JP2006166660A - 直流電源用避雷器回路 - Google Patents

直流電源用避雷器回路 Download PDF

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Abstract

【解決手段】第1の放電管AS1のセンタ極c1をアース端子Gに接続し、第1の放電管AS1の片極a1を第2の放電管AS2のセンタ極c2に、第1の放電管AS1の対面極b1を第3の放電管AS3のセンタ極c3に接続している。さらに、第2の放電管AS2の片極a2を電源ラインの一方L1に、第3の放電管AS3の片極a3を電源ラインの他方L2にそれぞれ接続し、第2の放電管AS2の対面極b2を、第3の放電管AS3のセンタ極c3に接続し、第3の放電管AS3の対面極b3を、第2の放電管AS2のセンタ極c2に接続している。そして、第2の放電管AS2のセンタ極c2と片極a2との間、及び第3の放電管AS3のセンタ極c3と片極a3との間には、それぞれ静電容量Ca,Cbが存在している。
【効果】放電開始電圧を、単一の三極管の放電開始電圧に抑えることができ、放電後のアーク放電電圧を単一の三極管のアーク放電電圧の2倍に引き上げることができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、2本の電源ライン及びアースラインに対して接続され、電源ライン間、及び電源ライン・アース間の雷サージのいずれにも適用可能な直流電源用避雷器回路に関するものである。
電子機器は、電源ラインから侵入するサージに対して、十分な保護対策を施す必要がある。この保護のために、電子機器の電源に、避雷器回路が搭載される。
従来の避雷器回路として、N個の放電管を正負の電源ライン間に直列に接続し、電源ラインの一線と放電管の直列接続点との間にN−1個のコンデンサをそれぞれ接続したものが提案されている(特許文献1参照)。この回路は、複数個の放電管に対してそれぞれ並列にコンデンサを接続することで、放電開始電圧が高くならないようにし、また放電管を直列に接続することにより、アーク放電電圧を高くして続流を防ぐようにしている。
特開2002-10484号公報
ところが、前記従来の避雷器回路は、正負の電源ライン間の雷サージを想定しており、電源ラインとアース間の雷サージを想定していない。一般に、雷サージは、電源ラインとアース間に加わることが多いことを考えると、前記従来の避雷器回路は実際的な回路ではない。
電源ラインとアース間のサージ電圧対策のためには、図2に示すように、不活性ガス封入三極管型の放電管ASを使用して、その片極aと対面極bを正負の電源ライン間に接続し、センタ極cを接地する回路構成が考えられる。この回路構成によれば、電源ラインとアース間に発生する雷サージを吸収できる。
ところで、前記放電管ASの一般的な規格では、そのアーク放電電圧Vaは比較的低く(例えば14V)、電源電圧VBを高めの値(例えば24V)に選んだ場合、アーク放電電圧Vaが電源電圧VBよりも低くなってしまう。
図3は、時刻0で雷が発生し、サージ電圧VTが急激に立上り、時刻t1で放電開始電圧Vsに到達してサージ電流をアーク放電で処理した後(t2)も、電源電圧VBが高いために放電動作が続き、放電管ASの電圧がアーク放電電圧Vaに保たれる動作を示すグラフである。
このグラフに示されるように、電源電圧VBをアーク放電電圧Vaよりも高くした回路では、サージ電圧が発生してグロー放電が開始した後でも、電源電圧VBにて放電動作を続けるいわゆる続流が発生してしまう。
アーク放電電圧Vaの高い放電管を採用すれば続流は防げるが、放電開始電圧Vsも高くなってしまうので、電子機器を雷サージから適切に保護できなくなる。
そこで本発明は、正負の電源ライン間、及び電源ライン・アース間の雷サージのいずれにも対応でき、電源電圧が放電管のアーク放電電圧よりも高い場合にも使用でき、かつ、放電開始電圧が高くならないようにすることができる直流電源用避雷器回路を提供することを目的とする。
