JP2006153702A - ガスセンサ - Google Patents

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達也 奥村
Tomohiro Nakamura
友洋 中村
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Abstract

【課題】 スリーブとセパレータとの係合部における干渉を緩和することにより、耐衝撃性および耐振動性を向上できるガスセンサを提供する。
【解決手段】 セパレータ50を内挿保持する保持金具70には2つの緩衝部材75が設けられている。この緩衝部材75は、素子ガイド33のスリーブ溝36と、セパレータ50の凹部141の内壁面143との間に位置する。これにより、ガスセンサ1に振動又は衝撃が与えられても、緩衝部材75によって、その振動又は衝撃が吸収されるので、セパレータ50から素子ガイド33に伝わる振動又は衝撃を緩和することができる。さらに、緩衝部材75により、スリーブ30の素子ガイド33と、セパレータ50とが直接当たらないので、素子ガイド33およびセパレータ50の割れを防止することができ、耐振動性および耐衝撃性を向上できるガスセンサ1を製造できる。
【選択図】 図11

Description

本発明は、内燃機関より排出される排気ガス中の特定ガス成分を検出するためのセンサ素子を内蔵したガスセンサに関するものである。
従来、自動車などから発生する排気ガス中の特定ガス成分を検出するセンサ素子を備えたガスセンサが知られている。このようなガスセンサは、板体の長手方向の一端部に排気ガス中の特定ガスを検知する検知部が形成されたセンサ素子と、当該センサ素子の検知部を露出する形態で、前記センサ素子の径方向周囲を取り囲む略筒状の主体金具を備えている。このセンサ素子は、一対の電極で挟まれた固体電解質からなる層を少なくとも一層以上備えた長板状の素子として構成され、さらに、そのセンサ素子には、センサ素子を加熱して活性化する板状のヒータが積層されたものが一般的に知られている。
このような板状のセンサ素子は、セラミック製の筒状をなすスリーブ(素子側絶縁碍子)内に挿入された状態でガラスシールされることによってスリーブに保持され、このスリーブを主体金具内に保持させることにより、主体金具(ハウジング)に組み付けることができる。そして、センサ素子からの出力を取り出すために、センサ素子の一端側に設けられた電極端子(端子部)を覆って、電極ホルダ(大気側絶縁碍子)が被せられる。この電極ホルダ内には、センサ素子の電極端子に当接して電気的に接続される電極バネ(電極取り出しバネ)が設けられており、センサ素子の板面の両側からセンサ素子を挟んで支持している。
このようなガスセンサにおいて、例えば、電極ホルダとスリーブとを互いに係合させることにより、互いの位置決めを行い、電極ホルダがスリーブに対して傾いた状態で配置されることのないガスセンサが提案されている(特許文献1参照)。これにより、電極ホルダ内に挿入されるセンサ素子の一端が、電極ホルダの内壁に衝突して破損することが防止することができる。
特開2003−43004号公報
しかし、このガスセンサの電極ホルダは、センサ素子ではなくスリーブに対して位置決めされているので、センサ素子が傾いた状態でスリーブに保持された場合、電極ホルダの組付時にセンサ素子に余分な荷重がかかるため、素子折れが生じたり、ガスセンサ使用時の激しい振動等に起因して素子折れが生じる恐れがあった。また、その場合、電極バネからの接触圧がセンサ素子の一方の板面と他方の板面とで異なってくるため、電極に対する電気的な接続が不安定となる可能性があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、センサ素子に余分な荷重をかけることなく、その電極に対して電気的に安定した接続を行うことができるガスセンサを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明のガスセンサは、板体の長手方向の一端部の両面に電極が形成されたセンサ素子と、当該センサ素子の一端部が露出されるように前記センサ素子が挿通される軸孔を有し、主体金具の内側に保持されるセラミック製のスリーブと、当該スリーブに設けられ、前記センサ素子が前記軸孔に挿入される際に前記電極の少なくとも一部が露出されるように、前記センサ素子の長手方向を前記スリーブの軸線方向に案内するとともに、前記軸孔から露出された前記センサ素子の短手方向両端側をそれぞれ案内するように前記軸孔の内周に連続する溝を有するセラミック製の素子ガイドと、前記センサ素子の前記電極に接触させる接触端子に接続された電気配線を案内する案内孔を有するとともに、前記素子ガイドに案内されて前記スリーブから露出された前記センサ素子の一端部に前記素子ガイドを含む状態で被せられ、内部にて支持された前記接続端子で前記センサ素子をその板面と直交する方向から挟んで、前記接続端子を前記電極に当接させるセラミック製の第1セパレータと、前記素子ガイドと、前記第1セパレータとの隙間に配設された緩衝材とを備える。
また、請求項2に係る発明のガスセンサは、請求項1に記載の発明の構成に加え、前記主体金具に固定され、前記第1セパレータ、および前記スリーブを覆って保護する保護カバーと、当該保護カバーの内部で保持されるとともに、前記第1セパレータを内部で保持する保持金具とを備え、前記緩衝材は、前記保持金具と一体に形成されていることを特徴とする。
