JP2006168134A - 印刷方法、印刷デバイス及び印刷システム - Google Patents
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Abstract
【課題】 印刷処理を中断することなく、印刷デバイスが印刷可能状態に復帰したあと、自動的に印刷を実行することができ、ユーザにとっての煩雑な印刷処理のための操作を行なう必要がなくなり、効率のよい印刷処理を実行することが可能な印刷手段、印刷デバイス及び印刷システムを提供する。
【解決手段】 印刷データを受信したプリンタは、自身の状態を判断し、印刷不可能である場合にはネットワーク上のストレージサーバを検索し、印刷データを一時的に当該ストレージサーバに格納しておく。印刷可能状態になると、前記ストレージサーバから印刷データを取得し印刷処理を行う。
【選択図】 図19
【解決手段】 印刷データを受信したプリンタは、自身の状態を判断し、印刷不可能である場合にはネットワーク上のストレージサーバを検索し、印刷データを一時的に当該ストレージサーバに格納しておく。印刷可能状態になると、前記ストレージサーバから印刷データを取得し印刷処理を行う。
【選択図】 図19
Description
本発明は、印刷方法、印刷デバイス及び印刷システム、特に端末装置とネットワークに接続され、自身の機能を用いたサービスを端末装置に対して提供することが可能なサービス提供装置、印刷装置、データ保存装置による印刷方法、印刷デバイス及び印刷システムに関する。
近年、インターネットなど大規模なネットワークの普及に伴い、ネットワーク技術が飛躍的に向上している中で、XML、SOAPなどのWWW関連の技術を用いて、ネットワークで接続された機器間の連携によって、さまざまなネットワーク上のサービスを利用できるようにしたWebサービスと呼ばれる技術が注目を集めている。
その中でも、ネットワーク上に接続された端末から、ネットワーク上からの印刷要求を受け付け、印刷を実行することが可能な複数の印刷デバイスを検索し、所望の機能を有した印刷デバイスから印刷を行う印刷サービスと呼ばれるサービスや、ネットワーク上の端末装置などからサーバ装置のハードディスクなど大容量の記憶媒体を利用して、各種データの保存や読み出しを行うことが可能な複数のサーバ装置を検索し、所望の機能を有したサーバ装置に対して各種データの保存や読み出しをおこなうストレージサービスと呼ばれるサービス等が利用されつつある(例えば、特許文献1参照)。
このようなサービスを提供する機器は、サービスを開始していることを通知するとともに、機器情報やサービス内容をネットワーク上に公開する。ネットワークに接続されている端末装置はそれらの公開されている情報を取得、あるいは検索することによって、ネットワーク上のサービスにアクセスすることが可能となり、印刷サービスやストレージサービス等を利用することができる。
特開2004−164236号公報
しかしながら、上記の印刷サービスを提供する印刷デバイスによって印刷を行おうとした場合に、印刷デバイスが紙詰まりを起こしていたり、印刷デバイスが多数の印刷ジョブを受け付け、印刷処理を実行していることによって、印刷デバイス自身のハードディスク装置の記憶可能領域が少なくなり、印刷データのスプールができないなど、印刷を実行できない場合には、印刷デバイスはクライアントからの印刷要求に対して印刷不可であるエラーを返すことしができない。
したがって、ユーザが端末装置から検索した所望の印刷デバイスによって印刷を実行したい場合には、その印刷デバイスが印刷可能の状態に復帰したことを何らかの方法で確認する必要があり、ユーザ自身によって印刷可能の状態に復帰したことを確認した後、再び印刷要求を送信するという非効率的な方法でしか印刷を行えなかった。
また、所望の印刷処理を実行可能である印刷デバイスがハードディスク装置を持たないような場合には、その印刷デバイスによって印刷を実行するときに、印刷デバイスが印刷データのスプールができないために、他の印刷ジョブが終了するまで、印刷を実行できないという問題があった。
本発明は、このような問題点に鑑みて為されたものであり、その目的とする処は、印刷処理を中断することなく、印刷デバイスが印刷可能状態に復帰したあと、自動的に印刷を実行することができ、ユーザにとっての煩雑な印刷処理のための操作を行なう必要がなくなり、効率のよい印刷処理を実行することが可能な印刷方法、印刷デバイス及び印刷システムを提供することにある。
本発明は上記課題を解決するために、以下のような印刷方法を有する。
端末装置からの印刷要求を受け付け、送信される印刷データの印刷を行う印刷サービスを提供する印刷デバイスの印刷方法において、ネットワークに接続された端末装置からの印刷要求を受信するステップと、印刷要求を受付けた際に、印刷デバイスの状態と印刷要求に含まれる印刷属性情報を元に、印刷デバイス自身が要求された印刷が可能であるかを判断するステップと、印刷が不可能である場合には、端末装置から送信される印刷データを保存可能なネットワーク上のストレージサービスを検索するステップと、検索したストレージサービスに対してデータ保存要求を送信し、ストレージサービスから返信されるデータ保存先の所在情報を含んだ応答を受信した後、印刷要求を送信した端末装置に印刷要求の応答として、そのストレージサービスから送信されるデータ保存先の所在情報を返信することによって、端末装置が印刷データをストレージサービスへ送信し、その印刷データをストレージサービスに保存させるステップと、上記の印刷データの保存が完了した際に、ストレージサービスから送信されるデータ保存完了イベント通知を受信するステップと、ストレージサービスへのデータ保存が完了した後、印刷デバイス自身の状態を監視し、印刷デバイスが印刷可能であると判断した場合には、ストレージサービスから印刷データの読み出しをするためのデータ読み出し要求を送信し、ストレージサービスから返信されるデータ保存先の所在情報を含んだ応答に基づき、ストレージサービスから印刷データを受信するステップと、ストレージサービスから受信した印刷データを、端末装置の印刷要求に含まれる印刷属性に基づき印刷するステップと、印刷が完了した後、ストレージサービスに保存されている印刷データを削除するステップと、全ての印刷処理が終了したことを告げる、印刷終了イベント通知を端末装置に送信することで印刷処理を終了するステップを含んだ印刷方法によってネットワークを介した印刷処理を行なうことを特徴とする。
