JP2006156968A - 発光素子 - Google Patents

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Abstract

【課題】内部損失を減らして光量を多く取り出すことができ、さらに高出力を発生した時も長い寿命を確保する発光素子を提供する。
【解決手段】正極端子12及び負極端子13と、負極端子13に形成された凹部13aの底面上に配置した発光ダイオード部14と、発光した光を受光し、蛍光を発生する蛍光体17と、発光ダイオード部14と蛍光体17とを密封する透明性容器18とを有し、発光ダイオード部14は、素子形成用基板21/n型窒化ガリウム系半導体層/窒化ガリウム系半導体活性層/p型窒化ガリウム系半導体層なる積層体であり、基板21は、凹部13a底面との電気的接続部を有し、CrとPtとAuとの固溶体からなる正極用接合電極をp型窒化ガリウム系半導体層の最上部表面に形成し、正極端子12と電極210とを電気的に接続し、電極210の周囲に、導電性透明電極層211を形成し、発光素子11と導電性透明電極層211の側面とを、透明性パッシベーション層212で外部遮断した。
【選択図】図2

Description

本発明は、正極端子及び負極端子と、発光ダイオード部と、この発光ダイオード部を包囲する蛍光体層とを有する発光素子に関するものである。
発光素子は種々の分野で用いられおり、特に高輝度のGaN型青色発光ダイオードが得られるようになってからは、その応用範囲も飛躍的に広まりつつある。例えば、青色を発するGaN型発光素子と、発光素子の周囲に形成される黄色を発するCeドープのYAG型蛍光体との組み合わせにより、白色発光ダイオードを製造することができ、既に携帯電話の液晶表示部のバックライトなどに利用されている。青色発光ダイオードの構造については、例えば、下記特許文献1,2に開示されるものが知られている。
さらに、自動車のヘッドライト用として、より大きい出力を発生することのできる白色発光ダイオードの開発が進められている。
特開2003−110138号公報 特開2004−158874号公報
自動車のヘッドライト用のように、大きい出力を必要とする発光ダイオードでは、できるだけ発光輝度効率を大きく取れることができ、さらに大電流を投入しても、オーミック抵抗による発熱発生の小さいものが好ましい。しかしながら、発光ダイオードの内部量子効率が100%近くあったとしても、正極用集電電極と発光素子の最上部に形成したp型GaN層との接続抵抗損や、内部の光散乱などのために、実際に外部に取り出せる光量は低下する。
前述の接続抵抗損や内部に閉じ込められる光は、熱になり外部に取り出すことのできる発光輝度の損失となる。また、特に発光素子の両端部に形成された集電電極におけるオーミック抵抗による発熱発生は、素子の寿命を低下させる原因となる。
また、従来、発光素子のパッシベーションには、SiOが用いられている。しかしながらSiOは、発光素子の主たる構成要素であるGaNとは、熱膨張率が大きく異なり、特に大電流を投入し、素子の温度が高くなると、GaNとSiOとの接合部分にひずみが発生するという課題を有していた。
また、高輝度高温状態では、CeドープのYAGを蛍光体に用いたものは、蛍光体の劣化により長寿命を得ることが困難であった。
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、その課題は、内部損失を減らして光量を多く取り出すことができ、さらに高出力を発生した時も長い寿命を確保する発光素子を提供することである。
上記課題を解決するため本発明に係る発光ダイオードは、
正極端子及び負極端子と、前記負極端子に形成された凹部の底面上に配置した発光ダイオード部と、前記発光ダイオード部が発光した光を受光し、蛍光を発生する蛍光体と、前記発光ダイオード部と前記蛍光体とを密封する透明性容器とを有する発光素子であって、
(1)前記発光ダイオード部は、素子形成用基板/n型窒化ガリウム系半導体層/窒化ガリウム系半導体活性層/p型窒化ガリウム系半導体層からなる構成を有する積層体であり、
(2)前記素子形成用基板は、前記負極端子の凹部底面との電気的接続部を有し、
(3)CrとPtとAuとの固溶体からなる正極用接合電極を前記p型窒化ガリウム系半導体層の最上部表面の一部に形成し、前記正極端子と前記正極用接合電極とを電気的に接続し、
(4)前記p型窒化ガリウム系半導体層の最上部表面における前記正極用接合電極の周囲部分に、導電性透明電極層を形成し、
