JP2006156936A - 定電圧ダイオードおよびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 半導体基板の表面に形成された絶縁膜や保護膜が有するイオンの影響を受けることなく、安定した動作が得られる高耐圧な定電圧ダイオードおよびその製造方法を提供する。
【解決手段】 リーチスルー型の定電圧ダイオードであって、第1導電型のN型半導体基板1、第1導電型のエピタキシャル層2、エピタキシャル層2の内部に形成された第2導電型の第1半導体領域3、第1半導体領域3を囲むとともにこの第1半導体領域3と離間した位置に形成された第2導電型の第2半導体領域5、エピタキシャル層2の主面に形成されたアノード電極8、およびN型半導体基板1の主面と反対側の面に形成されたカソード電極9を備える。第2半導体領域5の底部は、第1半導体領域3の底部よりもエピタキシャル層2の主面から浅い位置にある。
【選択図】 図1

Description

本発明は、定電圧ダイオードおよびその製造方法に関し、より特定的には、リーチスルー型の定電圧ダイオードおよびその製造方法に関するものである。
なだれ降伏現象を利用した定電圧ダイオードは、基準電圧回路や保護回路等の種々の電子回路に広く使用されている。このような定電圧ダイオードの中でも、比較的、低耐圧な定電圧ダイオードは、安定した降伏電圧を得ることができるため、従来より、各種の提案がなされている(例えば、特許文献1)。
図6(a)は、特許文献1に記載された定電圧ダイオードの構成を示す断面図である。図6(a)において、定電圧ダイオード400は、N型半導体基板101、P型半導体領域103、P型半導体環状領域105、N+ 型チャンネルストッパ106、絶縁膜107、アノード電極108、およびカソード電極109を備える。なお、N+ 型とは、N型よりも高い不純物濃度を有するものである。
N型半導体基板101は、定電圧ダイオード400のベースとなる基板である。P型半導体領域103は、N型半導体基板101の主面に形成された半導体層である。P型半導体環状領域105は、P型半導体領域103の外周部を囲むように形成された環状の半導体層であり、P型半導体環状領域105とP型半導体領域103とは、互いに接するとともにその一部は重なり合っている。また、P型半導体環状領域105の底部は、P型半導体領域103の底部よりもN型半導体基板101の主面から深い位置にある。N+ 型チャンネルストッパ106は、チップの最外周に環状に形成された半導体層である。絶縁膜107は、N型半導体基板101の主面を覆うように形成されており、P型半導体領域103の上部にある絶縁膜107には、開口部が形成されている。アノード電極108は、N型半導体基板101の主面に形成されており、絶縁膜107に形成された開口部を介してP型半導体領域103と接続されている。カソード電極109は、N型半導体基板101の主面と反対側の面に形成されている。
上記のように構成された定電圧ダイオード400は、アノード電極108とカソード電極109との間に逆バイアス電圧が印加されると、P型半導体領域103とN型半導体基板101との接合面およびP型半導体環状領域105とN型半導体領域101との連続した接合面に空乏層が形成される。図6(b)は、定電圧ダイオード400に空乏層120が形成された状態を示す断面図である。定電圧ダイオード400は、主接合を構成するP型半導体領域103とN型半導体基板101との接合面がデバイス表面には現れない構造となっている。そのため、図6(b)に示す空乏層120は、絶縁膜107やこの上に被覆された保護膜(図示せず)に含まれるイオンの影響を受けることがなくなり、定電圧ダイオード400は、安定した降伏電圧を得ることができる。この理由について、以下に、具体的に説明する。
図6(b)において、空乏層120は、N型半導体基板101の内部へ広がるが、P型半導体環状領域105は、P型半導体領域103のガードリングとして作用するため、P型半導体領域103とN型半導体基板101との接合面において安定した降伏電圧を得ることができる。なお、降伏電圧は、P型半導体領域103とN型半導体基板101との濃度勾配で決定することができる。
特開2003−249663号公報
しかしながら、上記のように構成された定電圧ダイオード400では、低耐圧に設計されたものであれば安定した動作が得られるが、高耐圧に設計すると、安定した動作が得られず、結果として設計値通りの耐圧が得られないという問題がある。これは以下の理由による。