本発明によれば、印刷処理を中断することなく、印刷デバイスが印刷可能状態に復帰したあと、自動的に印刷を実行することができ、ユーザにとっての煩雑な印刷処理のための操作を行なう必要がなくなり、効率のよい印刷処理を実行することが可能な印刷方法、印刷デバイス及び印刷システムを提供することができる。
以下本発明の実施例について、図面を参照しながら説明する。
図1は本発明のサービス検索を行う一実施形態の構成を示す図である。
本実施形態は、印刷サービスによる印刷を実行するユーザ端末装置101と、印刷サービス提供機器である印刷デバイス102と、ストレージサービス提供機器であるサーバ装置103とから構成される。これらの端末装置101、印刷デバイス102、サーバ装置103は、ネットワーク100を介して接続され、相互にデータの通信を行うことができるようになっており、全てネットワーク対応デバイスである。なお、ここではユーザ端末装置101、印刷デバイス102、サーバ装置103をそれぞれ1つのみ示しているが、これらは複数であっても良い。
図2は、一般的なユーザ端末装置及び、サーバ装置のハードウェア構成を示すブロック図である。図2において、200はコンピュータPCあるいはWSであり、図1におけるユーザ端末装置101、サーバ装置103と同等である。PC200は、CPU201を備え、ROM202またはハードディスク(HD)211に記憶された、あるいはフロッピー(登録商標)ディスクドライブ(FD)212に格納されるプログラムを実行し、システムバス204に接続される各デバイスを総括的に制御し、本実施形態の各手段が構成される。
203はRAMで、CPU201の主メモリ、ワークエリア等として機能する。205はキーボードコントローラ(KBC)で、キーボード(KB)209や不図示のマウス等のポインティングデバイスからの指示入力を制御する。
206はCRTコントローラ(CRTC)で、CRTディスプレイ(CRT)210の表示を制御する。207はディスクコントローラ(DKC)で、ブートプログラム(起動プログラム:パソコンのハードやソフトの実行(動作)を開始するプログラム)、複数のアプリケーション、編集ファイル、ユーザファイルそしてネットワーク管理プログラム等を記憶するハードディスク(HD)211、及びフロッピー(登録商標)ディスク(FD)212とのアクセスを制御する。ストレージサービスを提供するサーバ装置のハードディスク(HD)211には、サービス利用者であるネットワーク上の端末装置が利用可能な記憶領域が設定されており、サービス利用者によって送信されるさまざまな形式のデータを保存することができる。
208はネットワークI/F制御部で、LAN213を介して、印刷デバイスなど、他のネットワーク機器と双方向のデータのやり取りを行う。なお、本実施形態においては、LAN213は図1におけるネットワーク100と同じものである。
第3図は、本発明の実施形態における印刷デバイスのハードウェア構成を示すブロック図である。図3において、300は印刷デバイスであり、図1における印刷デバイス102と同等である。印刷デバイス300は、CPU(中央処理装置)301を備えている。このCPU301は、ROM(リードオンリーメモリ)302またはハードディスク310に格納されているプログラムを実行して、システムバス304に接続される各デバイスを総括的に制御し、本実施形態の各手段が構成される。303はRAM(ランダムアクセスメモリ)で、CPU301の主メモリ、ワークエリアとして機能する。
305は、プリンタI/F制御部であり、プリンタ306を制御する装置である。上記MFP300のCPU301、ROM302またはハードディスク310に記憶されたプログラムにより、本実施形態の各手段が構成される。307は不揮発性のメモリNVRAMであり印刷デバイスの各種設定値を保存するためのものである。パネル制御部308は、オペレーションパネル309を制御し、各種情報の表示、使用者からの指示入力を行なう。ネットワークI/F制御部311は、LAN312とのデータの送受信を制御する。なお、本実施形態においては、LAN310は図1におけるネットワーク100と同じものである。
第4図は、本発明の実施形態におけるユーザ端末装置200のソフトウェア構成を示すブロック図である。印刷アプリケーション401は、ユーザの指示操作によって印刷を実行するアプリケーションであり、印刷処理制御部へ印刷データを渡す。印刷処理制御部402は、受信したデータを印刷可能なデータに変換するとともに、印刷部数、両面印刷等の印刷に関する様々な制御を行なう。サービス検索処理部403は本実施形態におけるサービスの検索を実行するための処理を行なうモジュールであり、検索に関する処理を行なう。ネットワークドライバ408は、図2におけるネットワークI/F制御部208を制御し、ネットワーク409とのデータ送受信の制御を行う。
