JP2006164944A - 蛍光ランプ、バックライトユニット及び液晶テレビ - Google Patents

蛍光ランプ、バックライトユニット及び液晶テレビ Download PDF

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泰蔵 小野
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Toshihiro Terada
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Abstract

【課題】ランプ電力の増加の抑制やオゾンの発生のしにくい蛍光ランプ、これを用いたバックライトユニット及び液晶テレビを提供する。
【解決手段】放電容器である円筒状のガラスバルブ101と、ガラスバルブ101の両端部外周面に設けられた一対の外部電極102、103とを有する蛍光ランプであって、ガラスバルブ101の中央部における光取り出し部の横断面の形状を扁平状にしたものである。外部電極102、103は、ガラスバルブ101の円筒状の外周面に配設されており、ガラスバルブ101の扁平状端部121a、122aと対向する外部電極102、103の端部102a、103aがガラスバルブの扁平状端部121a、122aと隙間δをあけて設置されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、管状のガラスバルブの端部外周に外部電極を備える誘電体バリア放電ランプに関する。
近年、大型液晶テレビの普及がめざましく、この大型液晶テレビに用いられている直下方式のバックライトユニット(以下「LCBLユニット」という)の需要が増大している。
LCBLユニット用の光源としては冷陰極管が一般的であるが、複数灯を点灯するためには同数の高周波電子安定器が必要である等の諸事情により、他の光源の利用が検討されている。
ここで誘電体バリア放電ランプは、複数灯を1つの高周波電子安定器により点灯できるというメリットがあるので、例えば16灯のランプが用いられるLCBLユニットの光源として好適である。
また、図7に示すように、従来の誘電体バリア放電ランプ90は、LCBLユニットの薄型化や光投射範囲を拡大するために、放電容囲器である扁平状(楕円)のガラスバルブ91と、管内面に塗布された蛍光体92と、管内に封入されている水銀93及びネオン、アルゴン等の緩衝用希ガス94と、ガラスバルブの両端部外周面に配設された一対の扁平状の外部電極95、96とから構成されている(特許文献1参照)。
特開2003−36723号公報
しかしながら、従来の誘電体バリア放電ランプ90(以下、単に「ランプ」という。)では、外部電極95、96が配置されたガラスバルブの横断面の形状が楕円であり、所定のランプ電流を得るには横断面の形状が楕円に成形する前の円形ガラスバルブのものに比べ、陰極降下電圧が増加するため、ランプ電力が増加するという問題がある。
また、例えば、金属製の外部電極95、96では、楕円に成形されるため、円形に成形されるものに比べ成形の寸法精度が悪く、外部電極95、96の内周面とガラスバルブの外周面との間に隙間が発生し、ランプ点灯中にその隙間部でコロナ放電が発生する。そのため、コロナ放電が発生するとオゾンが生成され、オゾンにより図示していないがランプ周辺の樹脂部材を急速に劣化させ、微量であっても多大な悪影響を及ぼす可能性がある。その結果、オゾンによる蛍光ランプ、バックライトユニット及び液晶テレビ等に用いられる樹脂部材が劣化し短寿命になるという問題がある。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであって、ランプ電力の増加の抑制やオゾンの発生のしにくい蛍光ランプ、これを用いたバックライトユニット及び液晶テレビを提供することを目的とする。
本発明の請求項1に係る蛍光ランプは、放電容器である円筒状のガラスバルブと、前記ガラスバルブの両端部外周面に設けられた一対の外部電極とを有する蛍光ランプであって、前記ガラスバルブの中央部における光取り出し部の横断面の形状を扁平状にしたものであることを特徴とする。
本発明の請求項2に係る蛍光ランプは、前記外部電極は、前記ガラスバルブの円筒状の外周面に配設されており、前記ガラスバルブの扁平状端部と対向する前記外部電極の端部が前記ガラスバルブの扁平状端部と隙間をあけて設置されていることを特徴とする。
