JP2006163870A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 分散処理を行う対象である装置が一定時間未使用状態であるか保証されていないため、処理を機器に依頼する時点では分散に適していると判断されていた装置が途中から他の目的に使用されて負荷が重くなったりしていた。
【解決手段】 複数の機器で分散処理を行う系において、クライアントPC側から特定の機器にjobを投入し、機器の装備及び動作状況を管理する管理手段を有し、前記管理手段は機器が一定の時間未使用であることを示す情報を前記機器より受信し、前記受信した情報に従って、job投入時に未使用な機器を含む複数の機器による高速分散処理を実現する。
【選択図】 図1
【解決手段】 複数の機器で分散処理を行う系において、クライアントPC側から特定の機器にjobを投入し、機器の装備及び動作状況を管理する管理手段を有し、前記管理手段は機器が一定の時間未使用であることを示す情報を前記機器より受信し、前記受信した情報に従って、job投入時に未使用な機器を含む複数の機器による高速分散処理を実現する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、ネットワーク上に接続されたMFP(マルチファンクションペリフェラル)やプリンタをフルに活用するシステムで、クライアント側からjobを受け取り、膨大な時間のかかる処理を行う場合にgridのフレームワークを使用して、複数の機器の処理能力を有効活用し、より高速な分散処理を実現する画像形成装置に関する。
従来から大量の処理を分散して複数の機器で処理し、高速処理を可能とする機構については複数の提案がなされている。
IBMプロフェッショナル論文「グリッド・コンピューティングの商用システムへの適用性」<http://www−6.ibm.com/jp/provision/no36/pdf/36_ppr1.pdf
IBMプロフェッショナル論文「グリッド・コンピューティングの商用システムへの適用性」<http://www−6.ibm.com/jp/provision/no36/pdf/36_ppr1.pdf
しかし、従来では分散処理を行う対象であるどの装置が一定時間未使用状態であるか保証されていないため、処理を機器に依頼する時点では分散に適していると判断されていた装置が途中から他の目的に使用されて負荷が重くなり、十分なマシン性能が得られない場合がある。逆に使用中と判断していた装置が処理の依頼をあきらめた直後に未使用となるケースにおいて、貴重な分散資源を有効活用できない場合が生じる可能性が生じていた。
そこで上記問題を解決するために、ネットワークに接続された、複数の機器で分散処理を行う系において、クライアントPC側から特定の機器にjobを投入するjob投入手段、機器の装備及び動作状況を管理する管理手段を有し、前記管理手段は前記機器が一定の時間未使用であることを示す情報を前記機器より受信し、前記機器が一定の時間未使用であることを示す情報に従って、job投入時に未使用な機器を含む複数の機器による高速分散処理を実現することを特徴とする画像形成装置を提供し、機器の性能を有効活用した高速分散処理を実現する。分散処理対象の装置が未使用になる時間帯は機器がPCである場合には機器が一定の時間未使用であることを示す情報をスケジュール管理ソフトウェアの有する情報の一部より取得し、分散処理対象の装置が操作部を有するPC以外の機器である場合には機器が一定の時間未使用であることを示す情報を前記機器の操作部による指定情報から取得する。
本発明の手段を用いることによって、分散処理対象の装置が未使用になる時間帯を機器の操作部によりあらかじめ指定しておくか、あるいは装置がPCである場合にスケジューラとリンクしておきユーザがPCから離れている時間を把握し、未使用な時間帯を自動的に把握できる様にすることで、選択した機器の性能を所定時間中100%有効活用した高速分散処理を実現することが可能となる。
以下本発明を実施するための最良の形態を、実施例により詳しく説明する。
以下、図面を参照して、本発明をその好適な実施形態に基づき詳細に説明する。
(印刷装置の構成)
