JP2006183399A - 作業機械の冷却装置 - Google Patents

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【課題】空気の流動方向に沿って直列に配置された3つ以上の熱交換器を備えたものにおいて、これらの熱交換器のすべての清掃を行うことができる作業機械の冷却装置の提供。
【解決手段】エアコンコンデンサ27とトルコンクーラ29とオイルクーラ24およびラジエータ25のそれぞれとが空気の流動方向Aに並べられてなる熱交換器の列において、列の一端に位置するオイルクーラ24とラジエータ25を車体フレーム3に固定した枠体26に固定し、トルコンクーラ29に固定したフレーム30をヒンジ30aを介して枠体26に取付け、エアコンコンデンサ27に固定したフレーム28をヒンジ28aを介してフレーム30に取付けて、エアコンコンデンサ27をトルコンクーラ29から離れる方向へ回動可能にし、トルコンクーラ29をオイルクーラ24とラジエータ25から離れる方向へ回動可能にした。
【選択図】図3

Description

本発明は、ローダやショベルなどの作業機械の機械室内に設置され、空気を流動させるファンと、空気の流動方向に沿って直列に配置された3つ以上の熱交換器とを備える作業機械の冷却装置に関する。
作業機械の冷却装置としては、例えば特許文献1に示される従来技術がある。この従来技術は、複数の熱交換器と、これらの熱交換器を冷却するために空気を流動させるファンとを備えている。複数の熱交換器には、エアコンコンデンサ、オイルクーラ、ラジエータが含まれている。
ラジエータとオイルクーラは、空気の流動方向に直交する方向に並列に配置されて、作業機械の機械室内に固定されている。エアコンコンデンサと、ラジエータおよびオイルクーラのそれぞれとは、空気の流動方向に沿って直列に配置されている。エアコンコンデンサは、回動可能に設けられている。
このように構成された従来技術では、ラジエータやオイルクーラを清掃する際、エアコンコンデンサをラジエータおよびオイルクーラから離れる方向へ回動させることによって、エアコンコンデンサとラジエータおよびオイルクーラとの間に、それぞれの清掃を行うための空間を形成することができる。
特開2002−371844公報
作業機械の冷却装置には、前述の従来技術のように2つの熱交換器が空気の流動方向に沿って直列に配置された冷却装置の他に、3つ以上の熱交換器が空気の流動方向に沿って直列に配置された冷却装置がある。この冷却装置に前述の従来技術を適用した場合、直列に配置された3つ以上の熱交換器のうち、最も外側に位置する熱交換器のみが回動可能に設けられ、その他の熱交換器は固定されたものになる。このため、直列配置された熱交換器のうち最も外側に位置する熱交換器と、この熱交換器に対面する熱交換器しか清掃作業を行うことができない。
本発明は、前述のことを考慮してなされたものであり、その目的は、空気の流動方向に直列に配置された3つ以上の熱交換器を備えたものにおいて、これら熱交換器のすべての清掃を行うことができる作業機械の冷却装置を提供することにある。
〔1〕 本発明は、上述の目的を達成するために、空気を流動させるファンと、前記空気の流動方向に沿って直列に配置された3つ以上の熱交換器とを備えた作業機械の冷却装置において、互いに隣接する3つ以上の熱交換器のうち、隣り合う熱交換器における少なくとも一方を他方に対して回動可能に設けたことを特徴とする。
このように構成した本発明では、空気の流動方向に沿って直列に配置された3つ以上の熱交換器のうちの隣接する熱交換器のうち、一方の熱交換器を清掃する場合に、清掃する熱交換器と、この熱交換器に隣接する他方の熱交換器とのうちの少なくとも一方を回動させることによって、清掃する熱交換器とこの熱交換器に隣接する他の熱交換器との間に、清掃を行うための空間を形成することができる。これにより、空気の流動方向に沿って直列に配置された3つ以上の熱交換器のすべての清掃を行うことができる。
〔2〕 本発明は、〔1〕に記載の発明において、
前記隣接する3つ以上の熱交換器のうち、隣り合う2つの以上の熱交換器により一組の熱交換器体を形成し、少なくとも前記熱交換器体を他方の熱交換器に対して回動可能に設けたことを特徴とする作業機械の冷却装置。
