JP2006172416A - ネット家電機器コントローラ及びこれを用いたネットワークシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】既に規格化された統一仕様で規定される共通のプロパティのみならず、機器毎に規定される独自のプロパティについても、統一的に制御することが可能なネット家電機器コントローラを提供する。
【解決手段】コントローラAは、機器B1〜Bnの起動時アナウンスからグループとクラスを識別する手段と識別結果に応じた定義ファイルを読み込み、汎用的制御に必要なオブジェクトOBJ0を生成して動的に取り込む手段とオブジェクトOBJ0を用いて機器B1〜Bnに個別情報を問い合わせる手段と機器B1〜Bnの個別情報に応じた定義ファイルを読み込み、当該機器の個別的制御に必要なオブジェクトOBJ1〜OBJnを生成して動的に取り込む手段とオブジェクトOBJ1〜OBJnを用いて機器B1〜Bnの個別的制御を行う手段とを有して成る構成としている。
【選択図】図4

Description

本発明は、ホームネットワークを構築するネット家電機器の統括制御を行うネット家電機器コントローラ及びこれを用いたネットワークシステムに関するものであり、特に、複数のメーカで生産されたネット家電機器の統一的制御アプリケーションの構築、並びに、これを基礎としたビジネスモデルに関するものである。
近年、複数の企業が共同で策定したHAVi[Home Audio/Video interoperability]対応のAV[Audio Visual]機器で構成されるネットワークや、ホームオートメーションのためのホームバス規格であるHBS[Home Bus System]に基づいたネットワーク、或いは、複数の企業などが設立したエコーネットコンソーシアムが提唱している家庭内の電灯線や無線を利用したネットワークの規格であるECHONET[Energy Conservation and HOmecare NETwork]に基づいたネットワークなど、ネット家電機器で構成されるホームネットワークの実用化が進められている。
このようなネット家電機器のうち、娯楽を目的とした音楽や映画、ゲームなどを扱うAV系のネット家電機器は、機器夫々の操作体系に共通点が多く、ユーザインターフェイスが比較的一元化されている。そのため、上記した仕様を規定しておけば、比較的簡単にマルチベンダー対応の統一的制御アプリケーションを提供することが可能である。
一方、設備系の家電機器(いわゆる白物家電)をターゲットとしたホームネットワークにおいては、ターゲットとする機器がエアコンであったり、洗濯機であったりと、機器夫々が独自のユーザインターフェイスを必要とするため、AV系のホームネットワークに比べて、統一的制御アプリケーションを作成することが難しいという問題があった。
先出のECHONET仕様では、上記の問題点に鑑み、白物家電の統一的な体系を構築して管理する手法をとっている。具体的には、家電機器の用途や利用環境等に応じて大きなグループ分けを行い、さらにそのグループ内で家電機器の種別や形態を定義し、夫々をオブジェクトに位置付けて管理している。
ECHONETで規定されるグループとしては、「センサー関連機器グループ」、「住宅・設備機器関連グループ」、「調理・家事関連機器グループ」、「健康関連機器グループ」、「管理・操作関連機器グループ」などがある。
上記グループの下には、夫々に属する家電機器が定義されている。例えば、「空調関連機器グループ」であれば、「家庭用エアコン」、「冷風機」、「扇風機」、「換気扇」、「空気清浄機」など、およそ国内で製造販売されている殆どの機器が定義されている。ECHONETでは、これらの定義をクラスと呼称している。
ECHONET仕様に準拠したネット家電機器は、上記したグループとクラスの識別コードを内蔵することが義務付けられており、ネットワークを通じて機器から直接グループコードとクラスコードを読み出すことができるようになっている。
さらに、各クラスは、EPC(エコーネットプロパティコード)と呼ばれる属性識別子を持っており、各家電機器の属性を表現する識別コードが割り当てられている。また、各EPCには、EDT(エコーネットプロパティ値データ)と呼ばれる属性値が定義されており、一般的には、EPC毎に独自のEDTが定義される。
例えば、「家庭用エアコン」というクラスは、「運転モード」というEPCを持っており、該EPCには、「冷房」、「暖房」、「除湿」、「送風」、「自動」というEDTが定義されている。同様に、「洗濯機」というクラスは、「洗濯設定」というEPCを持っており、該EPCには、「洗濯開始」、「洗濯一時停止」、「洗濯停止」というEDTが定義されている。
このように、家庭用白物家電機器のネットワーク化は、国内における家電機器メーカが共通した通信仕様に基づいて商品化することによりはじめて達成されるものであり、白物家電に関して言えば、上記したECHONET仕様を中心として、徐々にインフラが整いつつあるのが現状である。
なお、本願発明に関連する従来技術としては、機器の識別情報と画面作成用情報のダウンロード先を機器から取り出し、サーバのWEB画面を創生するホームネットワークゲートウェイ装置が開示・提案されている(例えば、特許文献1を参照)。
また、本願発明に関連する他の従来技術としては、公開されたインターネットサーバ上に種々のコンテンツを置き、そのデータの利用状況に応じて利用者に課金を行うデータ処理装置(例えば、特許文献2を参照)や、WEBページを利用した家庭用機器の遠隔制御サービス提供装置(例えば、特許文献3を参照)が開示・提案されている。
特許第3318289号 特開2001−175605号 特開2003−337772号
確かに、ECHONETに代表される白物系ネット家電機器の統一仕様に基づいて、制御アプリケーションを構築しておけば、各機器に共通する基本的操作に関する限り、白物系ネット家電機器のマルチベンダー化を実現することが可能である。
しかしながら、ネット家電機器の従来仕様に基づく制御アプリケーションでは、あくまでその統一仕様で規定される共通のプロパティ(属性)についてのみ、マルチベンダー化を実現し得るに過ぎず、必ずしも完全なものであるとは言えない面があった。
特に、日本国内においては、各白物系家電メーカが自社の機器に独自の機能を搭載して差別化を行うことが恒常的に行われており、例えば、ECHONETで規定されるEPCとEDTだけでは、その機器の最も前面に押し出したい機能(すなわち、機器毎のオリジナル機能)を表現することができない、という課題があった。
