JP2006187895A - 露光装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 特に階調表現を容易にして例えばドライバーに内付けの駆動素子を使用可能とし、しかも露光に必要な光量を確保することができ、さらに各ラインの寿命をほぼ同じにした露光装置と、この露光装置を備えた画像形成装置を提供する。
【解決手段】 複数のEL素子を整列配置したラインヘッド1と、感光体ドラム9とを備えた露光装置100である。ラインヘッド1はEL素子列をN列有しており、各EL素子列ではそれぞれの列ごとに、EL素子の画素面積が列内で一定とされている。各列におけるEL素子の画素面積Sは、S=S×2i−1(ただし、iは各EL素子列の列番号であり、1からNまでの自然数、Sは第1列のEL素子の発光画素の面積である)である。N列のEL素子列間において対応するN個のEL素子のうちの選択された一又は複数のEL素子が、感光体ドラム上の同一の単位描画領域に対して露光可能に構成されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、露光装置と、この露光装置を備えた画像形成装置に関する。
電子写真方式を利用したプリンタとして、ラインプリンタ(画像形成装置)が知られている。このラインプリンタは、被露光部となる感光体ドラムの周面上に、帯電器、ライン状のプリンタヘッド(ラインヘッド)、現像器、転写器などの装置を近接配置したものである。すなわち、帯電器によって帯電された感光体ドラムの周面上に、プリンタヘッドに設けられた発光素子の選択的な発光動作で露光を行なうことにより、静電潜像を形成し、この潜像を現像器から供給されるトナーで現像して、そのトナー像を転写器で用紙に転写するようにしたものである。
ところで、前記のようなプリンタヘッドの発光素子としては、無機あるいは有機の発光ダイオード(LED)を例えば千鳥状に2列配置したものが用いられている。しかし、これは数千個の発光点を精度良く配列することが極めて困難であるという課題がある。そこで、近年では、発光点を精度良く作り込める有機エレクトロルミネセンス素子(有機EL素子)を発光素子とする発光素子アレイを、プリンタヘッドとして備えた画像形成装置が提案されている。
しかし、有機EL素子は、例えば無機LEDに比べて発光輝度が格段に低く、したがってこの有機EL素子を発光素子とするラインヘッドでは、露光に必要な光量(輝度)を十分に確保するのが困難である。
このような背景のもとに、近時、複数の発光ラインで感光体ドラム上に1ライン分を露光し、1ラインの印刷を行う、いわゆる多重露光を行う技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−341140号公報
しかしながら、前記の多重露光技術では、階調表現を行う場合、構造上、基本的に1画素(1ライン)毎で多段の階調制御を行う必要である。したがって、1ラインあたりのクロック周波数が階調数の2倍以上必要となることから、TFT(薄膜トランジスタ)などのアアクティブ素子の応答速度以上となってしまう。その結果、各EL素子を駆動するためのドライバーとして、基板上に内付けしたものを用いることができず、外付けドライバーが必須となり、したがってラインヘッド(プリンタヘッド)の製造上の自由度、さらにはこれを備えた露光装置や画像形成装置の構造上の自由度が損なわれてしまう。
本発明は前記事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、特に階調表現を容易にして例えばドライバーに内付けの駆動素子を使用可能とし、しかも露光に必要な光量を確保することができ、さらに各ラインの寿命をほぼ同じにした露光装置と、この露光装置を備えた画像形成装置を提供することにある。
本発明の露光装置は、複数のEL素子を整列配置したラインヘッドと、前記ラインヘッドからの光によって露光される回転可能な感光体ドラムと、を備えた露光装置であって、
前記ラインヘッドは、前記EL素子の整列方向が前記感光体ドラムの回転軸と平行になるように形成されたEL素子列をN列(ただし、Nは2以上)有してなり、
前記各EL素子列では、それぞれの列ごとに、前記EL素子の発光をなす発光画素の面積が該列内で一定とされ、
前記各列における前記EL素子の前記発光画素の面積Sは、前記各EL素子列の列番号を1からNとすると、S=S×2i−1(ただし、iは各EL素子列の列番号であり、1からNまでの自然数、Sは第1列のEL素子の発光画素の面積である)であり、
前記N列のEL素子列間において対応するN個のEL素子のうちの選択された一又は複数のEL素子が、前記感光体ドラム上の同一の単位描画領域に対して露光可能に構成されたことを特徴としている。
この露光装置によれば、前記N列のEL素子列間において対応するN個のEL素子のうちの選択された一又は複数のEL素子が、前記感光体ドラム上の同一の単位描画領域に対して露光可能に構成されているので、例えば前記各EL素子を、点灯と非点灯との2値によってその階調を制御するようにし、これらN個のEL素子のうちのいずれのEL素子を選択して露光するかにより、露光の度合いとなる階調を変化させるようにすれば、2のべき乗で表される数の階調表現を容易に行うことができる。
すなわち、各EL素子による露光量は、その画素内での輝度を各EL素子間で一定とすると、それぞれの発光画素の面積に依存し、これに比例する。そして、この露光装置では、各列における前記EL素子の前記発光画素の面積Sを、前記のようにS=S×2i−1としており、したがって前述したようにこれらN個のEL素子のうちのいずれか一つ又は複数を適宜に選択することにより、選択したEL素子の発光画素の合計面積を、SからS×(2−1)まで等間隔(等差)で変化させることが可能になる。よって、このように発光面積を等間隔(等差)で変化させて露光を行うことにより、この露光の度合いとなる階調表現を容易にしかも良好に行うことができるようになる。
また、各EL素子の階調制御を、前述したように点灯と非点灯との2値によって行うことで、全体での階調表現が容易になるので、1ライン(1EL素子列)あたりに必要なクロック周波数が少なくなり、したがって各EL素子を駆動するためのドライバーとして、基板上に内付けしたものを用いることが可能になる。
また、前記各EL素子は、一つでは十分な輝度(光量)が得られなくても、複数のEL素子が同一の単位描画領域に露光することにより、必要な光量を確保することが可能になる。
さらに、各EL素子列間においては、各EL素子がその画素内での輝度を各EL素子間で一定にできるので、各EL素子列間でその寿命がほぼ同じになる。
なお、前記各EL素子を、該EL素子を形成した基板に形成した内付けの駆動素子で駆動するように構成すれば、ラインヘッドの製造上の自由度、さらにはこれを備えた露光装置や画像形成装置の構造上の自由度を高めることができる。
また、前記感光体ドラムは、該感光体ドラムの単位描画領域に対する露光の度合いとなる階調における、最小階調から最大階調までの間において、その感度が直線性を有しているのが好ましい。
このようにすれば、例えば補正回路を設けておいて前記感度を電気的に補正するといった必要がなく、したがって構造を簡易にできるとともに、各EL素子の画素内での輝度を各EL素子間で一定に保つことができる。
また、前記露光装置においては、前記感光体ドラムの単位描画領域に対する露光の度合いとなる階調における、最大階調を得るのに必要な光量を、(2−1)(ただし、Nは前記EL素子列の列数)で除算し、得られた値の光量を得るのに必要な前記EL素子の発光画素の面積Sを、前記Sとするのが好ましい。
このようにすることで、最大階調までの光量を、等間隔(等差)で確実に得ることが可能になる。
また、前記露光装置においては、前記各EL素子列をA群として備えるとともに、該A群と同じ数のEL素子列を有し、かつこれらEL素子列が前記A群の各EL素子列と同じ数のEL素子を有し、各EL素子間の相対的位置関係が前記A群と同じに構成されたB群のEL素子列を備え、
前記A群のEL素子列とB群のEL素子列とは、各EL素子列が互いに半ピッチずれた状態に配置され、かつ、前記A群のEL素子列とB群の各EL素子列をそれぞれ構成する各EL素子も、互いに半ピッチずれた状態に配置されているのが好ましい。