定電圧ダイオード400を高耐圧に設計するためには、P型半導体環状領域105とN型半導体基板101との接合面から広がる空乏層120、特にN型半導体基板101の表面近傍に広がる空乏層120が十分に伸びる構造にする必要がある。例えば、10Vの低電圧設計にした場合であれば、N型半導体基板101の表面近傍における空乏層120の伸びは約1μm程度であるが、例えば、300Vの高耐圧設計にした場合には、N型半導体基板101の表面近傍における空乏層120の伸びは、少なくとも15μm以上必要である。ところが、N型半導体基板101の表面近傍における空乏層120の伸びを大きくすると、空乏層120を伸ばした分だけN型半導体基板101の主面に形成される絶縁膜107や保護膜に含まれるイオンの影響を受けやすくなる。その結果、空乏層120の伸びは不十分となり、設計値通りの耐圧が得られなくなる。
それ故に、本発明は、半導体基板表面の絶縁膜等が有するイオンの影響を受けることなく安定した動作が得られる高耐圧な定電圧ダイオードおよびその製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、リーチスルー型の定電圧ダイオードに向けられており、この定電圧ダイオードは、第1導電型の半導体基板、半導体基板の主面に形成され、この半導体基板よりも不純物濃度が低い第1導電型のエピタキシャル層、エピタキシャル層の内部に形成された第2導電型の第1半導体領域、第1半導体領域を囲むようにエピタキシャル層の内部に形成された第2導電型の第2半導体領域、エピタキシャル層の主面に形成された絶縁膜、エピタキシャル層の主面に形成された第1電極、および半導体基板の主面と反対側の面に形成された第2電極を備える。
ここで、本発明の定電圧ダイオードの特徴は、第1半導体領域と第2半導体領域とが互いに離間した位置にあり、第2半導体領域の底部は、第1半導体領域の底部よりもエピタキシャル層の主面から浅い位置にある点にある。このような構成であると、主接合を構成する第1半導体領域とエピタキシャル層との接合面がエピタキシャル層の深部、すなわち半導体基板側に形成されるため、第1電極と第2電極との間に逆バイアス電圧が印加されたときに発生する空乏層は、エピタキシャル層の主面近傍から離れることとなり、絶縁膜等に含まれるイオンの影響を受けにくくなる。これにより、降伏電圧が変動しにくくなり、温度特性と耐圧特性とに優れた高耐圧な定電圧ダイオードが得られる。
本発明において、第2半導体領域の内側には、少なくとも第1半導体領域の表面を覆う第3半導体領域をさらに備えていても良い。このとき、第2半導体領域の底部と第3半導体領域の底部とは、エピタキシャル層の主面から同じ位置にあっても良く、あるいは、第2半導体領域の底部が第3半導体領域の底部よりもエピタキシャル層の主面から浅い位置にあっても良い。
また、第2半導体領域は、複数設けられていても良い。このとき、複数設けられた第2半導体領域の底部は、エピタキシャル層の主面から全て同じ位置にあっても良いが、複数設けられた第2半導体領域において、外側に配置された第2半導体領域の底部が内側に配置された第2半導体領域の底部よりもエピタキシャル層の主面から浅い位置にあると、より好ましい。
また、絶縁膜上に非電極の導電体が環状に設けられていてもよい。
また、本発明は、リーチスルー型の定電圧ダイオードの製造方法にも向けられている。この製造方法では、まず、第1導電型の半導体基板の主面に形成され、この半導体基板よりも不純物濃度が低い第1導電型のエピタキシャル層の主面に絶縁膜を形成する。次に、エピタキシャル層の主面に選択的に第2導電型の不純物を導入する第1の不純物導入工程を行う。次に、第1の不純物導入工程で導入された不純物を拡散させることにより第1半導体領域を形成する第1半導体領域形成工程を行う。次に、導入された第2導電型の不純物を囲むとともに、この第2導電型の不純物と離間した位置にさらに第2導電型の不純物を導入する第2の不純物導入工程を行う。次に、第2の不純物導入工程で導入された不純物を拡散させることにより、その底部が第1半導体領域の底部よりもエピタキシャル層の主面から浅い位置にある第2半導体領域を形成する第2半導体領域形成工程を行う。次に、エピタキシャル層の主面に第1電極を形成する。そして、半導体基板の主面とは反対側の面に第2電極を形成する。これにより、本発明の高耐圧な定電圧ダイオードを容易に実現できる。
また、本発明においては、第1半導体領域形成工程と第2半導体領域形成工程とを同時に行うことが好ましい。これにより、製造工程をより簡易にできる。
また、本発明の定電圧ダイオードの製造方法においては、エピタキシャル層の主面に、第1の不純物導入工程で形成された不純物層の表面に向けてさらに第2導電型の不純物を導入する第3の不純物導入工程と、第3の不純物導入工程で導入された不純物を拡散させることにより、少なくとも第1半導体領域の表面を覆う第3半導体領域を形成する第3半導体領域形成工程とをさらに備えていても良い。
