JP2006161416A - 吸音板および吸音方法 - Google Patents

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Masahiro Nishii
雅宏 西井
Takashi Oguchi
貴士 小口
Yoshifumi Matsuda
芳文 松田
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Abstract

【課題】 薄くて、軽量で、低周波数の音に対して高い吸音性能を発揮する吸音板およびこれを用いる吸音方法を提供する。
【解決手段】 1は発泡ポリスチレン製の第1の板体で、厚さ方向に多数の貫通穴2を有する。貫通穴2 の断面積は4012.6mmである。3は第1の板体1を納める枡形の木枠で、これの底壁によって多数の貫通穴2の各下端が塞がれている。こうして、多数の貫通穴の各下端が閉じられ多数の閉管気柱部が構成されている。4は第1の板体1の穴開口側の面に当てがわれ多数の穴開口を塞ぐ第2の板体で、厚さ1mm×400mm×350mmのポリ塩化ビニル樹脂板からなる。第2の板体4の第1の板体1側の面4aは#600のサンドペーパーで研磨することにより粗面化されている。
【選択図】 図1(a)

Description

本発明は、鉄道、道路、電力設備等から生じる騒音を効果的に吸収する吸音板、およびこれを用いる吸音方法に関するものである。
鉄道軌道に近接した建物では、鉄道軌道からの騒音を避けるため防音壁が設置されることがある。一般に、高架軌道では高欄が設置されているが、これに防音壁を取り付けることにより、騒音の影響を低減する方法が取られる。
従来、鉄道用防音壁を設置するには、「塀による音の減衰量の計算」(公害防止の技術と法規 産業環境管理
協会発行、第94頁)に記載のように、塀の透過損失(30dB〜50dB)が回り込み減衰量(限界値25dB)よりも10dB大きければ、防音壁の性能向上効果はないとされており、この条件を満たす遮音性能を有する防音壁に対しては、より一層の性能向上は行われていなかった。 特許文献1には、気柱管共鳴による吸音原理を利用した吸音板が記載されている。すなわち、気柱管の長さが波長の1/4、3/4、5/4等になるように気柱管に反射用板体を設けると、気柱管に一端から入って来た音は、管内を進行し反射用板体に当たって反射し、管内を逆方向へ進行する。この時、反射用板体方向へ進む入射波音とその逆方向へ進む反射波音が干渉して互いに打ち消し合い、消音が起こる。
また、特許文献2には板振動吸音の原理を利用した吸音板が記載されている。すなわち、板状材料と背後空気層の共鳴周波数で内部損失が大きくなり吸音が起こる(特に低周波範囲)。
実公平7−12650号公報 特開2002−127836号公報、
しかし、従来の、気柱管共鳴による吸音原理を利用した吸音板では、低い周波数の音を消音するにはその厚さを増大する必要があり、たとえば250Hzでは穴の深さすなわち気柱管の長さは340mm、125Hzでは気柱管の長さは680mmとなり、大きな厚さが必要である。
また、板状材料では低周波数での吸音が可能であるが、吸音率が低い。加えて、吸音する周波数は(板材の面密度と背後空気層)の1/2乗で変化するため、総重量が重くなり、もしくは厚さが大きくなってしまう。
本発明は、上記の実状に鑑み、薄くて、軽量で、低周波数の音に対して高い吸音性能を発揮する吸音板およびこれを用いる吸音方法を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、一面側から他面側に多数の穴を形成して多数の閉管気柱部を構成してなる第1の板体と、その穴開口側の面に当てがわれ多数の穴開口を塞ぐ第2の板体とからなる吸音板であって、第1の板体および/または第2の板体の表面が粗いことを特徴とする吸音板である。
請求項2に係る発明は、一面側から他面側に多数の穴を形成して多数の閉管気柱部を構
成してなる第1の板体と、その穴開口側の面に当てがわれ多数の穴開口を塞ぐ第2の板体とからなる吸音板であって、第2の板体の少なくとも片面に制振シートが設けられていることを特徴とする吸音板である。
請求項3に係る発明は、一面側から他面側に多数の穴を形成して多数の閉管気柱部を構成してなる第1の板体と、その穴開口側の面に当てがわれ多数の穴開口を塞ぐ第2の板体とからなる吸音板であって、第2の板体が中空体であることを特徴とする吸音板である。
