JP2006189025A - 高圧プランジャポンプ - Google Patents

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Abstract


【課題】 原料スラリーの微粒化粉体がプランジャ表面に付着し難く、従来より封止装置の長寿命化を図ることのできる高圧プランジャポンプの提供。
【解決手段】 シリンダとプランジャとの間に形成される環状間隙を封止して高圧部と低圧部を仕切る封止装置と、プランジャに対する粉体付着防止手段とを備えた高圧プランジャポンプであって、封止装置の弾性リングを、高圧部側に開放する溝部を備えた断面略U字形状で前記プランジャの外周面と接する円筒状部材からなり、プランジャ外周面との接触面が粉体付着防止手段として付着粉体掻き取り部を構成しているものとした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えばシリンダ内で高圧部と低圧部とを仕切るための封止手段を備えた高圧プランジャポンプに関するものである。
高圧プランジャポンプは、材料物質の衝突、粉砕による微粒化または乳化や微細粒子の分散などの流体の均質化を行うための、例えば図2に示すような微粒化装置において、各種原料スラリーを直接加圧して高圧噴射するのに用いられている。
この高圧プランジャポンプは、例えば図3に示すようなシリンダ101内を往復移動する高圧プランジャ102によって原料スラリーの高圧噴射を行うが、プランジャ102とシリンダ101との間には、両者間に形成される環状間隙103をシールして高圧側と低圧側とを仕切る封止装置104が設けられている。
この封止装置104は、高圧側から剛性のトップアダプタリング105と、弾性リング106と、この弾性リング圧縮用のパッキンリング108と該パッキンリング108よりも高い降伏強度を有するバックアップリング109とを配置してなるものであり、高圧プランジャポンプにおいて245MPaもの高圧原料スラリーに対して確実にシールを行ってきた(例えば、特許文献1参照。)。
特開2002−161982号公報
しかしながら、近年のセラミックス電子部品の需要の増加とあいまって電子部品材料としての高性能化が求められているチタン酸バリウム等のような、硬質粒子を含んだ強アルカリ性の原料スラリーに対しては、上記の如き従来の封止装置ではシール部品の寿命が極めて短かくなっていた。
これは、チタン酸バリウムなどの粉体は付着性が高く、微粒化装置で粉砕・分散処理を行うと、粒子の単分散化、微粒化が進むに伴ってより一層プランジャ表面に付着しやすくなり、この付着粉体がプランジャと封止装置のパッキンとの隙間に入り込むと、プランジャ表面を粗すだけでなくパッキンの磨耗を促進させ、短時間でパッキンの破損を引き起こして原料スラリー漏れを発生させるためである。
本発明の目的は、上記問題点に鑑み、原料スラリーの微粒化粉体がプランジャ表面に付着し難く、従来より封止装置の長寿命化を図ることのできる高圧プランジャポンプを提供することにある。また本発明は、硬質粒子・強アルカリ性原料スラリーに対して良好な封止状態が維持できる高圧プランジャポンプの提供を目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明に係る高圧プランジャポンプは、シリンダ内でのプランジャの往復摺動によってシリンダ内に原料スラリーを吸引すると共にその原料スラリーを加圧して排出する高圧プランジャポンプにおいて、前記シリンダと前記プランジャとの間に形成される環状間隙を封止して高圧部と低圧部を仕切る封止装置と、前記プランジャに対する粉体付着防止手段とを備え、該封止装置は、前記環状間隙内に高圧部側から順に剛性のトップアダプタリングと、弾性リングと、該弾性リング圧縮用のパッキンリングと該パッキンリングよりも高い降伏強度を有するバックアップリングとを配置したものであり、前記弾性リングは、高圧部側に開放する溝部を備えた断面略U字形状で前記プランジャの外周面と接する円筒状部材からなり、前記パッキンリングは、前記弾性リングの低圧部側でプランジャ外周面と接する円筒状部と、前記弾性リングの外周面を覆って該弾性リングをプランジャへ押圧する前記円筒状部から高圧部側へ延びる延設部とを有し、前記弾性リングのプランジャ外周面との接触面が、前記粉体付着防止手段として付着粉体掻き取り部を構成しているものである。