TCP/IP制御部407は、TCP/IPプロトコルによるデータの送受信及び制御を行なう。HTTPクライアントは、HTTPプロトコルのクライアント機能を有しており、上位アプリケーションの指示によりHTTPリクエストパケットを印刷デバイス、サーバ装置に送信するとともに、印刷デバイス、サーバ装置から送信された、HTTPレスポンスパケットを解析して、データをSOAP制御部404、サービス検索処理部403や印刷処理制御部402等の上位アプリケーションにわたす処理を行なう。
SOAP制御部404はSOAP(Simple Object Access Protocol)と呼ばれるプロトコルを制御するモジュールであり、印刷デバイス、サーバ装置から受信したXML(eXtensible Markup LANguage)形式のデータをXMLパーサ405を使用して解析し、印刷処理制御部402の適切なモジュールを呼び出したり、サービス検索処理部403へ印刷デバイス、サーバ装置から送信されるサービス検索応答などのデータを渡すと同時に、印刷デバイス、サーバ装置に送信すべきデータをXMLデータに変換し、HTTPクライアント制御部506を介して印刷デバイス、サーバ装置に送信する制御を行なう。XMLパーサ505はXML形式データを入力とし解析結果を出力するモジュールである。
第5図は、本発明の実施形態におけるサーバ装置200のソフトウェア構成を示すブロック図である。ストレージデータ処理部501は、サーバ装置の提供するストレージサービスを実行するためのモジュールであり、ネットワーク上の他の機器からの各種データの保存やデータ読み出し等の必要な処理を行なう。サービス検索処理部502は本実施形態におけるサービスの検索を実行するための処理を行なうモジュールであり、検索に関する処理を行なう。
ネットワークドライバ407は、図2におけるネットワークI/F制御部208を制御し、ネットワーク508とのデータ送受信の制御を行う。TCP/IP制御部506は、TCP/IPプロトコルによるデータの送受信及び制御を行なう。HTTPサーバ505は、HTTPプロトコルのサーバ機能を有しており、 印刷デバイスあるいは端末装置から受信したHTTPリクエストパケットを解析して、データをSOAP制御部503、サービス検索処理部502やストレージデータ処理部501等の上位アプリケーションにわたすと共に、上位アプリケーションの指示によりHTTPレスポンスパケットを印刷デバイス、端末装置に返信する制御を行なう。
SOAP制御503はSOAP(Simple Object Access Protocol)と呼ばれるプロトコルを制御するモジュールであり、印刷デバイス、端末装置から受信したXML(eXtensible Markup LANguage)形式のデータを、XMLパーサ504を使用して解析し、ストレージデータ処理部501の適切なモジュールを呼び出したり、サービス検索処理部502へ印刷デバイス、端末装置から送信されるサービス検索要求などのデータを渡すと同時に、印刷デバイスに送信すべきデータをXMLデータに変換し、HTTPサーバ制御部505を介して印刷デバイス、端末装置に返信する制御を行なう。XMLパーサ504はXML形式データを入力とし解析結果を出力するモジュールである。
第6図は、本発明の実施形態における印刷デバイス300のソフトウェア構成を示すブロック図である。プリンタ制御部601は、図3におけるプリンタI/F制御部305を制御して、図3におけるプリンタ306へのデータ送信、排紙制御などを行う。印刷処理制御部602は、受信したデータを印刷可能なデータに変換するとともに、印刷部数、両面印刷等の印刷に関する様々な制御を行なう。
サービス検索処理部603は本実施形態におけるサービスの検索を実行するための処理を行なうモジュールであり、検索に関する処理を行なう。ネットワークドライバ608は、図3におけるネットワークI/F制御部311を制御し、ネットワーク609とのデータ送受信の制御を行う。TCP/IP制御部607は、TCP/IPプロトコルによるデータの送受信及び制御を行なう。HTTPサーバ・クライアントは、HTTPプロトコルのサーバ機能及びクライアント機能を有しており、サーバ機能として端末装置から受信したHTTPリクエストパケットを解析して、データをSOAP制御部604、サービス検索処理部503や印刷処理制御部602等の上位アプリケーションにわたすと共に、上位アプリケーションの指示によりHTTPレスポンスパケットを端末装置に返信する制御を行なう。
さらにクライアント機能として上位アプリケーションの指示によりHTTPリクエストパケットをネットワーク上のサーバ装置に送信するとともに、サーバ装置から返信された、HTTPレスポンスパケットを解析して、データをSOAP制御部604、サービス検索処理部603や印刷処理制御部602等の上位アプリケーションにわたす処理を行なう。SOAP制御部604はSOAP(Simple Object Access Protocol)と呼ばれるプロトコルを制御するモジュールであり、端末装置、サーバ装置から受信したXML(eXtensible Markup LANguage)形式のデータをXMLパーサ605を使用して解析し、印刷処理制御部602の適切なモジュールを呼び出したり、サービス検索処理部603へ端末装置から送信されるサービス検索要求などのデータを渡すと同時に、端末装置に返すべきデータをXMLデータに変換し、HTTPサーバ・クライアント制御部606を介して端末装置に返信する制御を行なう。
同様にして、サービス検索要求の処理を行なう際には、サービス検索処理部603へサーバ装置から送信されるサービス検索応答などのデータを渡すと同時に、サーバ装置に送信すべきデータをXMLデータに変換し、HTTPサーバ・クライアント制御部606を介してサーバ装置に送信する制御を行なう。XMLパーサ605はXML形式データを入力とし解析結果を出力するモジュールである。
以下に本実施形態における、端末装置から印刷デバイスによって印刷を行う場合の印刷デバイスの動作について述べる。