〔3〕 本発明は、〔1〕または〔2〕記載の発明において、前記熱交換器のそれぞれを隣接する他方の熱交換器に対して回動可能に設け、この隣接する熱交換器同士を一体として回動可能にする一体化手段を備えたことを特徴とする。
〔4〕 本発明は、〔1〕から〔3〕のいずれかに記載の発明において、前記回動可能に設けた熱交換器の回動中心を、前記作業機械の機械室を構成する左右両側部のうちの一方の側部付近に設定したことを特徴とする。
〔5〕 本発明は、〔1〕から〔4〕のいずれかに記載の発明において、前記ファンを、前記熱交換器に対して回動可能に設けたことを特徴とする。
前述したように、本発明によれば、空気の流動方向に沿って直列に配置された3つ以上の熱交換器のうちの隣接する熱交換器のうち、一方の熱交換器を清掃する場合に、清掃する熱交換器と、この熱交換器に隣接する他方の熱交換器とのうちの少なくとも一方を回動させることによって、清掃する熱交換器とこの熱交換器に隣接する他の熱交換器との間に、清掃を行うための空間を形成することができる。これにより、空気の流動方向に沿って直列に配置された3つ以上の熱交換器のすべての清掃を行うことができる。したがって、清掃性の向上できる。
本発明の作業機械の冷却装置の一実施形態について図1〜5を用いて説明する。
図1は、本発明に係る冷却装置の一実施形態が備えられる作業機械の一例であるホイールローダを示す側面図、図2は、図1に示すホイールローダの機械室内の状態を示す側面図、図3は、図2のIII−III断面図、図4は、図3に示すエアコンコンデンサおよびファンを回動させた状態を示す平面図、図5は、図3に示すエアコンコンデンサとトルコンクーラを一体化して回動させた状態を示す平面図である。
図2,3に示す本実施形態の冷却装置20は、例えば図1に示すホイールローダ1に備えられるものである。ホイールローダ1は、車体2と、この車体2の前部に結合された作業機4とを備えている。車体2は、その本体である車体フレーム3と、車体2のほぼ中央に配置され車体フレーム3に固定される運転室5と、運転室5の後方に配置され車体フレーム3に固定される機械室6とを備えている。
本実施形態である冷却装置20は、図2,3に示すように、ホイールローダ1の機械室6内に設置されている。機械室6内において、7はエンジンであり、8はエンジン7を設置するスペース9と冷却装置20を設置するスペース10とを仕切る隔壁である。また、11は機械室6の左側壁にヒンジ11aを介して左方向(矢印L方向)へ回動可能に取付けられ機械室6の左側部の開閉を可能にするメンテナンス用ドアであり、12は機械室6の右側壁にヒンジ12aを介して右方向(矢印R方向)へ回動可能に取付けられ機械室6の右側部の開閉を可能にするメンテナンス用ドアである。13は、機械室6の後端に形成された開口部15を覆う開閉カバーである。この開閉カバー13は、機械室6の上板6aに上方向へ回動可能に取付けられており、これにより、機械室6の後端を開閉できるようになっている。
本実施形態である冷却装置20は、空気を流動させるファン21と、このファン21が流動させた空気により冷却される複数の熱交換器、例えばインタークーラ31、オイルクーラ24、ラジエータ25、トルコンクーラ29、エアコンコンデンサ27とを備えている。
オイルクーラ24とラジエータ25は、図3に示すように、空気の流動方向(矢印A方向)に直交する方向、例えばホイールローダ1の左右方向に沿って並列に配置してある。インタークーラ31とトルコンクーラ29は、図2に示すように、オイルクーラ24およびラジエータ25の前面側において、空気の流動方向(矢印A方向)に直交する方向、例えばホイールローダ1の上下方向に沿って並列に配置してある。
トルコンクーラ29の前面側には、図2,3に示すように、エアコンコンデンサ27を配置してある。つまり、冷却装置20では、オイルクーラ24およびラジエータ25のそれぞれと、エアコンコンデンサ27と、トルコンクーラ29とを空気の流動方向(矢印A方向)に沿って直列に配置してある。なお、エアコンコンデンサ27以外の熱交換器、すなわちオイルクーラ24、ラジエータ25、トルコンクーラ29により暖められた空気の温度は、エアコンコンデンサ27を冷却するには高すぎるので、エアコンコンデンサ27は、トルコンクーラ29、オイルクーラ24およびラジエータ25のいずれの熱交換器よりも空気の流れの上流に配置してある。
また、ファン21は、オイルクーラ24およびラジエータ25の後方に配置してある。このファン21は、モータ22により前記矢印A方向へ空気を流動させるように駆動される。
