JP2006162998A - 画像形成装置、及び、画像形成システム - Google Patents

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Abstract


【課題】ユーザ等がユニットの誤装着を早期に認識することができる画像形成装置、及び、画像形成システムを実現することにある。
【解決手段】画像形成装置本体に装着可能なユニットであって、該ユニットが前記画像形成装置本体に装着される際に、該ユニットを前記画像形成装置本体に対しロックするためのハンドル、を有するユニットと、該ユニットが前記画像形成装置本体の所定位置に装着されなかったときには、前記ハンドルの移動を規制し、前記所定位置に装着されたときには、前記ハンドルの移動を許容することにより、前記ユニットの誤装着を防止する誤装着防止部と、を有することを特徴とする。
【選択図】 図10

Description

本発明は、画像形成装置、及び、画像形成システムに関する。
レーザビームプリンタ等の画像形成装置は既によく知られている。かかる画像形成装置の中には、画像形成装置本体に装着可能なユニットであって、該ユニットが画像形成装置本体に装着される際に、該ユニットを前記画像形成装置本体に対しロックするためのハンドル、を有するユニット、を備えたものがある。
特開平11−65348号公報
ところで、ユーザ等が前記ユニットを画像形成装置本体に装着する際に、ユーザ等の操作ミスにより、ユニットが画像形成装置本体の所定位置(すなわち、正規の位置)に装着されない可能性がある。かかる場合には、種々の問題(例えば、前記所定位置にユニットが装着されない状態で画像形成装置が動作した結果、当該ユニットが誤動作したり破損したりする場合が考えられる)が生じ得るため、ユニットが前記所定位置に装着されなかったときには、ユニットの誤装着をユーザ等に認識させる必要がある。
また、ユニットが前記所定位置に装着されなかった場合には、ユーザ等は前記所定位置にユニットを装着し直す(再装着する)こととなる。そして、ユーザ等が再装着を円滑に実施できるようにするためには、ユーザ等がユニットを前記所定位置以外の位置(非正規の位置)に装着後すぐに、ユニットの誤装着をユーザ等に認識させることが望ましい。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ユーザ等がユニットの誤装着を早期に認識することができる画像形成装置、及び、画像形成システムを実現することにある。
主たる本発明は、画像形成装置本体に装着可能なユニットであって、該ユニットが前記画像形成装置本体に装着される際に、該ユニットを前記画像形成装置本体に対しロックするためのハンドル、を有するユニットと、該ユニットが前記画像形成装置本体の所定位置に装着されなかったときには、前記ハンドルの移動を規制し、前記所定位置に装着されたときには、前記ハンドルの移動を許容することにより、前記ユニットの誤装着を防止する誤装着防止部と、を有することを特徴とする画像形成装置である。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも次のことが明らかにされる。
画像形成装置本体に装着可能なユニットであって、該ユニットが前記画像形成装置本体に装着される際に、該ユニットを前記画像形成装置本体に対しロックするためのハンドル、を有するユニットと、該ユニットが前記画像形成装置本体の所定位置に装着されなかったときには、前記ハンドルの移動を規制し、前記所定位置に装着されたときには、前記ハンドルの移動を許容することにより、前記ユニットの誤装着を防止する誤装着防止部と、を有することを特徴とする画像形成装置。
かかる場合には、ユーザ等がユニットの誤装着を早期に認識することができる画像形成装置が実現される。
また、前記誤装着防止部は、前記ユニットが前記画像形成装置本体から取り外されている際に、前記ハンドルの移動を規制することとしてもよい。
かかる場合には、ハンドルを、ユニットを持つために用いられる柄として使用することができる。
また、前記誤装着防止部は、前記ユニットにそれぞれ設けられ、前記ハンドルの動作に連動して移動可能なピンと、該ピンが嵌合可能な穴部と、を有し、前記ユニットが前記画像形成装置本体から取り外されている状態で、前記ピンが前記穴部に嵌合しており、前記ユニットが前記所定位置に装着されなかったときには、前記ピンが前記穴部に嵌合した状態が維持されて、前記穴部が、前記ピンの、前記ハンドルの動作に連動した移動、を規制し、前記ユニットが前記所定位置に装着されたときには、前記ピンが前記穴部に嵌合した状態が解除されて、前記ピンの、前記ハンドルの動作に連動した移動、が許容されることとしてもよい。
かかる場合には、ピンと穴部による簡易な構成で、上述した機能を有する誤装着防止部を実現することができる。
また、前記誤装着防止部は、前記画像形成装置本体に設けられ、前記ピンが前記穴部に嵌合した状態を解除するための解除部、を有し、前記ユニットが前記所定位置に装着されなかったときには、前記解除部は、前記ピンが前記穴部に嵌合した状態を解除せず、前記ユニットが前記所定位置に装着されたときには、該状態を解除することとしてもよい。
また、前記解除部は上方へ突出した凸部であり、前記ユニットが前記所定位置に装着されたときには、前記ピンが前記凸部と接触して、該凸部は、該ピンを押し上げることにより前記状態を解除し、前記ユニットが前記所定位置に装着されなかったときには、前記ピンが前記凸部と接触せず、前記状態が維持されることとしてもよい。
かかる場合には、簡易な構成で、上述した機能を有する誤装着防止部を実現することができる。
また、前記誤装着防止部は、前記ユニットに設けられ、前記ピンを下方へ付勢するための付勢部材、を有することとしてもよい。
かかる場合には、ユニットが前記所定位置に装着されなかったとき等に、ピンが穴部に嵌合した状態が確実に維持される。
また、前記ユニットは、媒体上の現像剤像を該媒体に定着するための、画像形成装置本体に対し着脱可能な定着ユニット、であることとしてもよい。
また、開閉可能なカバーを有し、前記定着ユニットは、第一ローラと、該第一ローラに圧接可能な第二ローラと、を備え、前記カバーが閉じている状態で、前記第一ローラと、該第一ローラに前記媒体を介して圧接している前記第二ローラと、が挟持する前記媒体上の現像剤像を該媒体に定着し、前記画像形成装置は、前記カバーの開動作に連動して、前記第二ローラの、前記第一ローラへの圧接、を解除するための圧接解除部材を有し、前記定着ユニットは、前記圧接解除部材により前記圧接が解除された状態を維持するための維持部材、を有し、前記ハンドルは、前記定着ユニットが前記画像形成装置本体から取り外される際に、前記定着ユニットの前記画像形成装置本体に対するロックを解除すると共に、前記維持部材を移動させて、前記圧接が解除された状態を該維持部材に維持させるためのハンドルであり、前記定着ユニットが、前記画像形成装置本体に装着される際に前記所定位置に装着されなかったときには、前記誤装着防止部は、前記ハンドルの移動を規制して、前記維持部材が維持する圧接解除状態、を保持することとしてもよい。
第一ローラや第二ローラに歪みが発生することを防止する観点等から、定着ユニットが画像形成装置本体から取り外されている状態においては、第二ローラの、第一ローラへの圧接、が解除されていることが望ましい。一方、上記の場合においては、誤装着防止部が、ユーザ等に定着ユニットの誤装着を認識させる機能だけでなく、画像形成装置本体に定着ユニットが正常に装着されなかったときに維持部材が維持する圧接解除状態、を保持する機能を有する。したがって、ユーザ等が定着ユニットを装着し直すために、定着ユニットを画像形成装置本体から一旦取り外したときにおいても、維持部材により圧接解除状態が維持されていることとなり、前述した歪みの発生が適切に防止される。
また、画像形成装置本体に装着可能なユニットであって、該ユニットが前記画像形成装置本体に装着される際に、該ユニットを前記画像形成装置本体に対しロックするためのハンドル、を有するユニットと、該ユニットが前記画像形成装置本体の所定位置に装着されなかったときには、前記ハンドルの移動を規制し、前記所定位置に装着されたときには、前記ハンドルの移動を許容することにより、前記ユニットの誤装着を防止する誤装着防止部と、を有し、前記誤装着防止部は、前記ユニットが前記画像形成装置本体から取り外されている際に、前記ハンドルの移動を規制し、前記誤装着防止部は、前記ユニットにそれぞれ設けられ、前記ハンドルの動作に連動して移動可能なピンと、該ピンが嵌合可能な穴部と、を有し、前記ユニットが前記画像形成装置本体から取り外されている状態で、前記ピンが前記穴部に嵌合しており、前記ユニットが前記所定位置に装着されなかったときには、前記ピンが前記穴部に嵌合した状態が維持されて、前記穴部が、前記ピンの、前記ハンドルの動作に連動した移動、を規制し、前記ユニットが前記所定位置に装着されたときには、前記ピンが前記穴部に嵌合した状態が解除されて、前記ピンの、前記ハンドルの動作に連動した移動、が許容され、前記誤装着防止部は、前記画像形成装置本体に設けられ、前記ピンが前記穴部に嵌合した状態を解除するための解除部、を有し、前記ユニットが前記所定位置に装着されなかったときには、前記解除部は、前記ピンが前記穴部に嵌合した状態を解除せず、前記ユニットが前記所定位置に装着されたときには、該状態を解除し、前記解除部は上方へ突出した凸部であり、前記ユニットが前記所定位置に装着されたときには、前記ピンが前記凸部と接触して、該凸部は、該ピンを押し上げることにより前記状態を解除し、前記ユニットが前記所定位置に装着されなかったときには、前記ピンが前記凸部と接触せず、前記状態が維持され、前記誤装着防止部は、前記ユニットに設けられ、前記ピンを下方へ付勢するための付勢部材、を有し、前記ユニットは、媒体上の現像剤像を該媒体に定着するための、画像形成装置本体に対し着脱可能な定着ユニット、であり、開閉可能なカバーを有し、前記定着ユニットは、第一ローラと、該第一ローラに圧接可能な第二ローラと、を備え、前記カバーが閉じている状態で、前記第一ローラと、該第一ローラに前記媒体を介して圧接している前記第二ローラと、が挟持する前記媒体上の現像剤像を該媒体に定着し、前記画像形成装置は、前記カバーの開動作に連動して、前記第二ローラの、前記第一ローラへの圧接、を解除するための圧接解除部材を有し、前記定着ユニットは、前記圧接解除部材により前記圧接が解除された状態を維持するための維持部材、を有し、前記ハンドルは、前記定着ユニットが前記画像形成装置本体から取り外される際に、前記定着ユニットの前記画像形成装置本体に対するロックを解除すると共に、前記維持部材を移動させて、前記圧接が解除された状態を該維持部材に維持させるためのハンドルであり、前記定着ユニットが、前記画像形成装置本体に装着される際に前記所定位置に装着されなかったときには、前記誤装着防止部は、前記ハンドルの移動を規制して、前記維持部材が維持する圧接解除状態、を保持することを特徴とする画像形成装置も実現可能である。
このようにすれば、既述の総ての効果を奏するため、本発明の目的がより有効に達成される。
また、コンピュータ、及び、このコンピュータに接続可能な画像形成装置であって、画像形成装置本体に装着可能なユニットであって、該ユニットが前記画像形成装置本体に装着される際に、該ユニットを前記画像形成装置本体に対しロックするためのハンドル、を有するユニットと、該ユニットが前記画像形成装置本体の所定位置に装着されなかったときには、前記ハンドルの移動を規制し、前記所定位置に装着されたときには、前記ハンドルの移動を許容することにより、前記ユニットの誤装着を防止する誤装着防止部と、を有する画像形成装置、を備えたことを特徴とする画像形成システムも実現可能である。
