JP2006153937A - 分離装置,搬送装置,定着装置および画像形成装置 - Google Patents

分離装置,搬送装置,定着装置および画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ジャムが発生した場合には分離爪の先端部がローラから離間され,良好な画質の保持とローラ破壊の防止とを両立した分離装置,搬送装置,定着装置および画像形成装置を提供すること。
【解決手段】本発明の分離装置30は,接触箇所に記録紙を通して記録紙を搬送する加熱ローラ21および加圧ローラ22の接触箇所より記録紙の進行方向下流であって記録紙の通過経路と加熱ローラ21との間の位置に設けられ,加熱ローラ21から記録紙を分離する分離装置30であって,回転軸33回りに回転可能であるとともに,回転軸33より記録紙の進行方向上流側の先端で加熱ローラ21の表面に接触する分離爪31と,分離爪31における記録紙側の面から突出して設けられた拍車32とを有し,拍車32の回転軸34は,分離爪31の回転軸33より記録紙の進行方向下流側に位置する。
【選択図】 図3

Description

本発明は,加熱加圧による定着を行う定着装置とそれに用いられる分離装置,搬送装置,およびその定着装置を使用するプリンタ,複写機等の画像形成装置に関する。さらに詳細には,被転写媒体を加熱ローラと加圧ローラとで挟んで定着する定着装置と分離装置,搬送装置,および画像形成装置に関するものである。
従来より,コピー機,プリンタ等の電子写真方式の画像形成装置では,トナー像が形成された被記録材を加熱加圧して,トナーを被記録材に定着させるための定着装置を有している。このような定着装置では,加熱ローラと加圧ローラとを有し,被記録材にそれらのニップを通過させることにより定着を行うものが知られている。さらに,これらのローラから被記録材を分離するための分離装置を有するものも多くある。
このような画像形成装置で被記録材のジャム等が発生した場合には,そのジャム紙が定着装置の出口側にたまり,このジャム紙によって分離装置の分離爪が押圧される場合がある。このような場合,分離爪を加熱ローラあるいは加圧ローラに接触させている定着装置では,分離爪の先端部がローラに食い込むおそれがある。特に,表面に弾性体層が設けられているローラでは,弾性体層に傷が付くおそれがある。
これに対し,例えば特許文献1に記載の定着装置では,通紙路を形成するガイドと分離爪を連動させている。これにより,ジャム発生時には,ジャム紙によってガイドが押圧され,ガイドと連動して分離爪を後退させるようにしている。また,特許文献2に記載の定着装置では,分離爪の後部(被記録材の搬送方向下流側)に突出部が形成されている。ジャムが発生した場合には,ジャム紙がこの突出部を押圧することにより,分離爪の先端部をローラ表面から離間させるようにしている。
また,従来の定着装置には,分離爪によってローラから分離された被記録材が,分離爪の後部等に触れて形成画像が傷つくことを防止するために,自由に回転する拍車を有するものがある(例えば,特許文献3参照。)。この文献に記載の定着装置では,分離爪の先端よりやや下流側に,回転自在な拍車が設けられている。拍車の外周部と被記録材との接触面積を小さくするために,拍車の外周部は薄くギザギザに形成されている。定着器で定着され分離爪で分離された被記録材は,拍車に接触して進行することにより拍車を回転させる。従って,定着直後の被記録材に接触する部材面積はごく小さく,形成画像を傷つけることが防止されている。
特開平6−194990号公報 特開平7−28352号公報 特開2001−175112号公報
しかしながら,前記した特許文献1に記載の定着装置では,分離爪の移動のための構成はかなり複雑なものである。さらには,ガイドが押圧されることで初めて分離爪が移動するものであり,ジャム紙が分離爪周辺にまず溜まった場合には,ガイドが押圧されるより先に分離爪自体が押圧されるおそれがある。その場合には,分離爪の先端部がローラに食い込むおそれがあるという問題点があった。