ここでは最初に、従来の印刷処理について述べた後、本実施形態におけるストレージサービスを利用した印刷デバイスの印刷実行処理方法について述べる。
図7は、本実施形態におけるHTTP上のSOAPを用いて端末装置から印刷デバイスに送信されるCreateJobと称されるパケットデータの一例である。このデータはXML形式で記述されている。CreateJobパケットは、印刷デバイスに対し、ジョブ(印刷)の開始を指示するコマンドであり、要求元のユーザ名(<requesting−user−name>タグ)やジョブの処理に関する指示(<job−instruction>タグ)等の情報が記述されている。<job−instruction>タグには印刷部数を設定する<copies>タグ、両面印刷を設定する<sides>タグ、印刷の仕上げを設定する<finishing>タグなどが含まれ、印刷デバイスはこれらのタグに設定された値に基づき、ジョブの処理を行う。また、<datasize>タグには、印刷データのデータサイズ(<value>タグ)と、データサイズの単位(<unit>タグ)が記述されている。
さらに、<job−instruction>タグにはオプションとして<notification−instruction>タグを含めることも可能である。この<notification−instruction>タグにはジョブに関する通知情報が記述される。図6の例においては通知情報として、通知先を設定する<notification−recipient>タグおよび通知条件を設定する<event>タグが記述されている。印刷デバイスはこれらのタグに設定された値に基づいてイベント送信処理を行う。
図8は、図7のCreateJobパケットに対する応答パケットデータの一例である。本データも図7と同様にXML形式で記述され、本実施形態においてはHTTP上のSOAPを用いて送受信される。CreateJob応答パケットには、CreateJobコマンド対する結果コード(<result−code>タグ)や生成されたジョブの識別子(<job−id>タグ)、印刷用ポートのURI(<data−sink−uri>タグ)等の情報が含まれている。
図9は、端末装置が印刷を行う場合における従来例の印刷デバイスの動作を示すフローチャートである。
以下、図9を用いて、従来例の印刷デバイスの動作を説明する。
端末装置から例えば図7に示したようなCreateJobパケットが印刷デバイスに送信されると、印刷デバイスはS901において、CreateJobに記述されたXMLデータを解析し、S902に進み印刷デバイス自身が印刷を実行できるか否かを判定する。印刷を実行可能であれば、S903において印刷データ受信用の印刷ポートを生成する。S903の処理が終わるとS904へ進み、CreateJobパケットに対するレスポンスのXMLデータの生成を行なう。このときに印刷データ受信用に生成したポートのURIを<data−sink−uri>タグの値として設定する。
例えば、図8の例のようなURIがXMLデータに埋め込まれる。CreateJobレスポンスデータの生成が終了するとS905へ進み、そのデータをSOAPを用いて端末装置に送信する。端末装置は、その後、<data−sink−uri>タグで指定されたURIに対してHTTPのPOSTメソッドを用いて印刷データを送信する。図10はHTTP POSTメソッドによる印刷データ転送パケットの一例である。印刷デバイスはS906において印刷ポートに到着したデータを受信し、適切な処理をしながらプリンタに印刷する。S906において、印刷データの受信が正常に終了すると印刷デバイスはS907において図11に示した例のようなHTTPレスポンスパケットを端末装置に送信し、印刷用ポートを削除(クローズ)して印刷動作を終了する。一方、S902において印刷デバイス自身が印刷を実行できないと判定された場合はS908へ進み、エラーレスポンスデータを生成する。図12はエラーレスポンスの例である。次にS905においてエラーレスポンスを端末装置に送信すると、端末装置は印刷データを送信することはせず、処理を終了する。
上記の従来例の印刷処理において、図9に示されるS902で印刷デバイスが印刷を実行できない場合には、端末装置から要求された印刷処理を中断せざるを得なかった。そこで、本実施形態では、印刷デバイスが印刷をできない場合に、印刷データをネットワーク上で提供されるストレージサービスを利用して、印刷データをファイルとして一時的に他のストレージに保存し、印刷印刷デバイスが印刷可能な状態に復旧した後、ストレージサービスから保存されている印刷データを受信して、そのデータを印刷する。
これによって、端末装置から印刷要求があった場合に、印刷デバイスが印刷ができない状態であっても、プリントサービスを提供する印刷デバイスとストレージサービスを提供するサーバ装置の連携によって、印刷処理を中断することなく、印刷デバイスが印刷可能状態に復帰したあと、自動的に印刷を実行することができる。さらに、ユーザが端末装置から印刷要求を再送するような猥雑な処理を行なうことなく、かつ、同時に端末装置の印刷処理を早期に開放することが可能になる。
次に、本実施形態におけるストレージサービスを利用した印刷処理の印刷デバイスの動作について述べる。
図13は本実施形態におけるHTTP上のSOAPを用いて印刷デバイスからストレージサービスを提供しているサーバ装置に送信されるCreateFileと称されるパケットデータの一例である。このデータはXML形式で記述されている。CreateFileパケットは、サーバ装置に対し、ジョブ(データの保存)の開始を指示するコマンドであり、要求元のユーザ名(<requesting−user−name>タグ)やジョブの処理に関する指示(<job−instruction>タグ)等の情報が記述されている。<job−instruction>タグには保存するデータのファイル名を指定する<file−name
