JP2006185215A - 環境負荷評価装置および環境負荷評価プログラム - Google Patents

環境負荷評価装置および環境負荷評価プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】
部品構成・材料・プロセスの差異により生じる環境負荷指標の値の差を評価・抽出し、環境配慮設計を支援することのできる環境負荷評価装置を提供する。
【解決手段】
環境負荷評価装置を、設計案情報格納手段に格納された複数の製品の設計案の部品構成,材料またはプロセスの差異を抽出する設計案情報比較手段と、環境負荷評価値算出手段を用いて設計案情報比較手段により部品構成,材料またはプロセスの差異を抽出した複数の製品の設計案の環境負荷評価値の差異を算出する環境負荷評価値比較手段と、設計案情報比較手段により算出した複数の製品の設計案の部品構成,材料またはプロセスの差異と環境負荷値算出手段を用いて前記設計案比較手段により算出した環境負荷表価値の差異を表示する表示手段とを備えるものとした。
【選択図】図1

Description

本発明は、製品のライフサイクルにわたる環境負荷を評価し、また環境評価装置および環境負荷評価プログラムに関する。
製品設計を考える上で、製品の性能やコストに加え、ライフサイクルを通じて環境に与える負荷の少ない製品の設計開発が重要である。また、地球環境を考える上で、製造業の果たす役割として、企業全体として社会に供給する製品の環境負荷量の現状や、その削減努力等を積極的に示していく必要がある。
製品のライフサイクルを通じた環境負荷評価を行う手法として、LCA(Life Cyecle
Assessment) がある。特開平10−57936号公報(特許文献1)に記載の「製品の環境負荷評価装置,環境負荷評価方法及び環境負荷評価プログラムを格納した記録媒体」は、製品のライフサイクルを、製造・使用・廃棄・リサイクル時の環境負荷にモデル化し、製品の環境負荷量を簡易に求め、また複数機種の環境負荷量の比較を出力するというものであった。
特開平10−57936号公報
特許文献1では、製品を構成する部品,材料,プロセス単位での評価を行わないため、製品単位での環境負荷量を算出・表示することは可能であるが、製品の部品,材料,プロセス単位での環境負荷を把握することができない。そのため複数機種間の構成の違いによる環境負荷の差異を抽出することができなかった。
また、従来、企業の環境への取り組みを示す手段として環境報告書等があるが、環境報告書に記載する環境負荷に関する情報は、代表製品に関する環境負荷評価結果など、一部の情報である場合がほとんどであった。企業の環境への取り組みをより明らかに示す為には、製造した全製品の環境負荷量やその削減傾向を提示することで、より効果が得られると考えられる。
また、近年欧州を発信元として、環境や人権問題への取り組みをCSR(企業の社会的責任)として、企業間の優劣を測定,評価しようとする動きが主流となっている。利潤の追求以外に、環境への取り組みの指標をグローバルスタンダードに合わせ、さらに環境負荷の削減の努力をすることが、企業や企業の生み出す製品の付加価値を上げることにつながる時代になりつつある。
そこで、本発明の第一の目的は、部品構成・材料・プロセスの差異により生じる環境負荷指標の値の差を評価・抽出し、環境配慮設計を支援することのできる環境負荷評価装置を提供することである。
本発明の第二の目的は、製品の環境負荷評価結果を蓄積し、企業全体の製品の環境負荷の年度別の低減傾向など、より企業全体の環境負荷低減努力を提示しやすい統計情報を作成できる環境負荷評価装置を提供することにある。
本発明の第三の目的は、製品の環境負荷量を目標水準や業界水準との比較を行うことで、環境負荷低減努力のための施策に用いることのできる環境負荷評価装置を提供することにある。
本発明の一つの特徴は、環境負荷評価装置を、複数の製品の設計案の部品構成,材料およびプロセスの情報を格納する設計案情報格納手段と、設計案情報格納手段に格納された製品の設計案の部品構成,材料およびプロセスを用いて製品の設計案の環境負荷評価値を算出する環境負荷評価値算出手段と、設計案情報格納手段に格納された複数の製品の設計案の部品構成,材料またはプロセスの差異を抽出する設計案情報比較手段と、環境負荷評価値算出手段を用いて設計案情報比較手段により部品構成,材料またはプロセスの差異を抽出した複数の製品の設計案の環境負荷評価値の差異を算出する環境負荷評価値比較手段と、設計案情報比較手段により算出した複数の製品の設計案の部品構成,材料またはプロセスの差異と環境負荷値算出手段を用いて前記設計案比較手段により算出した環境負荷表価値の差異を表示する表示手段とを備えるものとした点にある。
また、本発明の他の特徴は、環境負荷評価装置を、製品の設計案の部品構成,材料およびプロセスの情報を格納する設計案情報格納手段と、設計案の部品構成,材料およびプロセスの情報を格納する設計案情報格納手段と、製品の設計案の部品構成,材料またはプロセスの情報を変更する設計案情報変更手段と、設計案情報格納手段に格納された設計案の環境負荷評価値および設計案情報変更手段により変更された後の設計案の環境負荷値を算出する環境負荷評価値算出手段と、環境負荷評価値算出手段により算出された設計案情報格納手段に格納された設計案の環境負荷評価値および設計案情報変更手段により変更された後の設計案の環境負荷値を算出する環境負荷評価値との差異を算出する環境負荷評価値比較手段と、設計案情報変更手段により変更した部品構成,材料またはプロセスの情報および環境負荷評価値比較手段により算出した環境負荷値の差異を表示する表示手段とを備えた環境負荷評価装置とした点にある。
また、本発明の他の特徴は、プログラムにより、コンピュータを複数の製品の設計案の部品構成,材料およびプロセスの情報を格納する設計案情報格納手段、前記設計案情報格納手段に格納された製品の設計案の部品構成,材料およびプロセスを用いて前記製品の設計案の環境負荷評価値を算出する環境負荷評価値算出手段、設計案情報格納手段に格納された複数の製品の設計案の部品構成,材料またはプロセスの差異を抽出する設計案情報比較手段、前記環境負荷評価値算出手段を用いて前記設計案情報比較手段により部品構成,材料またはプロセスの差異を抽出した複数の製品の設計案の環境負荷評価値の差異を算出する環境負荷評価値比較手段、設計案情報比較手段により算出した複数の製品の設計案の部品構成,材料またはプロセスの差異と前記環境負荷値算出手段を用いて設計案比較手段により算出した環境負荷評価値の差異を表示する表示手段として機能させる点にある。
本発明によれば、部品構成,材料,プロセスの変更がどの程度環境負荷に影響を与えるか定量的に把握することができ、環境負荷を正確に考慮して設計を行うことができる。
以下に本発明の実施例を説明する。
図1〜図30を参照して、環境負荷評価装置の実施例を説明する。図1は、本発明による環境負荷評価装置の第一の実施例の構成を示すブロック図である。図1の環境負荷評価装置は、1つまたは複数の製品及び設計案の部品構成,材料,プロセスの情報を格納する部品表格納装置1と、部品表格納装置1に格納された部品表の部品構成を変更する部品構成編集装置2と、部品表格納装置1に格納された材料データを変更する材料データ編集装置3と、部品表格納装置1に格納されたプロセスデータを変更するプロセスデータ編集装置4と、部品表格納装置1に格納された任意の部品表から、部品表データに含まれる部品構成,材料,プロセスに基づいて環境負荷を評価する評価装置5と、部品表格納装置に格納された複数部品表から、任意の2つ以上の部品表の部品構成,材料,プロセスを比較し、差異を抽出する部品・材料・プロセス比較装置6と、複数部品表について、部品構成,材料,プロセス比較装置により抽出された差異と、評価装置により評価された環境負荷量をもとに、複数部品表の環境負荷量を比較し、評価値の異なる部分を抽出する評価結果比較装置7と、評価結果比較装置により抽出された評価値の異なる部分と、部品構成,材料,プロセス比較装置により抽出された構成上の差異より、複数部品表の構成の差異と、評価値の差異を比較表示するための表示方法を指示する表示指示装置8と、表示指示装置の指示に基づき、環境負荷の評価結果を表示する評価結果表示装置9からなる。
第一の実施例の構成要素について順に説明する。部品表格納装置1は、1つまたは複数の製品もしくは設計案の部品構成,材料,プロセスの情報を格納する装置である。
本格納装置に格納する情報としては、(1)製品または設計案を構成する部品の親子関係,製品構成上の個数などの情報、(2)部品を特定できる部品番号,部品名称,型式などの情報、また部品の質量などの属性、(3)部品を構成する材料コード,材料名と、質量、(3)各部品,材料ごとに、その部品の素材製造,製品製造,使用,リサイクル,廃棄にわたるライフサイクルのステージで、資源を投入される、または環境負荷を排出するプロセスを特定できるプロセスコード,プロセス名称などの情報、またプロセスにかかる属性値(プロセスが輸送であった場合に、輸送距離など)等を含む。
図4に、部品表格納装置1に格納するデータの構造を模式化した例を示す。尚、この例はデータ構成説明の便宜上簡略化した架空のデータである。図4の41は、ある製品Aの部品構成を表した部品表である。411〜415が製品を構成する部品ツリーの各要素である。この例では、「製品A」411は「本体」412と「上蓋部」413より構成され、「本体」412はさらに「外装部」414と「フロントパネル」415とからなる。なお、この例では「上蓋部」413,「外装部」414,「フロントパネル」415はそれ以上分解できない、製品構成上末端部品であるが、「製品A」411,「本体」412は組立品であり、このいずれも「部品」として扱う。図4の42は、部品表41の末端部品を構成する材料の階層である。41に含まれる部品のうち末端部品を構成する材料である。尚、421および423の「PP」は「ポリプロピレン」をあらわす記号であり、424の「PS」は「ポリスチレン」をあらわす記号である。図4の43は、部品表41の各部品,材料につくプロセスの階層である。プロセスの階層43は、部品表41の各部品,材料について、それぞれの部品,材料の素材製造から廃棄まで、ライフサイクルステージで投入したり、排出したりすることで環境に負荷を与えるプロセスである。たとえば、図4の例では、「外装部」414について材料PPの「製造」431という素材製造プロセス、またPPの「射出」432という素材加工プロセスがつく。また、「輸送5tトラック」433という輸送プロセスもつく。また、「製品A」」411に対して「使用」438という使用プロセスをつけたり、「フロントパネル」415を構成する「鉄」422について、「リサイクル」435というリサイクルプロセスをつけたり、「フロントパネル」415を構成するPP423について「シュレッダ」436という廃棄プロセスをつけることもできる。
