JP2006158130A - Linear actuator - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、磁石を回転させることにより可動部に直線方向の往復運動を得るリニアアクチュエータに関する。 The present invention relates to a linear actuator that obtains a reciprocating motion in a linear direction at a movable portion by rotating a magnet.
従来から、リニアアクチュエータは、運動変換機構を用いずに直線方向の運動を得るものとして、様々な形態が検討されている。特許文献1には、リニアアクチュエータの一形態として、周方向に交互に磁極を異ならせた2つのリング磁石を対向させ、一方のリング磁石を回転モータの回転軸に設け、回転モータの回転に応じて可動体を直線運動させるリニアアクチュエータが開示されている。
特許文献1に開示されたリニアアクチュエータは、コンパクトに構成されており、完全に仕切られた隔壁等の外部からも可動体を駆動できるので、ポンプなどの用途に対して有用である。しかしながら、この構成によれば、磁石間に働く吸引力もしくは反発力は、対向面間の距離が大きくなるにつれ急激に減少するので、大きなストロークを取ることができなくなる。
The linear actuator disclosed in
また、このようなリニアアクチュエータを利用してリニアオシレータを構成すると、周波数が高くなると可動部の動作が回転モータの動作に追従しなくなる、いわゆる脱調現象が生じる。 When a linear oscillator is configured using such a linear actuator, a so-called step-out phenomenon occurs in which the operation of the movable part does not follow the operation of the rotary motor when the frequency is increased.
本発明は、上記事由を考慮してなされたもので、その目的とするところは、コンパクトな構成で大きなストローク範囲において磁石間の吸引力もしくは反発力の変化の小さいリニアアクチュエータを提供することにある。 The present invention has been made in consideration of the above-mentioned reasons, and an object of the present invention is to provide a linear actuator having a compact structure and a small change in attractive force or repulsive force between magnets in a large stroke range. .
上記課題を解決するために、請求項1に係る発明は、支持体と、支持体に固定された回転モータと、回転モータの回転軸に接続された第1磁石と、前記回転軸の軸方向に移動可能に支持体に支持された第2磁石と、第2磁石に接続され外部に駆動力を伝える作用子を備え、第1磁石と第2磁石は、回転モータの回転方向に交互に複数の異種の磁極を有するとともに互いに対向する対向面を有するリニアアクチュエータにおいて、第1磁石と第2磁石とは、前記対向面の少なくとも一部において一方が他方を包囲可能な係合部を備えることを特徴としている。
In order to solve the above-described problems, the invention according to
したがって、第2磁石の移動に伴う第1磁石と第2磁石との距離の変化を小さくすることができ、磁石間に働く吸引力もしくは反発力の減少度合いを少なくすることができる。そのため、コンパクトな構成で大きなストローク範囲において所望の出力を得ることができるリニアアクチュエータを提供することができる。 Therefore, the change in the distance between the first magnet and the second magnet accompanying the movement of the second magnet can be reduced, and the degree of reduction in the attractive force or repulsive force acting between the magnets can be reduced. Therefore, it is possible to provide a linear actuator that can obtain a desired output in a large stroke range with a compact configuration.
請求項2に係る発明は、請求項1に記載のリニアアクチュエータにおいて、前記係合部は、錐状の凹凸により形成されたこと特徴としている。
The invention according to
したがって、第2磁石の移動方向の吸引力もしくは反発力の発生に寄与する対向面の面積を大きく取ることができるので、大きな出力のリニアアクチュエータを提供することができる。 Therefore, since the area of the opposing surface that contributes to the generation of the attractive force or repulsive force in the moving direction of the second magnet can be increased, a linear actuator with a large output can be provided.
請求項3に係る発明は、請求項1に記載のリニアアクチュエータにおいて、前記係合部は、一方が他方を遊嵌する筒状面により形成されたことを特徴としている。 According to a third aspect of the present invention, in the linear actuator according to the first aspect, the engaging portion is formed by a cylindrical surface in which one is loosely fitted.
したがって、第2磁石が変位しても第2磁石の運動方向の吸引力もしくは反発力の発生に寄与する対向面の面積がほぼ変化しないので、係合部を長く取ることにより、大きいストローク範囲で動作可能なリニアアクチュエータを提供することができる。 Accordingly, even if the second magnet is displaced, the area of the opposing surface that contributes to the generation of the attractive force or repulsive force in the direction of movement of the second magnet does not substantially change. An operable linear actuator can be provided.
