該カウント数に応じた算出内容によって、損害度算出用変数の数値を補正する(ステップS418)。
はみ出し個数に応じた損害度の補正処理が開始されると、まず、はみ出し個数計数用変数の数値を「0」に初期化し(ステップS500)、次に、文書ファイルから、はみ出し個数のカウント処理が未処理のページを選択し(ステップS502)、そのページ中にレイアウト枠が存在するか否かを判断する(ステップS504)。例えば、レイアウト枠が存在する場合は、更に、そのページ中から未処理のレイアウト枠を選択し(ステップS506)、当該選択したレイアウト枠の領域情報を取得する(ステップS508)。ここで、本実施の形態において、領域情報とは、例えば、図14(a)に示すように、文書画像上の座標(X,Y)、幅及び高さなどのサイズ(ドット数)、並びにページ番号を示す情報から構成されたものとなる。
更に、領域情報に基づき上記選択したレイアウト枠の中から未処理の文章を選択し(ステップS510)、当該選択した文章の情報(以下、文章情報という)を取得する(ステップS512)。ここで、本実施の形態において、文章情報とは、図14(b)に示すように、各文章を構成する文字のフォント種類(例えば、明朝体、ゴシック体など)、フォントサイズ(ポイント)、並びに幅及び高さ(ドット数)を示す情報から構成されたものである。
文章情報が取得されると、当該取得した文章情報と、上記取得したレイアウト枠の領域情報とに基づき、上記選択した文章がレイアウト枠をはみ出しているか否かを判断する(ステップS514)。例えば、はみ出している場合は、現在のはみ出し個数計数用変数の数値に「1」を加算する。
そして、上記一連の処理を、文書ファイルの全てのページに対して行うことで、処理終了時のはみ出し個数計数用変数の数値が、文書ファイル全体のはみ出し個数の合計となる。なお、枠からのはみだしに対応した算出内容は、図13(a)に示すように、はみ出し個数1個あたり「+20」となっているので、例えば、はみ出し個数の合計が「3」であった場合は、「3×20=60」を現在の損害度算出用変数の数値「80」に加算することで損害度算出用変数の数値を補正する(ステップS524)。従って、現在の損害度算出用変数の数値は「140」に更新される。
枠からのはみ出し個数による損害度の補正が終了すると、次に、文書ファイルを構成する文章の文法誤り数をカウントし、当該カウント数に応じた算出内容によって、損害度算出用変数の数値を補正する処理を行う(ステップS420)。
文法の誤り数に応じた損害度の補正処理が開始されると、まず、文法誤り数計数用変数の数値を「0」に初期化し(ステップS600)、次に、文書ファイルから、文法誤り数のカウント処理が未処理のページを選択し(ステップS602)、更に、当該選択したページから同じく文法誤り数のカウント処理が未処理の文章を選択して(ステップS604)、当該選択した文章の文法チェック処理を行う(ステップS606)。
この文法チェック処理は、まず文章を文節毎に区切り、当該区切られた文節毎の語句と、損害度算出用情報の一つである、図15(a)に示す語彙データベースの語句とを比較することで、各語句の品詞を解析し、文章を構成する各語句を品詞の並びに変換した文法リストを作成する。文法リストが生成されると、当該文法リストと、図15(b)に示す、文法データベースに登録された正誤比較用文法リストとを比較して、上記選択した文章に文法誤りがあるか否かを判断する(ステップS608)。
ここで、図15(b)に示す文法データベースに記憶された正誤比較用の文法リストは、具体的に、図16に示すように、正しい品詞の並びがツリー状となった構成をしており、ルールとして、必ず名詞若しくは代名詞、並びに係助詞若しくは格助詞が比較対象として選択されるようになっている。つまりは、上記選択した文章の文法リストにおける品詞の並びが、正誤比較用の文法リストのいずれかの品詞の並びと異なるときは、文法に誤りがあると判断する。
この比較処理によって、例えば、文法誤りがあると判断された場合は、現在の文法誤り数計数用変数の数値に「1」を加算する(ステップS610)。
そして、上記した一連の処理を、文書ファイルの全てのページに対して行うことで、処理終了時の文法誤り数計数用変数の数値が、文書ファイル全体の文法誤り数の合計となる。なお、文法誤りに対する算出内容は、図13(a)に示すように、文法の誤り個数1個あたり「+10」となっているので、例えば、文法誤り数の合計が「5」であった場合は、「5×10=50」を、現在の損害度算出用変数の数値「140」に加算することで損害度算出用変数の数値を補正する(ステップS616)。従って、現在の損害度算出用変数の数値は「190」に更新される。
文法誤り数による損害度の補正が終了すると、次に、文書ファイルを構成する文章の中に機密用語が含まれているか否かを判定し、当該判定結果に応じて、損害度算出用変数の数値を補正する処理を行う(ステップS422)。
機密用語の有無に応じた損害度の補正処理が開始されると、まず、機密文書フラグの値をfalseに初期化して(ステップS700)、次に、文書ファイルから機密文書の有無確認処理が未処理のページを選択し(ステップS702)、当該選択したページから同じく機密文書の有無確認処理が未処理の文章を選択して(ステップS704)、当該文章に含まれる語句と、損害度算出用データの一つである、機密語彙データベースに登録された機密用語とを比較して、一致する機密用語があるか否かを判定することで、機密用語の有無を判断する(ステップS706)。
そして、例えば、機密用語があると判定された場合は、機密文書フラグの値をtrueに変更し(ステップS708)、機密文書フラグの値を現在の値に確定し(ステップS710)する。本実施の形態においては、機密文書フラグの値が確定した時点で機密用語の有無を確認する処理を終了する。このようにして確定した機密文書フラグの値は上記したようにtrueであるので、図13(a)に示す、機密文書に対する算出内容「+30」に従い、現在の損害度算出用変数の数値「190」に「30」を加算することで、損害度算出用変数の数値を補正する(ステップS714)。従って、現在の損害度算出用変数の数値は「220」に更新される。
機密文書の有無に応じた損害度の補正処理が終了すると、次に、印刷モード情報(きれい/はやい)に応じた損害度の補正処理を行う(ステップS424)。図13(a)に示すように、印刷モード情報に対しては、印刷モードが「きれい」の場合は、算出内容が「×2」となっており、一方、印刷モードが「はやい」の場合は、算出内容が「×1」となっている。例えば、印刷モードが「きれい」になっているとすると、現在の損害度算出用変数の数値「220」を2倍に倍加することで、損害度算出用変数の数値を補正する。従って、現在の損害度算出用変数の数値は「440」に更新される。
印刷モード情報に応じた損害度の補正処理が終了すると、次に、ページ数情報に応じた損害度の補正処理を行う(ステップS426)。図13(a)に示すように、ページ数情報に対しては、算出内容が「×枚数」となっている。例えば、ページ数が5ページであったとすると、現在の損害度算出用変数の数値「440」を10倍に倍加することで、損害度算出用変数の数値を補正する。従って、現在の損害度算出用変数の数値は「4400」に更新される。
ページ数情報に応じた損害度の補正処理が終了すると、最後に、部数情報に応じた損害度の補正処理を行う(ステップS428)。図13(a)に示すように、部数情報に対しては、算出内容が「×部数」となっている。例えば、部数が5部であったとすると、現在の損害度算出用変数の数値「4400」を5倍に倍加することで、損害度算出用変数の数値を補正する。従って、最終的な損害度算出用変数の数値は「22000」となり、この数値が印刷ジョブに対する損害度としてデータ制御部20bを介して確認有無判定部20dに伝送される。
一方、確認有無判定部20dにおいては、上記算出された損害度を取得すると、当該損害度の大きさ、並びに図13(b)に示す損害度と印刷処理の制御内容との関係に基づき、印刷処理の制御内容を決定すると共に、確認処理を行うか否か及び先行処理を実行させるか否かを判定する(ステップS206〜S210)。例えば、上記例にあるように、最終的な損害度が「22000」であった場合に、当該「22000」と、図13(b)に示す損害度とを比較すると、数値範囲「20000以上40000未満」に該当することになり、制御内容は、情報処理装置10におけるユーザへの確認処理の実行、印刷装置30におけるウォームアップ処理の実行となる。
従って、ユーザへの確認処理を実行する(ステップS208)と共に、印刷装置30において先行処理を実行するので(ステップS210)、まずは、先行処理の実行情報を生成する(ステップS212)。先行処理の実行情報は、実行命令と、実行させる先行処理の内容(識別番号等)とを含んでなる情報であり、上記例では、ウォームアップ処理の実行のみを行うことになるので、ウォームアップ処理の実行命令の情報が含まれた先行処理情報を生成する。そして、当該生成した先行処理情報を、データ制御部20b及びデータ通信部20aを介して印刷装置30に送信する(ステップS214)。ここで、先行処理には、図13(b)に示すように、印刷装置30に印刷データを送付して画像データの展開を行わせる処理なども含む。