また、請求項3に係る発明のガスセンサは、請求項1又は2に記載の発明の構成に加え、前記素子ガイドの前記第1セパレータに対向する外周面には、スリーブ溝部が形成され、当該スリーブ溝部に前記緩衝材が当接することを特徴とする。
また、請求項4に係る発明のガスセンサは、板体の長手方向の一端部の両面に電極が形成されたセンサ素子と、当該センサ素子の一端部が露出されるように前記センサ素子が挿通される軸孔を有し、主体金具の内側にて保持されるセラミック製のスリーブと、当該スリーブに設けられ、前記センサ素子が前記軸孔に挿入される際に前記電極の少なくとも一部が露出されるように、前記センサ素子の長手方向を前記スリーブの軸線方向に案内するとともに、前記軸孔から露出された前記センサ素子の短手方向両端側をそれぞれ案内するように前記軸孔の内周に連続する溝を有するセラミック製の素子ガイドと、前記センサ素子の前記電極に接触させる接触端子に接続された電気配線を案内する案内孔を有するとともに、前記素子ガイドに案内されて前記スリーブから露出された前記センサ素子の一端部をその板面と直交する方向から前記素子ガイドを含む状態で挟みつつ、前記接続端子を押さえて前記電極に当接させる一対のセラミック製の第2セパレータと、前記素子ガイドと、前記第2セパレータとの隙間に配設された緩衝材とを備える。
また、請求項5に係る発明のガスセンサは、請求項4に記載の発明の構成に加え、前記主体金具に固定され、前記第2セパレータ、および前記スリーブを覆って保護する保護カバーと、一対の前記第2セパレータの外周を取り囲む筒状をなし、一対の前記第2セパレータが前記センサ素子を挟んだ状態を維持させるとともに、前記保護カバーの内部で保持される保持金具とを備え、前記緩衝材は、前記保持金具と一体に形成されていることを特徴とする。
また、請求項6に係る発明のガスセンサは、請求項4又は5に記載の発明の構成に加え、前記素子ガイドの前記第2セパレータに対向する外周面には、スリーブ溝部が形成され、当該スリーブ溝部に前記緩衝材が当接することを特徴とする。
また、請求項7に係る発明のガスセンサは、請求項1乃至6の何れかに記載の発明の構成に加え、前記緩衝材は、金属部材であることを特徴とする。
請求項1に係る発明のガスセンサでは、スリーブに素子ガイドを設け、軸穴に挿通されるセンサ素子を素子ガイドによって案内させることで、スリーブの軸孔と同軸上にセンサ素子の位置決めを行うことができる。これにより、例えば、センサ素子の電極と接触して導通される接続端子を支持する部材を、センサ素子の一端側に配置させる場合、この部材がセンサ素子に対して傾くことがなく、センサ素子に余分な荷重がかかるのを抑制することができる。よって、センサ素子の素子折れ等の破損を防止することができ、信頼性の高いガスセンサを提供することができる。さらに、スリーブの素子ガイドに案内されて、スリーブから露出されたセンサ素子の一端部に被せるように、第1セパレータが配設されているので、素子ガイドに対して第1のセパレータの位置決めをおこなえば、センサ素子に対しても位置決めを行うことができる。このため、センサ素子の各電極と、第1セパレータに押さえられた各接続端子との位置関係が、いずれの接続部分においても略一定となる。すなわち、各電極に対する各接続端子の接触圧は略一定となるため、それぞれの電気的な接続を良好に行うことができる。
ところで、このガスセンサのスリーブおよびセパレータは、ともにセラミックで形成されているので、例えば、ガスセンサに激しい振動や衝撃が与えられると、スリーブとセパレータとの係合部において、スリーブとセパレータとが互いに干渉して衝突してしまい、スリーブやセパレータが割れて破損するということがあった。
そこで、第1セパレータとスリーブの素子ガイドとの間の隙間には、緩衝材が配設されているので、第1セパレータとスリーブとが互いに直接当たらない。これにより、第1セパレータおよびスリーブが割れて破損するのを防止することができる。また、ガスセンサに振動や衝撃が与えられても、その衝撃力は緩衝材によって吸収されるので、第1セパレータとスリーブとの干渉を緩和することができる。
また、請求項2に係る発明のガスセンサでは、請求項1に記載の発明の効果に加え、保持金具により第1セパレータを保持し、その保持金具を保護カバーに対して保持させている。これにより、ガスセンサに振動が及んだ際にも、第1セパレータは安定して保持され、さらに、外部から保護カバーに飛石等に起因する衝撃が加わっても第1セパレータにかかる衝撃を緩和することができ、素子折れを防止することができる。
さらに、緩衝材が保持金具と一体化されているので、ガスセンサの部品点数の削減を図ることができる。さらに、保持金具内における第1セパレータの位置決めを行うだけで、第1セパレータにける緩衝材の位置決めを自動的に行うことができる。
また、請求項3に係る発明のガスセンサでは、請求項1又は2に記載の発明の効果に加え、素子ガイドに設けられたスリーブ溝部に緩衝材が嵌るように当接するので、素子ガイドから緩衝材がズレないようにすることができる。よって、第1セパレータと素子ガイドとの間に緩衝材を常に配置させることができる。