本発明の直流電源用避雷器回路は、三極管型の放電管を使用し、第1の放電管のセンタ極をアース端子に接続し、第1の放電管の片極を第2の放電管のセンタ極に、第1の放電管の対面極を第3の放電管のセンタ極に接続している。さらに、第2の放電管の片極を電源ラインの一方に、第3の放電管の片極を電源ラインの他方にそれぞれ接続し、第2の放電管の対面極を、第3の放電管のセンタ極に接続し、第3の放電管の対面極を、第2の放電管のセンタ極c2に接続している。そして、第2の放電管のセンタ極と片極との間、及び第3の放電管のセンタ極と片極との間には、それぞれ静電容量が存在している回路である(請求項1)。
これらの第2の放電管のセンタ極と片極との間、及び第3の放電管のセンタ極と片極との間に存在する静電容量を″Ca″,″Cb″と書く。
前記第1から第3の放電管の構造は、見かけ上対称であり、「片極」、「対面極」の極性上の区別はないものとする。したがって、「片極」を「対面極」と言い換え、「対面極」を「片極」と言い換えても本発明の範囲に含まれるものとする。
以上のような構造の直流電源用避雷器回路において、第2の放電管の片極が接続されている電源ラインとアースとの間に雷サージがかかったとき、その電圧は、第1の放電管の片極-センタ極間と、第2の放電管の片極-センタ極間で分担される。電圧の分担比は、放電管の極間のギャップが持つ静電容量の逆数に比例するが、本発明では、第2の放電管のセンタ極と片極との間に、前記静電容量Caが存在するので、第2の放電管の合成した静電容量の方が、第1の放電管の静電容量よりも大きくなる。したがって、過電圧の多くの部分は、第1の放電管にかかる。 このため、過電圧が、第1の放電管の放電開始電圧Vsとなった時点で第1の放電管は放電する。第1の放電管が放電すると、過電圧は、第2の放電管にかかるので第2の放電管も放電を行う。
特に、前記静電容量Caが、第1の放電管の片極-センタ極間の静電容量よりも大きければ(請求項2)、第2の放電管の合成した静電容量の方が、第1の放電管の静電容量よりもかなり大きくなるので、過電圧のほとんどは第1の放電管にかかるので好ましい。
また、前記第2の放電管の放電開始電圧が第1の放電管の放電開始電圧と同じか、それよりも小さければ(請求項3)、前記第2の放電管の放電はすぐに行われるので好ましい。
放電後は、電源ラインとアースとの間に電源電圧がかからないので、続流の問題は原則として生じないが、電源ラインの片側を接地するような使い方をしていると、問題は生じ得る。しかしこの場合でも、本発明の構成では、第1の放電管と第2の放電管とは直列に接続されているので、アーク放電電圧は、第1の放電管のアーク放電電圧と第2の放電管のアーク放電電圧の和になる。したがって、この和が電源電圧よりも高くなるように放電管の規格を選べば放電管のアーク放電はすみやかに停止される。
以上の動作は、第2の放電管の片極が接続されている電源ラインとアースとの間に雷サージがかかったときの動作であったが、第3の放電管の片極が接続されている電源ラインとアースとの間に雷サージがかかったときも全く同様に説明することができる。
次に、一方の電源ラインと他方の電源ラインとの間に雷サージが印加されたときは、その電圧は、第2の放電管の片極-センタ極間と、第2の放電管のセンタ極-対面極間及びこれに並列に接続された第3の放電管のセンタ極-対面極間と、第3の放電管のセンタ極-片極間で分担される。本発明の構成では、第2の放電管の片極-センタ極間に、静電容量Caが存在し、第3の放電管の片極-センタ極間に、静電容量Cbが存在する。したがって、過電圧のほとんどは、第2の放電管のセンタ極-対面極間及びこれに並列に接続された第3の放電管のセンタ極-対面極間にかかる。このため、過電圧が、第2の放電管又は第3の放電管の放電開始電圧Vsとなった時点で、第2の放電管又は第3の放電管のいずれかが放電する。偶然、第2の放電管が先に放電開始したとすると、第2の放電管は短絡状態になり、過電圧は第3の放電管の片極-センタ極間にかかり、第3の放電管はすぐに放電を開始する。前記とは逆に、第3の放電管が先に放電開始したとすると、第3の放電管は短絡状態になり、過電圧は第2の放電管の片極-センタ極間にかかり、第2の放電管もすぐに放電を開始する。