先行処理情報の送信後、又は先行処理を実行させないと判定された場合は、次に、上記算出された損害度及び印刷ジョブの内容に応じた確認情報を生成する(ステップS216)。例えば、損害度算出における各項目毎に、図18に示すような損害度の算出内容となった場合、確認情報は、ユーザに対する、これら各項目の設定内容の確認処理、過去の確認処理の履歴から各設定項目に対して生じやすい誤りの内容等の表示処理を情報処理装置10において行わせるための情報となる。従って、本実施の形態において、印刷制御装置20は、データ記憶部20eに、今まで実行した確認処理内容の履歴を記憶している。そして、確認情報を生成すると、当該確認情報をデータ制御部20b及びデータ通信部20aを介して印刷ジョブの送信元の情報処理装置10に送信する(ステップS218)。
一方、印刷装置30は、印刷制御装置20からの先行処理情報を受信すると(ステップS304)、当該受信した先行処理情報に基づき、ウォームアップ処理、画像データ展開処理等の印刷処理の一部を実行する(ステップS306)。
また、情報処理装置10は、印刷制御装置20からの確認情報を受信すると(ステップS108)、確認処理実行部10dにおいて、当該受信した確認情報に基づき、ユーザに対する印刷処理内容の確認処理を実行する(ステップS110)。確認処理は、例えば、両面及び上閉じの設定項目、並びに両面、部単位及び奇数ページの設定項目に対して、図19に示すように、現在の設定内容と、これら各設定項目に対して誤りやすい例の表示を行い、ユーザに対して、今の設定のままで印刷を行うか、設定を直すかを判断させる。また、同様に、例えば、レイアウト枠から文字がはみだしている恐れがある場合には、図20に示すように、レイアウト枠内に文字が入っているか否かの確認を促すメッセージを表示すると共に、レイアウト枠からはみ出した例を表示する。また、同様に、例えば、文法に誤りがある場合に、図20に示すように、文法誤りの内容を指摘するメッセージを表示すると共に、その誤っている部分の文章を表示する。また、同様に、文書ファイルが登録された機密用語を含んだ文書を構成している場合に、図21に示すように、機密用語が含まれていることを示すメッセージを表示すると共に、機密用語の含まれている文章を表示する。
上記確認処理に対する判断は、ユーザが、図示しないマウス等の入力デバイスによって、図20〜図21に示す確認画面の上部にある「今のまま印刷」及び「設定を直す」のいずれか一方のボタンを押下することで行われ、この押下によって、専用のソフトウェアにより自動的に判断結果(確認結果)の情報が生成され、データ制御部10b及びデータ通信部10aを介して印刷制御装置20に送信される(ステップS114)。
そして、印刷制御装置20は、情報処理装置10からの確認結果の情報を受信すると(ステップS220)、データ制御部20bにおいて、当該受信した確認結果情報に基づき、例えば、今のままで印刷すると判断された場合は、印刷実行情報を、データ通信部20aを介して印刷装置30に送信し、一方、設定を直すと判断された場合は、印刷中止情報をデータ通信部20aを介して印刷装置30に送信する。ここで、本実施の形態において、印刷実行情報には、印刷実行命令と、印刷ジョブとが含まれており、印刷中止情報には、印刷中止命令が含まれている。なお、印刷実行情報については、印刷ジョブの全てを送信せずに、先行処理情報で送信した情報を除いた残りの情報を送信するようにしても良い。
一方、印刷装置30は、データ制御部30bにおいて、印刷制御装置20から印刷実行情報を受信すると(ステップS308)、印刷処理部30dにおいて、当該印刷実行情報に含まれる印刷ジョブに基づき、先行処理で実行済みの処理に続く全ての印刷処理を実行する(ステップS310)。つまり、例えば、ウォームアップ処理まで先行して行われていた場合は、残りの画像データへの展開処理から印刷媒体への印刷処理までの全ての処理を実行する。そして、印刷処理が実行されると、印刷終了応答情報を、データ制御部30b及びデータ通信部30aを介して印刷制御装置20に送信する。
一方、データ制御部30bにおいて、印刷制御装置20から印刷中止情報を受信すると(ステップS312)、画像データへの展開処理まで先行処理が行われた印刷ジョブに対して、展開した画像データ破棄して印刷処理を中止する(ステップS314)。
印刷制御装置20は、データ制御部20bにおいて、データ通信部20aを介して印刷装置30からの印刷終了応答情報を受信すると(ステップS228)、当該応答情報を、データ通信部20aを介してこの応答情報に対応する印刷ジョブの送信元の情報処理装置10に送信する(ステップS230)。
そして、情報処理装置10は、データ制御部10bにおいて、データ通信部10aを介して印刷制御装置20からの印刷終了応答情報を受信すると、これによって、印刷処理が完了したことを認識し(ステップS118)、例えば、ユーザに対して印刷が終了したことを示すメッセージ等を画面表示する。
以上、印刷制御装置20は、情報処理装置10からの印刷ジョブを解析して、当該印刷ジョブの印刷処理を失敗した場合に生じる損害の大きさを損害度を算出することで予測し、当該予測結果に基づき、印刷ジョブの内容を確認する処理を行うか否かを判定することが可能であり、更に、損害度の値に応じて、印刷装置30に先行処理を実行させるための先行処理情報を生成することが可能である。
また、情報処理装置10は、印刷制御装置20からの上記確認処理を実行するための確認情報に基づき、確認処理を実行して、印刷処理の実行前に印刷ジョブの内容をユーザに確認させ、大きな誤りがある場合は印刷を中止することが可能である。従って、大きな誤りのある無駄な印刷処理によって生じる、印刷資源の浪費や電力の浪費等の金銭的損害などを軽減できる。
また、印刷装置30は、印刷制御装置20からの先行処理情報に基づき、ウォームアップ処理、レンダリング処理、ラスタライズ処理などの印刷処理の一部を、上記確認処理に先行して実行することが可能である。従って、確認処理後に印刷ジョブに間違いが無かったときなどには、ウォームアップ処理、レンダリング処理、ラスタライズ処理などをすることなく、すぐに印刷ヘッドを駆動して印刷媒体への印刷を行うことが可能となり、これによって、システム利用者の印刷待ち時間を軽減できる。
また、情報処理装置10における確認処理においては、印刷ジョブの内容に応じて、過去に確認処理が実行されたことのある誤りやすい内容を例示することが可能である。従って、印刷処理に係る設定内容等において発生しやすいミスの内容を予めシステム利用者に通知することで設定内容の事前確認を喚起し、印刷ミスの発生を事前に軽減することができる。
上記第1の実施の形態において、印刷ジョブ生成部10cは、発明3、4、51及び72のいずれか1の印刷ジョブ生成手段に対応し、データ制御部10b及びデータ通信部10aにおける印刷ジョブの送信処理は、発明4又は72の印刷ジョブ送信手段に対応し、確認処理実行部10dは、発明2、3、4、27、28、51及び72のいずれか1の確認処理実行手段に対応する。
また、上記第1の実施の形態において、損害予測部20cは、発明1、2、3、4、5、6、7、8、27、28、29、30、31、32、51、52、53、54、55、75、76、77、78及び79のいずれか1の損害予測手段に対応し、確認有無判定部20dは、発明2、3、4、5、7、9、27、28、29、31、33、51、52、54、56、75、76、78及び80のいずれか1の確認有無判定手段に対応する。
また、上記第1の実施の形態において、確認有無判定部20dにおける過去に確認処理を実行したことのある誤りやすい印刷設定内容の表示処理を含む確認情報の生成処理及び情報処理装置10における誤りやすい印刷設定内容の表示処理を含む確認処理は、発明9、33、56及び80のいずれか1の印刷ジョブ内容通知手段に対応する。
また、上記第1の実施の形態において、確認有無判定部20dにおける先行処理情報の生成処理及び印刷処理部30dにおける印刷処理の一部の先行処理は、発明10、34、57及び81のいずれか1の先行印刷処理手段に対応する。
また、上記第1の実施の形態において、ステップS102,104は、発明58、65、73及び74のいずれか1の印刷ジョブ生成ステップに対応し、ステップS106は、発明73又は74の印刷ジョブ送信ステップに対応し、ステップ110は、発明12、20、35、36、43、44、58、65、73及び74のいずれか1の確認処理実行ステップに対応する。