このように、A群のEL素子列とB群のEL素子列とを互いに半ピッチずれた状態に配置すれば、これらA群におけるEL素子列と、このEL素子列に対応するB群中のEL素子列とで同一の単位描画領域列に対して交互に露光することにより、この露光装置を備えた画像形成装置の解像度が向上する。
また、前記露光装置においては、前記A群におけるEL素子列と、このEL素子列に対応する前記B群中のEL素子列とが、前述したように同一の単位描画領域列に対して交互に露光するよう構成され、さらに、前記A群におけるEL素子列と、このEL素子列に対応する前記B群中のEL素子列とは、互いに発光画素の面積が同一とされ、かつ、各群でのライン走査順も同一とされているのが好ましい。
このようにすれば、各EL素子列の駆動制御が単純化されて容易になり、したがって制御回路そのものが簡略化される。
また、前記露光装置においては、前記N列のEL素子列間において対応するN個のEL素子が、同一の単位描画領域において少なくとも一部が重なる多重露光をなすよう構成され、かつ、この多重露光における最大の重なり度が、前記EL素子列の数であるNより少なく構成されているのが好ましい。
感光体ドラムの感度は、EL素子による露光の際の露光量(露光強度)と、これに対する除電量、すなわち、予め感光体ドラムに帯電された量に対して露光によりどれだけ除電されたかで決まる。このような感光体ドラムの感度特性は、同一の描画点に対して多重露光がなされる場合、この多重露光の度合いが高まるにつれ、直線性が低下する。したがって、前述したように少なくとも一部が重なるように多重露光する場合にも、この多重露光における最大の重なり度を前記EL素子列の数であるNより少なくすることで、前記感光体ドラムにおける感度特性の直線性の低下を抑えることができる。
また、前記露光装置においては、前記N列のEL素子列間において対応するN個のEL素子が、同一の単位描画領域において露光する領域が互いに重ならないよう構成されているのが好ましい。
このようにすれば、多重露光を行わないことにより、前記感光体ドラムにおける感度特性の直線性の低下を確実に防止することができる。
なお、前記露光装置においては、前記EL素子が有機EL素子であるのが好ましい。
本発明の画像形成装置は、露光手段として、前記の露光装置を備えたことを特徴としている。
この画像形成装置によれば、前述したように階調表現を容易にしかも良好に行うことができる。また、各EL素子を駆動するためのドライバーとして、基板上に内付けしたラインヘッドを用いることができることから、これを備えた画像形成装置自体の構造上の自由度も高まる。また、必要な光量が確保されたラインヘッドを用いているので、十分な階調度を表現することができる。さらに、ラインヘッドが、各EL素子列間でその寿命がほぼ同じになっているので、ラインヘッド全体としての寿命が高まり、したがって画像形成装置自体も、ラインヘッドに起因する寿命の低下が防止される。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、以下で参照する各図面においては、図面を見易くするために、各構成要素の寸法等を適宜変更して記載している。
(露光装置)
まず、本発明の露光装置について説明する。
図1は、本発明の露光装置の一実施形態を示す図であり、図1中符号100は露光装置である。この露光装置100は、後述する画像形成装置において露光手段として用いられるもので、ラインヘッド1と、このラインヘッド1からの光を結像させるレンズアレイ(光学結像系)31と、前記レンズアレイ31を透過した前記ラインヘッド1からの光によって露光される感光体ドラム9と、を備えて構成されたものである。
(ラインヘッドモジュール)
前記ラインヘッド1とレンズアレイ31とは、互いにアライメントされた状態でヘッドケース52に一体的に保持され、これによってラインヘッドモジュール101となっている。図2は、このラインヘッドモジュール101の斜視断面図であり、図2に示すようにラインヘッドモジュール101は、複数の有機EL素子を整列配置したラインヘッド1と、ラインヘッド1からの光を結像させるレンズ素子を整列配置したレンズアレイ31と、ラインヘッド1およびレンズアレイ31の外周部を保持するヘッドケース52と、を備えて構成されたものである。ここで、本実施形態においては、レンズアレイ31として、特に正立等倍結像系であるセルフォック(登録商標)レンズアレイ(日本板硝子社の商品名;以下、セルフォック(登録商標)レンズをSL、セルフォック(登録商標)レンズアレイをSLアレイと記す)が用いられている。このような構成のもとにラインヘッドモジュール101は、ラインヘッド1で発光し出射した光を、感光体ドラム9に正立等倍結像させるようになっている。
(ラインヘッド)
図3は、ラインヘッド1を模式的に示した図である。このラインヘッド1は、長細い矩形の素子基板2上に、複数の有機EL素子3を配列してなる発光素子列(EL素子列)を複数列形成したものである。ここで、本実施形態では、前記EL素子列として、A群とB群との2系統、すなわち、EL素子列3AとEL素子列3Bとを備えて構成されている。なお、このラインヘッド1には、図3中では示さないものの、前記の各有機EL素子3を駆動させるためのTFT(薄膜トランジスタ)からなる駆動素子群が、前記各EL素子3を形成した基板に形成されており、さらにこれらTFT(駆動素子)の駆動を制御する駆動回路も、ラインヘッド1内に一体形成されている。このような構成のもとに、ラインヘッド1はそのドライバーを、いわゆる内付けで備えたものとなっている。
ラインヘッド1は、図1に示したようにその光出射側の面が感光体ドラム9に対向して配置されるようになっており、その際、前記のEL素子列3A、3Bのそれぞれの列方向(有機EL素子3の整列方向)が、感光体ドラム9の回転軸と平行に配置されるようになっている。また、EL素子列3A、3Bは、図3に示したように本実施形態ではそれぞれ4列ずつ形成されている。ここで、A群のEL素子列3Aは、各列において有機EL素子3が整列した整列方向をX軸方向(X座標)、これら各列の並び方向をY軸方向(Y座標)とすると、各EL素子列3Aは、その列間のピッチ(中心間の距離)、すなわちY軸方向でのピッチが一定になっており、これら各EL素子列3Aを構成する有機EL素子3は、素子間のピッチ(中心間の距離)、すなわちX軸方向でのピッチも一定になっている。
また、B群のEL素子列3Bは、前記A群のEL素子列3Aと同じ数となっており、これらEL素子列3Bは、前記A群の各EL素子列3Aと同じ数のEL素子3を有している。そして、これらB群における各EL素子3間の相対的位置関係も、前記A群と同じに構成されている。また、これらB群のEL素子列3Bは、前記A群のEL素子列3Aに対し、Y軸方向において半ピッチずれた状態に配置され、さらに、これらB群の各EL素子列3Bをそれぞれ構成する各EL素子3も、前記A群のEL素子列3Aをそれぞれ構成する各EL素子3に対し、互いに半ピッチずれた状態に配置されている。このような構成のもとに、図3中のY軸方向において奇数列目に配置されたA群のEL素子列3Aと、偶数列目に配置されたB群のEL素子列3Bとは、互いに隣り合う列間において千鳥状に配置されたものとなっている。
なお、本実施形態においては、前記A群のEL素子列3Aの番号を、図3中に示したようにY軸方向に沿って#1(A)、#2(A)、#3(A)、#4(A)とし、同様に前記B群のEL素子列3Bの番号を、#1(B)、#2(B)、#3(B)、#4(B)としている。
また、本実施形態においては、前記の各EL素子列3A、3Bはそれぞれの列ごとで、各有機EL素子3の発光をなす発光画素の面積が、該列内で一定に形成されている。しかしながら、各列間においては、各有機EL素子3の発光をなす発光画素の面積が、互いに異なって形成されている。
すなわち、各EL素子列3A、3Bにおいては、そのEL素子3の発光画素の面積Sが、以下の式(1)となるように形成されている。
=S×2i−1 ……式(1)
ここで、式(1)において、iは各EL素子列3A、3Bの列番号であり、Sは第1列、すなわち列番号が1(#1)のEL素子の発光画素の面積である。なお、各EL素子列3A、3Bの列番号とは、前記の#1(A)〜#4(A)、#1(B)〜#4(B)における数字部分、すなわち、1から4までであり、特に面積の小さい順を表す番号である。したがって、第1列となる#1(A)、#1(B)のEL素子3の発光画素の面積Sは、前記式(1)よりSとなり、第2列となる#2(A)、#2(B)のEL素子3の発光画素の面積Sは、S×2となり、第3列となる#3(A)、#3(B)のEL素子3の発光画素の面積Sは、S×4となり、第4列となる#4(A)、#4(B)のEL素子3の発光画素の面積Sは、S×8となる。したがって、第1列のEL素子の発光画素の面積Sは、各発光画素の面積における単位面積となっているのである。
