JP2006169726A - グリストラップの浄化方法 - Google Patents

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徹之 廣瀬
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Abstract

【課題】 定期的な油脂分の回収や洗浄作業の必要が無く、かつ環境負荷を増大させることもないグリストラップの浄化方法を提案する。
【解決手段】 既設のグリストラップ内に超音波発生装置と、オゾン発生装置と連通された散気管を設置することで、気泡に含まれるオゾンガスが持つ酸化力により油脂分等の有機物を酸化分解するとともに、超音波発生装置により生じる振動波が接触効率を高め、分解効率を高めるとともに、各分離室の底に沈降しがちな未分解物を、散気管から上昇するガスによる汚水の対流と、超音波発生装置から生じた振動波とにより、効果的に再分散させることができ、未分解物の沈降を防止することができる。フィルターの詰まりも防止できる
【選択図】 図1

Description

本発明は業務用厨房等から排出される排水中に含まれる油脂等の有機物を分離するために設置されている既設のグリストラップの浄化方法に関するものである。
飲食店やレストラン等の厨房から排出される排水には、残飯や油脂分が多量に含まれている。そこで従来から、大きな残飯などの濾過後にも排水中に残存する油脂分は、堰のような装置を潜らせることでその比重差を利用した分離が行われている。この装置は一般的にグリストラップと呼ばれ、業務用に広く利用されている。
特開2003−320383号公報
従来のグリストラップは、単に油脂分を堰き止め分離するだけなので、一定期間毎に油脂分を回収し廃棄する作業が必要である。また油脂分が冷却されグリストラップ内に析出している場合には、析出した油脂分の回収と共に別途グリストラップ内部の洗浄が必要になる。また油脂分の析出を防止するため、洗剤等を混ぜるなどの対策も考えられるが、この場合には結果として油脂分が回収されず排水として放出されてしまうため、環境負荷が増大してしまうという問題点がある。
この発明は、上記のような従来技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的とするところは、定期的な油脂分の回収や洗浄作業の必要が無く、かつ環境負荷を増大させることもないグリストラップの浄化方法を提案するものである。
上記の目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、グリストラップ内に超音波発生装置と、オゾン発生装置と連通された散気管を設置したことを特徴とするグリストラップの浄化方法である。
請求項2に記載の発明は、グリストラップ内の底部に超音波発生装置と、オゾン発生装置と連通された散気管とを近接して設置したことを特徴とするグリストラップ浄化方法である。
一般的にグリストラップは、厨房から導かれる汚水管と、公共下水へと排水するための排水管の間に設置されている。
まず、厨房から導かれる汚水管を通じグリストラップ内へ流入する汚水は、生ゴミ等の大きな異物等が濾過等の方法により分離除去される。また、ここまでの間に冷却されて析出した一部の高融点油脂分も同時に分離除去される。
一般的に既設のグリストラップは、堰により複数の区画に分割されており、多段的に油脂分を堰き止めることで回収効率の向上が図られている。このような多段的な堰の配置は、本発明の効果を高めるためにも有利である。
本発明では、堰によって区画された各分離室に、それぞれオゾン発生装置と連通された散気管が設置されている。
一般的にオゾン発生装置は、空気中で電気放電等をさせることにより酸素からオゾンを発生させ、内蔵する送風機により配管を通じてオゾンを放出するものであり、本発明においてはオゾン発生装置であれば、そのオゾン発生方式を問わず利用することができる。
本発明では、堰によって区画された各分離室に設置されたオゾン発生装置と連通された散気管から各分離室に、オゾンガスを含む空気が気泡となって吹き込まれる。
気泡に含まれるオゾンガスは、それ自身が持つ酸化力により油脂分等の有機物を酸化分解することができ、最終的には二酸化炭素まで分解することで何らの固体残差を残すことなく完全分解が行われる。
より詳しくは、油脂分等の有機物は酸化されることによって、水に対する溶解度が高まり、より酸化されやすい乳化状態を経て、最終的には二酸化炭素へと分解される。これらの反応は、界面反応であり、油/水/ガスの各界面での溶解や接触効率が、それらの分解効率に大きく影響する。そこで本発明においては、超音波発生装置を併用することで、以下のように接触効率を高め、最終的な分解効率を飛躍的に向上させている。
酸化剤であるオゾンに着目すると、これらは散気管から気体状で汚水中に供給される。そこで散気管のノズルを小さくしてガスの気泡を小さくすることで、接触効率を高めることができる。しかしながら、散気管のノズルを小さくした場合には、オゾン発生装置に内蔵される送風機の排出圧力を高める必要があり、さらに散気管のノズルが汚水中の異物により詰まりやすくなるなどの問題が生じる。
