JP2006181014A - 画像解析装置および動作修正システム - Google Patents

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Abstract

【課題】身体の動作および相違点に応じたアドバイスデータを作成することが容易にできる画像解析装置および動作修正システムを提供する。
【解決手段】本発明の画像解析装置は、身体の動作の3次元画像データが各種記憶されている教師データベースと、教師データベースに記憶された各種の動作毎に動作の要点が記憶されているアドバイスデータベースと、身体の動作の撮影画像データが入力されたら、撮影画像データを解析することにより、被写体の身体の動作種および撮影条件を推定し、推定された動作種および撮影条件に基づいて、教師データベースから3次元画像データを選択して撮影画像データの動作種に対応する2次元教師データを作成し、撮影画像データと2次元教師データとの相違点を抽出し、相違点を認識させる表示データを作成し、かつ動作種および相違点に基づいてアドバイスデータベースからアドバイスデータを作成する解析部とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ユーザが適当に撮影した被写体の身体の動作の撮影画像データであっても、この撮影画像データに基づいて、相違点を認識させる表示データ、ならびに撮影画像データに記録された身体の動作種および相違点に応じたアドバイスデータを作成する画像解析装置および動作修正システムに関する。
従来、スポーツなどの身体の動作が適切か否かについては、指導者などに実際に見てもらって判断され、適切か否かが判断されている。このような指導者などによるアドバイスは、口頭またはジェスチャーなどによるものであり、アドバイスされる人が、その指摘事項について、身体の動作を客観的に捉えることが難しく、必ずしも十分に理解できるものではない。
そこで、アドバイスされる競技者などの身体の動作を客観的に見るために、ビデオカメラなどを用いて、競技者などの動作が撮影される。この撮影されたビデオを、競技者が指導者と一緒に見ながらアドバイスを受ける。これにより、競技者は、自分の姿を客観的に捉えることができ、指導者などの指摘事項を理解しやすくなる。
また、自分の姿を客観的に捉えるため、アドバイスを受ける人の身体の動作の映像と、指導者などの動作の映像とを比較してアドバイスを受けることもある。
例えば、ゴルフにおいて、競技力を向上させるためには、すなわち、スコアを上げるためには、スイング動作が重要であることが知られている。現在、ビデオカメラで撮影した撮影画像を用いて指導者により、スイング動作の改善すべき点がアドバイスされている。
また、身体の動作は3次元的である。このため、身体の動作を3次元データとして入力するために、複数台のカメラが用いられている。例えば、ゴルフにおけるスイング動作を正確に捉えるために、複数台のカメラにより多方向から記録されている。
また、身体の動作を3次元データとして入力するために、モーションキャプチャーを用いる方法もある。
これ以外にも、平面画像に人物などの被写体の情報を与えることにより、3次元データに変換することが行われている。
しかしながら、競技者などが、自身の動作が適切か否かを指導者などに見てもうらためには、指導者のところに行くか、または来てもらう必要があり、容易にアドバイスを受けることができないという問題点がある。また、趣味でゴルフなどのスポーツをしている人に、指導者をつけることが難しい。また、指導者に頼むと費用がかかるという問題点もある。
また、身体の動作をより正確に捉えるため、身体の動作を3次元データとして入力するには、複数台のカメラを用いて撮影する必要がある。この場合、各カメラの位置は決定されており、被写体の撮影場所は決まった位置になってしまうとともに、装置が大型化かつ複雑になり、コストが嵩むという問題点がある。
また、モーションキャプチャーによる方法においても、特別な装置が必要であるとともに、装置が大型化および複雑化してしまい、コストも嵩む。
このような装置の大型化および複雑化により、撮影する場所が限定されてしまい、スポーツなどの身体の動作を行う環境と同じ環境における動作を記録することができないという問題点も生じる。さらに、平面画像データを3次元データにするには、身長、および体の各部位の情報など必要とする情報が多く、煩雑であり汎用的ではないという問題点がある。
また、指導者などの動作と、競技者の動作とを比較する場合には、同じ撮影条件で撮影しなければならず煩雑である。
本発明の目的は、前記従来技術の問題点を解決することにあり、ユーザが適当に撮影した身体の動作の撮影画像データであっても、この撮影画像データに基づいて、相違点を認識させる表示データを作成するとともに、撮影画像データに記録された身体の動作および相違点に応じたアドバイスデータを作成することが容易にできる画像解析装置および動作修正システムを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の第1の態様は、身体の動作の3次元画像データが各種記憶されている教師データベースと、前記教師データベースに記憶された前記各種の動作毎に動作の要点が記憶されているアドバイスデータベースと、前記身体の動作の撮影画像データが入力されたら、前記撮影画像データを解析することにより、被写体の身体の動作種および撮影条件を推定し、前記推定された動作種および撮影条件に基づいて、前記教師データベースから3次元画像データを選択して前記撮影画像データの動作種に対応する2次元教師データを作成し、前記撮影画像データと前記2次元教師データとの相違点を抽出し、前記相違点を認識させる表示データを作成し、かつ前記動作種および前記相違点に基づいて前記アドバイスデータベースからアドバイスデータを作成する解析部とを有することを特徴とする画像解析装置を提供するものである。