そして、このような構成のもとに、列番号の数字が同じであるA群のEL素子列3AとB群のEL素子列3Bとは、その発光画素の面積が互いに同一になっている。このように発光画素の面積が互いに同一に形成されたA群のEL素子列3AとB群のEL素子列3Bとは、本実施形態では互いに一つの組をなし、後述するように同一の単位描画領域列に対して交互に露光するよう構成されている。
また、A群およびB群では、それぞれの群を構成するEL素子列3A、3Bにおいて、図3中のX軸方向で同じ位置にある有機EL素子3、すなわち同じ行に配置された有機EL素子3が、本発明においては互いに対応した有機EL素子3となっている。すなわち、本実施形態では、A群、B群共に、EL素子列3A、3Bがそれぞれ4列ずつあることから、これら各群においては、対応する有機EL素子3のグループが、それぞれ4つの有機EL素子3によって構成されたものとなっている。
また、ラインヘッド1は、図4に示すように、スイッチング素子としてTFT(薄膜トランジスタ)が用いられることにより、前記の各有機EL素子3がアクティブマトリクス駆動するように構成されている。すなわち、このラインヘッド1は、複数の走査線105…と、各走査線105に対して直角に交差する方向に延びる複数の信号線102…と、各信号線102に並列に延びる複数の電源線103…とがそれぞれ配線された構成を有するとともに、走査線105…と信号線102…の各交点付近に、画素領域X…が設けられている。
信号線102には、シフトレジスタ、レベルシフタ、ビデオライン及びアナログスイッチを備えるデータ線駆動回路106接続されている。また、走査線105には、シフトレジスタ及びレベルシフタを備える走査線駆動回路107が接続されている。ここで、前記スイッチング素子としてのTFT(駆動素子)や、データ線駆動回路106、走査線駆動回路107等の駆動回路などからなるドライバーは、本実施形態ではいずれも有機EL素子3を形成した基板上に形成されており、いわゆる内付けで設けられたものとなっている。
さらに、画素領域X各々には、走査線105を介して走査信号がゲート電極に供給されるスイッチング用TFT112と、このスイッチング用TFT112を介して信号線102から共有される画素信号を保持する保持容量113と、該保持容量113によって保持された画素信号がゲート電極に供給される駆動用TFT123と、この駆動用TFT123を介して電源線103に電気的に接続したときに該電源線103から駆動電流が流れ込む画素電極23と、この画素電極23と陰極50との間に挟み込まれた機能層110とが設けられている。そして、画素電極23と陰極50と機能層110により、有機EL素子3が構成されている。なお、機能層110は、後述するように正孔輸送層と発光層とからなっている。
このような構成のもとにラインヘッド1は、走査線105が駆動されてスイッチング用TFT112がオン状態になると、そのときの信号線102の電位が保持容量113に保持され、該保持容量113の状態に応じて、駆動用TFT123のオン・オフ状態が決まる。そして、駆動用TFT123のチャネルを介して、電源線103から画素電極23に電流が流れ、さらに機能層110を介して陰極50に電流が流れる。機能層110は、これを流れる電流量に応じて発光する。
なお、有機EL素子3および駆動素子4の詳細な構造については後述する。また、このラインヘッド1では、EL素子として有機EL素子3を用いているが、これに代えて無機EL素子を用いることもできる。
また、このラインヘッド1では、前記の各有機EL素子3がアクティブマトリクス駆動することにより、特に前記複数のEL素子列3A間、およびEL素子列3B間において、それぞれ対応する複数の有機EL素子3が、前記感光体ドラム9上の同一の単位描画領域に対して露光できるようになっている。すなわち、各群において同じ行に配置され、したがってX軸方向での位置(X座標)が同一となっている4つの有機EL素子3どうしは、後述するように露光の際に感光体ドラム9が回転し、この感光体ドラム9上の単位描画領域が相対的に前記Y軸方向に移動することにより、対応する有機EL素子3間で、同一の単位描画領域に対して露光できるようになっているのである。
ここで、各有機EL素子3は、本実施形態では図3に示したように発光画素の開口形状が円形になっており、その中心位置が、列方向(X軸方向)、行方向(Y軸方向)にそれぞれ延びる仮想線(実際には走査線と信号線)の交点に一致したものとなっている。したがって、本実施形態では、対応する4つの有機EL素子3で同一の単位描画領域を露光すると、後述するように感光体ドラム9上に4重の多重露光をなすように構成されている。なお、本実施形態では、各有機EL素子3は点灯と非点灯との2値により、その階調が制御されるようになっている。
また、前記各有機EL素子3は、それぞれの画素内での輝度が、各有機EL素子3間で一定になっている。一般に有機EL素子では、その機能層110に流れる電流の値によって発光の輝度が決定され、通常の使用範囲においては、輝度は前記の電流値に比例する。したがって、本実施形態では、各群において発光画素面積が異なる各EL素子列3A、3Bで、発光画素の面積に比例して電流を流すよう制御することにより、前述したようにそれぞれの画素内での輝度を、各有機EL素子3間で一定にしているのである。
そして、このように画素内での輝度が各有機EL素子3間で一定になっており、これら各有機EL素子3は点灯と非点灯との2値によってその階調が制御されるようになっており、さらに、グループを構成する対応した4つの有機EL素子3が、前述した式(1)で示されるように単位面積(S)に対して2のべき乗で表される乗数を有した面積を有していることにより、後述するようにこれらグループを構成する4つの有機EL素子3のうちから一又は複数を選択し、感光体ドラム9上の同一の単位描画領域に対して露光することで、2のべき乗で表される数の階調表現、本実施形態では2の4乗である16階調を容易に表現することができるようになっている。
また、A群の有機EL素子3とB群の有機EL素子3とを半ピッチずらして配置しているので、同じ列番号を有するEL素子列3A、3Bどうしで同一の単位描画領域列を交互に露光することにより、解像度を向上することができる。すなわち、同じ列番号を有するEL素子列3A、3B間では、そのX軸方向における有機EL素子3間の見かけ上のピッチが、単一のEL素子列3Aあるいは3Bでのピッチの半分になっている。したがって、同じ列番号を有するEL素子列3A、3B間で、有機EL素子3間のピッチが狭くなっていることから、後述する画像形成装置の解像度を向上させることができるようになっているのである。
(SLアレイ)
図5は、レンズアレイ31としてのSLアレイの斜視図である。このレンズアレイ(SLアレイ)31は、SL素子31aを千鳥状に2列配列(配置)したものである。そして、千鳥状に配置された各SL素子31aの隙間には黒色のシリコーン樹脂32が充填されており、さらにその周囲にはフレーム34が配置されている。
前記SL素子31aは、その中心から周辺にかけて放物線上の屈折率分布を有している。そのため、SL素子31aに入射した光は、その内部を一定周期で蛇行しながら進む。よって、このSL素子31aの長さを調整すれば、画像を正立等倍結像させることができる。そして、このように正立等倍結像するSL素子31aにあっては、隣接するSL素子31aどうしが作る像を重ね合わせることが可能になり、広範囲の画像を得ることができる。したがって、図5に示したレンズアレイ31は、ラインヘッド1全体からの光を精度よく結像させることができるようになっている。
(ヘッドケース)
図2に戻り、前記ラインヘッドモジュール101の細部を説明する。このラインヘッドモジュール101は、ラインヘッド1およびレンズアレイ31の外周部を支持するヘッドケース52を備えている。このヘッドケース52は、Al等の剛性材料によってスリット状に形成されている。ヘッドケース52の長手方向に垂直な断面は、上下両端部が開口した形状となっており、その上半部の側壁52a,52aは相互に平行に配置され、下半部の側壁52b,52bはそれぞれ下端中央部に向かって傾斜配置されている。なお図示しないが、ヘッドケース52の長手方向における両端部の側壁も、相互に平行に配置されている。