かかる場合には、ユーザ等がユニットの誤装着を早期に認識することができる画像形成システムが実現される。
===画像形成装置の外装構成例===
次に、図1及び図2を用いて、画像形成装置としてレーザビームプリンタ(以下、プリンタともいう)10を例にとって、その外装構成例について説明する。図1及び図2は、プリンタ10の外装構成を示した斜視図である。なお、図1は、図2に示された黒矢印の方向からプリンタ10を見たときの斜視図である。同様に、図2は、図1に示された黒矢印の方向からプリンタ10を見たときの斜視図である。また、図1及び図2においては、矢印にて上下方向を示している。
本実施の形態に係るプリンタ10は、図1及び図2に示すように、操作パネル215と、上面カバー220と、第一側面カバー230と、当該第一側面カバー230に隣接する第二側面カバー240と、第一側面カバー230の裏側に位置する第三側面カバー250と、第二側面カバー240の裏側に位置するカバーの一例としての第四側面カバー260と、コントローラーボックス270と、を有している。
操作パネル215は、プリンタ10の上部に設けられており、ユーザ等とのインターフェイスとなる部分である。すなわち、操作パネル215は、ユーザ等からの指示を受け付けるための指示受付部と、ユーザ等へ各種情報を与えるための液晶パネル等からなる情報出力部とを有している。
上面カバー220は、プリンタ10の上部に設けられている取り外し式のカバーである。すなわち、上面カバー220は、プリンタ10内部の機器のメンテナンス等のために、プリンタ供給者等が取り外すことができるようになっている。上面カバー220は、二つのネジ穴を有しており、当該上面カバー220は、画像形成装置本体の一例としてのプリンタ本体12に対し、二箇所にて、ネジで固定されている。
また、当該上面カバー220は、排出された媒体の一例としての記録媒体を支持する機能をも有している。かかる機能を実現するために上面カバー220は、記録媒体支持部226を備えている。さらに、上面カバー220には、前述した操作パネル215が、当該操作パネル215の裏側において、ネジ(不図示)で固定されている。
第一側面カバー230及び第二側面カバー240は、プリンタ10の側部に設けられている取り外し式のカバーである。すなわち、第一側面カバー230及び第二側面カバー240は、プリンタ10内部の機器のメンテナンス等のために、プリンタ供給者等が取り外すことができるようになっている。また、第一側面カバー230及び第二側面カバー240は、それぞれ三つのネジ穴を有しており、当該第一側面カバー230及び第二側面カバー240は、プリンタ本体12に対し、三箇所にて、ネジで固定されている。
第三側面カバー250及び第四側面カバー260は、プリンタ10の側部に設けられている開閉式のカバーである。すなわち、第三側面カバー250及び第四側面カバー260は、ユーザ等が、取っ手を掴んで、開けたり閉じたりすることができるようになっている。第三側面カバー250は、主として、プリンタ10に設けられている消耗品(例えば、後述する現像装置51、52、53、54)を交換する際に開閉される消耗品交換用カバーである。また、第四側面カバー260は、プリンタ10内でジャムが発生した際にトラブルシューティングのために開閉されるトラブルシューティング用カバーであるとともに、プリンタ10に設けられている消耗品(例えば、後述する定着ユニット90)を交換する際に開閉される消耗品交換用カバーでもある。
コントローラーボックス270は、メモリやハードディスク等を収容するボックスである。このコントローラーボックス270は、四つのネジ穴を有しており、当該コントローラーボックス270は、プリンタ本体12に対し、四箇所にて、ネジで固定されている。そして、ユーザ等が、メモリやハードディスク等を交換したい場合には、ネジを外して、コントローラーボックス270をプリンタ本体12から取り外すことにより、当該交換を行うことが可能となっている。
===画像形成装置の内部構成例===
次に、図3を用いて、画像形成装置の一例としてのプリンタ10の内部構成例について説明する。図3は、プリンタ10を構成する主要構成要素を示した図である。なお、図3には、矢印にて上下方向を示しており、例えば、給紙トレイ92は、プリンタ10の下部に配置されており、定着ユニット90は、プリンタ10の上部に配置されている。また、図3は、第三側面カバー250を正面にして、すなわち、図2の白矢印の方向から、プリンタ10を見たときの図である。
本実施の形態に係るプリンタ10は、図3に示すように、潜像を担持するための感光体20の回転方向に沿って、帯電ユニット30、露光ユニット40、YMCK現像ユニット50、一次転写ユニット60、中間転写体62、感光体クリーニングユニット82を有し、さらに、二次転写ユニット80、プリンタ本体12に装着可能なユニットの一例としての定着ユニット90、及び、これらのユニット等を制御しプリンタとしての動作を司る制御ユニット100を有している。
感光体20は、円筒状の導電性基材とその外周面に形成された感光層を有し、中心軸を中心に回転可能であり、本実施の形態においては、図3中の矢印で示すように時計回りに回転する。
帯電ユニット30は、感光体20を帯電するための装置であり、露光ユニット40は、レーザを照射することによって帯電された感光体20上に潜像を形成する装置である。この露光ユニット40は、半導体レーザ、ポリゴンミラー、F−θレンズ等を有しており、パーソナルコンピュータ、ワードプロセッサ等の不図示のホストコンピュータから入力された画像信号に基づいて、変調されたレーザを帯電された感光体20上に照射する。
YMCK現像ユニット50は、感光体20上に形成された潜像を、現像装置に収容された現像剤の一例としてのトナーT、すなわち、ブラック現像装置51に収容されたブラック(K)トナー、マゼンタ現像装置52に収容されたマゼンタ(M)トナー、シアン現像装置53に収容されたシアン(C)トナー、及び、イエロー現像装置54に収容されたイエロー(Y)トナーを用いて現像するための装置である。
このYMCK現像ユニット50は、前記4つの現像装置51、52、53、54が装着された状態で回転することにより、前記4つの現像装置51、52、53、54の位置を動かすことを可能としている。すなわち、このYMCK現像ユニット50は、前記4つの現像装置51、52、53、54を4つの現像装置保持部55a、55b、55c、55dにより保持しており、前記4つの現像装置51、52、53、54は、中心軸50aを中心として、それらの相対位置を維持したまま回転可能となっている。そして、1ページ分の画像形成が終了する毎に選択的に感光体20に対向し、それぞれの現像装置51、52、53、54に収容されたトナーTにて、感光体20上に形成された潜像を順次現像する。なお、前述した4つの現像装置51,52,53,54の各々は、プリンタ本体12、より具体的には、YMCK現像ユニット50の前記現像装置保持部55a、55b、55c、55d、に対して着脱可能となっている。
一次転写ユニット60は、感光体20に形成された単色トナー像を後述の中間転写体62に転写するための装置であり、4色のトナーが順次重ねて転写されると、中間転写体62にフルカラートナー像が形成される。
この中間転写体62は、PETフィルムの表面にアルミ蒸着層を設けさらにその表層に半導電塗料を形成、積層したエンドレスのベルトであり、感光体20とほぼ同じ周速度にて回転駆動される。
二次転写ユニット80は、中間転写体62上に形成された単色トナー像やフルカラートナー像を紙、フィルム、布等の記録媒体に転写するための装置である。
定着ユニット90は、記録媒体上の、現像剤像の一例としてのトナー像、を当該記録媒体に定着するための装置である。すなわち、当該定着ユニット90は、記録媒体上に転写された単色トナー像やフルカラートナー像を記録媒体に融着させて永久像とするものである。なお、定着ユニット90は、プリンタ本体12、より具体的には、プリンタ本体12に設けられた定着ユニット保持部91に対して着脱可能となっている。また、定着ユニット90及び定着ユニット保持部91の詳細については後述する。
感光体クリーニングユニット82は、一次転写ユニット60と帯電ユニット30との間に設けられ、感光体20の表面に当接されたゴム製の感光体クリーニングブレード84を有し、一次転写ユニット60によって中間転写体62上にトナー像が転写された後に、感光体20上に残存するトナーTを感光体クリーニングブレード84により掻き落として除去するための装置である。
制御ユニット100は、図4に示すようにメインコントローラ101と、ユニットコントローラ102とで構成され、メインコントローラ101には画像信号及び制御信号が入力され、この画像信号及び制御信号に基づく指令に応じてユニットコントローラ102が前記各ユニット等を制御して画像を形成する。
次に、このように構成されたプリンタ10の動作について説明する。
まず、不図示のホストコンピュータからの画像信号及び制御信号がインターフェイス(I/F)112を介してプリンタ10のメインコントローラ101に入力されると、このメインコントローラ101からの指令に基づくユニットコントローラ102の制御により感光体20、及び、中間転写体62が回転する。感光体20は、回転しながら、帯電位置において帯電ユニット30により順次帯電される。
感光体20の帯電された領域は、感光体20の回転に伴って露光位置に至り、露光ユニット40によって、第1色目、例えばイエローYの画像情報に応じた潜像が該領域に形成される。また、YMCK現像ユニット50は、イエロー(Y)トナーを収容したイエロー現像装置54が、感光体20に対向した現像位置に位置している。
感光体20上に形成された潜像は、感光体20の回転に伴って現像位置に至り、イエロー現像装置54によってイエロートナーで現像される。これにより、感光体20上にイエロートナー像が形成される。
感光体20上に形成されたイエロートナー像は、感光体20の回転に伴って一次転写位置に至り、一次転写ユニット60によって、中間転写体62に転写される。この際、一次転写ユニット60には、トナーTの帯電極性とは逆の極性の一次転写電圧が印加される。なお、この間、感光体20と中間転写体62とは接触しており、また、二次転写ユニット80は、中間転写体62から離間している。
上記の処理が、第2色目、第3色目、及び、第4色目について、各々の現像装置毎に順次実行されることにより、各画像信号に対応した4色のトナー像が、中間転写体62に重なり合って転写される。これにより、中間転写体62上にはフルカラートナー像が形成される。
中間転写体62上に形成されたフルカラートナー像は、中間転写体62の回転に伴って二次転写位置に至り、二次転写ユニット80によって記録媒体に転写される。なお、記録媒体は、給紙トレイ92から、給紙ローラ94、レジローラ96を介して二次転写ユニット80へ搬送される。また、転写動作を行う際、二次転写ユニット80は中間転写体62に押圧されるとともに二次転写電圧が印加される。
記録媒体に転写されたフルカラートナー像は、定着ユニット90によって加熱加圧されて記録媒体に融着される。
一方、感光体20は一次転写位置を経過した後に、感光体クリーニングユニット82に支持された感光体クリーニングブレード84によって、その表面に付着しているトナーTが掻き落とされ、次の潜像を形成するための帯電に備える。掻き落とされたトナーTは、感光体クリーニングユニット82が備える残存トナー回収部に回収される。