また、上記第1の実施の形態において、ステップS202,S204は、発明、11、12、13、14、15、16、19、20、21、22、23、24、35、36、37、38、39、40、43、44、45、46、47、48、58、59、60、61、62、65、66、67、68、69、82、83、84、85、86、89、90、91、92及び93のいずれか1の損害予測ステップに対応し、ステップS206〜S210は、発明12、13、15、17、20、21、23、25、35、36、37、39、41、43、44、47、49、58、59、61、63、65、66、68、70、82、83、85、87、89、90、92及び94のいずれか1の確認有無判定ステップに対応する。
また、上記第1の実施の形態において、ステップS306は、発明18、26、42、50、64、71、88及び95のいずれか1の先行印刷処理ステップに対応し、ステップS310は、発明11、12、19、20、35、36、43及び44のいずれか1の印刷ステップに対応する。
〔第2の実施の形態〕
次に、本発明の第2の実施の形態を図面に基づき説明する。図22〜図2は、本発明に係る印刷システム、印刷制御プログラム、印刷方法、印刷装置、印刷装置制御プログラム、印刷装置制御方法、印刷制御装置、印刷制御装置制御プログラム及び印刷制御装置制御方法の第1の実施の形態を示す図である。
上記第1の実施の形態と異なるのは、損害度の算出処理及び確認処理の有無を判定する処理を、印刷ジョブを送信する情報処理装置が行う点にある。以下、上記第1の実施の形態と異なる部分についてのみ説明し、上記第1の実施の形態と重複する部分については同じ符号を付し説明を省略する。
まず、本発明の第2の実施の形態に係る印刷システムの構成を図22に基づき説明する。図22は、本発明の第2の実施の形態に係る印刷システム200の構成を示す概観図である。
印刷システム200は、図22に示すように、印刷ジョブを生成すると共に、当該印刷ジョブの印刷処理の失敗時に生じる損害を予測し、当該予測結果に基づきユーザに対して印刷ジョブの内容確認処理を実行する情報処理装置50と、印刷ジョブに基づき印刷処理を実行する印刷装置30とを含み、情報処理装置50と印刷装置30とがパラレルケーブルやUSBケーブル等のプリンタケーブルで接続された構成となっている。
更に、図23に基づき、情報処理装置50の詳細な構成を説明する。ここで、図23は、情報処理装置50の詳細構成を示すブロック図である。
情報処理装置50は、図23に示すように、データ通信部50aと、データ制御部50bと、印刷ジョブ生成部50cと、損害予測部50dと、確認有無判定部50eと、確認処理実行部50fと、データ記憶部50gとを含んだ構成となっている。
データ通信部50aは、自装置において生成された印刷ジョブ、印刷実行情報、先行処理情報、印刷中止情報などの各情報を印刷装置30に送信したり、印刷装置30からの印刷終了応答情報を受信したりするなど印刷装置30との間でデータの送受信を行う機能を有している。
データ制御部50bは、データ記憶部50gに記憶された各種データを各構成要素に伝送したり、各構成要素間のデータ授受を制御したり、印刷ジョブ生成部50cにおいて生成された印刷ジョブをデータ通信部50aを介して印刷装置30に送信したりするなど、情報処理装置50におけるデータの流れを統括性御する機能を有している。
印刷ジョブ生成部50cは、文書データや画像データを生成するエディタ等を介したユーザからの印刷指示に応じて、データ記憶部50gから印刷指示に応じたデータを読み出して印刷データを生成すると共に、当該生成した印刷データに対し、印刷指示を行ったユーザの情報、当該ユーザの設定した印刷処理の設定内容情報等を付加して印刷ジョブを生成する機能を有している。
損害予測部50dは、印刷ジョブを解析し、当該解析結果に基づき印刷ジョブの印刷処理を実行した場合に生じる損害度を算出して損害の大きさを予測する機能を有している。そして、この予測結果の情報をデータ制御部50bを介して確認有無判定部50eに伝送する。
確認有無判定部50eは、損害予測部50dからの予測結果に基づき、印刷ジョブの印刷指示を行ったユーザに対して、印刷処理内容の確認処理を実行するか否かを判定し、実行すると判定された場合には、予測結果の内容に応じた確認情報及び先行処理情報を生成する機能を有している。そして、生成した確認情報を、データ制御部50bを介して、確認有無判定部50fに伝送すると共に、先行処理情報を、データ通信部50aを介して印刷装置30に送信する。一方、確認処理を実行する必要が無いと判定した場合は、データ制御部50b及びデータ通信部50aを介して、印刷ジョブを印刷装置30に送信する。
確認処理実行部50fは、確認有無判定部50eから取得した、印刷ジョブに対する確認情報に基づき、図示しない表示部へのメッセージ等の表示を伴う印刷処理内容の確認処理を実行する機能を有している。
データ記憶部50gは、エディタ等により生成された文書データや画像データ等の他、印刷ジョブを生成するためのユーザ情報や設定情報等の印刷ジョブの生成処理に必要なデータ、確認有無判定部50eからの確認情報に応じて、確認処理を実行するために必要な各種データ、損害予測時の損害度算出用情報、確認有無の判定等の処理を行う際に必要な比較用情報、確認有無判定部50eの判定結果の情報等の各種データ等を記憶する機能を有している。
ここで、情報処理装置50は、図示しない、プロセッサと、RAM(Random Access Memory)と、専用のプログラムの記憶されたROM(Read Only Memory)とを備えており、プロセッサによって専用のプログラムを実行することにより、上記各部の機能を果たす。また、上記各部は、専用のプログラムのみでその機能を果たすもの、専用のプログラムによりハードウェアを制御してその機能を果たすもの等が混在している。
更に、情報処理装置50は、CPUによって、ROMの所定領域に格納されている所定のプログラムを起動させ、そのプログラムに従って、図24のフローチャートに示す印刷制御処理を実行するようになっている。
図24は、情報処理装置50における印刷制御処理を示すフローチャートである。
印刷制御処理は、ユーザからの印刷指示に応じて印刷ジョブを生成し、当該生成した印刷ジョブを解析し、当該印刷ジョブの印刷処理を実行したときの損害度を算出して損害の大きさを予測すると共に、当該予測結果に基づき、印刷処理を制御する処理であって、CPUによって実行されると、図24に示すように、まず、ステップS800に移行するようになっている。
ステップS800では、データ制御部50bにおいて、入力デバイス等を介して、ユーザから印刷指示があったか否かを判定し、印刷指示があったと判定された場合(Yes)はステップS802に移行し、そうでない場合(No)は印刷指示があるまで判定処理を続行する。
ステップS802に移行した場合は、印刷ジョブ生成部50cにおいて、データ制御部50bを介して、データ記憶部50gから、ユーザ情報、画像データ、文書データ等印刷データの本体、印刷処理の設定内容等の印刷用データを読み出してステップS804に移行する。
ステップS804では、印刷ジョブ生成部50cにおいて、ステップS802で読み出した印刷用データに基づき、印刷ジョブを生成してステップS806に移行する。
ステップS806では、損害予測部50dにおいて、ステップS804で生成した印刷ジョブを解析して、ユーザ情報、設定情報、印刷データの本体等を抽出してステップS808に移行する。
ステップS808では、ステップS806で抽出された情報と、データ記憶部50gに記憶された損害度算出用の情報とに基づき、上記受信した印刷ジョブの印刷処理を実行した際に生じる損害の大きさを示す損害度を算出し、当該算出結果を損害の予測結果として、データ制御部50bを介して、確認有無判定部50eに伝送してステップS810に移行する。
ステップS810では、確認有無判定部50eにおいて、データ制御部50bを介して、データ記憶部50gから比較用の情報を読み出し、当該読み出した情報と、損害予測部50dから取得した予測結果とを比較して、ユーザに対して印刷処理の確認処理を実行するか否かを判定する処理を行いステップS812に移行する。
ステップS812では、確認有無判定部50eにおいて、ステップS810の判定処理によって、確認処理を実行すると判定された場合(Yes)はステップS814に移行し、そうでない場合(No)はステップS830に移行する。
ステップS814に移行した場合は、確認有無判定部50eにおいて、損害度の大きさに基づき、印刷処理の実行先の印刷装置(ここでは、印刷装置30)に先行処理を実行させるか否かを判定し、実行させると判定された場合(Yes)はステップS816に移行し、そうでない場合(No)はステップS820に移行する。
ステップS816に移行した場合は、確認有無判定部50eにおいて、損害の大きさに応じた先行処理情報を生成してステップS818に移行する。
ステップS818では、確認有無判定部50eにおいて、ステップS816で生成した先行処理情報を、データ制御部50b及びデータ通信部50aを介して印刷装置30に送信してステップS820に移行する。