このように、プロセスの階層は、部品表を構成する部品,材料について、ライフサイクルにわたり環境に負荷を与えるプロセスである。図1の部品構成編集装置2は、部品表格納装置1に格納された部品表について、部品を追加,削除,変更するなどの編集をおこなう装置である。図4の41の部品表の例において、部品の追加,削除,変更を行った結果の部品表の例を図5の51に示す。図4の41の構成と、図5の51の構成を比較すると、「ポンプ」417が新たに追加され、「フロントパネルA」415が「フロントパネルB」416に変更され、「上蓋部」413が削除されている。また、図示はしないが、部品の質量,個数など、部品の属性を変更するのもこの装置である。同様に、材料データ編集装置3は、部品表格納装置1に格納された部品表について、材料を追加,削除,変更するなどの編集をおこなう装置である。図4の42の部品表の材料の階層の例において、材料の追加,削除,変更を行った結果の部品表の例を図5の52に示す。図4の42の構成と、図5の52の構成を比較すると、「PP」426が新たに追加され、「PP」423が「PS」425に変更され、「PS」424が削除されている。また、図示はしないが、材料の質量などの属性を変更するのもこの装置である。
同様に、プロセスデータ編集装置4は、部品表格納装置1に格納された部品表について、プロセスを追加,削除,変更するなどの編集をおこなう装置である。図4の43の部品表のプロセスの階層の例において、プロセスの追加,削除,変更を行った結果の部品表の例を図5の53に示す。図4の43の構成と、図5の53の構成を比較すると、「成型」440が新たに追加され、「シュレッダ」436が「埋立」439に変更され、「射出」437が削除されている。
また、図示はしないが、プロセスのプロセス属性値(プロセスが輸送の場合、輸送距離など)などの属性を変更するのもこの装置である。
以上の部品構成編集装置2,材料データ編集装置3,プロセス編集装置4は、ある製品の構成を元に新しい設計案を作成したり、プロセスの内容を変更することにより、より環境負荷を低減できる設計案を作成するための部品表編集装置である。評価装置5は、部品表格納装置1に格納された部品構成,材料,プロセスの情報と、各プロセスごとにあらかじめ定義された環境負荷原単位とから、環境負荷量を算出する装置である。
環境負荷の種類には、原油,水など資源消費に分類されるもの、CO2 ,SOxなど大気排出されるもの、BOD,CODのように水圏排出されるもの、の3種類20項目以上が存在するが、目的に応じ、すべて、または一部の環境負荷項目について下記の評価を行う。
環境負荷の計算方法は、一般的に、たとえばオーム社出版局「環境適合設計の実際」
(市川芳明編著)の4章に記載の次式の方法を用いることで求められる。
A=Σ(a×W) …(数1)
W:製品を構成する素材別の重量,加工量等(対象製品ごとに入力)
a:環境負荷項目別の原単位
A:項目別の消費量又は排出量(出力)
図4において、43に示すように環境に負荷を与えるプロセスがあるが、これら各々のプロセスにつきa×Wの計算を行った結果がそのプロセスを実行した結果環境に与える負荷量である。
ここで、aの環境負荷項目別の原単位は、あらかじめデータを持っていることを想定する。図6は、環境負荷項目別の原単位データの例である(値は架空)。環境負荷項目としてCO2 の例を示す。プロセス名,環境負荷項目,値,単位等の情報を一組で持ち、たとえばデータ行の一行目に示すように、PPを1kg製造する場合の排出CO2 量は500g、のように素材や部品の単位質量に対する質量として定義される。これらは産業連関表に記載の値をそのまま用いることもできるし、特定の工場で使用する電力量に起源する環境負荷量など、直接または間接的に計測可能なものについては、独自に計測した値を用いてもかまわない。
これを用いて、たとえば図4の部品表について環境負荷量を求める場合には、43に含まれるプロセスを順に読み出し、それぞれのプロセスで扱う素材または部品の質量と、図6の原単位データから、プロセス名の一致するレコードの値を読み出して積算することにより求める。たとえば図4の「PP」421の質量が5kgとすると、431のPP製造プロセスの環境負荷量は、図6の値より5×500=2500gのCO2 量として求められる。
以上のように、製品のライフサイクルにわたる環境負荷量を部品×材料×プロセス単位に算出する。環境負荷計算をすべて行った時点では、環境負荷量は図7のように、すべてのプロセスに対し環境負荷項目ごとに算出されている。ここでは例として環境負荷項目をCO2 とSOxのみを挙げているが、すべての環境負荷項目が各プロセスにつき計算される場合もある。また、プロセスと環境負荷の組み合わせにより、該当する環境負荷項目を消費もしくは排出しない組み合わせもあるため、そのような組み合わせに対しては環境負荷量0とする。
評価装置5の処理の流れを、図21を用いて説明する。処理2101で、部品表格納装置1から、比較対象となる複数の設計案の部品×材料×プロセスを順に読み出し、部品質量・材料質量・プロセス属性値などを取得する。プロセス属性値とは、例えばプロセスが輸送プロセスである場合に輸送距離、プロセスが使用である場合に使用時間、といった環境負荷計算に必要な質量以外の値をさす。処理2102で、処理2101で取得した値を用いて、数1の環境負荷計算をする。処理2103で、環境負荷評価結果格納装置2104に処理2102の計算結果を書き込む。処理2105で、すべての部品×材料×プロセスの評価が終了したかを判定する。終了した場合は処理を終了し、終了していない場合には次の部品×材料×プロセスに処理を進める。
また、本処理で用いる環境負荷評価結果格納装置2104の格納する項目の内容の例を、図22に示す。2201設計案,2202部品,2203材料,2204プロセスの各項目で、プロセスを特定し、2205に環境負荷の種類、2206に処理2102で算出した環境負荷値を格納する。以上が、評価装置5の内容である。
部品・材料・プロセス比較装置6は、部品表格納装置1に格納された複数部品表のうち、任意の2つ以上の部品表について、部品構成,材料,プロセスの内容を比較し、異なる部分を抽出する装置である。また、比較を実施しながら、複数部品表間の部品,材料,プロセスの対応関係を確定していく処理も同時に行う。部品・材料・プロセス比較装置6の目的は、複数の製品もしくは設計案間で異なる部分を比較抽出することである。ここでいう設計案は、図4で説明したように、部品構成,材料,プロセスを含み、評価装置5で算出する環境負荷量に差が出る可能性のある設計案の差異を抽出する装置である。部品・材料・プロセス比較装置6で比較した結果の差異のパターンとしては、(1)部品構成が異なる場合、(2)材料が異なる場合、(3)プロセスが異なる場合、の3通り、また、それらの組み合わせがあると考えられる。図4に示すように、材料は部品の属性、プロセスは部品もしくは材料の属性であるので、上位の部品,材料,プロセスの順に対応付け、比較を行う。
部品・材料・プロセス比較装置6の、更に詳細な構成を図8に示す。図中の1は図1の部品表格納装置1と同一で、枠で囲んだ6は図1の部品・材料・プロセス比較装置6の構成要素を81〜86を用いて更に詳細に示したものである。図8の部品構成比較装置81は、部品表格納装置1から、比較対象の複数部品表の、部品構成の差異を比較する装置である。部品構成差異格納装置82は、部品構成比較装置81により比較した結果の差異情報を格納する装置である。材料差異比較装置83は、部品表格納装置1から、比較対象の複数部品表の、部品の属性である材料の差異を比較する装置である。材料差異格納装置
84は、材料比較装置83より比較した結果の差異情報を格納する装置である。プロセス差異比較装置85は、部品表格納装置1から、比較対象の複数部品表の、部品、もしくは材料の属性であるプロセスの差異を比較する装置である。プロセス差異格納装置86は、プロセス差異比較装置85より比較した結果の差異情報を格納する装置である。
部品・材料・プロセス比較装置6により、比較する部品表間の部品,材料,プロセスの差異が部品構成差異格納装置82,材料差異格納装置84,プロセス差異格納装置86に格納される。尚、82,84,86は比較結果の情報を格納する装置であり、本発明の目的である評価結果の差異の表示のための情報を格納する装置であるので、メモリへの格納でも、保存の必要があればデータベースやファイルの形式で格納してもかまわない。
図8の構成に基づき、部品・材料・プロセス比較装置6の実現形態の一例を説明する。尚、部品・材料・プロセス比較装置6の目的は、複数の設計案間で、構成要素(部品,材料,プロセス)の同じ部分、異なる部分を切り分けすることであるので、必ずしも例に挙げた方法を用いる必要はなく、上記の目的を達成できる方法であればどのような方法を使ってもかまわない。
部品構成比較装置81では、複数設計案間の部品表同志で比較を行い、部品構成の違いを抽出する。ここで、部品の比較を行う場合、部品表格納装置1に格納されている部品属性のうち、どの項目について比較を行うかをあらかじめ設定しておく。これは、たとえば部品コードが同じでも、その製品に使われている個数が異なる場合や、部品一個あたりの質量が異なるなど、結果として製品の環境負荷値に影響を与える構成の差異を抽出する必要があるためである。このため、環境負荷値に影響を与える部品属性の項目をあらかじめ指定する。
図9は、比較する部品の属性の項目例である。例えば、設計案Aと設計案Bを比較するとして、設計案Aと設計案Bを構成する部品について、部品コード91,部品名92,質量93,個数94、の各項目を順に比較する。異なっている場合、差異のあった項目を部品構成差異格納装置82に記録する。
部品構成差異格納装置82の格納項目の例を図10に示す。列1001〜列1008が部品構成差異格納装置82に格納する項目の例、行1009と行1010が格納するデータの例である。列1001が比較基準の設計案、列1002が比較基準の設計案中の部品コードで、これら2つの項目で比較基準の部品を特定する。列1003が比較対象の設計案、列1004が比較対象の部品コードで、これら2つの項目で比較対象の部品を特定する。列1005〜列1008が、図9で挙げた比較する属性の項目である。本実施例では例として列1005の部品コード,列1006の部品名,列1007の質量,列1008の個数について、列1001から列1004で特定した2部品間で差異を比較し、差異の内容を部品構成比較装置81で抽出し、記録する。尚、比較の結果、比較する複数の設計案に含まれるすべての部品の情報がいずれかのレコードに記録されるものとする。