本発明の請求項3に係る蛍光ランプは、前記ガラスバルブの扁平状端部側における前記外部電極の端部が、面取りされていることを特徴とする。
本発明の請求項4に係る蛍光ランプは、前記面取り部の厚みが、端縁に近づく程薄くなっていることを特徴とする。
本発明の請求項5に係る蛍光ランプは、前記隙間が1mm以上あることを特徴とする。
本発明の請求項6に係る蛍光ランプは、前記外部電極は、前記ガラスバルブの端部外周面に導電層で形成されたものであることを特徴とする。
本発明の請求項7に係る蛍光ランプは、前記外部電極の外周面の少なくとも一部を包囲して接続されたキャップ形状またはスリーブ形状の金属部材を設けたことを特徴とする。
本発明の請求項8に係る蛍光ランプは、前記ガラスバルブの扁平状端部側における前記金属部材の端部が、前記ガラスバルブの扁平状端部側における前記導電層端の位置から前記ガラスバルブ端部側に、間隔をあけて設置されていることを特徴とする。
本発明の請求項9に係る蛍光ランプは、前記ガラスバルブの扁平状端部側の前記金属部材の端部は、前記導電層端から前記間隔が1mm以上あけて設置されていることを特徴とする。
本発明の請求項10に係る蛍光ランプは、前記金属部材は、3mm以上の長さで前記導電層を包囲し、前記導電層に接続されていることを特徴とする。
本発明の請求項11に係る蛍光ランプは、前記ガラスバルブの扁平状端部側における前記金属部材の端部が、面取りされていることを特徴とする。
本発明の請求項12に係る蛍光ランプは、前記導電層は、銀ペースト、ニッケルペースト、金ペースト、パラジウムペースト又は、カーボンペーストのいずれかであることを特徴とする。
本発明の請求項13に係る蛍光ランプは、前記導電層は、前記低融点ガラスを1重量%以上含むことを特徴とする。
本発明の請求項14に係る蛍光ランプは、前記金属部材は、前記導電層に薄体を巻着して該薄体の両端部近傍の部分同士を圧潰することによりスリーブ状に形成されたものであることを特徴とする。
本発明の請求項15に係る蛍光ランプは、焼きバメ法を用い前記ガラスバルブ端部より前記金属部材を挿入し、前記金属部材を前記導電層に接続したものであることを特徴とする。
本発明の請求項16に係る蛍光ランプは、前記金属部材は、長手方向にスリットを形成して前記金属部材の弾性力により前記導電層に接続したものであることを特徴とする。
本発明の請求項17に係るバックライトユニットは、請求項1から請求項16のいずれか1項に記載の蛍光ランプを光源として備えることを特徴とする。
本発明の請求項18に係るバックライトユニットは、液晶テレビに用いられる直下型のバックライトユニットであって、請求項1〜16の何れか1項に記載の蛍光ランプを複数本と、前記複数本の蛍光ランプの全て点灯させる1個の高周波電子安定器とを備えることを特徴とする。
本発明の請求項19に係る液晶テレビは、直下型のバックライトユニットを備える液晶テレビであって、前記バックライトユニットが、請求項1〜16の何れか1項に記載の蛍光ランプを複数本と、前記複数本の蛍光ランプの全て点灯させる1個の高周波電子安定器とを含むことを特徴とする。
課題を解決するための手段に記載した構成により、ランプ電力の増加の抑制やオゾンの発生を抑制することができ、他の部分の寿命に較べて遜色ない寿命を持つ外部電極を備える蛍光ランプ、バックライトユニット及び液晶テレビを提供することができるものである。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における液晶テレビの概要を示す図である。
図1に示す液晶テレビ10は、例えば32吋液晶テレビであり、液晶画面ユニット11とバックライトユニット12とを備える。
液晶画面ユニット11は、カラーフィルタ基板、液晶、TFT基板、駆動モジュール等(図示せず)を備え、外部からの画像信号に基づいてカラー画像を形成する。
バックライトユニット12は、LCBLユニットであり、1個の高周波電子安定器13と、16本の誘電体バリア放電ランプ100を含む。また、図2に示すようなソケット台50は、16本の誘電体バリア放電ランプ100の両端を、弾性のあるステンレス、りん青銅等からなる電極ソケット51及び電極ソケット52に保持し、ランプ点灯させるものである。なお、電極ソケット51及び電極ソケット52の保持部分の幅Dは、ランプ点灯時のコロナ放電の発生を抑制するために、以下で説明する外部電極102、103の領域内で保持できる寸法に設計している。