そのため、ネット家電機器コントローラは、ECHONET仕様に準拠しつつも、メーカ毎に相異なる仕様で作成されていた。すなわち、A社製のネット家電機器コントローラは、あくまでA社製ネット家電機器によって構築されたホームネットワークを統括制御するものに過ぎず、A社製ネット家電機器の機能は全て利用できるが、B社製ネット家電機器については、その全ての機能を利用することができない、というのが現状であった。
なお、特許文献1の従来技術は、あくまで、機器の識別情報と画面作成用情報のダウンロード先を機器から取り出し、サーバのWEB画面を創生するための技術に過ぎず、上記課題を解決し得るものではなかった。また、特許文献1の従来技術では、読み出す画面生成情報がHTML[Hyper Text Markup Language]形式で記述されていたため、特定の機器に対して特定のHTML情報を作っておく必要があり、適用機種が限定されてしまう、という課題があった。また、段落[0064]に記されているように、特許文献1の従来技術は、HTML情報と操作用のCGI[Common Gateway Interface]スクリプトをダウンロードして画面を構築する構成であるため、特定の機器に対して特定の操作用画面とCGIスクリプトを用意しなければならず、先述と同様、適用機種が限定されてしまう、という課題があった。
また、上記した共通の仕様が一般に公開され、その仕様に準拠した製品を世に出そうと試みる企業が現れたとしても、当該企業は、制御対象となるネット家電機器と、当該ネット家電機器を制御するネット家電機器コントローラの2つを同時に商品化しなければならず、ネット家電機器に対する新規参入の敷居は必ずしも低いものではない、という問題点もあった。
本発明は、上記の問題点に鑑み、既に規格化された統一仕様で規定される共通のプロパティのみならず、機器毎に規定される独自のプロパティについても、統一的に制御することが可能であって、また、所定の仕様に準拠したネット家電機器のみでも、その商品化の可能性を広げる得るビジネスモデルを構築することが可能なネット家電機器コントローラ及びこれを用いたネットワークシステムを提供することを目的とする。
上記目的を達成すべく、本発明に係るネット家電機器コントローラは、ホームネットワークを構築するネット家電機器の統括制御を行うネット家電機器コントローラであって、前記ネット家電機器が通知するグループ情報及びクラス情報から当該ネット家電機器の属するグループ及びクラスを識別する手段と;識別されたグループ及びクラスでの汎用的制御に必要な第1の制御オブジェクトを読み込んで動的に取り込む手段、或いは、前記グループ及びクラスに応じた第1の制御対象定義ファイルを読み込み、当該第1の制御対象定義ファイルから前記第1の制御オブジェクトを生成して動的に取り込む手段と;前記第1の制御オブジェクトを用いて前記ネット家電機器にその個別情報を問い合わせる手段と;前記ネット家電機器が通知する個別情報から当該ネット家電機器の個別的制御に必要な第2の制御オブジェクトを読み込んで動的に取り込む手段、或いは、前記個別情報に応じた第2の制御対象定義ファイルを読み込み、当該第2の制御対象定義ファイルから前記第2の制御オブジェクトを生成して動的に取り込む手段と;前記第2の制御オブジェクトを用いて前記ネット家電機器の個別的制御を行う手段と、を有して成る構成としている。このような構成とすることにより、日々更新される新しい制御オブジェクトや制御対象定義ファイルを必要に応じて自己のプログラムの一部として利用することができる。従って、既に規格化された統一仕様で規定される共通のプロパティのみならず、機器毎に規定される独自のプロパティについても、統一的に制御することが可能となる。
なお、上記構成から成るネット家電機器コントローラは、広域ネットワークへの接続手段を有して成り、前記広域ネットワークを介して所定のサーバから、第2の制御オブジェクト或いは第2の制御対象定義ファイルをダウンロードする構成にするとよい。このような構成とすることにより、異なるメーカのネット家電機器であっても、サーバ上に当該ネット家電機器用の制御オブジェクトや制御対象定義ファイルを置いておくことにより、被制御機器からの固有情報を問い合わせて、自動的に必要な制御オブジェクトや制御対象定義ファイルをダウンロードし、アプリケーションに組み込むことが可能になる。また、コントローラ自体のメモリ容量を節約することができる上、常に新しい制御オブジェクトや制御対象定義ファイルを提供することが可能になる。
また、上記構成から成るネット家電機器コントローラは、前記ネット家電機器の個別情報と、第2の制御オブジェクト或いは第2の制御対象定義ファイルの所在情報と、が関連付けられた位置情報を格納する手段を有して成る構成にするとよい。このような構成とすることにより、制御オブジェクトや制御対象定義ファイルの検索に要する時間を短縮することが可能となる。
また、上記構成から成るネット家電機器コントローラは、前記広域ネットワークを介して所定のサーバから定期的或いは必要に応じて前記位置情報をダウンロードする構成にするとよい。このような構成とすることにより、常に新しい制御オブジェクトや制御対象定義ファイルを提供することが可能になる。
また、上記構成から成るネット家電機器コントローラは、第2の制御オブジェクト或いは第2の制御対象定義ファイルがコントローラ内に保持されているか否かを特定する手段を有して成る構成にするとよい。このような構成とすることにより、制御オブジェクトや制御対象定義ファイルの読込みを速やかに実施することが可能になる。
また、上記構成から成るネット家電機器コントローラは、第2の制御オブジェクトを一意に識別する個体識別情報を制御対象のネット家電機器に通知する手段と、前記ネット家電機器が通知する個体識別情報に基づいて第2の制御オブジェクト或いは第2の制御対象定義ファイルの読込みを制限する手段と、を有して成る構成にするとよい。このような構成とすることにより、個体識別情報の問い合せを行うことにより、新規に制御オブジェクトの構築が必要か否かを判断することができるようになる。
また、上記構成から成るネット家電機器コントローラは、第2の制御オブジェクト或いは第2の制御対象定義ファイルのダウンロード元として限定されるサーバのアドレス情報を静的に格納する手段を有して成る構成にするとよい。そして、本発明に係るネットワークシステムは、当該構成から成るネット家電機器コントローラと;前記ネット家電機器コントローラに統括制御されるネット家電機器と;前記広域ネットワークに接続され、前記ネット家電機器コントローラで静的に格納されたアドレス情報に基づいて、第2の制御オブジェクト或いは第2の制御対象定義ファイルのダウンロード元として限定されるサーバと;を有して成る構成にするとよい。