(5)前記発光素子と前記導電性透明電極層の側面とを、透明性パッシベーション層で外部遮断したことを特徴とする。
また、発光ダイオード部の前記積層体は、素子形成用基板/n型InAlGaN系クラック防止層/n型AlGaN系クラッド層/n型GaN光ガイド層/多重量子井戸型活性層/p型AlGaN系ギャップ層/p型GaN系光ガイド層/p型AlGaN系クラッド層/p型GaNコンタクト層からなる構成を有することが有効である。
この時、n型AlGaN系クラッド層は、AlGa1−xN層(0<x<1)とn型GaN層とを繰り返し複数回積層した超格子構造を有することが有効である。さらに、p型AlGaN系クラッド層は、AlGa1−yN層(0<y<1)とp型GaN層とを繰り返し複数回積層した超格子構造を有することが有効である。
また、p型GaNコンタクト層は、膜厚が5nm以上10nm以下であるGaN層と、膜厚が前記GaN層の4分の1以上でありかつ2分の1以下であるp型GaN層を交互に複数回積層した超格子構造を有する多層体であり、正極用接合電極は、多層体の最上部にあるp型GaN層の表面の一部上に形成したことが有効である。このとき、p型GaNコンタクト層の最上部層は、複数の周期的凹凸部を有することが有効である。
以上の構成では、素子形成用基板はn型SiCよりなる導電性基板が有効である。また、素子形成用基板はサファイアを用いることもできる。さらに、導電性透明電極層の最上部面に、複数の周期的凹凸部を形成したことが有効である。また、透明性パッシベーション層を、SiONを含有する光透過性不活性材料で形成したことが有効である。
また、蛍光体は、組成式TbAl12にCeイオンをドープさせたもの、または組成式TbAl12と組成式DyAl12とにCeイオンをドープさせたものが有効である。さらに、前記組成物にDyOを混合したものが、高輝度状態でも長い寿命を有することを見出した。
以下、この構成による発光ダイオードの作用・効果を説明する。
(1)素子形成用基板:発光ダイオード部は、窒素をドープしたn型のSiCなどの導電性基板またはサファイアを用い、この上に、以下の層を積層する。
(2)n型クラック防止層:つぎに、素子形成用基板との格子定数の差を緩和するために、たとえば、n型InAlGaN層を形成する。
(3)n型クラッド層/n型光ガイド層:つぎに、n型AlGaN系のクラッド層を形成する。これは、次に積層するn型GaN系の光ガイド層との格子定数の差を緩和するためのものである。この時、n型AlGaN系のクラッド層は、膜厚2.5nm程度のAlGaN層と膜厚2.5nm程度のn型GaN層とを繰り返し複数回積層した超格子構造にすると、活性層で発生した光の取り出し効率が向上する。n型GaN系の光ガイド層は、つぎに形成する量子井戸型活性層のGaN層形成の開始点となる。
(4)量子井戸型活性層:つぎに、n型InGaN系半導体よりなる障壁層と、GaNよりなる井戸層とを、繰り返し積層した量子井戸型活性層を形成する。
(5)p型ギャップ層:次に、Mgドープによるp型AlGaN層を積層する。この層は、エネルギーバリアーとして機能し、前記の活性層に発生したキャリアーが逃げ出すことを防止するため、発光効率の向上に寄与する。
(6)p型光ガイド層/p型クラッド層:Mgドープによるp型GaN層を形成する。これは、次に形成するp型AlGaN型クラッド層を成長させる時の開始点となる。p型AlGaN型クラッド層は、上部のp型コンタクト層との格子定数の差を緩和するためのものである。
(7)p型コンタクト層:集電電極としてMgドープによるp型GaN層を積層する。このとき、p型GaNコンタクト層の最上部層は、複数の周期的凹凸部を有することが有効である。このような構造にすると、全反射臨界角により内部に封じ込められる光の割合を低減できることによる。特に有効な凹凸構造は、活性層で生成された光の波長より大きなピッチの浅い凹凸である。
(8)正極用接合電極:前記の集電電極にリード端子との接合を得るために接合電極を形成するが、これを、CrとPtとAuとの固溶体により形成する。これにより、前記p型コンタクト層とのオーム抵抗を下げることができ、さらに、電極の大きさも小さくすることができる。従って、発生した光をより多く取り出すことができるようになる。