また,特許文献2に記載の定着装置では,突出部が通紙経路内に常時突出している。そのため,ジャム発生時以外にも被記録材が突出部に接触するおそれがある。このような部分に被記録材の画像面が擦れると,画質の低下を招くという問題点があった。
また,特許文献3に記載の定着装置では,回転自在な拍車が通紙経路内に突出している。そのため,ジャム発生時には,ジャム紙によって拍車が押圧されるおそれがある。拍車は分離爪に取り付けられているので,この押圧力は分離爪をローラへ押し付ける方向の力となる。その結果,ローラを傷つけるおそれがあるという問題点があった。
本発明は,前記した従来の技術が有する問題点を解決するためになされたものである。すなわちその課題とするところは,ジャムが発生した場合には分離爪の先端部がローラから離間され,良好な画質の保持とローラ破壊の防止とを両立した分離装置,搬送装置,定着装置および画像形成装置を提供することにある。
この課題の解決を目的としてなされた本発明の分離装置は,接触箇所にシート状部材を通してシート状部材を搬送する第1回転体および第2回転体の接触箇所よりシート状部材の進行方向下流であってシート状部材の通過経路と第1回転体との間の位置に設けられ,第1回転体からシート状部材を分離する分離装置であって,軸回りに回転可能であるとともに,回転軸よりシート状部材の進行方向上流側の先端で第1回転体の表面に接触する分離部材と,分離部材におけるシート状部材側の面から突出して設けられた被押圧部材とを有し,被押圧部材は,分離部材の回転軸よりシート状部材の進行方向下流側に位置するものである。
本発明の分離装置によれば,シート状部材は,第1回転体および第2回転体の接触箇所に通されることによって搬送される。さらにその接触箇所の下流で,分離装置によって第1回転体から分離される。このとき,分離装置は,分離部材と突出して設けられた被押圧部材とを有している。このことから,分離装置の近辺でシート状部材のジャムが発生した場合は,シート状部材によって被押圧部材が第1回転体の方へ押圧される。ここで,被押圧部材が分離部材の回転軸よりシート状部材の進行方向下流側に位置することから,分離部材の上流側である先端は第1回転体から離れる方へ押圧される。従って,ジャムが発生した場合には分離爪の先端部がローラから離間され,ローラ破壊が防止された分離装置となっている。
さらに本発明では,被押圧部材は,分離部材に回転可能に設けられた分離回転体であり,分離回転体の回転軸が,分離部材の回転軸よりシート状部材の進行方向下流側に位置することが望ましい。
このようにすれば,シート状部材は分離部材によって第1回転体から分離された後,分離回転体に接触して進行する。分離回転体が回転可能であるのでシート状部材の進行に追随して回転し,シート状部材の表面が擦られることがないので,良好な画質が保持される。さらに,分離回転体がジャム紙等によって押圧された場合には、分離部材に対して分離回転体の回転軸位置が押圧されたこととなる。分離回転体の回転軸が分離部材の回転軸よりシート状部材の進行方向下流側に位置しているので,ジャム紙による押圧力は,分離部材の先端が第1回転体から離れる向きとなる。従って,ジャムが発生した場合には分離爪の先端部がローラから離間され,良好な画質の保持とローラ破壊の防止とを両立した分離装置となっている。
さらに本発明では,分離部材の先端が第1回転体から離隔する向きへの分離部材の回転を規制する回転規制部材を有することが望ましい。
分離部材が第1回転体から離隔しすぎると,第2回転体に接触するおそれがある。このようにすれば,分離部材が第2回転体に接触するより小さい回転角で規制することができる。
さらに本発明では,回転規制部材により規制される分離部材の先端と第1回転体との間の最大間隔が,0.5mm以内であることが望ましい。
このようにすれば,分離部材の先端と第1回転体との間に,シート状部材の一部が入り込むおそれがない。
さらに本発明では,分離部材の先端を第1回転体に押し付ける向きに分離部材を付勢する付勢部材を有することが望ましい。
このようにすれば,被押圧部材が押圧されていない時には,この付勢部材によって分離部材は第1回転体に接触されている。従って,分離部材による分離を行うことができる。
