JP2006190520A - 電池パックおよび電池パック接続用カバー - Google Patents
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Abstract
【課題】 使用性および生産性の効率を損なわずに電池容量を容易に増減できる電池パックおよび電池パック接続用カバーを提供する。
【解決手段】 電池パック1は、セル11および回路基板16が外装ケース10に収納された構成とされており、セル11の電極12,13とそれぞれ電気的に接続された電池端子17,18を有している。また、電池パック1は、外装ケース10の外部から接続可能で電池端子17と電気的に接続されたコネクタ19,20と、外装ケース10の外部から接続可能で電池端子18と電気的に接続されたコネクタ21,22とを備えている。これにより、コネクタ19,20およびコネクタ21,22を介して、少なくとも2つの電池パック1が電気的に並列に接続可能とする。
【選択図】 図1
【解決手段】 電池パック1は、セル11および回路基板16が外装ケース10に収納された構成とされており、セル11の電極12,13とそれぞれ電気的に接続された電池端子17,18を有している。また、電池パック1は、外装ケース10の外部から接続可能で電池端子17と電気的に接続されたコネクタ19,20と、外装ケース10の外部から接続可能で電池端子18と電気的に接続されたコネクタ21,22とを備えている。これにより、コネクタ19,20およびコネクタ21,22を介して、少なくとも2つの電池パック1が電気的に並列に接続可能とする。
【選択図】 図1
Description
この発明は、電池パックおよび電池パック接続用カバーに関し、特に、複数個のセルを効率よく使える電池パックおよび電池パック接続用カバーに関する。
携帯用電子機器等の電源として電池パックが使用されている。電池パックは、通常、セルを保護回路等が形成された回路基板と共に外装ケースに収納した構成を有している。図10を参照して、従来の1セル電池パックの構造について説明する。図10Aは、電池パックの外装ケース内の回路基板116の上面図であり、図10Bは、回路基板116の左側面図であり、図10Cは、回路基板116の右側面図である。また、図10Dは、電池パックの外装ケース内の回路基板116の周辺部を示す正面図である。
セル111は、リチウムイオン電池等のセル(素電池)である。セル111の電極112,113は、それぞれタブ114,115を介して回路基板116と電気的に接続されている。たとえば、この電極112,113とタブ114,115およびタブ114,115と回路基板116とは、半田付けによって接続されている。回路基板116には、保護回路等の電気回路が形成されている。また、回路基板116には、図示しない外装ケースを介して外部と電気的に接続可能な電池端子117,118が設けられている。タブ114,115は、それぞれ回路基板116の保護回路を介して電池端子117,118と電気的に接続されている。
次に、図11を参照して、従来の1セル電池パックの回路構成について説明する。電池パック101の回路は、セル111と電池端子117,118と保護回路を構成する制御用IC(Integrated Circuit)119およびスイッチ回路120とによって構成されている。
セル111の正極側は、電池端子117と接続され、セル111の負極側は、スイッチ回路120を介して電池端子118と接続されている。
制御用IC119は、セル111の過放電、過充電、過電流等を防止するために、スイッチ回路120を制御する。スイッチ回路120は、制御用IC119の制御に基づき、充放電電流を遮断する。スイッチ回路120は、たとえばFET(Field Effect Transistor)からなる充電制御スイッチおよび放電制御スイッチから構成されている。
制御用IC119は、セル111の電圧を測定し、所定値以上の電圧になった場合に、スイッチ回路120の充電制御スイッチを制御して充電電流を遮断し、所定値以下の電圧になった場合に、放電制御スイッチを制御して放電電流を遮断する。
これにより、電池パック101は、電池端子117,118が充電装置、負荷装置に装着されると、セル111の電圧が所定の範囲内である場合に、充電装置、負荷装置とセル111との間で充放電電流を入出力可能に構成されている。
電池パックは、セルを複数個備えている場合がある。図12を参照して、並列接続の2セル電池パックの回路構成について説明する。電池パック102は、主として、セル111a,111b、電池端子117,118、制御用IC119およびスイッチ回路120で構成されている。
セル111a,111bは、共にリチウムイオン電池等のセルである。セル111a,111bは、電気的に並列に接続されており、正極側が電池端子117と接続され、負極側がスイッチ回路120を介して電池端子118と接続されている。図11に示したセル111が、電気的に並列に接続されたセル111a,111bによって構成されている以外は、上述した電池パック101の回路構成と同様である。