請求項4に係る発明は、一面側から他面側に多数の穴を形成して多数の閉管気柱部を構成してなる第1の板体と、その穴開口側の面に当てがわれ多数の穴開口を塞ぐ第2の板体とからなる吸音板であって、第2の板体が複数枚重ね合わされてなることを特徴とする吸音板である。
請求項5に係る発明は、一面側から他面側に多数の穴を形成して多数の閉管気柱部を構成してなる第1の板体と、その穴開口側の面に当てがわれ多数の穴開口を塞ぐ第2の板体とからなる吸音板であって、各穴の横断面形状が異なっていることを特徴とする吸音板である。
請求項6に係る発明は、一面側から他面側に多数の穴を形成して多数の閉管気柱部を構成してなる第1の板体と、その穴開口側の面に当てがわれ多数の穴開口を塞ぐ第2の板体とからなる吸音板であって、第1の板体が吸音材からなることを特徴とする吸音板である。
請求項7に係る発明は、一面側から他面側に多数の穴を形成して多数の閉管気柱部を構成してなる第1の板体と、その穴開口側の面に当てがわれ多数の穴開口を塞ぐ第2の板体とからなる吸音板であって、第1の板体と第2の板体が固定されていることを特徴とする吸音板である。
請求項8に係る発明は、一面側から他面側に多数の穴を形成して多数の閉管気柱部を構成してなる第1の板体と、その穴開口側の面に当てがわれ多数の穴開口を塞ぐ第2の板体とからなる吸音板であって、第1の板体と第2の板体の間に隙間があることを特徴とする吸音板である。
請求項9に係る発明は、一面側から他面側に多数の穴を形成して多数の閉管気柱部を構成してなる第1の板体と、その穴開口側の面に当てがわれ多数の穴開口を塞ぐ第2の板体とからなる吸音板であって、第2の板体が粘弾性体からなることを特徴とする吸音板である。
請求項10に係る発明は、一面側から他面側に多数の穴を形成して多数の閉管気柱部を構成してなる第1の板体と、その穴開口側の面に当てがわれ多数の穴開口を塞ぐ第2の板体とからなる吸音板であって、第1の板体と第2の板体の間に粘弾性体が介在されていることを特徴とする吸音板である。
請求項11に係る発明は、一面側から他面側に多数の穴を形成して多数の閉管気柱部を構成してなる第1の板体と、その穴開口側の面に当てがわれ多数の穴開口を塞ぐ第2の板体とからなる吸音板であって、
2<M×l<250(g/cm
(式中、Mは第2の板体の面密度、lは第1の板体の穴長さ第2の板体の厚さをそれぞれ意味する)
なる関係を満たすことを特徴とする吸音板である。
請求項12に係る発明は、一面側から他面側に多数の穴を形成して多数の閉管気柱部を構成してなる第1の板体と、その穴開口側の面に当てがわれ多数の穴開口を塞ぐ第2の板体とからなる吸音板であって、第2の板体に錘が設けられていることを特徴とする吸音板である。
請求項13に係る発明は、請求項1〜12のいずれか1項に記載の吸音板を,第2の板
体を騒音源に向けて設置することを特徴とする吸音方法。
請求項1〜12のいずれか1項に記載の吸音板を第1の板体にて振動体に設置することを特徴とする吸音方法である。
本発明の吸音板を構成する第1の板体の材料は、好ましくは、発泡スチロール、発泡ポリウレタン、発泡ポリプロピレン、発泡ポリエチレン等の発泡高分子樹脂であるが、そのほか、紙、非発泡高分子樹脂、無機材料、アルミニウム等の金属材料等であってもよい。
穴の形成形態は特に限定されず、微細な穴が閉管気柱部どうしを連通するように設けられていてもよい。穴の形成方法も特に限定されず、ハニカム材の使用、機械的な加工、金型の使用、光造形等の積層成形、レーザによる加工等がある。またストロー(パイプ)状体を多数束ねたものであってもよい。
本発明の吸音板を構成する第2の板体は、縦弾性係数が1GPa以上であるものが好ましい。 自重により大きく変形するものでなければ特に限定されない。
このような板体の材料の例として、鉛、鉄、鋼材(ステンレス鋼を含む)、アルミニウム等の金属材料;コンクリート、石膏ボード、大理石、スレート板、砂板、ガラス等の無機材料;ポリカーボネート、ポリサルフォン等のビスフエノールA変性樹脂;ポリ(メタ)アクリレートなどのアクリル樹脂;塩化ビニル系樹脂、塩素化塩化ビニル系樹脂等の塩素系樹脂;アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン系ゴム等のゴム系材料;ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート等の飽和ポリエステル;スチレン系樹脂;ポリエチレン、ポリプロピレン等のオレフィン系樹脂;ナイロン6、ナイロン66、アラミド(芳香族ポリアミド)等のポリアミド系樹脂;メラミン系樹脂;ポリイミド系樹脂;ウレタン系樹脂;ジシクロペンタジエン、ベークライト等の熱硬化性樹脂;木、紙等のセルロース系材料;キチン、キトサンなどが挙げられる。