このような構成のときには、第1半導体領域形成工程、第2半導体領域形成工程、および第3半導体領域形成工程を同時に行うことが好ましい。これにより、製造工程をより簡易にできる。
第3半導体領域形成工程では、第3半導体領域を、その底部が第2半導体領域の底部とエピタキシャル層の主面から同じ位置にあるように形成する。あるいは、第3半導体領域を、その底部が第2半導体領域の底部とエピタキシャル層の主面から深い位置にあるように形成する。
以上のように本発明によれば、エピタキシャル層に形成された第1半導体領域の外側に、この第1半導体領域を囲むとともに離間した位置に形成された第2半導体領域を設けるように構成することで、逆バイアス電圧を印加したときに生じる空乏層は、絶縁膜等に含まれるイオンの影響を受けにくくなる。また、第2半導体領域の底部が第1半導体領域の底部よりもエピタキシャル層の主面から浅い位置にあるように構成することで、高耐圧に設計しても安定した動作を行うことができる定電圧ダイオードを実現できる。
(第1の実施形態)
以下に、本発明の第1の実施形態に係る定電圧ダイオードについて説明する。本実施形態に係る定電圧ダイオードは、リーチスルー型の定電圧ダイオードである。リーチスルー型のダイオードでは、逆バイアス電圧印加時の空乏層の厚みは、低濃度側の半導体層の厚みにほぼ等しくなっているため、逆バイアス電圧が変化してもほとんど変化しない。
図1(a)は、本実施形態に係るリーチスルー型の定電圧ダイオードの構成を示す断面図である。図1(a)において、定電圧ダイオード10は、N型半導体基板1、N- 型エピタキシャル層2、P型第1半導体領域3、P型第3半導体領域4、P型第2半導体領域5、N+ 型第4半導体領域6、絶縁膜7、第1電極としてのアノード電極8、および第2電極としてのカソード電極9を備える。
N型半導体基板1は、定電圧ダイオード10のベースとなる基板である。N- 型エピタキシャル層2は、N型半導体基板1よりも不純物濃度の低い低濃度層であり、N型半導体基板1の上に形成されている。P型第1半導体領域3は、N- 型エピタキシャル層2の主面に形成されている。P型第3半導体領域4は、P型第1半導体領域3の表面を覆うようにP型第1半導体領域3と同心に形成されている。P型第2半導体領域5は、P型第3半導体領域4の外周部を囲むとともに、P型第3半導体領域4と離間した位置に形成されている。N+ 型第4半導体領域6は、チャンネルストッパとしての役割を果たすものであり、チップの最外周に環状に形成されている。絶縁膜7は、N- 型エピタキシャル層2の主面を覆うように形成されており、P型第1半導体領域3の上部にある絶縁膜7には、開口部が形成されている。アノード電極8は、N型半導体基板1の主面に形成されており、絶縁膜7に形成された開口部を介してP型第3半導体領域4と接続されている。カソード電極9は、N型半導体基板1の主面と反対側の面に形成されている。
ここで、本実施形態の特徴部分であるP型第2半導体領域5およびP型第3半導体領域4について詳しく説明する。P型第2半導体領域5は、上述のようにP型第1半導体領域3の外周を囲むように形成されるが、P型第1半導体領域3とP型第2半導体領域5とは互いに離間した位置にある。また、P型第2半導体領域5の底部は、P型第1半導体領域3の底部よりもN- 型エピタキシャル層2の主面から浅い位置にある。また、P型第3半導体領域4は、上述のようにP型第1半導体領域3の表面を覆うようにP型第1半導体領域3と同心に形成される。P型第3半導体領域4の底部は、P型第1半導体領域3の底部よりもN- 型エピタキシャル層2の主面から浅い位置にある。
上記した形状を有するP型第2半導体領域5およびP型第3半導体領域4を備えた定電圧ダイオード10は、アノード電極8とカソード電極9との間に逆バイアス電圧が印加されると、P型第1半導体領域3とN- 型エピタキシャル層2との接合面、P型第3半導体領域4とN- 型エピタキシャル層2との接合面、およびP型第2半導体領域5とN- 型エピタキシャル層2との連続した接合面に空乏層が形成される。図1(b)は、定電圧ダイオード20に空乏層20が形成された状態を示す断面図である。
図1(b)において、定電圧ダイオード10の主接合は、P型第1半導体領域3とN- 型エピタキシャル層2との接合面である。ここで、N- 型エピタキシャル層2に形成されたP型第1半導体領域3の外側に、このP型第1半導体領域3を囲むとともに離間した位置に形成されたP型第2半導体領域5を設けるように構成することで、逆バイアス電圧を印加したときに生じる空乏層は絶縁膜等に含まれるイオンの影響を受けにくくなる。また、P型第2半導体領域5の底部がP型第1半導体領域3の底部よりもエピタキシャル層の主面から浅い位置にあるように構成することで、高耐圧に設計しても安定した動作を行うことができる定電圧ダイオードを実現できる。