部品構成比較装置81の比較の処理の流れを図11に示す。N個の設計案を比較すると仮定する。各設計案を構成する部品に通し番号がついており、各部品について部品表格納装置1に格納されている情報を参照できるものとする。N個の設計案を順に比較するため、基準設計案カウンタをx、比較対象設計案をyとしカウンタを進めながら比較するとする。また、基準設計案の部品番号のカウンタをIとする。
処理1101で、基準比較設計案カウンタを1にする。処理1102で、比較対象設計案カウンタを1にする。処理1103で、基準設計案カウンタxが比較対象設計案カウンタyと等しいか否かを判定する。同じ設計案同志は比較の必要がないためである。等しい場合は処理1104に進む。異なる場合は処理1106に進む。処理1104で、比較対象設計案カウンタを1進める。処理1105で、比較対象設計案カウンタが設計案数Nを超えていないか判定する。超えていれば、処理1103,処理1104の流れより、基準設計案,比較対象設計案ともに設計案数をこえたと考えられるので、処理を終了する。超えていなければ処理1106に進む。処理1106で、部品カウンタを1にする。処理
1107で、部品Iの部品コードが、比較対象設計案の対応部品コードにすでに登録されているか否かをチェックする。この処理は、現在の基準設計案と、比較対象設計案が逆の比較が既に実施済みの場合に、比較の重複を避けるためである。すでに登録済みの場合は、処理1114に進む。未登録の場合には部品Iの比較が未実施とし、処理1108に進む。
処理1108で、基準設計案xの部品Iの比較対象部品を比較対象設計案yから検索する。比較対象部品の検索については後述する。処理1109では、処理1108の検索の結果、対応部品があるか否かを判定する。対応部品がない場合、処理1110へ進む。対応部品がある場合は処理1111に進む。処理1110で、部品構成差異格納装置82設計案x部品Iの対応部品コードにNULLを入れる。例えば基準設計案が設計案Aで、比較対象設計案が設計案Bで、処理中の部品Iの部品コードが部品12である場合には、図10行1009のように値を追加する。処理1111で、設計案x部品Iと設計案yの対応部品に対応部品コードを設定する。これは、部品構成比較の後に材料,プロセスを比較する際に、対応する部品間の材料やプロセス同志を比較する処理の便宜のためである。例えば処理中の部品Iが設計案A部品2で、対応する部品が設計案Bの部品コードが部品
2′だとすると、図10の行1010のようになる。処理1112で、設計案xの部品Iと設計案yの対応部品の属性を比較する。ここでの比較は、設計案xの部品Iと設計案yの対応部品について、図9の91〜94に示す項目を順に比較する。処理1113で、処理1112で比較した結果の設計案xの部品iと設計案yの対応部品の相違点を記録する。例えば図10の行1010のように同じか異なるかの情報だけを記入しても良いし、異なる内容について記載してもよい。同じか異なるかの情報のみでも、部品コードにより部品表格納装置1を参照することにより差異の詳細を参照することも可能なので、いずれの方法でもよい。処理1114で部品カウンタiを1すすめる。処理1115で、設計案xのすべての部品についての処理が終わったかどうか判定する。未処理の部品があれば処理1107に戻り、すべての部品に関する処理が終了していれば処理1116に進む。処理1116で、比較対象設計案yのカウンタを1すすめる。処理1117で、比較対象設計案yが設計案個数Nを超えていないか判定する。超えていれば処理1118へすすみ、超えていなければ処理1103にすすむ。処理1118で、基準設計案xのカウンタを1進め、処理1102にもどる。以上が部品構成比較装置81の処理の流れである。この処理の終了条件は処理1105で判定する。尚、処理1108で、比較対象部品の検索をしているが、この実施例は、設計案間で、各部品の持つ情報のいずれかから比較対象の部品同志の対応付けができる場合を想定している。対応付けの条件としては、例えば部品名が同一である、その部品の下位の部品構成が一致している、部品属性が一致している、等である。このように部品の対応付けの条件を決めておき、該当する対応部品を比較対象設計案から検索するのが処理1108である。また、比較の簡単のために、製品構成上同じ役割の部品には、同じ番号の部品役割コードを付与することにし、そのコードの対応により比較対象部品を検出する方法をとることもできる。
部品間で、比較対象を特定できる情報を持たない場合には、設計案間のすべての部品同志の間で比較を行い、比較項目の類似度が最も高いものを比較対象部品として、比較項目の比較を行うなどの方法をとることもできる。
次に、材料比較装置83につき説明する。材料比較装置83は、部品構成比較装置81で対応部品とされた部品同志で、その部品に含まれる材料を比較する装置である。
図12は、比較する材料の属性の項目例である。環境負荷値に差異が出るような項目であるので、例えば、材料コード121,材量名122,質量123の各項目を順に比較する。異なっている場合、差異のあった項目を材料差異格納装置84に記録する。
材料差異格納装置84の格納項目の例を図13に示す。列1301〜列1309が部品構成差異格納装置82に格納する項目の例、行1310と行1311が格納するデータの例である。列1301が比較基準の設計案、列1302が比較基準の部品コード、列1303が比較基準の材料コードで、これら3つの項目で比較基準の材料を特定する。列1304が比較対象の設計案、列1305が比較対象の部品コード、列1306が比較対象の材料コードで、これら3つの項目で比較対象の材料を特定する。列1307〜列1309が、図12で挙げた比較する属性の項目である。本実施例では例として列1307の材料コード,列1308の材料名,列1309の質量について、列1301から列1306で特定した2材料間で差異を比較し、差異の内容を材料比較装置83で抽出し、記録する。
図14に材料比較装置83の処理の流れを示す。この処理では、部品構成差異格納装置81に格納した、複数設計案の対応部品間で、それぞれの材料を比較し差異がある場合、部品差異格納装置84に記録する装置である。従って本実施例では、部品構成差異格納装置81のレコード(行)を順に参照し、各レコードに記録した対応部品について、その材料を比較する手順を取る。処理中、Iは部品構成差異格納装置81中でのレコードのカウンタであり、jは基準となる部品に含まれる材料を順に参照するためのカウンタである。処理1401で、部品構成差異格納装置81のレコードカウンタを1にする。処理1402で、レコードIの対応部品コード(図10の列1004)がNULLかどうかを判定する。NULLの場合は対応部品がないため材料の比較ができないので、処理1411に進み処理対象のレコードカウンタを進める。NULLではないときは処理1403に進む。処理1403で、材料のカウンタを1にする。処理1404で、レコードIの設計案(図
10の列1001),部品コード(図10の列1002)で特定できる部品のj番目の材料を部品表格納装置1から読み出し、その材料コードが一致する材料が、同じくレコードIの比較設計案(図10の列1003),対応部品コード(図10の列1004)で特定できる部品の材料に存在するか検索する。処理1405で、処理1404で一致する材料コードがあるか否か判定する。一致する材料がある場合には処理1407にすすみ、一致する材料がない場合には処理1406にすすむ。処理1406では、一致する材料がないので、材料再格納装置84の、レコードIの材料jの対応材料コードにNULLを入れる。例えば、部品構成差異格納装置81の現在処理中のレコードiが図10の行1011であるとすると、設計案Aの部品12の材料jを、設計案Bの部品12の材料と比較する。その結果対応する材料がない場合には、材料再格納装置83に、新たに図13の行1310のレコードを作成し、対応材料コードにNULLを入れる。処理1407では、処理1405で一致する材料があると判定した場合に、一致した材料同志の属性の比較を行う。比較する項目は例えば図12の121〜123に示すような、環境負荷値に影響が出ると考えられる属性であり、本実施例では例えば材料コード,材料名,質量の各項目につき部品表格納装置1から読み出して比較する。処理1408では、処理1407で比較した差異を、材料差異格納装置84に、新規にレコードを追加し記録する。例えば図13の行1311の、列1307〜列1309のように記録する。この例では差異の有り(○)無し(×)のみ記録しているが具体的に差異の内容を記載してもかまわない。処理1409では、レコードIで特定できる部品コードの材料カウンタjを1すすめる。処理1410では、材料カウンタjがレコードIで特定できる部品の材料数を超えたか否かを判定する。超えた場合は処理1411へすすみ、超えない場合は処理1404にすすむ。処理1411では、部品構成差異格納装置82のレコードカウンタIを1進める。次の部品の比較処理に移る。処理1412では、部品構成差異格納装置82のすべてのレコードの処理を終了したかを判定する。終了していれば材料比較装置83の処理を終了する。終了していなければ処理1402にすすみ、次のレコードの処理に移る。以上の材料比較の実施例は、材料は材料コードにより一意に特定できると仮定し、材料コードにより対応付けを行ったうえで質量などの材料属性を比較する方法を記載した。対応付けはユーザの意図する比較基準に基づくものであれば、材料コードに限定するものでなく材料名でも、他の材料属性でもかまわない。
次に、プロセス比較装置85につき説明する。環境負荷評価におけるプロセスは、例えば図4の43に示すように、431PPの素材製造や、433の輸送,438の使用など、ライフサイクルすべてのステージにわたる様々な種類がある。また、各プロセスは材料にかかわるものと(例えば434の「プレス」は422「鉄」の材料にかかる加工プロセス)、部品にかかわるもの(433の「輸送5tトラック」は414「外装部」の部品にかかる輸送プロセス)がある。従って、プロセス比較装置85は、比較対象設計案間の、すべての対応部品間,対応材料間にかかるプロセス同志を比較する処理となる。
図15は、比較するプロセスの属性の項目例である。環境負荷値に差異が出るような項目であるので、例えば、プロセスコード151,プロセス名152,プロセス属性値153の各項目を順に比較する。プロセス属性値とは、例えばプロセスが「輸送」であった場合、輸送にかかる距離(km)であったり、プロセスが「使用」である場合にトータルの使用時間(hr)などである。数1のWの加工量に当たる値である。これらプロセスの属性が異なっている場合、差異のあった項目をプロセス差異格納装置86に記録する。