ステップS820では、確認処理実行部50fにおいて、処理対象の印刷ジョブと、データ記憶部50gに記憶された過去の判定結果の情報とに基づき、確認処理実行用の情報である確認情報を生成して、当該生成した確認情報に基づき確認処理を実行してステップS822に移行する。
ステップS822では、確認処理実行部50fにおいて、確認処理が完了したか否かを判定し、終了したと判定された場合(Yes)はステップS824に移行し、そうでない場合(No)はステップS820に移行する。
ステップS824に移行した場合は、データ制御部50bにおいて、確認処理実行部50fの確認処理の結果に基づき、ユーザが印刷中止と判断したか否かを判定し、印刷中止と判断された場合(Yes)は生成した印刷ジョブを破棄してステップS800に移行し、そうでない場合(No)はステップS826に移行する。
ステップS826に移行した場合は、データ制御部50bにおいて、データ通信部50aを介して印刷装置30に印刷実行情報を送信してステップS828に移行する。
ステップS828に移行した場合は、データ制御部50bにおいて、データ通信部50aを介して印刷装置30から印刷処理完了の応答情報を受信したか否かを判定し、受信したと判定された場合(Yes)はステップS800に移行し、そうでない場合(No)は受信するまで判定処理を続行する。
一方、ステップS812で、確認処理を実行しないと判定され、ステップS830に移行した場合は、確認有無判定部50eにおいて、データ制御部50b及びデータ通信部50aを介して印刷ジョブを印刷装置30に送信してステップS828に移行する。
ここで、本実施の形態の印刷システム200は、上記第1の実施の形態における、印刷制御装置20の損害度算出処理及び確認有無判定処理を、情報処理装置50において実行する構成としたものであり、接続構成の違いによるデータ送受信処理の違いを除けば、各処理の実際の動作内容は、上記第1の実施の形態と同様となるので説明を省略する。
以上、情報処理装置50は、自装置において生成した印刷ジョブを解析して、当該印刷ジョブの印刷処理を失敗した場合に生じる損害の大きさを損害度を算出することで予測し、当該予測結果に基づき、印刷ジョブの内容を確認する処理を行うか否かを判定することが可能であり、損害度の値に応じて、印刷装置30に先行処理を実行させるための先行処理情報を生成することが可能である。従って、大きな誤りのある無駄な印刷処理によって生じる、印刷資源の浪費や電力の浪費等の金銭的損害などを軽減できる。
また、情報処理装置50は、確認処理を行うと判定された場合に、確認処理を実行して、印刷処理の実行前に印刷ジョブの内容をユーザに確認させ、大きな誤りがある場合は印刷を中止することが可能である。従って、大きな誤りのある無駄な印刷処理によって生じる、印刷資源の浪費や電力の浪費等の金銭的損害などを軽減できる。
また、情報処理装置10における確認処理においては、印刷ジョブの内容に応じて、過去に確認処理が実行されたことのある誤りやすい内容を例示することが可能である。従って、印刷処理に係る設定内容等において発生しやすいミスの内容を予めシステム利用者に通知することで設定内容の事前確認を喚起し、印刷ミスの発生を事前に軽減することができる。
また、印刷装置30は、情報処装置50からの先行処理情報に基づき、ウォームアップ処理、レンダリング処理、ラスタライズ処理などの印刷処理の一部を、上記確認処理に先行して実行することが可能である。従って、確認処理後に印刷ジョブに間違いが無かったときなどには、ウォームアップ処理、レンダリング処理、ラスタライズ処理などをすることなく、すぐに印刷ヘッドを駆動して印刷媒体への印刷を行うことが可能となり、これによって、システム利用者の印刷待ち時間を軽減できる。
なお、先行処理として、画像データの展開等の印刷データを用いる処理を行わないようにすることで、事前に確認処理を行い、ユーザの判断を仰いだ後で、そのまま印刷処理を続行する場合のみに印刷ジョブを印刷装置30に送信することも可能である。
上記第2の実施の形態において、印刷ジョブ生成部50cは、発明3又は51の印刷ジョブ生成手段に対応し、損害予測部50dは、発明1、2、3、5、6、7、8、27、28、29、30、31、32、51、52、53、54、55、76、77、78及び79のいずれか1の損害予測手段に対応し、確認有無判定部50eは、発明2、3、5、7、9、27、28、29、31、33、51、52、54、56、76、78及び80のいずれか1の確認有無判定手段に対応し、確認処理実行部50fは、発明2、3、27、28及び51のいずれか1の確認処理実行手段に対応する。
また、上記第2の実施の形態において、確認処理実行部50fにおける過去に確認処理を実行したことのある誤りやすい印刷設定内容の表示処理を含む確認処理は、発明9、33、56及び80のいずれか1の印刷ジョブ内容通知手段に対応する。
また、上記第2の実施の形態において、確認有無判定部50eにおける先行処理情報の生成処理及び印刷処理部30dにおける印刷処理の一部の先行処理は、発明10、34、57及び81のいずれか1の先行印刷処理手段に対応する。
また、上記第2の実施の形態において、ステップS802,804は、発明58又は65の印刷ジョブ生成ステップに対応し、ステップS806,S808は、発明、11、12、13、14、15、16、19、20、21、22、23、24、35、36、37、38、39、40、43、44、45、46、47、48、58、59、60、61、62、65、66、67、68及び69のいずれか1の損害予測ステップに対応し、ステップS810〜S814は、発明12、13、15、17、20、21、23、25、35、36、37、39、41、43、44、47、49、58、59、61、63、65、66、68及び70のいずれか1の確認有無判定ステップに対応し、ステップ820は、発明12、20、35、36、43、44、58及び65のいずれか1の確認処理実行ステップに対応する。
〔第3の実施の形態〕
次に、本発明の第3の実施の形態を図面に基づき説明する。図25〜図2は、本発明に係る印刷システム、印刷制御プログラム、印刷方法、印刷装置、印刷装置制御プログラム、印刷装置制御方法、印刷制御装置、印刷制御装置制御プログラム及び印刷制御装置制御方法の第3の実施の形態を示す図である。
上記第1及び第2の実施の形態と異なるのは、損害度の算出処理及び確認処理の有無を判定する処理を、印刷ジョブに基づき印刷処理を行う印刷装置自信が行う点にある。以下、上記第1及び第2の実施の形態と異なる部分についてのみ説明し、上記第1及び第2の実施の形態と重複する部分については同じ符号を付し説明を省略する。
まず、本発明の第3の実施の形態に係る印刷システムの構成を図25に基づき説明する。図25は、本発明の第3の実施の形態に係る印刷システム300の構成を示す概観図である。
印刷システム300は、図25に示すように、印刷ジョブを生成し、当該生成した印刷ジョブを印刷装置30に送信すると共に、ユーザに対して印刷ジョブの内容確認処理を実行する情報処理装置10と、印刷ジョブの印刷処理の失敗時に生じる損害を予測し、当該予測結果に基づき印刷ジョブの内容確認処理を実行するか否かを判定すると共に、印刷ジョブに基づき印刷処理を実行する印刷装置60とを含み、情報処理装置10と印刷装置60とがパラレルケーブルやUSBケーブル等のプリンタケーブルで接続された構成となっている。
更に、図26に基づき、印刷装置60の詳細な構成を説明する。ここで、図26は、印刷装置60の詳細構成を示すブロック図である。
印刷装置60は、図26に示すように、データ通信部60aと、データ制御部60bと、損害予測部60cと、確認有無判定部60dと、印刷処理部60eと、データ記憶部60fとを含んだ構成となっている。
データ通信部60aは、情報処理装置10から印刷ジョブや確認結果情報を受信したり、自装置において生成された確認情報を情報処理装置10に送信したりするなど情報処理装置10との間でデータの送受信を行う機能を有している。
データ制御部60bは、データ通信部20aを介して情報処理装置10から取得したデータをデータ記憶部60fに記憶したり、データ記憶部60fに記憶された各種データを自装置における各構成要素に伝送したり、各構成要素間のデータ授受を制御したり、確認有無判定部60dにおいて生成された確認情報をデータ通信部60aを介して情報処理装置10に送信したりするなど、印刷装置60におけるデータの流れを統括性御する機能を有している。
損害予測部60cは、データ通信部60a及びデータ制御部60bを介して情報処理装置10から取得した印刷ジョブを解析し、当該解析結果に基づき印刷ジョブの印刷処理を実行した場合に生じる損害の大きさを、損害度を算出することで予測する機能を有している。そして、この予測結果の情報をデータ制御部60bを介して確認有無判定部60dに伝送する。