本発明においては、さらに、前記撮影画像データを受信するとともに、前記解析部により作成された前記表示データおよび前記アドバイスデータを送信する送受信部を有し、前記送受信部で受信された前記撮影画像データは、前記解析部に入力されることが好ましい。
また、本発明においては、前記動作種および前記相違点に基づいて作成されるアドバイスデータは、前記動作の要点に応じた重み付けがされていることが好ましい。
さらに、本発明においては、前記解析部は、前記身体の動作種より、被写体が実行している競技を推定する機能を有することが好ましい。
さらにまた、本発明においては、さらに、前記競技の競技種を入力する入力手段を有することが好ましい。
また、本発明においては、前記解析部は、推定した競技種に応じて、または入力された競技種に応じて2次元教師データの作成およびアドバイスデータの作成を行うことが好ましい。
また、本発明の第2の態様は、撮影部と、前記撮影画像データを表示する表示部とを備える撮影装置と、身体の動作の3次元画像データが各種記憶されている教師データベースと、前記教師データベースに記憶された前記各種の動作毎に動作の要点が記憶されているアドバイスデータベースと、前記身体の動作の撮影画像データが入力されたら、前記撮影画像データを解析することにより、被写体の身体の動作種および撮影条件を推定し、前記推定された動作種および撮影条件に基づいて、前記教師データベースから3次元画像データを選択して前記撮影画像データの動作種に対応する2次元教師データを作成し、前記撮影画像データと前記2次元教師データとの相違点を抽出し、前記相違点を認識させる表示データを作成し、かつ前記動作種および前記相違点に基づいて前記アドバイスデータベースからアドバイスデータを作成する解析部と、前記撮影画像データを受信するとともに、前記解析部により作成された前記表示データおよび前記アドバイスデータを前記撮影装置に送信する第1の送受信部とを備える画像解析装置とを有し、前記撮影装置は、さらに、前記撮影画像データを送信するとともに、前記第1の送受信部から送信されて前記表示データおよび前記アドバイスデータを受信する第2の送受信部を備えるとともに、前記表示部は、前記表示データおよび前記アドバイスデータに基づく画像または文字を表示させるものであることを特徴とする動作修正システムを提供するものである。
本発明においては、前記動作種および前記相違点に基づいて作成されるアドバイスデータは、前記動作の要点に応じた重み付けがされていることが好ましい。
本発明の第1の態様の画像解析装置によれば、ユーザなどの被写体の身体の動作の撮影画像データと2次元教師データとの相違点を認識させる表示データを作成し、かつ身体の動作の動作種および相違点に基づいてアドバイスデータベースからアドバイスデータを作成する解析部を設けることにより、適当に撮影した撮影画像データであっても、この撮影画像データに基づいて、相違点を認識させる表示データを作成するとともに、被写体の身体の動作種および相違点に応じたアドバイスデータを作成することができる。これにより、直接指導者に見てもらわなくとも、さらに大掛かり、かつ複雑な構成の装置を用いることなく簡単に、ユーザは表示データにより相違点が認識できるとともに、この相違点に基づく的確なアドバイスが得られる。
また、本発明の第2の態様の動作修正システムによれば、ユーザなどの被写体の身体の動作を撮影し、撮影画像データを得る撮影部と、前記撮影画像データを表示する表示部とを備える撮影装置と、撮影画像データと2次元教師データとの相違点を認識させる表示データを作成し、かつ身体の動作の動作種および相違点に基づいてアドバイスデータベースからアドバイスデータを作成する解析部とを設けることにより、撮影装置を用いて、適当に撮影した撮影画像データであっても、この撮影画像データに基づいて、相違点を認識させる表示データを作成するとともに、被写体の身体の動作種および相違点に応じたアドバイスデータを作成することができる。撮影装置により、表示データに基づく画像、およびアドバイスデータに基づくアドバイスを見ることができ、直接指導者に見てもらわなくても、さらに大掛かり、かつ複雑な構成の装置を用いることなく簡単に、ユーザは表示データにより相違点が認識できるとともに、この相違点に基づく的確なアドバイスが得られる。
以下に、添付の図面に示す好適実施形態に基づいて、本発明の画像解析装置および動作修正システムを詳細に説明する。
図1は、本発明の実施例に係る動作修正システムを示す模式図である。図2は、本実施例の動作修正システムの画像解析装置を示すブロック図である。
なお、本実施例においては、身体の動作としてゴルフのスイング動作を例に説明する。
図1に示すように、動作修正システム10は、例えば、撮影装置12と、画像解析装置20とを有する。
撮影装置12は、撮影部14と、表示部16と、送受信部(第2の送受信部)18と、撮影部14、表示部16および送受信部18を制御する制御部(図示せず)とを有する。
撮影部14は、被写体の身体の動作を撮影し、2次元動画データ(撮影画像データ)として得ることができるものである。この撮影部14は、例えば、CCD、またはCMOSなど撮像素子と、記録部(図示せず)とを有するものである。
表示部16は、撮影部14により撮影された画像もしくは動画、または文字を表示するとともに、後述するように、画像解析装置20により作成された表示データに基づく画像(静止画、または動画)、およびアドバイスデータに基づく文字または記号などを表示するものである。表示部16としては、例えば、LCD、PDP、または有機ELなどを用いることができる。
送受信部18は、撮像部14により撮影された2次元動画データ(撮影画像データ)を画像解析装置20に送信するものであり、また、画像解析装置20により作成された表示データ、およびアドバイスデータを受信するものである。送受信部18で受信した表示データに基づく画像、およびアドバイスデータに基づく文字などにより示されるアドバイスが表示部16で表示される。なお、撮影装置12の具体的な形態については、後で詳細に説明する。