請求項2に記載の発明に係る高圧プランジャポンプは、請求項1に記載の高圧プランジャポンプにおいて、前記弾性リングは、ショア硬度Hs70以上、Hs95以下のウレタンエラストマー部材からなることを特徴とするものである。
請求項3に記載の発明に係る高圧プランジャポンプは、請求項1または請求項2に記載の高圧プランジャポンプにおいて、前記パッキンリングは、超高分子量ポリエチレンにカーボン又はポリテトラフルオロエチレンを充填してなる部材で構成されていることを特徴とするものである。
請求項4に記載の発明に係る高圧プランジャポンプは、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の高圧プランジャポンプにおいて、前記粉体付着防止手段が、前記プランジャの外周面に被覆されたダイヤモンドライクカーボンコーティング層を含むものである。
請求項5に記載の発明に係る高圧プランジャポンプは、請求項4に記載の高圧プランジャポンプにおいて、前記ダイヤモンドライクカーボンコーティング層の下層にSiC下地被覆層が設けられていることを特徴とするものである。
請求項6に記載の発明に係る高圧プランジャポンプは、請求項4または請求項5に記載の高圧プランジャポンプにおいて、前記ダイヤモンドライクカーボンコーティング層の膜厚が1.5μm以上であることを特徴とするものである。
請求項7に記載の発明に係る高圧プランジャポンプは、請求項4に記載の高圧プランジャポンプにおいて、前記ダイヤモンドライクカーボンコーティング層が、SiCを含有するSiC混合層であることを特徴とするものである。
請求項8に記載の発明に係る高圧プランジャポンプは、請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の高圧プランジャポンプにおいて、前記粉体付着防止手段が、前記原料スラリーに添加された、金属を含まない無灰型ポリカルボン酸系アンモニウム塩を主成分とする分散剤を含むものである。
請求項9に記載の発明に係る高圧プランジャポンプは、請求項8に記載の高圧プランジャポンプにおいて、前記分散剤の原料スラリー中の添加濃度が、原料スラリー中の固形分重量に対して0.5〜5wt%であることを特徴とするものである。
本発明の高圧プランジャポンプにおいては、シリンダとプランジャとの間に形成される環状間隙を封止して高圧部と低圧部を仕切る封止装置の弾性リングが、高圧部側に開放する溝部を備えた断面略U字形状で前記プランジャの外周面と接する円筒状部材からなり、プランジャ外周面との接触面が、前記粉体付着防止手段として付着粉体掻き取り部を構成しているものであるため、弾性リングのプランジャ接触面、即ち断面略U字形状の断面略U字形状の下側部分が弾性リングの復元力による高い接触面圧で強力なスクレーパとして機能し、プランジャ外周面に付着する微粒化粉体を良好に掻き取るため、付着粉体がプランジャと封止装置のパッキンとの隙間に入り込んでパッキンの磨耗、損傷を生じさせるのを防止でき、従来より封止装置の長寿命化が図れるという効果がある。
本発明は、シリンダとプランジャとの間に形成される環状間隙を封止して高圧部と低圧部を仕切る封止装置と、プランジャに対する粉体付着防止手段とを備えた高圧プランジャポンプであり、封止装置を構成する高圧部側の弾性リングが、高圧部側に開放する溝部を備えた断面略U字形状でプランジャの外周面と接する円筒状部材からなり、弾性リングのプランジャ外周面との接触面が、前記粉体付着防止手段として付着粉体掻き取り部を構成しているものである。