このような構成とすることにより、信頼できるダウンロード元からのみ、第2の制御オブジェクト或いは第2の制御対象定義ファイルを読み込むことができるので、その安全性を高めることが可能となる。
また、ネット家電機器のみでも、その商品化の可能性を広げるべく、第2の制御オブジェクト或いは第2の制御対象定義ファイルの読込みプロトコル等を公開した場合であっても、前記サーバをネット家電機器コントローラのメーカ(或いは、その子会社や関連会社など)が所有・運営しておけば、ネット家電機器のみを製造する他メーカに対して、前記サーバの使用許可契約等を要求することができる。従って、ネット家電機器コントローラのメーカは、自社の権利を保護し、或いは、契約料等として利益の還元を得ることが可能となる。
上記したように、本発明に係るネット家電機器コントローラ及びこれを用いたネットワークシステムであれば、既に規格化された統一仕様で規定される共通のプロパティのみならず、機器毎に規定される独自のプロパティについても、統一的に制御することを可能とし、また、所定の仕様に準拠したネット家電機器のみでも、その商品化の可能性を広げる得るビジネスモデルを構築することが可能となる。
以下では、ECHONET仕様に準拠したホームネットワークの統括制御手段として、本発明に係るネット家電機器コントローラを用いた場合を例示しながら、本発明の内容を詳細に説明する。
図1は、ECHONET仕様におけるグループ情報(グループコード)及びクラス情報(クラスコード)の一定義例を示す図であり、ECHONETコンソーシアムのホームページ(http://www.echonet.gr.jp/)で公開されている定義情報の一部抜粋である。
本図に示すように、ECHONET仕様において、「センサー関連機器グループ」のカテゴリには、グループコード(0x00)が割り当てられている。また、当該グループに属するクラスとして、ガス漏れセンサ(0x01)、防犯センサ(0x02)、非常ボタン(0x03)など多数のセンサが定義されている。また、「空調関連機器グループ」のカテゴリには、グループコード(0x01)が割り当てられており、そのクラスとして、家庭用エアコン(0x30)や冷風機(0x31)などが定義されている。同様に、「住宅設備機器グループ」のカテゴリには、グループコード(0x02)が割り当てられており、そのクラスとして、電動ブラインド(0x60)や電動シャッタ(0x61)などが定義されている。なお、上記各クラスは、先述の通り、EPCと呼ばれる属性識別子を持っており、各機器の属性を表現する識別コードが割り当てられている。また、各EPCには、EDTと呼ばれる属性値が定義されており、一般的には、EPC毎に独自のEDTが定義される。この他にも、ECHONET仕様では、多くのグループとクラスが定義されているが、詳細については割愛する。
また、ECHONET仕様では、図2に示すように、各クラス共通のプロパティを持つ「スーパークラス(基底クラス)」を規定し、その中で機器のスイッチ状態(ON/OFF)やメーカコード、製品コード、個体識別情報などを規定している。上記のスーパークラスは、ECHONET仕様に準拠した全ての機器に搭載が義務付けられている。そのため、アプリケーションは、ECHONET仕様に準拠したネット家電機器のスーパークラスに問い合わせることで、その機器を製造したメーカを知ることが可能である。ただし、スーパークラス内で規定されるEPCには、その搭載が必須とされているものと任意(オプション)とされているものがあり、注意を要する。例えば、機器のメーカコードは必須であるが、製品コードは必須ではない。
本発明に係るネット家電機器コントローラは、上記のスーパークラス内で規定されるEPCを利用して、被制御機器の特定を行い、その特定結果に応じたプログラムモジュール或いは制御対象定義ファイルを個別に読み込むことで、メーカ固有の制御オブジェクトを構築し、異なるメーカ間でも共通したアプリケーションを提供しようとするものである。
図3は、本発明に係るネット家電機器コントローラを備えたホームネットワークの一実施形態を示すシステムブロック図である。本図に示すように、本発明に係るホームネットワークは、共通の通信プロトコルを持つネット家電機器コントローラA(以下、単にコントローラAと呼ぶ)と被制御機器Bとを伝送経路C経由で接続することにより構築されている。また、コントローラAは、図6に示すように、インターネットD(或いは、その他の広域ネットワーク)への接続手段であるゲートウェイa7を有して成り、インターネットDを介して、後述する制御対象定義ファイルを保持するサービスサイトEにアクセス可能な構成とされている。なお、コントローラAとサービスサイトEとの接続関係については後ほど詳細に説明する。
コントローラAは、自身の動作を統括制御するコントローラ制御部a1と、被制御機器Bとの通信を制御する通信制御部a2と、伝送経路Cとの接続を確立するための通信インターフェイスa3と、コントローラ制御部a1によって実行される各種アプリケーションやオブジェクトの作業領域として用いられるメモリ部a4と、を有して成る。なお、上記の通信制御部a2及び通信インターフェイスa3は、一般的に被制御機器Bのそれと同一規格とされている。
メモリ部a4には、主制御アプリケーションAPP1のほか、本発明の特徴部分であるオブジェクト管理アプリケーションAPP2が展開される。また、メモリ部a4には、被制御機器Bの特定に際してその個別情報を問い合わせるためのデフォルトオブジェクトOBJ0が展開されるほか、制御対象となる被制御機器Bが増える毎に、制御オブジェクトOBJ1、OBJ2、…、OBJnが動的に追加されていく。なお、制御オブジェクトOBJ1〜OBJnとは、被制御機器毎に用意されたプログラムモジュールのことである。
動的に追加される制御オブジェクトOBJ1〜OBJnは、制御オブジェクト管理アプリケーションAPP2によって管理されるものであり、いわゆるオブジェクト指向言語によってプログラミングされている。各制御オブジェクトOBJ1〜OBJnは、制御オブジェクト管理アプリケーションAPP2を介して主制御アプリケーションAPP1から指令を受け、通信制御部a2に具体的なコマンドを渡す。当該コマンドは、通信インターフェイスa3を経由して伝送経路Cに伝達され、被制御機器Bの通信インターフェイスb3で受信される。これにより、被制御機器Bはコマンドに応じた動作を行う。