そして、ヘッドケース52の上半部側壁52aの内側には、上述したラインヘッド1が配置されている。
図6は、ラインヘッドの結合部分(図2のA部)における拡大図である。図6に示すように、ヘッドケース52の側壁52aの内面には、全周にわたって階段状の台座53が形成されている。その台座53の上面にラインヘッド1の下面を当接させて、ラインヘッド1が水平に配置されている。詳細は後述するが、ラインヘッド1はボトムエミッション方式であり、素子基板2を下側に向け、封止基板30を上側に向けて配置されている。
また、ヘッドケース52の側壁52aとラインヘッド1とによって形成される角部には、全周にわたって封止材54a、54bが配設されている。なお、ヘッドケース52の側壁52aの内面とラインヘッド1の側面との隙間にも、封止材が配設されている。これにより、ヘッドケース52に対してラインヘッド1が気密接合されている。そのうち、ラインヘッド1の上側に配設された封止材54bは、アクリル等の紫外線硬化性樹脂で構成されている。また、ラインヘッド1の下側に配設された封止材54aは、エポキシ等の熱硬化性樹脂で構成されている。
なお、これらの封止材54a、54bには、ゲッター剤が含有されていてもよい。ゲッター剤とは、乾燥剤や脱酸素剤を意味しており、水分や酸素を吸着するものである。この構成によれば、封止材54a、54bによって水分や酸素の透過を確実に遮断することができる。したがって、ラインヘッドに形成された有機EL素子の吸湿や酸化を抑制することが可能になり、有機EL素子の耐久性の低下および寿命の短命化を阻止することができる。
図2に戻り、ヘッドケース52の下端部に形成されたスリット状の開口部には、レンズアレイ31が配置されている。そして、ヘッドケース52の側壁52bとレンズアレイ31とによって形成される角部には、全周にわたって封止材55a、55bが配設されている。なお、ヘッドケース52の側壁52aの内面とラインヘッド1の側面との隙間にも、封止材が配設されている。これにより、ヘッドケース52に対してレンズアレイ31が気密接合されている。そのうち、レンズアレイ31の上側に配設された封止材55aは、エポキシ等の熱硬化性樹脂で構成されている。また、レンズアレイ31の下側に配設された封止材55bは、アクリル等の紫外線硬化性樹脂で構成されている。さらに、これらの封止材55a、55bには、ゲッター剤が含有されていてもよい。
そして、ヘッドケース52の内側におけるラインヘッド1とレンズアレイ31との間には、チャンバ56が形成されている。前述したように、ヘッドケース52に対してラインヘッド1およびレンズアレイ31が気密接合されているので、チャンバ56は密閉封止されている。そして、チャンバ56の内部は、窒素ガス等の不活性ガスによって満たされるか、または真空に保持されている。
(有機EL素子および駆動素子)
次に、ラインヘッド1における有機EL素子や駆動素子等の詳細な構成について、図7を参照して説明する。
発光層60で発光した光を画素電極23側から出射する、いわゆるボトムエミッション型である場合には、素子基板2側から発光光を取り出す構成であるので、素子基板2としては透明あるいは半透明のものが採用される。例えば、ガラス、石英、樹脂(プラスチック、プラスチックフィルム)等が挙げられ、特にガラス基板が好適に用いられる。
また、発光層60で発光した光を陰極(対向電極)50側から出射する、いわゆるトップエミッション型である場合には、この素子基板2の対向側である封止基板側から発光光を取り出す構成となるので、透明基板及び不透明基板のいずれも用いることができる。不透明基板としては、例えば、アルミナ等のセラミックス、ステンレススチール等の金属シートに表面酸化などの絶縁処理を施したものの他に、熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂などが挙げられる。
本実施形態では、ボトムエミッション型が採用され、したがって素子基板2には透明なガラスが用いられるものとする。
素子基板2上には、画素電極23に接続する駆動用TFT123(駆動素子4)などを含む回路部11が形成されており、その上に有機EL素子3が設けられている。有機EL素子3は、陽極として機能する画素電極23と、この画素電極23からの正孔を注入/輸送する正孔輸送層70と、有機EL物質からなる発光層60と、陰極50とが順に形成されたことによって構成されている。このような構成のもとに有機EL素子3は、正孔輸送層70と発光層60とからなる機能層に電流が流され、これによって正孔輸送層70から注入された正孔と陰極50からの電子とが発光層60で結合することにより、発光をなすようになっている。
陽極として機能する画素電極23は、ボトムエミッション型である本実施形態では、透明導電材料によって形成され、具体的にはITOが好適に用いられている。
正孔輸送層70の形成材料としては、特に3,4−ポリエチレンジオシチオフェン/ポリスチレンスルフォン酸(PEDOT/PSS)の分散液、すなわち、分散媒としてのポリスチレンスルフォン酸に3,4−ポリエチレンジオキシチオフェンを分散させ、さらにこれを水に分散させた分散液が好適に用いられる。
なお、正孔輸送層70の形成材料としては、前記のものに限定されることなく種々のものが使用可能である。例えば、ポリスチレン、ポリピロール、ポリアニリン、ポリアセチレンやその誘導体などを、適宜な分散媒、例えば前記のポリスチレンスルフォン酸に分散させたものなどが使用可能である。
発光層60を形成するための材料としては、蛍光あるいは燐光を発光することが可能な公知の発光材料が用いられる。なお、本実施形態では、例えば発光波長帯域が赤色に対応した発光層が採用されるが、もちろん、発光波長帯域が緑色や青色に対応した発光層を採用するようにしてもよい。この場合、用いる感光体は、その発光領域に感度を持つものを採用する。
発光層60の形成材料として具体的には、(ポリ)フルオレン誘導体(PF)、(ポリ)パラフェニレンビニレン誘導体(PPV)、ポリフェニレン誘導体(PP)、ポリパラフェニレン誘導体(PPP)、ポリビニルカルバゾール(PVK)、ポリチオフェン誘導体、ポリメチルフェニルシラン(PMPS)などのポリシラン系などが好適に用いられる。また、これらの高分子材料に、ペリレン系色素、クマリン系色素、ローダミン系色素、ルブレン、ペリレン、9,10−ジフェニルアントラセン、テトラフェニルブタジエン、ナイルレッド、クマリン6、キナクリドン等の低分子材料をドープして用いることもできる。
陰極50は、前記発光層60を覆って形成されたもので、例えばCaを厚さ20nm程度に形成し、その上にAlを厚さ200nm程度に形成して積層構造の電極とし、Alを反射層としても機能させたものである。
また、この陰極50上には接着層を介して封止基板(図示せず)が貼着されている。
また、このような有機EL素子3の下方には、前述したように回路部11が設けられている。この回路部11は素子基板2上に形成されたものである。すなわち、素子基板2の表面にはSiOを主体とする下地保護層281が下地として形成され、その上にはシリコン層241が形成されている。このシリコン層241の表面には、SiO及び/又はSiNを主体とするゲート絶縁層282が形成されている。
また、前記シリコン層241のうち、ゲート絶縁層282を挟んでゲート電極242と重なる領域がチャネル領域241aとされている。なお、このゲート電極242は、図示しない走査線の一部である。一方、シリコン層241を覆い、ゲート電極242を形成したゲート絶縁層282の表面には、SiOを主体とする第1層間絶縁層283が形成されている。
また、シリコン層241のうち、チャネル領域241aのソース側には、低濃度ソース領域241bおよび高濃度ソース領域241Sが設けられる一方、チャネル領域241aのドレイン側には低濃度ドレイン領域241cおよび高濃度ドレイン領域241Dが設けられて、いわゆるLDD(Light Doped Drain )構造となっている。これらのうち、高濃度ソース領域241Sは、ゲート絶縁層282と第1層間絶縁層283とにわたって開孔するコンタクトホール243aを介して、ソース電極243に接続されている。このソース電極243は、電源線(図示せず)の一部として構成されている。一方、高濃度ドレイン領域241Dは、ゲート絶縁層282と第1層間絶縁層283とにわたって開孔するコンタクトホール244aを介して、ソース電極243と同一層からなるドレイン電極244に接続されている。