また、上記構成に加えて、P型第2半導体領域5は、定電圧ダイオード10に逆バイアス電圧が印加されたときに、空乏層を横方向にのばして空乏層内の電界強度を小さくし、曲率による降伏を抑える働きをする、いわゆるフィールド・リミッティング・リング(field limiting ring:以下、FLRと称す)として機能する。なお、FLRを構成するP型第2半導体領域5の形状は、特に限定されるものではなく、P型第1半導体領域3の形状に応じて、任意の形状とすることができる。例えば、基板の主面側から見たときに、P型第1半導体領域3の形状が円形であれば、P型第2半導体領域5の形状は円環状のものが挙げられ、P型第1半導体領域3の形状が矩形状であれば、P型第2半導体領域5の形状は、中央部が刳り貫かれた矩形状のものが挙げられる。
このように、N- 型エピタキシャル層2の内部にFLRとして働くP型第2半導体領域5が形成されるので、空乏層20は、絶縁膜7やその上に形成される保護膜(図示せず)等に含まれるイオンの影響を受けにくくなる。
さらに、P型第3半導体領域4の形状は環状(リング状)ではないが、FLRと同様の役割を果たすことができることから、より一層、空乏層20は、絶縁膜7やその上に形成される保護膜(図示せず)等に含まれるイオンの影響を受けにくくなる。
このように本実施形態に係る定電圧ダイオード10は、P型第1半導体領域3、P型第2半導体領域5、およびP型第3半導体領域4によって、アノード電極8とカソード電極9との間に逆バイアス電圧が印加されたときに発生する空乏層20が、N- 型エピタキシャル層2内からN型半導体基板1へ向けて広がると共にP型第2半導体領域5の外側にも広がるように構成されている。これにより、空乏層20は、上述のように絶縁膜7やその上に形成される保護膜(図示せず)等に含まれるイオンの影響を受けにくくなるため、定電圧ダイオード10は降伏電圧が変動しにくくなり、温度特性と耐圧特性とに優れた高耐圧な定電圧ダイオード10が得られる。
また、定電圧ダイオード10において、空乏層20は、N型半導体基板1に達するまで伸びるように設計することが好ましい。空乏層20がN型半導体基板1に達し、臨界電界強度に到達したときに降伏現象が起こる。これにより、素子耐圧を決定できる。具体的には、上記のように構成された定電圧ダイオード10において、N- 型エピタキシャル層2の厚みを、定電圧ダイオード10に逆バイアス電圧を印加した際に、リーチスルーで耐圧が決定されるよう設定する。例えば、降伏電圧を300Vとする時には、N- 型エピタキシャル層2の不純物濃度を1×1015cm-3以下とし、P型第1半導体領域3とN型半導体基板1とに挟まれたN- 型エピタキシャル層2の厚みを10〜12μmとする。また、N- 型エピタキシャル層2の厚みが25μmであれば、P型第1半導体領域3の拡散深さを、約13〜15μmとする。
以下に、本実施形態に係る定電圧ダイオード10の製造方法について、具体例を挙げて説明する。図2は、図1に示す定電圧ダイオードを製造する過程における各段階での基板およびその上面の断面図である。
図2(a)は、N- 型エピタキシャル層2の主面に絶縁膜7を形成した状態を示す。絶縁膜7を形成するための基板は、N型半導体基板1の上に、このN型半導体基板1の不純物濃度よりも低い不純物濃度であるN- 型エピタキシャル層2を形成したものである。この基板の表面を熱酸化することにより、所望の厚みを有する酸化膜を形成する。これにより、表面が絶縁膜7で覆われた基板が得られる。
図2(b)は、N- 型エピタキシャル層2の主面に、P型第1半導体領域3を形成した状態を示す。P型第1半導体領域3は、図示はされていないが、所定の領域が開口となるように形成されたマスクを用いて絶縁膜7をエッチング処理する。そして、このマスクを介して、N- 型エピタキシャル層2にP型不純物(例えば、ボロン、アルミニウム)を蒸着あるいはイオン注入し、拡散することにより得られる。
図2(c)は、N- 型エピタキシャル層2の主面にP型第3半導体領域4を形成した状態を示す。P型第3半導体領域4は、所定の領域が開口となるように形成されたマスクを用いて絶縁膜7をエッチング処理する。そして、このマスクを介して、N- 型エピタキシャル層2の主面に向けて、P型不純物を蒸着あるいはイオン注入し、拡散することにより得られる。P型第3半導体領域4は、P型第1半導体領域3と重なるように形成されるが、P型第3半導体領域4の外形はP型第1半導体領域3の外形よりも大きく、かつ、その底部はP型第1半導体領域3の底部よりもN- 型エピタキシャル層2の主面から浅い位置となるように形成する。