(9)また、前述の接合電極の周囲であって、集電電極の上部に導電性透明電極層を形成する。この導電性透明電極層を設けることで、接合電極と集電電極との接触面積を大きくすることができる。さらに、接合電極に、Cr/Pt/Auの固溶体を用いることで、接合電極および導電性透明電極層の双方に対してオーム抵抗を下げることができる。これにより、さらに光量を取り出せるようになる。また、導電性透明電極層は透明に形成されるので、発生した光をそのまま前方に透過させることができる。ここで用いる導電性透明電極層は、InとSnとMgを有する酸化物で構成することが有効である。このとき、導電性透明電極層の金属原子の構成比は、0.1≦Mg/(In+Sn+Mg)≦0.6原子%とすると高い導電性を得ることができる。
このとき、p型GaNコンタクト層は、膜厚が5nm以上10nm以下であるGaN層と、膜厚が前記GaN層の4分の1以上でありかつ2分の1以下であるp型GaN層を交互に積層した超格子構造を有する多層体とすると、前記導電性透明電極層とのオーム抵抗を下げることができる。
本発明に係る蛍光体層は、組成式TbAl12にCeイオンをドープさせたもの、組成式TbAl12と組成式DyAl12とにCeイオンをドープさせたもの、さらに、前記の組成物にDyOを混合したものが有効である。これは、高い輝度を得るため高い電圧を印加し、高電流を流し、高温状態にさらされた時、蛍光体の化学的劣化が小さいことによるものと考えられる。
本発明に係る発光素子の好適な実施形態を図面を用いて説明する。図1は、発光素子の構造を模式的に示す図である。
<発光素子の構成1>
図1において、発光素子11は、正極端子12と負極端子13とを備え、負極端子13には下向きの凹部13aを形成する。この凹部13aの底面の中心部に、Ti箔110を溶着し、この上に発光ダイオード部14を配置し、電気的な接続をとる。電気的な接続は、凹部13aの底面の中心部に配置したTi箔部分に発光ダイオード部14を配置し、凹部13aの裏面から連続的にスポットレーザー照射を行うことで、Ti箔110と発光ダイオード部14の裏面とを溶着させることにより行う。
発光ダイオード部14は、窒化ガリウム系半導体層により形成するものであり、青色光を発光することができる。発光素子14の最上部からはリード線が出ており、これを正極端子12とスポットレーザーにより接続する。また、全体を覆うように透明樹脂層18を形成し、放出された光を集光するレンズとしての機能を果たす。
また、発光ダイオード部14を包囲するように蛍光体層17を凹部13aに形成し、その蛍光体としては、TbAl12にCeイオンをドープさせたものと、DyOとを混合したものを用いる。CeドープのTbAl12と、DyOとの混合比率は、重量比で80:20とした。これは、DyOの混合比率を高めると高輝度高温状態での寿命は向上するが、外部に取り出す絶対輝度が低下するためであり、CeドープのTbAl12とDyOの混合比率を、重量比で68:32よりDyOの比率を高めると、格段に輝度が低下することによる。また、TbAl12に対するCeのドープ量は、重量比でTbAl12に対して、95:5とした。
この蛍光体は、青色の光を受光し、黄色の蛍光を発生させるために配置する。すなわち、発光チップ14から放出された青色光は、蛍光体層17の中へ入射すると、蛍光体層17内で吸収及び散乱を繰り返した後、蛍光体層17の外部に放出される。また、蛍光体に吸収された青色光は励起源として作用し、黄色の蛍光を発生することになる。この青色光と黄色光が混色されることで白色発光ダイオードとして機能する。
蛍光体粉体の製法は、所定量のTb、Al、Dy、CeOを混合し、さらに、これにBaFを混合した後、1ton/cmの圧力で加圧することでペレット状態の原料品を作成した。これをジルコニア製の坩堝に入れ、水素濃度が1体積%の水素・窒素の混合ガス雰囲気で室温から1380℃まで200℃/hrで昇温し、1380℃で5時間焼成する。得られた焼成物を純水に投入し、ジルコニア製のボールミルで、粉砕混合し、これを50℃の空気中で乾燥することにより、蛍光体粉体をえた。
蛍光体層17は、透明性のシリコン樹脂溶剤と、前記の蛍光体粉体を再度、空気中にてジルコニア製のボールミルで粉砕し、所定の目幅のチタン製のメッシュに通過させることで作成した、平均粒経0.1μm、半値幅0.03μmの蛍光体粒子を、重量比70:30で形成したインクを凹部13aに注入した後、加熱硬化した。
最後に、透明性のシリコン樹脂18(透明性容器に相当)でパッケージングした。15は負極端子13に接続した外部接続足であり、16は、正極端子12と負極端子13とを絶縁するためのゴムキャップである。19は発光ダイオード部14と正極端子12とを接続する正極リードワイヤーである。