図1に示すように、画像解析装置20は、送受信部(第1の送受信部)22と、解析部24と、データベース26とを有する。
また、画像解析装置20は、メモリカード、DVD、CD、MO、FDまたはビデオテープなどの各種メディアに記録された2次元動画データを読み出すことができ、さらには、表示データおよびアドバイスデータをメディアに書き込むことができるメディアドライブを備えていても良い。この場合には、2次元画像データは、上述の各種のメディアにより提供されてもよい。さらに、表示データおよびアドバイスデータもメモリカード、DVD、CD、MO、FDまたはビデオテープなどの各種のメディアに記録して提供してもよい。
送受信部22は、撮影装置12から入力された2次元動画データを受信し、かつ表示データおよびアドバイスデータを撮影装置12に送信するものである。
解析部24は、撮影装置12から入力された被写体の身体の動作の撮影画像データ(2次元動画データ)を解析することにより、被写体の身体の動作種および撮影条件を推定し、推定された動作種および撮影条件に基づいて、3次元教師データベース(教師データベース)42から3次元画像データを選択して撮影画像データの動作種に対応する2次元教師データを作成し、撮影画像データと2次元教師データとの相違点を抽出し、ユーザに相違点を認識させる表示データを作成し、かつ推定された動作種および相違点に応じて、アドバイスデータベース44から動作の要点を選択して、動作種における相違点に基づくアドバイスデータを作成するものである。なお、解析部24については、後に詳細に説明する。
データベース26は、図2に示すように、身体の動作の3次元画像データが3次元教師データとして各種記憶されている3次元教師データベース42と、3次元教師データベース42に記憶された各種の動作毎に動作の要点が記憶されているアドバイスデータベース44とを有するものである。この動作の要点とは、動作を上手に行うためには、欠くことができない必要な箇所のことである。また、動作を行う際に、間違い易い箇所でもある。この要点は、適宜変更、更新、または追加されるものである。
3次元教師データベース42には、蓄積された3次元画像データは、複数台のカメラ、またはモーションキャプチャーにより詳細に記録されたものである。3次元教師データベース42には、3次元画像データで動画で記録されているため、2次元のいずれの方向にも投影した2次元画像を得ることができる。
また、アドバイスデータベース44においては、各種の動作毎に記録された動作の要点は重み付けがされており、各動作毎に動作の要点の優先順位が設定されて記憶されている。これにより、特に重要な要点からアドバイスすることができる。すなわち、動作の要点(以下、単に「アドバイスすべき点」ともいう)の優先順位に応じたアドバイスをすることができる。単なる修正すべき相違点(アドバイスすべき点)の列挙では、ユーザが指摘事項を把握できず、理解が困難になる虞があるが、それを防止することができる。
本実施例においては、例えば、ゴルフのスイング動作の場合、アドバイスすべき点の優先順位が決定されている。例えば、1位は体の芯がぶれないこと、2位はスイングの軌跡、3位はゴルフクラブのヘッドの傾き、4位は足の重心のかかり具合、および5位は肘の位置である。同様に、ランニングのフォーム、野球のバットスイング動作、野球のピッチング動作、および水泳の泳ぎのフォームなど、他の動作種についても、修正すべき動作の要点の優先順位が決定されている。これらの身体の動作の要点、すなわち、アドバイスの要点が、スポーツ種(競技種)などの身体の動作の種類毎にアドバイスデータベース44に記憶されている。このため、スポーツ種などの身体の動作種を推定できれば、動作種毎に応じたアドバイスの項目を優先順位がついた状態で抽出することができる。
さらに、撮影画像データが、身体の動作の一部だけが記録されたものである場合、例えば、画像解析により、上半身だけであることが検出されている場合には、上半身に関する動作の要点(アドバイスすべき点)について重み付けをして、アドバイスすべき点の優先順位を変更してもよい。
図2に示すように、解析部24は、画像解析部30と、画像推定部32と、2次元画像生成部34と、画像比較部36と、アドバイス作成部38と、制御部40とを有する。
画像解析部30は、撮影装置12により撮影された2次元動画データについて、公知の画像処理方法を用いて、身体おおび道具などの被写体の抽出を行い、背景分離をし、抽出された身体を頭部、胴体および四肢などの各要素に分割して抽出してパーツ化する画像解析をするものである。また、抽出された道具についても、各要素に分割してパーツ化する画像解析をするものである。
本実施例においては、動作種を解析するために、図1に示すように、ゴルファGおよびゴルフクラブ80を、例えば、頭部50、目52、耳54、腕60、胴体66、脚70、ならびにゴルフクラブ80およびボールbの各要素にパーツ化する。また、腕60は、肩60a、上腕60b、肘62、前腕60cおよび手64の各要素にパーツ化する。また、脚70は、大腿72a、72b、膝74a、74b、下腿76a、76bおよび足78a、78bの各要素にパーツ化する。ゴルフクラブ80は、シャフト82とヘッド84の各要素にパーツ化する。
画像推定部32は、撮影された2次元画像データ(撮影画像データ)における被写体のスポーツ種などの動作の種類、および撮影条件を推定するものである。この画像推定部32は、画像解析部30に接続されており、画像解析部30でパーツ化された被写体の身体および道具などの被写体の画像特徴量を算出するものである。画像推定部32においては、この画像特徴量に基づいて、身体の動作の種類および撮影条件を推定する。なお、画像特徴量は、画像解析部30でパーツ化された身体の各部位の移動軌跡、道具の軌跡、顔(目線)または体の向きなどである。