===制御ユニットの概要===
次に、制御ユニット100の構成について図4を参照しつつ説明する。制御ユニット100のメインコントローラ101は、インターフェイス112を介してホストコンピュータと接続され、このホストコンピュータから入力された画像信号を記憶するための画像メモリ113を備えている。ユニットコントローラ102は、装置本体の各ユニット(帯電ユニット30、露光ユニット40、YMCK現像ユニット50、一次転写ユニット60、二次転写ユニット80、感光体クリーニングユニット82、定着ユニット90)と電気的に接続され、それらが備えるセンサからの信号を受信することによって、各ユニットの状態を検出しつつ、メインコントローラ101から入力される信号に基づいて、各ユニットを制御する。
===定着ユニット及びその周辺の構成例===
次に、図5乃至図15を用いて、定着ユニット90と、当該定着ユニット90がプリンタ本体12に装着されているときに当該定着ユニット90の周辺に位置するプリンタ本体12側の部材(以下、周辺部材とも呼ぶ)の構成例について説明する。
図5は、定着ユニット90の外観構成を示した斜視図である。
図6乃至図13は、定着ユニット90の長手方向端部90a及びその周辺の周辺部材を示した図である。図6及び図7は、それぞれ、定着ユニット90が定着ユニット保持部91に装着されており、かつ、定着ユニット90がプリンタ本体12に対しロックされている状態を表した正面図及び平面図である。また、図8及び図9は、図6及び図7と同様、それぞれ、定着ユニット90が定着ユニット保持部91に装着されており、かつ、定着ユニット90がプリンタ本体12に対しロックされている状態を表した正面図及び平面図であるが、図6及び図7が、前述した第四側面カバー260が閉じているときの当該状態を表しているのに対し、図8及び図9は、当該第四側面カバー260が開いているときの当該状態を表している。図10及び図11は、それぞれ、定着ユニット90が定着ユニット保持部91に装着されているが、定着ユニット90のプリンタ本体12に対するロックが解除されている状態を表した正面図及び平面図である。図12及び図13は、それぞれ、定着ユニット90が定着ユニット保持部91から取り外されている状態を表した正面図及び平面図である。なお、図10乃至図13においては、第四側面カバー260が開いているときの前記状態が表されている。
図14及び図15は、それぞれ、定着ユニット保持部91の長手方向端部91aの構成を示した正面図及び平面図である。
なお、図5、図6、図8、図10、図12、及び、図14においては、矢印にて上下方向が、図5、図7、図9、図11、及び、図13においては、矢印にて定着ユニット90の長手方向が、さらに、図5においては、定着ユニット90の幅方向が示されている。
また、前述したとおり、図6乃至図13は、定着ユニット90の長手方向端部90a等を示した図であり、また、図14及び図15は、定着ユニット保持部91の長手方向端部91aを示した図であるが、定着ユニット90及び定着ユニット保持部91の長手方向一端部と長手方向他端部は、ほぼ同様の構成を有しているため、これらの図には、定着ユニット90又は定着ユニット保持部91の長手方向片端部のみを示している。
定着ユニット90は、記録媒体上のトナー像を加熱加圧して当該記録媒体に定着するための装置であり、第一ローラの一例としての定着ローラ302と、第二ローラの一例としての加圧ローラ304と、押圧部材310と、ハンドルの一例としての取っ手320と、支持軸324と、平行ピン332と、維持部材の一例としてのカム336と、フレーム350と、を備えている。また、カム336には、ピン342と、付勢部材の一例としての第二圧縮バネ346と、が設けられており、フレーム350には、穴部の一例としてのピン嵌合穴344が設けられている。
さらに、前記周辺部材としては、定着ユニット保持部91と、圧接解除部材の一例としての後述する本体側レバー622とが、設けられており、定着ユニット保持部91は、解除部の一例としての凸部512を備えている。
そして、ピン342と、第二圧縮バネ346と、ピン嵌合穴344と、凸部512等は、後に詳述する誤装着防止部を構成している。
定着ローラ302は、記録媒体上のトナー像を加熱して、当該トナー像を当該記録媒体に融着させる。この定着ローラ302は、その長手方向が定着ユニット90の長手方向に沿うように設けられている。また、定着ローラ302は、図7等に示すように、回転軸302aと大径部302bとを有しており、当該回転軸302aまわりに回転可能となっている。さらに、大径部302bの内部には、ヒーター(不図示)が設けられており、当該ヒーターから発せられる熱により、記録媒体上のトナー像が熱せられて記録媒体に融着される。
加圧ローラ304は、前記定着ローラ302と協働して、記録媒体上のトナー像を加圧する。この加圧ローラ304は、その長手方向が定着ユニット90の長手方向に沿うように、かつ、定着ローラ302と隣り合う位置に設けられている。また、加圧ローラ304は、図7等に示すように、回転軸304aと大径部304bとを有しており、当該回転軸304aまわりに回転可能となっている。
さらに、加圧ローラ304は、定着ローラ302に圧接可能となるように構成されている。そして、定着ユニット90が記録媒体上のトナー像を記録媒体に定着する際には、加圧ローラ304が定着ローラ302に記録媒体を介して圧接して、定着ローラ302と加圧ローラ304とにより挟持された記録媒体上のトナー像が、これらの二つのローラにより加圧されることとなる。なお、図7等に示すように、加圧ローラ304の長手方向両端部(すなわち、大径部304bの外側二箇所)には、後述するレバー312により把持される被把持部304cが設けられている。
押圧部材310は、加圧ローラ304を定着ローラ302へ向けて押圧して、加圧ローラ304を定着ローラ302へ圧接させる。この押圧部材310は、図7等に示すように、定着ユニット90の長手方向両端部に一つずつ設けられており、レバー312と引っ張りバネ316とを備えている。
レバー312は、図6等に示すように、その上部に回動軸312aを、その下部に引っ張りバネ316との連結部312bを有し、かつ、回動軸312aと連結部312bとの間には、前記被把持部304cを把持するための把持部312cが設けられている。そして、レバー312は、把持部312cが被把持部304cを把持した状態で(レバー312が加圧ローラ304に連結した状態で)、前記回動軸312aまわりに回動可能となるように構成されている。
引っ張りバネ316は、図6等に示すように、その両端にフック316a、316bを有し、一端側(図6中左側)のフック316aはレバー312の前記連結部312bに、他端側(図6中右側)のフック316bはフレーム350に、それぞれ連結されている。そして、引っ張りバネ316は、その引っ張り力により、レバー312の下部(レバー312の連結部312b)を定着ローラ302側(図6中、左側から右側へ向かう方向)へ引っ張っている。
このように構成された押圧部材310において、レバー312の回動軸312aが当該レバー312の上部に位置するから、引っ張りバネ316の前記引っ張り力は、レバー312に伝達された結果、レバー312の図6中反時計方向の回動力に変換されていることとなる。そして、回動軸312aと連結部312bとの間に位置する把持部312c、が把持する加圧ローラ304は、レバー312のかかる回動力により、定着ローラ302へ向けて押圧されている。
また、プリンタ本体12側、かつ、レバー312の下部には、回動可能な本体側レバー622が設けられており、当該本体側レバー622は、第四側面カバー260の開動作に連動して回動し、加圧ローラ304の、定着ローラ302への圧接、を解除する機能を有している。
本体側レバー622は、第四側面カバー260が閉じているときには、図6に示される第一回動位置に位置している。本体側レバー622が第一回動位置に位置するときには、図6に示すように、本体側レバー622は、レバー312に接触しておらず、レバー312の、加圧ローラ304に対する押圧、により、加圧ローラ304は定着ローラ302に圧接している。
一方、本体側レバー622は、第四側面カバー260の開動作に連動して回動し、前記第一回動位置から図8に示される第二回動位置まで図8中反時計方向に回動する。本体側レバー622が第二回動位置に位置するときには、図8に示すように、本体側レバー622は、レバー312に接触しており、引っ張りバネ316がレバー312を引っ張っている方向(図6中、左側から右側へ向かう方向)とは逆方向に、レバー312の下部を押している。したがって、かかる際には、図8に示すように、レバー312の把持部312cが把持する加圧ローラ304の、定着ローラ302への圧接、が解除されている。なお、本体側レバー622の近傍には、本体側レバー622の、第二回動位置を越える回動、を規制するためのストッパー650が設けられている。
このように、押圧部材310は、第四側面カバー260が閉じているとき(定着ユニット90が記録媒体上のトナー像を記録媒体に定着するとき等)には、加圧ローラ304を定着ローラ302へ向けて押圧して、加圧ローラ304を定着ローラ302へ圧接させる(換言すれば、押圧部材310の引っ張りバネ316は、レバー312を介して、加圧ローラ304を付勢することにより、加圧ローラ304を定着ローラ302へ圧接させる)。
一方で、第四側面カバー260が一定量以上開いているときには、押圧部材310は、加圧ローラ304を定着ローラ302へ向けて押圧するが、本体側レバー622の前述した作用により、加圧ローラ304を定着ローラ302へ圧接させることはできないようになっている。なお、第四側面カバー260の開動作に連動して本体側レバー622が回動する機構については、後に詳述する。
取っ手320は、後述するハンドルとしての機能を有するとともに、定着ユニット90を持つために用いられる柄としての機能も有している。この取っ手320は、図5等に示すように、定着ユニット90の上部かつ長手方向両端部に一つずつ設けられている。
また、定着ユニット90には、図6等に示すように、定着ユニット本体90bから上方へ突出するように、前記取っ手320を支持するための支持軸324が設けられており、取っ手320の長手方向一端部320aが当該支持軸324の上部に固定されている。
ここで、支持軸324は、軸まわりに回動可能となるように構成されている。そして、当該支持軸324に固定されている前記取っ手320が、支持軸324を回動させるハンドルの機能を有しており、前記第四側面カバー260が開いている状態で、ユーザ等が取っ手320をハンドルとして操作すること(より具体的には、ユーザ等がハンドルを回すこと)により、前記支持軸324が、図6乃至図9に示される第一回動位置と図10乃至図13に示される第二回動位置との間で、往復回動するようになっている。なお、これらの図に示されているように、支持軸324が第一回動位置に位置する際には、前記取っ手320の長手方向は、定着ユニット本体90bの長手方向に交差しており、一方、支持軸324が第二回動位置に位置する際には、前記取っ手320の長手方向は、定着ユニット本体90bの長手方向に沿っている。
