JP2006159083A - 包装食品の分離装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】包装食品が軽量で内側にアルミ箔が形成されているものであっても、確実に破砕することができる新規な包装食品の分離装置を提供する。
【解決手段】包装食品が投入される投入口と、水平方向の一端側には投入口と連通した開口が形成されてなるとともに、包装食品の包装材と食品とを分離する円筒状の処理槽と、処理槽内に配設され、駆動装置により回転動作する回転軸と、基端が回転軸に固定され、先端が処理槽の内周面側に位置するとともに、該処理槽の長さ方向と同じ方向に複数の回転羽根81ー84と、処理槽に形成され、包装材に包装された食品が排出される排出口32dと、処理槽の他端側に形成され、包装材が排出される排出路と、を備え、上記回転羽根81ー84の傾斜板側端部には、包装材を引き裂く鋸歯状の引裂部材111ー114が固定される。
【選択図】 図13

Description

本発明は、包装材により食品が包装された包装食品の分離装置に関するものである。
従来、包装材によって包装された食品等(以下、包装食品という。)を、内部において包装材と食品等とに分離し、これらを別個に排出する分離装置が提案されている(特許文献1参照)。この特許文献に開示された分離装置は、包装食品が投入されるホッパーと、このホッパーに連通してなるドラムと、このドラム内に配置されてなるとともに該ドラム内で回転駆動する破砕羽根とを備えてなるものであり、上記ホッパーからドラム内に移動した包装食品は、回転する上記破砕羽根の回転駆動により破砕され、この結果、包装材と食品とが分離され、包装材と粉々となった食品とは、別個の排出口から排出される。
特開2000−167426号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示された装置では、包装食品全体が軽量で、しかも該包装食品を構成する包装材の内側にアルミ箔が溶着されていたり、アルミ層が形成されていたりする場合には、上記ホッパーから投入してもドラムの内部において回転する破砕羽根により破砕することができず、包装材と食品とを分離することができない。
そこで、本発明は、上述した従来の装置が有する課題を解決するために提案されたものであって、処理する包装食品が軽量で内側にアルミ箔が形成されているものであっても、確実に破砕することができ、食品等と包装材とを分離することができる新規な包装食品の分離装置を提供することを目的とするものである。
本発明は、上記の課題を解決するために提案されたものであって、第1の発明(請求項1記載の発明)は、包装材により食品が包装された包装食品が投入される投入口と、水平方向に長さを有するように配設され、一端側には上記投入口と連通した開口が形成されてなるとともに、内部において上記包装食品の包装材と食品とを分離する円筒状の処理槽と、上記処理槽内に配設され、駆動装置により回転動作する回転軸と、基端が上記回転軸に固定され、先端が上記処理槽の内周面側に位置するとともに、該処理槽の長さ方向と同じ方向に長さを有する複数の回転羽根と、上記処理槽に形成され、上記包装材に包装された食品が排出される排出口と、上記処理槽の他端側に形成され、包装材が排出される排出路と、を備え、上記回転羽根の傾斜板側端部には、上記包装材を引き裂く鋸歯状の引裂部材が固定されてなることを特徴とするものである。
この第1の発明では、上記投入口から包装食品が投入されると、該包装食品は、処理槽内に移動する際に、上記回転羽根に固定された引裂部材により、包装食品の包装材が引き裂かれる。この引き裂かれた部位から該包装食品が破砕され、食品等と包装材とが分離される。そして、上記食品等は、排出口から洗浄液と共に排出され、また、上記包装材は、排出路より排出される。
また、第2の発明(請求項2記載の発明)は、上記第1の発明において、前記引裂部材は、前記各回転羽根に着脱可能とされてなることを特徴とするものである。