図1は、本発明の実施形態に係る印刷装置の一例としてのカラーレーザービームプリンタ(以下「カラーLBP」と記述)の構成例を示す断面図である。尚、本実施例では、複数のMFPやプリンタが接続されているネットワーク環境について述べるので、あくまでもカラーLBPを例としてあげる。ここで、図1のカラーLBPは、600ドット/インチ(dpi)の解像度を有し、各色成分各画素が8ビットで表現された多値データに基づいて画像記録を行うものとする。
図1は、本発明の実施形態に係る印刷装置の一例としてのカラーレーザービームプリンタ(以下「カラーLBP」と記述)の構成例を示す断面図である。尚、本実施例では、複数のMFPやプリンタが接続されているネットワーク環境について述べるので、あくまでもカラーLBPを例としてあげる。ここで、図1のカラーLBPは、600ドット/インチ(dpi)の解像度を有し、各色成分各画素が8ビットで表現された多値データに基づいて画像記録を行うものとする。
図1において、100はカラーLBP本体であり、外部に接続されているホストコンピュータから供給されるプリントデータ(文字コードや画像データ等)及び制御コードから成る印刷命令を受信して記憶するとともに、印刷命令に従って、対応する文字パターンやイメージ等を作成し記憶媒体の一例としての記録紙上に可視像を形成する装置である。110はホストコンピュータから供給される印刷命令を解析し、印刷イメージの生成処理を行うとともにカラーLBP本体100の制御を行うフォーマッタ制御部である。また、フォーマッタ制御部110は、ユーザによる操作およびユーザに対する状態通知のための、スイッチおよびLED表示器等が配されているオペレーション・パネル部120と接続されている。
オペレーション・パネル部120は例えば印刷装置100の筐体の一部として実装されている。フォーマッタ制御部110において生成された最終的な印刷イメージはビデオ信号として出力制御部130に送出される。出力制御部130は印刷装置100の不図示の各種センサからの状態入力とともに光学ユニット140および各種駆動系機構部に対し制御信号を出力し、印刷装置100の印刷処理制御を司る。
図1に示す印刷装置において、給紙カセット161から給紙された記録紙Pはその先端をグリッパ154fにより狭持されて、転写ドラム154の外周に保持される。光学ユニット140により感光ドラム151上に形成された、4色に色分解された原稿画像の静電潜像は、順次、イエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C),ブラック(B)の各色現像器Dy,Dm,Dc,Dbにより現像される。現像結果である各色トナー像を転写ドラム上の記録紙Pに重ねて転写することにより、記録紙P上に多色画像が形成される。
その後、記録紙Pは転写ドラム154より分離されて、定着ユニット155へ搬送される。定着ユニット155では熱と圧力によりトナー像を記録紙Pに定着し、記録紙Pを排紙部159より排紙トレイ部160に排出する。
ここで、各色の現像器Dy,Dm,Dc,Dbは、その両端に回転支軸を有し、各々がその軸を中心に回転可能となるように現像器選択機構部152に保持される。これによって、各現像器Dy,Dc,Db,Dnは、図1に示すように現像器選択のために現像器選択機構部152が回転軸152aを中心にして回転しても、その姿勢を一定に維持できる構成をとっている。
ここで、各色の現像器Dy,Dm,Dc,Dbは、その両端に回転支軸を有し、各々がその軸を中心に回転可能となるように現像器選択機構部152に保持される。これによって、各現像器Dy,Dc,Db,Dnは、図1に示すように現像器選択のために現像器選択機構部152が回転軸152aを中心にして回転しても、その姿勢を一定に維持できる構成をとっている。
選択された現像器が現像位置に移動後、現像器選択機構部152は現像器と一体で支点153bを中心にして、選択機構保持フレーム153がソレノイド153aにより感光ドラム151方向へ引っ張られ、感光ドラム151方向へ移動し現像処理が行われるように構成されている。
次に、帯電器156によって感光ドラム151が所定の極性に均一に帯電される。フォーマッタ制御部110においてデバイス依存ビットマップとして展開された印刷命令は、対応するパターンのビデオ信号に変換されレーザドライバに出力され半導体レーザ141を駆動する。入力されたビデオ信号に応じて半導体レーザ141から発射されるレーザ光はオンオフ制御され、さらにスキャナモータ143によって高速回転するポリゴンミラー142で反射され、ポリゴンレンズ134、反射鏡144を介して感光ドラム151上を走査露光する。これにより、感光ドラム151上にはビデオ信号に対応した静電潜像が形成される。