平行ピン332は、定着ユニット90をプリンタ本体12に対しロックし、かつ、定着ユニット90のプリンタ本体12に対するロックを解除する機能を有している。この平行ピン332は、図7等に示すように、その長手方向中央部332aに前記支持軸324が位置するように、支持軸324の下部に固定されている。また、当該平行ピン332は、当該支持軸324の前記往復回動に伴って、前記長手方向中央部332aを中心として往復回動するように構成されている。なお、図7等に示されているように、支持軸324が第一回動位置に位置する際には、平行ピン332の長手方向は、定着ユニット本体90bの長手方向に沿っており、一方、図11等に示されているように、支持軸324が第二回動位置に位置する際には、平行ピン332の長手方向は、定着ユニット本体90bの長手方向に交差している。
また、定着ユニット保持部91には、図14及び図15等に示すように、定着ユニット90が定着ユニット保持部91に装着される際に平行ピン332が入り込むことが可能な平行ピン挿入穴502が設けられている。
ここで、定着ユニット90が定着ユニット保持部91に装着されており、かつ、前記支持軸324が第二回動位置に位置する際には、図10及び図11に示すように、平行ピン332が、前記平行ピン挿入穴502に入り込んで当該平行ピン挿入穴502より下側に位置しており、かつ、平行ピン332の長手方向が平行ピン挿入穴502の長手方向に沿っている。そして、かかる状態で、前記取っ手320が操作されて、前記支持軸324が第二回動位置から第一回動位置まで回動すると、図8及び図9に示すように、平行ピン332の長手方向が、平行ピン挿入穴502の長手方向と交差する状態となる。そして、かかる状態においては、平行ピン332が平行ピン挿入穴502を通り抜けることができないから、定着ユニット90が定着ユニット保持部91(プリンタ本体12)に対してロックされることとなる。
さらに、定着ユニット保持部91は、図14及び図15等に示すように、定着ユニット保持部91の裏側、かつ、前記平行ピン挿入穴502の両隣り、に、絞り508を備えている。また、定着ユニット90の後述するカム336の内部には、フレーム350とカム336上部との間に位置するように、第一圧縮バネ340が設けられている(図10等)。そして、これらの部材は、定着ユニット90のロックをより確実なものとする。すなわち、絞り508は、平行ピン332の長手方向が平行ピン挿入穴502の長手方向に沿う状態(ロック前の状態)においては、図11に示すように、平行ピン332と接触しない一方で、平行ピン332の長手方向が平行ピン挿入穴502の長手方向と交差する状態(ロックされている状態)においては、図8及び図9に示すように、平行ピン332と接触する(絞り508に平行ピン332が乗り上がる)ようになっている。さらに、第一圧縮バネ340は、フレーム350とカム336上部との間に挟まれることにより、カム336及び支持軸324を介して、平行ピン332を上方へ押し上げている。したがって、第一圧縮バネ340の付勢力で、平行ピン332が絞り508に押しつけられることにより、定着ユニット90のロックが確実なものとなる。
また、平行ピン332の長手方向が平行ピン挿入穴502の長手方向と交差する当該状態(ロックされている状態)で、前記取っ手320が操作されて、前記支持軸324が第一回動位置から第二回動位置まで回動すると、図10及び図11に示すように、平行ピン332の長手方向が、平行ピン挿入穴502の長手方向に沿う状態となる。そして、かかる状態においては、平行ピン332が平行ピン挿入穴502を通り抜けることができるから、定着ユニット90を定着ユニット保持部91(プリンタ本体12)から取り外せるようになり、定着ユニット90のプリンタ本体12に対するロックが解除されることとなる。
カム336は、本体側レバー622により、加圧ローラ304の、定着ローラ302への圧接、が解除された状態、を維持する機能を有している。このカム336は、取っ手320と平行ピン332との間において支持軸324に固定されており、当該支持軸324の前記往復回動に伴って、往復回動するように構成されている。
前述したとおり、定着ユニット90が定着ユニット保持部91に装着されており、かつ、第四側面カバー260が一定量以上開いているときには、加圧ローラ304の、定着ローラ302への圧接、が解除されている(図8及び図9)。さらに、図8及び図9に示すように、前記支持軸324が第一回動位置に位置する際には、カム336は、レバー312から離間している。
そして、かかる状態で、前記取っ手320が操作されて、前記支持軸324が第一回動位置から第二回動位置まで回動すると、図10及び図11に示すように、カム336は、取っ手320や支持軸324の動作に連動して移動(回動)してレバー312に接触し、前記圧接が解除された状態を維持する機能を発揮する。かかる場合には、定着ユニット90が、本体側レバー622を備えるプリンタ本体12から取り外されたとしても(図12及び図13)、前記カム336の作用により、圧接が解除された状態が維持されることとなる。なお、カム336は、移動(回動)してレバー312に接触する際に、当該レバー312を図8中時計方向に回動させる。このことにより、レバー312は、図10に示すように、本体側レバー622から離間することとなる。
また、カム336には、図6等に示すようにピン342と、ピン342の上部においてピン342を下方に付勢するための第二圧縮バネ346と、が設けられている。これらの部材は、フレーム350に設けられているピン嵌合穴344と協働して、取っ手320や支持軸324の移動を規制する。
すなわち、図12及び図13に示すように、定着ユニット90が定着ユニット保持部91から取り外されているときには、支持軸324は第二回動位置に位置しており、かかる際には、ピン342が、第二圧縮バネ346により下方に付勢されて、前記ピン嵌合穴344に嵌合している。したがって、かかる状態においては、取っ手320を操作しようとしても、支持軸324は回動せず、したがって、取っ手320も回動しない。すなわち、取っ手320や支持軸324の移動が規制されていることとなる。
また、定着ユニット保持部91は、図14及び図15等に示すように、上方へ突出した凸部512、を備えており、当該凸部512は、ピン342がピン嵌合穴344に嵌合した状態を解除するための解除部としての機能を発揮する。すなわち、凸部512は、図10等に示すように、定着ユニット90が定着ユニット保持部91の所定位置(すなわち、正規の位置)に装着された際に前記ピン342が接触する位置、に設けられており、定着ユニット90が前記所定位置に装着された際には、ピン342が、凸部512と接触して、当該凸部512により押し上げられるようになっている。したがって、かかる際には、ピン342がピン嵌合穴344に嵌合した状態が解除され、取っ手320や支持軸324が移動可能な状態となる。
そして、ピン342は、前述したとおり、カム336に設けられているから、取っ手320及び支持軸324の移動に連動したカム336の回動により、移動することができるようになっている。すなわち、定着ユニット90が定着ユニット保持部91の所定位置(すなわち、正規の位置)に装着された状態で、取っ手320が操作されて、支持軸324が第二回動位置から第一回動位置まで回動すると、前記ピン342も図8及び図9に示す位置まで移動する。
なお、定着ユニット90が前記所定位置(すなわち、正規の位置)に装着されなかったときには、ピン342は凸部512と接触しないため、ピン342がピン嵌合穴344に嵌合した状態が解除されることなく、当該状態が維持される。そのため、かかる際には、取っ手320を操作しようとしても、取っ手320及び支持軸324は回動せず、すなわち、取っ手320や支持軸324の移動が規制されている状態が維持されることとなる。このように、ピン342、第二圧縮バネ346、ピン嵌合穴344、及び、凸部512は、定着ユニット90が定着ユニット保持部91の所定位置(すなわち、正規の位置)に装着されなかったときには、取っ手320及び支持軸324の移動を規制し、前記所定位置に装着されたときには、取っ手320及び支持軸324の移動を許容することにより、定着ユニット90の誤装着を防止する誤装着防止部、としての機能をも発揮する。
===定着ユニット着脱の際の定着ユニット及びその周辺の動作例===
次に、図5乃至図15を用いて、定着ユニット90着脱の際の定着ユニット90及び周辺部材の動作例について説明する。
<<<定着ユニット90取り外しの際の定着ユニット90及び周辺部材の動作例>>>
先ず、定着ユニット90をプリンタ本体12から取り外すときの定着ユニット90及び周辺部材の動作例について説明する。
[1.初期状態(図6及び図7)について]
ここでは、定着ユニット90及び周辺部材の初期状態、すなわち、定着ユニット90がプリンタ本体12から取り外される前の、定着ユニット90及び周辺部材の状態、について説明する。当該初期状態においては、定着ユニット90が、定着ユニット保持部91に装着され、かつ、プリンタ本体12に対しロックされており、さらに、第四側面カバー260が閉じている。
前述したとおり、第四側面カバー260が閉じているときには、本体側レバー622は、レバー312に接触しておらず、図6及び図7に示すように、レバー312の、加圧ローラ304に対する押圧、により、加圧ローラ304は定着ローラ302に圧接している。
また、図6及び図7に示すように、支持軸324は、前記第一回動軸に位置しており、したがって、取っ手320の長手方向は、定着ユニット本体90bの長手方向に交差している。
また、図6及び図7に示すように、平行ピン332は、平行ピン挿入穴502に入り込んだ状態で、その長手方向が平行ピン挿入穴の長手方向と交差している。すなわち、平行ピン332が平行ピン挿入穴502を通り抜けることができない状態、すなわち、定着ユニット90が定着ユニット保持部91(プリンタ本体12)に対してロックされている状態、が維持されている。
また、図6及び図7に示すように、カム336は、レバー312から離間しており、さらに、カム336に設けられているピン342は、凸部512やピン嵌合穴344とは対向しない位置に位置している。
[2.第四側面カバー260を開くときの定着ユニット90等の動作]
定着ユニット90をプリンタ本体12から取り外すためには、ユーザ等は、先ず、第四側面カバー260を開く必要がある。ここでは、第四側面カバー260を開くときの定着ユニット90等の動作、すなわち、図6及び図7に示される初期状態から図8及び図9に示される状態になるまでの定着ユニット90等の動作、について説明する。
上述したとおり、初期状態(図6及び図7)においては、本体側レバー622は、レバー312に接触しておらず、レバー312の、加圧ローラ304に対する押圧、により、加圧ローラ304は定着ローラ302に圧接している。
ここで、ユーザ等が第四側面カバー260を開くと、第四側面カバー260の開動作に連動して、本体側レバー622が、回動し、やがてレバー312に接触する。そして、レバー312に接触した本体側レバー622は、さらなる第四側面カバー260の開動作に連動して、引っ張りバネ316がレバー312を引っ張っている方向(図6中、左側から右側へ向かう方向)とは逆方向に、レバー312の下部を押すこととなる(図8)。そして、かかる力は、レバー312の図8中時計方向の回動力に変換されて、レバー312の把持部312cが把持する加圧ローラ304の、定着ローラ302への圧接、が解除されることとなる。すなわち、本体側レバー622は、レバー312に接触して当該レバー312を回動させることにより、加圧ローラ304を移動させて、前記圧接を解除する。
そして、本体側レバー622が、前述した第二回動位置まで回動する(図8)と、さらなる回動(第二回動位置を越える回動)がストッパー650により規制されて、前記圧接が解除された状態で本体側レバー622は静止することとなる。