第1の発明(請求項1記載の発明)によれば、包装箱食品が軽量であったとしても、傾斜板から処理槽内に移動する際に、上記回転羽根に固定された引裂部材によって引き裂かれることから、包装材と食品等とを分離することができる。特に、この第1の発明を構成する引裂部材は鋸歯状とされてなることから、包装材の内側にアルミ箔が形成されている場合であっても、有効に引き裂くことができ、この引き裂かれた部位から回転羽根によりさらに引き裂かれ或いは破砕され、確実に包装材と食品とを分離することができる。
また、第2の発明(請求項2記載の発明)では、引裂部材は、前記各回転羽根に着脱可能とされてなることから、引裂部材が磨耗した場合や、或いは形状の異なる引裂部材と容易に交換することができる。
以下、本発明の一実施の形態に係る包装食品の分離装置(以下、分離装置という。)について、図面を参照しながら詳細に説明する。
この実施の形態に係る分離装置1は、図1に示すように、下部には、4つのキャスター2を備え、略直方体状に成形された筐体3を外側に備えてなるものであり、この筐体3の正面の中央よりもやや左側には、正面カバー4が着脱可能に配設され、この正面カバー4の右側には、図示しない蝶番を介して開閉可能な正面側開閉扉5が設けられている。そして、この正面側開閉扉5の左端側には、開閉操作する際に使用者により把持される把手6が固定され、正面右側には、排出管部7が形成されている。なお、この排出管部7は、上記筐体3内に配設された後述する処理槽31の排出路69に連通してなるのであり、図2に示すように、上面には、上記処理槽31内部で分離された包装材の排出状況をこの排出管部7の上方から確認することができるように透明樹脂からなる透明板8が配設され、先端側下面には、下方に向いた排出口7aが形成されている。また、図1に示すように、この正面側開閉扉5の下方には、長方形状の切欠き5aが形成されている。この切欠き5aは、後述する処理槽31の下方に配設されたトレー54が出し入れされる部位である。なお、上記正面側開閉扉5の反対側には、この正面側開閉扉5と同じ大きさとなされた図示しない背面側開閉扉が配設されている。この背面側開閉扉は、把手が固定され、この把手を把持しながら蝶番を介して開閉可能とされ、また、この背面側開閉扉の側方には、図3に示すように、上記正面カバー4に対向してなる背面カバー9が着脱可能に配設されている。
また、図5に示すように、この分離装置1の左側上部には、分別処理される図示しない包装食品が投入される投入口11が形成されている。この投入口11は、図4に示すように、下方に向けて開放され、上記筐体3の上面よりもやや高い位置に設置される蓋部材13の上面に形成されてなるものである。また、上記筐体3の左側板3aであって、上記投入口11のやや下方には、図5に示すように、左開閉扉14が形成され、この左開閉扉14に閉塞された部位には、制御盤15やスイッチ類16が配設されている。また、上記左開閉扉14の近傍には、上記制御盤15等に電気的に接続され、この分離装置1の駆動を開始する始動スイッチ17及び停止スイッチ18が設けられている。
また、上記正面カバー4と背面カバー9との間には、図4に示すように、駆動モータ21が載置台22上に固定されている。この駆動モータ21は、本発明を構成する駆動装置であり、上記制御盤15に電気的に接続されている。また、この駆動モータ21の上方には、上記投入口11に連通してなるホッパー23が形成されている。このホッパー23は、上記正面カバー4と対向する図示しない正面側板部と、上記背面カバー9と対向する図示しない背面側板部と、底板部23aと、上記左側板3aに対向してなる仕切り板24とから構成されている。そして、上記底板部23aは、前方にかけて徐々に低くなるように傾斜してなる第1の傾斜底板部23bと、この第1の傾斜底板部23bの前方から垂下してなる垂下板部23cと、この垂下板部23cの下端から前方側にかけて徐々に低くなるように傾斜してなる第2の傾斜底板部23dとから構成されている。そして、この第2の傾斜底板部23dの下端(後述する処理槽31側端部)は、垂直板部27が連続しており、この垂直板部27の下端側中途部には、後述する回転軸72が挿通された開口(符号は省略する。)が形成されている。