高周波電子安定器13は、16本の誘電体バリア放電ランプ100の全てを点灯させる点灯回路である。
図3(a)は、本発明の実施の形態1における誘電体バリア放電ランプ100の構成を示す断面図であり、(b)は図3(a)における金属部材104の外観を示す図、(c)は図3(a)におけるB−B線での断面、(d)はC−C線での断面、(e)はD−D線での断面を示す図である。
図3(a)に示すように、本発明の実施の形態1における誘電体バリア放電ランプ100は、放電容器である円筒状のガラスバルブ101と、ガラスバルブ101内の両端部外周面に設けられた一対の外部電極102、103とを備え、ガラスバルブ101の中央部における光取り出し部120の横断面の形状を扁平状にしたものである。
ガラスバルブ101は、例えばホウ珪酸ガラスからなり、ガラスバルブ101内面には、赤(Y23:Eu3+)、緑(LaPO4:Ce3+,Tb3+)及び青(BaMg2Al1627:Eu2+)の蛍光体を混合した希土類蛍光体が塗布されて、厚さ約20μmの蛍光体膜106が形成されている。ガラスバルブ101の内部には圧力が約8kPaのアルゴン及びネオン等の希ガス107と、約2mgの水銀108が充填されている。また、図3(c)〜図3(e)に示すように、ガラスバルブ101は、陽光柱発光部120(光取り出し部120)の横断面の形状が略楕円形であり、外部電極102、103における横断面の形状が略円形をしている。
ここで、ランプ100の各寸法について述べる。ランプ100の全長Lが715mm、陽光柱発光部120(光取り出し部120)の管軸X方向の長さDaが約680mm、外部電極102、103が設置されるガラスバルブ101の両端部における管軸X方向の長さDb、Dcがそれぞれ約17mm、陽光柱発光部120の外周表面積が約105cm2
である。また、上記略楕円形の短外径aoが4.0mm、短内径aiが3.0mm、長外径boが5.8mm、長内径biが4.8mmである。また、上記略円形の管外径roが5.0mm、管内径riが4.0mmである。
外部電極102、103は、ガラスバルブ101の円筒状の外周面に導電層で形成されたものであり、ガラスバルブ101の扁平状端部121a、122aと対向する外部電極102、103の端部102a、103aがガラスバルブ101の扁平状端部121a、122aに対して1mm以上の隙間δを設けて設置されている。
本発明者らの検討によれば、外部電極102と外部電極103との間には1.0〜3.0kVの高電圧が印加されるランプ点灯時に、ガラスバルブ101の扁平状端部121a、122aに対する外部電極102、103の端部102a、103aの取り付け位置によっては、上記隙間δ部でコロナ放電が発生するという問題が明らかになった。すなわち、図3に示すように、上記隙間δが1mm未満と小さくなると、外部電極102、103の端部102a、103aと直接対向しているガラスバルブ101の扁平状端部121a、122aとの間でコロナ放電が発生して、オゾンが生成される。オゾンは、図示していながランプ周辺の樹脂部材を急速に劣化させ、微量であっても多大な悪影響を及ぼす可能性がある。その結果、オゾンによる蛍光ランプ、バックライトユニット及び液晶テレビ等に用いられる樹脂部材が劣化し短寿命になるという問題が発生した。
図3(b)に示すように、金属部材104は、金属部材105と同様である。金属部材104は、電気的導通性が良く、かつガラスバルブ101と熱膨張係数が近い、例えばFe−Ni−Co(コバール)からなる材料を用い、円筒形の一方の円側に半球のドームを被せたような形状に成形したものであり、金属部材104に弾性力を持たせるために、例えば長手方向に2つのスリット109が設けられたものである。そして金属部材104は、ガラスバルブ101の端部101bから装着され、スリット109の弾性力により外部電極に接続されている。
金属部材104、105の端部104a、105aは、図3(a)に示すように鋭角な部分を有しないように面取り加工されているため、ガラスバルブ101の端部から装着し易く、かつ、外部電極102、103の外周面の損傷を生じにくくしたものである。また、金属部材104、105の端部104a、105aは、ランプ点灯時のコロナ放電が発生するのを抑制するため、ガラスバルブ101中央側の外部電極102、103の端部102a、103aの位置からガラスバルブ101の端部101b側に、間隔L(1mm以上)をあけて設置されている。
