JP2006182460A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】用紙搬送部の着脱により取付け誤差が発生した場合にも、用紙上での画像形成位置を高精度に制御することができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】通常の画像形成時には、画像形成時の搬送モジュールの位置情報を演算し、画像形成時の各位置検知センサの検知結果に基づいて演算された位置情報の各々を、対応する基準位置情報と比較して、差分量を演算する。不揮発性メモリに記憶された初期補正量を読み出し、演算された差分量に応じて初期補正量を修正してルーチンを終了する。これにより、一連のジョブについては、修正された補正量に基づいて画像レジを補正する補正手段が制御される。
【選択図】図6

Description

本発明は、画像形成装置に係り、特に、複写機やプリンタ装置のように用紙上に画像を形成して出力する画像形成装置に関する。
複写機やプリンタ装置のように、電子写真方式を利用して用紙上に画像を形成する画像形成装置は、トナー像を中間転写ベルト上に形成するトナー像形成部と、印刷用の用紙の搬送姿勢を整えた上で、トナー像形成部に対して精度良く用紙を突入させる用紙搬送部とを有している。そして、2次転写位置と称する位置で、中間転写ベルト上に形成したトナー画像を用紙上に転写させている。
トナー像形成部は、画像形成装置本体のフレームに固定され、通常は操作者が取り外しできないように構成されている。これに対し、用紙搬送部は、搬送される用紙がジャム等によって詰まった場合でも、操作者が容易に用紙を除去できるように、トナー像形成部、即ち、装置本体に対して着脱自在に構成されている。
一方、上記構成の画像形成装置においては、中間転写ベルト上に形成したトナー画像を用紙上に転写させる際に、画像のアライメントを高精度に制御する方法、即ち、画像レジストレーション(いわゆる、画像レジ)の調整方法が提案されている。画像レジの要素としては、中間転写ベルトの搬送方向と同じ方向のリードレジ、それと直角な方向のサイドレジ、斜め方向のサイドスキューなどがあるが、それら個々の要素に対して画像形成時の用紙1枚ごとのバラツキを低減させ、高精度な画像レジを達成する制御方法が種々提案されている(特許文献1〜3)。
特許文献1〜3に記載された各種の制御によれば、画像形成装置における出力物の画像レジの用紙ごとのバラツキは高精度に抑えることができる。これらの制御は、「機械的な誤差が安定していること」、即ち「トナー像形成部と用紙搬送部との位置関係が一定であること」を前提として実施されている。
もちろん、画像形成装置を構成する個々の部品は、部品の公差内でのバラツキを有している。また、これらの部品を用いて画像形成装置を組み上げる際にも、組立誤差が発生する。これら部品のバラツキによる誤差や組立て誤差等の機械的な誤差は、通常の状態では変動しない。従って、製品の出荷時や納品時に、画像レジの各要素に対して、各要素が目標の値になるように初期調整が施され、この組立状態が維持されれば、所望の画像レジを常に得ることができる。
特開2000−238931号公報 特開平11−189355号公報 特開2003−81490号公報
しかしながら、上記構成の画像形成装置において2次転写部の近傍でジャムが発生した場合には、操作者が用紙を除去するために、用紙搬送部を装置本体から引き出し、用紙搬送部をトナー像形成部から分離せざるを得ない。
装置本体から引き出された用紙搬送部は、操作者が用紙を除去した後、装置本体の元の位置に収納される。用紙搬送部の装置本体に対する位置再現性は、突き当て方式などにより、ある程度の精度を有する機械的構成とされているが、操作者の抜差し時の容易さ(操作性)も考慮した設計を施す必要があり、位置再現性の誤差を無くすことは難しい。
従って、用紙搬送部の脱着によりトナー像形成部と用紙搬送部との位置関係が変化し、用紙除去後に再度画像形成を行なった際に、画像レジの誤差を生じさせてしまう、という問題があった。前述した各種の制御により、画像レジはより高精度になっているがゆえ、これらの誤差を無視することはできない。