また、請求項4に係る発明のガスセンサでは、スリーブに素子ガイドを設け、軸穴に挿通されるセンサ素子を素子ガイドによって案内させることで、スリーブの軸孔と同軸上にセンサ素子の位置決めを行うことができる。これにより、例えば、センサ素子の電極と接触して導通される接続端子を支持する部材を、センサ素子の一端側に配置させる場合、この部材がセンサ素子に対して傾くことがなく、センサ素子に余分な荷重がかかるのを抑制することができる。したがって、センサ素子の素子折れ等の破損を防止することができ、信頼性の高いガスセンサを提供することができる。さらに、スリーブの素子ガイドに案内されて、スリーブから露出されたセンサ素子の一端部を、第2セパレータによってその板面と直交する方向から挟み込むため、センサ素子の短手方向両端側を案内する素子ガイドに対して位置決めをおこなえば、センサ素子に対しても位置決めを行うことができる。このため、センサ素子の各電極と、第2セパレータに押さえられた各接続端子との位置関係が、いずれの接続部分においても略一定となる。すなわち、各電極に対する各接続端子の接触圧は略一定となるため、それぞれの電気的な接続を良好に行うことができる。
ところで、このガスセンサのスリーブおよびセパレータは、ともにセラミックで形成されているので、例えば、ガスセンサに激しい振動や衝撃が与えられると、スリーブとセパレータとの係合部において、スリーブとセパレータとが互いに干渉して衝突してしまい、スリーブやセパレータが割れて破損するということがあった。
そこで、第2セパレータとスリーブの素子ガイドとの間の隙間には、緩衝材が配設されているので、ガスセンサに振動や衝撃が与えられても、その衝撃力は緩衝材によって吸収され、第2セパレータとスリーブとが互いに直接当たらない。これにより、第2セパレータおよびスリーブが割れて破損するのを防止することができる。
また、請求項5に係る発明のガスセンサでは、請求項4に記載の発明の効果に加え、保持金具により第2セパレータを保持し、その保持金具を保護カバーに対して保持させている。これにより、ガスセンサに振動が及んだ際にも、第2セパレータは安定して保持され、さらに、外部から保護カバーに飛石等に起因する衝撃が加わっても第2セパレータにかかる衝撃を緩和することができ、素子折れを防止することができる。
さらに、緩衝材が保持金具と一体化されているので、ガスセンサの部品点数の削減を図ることができる。さらに、保持金具内における第2セパレータの位置決めを行うだけで、緩衝材の位置決めを自動的に行うことができる。
また、請求項6に係る発明のガスセンサでは、請求項4又は5に記載の発明の効果に加え、素子ガイドに設けられたスリーブ溝部に緩衝材が嵌るように当接するので、素子ガイドから緩衝材がズレないようにすることができる。よって、第2セパレータと素子ガイドとの間に緩衝材を常に配置させることができる。
また、請求項7に係る発明のガスセンサでは、請求項1乃至6の何れかに記載の発明の効果に加え、緩衝材は金属材であるので、金属材の剛性を緩衝材の緩衝力として利用することができる。
以下、本発明の本実施形態であるガスセンサ1について、図面に基づいて説明する。図1は、ガスセンサ1の要部破断断面図であり、図2は、センサ素子10の分解斜視図であり、図3は、主体金具2に係合されるフランジ部25がセンサ素子10に一体的に組み付けられた状態を示す斜視図であり、図4は、スリーブ30の斜視図であり、図5は、セパレータ50の斜視図であり、図6は、セパレータ50を下側から見た斜視図であり、図7は、保持金具70を下側から見た斜視図であり、図8は、保持金具70の断面斜視図であり、図9は、リード線68がかしめられた電極金具60の斜視図であり、図10は、図1に示すガスセンサ1のセパレータ50近傍を示す拡大図であり、図11は、図10に示すA−A線矢視方向断面図である。なお、以下の説明では、各部材がガスセンサ1に組み込まれた際に、ガスセンサ1の軸線方向(図1に示す紙面上下方向)においてセンサ素子10の検知部11側となる方向を先端側、その反対側の方向を後端側とする。なお、図3乃至図11においても同様とする。
はじめに、ガスセンサ1の概略構成について説明する。本実施形態のガスセンサ1は、自動車の排気管に装着されて使用に供され、排気管内を流通する排気ガス中の酸素濃度を検出する酸素センサである。図1に示すように、ガスセンサ1は、排気管(図示外)に固定するためのネジ部24が形成された略筒状の主体金具2と、当該主体金具2の内側に内挿され、排気ガス中の特定ガス(例えば、酸素など)の濃度を検知するセンサ素子10と、当該センサ素子10を主体金具2の内側に保持するためのフランジ部25およびスリーブ30と、当該スリーブ30の後端側に設けられ、4本のリード線68に固定された電極金具60を内挿するアルミナ製のセパレータ50と、当該セパレータ50を取り囲んで保護する略円筒状のステンレスからなる保護カバー80と、当該保護カバー80の後端部に嵌入され、保護カバー80の後端部の加締めによって固定されたフッ素ゴム製の栓部材77とを主体にして構成されている。
そして、ガスセンサ1の先端側(図中下側)では、センサ素子10の検知部11が主体金具2の先端部より露出される。さらに、その主体金具2の先端部には、この検知部11を覆う有底円筒状の内側プロテクタ3と、その内側プロテクタ3を覆う外側プロテクタ4とがそれぞれ、レーザ溶接により固定されている。そして、センサ素子10の検知部11が、ガスセンサ1周囲の雰囲気中に曝されるように、内側プロテクタ3と外側プロテクタ4とには、それぞれ複数の連通孔5,6が開口されている。
次に、センサ素子10について説明する。図1に示すように、板状のセンサ素子10は、自身の先端部(検知部11)を主体金具2の先端から突出させて露出させた状態で主体金具2の内側に保持されている。