また、冷却装置20では、隣接する熱交換器の少なくとも一方を回動可能に設けてある。例えば、オイルクーラ24およびラジエータ25を固定し、これらのオイルクーラ24およびラジエータ25に隣接するトルコンクーラ29をそれらに対して回動可能に設け、さらに、トルコンクーラ29に隣接するエアコンコンデンサ27をトルコンクーラ29に対して回動可能に設けてある。具体的には、車体フレーム3に固定した枠体26にオイルクーラ24およびラジエータ25を取付け、この枠体26にヒンジ30aを介してトルコンクーラ29が取付けられたトルコンクーラ用フレーム30を取付け、このフレーム30にヒンジ28aを介してエアコンコンデンサ27が取付けられたエアコンコンデンサ用フレーム28が取付けてある。
また、インタークーラ31に取付けられたインタークーラ用フレーム32も、図示しないがヒンジを介して枠体26に取付けてある。
また、ファン21およびモータ22を支持するファン用フレーム23も、ヒンジ23aを介して枠体26に取付けてある。
また、冷却装置20では、回動可能に設けられた熱交換器であるトルコンクーラ29およびエアコンコンデンサ27の回動中心、すなわちヒンジ28a,30aの回動中心を、ホイールローダ1の機械室6を形成する両側部の一方の側部付近、例えば右側部付近に設定してある。また、インタークーラ31の回動中心も、機械室6の右側部付近に設定してある。
また、冷却装置20は、それぞれが回動可能に設けられ互いに隣接する熱交換器、すなわちエアコンコンデンサ27とトルコンクーラ29を一組の熱交換器体として一体で回動可能にする一体化手段40を備えている。この一体化手段40は、エアコンコンデンサ用フレーム28の左端部に固定されるフック40aと、トルコンクーラ用フレーム30の左端部に固定されフック40aに係脱可能なラッチ40bとからなる。
また、冷却装置20は、トルコンクーラ29をオイルクーラ24およびラジエータ25に対して固定可能なトルコンクーラ用固定手段41を備えている。このトルコンクーラ用固定手段41は、トルコンクーラ用フレーム30の左側部に固定されるフック41aと、枠体26の左側部に固定されフック41aに係脱可能なラッチ41bとからなる。
また、冷却装置20は、ファン21をオイルクーラ24およびラジエータ25に対して固定可能にするファン用固定手段42を備えている。このファン用固定手段42は、ファン用フレーム23の左側部に固定されるフック42aと、枠体26の左側部に固定されフック42aに係脱可能なラッチ42bとからなる。
また、冷却装置20は、インタークーラ31をオイルクーラ24およびラジエータ25に対して固定可能にするインタークーラ用固定手段43を備えている。このインタークーラ用固定手段43は、インタークーラ用フレーム32の左側部に固定される図示しないフックと、枠体26の左端部に固定されフックに係脱可能な図示しないラッチとからなる。
このように構成した冷却装置20の清掃は、次のようにして行われる。
エアコンコンデンサ27の表面や、インタークーラ31の表面の清掃を行う場合は、作業者は、機械室6の左側部のメンテナンス用ドア11を開けたのち、隔壁8とエアコンコンデンサ27との間に形成されている空間内において、エアコンコンデンサ27の表面やインタークーラ31の表面の清掃を行う。
エアコンコンデンサ27の裏面や、トルコンクーラ29の表面の清掃を行う場合、作業者は、一体化手段40のフック40aとラッチ40bの係合を解除する。つまり、トルコンクーラ29とエアコンコンデンサが一体化された状態を解除する。そして、エアコンコンデンサ27を、トルコンクーラ29から離間する方向、すなわち図4の矢印B方向へ回動させて、エアコンコンデンサ27とトルコンクーラ29との間に清掃を行うための空間を形成し、エアコンコンデンサ27の裏面やトルコンクーラ29の表面の清掃を行う。
トルコンクーラ29の裏面の清掃を行う場合、作業者は、トルコンクーラ用固定手段41のフック41aとラッチ41bの係合を解除する。つまり、トルコンクーラ29がオイルクーラ24およびラジエータ25に対して固定された状態を解除する。そして、トルコンクーラ29を、オイルクーラ24およびラジエータ25から離れる方向、すなわち矢印D方向へ回動させて、トルコンクーラ29と、オイルクーラ24およびラジエータ25のそれぞれとの間に清掃を行うための空間を形成し、トルコンクーラ29の裏面の清掃を行う。
