JP2006189026A - 排ガス浄化フィルタ - Google Patents

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Abstract

【課題】従来よりも耐熱性に優れ、パティキュレートの燃焼除去頻度を低減することが可能な基材を有する排ガス浄化フィルタを提供すること。
【解決手段】排ガスの導入通路21と、多孔質隔壁25と、排ガスの排出通路22とを備えたハニカム状の基材2を有する排ガス浄化フィルタ1である。基材2は、多孔質隔壁25を四角形格子状に配したメインセル壁251と、それに囲まれたメインセル10とを有する。導入通路21となるメインセル10の下流端と排出通路22となるメインセル10の上流端とは、栓部材2によって閉塞されている。メインセル10の少なくとも一部には、メインセル10を分割するサブセル壁252が形成されている。サブセル壁252の厚みをts、メインセル壁251の厚みをtmとした場合、0.20<ts/tm<1.0であり、導入通路21となるメインセル10の開口率は少なくとも0.25である。
【選択図】図1

Description

本発明は、ディーゼルエンジン等の内燃機関から排出される排ガス中のパティキュレートを捕集して排ガスの浄化を行なう排ガス浄化フィルタに関する。
従来より、内燃機関から排出される排ガス中のパティキュレートを捕集して排ガスの浄化を行なう排ガス浄化フィルタがある。
該排ガス浄化フィルタは、内燃機関から排出されるパティキュレートを含む排ガスを導入する導入通路となるセルと、上記パティキュレートを捕集する多孔質隔壁と、上記パティキュレートが除去された後の排ガスを排出する排出通路となるセルを備えたハニカム状の基材を有するものである(特許文献1参照)。
また、上記導入通路となるセルの下流端と、排出通路となるセルの上流端とは栓部材によって閉塞されるのが一般的である。
そして、この基材を備えた排ガス浄化フィルタを用いて排ガスを浄化する際には、上記導入通路となるセルに浸入した排ガスが、上記多孔質隔壁を通過して隣のセルよりなる排出通路に移動する。このとき、上記排ガス中のパティキュレートが上記多孔質隔壁に捕集され、排ガスが浄化される。
上記排ガス浄化フィルタに捕集されたパティキュレートは、定期的に燃焼除去される。そして、これにより、上記多孔質隔壁の捕集機能は再生する。なお、燃焼除去方法としては、様々な方法が提案されている。
ところで、上記排ガス浄化フィルタに捕集されたパティキュレートを燃焼除去する際には、その燃焼により発生した熱の影響で、上記基材が破損するおそれがある。また燃焼時の熱の発生は、捕集したパティキュレートが多いほど大きい。そのため、熱による基材の破損を防止するために、パティキュレートの燃焼除去を行う間隔を短くしてその頻度を高め、1回で燃焼させるパティキュレートの量を少なくする工夫が必要となる。そのため、この燃焼除去を行う際の制御が複雑となると共に、コスト的にも不利となってしまう。
特開2001−96113号公報
本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてなされたもので、従来よりも耐熱性に優れ、パティキュレートの燃焼除去頻度を低減することが可能な基材を有する排ガス浄化フィルタを提供しようとするものである。
本発明は、内燃機関から排出されるパティキュレートを含む排ガスを導入する導入通路と、上記パティキュレートを捕集する多孔質隔壁と、上記パティキュレートが除去された後の排ガスを排出する排出通路とを備えたハニカム状の基材を有する排ガス浄化フィルタであって、
上記基材は、上記多孔質隔壁を四角形格子状に配したメインセル壁と、該メインセル壁によって囲まれたメインセルとを有し、
該メインセルのうち、上記導入通路となるメインセルの下流端と、上記排出通路となるメインセルの上流端とは、栓部材によって閉塞されており、
上記メインセルの少なくとも一部には、該メインセルを分割するサブセル壁が形成されており、
該サブセル壁の厚みをts、上記メインセル壁の厚みをtmとした場合、0.20<ts/tm<1.0であり、
上記導入通路のメインセルの面積をA、上記メインセル内に存在するサブセル壁の断面積をBとした場合、開口率(A−B)/A≧0.25であることを特徴とする排ガス浄化フィルタにある(請求項1)。
本発明の排ガス浄化フィルタは、上記のごとく、四角形状のメインセルの中に上記サブセル壁が形成された基材を用いている。そのため、この基材は、上記サブセル壁が増加した分だけ、これがないものに比べて熱容量が増加する。熱容量の増加は、耐熱性の向上につながる。それ故、上記排ガス浄化フィルタは、従来よりも耐熱性に優れたものとなり、捕集したパティキュレートを燃焼除去する頻度を従来よりも少なくすることが可能となる。