>タグ、保存するファイルのアクセス権を指定する<read−only>タグなどが含まれ、サーバ装置はこれらのタグに設定された値に基づき、ジョブの処理を行う。
>タグ、保存するファイルのアクセス権を指定する<read−only>タグなどが含まれ、サーバ装置はこれらのタグに設定された値に基づき、ジョブの処理を行う。
さらに、<job−instruction>タグにはオプションとして<notification−instruction>タグを含めることも可能である。この<notification−instruction>タグにはジョブに関する通知情報が記述される。図13の例においては通知情報として、通知先を設定する<notification−recipient>タグおよび通知条件を設定する<event>タグが記述されている。印刷デバイスはこれらのタグに設定された値に基づいてイベント送信処理を行う。本実施形態のCreateFileパケットデータでは、ファイルの保存終了したことを通知するイベントを返信する指定が<event>job−completed</event>として記述されている。
図14は、図13のCreateFileパケットに対する応答パケットデータの一例である。本データも図13と同様にXML形式で記述され、本実施形態においてはHTTP上のSOAPを用いて送受信される。CreateFile応答パケットには、CreateFileコマンドに対する結果コード(<result−code>タグ)や生成されたファイルの識別子(<file−id>タグ)、データの送信先情報を示すデータの受信用ポートであるURI(<data−sink−uri>タグ)等の情報が含まれている。
図14は、図13のCreateFileパケットに対する応答パケットデータの一例である。本データも図13と同様にXML形式で記述され、本実施形態においてはHTTP上のSOAPを用いて送受信される。CreateFile応答パケットには、CreateFileコマンドに対する結果コード(<result−code>タグ)や生成されたファイルの識別子(<file−id>タグ)、データの送信先情報を示すデータの受信用ポートであるURI(<data−sink−uri>タグ)等の情報が含まれている。
図15は本実施形態におけるHTTP上のSOAPを用いて印刷デバイスからストレージサービスを提供しているサーバ装置に送信されるReadDataと称されるパケットデータの一例である。このデータはXML形式で記述されている。ReadDataパケットは、サーバ装置に対し、ジョブ(ストレージに保存されているファイルデータの読み出し)の開始を指示するコマンドであり、要求元のユーザ名(<requesting−user−name>タグ)と読み出す対象となるファイルの識別子(<file−id>タグ)の情報が記述されている。ファイル識別子は図14に示したCreateFile応答パケットでサーバ装置から返されるファイルの識別子と同じである。このファイル識別子によってサーバ装置上に保存されている印刷デバイスが読み出したい所望のファイル(印刷データ)を指定する。サーバ装置はこれらのタグに設定された値に基づき、ジョブの処理を行う。本実施形態においては、このパケットを印刷可能状態に復帰した印刷デバイスが送信することによって、ストレージサービスに保存されている印刷データの所在情報を取得し、その所在情報を元に印刷データを取得し、プルプリントを実行することが可能になる。
図16は、図15のReadFileパケットに対する応答パケットデータの一例である。本データも図13と同様にXML形式で記述され、本実施形態においてはHTTP上のSOAPを用いて送受信される。ReadFile応答パケットには、ReadFileコマンドに対する結果コード(<result−code>タグ)と取得したいデータの所在情報であるデータのURI(<data−source−uri>タグ)等の情報が含まれている。
図17は本実施形態におけるHTTP上のSOAPを用いて印刷デバイスからストレージサービスを提供しているサーバ装置に送信されるDeleteFileと称されるパケットデータの一例である。このデータはXML形式で記述されている。DeleteFileパケットは、サーバ装置に対し、ジョブ(ストレージに保存されているファイルデータの削除)の開始を指示するコマンドであり、要求元のユーザ名(<requesting−user−name>タグ)と読み出す対象となるファイルの識別子(<file−id>タグ)の情報が記述されている。ファイル識別子は図14に示したDeleteFile応答パケットでサーバ装置から返されるファイルの識別子と同じである。このファイル識別子によってサーバ装置上に保存されている印刷デバイスが削除したい所望のファイル(印刷データ)を指定する。サーバ装置はこれらのタグに設定された値に基づき、ジョブの処理を行う。本実施形態において、このパケットを印刷デバイスが送信することによって、ストレージサービスに保存されている印刷データをプルプリントした後、サーバ上に保存されている印刷データの削除が可能になる。
図18は、図17のDeleteFileパケットに対する応答パケットデータの一例である。本データも図13と同様にXML形式で記述され、本実施形態においてはHTTP上のSOAPを用いて送受信される。DeleteFile応答パケットには、DeleteFileコマンドに対する結果コード(<result−code>タグ)等の情報が含まれている。
図19は本実施形態における、印刷デバイスが端末装置からの印刷要求の受付け時に印刷が実行できない状態にあるとき、ネットワーク上のストレージサービスを利用して印刷データをスプールし、印刷可能状態に復帰したあとで印刷を行なう場合の印刷デバイスの動作を示すフローチャートである。