インタークーラ31の裏面の清掃を行う場合、作業者は、インタークーラ用固定手段43の図示しないフックとラッチの係合を解除する。つまり、インタークーラ31がオイルクーラ24およびラジエータ25に対して固定された状態を解除する。そして、インタークーラ31を、オイルクーラ24およびラジエータ25から離間する方向へ回動させて、インタークーラ31とオイルクーラ24およびラジエータ25のそれぞれとの間に清掃を行うための空間を形成し、インタークーラ31の裏面の清掃を行う。
オイルクーラ24の表面や、ラジエータ25の表面の清掃を行う場合、作業者は、トルコンクーラ用固定手段41のフック41aとラッチ41bの係合を解除する。また、インタークーラ用固定手段43の図示しないフックとラッチの係合を解除する。
次に、トルコンクーラ29を、オイルクーラ24およびラジエータ25から離れる方向、すなわち矢印D方向へ回動させて、トルコンクーラ29と、オイルクーラ24およびラジエータ25のそれぞれとの間に清掃を行うための空間を形成する。また、インタークーラ31を、オイルクーラ24およびラジエータ25から離間する方向へ回動させて、インタークーラ31とオイルクーラ24およびラジエータ25のそれぞれとの間に清掃を行うための空間を形成する。そして、オイルクーラ24の表面やラジエータ25の表面の清掃を行う。
なお、エアコンコンデンサ27の裏面やトルコンクーラ29の表面の清掃を行わずに、オイルクーラ24の表面等の清掃を行う場合、一体化手段40のフック40aとラッチ40bの係合を解除せずに、すなわち、トルコンクーラ29とエアコンコンデンサ27とを一体化させた状態のまま、トルコンクーラ用固定手段41のフック41aとラッチ41bの係合を解除する。そして、エアコンコンデンサ27とトルコンクーラ29を一組の熱交換器体としてまとめて回動させ、トルコンクーラ29と、オイルクーラ24およびラジエータ25のそれぞれとの間に清掃を行うための空間を形成して、オイルクーラ24の表面等の清掃を行う。
また、オイルクーラ24の裏面等の清掃を行う場合や、ファン21の清掃を行う場合、開閉カバー13を上方向へ回動させたのち、ファン用固定手段42のフック42aとラッチ42bの係合を解除する。つまり、ファン21がオイルクーラ24およびラジエータ25に対して固定された状態を解除する。そして、オイルクーラ24やラジエータ25から離れる方向、すなわち図4の矢印C方向へファン21を回動させて、ファン21とオイルクーラ24およびラジエータ25のそれぞれとの間に清掃を行うための空間を形成し、オイルクーラ24およびラジエータ25の裏面や、ファン21の清掃を行う。
本実施形態である冷却装置20によれば、次の効果を得られる。
冷却装置20では、空気の流動方向に沿って直列に配置された3つの熱交換器のうちの隣接する熱交換器の組み合わせのすべてにおいて、すなわちエアコンコンデンサ27とトルコンクーラ29の組み合わせ、および、トルコンクーラ29とオイルクーラ24およびラジエータ25のそれぞれとの組み合わせにおいて、一方の熱交換器を清掃する場合に、清掃する熱交換器と、この熱交換器に隣接する他方の熱交換器の少なくとも一方を回動させて、清掃する熱交換器とこの熱交換器に隣接する他方の熱交換器との間に清掃を行うための空間を形成することができる。これにより、空気の流動方向に沿って直列に配置された熱交換器、すなわちエアコンコンデンサ27、トルコンクーラ29、オイルクーラ24およびラジエータ25のすべてに対して清掃を行うことができ、したがって、清掃性の向上に貢献できる。
また、冷却装置20では、ファン21を回動可能に設けてあるので、オイルクーラ24の裏面やラジエータ25の裏面の清掃を行うことでき、この点でも、清掃性の向上に貢献できる。
また、冷却装置20では、回動可能に設けた熱交換器、すなわちエアコンコンデンサ27、トルコンクーラ29およびインタークーラ31のすべての回動中心を、ホイールローダ1の機械室6の右側部付近に設定した。これにより、機械室6の左側方から、すべての熱交換器に対する清掃作業を行うことができ、したがって、清掃作業の能率の向上に貢献できる。
また、冷却装置20では、隣接する熱交換器の両方、例えばエアコンコンデンサ27とトルコンクーラ29のそれぞれを回動可能に設け、これらエアコンコンデンサ27とトルコンクーラ29を一体化可能な一体化手段40を備えている。これにより、エアコンコンデンサ27とトルコンクーラ29とを一組の熱交換器体としてまとめて回動させることができ、この点でも、清掃作業の能率の向上に貢献できる。