また、図4及び図6に示すように、上記筐体3内であって、上記正面側開閉扉5と図示しない背面側開閉扉との間には、本発明を構成する処理槽31が配設されている。この処理槽31は、上方が開放されてなる処理槽本体32と、この処理槽本体32に図3に示す蝶番41を介して開閉自在に連結され、該処理槽本体32の上方を閉塞する蓋体33とを備えてなるものであり、処理槽本体32と蓋体33とを合わせた全体形状は、水平方向に長さを有する円筒状に成形されている。上記処理槽本体32は、半円筒状に成形された底板部32a(図7及び図8参照)と、左側(投入口11側)に形成され半円状に成形された左側半円板部32b(図6,図10及び図11参照)と、この左側半円板部32bに対向してなる第1の右側半円板部32c(図10及び図11参照)と、から構成されている。また、上記蓋体33は、半円筒状に成形された天板部33a(図7及び図8参照)と、閉塞されることにより上記処理槽本体32を構成する第1の右側半円板部32cと同一平面上に位置する第2の右側半円板部33b(それぞれ図10又は図11参照)と、この右側半円板部33bより左側にこの蓋体33の左右長さの約五分の一の幅に渡って形成された排出路69と、後述する本体側洗浄液ダクト34と対応し、この排出路69の左端より左側にこの蓋体33の左右長さの約五分の一程度の幅に渡って形成された蓋側洗浄液ダクト35と、から構成されている。なお、図6に示すように、上記仕切り板24の下方には、上記蓋体33の曲率に対応した曲率を有する半円状の開口部25が形成され、この開口部25の周囲には、上記蓋体33が処理槽本体32を閉塞した状態において処理槽31内に僅かに突出した円弧状の突出片25aが形成されている。したがって、上記投入口11から投入された包装食品は、自重により上記ホッパー23内を通過し、上記仕切り板24に形成された開口部25を通って上記処理槽31内に充填される。
なお、上記処理槽本体32は、正面側においては、図8に示すように、正面側水平板部36aが上端に折曲形成された正面側垂直固定板36により支持固定され、背面側においては、背面側水平板部37aが上端に折曲形成された背面側垂直固定板37により支持固定されている。なお、この正面側垂直固定板36の正面側には、上記蓋側洗浄液ダクト35と対応する角管状の本体側洗浄液ダクト34が形成されており、また、正面側水平板部36aには、図6に示すように、本体側洗浄液ダクト34と連通する開口36bが形成されている。一方、上記蓋体33の正面には、図6に示すように、上記正面側水平板部36aと同じ長さ幅に成形され該正面側水平板部36a上に載置される蓋側水平板部38aと、この蓋側水平板部38aの基端から略直角に折曲され上記蓋体33の正面に固定されてなる固定板部38bと、上記蓋側水平板部38aの先端から下方に折曲されてなりこの蓋体33を開閉操作する際の把手39が溶接されてなる垂下板部38cとから構成され、側面形状がクランク状に成形された把手固定部材38が溶接されている。そして、この把手固定部材38を構成する蓋側水平板部38aには、図6に示すように、蓋側洗浄液ダクト35と連通する開口38dが形成されており、上記蓋体33が処理槽本体32を閉塞した状態において、この開口38dは上記の開口36bと連通している。なお、正面側水平板部36aの上面及び蓋側水平板部38aそれぞれの下面には、蓋体33が処理槽本体32を閉塞した状態において処理槽31内及び開口36b,38d内の洗浄液及び洗浄液が外部に漏れることを防ぐパッキンとして図示しない不織布が貼付されている。また、この把手固定部材38を構成する垂下板部38cの左右には、係止部(符号は省略する。)が固定され、上記正面側垂直固定板36には、この係止部に係止される係止片を有して上記蓋体33と処理槽本体32とをロックするロック用金具40が左右それぞれ配設されている。また、図3に示すように、上記背面側垂直固定板29の上端に形成された背面側水平板部37aの左右両側には、処理槽本体32と蓋体33とを回動可能に連結する蝶番41が固定されている。したがって、ロック用金具40によるロック状態を解除し、図4に示す状態から、作業者が上記把手39を把持しながら蓋体33を上方に持ち上げることにより、該蓋体33は、上記左右の蝶番41を介して回動し、こうした操作により処理槽本体32は、図6に示すように、開放される。また、上記ロック用金具40の左側のものの近傍には、リミットスイッチ40aが固定されている。このリミットスイッチ40aは、蓋体33が閉塞しているか否かを判別する検知手段であって、上記制御板15と電気的に接続されており、危険防止の為に上記蓋体33の開放時に駆動モータ21が作動することを防ぎ、或いは、該駆動モータ21が作動中に上記蓋体33を開放した場合に該駆動モータ21を緊急停止するためのものである。