ソース電極243およびドレイン電極244が形成された第1層間絶縁層283の上層には、例えばアクリル系の樹脂成分を主体とする平坦化膜284が形成されている。この平坦化膜284は、アクリル系やポリイミド系等の、耐熱性絶縁性樹脂などによって形成されたもので、駆動用TFT123(駆動素子4)やソース電極243、ドレイン電極244などによる表面の凹凸をなくすために形成された公知のものである。
そして、ITO等からなる画素電極23が、この平坦化膜284の表面上に形成されるとともに、該平坦化膜284に設けられたコンタクトホール23aを介してドレイン電極244に接続されている。すなわち、画素電極23は、ドレイン電極244を介して、シリコン層241の高濃度ドレイン領域241Dに接続されている。
画素電極23が形成された平坦化膜284の表面には、画素電極23と、前述した無機隔壁25とが形成されており、さらに無機隔壁25上には、有機隔壁221が形成されている。そして、画素電極23上には、無機隔壁25に形成された前記開口25aと、有機隔壁221に形成された開口221aとの内部、すなわち画素領域に、前記の正孔輸送層70と発光層60とが画素電極23側からこの順で積層され、これによって機能層が形成されている。
ここで、無機隔壁25はその膜厚が薄いため、通常は光が透過する。したがって、本発明における有機EL素子3の発光画素の面積は、有機隔壁221の開口221aによって決定される。よって、この有機隔壁221をリソグラフィー技術等によってパターニングする際に、前述したように各EL素子列3A、3Bごとに予め設定された適宜な形状、面積、位置とすることにより、前記の式(1)に示されるような面積の有機EL素子3を所定位置に形成することができる。なお、無機隔壁25の膜厚を比較的厚くし、光が透過しないように形成する場合には、この無機隔壁25の開口25aを適宜にパターニングすることにより、前記の式(1)に示されるような面積の有機EL素子3を形成する。
次に、前記構成からなる露光装置100の使用形態について説明する。
前記構成のラインヘッドモジュール101は、図1に示したように被露光部となる感光体ドラム9に光を照射し結像して、露光するようになっている。このとき、ラインヘッド1とレンズアレイ31とは互いにアライメントされた状態でヘッドケース52に一体的に保持されているので、使用に際しては、単にラインヘッドモジュール101を感光体ドラム9にアライメントするだけでよい。
したがって、このラインヘッドモジュール101を備えた露光装置100にあっては、ラインヘッド1とレンズアレイ31とを別に用意する場合に比べ、感光体ドラム9に対するアライメントが容易になり、アライメント不良に起因する露光むらが確実に防止されるようになる。
次に、このような露光装置100による露光方法について説明する。
この露光装置100では、前記ラインヘッド1におけるA群のEL素子列3AとB群のEL素子列3Bとを、時間時分割走査することで、感光体ドラム9上を露光するようにしている。また、A群とB群とにおいて同じ列番号を有するものどうしについては、各群でのライン走査順についても、同一にしている。
このような露光の際には、前述したように各群のEL素子列3A(3B)において、グループを構成する対応した4つの有機EL素子3から、一又は複数を選択して感光体ドラム9上の同一の単位描画領域に対して露光することにより、露光の度合いとなる階調を変化させる。例えば、図8に示すようにA群における1列目のEL素子列#1Aの単位画素(有機EL素子3)より単位描画領域Pに対して露光を行い、B群における1列目のEL素子列#1Bの単位画素より単位描画領域Qに対して露光を行った後、感光体ドラム9を回転させ、ラインヘッド1に対して相対的にY軸方向に移動させた際に、描画点Pに対して2列目のEL素子列#2Aの単位画素、3列目のEL素子列#3Aの単位画素、4列目のEL素子列#4Aの単位画素の順で、多重露光を行うことができる。つまり、本実施形態では最大4回の多重露光を行うことができるのである。同様に、描画点Qに対しても最大4回の多重露光を行うことができる。
ここで、図9(a)に示すように、例えば列番号が#1A〜#4AのEL素子列3Aにおいて、対応する4つの有機EL素子3(#1)、3(#2)、3(#3)、3(#4)について見ると、これら各有機EL素子3は、前述したように画素内での輝度が一定になっており、その階調が点灯と非点灯との2値によって制御されることから、特に複数の有機EL素子3を用いて露光する(点灯させる)と、感光体ドラム9上での露光量は、各有機EL素子3による露光量の和となる。したがって、例えば4つの有機EL素子3(#1)、3(#2)、3(#3)、3(#4)全てを選択して露光すると、感光体ドラム9上では、図9(b)に示すように、単位描画領域U内において、同心円状に四重の露光(多重露光)がなされることになる。なお、このように対応する4つの有機EL素子3(#1)、3(#2)、3(#3)、3(#4)全てを選択して露光した際の階調度が、本実施形態における最大階調となる。
感光体ドラム9は、後述する画像形成装置において、帯電器(帯電手段)により予め帯電されている。そして、前記のラインヘッド1による露光により、均一に帯電された感光体ドラム9の面が選択的に除電され、静電潜像を形成する。なお、この静電潜像は、現像器から供給されるトナーで現像され、そのトナー像が転写器で用紙に転写されることにより、印刷がなされるようになっている。
帯電された感光体ドラム9からの除電量は、露光量、すなわち各有機EL素子3による露光量の和によって決定される。そして、この露光量に対する除電量の変化は、感光体ドラム9に対する帯電量などによっても変わるものの、これらを予め調整しておけば、基本的には感光体ドラム9の感度によって決定される。すなわち、感光体ドラム9の感度は、図10に示すように、露光量と除電量との関係によって表される。そして、本実施形態における感光体ドラム9の感度は、図10に示したように前記の最小階調(Min)から最大階調(Max)までの間において、直線性を有している。
なお、本実施形態では、特に感光体ドラム9の感度が直線性を有する範囲において、前記の最大階調(Max)を得るのに必要な光量(露光量MAX)を、(2−1)(ただし、Nは前記EL素子列の列数である4)、すなわち(2の4乗−1)である15で除算し、得られた値の光量(露光量)を得るのに必要な前記有機EL素子3の発光画素の面積Sを、前記Sとしている。
このように本実施形態では、4つの有機EL素子3(#1)、3(#2)、3(#3)、3(#4)を適宜に選択することで、選択した有機EL素子3の画素面積の合計を等間隔(等差)にすることができ、したがって、4つの有機EL素子3全てを選択しない(点灯させない)場合の最小階調を含めて、16階調の露光を行えるようになっているのである。そして、この階調範囲において感光体ドラム9は、前述したようにその感度が直線性を有していることから、露光の階調通りに除電される。したがって、前述したように露光の階調通りの印刷が可能になっているのである。
なお、本実施形態では、図9(b)に示したように単位描画領域U内において、最大で四重の多重露光を行っており、したがってその露光部分については、半径方向において一〜四重までの露光分布が形成される。しかし、前述したように本実施形態の感光体ドラム9は、このような四重での多重露光までは十分にその露光量の和が除電量に比例するように、その感度が予め設定されている。そして、単位描画領域Uは極めて微細であり、この単位描画領域U内での露光ムラは人間の目には視認不能となっているため、実際に印刷されたものは、設定された通りの階調でむら無く表示されるようになる。
また、特に本実施形態では、前述したようにA群の有機EL素子3によって露光を行うのに加え、B群の有機EL素子3によっても露光を行うことにより、印刷の解像度を向上させることができる。すなわち、同じ列番号を有するEL素子列3A、3Bどうしで同一の単位描画領域列を交互に露光することにより、A群の有機EL素子3によって露光した単位描画領域U間をB群の有機EL素子3によって露光した単位描画領域Uで埋めることができ、したがって有機EL素子3間のピッチを狭くして露光を行うことにより、解像度を向上させることができるのである。