プロセス差異格納装置86の格納項目の例を図16に示す。列1601〜列1611が部品構成差異格納装置82に格納する項目の例、行1312〜行1316が格納するデータの例である。列1601が比較基準の設計案、列1602が比較基準の部品コード、列1603が比較基準の材料コード、列1604が比較基準のプロセスコードで、これら4つの項目で比較基準のプロセスを特定する。列1605が比較対象の設計案、列1606が比較対象の部品コード、列1607が比較対象の材料コード、列1608が比較対象のプロセスコードで、これら4つの項目で比較対象のプロセスを特定する。列1609〜列1611が、図15で挙げた比較する属性の項目である。本実施例では例として列1609のプロセスコード、列1610のプロセス名、列1611の質量について、列1601から列1608で特定した2プロセス間で差異を比較し、差異の内容をプロセス比較装置85で抽出し、記録する。
プロセス比較装置85の処理の流れを図17と図18に示す。前述のように、プロセスには部品にかかわるプロセスと、材料にかかわるプロセスがある。そこでまず図17の処理で部品構成差異格納装置82から順に、設計案間の対応部品に関する情報を呼び出し、それぞれの部品にかかるプロセス同志を比較して、差異をプロセス差異格納装置に格納する。そして次に図18の処理で、材料差異格納装置84から順に、設計案間の対応材料に関する情報を呼び出し、それぞれの材料にかかるプロセス同志を比較して、差異をプロセス差異格納装置に格納する。
まず図17を用い、部品にかかわるプロセスの差異の比較処理の流れを説明する。処理中、Iは部品構成差異格納装置81中でのレコードのカウンタであり、kは基準となる部品にかかわるプロセスを順に参照するためのカウンタである。処理1701で、部品構成差異格納装置81のレコードカウンタを1にする。処理1702で、レコードIの対応部品コード(図10の列1004)がNULLかどうかを判定する。NULLの場合は対応部品がないためプロセスの比較ができないので、処理1711に進み処理対象のレコードカウンタを進める。NULLではないときは処理1703に進む。処理1703で、プロセスのカウンタを1にする。処理1704で、レコードIの設計案(図10の列1001)、部品コード(図10の列1002)で特定できる部品のk番目のプロセスを部品表格納装置1から読み出し、そのプロセスコードが一致するプロセスが、同じくレコードIの比較設計案(図10の列1003),対応部品コード(図10の列1004)で特定できる部品のプロセスに存在するか検索する。処理1705で、処理1704で一致するプロセスコードがあるか否か判定する。一致するプロセスがある場合には処理1707にすすみ、一致するプロセスがない場合には処理1706にすすむ。処理1706では、一致するプロセスがないので、プロセス差異格納装置86の、レコードIのプロセスkの対応プロセスコードにNULLを入れる。例えば、部品構成差異格納装置81の現在処理中のレコードiが図10の行1011であるとすると、設計案Aの部品12のプロセスkを、設計案Bの部品12のプロセスと比較する。その結果対応するプロセスがない場合には、プロセス差異格納装置86に、新たに図16の行1614のレコードを作成し、対応プロセスコードにNULLを入れる。処理1707では、処理1705で一致するプロセスがあると判定した場合に、一致したプロセス同志の属性の比較を行う。比較する項目は例えば図15の151〜153に示すような、環境負荷値に影響が出ると考えられる属性であり、本実施例では例えばプロセスコード,プロセス名,プロセス属性値の各項目につき部品表格納装置1から読み出して比較する。処理1708では、処理1707で比較した差異を、プロセス差異格納装置86に、新規にレコードを追加し記録する。例えば図16の行
1615の、列1609〜列1611のように記録する。この例では差異の有り(○)無し(×)のみ記録しているが具体的に差異の内容を記載してもかまわない。処理1709では、レコードIで特定できる部品コードのプロセスカウンタkを1すすめる。処理1710では、プロセスカウンタkがレコードIで特定できる部品のプロセス数を超えたか否かを判定する。超えた場合は処理1711へすすみ、超えない場合は処理1704にすすむ。処理1711では、部品構成差異格納装置82のレコードカウンタIを1進め、次の部品の比較処理に移る。処理1712では、部品構成差異格納装置82のすべてのレコードの処理を終了したかを判定する。終了していれば部品にかかわるプロセスの比較処理を終了し、材料にかかわるプロセスの比較処理(図18)に移る。終了していなければ処理1702にすすみ、次のレコードの処理に移る。
次に図18を用い、材料にかかわるプロセスの差異の比較処理の流れを説明する。処理中、Iは材料差異格納装置83中でのレコードのカウンタであり、lは基準となる材料にかかわるプロセスを順に参照するためのカウンタである。処理1801で、材料差異格納装置83のレコードカウンタを1にする。処理1802で、レコードIの対応材料コード(図13の列1306)がNULLかどうかを判定する。NULLの場合は対応材料がないためプロセスの比較ができないので、処理1811に進み処理対象のレコードカウンタを進める。NULLではないときは処理1803に進む。処理1803で、プロセスのカウンタを1にする。処理1804で、レコードIの設計案(図13の列1301),部品コード(図13の列1302),材料コード(図13の列1303)で特定できる部品のl番目のプロセスを部品表格納装置1から読み出し、そのプロセスコードが一致するプロセスが、同じくレコードIの比較設計案(図13の列1304),対応部品コード(図
13の列1305),対応材料コード(図13の列1306)で特定できる材料のプロセスに存在するか検索する。処理1805で、処理1804で一致するプロセスコードがあるか否か判定する。一致するプロセスがある場合には処理1807にすすみ、一致するプロセスがない場合には処理1806にすすむ。処理1806では、一致するプロセスがないので、プロセス差異格納装置86の、レコードIのプロセス1の対応プロセスコードにNULLを入れる。例えば、材料差異格納装置83の現在処理中のレコードiが図13の行1311であるとすると、設計案Aの部品11の材料1のプロセス1を、設計案Bの部品11の材料1のプロセスと比較する。その結果対応するプロセスがない場合には、プロセス差異格納装置86に、新たに図16の行1613のレコードを作成し、対応プロセスコードにNULLを入れる。処理1807では、処理1805で一致するプロセスがあると判定した場合に、一致したプロセス同志の属性の比較を行う。比較する項目は例えば図15の151〜153に示すような、環境負荷値に影響が出ると考えられる属性であり、本実施例では例えばプロセスコード,プロセス名,プロセス属性値の各項目につき部品表格納装置1から読み出して比較する。処理1808では、処理1807で比較した差異を、プロセス差異格納装置86に、新規にレコードを追加し記録する。例えば図16の行
1616の、列1609〜列1611のように記録する。この例では差異の有り(○)無し(×)のみ記録しているが具体的に差異の内容を記載してもかまわない。
処理1809では、レコードIで特定できる部品コードのプロセスカウンタlを1すすめる。処理1810では、プロセスカウンタlがレコードIで特定できる部品のプロセス数を超えたか否かを判定する。超えた場合は処理1811へすすみ、超えない場合は処理1804にすすむ。処理1811では、材料差異格納装置84のレコードカウンタIを1進め、次の材料の比較処理に移る。処理1812では、材料差異格納装置84のすべてのレコードの処理を終了したかを判定する。終了していればプロセス比較装置85の処理を終了する。終了していなければ処理1802にすすみ、次のレコードの処理に移る。
以上のプロセス比較の実施例は、プロセスはプロセスコードにより一意に特定できると仮定し、プロセスコードにより対応付けを行ったうえでプロセス属性量などのプロセス属性を比較する方法を記載した。対応付けはユーザの意図する比較基準に基づくものであれば、プロセスコードに限定するものでなくプロセス名でも、他のプロセス属性でもかまわない。
尚、本実施例では部品にかかわるプロセスの比較,材料にかかわるプロセスの比較の順に説明したが、順序は必ずしもこれに限定しない。
次に、図1の評価結果比較装置7について説明する。設計案Aと設計案Bの評価結果の比較を例に取る。図19に、設計案Aと設計案Bの構成の差異と、その評価結果の値の比較方法を説明するための図を示す。ここで、枠191に囲まれている構成要素は設計案Aの部品構成を示し、枠192に囲まれている各要素は、設計案Aの末端部品に含まれる材料を示し、枠193に囲まれる各要素は設計案Aの各部品,材料の素材製造から廃棄までのプロセスを示す。また、枠195に囲まれている構成要素は設計案Bの部品構成を示し、枠194に囲まれている各要素は、設計案Bの末端部品に含まれる材料を示し、枠196に囲まれる各要素は設計案Bの各部品,材料の素材製造から廃棄までのプロセスを示す。また、各構成要素間の矢印は、構成要素間の親子関係を示す。矢印の元が親、先が子である。
部品構成差異格納装置82には図中191と195の比較結果が格納され、材料差異格納装置84には図中192と196の比較結果が、プロセス差異格納装置には図中193と197の比較結果が格納されている。また、環境負荷評価結果格納装置2104には、図19中194と198の数値が格納されている。
評価結果比較装置7は、部品構成・材料・プロセスの比較結果と、環境負荷の評価結果から、設計案のすべての構成要素(図19の191〜193,195〜197)について、比較対象設計案との間の差分を求める処理である。評価結果比較装置7では、評価装置5で評価した結果、環境負荷評価結果格納装置2104に格納した各部品×材料×プロセス毎の環境負荷値と、プロセス差異格納装置86に格納された比較対象設計案間のプロセスの対応から、比較対象のプロセス間の差異を比較・算出する。
評価結果比較装置7は、比較対象の各設計案の比較対象プロセスの評価値を比較し、値の大小,差分値などを求め、表示する評価値データを作成する装置である。評価結果比較装置7は、評価装置5によって環境負荷値を評価し、図7のように部品×材料×プロセス毎に環境負荷値を持たせた結果と、部品・材料・プロセス比較装置6により、製品もしくは設計案の差異を抽出した結果から、部品×材料×プロセス単位の環境負荷値を、設計案間の対応するプロセスとの間で比較し差分等を求める装置である。この処理では、比較結果格納装置2305に比較結果を格納する。図20が、比較結果格納装置2305に格納するデータ項目の例である。2001の設計案,2002部品コード,2003の材料コード,2004のプロセスコードでプロセスを特定し、2005の比較設計案で比較対象の設計案を特定する。以降、2006に該当する環境負荷項目について、比較対象の有無2007,比較対象2008との差分値,差分値の比率2009を記録する。