従って、本発明の弾性リングは、リング外周面を低圧部側から延びる延設部で覆うパッキンリングによりプランジャへ押圧され、その復元力による高い接触面圧で断面略U字形状の下側部であるプランジャ接触面がスクレーパとして機能し、プランジャ表面に付着する微粒化粉体を良好に掻き取るため、チタン酸バリウムなどの硬質で付着性の高い微粒化粉体に対しても、低圧部側でパッキンリングの磨耗や損傷の原因となるプランジャとパッキンリングとの隙間への浸入を防止して、封止装置自体の長寿命化を図ることができる。
この弾性リングは、接触面圧が高いほどそのスクレーパ機能が高くなるため、弾性率の高いものが望ましく、例えば、ショア硬度Hs70以上、Hs95以下のウレタンエラストマー部材からなるものが適している。この範囲下限より小さいショア硬度のものでは、弾性リングのスクレーパ機能を発揮するのに充分な接触面圧が得られるものの、リング自体の強度が不足するため早期に損傷が生じ易くなり、前記上限より大きいショア硬度では、圧による変形量が小さくスクレーパ機能を発揮するのに充分な接触面圧が得られなくなってしまうためである。
また、粉体付着防止手段として、パッキンリング自身を摩擦係数の低い素材とすることによって、粉体が付着し難くなり、耐磨耗性が向上してより長寿命化を図ることができる。そこで、本発明のパッキンリングには、超高分子量ポリエチレン素材を用いることが望ましい。
超高分子量ポリエチレンは、分子量100万以上と一般のポリエチレンより極めて分子量が高いものであるため、一般のポリエチレンに比べて耐摩耗性、摺動性、耐衝撃性において格段に優れたものであり、従来の高圧プランジャポンプの封止装置でもパッキンリングの素材として用いられている。また、現在では、このような超高分子量ポリエチレンにカーボン又はポリテトラフルオロエチレンを充填してより耐摩耗性、摺動性に優れた素材が開発されてきており、このような素材を本発明における封止装置のパッキンリングに用いることが好ましい。
一方、粉体付着防止手段としてプランジャ表面自体を摩擦係数の低いものとすることにより、パッキンリングの磨耗を低減させ、さらなる封止装置の長寿命化を図ることができる。例えば、ダイヤモンドライクカーボン(以下、DLCと記す)コーティング層をプランジャ外周面に被覆することによって、プランジャ表面へ粉体付着防止効果を付与することができる。DLCコーティング層は、チタンコーティング層に比べて2倍近い硬さであると共に約1/4の磨耗係数であり、またアモルファス構造であるため結晶粒界を持たず他の多結晶構造の硬質薄膜に比べて格段に平滑な表面が得られることから、近年は、潤滑性、低摩擦係数及び耐摩耗性、が求められる各種治工具の表面コーティングに用いられている。
なお、DLCコーティング層は、プランジャ表面上に直接形成しても良いが、下地層を介して形成しても良い。例えば、アルカリに強いSiC層を下地として形成しておけば、アルカリ液中においてDLCコーティング層を剥離し難くすることができる。
現在、DLCコーティング層は比較的低温での処理が可能なプラズマイオン注入成膜法で形成されており、一度の成膜で最大膜厚約1.5μm程度が一般的となっている。そこで、プランジャ表面により充分な強度と耐摩耗性を付与するために、DLCコーティング層は少なくとも膜厚1.5μmとすることが望ましく、上記の成膜法を繰り返して膜厚3μm以上とすればさらに寿命を長くすることができる。
また、DLCコーティング層を厚く形成する代わりに、DLCコーティング層にSiCを含有させたSiC混合DLCコーティング層を用いることもできる。このSiC混合DLCコーティング層は摩擦係数が低いため、同程度の厚さのDLCコーティング層に比べて優れた耐摩耗性と長寿命が得られる。
このSiC混合DLCコーティング層は、例えば、プラズマガスによるDLCコーティング層形成時に、そのプラズマガスをSiCガスを含む混合ガスとすることによって、形成することができる。
また、DLCコーティング層に限らず、同程度あるいはそれ以上に摩擦係数が低く硬度の高いコーティング層であれば広くプランジャ外周面への被覆に採用可能である。例えば、超硬質薄膜BH(Bluish Hard )コーティング層が挙げられる。これは、特殊なプラズマ合成により開発された新しいダークブルー色の薄膜であり、DLCコーティング層よりさらに低摩擦係数であると共に、20〜40%高い硬度を示すものである。