また,本発明は,第1回転体および第2回転体を有し,第1回転体の表面と第2回転体の表面とが互いに接触しており,その接触箇所にシート状部材を通してシート状部材を搬送する搬送装置であって,第1回転体と第2回転体との接触箇所よりシート状部材の進行方向下流であってシート状部材の通過経路と第1回転体との間の位置に設けられ,第1回転体からシート状部材を分離する分離装置を有し,分離装置は,軸回りに回転可能であるとともに,回転軸よりシート状部材の進行方向上流側の先端で第1回転体の表面に接触する分離部材と,分離部材におけるシート状部材側の面から突出して設けられた被押圧部材とを有し,被押圧部材は,分離部材の回転軸よりシート状部材の進行方向下流側に位置する搬送装置にも及ぶ。
また,本発明は,加熱回転体および加圧回転体を有し,加熱回転体の表面と加圧回転体の表面とが互いに接触しており,その接触箇所に被記録材を通して被記録材上のトナー像を定着させる定着装置であって,加熱回転体と加圧回転体との接触箇所より被記録材の進行方向下流であって被記録材の通過経路と加熱回転体との間の位置に設けられ,加熱回転体から被記録材を分離する分離装置を有し,分離装置は,軸回りに回転可能であるとともに,回転軸より被記録材の進行方向上流側の先端で加熱回転体の表面に接触する分離部材と,分離部材における被記録材側の面から突出して設けられた被押圧部材とを有し,被押圧部材は,分離部材の回転軸より被記録材の進行方向下流側に位置する定着装置にも及ぶ。
また,本発明は,トナーにより被記録材上にトナー像を形成する画像形成部と,加熱回転体と,加圧回転体とを有し,加熱回転体の表面と加圧回転体の表面とが互いに接触しており,その接触箇所にトナー像形成済みの被記録材を通して被記録材上のトナー像を定着させて画像を形成する画像形成装置であって,加熱回転体と加圧回転体との接触箇所より被記録材の進行方向下流であって被記録材の通過経路と加熱回転体との間の位置に設けられ,加熱回転体から被記録材を分離する分離装置を有し,分離装置は,軸回りに回転可能であるとともに,回転軸より被記録材の進行方向上流側の先端で加熱回転体の表面に接触する分離部材と,分離部材における被記録材側の面から突出して設けられた被押圧部材とを有し,被押圧部材は,分離部材の回転軸より被記録材の進行方向下流側に位置する画像形成装置にも及ぶ。
本発明の分離装置,搬送装置,定着装置および画像形成装置によれば,ジャムが発生した場合には分離爪の先端部がローラから離間され,良好な画質の保持とローラ破壊の防止とを両立している。
以下,本発明を具体化した最良の形態について,添付図面を参照しつつ詳細に説明する。本形態は,タンデム方式のカラープリンタに本発明を適用したものである。
本形態のカラープリンタ1は,図1にその概略を示すように,イエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C),ブラック(K)の各色のプロセスユニット10Y,10M,10C,10Kが中間転写ベルト11に沿って並べられた,いわゆるタンデム方式のものである。各プロセスユニット10Y,10M,10C,10Kは,画像形成用の一般的なユニットであり,それぞれ,感光体ドラム,帯電装置,露光装置,現像装置,クリーニング装置等を有している。カラープリンタ1はさらに,給紙カセット12,2次転写ローラ13,定着ユニット14,排紙トレイ15等を有している。以下の文中では,特に区別する必要のない場合には,YMCKの添字を省略して表記する。
本形態の定着ユニット14は,図2に示すように,外径がほぼ同径の2つのローラである加熱ローラ21と加圧ローラ22とを有している。加熱ローラ21は,中心にヒータ23を有し,これによってローラ全体が加熱される。さらに,外周面には弾性体層24が形成され,その内周側にアルミ製の芯金25を有している。また,弾性体層24の外面には,フッ素チューブ層が設けられていても良い。一方,加圧ローラ22は,外周面に弾性体層26とその内周側に芯金27とを有している。弾性層24,26の材質は,シリコンゴム等である。