図2(d)は、N- 型エピタキシャル層2の主面にP型第2半導体領域5を形成した状態を示す。P型第2半導体領域5は、図示はされていないが、適宜上記各工程で形成された絶縁膜7の開口部を覆うとともに、所定の領域が開口となるように形成されたマスクを用いて絶縁膜7をエッチング処理する。そして、このマスクを介して、N- 型エピタキシャル層2にP型不純物を蒸着あるいはイオン注入し、拡散することにより得られる。
図2(e)は、N- 型エピタキシャル層2の主面に、N+ 型第4半導体領域6を形成した状態を示す。N+ 型第4半導体領域6は、図示はされていないが、適宜上記各工程で形成された絶縁膜7の開口部を覆うとともに、所定の領域が開口となるように形成されたマスクを用いて絶縁膜7をエッチング処理する。そして、このマスクを介して、N- 型エピタキシャル層2にN型不純物(例えば、リン)を蒸着あるいはイオン注入し、拡散することにより得られる。
図2(f)は、基板の両面にアノード電極8およびカソード電極9を形成した状態を示す。まず、所定の領域の絶縁膜7にエッチング処理を施して開口部を形成し、メタル蒸着を行う。そして、得られたメタル層を所望の形状にパターニングすることにより、P型第3半導体領域4と電気的に接続されたアノード電極8が形成される。次に、N型半導体基板1の裏面に、メタル蒸着を行うことによりカソード電極9を形成する。これにより、定電圧ダイオード10が得られる。
なお、上記説明では、P型第1半導体領域3、P型第3半導体領域4、およびP型第2半導体領域5をそれぞれ個別に形成した例を挙げて説明したが、これらは同時に形成することもできる。すなわち、図2(b)に示す工程では、N- 型エピタキシャル層2に向けてP型不純物を蒸着あるいはイオン注入する。ここでは、不純物の拡散処理は行わない。
次いで、P型第3半導体領域4とP型第2半導体領域5とが形成されるべき領域の絶縁膜7をエッチング処理し、N- 型エピタキシャル層2に向けてP型不純物を蒸着あるいはイオン注入する。ここでも、不純物の拡散処理は行わない。
上記の構成により不純物が注入された各領域は、所望の拡散深さが得られるようにあらかじめ表面不純物濃度が設定されている。そして、このような不純物濃度を有する領域について、一斉に熱拡散する。これにより、一度の熱拡散で異なる拡散深さの領域、すなわち、P型第1半導体領域3、P型第3半導体領域4、およびP型第2半導体領域5が得られる。
このような製造方法によると、形成しようとする半導体領域の表面不純物濃度をそれぞれ異なった設定とすることで、一度のドライブインで異なった拡散深さの領域を形成することができるため、製造工程の削減が図れる。
なお、上記実施形態では、P型第3半導体領域4がFLRと同様の働きをするため、P型第2半導体領域5は1個のみの構成となっていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、P型第2半導体領域5は複数設けられていても良い。これは、以下の理由による。空乏層の曲率による降伏電圧は、P型第1半導体領域3とN- 型エピタキシャル層2とで決定されるリーチスルー耐圧よりも大きくする必要がある。したがって、チップ中心より見て最外周FLRであるP型第2半導体領域5は、複数本形成されることもある。例えば、N- 型エピタキシャル層2の不純物濃度を3×1014cm-3、P型第3半導体領域4及びP型第2半導体領域5の拡散深さを3μmとした時には、P型第2半導体領域5は2本以上形成されることが望ましい。
複数設けられたP型第2半導体領域5の底部は、P型第1半導体領域3の底部よりもN- 型エピタキシャル層2の主面から浅い位置にあれば良い。このとき、全てのP型第2半導体領域5の底部がN- 型エピタキシャル層2の主面から同じ位置にある、もしくは、外側にあるP型第2半導体領域5の底部が内側にあるP型第2半導体領域5の底部よりもN- 型エピタキシャル層2の主面から浅い位置にあることが好ましく、後者の方がより好ましい。このような配置とすることにより、空乏層20は、N- 型エピタキシャル層2の表面近傍でなめらかに連続するため、空乏層の曲率による降伏を抑えることができる。
また、上記実施形態では、P型第3半導体領域4の底部とP型第2半導体領域5の底部とが、N- 型エピタキシャル層2の主面から同じ位置にあるものを例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、両者の底部はそれぞれ異なる位置にあっても良い。例えば、P型第2半導体領域5の底部をP型第3半導体領域4の底部よりもN- 型エピタキシャル層2の主面から浅い位置に形成したものがある。このような構成とすることで、P型第1半導体領域3、P型第3半導体領域4、P型第2半導体領域5、およびN- 型エピタキシャル層2で形成される空乏層20は、N- 型エピタキシャル層2の表面近傍でなめらかに連続するため、空乏層の曲率による降伏を抑えることができる。