以下図19を用いて本実施形態の印刷デバイスの動作を説明する。
図19においてS1901からS1902のステップは図9のS901からS902の動作と同じである。S1902のステップにおいて印刷デバイスが印刷可能である場合には次のステップS1903へ進む。S1903の処理は図9におけるS903からS908の処理と同じである。
S1902において印刷デバイスが、紙ジャム発生時や、ハードディスクのFULL状態、あるいはハードディスクをもたずデータスプールが不可能といった理由によって印刷ができないような場合には、S1904へ進む。
本実施形態において、印刷デバイス自身がハードディスク装置などのスプール可能な記憶装置を持つ場合に、印刷データがスプール可能であるかの判断は、デバイス自身が図7に示したCreatJobパケットの<datasize>タグに記述されている印刷データのデータサイズと、印刷デバイスの記憶可能なデータ領域を比較することによって、印刷データをスプール可能か否かを判断する。
S1904において、印刷デバイスは端末装置が送信する印刷データの保存をストレージサービスに対して行なうために、所望の利用可能なストレージサービスの検索を行なう。次に、S1905において検索が成功したか否かの判断を行ない、検索が成功した場合には次のステップへ進む。S1906において印刷デバイスはS1904において検索したストレージサービスを利用するために、図13に示したようなXML形式のCreateFileパケットを生成し、サービス提供しているサーバ装置へSOAPを用いて送信する。S1907おいてストレージサービスから図14に示したようなCreateFile応答パケットを受信し、次のステップへ進む。
S1909では、S1901において端末装置から送信された、CreateJobパケットに対するレスポンスのXMLデータの生成を行なう。このとき、S1907において受信したCreateFile応答パケットに記述されているストレージサービスの保存データ受信用ポートのURIをCreateJob応答パケットの<data−sink−uri>タグの値として設定する。CreateJobレスポンスデータの生成が終了するとS1910へ進み、そのレスポンスデータをSOAPを用いて端末装置に送信する。
端末装置は、その後、<data−sink−uri>タグで指定されたURIに対してHTTPのPOSTメソッドを用いて印刷データを送信する。HTTP POSTメソッドによる印刷データ転送パケットは図10に示したパケットデータと同じパケットフォーマットである。サーバ装置は受信ポートに到着したデータを受信し、適切な処理をしながら自身のストレージ領域にデータを保存する。印刷データの受信が正常に終了するとサーバ装置は図20に示した例のようなNotifyイベントを印刷デバイスに送信し、データを受信したことを通知した後、データ保存用ポートを削除(クローズ)してデータ保存動作を終了する。
一方、S1905において印刷データの保存が可能なストレージサービスの検索に失敗、あるいは、S1908においてCreateFile要求のレスポンスがエラーとなり、ストレージサービスを利用できないと判定された場合はS1908へ進み、エラーレスポンスデータを生成する。エラーレスポンスは図12に示したエラーレスポンスの例と同じである。次にS1910においてエラーレスポンスを端末装置に送信すると、端末装置は印刷データを送信することはせず、処理を終了する。
S1911においてストレージサービスへの印刷データの保存が正常に終了したことを告げるイベントメッセージを印刷デバイスが受信した後、印刷デバイスはS1912において自身の印刷機能が復旧したか否かの判断を行なう。印刷機能が復旧している場合には次のステップS1914へ進む。復旧していない場合にはS1913へ進み、一定時間待機した後、S1912の判断へ戻り、自身の機能が復帰するまで自身の機能を監視し、その判断を繰り返す。
本実施形態では、自身の機能が復帰するまで印刷デバイス自身がそれを定期的に監視して、その判断の処理を繰り返しポーリングしているが、その他の実施形態として、印刷機能が復帰したら印刷デバイス内部で印刷機能が復帰したことを告げるイベントを発行し、印刷機能復帰の判断を行なっても良い。また、一定期間の間、印刷機能が復帰しない場合には、印刷エラーとして端末装置にエラーイベントを発行し、処理を終了することも可能とする。その際には後述するストレージサービスに保存されている印刷データの削除手段によって、サーバ装置の印刷データの削除を行なうことが望ましい。
自身の印刷機能が復帰した印刷デバイスはS1914において、ストレージサービスに保存されている印刷データを取得・印刷を実行するために、図15に示したようなReadFileパケットのXMLデータの生成を行なう。このとき、S1907において受信したCreateFile応答パケットに記述されているストレージサービスの保存データのファイル識別子を<file−id>タグの値として設定し、SOAPを用いてサーバ装置へ送信する。
ReadFileパケットを受信したサーバ装置は、ReadFileパケットに含まれる<file−id>タグに設定された値を元に、ストレージサービスに保存されているデータの送信用ポートであるURIを含む、図16に示したようなXMLで記述されたReadFile応答パケットを印刷デバイスへ返信する。S1915においてサーバ装置からのReadFile応答パケットを受信した印刷デバイスは、XMLデータの解析を行う。