上記DLC、BHのいずれのコーティング層によっても、プランジャ外周面の摩擦係数低下と表面平滑化により、微粒化粉体はプランジャ表面に付着し難くなり、相対的にパッキンリングの耐摩耗性も向上する。さらに、このような摩擦係数低下によって、プランジャ摺動時のパッキンリングとの摩擦音も小さくなり、装置の低騒音化も図られる。
また、粉体付着防止手段として、微粒化粉体の凝集を防止してプランジャへの粉体付着を軽減させるための分散剤を原料スラリーに添加して用いても良い。ただし、分散剤は微粒化粉体の種類およびその使用目的に応じて適宜選択する。
例えば微粒子原料が高純度セラミックス電子部品用である場合には、その電子部品の電気特性を損なうことなくプランジャへの付着を軽減させるものとする。具体的には、金属を含まない無灰型ポリカルボン酸系アンモニウム塩を主成分とする分散剤を用いる。なおここで云う「主成分」とは、分散剤を構成する成分のうち50%以上を示す成分を指すものとする。この分散剤の原料スラリー中の添加濃度が、原料スラリー中の固形分(原料粉末)の重量に対して外部添加で0.5〜5wt%とするのが好適である。この範囲下限より少ない添加濃度では、分散剤としての効果が不充分となり、上限より多い添加濃度とすると、電気特性への影響が懸念されるからである。
本発明の一実施例による高圧プランジャポンプを図2に示す微粒化装置に組み込んでチタン酸バリウム粒子の微粒化を行った場合を以下に示す。まず、本実施例の高圧プランジャポンプは、図1の縦断面図に示すように、従来のものと基本構成は共通しており、即ち、シリンダ1内でのプランジャ2の往復摺動によってシリンダ1内に原料スラリーを吸引すると共にその原料スラリーを加圧して排出するものであり、シリンダ1とプランジャ2との間に形成される環状間隙3を封止して高圧部と低圧部を仕切る封止装置4が備えられている。
封止装置4は、高圧部側から順に、剛性のトップアダプタリング5と、弾性リング6と、該弾性リング圧縮用のパッキンリング8と該パッキンリング8よりも高い降伏強度を有するバックアップリング9とを配置して構成されるものである。
本実施例においては、弾性リング6が、高圧部側に開放する溝部7を備えた断面略U字形状でプランジャ2の外周面と接する円筒状部材からなり、パッキンリング8が弾性リング6の低圧部側でプランジャ外周面と接する円筒状部8xから高圧部側へ延びる延設部8yによって弾性リング6の外周面を覆って該弾性リング6をプランジャへ押圧するものであるため、弾性リング6は、プランジャ外周面との接触面、即ち断面U字形状の下側部が弾性リング6の復元力による高い接触面圧でスクレーパ状にプランジャ外周面の付着粉体を掻き取る機能を備えたものである。
この弾性リング6をショア硬度Hs90のウレタンエラストマーで構成し、パッキンリング8をそれぞれ3種の超高分子量ポリエチレン樹脂で構成してなる各封止装置を組み込んだ微粒化装置において、それぞれプランジャ2の被覆層10として厚さ1.5μmのDLCコーティング層をSiC下地層を介して設けた場合とこれらの被覆層10なしの場合とで以下のとおりチタン酸バリウム微粒化のための衝突処理テストを行った。
なお、超高分子量ポリエチレン樹脂3種とは、それぞれ超高分子ポリエチレン樹脂として従来も使われていたU−PE100(商品名:日本ポリペンコ株式会社製)と、これをベースに微粒子カーボンを分散することによってより耐摩耗性、帯電防止性が付与されたU−PE300(商品名:日本ポリペンコ株式会社製)と、ベースとなる超高分子量ポリエチレン樹脂にポリテトラフルオロエチレンを均一分散することによって摩擦係数が大きく低減されたU−PEASW(商品名:日本ポリペンコ株式会社製)である。