(第2の実施形態)
本実施形態では、N- 型エピタキシャル層2に第3半導体領域を含まず、第2半導体領域のみを複数有する定電圧ダイオードについて説明する。なお、本実施形態に係る第2半導体領域および第3半導体領域以外の構成は、第1の実施形態と同様であるので、以下では、両者の違いについてのみ説明する。
図3(a)は、本発明の第2の実施形態に係る定電圧ダイオードの構成を示す断面図である。定電圧ダイオード30において、P型第2半導体領域5は複数形成されており、互いに離間して同心状に配置されている。複数設けられたP型第2半導体領域5の底部は、P型第1半導体領域3の底部よりもN- 型エピタキシャル層2の主面から浅い位置にあれば良く、ここでは、全てのP型第2半導体領域5の底部がN- 型エピタキシャル層2の主面から同じ位置にある。アノード電極8は、P型第1半導体領域3と接続されている。
図3(b)は、定電圧ダイオード30に空乏層20が形成された状態を示す断面図である。上記のように構成された定電圧ダイオード30においても、アノード電極8とカソード電極9との間に逆バイアス電圧が印加されると、P型第1半導体領域3とN- 型エピタキシャル層2との接合面、およびP型第2半導体領域5とN- 型エピタキシャル層2との連続した接合面に空乏層21が形成される。この空乏層21においても、第1の実施形態と同様に、N- 型エピタキシャル層2の表面近傍から離れたN- 型エピタキシャル層2の深部からN型半導体基板1へ向けて広がる形状となっているため、絶縁膜7やその上に形成される保護膜(図示せず)等に含まれるイオンの影響を受けにくくなる。したがって、定電圧ダイオード30は、降伏電圧が変動しにくくなり、温度特性と耐圧特性とに優れた高耐圧な定電圧ダイオード30となる。
なお、本実施形態では、全てのP型第2半導体領域5の底部がN- 型エピタキシャル層2の主面から同じ位置にあるものを例に挙げて説明したが、P型第2半導体領域5の底部の位置は、それぞれ異なっていてもよい。ただし、空乏層21の曲率変化を考慮すると、外側にあるP型第2半導体領域5の底部が内側にあるP型第2半導体領域5の底部よりもN- 型エピタキシャル層2の主面から浅い位置にあることが好ましい。
図4は、本実施形態に係る定電圧ダイオード30を製造する過程における各段階での基板およびその上面の断面図である。図4(a)および図4(b)の工程は、第1の実施形態に示す図2(a)および図2(b)の工程と同様であるので、ここでは説明を省略する。図4(c)に示す工程では、図2(c)に示すP型第3半導体領域4の製造工程に代えて、複数のP型第2半導体領域5を同時に形成する。すなわち、P型第2半導体領域5は、図示はされていないが、適宜上記各工程で形成された絶縁膜7の開口部を覆うとともに、所定の領域が開口となるように形成されたマスクを用いて絶縁膜7をエッチング処理する。そして、このマスクを介して、N- 型エピタキシャル層2にP型不純物を蒸着あるいはイオン注入し、同時にドライブインすることにより複数のP型第2半導体領域5を同時に形成する。そして、図4(d)および図4(e)の工程を、図2(e)および図2(f)の工程と同様に行うことにより、定電圧ダイオード30が得られる。
この製造方法によれば、一度のドライブインで複数のP型第2半導体領域5を形成できるため、製造工程の削減が図れる。なお、P型第2半導体領域5をそれぞれ異なった拡散深さとするときには、蒸着あるいはイオン注入を行うときの表面不純物濃度を調整することで対応可能となる。また、図4(c)に示す工程では、複数のP型第2半導体領域5を同時に形成した例を挙げて説明したが、第1の実施形態と同様に、P型第2半導体領域5を個別に形成することも可能である。
なお、上記説明では、P型第2半導体領域5が2個設けられた定電圧ダイオード30を例に挙げて説明したが、P型第2半導体領域5の数は特に限定されるものではなく、1個でも良く、あるいは3個以上配置されていても良い。P型第2半導体領域5の数は、定電圧ダイオード30が必要とする耐圧性によって適宜変化する。ただし、P型第2半導体領域5の数があまりに増えると、耐圧性は増すもののチップが大型化することとなる。
また、上記各実施形態では、第1導電型半導体としてN型半導体、第2導電型半導体としてP型半導体を例に挙げて説明したが、本発明はこの形態に限定されるものではなく、第1導電型半導体としてP型半導体を、第2導電型半導体としてN型半導体をそれぞれ用いても良い。
(第3の実施形態)