これらは単独で用いても、2以上の組み合わせで用いてもよい。第2の板体はガラス繊維、カーボン繊維、液晶などで補強されていてもよく、互いに異なる材料からなる複合板であってもよく、さらに、これらの材料からなる発泡体であってもよい。
請求項1に係る発明において、第2の板体の少なくとも第1の板体側の面が粗面化されている。粗面化は好ましくはサンドペーパーで研磨することによりなされる。
請求項2に係る発明において、制振シートの面積は大きい方が吸音率は向上する。また、制振シートは第2の第1の板体側の面およびその反対面の一方だけでも吸音効果はあるが、両面に設置する方が効果が大きい。
制振シートの材料は、100Hzで計測した損失正弦(tanδ)のピーク値が1.5以上であるものであれば、特に限定されないが、極性基を有する有機高分子材料が好ましい。このような高分子材料は、クロロプレンゴム、アクリロニトリル−ブタジエンゴム、フッ素系ゴム、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリビニルブチラール、クロロスルフォ
ン化ポリエチレン、塩素化ポリエチレン、塩化ビニル系樹脂、塩素化塩化ビニル系樹脂、塩化ビニリデン系樹脂、塩化ビニル−塩化ビニリデン共重合体、ハロゲン化ポリマー、フッ素系ポリマー、臭素系ポリマー、ポリウレタン系熱可塑性エラストマー、ポリエステル系熱可塑性エラストマー、ポリアミド系熱可塑性エラストマーから適宜選ばれる。 有機
高分子材料のハロゲン含有量は、少なすぎると制振性が低下し、多すぎると制振シートが硬くなりすぎて成形が難しくなるので、好ましくは20〜70重量%である。 制振シー
トの作製方法は、特に限定されず、例えば押出成形法、カレンダー成形法、溶剤キャスト法等の一般的なシート成形方法であってよい。上記制振シートを構成する有機高分子材料は、塩素系高分子材料と塩素化パラ
フィンとからなることが好ましい。 この塩素化パラフィン混合物を含む樹脂組成物には
必要に応じて充填剤が添加されてもよい。
請求項3に係る発明において、第2の板体を構成する中空体は2枚の板を周囲にスぺーサを介して重ね合わせることにより得られたものや、または上記2枚の板とスペーサから一体に成形されたものであってよい。中空体からなる第2の板体は複数枚重ねられていてもよい。
請求項4に係る発明において、複数枚の第2の板体の各表面は平価工加工面であってもよいが祖面化されている方がより高い吸音性能をはっき発揮する。
請求項5に係る発明において、穴の断面形状の異形形状としては、1)平滑な円形ではないこと、たとえば図5(b)に示すように穴断面が多角形であったり、多角形の少なくと
も一部が一部の辺が波形であったり、円周が楕円であったりすること、2)図5(c)に示
すように長さ方向に段階的に大きさが変化する、通常は深くなるほど段階的に小径となること、3)穴内面が凹凸面であることなどが例示される。
請求項6に係る発明において、第1の板体を構成する吸音材としてはグラスウールが好ましい。
請求項7に係る発明において、第1の板体と第2の板体を固定するには、通常は両板体を接着させる。接着面積は特に限定されないが、接着面積が大きいほど、吸音率のピークは低くなる。
請求項8に係る発明において、第1の板体と第2の板体の間に隙間を形成するには、第1の板体の孔開口面を凹面にしその上に第2の板体を配する方法が一般的である。
請求項9に係る発明において、第2の板体を構成する粘弾性体としては天然ゴム、エラストマー、アクリル系ゴム、ブチル系ゴムなどが例示される。
請求項10に係る発明において、第1の板体と第2の板体の間に介在される粘弾性体としては天然ゴム、エラストマー、アクリル系ゴム、ブチル系ゴムなどが例示される。粘弾性体の形状は特に限定されず、角棒状などであってよい。
請求項12に係る発明において、錘の個数は限定されず、図12に示すように複数個であっても、図13に示すように1個であってもよい。低周波に吸音性能を移動させるためには、第2の板体の中心に錘を載せるのが好ましい。