図2に示すように、センサ素子10は、酸素濃淡電池素子12と、この酸素濃淡電池素子12に積層された基体14とを備える。酸素濃淡電池素子12は、ジルコニア(ZrO)に安定化剤としてイットリア(Y)、又はカルシア(CaO)を添加してなる部分安定化ジルコニアの検出層111を備える。また、検出層111の基体14に向かう面に、基準電極132が直接に接触するように配置され、検出層111の基体14とは反対側の面に、検知電極131が直接に接触するように配置される。この検知電極131には、検出層111の長手方向に沿って導体リード部133が、また、基準電極132には、検出層111の長手方向に沿って導体リード部134が、それぞれ延設されている。
そして、導体リード部133の端末は、外部回路接続用の外部端子15(図3参照)に接続される。また、導体リード部134の端末は、検出層111を貫通するスルーホール115を介して、外部端子15(図3参照)に接続されるための信号取り出し用端子114と接続される。なお、検知電極131、基準電極132、導体リード部133、導体リード部134および信号取り出し用端子114は、Pt、Rh、Pd等を挙げることができる。
一方、検出層111の表面には、検知電極131を挟み込むようにして、検知電極131自身を被毒から防御するための多孔質状の電極保護層155が形成されている。また、外部端子15(図3参照)と接続される部分を除いて、導体リード部133を挟み込むようにして、検出層111を保護するための絶縁層51が形成される。
一方、基体14は、Pt、Rh、およびPd等から形成される発熱抵抗体121を備える。この発熱抵抗体121は、絶縁性の良好な例えばアルミナを主体として形成される第1基層122と第2基層123とに挟持される。この発熱抵抗体121は、発熱面積をできるだけ多くして、検知電極131と基準電極132が検出層111を介して対向配置してなる部分(いわゆる検知部11)を集中的に加熱することができるように、例えば、蛇行状又はジグザグ状等に形成される発熱部212と、この発熱部212の端部からさらにこの基体14の長手方向に沿って延在する一対のリード部213とを有する。そして、この一対のリード部213の、前記発熱部212とは反対側には、端部211を有する。この端部211は、外部回路接続用の外部端子(図示外)と接続される一対のヒータ通電端子232と、第2基層123を貫通する2つのスルーホール231を介して電気的に接続されている。
さらに、図1に示すように、センサ素子10の先端側のうち、少なくとも排気ガスに曝される検知部11の表面上には、耐被毒防止用の多孔質セラミックからなる電極保護層19が形成されている。
そして、図1,図3に示すように、上記構成からなるセンサ素子10の長手方向略中間部よりもやや先端側には、主体金具2の内側に配設するためのフランジ部25が組み付けられている。このフランジ部25は、アルミナ製のセラミックホルダ21と、滑石粉末を圧縮充填させた滑石リング22と、セラミックホルダ21および滑石リング22を内部に収容可能な大きさの筒状をなす金属製ホルダ20とから構成されている。
なお、このフランジ部25は、以下のようにしてセンサ素子10に組み付けられる。図3に示すように、まず、センサ素子10を挿通可能な大きさの開口断面積を有する滑石リング22を準備し、センサ素子10の所定位置に金属製ホルダ20、セラミックホルダ21および滑石リング22を順に配置させる。そして、滑石リング22の挿通孔の開口断面積が縮小するように圧力を付与して滑石リング22を圧縮変形させることで、金属製ホルダ20およびセラミックホルダ21を滑石リング22とともに、センサ素子10に一体に組み付ける。これにより、主体金具2の段部9に係合させるためのフランジ部25がセンサ素子10に対して固定された状態で設けられる。
また、図1に示すように、主体金具2の先端側(図中下側)には、その内径が細くなる段部9が設けられている。そして、フランジ部25の外径は主体金具2の内径とほぼ同じに構成されている。さらに、かしめ部7側から主体金具2内に挿入されるフランジ部25の端部が段部9に当接する位置で、フランジ部25は主体金具2に対して位置決めされる。そして、金属製ホルダ20が係合された主体金具2内で、金属製ホルダ20よりも後端側には、滑石リング23が圧縮充填されている。これにより、主体金具2内でフランジ部25が固定されるとともに、センサ素子10もまた主体金具2に対して位置決め固定される。なお、滑石リング23の圧縮は、後述するスリーブ30が主体金具2内に組み込まれる際に、そのスリーブ30によって押圧されることによりおこなわれる。
次に、スリーブ30について説明する。図1に示すように、スリーブ30は、滑石リング23を先端側に押圧するとともに、主体金具2の内側に収容されている。図4に示すように、このアルミナ製のスリーブ30は、多段円筒状に形成されている。そして、スリーブ30は、その軸線に沿うようにして軸孔31が設けられ、当該軸孔31には、センサ素子10が挿通される。この軸孔31は、軸線方向断面の大きさがセンサ素子10の長手方向断面の大きさよりやや大きめに形成されている。