このように、制御オブジェクトOBJ1〜OBJnは、主制御アプリケーションAPP1に動的にリンクされるプログラムモジュールとみなすことができる。すなわち、主制御アプリケーションAPP1は、制御オブジェクトOBJ1〜OBJnの共通インターフェイスであるオブジェクト管理アプリケーションAPP2を介して、個々の制御オブジェクトOBJ1〜OBJnにアクセスし、制御対象ごとに異なる動作を行うことができる。
被制御機器Bは、家庭用エアコンや冷蔵庫などのネット家電機器であり、自身の動作を統括制御する機器制御部b1と、コントローラAとの通信を制御する通信制御部b2と、伝送経路Cとの接続を確立するための通信インターフェイスb3と、各種機器情報の格納領域として用いられるメモリ部b4と、を有して成る。
メモリ部b4には、グループ情報(グループコード)、クラス情報(クラスコード)、メーカ情報(メーカコード)、製品情報(製品コード)や、個体識別情報、制御状態値などが保持される。上記各情報のうち、グループ情報、クラス情報、メーカ情報、及び、製品情報については、被制御機器Bに特有の不変値であるため、一般にメモリ部b4の不揮発領域(ROM[Read Only Memory]などの不揮発性メモリ)に保持される。一方、上記各情報のうち、個体識別情報や制御状態値については、その時々によって変化する変動値であるため、一般にメモリ部b4の揮発領域(RAM[Random Access Memory]などの揮発性メモリ)に保持される。なお、上記の個体識別情報とは、個々の被制御機器を一意に識別するためにコントローラAから付与される情報であり、初期値としては、0x0が保持されている。
コントローラAからネットワーク経由で伝送されたコマンドは、通信インターフェイスb3で受信され、通信制御部b2を経由して機器制御部b1に与えられる。これにより、被制御機器Bでは、コマンドに応じた動作が実現される。
上記構成から成るコントローラAは、被制御機器B1〜Bnの制御に際し、まずデフォルトオブジェクトOBJ0を構築して被制御機器B1〜Bnのグループや種別が不明のまま当該機器との通信を確立した後、改めて被制御機器B1〜Bnにその個別情報を問い合せ、その内容に応じて適切な制御対象定義ファイル読み込んで制御オブジェクトOBJ1〜OBJnのインスタンスを再構築する構成とされている。以下では、コントローラAによる被制御機器Bの制御シーケンス(コントローラAによる制御オブジェクトの構築シーケンス)について、図4を参照しながら、詳細に説明する。
被制御機器B1〜Bn(図3の被制御機器Bと同一構成)は、その起動に際して、起動時アナウンス(S1)を伝送経路Cに送信する。当該送信は、ブロードキャスト、マルチキャスト、または、コントローラAを特定したユニキャストなどで行なわれ、コントローラAに到達することが必要である。なお、起動時アナウンス(S1)の内容には、被制御機器B1〜Bnのグループ情報とクラス情報が含まれている。
起動時アナウンス(S1)を受信したコントローラAは、該起動時アナウンス(S1)に含まれるグループ情報とクラス情報から対象機器を確認し、定義ファイルデータベースa5(図6を参照)からデフォルトの制御対象定義ファイルを読み込む(S2)。
なお、デフォルトの制御対象定義ファイルは、全機種共通のプログラムモジュールであってもよいし、クラス共通のプログラムモジュールであってもよい。ここで重要なのは、最初に読み込まれるデフォルトのプログラムモジュールにより、コントローラAが、被制御機器B1〜Bnに対してスーパークラスに規定されている属性情報を問い合わせることができるようになることである。
デフォルトのプログラムモジュールが全機種共通であった場合は、グループ情報やクラス情報を検索する必要がなく、単に被制御機器B1〜Bnとの通信を確立し、スーパークラスに定義されている属性情報の問い合せを行えるだけでよい。ただし、当該方式を採用した場合、その後最低1回は、被制御機器用のプログラムモジュールを構築し直さなければならない。なぜなら、この時点では未だスーパークラスの機能しかインスタンス化(実体化)することができず、スーパークラスのインスタンス(実体)が被制御機器B1〜Bnから受け取ったクラス情報などに基づいて全機種共通のオブジェクトでよいと判断し、読み込んだデフォルトの制御対象定義ファイルを元にオブジェクトのインスタンスを生成して初めて、その機器を制御することが可能となるからである。
一方、デフォルトのプログラムモジュールがクラス共通のプログラムモジュールである場合には、その後、被制御機器B1〜Bnの個別情報(メーカ情報と製品情報)を問い合わせ、クラス共通のプログラムモジュールだけで十分と判断した場合、その後の被制御機器用プログラムモジュールの再構築が必要なくなる。
なお、図4のシーケンスは、上記2つのケースのうち、デフォルトのプログラムモジュールがクラス共通の場合のみを示している。
コントローラAは、デフォルトの制御対象定義ファイルを読み込んだ後、デフォルトオブジェクトOBJ0のインスタンスを生成する(S3)。このように、被制御機器B1〜Bnの属性情報管理に際しては、制御対象個別のプログラムを用意する必要はなく、一部の共通機能をデフォルトオブジェクトOBJ0(スーパークラス)として、一まとめに取り扱う方がプログラムのオーバーヘッドを縮小できる。なお、スーパークラスには、図2に示すように、実行部分(実行可能なプログラム)も含まれており、具体的には、被制御機器B1〜Bnのグループ情報、クラス情報、メーカ情報、製品情報、個体識別情報の管理プログラムと基本的な通信プログラムがそれに当たる。
デフォルトオブジェクトOBJ0は、そのインスタンスが生成された直後に、被制御機器B1〜Bnとのリンク処理を行う(S4)。なお、上記のリンク処理とは、具体的には起動時アナウンス(S1)の内容に含まれている被制御機器B1〜Bnのアドレス情報などをオブジェクト内に保持し、自身が担当する被制御機器を確定する処理のことである。
コントローラAは、デフォルトオブジェクトOBJ0を作成した後、当該デフォルトオブジェクトOBJ0に対して被制御機器B1〜Bnの個別情報を問い合わせる(S5)。具体的には、被制御機器B1〜Bnに保持されているメーカ情報と製品情報(図2、図3を参照)を問い合わせる。
個別情報の問い合せを受けたデフォルトオブジェクトOBJ0は、担当する被制御機器B1〜Bnに対して個別情報要求(S6)を行い、被制御機器B1〜Bnが返す個別情報応答(S7)から被制御機器B1〜Bnの個別情報を受け取る。