このように、複数個のセルが電気的に並列に接続された構成とすることで、電池パックの電池容量を増やすことができる。
また、以下の特許文献1には、複数のより小型のバッテリー(電池)パック全体が占める空間に収納可能であり、より小型のバッテリーパック内の1つのバッテリーパックと同一の位置に端子を備え、その他のバッテリーパックの端子と対応する位置には孔を設ける構成とすることで、電子機器において、容量の異なる複数のバッテリーパックを混在して装着可能なバッテリーパックが記載されている。
しかしながら、上述した従来の電池パックには、以下のような問題点があった。複数個のセルを電気的に並列に接続して電池パックの電池容量を増やす場合、電池パックの生産者は、外装ケースの内部でセルが電気的に並列に接続された電池パックを生産し、需要者に供給する必要があった。需要者は、電池容量が異なる電池パックを複数個所有し、用途に合わせて使い分ける必要があった。このため、使い分けにより使用されない電池パックが存在していた。
上述した特許文献1に記載されている電池パックは、容量の異なる電池パックを混在して使用することができるが、生産者が容量の異なる複数種類の電池パックを種類毎に生産する必要があり、生産効率がよくないという問題点があった。
したがって、この発明の目的は、使用性および生産性の効率を損なわずに電池容量を容易に増減できる電池パックおよび電池パック接続用カバーを提供することにある。
上述した課題を解決するために、この発明の第1の形態は、セルと、回路基板と、セルおよび回路基板を収納する外装ケースとを有し、セルの正極および負極とそれぞれ電気的に接続された正極端子および負極端子が少なくとも設けられている電池パックであって、外装ケースの外部から接続可能であり、正極端子と電気的に接続された正極側並列接続用コネクタと、外装ケースの外部から接続可能であり、負極端子と電気的に接続された負極側並列接続用コネクタとを備え、正極側並列接続用コネクタおよび負極側並列接続用コネクタを介して、少なくとも2つの電池パックがそれぞれ電気的に並列に接続可能とされたことを特徴とする電池パックである。
また、この発明の第2の形態は、セルと、回路基板と、セルおよび回路基板を収納する外装ケースとを有し、セルの正極および負極とそれぞれ電気的に接続された正極端子および負極端子が少なくとも設けられており、外装ケースの外部から接続可能であり、正極端子と電気的に接続された正極側並列接続用コネクタと、外装ケースの外部から接続可能であり、負極端子と電気的に接続された負極側並列接続用コネクタとを備えた少なくとも2つの電池パックを着脱自在な電池パック接続用カバーであって、複数個の電池パックの正極側並列接続用コネクタのそれぞれを電気的に接続し、複数個の電池パックの負極側並列接続用コネクタのそれぞれを電気的に接続する接続プラグが設けられており、複数個の電池パックの正極端子および負極端子のうち、少なくとも1つの正極端子および負極端子が外部と電気的に接続可能な構成とされていることを特徴とする電池パック接続用カバーである。
この発明では、正極側並列接続用コネクタおよび負極側並列接続用コネクタを介して、少なくとも2つの電池パックを電気的に並列に接続することができるため、電池容量を増やすことができる。電池パックは、既に製品状態であるため、使用者が用途に応じて電池容量を増やすことができる。また、保護回路が個々の電池パックのセルに対して作用するため、製品の安全性が向上する。電池パック接続用カバーによって、複数個の電池パックの正極側並列接続用コネクタを電気的にそれぞれ接続すると共に、複数個の電池パックの負極側並列接続用コネクタを電気的にそれぞれ接続した場合には、その電池パック接続用カバーが対応する組み合わせによる容量の増加を簡易に図ることができる。
これにより、使用者は、1種類の電池パックを所有するだけで、電池容量の増減を簡易に行え、用途に合わせて使い分けることができる。生産者は、1種類の電池パックを生産、供給するだけでよく、生産、在庫、出荷管理が容易となり生産効率が向上する。
以下、この発明の一実施形態について図面を参照して説明する。まず、図1および図2を参照して、一実施形態による電池パックの構造について説明する。図1は、この発明の一実施形態による電池パック1の構造の一例を示している。図1Aは、電池パック1の上面図であり、図1Bは、電池パック1の左側面図であり、図1Cは、電池パック1の右側面図であり、図1Dは、図1Aに示す線A−A´間の断面図である。
図2は、電池パック1の外装ケース10内の構造を説明するための図である。図2Aは、回路基板16の上面図であり、図2Bは、回路基板16の左側面図であり、図2Cは、回路基板16の右側面図である。また、図2Dは、外装ケース10を除いた電池パック1の正面図である。