また、スリーブ30の後端面(図4の上側の面)には、スリーブ30の軸線方向に沿って後端方向(図中上方向)に向かう一対の素子ガイド33,33が突設されている。そして、各素子ガイド33の内側面には、センサ素子10の短手方向の両端(長手側の両側縁)を案内するため、軸孔31の内周から連続する素子溝35がそれぞれ設けられている。一方、各素子ガイド33の素子溝35が設けられている内側面とは反対の外側面には、素子ガイド33の長手方向に沿って延設されたスリーブ溝36が設けられている。このスリーブ溝36には、ガスセンサ1の組み立て時において、後述する保持金具70の緩衝部材75が嵌るようにして当接するようになっている。そして、このスリーブ溝36により、緩衝部材75が素子ガイド33の外周面からズレないため、スリーブ溝36の内側には、緩衝部材75を常に配置させることができる。
そして、図1に示すように、上記構成からなるスリーブ30が、主体金具2の後端側に収容されている。さらに、主体金具2のかしめ部7が内側に折り曲げられて加締められているため、内部に介在されたステンレス製のリング部材8を介し、スリーブ30が主体金具2の先端側に向かって押圧されている。さらに、滑石リング23が圧縮変形されて周囲の隙間が埋められているので、素子ガイド33の素子溝35によりスリーブ30との位置関係が案内されたセンサ素子10が、主体金具2内に気密的に保持固定されている。なお、スリーブ30が主体金具2に収容された状態では、センサ素子10の後端部に設けられた外部端子15(図3参照)は、主体金具2のかしめ部7側(ガスセンサ1の後端側)より露出されている。
次に、セパレータ50について説明する。図5,図6に示すように、このセパレータ50は、略円筒状に形成され、セラミックにより形成されている。そして、ガスセンサ1の組み立て時に後端側となる上側の面(図中上側の面)の中心周囲には、リード線68(図1参照)が挿通する4つの小径部53が設けられている。そして、それら小径部53には、セパレータ50の軸線方向に平行に延設され、リード線68をセンサ内に案内するための案内孔52が接続されている。なお、小径部53の径は、リード線68の太さと略同等となっている。一方、図6に示すように、セパレータ50の内側には、凹部141が形成され、当該凹部141には、センサ素子10を案内保持した一対の素子ガイド33,33(図4参照)が挿入されるようになっている。さらに、一対の素子ガイド33,33の各外側面が、その凹部141の内壁面143,143に対して各々係合することで、スリーブ30の一対の素子ガイド33,33に対してセパレータ50が位置決めされるようになっている。なお、後述するが、素子ガイド33の外側面と、セパレータ50の凹部141の内壁面143との間には、本発明の特徴である保持金具70の緩衝部材75(図7参照)が配置される。
一方、センサ素子10の板面と対向する凹部141の内壁面142には、断面L字形状の係合溝146が、片面に2ヶ所ずつ設けられている。そして、これらの係合溝146に、後述する電極金具60の断面略L字型の突片63を係合させることにより、電極金具60の先端部61を凹部141内にて位置決め保持することができる(図10参照)。さらに、素子ガイド33を凹部141の内壁面143に係合させれば、この対向する電極金具60の先端部61間にセンサ素子10が挟まれ、先端部61と外部端子15(図3参照)との電気的な接続がおこなわれる。これにより、センサ素子10は、その厚み方向から、素子ガイド33によって位置決め保持される。そして、上記構成からなるセパレータ50を、素子ガイド33,33に被せるようにして係合させることにより、電極金具60の先端部61が位置決めされたセパレータ50も素子ガイド33に位置決めされるので、電極金具60の先端部61とセンサ素子10との位置関係は、個体差によらずほぼ一定とすることができる。なお、図5に示すセパレータ50が、「第1セパレータ」に相当する。また、電極金具60の構造については後述する。
次に、保持金具70について説明する。図1に示すように、この保持金具70は、内側に図5に示すセパレータ50を内挿保持するとともに、保護カバー80内に保持されている。図7に示すように、この保持金具70は、金属製であり、略円筒状に形成されている。そして、保持金具70の外周面の略中段には、内側に向かって張り出す突設部72が間隔を空けて6つ形成されている。さらに、図7,図8に示すように、保持金具70の後端側(図7,図8の上側:ガスセンサ1の組み立て時に後端側となる一端側)には、径方向内側に延設されるとともに徐々に方向転換して先端側(図7,図8の下側:ガスセンサ1の組み立て時に先端側となる一端側)に折り曲げられ、段面略J字状に湾曲する突設部73が6つ形成されている。一方、保持金具70の先端側には、径方向内側に延設されるとともに、さらにその先端部が、保持金具70の内周面に向かって反り返るように湾曲して折り返された一対の緩衝部材75,75が互いに対向する位置に設けられている。そして、この緩衝部材75が本発明の特徴であり、セパレータ50の内壁面143(図6参照)と、スリーブ30の素子ガイド33のスリーブ溝36(図4参照)との係合部を緩衝するものである。これにより、セパレータ50と素子ガイド33とが直接当たらないため、スリーブ30および素子ガイド33の割れを防止できる。なお、セパレータ50を内挿する保持金具70と、スリーブ30の素子ガイド33との係合構造の詳細については、後述する。