本衝突テストは、図2に示すように、2つの高圧プランジャポンプからなる増圧機を備えた微粒化装置にて、各高圧プランジャ2で原料スラリーをチャンバーに245MPa、流量0.73kg/minで送り込み、チャンバー内でのボール(径0.15mm)衝突を行い、衝突後スラリーを回収して再度チャンバへ送るという循環系で衝突処理を複数パス繰り返していくものである。
具体的には、正規パスとして、チタン酸バリウム6kg+水14kg=20kg(30wt%、pH12.4)を原料スラリー1ロットとし、1ロット8パスの処理時間が(20kg×8÷0.73kg/min÷60min=)約3.5時間という処理速度で行った。また、延長パスとして、正規パスを8パス経た後、さらに大型機で20パスして微粒化したもの20kgを原料とし、処理時間8.5時間で18パス循環処理を行った。この延長パスは、既にある程度微粒化されたものを原料としているため、プランジャ外周面に付着し易いと共にプランジャとパッキンリングとの隙間に入ってパッキンリングを磨耗させやすい条件である。
上記テストにおいて、それぞれ異なる素材のパッキンリングを持つ各封止装置およびプランジャのSiC下地層+DLCコーティング層の被覆層10の有無毎に、連続循環処理を繰り返していき、原料スラリーのリーク発生の確認による封止装置、即ちパッキンリングの寿命判定を行った。この判定では、リーク量3g/minを基準とし、それ以下のリーク量は問題ないものとした。寿命判定のテスト結果を表1に示す。なお、図3に示すような従来タイプの封止装置、即ち弾性リングが掻き取り構造となっていないものを組み込んだ場合を対照として衝突テストを行った結果も合わせて示す。
Figure 2006189025
表1の結果から明らかなように、本実施例による高圧プランジャポンプでは、硬質で付着し易く、しかも原料スラリーがpH12を越える強アルカリとなるチタン酸バリウムの微粒子化においても、封止装置4の弾性リング6を粉体付着防止手段としての掻き取り型を採用することによって、同じ材質の場合であっても封止装置4の寿命を従来型に比べて延ばすことができ、さらに弾性率の高いウレタンエラストマー製とすることで封止装置4の寿命が大幅に長期化した。
また、さらなる粉体付着防止手段としてプランジャ2の外周面にSiC下地層とDLCコーティング層の被覆層10を設けたことによって封止装置の寿命が著しく長くなると共に、パッキンリング8の素材としてより摩擦係数が低く摺動性の優れた超高分子量ポリエチレンを選択することによって、より長い封止装置の長寿命化が可能となることが確認された。なお、正規パスにおいて、パッキンリング8をU−PEASWで構成した場合には原料スラリーのリークは全くなく、U−PE300で構成した場合も、20時間経過後に0.03〜0.5g/minとわずかなリークが見られただけであった。
本テストは、原料スラリーが無くなった時点で終了としたが、テスト終了時点で実質的に寿命に達していない封止装置もあり、本実施例においては、粉体付着防止手段として各部材の形状、素材としてより最適なものを選択することによって、原料スラリーが硬質粒子で強アルカリであっても、より長期に亘って原料スラリー漏れなく、良好な封止状態を維持できる高圧プランジャポンプが実現可能となる。
また、上記のテスト結果は、DLCコーティング層の下層にアルカリに強いSiC下地層を形成しておいた場合を検討したが、ここで、SiC下地層の有無による封止装置寿命への影響を検討した。これは、SiC下地層の無い場合とある場合のDLCコーティング層を設けたプランジャで、パッキンリングにU−PE100を用いた従来型封止装置にて上記と同様の正規パスと延長パスにおいて封止装置の寿命判定を行ったものである。結果を以下の表2に示す。
Figure 2006189025
表2の結果から明らかなように、微粒化が困難な延長パスにおいて、SiC下地層がないDLCコーティングプランジャの場合に対してSiC下地層有りのDLCコーティングプランジャの場合そのパッキンリングの寿命としての封止装置寿命は6倍となっている。これは、SiC下地層を介することによって、DLCコーティング層がアルカリ液中においてもプランジャ表面から剥離し難くなっており、その分、さらなる封止装置の長寿命化につながったためである。