確認有無判定部60dは、損害予測部60cからの予測結果に基づき、印刷ジョブの印刷指示を行ったユーザに対して、印刷処理内容の確認処理を実行するか否かを判定し、実行すると判定された場合には、予測結果の内容に応じた確認情報及び先行処理情報を生成する機能を有している。そして、生成した確認情報を、データ制御部60b及びデータ通信部60aを介して情報処理装置10に送信すると共に、先行処理情報を、データ制御部60bを介して印刷処理部60eに伝送する。一方、確認処理を実行する必要が無いと判定した場合は、データ制御部60bを介して、印刷ジョブを印刷処理部60eに伝送する。
印刷処理部60eは、印刷ジョブに含まれる、各設定情報、印刷データ等に基づき、印刷処理を行う機能を有すると共に、先行処理情報に基づき、ウォームアップ処理、レンダリング処理、ラスタライズ処理などの印刷媒体への印刷前に行う印刷処理の一部を実行する機能を有している。
データ記憶部60fは、情報処理装置10から取得した印刷ジョブの他、損害予測時の損害度算出用情報、確認有無の判定等の処理を行う際に必要な比較用情報、確認有無判定部60dの判定結果の情報等の各種データ等を記憶する機能を有している。
ここで、印刷装置60は、図示しない、プロセッサと、RAM(Random Access Memory)と、専用のプログラムの記憶されたROM(Read Only Memory)とを備えており、プロセッサによって専用のプログラムを実行することにより、上記各部の機能を果たす。また、上記各部は、専用のプログラムのみでその機能を果たすもの、専用のプログラムによりハードウェアを制御してその機能を果たすもの等が混在している。
更に、情報処理装置60は、CPUによって、ROMの所定領域に格納されている所定のプログラムを起動させ、そのプログラムに従って、図27のフローチャートに示す印刷制御処理を実行するようになっている。
図27は、印刷装置60における印刷制御処理を示すフローチャートである。
印刷制御処理は、ユーザからの印刷指示に応じて印刷ジョブを生成し、当該生成した印刷ジョブを解析し、当該印刷ジョブの印刷処理を実行したときの損害度を算出して損害の大きさを予測すると共に、当該予測結果に基づき、印刷処理を制御する処理であって、CPUによって実行されると、図27に示すように、まず、ステップS900に移行するようになっている。
ステップS900では、データ制御部60bにおいて、データ通信部60aを介して情報処理装置10から印刷ジョブを受信したか否かを判定し、受信したと判定された場合(Yes)は、当該印刷ジョブをデータ記憶部60eに記憶すると共に、損害予測部60cに伝送してステップS902に移行し、そうでない場合(No)は受信するまで判定処理を続行する。
ステップS902に移行した場合は、損害予測部60cにおいて、データ制御部60bを介して取得した印刷ジョブを解析して、ユーザ情報、設定情報、印刷データの本体等を抽出してステップS904に移行する。
ステップS904では、ステップS902で抽出された情報と、データ記憶部60fに記憶された損害度算出用の情報とに基づき、上記受信した印刷ジョブの印刷処理を実行した際に生じる損害の大きさを示す損害度を算出し、当該算出結果を損害の予測結果として、データ制御部60bを介して、確認有無判定部60dに伝送してステップS906に移行する。
ステップS906では、確認有無判定部60dにおいて、データ制御部60bを介して、データ記憶部60fから比較用の情報を読み出し、当該読み出した情報と、損害予測部60cから取得した予測結果とを比較して、ユーザに対して印刷処理の確認処理を実行するか否かを判定する処理を行いステップS908に移行する。
ステップS908では、確認有無判定部60dにおいて、ステップS906の判定処理によって、確認処理を実行すると判定された場合(Yes)はステップS910に移行し、そうでない場合(No)はステップS932に移行する。
ステップS910に移行した場合は、確認有無判定部60dにおいて、損害度の大きさに基づき、印刷処理部60eに先行処理を実行させるか否かを判定し、実行させると判定された場合(Yes)はステップS912に移行し、そうでない場合(No)はステップS916に移行する。
ステップS912に移行した場合は、確認有無判定部60dにおいて、損害の大きさに応じた先行処理情報を生成してステップS914に移行する。
ステップS914では、確認有無判定部60dにおいて、ステップS912で生成した先行処理情報を、データ制御部60bを介して印刷処理部60eに伝送してステップS916に移行する。
ステップS916では、印刷処理部60eにおいて、確認有無判定部60dからの先行処理情報に基づき、先行処理の実行を開始してステップS918に移行する。
ステップS918では、確認有無判定部60dにおいて、処理対象の印刷ジョブと、データ記憶部60fに記憶された過去の判定結果の情報とに基づき、確認処理実行用の情報である確認情報を生成してステップS920に移行する。
ステップS920では、確認有無判定部60dにおいて、ステップS918で生成した確認情報を、データ制御部60b及びデータ通信部60aを介して印刷ジョブの送信元の情報処理装置10に送信してステップS922に移行する。
ステップS922では、データ制御部60bにおいて、データ通信部60aを介して情報処理装置10から確認結果情報を受信したか否かを判定し、受信したと判定された場合(Yes)はステップS924に移行し、そうでない場合(No)は受信するまで判定処理を続行する。
ステップS924に移行した場合は、データ制御部60bにおいて、ステップS922で受信した確認結果に基づき、ユーザが印刷中止と判断したか否かを判定し、印刷中止と判断したと判定された場合(Yes)は印刷中止命令を印刷処理部60eに伝送してステップS926に移行し、そうでない場合(No)はステップS928に移行する。
ステップS926に移行した場合は、印刷処理部60eにおいて、データ制御部60bからの印刷中止命令に応じて印刷ジョブを破棄し且つ印刷処理を中止してステップS900に移行する。
一方、ステップS928に移行した場合は、印刷処理部60eにおいて、先行処理中か否かを判定し、先行処理中である場合(Yes)はステップS930に移行し、そうでない場合(No)はステップS932に移行する。
ステップS930に移行した場合は、印刷処理部60eにおいて、現在実行中の先行処理に続けて印刷処理を全て実行して、処理が完了したらステップS900に移行する。
一方、ステップS932に移行した場合は、印刷処理部60eにおいて、先行処理が終了してた場合は続きから、先行処理が行われていない場合は最初から全ての印刷処理を実行して、処理が完了したらステップS900に移行する。
ここで、本実施の形態の印刷システム300は、上記第1の実施の形態における、印刷制御装置20の損害度算出処理及び確認有無判定処理を、印刷装置60において実行する構成としたものであり、接続構成の違いによるデータ送受信処理の違いを除けば、各処理の実際の動作内容は、上記第1の実施の形態と同様となるので説明を省略する。
以上、印刷装置60は、情報処理装置10からの印刷ジョブを解析して、当該印刷ジョブの印刷処理を失敗した場合に生じる損害の大きさを損害度を算出することで予測し、当該予測結果に基づき、印刷ジョブの内容を確認する処理を行うか否かを判定することが可能であり、更に、損害度の値に応じて、自装置の印刷処理部60eに先行処理を実行させるための先行処理情報を生成することが可能である。
また、印刷装置60における印刷処理部60eは、上記先行処理情報に基づき、ウォームアップ処理、レンダリング処理、ラスタライズ処理などの印刷処理の一部を、上記確認処理に先行して実行することが可能である。従って、確認処理後に印刷ジョブに間違いが無かったときなどには、ウォームアップ処理、レンダリング処理、ラスタライズ処理などをすることなく、すぐに印刷ヘッドを駆動して印刷媒体への印刷を行うことが可能となり、これによって、システム利用者の印刷待ち時間を軽減できる。
また、情報処理装置10は、印刷装置60からの上記確認処理を実行するための確認情報に基づき、確認処理を実行して、印刷処理の実行前に印刷ジョブの内容をユーザに確認させ、大きな誤りがある場合は印刷を中止することが可能である。従って、大きな誤りのある無駄な印刷処理によって生じる、印刷資源の浪費や電力の浪費等の金銭的損害などを軽減できる。
また、情報処理装置10における確認処理においては、印刷ジョブの内容に応じて、過去に確認処理が実行されたことのある誤りやすい内容を例示することが可能である。従って、印刷処理に係る設定内容等において発生しやすいミスの内容を予めシステム利用者に通知することで設定内容の事前確認を喚起し、印刷ミスの発生を事前に軽減することができる。