被制御機器B1〜Bnの個別情報を受け取ったデフォルトオブジェクトOBJ0は、個別情報通知(S8)として、前記個別情報をコントローラAに通知する。個別情報を受け取ったコントローラAは、当該個別情報の内容から読み込むべき制御対象定義ファイルを確定してその読込みを行い(S9)、改めて制御オブジェクトOBJ1〜OBJnを生成する(S10)。なお、デフォルトオブジェクトOBJ0は、この時点でその役割を終えるため、デストラクト(破棄)される(S11)。
図5は、制御オブジェクトの動的な取込みを概念的に示したブロック図である。本図に示すように、制御オブジェクトOBJ1〜OBJnは、制御オブジェクト管理アプリケーションAPP2が制御対象定義ファイルFILE1〜FILEnを読み込むことにより、コントローラA内部でインスタンス化され、主制御アプリケーションAPP1にリンクされる。なお、制御オブジェクトOBJ1〜OBJnをプログラムモジュールとして直接読み込み、主制御アプリケーションAPP1にリンクしても構わないが、一般的にはスケーラビリティの観点から、制御対象定義ファイルFILE1〜FILEnを読み込み、コントローラA内部でオブジェクトのインスタンスを生成するほうが好ましい。
再び、図4に戻って、コントローラAによる制御シーケンスの説明を続ける。コントローラAは、生成された制御オブジェクトOBJ1〜OBJnを自己の制御プログラムの一部として取り込むが、このとき、オブジェクトを一意に識別するコードを生成し、個体識別情報として、制御オブジェクトOBJ1〜OBJnに通知する(S12)。個体識別情報は、被制御機器B1〜Bnに設けられたメモリ部b4の揮発領域(図3を参照)に保持される情報であり、例えば、ECHONET仕様では、バージョン3.0以後、必須情報としてその搭載が規定されているものである。なお、ECHONET以外においても、ネットワークを通じて、何らかの識別子を書き込めることが好ましい。
制御オブジェクトOBJ1〜OBJnは、受け取った個体識別情報を書き込むよう、伝送経路Cを介して被制御機器B1〜Bnに指示を送る(S13)。指示を受けた被制御機器B1〜Bnは、自己の個体識別情報を更新する(S14)。これにより、コントローラAは、以後、起動時アナウンス(S1)と同様のメッセージが被制御機器B1〜Bnから送信されてきても、個体識別情報の問い合せを行うことにより、新規に制御オブジェクトの構築が必要か否かを判断することができるようになる。
ただし、メモリ部a4の揮発領域がクリアされる可能性がなければ格別、実際にはコントローラA(またはサーバ)も停止し得るという前提の下、メモリ部a4の揮発領域に構築されている制御オブジェクトを再利用する場合には、新たな個体識別情報を用いて当該制御オブジェクトをシリアライズし直さなければならない。従って、制御オブジェクトの再利用に際しては、当該制御オブジェクトを読み書き可能な形式に変換して、不揮発領域に置いておくことが必要となる。具体的には、上記制御オブジェクトをシリアライズした制御対象定義ファイルをコピーファイルの形で不揮発的に残しておく必要がある。なお、当該コピーファイルのフォーマットは、元の制御対象定義ファイルと同一(後述するXML[eXtensible Markup Language]形式)である。ただ、そこに具体的なデータが記載され、元の揮発領域とは別の場所(不揮発領域)に保管される。
すなわち、当該シーケンスで個体識別情報が既に存在する場合には、前述のステップS9にて上記コピーファイルを読み込み、先の制御オブジェクトを再構築することになる。このように、本発明に係るコントローラAでは、制御対象定義ファイルが初めて読み込まれたものであるか、その後に個別情報が書き込まれたコピーファイルであるかは区別されておらず、被制御機器から個体識別情報が返された場合、それに対応するコピーファイルが格納されていれば、それを読み込むことになり、格納されていなければ、新規に制御対象定義ファイルを読み込むことになる。
このようにして、コントローラA内部には、被制御機器B1〜Bn毎の制御プログラムモジュールが構築される。以後、コントローラAは、制御コマンドを受け付けた場合(S15)、当該制御コマンドに基づき、関連する各制御オブジェクトOBJ1〜OBJnに対してコマンドの実行を行う(S16)。各制御オブジェクトOBJ1〜OBJnは、各被制御機器B1〜Bnに対してコマンドの送信(S17)とコマンドの応答受取り(S18)を行い、被制御機器B1〜Bnを実際に制御することができるようになる。制御オブジェクトOBJ1〜OBJnは、このような実行結果をコントローラAに対してコマンド実行結果送信(S19)の形で通知し、当該通知を受け取ったコントローラAは、その旨を制御結果通知(S20)としてユーザに報知する。これにより、ユーザは、制御コマンドが首尾よく実施されたことを知ることになる。
以上のようなオブジェクトの構築方法を採用することにより、コントローラAは、プログラムモジュールさえ用意すれば、どのような被制御機器B1〜Bnもコントロールできるようになる。すなわち、本実施形態のコントローラAであれば、日々更新される新しい制御オブジェクトや制御対象定義ファイルを必要に応じて自己のプログラムの一部として利用することができる。従って、既に規格化された統一仕様で規定される共通のプロパティのみならず、被制御機器毎に規定される独自のプロパティについても、統一的に制御することが可能となる。
なお、本発明の実施に際して重要なことは、制御オブジェクトOBJ1〜OBJnの構築に先立ち、制御対象定義ファイルFILE1〜FILEn(またはプログラムモジュール)がコントローラA内部に置かれている必要はないという点である。すなわち、先述したデフォルトの制御対象定義ファイル(またはプログラムモジュール)については、コントローラA内に置かれている必要があるが、被制御機器B1〜Bn毎の制御対象定義ファイルFILE1〜FILEn(またはプログラムモジュール)については、すでに被制御機器B1〜Bnとの間の通信が確立しており、さらに被制御機器B1〜Bnのグループや種別が判明しているため、当該制御対象定義ファイルFILE1〜FILEnの所在が明らかでありさえすれば、別段コントローラA内部に置かれている必要がない。
さらに言えば、コントローラAが一般的なイーサネット(登録商標)プロトコルによるネットワーク接続手段を有しており、かつ、システム内にゲートウェイが存在してインターネットに接続可能な場合には、制御対象定義ファイルFILE1〜FILEnがシステム内部に置かれている必要すらなく、所定のサーバからインターネットを介して制御対象定義ファイルFILE1〜FILEn(またはプログラムモジュール)をダウンロードすればよい。