一方、用紙搬送部の脱着を行う度に画像レジを再調整したのでは、作業効率が著しく低下する、という問題がある。
本発明は上記問題を解決するために成されたものであり、本発明の目的は、用紙搬送部の脱着により取付け誤差が発生した場合にも、用紙上での画像形成位置を高精度に制御することができる画像形成装置を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明の画像形成装置は、装置本体内に固定配置されると共に、所定の画像記録位置で用紙上に画像を記録する画像記録手段と、前記画像記録手段が固定配置された前記装置本体に対して着脱自在に構成され、前記画像記録位置に用紙を搬送する用紙搬送手段と、用紙上での画像形成位置を調整するために、前記画像記録手段による画像記録条件及び前記用紙搬送手段による用紙搬送条件の少なくとも一方を補正する補正手段と、前記用紙搬送手段と前記装置本体との距離を検出する検出手段と、前記検出手段で検出された距離に基づいて、画像記録時の前記用紙搬送手段の基準位置からのずれ量を演算する演算手段と、前記演算手段で演算されたずれ量に応じて用紙上での画像形成位置が調整されるように前記補正手段を制御する制御手段と、を備えたことを特徴としている。
本発明の画像形成装置では、画像記録手段が、装置本体内に固定配置されているのに対して、画像記録位置に用紙を搬送する用紙搬送手段は、装置本体に対して着脱自在に構成されている。このため、用紙搬送手段の脱着により、画像記録時に用紙搬送手段が基準位置からずれている可能性がある。画像記録時の用紙搬送手段の基準位置からのずれ量は、検出手段により用紙搬送手段と装置本体との距離を検出し、検出された距離に基づいて演算される。本発明の画像形成装置には、用紙上での画像形成位置を調整するために、画像記録条件及び用紙搬送条件の少なくとも一方を補正する補正手段が設けられており、制御手段は、演算手段で演算されたずれ量に応じて用紙上での画像形成位置が調整されるように補正手段を制御する。
これにより、用紙搬送手段の脱着により、画像記録時に用紙搬送手段が基準位置からずれている場合にも、用紙上での画像形成位置を高精度に制御することができる。
以上説明したように本発明によれば、用紙搬送部の着脱により取付け誤差が発生した場合にも、用紙上での画像形成位置を高精度に制御することができる、という効果がある。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
(画像形成装置の全体構成)
図1は本発明が適用される画像形成装置の全体構成を示す概略図である。
図1に示すように、画像形成装置1は、画像読み取り部2、画像形成部3及び用紙搬送装置4によって構成されている。
画像読み取り部2は、透明な原稿台(プラテンガラス)にセットされた原稿の画像を読み取るものである。この画像読み取り部2は、例えばランプ、ミラー及びキャリッジ等からなる光学走査系と、この光学走査系で読み取り走査された光学像を結像させるレンズ系と、このレンズ系で結像された光学像を受光して電気信号に変換する画像読み取りセンサ(例えば、3ラインCCDセンサ)とを備えて構成されている。
画像形成部3は、一般的な電子写真方式により画像を形成するものであり、K(ブラック)、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)の各色に対応して、感光体ドラム及び一次転写ローラを備えた現像ユニット10K、10Y、10M、10Cと、中間転写ベルト15と、二次転写ローラ20と、バキューム搬送部45と、定着器46とを備えた4連タンデム式の構成とされている。
現像ユニット10K、10Y、10M、10Cの感光体ドラム上に形成されたトナー画像は中間転写ベルト15に転写(一次転写)される。中間転写ベルト15は、複数の支持ローラによってループ状に張設されている。二次転写ローラ20は、中間転写ベルト15と対向状態に配置されている。この二次転写ローラ20は、上述のように中間転写ベルト15に形成されたトナー画像を用紙に転写(二次転写)するもので、このトナー画像の転写位置(二次転写位置)が画像形成部3における画像出力位置となる。