評価結果比較装置7の処理の流れを図23に示す。処理2301で、環境負荷評価結果格納装置2104からプロセスを読み出す。環境負荷評価結果格納装置2107は、図
22に示すような形式で、設計案2201,部品2202,材料2203,プロセス2204の項目でプロセスが一意に特定できるので、このプロセスを読み出す。
処理2302で、プロセス差異格納装置86から対応プロセスを検索する。プロセス差異格納装置86は、図16に示すように、1601〜1604で特定できる基準プロセスに対応する比較設計案の比較対象プロセスが1605〜1608で特定できる形式で記録している。従ってここでの処理は処理2301で読み出したプロセスと一致するプロセスを1601〜1604,1605〜1608のいずれかから検索し、一致したレコードから対応する比較対象プロセスを検索する処理である。処理2303は、(1)プロセス差異格納装置86に、処理2301で読み出したプロセスが含まれたレコードが存在しないか、もしくは(2)プロセスが含まれたレコードは存在するが対応するプロセスにNULLが入っているかどうかを判定する。尚、部品・材料・プロセス比較装置6の処理で、上位の部品や材料で対応部品,対応材料がないと判定されたプロセスは、対応プロセスがないとして比較処理がなされないので、比較結果のプロセスのレコードが存在しないのが(1)のケースである。これら(1)(2)のケースでは対応するプロセスが比較対象設計案に存在しないと判定する。
処理2304で、処理2303で対応するプロセスがないと判定された場合(図16の行1613)に、比較結果格納装置2305にレコードを追加し、「比較対象有無」には比較対象がないので「無」を入力し、「差分」は、比較対象がないので環境負荷値をそのまま入力し、「比率」には1を入れる。例として、処理2301で抽出したプロセスが図22の2207の場合に、対応プロセスがない場合には、図20の行2010のようなレコードが追加される。
処理2306で、処理2303で対応するプロセスがあると判定された場合(図16の行1616)に、比較結果格納装置2305にレコードを追加し、「比較対象有無」には「有」を入力し、「差分」には、処理中のプロセスの環境負荷値から比較対象の環境負荷値をひいた値を入力する。「比率」には「差分」で求めた値を環境負荷値で割った値を入れる。例を挙げて説明すると、例えばプロセス差異格納装置85(図16)の行1616の設計案A,部品2,材料3,プロセス6は、対応プロセスは設計案Aの部品2の材料3のプロセス6で、あり、環境負荷CO2 の「差分」は図22の列2209,列2211より
6670−4580=1090 …(i)
であり、比率は
1090/6670=0.19 …(ii)
である。
比較結果格納装置2305(図20)にレコード2010を追加し、「比較対象有無」に有(○)、「差分」に(i)、「比率」に(ii)を入れる。処理2307で、環境負荷評価結果格納装置2104のすべてのプロセスの処理を終了したかを判定する。すべて終了していれば評価結果比較装置7の処理を終了し、終了していなければ処理2301に戻り、次のプロセスの処理を実施する。
以上が、設計案のプロセスの評価結果比較の処理の流れであるが、同様に、図19の材料(192,196)の比較,部品(191,195)の比較も行う。材料,部品の環境負荷は、図19から明らかなように、それぞれの構成要素の下位の要素の環境負荷の和によって求めることができる。例えば1921の材料1の環境負荷は、1031のプロセス1と1932のプロセス2の環境負荷の和により求めることができる。同様に、1914の部品11の環境負荷は、1921の材料1の環境負荷と、プロセス3の環境負荷の和により求めることができる。このようにして設計案を構成する各部品,材料毎の環境負荷を算出しておき、図23の処理をそれぞれ部品,材料に読み替えて処理をすることで、各部品,材料毎に環境負荷値の差を求め、比較結果格納装置2305に格納する。材料の比較処理の場合はプロセス差異格納装置86を材料差異格納装置84に読み替え、部品の比較処理の場合はプロセス差異格納装置86を部品構成差異格納装置82に読み替える。
表示指示装置は、部品構成・材料・プロセスの比較結果より、表示内容を作成し表示装置8に指示する装置である。本装置は、部品構成差異格納装置82と、材料差異格納装置84と、プロセス差異格納装置86に格納された設計案の構成の差異と、比較結果格納装置2305に格納された評価結果の差異の表示方法を指示する装置である。
表示指示装置の実現方法の一例を、図24を用いて説明する。処理2401で、表示用の部品構成を作成する。この処理では、結果表示のための部品ツリーを作成するが、ここで作成するツリーには様々な実施形態が考えられる。例えば、設計案間で部品ツリーは共通とし、設計案の構成要素のorをとった部品ツリーを作成する方法がある。図19の設計案A,設計案Bの例でこれを実現すると図25のようになる。例えば部品11(1914,1954),材料1(1921,1961),プロセス1(1931,1971)などは設計案A,設計案Bに共通の構成要素であり、部品12(1915),材料2(1922),プロセス4(1934)などは太線で示し、設計案Aのみの構成要素である。また材料4(1964),プロセス7(1977)などは破線で示し、設計案Bのみの構成要素である。このような部品ツリーで表示することで、ユーザは部品構成の異なる部分をより視覚的に抽出しやすくなる。
また、この処理では部品ツリーのうちどの階層までを表示するかについても設定する。ユーザのニーズにより、材料,プロセスの階層は不要で部品の階層のみを表示したい場合、材料の階層までの表示をしたい場合、部品の階層も特定の階層まで(2階層目,3階層目等)まで表示したい場合など、様々な場合が考えられる。このような部品ツリーの表示についてもここで設定し、設定された階層の部品ツリーをここで作成する。これらは部品ツリー表示設定装置(図示せず)などによりユーザに任意に選択させ、この処理で設定するものとする。処理2402で、処理2401で作成した部品ツリーの各構成要素(部品,材料,プロセス)の属性値を取得する。これは表示の際に部品ツリーとともに表示する属性を取得するもので、例えば部品コード,部品質量,部品質量,材料質量,プロセス属性値、等である。これらの属性値につき、各構成要素(部品,材料,プロセス)毎、設計案ごとに取得する。これら環境負荷に影響を与える属性は、部品・材料・プロセス比較装置6で、設計案間の比較を行い差異を記録してあるので、設計案間での差異のありなしも同時に取得する。処理2403で、処理2401で作成した部品ツリーの各構成要素(部品,材料,プロセス)の環境負荷評価値を取得する。環境負荷評価値は環境負荷評価結果格納装置2104から、各構成要素(部品,材料,プロセス)毎、設計案ごとに取得する。また、設計案間の評価値の差分や比率も、比較結果格納装置2305から同時に取得する。処理2404では、表示の際の縦軸,横軸の項目を設定する。表示の際には、処理
2401で作成した部品ツリーに対し、環境負荷評価値を様々な並べ方で表示する方法が考えられる。環境負荷評価値は、部品ツリーの各構成要素(部品,材料,プロセス)ごとに、更に(i)設計案ごと、(ii) 環境負荷種類ごと(iii)ステージ分類ごと、等に分類される。これらの分類をどのように並べて表示するかをここで設定する。
例えば、図26に示す例では、2601に部品,材料,プロセスのツリーを表示し、
2602に、部品ツリーの各構成要素の属性である個数を表示する。そして、設計案を
2603,ステージを2604,ステージを2605と、すべて横軸に設定して並べて表示している。このように図26の例では環境負荷値の分類をすべて横軸に設定して並べて表示しているが、これらは任意に縦軸,横軸のどちらに並べて表示しても良く、これらは比較の目的や製品の種類,ユーザの好みなどにより設定されるべきものであるため、どの分類項目を縦軸,横軸のいずれに設定するかをこの段階で設定し、図26のような形で表示できるよう表示フォーマットを作成するのが2404の処理である。これらは軸設定装置(図示せず)などによりユーザに任意に選択させ、この処理で設定するものとする。尚、必ずしもいつもすべての分類を表示する必要があるわけではなく、環境負荷種類などはすべての項目からいくつか選択できたり、ステージ分類も不要であれば表示しないなどの選択もできるようにする。
以上の処理により、表示内容を設定し表示処理に移る。評価結果表示装置9は、表示指示装置8からの指示に基づき、評価結果を表示する装置である。以下、表示画面例により本装置につき説明する。
図27は比較表示の一例であり、部品ツリーの構成要素の数や、ステージの項目の種類などは説明の簡単のために単純化してある。図27の2701は部品ツリーである。2702は部品ツリーの各構成要素の属性項目で、この場合は構成要素の数である。2703は設計案であり、2704は環境負荷項目である。この表示に基づくと、設計案Aと設計案Bの間で、CO2 の値は列2706と2711の比較により、SOxの値の比較は列2708と2713の比較により参照することができる。また、列2707および2712に設計案Aと設計案BのCO2 量の差分、2709,2714にSOx量の差分、及び差分の比率等を表示することで、環境負荷値に差のある箇所を明示的に表示することもできる。また2715と2716のように、比較対象の部品環境負荷値に差がある場合に、値の大きい数値を赤で表示し、小さい数値を青で表示するなど、色分け表示することで比較対象の数値の違いを明示的に表示することもできる。
また、この表示例では、部品ツリーの表示を部品構成のみにし、材料,プロセスを表示していない。また軸の設定でも、ステージの分類はせずに設計案と環境負荷項目のみを並べて表示している。このような表示により、まずどの部品のどの環境負荷項目で設計案間の差が出てくるかをユーザは特定することができる。その上で、表示方法をさらに詳細なものに切り替えて、具体的にどのプロセスの違いで環境負荷に差が出ているかを確認することができる。図27の例では、部品11のCO2 の値に差が出ていることが明らかである。
ここで、表示方法を変更し、さらに詳細なレベルまで表示できる表示に切り替えることで、具体的にどのプロセスの差異で環境負荷に差異がでているのか確認することができる。表示方法の変更は、表示方法指示装置で、処理2401の表示用部品構成作成で、表示する部品ツリーの階層を変更したり、処理2404で縦軸,横軸の設定項目を変更することで実現できる。