これにより、コントローラAは、制御対象定義ファイルFILE1〜FILEnを保持するためのメモリを節約することができる上に、日々更新される新しい制御対象定義ファイルを必要に応じて自己のプログラムの一部として利用することが可能になり、異なるメーカのネット家電製品であっても、サービスサイトのサーバ上に当該ネット家電製品用の制御対象定義ファイルを置いておくことにより、被制御機器の個別情報を問い合わせて、自動的に必要な制御対象定義ファイルをダウンロードし、アプリケーションに組み込むことが可能になる。
サービスサイトから制御対象定義ファイルをダウンロードする動作について、図6を参照しながら、より具体的に説明する。図6は、コントローラAとサービスサイトとの接続関係を示す概念図であり、コントローラAで2つの被制御機器B1、B2を制御する様子が示されている。なお、以下の説明において、被制御機器B1は、コントローラA内にその制御対象定義ファイルが搭載済みの機器であり、被制御機器B2は、コントローラA内にその制御対象定義ファイルが未搭載の機器であるとする。
本図に示すように、コントローラAは、搭載済みの制御対象定義ファイルが格納された定義ファイルデータベースa5と、制御対象定義ファイルの所在を示した定義ファイル位置情報が格納された位置情報データベースa6と、インターネットDへの接続手段であるゲートウェイa7と、を有して成り、インターネットDを介して、サービスサイトEにアクセス可能な構成とされている。一方、サービスサイトEは、コントローラAに未搭載の制御対象定義ファイルが格納された定義ファイルデータベースe1を有して成る。
まず、コントローラAが被制御機器B1からの個別情報を通信インターフェイスa3で受け取った場合について説明する。この場合、コントローラAの制御オブジェクト管理アプリケーションAPP2は、位置情報データベースa6を検索して、被制御機器B1用の制御オブジェクトOBJ1とその構築に必要となる制御対象定義ファイルFILE1を特定し、かつ、当該制御対象定義ファイルFILE1がすでに自己の定義ファイルデータベースa5に保持されていることを知る。そこで、制御オブジェクト管理アプリケーションAPP2は、定義ファイルデータベースa5から制御対象定義ファイルFILE1を読み出し、被制御機器B1用のプログラムモジュールとして、制御オブジェクトOBJ1を構築する。以後、コントローラAは、制御オブジェクトOBJ1に指令を出して被制御機器B1に対する制御を行うことが可能となる。なお、被制御機器B1の状態は、制御オブジェクトOBJ1の属性情報を参照することで知ることができる。
次に、コントローラAが被制御機器B2からの個別情報を通信インターフェイスa3で受け取った場合について説明する。この場合も、コントローラAの制御オブジェクト管理アプリケーションAPP2は、位置情報データベースa6を検索して、被制御機器B2用の制御オブジェクトOBJ2とその構築に必要となる制御対象定義ファイルFILE2を特定し、かつ、当該制御対象定義ファイルFILE2がインターネットD上のサービスサイトEに置かれていることを知る。そこで、制御オブジェクト管理アプリケーションAPP2は、ゲートウェイa7からインターネットDを経由して、サービスサイトEにアクセスし、両者間のネットワーク接続を確立する。そして、該ネットワーク接続の確立後、制御オブジェクト管理アプリケーションAPP2は、定義ファイルデータベースe1から制御対象定義ファイルFILE2を取得(ダウンロード)し、被制御機器B2用のプログラムモジュールとして、制御オブジェクトOBJ2を構築する。以後、コントローラAは、制御オブジェクトOBJ2に指令を出して被制御機器B2に対する制御を行うことが可能となる。なお、被制御機器B2の状態は、制御オブジェクトOBJ2の属性情報を参照することで知ることができる。
以上のように、本実施形態のコントローラAは、位置情報データベースa6に制御対象定義ファイル夫々の所在を登録しておくことにより、制御対象定義ファイルFILE1、FILE2がコントローラA内に保持されているか否かを特定する構成とされている。このような構成とすることにより、所望の制御対象定義ファイルがコントローラAの内外いずれに存在するかに依ることなく、共通の操作で被制御機器B1、B2を制御することが可能となる上、制御対象定義ファイルFILE1,FILE2の読込みを速やかに実施することができるので、制御対象定義ファイルの検索時間を短縮することが可能となる。
また、本実施形態のコントローラAは、インターネットDを介してサービスサイトEのサーバから定期的或いは必要に応じて上記の定義ファイル位置情報をダウンロードする構成とされている。このような構成とすることにより、常に新しい制御対象定義ファイルを提供することが可能になる。
図7は、制御対象定義ファイルの所在を示す位置情報のデータフォーマットの一例である。本図に示すように、本実施形態の位置情報は、グループコード、クラスコード、メーカコード、製品コード、及び、URL[Uniform Resource Locator]形式のファイルアドレスが関連付けられており、メーカコードと製品コードから、所望の制御対象定義ファイルの所在を検索することができる。
例えば、メーカコードが(0x0008)で、製品コードが(0x33CC)である被制御機器については、「http://server/download/brind_maker008.xml」というアドレスから特定されるファイルが所望の制御対象定義ファイルであることが分かる。従って、コントローラAは、上記URLをインターネットから直接読み込めば、所望の制御対象定義ファイルを取得することができる。
また、メーカコードが(0x0003)で、製品コードが付与されていない被制御機器については、「file://home/conf/aircon.xml」というアドレスから特定されるファイルが所望の制御定義ファイルであることが分かる。なお、製品コードが付されていない場合とは、既に商品化されているECHONET仕様の被制御機器であって、製造コードを問い合わせても、その応答がない場合などが想定される。このような場合には、その機器が特殊な機能を持っておらず、クラスの標準的な定義ファイルでも管理可能であるという前提の下、デフォルト定義ファイルが読み込まれることになる。