上記第3の実施の形態において、損害予測部60cは、発明1、2、3、5、6、7、8、27、28、29、30、31、32、51、52、53、54及び55のいずれか1の損害予測手段に対応し、確認有無判定部60dは、発明2、3、5、7、9、27、28、29、31、33、51、52、54及び56のいずれか1の確認有無判定手段に対応する。
また、上記第3の実施の形態において、確認有無判定部60dにおける過去に確認処理を実行したことのある誤りやすい印刷設定内容の表示処理を含む確認情報の生成処理は、発明9、33、56及び80のいずれか1の印刷ジョブ内容通知手段に対応する。
また、上記第3の実施の形態において、確認有無判定部60dにおける先行処理情報の生成処理及び印刷処理部60eにおける印刷処理の一部の先行処理は、発明10、34及び57のいずれか1の先行印刷処理手段に対応する。
また、上記第3の実施の形態において、ステップS902,S904は、発明、11、12、13、14、15、16、19、20、21、22、23、24、35、36、37、38、39、40、43、44、45、46、47、48、58、59、60、61、62、65、66、67、68及び69のいずれか1の損害予測ステップに対応し、ステップS906〜S910は、発明12、13、15、17、20、21、23、25、35、36、37、39、41、43、44、47、49、58、59、61、63、65、66、68及び70のいずれか1の確認有無判定ステップに対応し、ステップS916は、発明18、26、42、50、64及び71のいずれか1の先行印刷処理ステップに対応し、ステップS932は、発明11、12、19、20、35、36、43及び44のいずれか1の印刷ステップに対応する。
なお、上記第1〜第3の実施の形態においては、予測された損害内容及びその大きさに基づき、ユーザに対して印刷処理内容の確認処理を実行する例を説明したが、これに限らず、損害の内容及びその大きさに基づき、ユーザに印刷処理を行うか否かの判断を仰がずに、例えば、損害度がある値以上であれば印刷処理を中止し、ある値より小さければ印刷処理を実行するといった制御を行うようにしても良い。
また、上記第1〜第3の実施の形態においては、印刷枚数や印刷部数といったように、誤った印刷処理によって、印刷用紙やインク等を無駄に消費するような場合に特に損害が大きくなるように算出内容の設定がされているが、これに限らず、算出内容の設定内容を、例えば、損害額が大きい、機密漏洩が生じる等の危険度の高い項目については損害度が大きくなるようにしたり、危険度の低い項目については損害度があまり増加しないようにしたりするなど、システムの実施環境に応じて、損害度の算出内容の設定をその環境に必要な内容に設定するようにしても良い。
また、上記第1〜第3の実施の形態においては、各項目に予め設定された算出内容に従って、様々な要因を考慮したトータルの損害度を算出することで損害の大きさを予測し、確認処理の有無等を含む印刷処理を制御するようにしたが、これに限らず、各項目毎に、個別に損害の大きさを予測し、且つ各項目毎に閾値等の判断基準を設け、当該判断基準に基づいて各項目毎に確認処理の有無等の判断処理を行うようにするなど、別の方法を用いても良い。
本発明の第1の実施の形態に係る印刷システム100の構成を示す概観図である。 情報処理装置10の詳細構成を示すブロック図である。 印刷制御装置20の詳細構成を示すブロック図である。 印刷装置30の詳細構成を示すブロック図である。 情報処理装置10における印刷指示情報送信処理を示すフローチャートである。 印刷制御装置20における印刷制御処理を示すフローチャートである。 印刷装置30における印刷処理を示すフローチャートである。 印刷制御装置20の損害予測部20cにおける、損害度算出処理を示すフローチャートである。 印刷制御装置20の損害予測部20cにおける、文字のはみ出し数に応じて損害度算出用変数の数値を補正する処理を示すフローチャートである。 印刷制御装置20の損害予測部20cにおける、文法の誤り数に応じて損害度算出用変数の数値を補正する処理を示すフローチャートである。 印刷制御装置20の損害予測部20cにおける、機密文書か否かに応じて損害度算出用変数の数値を補正する処理を示すフローチャートである。 印刷ジョブの一例を示す図である。 (a)は、損害度の算出対象となる項目と、その算出内容との一例を示す図であり、(b)は、損害度と印刷処理の制御内容との関係を示す図である。 (a)は、枠の情報の一例を示す図であり、(b)は文字データの情報の一例を示す図である。 (a)は、文法誤り数に応じた損害度の補正をする際に使用する語彙データベースの一例を示す図であり、(b)は、同様に文法データベースの一例を示す図である。 文法データの具体的構成の一例を示す図である。 機密文書か否かに応じて損害度を補正する際に使用する機密語彙データベースの一例を示す図である。 損害度の算出例を示す図である。 印刷処理の設定内容確認処理時に表示される確認画面の例を示す図である。 印刷処理の設定内容確認処理時に表示される確認画面の例を示す図である。 印刷処理の設定内容確認処理時に表示される確認画面の例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係る印刷システム200の構成を示す概観図である。 情報処理装置50の詳細構成を示すブロック図である。 情報処理装置50における印刷制御処理を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態に係る印刷システム300の構成を示す概観図である。 印刷装置60の詳細構成を示すブロック図である。 印刷装置60における印刷制御処理を示すフローチャートである。
符号の説明
100,200,300…印刷システム、10,50…情報処理装置、20…印刷制御装置、30,60…印刷装置、40…ネットワーク、10a…データ通信部、10b…データ制御部、10c…印刷ジョブ生成部、10d…確認処理実行部、10e…データ記憶部、20a…データ通信部、20b…データ制御部、20c…損害予測部、20d…確認有無判定部、20e…データ記憶部、30a…データ通信部、30b…データ制御部、30c…データ記憶部、30d…印刷処理部、50a…データ通信部、50b…データ制御部、50c…印刷ジョブ生成部、50d…損害予測部、50e…確認有無判定部、50f…確認処理実行部、50g…データ記憶部、60a…データ通信部、60b…データ制御部、60c…損害予測部、60d…確認有無判定部、60e…印刷処理部、60f…データ記憶部

Claims (29)

  1. 印刷ジョブに基づき印刷処理を実行する印刷手段と、
    前記印刷ジョブの印刷処理を、前記印刷手段において実行することで生じる損害の内容を予測する損害予測手段と、
    前記損害の予測結果に基づき、前記印刷処理を制御する印刷処理制御手段と、を備えることを特徴とする印刷システム。
  2. 印刷ジョブを取得する印刷ジョブ取得手段と、
    前記取得した印刷ジョブに基づき印刷処理を実行する印刷手段と、
    前記印刷ジョブの印刷処理を、前記印刷手段において実行することで生じる損害の内容を予測する損害予測手段と、
    前記予測された損害の内容に基づき、前記印刷ジョブに係るシステム利用者に対して前記印刷ジョブの印刷処理内容の確認を行うか否かを判定する確認有無判定手段と、
    前記内容確認を行うと判定されたときに、前記システム利用者に対する前記内容確認処理を実行する内容確認処理実行手段と、
    前記内容確認処理の実行による確認結果に基づき、前記印刷ジョブの印刷処理を制御する印刷処理制御手段と、を備えることを特徴とする印刷システム。
  3. 印刷指示装置と、印刷装置とを備え、
    前記印刷指示装置と前記印刷装置とをデータ通信可能に接続し、
    前記印刷指示装置は、
    印刷ジョブを生成する印刷ジョブ生成手段を備え、
    前記印刷装置は、
    前記印刷ジョブを受信する印刷ジョブ受信手段と、
    前記受信した印刷ジョブに基づき印刷処理を実行する印刷手段と、を備え、
    前記印刷ジョブの内容に係る印刷ジョブ情報を取得する印刷ジョブ情報取得手段と、
    前記取得した印刷ジョブ情報に基づき、前記印刷ジョブの印刷処理を実行することで生じる損害の内容を予測する損害予測手段と、
    前記予測された損害の内容に基づき、前記印刷ジョブに係るシステム利用者に対して前記印刷ジョブの印刷処理内容の確認を行うか否かを判定する確認有無判定手段と、
    前記内容確認を行うと判定されたときに、前記システム利用者に対する前記内容確認処理を実行する内容確認処理実行手段と、
    前記内容確認処理の実行による確認結果に基づき、前記印刷ジョブの印刷処理を制御する印刷処理制御手段と、を備えることを特徴とする印刷システム。
  4. 印刷指示装置と、印刷装置と、印刷制御装置とを備え、
    前記印刷指示装置と前記印刷装置とをデータ通信可能に接続すると共に、前記印刷指示装置と前記印刷制御装置とをデータ通信可能に接続し、