電池パック1は、セル11と回路基板16とを外装ケース10に収納した構成とされている。外装ケース10は、たとえば、絶縁性を有する樹脂材料で構成されている。外装ケース10は、略角形に構成されており、電池端子17,18用の開口とコネクタ19,20,21,22用の開口とを有している。
セル11は、リチウムイオン電池等のセル(素電池)である。セル11の正負の電極12,13は、それぞれタブ14,15を介して電気的に回路基板16の電気回路と接続されている。たとえば、この電極12,13とタブ14,15およびタブ14,15と回路基板16とは、半田付けによって接続されている。
回路基板16は、外装ケース10の上面と対向するように電池パック1の上部に配置されている。回路基板16には、保護回路等の電気回路が形成されている。また、外装ケース10の上面と対向する回路基板16の面上には、電池端子17,18とコネクタ19,20,21,22とが設けられている。タブ14,15は、それぞれ回路基板16の保護回路を介して電池端子17,18と電気的に接続されている。また、回路基板16の配線パターン等により、正極側並列接続用のコネクタ19,20は、電池端子17と電気的に接続されており、負極側並列接続用のコネクタ21,22は、電池端子18と電気的に接続されている。
電池端子17,18は、電池パック1の外部と電気的に接続可能な構成とされている。電池端子17,18は、外面が外装ケース10の外面と略同じとなるか、図示したように、外装ケース10の外面から若干突出するように構成されている。
電池端子17,18は、回路基板16上に設けられた銅箔等による端子によって構成してもよいし、回路基板16上に配置された部品の端子によって構成してもよい。
また、図に示す例では、図1Aに示す短手方向(厚み方向)に電池パック1を重ね合わせた際に、裏表の方向性を持たせるために、電池端子17が電池パック1の上面の右側に位置するように設けられ、電池端子18が電池パック1の上面の略中央部に位置するように設けられているが、これに限らず、電池端子17,18は、共に中央部付近に配置したり、左右にそれぞれ対称に配置したりする等、他の位置に配置してもよい。
コネクタ19,20,21,22は、後述する接続用カバーによって複数個の電池パック1を電気的に並列に接続するためのものである。コネクタ19,20,21,22は、外装ケース10の外部から接続可能なように、外装ケース10に設けられているコネクタ用の開口によって、嵌合部が露出するように配置されている。図に示す例では、コネクタ19とコネクタ20とが、電池パック1の厚み方向の中心線である線A−A´を軸として対称に配置されている。また、コネクタ21とコネクタ22とが、線A−A´を軸として対称に配置されている。
また、電池端子17,18への電気的な接続を容易とするために、コネクタ19,20は、電池端子17を挟むように電池端子17の近傍に配置されており、コネクタ21,22は、電池端子18を挟むように電池端子18の近傍に配置されている。このように、電池端子17,18の両側にそれぞれコネクタ19,20、コネクタ21,22を配置することで、他の電池パック1を厚み方向の上下どちらに重ねても、それぞれ異なる電池パック1のコネクタ19とコネクタ20間、コネクタ21とコネクタ22間を同じように接続することができ、重ねる順番を考慮しなくてもよくなる。なお、これらコネクタ19,20,21,22の配置場所は、後述する接続用カバーによって、それぞれ異なる電池パック1のコネクタ19とコネクタ20間、コネクタ21とコネクタ22間とがそれぞれ電気的に接続されるのであれば、特に限定されるものではなく、他の位置に配置してもよい。
コネクタ19、20,21,22として、たとえば、図3に示すコネクタ30を使用することができる。図3Aは、コネクタ30の正面図であり、図3Bは、コネクタ30の上面図であり、図3Cは、コネクタ30の右側面図である。
コネクタ30は、嵌合部に嵌入された導電体と回路基板16の電気回路とを電気的に接続する。本体部31は、たとえば、ニッケル等の金属からなり、嵌合部が弾性を備えるように構成されている。差込口32は、内側に向かって折り曲げられた構成とされており、導電体が差込口32から嵌入された際に、接触部33が導電体を挟持して、導電体と本体部31とが電気的に確実に接続されるように構成されている。本体部31の中央部には、切り欠き34が設けられている。
また、本体部31の底部には、金属製のリード端子35,36が設けられている。リード端子35,36は、たとえば、回路基板16に設けられているスルーホールに嵌入され、半田付け等によって回路基板16に固定され、回路基板16の配線パターンと電気的に接続される。