また、図4及び図6に示すように、上記把手固定部材38を構成する垂下板部38cの略中央には、パイプ支持金具42が固定され、このパイプ支持金具42上には、洗浄液が流通するパイプ43が配管されている。そして、このパイプ43は4つの端部に分岐しており、それぞれの端部は、蓋体33に形成された図示しない挿通孔に挿通されているとともに、図7又は図8に示すように、蓋体33の内側に臨む第1乃至第4の噴霧ノズル44・・・47が固定されている。これら第1乃至第4の噴霧ノズル44・・・47は、それぞれ処理槽31の左側(投入口11側)から右側に順に固定されている。そして、上記パイプ43の中途部であって上記第1乃至第4の噴霧ノズル44・・・47それぞれの近傍には、該第1乃至第4の噴霧ノズル44・・・47から噴霧される洗浄液の噴霧量を調節する調節用摘み48・・・51が形成されている。また、上記パイプ43には、該パイプ43に洗浄液を供給する給液ホース52の一端が固定され、この給液ホース52の他端側は、図6に示すように、上記仕切り板24に形成された図示しない貫通孔に挿通されるとともに、図5に示すように、左側板3aに固定された給液金具53に接続されている。なお、この給液金具53は、図示しないホースを介して上水道や洗浄液のタンクと接続されるものであり、水量調節用のコック53aが形成されている。したがって、このコック53aを回動操作することにより、洗浄液は、図示しないホース及び図4に示す給液ホース52を介してパイプ43内に供給され、図7又は図8に示す第1乃至第4の噴霧ノズル44・・・47の何れか又は全てから処理槽31内に噴霧される。
また、上記処理槽本体32を構成する半円筒状に成形された底板部32aには、図9に示すように、多数の円形状の排出口32dが穿設されている。これらの排出口32dは、後述する第1乃至第4の回転羽根57・・・60の回転により分離された食品と、上記第1乃至第4の噴霧ノズル44・・・47から噴霧された洗浄液とが排出される部位である。なお、上記処理槽本体32の下側には、図1に示すように、上記排出口32d及び本体側洗浄液ダクト34から排出された食品及び洗浄液が収容されるトレー54が配設されている。また、上記蓋体33の内周には、図6及び図11に示すように、第1乃至第6のガイドリブ61・・・66が取り付けられている。これら第1乃至第6のガイドリブ61・・・66は、後述する第1乃至第4の回転羽根57・・・60及び第1乃至第4の送風羽根86・・・89の回転によって投入口11より吸入される上記処理槽31内の空気が左側から右側にガイドされるように、図10に示すようにそれぞれの背面側端部よりも正面側端部が右側に位置してやや傾斜されている。なお、これら第1乃至第6のガイドリブ61・・・66の内、第1乃至第4のガイドリブ61・・・64は、蓋体33にそれぞれ4箇所でボルト61a・・・64aにより着脱可能に固定されており、第5及び第6のガイドリブ65,66は、蓋体33の後述する排出孔35aが形成された箇所に対して溶接により固定されている。そして、第1の噴霧ノズル44と第2の噴霧ノズル45の間に第1のガイドリブ61が位置しており、第2の噴霧ノズル45と第3の噴霧ノズル46の間に第2のガイドリブ62が位置しており、第3の噴霧ノズル46と第4の噴霧ノズル47の間に第3のガイドリブ63が位置しており、また、第4の噴霧ノズル47の右側に第4のガイドリブ64が位置している。また、第1乃至第4のガイドリブ61・・・64の蓋体33の内周面と対向する上端部には、図7に示すように、それぞれ小径の切欠き部61b・・・64bが形成されている。これは、第1乃至第4の回転羽根57・・・60の回転動作により蓋体33の内周面であって各第1乃至第4のガイドリブ61・・・64間に滞留した洗浄液を、上記処理槽31内の空気の流れによって図10中右側に流通させ、後述する排出孔35a内に流入させるものである。また、これら第1乃至第4のガイドリブ61・・・64の上記回転軸72と対向する内周端は、図7に示すように、鋸歯状に凹凸が交互に連続する切断刃61c・・・64cが形成されている。これらの切断刃61c・・・64cは、処理槽31内の包装食品をより効果的により小さく切断するものであり、これによって上記回転軸72に包装材が絡まる危険性をより効果的に防ぐことができる。