本発明によれば、第2の板体は第1の板体の穴開口側の面に当てがわれ多数の穴開口を塞ぐので、低周波数の音に対して高い吸音性能を発揮することができ、結果として吸音板
の厚さを減ずることができる。また、多数の穴が塞がれているため、ゴミ、埃が穴内に堆積することがなく、性能を長期間維持できる。
請求項1に係る発明では、第1の板体および/または第2の板体の表面が粗いので、騒音発生時にこれらの板体の内部で振動エネルギーが熱エネルギーに変換され、より高い吸音性能が発揮される。
請求項2に係る発明では、第2の板体の少なくとも片面に制振シートが設けられているので、騒音発生時に制振シートの内部で振動エネルギーが熱エネルギーに変換され、より高い吸音性能が発揮される。
請求項3に係る発明では、第2の板体が中空体であるので、第2の板体が振動しやすく、板体内部の損失が大きくなるため、吸音性能が向上する。
請求項4に係る発明では、第2の板体が複数枚重ね合わされているので、騒音発生時に複数枚の板体同士が摺り合わされることで板対の振動エネルギーが熱エネルギーに変換され、より高い吸音性能が発揮される。
請求項5に係る発明では、各穴の横断面形状が異なっているので、気柱内の空気振動摩擦が大きくなり、吸音性能が更に向上する。
請求項6に係る発明では、第1の板体は吸音材からなるので、第2の板体の面密度および厚さを変更することにより吸音性能を低周波側に移動させることが出来る。
請求項6に係る発明では、吸音性能をさらに向上させる事ができる。
請求項7に係る発明では、第1の板体と第2の板体が固定されているので、吸音率のピークを低くすることが出来る。
請求項8に係る発明では、第1の板体と第2の板体の間に隙間があるので、この隙間の分だけ背後空気層の長さが大きくなり、より低周波まで吸音できる。
請求項9に係る発明では、第2の板体が粘弾性体からなるので,同板体の内部での損失が大きくなり、吸音性能が向上する。
請求項10に係る発明では、第1の板体と第2の板体の間に粘弾性体が介在されているので、板体がより振動し内部損失が大きくなり、その結果、吸音率が高くなる。
請求項11に係る発明では、第2の板体の厚みを
2<M×l<250(g/cm)
(式中、Mは第2の板体の面密度、lは第2の板体の厚さ第1板体の穴長さをそれぞれ意味する)
なる関係を満たす範囲で変更することによって吸音性能を低周波側に移動させることが出来る。
請求項12に係る発明では、第2の板体に多数の錘が設けられているので、第2の板の固有振動を制御し、より低周波での吸音率が向上する。
請求項13に係る発明では、請求項1〜12のいずれか1項に記載の吸音板を、第2の板体を騒音源に向けて設置する第1の板体にて振動体に設置することによって低周波数の
音に対して高い吸音性能を発揮することができる。
つぎに、本発明を図面に基づいて具体的に説明する。
実施例1(請求項1の発明に相当)
図1において、(1)は発泡ポリスチレン製の第1の板体で、厚さ方向に多数の貫通穴(2)を有する。貫通穴(2) の断面積は4012.6mmである。(3)は第1の板体(1)を納める枡形の木枠で、これの底壁によって多数の貫通穴(2)の各下端が塞がれている。こうし
て、多数の貫通穴の各下端が閉じられ多数の閉管気柱部が構成されている。(4)は第1の
板体(1)の穴開口側の面に当てがわれ多数の穴開口を塞ぐ第2の板体で、厚さ1mm×4
00mm×350mmのポリ塩化ビニル樹脂板からなる。第2の板体(4)の第1の板体(1)側の面(4a)は#600のサンドペーパーで研磨することにより粗面化されている。
比較例1
第2の板体(2)が粗面化されていない点を除いて、実施例1と同じ構成の吸音板を作成
した。
吸音率測定
このようにして構成されている実施例1の吸音板9枚を残響室(容積200m)の床上に壁から1.5m離して、第2の板体が上に来るように敷設した。この構造で、音源として2個のスピーカーを3.5mの間隔で残響室内の壁付近に設置し、5個のマイクを吸音板から1.5m、壁および床からそれぞれ1.5m、かつ音源から2.5m離れた位置で残響室内に設置し、温度20℃、相対湿度50%の条件で吸音率を測定した。
比較例1の吸音板についても同様の操作で吸音率を測定した。
測定結果は下記の通りである。
<吸音率>
実施例1(粗面処理) :0.7(周波数400Hz)
比較例1(粗面処理なし):0.5(周波数400Hz)
実施例2(請求項2の発明に相当)