このような露光装置100にあっては、発光面積を等間隔(等差)で変化させて露光を行うことにより、この露光の度合いとなる階調表現を容易にしかも良好に行うことができる。
また、各有機EL素子3の階調制御を、前述したように点灯と非点灯との2値によって行うようにしたので、全体での階調表現が容易になり、したがって1ライン(1EL素子列)あたりに必要なクロック周波数が少なくなり、各EL素子を駆動するためのドライバーとして、基板上に内付けしたものを用いることができる。そして、このようにドライバーとして内付けのものを用いることができるので、大幅なコストダウンに加えて、外付けドライバーの場合に比べ、ラインヘッド1の製造上の自由度、さらにはこれを備えた露光装置や画像形成装置の構造上の自由度を高めることができる。
また、前記各有機EL素子3は、一つでは十分な輝度(光量)が得られなくても、複数の有機EL素子3が同一の単位描画領域に露光することにより、必要な光量(露光量)を確保することができる。したがって、一つの有機EL素子3で十分な輝度を出すために大電流を流す必要がなくなり、このように大電流を流すことによる有機EL素子3の短寿命化を抑えることができる。
さらに、各EL素子列間においては、各EL素子がその画素内での輝度を各EL素子間で一定にできるので、各EL素子列間でその寿命がほぼ同じになる。したがって、各EL素子列間で寿命がばらつくことにより、ラインヘッドの寿命が最も寿命の短いEL素子列の寿命と同じになってしまい、ラインヘッド自体の寿命が本来の性能より格段に低く(短く)なってしまうのを防止することができる。
また、各有機EL素子3からなる画素間で輝度のばらつきが存在し、例えばこのばらつきによって輝度が低い有機EL素子3があったとしても、特に複数の有機EL素子3から同一の単位描画領域を露光するようにしているので、輝度が低い有機EL素子3が単独で多くの描画点を露光することがなくなる。よって、輝度が低い有機EL素子3に起因して印刷不良が起こるのを、防止することができる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されることなく、種々の本発明の要旨を逸脱しない限り、種々の変形が可能である。例えば、前記実施形態では、有機EL素子列の列数を、A群、B群共に4つずつとしたが、必要とする最大階調に応じて、2または3、あるいは5以上とすることもできる。2または3とすれば、階調数が減ることでヘッド寿命は短くなるものの、ドライバ数が減少することで装置そのものを安価にすることができる。また、有機EL素子列の列数を5以上とすれば、1つ増えるごとに2のべき乗で階調数を増やすことができ、その分ヘッド寿命を長くすることができる。例えば列数を5とすれば、最大階調としては、2の5乗で、32階調を得ることができる。
また、前記実施形態では、図3に示したように各有機EL素子列3A、3Bを、面積の小さい順に並べて配置し、配置順と列番号とを一致させたが、本発明において列番号は、配置順には関係なく、単に面積の小さい順を示す記号である。したがって、配置順については、面積の大小には関係なく、ラインヘッド上においてランダムに配置することができる。また、有機EL素子列3A、3Bのいずれについても、その配置順についてランダムにすることができる。
さらに、各有機EL素子列をA群とB群との2系統にしてこれらを千鳥状に配置し、解像度を上げているが、同一の単位描画領域列を露光する有機EL素子列を3系統以上に増やすことで、さらなる解像度の向上を図ることもできる。また、有機EL素子列を1系統にすることでドライバ数を減少させ、装置そのものを安価にするようにしてもよい。
また、前記実施形態では、A群またはB群において対応する4つの有機EL素子3からなるグループについて、そのラインヘッド1上での配置を、図9(b)に示したように、感光体ドラム9上の単位描画領域U内において、同心円状に四重となるようにし、これによって部分的に四重露光するようにしたが、同心円状とすることなく、例えば図11(a)のように中心をずらすようにしてもよい。
また、感光体ドラムの感度が、多重露光に追従できず、したがって多重露光箇所では露光量の和に除電量が比例しなくなる、すなわち、図10において直線性が失われた領域となり、直線性が得られない場合には、図11(b)に示すように最大の重ね露光が三重露光となるようにしてもよく、さらには、図11(c)に示すように最大の重ね露光が二重露光となるようにしてもよい。
さらに、感光体ドラムについてより良好な感度を得るべく、図12(a)に示すように、単位描画領域Uに対して重ね露光(多重露光)を行わないようにすることもできる。図12(a)は、前記実施形態と同様に各群の有機EL素子列数が4つであり、したがって、対応する有機EL素子3の数が4つである場合の例を示す図である。図12(a)において#1〜#4は、感光体ドラム上での各有機EL素子3の露光箇所を示すと同時に、これに相似となる、ラインヘッド上での各有機EL素子3の発光画素の配置を模式的に示している。この例では、被露光部となる単位描画領域Uを略正方形とすると、この被露光部の面積比が図中に示すように7:8に分割され、さらに「7」の側が4:3に分割され、「3」の側が2:1に分割されるように、露光する側となる有機EL素子#1〜#4を配置している。このようにすることで、単位描画領域Uにおいて重ね露光することなく、しかも最大階調時には単位描画領域U全体を均一に露光することができるようになる。
図12(b)は、各群の有機EL素子列数が5つであり、したがって、対応する有機EL素子3の数が5つであって、32階調の表示を行う場合の例を示す図である。図12(b)において#1〜#5は、感光体ドラム上での各有機EL素子3の露光箇所を示すと同時に、これに相似となる、ラインヘッド上での各有機EL素子3の発光画素の配置を模式的に示している。この例でも、被露光部となる単位描画領域Uを略正方形とすると、この被露光部の面積比が図中に示すよう分割されるように、露光する側となる有機EL素子#1〜#5を配置している。このようにすることで、単位描画領域Uにおいて重ね露光することなく、しかも最大階調時には単位描画領域U全体を均一に露光することができるようになる。
(実施例)
次に、図3に示したラインヘッド1を備えた露光装置の実施例について説明する。
この実施例の露光装置では、600ドット/インチの線画像の描画(露光)を可能とし、したがってA群、B群共に300ドット/インチ分の有機EL素子3、すなわち300個/インチの有機EL素子3を、図3中のX軸方向に備え、これによってそれぞれ有機EL素子列3A、3Bを形成している。
そして、このような数で、かつ、前述したような面積比を有する各4つの有機EL素子列3A、3Bを、紙送り方向(感光体ドラム9の回転方向)となる図3中のY軸方向に沿って#1、#2、#3、#4の順に走査し、点灯させることで、露光を行う。
ここで、通常の感光体ドラムにおける感度は、露光量が0.2μJ/cm程度まで直線性が得られるようになっており、したがってこの直線性が得られる最大値が、最大感光量となるように設定される。図3に示した例では、各有機EL素子#1、#2、#3、#4の面積の合計が、15×Sとなっている。したがって、前記の0.2μJ/cmを15で除算することにより、S=0.0133J/cmとなる。よって、有機EL素子#1については0.0133J/cmのパワー(輝度)が得られるように発光させることになる。同様に、有機EL素子#2については0.0267J/cmのパワー(輝度)が、有機EL素子#3については0.0533J/cmのパワー(輝度)が、有機EL素子#4については0.1067J/cmのパワー(輝度)が、それぞれ得られるように発光させることになる。このように構成することで、4つの有機EL素子3全てで露光したときの最大階調が、前記の最大感光量となる。したがって、感光体ドラムは、最小階調からこの最大階調(最大感光量)まで、その感度が直線性を有するものとなる。
このような露光装置によって露光を行うと、X軸方向の走査信号は有機EL素子3の階調が点灯と非点灯の2値であるため、全体での階調表現が容易になり、1ライン(1EL素子列)あたりに必要なクロック周波数が少なくなる。例えば、印刷スピードが40ppmである場合には、印刷1枚あたり1.5秒かかることになり、A4用紙縦で印刷する場合、7100ライン描画することになる。したがって、1ラインを走査する時間は2.1×10−4秒(210μ秒)となるが、2値表示(2値階調)であれば、クロック周波数4.76kHz(データ周波数2.4kHz)でもよいことになる。したがって、従来の、1ヘッドラインあたりの高周波駆動に比べ、飛躍的にクロック周波数を下げることができる。よって、ドライバーとして、有機EL素子3を形成した基板上に一体に形成された内付けのTFTを、駆動素子として用いることができる。