なお、コネクタ19、20,21,22は、図3に示すものに限ったものではなく、嵌合部に嵌入された導電体と回路基板16の電気回路とを電気的に接続する構成を有するものであれば、他の様々な形状のコネクタを使用することができる。たとえば、コネクタ30は、挿入実装型の部品としたが、表面実装型の部品としてもよい。また、本体部31は、金属製としたが、ポリカーボネート等の適度な弾性および剛性を備えた樹脂材料で形成し、導電体を嵌入した際に導電体とリード端子35,36とを電気的に接続する導電性の接触部を配した構成であってもよい。
また、コネクタ19、20,21,22は、それぞれ同じ形状でなくてもよく、たとえばコネクタ19とコネクタ20、コネクタ21とコネクタ22とを同形状としてもよい。さらには、コネクタ19、20,21,22は、コネクタ30のような部品を使用せず、回路基板上に設けた銅箔等による端子のみによって構成することも可能である。
一実施形態による電池パック接続用カバーは、2つ以上の電池パック1に装着して使用するものであり、複数個の電池パック1に装着された場合に、それぞれの電池パック1が電気的に並列に接続される構成を有している。なお、使用する電池パック1の個数は、電池パック接続用カバーが対応している個数以内であれば、使用者が適宜変更することができる。
図4は、電池パック接続用カバーを適用した際における回路構成の一例である。電池パック1の回路は、セル11と電池端子17,18と保護回路を構成する制御用IC(Integrated Circuit)39およびスイッチ回路40とによって構成されている。
セル11の正極側は、正極の電池端子17と接続され、セル11の負極側は、スイッチ回路40を介して負極の電池端子18と接続されている。
制御用IC39は、セル11の過放電、過充電、過電流等を防止するために、スイッチ回路40を制御する。スイッチ回路40は、制御用IC39の制御に基づき、充放電電流を遮断する。スイッチ回路40は、たとえばFET(Field Effect Transistor)からなる充電制御スイッチおよび放電制御スイッチから構成されている。
制御用IC39は、セル11の電圧を測定し、所定値以上の電圧になった場合に、スイッチ回路40の充電制御スイッチを制御して充電電流を遮断し、所定値以下の電圧になった場合に、放電制御スイッチを制御して放電電流を遮断する。
電池パック接続用カバーを用いると、第1の電池パック1と第2の電池パック1とが各保護回路と電池端子間において電気的に並列に接続される。これにより、少なくとも一方の電池端子17および電池端子18が充電装置、負荷装置に装着されると、各セル11の電圧が所定の範囲内である場合に、充電装置、負荷装置と各セル11との間で充放電電流を入出力可能に構成されている。なお、充放電時のバランスを考慮し、第1の電池パック1のセル11と第2の電池パック1のセル11とは、電池容量等の電池特性を同じとすることが好ましい。
このように、各セル11が電気的に並列に接続される構成とすることで、電池容量を増やすことができる。また、セル11毎に保護回路が設けられているため、安全性を向上することができる。
次に、図5および図6を参照して、電池パック接続用カバーの構造について説明する。図5は、2つの電池パック1に装着される電池パック接続用カバーを示しており、図6は、電池パック接続用カバー内の電池パック1の状態を示している。図5Aおよび図6Aは、上面図であり、図5Bおよび図6Bは、左側面図であり、図5Cおよび図6Cは、右側面図である。
接続用カバー41は、2つの電池パック1をそれぞれ着脱自在な構成とされている。接続用カバー41は、図6に示すように、第1の電池パック1(図中上側の電池パック1)のコネクタ20と第2の電池パック1(図中下側の電池パック1)のコネクタ19とが隣接されると共に、第1の電池パック1のコネクタ22と第2の電池パック1のコネクタ21とが隣接されるように重ね合わせた第1および第2の電池パック1の端子面側に装着される。なお、図に示す例では、接続用カバー41を装着後の形状が、より小型となるために、第1および第2の電池パック1を隙間がないように重ね合わせた構成としているが、2個の電池パック1を安定して固定することができるのであれば、隙間を空けてもよい。
接続用カバー41は、第1および第2の電池パック1を一体化すると共に、第1の電池パック1と第2の電池パック1とを電気的に並列に接続する。図7および図8を参照して、接続用カバー41の構成の一例について説明する。図7Aは、接続用カバー41の上面図であり、図7Bは、接続用カバー41の背面図であり、図7Cは、接続用カバー41の右側面図である。また、図8は、図7Aに示す線B−B´間の断面図である。
接続用カバー41は、たとえばポリカーボネート等の樹脂材料で構成され、図6に示したように重ね合わされた第1および第2の電池パック1の端子面側である上部に冠着される構造を有している。第2の電池パック1の電池端子17,18が位置する部分には、それぞれ開口部42,43が設けられており、接続用カバー41が装着された状態であっても、第2の電池パック1の電池端子17,18が、外部と電気的に接続可能な構成とされている。すなわち、第2の電池パック1の電池端子17,18が共に図示しない負荷装置、充電装置と電気的に接続されることによって、第1および第2の電池パック1の各セル11の充放電が行われる。