なお、かかる状態(図8及び図9に示される状態)においては、第四側面カバー260が開いており、かつ、加圧ローラ304の、定着ローラ302への圧接、が解除されているから、当該状態は、ジャムが定着ユニット90に発生した際にトラブルシューティングを簡易に行うことができる状態でもある。
[3.定着ユニット90のロックを解除して、定着ユニット90を取り外すときの定着ユニット90等の動作]
ここでは、定着ユニット90のプリンタ本体12に対するロックを解除して、定着ユニット90をプリンタ本体12から取り外すときの定着ユニット90等の動作、すなわち、図8及び図9に示される状態から、図10及び図11に示される状態を経由して、図12及び図13に示される状態になるまでの定着ユニット90等の動作、について説明する。
図8及び図9に示される状態においては、平行ピン332が、平行ピン挿入穴502に入り込んだ状態で、平行ピン332の長手方向が平行ピン挿入穴の長手方向と交差しており、したがって、定着ユニット90が定着ユニット保持部91(プリンタ本体12)に対してロックされている。
ここで、定着ユニット90を持つために用いられる前記取っ手320は、定着ユニット90がプリンタ本体12から取り外される際に定着ユニット90のプリンタ本体12に対するロックを解除するためのハンドル、としての機能も有しており、ユーザ等が取っ手320を図9中時計方向に約90度回すと、当該ロックが解除されることとなる。
すなわち、ユーザ等が取っ手320を図9中時計方向に約90度回すと、支持軸324が前記第一回動位置から前記第二回動位置まで回動し、図10及び図11に示すように、平行ピン332の長手方向が、平行ピン挿入穴502の長手方向に沿う状態となる。そして、かかる状態においては、平行ピン332が平行ピン挿入穴502を通り抜けることができるから、定着ユニット90を定着ユニット保持部91(プリンタ本体12)から取り外せるようになり、定着ユニット90のプリンタ本体12に対するロックが解除されることとなる。なお、図10及び図11に示すように、当該ロックが解除されると、取っ手320の長手方向は、定着ユニット本体90bの長手方向に沿うようになり、かつ、取っ手320の長手方向他端部320bは定着ユニット本体90bの外側に位置するようになる。
また、ユーザ等が取っ手320を回すことにより、定着ユニット90のプリンタ本体12に対するロックが、上述したように解除された際には、加圧ローラ304の、定着ローラ302への圧接、が解除されている状態、がカム336により維持されることとなる。
すなわち、図8及び図9に示される状態においては、加圧ローラ304の、定着ローラ302への圧接、が解除されており、かつ、カム336が、レバー312から離間しているが、かかる状態で、ユーザ等が取っ手320を回すことにより、支持軸324が第一回動位置から第二回動位置まで回動すると、図10及び図11に示すように、カム336は、取っ手320や支持軸324の動作に連動して移動(回動)してレバー312に接触することとなる。さらに、カム336は、移動(回動)してレバー312に接触する際に、当該レバー312を回動させることにより、当該レバー312を本体側レバー622から離間させる。このことにより、加圧ローラ304の、定着ローラ302への圧接、が解除されている状態、がカム336により維持されることとなる。
このように、取っ手320は、定着ユニット90のプリンタ本体12に対するロックを解除するためのハンドル、としての機能だけではなく、カム336を移動させて、前記圧接が解除された状態をカム336に維持させるためのハンドル、としての機能をも有する。
また、ユーザ等が取っ手320を回すことにより、支持軸324が第一回動位置から第二回動位置まで回動すると、カム336に設けられているピン342は、図8及び図9に示される位置から、凸部512やピン嵌合穴344と対向する位置(図10及び図11)へ移動する。このときには、ピン342は、凸部512と接触し、当該凸部512により押し上げられている(すなわち、ピン342がピン嵌合穴344に嵌合していない)ため、取っ手320や支持軸324が移動可能な状態が維持されている。
次に、ユーザ等が、取っ手320を持ったまま、取っ手320を回す操作に引き続いて定着ユニット90を上方へ持ち上げると、定着ユニット90がプリンタ本体12から取り外される(図12及び図13)。
すなわち、図10及び図11に示される状態においては、定着ユニット90のプリンタ本体12に対するロックが解除されており、平行ピン332が平行ピン挿入穴502を通り抜けることができるようになっているから、定着ユニット90を上方へ持ち上げると、図12及び図13に示すように、定着ユニット90はプリンタ本体12から取り外されることとなる。
また、定着ユニット90がプリンタ本体12から取り外された際には、カム336の、レバー312への接触により、図12及び図13に示すように、加圧ローラ304の、定着ローラ302への圧接が解除された状態が維持される。
さらに、定着ユニット90のロックが解除されている状態で(前記圧接が解除された状態がカム336により維持されている状態で)、ユーザ等が定着ユニット90をプリンタ本体12から取り外すと、図12に示すように、ピン342は、凸部512から離間し、第二圧縮バネ346により下方に付勢されてピン嵌合穴344に嵌合することとなる。そして、かかる状態においては、ユーザ等が取っ手320を操作しようとしても、支持軸324や取っ手320は回動せず、したがって、取っ手320や支持軸324の移動が規制されることとなる。
<<<定着ユニット90装着の際の定着ユニット90及び周辺部材の動作例>>>
次に、定着ユニット90をプリンタ本体12に装着するときの定着ユニット90及び周辺部材の動作例について説明する。なお、定着ユニット90をプリンタ本体12に装着するときの定着ユニット90等の動作は、基本的に、定着ユニット90をプリンタ本体12から取り外すときの定着ユニット90等の上述した動作とは逆の動作となる。以下、具体的に説明する。
[1.初期状態(図12及び図13)について]
ここでは、定着ユニット90及び周辺部材の初期状態、すなわち、定着ユニット90がプリンタ本体12に装着される前の、定着ユニット90及び周辺部材の状態、について説明する。当該初期状態においては、定着ユニット90が、定着ユニット保持部91から取り外されており、かつ、第四側面カバー260が開いている。また、当然のことながら、定着ユニット90の、プリンタ本体12に対するロックは解除されている。
図12及び図13に示すように、定着ユニット90がプリンタ本体12から取り外されているときには、平行ピン332の長手方向は、定着ユニット本体90bの長手方向に交差している。また、取っ手320の長手方向は、定着ユニット本体90bの長手方向に沿っており、かつ、取っ手320の前記長手方向他端部320bは定着ユニット本体90bの外側に位置している。
また、カム336はレバー312に接触しており、したがって、加圧ローラ304の、定着ローラ302への圧接、は解除されている。さらに、ピン342はピン嵌合穴344に嵌合しており、したがって、取っ手320や支持軸324の移動が規制されている。
また、プリンタ本体12側に着目すると、本体側レバー622は、図12及び図13に示すように、前述した第二回動位置で静止しており、当該位置からのさらなる回動がストッパー650により規制されている。
[2.定着ユニット90を装着して、定着ユニット90をロックするときの定着ユニット90等の動作]
ここでは、定着ユニット90をプリンタ本体12に装着して、定着ユニット90をプリンタ本体12に対してロックするときの定着ユニット90等の動作、について説明する。なお、本項では、定着ユニット90がプリンタ本体12の所定位置(すなわち、正規の位置)に装着されたときの、定着ユニット90等の動作(すなわち、図12及び図13に示される初期状態から、図10及び図11に示される状態を経由して、図8及び図9に示される状態になるまでの定着ユニット90等の動作)に加えて、定着ユニット90が前記所定位置に装着されなかったときの、定着ユニット90等の動作、についても説明する。
ユーザ等が、取っ手320を持って、定着ユニット90を定着ユニット保持部91へ向けて下ろすと、定着ユニット90がプリンタ本体12に装着される(図10及び図11)。
すなわち、図12及び図13に示される状態においては、平行ピン332の長手方向は定着ユニット本体90bの長手方向に交差しているから、平行ピン332が前記平行ピン挿入穴502に入り込むことが可能となっている。したがって、定着ユニット90がプリンタ本体12に装着されると、図10及び図11に示すように、平行ピン332が、平行ピン挿入穴502に入り込んで当該平行ピン挿入穴502より下側に位置することとなる。なお、定着ユニット90がプリンタ本体12に装着された際には、レバー312は、本体側レバー622から離間している。
ここで、定着ユニット90が定着ユニット保持部91(プリンタ本体12)の所定位置(すなわち、正規の位置)に装着された際には、図10及び図11に示すように、ピン342が前記凸部512と接触し、当該凸部512がピン342を押し上げる。したがって、かかる際には、ピン342がピン嵌合穴344に嵌合した状態が解除され、取っ手320や支持軸324が移動可能な状態となる(換言すれば、ピン342の、取っ手320の動作に連動した移動、が許容されることとなる)。
次に、ユーザ等が、取っ手320を持ったまま、定着ユニット90を下ろす前記操作に引き続いて取っ手320を図11中反時計方向に約90度回すと、定着ユニット90がプリンタ本体12に対してロックされる(図8及び図9)。
すなわち、図10及び図11に示される状態においては、平行ピン332が、平行ピン挿入穴502に入り込んだ状態で、平行ピン332の長手方向が平行ピン挿入穴の長手方向に沿っており、したがって、定着ユニット90の、定着ユニット保持部91(プリンタ本体12)に対するロック、が解除されている。
そして、定着ユニット90を持つために用いられる前記取っ手320は、定着ユニット90がプリンタ本体12に装着される際に定着ユニット90をプリンタ本体12に対しロックするハンドル、としての機能も有しており、ユーザ等が取っ手320を図11中反時計方向に約90度回すと、支持軸324が前記第二回動位置から前記第一回動位置まで回動し、図8及び図9に示すように、平行ピン332の長手方向が、平行ピン挿入穴502の長手方向と交差する状態となる。そして、かかる状態においては、平行ピン332が平行ピン挿入穴502を通り抜けることができないから、定着ユニット90が定着ユニット保持部91(プリンタ本体12)に対してロックされることとなる。なお、図8及び図9に示すように、定着ユニット90がロックされると、取っ手320の長手方向は、定着ユニット本体90bの長手方向と交差するようになる。
また、ユーザ等が取っ手320を回すことにより、支持軸324が第二回動位置から第一回動位置まで回動すると、図8及び図9に示すように、レバー312に接触していたカム336が、取っ手320や支持軸324の動作に連動して移動(回動)して、レバー312から離間する。しかしながら、レバー312は、カム336の前記移動の過程で、本体側レバー622に接触することとなるから、加圧ローラ304の、定着ローラ302への圧接、が解除されている状態は、保持されることとなる(図8)。
また、ユーザ等が取っ手320を回すことにより、支持軸324が第二回動位置から第一回動位置まで回動すると、カム336に設けられているピン342は、図10及び図11に示される位置から、凸部512やピン嵌合穴344と対向しない位置(図8及び図9)へ移動する。