なお、金属部材104、105は、外部電極102、103の外周面の損傷低減を考慮すると、金属箔や金属テープ等のように、定型を有さず、外から力を加えると形を変え、力を取りさってもそのままの形をのこす可塑性の部材とは異なり、定型を有し、外から力を加えても容易に形を変えない非可塑性の金属部材が好ましい。
本実施の形態では、金属部材104及び金属部材105は、例えば、全長14.0mm、円筒部の外径φ5.5mm、内径φ5.1mm、肉厚0.2mmであり、金属箔や金属テープのように可塑性を有する必要がないので、容易にキズが生じないように厚めに設定することができる。
ここで、ガラスバルブ101の外径φ5.0mm、金属部材104、105の内径φ4.0mm、なので、ガラスバルブ101と金属部材104、105との隙間は平均0.05mmである。
外部電極102、103は、封着されたガラスバルブ101の両端に、以下で説明するように予めディップ法により、導電性ペーストである例えば銀ペーストを、ガラスバルブ101の一端より所定の長さ、例えば全長15.5mmに形成して付着したものである。
なお、外部電極102、103の導電性ペーストは、銀ペーストに限らず、ニッケルペースト、金ペースト、パラジウムペーストまたはカーボンペーストを用いてもよい。また、外部電極102、103の導電性ペーストは、ガラスバルブ101表面との強接着性を考慮した場合の導電性ペースト中のバインダーとして低融点ガラスがよく、その量は1〜10重量%含んだものが好ましく、比抵抗としては約10-1〜10-6 Ω・cmのものが好ましい。さらに、ランプ点灯時のコロナ放電が発生するのを抑制する観点から、外部電極102、103の端部102a、103aは、図示していないが、面取りされ、その面取り部の厚みが、その端縁に近づく程薄くなっていることが好ましい。
図4は、ランプ100のガラスバルブ10の成形方法を模式的に示すものである。
まず、(a)直管状のホウケイ酸ガラス(軟化点765℃)からなるガラスバルブ21を準備して[図4(a)]、(b)上記ガラスバルブ21の横断面の形状を扁平にする予定部分を、ステンレス鋼からなる2枚の成形治具板22a、22bの間に挟むように設置する[図4(b)]。(c)そして、ガラスバルブ21を図示しない加熱炉により軟化点より低い管壁温度(例えば、620〜700℃)へと加熱して、成形治具板22aの自重により[図4(c)]、(d)断面を円形から略楕円形へと加工して所望の形状をしたガラスバルブ21を得ることができる[図4(d)]。ガラスバルブの成形方法は、このような方法に限定されるものではない。
本実施の形態のガラスバルブ10は、完成した直管ランプAを(b)〜(d)の工程を経て成形されたものである。成形されることで直管ランプAの管外径5.0mmの寸法が略楕円形状の短外径4.0mm、長外径5.8mmとなり、管内径4.0mmの長さが略楕円形状の短内径3.0mm、長内径4.8mmと変化している。なお、管外径5.0mmの直管ランプAを上記成形方法により扁平する場合には、最大でも、長外径boが6.6mm、短外径aoが3.0mmとなるように設定(この場合の扁平率は、ao/bo≒0.45となる。)することが好ましい。過度に扁平にすると、管の肉厚が大幅に変わってしまうことがあり歩留まりの低下につながるからである。
次に、上記誘電体バリア放電ランプ100の作用効果について説明する。
本発明の第1の実施形態は、円筒状のガラスバルブ101の両端部外周面に一対の外部電極102、103が設けられているので、ランプ電力の増加を抑制することができ、また、ガラスバルブ101の外周面と外部電極102、103の内周面との間での隙間の発生を防止できるので、オゾンの発生が抑制され、他の部分の寿命に較べて遜色ない寿命を持つ外部電極を備える蛍光ランプ、バックライトユニット及び液晶テレビを提供することができる。