ここで,図2に示すように,加熱ローラ21の弾性体層24は比較的薄く形成されている。これは,加熱ローラ21の予熱時間をできるだけ短いものとするためである。その一方,加圧ローラ22の弾性体層26は比較的厚く形成されている。これは,弾性体層24が薄くても,定着に必要なニップを得るためである。記録紙28は,これらのローラ21,22のニップを通り過ぎる際に,加熱と加圧とを同時に受ける。これにより,トナーが定着される。また,これらのローラのニップより下流側には,加熱ローラ21の表面に接して,分離装置30が設けられている。
分離装置30は,図2と図3に示すように,分離爪31と拍車32とを有している。分離爪31は,図4に示すように先端部(図中下端部)が薄く形成された部材であり,中央部よりやや下方で,図中左側に張り出した位置に回転軸33を有している。拍車32は,図2と図3に示すように,周囲がギザギザに形成され,分離爪31に対して回転軸34によって回転自在に取り付けられている。すなわち,拍車32は,回転軸33によって分離爪31と一体的に回転されるとともに,回転軸34によって単体で回転する。分離爪31の回転軸33は,拍車32の回転軸34に比較して図中左下方(加熱ローラ21により近い位置)に配置されている。
また,分離爪31は,図3と図4に示すように,その図中上部にバネ35の一端が固定されている。バネ35の他端は,カラープリンタ1内部の所定の箇所に固定されている。このバネ35により分離爪31の上部が図中右方へ付勢されており,分離爪31の先端部が加熱ローラ21に適切な圧力で接触するようにされている。さらに,図3に示すように,制限部材36がバネ35とほぼ同軸位置に設けられている。分離爪31を回転軸33のまわりに図中反時計回りに回転させた場合には,分離爪31の上部が制限部材36に当接することによりそれ以上の回転が制限されている。
また,このカラープリンタ1では,図3に示すように,分離装置30の図中右方から上方へ向かって,やや湾曲した通紙経路41が設けられている。定着ユニット14での定着が終了した記録紙28は,この通紙経路41を通って排紙される。また,分離装置30の図中上方には,通紙経路41を通過する記録紙28を検知するセンサ42が設けられている。
次に,このカラープリンタ1の動作を説明する。プリント動作が開始されるとまず,画像形成が指示された画像データに基づいて,各プロセスユニット10の感光体ドラムに各色のトナー像が形成される。形成された各色のトナー像は,中間転写ベルト11上に重ね合わされ,給紙カセット12から搬送されて来る記録紙28上に,2次転写ローラ13によって転写される。このトナー像が転写された記録紙28が,図2に示すように,図中下方から定着ユニット14に進入される。そして,加熱ローラ21と加圧ローラ22とのニップにおいて,記録紙28が加熱加圧されてそのトナー像が定着される。
加熱ローラ21と加圧ローラ22とのニップを通過した記録紙28は,一般に加熱ローラ21の表面に張り付いており,分離装置30によって加熱ローラ21から分離される。すなわち,まず記録紙28の先端部が分離爪31の先端部に接触して,分離爪31に沿って加熱ローラ21から離れる。次に,記録紙28の先端部は,分離装置30の図3中右側を通り,拍車32の外周部に接触しつつ進行する。このとき,拍車32の外周部はギザギザ形状で記録紙28との接触面積が小さく,しかも回転自在であるので記録紙28の進行に追従して回転される。従って,画像面が擦られることはないので,良好な画質が保持される。そして,記録紙28は,通紙経路41に沿って図3中白矢印の方向へ進み,センサ42によって検知された後,排紙トレイ15に排紙される。
ところが,この記録紙28がこの経路を予定通り進行しないことがある。定着動作を開始してから所定の時間内にセンサ42に検知されない場合は,直ちに定着動作を停止する。定着ユニット14の入口での紙詰まりや,分離装置30での分離不良による場合がこれに当たる。一方,記録紙28の先端部がセンサ42に検知された後,通紙経路41の途中で,図5に示すように,ジャムとなることもある。記録紙28の一部が通紙経路41の壁面等に当たって停止している。この場合では,定着ユニット14は直ちには停止されないので,図5に示すように,通紙経路41内に記録紙28が滞まった状態となってしまう。この滞留した記録紙28により分離装置30は,図中左方向への押圧力を受ける。