次に、電極金具60について説明する。図9に示す電極金具60は、センサ素子10の外部端子15(図3参照)のそれぞれの陽極・陰極に電気的な接続を行うための金具である。この電極金具60は、センサ外部と電気的に接続するリード線68を加締めて電極金具60に固定するための基部62と、当該基部62に接続され、U字バネ状に形成された先端部61とから構成されている。さらに、基部62は、リード線68の導線69を被覆する絶縁被膜の外周をかしめて抜けを防止するかしめ部65と、リード線68内の導線(撚り線)69をかしめて電気的な接続を行うかしめ部64とから構成されている。また、先端部61の略中央には、図6に示すセパレータ50の内壁面142に設けられた係合溝146に係合されて、セパレータ50と電極金具60との位置決めを行うための突片63が突設されている。さらに、基部62に接合された電極金具60の先端部61は、センサ素子10の外部端子15(図3参照)に接触して電気的な接続を行う部位であり、U字バネ形状に構成されている。なお、図9に示す電極金具60が、「接続端子」に相当する。
次に、保持金具70によるセパレータ50の保持構造について説明する。図10に示すように、保持金具70の内側には、セパレータ50が内挿されている。そして、保持金具70の突設部72と、突設部73とが、セパレータ50の外周面に対して弾性的に接することにより、セパレータ50が内挿保持されている。さらに、図11に示すように、セパレータ50の凹部141の内壁面143には、保持金具70の緩衝部材75,75の先端部が各々当接している。ここで、緩衝部材75,75は、セパレータ50の凹部141の内側に挿入されており、その先端部は、緩衝部材75の反り形状とは逆方向に押圧されるため、緩衝部材75,75の先端部が、セパレータ50の内壁面をやや付勢しながら当接している。よって、この緩衝部材75,75によっても、セパレータ50が保持されている。さらに、保持金具70は、保護カバー80のうち保持金具70の径方向外側に位置する部位を径方向内側に押圧して内側に凸となるように変形させた凸部81により、自身の一部を変形させた状態で保護カバー80内に保持されている。これらにより、ガスセンサ1に振動および衝撃が及んだ際にもセパレータ50は安定して保持され、さらに外部から保護カバー80に衝撃が加わっても、保持金具70によりセパレータ50にかかる衝撃を緩和することができる。
次に、セパレータ50とスリーブ30との係合構造について説明する。図10に示すように、保持金具70に内挿保持されたセパレータ50は、その凹部141を、スリーブ30の後端側に突設された一対の素子ガイド33,33に対して上方から被せるようにして係合されている。そして、図11に示すように、凹部141の内壁面143には、保持金具70の緩衝部材75の先端部が当接し、さらに、緩衝部材75は、素子ガイド33の外側面に設けられたスリーブ溝36に嵌るようにして当接している。よって、素子ガイド33のスリーブ溝36と、セパレータ50の凹部141の内壁面143との間には、緩衝部材75が介在している。したがって、ガスセンサ1に振動又は衝撃が与えられても、緩衝部材75によって、その振動又は衝撃が吸収されるので、セパレータ50から素子ガイド33に伝わる振動又は衝撃を緩和することができる。さらに、緩衝部材75により、スリーブ30の素子ガイド33と、セパレータ50とが直接当たらないので、素子ガイド33およびセパレータ50の割れを防止することができる。こうして、耐振動性および耐衝撃性を向上できるガスセンサ1を製造することができる。
以上説明したように、本実施形態であるガスセンサ1において、セパレータ50を内挿保持する保持金具70には、一対の緩衝部材75,75が設けられている。この緩衝部材75は、素子ガイド33のスリーブ溝36と、セパレータ50の凹部141の内壁面143との間に位置するようになっている。これにより、ガスセンサ1に振動又は衝撃が与えられても、スリーブ30の素子ガイド33と、セパレータ50とが直接当たらないので、素子ガイド33およびセパレータ50の割れを防止することができ、耐振動性および耐衝撃性を向上できるガスセンサ1を製造することができる。さらに、緩衝部材75によってその振動又は衝撃が吸収されるので、セパレータ50から素子ガイド33に伝わる振動又は衝撃を緩和することができ、セパレータ50および素子ガイド33の割れを防止することができる。
なお、本発明は各種の変形が可能なことはいうまでもない。例えば、本実施形態でのセパレータ50は一部品から構成されているが、2部品、または3部品で構成してもよい。例えば、図12では、セパレータ50を2部品から構成した例として、セパレータ200を示す。図12に示すように、セパレータ200は、セパレータ50に相当する部分を縦割りに分割したものである。以下、セパレータ200を備えたガスセンサ1の変形例について説明する。
なお、図12は、セパレータ200の斜視図であり、図13は、保持金具270の斜視図であり、図14は、保持金具270の断面斜視図であり、図15は、リード線68がかしめられた電極金具260の斜視図であり、図16は、セパレータ200を組み付けたガスセンサ1の要部破断部分断面図であり、図17は、図16に示すB−B線矢視方向断面図である。
まず、セパレータ200の構造について説明する。図12に示すように、セパレータ200は2部品から構成され、それぞれの内部には凹部241が設けられている。そして、この凹部241は、セパレータ200でセンサ素子10をその厚み方向から挟み込んだときに、図4に示す素子ガイド33ごとセンサ素子10を凹部241内に収容可能に構成されている。さらに、その凹部241の内壁面243が、一対の素子ガイド33の外側面と係合することにより、セパレータ200の位置決めがなされる。また、センサ素子10の板面と対向する凹部241の内壁面242には、セパレータ200の外壁面244に貫通する2つの開口246が設けられている。そして、この開口246に、電極金具260(図15参照)の突片263が各々係合されることで、電極金具260の先端部261がセパレータ200に位置決めされて保持される。なお、図15に示す電極金具260は突片263の数が実施形態とは異なるものであり、他の部位は同様のものを用いている。