図5は、本発明の第3の実施形態に係る定電圧ダイオードの構成を示す断面図である。図5において、図1〜図4と同じ構成要素については同じ符号を用い説明を省略する。図5に示す低電圧ダイオード40において、P型第1半導体領域3の上面にはアノード電極8が形成され、N型半導体基板1の主面と反対側面にはカソード電極9が形成され、酸化膜あるいは窒化膜からなる絶縁膜7を介してP型第2半導体領域5上に環状に非電極導電体11が形成されている。
かかる構成によれば、N- 型エピタキシャル層2の厚さは、定電圧ダイオード40に逆バイアス電圧を印加した際、リーチスルーで耐圧が決定されるよう設定されている。例えば、ブレークダウン電圧を300Vとする時は、前記N- 型エピタキシャル層2の不純物濃度を1×1015cm-3以下であり、N- 型エピタキシャル層2内に形成されたP型第1半導体領域3とN型半導体基板1とに挟まれた前記N- 型エピタキシャル層2の残り厚みは10〜12μmであることが望ましい。従って、N- 型エピタキシャル層2の厚みを25μmとした時、P型第1半導体領域3の拡散深さはおおよそ13〜15μmであることが望ましい。
次にP型第2半導体領域4とP型第3半導体領域5について説明する。P型第3半導体領域5はFLRとしてはたらく。つまり、定電圧ダイオード40に逆バイアス電圧を印加した時に、P型第3半導体領域5は、P型第2半導体領域4およびP型第三半導体領域5とN- 型エピタキシャル層2の接合面より形成される空乏層をチップ周辺側にのばし、P型第1半導体領域3の底部とN- 型エピタキシャル層2で決定されるリーチスルー耐圧よりも高くするはたらきをする。
さらに本発明の実施の形態によると、P型第2半導体領域4上を渡ってN- 型エピタキシャル層2上にまで絶縁膜7を介してアノード電極8が延在し、P型第3半導体領域5上にはN- 型エピタキシャル層2上にまで絶縁膜7を介して非電極導電体11が環状に形成されている。アノード電極8と非電極導電体11とは離間した位置関係にあり、アノード電極8とP型第3半導体領域5とは離間した位置関係にある。
アノード電極8とカソード電極9との間に逆バイアスを印加した時、P型第2半導体領域4とP型第3半導体領域5との間は電位差が発生し、P型第3半導体領域5上には絶縁膜7を介して非電極導電体11が形成されているため、P型第2半導体領域4およびP型第3半導体領域5とN- 型エピタキシャル層2との接合面で形成される空乏層の曲率により決定される耐圧は絶縁膜7に含まれるイオンの影響を受けず、安定した耐圧を設計できる。また、P型第2半導体領域4およびP型第3半導体領域5の深さのばらつきに対してもほぼ変動の無い安定した耐圧を設計することが出来る。
本実施形態に記載の半導体装置によれば、P型第2半導体領域4およびP型第3半導体領域5とN- 型エピタキシャル層2との接合面で形成される空乏層の曲率により決定される耐圧を絶縁膜7に含まれるイオンの影響を受けずに安定したものにでき、さらには、P型第2半導体領域4とP型第3三半導体領域5の深さのウェーハ面内あるいはロット間ばらつきに対してもほぼ変動の無い安定した耐圧を設計することが出来る。
また、P型第2半導体領域4およびP型第3半導体環状領域5とN- 型エピタキシャル層2との接合面で形成される空乏層の曲率により決定される耐圧を、P型第1半導体領域3の底部とN型- エピタキシャル層2で決定されるリーチスルー耐圧よりも高く設計できるため、半導体基板表面の絶縁膜や保護膜が有するイオンの影響を受けることなく安定したブレークダウン耐圧と温度特性の良い高耐圧定電圧ダイオードを得ることが出来る。
定電圧ダイオードの高耐圧化に関する技術として有用であり、特にリーチスルー型の高耐圧定電圧ダイオードとその製造方法に適している。
本発明の第1の実施形態に係る定電圧ダイオードの構成および空乏層の状態を示す断面図 同実施形態に係る定電圧ダイオードの製造工程を説明する断面図 本発明の第2の実施形態に係る定電圧ダイオードの構成および空乏層の状態を示す断面図 同実施形態に係る定電圧ダイオードの製造工程を説明する断面図 本発明の第3の実施形態に係る定電圧ダイオードの断面図 従来の定電圧ダイオードの構成および空乏層の状態を示す断面図
符号の説明
1 N型半導体基板
2 N- 型エピタキシャル層
3 P型第1半導体領域
4 P型第2半導体領域
5 P型第3半導体領域
6 N+ 型第4半導体領域
7 絶縁膜
8 アノード電極
9 カソード電極
10,30,40 定電圧ダイオード
11 非電極導電体
20,21 空乏層

Claims (14)

  1. リーチスルー型の定電圧ダイオードであって、
    第1導電型の半導体基板と、
    前記半導体基板の主面に形成され、当該半導体基板よりも不純物濃度が低い第1導電型のエピタキシャル層と、