図28の例は、図27の例の部品ツリー2701に、材料,プロセスも表示するようにした例である。その結果、列2802が表示される。列2802中に部品11の下位属性である材料とプロセスの構成要素が追加表示され、それに伴い材料,プロセスの各構成要素の評価値が、2806に示すように追加表示される。また、この表示例では、横軸にステージの種類を表示するように指示しており、これにより列2804,2805が追加表示されている。また、図27の表示より、CO2 の値には差異があるがSOxの値には差異がないことから、表示する環境負荷項目をCO2 のみにしている。
図27の表示をさらに図28のように詳細表示することにより、更に詳細に環境負荷値の差異の原因となる材料,プロセスの差異を参照できる。この例の場合は2807,2808に示すように、部品11を構成する材料の鋳鉄のプロセスが、設計案Aでは輸送10tトラック(2807)であるのが設計案Bでは輸送20tトラック(2808)であることがわかる。その結果、CO2 値が設計案Aでは“600000”(符号2809)、設計案Bでは“400000”(符号2810)となり、これら素材輸送プロセスの差異が、図27で見た部品11のCO2値の差異の原因であったことがわかる。
これらの例では表示していないが、材料の質量,部品の質量、等の情報も部品の属性として表示してもよい。また、図28の例では差分,比率の表示を省いたが、これも表示してもよい。以上は簡略化した例であるが、構成要素の多い設計案間での比較も同様に可能であり、部品構成の差異が複数の場合でも同様に原因を特定することが可能である。また、3つ以上の設計案を比較するときも同様に並べて表示することで、ユーザが設計案の差異と環境負荷値の差異を認識することができる。
また、図1の構成のうち、部品構成編集装置2と、材料データ編集装置3と、プロセスデータ編集装置4を省略することもできる。その場合、第一の実施例中に記載した部品構成,材料データ,プロセスデータの編集は、本発明に含まれない他の装置で実施し、編集した部品表を部品表格納装置1に格納することで実現可能である。
次に、図2に示す第二の実施例につき説明する。図1の構成と比較して新規に追加されたのは、評価結果記録装置10と、比較結果記録装置11の統計値演算装置12である。
この構成で、実現するのは、評価装置5で評価した環境負荷値を順次記録していき、また、評価結果比較装置7で比較した結果も記録していき、これらをデータとして演算することで、環境負荷値に関する任意の統計値を得ることである。
これら新規の項目につき順に説明する。評価結果記録装置10は、評価装置5により評価された環境負荷値を記録する装置である。評価装置5では既に述べたように設計案の部品×材料×プロセス別の環境負荷値が算出されるので、これらを例えば図22のような形式で記録する。
比較結果記録装置11は、評価結果比較装置7で比較した結果を、例えば図20に示すような形式で順次記録する。評価結果記録装置10や、比較結果記録装置11に記録する製品,設計案の中には、実際の製品を決定するまでの試行錯誤の過程で作成した設計案で実際に製品にならなかったものも含まれる。それらは、フラグをつけて記録することなどにより、統計処理する時点で実際に製品化されたもののみについて統計処理するなどの処理を行うことができる。統計値演算装置12では、評価結果記録装置10や、比較結果記録装置11に記録された環境負荷の評価結果や、製品間の差分値を統計処理し、環境負荷値に関する統計情報を得る装置である。この際、製品単位で環境負荷を集計するなど、部品構成の情報が必要な場合は部品表格納装置1を参照する。以上の構成だけでも、製品単位の環境負荷値の分析を行うことができるが、年度別の製品別の生産台数の実績などのデータが得られれば、さらに工場,サイト,企業等の単位での環境負荷値の評価を行うことができる。例えば、生産管理システムからのデータが得られる場合は、そのデータを用いることで、環境負荷値の評価を行うことができる。ここでいう生産管理システムは、生産計画,実行を管理するシステムであるので、どの期間にどの製品がどれだけ生産されたかの情報も詳細に記録されている。このシステムから、生産の実行状況を取得し、1台の製品についての環境負荷値と演算することにより、ある製品が実際に生産された台数に基づく環境負荷値の評価や、工場単位での1年間の環境負荷値の算出、また、企業単位での環境負荷値の算出も行うことができる。
評価結果表示装置9は、統計値演算装置で統計処理された統計値を表,グラフなどの装置で可視化する。図29は、評価結果表示装置9で、統計値をグラフを用いて可視化した例である。例えばこの例のように、工場の原油消費量の推移を求める場合は、統計値演算装置12の処理は以下のようになる。
(1)評価結果記録装置10から、各年度(1999年,2000年,2001年)ごとに工場Aで生産された製品の、原油について評価した環境負荷値データを抽出する。
(2)例えば生産管理システムなどから、工場Aでの製品の各年度毎の生産台数を取得する。
(3)製品ごとに(1)で抽出したデータと(2)で取得したデータを積算する。
(4)(3)で求めた値を、ステージ(この例の場合は素材製造,素材輸送,部品加工,リサイクル,廃棄)ごとに足し合わせる。
以上の処理により求めた値を、評価結果表示装置9でグラフ化し、図29のように表示する。年度別の、工場Aの原油消費量の推移を、ステージごとに可視化する。
また、図30は、評価結果表示装置9で、統計値をグラフを用いて可視化した他の例である。この例のように、製品分類あたり平均の素材輸送プロセスのCO2 排出量を求める場合には、統計値演算装置12の処理は以下のようになる。
(1)評価結果記録装置10から、各年度(1999年,2000年,2001年,2002年,2003年)ごとに生産された製品の、CO2 について評価した環境負荷値データのうち、素材輸送にかかわるデータを抽出する。
(2)(1)で抽出したデータを、製品単位で集計する。
(3)(2)で集計した値を、年度別,製品分類ごとに平均値をとる。
(4)各製品分類ごとに、初年度(1999年)と最終年度(2003年)の差をとり、初年度との比率を算出することにより、増減率を算出する。
以上の処理により求めた値を、評価結果表示装置9でグラフ化し、図30のように表示する。製品別の、年度毎の素材輸送プロセスでのCO2 排出量平均値、及び増減率を可視化する。
このように、評価結果記録装置10には部品,材料,プロセス毎に環境負荷値が格納されているため、プロセスを特定した統計値を算出することができる。図30の例の場合は、例えば、ある製品Aについて、素材の調達先を変更するなどして素材輸送距離を短縮し、輸送に伴うCO2 量を削減する改善をした場合に、具体的にどれくらいの改善効果が得られたかを、数値で確認することができる。この例のように、改善努力をした部品,材料,プロセス単位での改善効果が統計値で得られる効果がある。
以上が第二の実施例の説明であるが、本実施例の特徴は、製品や設計案の環境負荷値を評価した情報が部品×材料×プロセス単位で記録されていることにより、部品単位,材料単位,プロセス単位で、製品や設計案単体にとどまらず、複数製品・設計案や、年度単位で設計されたすべての製品,設計案についての統計値を得られることにある。また、一つの製品を設計するまでの環境負荷の変化をたどることで、設計部門の改善努力の来歴をたどることもできる。
次に、図3を用いて第三の実施例につき説明する。第一の実施例,第二の実施例と比較して新規の構成は、外的基準格納装置13と、評価結果比較装置14,表示方法指示装置15である。この構成で実現するのは、環境負荷評価結果を、業界水準や、業界トップ企業の水準など、任意の切り口の基準と比較することである。
第三の実施例の新規の構成につき、順に説明する。外的基準格納装置13は、環境負荷に関するあらゆる外的基準を格納することができる。例えば、(1)「年間原油使用量を15%削減」、など、企業トータルの値の算出が必要なもの、また(2)「製造工程でのCO2 排出量を年間10t減」など、プロセスを特定し、削減割合でなく絶対値で提示される基準もありうる。
評価結果比較装置14は、外的基準格納装置13に格納された外的基準に対し、評価結果記録装置10から比較するためのデータを抽出し、必要な場合は統計演算を実施して外的基準格納装置13に格納された外的基準と比較する環境負荷値を作成する装置である。
例えば、外的基準が(1)「年間原油使用量を15%削減」であった場合には、評価結果記録装置10から、基準年度とその前年度に生産したすべての製品の原油についての評価結果を抽出し、両年度の生産台数のデータと積算し、トータルの各年度の原油使用量を求め、削減割合を算出することで、(1)の外的基準との比較を行うことができる。この算出の際、生産管理システムから生産台数についてのデータが得られる場合は、それを用いることができる。
また、外的基準が(2)「製造工程でのCO2 排出量を年間10t減」、である場合には、評価結果記録装置10から、基準年度とその前年度に生産したすべての製品のうち、製造工程に該当するプロセスのCO2 排出量に関するデータのみを抽出し、両年度の生産台数のデータと積算し、トータルの各年度のCO2 排出量を求めて差分をとることで、
(2)の外的基準との比較を行うことができる。この算出の際も、生産管理システムから生産台数についてのデータが得られる場合は、それを用いることができる。
以上のように、第三の実施例でも、製品や設計案について算出され、記録された環境負荷評価結果を用いることで、新たにデータ収集の必要なく、様々な外的基準との比較が可能となる。また環境負荷値が、部品×材料×プロセスの単位で記録されているため、必要に応じて任意の必要な単位での環境負荷値の算出が行え、いかなる外的基準との比較も行うことができることが特徴である。また、今後環境配慮の観点から、環境負荷量に関して様々な環境規制が実施されたり、他社との水準比較が必要になることが考えられる。このような場合の外的基準は、必ずしも製品単位の基準でなく、特定材料にかかる特定プロセスの環境負荷量(例えば、PPの廃棄にかかる環境負荷量など)の削減、もしくは特定プロセスの環境負荷値(輸送など)の上限値の設定など、特定材料・プロセス毎、もしくは特定プロセス毎に外的基準との比較が必要になってくる。上記実施例によれば、各プロセス,部品、または材料ごとに環境負荷値を評価し、保持しているため、任意の外的基準に対し、対応する部品毎,材料毎,プロセス毎に容易に比較ができ、また外的基準を超えないよう設計にフィードバックすることができる。
次に、本発明による環境負荷評価方法の第一の実施例を、図31を用いて説明する。環境負荷評価方法の第一の実施例は、図1の環境負荷評価装置を用いて処理を行うと以下のようになる。処理3101では、部品表格納装置1に部品表データの入力指示を受け付け、保管する。処理3102では、部品構成編集装置2からの部品表データの編集指示を受け付け、部品表格納装置1に保管する。処理3103では、材料データ編集装置3からの材料データの編集指示を受け付け、部品表格納装置1に保管する。処理3104では、プロセスデータ編集装置4からのプロセスデータの編集指示を受け付け、部品表格納装置1に保管する。処理3105では、評価装置5により環境負荷を評価する。処理3106では、部品・材料・プロセス比較装置6により、部品構成,材料,プロセスのデータを比較する。処理3107では、評価結果比較装置7により、評価結果を比較する。処理3108