<発光ダイオード部の構成>
発光ダイオード部14の具体的な構成を図2に示す。
(1)素子形成用基板21:素子形成用基板21は、半径3.2mm、厚さ0.2mmの6H−SiCを使用する。SiCは、N +が8×1015/cm3ドープされており、n型導電型を有する。この上に、各種の層を有機金属気相成長法(MOVPE法)を用いて形成する。各種の層の形成を行うため、まず、6H−SiCの表面処理を行う。表面処理は、6H−SiCの(0001)面をMOVPE装置の反応炉内に設置し、10―7Torrまで真空排気した後、50Torrの水素雰囲気において、1070℃で10分間加熱することで行う。つぎに、基板温度を980℃まで降温した後、アンモニアを2L/分の流量で1分供給し、基板21の表面を窒化する。導電性を有するため、素子形成用基板21の裏面は負極端子13の凹部13a底面との電気的接続部として機能する。
(2)n型クラック防止層22:つぎに、SiをドープしたIn0.1Al0.1Ga0.8Nで表されるn型のクラック防止層22を形成する。形成方法は、前記の工程後、アンモニアと水素との雰囲気下で、温度を700℃まで下げ、これに、水素ベースの10ppmモノシランガスを80sccmのガスフローレートで投入し、トリメチルガリウム(ガスフローレート:毎秒60μmol)、トリメチルアルミニウム(ガスフローレート:毎秒10μmol),トリメチルインジウム(ガスフローレート:毎秒10μmol)、アンモニアガス(ガスフローレート:毎秒0.2L)、窒素(ガスフローレート:毎秒1L)を用い、全体圧力を大気圧として、膜厚30nmまで成長させる。
(3)n型クラッド層23:次に、クラック防止層22の上に、超格子構造を有するn型クラッド層23を形成する。超格子構造は、Al0.12Ga0.88N(2.5nm)とn型GaN(2.5nm)とを順次積層し、全体で1.2μmとする。形成方法は、700℃で、トリメチルガリウム(ガスフローレート:毎秒60μmol)、トリメチルアルミニウム(ガスフローレート:毎秒10μmol),アンモニアガス(ガスフローレート:毎秒0.2L)、窒素(ガスフローレート:毎秒1L)を用い、全体圧力を大気圧として、膜厚2.5nmまで成長させる。
次に、水素ベースの10ppmモノシランガスを80sccmのガスフローレートで投入し、これにトリメチルガリウム(ガスフローレート:毎秒60μmol),アンモニアガス(ガスフローレート:毎秒0.2L)、窒素(ガスフローレート:毎秒1L)を用い、全体圧力を大気圧として、n型GaNを膜厚2.5nmまで成長させる。
以上の操作を繰り返すことで、Al0.12Ga0.88N(2.5nm)とn型GaN(2.5nm)との超格子構造層を1.2μm形成する。
(4)n型光ガイド層24:つぎに、n型クラッド層23の上に、n型光ガイド層24を形成する。これは、前記n型クラッド層23の最後のn型GaN層の形成時間を長くすることにより形成する。
(5)多重量子井戸型活性層25:つぎに、多重量子井戸型活性層25を形成する。これは発光層であり、n型In0.25Ga0.75(障壁層25nm)/In0.25Ga0.75N(井戸層3nm)を4層積層し、最後はこれにGaN(障壁層25nm)層を形成する。
形成法は、まず、アンモニアと水素との雰囲気下で、温度を700℃にまで下げ、これに、水素ベースの10ppmモノシランガスを80sccmのガスフローレートで投入し、さらに、トリメチルインジウム(ガスフローレート:毎秒160μmol)、トリメチルガリウム(ガスフローレート:毎秒160μmol)、アンモニアガス(ガスフローレート:毎秒0.2L)、窒素(ガスフローレート:毎秒1L)、水素(ガスフローレート:毎秒0.6L)を原料ガスとして、全体圧力を大気圧とし、25nmのIn0.25Ga0.75N(障壁層)を形成する。次に、上記のガス雰囲気中、水素ベースの10ppmモノシランガスの投入を中止した状態を維持することで、3nmのIn0.25Ga0.75N(井戸層)を形成する。この操作を繰り返すことで、活性層25を形成する。