また、ガラスバルブ101の扁平状端部121a、122aと対向する外部電極102、103の端部がガラスバルブ101の扁平状端部121a、122aと隙間δをあけて設置されていることにより、ガラスバルブ101の扁平状端部121a、122aと外部電極102、103の端部102a、103aとの間での放電を防止することができるので、オゾンの発生を抑制することができる。また、その隙間δを1mm以上とすることで、外部電極102、103の取り付けばらつきがあっても、外部電極102、103の端部102a、103aとガラスバルブ101の扁平状端部121a、122aとの間において、ランプ点灯時のコロナ放電が発生するのを抑制することができ、さらに、その隙間δを例えば1mmと小さくすることで、ランプ全長を短縮することもできる。
外部電極102、103がガラスバルブ101の端部外周面に導電層で形成されたものであるので、ガラスバルブ101の端部外周面に対する導電層の密着性がよくなるので、さらに、オゾンの発生が抑制される。
外部電極102、103の外周面を3mm以上の長さで包囲して接続されたキャップ形状またはスリーブ形状の金属部材を設けたことにより、金属部材104、105をソケット台50の電極ソケット51及び電極ソケット52に装着しても、外部電極102、103の外表面の損傷が低減され安定的に接続保持することができる。
ガラスバルブ101の扁平状端部121a、122a側における金属部材104、105の端部104a、105aが、ガラスバルブ101の扁平状端部121a、122a側の導電層端102a、103aの位置からガラスバルブ端部101b側に、間隔Lをあけて設置されているので、つまり、金属部材104、105をガラスバルブ101に装着時に、金属部材104、105の端部104a、105aが導電層端102a、103aの位置から飛び出して、金属部材104、105の端部104a、105aとガラスバルブ101の外周面との間に隙間が発生することがないので、金属部材104、105とガラスバルブ101の外周面との間において、ランプ点灯時のコロナ放電が発生するのを抑制することができる。また、その間隔Lが1mm以上あけて設置されているので、金属部材104、105の取り付けばらつきがあっても、金属部材104、105の端部104a、105aとガラスバルブ101の外周面との間において、ランプ点灯時のコロナ放電が発生するのを抑制することができる。
ガラスバルブ101の扁平状端部121a、122a側における金属部材104、105の端部104a、105aが、面取りされているので、ガラスバルブ101の端部から金属部材104、105が装着し易く、かつ、その装着時に外部電極102、103の外周面の損傷をしにくくすることができる。
外部電極102、103である導電層を銀ペースト、ニッケルペースト、金ペースト、パラジウムペースト又は、カーボンペーストのいずれかにすることにより、ガラスバルブ101の外周面との密着性が向上し、ガラスバルブ101と外部電極102、103との間でコロナ放電の発生を抑制することができ、かつ、外部電極102と外部電極103との放電空間との間に介在するガラスバルブ101とが、等価的に第1のコンデンサと第2のコンデンサとの静電容量を実質的に等しくすることができる。
また、外部電極102、103である導電性ペースト中に低融点ガラスを1〜10重量%含むことにより、外部電極102、103の外周面にガラスバルブ101の端部から金属部材104、105を装着した際、外部電極102、103の外周面の損傷をしにくくすることができる。
金属部材104、105は、2つ以上のスリット109を長手方向に形成して金属部材104、105の弾性力により外部電極102、103に接続したことにより、ガラスバルブ101の端部から金属部材104、105が装着し易く、かつ、その装着時に外部電極102、103の外周面の損傷をしにくくすることができる。
(実施の形態2)
図5は本発明の実施の形態2における誘電体バリア放電ランプ200の概要を示し、この実施の形態は、上記実施の形態1とは、外部電極202、203がガラスバルブ101の両端外周面に、銀ペーストを例えばガラスバルブ101の端部をマスキングしてデップにより筒状に形成された点と、金属部材204、205がスリーブ形状(円筒状)に形成され、焼きバメ法により円筒状の金属部材204、205をガラスバルブ101端部より挿入し、金属部材204、205を外部電極202、203に密着接続した点と、スリーブ形状の金属部材204の両端部204a、204b(又はスリーブ形状の金属部材205の両端部205a、205b)が、外部電極202の両端部202a、202b(又は外部電極203の両端部203a、203b)よりそれぞれ内側に、間隔Lをあけて設置されている点が異なる。