また、こうした第1乃至第6のガイドリブ61・・・66が取り付けられた上記蓋体33の右側には、処理槽31内において破砕(切断)及び洗浄された図示しない包装材が排出される排出路69の基端が固定されている。この排出路69の基端は、図8に示すように、上記処理槽31と連通してなるものであり、先端は、正面側に突出しており、前記正面側開閉扉5が閉塞されることにより、図2に示すように、該正面側開閉扉5に形成された排出管部7の基端側に挿入されて連通されるように構成されている。なお、この排出路69の後方及び上方には、図11に示すように多数の円形状の排出孔69aが穿設されている。このため、この処理槽31内より排出される包装材が空気の流れによって排出路69内を通る際に、この包装材に付着した洗浄液がこれらの排出孔69aより筐体3内に効果的に分離(乾燥)され、排出される包装材をよりリサイクルに適した状態に脱水をすることができる。同様に、蓋体33の内周面上であって、この蓋体33の外周に形成される蓋側洗浄液ダクト35に対応する箇所にも、多数の排出孔35aが形成されており、上記排出孔69aと同様に包装材に付着した洗浄液を効果的に分離(乾燥)することができ、排出される包装材をよりリサイクルに適した状態に脱水することができる。なお、この排出孔69aから飛散した洗浄液は、上記蓋側洗浄液ダクト35内を通り、把手固定部材38の開口38d及び正面側垂直固定板36の開口36bを介して本体側洗浄液ダクト34を通り、トレー54内に収容される。
そして、上述のように構成された処理槽31内には、図4に示すように、前記駆動モータ21の出力軸21aに連結部材71を介して連結された回転軸72が水平方向に配設されている。この回転軸72は、左側中途部が前記垂直板部27の左側面に固定された一方の軸受73に回転自在に支持され、右側は、前記第1の右側半円板部32cに固定された他方の軸受74に回転自在に支持されてなるとともに、左側中途部は、上記垂直板部27に形成された図示しない開口に挿通されている。なお、この分離装置1では、上記垂直板部27の上端(第2の傾斜底板部23dの下端)から上記回転軸72までの長さはやや離間しており、後述する第1乃至第4の回転羽根81・・・84が水平とされた状態において、上記第2の傾斜底板部23dの下端から該第1乃至第4の回転羽根81・・・84までの落差が大きくなるように構成されている。そして、この回転軸72には、上記処理槽31内において、図4及び図7に示すように、回転駆動する第1乃至第4の回転羽根81・・・84の基端が固定されてなるとともに、図8に示すように、第1乃至第4の送風羽根86・・・89の基端が固定されている。
そして、上記第1乃至第4の回転羽根81・・・84は、図7に示すように、上記回転軸72の回転方向に90度ずつ等間隔にそれぞれボルト(符号は省略する。)により固定されてなるものであり、本実施の形態においては、それぞれ回転軸72から先端までの長さ(幅)は同一とされている。また、これら第1乃至第4の回転羽根81・・・84の先端(処理槽31の内周面側)には、図7に示すように、該第1乃至第4の回転羽根81・・・84の長さと略同じ長さに成形された細長い長方形状の先端側破砕刃91・・・94が着脱可能に固定されている。この先端側破砕刃91・・・94は、一側が上記第1乃至第4の回転羽根81・・・84の先端よりも処理槽31の内周側に突出してなるものであり、先端側固定板96・・・99と第1乃至第4の回転羽根81・・・84とに挟まれた状態でボルト(符号は省略する。)により着脱可能に固定されている。これらの先端側破砕刃91・・・94は、合成樹脂により成形されたものであり、上記ボルトが挿入され幅方向に長さを有する長孔91a・・・94aが、それぞれ一端側から他端側に亘って4つ並んで形成されており、先端が上記処理槽31の内周(底板部32a及び第1乃至第6のガイドリブ61・・・66)に近接した状態で固定されている。