ここで、上記サブセル壁の厚みをts、上記メインセル壁の厚みをtmとした場合、0.20<ts/tm<1.0である。この範囲を満たすことによって、上記の優れた作用効果を有効に発揮させることができる。
上記ts/tmが0.20以下の場合には、上述した熱容量増加の効果が十分に得られず、また、サブセル壁の強度が低くなるという問題も生じる。一方、上記ts/tmが1.0以上の場合には、メインセル内のセル面積が減少し、セルの開口部にパティキュレートが堆積してセルを閉塞するあるいは圧損を増加させるおそれがある。それ故、より好ましくは、0.20<ts/tm<0.95がよく、さらに好ましくは、0.30≦ts/tm≦0.65がよい。
また、上記導入通路のメインセルの面積をA、上記メインセル内に存在するサブセル壁の断面積をBとした場合、開口率(A−B)/A≧0.25である。これにより、排ガスが通過する際の圧損の上昇を容易に抑制することができる。
上記導入通路のメインセルの面積Aは、上記導入通路のメインセルにおいて、上記メインセル壁によって囲まれた部分の面積とする。
また、上記開口率は、上記導入通路のメインセルにおいて、上記サブセル壁が存在せず開口している部分が占める割合であり、上記メインセルの面積Aから上記サブセル壁の断面積Bを除いた面積を、上記メインセルの面積Aで割った値とする。
本発明の排ガス浄化フィルタにおいては、上記サブセル壁は、すべての上記メインセルに形成されていることが好ましい(請求項2)。この場合には、上記基材を製造する際に、メインセルの閉塞位置等を管理するのが容易となり、製造工程の合理化を図ることができる。
また、上記サブセル壁は、上記排出通路となる上記メインセルのみに形成されていてもよい(請求項3)。この場合には、上記導入通路には上記サブセル壁を設けないので、導入通路において圧損が生じることを防止することができる。
また、上記サブセル壁は、上記導入通路となる上記メインセルのみに形成されていてもよい(請求項4)。この場合には、上記排出通路には上記サブセル壁を設けないので、排出通路において圧損が生じることを防止することができる。
また、上記サブセル壁は、上記メインセルの上記四角形における2つの対角線上の一方あるいは両方に配されていることが好ましい(請求項5)。この場合には、上記サブセル壁および上記メインセル壁による全体の剛性を高くすることができる。
また、上記サブセル壁は、上記メインセルの上記四角形における対向する辺の中点同士を結ぶ2つの線上の一方あるいは両方に配されている構造をとることもできる(請求項6)。
また、上記基材は、コーディエライトを主成分とするセラミックスよりなることが好ましい(請求項7)。上記基材としては、現在のところSiCを用いるのが主流であるが、これに比べてコーディエライトは耐熱性が低い。そのため、上記構成が特に有効である。また、コーディエライトを採用することによって、SiCの場合よりもコストを低くすることもできる。
また、上記基材の気孔率は50〜75%であることが好ましい(請求項8)。この場合には、フィルタの圧力損失を低く維持しながら、フィルタの浄化性能を高くすることができる。この気孔率は、ポロシメータを用いた水銀圧入法により細孔容積を求めて測定することができる。上記気孔率が50%未満の場合には、圧力損失が高くなるという問題が生じるおそれがある。一方、上記気孔率が75%を超える場合には、排ガス浄化フィルタの強度が低下するという問題や、フィルタの浄化性能が低下するという問題が生じるおそれがある。
(実施例1)
本発明の実施例に係る排ガス浄化フィルタにつき、図1〜図3を用いて説明する。
本例の排ガス浄化フィルタ1は、図1に示すごとく、内燃機関から排出されるパティキュレートを含む排ガス9(図2)を導入する導入通路21と、上記パティキュレートを捕集する多孔質隔壁25と、上記パティキュレートが除去された後の排ガス9を排出する排出通路22とを備えたハニカム状の基材2を有する排ガス浄化フィルタである。
基材2は、コーディエライトを主成分とするセラミックスよりなり、多孔質隔壁25を四角形格子状に配したメインセル壁251と、該メインセル壁251によって囲まれたメインセル10とを有する。メインセル10のうち、導入通路21となるメインセルの下流端と、排出通路22となるメインセルの上流端とは、栓部材3によって閉塞されている。
そして、メインセル10の少なくとも一部には、該メインセル10を分割するサブセル壁252が形成されている。サブセル壁252の厚みをts、メインセル壁251の厚みをtmとした場合、0.20<ts/tm<1.0である。
以下、これを詳説する。
上記基材2は、図2に示すごとく、円筒状の外形状を有しており、その軸方向に多数のメインセル10を有している。メインセル10は、上記のごとく四角形格子状に配されたメインセル壁251によって囲まれており、上記導入通路21又は排出通路22のいずれかの役割を担っている。導入通路21と排出通路22の配置は、これらが交互に配されるようにしてある。