S1916において印刷デバイスは、ReadFile応答パケットの<data−source−uri>タグで指定されたURIに対してHTTPのGETメソッドを用いて印刷データの取得要求を送信し、S1917において印刷データを受信する。 HTTP GETメソッドによる印刷データ転送パケットの一例を図21に示す。S1918において、S1901で受信した印刷要求パケットに含まれる印刷属性情報に基づき、適切な処理をしながら受信したデータの印刷を行なう。
印刷が正常に終了したら、印刷デバイスはストレージサービスに保存されている印刷データを削除するために、S1919において図17に示したようなDeleteFileパケットのXMLデータの生成を行なう。このとき、S1907において受信したDeleteFile応答パケットに記述されているストレージサービスの保存データのファイル識別子を<file−id>タグの値として設定し、 SOAPを用いてサーバ装置へ送信する。
DeleteFileパケットを受信したサーバ装置は、DeleteFileパケットに含まれる<file−id>タグに設定された値を元に、ストレージサービスに保存されているデータを削除し、正常にファイルを削除した後、図18に示したようなXMLで記述されたDeleteFile応答パケットを印刷デバイスへ返信する。
S1920において印刷デバイスはDeleteFile応答パケットを受信してストレージサービスの保存データが削除された事を確認した後、S1921において端末装置に印刷が終了したことを告げる図20に示したようなXML形式のイベントパケットを通知し、印刷処理を終了する。
次に、本実施形態における、印刷デバイスのストレージサービス検索手段について述べる。
本実施形態において、印刷デバイスがネットワーク上のサービスを検索する場合、サービス検索要求をネットワーク上へ送信する。そのサービス検索要求はUDP Multicastによって送信され、ネットワーク上の全てのサービス提供機器であるサーバ装置に対して、サービス検索要求が送信される。サービス検索要求にはサービスを利用する印刷デバイスの所望するサービスの内容の検索式が含まれている。サービス検索要求を受信したサーバ装置は、サービス検索要求に含まれるサービス検索式に基づき、自身のサービスが検索条件に一致するか判断する。
サーバ装置は、端末装置が所望するサービスの内容を提供可能である場合には、サービス検索要求に応答する。サービス検索応答には、サーバ装置の位置情報を示すRUIやサーバ装置の機器情報が含まれている。自身のサービスが検索条件に一致しない場合にはサービス検索要求に対する応答はしない。
このようにして印刷デバイスは、サービス検索応答があった場合には、所望のサービスを提供可能なサーバ装置の存在を検索することが可能であり、所望のサービスを提供可能なサーバ装置が複数存在する場合には、その中から一つのサーバ装置を選択して、所望のサービスを利用することができる。
図22は本実施形態における、サービス検索要求パケットデータの一例である。本実施形態のサービス検索要求パケットはHTTPマルチキャスト(以下HTTPMU)によって検索を行なう印刷デバイスから、ネットワーク上でサービスを提供する全ての機器に対して送信される。使用するHTTPメソッドは、M−SEARCHである。このパケットのHTTPヘッダ部にはHostUDP Multicastの送信先アドレスとしての、”239.255.255.250”を用い、送信先ポートとして1900番のポートを指定する。
検索式はHTTPのbody部にXML形式で記述される。本実施形態のサービス検索要求パケットデータでは、500Kbyteのデータサイズのデータを保存可能なストレージサービスの検索要求を示す。
検索条件に保存可能なデータサイズを指定する場合は、<cnd>タグで囲まれたフィールドに保存可能なデータサイズの属性を示す“capacity”以下に、その要素値を示す<pre>タグで囲まれたフィールドに500Kbyteのデータサイズを表す“500”、データサイズの単位を表す“kb”がそれぞれ格納されている。
印刷デバイスは、このような検索式を含むサービス検索要求パケットを送信し、これを受信したサーバ装置は、この検索式に基づいた、検索応答を行なう。
図23は本実施形態におけるサービス検索要求に対する、サービス検索応答パケットデータの一例である。本実施形態のサービス検索応答パケットはHTTPユニキャスト(以下HTTPU)によって、検索要求を送信した印刷デバイスに対して、送信される。本実施形態におけるサービス検索応答パケットには、サービスを提供可能なサーバ装置のロケーション情報が含まれ、本データも図22と同様に、HTTPのbody部にXML形式で記述される。
サービス内容を表す<srv>タグ内には、サービスの種類(<st>タグ)や、サーバ装置の所在情報を示すURI(<loc>タグ)が記述されている。
本実施形態において、サービスを提供するサーバ装置は、印刷デバイスから送信された図22のサービス検索要求に含まれる検索式と、自身の提供可能なサービスの内容を比較し、サーバ装置の所望のサービスを提供できるか否かを判断し、サーバ装置が所望するサービスを自身が提供可能である場合には、このサービス検索応答を送信する。
また、サーバ装置が所望するサービスを自身が提供可能でない場合には、応答を返さない。
したがって、印刷デバイスはサーバ装置から、このサービス検索応答を受信することで、所望のサービスを提供可能なサーバ装置の所在を知ることができる。
複数のサーバ装置が、サービスを提供可能である場合には、複数のサーバ装置からサービス検索応答が返信される。
複数のサーバ装置が、サービスを提供可能である場合には、複数のサーバ装置からサービス検索応答が返信される。
図24は印刷デバイスがサービス検索を行う場合における本実施形態の印刷デバイスの動作を示すフローチャートである。
以下、図24を用いて、本実施形態の印刷デバイスの動作を説明する。この検索処理は図19のS1904の処理に相当する。