請求項4に係る発明は、請求項1乃至3に記載のリニアアクチュエータにおいて、第1磁石と第2磁石の少なくとも一方で隣り合う磁極間に非磁性部を設けたことを特徴としている。 According to a fourth aspect of the present invention, in the linear actuator according to the first to third aspects, a nonmagnetic part is provided between the magnetic poles adjacent to at least one of the first magnet and the second magnet.
したがって、個々の磁石の磁極間で閉ループを形成する磁束を少なくすることにより磁石間の吸引力もしくは反発力に寄与しない磁束を減少させることができ、リニアアクチュエータの出力を向上することができる。 Therefore, by reducing the magnetic flux that forms a closed loop between the magnetic poles of the individual magnets, the magnetic flux that does not contribute to the attractive force or repulsive force between the magnets can be reduced, and the output of the linear actuator can be improved.
本願発明のリニアアクチュエータによれば、可動体の変位により磁石間の距離が大きくなったときにも磁石間に働く吸引力もしくは反発力の減少度合いを少なくすることができ、コンパクトな構成で大きなストローク範囲において出力変化の少ないリニアアクチュエータを提供することができる。 According to the linear actuator of the present invention, even when the distance between the magnets becomes large due to the displacement of the movable body, the degree of reduction of the attractive force or repulsive force acting between the magnets can be reduced, and a large stroke can be achieved with a compact configuration A linear actuator with little output change in the range can be provided.
(第1の実施形態)
本願発明に係る第1の実施形態のリニアアクチュエータについて、図1〜図6に基づいて説明する。ここでは、リニアアクチュエータの一種であるリニアオシレータを取り上げて説明する。このリニアオシレータは、支持体であるケース1と、回転モータ2と、第1磁石3と、第2磁石4と、作用子であるシャフト5と、ベアリング6と、ばね7とを有して形成されている。
(First embodiment)
The linear actuator of 1st Embodiment which concerns on this invention is demonstrated based on FIGS. Here, a linear oscillator which is a kind of linear actuator will be described. This linear oscillator has a
ケース1は、磁性体で有底円筒状に形成された下部ケース11と、同じく磁性体で円板状に形成された上部ケース12とを組み合わせて円柱状に構成され、内部に回転モータ2と、第1磁石3と、第2磁石4と、ベアリング6と、ばね7とを収納し、ベアリング6を介してシャフト5を支持している。上部ケース12は、中央に貫通孔を有しており、一方の面の中央に円柱状のベアリング6がねじ止め(不図示)固定されている。また、ベアリング6は、その外周が下部ケース11の内周と嵌め合わされるとともに、下部ケース11の側方からねじ止め(不図示)されて固定されている。
The
回転モータ2は、円柱状の直流モータであり、回転軸21が底面の一方の面から突き出すように設けられている。そして、回転モータ2は、図1に示すように、回転軸21とは逆側の底面で下部ケース11の底面中央に固定され、シャフト5と回転軸21とが同一直線状になるようにしている。また、回転モータ2の回転軸21は、磁性体で形成された円板部材31の中心に円板31と回転軸21が直交するように接続されている。この回転モータ2は、電源線(不図示)に直流電圧を印加することにより回転軸21が回転する。
The