    前記印刷指示装置は、
    印刷ジョブを生成する印刷ジョブ生成手段と、
    前記印刷ジョブを前記印刷装置に送信する印刷ジョブ送信手段と、
    前記印刷ジョブの内容に係る印刷ジョブ情報を前記印刷制御装置に送信する印刷ジョブ情報送信手段と、
    前記印刷制御装置から受信した内容確認処理の実行情報に基づき、当該内容確認処理を実行する内容確認処理実行手段と、
    前記内容確認処理に対する確認結果の情報を、前記印刷制御装置に送信する確認結果情報送信手段と、を備え、
    前記印刷装置は、
    前記印刷指示装置から送信された前記印刷ジョブを受信する印刷ジョブ受信手段と、
    前記受信した印刷ジョブに基づき印刷処理を実行する印刷手段と、を備え、
    前記印刷制御装置は、
    前記印刷指示装置から受信した前記印刷ジョブ情報に基づき、前記印刷ジョブの印刷処理を前記印刷装置において実行することで生じる損害の内容を予測する損害予測手段と、
    前記予測された損害の内容に基づき、前記印刷ジョブに係るシステム利用者に対して前記印刷ジョブの印刷処理内容の確認を行うか否かを判定する確認有無判定手段と、
    前記確認を行うと判定されたときに、前記印刷指示装置に、前記処理内容の確認処理を行うための実行情報を送信する実行情報送信手段と、
    前記印刷指示装置から受信した前記内容確認処理の確認結果に基づき、前記印刷ジョブの印刷処理を制御する印刷処理制御手段と、を備えることを特徴とする印刷システム。
  5. 前記印刷ジョブ情報は、前記印刷処理の実行内容に係る設定情報を含み、
    前記損害予測手段は、前記設定情報に基づき前記損害の大きさに係る数値を算出し、
    前記確認有無判定手段は、前記算出された損害の大きさに係る数値に基づき前記確認を行うか否かを判定することを特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれか1項に記載の印刷システム。
  6. 前記設定情報は、印刷枚数に係る情報を含み、
    前記損害予測手段は、前記印刷枚数に係る情報に基づき前記損害の大きさに係る数値を算出することを特徴とする請求項5記載の印刷システム。
  7. 前記印刷ジョブ情報は、当該印刷ジョブに係るシステム利用者の情報を含み、
    前記損害予測手段は、前記システム利用者の情報に基づき前記損害の大きさに係る数値を算出し、
    前記確認有無判定手段は、前記算出された損害の大きさに係る数値に基づき前記確認を行うか否かを判定することを特徴とする請求項5又は請求項6のいずれか1項に記載の印刷システム。
  8. 前記印刷ジョブ情報は、印刷媒体に印刷されるデータ本体を含み、
    前記損害予測手段は、前記データ本体の内容に基づき前記損害の内容を予測することを特徴とする請求項2乃至請求項7のいずれか1項に記載の印刷システム。
  9. 前記確認有無判定手段の判定結果に基づき、過去に前記確認処理を実行した前記印刷ジョブの内容を前記システム利用者に対して通知する印刷ジョブ内容通知手段を備えることを特徴とする請求項2乃至請求項8のいずれか1項に記載の印刷システム。
  10. 前記確認処理の実行前に、予め、前記印刷手段における前記印刷ジョブに対する印刷処理の一部を先行して行う先行印刷処理手段を備えることを特徴とする請求項2乃至請求項9のいずれか1項に記載の印刷システム。
  11. 印刷ジョブに基づき印刷処理を実行する印刷ステップと、
    前記印刷ジョブの印刷処理を、印刷手段において実行することで生じる損害の内容を予測する損害予測ステップと、
    前記損害予測ステップにおいて予測された損害の内容に基づき、前記印刷ジョブの印刷処理を制御する印刷処理制御ステップとからなる処理をコンピュータに実行させるのに使用するプログラムを含むことを特徴とする印刷制御プログラム。
  12. 印刷ジョブに基づき印刷処理を実行する印刷ステップと、
    前記印刷ジョブの印刷処理を、印刷手段において実行することで生じる損害の内容を予測する損害予測ステップと、
    前記予測された損害の内容に基づき、前記印刷ジョブに係るシステム利用者に対して前記印刷ジョブの印刷処理内容の確認を行うか否かを判定する確認有無判定ステップと、
    前記内容確認を行うと判定されたときに、前記システム利用者に対する前記内容確認処理を実行する内容確認処理実行ステップと、
    前記内容確認処理の実行による確認結果に基づき、前記印刷ジョブの印刷処理を制御する印刷処理制御ステップとからなる処理をコンピュータに実行させるのに使用するプログラムを含むことを特徴とする印刷制御プログラム。
  13. 印刷ジョブに基づき印刷処理を実行する印刷ステップと、
    前記印刷ジョブの印刷処理を、印刷手段において実行することで生じる損害の内容を予測する損害予測ステップと、
    前記損害予測ステップにおいて予測された損害の内容に基づき、前記印刷ジョブの印刷処理を制御する印刷処理制御ステップと、を含むことを特徴とする印刷方法。
  14. 印刷ジョブに基づき印刷処理を実行する印刷ステップと、
    前記印刷ジョブの内容に係る印刷ジョブ情報を取得する印刷ジョブ情報取得ステップと、
    前記取得した印刷ジョブ情報に基づき、前記印刷ジョブの印刷処理を印刷手段において実行することで生じる損害の内容を予測する損害予測ステップと、
    前記予測された損害の内容に基づき、前記印刷ジョブに係るシステム利用者に対して前記印刷ジョブの印刷処理内容の確認を行うか否かを判定する確認有無判定ステップと、
    前記内容確認を行うと判定されたときに、前記システム利用者に対する前記内容確認処理を実行する内容確認処理実行ステップと、
    前記内容確認処理の実行による確認結果に基づき、前記印刷ジョブの印刷処理を制御する印刷処理制御ステップと、を含むことを特徴とする印刷方法。
  15. 印刷ジョブを取得する印刷ジョブ取得手段と、
    前記取得した印刷ジョブに基づき印刷処理を実行する印刷手段と、
    前記印刷ジョブの印刷処理を、前記印刷手段において実行することで生じる損害の内容を予測する損害予測手段と、
    前記予測された損害の内容に基づき、前記印刷ジョブに係るシステム利用者に対して前記印刷ジョブの印刷処理内容の確認を行うか否かを判定する確認有無判定手段と、
    前記内容確認を行うと判定されたときに、前記システム利用者に対する前記内容確認処理を実行する内容確認処理実行手段と、
    前記内容確認処理の実行による確認結果に基づき、前記印刷ジョブの印刷処理を制御する印刷処理制御手段と、を備えることを特徴とする印刷装置。
  16. 自装置に送られてきた前記印刷ジョブを受信する印刷ジョブ受信手段と、
    前記受信した印刷ジョブに基づき印刷処理を実行する印刷手段と、
    前記印刷ジョブの内容に係る印刷ジョブ情報を取得する印刷ジョブ情報取得手段と、
    前記取得した印刷ジョブ情報に基づき、前記印刷ジョブの印刷処理を実行することで生じる損害の内容を予測する損害予測手段と、
    前記予測された損害の内容に基づき、前記印刷ジョブに係るシステム利用者に対して前記印刷ジョブの印刷処理内容の確認を行うか否かを判定する確認有無判定手段と、
    前記内容確認を行うと判定されたときに、前記システム利用者に対する前記内容確認処理を実行する内容確認処理実行手段と、
    前記内容確認処理の実行による確認結果に基づき、前記印刷ジョブの印刷処理を制御する印刷処理制御手段と、を備えることを特徴とする印刷装置。
  17. 印刷ジョブに基づき印刷処理を実行する印刷ステップと、
    前記印刷ジョブの印刷処理を、印刷手段において実行することで生じる損害の内容を予測する損害予測ステップと、
    前記予測された損害の内容に基づき、前記印刷ジョブに係るシステム利用者に対して前記印刷ジョブの印刷処理内容の確認を行うか否かを判定する確認有無判定ステップと、
    前記内容確認を行うと判定されたときに、前記システム利用者に対する前記内容確認処理を実行する内容確認処理実行ステップと、
    前記内容確認処理の実行による確認結果に基づき、前記印刷ジョブの印刷処理を制御する印刷処理制御ステップとからなる処理をコンピュータに実行させるのに使用するプログラムを含むことを特徴とする印刷装置制御プログラム。
  18. 印刷装置に送られてきた印刷ジョブを受信する印刷ジョブ受信ステップと、
    前記受信した印刷ジョブに基づき印刷処理を実行する印刷ステップと、
    前記印刷ジョブの内容に係る印刷ジョブ情報を取得する印刷ジョブ情報取得ステップと、
    前記取得した印刷ジョブ情報に基づき、前記印刷ジョブの印刷処理を実行することで生じる損害の内容を予測する損害予測ステップと、