次に、本発明の露光装置が露光手段として備えられている画像形成装置について説明する。
(タンデム方式の画像形成装置)
図13は本発明の画像形成装置の第1の実施形態を示す図であり、図13中符号80はタンデム方式の画像形成装置である。この画像形成装置80は、有機ELアレイラインヘッド101K、101C、101M、101Yを、対応する同様な構成である4個の感光体ドラム41K、41C、41M、41Yにそれぞれ配置したことにより、露光装置を構成した、タンデム方式のものである。
この画像形成装置80は、駆動ローラ91と従動ローラ92とテンションローラ93とを備え、これら各ローラに中間転写ベルト90を、図13中矢印方向(反時計方向)に循環駆動するよう張架したものである。この中間転写ベルト90に対して、感光体ドラム41K、41C、41M、41Yが所定間隔で配置されている。これら感光体ドラム41K、41C、41M、41Yは、その外周面が像担持体としての感光層となっている。
ここで、前記符号中のK、C、M、Yは、それぞれ黒、シアン、マゼンタ、イエローを意味し、それぞれ黒、シアン、マゼンタ、イエロー用の感光体であることを示している。なお、これら符号(K、C、M、Y)の意味は、他の部材についても同様である。感光体ドラム41K、41C、41M、41Yは、中間転写ベルト90の駆動と同期して、図13中矢印方向(時計方向)に回転駆動するようになっている。
各感光体ドラム41(K、C、M、Y)の周囲には、それぞれ感光体ドラム41(K、C、M、Y)の外周面を一様に帯電させる帯電手段(コロナ帯電器)42(K、C、M、Y)と、この帯電手段42(K、C、M、Y)によって一様に帯電させられた外周面を感光体ドラム41(K、C、M、Y)の回転に同期して順次ライン走査する有機ELアレイラインヘッド101(K、C、M、Y)とが設けられている。
ここで、有機ELアレイラインヘッド101(K、C、M、Y)は、前述したようにヘッドケースによってSLアレイ(図示せず)とともに互いにアライメントされた状態で一体的に保持され、ラインヘッドモジュールとして用いられている。
また、この有機ELアレイラインヘッド101(K、C、M、Y)(ラインヘッドモジュール)で形成された静電潜像に現像剤であるトナーを付与して可視像(トナー像)とする現像装置44(K、C、M、Y)と、この現像装置44(K、C、M、Y)で現像されたトナー像を一次転写対象である中間転写ベルト90に順次転写する転写手段としての一次転写ローラ45(K、C、M、Y)と、転写された後に感光体ドラム41(K、C、M、Y)の表面に残留しているトナーを除去するクリーニング手段としてのクリーニング装置46(K、C、M、Y)とが設けられている。
ここで、各有機ELアレイラインヘッド101(K、C、M、Y)は、それぞれのアレイ方向が感光体ドラム41(K、C、M、Y)の母線に沿うように設置されている。そして、各有機ELアレイラインヘッド101(K、C、M、Y)の発光エネルギーピーク波長と、感光体ドラム41(K、C、M、Y)の感度ピーク波長とが略一致するように設定されている。
現像装置44(K、C、M、Y)は、例えば、現像剤として非磁性一成分トナーを用いるもので、その一成分現像剤を例えば供給ローラで現像ローラへ搬送し、現像ローラ表面に付着した現像剤の膜厚を規制ブレードで規制し、その現像ローラを感光体ドラム41(K、C、M、Y)に接触させあるいは押圧せしめることにより、感光体ドラム41(K、C、M、Y)の電位レベルに応じて現像剤を付着させ、トナー像として現像するものである。
このような4色の単色トナー像形成ステーションにより形成された黒、シアン、マゼンタ、イエローの各トナー像は、一次転写ローラ45(K、C、M、Y)に印加される一次転写バイアスによって中間転写ベルト90上に順次一次転写される。そして、中間転写ベルト90上で順次重ね合わされてフルカラーとなったトナー像は、二次転写ローラ66において用紙等の記録媒体Pに二次転写され、さらに定着部である定着ローラ対61を通ることで記録媒体P上に定着され、その後、排紙ローラ対62によって装置上部に形成された排紙トレイ68上に排出される。
なお、図13中の符号63は多数枚の記録媒体Pが積層保持されている給紙カセット、64は給紙カセット63から記録媒体Pを一枚ずつ給送するピックアップローラ、65は二次転写ローラ66の二次転写部への記録媒体Pの供給タイミングを規定するゲートローラ対、66は中間転写ベルト90との間で二次転写部を形成する二次転写手段としての二次転写ローラ、67は二次転写後に中間転写ベルト90の表面に残留しているトナーを除去するクリーニング手段としてのクリーニングブレードである。
(4サイクル方式の画像形成装置)
次に、本発明に係る画像形成装置の第2の実施の形態について説明する。図14は4サイクル方式の画像形成装置の縦断側面図である。図14において、画像形成装置160には主要構成部材として、ロータリ構成の現像装置161、像担持体として機能する感光体ドラム165、前記ラインヘッドモジュールからなる像書込手段167、中間転写ベルト169、用紙搬送路174、定着器の加熱ローラ172、給紙トレイ178が設けられている。
現像装置161は、現像ロータリ161aが軸161bを中心として矢印A方向に回転するよう構成されたものである。現像ロータリ161aの内部は4分割されており、それぞれイエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(K)の4色の像形成ユニットが設けられている。162a〜162dは、前記4色の各像形成ユニットに配置されており、矢印B方向に回転する現像ローラ、163a〜163dは、矢印C方向に回転するトナー供給ローラである。また、164a〜164dはトナーを所定の厚さに規制する規制ブレードである。
図14中符号165は、前記のように像担持体として機能する感光体ドラム、166は一次転写部材、168は帯電器、167は像書込手段であり、前記のラインヘッドモジュールからなるものである。そして、感光体ドラム165と像書込手段(ラインヘッドモジュール)167とから、本発明の露光装置が構成されている。
感光体ドラム165は、図示を省略した駆動モータ、例えばステップモータにより、現像ローラ162aとは逆の方向となる矢印D方向に回転駆動されるようになっている。なお、像書込手段167を構成するラインヘッドモジュールは、これと感光ドラム165との間で位置合わせ(光軸合わせ)がなされた状態に配設されている。
中間転写ベルト169は、駆動ローラ170aと従動ローラ170bとの間に張架されたものである。駆動ローラ170aは、前記感光体ドラム165の駆動モータに連結されたもので、中間転写ベルト169に動力を伝達するようになっている。すなわち、該駆動モータの駆動により、中間転写ベルト169の駆動ローラ170aは感光体ドラム165とは逆の方向となる矢印E方向に回動するようになっている。
用紙搬送路174には、複数の搬送ローラと排紙ローラ対176などが設けられており、用紙が搬送されるようになっている。中間転写ベルト169に担持されている片面の画像(トナー像)が、二次転写ローラ171の位置で用紙の片面に転写されるようになっている。二次転写ローラ171は、クラッチによって中間転写ベルト169に離当接されるようになっており、クラッチオンで中間転写ベルト169に当接され、用紙に画像が転写されるようになっている。
前記のようにして画像が転写された用紙は、次に、定着ヒータHを有する定着器で定着処理がなされる。定着器には、加熱ローラ172、加圧ローラ173が設けられている。定着処理後の用紙は、排紙ローラ対176に引き込まれて矢印F方向に進行する。この状態から排紙ローラ対176が逆方向に回転すると、用紙は方向を反転して両面プリント用搬送路175を矢印G方向に進行する。177は電装品ボックス、178は用紙を収納する給紙トレイ、179は給紙トレイ178の出口に設けられているピックアップローラである。