なお、接続用カバー41に開口部42,43を設けずに、接続用カバー41に別個に設けられている金属製の端子用部材と電池端子17,18とを電気的に接続することによって、電池端子17,18を外部と電気的に接続可能な構成としてもよい。また、開口部42,43は、第2の電池パック1側に設けることに限ったものではなく、第1の電池パック1側または第1の電池パック1と第2の電池パック1の両方に設けてもよい。
接続用カバー41の内面には、銅、ニッケル等の金属からなる接続プラグ44,45がインサート成形されている。接続プラグ44は、第1の電池パック1のコネクタ20と第2の電池パック1のコネクタ19とを電気的に接続するものであり、接続プラグ45は、第1の電池パック1のコネクタ22と第2の電池パック1のコネクタ21とを電気的に接続するものである。
図8に示すように、接続プラグ45は、差込ピン46と差込ピン47と、差込ピン46と差込ピン47とを電気的に接続する接続部48とからなる断面コの字形を有している。第1の電池パック1と第2の電池パック1に接続用カバー41を装着すると、図9に示すように、接続プラグ45の差込ピン46は、第1の電池パック1のコネクタ22に嵌入され、差込ピン47は、第2の電池パック1のコネクタ21に嵌入される。これによって、第1の電池パック1のコネクタ22と第2の電池パック1のコネクタ21とが電気的に接続される。接続部48が接続用カバー41の内面から突出する場合には、その突出する長さだけ、上述したように電池端子17,18を外装ケース10の外面から突出させることで、電池端子17,18と接続用カバー41と端子17,18との間に隙間ができるのを防ぐことができる。
なお、図7に示すように、接続プラグ44も接続プラグ45と同じ構造とされている。すなわち、接続プラグ44は、差込ピン46と差込ピン47と、差込ピン46と差込ピン47とを電気的に接続する接続部48とからなる断面コの字形を有している。第1の電池パック1と第2の電池パック1に接続用カバー41を装着すると、接続プラグ44の差込ピン46は、第1の電池パック1のコネクタ20に嵌入され、差込ピン47は、第2の電池パック1のコネクタ19に嵌入される。これによって、第1の電池パック1のコネクタ22と第2の電池パック1のコネクタ21とが電気的に接続される。
これにより、第1の電池パック1と第2の電池パック1に接続用カバー41が装着されると、接続プラグ44,45によって、第1の電池パック1と第2の電池パック1とが電気的に並列に接続されると共に、第1の電池パック1と第2の電池パック1とが一体的に固定される。製品として完成されている第1の電池パック1と第2の電池パック1とを電気的に並列に接続することができるため、使用者が容易に2セル構造にして電池容量を増加することができる。
この発明は、上述したこの発明の実施形態に限定されるものでは無く、この発明の要旨を逸脱しない範囲内で様々な変形や応用が可能である。たとえば、上述した接続用カバー41は、2個の電池パック1を接続する構成であったが、3個以上の電池パック1を接続する構成であってもよい。
また、上述した電池パック1は、上面を端子面とし、電池端子17,18およびコネクタ19,20,21,22を電池パック1の上部に配置しているが、これらの配置は、電池パック1の上部に限定されるものではなく、電池パック1の下部、横部等の他の位置に配置してもよい。また、電池パック1は、角形のものに限ったものではない。
また、上述した一実施形態では、電池端子17が正極端子となり、電池端子18が負極端子となるように電極12,13と電池端子17,18とをそれぞれ電気的に接続するとしたが、電池端子18が正極端子となり、電池端子17が負極端子となるように接続してもよい。
また、電池パック1が備える端子は、電池端子17,18のみに限ったものではなく、セルの種類、電池容量の識別用の端子や、通信用の端子等が設けられていてもよい。また、電池パック1は、サーミスタや温度ヒューズ等の安全回路を備える構成であってもよい。
また、上述した一実施形態では、接続用カバー41は、電池パック1の上部に装着する構成であるとしたが、接続用カバー41は、電池パック1の全体を囲う構成であってもよい。
1・・・電池パック
10・・・外装ケース
11・・・セル
12,13・・・電極
14,15・・・タブ
16・・・回路基板
17,18・・・電池端子
19,20,21,22・・・コネクタ
39・・・制御用IC
40・・・スイッチ回路
41・・・接続用カバー
44,45・・・接続プラグ
10・・・外装ケース
11・・・セル
12,13・・・電極
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44,45・・・接続プラグ