一方、定着ユニット90が定着ユニット保持部91(プリンタ本体12)の所定位置(すなわち、正規の位置)に装着されなかった際には、ピン342は凸部512と接触しないため、ピン342がピン嵌合穴344に嵌合した状態が解除されることなく、当該状態が維持される(換言すれば、ピン嵌合穴344が、ピン342の、取っ手320の動作に連動した移動、を規制する状態が維持される)。そのため、かかる際には、取っ手320を操作しようとしても、取っ手320及び支持軸324は回動せず、すなわち、取っ手320や支持軸324の移動が規制されている状態が維持されることとなる。このように、定着ユニット90が前記所定位置に装着されなかった際には、ユーザ等が取っ手320を回すことができないため、定着ユニット90をプリンタ本体12に対してロックさせることが不可能となる。
また、かかる際には、取っ手320の移動が規制されるから、カム336が、取っ手320や支持軸324の動作に連動して移動して、レバー312から離間することもない。したがって、カム336が維持する圧接解除状態も保持されることとなる。
[3.第四側面カバー260を閉じるときの定着ユニット90等の動作]
定着ユニット90を動作させるためには、定着ユニット90が前記所定位置(すなわち、正規の位置)に装着されて、定着ユニット90がプリンタ本体12に対してロックされた後に、ユーザ等が、第四側面カバー260を閉じる必要がある。ここでは、第四側面カバー260を閉じるときの定着ユニット90等の動作、すなわち、図8及び図9に示される状態から図6及び図7に示される状態になるまでの定着ユニット90等の動作、について説明する。
上述したとおり、図8及び図9に示される状態においては、本体側レバー622がレバー312に接触しており、加圧ローラ304の、定着ローラ302への圧接、が解除されている。
ここで、ユーザ等が第四側面カバー260を閉じると、第四側面カバー260の閉動作に連動して、本体側レバー622が、回動し、やがてレバー312から離間する。そして、本体側レバー622が、レバー312から離間すると、レバー312が加圧ローラ304を押圧する押圧力(換言すれば、引っ張りバネ316が、レバー312を介して、加圧ローラ304を付勢する付勢力)により、当該加圧ローラ304が定着ローラ302に圧接することとなる。
==第四側面カバーの開閉動作に連動して本体側レバーが回動する機構について==
ここでは、第四側面カバー260の開閉動作に連動して本体側レバー622が回動する機構について、図16及び図17を用いて説明する。図16は、第四側面カバー260が閉じているときの、アーム620等の様子を示した図である。図17は、第四側面カバー260が一定量以上開いて、加圧ローラ304の、定着ローラ302への圧接、が解除されたときの、アーム620等の様子を示した図である。なお、図16及び図17においては、矢印にて上下方向が示されている。
プリンタ本体12は、前記機構の構成要素として、本体側レバー622の他に、固定部材621と、中間部材623と、スライド部材624と、を備えている。そして、これらの部材等から、一本のアーム620が構成されている。なお、当該アーム620は、第四側面カバー260の幅方向両端部に一つずつ設けられているが、双方のアーム620は、ほぼ同様の機能等を有しているため、図16及び図17には、幅方向片端部のアーム620のみを示し、以下においては、当該幅方向片端部のアーム620のみの構成及び動作について説明する。
先ず、前記機構(アーム620)の構成について説明する。
固定部材621は、プリンタ本体12に設けられているフレーム(不図示)に固定されている。
本体側レバー622は、前記固定部材621に対して、軸626を中心として回動可能に支持されている。この本体側レバー622の一端側には、定着ユニット90側の前記レバー312に接触可能な接触部622aが設けられている。また、本体側レバー622は、その他端側にて、軸628に回動可能に連結されている。
中間部材623は、その一端側にて、前記軸628に回動可能に連結されている。このため、中間部材623は、本体側レバー622に対して、軸628を中心に相対的に回動可能である。また、中間部材623の他端側には、被スライド部623aが設けられている(図16及び図17において、被スライド部623aはスライド部材624の内側に位置している)。
スライド部材624は、被スライド部623aに対して摺動しながらスライドする。このスライド部材624は、被スライド部623aに対して所定方向(以下、当該所定方向をスライド方向と呼ぶ)のみにスライドするように、該被スライド部623aによって移動を規制されている。但し、スライド部材624と被スライド部623aとの間で働く静摩擦力によって、スライド部材624と被スライド部623aとの間でスライド方向の力を伝達することができる。また、スライド部材624は、第四側面カバー260に支持されている軸630に回動可能に連結されている。
なお、第四側面カバー260が開閉する際に、軸626は、プリンタ本体12に固定されているので、移動しない。これに対し、軸630は、第四側面カバー260に支持されているので、また、軸628は、固定されていないので、第四側面カバー260の開閉に伴って移動可能である。
次に、前述した構成を有する機構の動作の一例として、第四側面カバー260の開動作に連動して本体側レバー622が回動する動作について説明する。なお、第四側面カバー260の閉動作に連動して本体側レバー622が回動する動作は、基本的に、第四側面カバー260の開動作に連動して本体側レバー622が回動する下記の動作とは逆の動作となる。
図16に示すように、第四側面カバー260が閉じている状態では、アーム620(本体側レバー622と、中間部材623と、スライド部材624)が、コンパクトに折りたたまれている。かかる状態において、本体側レバー622は、前述した第一回動位置に位置しており、レバー312には接触していない。
ここで、ユーザ等が、閉じている第四側面カバー260を手前に引くことにより、第四側面カバー260が連結軸260aを中心として反時計方向(図16中矢印で示す方向)に回動する。そして、第四側面カバー260の当該回動に伴い、第四側面カバー260に支持されている軸630が、連結軸260aを中心として、移動する。
また、軸630の移動に伴って、軸630に連結されたスライド部材624が移動し、さらに、このスライド部材624の移動に伴って、中間部材623が移動する。このとき、本体側レバー622は、軸628を介して中間部材623からスライド方向の力を受け、軸626を中心として、図16中反時計方向に回動する。この結果、やがて、本体側レバー622の接触部622aが、レバー312に接触することとなる。
本体側レバー622は、第四側面カバー260のさらなる開動作に伴って、接触部622aがレバー312に接触している状態でレバー312を押しながら、前述した第二回動位置まで回動する(図17)。そして、本体側レバー622が第二回動位置に到達した際には、さらなる回動(第二回動位置を越える回動)が前述したストッパー650により規制されて、本体側レバー622は静止することとなる。
図17に示した状態で、ユーザ等が、さらに第四側面カバー260を手前に引いた場合には、本体側レバー622が静止状態を維持する一方で、スライド部材624が、中間部材623の被スライド部623aに対して摺動して、前記軸628から軸630までのアームが伸びることとなる。このことにより、最終的に、第四側面カバー260が完全に開いた状態になる。
===本実施の形態に係るプリンタ等の有効性について===
上述したように、本実施の形態に係るプリンタ10は、プリンタ本体12に装着可能な定着ユニット90であって、該定着ユニット90がプリンタ本体12に装着される際に、該定着ユニット90をプリンタ本体12に対しロックするための取っ手320、を有する定着ユニット90と、当該定着ユニット90がプリンタ本体12の所定位置に装着されなかったときには、取っ手320の移動を規制し、前記所定位置に装着されたときには、取っ手320の移動を許容することにより、定着ユニット90の誤装着を防止する誤装着防止部と、を有している。このことにより、ユーザ等が定着ユニット90の誤装着を早期に認識することができるプリンタ10等が実現される。
発明が解決しようとする課題の項等で説明したとおり、ユーザ等が定着ユニット90をプリンタ本体12に装着する際に、ユーザ等の操作ミスにより、定着ユニット90がプリンタ本体12の所定位置(すなわち、正規の位置)に装着されない可能性がある。かかる場合には、種々の問題(例えば、前記所定位置に定着ユニット90が装着されない状態でプリンタ10が動作した結果、当該定着ユニット90が誤動作したり破損したりする場合が考えられる)が生じ得るため、定着ユニット90の誤装着をユーザ等に認識させる必要がある。
また、定着ユニット90が前記所定位置に装着されなかった場合には、ユーザ等は前記所定位置に定着ユニット90を装着し直す(再装着する)こととなる。そして、ユーザ等が再装着を円滑に実施できるようにするためには、ユーザ等が定着ユニット90を前記所定位置以外の位置(非正規の位置)に装着後すぐに、定着ユニット90の誤装着をユーザ等に認識させることが望ましい。
例を挙げて、具体的に説明する。定着ユニット90の誤装着をユーザ等に認識させるプリンタ10として、例えば、定着ユニット90がプリンタ本体12の前記所定位置に装着されなかった際に第四側面カバー260を閉じることができないようにすることにより、ユーザ等に定着ユニット90の誤装着を認識させるプリンタ10や、第四側面カバー260が閉じた後に、操作パネルの情報出力部にて、エラーメッセージを出力して、ユーザ等に定着ユニット90の誤装着を認識させるプリンタ10が、考えられる。
しかしながら、これらのプリンタ10は、ユーザ等が、第四側面カバー260を閉じる操作を実施しないと、定着ユニット90の誤装着を認識することができないため、ユーザ等が定着ユニット90を前記所定位置以外の位置(非正規の位置)に装着後すぐに、定着ユニット90の誤装着をユーザ等に認識させているとは言えない。そして、かかるプリンタ10においては、ユーザ等が、定着ユニット90の誤装着を認識した後に、第四側面カバー260を再度開けてから、前記所定位置に定着ユニット90を装着し直す必要があり、ユーザ等による再装着が、円滑に実施され得ない。
これに対し、本実施の形態に係るプリンタ10は、定着ユニット90が前記所定位置に装着されなかったときには、前記誤装着防止部が、取っ手320の移動を規制して、前記ロックができないようにすることにより、ユーザ等に定着ユニット90の誤装着を認識させる。定着ユニット90の、プリンタ本体12への装着及びプリンタ本体12に対するロックは、ユーザ等の一連の操作として実施されるから、かかる場合には、ユーザ等が定着ユニット90を前記所定位置以外の位置(非正規の位置)に装着後すぐに、ユーザ等が定着ユニット90の誤装着を認識することとなる。
このように、本実施の形態に係るプリンタ10においては、ユーザ等が定着ユニット90の誤装着を早期に認識することができる。そして、このことにより、ユーザ等が定着ユニット90の再装着を円滑に実施することができる。
===その他の実施の形態===
以上、上記実施の形態に基づき本発明に係るプリンタ等を説明したが、上記した発明の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはもちろんである。