また、上記第1乃至第4の送風羽根86・・・89は、図8に示すように、それぞれ同一形状に成形されてなるものであり、上記回転軸72の他端側(排出路69側)にてボルト(符号は省略する。)により固定されている。なお、これら第1乃至第4の送風羽根86・・・89は、図10に示すように、上記第1乃至第4の回転羽根81・・・84に同一平面状に並んでそれぞれ固定されている。また、上記第1乃至第4の送風羽根86・・・89の先端には、先端が上記第1乃至第4の回転羽根81・・・84の先端に固定された先端側破砕刃91・・・94先端よりも処理槽31の内周面に近接して固定された送風板101・・・104がボルト(符号は省略する。)により着脱可能に固定されている。そして、これらの送風板101・・・104には、上記ボルトが挿通される長孔101a・・・104aが2つ並んで形成され、それぞれ上記回転軸72方向から処理槽31の内周面側に突出する長さが調節可能とされている。
また、上記第1乃至第4の回転羽根81・・・84は、図10に示すように、該第1乃至第4の回転羽根81・・・84の一端(仕切板24側)にボルト(符号は省略する。)を介して着脱可能に固定されてなるとともに該第1乃至第4の回転羽根81・・・84の幅と略同じ長さに成形された細長い長方形状の引裂部材111・・・114を備えている。これらの引裂部材111・・・114は、鉄又はステンレススチールのような金属により成形されてなるものであり、上記第1乃至第4の回転羽根81・・・84に上記ボルトにより固定された固定板部111a・・・114aと、この固定板部111a・・・114aから折曲部(符号は省略する。)を介して折曲された傾斜板部111b・・・114bとから構成され、この傾斜板部111b・・・114bの端面(上記垂直板部27側)は、鋸歯状とされている。この傾斜板部111b・・・114bは、それぞれ上記第1乃至第4の回転羽根81・・・84が、図13に示す第4の回転羽根84のように、第2の傾斜底板部23dにガイドされて下ってきた包装食品を受ける受け面(符号は省略する。)が水平状態とされた場合、この受け面よりも上方に位置する該傾斜底板部23dの端部に徐々に接近するように傾斜されてなるものであり、本実施の形態においては、第1乃至第4の回転羽根81・・・84と該傾斜底板部23dの傾斜角度と同じ傾斜角度とされている。すなわち、上記各引裂部材111・・・114には、第1乃至第4の回転羽根81・・・84の回転方向に傾斜した傾斜板部111b・・・114bが形成されている。
したがって、上述した実施の形態に係る分離装置1では、図5に示す始動スイッチ17をオン操作すると、図4に示す駆動モータ21の駆動が開始され、これに伴い上記処理槽31内に設けられた第1乃至第4の回転羽根81・・・84及び第1乃至第4の送風羽根86・・・89が回転駆動する。また、給液金具53に図示しないホースを介して上水道や洗浄液のタンクと接続し上記コック53aを開き、更に第1乃至第4の噴霧ノズル44・・・47を回動操作すると、処理槽31内に洗浄液が噴霧される。この状態において、この分離装置1の投入口11から、包装食品を投入すると、この包装食品は、上記第1の傾斜底板部23b上及び第2の傾斜底板部23d上を滑って、上記仕切り板24の下方に形成された開口部25から処理槽31内に移動する。このとき、上記包装食品は、上記第1乃至第4の回転羽根81・・・84を構成する引裂部材111・・・114の傾斜板部111b・・・114bにより、該引裂部材111・・・114近傍の空気は処理槽31側に送られ、こうした空気の流れによって、包装食品は処理槽31の他端側に移動されるとともに、該引裂部材111・・・114を構成する傾斜板部111b・・・114bの先端により包装材が引き裂かれるとともに、上記第1乃至第4のガイドリブ61・・・64の切断刃61c・・・64cの当接乃至は衝突により、切断乃至は破砕されながら包装材と食品等とが分離される。この際、包装材の内側にはアルミ箔が形成されている場合であっても、上記鋸歯状とされた引裂部材111・・・114により引き裂かれ、さらに先端側破砕刃91・・・94及びガイドリブ61・・・64により破砕され、この破砕された包装材は、第1乃至第4の噴霧ノズル44・・・47から噴霧される洗浄液によって、洗浄された後に、上記傾斜板部111b・・・114b及び第1乃至第4の送風羽根86・・・89の回転駆動による風圧により乾燥させられ、上記蓋体33の内周に固定された第1乃至第6のガイドリブ61・・・66により、上記排出路69内に流入し、さらに前記正面側開閉扉5に形成された排出管部7内を通過して外部に排出される。また、上記包装材により包装されていた食品等は、上記排出孔26bから排出され、上記トレー54内に収容される。