なお、実施の形態1における誘電体バリア放電ランプ100と同様の構成要素には同一番号を付しその説明を省略する。
この実施の形態によれば、金属部材204、205をガラスバルブ101に装着時に、金属部材204、205の端部204a、205aが導電層端202a、203aの位置から飛び出して、金属部材204、205の端部204a、205aとガラスバルブ101の外周面との間に隙間が発生することがないので、金属部材204、205とガラスバルブ101の外周面との間において、ランプ点灯時のコロナ放電の発生を抑制することができ、他の部分の寿命に較べて遜色ない寿命を持つ外部電極を備える蛍光ランプ、バックライトユニット及び液晶テレビを提供することができる。また、金属部材204の両端部204a、204b(又は金属部材205の両端部205a、205b)は、管軸X方向に取り付けばらつきがあっても、外部電極202の両端部202a、202b(又は外部電極203の両端部203a、203b)から間隔Lを有しているため、金属部材204の両端部204a、204b(又は金属部材205の両端部205a、205b)とガラスバルブ101との間におけるランプ点灯時のコロナ放電の発生を抑制することができる。さらに焼きバメ法により円筒状の金属部材204、205を外部電極202、203に接続しているので、外部電極202、203に対して円筒状の金属部材204、205の密着性が良好になり電気的接続が安定化する。
(実施の形態3)
図6は本発明の実施の形態3における誘電体バリア放電ランプ300の概要を示し、この実施の形態は、上記実施の形態2とは、薄体である金属部材304が外部電極202を巻着して該薄体の両端部近傍の部分同士を狭める方向の弾性力によりスリーブ状が形成されている点が異なる。金属部材304は、反対側の端部に設けられた金属部材305と同様である。なお、実施の形態2における誘電体バリア放電ランプ200と同様の構成要素には同一番号を付しその説明を省略する。
この実施の形態によれば、金属部材304をガラスバルブ101に装着時に、金属部材304の端部304aが導電層端202aの位置から飛び出して、金属部材304の端部304aとガラスバルブ101の外周面との間に隙間が発生するのを低減できるので、金属部材304とガラスバルブ101の外周面との間において、ランプ点灯時のコロナ放電の発生を抑制することができる。また、金属部材304の両端部304a、304bは、管軸X方向に取り付けばらつきがあっても、外部電極202の両端部202a、202bから間隔Lを有しているため、金属部材304の金属部材304a、304bとガラスバルブ101との間におけるランプ点灯時のコロナ放電の発生を抑制することができる。さらに、金属部材304は、ガラスバルブ101に設けられた外部電極202を巻着して取り付けるために、ガラスバルブ101の外径が変動しても安価な薄体により容易に取り付けることができる。
なお、ガラスバルブ101の両端に設けられた外部電極および金属部材は、両端とも同じ形状にものに限らず、実施の形態1、実施の形態2、実施の形態3のいずれかとを組み合わせてもよい。
本発明は、液晶テレビに用いられている直下方式のバックライトユニットをはじめとするあらゆる照明として広く適用することができる。本発明によって、ランプ電力の増加の抑制やオゾンの発生を抑制することができ、他の部分の寿命に較べて遜色ない寿命を持つ外部電極を備える誘電体バリア放電ランプを提供することができるので、液晶テレビの長寿命化に寄与することができその産業的利用価値は極めて高い。
本発明の実施の形態1における液晶テレビの概要を示す図 同実施の形態1におけるソケット台50の概要を示す図 (a)は、同実施の形態1における誘電体バリア放電ランプ100の概要を示す図、(b)は、金属部材105の外観を示す図、(c)は図3(a)におけるB−B線で示す断面図、(d)はC−C線で示す断面図、(e)はD−D線で示す断面図 同実施の形態1におけるガラスバルブの成形方法を示す模式図 本発明の実施の形態2における誘電体バリア放電ランプ200の概要を示す図 本発明の実施の形態3における誘電体バリア放電ランプ300の概要を示す図 従来の典型的な誘電体バリア放電ランプ90の概要を示す図