また、セパレータ200のそれぞれの内部には、軸線方向に平行に延設され、セパレータ50の案内孔52に相当する2本の案内溝252が設けられている。この案内溝252は凹部241と挿通し、凹部241とは反対側の溝の端部には、リード線68の外径とほぼ同じ溝幅を有する小溝幅部253が設けられている。この小溝幅部253は、本実施形態と同様に、電極金具260のかしめ部265(図15参照)に対するストッパとして機能する。そして、この案内溝252に電極金具260の基部262が収容され、凹部241に先端部61が収容されることによって、電極金具60全体がセパレータ200内に収容される。そして、このセパレータ200は、本実施形態の保持金具70と同様に、図13,図14に示す保持金具270によって保持される。なお、図12に示すセパレータ200が、「第2のセパレータ」に相当し、案内溝252が、「案内孔」に相当する。
次に、保持金具270について説明する。上記説明したセパレータ200は、本実施形態の保持金具70と同様に、略円筒状に形成された保持金具270によって保持される。図13に示すように、この保持金具270は、金属製であり、略円筒状に形成されている。そして、保持金具270の外周面の後端側(図13の上側:ガスセンサ1の組み立て時に後端側となる)には、内側に向かって張り出す突設部272が間隔を空けて6つ形成されている。また、図14に示すように、保持金具270の軸線方向先端側(図14の下側)には、径方向内側に延設されるとともに徐々に方向転換して後端側(図14の上側:ガスセンサ1の組み立て時に後端側となる一端側)に延び、段面略J字状に湾曲してなる突設部273が6つ形成されている。さらに、保持金具270の先端側(図14の下側)には、径方向内側にやや延設されるとともに、さらにその先端部が内周面に向かって反り返るように湾曲して折り返された一対の緩衝部材275,275が互いに対向する位置に設けられている。そして、この緩衝部材275,275が、セパレータ200の内壁面243と、図4に示すスリーブ30の素子ガイド33のスリーブ溝36との係合部を緩衝する部材となる。これにより、セパレータ200と素子ガイド33とが直接当たらないため、セパレータ200および素子ガイド33の割れを防止できる。
次に、保持金具270によるセパレータ200の保持構造について説明する。図16に示すように、保持金具270の内側には、セパレータ200が内挿されている。そして、保持金具270の突設部272と、突設部273とが、セパレータ200の外周面に対して弾性的に接することにより、セパレータ200が保持されている。さらに、図17に示すように、セパレータ200の凹部241の内壁面243には、保持金具270の緩衝部材275,275の先端部が当接しており、本実施形態と同様に、セパレータ200の内壁面243をやや付勢しながら当接している。よって、この緩衝部材275,275によっても、セパレータ200が保持されている。さらに、保持金具270は、保護カバー80のうち保持金具270の径方向外側に位置する部位を径方向内側に押圧して内側に凸となるように変形させた凸部81により、自身の一部を変形させた状態で保護カバー80内に保持されている。
次に、セパレータ200とスリーブ30との係合構造について説明する。図16,17に示すように、保持金具270に内挿された2部品からなるセパレータ200は、スリーブ30の素子ガイド33,33ごとセンサ素子10を両側から挟みむことにより、スリーブ30と係合している。そして、図17に示すように、凹部241の内壁面243には、保持金具270の緩衝部材275,275の先端部が当接し、さらに、緩衝部材275は、素子ガイド33の外側面に設けられたスリーブ溝36に嵌るようにして当接している。よって、素子ガイド33のスリーブ溝36と、セパレータ200の凹部241の内壁面243との間には、緩衝部材275が介在するようになっている。これらにより、ガスセンサ1に振動又は衝撃が与えられても、緩衝部材275によって、その振動又は衝撃が吸収されるので、セパレータ200から素子ガイド33に伝わる振動又は衝撃を緩和することができる。さらに、緩衝部材275により、スリーブ30の素子ガイド33と、セパレータ200とが直接当たらないので、素子ガイド33およびセパレータ200の割れを防止することができる。こうして、耐振動性および耐衝撃性を向上できるガスセンサ1を製造することができる。
また、本実施形態の保持金具70,270のように、保護カバー80に凸部81を形成させることなく、例えば、保持金具の突設部を外方に向かって突設させ、保持金具の内周でセパレータ50,200を保持するとともに、突設部を保護カバー80の内壁に当接させるようにして、ガスセンサ1を構成してもよい。
さらに、本実施形態では、素子ガイド33にセンサ素子10の短手方向両端側を案内する素子溝35を設け、素子ガイド33を一対に構成したが、センサ素子10の長手方向の4の角部稜線を案内する4のガイド部材として構成してもよい。また、電極金具60の先端部61はU字バネ状に形成したが、セパレータ50の内壁面143に直交する方向に付勢力を有する板バネ状、あるいは波状に形成され、内壁面143に位置決め保持されていてもよい。