放電後は、アーク放電電圧は、第1の放電管のアーク放電電圧と第3の放電管のアーク放電電圧の和になる。したがって、この和が電源電圧よりも高ければ、放電管のアーク放電はすみやかに停止され、続流は発生してもすぐに停止される。単一の放電管のアーク放電電圧が電源電圧よりも高くなるように選ぶことは困難であっても、2つの放電管のアーク放電電圧の和が電源電圧よりも高くなるように選ぶことは比較的容易である。
前記第2の放電管のセンタ極と片極との間、及び第3の放電管のセンタ極と片極との間に存在する静電容量Ca,Cbは、当該直流電源用避雷器回路が搭載されている配線基板内の配線容量を利用して、それぞれ形成することが好ましい(請求項4)。なお、この場合独立コンデンサ素子を使用する方法も考えられるが、Ca,Cbは電圧ストレスを受けるため、故障が懸念される。前記のように配線基板内の配線容量を利用すれば、故障しない信頼性の高い設計ができる。
前記電源ラインと、負荷との間に直列インピーダンス素子を挿入し、負荷に並列に定電圧素子を接続していることが好ましい(請求項5)。この直列インピーダンス素子は、電源ラインにサージが流れた場合に、その電流制限のために設ける素子であり、前記定電圧素子は、ライン間サージ電圧を吸収するために設ける素子である。
以上のように本発明によれば、電源ラインとアース間の雷サージと、電源ラインと電源ライン間の雷サージのいずれにも対応することができ、かつ、放電開始電圧を、単一の三極管の放電開始電圧に抑えることができ、アーク放電電圧を単一の三極管のアーク放電電圧の2倍に引き上げることができる。したがって、放電開始電圧が高くならず、かつ、電源電圧を高くすることができる直流電源用避雷器回路を実現することができる。
以下、本発明の実施の形態を、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の直流電源用避雷器回路の回路図である。
この直流電源用避雷器回路は、2本の電源ラインL1,L2及びアースラインGに対して接続され、不活性ガス封入型アレスタである三極管型放電管を3個使用している。P1,P2は、負荷機器に接続される端子である。以下、3つの放電管を第1の放電管AS1、第2の放電管AS2、第3の放電管AS3という。
第1の放電管AS1は、センタ極c1をアース端子Gに接続し、片極a1を第2の放電管AS2のセンタ極c2に、対面極b1を第3の放電管AS3のセンタ極c3に接続している。第2の放電管AS2の片極a2は一方の電源ラインL1に、第3の放電管AS3の片極a3は他方の電源ラインL2にそれぞれ接続されている。
第2の放電管AS2の対面極b2は、第3の放電管AS3のセンタ極c3に接続され、第3の放電管AS3の対面極b3は、第2の放電管AS2のセンタ極c2に接続されている。
以上の各放電管AS1,AS2,AS3のセンタ極-片極間の静電容量、センタ極-対面極間の静電容量は、それぞれ3pF程度である。
第2の放電管AS2のセンタ極c2と片極a2との間には、第1の放電管AS1のセンタ極-片極間の静電容量よりも大きな静電容量Caが存在し、第3の放電管AS3のセンタ極c3と片極a3との間には、第1の放電管AS1のセンタ極-対面極間の静電容量よりも大きな静電容量Cbが存在している。例えば、静電容量Ca,Cbは、10pFである。
静電容量Ca,Cbは、プリント配線板の基板両面間の配線容量を利用して作成することが好ましい。プリント配線板が多層配線基板ならば、一層又は複数層を構成する基板間の配線容量を利用する。例えば、静電容量Ca,Cbとして、10pFとするには、厚さ1.6mmのガラス入りエポキシ基板であれば、360mm2の配線面積で実現できる。なお、静電容量Ca,Cbをチップ型のコンデンサで作ることもできるが、この場合、セラミックコンデンサなど耐圧の高いコンデンサが必要である。