また、画像推定部32による撮影条件の推定は、例えば、ゴルフのスイング動作の場合、ゴルフクラブの軌跡、すなわち、スイングの軌跡により撮影方向を推定することができる。また、例えば、頭部の向き、両耳が抽出されているか否かによっても撮影方向を推定できる。
また、3次元教師データベース42に記録されている各3次元画像(動画)データについて、例えば、10°毎に、画像特徴量を算出しておき、撮影画像データの画像特徴量と比較し、撮影方向の推定を行う。また、例えば、撮影間距離も撮影画像の被写体の大きさに基づいて推定することができる。
なお、画像推定部32においては、撮影画像データに基づく動作種を推定しているが、この動作種は、例えば、スポーツなどの競技、踊り、またはダンスなどの具体的な競技種を含むものである。
2次元画像生成部34は、画像推定部32に接続されており、画像推定部32により特定された動作種に基づいて、3次元教師データベース42から、推定された動作種に対応する3次元画像(3次元教師)データを抽出する。そして、撮影画像データの動作種に応じて抽出された3次元教師データから撮影画像データの撮影条件と同じ条件の2次元教師データを作成するものである。すなわち、2次元画像生成部34は、撮影画像データの動作種に対応する2次元画像データを作成するものである。また、2次元画像生成部34は、後述するように、例えば、撮影装置12の表示部16で表示するための表示データを作成する。
画像比較部36は、画像推定部32および2次元画像生成部34に接続されており、撮影画像データと、2次元教師データとを比較し、撮影画像データの相違点を抽出するものである。この相違点は、撮影画像データの画像特徴量と、2次元教師データの画像特徴量との比較により得られるものである。
アドバイス作成部38は、動作種、および画像比較部36による撮影画像データと2次元教師データとの相違点に基づいて、アドバイスデータを作成するものである。このアドバイス作成部38は、画像推定部32および画像比較部36に接続されており、動作種および相違点に基づいてアドバイスデータベース44から動作の要点を抽出し、アドバイスデータを作成する。このとき、アドバイスデータベース44においては、動作の要点に重み付けがされているため、相違点に基づいて、適切なアドバイスデータが作成される。また、相違点は、2次元画像生成部34にも出力される。
本実施例においては、表示データは、相違点をユーザに認識させるものである。この表示データは、ユーザに相違点を認識させることができるものであれば、特に限定されるものではない。表示データは、例えば、撮影画像データだけを表示し、相違点にマークをつけるもの、撮影画像データと2次元教師データとを並べて表示する形式のもの、または撮影画像データと2次元教師データとを重ねて表示するものなどが例示される。
さらに、表示データとしては、ワイヤーフレーム画像でもよいし、撮影画像データの被写体と2次元教師データのモデルとをそれぞれワイヤーフレーム画像にして並べて表示するものでもよい。これらのワイヤーフレーム画像の色を変えて、合成して表示するものでもよい。
図2に示すように、2次元画像生成部34で作成された表示データおよびアドバイス作成部38で作成されたアドバイスデータは、送受信部22に出力される。この送受信部22により撮影装置12に表示データおよびアドバイスデータが出力される。撮影装置12が受信して、撮影装置12の表示部16に表示データに基づく画像、およびアドバイスデータに基づくアドバイスが表示される。
なお、本実施例においては、表示データは、2次元動画データであるため、3次元動画データに比してデータ量を少なくできる。このため、通信速度が遅い場合であっても、また、撮影装置12の記録容量が少ない場合であっても、データ量が比較的少ないため、撮影装置12への負担が少ない。
制御部40は、画像解析部30と、画像推定部32と、2次元画像生成部34と、画像比較部36と、アドバイス作成部38とを制御し、さらには、データベース26(3次元教師データベース42およびアドバイスデータベース44)からのデータの入出力も制御するものである。
また、本実施例の画像解析装置20においては、動作種(競技種)は、画像推定部32で撮影画像データを解析することに推定されているが、これに限定されるものではなく、動作種を入力する入力手段を備えてもよい。これにより、動作種が正確なものとなり、2次元教師データおよびアドバイスデータの作成精度をより一層高めることができる。さらには動作種を推定する処理が不要になり、2次元教師データおよびアドバイスデータの作成時間をより一層短縮することができる。
さらに、本実施例の画像解析装置20においては、撮影条件は、画像推定部32で撮影画像データを解析することに推定されているが、これに限定されるものではなく、撮影条件を入力する撮影条件入力手段を備えてもよい。これにより、撮影条件が正確なものとなり、2次元教師データおよびアドバイスデータの作成精度をより一層高めることができる。さらには撮影条件を推定する処理が不要になり、2次元教師データおよびアドバイスデータの作成時間をより一層短縮することができる。
さらにまた、本実施例の画像解析装置20においては、入力手段および撮影条件入力手段を備えていてもよい。これにより、動作種および撮影条件が正確なものとなり、2次元教師データおよびアドバイスデータの作成精度を更に一層高めることができる。さらには動作種および撮影条件を推定する処理が不要になり、2次元教師データおよびアドバイスデータの作成時間を更に一層短縮することができる。