第1磁石3は、希土類の永久磁石であり、円柱形状の一方の底面側に円錐状の凹部を形成し、底面の中心を通り底面に垂直な面に対称な2つの部分に分割した形状に形成されている。そして、この2つの部分の着磁方向は、底面に直交し、互いに逆方向となるようにして円板部材31に接続されている。したがって、第1磁石3は、回転モータ2の回転方向に交互に2つの異種の磁極を有している。また、第1磁石3の底面と円板部材31とは、同一半径であり、第1磁石3の2つの部分の間には空隙で形成された非磁性部32を備えている。
The
第2磁石4は、希土類の永久磁石であり、円柱形状の一方の底面側に円錐状の凸部を形成し、底面の中心を通り底面に垂直な面に対称な2つの部分に分割した形状に形成されている。そして、この2つの部分の着磁方向は、底面に直交し、互いに逆方向となるようにして磁性体からなる円板部材41に接続されている。また、第2磁石4の底面と円板部材41とは、同一半径であり、第2磁石4の2つの部分の間には空隙で形成された非磁性部42を備えている。さらに、円板部材31と円板部材41とは同一径のものであり、第1磁石3と第2磁石4の外径もそれぞれ同一径となっている。
The
シャフト5は、金属で軸状に形成されたものであり、円板部材41の中央に円板部材41に直交するように接続して設けられている。その結果、シャフト5は、円板部材41を介して第2磁石4と接続され、シャフト5と円板部材41と第2磁石4とは、可動体Mを形成している。この可動体Mは、シャフト5を、ベアリング6の貫通孔と上部ケース12の貫通孔とに通すとともに、ばね7の両端でベアリング6と円板部材41とを接続することにより、ばね7を介してシャフト5の方向に移動可能にケース1に支持されている。シャフト5は、可動体Mの移動による駆動力を外部に伝達する作用子としての働きを有している。
The
ここで、回転モータ2の回転軸21と、シャフト5とは、ほぼ同一直線状となるように配置されている。したがって、第2磁石4も、回転モータ2の回転方向に交互に2つの異種の磁極を有するように配されている。このように配されることにより、第1磁石3と第2磁石4は、それぞれ、互いに対向する対向面33と対向面43とを有している。ここで、この対向面33と対向面43とは、互いに平行となっている。
Here, the rotating
また、第1磁石3と第2磁石4とが上述のように配置されているので、回転モータ2の回転軸21の回転角度に応じて第1磁石3と第2磁石4との間には吸引力もしくは反発力が生じる。例えば、図3に示すような位置関係のとき、つまり、図3(b),(c)に示すように第2磁石4の移動方向から見て対向面33と43が重なり合い、第1磁石3と第2磁石4とが互いに異種の磁極で対向しているときには、第1磁石3と第2磁石4との間には第2磁石4の変位が一定の状態における最大の吸引力F0が生じる。ここで、F0は、磁石の残留磁束密度や第2磁石4の変位により変化する値である。第1の実施形態の以降の説明において、第1磁石3と第2磁石4とが図3の位置関係にあるときに、便宜上回転モータ2の回転軸21の回転角θが0°であるとする。
Moreover, since the
一方、図4に示すように、回転モータ2の回転軸21が180°回転したときには、第1磁石3と第2磁石4とが互いに同種の磁極で対向するようになるので、逆に、最大の反発力F0が生じる。したがって、第2磁石4が第1磁石3から離れる方向を正方向とすると、回転モータ2の回転軸21の回転角度に対して第2磁石4に生じる力は図6の曲線C1のような正弦曲線となる。
On the other hand, as shown in FIG. 4, when the
また、第1磁石3と第2磁石4とは、対向面33と対向面43全体が一方が他方を包囲可能な係合部8となっている。図1及び図2の状態においては、係合部8は、円錐状(詳細には、非磁性部42を有しているので円錐台状)の凹凸により形成されている。このように形成されることにより、第1磁石3と第2磁石4とは、一部の係合範囲において、第1磁石3が第2磁石4を包囲するように係合している。この係合部8を有することにより、吸引力もしくは反発力の変位に対する変化が、第1磁石3と第2磁石4とが係合部8を有さない平板磁石同士のような場合と比較して小さくなる。さらに、係合部8が互いに対応する錐状の凹凸で形成されているので、第1磁石3と第2磁石4との回転角の関係を固定した状態において吸引力もしくは反発力の変位に対する特性が滑らかになる。したがって、第1磁石3と第2磁石4との間に働く吸引力もしくは反発力の減少度合いを少なくするとともに滑らかな特性とすることができる。
Moreover, the
なお、ここでは、対向面33,43の全部が係合部である場合について説明したが、対向面33,43の少なくとも一部において一方が他方を包囲可能な係合部8を備えていればよく、対向面33,43の一部が第2磁石4の移動方向に直交する面であっても構わない。また、第1磁石3が回転運動を行うので、係合部8は、第1磁石3と第2磁石4との間の距離を接近させやすいことを考慮すると円錐状が好適であるが、角錐であっても同様の効果を得ることができる。
In addition, although the case where all the opposing