第2の放電管AS2及び第3の放電管AS3の放電開始電圧は、第1の放電管AS1の放電開始電圧と同じか、それより低いものを用いる。
さらに、この直流電源用避雷器回路において、前記電源ラインの片側L1と負荷との間に直列インピーダンス素子Zを挿入し、負荷端子P1,P2に並列に定電圧素子ZDを接続している。この直列インピーダンス素子Zは、電源ラインとアースとの間に雷サージがかかった場合、放電管の動作遅れ時間のためにライン間サージを引き起こすことがあるので、その場合の電流制限のために設ける素子である。直列インピーダンス素子Zには、抵抗を使うことによる熱損を減らすために、インダクタンス素子(コイル)を用いることが好ましい。また、前記定電圧素子ZDは、ライン間サージ電圧を吸収するために設ける素子であり、例えばツェナーダイオードを用いる。
以上のような構成の直流電源用避雷器回路において、電源ラインL1とアースGの間に雷サージがかかった場合の動作を説明する。
雷サージ電圧がかかれば、それは第1の放電管AS1のa1-c1間と、第2の放電管AS2のa2-c2間で分担される。電圧の分担比は、ギャップが持つ静電容量の逆数に比例する。第1の放電管AS1のa1-c1間の静電容量と、第2の放電管AS2のa2-c2間の静電容量とが一致すると、過電圧を等しく分担することとなり、電源ラインL1とアースGの間は、単一の三極管の放電開始電圧Vsの2倍にならないと放電しないことになり、これでは放電電圧が高くなってしまう。
ところが、本構成では、第2の放電管AS2のセンタ極c2と片極a2との間に、第1の放電管AS1のa1-c1間静電容量よりも大きな容量C2が存在するので、過電圧のほとんどは、第1の放電管AS1のa1-c1間にかかる。このため、過電圧が、第1の放電管AS1の放電開始電圧Vsとなった時点で第1の放電管AS1は放電する。第1の放電管AS1が放電すると、過電圧は、第2の放電管AS2のa2-c2間にかかるが、前述したように、第2の放電管AS2の放電開始電圧は、第1の放電管AS1の放電開始電圧Vsと同じか、それよりも低いので、第2の放電管AS2もすぐに放電を行う。
以上のように、本発明では、電源ラインL1とアースG間の放電開始電圧を、単一の三極管AS1の放電開始電圧Vs程度に抑えることができる。
以上の説明は、電源ラインL1とアースGとの間に雷サージがかかった場合の動作であったが、電源ラインL2とアースGとの間に雷サージがかかった場合の動作も、第2の放電管AS2を第3の放電管AS3に置き換えれば、同様にして説明することができる。
次に、電源ラインL1と電源ラインL2との間に雷サージがかかった場合を説明する。
電源ラインL1ーL2間に雷サージが侵入すると、その電圧は、第2の放電管AS2のa2-c2間と、第2の放電管AS2のc2-b2間(及びこれに並列に接続された第3の放電管AS3のc3-b3間)と、第3の放電管AS3のa3-c3間とで分担される。本構成では、第2の放電管AS2のc2-a2間に、第2の放電管AS2のb2-c2間静電容量よりも大きな容量Caが存在し、第3の放電管AS3のa3-c3との間に、第3の放電管AS3のb3-c3間静電容量よりも大きな容量Cbが存在する。したがって、過電圧のほとんどは、第2の放電管AS2のb2-c2間及びこれに並列に接続された第3の放電管AS3のc3-b3間にかかる。このため、過電圧が、第2の放電管AS2又は第3の放電管AS3の放電開始電圧Vsとなった時点で、第2の放電管AS2又は第3の放電管AS3のいずれかが放電する。偶然、第2の放電管AS2が先に放電開始したとすると、第2の放電管AS2のa2-b2間は短絡状態になり、過電圧は第3の放電管AS3のa3-c3間にかかり、第3の放電管AS3もすぐに放電を開始する。前記とは逆に第3の放電管AS3が先に放電開始したとすると、第3の放電管AS3のa3-b3間は短絡状態になり、過電圧は第2の放電管AS2のa2-c2間にかかり、第2の放電管AS2もすぐに放電を開始する。