板状に形成されたセンサ素子を用いた酸素センサ、全領域空燃比センサ、NOセンサ等の各種ガスセンサに適用できる。
ガスセンサ1の要部破断断面図である。 センサ素子10の分解斜視図である。 主体金具2に係合されるフランジ部25がセンサ素子10に一体的に組み付けられた状態を示す斜視図である。 スリーブ30の斜視図である。 セパレータ50の斜視図である。 セパレータ50を下側から見た斜視図である。 保持金具70を下側から見た斜視図である。 保持金具70の断面斜視図である。 リード線68がかしめられた電極金具60の斜視図である。 図1に示すガスセンサ1のセパレータ50近傍を示す拡大図である。 図10に示すA−A線矢視方向断面図である。 セパレータ200の斜視図である。 保持金具270の斜視図である。 保持金具270の断面斜視図である。 リード線68がかしめられた電極金具260の斜視図である。 セパレータ200を組み付けたガスセンサ1の要部破断部分断面図である。 図16に示すB−B線矢視方向断面図である。
符号の説明
1 ガスセンサ
2 主体金具
10 センサ素子
15 外部端子
30 スリーブ
31 軸孔
33 素子ガイド
35 素子溝
36 スリーブ溝
50 セパレータ
51 絶縁層
52 案内孔
60 電極金具
68 リード線
70 保持金具
75 緩衝部材
77 栓部材
80 保護カバー
200 セパレータ
252 案内溝
270 保持金具
275 緩衝部材

Claims (7)

  1. 板体の長手方向の一端部の両面に電極が形成されたセンサ素子と、
    当該センサ素子の一端部が露出されるように前記センサ素子が挿通される軸孔を有し、主体金具の内側に保持されるセラミック製のスリーブと、
    当該スリーブに設けられ、前記センサ素子が前記軸孔に挿入される際に前記電極の少なくとも一部が露出されるように、前記センサ素子の長手方向を前記スリーブの軸線方向に案内するとともに、前記軸孔から露出された前記センサ素子の短手方向両端側をそれぞれ案内するように前記軸孔の内周に連続する溝を有するセラミック製の素子ガイドと、
    前記センサ素子の前記電極に接触させる接触端子に接続された電気配線を案内する案内孔を有するとともに、前記素子ガイドに案内されて前記スリーブから露出された前記センサ素子の一端部に前記素子ガイドを含む状態で被せられ、内部にて支持された前記接続端子で前記センサ素子をその板面と直交する方向から挟んで、前記接続端子を前記電極に当接させるセラミック製の第1セパレータと、
    前記素子ガイドと、前記第1セパレータとの隙間に配設された緩衝材と
    を備えることを特徴とするガスセンサ。
  2. 前記主体金具に固定され、前記第1セパレータ、および前記スリーブを覆って保護する保護カバーと、
    当該保護カバーの内部で保持されるとともに、前記第1セパレータを内部で保持する保持金具と
    を備え、
    前記緩衝材は、前記保持金具と一体に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のガスセンサ。
  3. 前記素子ガイドの前記第1セパレータに対向する外周面には、スリーブ溝部が形成され、
    当該スリーブ溝部に前記緩衝材が当接することを特徴とする請求項1又は2に記載のガスセンサ。
  4. 板体の長手方向の一端部の両面に電極が形成されたセンサ素子と、
    当該センサ素子の一端部が露出されるように前記センサ素子が挿通される軸孔を有し、主体金具の内側にて保持されるセラミック製のスリーブと、
    当該スリーブに設けられ、前記センサ素子が前記軸孔に挿入される際に前記電極の少なくとも一部が露出されるように、前記センサ素子の長手方向を前記スリーブの軸線方向に案内するとともに、前記軸孔から露出された前記センサ素子の短手方向両端側をそれぞれ案内するように前記軸孔の内周に連続する溝を有するセラミック製の素子ガイドと、
    前記センサ素子の前記電極に接触させる接触端子に接続された電気配線を案内する案内孔を有するとともに、前記素子ガイドに案内されて前記スリーブから露出された前記センサ素子の一端部をその板面と直交する方向から前記素子ガイドを含む状態で挟みつつ、前記接続端子を押さえて前記電極に当接させる一対のセラミック製の第2セパレータと、
    前記素子ガイドと、前記第2セパレータとの隙間に配設された緩衝材と
    を備えることを特徴とするガスセンサ。
  5. 前記主体金具に固定され、前記第2セパレータ、および前記スリーブを覆って保護する保護カバーと、
    一対の前記第2セパレータの外周を取り囲む筒状をなし、一対の前記第2セパレータが前記センサ素子を挟んだ状態を維持させるとともに、前記保護カバーの内部で保持される保持金具と
    を備え、
    前記緩衝材は、前記保持金具と一体に形成されていることを特徴とする請求項4に記載のガスセンサ。
  6. 前記素子ガイドの前記第2セパレータに対向する外周面には、スリーブ溝部が形成され、
    当該スリーブ溝部に前記緩衝材が当接することを特徴とする請求項4又は5に記載のガスセンサ。
  7. 前記緩衝材は、金属部材であることを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載のガスセンサ。


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