図2において、(1)は発泡ポリスチレン製の第1の板体で、厚さ方向に多数の貫通穴(2)を有する。貫通穴(2) の断面積は40mmである。(3)は第1の板体(1)を納める枡形の木枠で、これの底壁によって多数の貫通穴(2)の各下端が塞がれている。こうして、多数
の貫通穴の各下端が閉じられ多数の閉管気柱部が構成されている。(4)は第1の板体(1)の穴開口側の面に当てがわれ多数の穴開口を塞ぐ第2の板体で、厚さ1mm×400mm×350mmの鋼板からなる。第2の板体(2)の第1の板体(1)側の面には制振シート(5)が設けられている。
比較例2
第2の板体(2)の第1の板体(1)側の面には制振シートが設けられていない点を除い
て、実施例2と同じ構成の吸音板を作成した。
吸音率測定
このようにして構成されている実施例2および比較例2の吸音板について、実施例1と同様の操作で吸音率を測定した。
測定結果は下記の通りである。
<吸音率>
実施例2(制振シートあり):0.7(周波数400Hz)
比較例2(制振シートなし):0.5(周波数400Hz)
実施例3(請求項3の発明に相当)
図3において、(1)は発泡ポリスチレン製の第1の板体で、厚さ方向に多数の貫通穴(2)を有する。貫通穴(2) の断面積は40mmである。(3)は第1の板体(1)を納める枡形の木枠で、これの底壁によって多数の貫通穴(2)の各下端が塞がれている。こうして、多数
の貫通穴の各下端が閉じられ多数の閉管気柱部が構成されている。(4)は第1の板体(1)の穴開口側の面に当てがわれ多数の穴開口を塞ぐ第2の板体で、2枚のポリ塩化ビニル板(6)(6)を周囲にポリ塩化ビニル製のスぺーサ(7)を介して重ね合わせてなるものである。ポ
リ塩化ビニル板(6)(6)はそれぞれ厚さ5mm×400mm×350mmであり、スぺーサ(7)の厚み、すなわち中空部の隙間幅は1mmである。
比較例3
第2の板体(2)が厚さ5mm×400mm×350mmの1枚のポリ塩化ビニル板から
なる点を除いて、実施例3と同じ構成の吸音板を作成した。
吸音率測定
このようにして構成されている実施例3および比較例3の吸音板について、実施例1と同様の操作で吸音率を測定した。
測定結果は下記の通りである。
<吸音率>
実施例3(中空体からなる第2の板体):0.7(周波数400Hz)
比較例3(単板からなる第2の板体):0.5(周波数400Hz)
実施例4(請求項4の発明に相当)
図4において、(1)は発泡ポリスチレン製の第1の板体で、厚さ方向に多数の貫通穴(2)を有する。貫通穴(2) の断面積は40mmである。(3)は第1の板体(1)を納める枡形の木枠で、これの底壁によって多数の貫通穴(2)の各下端が塞がれている。こうして、多数
の貫通穴の各下端が閉じられ多数の閉管気柱部が構成されている。(4)は第1の板体(1)の穴開口側の面に当てがわれ多数の穴開口を塞ぐ第2の板体で、2枚のポリ塩化ビニル板(8)(9)が重ね合わせてなるものである。ポリ塩化ビニル板(8)(9)はそれぞれ厚さ5mm×400mm×350mmであり、下側のポリ塩化ビニル板(8)の第1の板体(1)側の面(8a)は#600のサンドペーパーで研磨することにより粗面化されている。
比較例4
第2の板体(2)が厚さ5mm×400mm×350mmの1枚のポリ塩化ビニル板から
なる点を除いて、実施例4と同じ構成の吸音板を作成した。
吸音率測定
このようにして構成されている実施例4および比較例4の吸音板について、実施例1と同様の操作で吸音率を測定した。
測定結果は下記の通りである。
<吸音率>
実施例4(2枚の板からなる第2の板体):0.7(周波数400Hz)
比較例4(単板からなる第2の板体):0.5(周波数400Hz)
実施例5(請求項5の発明に相当)
図5aおよび図5bにおいて、(1)は発泡ポリスチレン製の第1の板体で、厚さ方向に多
数の貫通穴(2)を有する。貫通穴(2) の断面積は40mmである。(3)は第1の板体(1)
を納める枡形の木枠で、これの底壁によって多数の貫通穴(2)の各下端が塞がれている。
こうして、多数の貫通穴の各下端が閉じられ多数の閉管気柱部が構成されている。(4)は
第1の板体(1)の穴開口側の面に当てがわれ多数の穴開口を塞ぐ第2の板体で、厚さ1m
m×400mm×350mmの鋼板からなる。第1の板体(1)の多数の貫通穴(2)は断面正方形のものである。
比較例5
第1の板体(1)の多数の貫通穴(2)が断面同径円のものである点を除いて、実施例5と同じ構成の吸音板を作成した。
吸音率測定
このようにして構成されている実施例5および比較例5の吸音板について、実施例1と同様の操作で吸音率を測定した。