そして、本例の基材2は、図3に示すごとく、すべてのメインセル10にそれぞれ上記サブセル壁252を設けてある。サブセル壁252は、メインセル10の四角形における2つの対角線上の一方のみに配されている。そして、すべてのサブセル壁252は、平行に配設してある。そのため、すべてのメインセル10は、サブセル壁252の存在によって、2つの三角形状のサブセルに分割されている。
本例では、図3に示すごとく、上記メインセル壁251の厚みtmを0.30mm、サブセル壁252の厚みtsを0.25mm以下となるように設定した。
また、図1、図2に示すごとく、基材2の両端には、上記のごとく栓部材3が配設されている。栓部材3は、導入通路21の下流端と排出通路22の上流端に配され、メインセル10全体、つまりサブセル壁252が隠れるように配設されている。したがって、端面から見ると、四角形状の閉塞部が交互に存在し、閉塞されていない部分は、四角形が半分に分割された三角形状のセルが存在する状態となっている。
なお、上記メインセル壁251及びサブセル壁の表面には、必要に応じて酸化触媒あるいはNOx還元触媒等を担持させることができる。
このような排ガス浄化フィルタ1を製造するに当たっては、製造工程そのものは従来と同様の工程を採用することができる。すなわち、基材2の材料となる粘土状の原料をハニカム状の成形体として押出成形すると共に所定の長さに切断し、その成形体を乾燥・焼成させる。また、この乾燥・焼成の後又は前の工程において、栓部材3となる原料を閉塞すべき部分に配設し、これも乾燥・焼成させる。
ここで、本例の排ガス浄化フィルタ1に特有のこととしては、上記押出成形時の金型として、上記メインセル壁251及びサブセル壁252に対応するスリットを設けた金型(図示略)を用いることである。
次に、本例の排ガス浄化フィルタ1の作用効果について説明する。
本例の排ガス浄化フィルタ1は、上記のごとく、四角形状のメインセル10の中にサブセル壁252が形成された基材2を用いている。そのため、この基材2は、サブセル壁252が増加した分だけ、これがないものに比べて熱容量が増加する。熱容量の増加は、耐熱性の向上につながる。それ故、排ガス浄化フィルタ1は、サブセル壁252を有していない場合よりも耐熱性に優れたものとなり、捕集したパティキュレートを燃焼除去する頻度を従来よりも少なくすることが可能となる。
また、本例のサブセル壁252の厚みtsと、メインセル壁251の厚みtmとは、0.20<ts/tm<1.0の関係にある。そのため、あまり圧損を高めることなく上記の熱容量増加の効果を得ることができ、また、強度の向上を図ることもできる。
さらに、本例では、サブセル壁252を、すべてのメインセル10に形成した。そのため、基材2を製造する際に、メインセル10の閉塞位置等を管理するのが容易となり、製造工程の合理化を図ることができる。
また、本例の基材2は、コーディエライトを主成分とするセラミックスよりなる。コーディエライトは、現在排ガス浄化フィルタとして主流となっているSiCに比べて、耐熱性が低いという欠点がある。この欠点は、上記構成による熱容量の増加によって補うことが可能となる。そのため、SiCよりも低価格なコーディエライト製の排ガス浄化フィルタの普及を進めることができ、ディーゼルエンジンの排ガス浄化システム全体の低価格化に寄与することができる。
(実施例2)
本例は、図4に示すごとく、サブセル壁252をメインセル10の四角形における2つの対角線上の両方に配して十字状とした例である。その他の構造は実施例1と同様である。
この場合には、実施例1の場合よりもサブセル壁252の容積がおよそ2倍近くなるので、さらに基材2全体の熱容量の増大を図ることができる。その他は実施例1と同様の作用効果が得られる。
(実施例3)
本例は、図5に示すごとく、サブセル壁252を、すべてのメインセル10の四角形における対向する辺の中点同士を結ぶ2つの線上の一方のみに配設した例である。その他は実施例1と同様である。
この場合にも、実施例1と同様の作用効果が得られる。
(実施例4)
本例は、図6に示すごとく、サブセル壁252を、すべてのメインセル10の四角形における対向する辺の中点同士を結ぶ2つの線上の両方に配設して十字状とした例である。その他の構造は実施例1と同様である。
この場合にも、実施例3の場合よりもサブセル壁252の容積がおよそ2倍近くなるので、さらに基材2全体の熱容量の増大を図ることができる。その他は実施例3と同様の作用効果が得られる。
(実施例5)
本例は、図7〜図10に示すごとく、実施例1〜4で示した構造において、導入通路21となるメインセル10にのみサブセル壁252を形成し、排出通路22となるメインセル10にはサブセル壁252を形成しなかった例である。