なお、上記のように良好な長寿命化を示したSiC下地層およびDLCコーティング層からなる被覆層に対して、さらに耐摩耗性を向上させることでより長い寿命を期待できる。まず耐摩耗性による寿命の長期化を可能とする容易な方法として膜厚を大きくすることが考えられる。そこで、上記SiC下地層の上にDLCコーティング層を繰り返し積層して膜厚を2倍に増大せしめたもの(2重被覆層)に対して上記と同じ衝突テストで検討してみた。
このテストでは、寿命判定を磨耗と見られる状態で母材(プランジャ2表面)が露呈するまでの時間とした。DLCコーティング層の形成を1回のみ行ったもの(1重被覆層)の寿命が160時間であったのに対して、2重被覆層では320時間とほぼ倍の寿命が得られ、DLCコーティング層の膜厚を厚くすることによる効果が確認された。
DLCコーティング層の膜厚を増大させることなく、DLCコーティング層自体の摩擦係数を下げ耐摩耗性を向上させる方法として、DLCコーティング層中にSiCを含有させたSiC混合DLCコーティング層を形成する方法がある。SiC含有率としては、重量換算で1%以上、好ましくは5%以上、70%以下とすると良い。このような混合層では、SiCの含有によって通常のDLCコーティング層のみからなる被覆層よりもプランジャ表面から剥離し難くなると共に、摩擦係数も低下する。この混合層は、DLCコーティング層形成時のプラズマガスにSiCガスを混合することによって形成することができる。
例えば、SiC含有率が10%〜50%の混合層においては、被覆層なしのプランジャ表面の摩擦係数が約0.2、通常のDLCコーティング層の摩擦係数が約0.15程度であったのに対して、摩擦係数0.08と大幅に低下していた。
また、前述と同様にプランジャ表面の露呈による寿命判定を行ったところ、SiC混合層(1重被覆層)の場合の寿命は480時間にも達し、通常のDLCコーティング層の場合に比較して大幅に寿命が長期化したことが確認された。この混合層においては、本来のDLCコーティング層が備えている低摩擦係数及び耐摩耗性という特徴にさらなる耐摩耗性の向上効果によって、より原料粉体が付着し難くなることによるパッキンの磨耗の防止、その結果としての封止装置の寿命のさらなる長期化が期待できる。
また、DLCコーティング層より摩擦係数の低いプランジャ被覆層としては、上記のようなSiC混合DLCコーティング層の他に、超硬質薄膜BHコーティング層が挙げられる。このBHコーティング層は、DLCコーティング層よりさらに低摩擦係数であると共に、より高い硬度を示すものであり、プランジャ被覆層として用いれば、DLCコーティング層のみからなる被覆層よりさらなる封止装置の長寿命化が期待できる。
また、さらなる粉体付着防止手段として、粉体粒子が凝集してプランジャ表面に付着し易くなるのを防ぐための分散剤を原料スラリーに添加して用いても良い。以下に、電子品の電気特性を損なう恐れのない分散剤として、金属を含まない無灰型ポリカルボン酸系アンモニウム塩を主成分とする分散剤を各種濃度で添加した場合の衝突微粒化テストを分散剤添加なしの場合と比較して行った。
本テストでは、図2に示す微粒化装置にて、パッキンリング8をU−PE100で構成し、プランジャ2にコーティング層なしの場合で前述の衝突テストと同じ条件での正規パスでチタン酸バリウム微粒化のための衝突処理を行い、同様に封止装置の寿命判定を行った。結果を以下の表3に示す。
Figure 2006189025
表3に示すように、分散剤の添加によっても封止装置の長寿命化効果が得られることが確認できた。また、分散剤の添加効果が発揮される好適な濃度は、0.5〜5wt%であった。従って、このような分散剤の添加を、上記のようなプランジャコーティング層やパッキンリングの低摩擦抵抗の部材などとの適度な併用によって、封止装置の寿命をさらに延ばすことも可能である。