測定結果は下記の通りである。
<吸音率>
実施例5(貫通穴断面正方形):0.9(周波数400Hz)
比較例5(貫通穴断面円形):0.7(周波数400Hz)
実施例6(請求項6の発明に相当)
図6において、(1)はグラスウール製の第1の板体で、厚さ方向に多数の貫通穴(2)を有する。貫通穴(2) の断面積は40mmである。(3)は第1の板体(1)を納める枡形の木枠で、これの底壁によって多数の貫通穴(2)の各下端が塞がれている。こうして、多数の貫
通穴の各下端が閉じられ多数の閉管気柱部が構成されている。(4)は第1の板体(1)の穴開口側の面に当てがわれ多数の穴開口を塞ぐ第2の板体で、厚さ1mm×400mm×350mmの鋼板からなる。
比較例6
第1の板体(1)が発泡ポリスチレンからなる点を除いて、実施例6と同じ構成の吸音板を作成した。
吸音率測定
このようにして構成されている実施例6および比較例6の吸音板について、実施例1と同様の操作で吸音率を測定した。
測定結果は下記の通りである。
<吸音率のピーク>
実施例6(グラスウール製の第1の板体):周波数400Hz(吸音率0.7)
比較例6(発泡ポリスチレン製の第1の板体):周波数400Hz(吸音率0.5)
実施例7(請求項7の発明に相当)
図7において、(1)は発泡ポリスチレン製の第1の板体で、厚さ方向に多数の貫通穴(2)を有する。貫通穴(2) の断面積は40mmである。(3)は第1の板体(1)を納める枡形の木枠で、これの底壁によって多数の貫通穴(2)の各下端が塞がれている。こうして、多数
の貫通穴の各下端が閉じられ多数の閉管気柱部が構成されている。(4)は第1の板体(1)の穴開口側の面に当てがわれ多数の穴開口を塞ぐ第2の板体で、厚さ1mm×400mm×350mmの発泡ポリスチレンからなる。第2の板体(4)は下面全体にて第1の板体(1)の
上面に接着により固定されている。変形例では第2の板体(4)は下面の半分にて第1の板
体(1)の上面に接着により固定されている。
比較例7
第2の板体(4)が第1の板体(1)に固定されていない点を除いて、実施例7と同じ構成の吸音板を作成した。
吸音率測定
このようにして構成されている実施例7および比較例7の吸音板について、実施例1と同様の操作で吸音率を測定した。
測定結果は下記の通りである。
<吸音率のピーク>
実施例7(第2の板体下面全体にて第1の板体に接着):周波数800Hz(吸音率0.5)
実施例7(第2の板体下面半分にて第1の板体に接着):周波数1000Hz(吸音率0.5)
比較例7(第2の板体と第1の板体の接着なし):周波数1250Hz(吸音率0.5)
接着なしでピークを800Hzにする場合、厚さは約120mm必要
実施例8(請求項8の発明に相当)
図8において、(1)は発泡ポリスチレン製の第1の板体で、厚さ方向に多数の貫通穴(2)を有する。貫通穴(2) の断面積は40mmである。(3)は第1の板体(1)を納める枡形の木枠で、これの底壁によって多数の貫通穴(2)の各下端が塞がれている。こうして、多数
の貫通穴の各下端が閉じられ多数の閉管気柱部が構成されている。(4)は第1の板体(1)の穴開口側の面に当てがわれ多数の穴開口を塞ぐ第2の板体で、厚さ1mm×400mm×350mmの鋼板からなる。第1の板体(1)の孔開口面(11)を凹面にしその上に第2の板
体(4)を配することにより、第1の板体(1)と第2の板体(2)の間に最大で10mmの隙間(12)が形成されている。
比較例8
第1の板体(1)と第2の板体(2)の間に隙間がない点を除いて、実施例8と同じ構成の吸音板を作成した。
吸音率測定
このようにして構成されている実施例8および比較例8の吸音板について、実施例1と同様の操作で吸音率を測定した。
測定結果は下記の通りである。
<吸音率のピーク>
実施例8(隙間あり):周波数250Hz(吸音率0.5)
比較例8(隙間なし):周波数400Hz(吸音率0.5)
隙間なしでピークを250Hzにする場合、厚さは約130ml必要
実施例9(請求項9の発明に相当)
図9において、(1)は発泡ポリスチレン製の第1の板体で、厚さ方向に多数の貫通穴(2)を有する。貫通穴(2) の断面積は40mmである。(3)は第1の板体(1)を納める枡形の木枠で、これの底壁によって多数の貫通穴(2)の各下端が塞がれている。こうして、多数
の貫通穴の各下端が閉じられ多数の閉管気柱部が構成されている。(4)は第1の板体(1)の穴開口側の面に当てがわれ多数の穴開口を塞ぐ第2の板体で、厚さ5mm×400mm×