次に、例えば、M(マゼンタ)色の静電潜像がM(マゼンタ)色の現像器Dmにより現像され、感光体ドラム151上にM(マゼンタ)色の第1のトナー像が形成される。一方、所定のタイミングで記録紙Pが給紙され、トナーと反対極性(例えばプラス極性)の転写バイアス電圧が転写ドラム154に印加され、感光体ドラム151上の第1トナー像が記録紙Pに転写されると共に、記録紙Pが転写ドラム154の表面に静電吸着される。
その後、感光ドラム151はクリーナー157によって残留するM(マゼンタ)色トナーを除去され、次の色の潜像形成及び現像行程に備える。以下同様の手順によってC(シアン)、Y(イエロー)、Bk(ブラック)の順で第2,3,4色目のトナー像の転写が行われる。但し、各色の転写時には、転写ドラム154には前回よりも高いバイアス電圧が印加される点は異なる。
4色のトナー像が重畳転写された記録紙Pの先端部が分離位置に近づくと、分離爪158が接近してその先端が転写ドラム154の表面に接触し、記録紙Pを転写ドラム154から分離させる。分離された記録紙Pは定着ユニット155に搬送され、ここで記録紙上のトナー像が定着されて排紙トレイ160上に排出される。カラーレーザービームプリンタは、以上のような画像形成過程を経て600ドット/インチ(dpi)の解像度で画像出力を行う。なお、本発明において印刷装置として使用可能なプリンタは、カラーLBPに限られるものではなく、インクジェットプリンタやサーマルプリンタ等、他の方式のカラープリンタでもよいし、モノクロプリンタであってもよい。
(印刷システムの構成)
図2に、本発明の実施形態に係る印刷システムの構成例を示す。ホストコンピュータ3000と印刷装置100、1001、1002とがネットワーク(通信可能な構成)に接続された構成を有する。尚、ここでは3台の印刷装置について明記するが台数については問わない。
図2に、本発明の実施形態に係る印刷システムの構成例を示す。ホストコンピュータ3000と印刷装置100、1001、1002とがネットワーク(通信可能な構成)に接続された構成を有する。尚、ここでは3台の印刷装置について明記するが台数については問わない。
まず、印刷装置100におけるフォーマッタ制御部110について図2を用いて説明する。このフォーマッタ制御部110は、PDLコントローラなどとも呼ばれており、ホストコンピュータ3000との接続手段であるインターフェース(I/F)部3101と、受信データ等を一時的に保持管理するための受信バッファ3103、送信データ等を一時的に保持管理するための送信バッファ3104、印刷データの解析を司るコマンド解析部3107、印刷制御処理実行部3109、描画処理実行部3105、ページメモリ3106より構成されている。
インターフェース(I/F)部3101は、ホストコンピュータ3000との印刷データの送受信を行う通信手段であり、通信プロトコルとして例えばIEEE−1284に準拠した通信を可能とするものである。ただし、ホストコンピュータ3000と印刷装置100との接続方法は任意であり、LAN等のコンピュータネットワークを介した接続であっても、USB(Universal Serial Bus)、IEEE−1394等のシリアルインタフェースを介した接続であってもよい。ここでは、3033にあるようにネットワークを介した接続を想定する。
インターフェース部3101を通して受信した印刷データは、そのデータを一時的に保持する記憶手段である受信バッファ3103に逐次蓄積され、必要に応じてコマンド解析部3107または描画処理実行部3105によって読み出され処理される。コマンド解析部3107は、印刷命令体系や印刷ジョブ制御言語に準じた制御プログラムにより構成されており、文字印字、図形、イメージなどの描画に関する印刷データの解析結果は、描画処理実行部3105に指示を与えて処理し、給紙選択やリセット命令などの描画以外のコマンドは、印刷制御処理実行部3109に指示を出し処理する。