以上の実施例に示されるように、本発明による高圧プランジャポンプにおいては、弾性リングを掻き取り型の構成とすると共に、上記のような各部材を含む設計条件を適度に選択することによって、原料スラリーが硬質粒子を含むものであるだけでなく、強アルカリ性である場合にも、充分な封止状態を維持でき、微粒化装置においては従来困難であった原料スラリーに対しても良好な微粒化処理を効率よく行える。
本発明の一実施例による高圧プランジャポンプの構成を示す概略縦断面図である。 微粒化装置の一例を示す全体構成図である。 (a)は従来の高圧プランジャポンプの構成を示す概略断面図であり、(b)は(a)の点線で囲った封止装置部分の拡大図である。
符号の説明
1,101:シリンダ
2,102:プランジャ
3,103:環状間隙
4,104:封止装置
5,105:トップアダプタリング
6,106:弾性リング
7:溝部
8,108:パッキンリング
8x:円筒状部
8y:延設部
9,109:バックアップリング
10:プランジャ被覆層(SiC下地層+DLCコーティング層)

Claims (9)

  1. シリンダ内でのプランジャの往復摺動によってシリンダ内に原料スラリーを吸引すると共にその原料スラリーを加圧して排出する高圧プランジャポンプにおいて、
    前記シリンダと前記プランジャとの間に形成される環状間隙を封止して高圧部と低圧部を仕切る封止装置と、前記プランジャに対する粉体付着防止手段とを備え、
    該封止装置は、前記環状間隙内に高圧部側から順に剛性のトップアダプタリングと、弾性リングと、該弾性リング圧縮用のパッキンリングと該パッキンリングよりも高い降伏強度を有するバックアップリングとを配置したものであり、
    前記弾性リングは、高圧部側に開放する溝部を備えた断面略U字形状で前記プランジャの外周面と接する円筒状部材からなり、
    前記パッキンリングは、前記弾性リングの低圧部側でプランジャ外周面と接する円筒状部と、前記弾性リングの外周面を覆って該弾性リングをプランジャへ押圧する前記円筒状部から高圧部側へ延びる延設部とを有し、
    前記弾性リングのプランジャ外周面との接触面が、前記粉体付着防止手段として付着粉体掻き取り部を構成していることを特徴とする高圧プランジャポンプ。
  2. 前記弾性リングは、ショア硬度Hs70以上、Hs95以下のウレタンエラストマー部材からなることを特徴とする請求項1に記載の高圧プランジャポンプ。
  3. 前記パッキンリングは、超高分子量ポリエチレンにカーボン又はポリテトラフルオロエチレンを充填してなる部材で構成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の高圧プランジャポンプ。
  4. 前記粉体付着防止手段が、前記プランジャの外周面に被覆されたダイヤモンドライクカーボンコーティング層を含むことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の高圧プランジャポンプ。
  5. 前記ダイヤモンドライクカーボンコーティング層の下層に、SiC下地被覆層が設けられていることを特徴とする請求項4に記載の高圧プランジャポンプ。
  6. 前記ダイヤモンドライクカーボンコーティング層の膜厚が1.5μm以上であることを特徴とする請求項4または請求項5に記載の高圧プランジャポンプ。
  7. 前記ダイヤモンドライクカーボンコーティング層が、SiCを含有するSiC混合層であることを特徴とする請求項4に記載の高圧プランジャポンプ。
  8. 前記粉体付着防止手段が、前記原料スラリーに添加された、金属を含まない無灰型ポリカルボン酸系アンモニウム塩を主成分とする分散剤を含むことを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の高圧プランジャポンプ。
  9. 前記分散剤の原料スラリー中の添加濃度が、原料スラリー中の固形分重量に対して0.5〜5wt%であることを特徴とする請求項8に記載の高圧プランジャポンプ。
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