(6)p型ギャップ層26:活性層25の上には、p型ギャップ層26を形成する。組成は、Al0.12Ga0.88Nで表され、p型特性は、Mgをドープすることで与える。形成方法は、アンモニアと水素の混合雰囲気で、基板温度を1070℃程度まで昇温し、これにビスシクロペンタジエニルマグネシウムを毎分6μmolのガスフローレートで投入し、これにトリメチルガリウム(ガスフローレート:毎秒70μmol)、トリメチルアルミニウム(ガスフローレート:毎秒12μmol)、アンモニアガス(ガスフローレート:毎秒0.2L)、窒素(ガスフローレート:毎秒1L)、水素(ガスフローレート:毎秒0.6L)を用い、全体圧力を大気圧として、膜厚10nmまで成長させる。
(7)p型光ガイド層27:p型ギャップ層26の上にp型GaNの光ガイド層を形成する。形成法は、前記工程の後、アンモニアと水素との雰囲気下で、温度を1030℃にまで下げ、ビスシクロペンタジエニルマグネシウムを毎秒0.1μmolのガスフローレートで投入し、これにトリメチルガリウム(ガスフローレート:毎秒70μmol)、アンモニアガス(ガスフローレート:毎秒0.2L)、窒素(ガスフローレート:毎秒1L)、水素(ガスフローレート:毎秒0.6L)を用い、全体圧力を大気圧として、膜厚50nmまで成長させる。
(8)p型クラッド層28:次に、P型光ガイド層27の上に、超格子構造を有するp型クラッド層28を形成する。超格子構造は、Al0.12Ga0.88N(2.5nm)とp型GaN(2.5nm)とを順次積層し、全体で0.6μmとする。形成方法は、700℃で、トリメチルガリウム(ガスフローレート:毎秒60μmol)、トリメチルアルミニウム(ガスフローレート:毎秒10μmol),アンモニアガス(ガスフローレート:毎秒0.2L)、窒素(ガスフローレート:毎秒1L)を用い、全体圧力を大気圧として、膜厚2.5nmまで成長させる。
次に、ビスシクロペンタジエニルマグネシウム(ガスフローレート:毎秒0.1μmol)、トリメチルガリウム(ガスフローレート:毎秒60μmol),アンモニアガス(ガスフローレート:毎秒0.2L)、窒素(ガスフローレート:毎秒1L)を用い、全体圧力を大気圧として、p型GaNを膜厚2.5nmまで成長させる。
以上の操作を繰り返すことで、Al0.12Ga0.88N(2.5nm)とn型GaN(2.5nm)との超格子構造層を0.6μm形成する。
(9)P型コンタクト層29:700℃で、ビスシクロペンタジエニルマグネシウム(ガスフローレート:毎秒0.1μmol)、トリメチルガリウム(ガスフローレート:毎秒60μmol),アンモニアガス(ガスフローレート:毎秒0.2L)、窒素(ガスフローレート:毎秒1L)を用い、全体圧力を大気圧として、p型GaN層を膜厚5nm形成する。つぎにビスシクロペンタジエニルマグネシウムを投入しない上記の条件で10nmのGaN層を形成する。この操作を繰り返し、全体を0.5μmとした。
この上に、上記条件でp型GaN層をさらに0.3μm形成した後、メタルマスクを用いたドライエッチングにより、凹凸の深さ0.2μm、周期1.7μmの円筒上の凹凸構造を形成する。ドライエッチングにはBCl3をエッチングガスとした反応性ドライエッチング法を用いた。
(10)正極用接合電極210:p型コンタクト層の上面の一部に、正極用接合電極210を形成する。組成は、CrとPtとAuとの固溶体で、重量比0.1:0.2:0.7である。次に金ワイアー19をスポットレーザー溶接することで、あらかじめリード部を形成しておく。
(11)導電性透明電極層211:
酸化インジウム粉末(平均粒径0.5μm)450重量部、酸化スズ粉末(平均粒径0.5μm)49.75重量部および水酸化マグネシウム粉末(平均粒径0.5μm)0.25重量部を、回転羽式ミキサーを用いて10分間混合した。次に、得られた混合粉末を、ジルコニア製のボール見るに入れ、1時間混合し、得られた粉末を100μmメッシュのふるいに通し、粗大粒子を除去した。このようにして得られた混合粉末を、直径150mm、金型に入れ、3000kg/cm2の圧力でプレスして、厚さ10mmの成形体を得た。
次に得られた成形体を20℃の温度に保たれた焼結炉内に設置して、以下の条件で焼成した。開始時の焼結炉内ガス雰囲気を空気、昇温速度を20℃/時間、焼結温度を1500℃(上下変動5℃以内)、焼結時間を5時間、降温速度を5℃/時間とした。さらに、降温時には、昇温時の600℃から降温時300℃までは、焼結炉内に純度99.99%の酸素を炉内に注入した。
得られた焼結体を用いて無酸素銅製のバッキングプレートにボンディングし、これを用いてDCマグネトロンスパッタ法により、凹凸形状を有するP型コンタクト層29の表面及び接合電極210の表面に、膜厚0.1μmのITO層211を形成した。スパッタの条件は、基板雰囲気温度を200℃とし、スパッタリングガスはガス圧が5mTorrのアルゴン、DC電力パワーは2.8W/cmとした。