このような構成とすることにより、メーカ各社が被制御機器の生産と同時にその制御対象定義ファイルを用意しておけば、機器の製造日やメーカ等に関わりなく、本発明のコントローラAを用いて、被制御機器をコントロールすることが可能となる。
図8は、制御対象定義ファイルの一例を示したものである。本図に示すように、本実施形態の制御対象定義ファイルは、XML形式で記述されている。なお、左端の数字は、説明の便宜上付加した行番号であり、実際のXML文書に含まれるものではない。
1行目は、以下に続くデータがXML文書であることを示すXML宣言である。2〜3行目では、「echonet_node」という要素が定義され、さらにその属性として、「name」、「title」、「netID」、「nodeID」が夫々定義されている。
続く4行目〜10行目では、「eoj(エコーネットオブジェクト)」という要素が定義され、さらにその属性として、「group_code(グループコード)」、「class_code(クラスコード)」、「instance_code」、「maker_code(メーカコード)」、「product_code(製品コード)」、「name」、「title」が夫々定義されている。これらの属性情報のうち、グループコード、クラスコード、メーカコード、製品コードを示す部分については、被制御機器の個別情報(対象識別コード群)として、被制御機器の特定に用いられる。
以下、11行目〜20行目、21行目〜32行目、33行目〜41行目には、「スイッチ」、「運転モード」、「温度設定」といったEPCが定義されている。
上記のXMLは、オブジェクト指向言語ではなく、データ指向言語である。つまり、本発明に係るコントローラAの実装部分(アプリケーション部分)では、オブジェクト指向の概念が利用されており、そこで取り扱うデータに関しては、オブジェクト指向言語との相性がよいXMLが利用されていることになる。XMLがオブジェクト指向のプログラムと相性がよいのは、XMLが階層構造での表現を得意とし、それがオブジェクト指向の継承と巧くマッチングするからである。
図9は、本発明に係るネットワークシステムを用いたビジネスモデルの一例を示す図であり、コントローラAの製造メーカではないY社が、自社製のコントローラを新たに商品化することなく、被制御機器Bのみを商品化する際の概念的な流れを示したものである。
本図に示すように、コントローラAは、X社によって商品化されており、X社は、自社の管理の下、サービスサイトEを所有・運営しているものとする。なお、サービスサイトEのサーバは、図6にも示した通り、コントローラAに未搭載の制御対象定義ファイルFILE2が格納された定義ファイルデータベースe1を有して成り、広域ネットワークDを介して、コントローラAに対して制御対象定義ファイルFILE2を公開している。なお、制御対象定義ファイルFILE2には、先述の通り、それに記述された被制御機器Bに関して、機器の監視、機器の制御、複数の機器の連携動作などが定義されている。
X社製のコントローラAは、制御対象定義ファイルFILE2のダウンロード元として限定されるサーバのアドレス情報を静的に格納する手段を有して成る。より具体的に述べると、コントローラAは、サービスサイトEのサーバからのみ、制御対象定義ファイルFILE2をダウンロード可能なようにプログラムされている。このような構成とすることにより、信頼できるダウンロード元からのみ、第2の制御オブジェクト或いは第2の制御対象定義ファイルを読み込むことができるので、その安全性を高めることが可能となる。なお、サービスサイトEのサーバには、予め自社製品の定義ファイルが置かれている。
一方、Y社は、被制御機器Bとして有効な製品を商品化しようとしているが、当該被制御機器Bを制御または監視するコントローラAがなければ、商品として成り立たない状況にある。
ここで、X社は、サービスサイトEのサーバなどで、制御対象定義ファイルFILE2の読込みプロトコル等を広く公開している。このような情報公開により、Y社は、公開された制御対象定義ファイルFILE2の読込みプロトコル等を自社の被制御機器Bに実装し、X社製のコントローラAによって制御可能な被制御機器Bを製造することができるようになる。従って、Y社にとっては、被制御機器Bのみの市場参入が可能となる。一方、X社にとっては、Y社が作成した被制御機器Bの制御手段として、コントローラAの商品性を高めることが可能となる。
なお、制御対象定義ファイルFILE2の読込みプロトコル等を公開することにより、X社としては、上記メリットを得ることができる反面、自社の技術が競合他社に利用されるというリスクを負うことになる。しかしながら、本実施形態のネットワークシステムのように、制御対象定義ファイルFILE2のダウンロード元とされるサービスサイトEのサーバを限定する構成であれば、当該サーバをX社が所有・運営することで、その権利を守ることが可能となる。
例えば、Y社製の被制御機器Bは、国内のネット家電標準仕様(本実施形態では、ECHONET仕様)に準拠しているものの、その機能自体に独自性が強く、別途制御対象定義ファイルFILE2をコントローラAに読み込ませる必要がある場合について考える。
このような場合、本実施形態のネットワークシステムでは、被制御機器Bの制御に必要となる制御対象定義ファイルFILE2をサービスサイトEのサーバに置かねばならないため、当該サーバをX社が所有・運営しておけば、X社は、被制御機器Bのみを製造するY社に対して、自社との商業的契約(すなわち、サーバの使用許可契約)を締結しなければ、その商品化(前記サーバに対する制御対象定義ファイルFILE2のアップロード)を認めない、といった制限を設けることができる。このような制限を設けることにより、X社としては、自社の権利を保護し、或いは、契約料等として利益の還元を得ることが可能となる。一方、Y社としても、一から自社製のコントローラを開発して商品化するよりも、リスクが小さく、かつ、短期間にネット家電機器の商品化を行うことが可能となる。
このように、被制御機器Bの制御対象定義ファイルFILE2を公開サーバ上に置き、当該サーバの利用権を商業的に利用することにより、自社のみならず、同プロトコルを製品化する他社にとっても有利となるビジネスモデルを提供することが可能となる。
なお、インターネット等にコンテンツデータを公開し、その利用を提供する従来のサービス(例えば、特許文献2を参照)では、実際にそのコンテンツデータを利用したユーザに対して課金が行われるのに対して、本発明に係るネットワークシステムのプロトコル公開サービスは、末端ユーザからは見えず、課金等も被制御機器Bを製造するメーカに割り当てられる。そのため、ネット家電機器のコストには影響を与えるが、ネットワークシステムの運用時にユーザが不快に思う従量制課金などを行なわなくとも運営できるシステムとなっている。