上記実施の形態においては、画像形成装置として中間転写型のフルカラーレーザビームプリンタを例にとって説明したが、本発明は、中間転写型以外のフルカラーレーザビームプリンタ、モノクロレーザビームプリンタ、複写機、ファクシミリなど、各種の画像形成装置に適用可能である。
また、感光体についても、円筒状の導電性基材の外周面に感光層を設けて構成した、いわゆる感光ローラに限られず、ベルト状の導電性基材の表面に感光層を設けて構成した、いわゆる感光ベルトであってもよい。
また、上記実施の形態においては、第一ローラが定着ローラ302であり、第二ローラが加圧ローラ304である例について説明したが、これに限定されるものではなく、第一ローラを加圧ローラ304と、第二ローラを定着ローラ302と、してもよい。
また、上記実施の形態においては、前記ユニットとして定着ユニット90を例にとって説明したが、これに限定されるものではない。プリンタ本体12に装着可能なユニットであって、該ユニットがプリンタ本体12に装着される際に、該ユニットをプリンタ本体12に対しロックするためのハンドル、を有するユニットであれば、どのようなユニットにも適用可能である。
また、上記実施の形態において、誤装着防止部は、定着ユニット90がプリンタ本体12から取り外されている際に、取っ手320の移動を規制することとしたが、これに限定されるものではない。例えば、かかる際に、取っ手320の移動を許容することとしてもよい。
定着ユニット90がプリンタ本体12から取り外されているときに、取っ手320の移動が規制される場合には、取っ手320を、定着ユニット90を持つために用いられる柄として使用することができる。かかる点で、上記実施の形態の方がより望ましい。
また、上記実施の形態において、誤装着防止部は、定着ユニット90にそれぞれ設けられ、取っ手320の動作に連動して移動可能なピン342と、該ピン342が嵌合可能なピン嵌合穴344と、を有し、定着ユニット90がプリンタ本体12から取り外されている状態で、ピン342がピン嵌合穴344に嵌合しており、定着ユニット90が前記所定位置に装着されなかったときには、ピン342がピン嵌合穴344に嵌合した状態が維持されて、ピン嵌合穴344が、ピン342の、取っ手320の動作に連動した移動、を規制し、定着ユニット90が前記所定位置に装着されたときには、ピン342がピン嵌合穴344に嵌合した状態が解除されて、ピン342の、取っ手320の動作に連動した移動、が許容されることとしたが、これに限定されるものではない。
ただし、ピン342とピン嵌合穴344による簡易な構成で、上述した機能を有する誤装着防止部を実現することができる点で、上記実施の形態の方がより望ましい。
また、上記実施の形態において、誤装着防止部は、プリンタ本体12に設けられ、ピン342がピン嵌合穴344に嵌合した状態を解除するための解除部、を有し、定着ユニット90が前記所定位置に装着されなかったときには、前記解除部は、ピン342がピン嵌合穴344に嵌合した状態を解除せず、定着ユニット90が前記所定位置に装着されたときには、該状態を解除することとしたが、これに限定されるものではない。例えば、前記解除部が、プリンタ本体12側ではなく、定着ユニット90側に設けられていることとしてもよい。
また、上記実施の形態において、前記解除部は上方へ突出した凸部512であり、定着ユニット90が前記所定位置に装着されたときには、ピン342が凸部512と接触して、該凸部512は、ピン342を押し上げることにより前記状態を解除し、定着ユニット90が前記所定位置に装着されなかったときには、ピン342が凸部512と接触せず、前記状態が維持されることとしたが、これに限定されるものではない。例えば、前記解除部は、定着ユニット90が前記所定位置に装着されるか否かにかかわらず、ピン342に接触し、定着ユニット90が前記所定位置に装着されたときには、当該解除部が作動して前記ピン342を押し上げ、定着ユニット90が前記所定位置に装着されなかったときには、当該解除部が作動せずピン342を押し上げないこととしてもよい。
ただし、簡易な構成で、上述した機能を有する誤装着防止部を実現することができる点で、上記実施の形態の方がより望ましい。
また、上記実施の形態において、誤装着防止部は、定着ユニット90に設けられ、ピン342を下方へ付勢するための第二圧縮バネ346を有することとしたが、これに限定されるものではなく、当該第二圧縮バネ346を有さないこととしてもよい。
ただし、定着ユニット90が前記所定位置に装着されなかったとき等に、ピン342がピン嵌合穴344に嵌合した状態が確実に維持される点で、上記実施の形態の方がより望ましい。
また、上記実施の形態において、開閉可能な第四側面カバー260を有し、定着ユニット90は、定着ローラ302と、該定着ローラ302に圧接可能な加圧ローラ304と、を備え、第四側面カバー260が閉じている状態で、定着ローラ302と、該定着ローラ302に記録媒体を介して圧接している加圧ローラ304と、が挟持する記録媒体上のトナー像を該記録媒体に定着し、プリンタ10は、第四側面カバー260の開動作に連動して、加圧ローラ304の、定着ローラ302への圧接、を解除するため本体側レバー622を有し、定着ユニット90は、本体側レバー622により前記圧接が解除された状態を維持するためのカム336、を有し、取っ手320は、定着ユニット90がプリンタ本体12から取り外される際に、定着ユニット90のプリンタ本体12に対するロックを解除すると共に、カム336を移動させて、前記圧接が解除された状態をカム336に維持させるためのハンドルであり、定着ユニット90が、プリンタ本体12に装着される際に前記所定位置に装着されなかったときには、誤装着防止部は、取っ手320の移動を規制して、カム336が維持する圧接解除状態、を保持することとしたが、これに限定されるものではない。例えば、誤装着防止部は、カム336が維持する圧接解除状態、を保持する機能を有さないこととしてもよい。
定着ローラ302や加圧ローラ304に歪みが発生することを防止する観点等から、定着ユニット90がプリンタ本体12から取り外されている状態においては、加圧ローラ304の、定着ローラ302への圧接、が解除されていることが望ましい。
一方、上記実施の形態においては、誤装着防止部が、ユーザ等に定着ユニット90の誤装着を認識させる機能だけでなく、プリンタ本体12に定着ユニット90が正常に装着されなかったときにカム336が維持する圧接解除状態、を保持する機能を有する。したがって、ユーザ等が定着ユニット90を装着し直すために、定着ユニット90をプリンタ本体12から一旦取り外したときにおいても、カム336により圧接解除状態が維持されていることとなり、前述した歪みの発生が適切に防止される。かかる点で、上記実施の形態の方がより望ましい。
===画像形成システム等の構成===
次に、本発明に係る実施の形態の一例である画像形成システムの実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図18は、画像形成システムの外観構成を示した説明図である。画像形成システム700は、コンピュータ702と、表示装置704と、プリンタ706と、入力装置708と、読取装置710とを備えている。コンピュータ702は、本実施形態ではミニタワー型の筐体に収納されているが、これに限られるものではない。表示装置704は、CRT(Cathode Ray Tube:陰極線管)やプラズマディスプレイや液晶表示装置等が用いられるのが一般的であるが、これに限られるものではない。プリンタ706は、上記に説明されたプリンタが用いられている。入力装置708は、本実施形態ではキーボード708Aとマウス708Bが用いられているが、これに限られるものではない。読取装置710は、本実施形態ではフレキシブルディスクドライブ装置710AとCD−ROMドライブ装置710Bが用いられているが、これに限られるものではなく、例えばMO(Magneto Optical)ディスクドライブ装置やDVD(Digital Versatile Disk)等の他のものであっても良い。
図19は、図18に示した画像形成システムの構成を示すブロック図である。コンピュータ702が収納された筐体内にRAM等の内部メモリ802と、ハードディスクドライブユニット804等の外部メモリがさらに設けられている。
なお、以上の説明においては、プリンタ706が、コンピュータ702、表示装置704、入力装置708、及び、読取装置710と接続されて画像形成システムを構成した例について説明したが、これに限られるものではない。例えば、画像形成システムが、コンピュータ702とプリンタ706から構成されても良く、画像形成システムが表示装置704、入力装置708及び読取装置710のいずれかを備えていなくても良い。
また、例えば、プリンタ706が、コンピュータ702、表示装置704、入力装置708、及び、読取装置710のそれぞれの機能又は機構の一部を持っていても良い。一例として、プリンタ706が、画像処理を行う画像処理部、各種の表示を行う表示部、及び、デジタルカメラ等により撮影された画像データを記録した記録メディアを着脱するための記録メディア着脱部等を有する構成としても良い。
このようにして実現された画像形成システムは、システム全体として従来システムよりも優れたシステムとなる。
プリンタ10の外装構成を示した斜視図である。 プリンタ10の外装構成を示した斜視図である。 プリンタ10を構成する主要構成要素を示した図である。 プリンタ10の制御ユニットの構成を示したブロック図である。 定着ユニット90の外観構成を示した斜視図である。 定着ユニット90が定着ユニット保持部91に装着されており、かつ、定着ユニット90がプリンタ本体12に対しロックされている状態を表した正面図である。 定着ユニット90が定着ユニット保持部91に装着されており、かつ、定着ユニット90がプリンタ本体12に対しロックされている状態を表した平面図である。 定着ユニット90が定着ユニット保持部91に装着されており、かつ、定着ユニット90がプリンタ本体12に対しロックされている状態を表した正面図である。 定着ユニット90が定着ユニット保持部91に装着されており、かつ、定着ユニット90がプリンタ本体12に対しロックされている状態を表した平面図である。 定着ユニット90が定着ユニット保持部91に装着されており、かつ、定着ユニット90のプリンタ本体12に対するロックが解除されている状態を表した正面図である。 定着ユニット90が定着ユニット保持部91に装着されており、かつ、定着ユニット90のプリンタ本体12に対するロックが解除されている状態を表した平面図である。 定着ユニット90が定着ユニット保持部91から取り外されている状態を表した正面図である。 定着ユニット90が定着ユニット保持部91から取り外されている状態を表した平面図である。 定着ユニット保持部91の長手方向端部91aの構成を示した正面図である。 定着ユニット保持部91の長手方向端部91aの構成を示した平面図である。 第四側面カバー260が閉じているときの、アーム620等の様子を示した図である。 第四側面カバー260が一定量以上開いて、加圧ローラ304の、定着ローラ302への圧接、が解除されたときの、アーム620等の様子を示した図である。 画像形成システムの外観構成を示した説明図である。 図18に示した画像形成システムの構成を示すブロック図である。
符号の説明
10 レーザビームプリンタ
12 プリンタ本体 20 感光体
30 帯電ユニット 40 露光ユニット
50 YMCK現像ユニット 50a 中心軸