(12)保護層212:以上の各層21から29の側面に、rfスパッタ法により、膜厚0.1μmのSiON層(酸窒化膜)を形成する。この保護層212は、透明性パッシベーション層に相当する。
<性能評価>
環境温度25℃における、順方向電圧に対する順方向電流、及び順方向電流に対する全光出力特性を測定した。その結果をそれぞれ、図3及び図4に示した。その結果、良好な出力特性を得ることが確認された。
また、図5に、環境温度を60℃に上げ、印加電圧を定格電圧の20%増しの3.84Vとすることで、高輝度出力を取り出したときの加速試験の結果を示した。図5で、縦軸は初期の輝度(lx単位)を100%とした時の相対値、横軸は保存時間を示した。この結果、本素子は高輝度でも高寿命を有することが、確認された。
また、以上の工程で作成した蛍光体のX線分析の結果を、図6から図10に示した。図6は、X線回折(XRD)による測定結果、図7〜図10は、定性分析の結果を示す。その結果、本構成で使用した蛍光体は、CeドープのTbAl12と、DyOとを有する混合物であることを確認した。但し、これにDyAl12を含有することも考えられるが、XRDでのピークが、TbAl12とDyAl12が完全に重複するため、その存在性及び存在比率は、確認できない。
<発光素子の構成2>
次に、発光素子の別実施形態を説明する。図11において、発光素子31は、正極端子32と負極端子23とを備えており、負極端子33には下向きの凹部33aが形成されている。この凹部33aの底面上に基板34と基板の上に搭載される発光ダイオード部35が配置されている。発光ダイオード部35は、窒化ガリウム系半導体層により形成されるものであり、青色光を発光することができる。発光ダイオード部35の最上部にはp層電極6が形成されており、正極端子32とリードワイヤー37により接続される。また、全体を覆うように透明樹脂層39が形成されており、放出された光を集光するレンズとしての機能も果たす。
また、発光ダイオード部35を包囲するように蛍光体層38が凹部33aに形成されており、その蛍光体としては構成1と同じ材料が使用されている。従って、発光ダイオード部35から放出される青色光は、蛍光体層38の中へ入射すると、蛍光体層38内で吸収及び散乱を繰り返した後、外部に放出される。また、蛍光体に吸収された青色光は励起源として作用し、黄色の蛍光を発生することになる。この青色光と黄色光が混色されることで白色発光ダイオードとして機能することができる。
次に発光ダイオード部35の具体的な構成を図12に示す。基板34は、6H−SiCを使用する。SiCは導電性を有しており、基板34の裏面を電極として利用することができる。基板34の裏面はn層電極として機能し、導電性接着剤により負極端子33と接続することができる。発光ダイオード部35は、下記に説明するようにn型窒化ガリウム系半導体層とp型窒化ガリウム系半導体層が積層されて構成される。
基板34のすぐ上に成膜される層は、バッファ層40であり、InAlGaNにより形成される。結晶性の良いGaN(窒化ガリウム)膜を成長させるための下地となる。バッファ層40の上は、n型GaN層41であり、ドーパントとしてSiがドープされる。ドーパントしては、SiではなくGeでもよい。
n型GaN層41の上は、多重量子井戸型活性層42が形成される。これは発光層であり、例えば、AlaInbGa(1-a-b)N/AlxInyGa(1-x-y)N(x>a,0≦a,0<a+b<1,0≦x,0<x+y<1)により形成される。活性層42の上には、p型クラッド層43が形成され、AlxGa0.9NにドーパントとしてMgをドープして形成される。活性層42とクラッド層43を設けることで、pn接合の近傍に電子と正孔が閉じ込められ発光効率が上昇する。なお、活性層42の下側にn型窒化ガリウムのクラッド層を形成してもよい。
クラッド層43の上にはp型GaN層44が形成される。ドーパントとしてMgがドープされる。p型GaN層44には、p層電極36が形成され、リードワイヤー37がはんだ付けにより接続される。また、p層電極36の材料として、Cr/Pt/Auの固溶体を用いる。この材料を用いることでオーム抵抗が下がり、発光効率の上昇に寄与する。また、p型GaN層44の一番上の部分であって、p層電極6の周囲にITO層45を形成する。ITO層45は構成1と同じであり、p層電極36とp型GaN層44の間のオーム抵抗を下げることができ、これにより、発光効率を高めることができる。