描画処理実行部3105は、文字やイメージの各描画オブジェクトをページメモリ3106内のバンドメモリに逐次展開して行くYMCKレンダラである。図1を参照して前述したカラーLBPに対しては、MCYKの順番でデバイス依存ビットマップデータを送出する必要があるが、標準状態では、そのために必要なメモリをすべて確保するわけではなく、1プレーン(1,2又は4bit/pixel)の数分の1のメモリ領域がバンドメモリ領域としてページメモリ3106内に確保される。そして、バンドメモリ領域を繰り返し用い、プリンタエンジン3110の処理に同期して描画処理するように構成されている。
通常はこのように、描画処理実行部3105による展開処理をプリンタエンジン3110へのビデオ信号のシッピング処理が追いかけるバンディング制御によってページメモリ3106は管理されているが、十分なメモリがある場合は1ページ分が展開可能なメモリ領域を確保しても良い。
なお、一般的にフォーマッタ制御部110は、中央演算処理装置(CPU)、リードオンリーメモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)などを用いたコンピュータ・システムによって構成されている。また、フォーマッタ制御部110内の各部の処理は、マルチタスクモニタ(リアルタイムOS)のもとでタイムシェアリングに処理される構成であっても良いし、各機能ごとに専用のコントローラ・ハードウェアを用意して独立して処理される構成であってもかまわない。
オペレーション・パネル120は、前述した通り、印刷装置100の各種状態を設定・表示するためのものである。出力制御部3108は、バンドメモリ(ページメモリ)3106の内容をビデオ信号に変換処理し、プリンタエンジン3110へ転送する。プリンタエンジン3110は受け取ったビデオ信号に基づいて記録紙上に永久可視画像を形成するための印刷機構であり、図1を用いて前述し各種機構を含む。
(ホストコンピュータの構成)
図2において3000は、本発明の印刷命令生成装置に好適な実施形態に係るホストコンピュータであり、プリントデータ及び制御コードから成る印刷データを印刷装置100に出力する。ホストコンピュータ3000は、入力装置としてのキーボード310やマウス311と、表示装置であるディスプレイ・モニタ320とが接続された一つのコンピュータ・システムとして構成されている。ホストコンピュータ3000は、Windows(登録商標)などの基本ソフト(OS)によって動作しているものとする。
図2において3000は、本発明の印刷命令生成装置に好適な実施形態に係るホストコンピュータであり、プリントデータ及び制御コードから成る印刷データを印刷装置100に出力する。ホストコンピュータ3000は、入力装置としてのキーボード310やマウス311と、表示装置であるディスプレイ・モニタ320とが接続された一つのコンピュータ・システムとして構成されている。ホストコンピュータ3000は、Windows(登録商標)などの基本ソフト(OS)によって動作しているものとする。
ホストコンピュータ側について、本発明に関する部分にのみ注目して機能的に大きく分類すると、アプリケーションソフトウェア301、グラフィック・サブ・システム302、スプールファイル3031および印刷装置との通信インターフェースを含むスプーラ303に大別される。
アプリケーションソフトウェア301は、例えば、ワープロや表計算などのOS上で動作する応用ソフトウェアである。グラフィック・サブ・システム302は、OSの機能の一部であるGraphics Device Interface(以後、GDIと記す)3021とGDI3021から動的にリンクされるデバイスドライバであるプリンタドライバ3022、バンドスプーラ3023及び積算データ3024によって構成されている。
プリンタドライバ3022は、GDI3021からDDI(Device Driver Interface)というインターフェースを介してコールされ、印刷装置に応じた処理を描画オブジェクト毎に行う。本実施形態に係るホストコンピュータ3000では、DDI関数に渡された情報をプリンタで高速に処理可能な印刷命令データ(PDL)形式に変換し、直接スプーラ303に送出する場合と、生成した印刷命令データをバンド単位に分割してバンドスプーラ3023に第1バンドから順に1ページ分保持し、ページの最後にまとめてスプーラ303に送出する場合の二通りの処理が存在する。