ここで,分離装置30のうち最も図中右方に配置されているのは拍車32であるので,記録紙28はまず拍車32を左方向へ押圧することになる。拍車32は回転軸34で分離爪31に取り付けられているので,この記録紙28による押圧力は,図4に示すように,分離爪31の回転軸34位置を図中左方へ押す押圧力pとなる。このとき回転軸34は回転軸33より図中上方にあるので,分離爪31は回転軸33を中心に図中反時計回りの回転力を受ける。そして,分離爪31の上部が制限部材36に当接するまで,バネ35の付勢力qに打ち勝って回転される。その結果,図4に点線で示すように,分離爪31の先端部は距離rだけ右方へ移動する。これが,図5に示した配置である。
すなわち,通紙経路41内で記録紙28がジャムとなった場合,その記録紙28の押圧力pによって分離爪31の先端部は,加熱ローラ21から離される。従って,ジャム発生によって分離爪31の先端部が加熱ローラ21に押し付けられることがなく,加熱ローラ21の弾性部材24を傷つけるおそれはない。なお,この離間される距離rは,制限部材36の配置によって,0.5mm以下となるように規定されている。この距離rが大きすぎると,加熱ローラ21と分離爪31との間に記録紙28の一部が入り込むおそれがあるので,好ましくないからである。
以上詳細に説明したように本形態のカラープリンタ1によれば,定着ユニット14に分離装置30を有するので,定着後の記録紙28が加熱ローラ21から容易に分離される。ここで,分離装置30が回転自在の拍車32を有するので,画像面が擦られることはなく,良好な画質が保持される。またさらに,分離爪31の回転軸33が拍車32の回転軸34より加熱ローラ21に近い位置に設けられているので,拍車32が加熱ローラ21の方へ向かって押圧された場合には,分離爪31の先端部が加熱ローラ21から離れる方向へ回転される。従って,この定着ユニット14の出口側でジャムが発生した場合には,分離爪31の先端部は加熱ローラ21から離間される。これにより,ジャムが発生した場合には分離爪31の先端部が加熱ローラ21から離間され,良好な画質の保持と加熱ローラ21の破壊の防止とを両立した定着ユニット14となっている。
なお,本形態は単なる例示にすぎず,本発明を何ら限定するものではない。したがって本発明は当然に,その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良,変形が可能である。
例えば,上記の形態では,バネ35と同軸に制限部材36を設けて,分離爪31の上部と当接するようにしている。しかし,制限部材36の配置はこれに限らず,分離爪31の最大回転角が制限されていればよい。例えば,バネ35の最短圧縮幅によって制限することもできる。
また例えば,上記の形態では,加熱ローラ21を使用した定着ユニット14を利用したカラープリンタ1を例示したが,ベルト状の弾性体層を有する加熱ローラを使用しても良い。弾性体層や芯金の材質も上記のものに限らない。
また例えば,本発明は,カラープリンタ1に限らずモノクロプリンタ,ファクシミリ,コピー機等の画像形成装置にも適用可能である。また,定着装置に限らず,用紙または原稿の搬送装置,分離装置にも適用可能である。
本形態のカラープリンタの主要部の概略構成図である。 定着装置の概略構成図である。 分離装置の概略構成を示す説明図である。 分離爪の動きを示す説明図である。 分離装置の動きを示す説明図である。
符号の説明
1 カラープリンタ(画像形成装置)
10Y,10M,10C,10K プロセスユニット(画像形成部)
14 定着ユニット(搬送装置,定着装置)
21 加熱ローラ(第1回転体,加熱回転体)
22 加圧ローラ(第2回転体,加圧回転体)
30 分離装置
31 分離爪(分離部材)
32 拍車(被押圧部材,分離回転体)
35 バネ(付勢部材)
36 制限部材(回転規制部材)

Claims (7)