発光ダイオード部35の周囲には保護層46が形成され、保護層46としてはSiO2あるいはSiON(酸窒化膜)が用いられる。なお、基板34の上に各層を成膜する方法については、公知の方法で行うことができる。
次に、発光ダイオード部35の別実施形態を図13に示す。図12と異なる点のみを説明する。図13の例では、基板34としてサファイアを用いる。サファイアは、絶縁性を有するため基板の裏面に電極を形成できないので、別途n層電極47を設ける。エッチングによりn型GaN層41を露出させることで、その上にn層電極47を形成することができる。このn層電極47と負極端子33とをリードワイヤー48により接続する。p層電極36の場合と同様に、ITO層49が形成されると共に、保護層46も形成される。このITO層49も構成1と同じとすることができる。
<実験結果>
次に、本発明による蛍光体層とITO層の効果を確認するための実験を行った。発光素子の構造は図11、図12に示すもので行なった。温度60℃、湿度60%の環境下で高輝度点灯試験を行い、経時変化により輝度変化(点灯状況に問題はないか、輝度低下は生じているか)について目視による評価を行なった。本発明による発光素子のサンプルとして5個選択し、比較例の発光素子として同様に5個選択した。比較例の発光素子は、ITO層を用いていない点と、蛍光体層がCeイオンを重量比で2%ドープしたYAG(イットリウム・アルミニウム・ガーネット)である点を除いて、本発明と同じ構造を有している。
各発光素子には、直流安定化電源により直流3.6Vを印加し高輝度状態で発光させた。図14と図15に実験結果を示す。実験は、2005年9月6日から開始して10月3日まで行なった。図中「YAG」とあるのは比較例であり、サンプル番号はNo.1〜5である。また「TA−DY」とあるのは本発明でありサンプル番号はNo.6〜10である。本発明に係るサンプルに関しては、累計で149時間点灯しても輝度低下などの以上は生じなかった。しかし、比較例に関しては、いずれのサンプルも累計34時間以後は、若干輝度が低下したことが確認された。
また、図16には、実験開始前(9月6日)における本発明と比較例の発光状態を撮影した写真と、実験開始後(9月21日)における発光状態を撮影した写真を示す。この写真からも、比較例のサンプルは経時変化により若干輝度が低下していることが確認できた。従って、本発明による発光素子は、構成1の場合と同様に、高輝度時も高い安定性を得ることができた。
発光素子の構成を示す模式図 第1実施形態に係る発光ダイオード部の構成を示す模式図 第1実施形態に係る発光素子の第1の特性図 第1実施形態に係る発光素子の第2の特性図 第1実施形態に係る発光素子の第3の特性図 第1実施形態に係る発光素子の第1の分析図 第1実施形態に係る発光素子の第2の分析図 第1実施形態に係る発光素子の第3の分析図 第1実施形態に係る発光素子の第4の分析図 第1実施形態に係る発光素子の第5の分析図 第2実施形態に係る発光素子の構成を示す模式図 第2実施形態に係る発光ダイオード部の構成を示す模式図 第2実施形態に係る発光ダイオード部の別構成を示す模式図 第2実施形態に係る発光素子の高温・高湿検査結果 第2実施形態に係る発光素子の高温・高湿検査結果 第2実施形態に係る発光素子を発光させた状態を示す外観図
符号の説明
11 発光素子
12 正極端子
13 負極端子
13a 凹部
14 発光ダイオード部
15 外部接続足
16 ゴムキャップ
17 蛍光体層
18 透明樹脂層
19 正極リードワイヤー
110 Ti箔
21 素子形成用基板
22 n型クラック防止層
23 n型クラック層
24 n型光ガイド層
25 多重量子井戸型活性層
26 p型ギャップ層
27 p型光ガイド層
28 p型クラッド層
29 p型コンタクト層
210 正極用接合電極
211 導電性透明電極層
212 保護層
31 発光素子
32 正極端子
33 負極端子
34 基板
35 発光ダイオード部
36 p層電極
37,48 リードワイヤー
38 蛍光体層
39 透明樹脂層
40 バッファ層
41 n型GaN(窒化ガリウム)層
42 活性層
43 クラッド層
44 p型GaN層
45,49 ITO層
46 保護層
47 n層電極

Claims (17)