本実施形態における印刷デバイスは図1に示す印刷デバイス102であり、サーバ装置は図1に示すサーバ装置103である。
印刷デバイスは、端末装置から送信される印刷データを保存可能なストレージサービスを検索するため、サービス内容の検索式を作成する。本実施形態では、図19のS1901において端末装置から送信された図7に示したCreatJobパケット内の印刷データのデータサイズに関する情報(<datasize>タグ)から、必要なデータサイズを保存可能なストレージサービスを検索するための検索式を作成し、印刷デバイスはS2401において図22に示したようなXML形式のサービス検索要求パケットを生成する。
次にS1901で生成したサービス検索要求パケットを、S1902においてネットワーク上のサービス提供可能なサーバ装置に向けてHTTPMUで送信する。印刷デバイスが所望するサービスを提供可能なサーバ装置が存在する場合には図23に示したサービス検索応答が返信されるため、S1903においてそのサービス検索応答を受信する。S1903におけるサービス検索応答の受信は、一定時間の間、サービス検索応答の受信を待ち、その間に返信された応答をサービス検索応答として処理し、一定時間経過したら処理を終了する。
ここでは、印刷デバイスがストレージサービスを提供するサーバ装置の検索を行なう例について記述してあるが、この検索処理は端末装置がプリントサービスを提供する印刷デバイスを検索する場合においても、同様な手段によって検索を行い、本実施形態における端末装置が所望の印刷サービスを提供可能な印刷デバイスを検索した後、検索された印刷デバイスによって図19に示した印刷処理を行なうことも可能である。
また、本実施形態の検索処理では、HTTPMUによってネットワーク上の全てのサーバ装置に対してサービスの検索を行なっているが、ネットワーク上にサービス検索サービスが存在し、その検索サービスを利用可能である場合には、検索サービスによって所望のストレージサービスの検索を行なってもよいし、さらに、事前にネットワーク上のサービス提供装置であるサーバ装置のサービス内容を、あらかじめ機器間の連携によって、印刷デバイスに登録しておき、その中から所望のサービスを提供可能なサーバ装置を検索することも可能である。
101 ユーザ端末装置
102 印刷デバイス
103 サーバ装置
102 印刷デバイス
103 サーバ装置
Claims (3)
- ネットワークに接続される端末装置からの印刷要求を受け付け、送信される印刷データの印刷を行う印刷サービスを提供する印刷デバイスの印刷方法において、
ネットワークに接続された端末装置からの印刷要求を受信するステップと、
印刷要求を受付けた際に、印刷デバイスの状態と印刷要求に含まれる印刷属性情報に基づき、印刷デバイス自身が要求された印刷が可能であるかを判断するステップと、
印刷が不可能である場合には、端末装置から送信される印刷データを保存可能なネットワーク上のストレージサービスを検索するステップと、
検索したストレージサービスに対してデータ保存要求を送信し、ストレージサービスから返信されるデータ保存先の所在情報を含んだ応答を受信した後、印刷要求を送信した端末装置に印刷要求の応答として、そのストレージサービスから送信されるデータ保存先の所在情報を返信することによって、端末装置が印刷データをストレージサービスへ送信し、その印刷データをストレージサービスに保存させるステップと、
上記の印刷データの保存が完了した際に、ストレージサービスから送信されるデータ保存完了イベント通知を受信するステップと、
ストレージサービスへのデータ保存が完了した通知を受信した後、印刷デバイス自身の状態を監視し、印刷デバイスが印刷可能であると判断した場合には、ストレージサービスから印刷データの読み出しをするためのデータ読み出し要求を送信し、ストレージサービスから返信されるデータ保存先の所在情報を含んだ応答に基づき、ストレージサービスから印刷データを受信するステップと、
ストレージサービスから受信した印刷データを、端末装置の印刷要求に含まれる印刷属性に基づき印刷するステップと、
印刷が完了した後、ストレージサービスに保存されている印刷データを削除するステップと、
全ての印刷処理が終了したことを告げる印刷終了イベント通知を端末装置に送信することで印刷処理を終了するステップを含んだ印刷方法。 - 請求項1に記載の印刷方法を実現する印刷デバイス。
- 請求項1に記載の印刷方法を実現する印刷システム。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2004362787A JP2006168134A (ja) | 2004-12-15 | 2004-12-15 | 印刷方法、印刷デバイス及び印刷システム |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2009187376A (ja) * | 2008-02-07 | 2009-08-20 | Canon Inc | ファイル管理装置、ファイル管理方法、及びプログラム |
JP2012530999A (ja) * | 2009-06-22 | 2012-12-06 | マイクロソフト コーポレーション | 双方向データストリーム用トランスポートとしてのハイパーテキスト転送プロトコルの使用 |
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2004
- 2004-12-15 JP JP2004362787A patent/JP2006168134A/ja not_active Withdrawn
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