スプーラ303は、OSが管理しているスプールファイルシステムであり、設定により1ページ単位、またはジョブ単位で印刷データをスプールファイル3031として格納し、I/F3032を介して印刷装置100に送出する。
OSによって、上述した各部の名称や機能的な枠組みが若干異なる場合もあるが、これら名称や枠組みの相違は本発明の本質には影響しない。例えば、本発明でスプーラやスプールファイルと呼ぶモジュールは、別のOSにおいてプリント・キューと呼ばれるモジュールを用いて実現可能である。
なお一般的に、これらの各機能モジュールを含むホストコンピュータ300は、中央演算処理装置(CPU)、リードオンリーメモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、ハードディスクドライブ(HDD)、各種入出力制御部(I/O)などのハードウェアのもとで、基本ソフト(OS)と呼ばれるソフトウェアがその制御を司り、その基本ソフトの元で、それぞれの応用ソフト、サブ・システム・プロセスが機能モジュールとして動作する。
(プリンタドライバの処理)
プリンタドライバ3022は一般的なドキュメント作成アプリケーションを使って作成されたグラフィックス、文字、イメージを含むドキュメントに対して処理を行う。
プリンタドライバ3022は一般的なドキュメント作成アプリケーションを使って作成されたグラフィックス、文字、イメージを含むドキュメントに対して処理を行う。
ドキュメントを印刷する際、まずOSにインストールされているプリンタドライバ3022に対して、OSを介して描画命令が渡される。プリンタドライバ3022は、初期状態は通常のPDLモード系ドライバと同様に、描画命令毎に印刷命令(PDL)を生成し、システムスプーラ303に書き込みを実施する。この際に、プリンタドライバ3022は、コマンド数やコマンドの種類に応じた所定の計算式で計算したデータサイズを積算データ3024として積算していく。積算データ3024は例えばホストコンピュータの有するRAMの所定領域に格納される。なお、OSを介してプリンタドライバ3022が受け取る描画命令(DDI関数)は、描画オブジェクトの重なりの下のレイヤーから順に出力される仕様になっている。
1ページ分のデータ全てをシステムスプーラ303に書き込めたときは、スプーラ303にスプールファイル3031として蓄えられた印刷命令(PDL)を、印刷装置100に送出し、積算データ3024をクリアする。一方、積算データ3024の値が、予め定めたデータサイズ、コマンド数等を超えた時は、以下のように処理を切り替える。
プリンタドライバ3022は、システムスプーラ303に格納されたイメージデータ以降の描画命令に対する印刷命令を生成し、初期化処理時に例えばRAMの所定領域として確保しておいたバンドスプーラ3023に印刷装置100で処理を行うバンド領域毎に分けて描画順に格納し、管理する。OSから渡される描画命令(DDI関数)は、印刷装置の印字方向とは無関係に出力されてくるため、本実施形態のようにページの途中からバンド処理に切り替わった場合にも、第1バンドから第Nバンドまでページ内のすべてのバンドに対する格納処理が行われる。
格納処理は、プリンタドライバ内のDDI関数がコールされる度に行う。バンド領域内に格納領域に格納できなくなった時は、新たにRAMの領域を確保することで対処する。第1バンドから第Nバンドまでの1ページ分の残りの描画データ格納が終了したら、印刷装置で処理するバンド順にデータをシステムスプーラ303に書き出す。
各バンドデータの先頭には、以降に送出するバンド情報をつけることで、印刷装置100側で印刷データがページ単位からバンド単位に移行したことを認識可能とする。1ページ分の印刷データをシステムスプーラ303にスプールしたら、印刷装置100に送出する。