    前記エピタキシャル層の内部に形成された第2導電型の第1半導体領域と、
    前記第1半導体領域を囲むように前記エピタキシャル層の内部に形成された第2導電型の第2半導体領域と、
    前記エピタキシャル層の主面に形成された絶縁膜と、
    前記エピタキシャル層の主面に形成された第1電極と、
    前記半導体基板の主面と反対側の面に形成された第2電極とを備え、
    前記第1半導体領域と前記第2半導体領域とは互いに離間した位置にあり、
    前記第2半導体領域の底部は、前記第1半導体領域の底部よりも前記エピタキシャル層の主面から浅い位置にあることを特徴とする、定電圧ダイオード。
  2. 前記第2半導体領域の内側に、少なくとも前記第1半導体領域の表面を覆う第3半導体領域をさらに備えることを特徴とする、請求項1に記載の定電圧ダイオード。
  3. 前記第2半導体領域の底部と前記第3半導体領域の底部とは、前記エピタキシャル層の主面から同じ位置にあることを特徴とする、請求項1に記載の定電圧ダイオード。
  4. 前記第2半導体領域の底部は、前記第3半導体領域の底部よりも前記エピタキシャル層の主面から浅い位置にあることを特徴とする、請求項1に記載の定電圧ダイオード。
  5. 前記第2半導体領域は、複数設けられていることを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の定電圧ダイオード。
  6. 複数設けられた前記第2半導体領域の底部は、前記エピタキシャル層の主面から全て同じ位置にあることを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに記載の定電圧ダイオード。
  7. 複数設けられた前記第2半導体領域において、外側に配置された当該第2半導体領域の底部は、内側に配置された当該第2半導体領域の底部よりも前記エピタキシャル層の主面から浅い位置にあることを特徴とする、請求項1〜6のいずれかに記載の定電圧ダイオード。
  8. 前記絶縁膜上に非電極の導電体が環状に設けられていることを特徴とする、請求項1〜7のいずれかに記載の定電圧ダイオード。
  9. リーチスルー型の定電圧ダイオードを製造する方法であって、
    第1導電型の半導体基板の主面に形成され、当該半導体基板よりも不純物濃度が低い第1導電型のエピタキシャル層の主面に絶縁膜を形成する工程と、
    前記エピタキシャル層の主面に選択的に第2導電型の不純物を導入する第1の不純物導入工程と、
    前記第1の不純物導入工程で導入された不純物を拡散させることにより第1半導体領域を形成する第1半導体領域形成工程と、
    前記導入された第2導電型の不純物を囲むとともに当該第2導電型の不純物と離間した位置にさらに第2導電型の不純物を導入する第2の不純物導入工程と、
    前記第2の不純物導入工程で導入された不純物を拡散させることにより、その底部が前記第1半導体領域の底部よりも前記エピタキシャル層の主面から浅い位置にある第2半導体領域を形成する第2半導体領域形成工程と、
    前記エピタキシャル層の主面に第1電極を形成する工程と、
    前記半導体基板の主面とは反対側の面に第2電極を形成する工程とを備えることを特徴とする、定電圧ダイオードの製造方法。
  10. 前記第1半導体領域形成工程と前記第2半導体領域形成工程とを、同時に行うことを特徴とする、請求項9に記載の定電圧ダイオードの製造方法。
  11. 前記エピタキシャル層の主面に、少なくとも前記第1の不純物導入工程で形成された不純物層の表面に向けてさらに第2導電型の不純物を導入する第3の不純物導入工程と、
    前記第3の不純物導入工程で導入された不純物を拡散させることにより、少なくとも前記第1半導体領域の表面を覆う第3半導体領域を形成する第3半導体領域形成工程とをさらに備えることを特徴とする、請求項9に記載の定電圧ダイオードの製造方法。
  12. 前記第1半導体領域形成工程、前記第2半導体領域形成工程、および前記第3半導体領域形成工程を同時に行うことを特徴とする、請求項11に記載の定電圧ダイオードの製造方法。
  13. 前記第3半導体領域形成工程では、当該第3半導体領域を、その底部が前記第2半導体領域の底部と前記エピタキシャル層の主面から同じ位置にあるように形成することを特徴とする、請求項11に記載の定電圧ダイオードの製造方法。
  14. 前記第3半導体領域形成工程では、当該第3半導体領域を、その底部が前記第2半導体領域の底部と前記エピタキシャル層の主面から深い位置にあるように形成することを特徴とする、請求項11に記載の定電圧ダイオードの製造方法。
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