一方、被酸化物である油脂分に着目すると、これらも水に対する溶解度が少ないため、接触効率を高めるためには、油脂の粒子を細かくして接触効率を高めることが有効である。
本発明では超音波発生装置を併用することで、これらの問題点の全てを解決することができる。つまり超音波発生装置から生じた振動波は、油脂分の粒子を細かくする効果、オゾンガスの気泡を小さくする効果、散気管のノズルの詰まりを防止する効果の全てをを兼ね備えたいるため、接触効率が飛躍的に向上させることができる。
一方、請求項2に記載の本発明においては、グリストラップ内の底部に超音波発生装置と、オゾン発生装置と連通された散気管とを近接して設置しているので、各分離室の底に沈降しがちな未分解物を、散気管から上昇するガスによる汚水の対流と、超音波発生装置から生じた振動波とにより、効果的に再分散させることができ、未分解物の沈降を防止することができる。
本発明のグリストラップでは、従来のグリストラップにおいては不可欠であった定期的な油脂分の回収や洗浄作業が不要となるだけでなく、環境負荷を増大させることも無くグリストラップを浄化できる。
以下にこの発明を具体化した一実施形態に基づいて詳細に説明する。
図1には、本発明を実施したグリストラップが図示されている。
一般的にグリストラップ9は、厨房から導かれる汚水管4と、公共下水へと排水するための排水管6の間に設置されている。
まず、厨房から導かれる汚水管4を通じグリストラップ内へ流入する汚水は、生ゴミ等の大きな異物等が生ゴミ濾過器5により分離除去される。また、ここまでの間に冷却されて析出した一部の高融点油脂分も同時に分離除去される。
グリストラップは、堰3により複数の区画に分割されており、多段的に油脂分を堰き止めることで回収効率の向上が図られている。
本実施例では、堰3によって3つに区画された各分離室に、それぞれオゾン発生装置と連通された散気管2が設置されている。
オゾン発生装置1は、空気中で電気放電させることにより酸素からオゾンを発生させ、図示しない内蔵する送風機により配管を通じてオゾンを放出する。
本実施例では、堰によって3つに区画された各分離室(分離室A,分離室B,分離室C)に設置されたオゾン発生装置と連通された散気管2から各分離室に、オゾンガスを含む空気が気泡となって吹き込まれる。
気泡に含まれるオゾンガスは、それ自身が持つ酸化力により油脂分等の有機物を酸化分解することができる。
本実施例においては、グリストラップ内の底部に超音波発生装置8と、オゾン発生装置と連通された散気管とを近接して設置しているので、超音波発生装置により生じる振動波が接触効率を高め、分解効率を高めるとともに、各分離室の底に沈降しがちな未分解物を、散気管から上昇するガスによる汚水の対流と、超音波発生装置から生じた振動波とにより、効果的に再分散させることができ、未分解物の沈降を防止することができる。
既設のグリストラップでは、排水管の入口等にフィルターが設置されている場合がある。これは、未分解有機物の排水への流出防止を目的としている。本発明においては有機物の分解率が高いため、未分解の有機物はほとんど生じないが、酸化分解不可能な無機物等が生ゴミ濾過器をすり抜け、フィルターを詰まらせることも考えられる。しかしながら、本発明においては、超音波発生装置から生じた振動波によりフィルターに詰まった異物を除去することができ、より安定的な浄化処理を行うことができる。
なお、本考案においては、超音波発生装置、オゾン発生装置および散気管等を次のように変更して構成することもできる。
・オゾン発生装置をグリストラップ内に設置すること
・超音波発生装置をグリストラップ外に設置し、液送ポンプにより汚水を循環させることにより同様な効果を得ること
・堰で隔てられた分離室の全てに散気管と超音波発生装置を設けて、分解率を向上させること
・堰で隔てられた分離室の少なくとも一つに散気管または超音波発生装置を設けずにコンパクトな設備とすること
・堰で隔てられた分離室の少なくとも一つにおいて、水蒸気を吹き込むなどの手段により汚水を加熱することで分解率を向上させること
・堰で隔てられた分離室の少なくとも一つにおいて、界面活性剤等の接触効率を改善させうる薬剤を投入することで分解率を向上させること
・発生したオゾンガスを堰で隔てられた分離室の少なくとも一つへ再度送気することにより、分解率を向上させること
・堰で隔てられた分離室の少なくとも一つに撹拌装置を設置することで分解率を向上させること
定期的な油脂分の回収や洗浄作業の必要が無く、かつ環境負荷を増大させることもなくグリストラップを浄化することができる。
本考案の一実施形態を表す図
符号の説明
1 オゾン発生装置

2 散気管

3 堰

4 汚水管

5 生ゴミ濾過器

6 排水管

7 フィルター

8 超音波発生装置

9 グリストラップ

Claims (2)

  1. グリストラップ内に超音波発生装置と、オゾン発生装置と連通された散気管を設置したことを特徴とするグリストラップの浄化方法
  2. グリストラップ内の底部に超音波発生装置と、オゾン発生装置と連通された散気管とを近接して設置したことを特徴とするグリストラップ浄化方法
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