次に図3にて分散処理する際の例を示す。まず、ホストコンピュータ3000にて、jobの開始を行う(本実施例の場合は、プリント動作)。前述のホストコンピュータからのjobの開始を受け、3034のタスクマネージャにて以下の動作を行う。ユーザからの要求を3035のダイナミックjobスケジューラ(以下DJS)に分析依頼を行い、DJSからの分析結果に基づき、最適なブローカ(1003か1005か1007)へJobを投入する。DJSでは、定期的にブローカへ進行状況の問いかけを行い、ブローカからのjob完了通知を受け、3000のホストコンピュータへ通知を行う。3035のDJSでは、タスクマネージャからの各リソースの状況を把握する。そしてタスクマネージャからjobリクエストを受け取り最適なブローカを選択し、タスクマネージャに通知を行う。更に、全体のリソースの状況を常に把握しておく。前述のリソースとは、ここでは各印刷装置の空き状況のことをのべている。次に、1003、1005、1007の各印刷装置のブローカでは、1004、1006、1008のリソースマネージャからリソースの状態の吸い上げをDJSに登録する。又、タスクマネージャからの要求を受けて、最適なリソースを探しjobを投入する。更に、リソースマネージャからのjob完了通知をタスクマネージャに通知する。最後に1004、1006、1008のリソースマネージャはリソースの情報をブローカに通知し、ブローカからの指示によりリソースにjobを投入する。更に、定期的にリソースの状態を吸い上げ、異常があればブローカへ通知する。前記の異常状態とは、他のjobを他のクライアントから投入された場合等で、継続してjobを続けることが出来なくなった場合をいう。
本実施例では前述のDJSへのリソース状態の登録情報として、請求項記載の様に機器の未使用な時間帯を追加しておく。図4は本実施例の形態における分散処理の様子を示したものである。印刷装置1001はJOBを投入し、印刷出力の指定がなされた機器を示している。また、PC 1002、PC 1003はそれぞれ一般の業務で使用されているスケジュール管理のソフトウェアが起動されている。各装置のリソースマネージャはスケジュール管理のソフトウェアに記述されている情報から、PCユーザが席を離れ、PC 1002、PC 1003が使用されない時間の情報を管理しておき、各装置のブローカによりDJSにその情報を登録しておく。また、印刷装置1101、印刷装置1102は操作部を有するMFPでユーザが操作部に使用しない時間帯をあらかじめ設定しておくことにより、各装置のリソースマネージャは印刷装置1101、印刷装置1102が使用されない時間の情報を管理しておき、各装置のブローカによりDJSにその情報を登録しておく。以上の方法により、PCユーザのスケジュール情報からユーザがPCから離れ、PCを使用しない時間帯を把握し、あるいは、ユーザがあらかじめ操作部に設定する情報により機器を使用しない時間帯を把握し、装置の未使用な時間帯を把握することが可能である。図4の例ではPC 1002、印刷装置1102は使用される予定あると判断され、PC 1003、印刷装置1101は所定時間使用されないと判断されていることを示している。前述の所定時間はあらかじめ設定した値あるいはjobの種別や規模により可変な値でも構わない。
図4の例では所定時間使用予定のないPC 1003、印刷装置1101は100%分散処理に使用可能と判断してPC 1003のCPUパワーや印刷装置1101の描画処理部を使用して印刷装置1001で処理を行う描画処理を高速に分散処理することが可能になる。各装置で処理された結果は印刷装置1101に送られ、成果が統合される。以上の手順によりシステム全体の効率的な高速分散処理を可能にする。
100 印刷装置
3000 ホストコンピュータ
3000 ホストコンピュータ
Claims (3)
- ネットワークに接続された、複数の機器で分散処理を行う系において、クライアントPC側から特定の機器にjobを投入するjob投入手段、機器の装備及び動作状況を管理する管理手段を有し、前記管理手段は前記機器が一定の時間未使用であることを示す情報を前記機器より受信し、前記機器が一定の時間未使用であることを示す情報に従って、job投入時に未使用な機器を含む複数の機器による高速分散処理を実現することを特徴とする画像形成装置。
- 請求項1において分散処理を行う対象機器がPCである場合には請求項1記載の機器が一定の時間未使用であることを示す情報を前記PC上で動作するスケジュール管理ソフトウェアの有する情報の一部より取得することを特徴とする画像形成装置。
- 請求項1において分散処理を行う対象機器が操作部を有するPC以外の機器である場合には請求項1記載の機器が一定の時間未使用であることを示す情報を前記機器の操作部による指定情報から取得することを特徴とする画像形成装置。
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