符号の説明
100 誘電体バリア放電ランプ
101 円筒状のガラスバルブ
102、103 外部電極
102a、103a 外部電極102、103の端部
104、105 金属部材
121a、122a ガラスバルブの扁平状端部

Claims (19)

  1. 放電容器である円筒状のガラスバルブと、前記ガラスバルブの両端部外周面に設けられた一対の外部電極とを有する蛍光ランプであって、前記ガラスバルブの中央部における光取り出し部の横断面の形状を扁平状にしたものであることを特徴とする蛍光ランプ。
  2. 前記外部電極は、前記ガラスバルブの円筒状の外周面に配設されており、前記ガラスバルブの扁平状端部と対向する前記外部電極の端部が前記ガラスバルブの扁平状端部と隙間をあけて設置されていることを特徴とする請求項1に記載の蛍光ランプ。
  3. 前記ガラスバルブの扁平状端部側における前記外部電極の端部が、面取りされていることを特徴とする請求項2に記載の蛍光ランプ。
  4. 前記面取り部の厚みが、端縁に近づく程薄くなっていることを特徴とする請求項3に記載の蛍光ランプ。
  5. 前記隙間が1mm以上あることを特徴とする請求項2から4のいずれか1項に記載の蛍光ランプ。
  6. 前記外部電極は、前記ガラスバルブの端部外周面に導電層で形成されたものであることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の蛍光ランプ。
  7. 前記外部電極の外周面の少なくとも一部を包囲して接続されたキャップ形状またはスリーブ形状の金属部材を設けたことを特徴とする請求項6に記載の蛍光ランプ。
  8. 前記ガラスバルブの扁平状端部側における前記金属部材の端部が、前記ガラスバルブの扁平状端部側における前記導電層端の位置から前記ガラスバルブ端部側に、間隔をあけて設置されていることを特徴とする請求項7に記載の蛍光ランプ。
  9. 前記ガラスバルブの扁平状端部側の前記金属部材の端部は、前記導電層端から前記間隔が1mm以上あけて設置されていることを特徴とする請求項8に記載の蛍光ランプ。
  10. 前記金属部材は、3mm以上の長さで前記導電層を包囲し、前記導電層に接続されていることを特徴とする請求項7から請求項9のいずれか1項に記載の蛍光ランプ。
  11. 前記ガラスバルブの扁平状端部側における前記金属部材の端部が、面取りされていることを特徴とする請求項7から請求項10のいずれか1項に記載の蛍光ランプ。
  12. 前記導電層は、銀ペースト、ニッケルペースト、金ペースト、パラジウムペースト又は、カーボンペーストのいずれかであることを特徴とする請求項6から請求項11のいずれか1項に記載の蛍光ランプ。
  13. 前記導電層は、前記低融点ガラスを1重量%以上含むことを特徴とする請求項12に記載の蛍光ランプ。
  14. 前記金属部材は、前記導電層に薄体を巻着して該薄体の両端部近傍の部分同士を圧潰することによりスリーブ状に形成されたものであることを特徴とする請求項7から請求項13のいずれか1項に記載の蛍光ランプ。
  15. 焼きバメ法を用い前記ガラスバルブ端部より前記金属部材を挿入し、前記金属部材を前記導電層に接続したものであることを特徴とする請求項7から請求項13のいずれか1項に記載の蛍光ランプ。
  16. 前記金属部材は、長手方向にスリットを形成して前記金属部材の弾性力により前記導電層に接続したものであることを特徴とする請求項7から請求項13のいずれか1項に記載の蛍光ランプ。
  17. 請求項1から請求項16のいずれか1項に記載の蛍光ランプを光源として備えることを特徴とするバックライトユニット。
  18. 液晶テレビに用いられる直下型のバックライトユニットであって、請求項1〜16の何れか1項に記載の蛍光ランプを複数本と、前記複数本の蛍光ランプの全て点灯させる1個の高周波電子安定器とを備えることを特徴とするバックライトユニット。
  19. 直下型のバックライトユニットを備える液晶テレビであって、前記バックライトユニットが、請求項1〜16の何れか1項に記載の蛍光ランプを複数本と、前記複数本の蛍光ランプの全て点灯させる1個の高周波電子安定器とを含むことを特徴とする液晶テレビ。
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