このように、上記実施の形態に係る分離装置1によれば、上記引裂部材111・・・114により、軽量の包装食品であっても確実に引き裂き、食品と包装材とを分離することができる。なお、上記実施の形態に係る分離装置1では、第1乃至第4の回転羽根81・・・84に引裂部材111・・・114を着脱可能に固定し、これらの引裂部材111・・・114に傾斜板部111b・・・114bを形成したが、本発明は、このように、第1乃至第4の回転羽根81・・・84と引裂部材111・・・114とを別体とすることなく、該第1乃至第4の回転羽根81・・・84の各端部を回転方向に傾斜させ、端部を鋸歯状にしたものであっても良い。
なお、上記実施の形態においては、第1乃至第4の噴霧ノズル44・・・47により、食品と分離された包装材を洗浄できるように構成されているが、本発明に係る分離装置では、必ずしもこうした噴霧ノズル44・・・47が構成要素とされている必要はない。
本発明の実施の形態に係る包装食品の分離装置の正面図である。 図1に示す包装食品の分離装置を構成する排出管部を一部破断して示す右側面図である。 背面側開閉扉を取り外した状態における包装食品の分離装置の背面図である。 正面側開閉扉及び正面カバーを取り外した状態における包装食品の分離装置の正面図である。 包装食品の分離装置を左側面から示す斜視図である。 蓋体を開放した状態を示す包装食品の分離装置の斜視図である。 処理槽の内部構造の左側の要部を示す右側断面図である。 処理槽の内部構造の右側の要部を示す右側断面図である。 処理槽を構成する処理槽本体の構成を示す正面図である。 処理槽内部の構成を示す正面図である。 処理槽の蓋部の内周面を示す正面図である。 処理槽の内部構造の要部を示す斜視図である。 処理槽の内部構造の要部を示すものであって、回転羽根が水平とされた状態を示す斜視図である。
符号の説明
1 分離装置
11 投入口
21 駆動モータ
25 開口部
31 処理槽
32d 排出口
35a 排出孔
69 排出路
69a 排出孔
72 回転軸
81・・・84 第1乃至第4の回転羽根
111・・・114 引裂部材

Claims (2)

  1. 包装材により食品が包装された包装食品が投入される投入口と、
    水平方向に長さを有するように配設され、一端側には上記投入口と連通した開口が形成されてなるとともに、内部において上記包装食品の包装材と食品とを分離する円筒状の処理槽と、
    上記処理槽内に配設され、駆動装置により回転動作する回転軸と、
    基端が上記回転軸に固定され、先端が上記処理槽の内周面側に位置するとともに、該処理槽の長さ方向と同じ方向に長さを有する複数の回転羽根と、
    上記処理槽に形成され、上記包装材に包装された食品が排出される排出口と、
    上記処理槽の他端側に形成され、包装材が排出される排出路と、を備え、
    上記回転羽根の傾斜板側端部には、上記包装材を引き裂く鋸歯状の引裂部材が固定されてなることを特徴とする包装食品の分離装置。
  2. 前記引裂部材は、前記各回転羽根に着脱可能とされてなることを特徴とする請求項1記載の包装食品の分離装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011245655A (ja) * 2010-05-24 2011-12-08 Kanemiya:Kk 付着物の剥離装置
TWI392970B (zh) * 2007-11-28 2013-04-11 Tokyo Ohka Kogyo Co Ltd And a photosensitive resin composition for interlayer insulating film

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