これらの例では、基材2全体の熱容量増大効果は実施例1〜4に及ばないが、最もパティキュレートが捕捉される導入通路21の局部的な熱容量増大効果は実施例1、2とほぼ同様である。そのため、本例の場合にも耐熱性向上効果は有効に得ることができる。
なお、この場合には、製造上、サブセル壁252を設けた部分と設けていない部分を管理して製造する必要があり、若干製造管理が複雑になるというデメリットが生じることは避けがたい。
(実施例6)
本例は、基本構造が実施例1と同様であり、そのサイズが20R−13(直径129mm、長さ150mm、300メッシュ、12mil、気孔率65%)の排ガス浄化フィルタを用いて、開口率(A−B)/Aを変化させ、開口率と圧損の関係について測定した。圧損の測定は、圧損測定装置にて、エアーの流量を5m3/minで吸引したときの圧損測定装置における圧力と大気圧との差圧を測定することにより行った。その結果を図11に示す。同図は横軸を開口率(%)、縦軸を圧損(kPa)とした。
同図より知られるごとく、開口率を0.25以上とすることによって、圧損を抑制することができることがわかる。
実施例1における、排ガス浄化フィルタを端面から見た説明図。 実施例1における、排ガス浄化フィルタの縦断面から見た説明図(図1のA−A線矢視断面図)。 実施例1における、排ガス浄化フィルタの横断面から見た説明図(図2のB−B線矢視断面図)。 実施例2における、排ガス浄化フィルタを端面から見た説明図。 実施例3における、排ガス浄化フィルタを端面から見た説明図。 実施例4における、排ガス浄化フィルタを端面から見た説明図。 実施例5における、排ガス浄化フィルタを端面から見た説明図。 実施例5における、排ガス浄化フィルタを端面から見た説明図。 実施例5における、排ガス浄化フィルタを端面から見た説明図。 実施例5における、排ガス浄化フィルタを端面から見た説明図。 実施例6における、開口率と圧損の関係を示すグラフ。
符号の説明
1 排ガス浄化フィルタ
10 メインセル
2 基材
21 導入通路
22 排出通路
25 多孔質隔壁
251 メインセル壁
252 サブセル壁
3 栓部材

Claims (8)

  1. 内燃機関から排出されるパティキュレートを含む排ガスを導入する導入通路と、上記パティキュレートを捕集する多孔質隔壁と、上記パティキュレートが除去された後の排ガスを排出する排出通路とを備えたハニカム状の基材を有する排ガス浄化フィルタであって、
    上記基材は、上記多孔質隔壁を四角形格子状に配したメインセル壁と、該メインセル壁によって囲まれたメインセルとを有し、
    該メインセルのうち、上記導入通路となるメインセルの下流端と、上記排出通路となるメインセルの上流端とは、栓部材によって閉塞されており、
    上記メインセルの少なくとも一部には、該メインセルを分割するサブセル壁が形成されており、
    該サブセル壁の厚みをts、上記メインセル壁の厚みをtmとした場合、0.20<ts/tm<1.0であり、
    上記導入通路のメインセルの面積をA、上記メインセル内に存在するサブセル壁の断面積をBとした場合、開口率(A−B)/A≧0.25であることを特徴とする排ガス浄化フィルタ。
  2. 請求項1において、上記サブセル壁は、すべての上記メインセルに形成されていることを特徴とする排ガス浄化フィルタ。
  3. 請求項1において、上記サブセル壁は、上記排出通路となる上記メインセルのみに形成されていることを特徴とする排ガス浄化フィルタ。
  4. 請求項1において、上記サブセル壁は、上記導入通路となる上記メインセルのみに形成されていることを特徴とする排ガス浄化フィルタ。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項において、上記サブセル壁は、上記メインセルの上記四角形における2つの対角線上の一方あるいは両方に配されていることを特徴とする排ガス浄化フィルタ。
  6. 請求項1〜4のいずれか1項において、上記サブセル壁は、上記メインセルの上記四角形における対向する辺の中点同士を結ぶ2つの線上の一方あるいは両方に配されていることを特徴とする排ガス浄化フィルタ。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項において、上記基材は、コーディエライトを主成分とするセラミックスよりなることを特徴とする排ガス浄化フィルタ。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項において、上記基材の気孔率は50〜75%であることを特徴とする排ガス浄化フィルタ。
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