Claims (5)
- セルと、回路基板と、上記セルおよび上記回路基板を収納する外装ケースとを有し、上記セルの正極および負極とそれぞれ電気的に接続された正極端子および負極端子が少なくとも設けられている電池パックであって、
上記外装ケースの外部から接続可能であり、上記正極端子と電気的に接続された正極側並列接続用コネクタと、
上記外装ケースの外部から接続可能であり、上記負極端子と電気的に接続された負極側並列接続用コネクタとを備え、
上記正極側並列接続用コネクタおよび上記負極側並列接続用コネクタを介して、少なくとも2つの電池パックがそれぞれ電気的に並列に接続可能とされたことを特徴とする電池パック。 - 請求項1において、
上記正極端子の近傍に上記正極側並列接続用コネクタが配置され、上記負極端子の近傍に上記負極側並列接続用コネクタが配置されていることを特徴とする電池パック。 - 請求項1において、
上記正極側並列接続用コネクタは、上記正極端子の両側に配置された2つのコネクタによって構成され、上記負極側並列接続用コネクタは、上記負極端子の両側に配置された2つのコネクタによって構成されていることを特徴とする電池パック。 - 請求項1において、
複数個の上記外装ケースをそれぞれ着脱自在である電池パック接続用カバーの内面に設けられた接続プラグによって、上記複数個の外装ケースの上記正極側並列接続用コネクタのそれぞれが電気的に接続されると共に、上記複数個の外装ケースの上記負極側並列接続用コネクタのそれぞれが電気的に接続される構成であることを特徴とする電池パック。 - セルと、回路基板と、上記セルおよび上記回路基板を収納する外装ケースとを有し、上記セルの正極および負極とそれぞれ電気的に接続された正極端子および負極端子が少なくとも設けられており、上記外装ケースの外部から接続可能であり、上記正極端子と電気的に接続された正極側並列接続用コネクタと、上記外装ケースの外部から接続可能であり、上記負極端子と電気的に接続された負極側並列接続用コネクタとを備えた少なくとも2つの電池パックを着脱自在な電池パック接続用カバーであって、
上記複数個の電池パックの上記正極側並列接続用コネクタのそれぞれを電気的に接続し、上記複数個の電池パックの上記負極側並列接続用コネクタのそれぞれを電気的に接続する接続プラグが設けられており、上記複数個の電池パックの正極端子および負極端子のうち、少なくとも1つの正極端子および負極端子が外部と電気的に接続可能な構成とされていることを特徴とする電池パック接続用カバー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005000349A JP2006190520A (ja) | 2005-01-05 | 2005-01-05 | 電池パックおよび電池パック接続用カバー |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2005000349A JP2006190520A (ja) | 2005-01-05 | 2005-01-05 | 電池パックおよび電池パック接続用カバー |
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ID=36797525
Family Applications (1)
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JP (1) | JP2006190520A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20120099046A (ko) * | 2009-10-21 | 2012-09-06 | 콘티넨탈 오토모티브 게엠베하 | 통합된 딥 방전 디바이스를 갖는 전기 에너지 스토어 |
JP2018206635A (ja) * | 2017-06-06 | 2018-12-27 | 矢崎総業株式会社 | コネクタ |
-
2005
- 2005-01-05 JP JP2005000349A patent/JP2006190520A/ja active Pending
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US9825340B2 (en) | 2009-10-21 | 2017-11-21 | Continental Automotive Gmbh | Electric energy storage device having a radio-controlled switch for discharging energy using an integrated deep discharge device |
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