本実施例の動作修正システム10においては、撮影装置12から撮影画像データが画像解析装置20に入力された後、撮影画像データが解析されて、被写体の各要素または道具を自動的に抽出して、被写体の身体の動作の種および撮影条件が推定されるため、被写体の身体の動作を撮影して、撮影画像データが得られれば良い。このため、ゴルフなどの動作種、および側面などの撮影条件を入力しなくとも、表示データおよびアドバイスデータを作成することができる。また、撮影条件が推定されるため、ユーザは撮影方向についても制約を受けることなく、ユーザが任意の方向から撮影することができる。
このように、本実施例の動作修正システム10によれば、撮影装置12により、適当に撮影し、2次元動画データ(撮影画像データ)を画像解析装置20に出力することにより、撮影画像データが解析され、被写体の身体の動作種および撮影条件が推定され、これらの動作種および撮影条件に基づいて、教師データベースから3次元画像データが選択され、撮影画像データの動作種に対応する2次元教師データを作成し、撮影画像データと2次元画像データとの相違点を抽出し、相違点を認識させる表示データを作成し、動作種および相違点に基づいてアドバイスデータが作成される。撮影装置12に、表示データおよびアドバイスデータが出力されて撮影装置12の表示部16には、表示データに基づく画像、およびアドバイスデータに基づくアドバイスが表示される。これにより、直接指導者などに見てもらわなくても、さらに大掛かり、かつ複雑な構成の装置を用いることなく簡単に、動作の相違点が認識できるとともに、この相違点に基づく的確なアドバイスが得られる。このアドバイスに基づいて身体の動作を修正することができる。
また、本実施例の動作修正システム10においては、撮影装置12により、適当に撮影すれば良いため、実際に動作を行っている状態におけるアドバイスを受けることができる。このため、受けるアドバイスも実際に即したものとなり、競技力または技能の向上を図ることができる。
例えば、ゴルフの練習中、またはラウンド中に、例えば、カメラ付き携帯電話でスイング動作を撮影し、それを撮影画像データとして画像解析装置20に出力することにより、表示データおよびアドバイスデータを自動的に、かつ容易に得ることができる。これにより、実際にゴルフの練習中、またはゴルフをラウンドしている状況でのスイング動作(フォーム)のアドバイスを受けながら、練習またはラウンドすることができる。このため、ゴルフの競技力を向上させることができる。
なお、本実施例の動作修正システム10においては、撮影装置12は、少なくとも2次元動画を記録することができるものであれば、特に限定されるものではない。このため、特定の機器を用いる必要がなく、身近にある安価な機器を用いることができる。本実施例の撮影装置12としては、例えば、カメラ付き携帯電話、またはPDA(Personal Digital Assistant)などの撮影機能付き通信端末を用いることができる。
本実施例においては、撮影装置12として、図3に示すカメラ付き携帯電話90を用いることができる。このカメラ付き携帯電話90は、例えば、電話番号、文字および記号などを入力する入力部92と、入力部92による入力、およびカメラにより撮影された画像を表示する表示部94とを有するものである。この表示部94は表示データに基づく画像が表示されるものである。また、表示部94には、アドバイスデータに基づくアドバイスが表示される表示領域96が設けられている。
カメラ付き携帯電話90においては、表示部94が3インチ程度と小さく、かつ縦長であるため、表示データに基づく撮影画像と教師画像とを並べて表示した場合、相違点の認識が困難になる。このため、例えば、撮影画像または教師画像を表示するか、撮影画像と教師画像とを交互に繰り返して表示するか、または撮影画像と教師画像とを重ねて表示するなどの表示形態とする。
本実施例においては、このように、カメラ付き携帯電話90のような身近なものを用いて、適当に撮影した撮影画像であっても、動作の相違点が認識できるとともに、適切なアドバイスを受けることができる。
また、本実施例においては、表示データおよびアドバイスデータを撮影装置12ではなく、PCに直接または各種のメディアの形態で提供することもできる。PCを用いるため、表示データのデータ量が多くても処理することができる。このため、例えば、撮影画像データに基づく撮影画像と2次元教師データに基づく教師画像とを並べて表示させることができる。この場合、例えば、図4に示すように、モニタの画面100の表示領域を、第1の画像領域100aおよび第2の画像領域100bに二分割する。
この第1の画像領域100aに、撮影画像データに基づく撮影画像104aを表示する第1の表示領域102aと、2次元教師データに基づく教師画像104bを表示する第の表示領域102bと、アドバイス表示領域114とが設けられている。また、第2の画像領域100bに、操作部表示領域116が設けられている。
第1の表示領域102aは、動画の進行度を示すバー106と、動画の再生、動画の停止、動画の早送り、および動画の巻き戻しをさせる操作ボタン108と、静止画作成ボタン110と、例えば、カロリー消費量の表示、または静止画像もしくは連続写真の写真注文、移動軌跡の表示などを実行させるボタンが表示されたウインドウ112とが設けられている。この第1の表示領域102aには、例えば、撮影画像データに基づくゴルファGのスイング動作が表示される。
また、第2の表示領域102bについては、2次元画像データに基づく教師画像104bが表示される以外は、第1の表示領域102aと同様であるため、その詳細な説明は省略する。また、第2の表示領域102bには、例えば、2次元画像データに基づく教師ゴルファTのスイング動作が表示される。
また、アドバイス表示領域114は、アドバイスデータに基づいて修正すべき動作の要点が文字などで表示されるものである。このアドバイスは、2次元教師データとの相違点に基づいて優先順位が付けられたアドバイスであることは言うまでもない。