バキューム搬送部45は、二次転写ローラ20によってトナー画像が転写された用紙を定着器46へと搬送するものである。定着器46は、加熱加圧等によって用紙にトナー画像を定着させるものである。
一方、用紙搬送装置4は、第1のトレイ50、第2のトレイ51及び第3のトレイ52に収容された各々の用紙の中から、ユーザー操作によって選択されたトレイの用紙或いは自動選択機能によって選択されたトレイの用紙を、それぞれ所定の経路で搬送するものである。各々のトレイ50,51,52の近傍には、それぞれに対応する送り出しローラ53,54,55が配設されている。
各々の送り出しローラ53,54,55は、それぞれ対応するトレイ50,51,52から一枚ずつ分離して呼び出された用紙を挟持(ニップ)して用紙搬送方向の下流側に用紙を送り出すものである。また、画像読み取り部2の近傍には、ユーザーによって操作される操作パネル56、及び画像形成装置の各部を制御するための制御部40が設けられている。
ここで、各々の送り出しローラ53,54,55による用紙の送り出し位置から、上記画像形成部3における画像出力位置を経由して排出トレイ57に至る一連の用紙搬送路R1〜R5には、それぞれ用紙搬送のためのローラが適宜配設されている。第1のトレイ50に収容された用紙は、送り出しローラ53により送り出された後、第1の用紙搬送路R1を経由して合流搬送部58へと送り込まれる。また、第2のトレイ51に収容された用紙は、送り出しローラ54により送り出された後、第1の用紙搬送路R1を経由して合流搬送部58へと送り込まれる。一方、第3のトレイ52に収容された用紙は、送り出しローラ55によって合流搬送部58へと直接送り込まれる。
また、合流搬送部58に送り込まれた用紙は、第2の用紙搬送路R2を経由して、用紙の姿勢が整えられ画像形成部3の画像出力位置へと送り込まれる。さらに、画像出力位置を通過した用紙は、バキューム搬送部45により定着器46に送り込まれた後、第3の用紙搬送路R3を経由して排出トレイ57に排出される。これに対して両面(第1面と第2面)に画像が形成される用紙は、定着器46を通過した後、第4の用紙搬送路R4を経由して両面用反転部59に送り込まれ、そこで表裏反転された後、第5の用紙搬送路R5を経由して再び合流搬送部58へと送り込まれる。
このような用紙搬送路R1〜R5において、第2の用紙搬送路R2には用紙整合部60とレジストローラ61とが配設されている。用紙整合部60は、第2の用紙搬送路R2に沿って搬送される用紙のスキュー補正を行う部分である。用紙整合部60は、例えば、搬送される用紙のサイドスキューを低減させるアライニング機構や、搬送される用紙のサイドレジ制御を行うサイドシフト機構から構成されている。
レジストローラ61は、互いに圧接状態に保持された一対のローラによって構成されたもので、それら一対のローラ間で用紙を挟持しつつ、当該ローラの回転によって画像出力位置に用紙を送り込むものである。
レジストローラ61による用紙の送り込みに際しては、図示しないタイミング調整手段によって画像出力位置に対する用紙の到達タイミングが調整される。タイミング調整手段は、レジストローラ61の手前(上流側)に設けられたレジセンサ(不図示)が用紙の通過を検知したタイミングに基づいて、レジストローラ61による用紙の搬送速度を可変することにより、画像出力位置へのトナー画像の到達タイミングに合わせて、当該画像出力位置に対する用紙の到達タイミングを調整するサーボレジ機構から構成されている。
即ち、用紙整合部60及びタイミング調整手段は、本発明の補正手段に相当し、制御部40により制御されて、用紙のスキュー、描画のタイミング、及び用紙の搬送タイミングを補正するように動作する。
また、用紙搬送路R3,R5には、それぞれカール補正部62,63が設けられている。各々のカール補正部62,63は、定着器46でトナー画像を定着させるときに生じる用紙のカールを補正するためのものである。
第2の用紙搬送路R2に沿って配置された用紙整合部60、レジストローラ61、二次転写ローラ20、バキューム搬送部45、及び定着器46が、同一筐体30上に配設されて、搬送モジュール31が構成されている。搬送モジュール31は、ジャム等で残留した用紙を除去することができるように、画像形成部3のフレームに対して着脱自在に構成されている。搬送モジュール31は、例えば、図面の手前側に引き出せるように構成されている。