では、表示指示装置8により、比較結果の出力方法を指示する。処理3109では、評価結果表示装置9により、比較結果を出力する。以上が環境負荷評価方法の第一の実施例の処理の流れである。尚、各処理の詳細は、図1の環境負荷評価装置の詳細説明により実現することができる。
次に、本発明による環境負荷評価方法の第二の実施例を、図32を用いて説明する。環境負荷評価方法の第二の実施例は、図2の環境負荷評価装置を用いて処理を行うと以下のようになる。処理3201では、部品表格納装置1に部品表データの入力指示を受け付け、保管する。処理3202では、部品構成編集装置2からの部品表データの編集指示を受け付け、部品表格納装置1に保管する。処理3203では、材料データ編集装置3からの材料データの編集指示を受け付け、部品表格納装置1に保管する。処理3204では、プロセスデータ編集装置4からのプロセスデータの編集指示を受け付け、部品表格納装置1に保管する。処理3205では、評価装置5により環境負荷を評価する。処理3206では、評価結果記録装置10に、環境負荷評価結果を保管する。処理3207では、部品・材料・プロセス比較装置6により、部品構成,材料,プロセスのデータを比較する。処理3208では、評価結果比較装置7により、評価結果を比較する。処理3209では、比較結果記録装置11により、比較結果を保管する。処理3210では、統計値演算装置
12により、環境負荷の評価結果,比較結果を統計演算する。処理3211では、評価結果表示装置9により、統計演算結果を出力する。以上が環境負荷評価方法の第二の実施例の処理の流れである。尚、各処理の詳細は、図2の環境負荷評価装置の詳細説明により実現することができる。
次に、本発明による環境負荷評価方法の第三の実施例を、図33を用いて説明する。環境負荷評価方法の第三の実施例は、図3の環境負荷評価装置を用いて処理を行うと以下のようになる。処理3301では、部品表格納装置1に部品表データの入力指示を受け付け、保管する。処理3302では、部品構成編集装置2からの部品表データの編集指示を受け付け、部品表格納装置1に保管する。処理3303では、材料データ編集装置3からの材料データの編集指示を受け付け、部品表格納装置1に保管する。処理3304では、プロセスデータ編集装置4からのプロセスデータの編集指示を受け付け、部品表格納装置1に保管する。処理3305では、評価装置5により環境負荷を評価する。処理3306では、評価結果記録装置10に、環境負荷評価結果を保管する。処理3307では、外的基準を取得する。処理3308では、評価結果比較装置14により、外的基準と、環境負荷評価結果を比較する。処理3309では、評価結果表示装置9により、比較結果を出力する。以上が環境負荷評価方法の第三の実施例の処理の流れである。尚、各処理の詳細は、図3の環境負荷評価装置の詳細説明により実現することができる。また、以上の実施例では、評価値として環境負荷量を用いたが、同様に、評価値として、環境負荷項目に係数をかけ、資源消費,大気汚染,温暖化,酸性雨,オゾン層破壊,水質汚濁,毒性の7つのカテゴリーについての影響度を算出したインパクトの値を用いても、同様の効果が得られる。
なお、上記実施例の他に考えられる本発明の構成を以下に列挙する。
(1)1つまたは複数の製品もしくは設計案の部品構成,材料,プロセスの情報を格納する部品表格納手段と、部品表格納手段に格納された任意の部品表から、部品表のデータに含まれる部品構成,材料,プロセスに基づいて環境負荷を評価する環境負荷評価手段と、部品表格納手段に格納された複数部品表から、任意の2つ以上の部品表の部品構成,材料,プロセスを比較し、差異を抽出する部品構成,材料,プロセス比較手段と、複数部品表について、部品構成,材料,プロセス比較手段により抽出された差異と、評価手段により評価された環境負荷量をもとに、複数部品表の環境負荷量を比較し、評価値の差異を抽出する評価結果比較手段と、評価結果比較手段により抽出された評価値の差異と、部品構成,材料,プロセス比較手段により抽出された構成上の差異より、複数部品表の構成の差異と、評価値の差異を比較表示するための表示方法を指示する表示指示手段と、表示指示手段の指示に基づき、環境負荷の評価結果を表示する評価結果表示手段とを備える環境負荷評価装置とする。
(2)(1)に記載の環境負荷評価装置であって、部品表格納手段に格納された部品表の部品構成を変更する部品構成編集手段と、同じく材料データを変更する材料データ編集手段と、同じくプロセスデータを変更するプロセスデータ編集手段とを備える環境負荷評価装置とする。
(3)(1),(2)に記載の環境負荷評価装置であって、評価結果比較手段が、比較対象の評価値間の差分や比率を計算する環境負荷評価装置とする。
(4)(3)に記載の環境負荷評価装置であって、表示指示手段が、比較対象の評価値間の差分や比率を表示することを指示する事を特徴とする環境負荷評価装置。
(5)(1)〜(4)に記載の環境負荷評価装置であって、部品構成,材料,プロセス比較手段が、部品の個数や質量,材料の質量等の環境負荷の評価結果に影響を与える属性の差異についても比較を行う環境負荷評価装置とする。
(6)(5)に記載の環境負荷評価装置であって、表示指示手段が、部品の個数や質量,材料の質量等の環境負荷の評価結果に影響を与える属性の差異についても表示することを指示することを特徴とする環境負荷評価装置とする。
(7)(1)〜(6)に記載の環境負荷評価装置であって、表示指示手段が、部品構成,材料,プロセスの異なる部分と、評価値の異なる部分の色を変えて表示することを指示する事を特徴とする環境負荷評価装置とする。
(8)1つまたは複数の製品もしくは設計案の部品構成,材料,プロセスの情報を格納する部品表格納手段と、部品表格納手段に格納された任意の部品表から、部品表データに含まれる部品構成,材料,プロセスに基づいて環境負荷を評価する評価手段と、評価手段で評価された結果を格納する評価結果記録手段と、評価結果記録手段に記録された評価結果に基づき、製品の単位期間あたりの環境負荷量の合計,平均値等を算出したり、増減量,増減率等の値を求めるなどの統計演算を行う統計値演算手段と、演算された統計値を表示する評価結果表示手段とを備える環境負荷評価装置とする。
(9)1つまたは複数の製品もしくは設計案の部品構成,材料,プロセスの情報を格納する部品表格納手段と、部品表格納手段に格納された部品表の部品構成を変更する部品構成編集手段と、同じく材料データを変更する材料データ編集手段と、同じくプロセスデータを変更するプロセスデータ編集手段と、部品表格納手段に格納された任意の部品表から、部品表データに含まれる部品構成,材料,プロセスに基づいて環境負荷を評価する環境負荷評価手段と、部品表格納手段に格納された複数部品表から、任意の2つ以上の部品表の部品構成,材料,プロセスを比較し、差異を抽出する部品構成,材料,プロセス比較手段と、複数部品表について、部品構成,材料,プロセス比較手段により抽出された差異と、評価手段により評価された環境負荷量をもとに、複数部品表の環境負荷量を比較し、評価値の差異を抽出する評価結果比較手段と、評価手段で評価された結果を格納する評価結果記録手段と、評価結果比較手段で比較された比較結果を記録する比較結果記録手段と、評価結果記録手段に記録された評価結果、および比較結果記録手段に記録された比較結果に基づき、製品の単位期間あたりの環境負荷量の合計,平均値等を算出したり、増減量,増減率等の値を求めるなどの統計演算を行う統計値演算手段と、演算された統計値を表示する評価結果表示手段とを備えることを特徴とする環境負荷評価装置。
(10)(8),(9)に記載の環境負荷評価装置であって、部品表格納手段に格納された部品表の部品構成を変更する部品構成編集手段と、同じく材料データを変更する材料データ編集手段と、同じくプロセスデータを変更するプロセスデータ編集手段とを備える環境負荷評価装置とする。
(11)(8)〜(10)に記載の環境負荷評価装置であって、統計値演算手段で用いる生産実績データとして、生産管理システムから得られるデータを用いることを特徴とする環境負荷評価装置とする。
(12)1つまたは複数の製品もしくは設計案の部品構成,材料,プロセスの情報を格納する部品表格納手段と、部品表格納手段に格納された任意の部品表から、部品表データに含まれる部品構成,材料,プロセスに基づいて環境負荷を評価する評価手段と、評価手段で評価された結果を格納する評価結果記録手段と、環境負荷の評価結果を比較する外的基準を格納する外的基準格納手段と、外的基準格納手段に格納された外的基準と比較するのに必要な情報を、評価結果記録手段から抽出し、外的基準と比較する環境負荷情報を作成した上で比較する評価結果比較手段と、外的基準と、環境負荷値を比較した結果を表示する評価結果表示手段とを備える環境負荷評価装置とする。
(13)(12)に記載の環境負荷評価装置であって、部品表格納手段に格納された部品表の部品構成を変更する部品構成編集手段と、同じく材料データを変更する材料データ編集手段と、同じくプロセスデータを変更するプロセスデータ編集手段とを備える環境負荷評価装置とする。
(14)(12),(13)に記載の環境負荷評価装置であって、評価結果比較手段で用いる生産実績データとして、生産管理システムから得られるデータを用いる環境負荷評価装置とする。
(15)1つまたは複数の製品もしくは設計案の部品構成,材料,プロセスの情報を格納する部品表格納手段と、部品表格納手段に格納された部品表の部品構成を変更する部品構成編集手段と、同じく材料データを変更する材料データ編集手段と、同じくプロセスデータを変更するプロセスデータ編集手段と、部品表格納手段に格納された任意の部品表から、部品表データに含まれる部品構成,材料,プロセスに基づいて環境負荷を評価する環境負荷評価手段と、部品表格納手段に格納された複数部品表から、任意の2つ以上の部品表の部品構成,材料,プロセスを比較し、差異を抽出する部品構成,材料,プロセス比較手段と、複数部品表について、部品構成,材料,プロセス比較手段により抽出された差異と、評価手段により評価された環境負荷量をもとに、複数部品表の環境負荷量を比較し、評価値の差異を抽出する評価結果比較手段と、評価結果比較手段により抽出された評価値の差異と、部品構成,材料,プロセス比較手段により抽出された構成上の差異より、複数部品表の構成の差異と、評価値の差異を比較表示するための表示方法を指示する表示指示手段と、表示指示手段の指示に基づき、環境負荷の評価結果を表示する評価結果表示手段と、評価手段で評価された結果を格納する評価結果記録手段と、評価結果比較手段で比較された比較結果を記録する比較結果記録手段と、評価結果記録手段に記録された評価結果、および比較結果記録手段に記録された比較結果に基づき、製品の環境負荷の値を統計処理する統計値演算手段と、環境負荷の評価結果を比較する外的基準を格納する外的基準格納手段と、外的基準格納手段に格納された外的基準と比較するのに必要な情報を、評価結果記録手段から抽出し、外的基準と比較する環境負荷情報を作成した上で比較する評価結果比較手段とを備える環境負荷評価装置とする。