また、従来のWEBページを利用した家庭用機器の遠隔操作サービス(例えば、特許文献3を参照)は、制御プログラムをWEBページからダウンロードして利用するものであり、従来のプログラム配信方法と何ら変わるところがないのに対して、本発明に係るネットワークシステムでは、基本的にプログラムのダウンロードは必要とせず、コントローラAに組み込まれたプログラムがインターネット上の所定サーバから自動的に定義ファイルをダウンロードするものであるという点で、明らかにその構成を異にするものである。
また、一般のポータルWEBページやレンタルサーバは、いわゆるWEBページの運営場所を提供するサービスであるのに対し、本発明に係るネットワークシステムのそれは、コンテンツデータの保持場所を提供するサービスであるという点で、明らかにその構成を異にするものである。
なお、上記の実施形態では、ECHONET仕様に準拠したホームネットワークの統括制御手段として、本発明に係るネット家電機器コントローラを用いた場合を例示して説明を行ったが、本発明の適用対象はこれに限定されるものではなく、その他の仕様に準拠したネット家電機器コントローラにも広く適用することが可能である。
また、本発明の構成は、上記実施形態のほか、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えることが可能である。
本発明は、ネット家電機器コントローラの汎用性向上に関して有用な技術である。
は、ECHONET仕様におけるグループ情報(グループコード)及びクラス情報(クラスコード)の一定義例を示す図である。 は、スーパークラスを示す概念図である。 は、本発明に係るネット家電機器コントローラを備えたホームネットワークの一実施形態を示すシステムブロック図である。 は、コントローラAによる被制御機器Bの制御シーケンス(制御オブジェクトの構築シーケンス)を説明するための図である。 は、制御オブジェクトの動的な取込みを概念的に示したブロック図である。 は、コントローラAとサービスサイトとの接続関係を示す概念図である。 は、制御対象定義ファイルの所在を示す位置情報のフォーマット例である。 は、制御対象定義ファイルの一例を示したものである。 は、本発明に係るネットワークシステムを用いたビジネスモデルの一例を示す図である。
符号の説明
A ネット家電機器コントローラ
a1 コントローラ制御部
a2 通信制御部
a3 通信インターフェイス
a4 メモリ部
a5 定義ファイルデータベース
a6 位置情報データベース
a7 ゲートウェイ
B(B1〜Bn) 被制御機器
b1 機器制御部
b2 通信制御部
b3 通信インターフェイス
b4 機器情報記憶部
C 伝送経路
D インターネット
E サービスサイト
e1 定義ファイルデータベース
APP1 主制御アプリケーション
APP2 オブジェクト管理アプリケーション
OBJ0 デフォルトオブジェクト
OBJ1〜OBJn 制御オブジェクト
FILE1〜FILEn 制御対象定義ファイル

Claims (8)

  1. ホームネットワークを構築するネット家電機器の統括制御を行うネット家電機器コントローラであって、前記ネット家電機器が通知するグループ情報及びクラス情報から当該ネット家電機器の属するグループ及びクラスを識別する手段と;識別されたグループ及びクラスでの汎用的制御に必要な第1の制御オブジェクトを読み込んで動的に取り込む手段、或いは、前記グループ及びクラスに応じた第1の制御対象定義ファイルを読み込み、当該第1の制御対象定義ファイルから前記第1の制御オブジェクトを生成して動的に取り込む手段と;前記第1の制御オブジェクトを用いて前記ネット家電機器にその個別情報を問い合わせる手段と;前記ネット家電機器が通知する個別情報から当該ネット家電機器の個別的制御に必要な第2の制御オブジェクトを読み込んで動的に取り込む手段、或いは、前記個別情報に応じた第2の制御対象定義ファイルを読み込み、当該第2の制御対象定義ファイルから前記第2の制御オブジェクトを生成して動的に取り込む手段と;前記第2の制御オブジェクトを用いて前記ネット家電機器の個別的制御を行う手段と、を有して成ることを特徴とするネット家電機器コントローラ。
  2. 広域ネットワークへの接続手段を有して成り、前記広域ネットワークを介して所定のサーバから、第2の制御オブジェクト或いは第2の制御対象定義ファイルをダウンロードすることを特徴とする請求項1に記載のネット家電機器コントローラ。
  3. 前記ネット家電機器の個別情報と、第2の制御オブジェクト或いは第2の制御対象定義ファイルの所在情報と、が関連付けられた位置情報を格納する手段を有して成ることを特徴とする請求項2に記載のネット家電機器コントローラ。
  4. 前記広域ネットワークを介して所定のサーバから定期的或いは必要に応じて前記位置情報をダウンロードすることを特徴とする請求項3に記載のネット家電機器コントローラ。
  5. 第2の制御オブジェクト或いは第2の制御対象定義ファイルがコントローラ内に保持されているか否かを特定する手段を有して成ることを特徴とする請求項2〜請求項4のいずれかに記載のネット家電機器コントローラ。
  6. 第2の制御オブジェクトを一意に識別する個体識別情報を制御対象のネット家電機器に通知する手段と、前記ネット家電機器が通知する個体識別情報に基づいて第2の制御オブジェクト或いは第2の制御対象定義ファイルの読込みを制限する手段と、を有して成ることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載のネット家電機器コントローラ。
  7. 第2の制御オブジェクト或いは第2の制御対象定義ファイルのダウンロード元として限定されるサーバのアドレス情報を静的に格納する手段を有して成ることを特徴とする請求項2〜請求項5のいずれかに記載のネット家電機器コントローラ。
  8. 請求項7に記載のネット家電機器コントローラと;当該ネット家電機器コントローラに統括制御されるネット家電機器と;前記広域ネットワークに接続され、前記ネット家電機器コントローラで静的に格納されたアドレス情報に基づいて、第2の制御オブジェクト或いは第2の制御対象定義ファイルのダウンロード元として限定されるサーバと;を有して成るネットワークシステム。
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