    前記予測された損害の内容に基づき、前記印刷ジョブに係るシステム利用者に対して前記印刷ジョブの印刷処理内容の確認を行うか否かを判定する確認有無判定ステップと、
    前記内容確認を行うと判定されたときに、前記システム利用者に対する前記内容確認処理を実行する内容確認処理実行ステップと、
    前記内容確認処理の実行による確認結果に基づき、前記印刷ジョブの印刷処理を制御する印刷処理制御ステップとからなる処理をコンピュータに実行させるのに使用するプログラムを含むことを特徴とする印刷装置制御プログラム。
  19. 印刷ジョブに基づき印刷処理を実行する印刷ステップと、
    前記印刷ジョブの印刷処理を、印刷手段において実行することで生じる損害の内容を予測する損害予測ステップと、
    前記予測された損害の内容に基づき、前記印刷ジョブに係るシステム利用者に対して前記印刷ジョブの印刷処理内容の確認を行うか否かを判定する確認有無判定ステップと、
    前記内容確認を行うと判定されたときに、前記システム利用者に対する前記内容確認処理を実行する内容確認処理実行ステップと、
    前記内容確認処理の実行による確認結果に基づき、前記印刷ジョブの印刷処理を制御する印刷処理制御ステップと、を含むことを特徴とする印刷装置制御方法。
  20. 印刷装置に送られてきた印刷ジョブを受信する印刷ジョブ受信ステップと、
    前記受信した印刷ジョブに基づき印刷処理を実行する印刷ステップと、
    前記印刷ジョブの内容に係る印刷ジョブ情報を取得する印刷ジョブ情報取得ステップと、
    前記取得した印刷ジョブ情報に基づき、前記印刷ジョブの印刷処理を実行することで生じる損害の内容を予測する損害予測ステップと、
    前記予測された損害の内容に基づき、前記印刷ジョブに係るシステム利用者に対して前記印刷ジョブの印刷処理内容の確認を行うか否かを判定する確認有無判定ステップと、
    前記内容確認を行うと判定されたときに、前記システム利用者に対する前記内容確認処理を実行する内容確認処理実行ステップと、
    前記内容確認処理の実行による確認結果に基づき、前記印刷ジョブの印刷処理を制御する印刷処理制御ステップと、を含むことを特徴とする印刷装置制御方法。
  21. 印刷ジョブを生成する印刷ジョブ生成手段と、
    前記印刷ジョブの内容に係る印刷ジョブ情報を取得する印刷ジョブ情報取得手段と、
    前記取得した印刷ジョブ情報に基づき、前記印刷ジョブの印刷処理を実行することで生じる損害の内容を予測する損害予測手段と、
    前記予測された損害の内容に基づき、前記印刷ジョブに係るシステム利用者に対して前記印刷ジョブの印刷処理内容の確認を行うか否かを判定する確認有無判定手段と、
    前記内容確認を行うと判定されたときに、前記システム利用者に対する前記内容確認処理を実行する内容確認処理実行手段と、
    前記内容確認処理の実行による確認結果に基づき、前記印刷ジョブの印刷処理を制御する印刷処理制御手段と、を備えることを特徴とする印刷指示装置。
  22. 印刷ジョブを生成する印刷ジョブ生成手段と、
    前記印刷ジョブを印刷装置に送信する印刷ジョブ送信手段と、
    前記印刷ジョブの内容に係る印刷ジョブ情報を印刷制御装置に送信する印刷ジョブ情報送信手段と、
    前記印刷制御装置から受信した内容確認処理の実行情報に基づき、当該内容確認処理を実行する内容確認処理実行手段と、
    前記内容確認処理に対する確認結果の情報を、前記印刷制御装置に送信する確認結果情報送信手段と、を備えることを特徴とする印刷指示装置。
  23. 印刷ジョブを生成する印刷ジョブ生成ステップと、
    前記印刷ジョブの内容に係る印刷ジョブ情報を取得する印刷ジョブ情報取得ステップと、
    前記取得した印刷ジョブ情報に基づき、前記印刷ジョブの印刷処理を実行することで生じる損害の内容を予測する損害予測ステップと、
    前記予測された損害の内容に基づき、前記印刷ジョブに係るシステム利用者に対して前記印刷ジョブの印刷処理内容の確認を行うか否かを判定する確認有無判定ステップと、
    前記内容確認を行うと判定されたときに、前記システム利用者に対する前記内容確認処理を実行する内容確認処理実行ステップと、
    前記内容確認処理の実行による確認結果に基づき、前記印刷ジョブの印刷処理を制御する印刷処理制御ステップとからなる処理をコンピュータに実行させるのに使用するプログラムを含むことを特徴とする印刷指示装置制御プログラム。
  24. 印刷ジョブを生成する印刷ジョブ生成ステップと、
    前記印刷ジョブを印刷装置に送信する印刷ジョブ送信ステップと、
    前記印刷ジョブの内容に係る印刷ジョブ情報を印刷制御装置に送信する印刷ジョブ情報送信ステップと、
    前記印刷制御装置から受信した内容確認処理の実行情報に基づき、当該内容確認処理を実行する内容確認処理実行ステップと、
    前記内容確認処理に対する確認結果の情報を、前記印刷制御装置に送信する確認結果情報送信ステップとからなる処理をコンピュータに実行させるのに使用するプログラムを含むことを特徴とする印刷指示装置制御プログラム。
  25. 印刷ジョブを生成する印刷ジョブ生成ステップと、
    前記印刷ジョブの内容に係る印刷ジョブ情報を取得する印刷ジョブ情報取得ステップと、
    前記取得した印刷ジョブ情報に基づき、前記印刷ジョブの印刷処理を実行することで生じる損害の内容を予測する損害予測ステップと、
    前記予測された損害の内容に基づき、前記印刷ジョブに係るシステム利用者に対して前記印刷ジョブの印刷処理内容の確認を行うか否かを判定する確認有無判定ステップと、
    前記内容確認を行うと判定されたときに、前記システム利用者に対する前記内容確認処理を実行する内容確認処理実行ステップと、
    前記内容確認処理の実行による確認結果に基づき、前記印刷ジョブの印刷処理を制御する印刷処理制御ステップと、を含むことを特徴とする印刷指示装置制御方法。
  26. 印刷ジョブを生成する印刷ジョブ生成ステップと、
    前記印刷ジョブを印刷装置に送信する印刷ジョブ送信ステップと、
    前記印刷ジョブの内容に係る印刷ジョブ情報を印刷制御装置に送信する印刷ジョブ情報送信ステップと、
    前記印刷制御装置から受信した内容確認処理の実行情報に基づき、当該内容確認処理を実行する内容確認処理実行ステップと、
    前記内容確認処理に対する確認結果の情報を、前記印刷制御装置に送信する確認結果情報送信ステップと、を含むことを特徴とする印刷指示装置制御方法。
  27. 印刷指示装置から受信した印刷ジョブ情報に基づき、当該印刷ジョブに係る印刷ジョブの印刷処理を前記印刷装置において実行することで生じる損害の内容を予測する損害予測手段と、
    前記予測された損害の内容に基づき、前記印刷ジョブに係るシステム利用者に対して前記印刷ジョブの印刷処理内容の確認を行うか否かを判定する確認有無判定手段と、
    前記確認を行うと判定されたときに、前記印刷指示装置に、前記処理内容の確認処理を行うための実行情報を送信する実行情報送信手段と、
    前記印刷指示装置から受信した前記確認処理の確認結果に基づき、前記印刷ジョブの印刷処理を制御する印刷処理制御手段と、を備えることを特徴とする印刷制御装置。
  28. 印刷指示装置から受信した印刷ジョブ情報に基づき、当該印刷ジョブに係る印刷ジョブの印刷処理を前記印刷装置において実行することで生じる損害の内容を予測する損害予測ステップと、
    前記予測された損害の内容に基づき、前記印刷ジョブに係るシステム利用者に対して前記印刷ジョブの印刷処理内容の確認を行うか否かを判定する確認有無判定ステップと、
    前記確認を行うと判定されたときに、前記印刷指示装置に、前記処理内容の確認処理を行うための実行情報を送信する実行情報送信ステップと、
    前記印刷指示装置から受信した前記確認処理の確認結果に基づき、前記印刷ジョブの印刷処理を制御する印刷処理制御ステップとからなる処理をコンピュータに実行させるのに使用するプログラムを含むことを特徴とする印刷制御装置制御プログラム。
  29. 印刷指示装置から受信した印刷ジョブ情報に基づき、当該印刷ジョブに係る印刷ジョブの印刷処理を前記印刷装置において実行することで生じる損害の内容を予測する損害予測ステップと、
    前記予測された損害の内容に基づき、前記印刷ジョブに係るシステム利用者に対して前記印刷ジョブの印刷処理内容の確認を行うか否かを判定する確認有無判定ステップと、
    前記確認を行うと判定されたときに、前記印刷指示装置に、前記処理内容の確認処理を行うための実行情報を送信する実行情報送信ステップと、
    前記印刷指示装置から受信した前記確認処理の確認結果に基づき、前記印刷ジョブの印刷処理を制御する印刷処理制御ステップと、を含むことを特徴とする印刷制御装置制御方法。
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