第2の画像領域102bの操作部表示領域116には、部位マーク116a、同時再生116b、同時停止116c、同時早送り116d、同時巻戻し116e、写真注文116f、および拡大/縮小116gの表示部が設けられている。この部位マーク116aとは、ゴルファGにおける教師ゴルファTとの相違点の部位、例えば、肘、または膝にマークをつけるものである。
図4に示すように、撮影画像104aと、教師画像104bとは同時、または個別に動画再生ができる。これにより、撮影画像104aと教師画像104b(撮影画像データと2次元教師データ)とを自由自在に比較することができる。
本実施例の動作修正システム10においては、例えば、教師画との身体の動作自体の差、および動作の速度の差が分かる。
また、撮影画像の動作の速度と教師画像の動作の速度とを一致させることもできる。この場合、動画であるため、フレーム間における各部位の移動量から速度を算出することができる。この算出された速度を一致させるように再生する。これにより、撮影画像の動作の速度と教師画像の動作とにおける身体の動作の速度についても測定することができる。
例えば、ゴルファGと、教師ゴルファTとのスイング動作の違い、スイング速度の違い、およびスイング速度の値を知ることができる。また、スイング速度を一致させて、スイング動作の違いを見ることもできる。これ以外にも、スイング動作における体の各部位の使い方の違いについても知ることができる。
また、ユーザが動作で上手くいかない部分について、例えば、拡大することにより、その部分をだけに注目して見ることができる。また、身体の動作の速度を2次元教師データと、撮影画像データとで合わせることもできる。さらに、身体の各部位の移動軌跡を2次元教師データと、撮影画像データとでそれぞれ表示させることもできる。また、身体の動作による消費カロリーを表示することもできる。
なお、本実施例の動作修正システムの画像解析装置を単体で使用した場合にも、本実施例の動作修正システムと同様の効果を得ることができる。
また、画像解析装置20単体で用いた場合には、送受信機能は、必ずしも必要ではなく、例えば、撮影装置などの機器を直接接続させればよい。このとき、撮影装置12は、2次元動画データを得ることができるものであれば良く、例えば、デジタルカメラ、またはビデオカメラが挙げられる。また、撮影画像データを各種のメディアに記録し、画像処理装置に直接入力してもよい。さらに、作成された表示データおよびアドバイスデータはメディアに記録されて、メディアに形態で出力される。
さらに、本実施例の動作修正システム10においては、3次元教師データベース42に記憶される3次元画像(3次元教師)データは、例えば、プロスポーツ選手のものとしてもよい。この場合、選択したプロスポーツ選手の3次元画像データから2次元教師データを作成し、相違点を抽出し、表示データを作成することができる。これにより、ユーザの好みのプロスポーツ選手との相違点に基づく表示データおよびアドバイスデータが作成され、好みのプロスポーツ選手との相違点に基づくアドバイスを受けることができる。なお、ユーザの好みのプロスポーツ選手を選択するには、予め動作種毎に登録しておくか、または撮影画像データを出力する際に、選択するプロスポーツ選手の情報を付与しておく。
以下、本実施例の動作修正システム10による動作修正方法について説明する。
図5は、本発明の実施例に係る動作修正システムによる動作修正方法を示すフローチャートである。本実施例においては、ゴルフのスイング動作の修正方法を例に説明する。
先ず、図1に示すように、撮影装置12を用いて、ゴルファGのスイング動作を側面方向から撮影する。
次に、撮影装置12から画像解析装置20に撮影画像データが入力される(ステップS1)。
次に、撮影画像データを解析して、被写体を抽出する(ステップS2)。本実施例においては、ゴルファG、ゴルフクラブ80およびボールbの被写体が抽出される。
次に、被写体を各要素に分割し、パーツ化する(ステップS3)。本実施例においては、ゴルファGおよびゴルフクラブ80を、例えば、頭部50、目52、耳54、腕60、胴体66、脚70、ならびにゴルフクラブ80およびボールbの各要素にパーツ化する。また、腕60は、肩60a、上腕60b、肘62、前腕60cおよび手64の各要素にパーツ化する。また、脚70は、大腿72a、72b、膝74a、74b、下腿76a、76bおよび足78a、78bの各要素にパーツ化する。ゴルフクラブ80は、シャフト82とヘッド84の各要素にパーツ化する。
次に、パーツ化された各要素について、モーションベクトルなどを求め、画像特徴量を算出する(ステップS4)。本実施例においては、例えば、ゴルファGの頭部50の動き、腕60の動き、胴体66の動き、脚70の動き、およびゴルフクラブ80の動きなどの各モーションベクトルを画像特徴量として算出する。
次に、撮影画像データに動作種が入力されているかが判定される(ステップS5)。
本実施例においては、動作種が入力されていないため、ステップS4で求めた画像特徴量に基づいて、動作種を推定する(ステップS6)。
例えば、ゴルフのスイング動作の場合、ゴルフクラブ80が抽出されるとともに、ゴルフクラブ80の移動軌跡、すなわち、スイングの軌跡により、動作種はゴルフと推定される。
次に、モーションベクトルなどの画像特徴量、およびパーツ化された各要素の見え方に基づいて、撮影条件を推定する(ステップS7)。
本実施例においては、例えば、スイングの軌跡から、撮影方向を推定することができる。この場合、スイングの軌跡が円弧状であれば、撮影方向は側面である。また、頭部50の向き、耳54が両方抽出されているか否かによっても撮影方向を推定できる。さらに、ゴルフクラブ80とボールbとの配置関係によっても撮影方向を推定することができる。
次に、動作種および撮影条件に基づいて、3次元教師データベースを参照して(ステップS8)、動作種に対応する3次元教師データを抽出する。そして、抽出された3次元教師データを、撮影画像データと撮影方向および大きさが一致するように、回転、拡大または縮小などの種々の処理を施して、2次元画像データに変換し、2次元教師データを作成する(ステップS9)。本実施例においては、撮影画像データの動作に対応する2次元教師データを作成する。