350mmの天然ゴムからなる。
比較例9
第2の板体(2) が厚さ5mm×400mm×350mmの鋼板からなる点を除いて、実施例9と同じ構成の吸音板を作成した。
吸音率測定
このようにして構成されている実施例9および比較例9の吸音板について、実施例1と同様の操作で吸音率を測定した。
測定結果は下記の通りである。
<吸音率>
実施例9(天然ゴム製の第2の板体):0.7(周波数400Hz)
比較例9(鋼板製の第2の板体):0.5(周波数400Hz)
実施例10(請求項10の発明に相当)
図10において、(1)は発泡ポリスチレン製の第1の板体で、厚さ方向に多数の貫通穴(2)を有する。貫通穴(2) の断面積は40mmである。(3)は第1の板体(1)を納める枡形の木枠で、これの底壁によって多数の貫通穴(2)の各下端が塞がれている。こうして、多
数の貫通穴の各下端が閉じられ多数の閉管気柱部が構成されている。(4)は第1の板体(1)の穴開口側の面に当てがわれ多数の穴開口を塞ぐ第2の板体で、厚さ1mm×400mm×350mmの鋼板からなる。第1の板体(1)と第2の板体(4)の間に天然ゴムせいの角棒状の粘弾性体(13)が複数本介在されている。
比較例10
第1の板体(1)と第2の板体(4)の間に粘弾性体が介在されていない点を除いて、実施例10と同じ構成の吸音板を作成した。
吸音率測定
このようにして構成されている実施例10および比較例10の吸音板について、実施例1と同様の操作で吸音率を測定した。
測定結果は下記の通りである。
<吸音率>
実施例10(粘弾性体あり):0.7(周波数315Hz)
比較例10(粘弾性なし):0.5(周波数400Hz)
実施例11(請求項11の発明に相当)
図11において、(1)は発泡ポリスチレン製の第1の板体で、厚さ方向に多数の貫通穴(2)を有する。貫通穴(2) の断面積は40mmである。(3)は第1の板体(1)を納める枡形の木枠で、これの底壁によって多数の貫通穴(2)の各下端が塞がれている。こうして、多数
の貫通穴の各下端が閉じられ多数の閉管気柱部が構成されている。(4)は第1の板体(1)の穴開口側の面に当てがわれ多数の穴開口を塞ぐ第2の板体で、厚さ1mm×400mm×350mmの鋼板からなる。第2の板体の面密度(M)は0.78g/cm2で、厚さ(l)
は1mmである。第1の板体の穴長さ(l)は50mmである。したがって、
2<M×l=39<250(g/cm
なる関係が満たされる。
比較例11
第2の板体(4)として厚さ1mmのポリ塩化ビニル板を用いた点を除いて、実施例11
と同じ構成の吸音板を作成した。
吸音率測定
このようにして構成されている実施例11および比較例11の吸音板について、実施例1と同様の操作で吸音率を測定した。
測定結果は下記の通りである。
<吸音率>
実施例11(M×l=3.9):周波数400Hz(吸音率0.5)
比較例11(M×l=0.7):周波数1000Hz(吸音率0.2)
実施例12(請求項12の発明に相当)
図13において、(1)は発泡ポリスチレン製の第1の板体で、厚さ方向に多数の貫通穴(2)を有する。貫通穴(2) の断面積は40mmである。(3)は第1の板体(1)を納める枡形の木枠で、これの底壁によって多数の貫通穴(2)の各下端が塞がれている。こうして、多
数の貫通穴の各下端が閉じられ多数の閉管気柱部が構成されている。(4)は第1の板体(1)の穴開口側の面に当てがわれ多数の穴開口を塞ぐ第2の板体で、厚さ1mm×400mm×350mmの鋼板からなる。第2の板体(4)の上面中心に錘(14)が載せられている。
比較例12
第2の板体(4)の上面中心に錘がのせられていない点を除いて、実施例12と同じ構成
の吸音板を作成した。
吸音率測定
このようにして構成されている実施例12および比較例12の吸音板について、実施例1と同様の操作で吸音率を測定した。
測定結果は下記の通りである。
<吸音率のピーク>
実施例12(錘あり):周波数315Hz(吸音率0.5)
比較例12(錘なし):周波数400Hz(吸音率0.5)
錘なしでピークを315Hzにする場合、厚さは約80mm必要