用紙搬送路において、搬送ローラを駆動する駆動モータとしては、例えば低速のブラシレスモータが用いられている。また、中間転写ベルト169については、色ずれ補正などが必要となるためステップモータが用いられている。これらの各モータは、図示を省略した制御手段からの信号によって制御されるようになっている。
図14に示した状態で、イエロー(Y)の静電潜像が感光体ドラム165に形成され、現像ローラ162aに高電圧が印加されることにより、感光体ドラム165にはイエローの画像が形成される。イエローの裏側および表側の画像がすべて中間転写ベルト169に担持されると、現像ロータリ161aが矢印A方向に90度回転する。
中間転写ベルト169は1回転して感光体ドラム165の位置に戻る。次に、シアン(C)の2面の画像が感光体ドラム165に形成され、この画像が中間転写ベルト169に担持されているイエローの画像に重ねて担持される。以下、同様にして現像ロータリ161の90度回転、中間転写ベルト169への画像担持後の1回転処理が繰り返される。
4色のカラー画像担持には中間転写ベルト169は4回転して、その後さらに回転位置が制御されて二次転写ローラ171の位置で用紙に画像を転写する。給紙トレー178から給紙された用紙を搬送路174で搬送し、二次転写ローラ171の位置で用紙の片面に前記カラー画像を転写する。片面に画像が転写された用紙は前記のように排紙ローラ対176で反転されて、搬送径路で待機している。その後、用紙は適宜のタイミングで二次転写ローラ171の位置に搬送されて、他面に前記カラー画像が転写される。ハウジング180には、排気ファン181が設けられている。
このような図13、図14に示した画像形成装置80、160においては、図1に示したような本発明の露光装置が露光手段として備えられている。
したがって、これら画像形成装置80、160にあっては、前述したように階調表現を容易にしかも良好に行うことができる。また、各EL素子を駆動するためのドライバーとして、基板上に内付けしたラインヘッドを用いることができることから、これを備えた画像形成装置80、160自体の構造上の自由度も高めることができる。また、必要な光量が確保されたラインヘッド(ラインヘッドモジュール)を用いているので、十分な階調度を表現することができる。さらに、ラインヘッドが、各EL素子列間でその寿命がほぼ同じになっているので、ラインヘッド全体としての寿命が高まり、したがって画像形成装置自体の、ラインヘッドに起因する寿命の低下を防止することができる。
なお、本発明の露光装置を備えた画像形成装置は前記実施形態に限定されることなく、種々の変形が可能である。
本発明の露光装置の一実施形態の概略構成を示す模式図である。 実施形態に係るラインヘッドモジュールの斜視断面図である。 ラインヘッドの発光側の面を模式的に示した図である。 ラインヘッドの配線構造を示す模式図である。 SLアレイの斜視図である。 ラインヘッドの結合部分における拡大図である。 ラインヘッドの要部側断面図である。 露光装置による露光方法を説明するための模式図である。 (a)は有機EL素子の模式図、(b)は多重露光の状態説明図である。 感光体ドラムの、露光量と除電量との関係を示すグラフである。 (a)〜(c)は多重露光の状態説明図である。 (a)、(b)は重ね露光を行わない場合の状態説明図である。 本発明の画像形成装置の第1の実施形態を示す概略構成図である。 本発明の画像形成装置の第2の実施形態を示す概略構成図である。
符号の説明
1…ラインヘッド、2…素子基板、3…有機EL素子(EL素子)、
3A、3B…EL素子列、9…感光体ドラム、31…レンズアレイ、
52…ヘッドケース、60…発光層、70…正孔輸送層、
80、160…画像形成装置、100…露光装置、101…ラインヘッドモジュール、
U…単位描画領域

Claims (12)

  1. 複数のEL素子を整列配置したラインヘッドと、前記ラインヘッドからの光によって露光される回転可能な感光体ドラムと、を備えた露光装置であって、
    前記ラインヘッドは、前記EL素子の整列方向が前記感光体ドラムの回転軸と平行になるように形成されたEL素子列をN列(ただし、Nは2以上)有してなり、
    前記各EL素子列では、それぞれの列ごとに、前記EL素子の発光をなす発光画素の面積が該列内で一定とされ、
    前記各列における前記EL素子の前記発光画素の面積Sは、前記各EL素子列の列番号を1からNとすると、S=S×2i−1(ただし、iは各EL素子列の列番号であり、1からNまでの自然数、Sは第1列のEL素子の発光画素の面積である)であり、
    前記N列のEL素子列間において対応するN個のEL素子のうちの選択された一又は複数のEL素子が、前記感光体ドラム上の同一の単位描画領域に対して露光可能に構成されたことを特徴とする露光装置。
  2. 前記感光体ドラム上の同一の単位描画領域を前記EL素子によって露光する際、前記N個のEL素子のうちのいずれのEL素子を選択して露光するかにより、露光の度合いとなる階調が変化するよう構成されたことを特徴とする請求項1記載の露光装置。
  3. 前記各EL素子は、点灯と非点灯との2値により、その階調が制御されることを特徴とする請求項1又は2記載の露光装置。
  4. 前記各EL素子は、該EL素子を形成した基板に形成された駆動素子によって駆動されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の露光装置。
  5. 前記感光体ドラムは、該感光体ドラムの単位描画領域に対する露光の度合いとなる階調における、最小階調から最大階調までの間において、その感度が直線性を有していることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の露光装置。
  6. 前記感光体ドラムの単位描画領域に対する露光の度合いとなる階調における、最大階調を得るのに必要な光量を、(2−1)(ただし、Nは前記EL素子列の列数)で除算し、得られた値の光量を得るのに必要な前記EL素子の発光画素の面積Sを、前記Sとしていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の露光装置。
  7. 前記各EL素子列をA群として備えるとともに、該A群と同じ数のEL素子列を有し、かつこれらEL素子列が前記A群の各EL素子列と同じ数のEL素子を有し、各EL素子間の相対的位置関係が前記A群と同じに構成されたB群のEL素子列を備え、
    前記A群のEL素子列とB群のEL素子列とは、各EL素子列が互いに半ピッチずれた状態に配置され、かつ、前記A群のEL素子列とB群の各EL素子列をそれぞれ構成する各EL素子も、互いに半ピッチずれた状態に配置されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の露光装置。
  8. 前記A群におけるEL素子列と、このEL素子列に対応する前記B群中のEL素子列とは、同一の単位描画領域列に対して交互に露光するよう構成され、
    前記A群におけるEL素子列と、このEL素子列に対応する前記B群中のEL素子列とは、互いに発光画素の面積が同一とされ、かつ、各群でのライン走査順も同一とされていることを特徴とする請求項7記載の露光装置。
  9. 前記N列のEL素子列間において対応するN個のEL素子は、同一の単位描画領域において少なくとも一部が重なる多重露光をなすよう構成され、かつ、この多重露光における最大の重なり度が、前記EL素子列の数であるNより少なく構成されていることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の露光装置。
  10. 前記N列のEL素子列間において対応するN個のEL素子は、同一の単位描画領域において露光する領域が互いに重ならないよう構成されていることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の露光装置。
  11. 前記EL素子が有機EL素子であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の露光装置。
  12. 露光手段として、請求項1〜11のいずれか一項に記載の露光装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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