(位置検知センサの配置)
図2は上記の搬送モジュールの装着状態を示す概略図である。図2に示すように、搬送モジュール31は、装着時には、画像形成部3のフレーム32内に収納されている。また、搬送モジュール31は、用紙搬送方向と直交する矢印A方向に移動可能に構成されており、用紙を除去する場合等には、画像形成部3のフレーム32から引き出される。なお、レジストローラ61は筐体33により支持されて、二次転写位置34の上流側に配置されている。
搬送モジュール31の筐体30表面には、複数の反射板35が取り付けられている。反射板35としては、反射率の高い白色板等を用いることができる。フレーム32側の複数の反射板35の各々に対向する位置には、反射板35に光を照射し反射光を受光して反射板35までの距離を検知する反射型の位置検知センサ(PSD:ポジション・センシティブ・デバイス)36が各々配置されている。
PSD36により搬送モジュール31の装着位置が検出される。PSD36を用いる場合には、搬送モジュール31側には反射板35を設けるだけでよく電気部材を設ける必要がないので、搬送モジュール31側に配線を施す必要がなく、装置構成が簡単である。
反射板35は、図2に示すように、筐体30の角部に取り付けることができる。筐体30の角部で搬送モジュール31の装着位置を検出することで検出精度が向上する。この例では、筐体30の用紙搬送方向に沿った側面には、左右2箇所に反射板35が取り付けられている。また、用紙搬送方向に直交する側面には、右奥側1箇所に反射板35が取り付けられている。
(制御系の構成)
図3は上記の画像形成装置1の制御系の構成を示すブロック図である。図3に示すように、制御部40は、CPU、ROM、RAM、及び不揮発性メモリ41を備えている。制御部40には位置検知センサ36が接続されており、位置検知センサ36の検知結果が制御部40に入力される。また、図示はしないが、制御部40には画像レジを補正する各種の補正手段が接続されており、これら補正手段は制御部40により制御されている。
(画像形成装置の動作)
次に、図1を参照して、上記構成の画像形成装置1の動作について説明する。
先ず、画像読み取り部2によって原稿の画像が読み取られると、これによって得られた画像信号を基に画像形成部3でトナー画像が形成される。この画像形成部3では、4つの現像ユニット10K、10Y、10M、10Cによって形成された各色のトナー像が、中間転写ベルト15上に順次転写される。これにより、中間転写ベルト15には、4色トナーを重ね合わせた多色(フルカラー)のトナー画像が形成される。このように中間転写ベルト15に形成されたトナー画像は、当該中間転写ベルト15に担持されて画像出力位置(二次転写位置)へと送り込まれる。
一方、操作パネル56を用いてユーザーにより選択されたトレイの用紙、或いは自動選択機能によって選択されたトレイの用紙は、画像出力位置にトナー画像が到達するタイミングに合わせてレジストローラ61により送り込まれる。これにより、画像形成部3の画像出力位置では、中間転写ベルト15に担持されたトナー画像が二次転写ローラ20によって用紙に一括転写(二次転写)される。その後、用紙はバキューム搬送部45によって定着器46に送られ、そこでトナー画像の定着処理が施された後、第3の用紙搬送路R3を経由して排出トレイ57に排出される。
また、両面に画像形成が行われる用紙は、第4の用紙搬送路R4を経由して両面用反転部59に送られ、そこで表裏反転されて第5の用紙搬送路R5に送られる。その後、用紙は、第5の用紙搬送路R5に沿って搬送された後、送り出しローラ69の回転によりタイミング調整されて合流搬送部58に再度送り込まれる。以降は、上記同様にトナー画像が用紙に転写、定着された後、第3の用紙搬送路R3を経由して用紙が排出トレイ57に排出される。
(画像レジの初期調整)
次に、画像形成装置の組立時に実施される画像レジの初期調整について説明する。