51 ブラック現像装置 52 マゼンタ現像装置
53 シアン現像装置 54 イエロー現像装置
55a、55b、55c、55d 現像装置保持部
60 一次転写ユニット 62 中間転写体
80 二次転写ユニット
82 感光体クリーニングユニット
84 感光体クリーニングブレード
90 定着ユニット
90a 長手方向端部 90b 定着ユニット本体
91 定着ユニット保持部 91a 長手方向端部
92 給紙トレイ 94 給紙ローラ
96 レジローラ
100 制御ユニット 101 メインコントローラ
102 ユニットコントローラ 112 インターフェイス
113 画像メモリ 215 操作パネル
220 上面カバー 226 記録媒体支持部
230 第一側面カバー 240 第二側面カバー
250 第三側面カバー 260 第四側面カバー
260a 連結軸
270 コントローラーボックス
302 定着ローラ
302a 回転軸 302b 大径部
304 加圧ローラ 304a 回転軸
304b 大径部 304c 被把持部
310 押圧部材
312 レバー 312a 回動軸
312b 連結部 312c 把持部
316 引っ張りバネ
316a フック 316b フック
320 取っ手
320a 長手方向一端部 320b 長手方向他端部
324 支持軸
332 平行ピン 332a 長手方向中央部
336 カム
340 第一圧縮バネ 342 ピン
344 ピン嵌合穴 346 第二圧縮バネ
350 フレーム 502 平行ピン挿入穴
508 絞り 512 凸部
620 アーム 621 固定部材
622 本体側レバー 622a 接触部
623 中間部材 623a 被スライド部
624 スライド部材 626 軸
628 軸 630 軸
650 ストッパー 700 画像形成システム
702 コンピュータ 704 表示装置
706 プリンタ 708 入力装置
708A キーボード 708B マウス
710 読取装置
710A フレキシブルディスクドライブ装置
710B CD−ROMドライブ装置
802 内部メモリ
804 ハードディスクドライブユニット
T トナー

Claims (10)

  1. 画像形成装置本体に装着可能なユニットであって、該ユニットが前記画像形成装置本体に装着される際に、該ユニットを前記画像形成装置本体に対しロックするためのハンドル、を有するユニットと、
    該ユニットが前記画像形成装置本体の所定位置に装着されなかったときには、前記ハンドルの移動を規制し、前記所定位置に装着されたときには、前記ハンドルの移動を許容することにより、前記ユニットの誤装着を防止する誤装着防止部と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    前記誤装着防止部は、前記ユニットが前記画像形成装置本体から取り外されている際に、前記ハンドルの移動を規制することを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項2に記載の画像形成装置において、
    前記誤装着防止部は、
    前記ユニットにそれぞれ設けられ、前記ハンドルの動作に連動して移動可能なピンと、該ピンが嵌合可能な穴部と、
    を有し、
    前記ユニットが前記画像形成装置本体から取り外されている状態で、前記ピンが前記穴部に嵌合しており、
    前記ユニットが前記所定位置に装着されなかったときには、前記ピンが前記穴部に嵌合した状態が維持されて、前記穴部が、前記ピンの、前記ハンドルの動作に連動した移動、を規制し、
    前記ユニットが前記所定位置に装着されたときには、前記ピンが前記穴部に嵌合した状態が解除されて、前記ピンの、前記ハンドルの動作に連動した移動、が許容されることを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項3に記載の画像形成装置において、
    前記誤装着防止部は、
    前記画像形成装置本体に設けられ、前記ピンが前記穴部に嵌合した状態を解除するための解除部、
    を有し、
    前記ユニットが前記所定位置に装着されなかったときには、前記解除部は、前記ピンが前記穴部に嵌合した状態を解除せず、前記ユニットが前記所定位置に装着されたときには、該状態を解除することを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項4に記載の画像形成装置において、
    前記解除部は上方へ突出した凸部であり、
    前記ユニットが前記所定位置に装着されたときには、前記ピンが前記凸部と接触して、該凸部は、該ピンを押し上げることにより前記状態を解除し、前記ユニットが前記所定位置に装着されなかったときには、前記ピンが前記凸部と接触せず、前記状態が維持されることを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項5に記載の画像形成装置において、
    前記誤装着防止部は、
    前記ユニットに設けられ、前記ピンを下方へ付勢するための付勢部材、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の画像形成装置において、
    前記ユニットは、
    媒体上の現像剤像を該媒体に定着するための、画像形成装置本体に対し着脱可能な定着ユニット、
    であることを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項7に記載の画像形成装置において、
    開閉可能なカバーを有し、
    前記定着ユニットは、第一ローラと、該第一ローラに圧接可能な第二ローラと、を備え、前記カバーが閉じている状態で、前記第一ローラと、該第一ローラに前記媒体を介して圧接している前記第二ローラと、が挟持する前記媒体上の現像剤像を該媒体に定着し、
    前記画像形成装置は、前記カバーの開動作に連動して、前記第二ローラの、前記第一ローラへの圧接、を解除するための圧接解除部材を有し、
    前記定着ユニットは、前記圧接解除部材により前記圧接が解除された状態を維持するための維持部材、を有し、
    前記ハンドルは、前記定着ユニットが前記画像形成装置本体から取り外される際に、前記定着ユニットの前記画像形成装置本体に対するロックを解除すると共に、前記維持部材を移動させて、前記圧接が解除された状態を該維持部材に維持させるためのハンドルであり、
    前記定着ユニットが、前記画像形成装置本体に装着される際に前記所定位置に装着されなかったときには、前記誤装着防止部は、前記ハンドルの移動を規制して、前記維持部材が維持する圧接解除状態、を保持することを特徴とする画像形成装置。
  9. 画像形成装置本体に装着可能なユニットであって、該ユニットが前記画像形成装置本体に装着される際に、該ユニットを前記画像形成装置本体に対しロックするためのハンドル、を有するユニットと、
    該ユニットが前記画像形成装置本体の所定位置に装着されなかったときには、前記ハンドルの移動を規制し、前記所定位置に装着されたときには、前記ハンドルの移動を許容することにより、前記ユニットの誤装着を防止する誤装着防止部と、
    を有し、
    前記誤装着防止部は、前記ユニットが前記画像形成装置本体から取り外されている際に、前記ハンドルの移動を規制し、
    前記誤装着防止部は、
    前記ユニットにそれぞれ設けられ、前記ハンドルの動作に連動して移動可能なピンと、該ピンが嵌合可能な穴部と、
    を有し、
    前記ユニットが前記画像形成装置本体から取り外されている状態で、前記ピンが前記穴部に嵌合しており、
    前記ユニットが前記所定位置に装着されなかったときには、前記ピンが前記穴部に嵌合した状態が維持されて、前記穴部が、前記ピンの、前記ハンドルの動作に連動した移動、を規制し、
    前記ユニットが前記所定位置に装着されたときには、前記ピンが前記穴部に嵌合した状態が解除されて、前記ピンの、前記ハンドルの動作に連動した移動、が許容され、
    前記誤装着防止部は、
    前記画像形成装置本体に設けられ、前記ピンが前記穴部に嵌合した状態を解除するための解除部、
    を有し、
    前記ユニットが前記所定位置に装着されなかったときには、前記解除部は、前記ピンが前記穴部に嵌合した状態を解除せず、前記ユニットが前記所定位置に装着されたときには、該状態を解除し、
    前記解除部は上方へ突出した凸部であり、
    前記ユニットが前記所定位置に装着されたときには、前記ピンが前記凸部と接触して、該凸部は、該ピンを押し上げることにより前記状態を解除し、前記ユニットが前記所定位置に装着されなかったときには、前記ピンが前記凸部と接触せず、前記状態が維持され、
    前記誤装着防止部は、
    前記ユニットに設けられ、前記ピンを下方へ付勢するための付勢部材、
    を有し、
    前記ユニットは、
    媒体上の現像剤像を該媒体に定着するための、画像形成装置本体に対し着脱可能な定着ユニット、
    であり、
    開閉可能なカバーを有し、
    前記定着ユニットは、第一ローラと、該第一ローラに圧接可能な第二ローラと、を備え、前記カバーが閉じている状態で、前記第一ローラと、該第一ローラに前記媒体を介して圧接している前記第二ローラと、が挟持する前記媒体上の現像剤像を該媒体に定着し、
    前記画像形成装置は、前記カバーの開動作に連動して、前記第二ローラの、前記第一ローラへの圧接、を解除するための圧接解除部材を有し、
    前記定着ユニットは、前記圧接解除部材により前記圧接が解除された状態を維持するための維持部材、を有し、
    前記ハンドルは、前記定着ユニットが前記画像形成装置本体から取り外される際に、前記定着ユニットの前記画像形成装置本体に対するロックを解除すると共に、前記維持部材を移動させて、前記圧接が解除された状態を該維持部材に維持させるためのハンドルであり、
    前記定着ユニットが、前記画像形成装置本体に装着される際に前記所定位置に装着されなかったときには、前記誤装着防止部は、前記ハンドルの移動を規制して、前記維持部材が維持する圧接解除状態、を保持することを特徴とする画像形成装置。
  10. コンピュータ、及び、
    このコンピュータに接続可能な画像形成装置であって、画像形成装置本体に装着可能なユニットであって、該ユニットが前記画像形成装置本体に装着される際に、該ユニットを前記画像形成装置本体に対しロックするためのハンドル、を有するユニットと、該ユニットが前記画像形成装置本体の所定位置に装着されなかったときには、前記ハンドルの移動を規制し、前記所定位置に装着されたときには、前記ハンドルの移動を許容することにより、前記ユニットの誤装着を防止する誤装着防止部と、を有する画像形成装置、
    を備えたことを特徴とする画像形成システム。
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JP2009053563A (ja) * 2007-08-29 2009-03-12 Canon Inc 画像形成装置
JP2011183748A (ja) * 2010-03-10 2011-09-22 Seiko Epson Corp ユニット着脱装置及び記録装置
US9229415B2 (en) 2014-01-24 2016-01-05 Kyocera Document Solutions Inc. Image forming apparatus

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