また、第1磁石3と第2磁石4との間に発生する力に寄与する磁束は、第1磁石3の一方の磁石(図5における右側の磁石)→円板部材31→第1磁石3のもう一方の磁石(図5における左側の磁石)→空気→第2磁石4の一方の磁石(図5における左側の磁石)→円板部材41→第2磁石4のもう一方の磁石(図5における右側の磁石)→空気→第1磁石3の一方の磁石(図5における右側の磁石)の順に磁路L1を流れる。しかしながら、第1磁石3と第2磁石4の非磁性部32,42が存在しないか幅dが小さいと、第1磁石3については、第1磁石3の一方の磁石(図5における右側の磁石)→円板部材31→第1磁石3のもう一方の磁石(図5における左側の磁石)→空気→第1磁石3の一方の磁石(図5における右側の磁石)の順に磁路L2を流れる磁束が生じる。また、第2磁石4については、第2磁石4の一方の磁石(図5における左側の磁石)→空気もしくは円板部材41→第2磁石4のもう一方の磁石(図5における右側の磁石)→空気→第2磁石4の一方の磁石(図5における左側の磁石)の順に磁路L3を流れる磁束が生じる。これら磁路L2や磁路L3を流れる磁束は、第1磁石3と第2磁石4との間に発生する力に寄与しないので、磁石間に働く力を増加させるにはこの磁束を減少させる必要がある。
The magnetic flux contributing to the force generated between the
ここで、非磁性部32,42の幅dを広げることにより、磁路L2,L3を流れる磁束を低減させることができるが、対向面33,43の対向面積も減少するため、このことは、磁石間に働く力を減少させる要因も生じさせる。したがって、非磁性部32,42の幅dは、適宜定めることができる。
Here, by increasing the width d of the
ベアリング6は、中央に設けられた貫通孔に挿入されたシャフト5を、表面が滑らかな球によってシャフト5の軸方向に移動可能に支持するものである。このベアリング6として図1には軸方向に1つの球が示されているが、軸方向に滑らかに動作させるために軸方向に複数の球を並べるものであってもよい。
The
ばね7は、コイルばねであり、例えば半田付けなどによりベアリング6と円板部材41とに接続されている。このように接続されることにより、第2磁石4と、第1磁石3とが所定の距離を離して支持されている。この所定の距離は、可動体Mの最大振幅においても第1磁石3と第2磁石4とが接触しないように定める。また、ばね7のばね定数は、可動体Mの重量と動作させる周波数を考慮して運動方程式を解くことにより定めることができる。一方、このばね7は、その両端においてベアリング6と円板部材41とを接続しているので、可動体Mの回転方向の動作を抑制することに寄与し、可動体Mの軸周りの回転を防止する回転防止手段として働いている。
The
次に第1の実施形態の動作について説明する。図1および図2の状態において、回転モータ2の電源線に電圧を印加しないときには、可動体Mは、第1磁石3と第2磁石4との間に働く力と、ばね7のばね力とが釣り合った状態で停止している。
Next, the operation of the first embodiment will be described. 1 and 2, when no voltage is applied to the power supply line of the
ここで、回転モータ2の電源線に電圧を印加すると、回転軸21が回転し、第1磁石3が回転する。そうすると、図3及び図4に示すように、第1磁石3と第2磁石4との位置関係が周期的に変化するため、図6に示すように、発生する吸引力もしくは反発力が周期的に変化する。そのため、回転モータ2により可動体Mの質量とばね7のばね定数とで定まる共振周波数の近傍の周波数で図4のように発生する力を周期的に変化させることにより、可動体Mは、共振運動により効率よく往復運動を行う。
Here, when a voltage is applied to the power supply line of the
ここで、第1磁石3と第2磁石4とは、対向面33,43において一方が他方を包囲する係合部8を有するので可動体Mの変位が大きくなったときにも発生する力の減少が抑えることができ、大ストローク時の変位においても第1磁石3と第2磁石4との間に大きな力が生じるリニアアクチュエータを構成できる。また、このリニアアクチュエータをリニアオシレータとして用いるときには、大きなストローク範囲で脱調現象を生じないようにすることができる。
Here, since the
また、この係合部8は、錐状の凹凸により形成されているので、第2磁石4の移動方向の吸引力もしくは反発力の発生に寄与する第1磁石3と第2磁石4との対向面33,43の面積を大きく取ることができるので、出力を大きくすることができる。
Moreover, since this
(第2の実施形態)
次に、本願発明に係る第2の実施形態について、図6〜図10を用いて説明する。この実施形態は、第1の実施形態に類似しており、第1の実施形態と比較して第1磁石3と第2磁石4の形状と、シャフト5と第1磁石3と第2磁石4とを支持する支持部材の構成が異なっている。ここで、第1の実施形態と同じ構成には同じ符号を付し、その説明を省略する。