実施例1の吸音板を示す垂直断面図である。 実施例1の吸音板を示す平面図である。 実施例2の吸音板を示す垂直断面図である。 実施例3の吸音板を示す垂直断面図である。 実施例4の吸音板を示す垂直断面図である。 実施例5の吸音板を示す垂直断面図である。 図5(a)中のb−b線に沿う断面図である。 請求項5の発明の変形例の吸音板を示す垂直断面図である。 実施例6の吸音板を示す垂直断面図である。 実施例7の吸音板を示す垂直断面図である。 実施例8の吸音板を示す垂直断面図である。 実施例9の吸音板を示す垂直断面図である。 実施例10の吸音板を示す垂直断面図である。 実施例11の吸音板を示す垂直断面図である。 請求項12の発明の変形施の吸音板を示す垂直断面図である。 実施例13の吸音板を示す垂直断面図である。 実施例13の吸音板を示す平面図である。
符号の説明
1:第1の板体
2:貫通穴
3:木枠
4:第2の板体
5:制振シート
6、8,9:ポリ塩化ビニル板
7:スペーサ
11:孔開口面
12:隙間
13:粘弾性体
14:錘

Claims (13)

  1. 一面側から他面側に多数の穴を形成して多数の閉管気柱部を構成してなる第1の板体と、その穴開口側の面に当てがわれ多数の穴開口を塞ぐ第2の板体とからなる吸音板であって、第1の板体および/または第2の板体の表面が粗いことを特徴とする吸音板。
  2. 一面側から他面側に多数の穴を形成して多数の閉管気柱部を構成してなる第1の板体と、その穴開口側の面に当てがわれ多数の穴開口を塞ぐ第2の板体とからなる吸音板であって、第2の板体の少なくとも片面に制振シートが設けられていることを特徴とする吸音板。
  3. 一面側から他面側に多数の穴を形成して多数の閉管気柱部を構成してなる第1の板体と、その穴開口側の面に当てがわれ多数の穴開口を塞ぐ第2の板体とからなる吸音板であって、第2の板体が中空体であることを特徴とする吸音板。
  4. 一面側から他面側に多数の穴を形成して多数の閉管気柱部を構成してなる第1の板体と、その穴開口側の面に当てがわれ多数の穴開口を塞ぐ第2の板体とからなる吸音板であって、第2の板体が複数枚重ね合わされてなることを特徴とする吸音板。
  5. 一面側から他面側に多数の穴を形成して多数の閉管気柱部を構成してなる第1の板体と、その穴開口側の面に当てがわれ多数の穴開口を塞ぐ第2の板体とからなる吸音板であって、各穴の横断面形状が異なっていることを特徴とする吸音板。
  6. 一面側から他面側に多数の穴を形成して多数の閉管気柱部を構成してなる第1の板体と、その穴開口側の面に当てがわれ多数の穴開口を塞ぐ第2の板体とからなる吸音板であって、第1の板体が吸音材からなることを特徴とする吸音板。
  7. 一面側から他面側に多数の穴を形成して多数の閉管気柱部を構成してなる第1の板体と、その穴開口側の面に当てがわれ多数の穴開口を塞ぐ第2の板体とからなる吸音板であって、第1の板体と第2の板体が固定されていることを特徴とする吸音板。
  8. 一面側から他面側に多数の穴を形成して多数の閉管気柱部を構成してなる第1の板体と、その穴開口側の面に当てがわれ多数の穴開口を塞ぐ第2の板体とからなる吸音板であって、第1の板体と第2の板体の間に隙間があることを特徴とする吸音板。
  9. 一面側から他面側に多数の穴を形成して多数の閉管気柱部を構成してなる第1の板体と、その穴開口側の面に当てがわれ多数の穴開口を塞ぐ第2の板体とからなる吸音板であって、第2の板体が粘弾性体からなることを特徴とする吸音板。
  10. 一面側から他面側に多数の穴を形成して多数の閉管気柱部を構成してなる第1の板体と、その穴開口側の面に当てがわれ多数の穴開口を塞ぐ第2の板体とからなる吸音板であって、第1の板体と第2の板体の間に粘弾性体が介在されていることを特徴とする吸音板。
  11. 一面側から他面側に多数の穴を形成して多数の閉管気柱部を構成してなる第1の板体と、その穴開口側の面に当てがわれ多数の穴開口を塞ぐ第2の板体とからなる吸音板であって、
    2<M×l<250(g/cm
    (式中、Mは第2の板体の面密度、lは第1の板体の穴長さ第2の板体の厚さをそれぞれ意味する)
    なる関係を満たすことを特徴とする吸音板。
  12. 一面側から他面側に多数の穴を形成して多数の閉管気柱部を構成してなる第1の板体と、その穴開口側の面に当てがわれ多数の穴開口を塞ぐ第2の板体とからなる吸音板であって、第2の板体に錘が設けられていることを特徴とする吸音板。
  13. 請求項1〜12のいずれか1項に記載の吸音板を、第2の板体を騒音源に向けて設置することを特徴とする吸音方法。
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