本実施例においては、動作種は、ゴルフであり、3次元教師データベースから、ゴルフの3次元教師データが抽出される。そして、ゴルフの3次元教師データから、撮影画像データと撮影方向および大きさを一致させた2次元教師データを作成する。
なお、撮影方向を一致させるために、ゴルフの3次元教師データを所定の撮影方向から撮影された2次元画像データに変換して、撮影画像データとマッチングさせることにより、撮影方向を推定してもよい。
次に、撮影画像データと、2次元教師データとを比較する(ステップS10)。そして、撮影画像データと、2次元教師データとの相違点を抽出する(ステップS11)。
本実施例においては、撮影画像データの画像特徴量と、2次元教師データの画像特徴量とを比較して相違点を抽出する。画像特徴量としては、例えば、各要素のモーションベクトルを用いる。各要素におけるモーションベクトルが違うものが相違点として挙げられる。
次に、相違点に基づいて、相違点を認識させる表示データを作成する(ステップS12)。本実施例のゴルファGは、スイングの軌跡および肘の位置が相違点として抽出されたものの、体の芯はぶれていない。このため、表示データとしては、スイングの軌跡の色を変え、肘の位置にマークをつけるなどして、ゴルファGに相違点を認識させる。
本実施例においては、撮影装置12として、カメラ付き携帯電話90を用いた場合、表示データとしては、撮影画像データまたは2次元教師データを表示するか、撮影画像データと2次元教師データとを交互に繰り返して表示するか、または撮影画像データと2次元教師データとを重ねて表示するなどの表示形態とするものを作成する。撮影装置12は、例えば、撮影画像データの中に、撮影装置の情報を付与することによりなされる。また、撮影画素サイズ、または撮影画像データのビットレートに基づいて画像表示能力を判断してもよい。
また、例えば、撮影装置ではなく、メディアとして、またはPCに表示データを出力する場合、表示データとしては、図4に示すように、撮影画像と、教師画像とを並べて表示するものを作成する。さらに、並べて表示するものに、表示されるゴルファGの相違点にマークを付与したものでもよい。
一方、ステップS6により推定された動作種、およびステップS11により抽出された相違点に基づいて、アドバイスデータベースを参照(ステップS13)し、アドバイスすべき点を抽出してアドバイスデータを作成する(ステップS14)。本実施例のゴルファGのスイング動作における相違点は、スイングの軌跡および肘の位置であり、体の芯はぶれていない。
ここで、スイング動作におけるアドバイスすべき点の優先順位は、上述の如く、1位は体の芯がぶれないこと、2位はスイングの軌跡、3位はゴルフクラブのヘッドの傾き、4位は足の重心のかかり具合、5位は肘の位置である。このため、アドバイスデータとしては、2位のスイングの軌跡、および5位の肘の位置に関するアドバイスを示すものが作成される。
次に、表示データおよびアドバイスデータを撮影装置12に出力する(ステップS15)。これにより、ユーザは撮影装置12により、表示データに基づく表示画像およびアドバイスデータに基づいたアドバイス情報を得ることができる。ユーザは、教師画像とのスイング動作との違いを見ることができ、アドバイスも受けることができる。これにより、自分のスイング動作の良くない点について十分に理解することができる。このアドバイスに基づいてスイング動作を修正することにより、スコアを向上させることができる。なお、スイング修正後のスイング動作を撮影して、再度アドバイスを受けることもできる。
なお、本実施例においては、画像解析装置20が、動作種を入力する入力手段を有し、ステップS5において、動作種が予め特定されている場合には、撮影条件が推定(ステップS7)され、3次元教師データを参照(ステップS8)して、3次元画像データを選択し、撮影画像データに対応する2次元教師データが作成(ステップS9)される。さらに、ステップS5による動作種およびステップS11により抽出された相違点に基づいて、被写体の身体の動作種および相違点に基づいてアドバイスデータベースを参照して、アドバイスすべき点が抽出されてアドバイスデータベースを参照(ステップS13)し、アドバイスデータを作成する(ステップS14)。
また、本実施例においては、画像解析装置20が、撮影条件を入力する撮影条件入力手段を有する場合には、撮影条件を入力することもできる。このとき、撮影条件の推定の工程が省略され、撮影条件がより正確なものとなるため、2次元教師データおよびアドバイスデータの作成精度を高めることができ、また、2次元教師データ、およびアドバイスデータの作成時間を短縮することができる。
さらに、本実施例においては、画像解析装置20が、入力手段および撮影条件入力手段を有する場合、ゴルフなどの動作種および撮影条件を入力することができる。このとき、動作種および撮影条件の推定の工程が省略されるとともに、動作種および撮影条件がより正確なものとなるため、2次元教師データおよびアドバイスデータの作成精度をより一層高めることができ、2次元教師データおよびアドバイスデータの作成時間をより一層短縮することができる。
このように、本実施例においては、動作種および撮影条件の少なくとも一方を撮影画像データに付与することにより、更に精度が高い2次元教師データを作成することができる。これにより、ユーザは、自分のスイング動作と教師ゴルファT(図4参照)のスイング動作との違いを更に正確に認識することができ、更に的確なアドバイスを受けることができる。
また、本実施例の動作修正システム10においては、撮影装置12に、動作種の推定、および撮影条件の推定の処理を行う処理部を設けてもよい。この場合、画像解析装置20は、画像解析部30および画像推定部32が不要になり、撮影装置12から解析部24の2次元画像生成部34に撮影画像データが入力され、また、撮影装置12から画像比較部36に動作種および撮影条件の推定結果が入力される。