(Second Embodiment)
Next, a second embodiment according to the present invention will be described with reference to FIGS. This embodiment is similar to the first embodiment, and the shapes of the
第1磁石30は、希土類の永久磁石であり、円筒形状に形成され、図9(b)及び図10(b)に示すように、空隙により形成された互いに合同な2つの扇形状の非磁性部35により互いに合同な2つの扇形状の磁石片に分けられている。この第1磁石30の2つの磁石片は、それぞれ着磁方向が互いに異なるように半径方向に着磁されている。
The
この第1磁石30は、非磁性の材料で形成された円板部材91に立設された円筒状の支持部材92により非磁性部35を有して円筒形状となるように支持されている。支持部材91及び支持部材92は、十分な強度の樹脂やアルミや錫などの非磁性の金属により形成され、支持部材92の内部にはベアリング61が備えられている。支持部材91は、その中心に回転モータ2の回転軸21が接続され、回転軸21が第1磁石30の中心軸と同一になるようにされている。そのため、回転モータ2が動作して回転軸21が回転することにより、第1磁石30は、回転する。そのため、第1磁石30は、第1磁石3は、回転モータ2の回転方向に交互に2つの異種の磁極を有している。
The
第2磁石40は、第1磁石30と同様に希土類の永久磁石であり、第1磁石30の内径よりも外径が小さく長さの等しい円筒形状に形成され、図9(b)及び図10(b)に示すように、空隙により形成された互いに合同な2つの扇形状の非磁性部45により互いに合同な2つの扇形状の磁石片に分けられている。この第2磁石40の2つの磁石片は、それぞれ着磁方向が互いに異なるように半径方向に着磁されている。この第2磁石40は、非磁性部45を有して円筒形状となるようにシャフト5に設けられている。シャフト5には、第2磁石40に接するように円板状のばね受け90がさらに設けられており、シャフト5の内部に位置する方の端部近傍は、ベアリング61により支持されている。
The
また、第1磁石30と第2磁石40とに非磁性部35,45を設けているのは、第1の実施形態において説明したのと同様の理由によるので説明を省略する。
Further, the reason why the
ばね受け90は、ばね7を固定しており、ばね7は、その両端においてベアリング6とばね受け90とを接続しているので、第1磁石30と第2磁石40とにおける第2磁石40の移動方向の位置関係を規定するとともにシャフト5と、ばね受け90と、第2磁石40とを有して構成される可動体M0の回転方向の動作を抑制することに寄与し、可動体M0の軸周りの回転を防止する回転防止手段として働いている。また、第2磁石40は、上述のように支持されているので、回転モータ2の回転方向に交互に2つの異種の磁極を有していることになる。
The
ここで、第1磁石30と第2磁石40とは、同心円状に配されているので、第1磁石30の2つの磁石片の内面と、第2磁石の2つの磁石片の外面とは互いに対向する対向面34,44を形成している。そして、第2磁石40は、ばね7が自然長のときに第2磁石40の高さ方向の中央面が第1磁石30の高さ方向の中央面とが一致しないように、ばね7により支持されている。ここでは、第2磁石40が第1磁石30よりもベアリング6側に配されている。
Here, since the
そして、第1磁石30と第2磁石40とが上述のように配置されているので、回転モータ2の回転軸の回転角度に応じて第1磁石3と第2磁石4との間には吸引力もしくは反発力が生じる。例えば、図9に示すような位置関係のとき、つまり、図9(b)に示すように第2磁石40と第1磁石30の2つの磁石片の扇形の端面がちょうど一致し、互いに吸引するようになっているときには、第1磁石30と第2磁石40との間には第2磁石40の変位が一定の状態における最大の吸引力F0が生じる。ここで、F0は、磁石の残留磁束密度や第2磁石40の変位により変化する値である。第2の実施形態の以降の説明で、第1磁石30と第2磁石40とが図9の位置関係にあるときに、便宜上回転モータ2の回転軸21の回転角θが0°であるとする。
And since the
一方、図10に示すように、回転モータ2の回転軸21が180°回転したときには、第1磁石30と第2磁石40の2つの磁石片とが互いに同種の磁極で対向するようになるので、逆に、最大の反発力F0が生じる。したがって、第2磁石40が第1磁石30から離れる方向を正方向とすると、回転モータ2の回転軸21の回転角度に対して第2磁石40に生じる力は、第1の実施形態の場合と同様に、図6の曲線C1のような正弦曲線となる。
On the other hand, as shown in FIG. 10, when the rotating