電源ラインL1と電源ラインL2の間のアーク放電電圧は、第2の放電管AS2のアーク放電電圧と第3の放電管AS3のアーク放電電圧との和になる。第2の放電管AS2のアーク放電電圧と第3の放電管AS3のアーク放電電圧とはほぼ等しいので、これらをVaと書くと、電源ラインL1とアースGの間のアーク放電電圧は2Vaとなる。
このアーク放電電圧2Vaを、電源ラインL1と電源ラインL2との間の電源電圧VBよりも高い値に設定しておくと、サージ電圧がかかった後、アーク放電が持続できなくなるので、続流を防止することができる。
例えば、Vaを14Vとすると、電源電圧VBが24Vであれば、
VB<2Va
であるので、続流を防止することができる。
以上のように、本発明では、電源ラインL1と電源ラインL2の間の放電開始電圧を、単一の三極管の放電開始電圧Vsに抑えることができ、放電後は、電源ラインL1と電源ラインL2の間のアーク放電電圧を単一の三極管のアーク放電電圧Vaの2倍、すなわち2Vaに引き上げることができる。
以上で、本発明の実施の形態を説明したが、本発明の実施は、前記の形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々の変更を施すことが可能である。
本発明の、放電管を3個使用した直流電源用避雷器回路の回路図である。 電源ラインとアース間のサージ電圧対策のため、放電管の片極aと対面極bを正負の電源ライン間に接続し、センタ極cを接地した回路を示す回路図である。 時刻0で雷が発生してサージ電圧VTが急激に立上り、時刻t1で放電開始電圧Vsに到達してサージ電流をアーク放電で処理した後(t2)も、電源電圧VBのために放電動作(続流)が続き、放電管ASの電圧がアーク放電電圧Vaに保たれる動作を示すグラフである。
符号の説明
AS1,AS2,AS3 放電管
Ca,Cb 静電容量
G アースライン
L1,L2 電源ライン
P1,P2 負荷端子
Z 直列インピーダンス素子
ZD 定電圧素子
a1,a2,a3 片極
b1,b2,b3 対面極
c1,c2,c3 センタ極

Claims (5)

  1. 電源ライン及びアースラインに対して適用される直流電源用避雷器回路であって、
    三極管型の放電管を3個使用し、
    第1の放電管のセンタ極をアース端子に接続し、第1の放電管の片極を第2の放電管のセンタ極に、第1の放電管の対面極を第3の放電管のセンタ極に接続し、
    第2の放電管の片極を電源ラインの一方に、第3の放電管の片極を電源ラインの他方にそれぞれ接続し、
    第2の放電管の対面極を、第3の放電管のセンタ極に接続し、第3の放電管の対面極を、第2の放電管のセンタ極に接続し、
    第2の放電管のセンタ極と片極との間、及び第3の放電管のセンタ極と片極との間には、それぞれ静電容量が存在していることを特徴とする直流電源用避雷器回路。
  2. 前記第2の放電管のセンタ極と片極との間に存在する静電容量は、前記第1の放電管の片極-センタ極間の静電容量よりも大きく、前記第3の放電管のセンタ極と片極との間に存在する静電容量は、第1の放電管の対面極-センタ極間の静電容量よりも大きい請求項1記載の直流電源用避雷器回路。
  3. 前記第2、第3の放電管の放電開始電圧は、それぞれ第1の放電管の放電開始電圧と同じか、それよりも低い請求項1又は請求項2記載の直流電源用避雷器回路。
  4. 前記第2の放電管のセンタ極と片極との間、及び第3の放電管のセンタ極と片極との間に存在する静電容量は、当該直流電源用避雷器回路が搭載されている配線基板内の配線容量を利用して、それぞれ形成されている請求項1から請求項3のいずれかに記載の直流電源用避雷器回路。
  5. 前記電源ラインと負荷との間に直列インピーダンス素子を挿入し、負荷端子に並列に定電圧素子を接続している請求項1から請求項4のいずれかに記載の直流電源用避雷器回路。
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