(16)(1)〜(15)に記載の環境負荷評価装置であって、部品表格納手段に格納する部品表のデータ構造として、部品の階層,部品につく材料の階層、部品もしくは材料につくプロセスの階層で部品表をあらわす環境負荷評価装置とする。
(17)部品表データの入力指示を受け付け、保管するステップと、部品表データの編集指示を受け付け、保管するステップと、材料データの編集指示を受け付け、保管するステップと、プロセスデータの編集指示を受け付け、保管するステップと、環境負荷を評価するステップと、部品構成,材料,プロセスのデータを比較するステップと、評価結果を比較するステップと、比較結果の出力方法を指示するステップと、比較結果を出力するステップとを有すること環境負荷評価方法とする。
(18)部品表データの入力指示を受け付け、保管するステップと、部品表データの編集指示を受け付け、保管するステップと、材料データの編集指示を受け付け、保管するステップと、プロセスデータの編集指示を受け付け、保管するステップと、環境負荷を評価するステップと、環境負荷評価結果を保管するステップと、部品構成,材料,プロセスのデータを比較するステップと、評価結果を比較するステップと、比較結果を保管するステップと、環境負荷の評価結果、比較結果を統計演算するステップと、統計演算結果を出力するステップを有する環境負荷評価方法とする。
(19)部品表データの入力指示を受け付け、保管するステップと、部品表データの編集指示を受け付け、保管するステップと、材料データの編集指示を受け付け、保管するステップと、プロセスデータの編集指示を受け付け、保管するステップと、環境負荷を評価するステップと、環境負荷評価結果を保管するステップと、外的基準を取得するステップと、外的基準と、環境負荷評価結果を比較するステップと、比較結果を出力するステップを有することを特徴とする環境負荷評価方法とする。
また、上記実施例で説明した処理をプログラムによりコンピュータに実施させてもよい。
本発明による環境負荷評価装置の第一の実施例の構成を示すブロック図である。 本発明による環境負荷評価装置の第二の実施例の構成を示すブロック図である。 本発明による環境負荷評価装置の第三の実施例の構成を示すブロック図である。 部品表格納装置1に格納するデータの構造を模式化した例を示した図である。 部品構成編集装置,材料編集装置,プロセス編集装置による追加,削除,変更処理を説明するための図である。 環境負荷項目別の原単位データの例を説明するための図である。 評価装置の処理時に、各プロセスごとに環境負荷量が算出されることを説明するための図である。 部品・材料・プロセス比較装置の、詳細な構成を説明するための図である。 比較する部品の属性を説明するための図である。 部品構成差異格納装置の格納項目の例を説明するための図である。 部品構成比較装置の比較の処理の流れを説明するための図である。 比較する材料の属性の項目例を説明するための図である。 材料差異格納装置の格納項目の例を説明するための図である。 材料比較装置の処理の流れを説明するための図である。 比較するプロセスの属性の項目例を説明するための図である。 プロセス差異格納装置の格納項目の例を説明するための図である。 プロセス比較装置の処理の流れを説明するための第一の図である。 プロセス比較装置の処理の流れを説明するための第二の図である。 設計案Aと設計案Bの構成の差異と、その評価結果の値の比較方法を説明するための図である。 比較結果格納装置に格納するデータ項目の例を説明するための図である。 評価装置の処理の流れを説明するための図である。 環境負荷評価結果格納装置に格納する項目の内容の例を説明するための図である。 評価結果比較装置の処理の流れを説明するための図である。 表示指示装置の実現方法の一例を説明するための図である。 図19の設計案A,設計案Bの例で作成した部品ツリーを説明するための図である。 表示指示装置の表示例を説明するための図である。 比較表示の一例を説明するための第一の図である。 比較表示の一例を説明するための第二の図である。 評価結果表示装置9で、統計値をグラフを用いて可視化した第一の例を示した図である。 評価結果表示装置9で、統計値をグラフを用いて可視化した第二の例を示した図である。 本発明による環境負荷評価方法の第一の実施例の処理の流れを示す図である。 本発明による環境負荷評価方法の第二の実施例の処理の流れを示す図である。 本発明による環境負荷評価方法の第三の実施例の処理の流れを示す図である。
符号の説明
1…部品表格納装置、2…部品構成編集装置、3…材料データ編集装置、4…プロセスデータ編集装置、5…評価装置、6…部品・材料・プロセス比較装置、7…評価結果比較装置、8…表示指示装置、9…評価結果表示装置。


Claims (15)

  1. 複数の製品の設計案の部品構成,材料およびプロセスの情報を格納する設計案情報格納手段と、前記設計案情報格納手段に格納された製品の複数の設計案の部品構成,材料およびプロセスを用いて前記製品の設計案の環境負荷評価値を算出する環境負荷評価値算出手段と、前記環境負荷評価値算出手段により算出された複数の製品の設計案の環境負荷評価値の差異を算出する環境負荷評価値比較手段と、前記設計案比較手段により算出した環境負荷評価値の差異を表示する表示手段とを備えることを特徴とする環境負荷評価装置。
  2. 請求項1において、前記設計案情報格納手段に格納された複数の製品の設計案の部品構成,材料またはプロセスの差異を算出する設計案情報比較手段を備え、前記表示手段は前記設計案情報比較手段により算出した複数の製品の設計案の部品構成,材料またはプロセスの差異を表示することを特徴とする環境負荷評価装置。
  3. 請求項1において、前記環境負荷評価値は製品の設計案に関するCO2 排出量または
    SOx 排出量であることを特徴とする環境負荷評価装置。
  4. 請求項1において、前記プロセスの情報は製造方法,輸送方法または使用方法に関する情報であることを特徴とする環境負荷評価装置。
  5. 請求項1において、前記表示手段は前記設計案情報比較手段により抽出した複数の製品の設計案の部品構成,材料またはプロセスの差異と前記環境負荷値算出手段を用いて前記設計案比較手段により算出した環境負荷表価値の差異を同一画面上に表示することを特徴とする環境負荷評価装置。
  6. 請求項1において、前記表示手段は複数の製品の設計案の部品構成,材料およびプロセスが異なっている場合、当該異なっている製品の設計案の部品構成,材料およびプロセスを強調表示することを特徴とする環境負荷評価装置。
  7. 請求項1において、前記環境負荷評価値算出手段により算出された製品の設計案の環境負荷値を用いて設計案の製品の単位期間あたりの環境負荷量合計量又は平均値を算出する単位期間環境負荷量算出手段を備えることを特徴とする環境負荷評価装置。
  8. 請求項7において、前記単位期間環境負荷量算出手段は生産管理システムから得られる生産実績情報を用いて製品の設計案の単位期間あたりの環境負荷量合計量又は平均値を算出することを特徴とする環境負荷評価装置。
  9. 請求項1において、前記製品の設計案の部品構成,材料またはプロセスの情報を変更する設計案情報変更手段を備え、前記設計案情報格納手段は前記設計案情報変更手段により変更された後の製品の設計案の部品構成,材料またはプロセスの情報を格納し、前記環境負荷評価値算出手段は前記設計案情報格納手段に格納された変更された後の製品の設計案の部品構成,材料またはプロセスの情報を用いて前記設計案情報変更手段により変更された後の設計案の環境負荷値を算出し、前記環境負荷評価値算出手段により算出された前記設計案情報格納手段に格納された設計案の環境負荷評価値と前記設計案情報変更手段により変更された後の設計案の環境負荷評価値との差異を算出する環境負荷評価値比較手段と、前記環境負荷評価値比較手段により算出した環境負荷値の差異を表示する表示手段とを備えることを特徴とする環境負荷評価装置。
  10. 請求項1において、前記設計案情報比較手段は前記環境負荷評価値算出手段により算出された複数の設計案の環境負荷値の差分または比率であることを特徴とする環境負荷評価装置。
  11. 請求項2において、前記設計案情報比較は複数の製品の設計案の部品の個数または部品の属性の差異を算出することを特徴とする環境負荷評価装置。
  12. 製品の設計案の部品構成または当該部品構成を構成する部品の材料および当該部品構成を構成する部品のプロセスの情報を格納する設計案情報格納手段と、前記設計案情報格納手段により格納された設計案の部品構成または当該部品構成を構成する部品の材料および当該部品構成を構成する部品のプロセスの情報を用いて前記製品の設計案の環境負荷評価値を算出する環境負荷値算出手段とを備えることを特徴とする環境負荷評価装置。
  13. 請求項12において、前記環境負荷値算出手段により算出した設計案の環境負荷値を用いて製品の単位期間あたりの環境負荷量の合計値,平均値,増減量または増減率を算出する環境負荷統計値算出手段を備えることを特徴とする環境負荷評価装置。
  14. 請求項12において、環境負荷値の外的基準を格納する外的基準格納手段と、前記外的基準格納手段が格納した外的基準と前記環境負荷評価値算出手段により算出された製品の設計案の環境負荷評価値とを比較した結果を算出する外的基準比較結果算出手段とを備えることを特徴とする環境負荷評価装置。
  15. コンピュータを複数の製品の設計案の部品構成,材料およびプロセスの情報を格納する設計案情報格納手段、前記設計案情報格納手段に格納された製品の設計案の部品構成,材料およびプロセスを用いて前記製品の設計案の環境負荷評価値を算出する環境負荷評価値算出手段、前記設計案情報格納手段に格納された製品の設計案の部品構成,材料およびプロセスを用いて前記複数の製品の設計案の環境負荷評価値の差異を算出する環境負荷評価値比較手段、前記環境負荷評価値比較手段により算出した環境負荷評価値の差異を表示する表示手段として機能させるための環境負荷評価プログラム。
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