このように、撮影装置12に、動作種の推定、および撮影条件の推定の処理を行う処理部を設けた場合、図5に示すステップS1〜ステップS7までの工程Pが撮影装置12で実行される。
さらに、処理部を設けた撮影装置12に機能を付加して、撮影装置12から3次元教師データベース42およびアドバイスデータベース44に直接アクセスして、表示データおよびアドバイスデータを作成してもよい。また、処理部となる機能を発現するソフトウエアをPCに組み込んで、表示データおよびアドバイスデータを作成してもよい。
また、本実施例においては、ゴルフを例に説明したが、本発明は、これに限定されるものではない。ゴルフ以外にも、スポーツ全般に適用することができ、スポーツ以外にも身体の動作に関するものであれば、踊りまたはダンスなどにも適用できることは言うまでもない。
以上、本発明の画像解析装置および動作修正システムについて説明したが、本発明は上述の実施形態に限定はされず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改良または変更を行ってもよいのは、もちろんである。
本発明の実施例に係る動作修正システムを示す模式図である。 本実施例の動作修正システムの画像解析装置を示すブロック図である。 本実施例の動作修正システムの撮影装置の一例を示す模式図である。 本実施例の動作修正システムにおける撮影画像データに基づく撮影画像および2次元教師データに基づく教師画像の表示方法を示す模式図である。 本発明の実施例に係る動作修正システムによる動作修正方法を示すフローチャートである。
符号の説明
10 動作修正システム
12 撮影装置
14 撮影部
16 表示部
18、22 送受信部
20 画像解析装置
24 解析部
26 データベース
30 画像解析部
32 特定部
34 2次元画像生成部
36 比較部
38 アドバイス作成部
40 制御部
42 3次元教師データベース
44 アドバイスデータベース

Claims (8)

  1. 身体の動作の3次元画像データが各種記憶されている教師データベースと、
    前記教師データベースに記憶された前記各種の動作毎に動作の要点が記憶されているアドバイスデータベースと、
    前記身体の動作の撮影画像データが入力されたら、前記撮影画像データを解析することにより、被写体の身体の動作種および撮影条件を推定し、前記推定された動作種および撮影条件に基づいて、前記教師データベースから3次元画像データを選択して前記撮影画像データの動作種に対応する2次元教師データを作成し、前記撮影画像データと前記2次元教師データとの相違点を抽出し、前記相違点を認識させる表示データを作成し、かつ前記動作種および前記相違点に基づいて前記アドバイスデータベースからアドバイスデータを作成する解析部とを有することを特徴とする画像解析装置。
  2. さらに、前記撮影画像データを受信するとともに、前記解析部により作成された前記表示データおよび前記アドバイスデータを送信する送受信部を有し、
    前記送受信部で受信された前記撮影画像データは、前記解析部に入力される請求項1に記載の画像解析装置。
  3. 前記動作種および前記相違点に基づいて作成されるアドバイスデータは、前記動作の要点に応じた重み付けがされている請求項1または2に記載の画像解析装置。
  4. 前記解析部は、前記身体の動作種より、被写体が実行している競技を推定する機能を有する請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像解析装置。
  5. さらに、前記競技の競技種を入力する入力手段を有する請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像解析装置。
  6. 前記解析部は、推定した競技種に応じて、または入力された競技種に応じて2次元教師データの作成およびアドバイスデータの作成を行う請求項4または5に記載の画像解析装置。
  7. 撮影部と、前記撮影画像データを表示する表示部とを備える撮影装置と、
    身体の動作の3次元画像データが各種記憶されている教師データベースと、
    前記教師データベースに記憶された前記各種の動作毎に動作の要点が記憶されているアドバイスデータベースと、
    前記身体の動作の撮影画像データが入力されたら、前記撮影画像データを解析することにより、被写体の身体の動作種および撮影条件を推定し、前記推定された動作種および撮影条件に基づいて、前記教師データベースから3次元画像データを選択して前記撮影画像データの動作種に対応する2次元教師データを作成し、前記撮影画像データと前記2次元教師データとの相違点を抽出し、前記相違点を認識させる表示データを作成し、かつ前記動作種および前記相違点に基づいて前記アドバイスデータベースからアドバイスデータを作成する解析部と、前記撮影画像データを受信するとともに、前記解析部により作成された前記表示データおよび前記アドバイスデータを前記撮影装置に送信する第1の送受信部とを備える画像解析装置とを有し、
    前記撮影装置は、さらに、前記撮影画像データを送信するとともに、前記第1の送受信部から送信されて前記表示データおよび前記アドバイスデータを受信する第2の送受信部を備えるとともに、前記表示部は、前記表示データおよび前記アドバイスデータに基づく画像または文字を表示させるものであることを特徴とする動作修正システム。
  8. 前記動作種および前記相違点に基づいて作成されるアドバイスデータは、前記動作の要点に応じた重み付けがされている請求項7に記載の動作修正システム。
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