  1. 正極端子及び負極端子と、発光ダイオード部と、前記発光ダイオード部が発光した光を受光し蛍光を発生する蛍光体と、前記発光ダイオード部と前記蛍光体とを密封する透明性容器と、を有する発光素子であって、
    (1)前記発光ダイオード部は、素子形成用基板/n型窒化ガリウム系半導体層/窒化ガリウム系半導体活性層/p型窒化ガリウム系半導体層からなる構成を有する積層体であり、
    (2)前記p型窒化ガリウム系半導体層の最上部表面に導電性透明電極層を形成し、
    さらに前記導電性透明電極層の一部に前記正極端子との電気的接続用正極リード接続部を形成したことを特徴とする発光素子。
  2. 発光ダイオード部は、素子形成用基板/n型InAlGaN系クラック防止層/n型AlGaN系クラッド層/n型GaN光ガイド層/多重量子井戸型活性層/p型AlGaN系ギャップ層/p型GaN系光ガイド層/p型AlGaN系クラッド層/p型GaNコンタクト層からなる構成を有することを特徴とする請求項1に記載の発光素子。
  3. n型AlGaN系クラッド層は、AlGa1−xN層(0<x<1)とn型GaN層とを繰り返し複数回積層した超格子構造を有することを特徴とする請求項2に記載の発光素子。
  4. p型AlGaN系クラッド層は、AlGa1−yN層(0<y<1)とp型GaN層とを繰り返し複数回積層した超格子構造を有することを特徴とする請求項2又は3に記載の発光素子。
  5. p型GaNコンタクト層は、膜厚が5nm以上10nm以下であるGaN層と、膜厚が前記GaN層の4分の1以上でありかつ2分の1以下であるp型GaN層を交互に複数回積層した超格子構造を有する多層体であり、
    正極用接合電極は、多層体の最上部にあるp型GaN層の表面の一部上に形成したことを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載の発光素子。
  6. 素子形成用基板はn型SiCであり、前記素子形成用基板は負極端子との電気的接続性を有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の発光素子。
  7. n型SiCの裏面にNi層を形成し、前記Ni層と負極端子との接合部を設けることで、前記素子形成用基板と前記負極端子との電気的接続性を形成したことを特徴とする請求項6に記載の発光素子。
  8. n型窒化ガリウム系半導体層は、この上部に形成した窒化ガリウム系半導体活性層から外側にはみ出た負極形成用部分を有し、前記負極形成用部分の表面に導電性透明電極層を形成し、さらに前記導電性透明電極層の一部に負極端子との電気的接続用負極リード接続部を形成したことを特徴とする請求項1に記載の発光素子。
  9. p型GaNコンタクト層の最上部層は複数の周期的凹凸部を有し、前記周期的凹凸部にあわせて導電性透明電極層に周期的凹凸部を形成したことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の発光素子。
  10. InとSnとMgを有する酸化物で、導電性透明電極層を構成したことを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の発光素子。
  11. 導電性透明電極層の金属原子の構成比は、0.1≦Mg/(In+Sn+Mg)≦0.6原子%であることを特徴とする請求項10に記載の発光素子。
  12. CrとPtとAuとの固溶体により、電気的接続用正極リード接続部、電気的接続用負極リード接続部を形成したことを特徴とする請求項10又は11に記載の発光素子。
  13. 発光ダイオード部の側面及び上面を、透明性パッシベーション層で外部遮断したことを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載の発光素子。
  14. 透明性パッシベーション層を、SiONを含有する光透過性不活性材料で形成したことを特徴とする請求項13に記載の発光素子。
  15. 蛍光体は、組成式TbAl12にCeイオンをドープさせたことを特徴とする請求項1〜14のいずれか1項に記載の発光素子。
  16. 前記蛍光体に、Dyを混合したことを特徴とする請求項15に記載の発光素子。
  17. 蛍光体中のDyOの混合比は、重量比で、TbAl12を100とすると、0より大きく32以下であることを特徴とする請求項16に記載の発光素子。
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