なお、冷却装置20は、空気の流動方向に沿って直列に配置する熱交換器の数を3つにした例であったが、本発明はこれに限るものではなく、4つ以上でもよい。
また、冷却装置20は、空気の流動方向に沿って直列に配置した3つの熱交換器のうちの隣接する熱交換器のすべての組み合わせにおける少なくとも一方の熱交換器を回動可能に設けた例として、オイルクーラ24とラジエータ25を固定し、これらオイルクーラ24およびラジエータ25に隣接するトルコンクーラ29を回動可能に設け、このトルコンクーラ29に隣接するエアコンコンデンサ27を回動可能に設けたものである。しかし、本発明はこれに限るものではない。例えば、エアコンコンデンサ27を固定し、このエアコンコンデンサ27に隣接するトルコンクーラ29を回動可能に設け、このトルコンクーラ29に隣接するオイルクーラ24およびラジエータ25を回動可能に設けてもよい。また、エアコンコンデンサ27を回動可能に設け、このエアコンコンデンサ27に隣接するトルコンクーラ29を固定し、このトルコンクーラ29に隣接するオイルクーラ24およびラジエータ25を回動可能に設けてもよい。また、すべての熱交換器を回動可能に設けてもよい。
また、冷却装置20では、オイルクーラ24およびラジエータ25の後方にファン21を配置した例であるが、本発明はこれに限るものではなく、エアコンコンデンサ27の前方にファン21を配置してもよい。この場合ファン21は、エンジン7により駆動してもよい。
本発明に係る冷却装置の一実施形態が備えられる作業機械の一例であるホイールローダを示す側面図である。 図1に示すホイールローダの機械室内の状態を示す側面図ある。 図2のIII−III断面図である。 図3に示すエアコンコンデンサおよびファンを回動させた状態を示す平面図である。 図3に示すエアコンコンデンサとトルコンクーラを一体化して回動させた状態を示す平面図である。
符号の説明
1 ホイールローダ
2 車体
3 車体フレーム
6 機械室
11 メンテナンス用ドア
12 メンテナンス用ドア
13 開閉カバー
15 開口部
20 冷却装置
21 ファン
22 モータ
23 ファン用フレーム
23a ヒンジ
24 オイルクーラ
25 ラジエータ
26 枠体
27 エアコンコンデンサ
28 エアコンコンデンサ用フレーム
28a ヒンジ
29 トルコンクーラ
30 トルコンクーラ用フレーム
30a ヒンジ
31 インタークーラ
32 インタークーラ用フレーム
40 一体化手段
41 トルコンクーラ用固定手段
42 ファン用固定手段
43 インタークーラ用固定手段

Claims (5)

  1. 空気を流動させるファンと、前記空気の流動方向に沿って直列に配置された3つ以上の熱交換器とを備えた作業機械の冷却装置において、
    互いに隣接する3つ以上の熱交換器のうち、隣り合う熱交換器における少なくとも一方を他方に対して回動可能に設けたことを特徴とする作業機械の冷却装置。
  2. 請求項1記載の発明おいて、
    前記隣接する3つ以上の熱交換器のうち、隣り合う2つの以上の熱交換器により一組の熱交換器体を形成し、少なくとも前記熱交換器体を他方の熱交換器に対して回動可能に設けたことを特徴とする作業機械の冷却装置。
  3. 請求項1または2記載の発明において、
    前記熱交換器のそれぞれを隣接する他方の熱交換器に対して回動可能に設け、この隣接する熱交換器同士を一体として回動可能にする一体化手段を備えたことを特徴とする作業機械の冷却装置。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載の発明において、
    前記回動可能に設けた熱交換器の回動中心を、前記作業機械の機械室を構成する左右両側部のうちの一方の側部付近に設定したことを特徴とする作業機械の冷却装置。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載の発明において、
    前記ファンを、前記熱交換器に対して回動可能に設けたことを特徴とする作業機械の冷却装置。
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