この初期調整時には、専用のチャートを画像形成装置で出力し、得られた出力画像の状態を目視や外部のスキャナ、機内に配置したセンサなどを用いて計測することで、画像レジの各調整要素の目標値からのずれ量(以下、「初期レジずれ量」という。)が求められる。この「初期レジずれ量」は、組立時の機械的な誤差に基づくレジずれ量である。画像レジの調整要素としては、リードレジ、サイドレジ、サイドスキューに加え、画像の直角度や平行度、倍率なども含まれる。
求められた「初期レジずれ量」に応じて、画像形成装置の個々の補正手段毎に補正量を算出し、算出された補正量を「初期補正量」として制御部40の不揮発性メモリ41に予め記憶しておく。通常、リードレジ、サイドレジ、サイドスキューといった画像レジの調整要素毎に補正手段が各々設けられるので、画像レジの調整要素毎に補正量を算出し、算出された補正量を記憶しておく。初期補正量が更新されるまでは、この初期補正量に基づいて各補正手段が制御される。
(初期補正量の修正処理)
次に、搬送モジュール31の位置ずれに応じて初期補正量の修正処理を実施するための制御ルーチンについて説明する。この制御ルーチンは制御部40で実行される。
まず、図4を参照して画像レジの初期調整時の処理を説明する。
画像レジの初期調整時には、ステップ100で初期補正量が不揮発性メモリ41に設定されたか否かを判断する。初期補正量が設定されたと判断されると、ステップ102で位置検知センサ36の検知結果を読み取る。次のステップ104で、読み取った検知結果に基づいて、初期調整時の搬送モジュール31の位置情報を演算する。初期調整時の搬送モジュール31の取付け位置が、搬送モジュール31の「基準位置」である。搬送モジュール31の位置情報は、例えば、画像レジの調整要素毎に求めることができる。
例えば、図5に示すように、位置検知センサ36A、36B、36Cが設けられている場合に、各位置検知センサの検知結果、即ち、各位置検知センサ取付け位置での筐体30とフレーム32との間の距離をそれそれPA、PB、PCとし、位置検知センサ36Aから2次転写位置34までの距離をp、位置検知センサ36Bから2次転写位置34までの距離をqとすると、搬送モジュール31の位置情報は、画像レジの調整要素毎に下記式(1)〜(3)に従い演算することができる。
リードレジ位置情報 LR=PC (1)
サイドレジ位置情報 SR=(p×PB+q×PA)÷(p+q) (2)
サイドスキュー情報 SS=PA−PB (3)
次のステップ106で、初期調整時の各位置検知センサの検知結果に基づいて演算された位置情報LRadj、SRadj、SSadjを、「基準位置情報」として不揮発性メモリ41に記憶して、ルーチンを終了する。
なお、上記の制御ルーチンでは、初期補正量が設定された時点で位置検知センサ36の検知結果を読み取っているが、画像レジ調整用の専用チャートが出力された時点で位置検知センサ36の検知結果を読み取るようにしてもよい。また、初期調整時以降に画像レジの調整が行なわれた場合には、同様の処理を行い、既に記憶されている基準位置情報をその時点での最新情報に更新してもよい。
次に、図6を参照して画像形成時における処理について説明する。
通常の画像形成時には、ステップ200でジョブが開始されたか否かを判断する。ここでジョブとは、画像形成装置が起動されてプリントが開始されてから、プリントが終了するまでの処理をいう。ジョブが開始されたと判断されると、ステップ202で位置検知センサ36の検知結果を読み取る。次のステップ204で、読み取った検知結果に基づいて、画像形成時の搬送モジュール31の位置情報を演算する。
次のステップ206で、画像形成時の各位置検知センサの検知結果に基づいて演算された位置情報LRprint、SRprint、SSprintの各々を、対応する基準位置情報と比較して、差分量を演算する。
画像レジが調整された時点から、搬送モジュール31の脱着が一切無ければ、今回取得した位置情報LRprint、SRprint、SSprintと予めメモリ41に記憶されている基準位置情報LRadj、SRadj、SSadjとは、ほとんど同じ値となる。しかしながら、搬送モジュール31の脱着により装着位置に誤差を生じた場合には、差分量が発生することになる。