また、第1磁石3と第2磁石4とは、対向面34と対向面44全体が一方が他方を包囲可能な係合部8を形成している。図7及び図8の状態においては、一方が他方を遊嵌する筒状面により形成されており、第1磁石30と第2磁石40とは、一部の係合範囲において、第1磁石30が第2磁石40を包囲するように係合している。
Further, the
次に第2の実施形態の動作について説明する。図7および図8の状態において、回転モータ2の電源線に電圧を印加しないときには、可動体Mは、第1磁石30と第2磁石40との間に働く力と、ばね7のばね力とが釣り合った状態で停止している。
Next, the operation of the second embodiment will be described. 7 and 8, when no voltage is applied to the power supply line of the
ここで、回転モータ2の電源線に電圧を印加すると、回転軸21が回転し、第1磁石30が回転する。そうすると、図9及び図10に示すように、第1磁石30と第2磁石40との位置関係が周期的に変化するため、図6に示すように、発生する吸引力もしくは反発力が周期的に変化する。そのため、回転モータ2により可動体M0の質量とばね7のばね定数とで定まる共振周波数の近傍の周波数で図6のように発生する力を周期的に変化させることにより、可動体Mは、共振運動により効率よく往復運動を行う。
Here, when a voltage is applied to the power supply line of the
また、第2磁石40が変位しても第2磁石40の運動方向の吸引力もしくは反発力の発生に寄与する磁束を生じさせる対向面34,44の面積がほぼ変化しない。なぜなら、対向している部分においては第2磁石40の運動方向に直交する磁束を形成するので第2磁石40の運動方向の吸引力もしくは反発力の発生に寄与せず、第2磁石40の運動方向の端部においてのみ第2磁石40の運動方向の吸引力もしくは反発力の発生に寄与する磁束を生じさせる対向面34,44となりうるからである。そのため、係合部8を長く取ることにより、大きいストローク範囲で動作可能なリニアアクチュエータを提供することができる。また、このリニアアクチュエータを用いることにより大きいストローク範囲で脱調現象の生じないリニアオシレータを形成できる。
Further, even if the
なお、実施形態の説明において、第1磁石3及び第2磁石4の対向面33,43に磁極が2つ存在するものについて説明したが、4極以上のものであってもよい。また、磁石材料として希土類の磁石を用いた例について説明したが、必要なスペックに合わせて適宜選択することができる。
In the description of the embodiment, the case in which two magnetic poles exist on the opposing
また、実施形態の説明において、非磁性部32,35,42,45は、空隙で形成されている例を示したが、それに限ることなく、樹脂や接着剤で形成し、第1磁石3,30及び第2磁石4,40をそれぞれ一体化するようにして形成してもよい。さらにまた、実施形態の説明において、支持体としてケース1のような筺体について説明したが、第1磁石3,30や第2磁石4,40などを支持できればよく、筺体に限るものではない。
Further, in the description of the embodiment, the
また、実施形態の説明において、作用子は、シャフト5のように可動体M,M0の移動方向に突き出したものについてのみ説明したが、それに限るものではなく、移動方向に直交する向きのものであっても良い。さらにまた、実施形態の説明において、非磁性部32,35,42,45を有するものについてのみ説明したが、非磁性部32,35,42,45は無くてもよい。
Further, in the description of the embodiment, the description has been given only about the operator that protrudes in the moving direction of the movable bodies M and M0, such as the
また、実施形態の説明において、ばね7を用いるものについてのみ説明したが、それに限るものではなく、弾性を有する部材であればリニアオシレータを構成することができる。
In the description of the embodiment, only the one using the
1 ケース(支持体)
2 回転モータ
3 第1磁石
4 第2磁石
5 シャフト(作用子)
8 係合部
32,35,42,45 非磁性部
1 Case (support)
2 Rotating
8
Claims (4)
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2004
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