  1. 接触箇所にシート状部材を通してシート状部材を搬送する第1回転体および第2回転体の接触箇所よりシート状部材の進行方向下流であってシート状部材の通過経路と第1回転体との間の位置に設けられ,第1回転体からシート状部材を分離する分離装置において,
    軸回りに回転可能であるとともに,回転軸よりシート状部材の進行方向上流側の先端で第1回転体の表面に接触する分離部材と,
    前記分離部材におけるシート状部材側の面から突出して設けられた被押圧部材とを有し,
    前記被押圧部材は,前記分離部材の回転軸よりシート状部材の進行方向下流側に位置することを特徴とする分離装置。
  2. 請求項1に記載する分離装置において,
    前記被押圧部材は,前記分離部材に回転可能に設けられた分離回転体であり,
    前記分離回転体の回転軸が,前記分離部材の回転軸よりシート状部材の進行方向下流側に位置することを特徴とする分離装置。
  3. 請求項1に記載する分離装置において,
    前記分離部材の先端が第1回転体から離隔する向きへの前記分離部材の回転を規制する回転規制部材を有することを特徴とする分離装置。
  4. 請求項1に記載する分離装置において,
    前記分離部材の先端を第1回転体に押し付ける向きに前記分離部材を付勢する付勢部材を有することを特徴とする分離装置。
  5. 第1回転体および第2回転体を有し,前記第1回転体の表面と前記第2回転体の表面とが互いに接触しており,その接触箇所にシート状部材を通してシート状部材を搬送する搬送装置において,
    前記第1回転体と前記第2回転体との接触箇所よりシート状部材の進行方向下流であってシート状部材の通過経路と前記第1回転体との間の位置に設けられ,前記第1回転体からシート状部材を分離する分離装置を有し,
    前記分離装置は,
    軸回りに回転可能であるとともに,回転軸よりシート状部材の進行方向上流側の先端で前記第1回転体の表面に接触する分離部材と,
    前記分離部材におけるシート状部材側の面から突出して設けられた被押圧部材とを有し,
    前記被押圧部材は,前記分離部材の回転軸よりシート状部材の進行方向下流側に位置することを特徴とする搬送装置。
  6. 加熱回転体および加圧回転体を有し,前記加熱回転体の表面と前記加圧回転体の表面とが互いに接触しており,その接触箇所に被記録材を通して被記録材上のトナー像を定着させる定着装置において,
    前記加熱回転体と前記加圧回転体との接触箇所より被記録材の進行方向下流であって被記録材の通過経路と前記加熱回転体との間の位置に設けられ,前記加熱回転体から被記録材を分離する分離装置を有し,
    前記分離装置は,
    軸回りに回転可能であるとともに,回転軸より被記録材の進行方向上流側の先端で前記加熱回転体の表面に接触する分離部材と,
    前記分離部材における被記録材側の面から突出して設けられた被押圧部材とを有し,
    前記被押圧部材は,前記分離部材の回転軸より被記録材の進行方向下流側に位置することを特徴とする定着装置。
  7. トナーにより被記録材上にトナー像を形成する画像形成部と,加熱回転体と,加圧回転体とを有し,前記加熱回転体の表面と前記加圧回転体の表面とが互いに接触しており,その接触箇所にトナー像形成済みの被記録材を通して被記録材上のトナー像を定着させて画像を形成する画像形成装置において,
    前記加熱回転体と前記加圧回転体との接触箇所より被記録材の進行方向下流であって被記録材の通過経路と前記加熱回転体との間の位置に設けられ,前記加熱回転体から被記録材を分離する分離装置を有し,
    前記分離装置は,
    軸回りに回転可能であるとともに,回転軸より被記録材の進行方向上流側の先端で前記加熱回転体の表面に接触する分離部材と,
    前記分離部材における被記録材側の面から突出して設けられた被押圧部材とを有し,
    前記被押圧部材は,前記分離部材の回転軸より被記録材の進行方向下流側に位置することを特徴とする画像形成装置。
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