次のステップ208で、不揮発性メモリ41に記憶された初期補正量を読み出し、ステップ210で、ステップ206で演算された差分量に応じて初期補正量を修正する。例えば、「基準位置情報との差分量」と「初期補正量を修正する修正量」との関係を予め記憶しておいて、これらの関係に基づいて初期補正量を修正して、ルーチンを終了する。これにより、一連のジョブについては、修正された補正量に基づいて画像レジを補正する補正手段が制御される。
以上説明したとおり、本実施の形態に係る画像形成装置では、ジョブの開始時に搬送モジュールの位置情報を取得して、基準位置からのずれ量(位置情報の差分量)を演算し、画像レジを補正する補正手段の補正量を演算したずれ量に応じて修正するので、搬送モジュールが脱着される等して取付け誤差が生じた場合や、装置内の温度変化等により搬送モジュールに微小な位置変動が生じた場合に、画像レジを高精度に制御することができる。また、専用チャートを用いた画像レジ調整を何度もやり直す必要がなく、操作者の作業効率の向上を図ることができる。
(変形例)
なお、上記の実施の形態では、図2に示すように反射板35を搬送モジュール31の筐体30側面に取り付けていたが、図7に示すように、レジストローラ61を支持する筐体33の側面に取り付けることもできる。この例では、筐体33の用紙搬送方向に沿った側面には、左右2箇所に反射板35が取り付けられている。また、用紙搬送方向に直交すると共に2次転写位置に対向する側面には、奥側1箇所に反射板35が取り付けられている。このように、2次転写位置の近傍で搬送モジュール31の装着位置を検出することで外乱誤差が低減され、検出精度が向上する。
また、位置検出手段として、PSD(反射型位置検知センサ)に代えて、2次元CCDを用いることもできる。この場合、図8に示すように、搬送モジュール31の筐体30の上面には、複数の発光素子37が取り付けられている。この例では、筐体30の上面奥の左右両端部に発光素子37が取り付けられている。フレーム32側の複数の発光素子37の各々に対向する位置には、発光素子37から射出された光ビームを受光する2次元CCD38が各々配置されている。
これら発光素子37と2次元CCD38とにより光ビームの位置を2次元的に検出することで、搬送モジュール31の装着位置を検出する。2次元CCD38を用いる場合には、搬送モジュール31側に配線を施す必要があるが、図9に示すように、用紙搬送方向をx方向、これと直交する方向をy方向として、光ビームの位置39を2次元的に検出することで、搬送モジュール31の位置を精度良く検出することができる。
また、上記の実施の形態では、ジョブ毎にジョブの開始時に初期補正量の修正処理を実施するようにしたが、画像形成装置に電源が投入された直後や、搬送モジュールの着脱を検知した時点で、初期補正量の修正処理を実施することも可能である。
また、上記の実施の形態では、位置検知センサを複数設け、リードレジ、サイドレジ、サイドスキューといった搬送モジュールの装着位置に起因する画像レジ要素に応じた位置情報を全て検出できるようにしたが、コストやスペースの関係で、位置検知センサを複数配置できない場合は、所定の画像レジ要素に応じた位置情報を検出し、所定の画像レジ要素を補正するように制御してもよい。
また、上記の実施の形態では、電子写真方式、中間転写ベルト方式を用いたフルカラーの画像形成装置を前提としたが、用紙搬送部が着脱自在に構成された画像形成装置であれば、他の方式により画像を形成する装置であっても本発明を適用することができる。例えば、用紙搬送ベルト方式を用いた画像形成装置、単色の画像形成装置、LEDバーなどでドラム上に潜像を形成しトナー像を形成する画像形成装置、用紙上に直接インクを噴射するインクジェット方式の画像形成装置などにも本発明を適用することができる。
本発明が適用される画像形成装置の全体構成を示す概略図である。 搬送モジュールの装着状態の一例を示す概略図である。 画像形成装置の制御系の構成を示すブロック図である。 画像レジの初期調整時の処理ルーチンを示すフローチャートである。 搬送モジュールの位置情報の演算方法を説明する図である。 画像形成時における処理ルーチンを示すフローチャートである。 搬送モジュールの装着状態の他の例を示す概略図である。 搬送モジュールの装着状態の他の例を示す概略図である。 光ビームの位置を2次元的に検出する検出方法を説明する図である。
符号の説明
1 画像形成装置
2 画像読み取り部
3 画像形成部
4 用紙搬送装置
10 現像ユニット
15 中間転写ベルト
20 二次転写ローラ
30 筐体
31 搬送モジュール
32 フレーム
33 筐体
34 二次転写位置
35 反射板
36 位置検知センサ
38 2次元CCD
37 発光素子
40 制御部
41 メモリ
41 不揮発性メモリ
45 バキューム搬送部
46 定着器
50,51,52 トレイ
53,54,55 ローラ
56 操作パネル
57 排出トレイ
58 合流搬送部
59 両面用反転部
60 用紙整合部
61 レジストローラ
62,63 カール補正部
69 ローラ
R1,R2,R3,R4,R5 用紙搬送路

Claims (10)

  1. 装置本体内に固定配置されると共に、所定の画像記録位置で用紙上に画像を記録する画像記録手段と、
    前記画像記録手段が固定配置された前記装置本体に対して着脱自在に構成され、前記画像記録位置に用紙を搬送する用紙搬送手段と、
    用紙上での画像形成位置を調整するために、前記画像記録手段による画像記録条件及び前記用紙搬送手段による用紙搬送条件の少なくとも一方を補正する補正手段と、
    前記用紙搬送手段と前記装置本体との距離を検出する検出手段と、
    前記検出手段で検出された距離に基づいて、画像記録時の前記用紙搬送手段の基準位置からのずれ量を演算する演算手段と、
    前記演算手段で演算されたずれ量に応じて用紙上での画像形成位置が調整されるように、前記補正手段を制御する制御手段と、
    を備えた画像形成装置。
  2. 前記基準位置での前記補正手段による補正量を記憶する記憶手段をさらに備え、
    前記制御手段は、前記演算手段で演算されたずれ量に応じて用紙上での画像形成位置が調整されるように前記補正量を修正し、修正された補正量に基づいて前記補正手段を制御する請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記基準位置は、用紙上での画像形成位置を最初に調整する画像調整時の前記用紙搬送手段の位置である請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記検出手段は、前記画像調整時及び前記画像記録時に前記用紙搬送手段と前記装置本体との距離を検出する請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記演算手段は、前記画像調整時に検出された距離から用紙上での画像形成位置を調整する画像調整要素の第1の調整値を求めると共に、前記画像記録時に検出された距離から用紙上での画像形成位置を調整する画像調整要素の第2の調整値を求め、前記第1の調整値と前記第2の調整値との差分量を演算する請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記検出手段は、反射板と、該反射板に光を照射し反射光を受光して前記反射板までの距離を検知する位置検知センサとを備えた請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記反射板が前記用紙搬送手段側に設けられると共に、前記位置検知センサが前記装置本体側に設けられた請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記検出手段を複数備えた請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記検出手段を、前記画像記録位置の近傍に配置した請求項1乃至8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  10. 前記画像記録手段は、中間転写体上に形成されたトナー画像を用紙上に転写して画像を記録する請求項1乃至9のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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