JP2006148654A - マルチキャストアドレス管理装置及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 マルチキャスト伝送を行うシステムを構築する上で、簡易なマルチキャストパケットフィルタを持つネットワークインタフェースが用いられても、その特性に合わせて最適なマルチキャストアドレスを設定することが可能なマルチキャストアドレス管理装置、マルチキャストアドレス管理システム、及びマルチキャストアドレス管理方法を提供すること。
【解決手段】 マルチキャストアドレス管理部43は、マルチキャスト受信端末20のネットワークインタフェース21が有するマルチキャストパケットフィルタと同一の計算アルゴリズムを用いて、割り当てるマルチキャストアドレスに対応するフィルタ値が順になるように、マルチキャストアドレスを割り当てる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ネットワーク上で行われるマルチキャスト通信に用いられるマルチキャストアドレスを管理するマルチキャストアドレス管理装置、マルチキャストアドレス管理システム、及びマルチキャストアドレス管理方法に関する。
従来、映像や音声など大容量ストリームデータの配信サービスを提供するため、IP(インターネットプロトコル)マルチキャスト機能が高効率の通信機能として利用されている。マルチキャストとは、一回の伝送で複数の受信端末に同じデータを伝送することを意味する。すなわち、送信端末は、受信端末各々のアドレスに向けてデータを送信することではなく、受信端末のグループに対応するマルチキャストアドレスに向けて送信する。このデータを受け取ったマルチキャスト対応のルータが、マルチキャストグループに属する受信端末に向けてデータをコピーして転送する。これによって、ネットワーク資源を無駄遣いすることなく効率良く使用でき、効率的に大容量ストリームデータ配信を実現することができる。
マルチキャストアドレスは、RFC(Request For Comments)(IETF(Internet Engineering Task Force)がとりまとめる文書群、例えばTCP/IPの規格書等)で規定されているマルチキャスト用のアドレスである。従来、このようなマルチキャストアドレスの管理方法としては、一般にIPv4のクラスDに相当するアドレス(224.0.0.0から239.255.255.255までの範囲)からRFC1700に「割り当ての番号表」(非特許文献1参照)に記載されている予約マルチキャストアドレスに当たらないアドレス空間を割り当てて運用している(例えば、非特許文献2参照)。
また、送信端末と受信端末がIPマルチキャスト非対応網を跨いでIPマルチキャストによる通信を行う方法として、MBONE(Multicast Backbone)と呼ばれる通信方式がある。このMBONEのような実験的なネットワークでは、利用可能なマルチキャストアドレスを決めて、受信者へ広告の掲示(電子掲示板やWebページなど)とともに通知して運用している。
また、マルチキャストを利用したインターネット利用の放送型サービスを提供するシステムが考案されている。この種の情報配信システムとして、番組配信側に各コンテンツの配信に用いるマルチキャストアドレスを保持した番組表サーバを備え、番組選択端末から番組表サーバにIP網を介してアクセスして希望コンテンツのマルチキャストアドレスを取得し、取得したマルチキャストアドレスに基づいてホームゲートウェイが希望コンテンツを受信するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
RFC1700、「Internet Official Protocol Standards」、P.56−57 デーブ・コーシャ(Dave Kosiur)著、「マスタリングTCP/IP IPマルチキャスト編」、第1版、オーム社出版、1999年11月11日、P.60−63 特開2003−229903号公報
ここで、ネットワーク上に複数本のマルチキャストストリームを流す映像を伝送する場合、複数ある送信端末から複数のマルチキャストストリームが単純に割り振られたマルチキャストアドレスで流れていることになる。
受信端末は希望するマルチキャストストリームのみ受信すべくネットワークインタフェース(以下、ネットワークI/F)に該当マルチキャストアドレスを設定する。一般的なネットワークI/Fは、マルチキャストの場合、受信するかどうかを判断するパケットフィルタはMACアドレスである48ビットのデータを使う。この48ビットのデータはマルチキャストアドレスから自動的にマッピングされ、形成される。
ここで、MACアドレスである48ビット(約281兆通り)全てのデータを使って処理するのは非常に処理負担が高い。したがって、通常、ネットワークI/Fは、前記アドレスを入力値とした関数で丸め計算を行う計算アルゴリズムによって、その48ビットのデータを8〜6ビット(数100通り)のデータに変換し、その変換した値をフィルタ条件として用いたパケットフィルタの機能を有している。
しかしながら、上記従来のパケットフィルタを用いた方法にあっては、計算アルゴリズムによって48ビットのデータを8〜6ビット(数100通り)のデータに変換した値をフィルタ条件として用いた場合、マルチキャストアドレスが異なるにもかかわらず、前記丸め計算アルゴリズムによってフィルタ条件が一致することが発生し、受信端末が本来受信する予定のマルチキャストストリームに加えて受信予定のないマルチキャストストリームも受信してしまうことが発生する。このため、受信端末の処理負荷が増加するため、伝送システムの動作に不具合が発生する場合があった。
本発明は、上記従来の事情に鑑みてなされたものであって、マルチキャスト伝送を行うシステムを構築する上で、簡易なマルチキャストパケットフィルタを持つネットワークインタフェースが用いられても、その特性に合わせて最適なマルチキャストアドレスを設定することが可能なマルチキャストアドレス管理装置、マルチキャストアドレス管理システム、及びマルチキャストアドレス管理方法を提供することを目的とする。
本発明のマルチキャストアドレス管理装置は、マルチキャスト通信を行う送信端末装置及び受信端末装置が接続されたネットワークと接続するネットワークインタフェースと、前記送信端末装置及び前記受信端末装置において行われるマルチキャスト通信に用いられるマルチキャストアドレスを設定するマルチキャストアドレス設定手段と、を備え、前記マルチキャストアドレス設定手段は、前記受信端末装置においてマルチキャストアドレスから受信可否判定を行うためのフィルタ値に変換する計算アルゴリズムを用いて、所定のマルチキャストアドレスからフィルタ値を算出し、前記フィルタ値が所定の順番となるように、マルチキャストアドレスを順次割り当てる。
この構成により、ネットワーク上にマルチキャストで映像や音声などのデータをストリーム伝送するシステムにおいて、マルチキャスト受信端末が簡易なマルチキャストパケットフィルタを持つネットワークインタフェースであっても、搭載されているフィルタ条件の最大能力までフィルタ条件が一致することがないマルチキャストアドレスを伝送ストリームに割り当てて運用することができ、更に、フィルタ条件の最大能力を超えた場合はフィルタ条件となる値が順となるマルチキャストアドレスを割り当てて運用することができる。
本発明のマルチキャストアドレス管理システムは、ネットワーク上にマルチキャストでデータストリームを伝送する送信端末装置と、前記ネットワーク上に接続された受信端末装置と、前記マルチキャスト通信に用いられるマルチキャストアドレスを管理するマルチキャストアドレス管理装置と、を備え、前記受信端末装置は、所定の計算アルゴリズムを用いて、前記ネットワークを介して送信されたデータに含まれるマルチキャストアドレスからフィルタ値に変換するアドレスフィルタ手段と、前記フィルタ値に基づいて前記データを受信するか否かを決定する受信決定手段とを有し、前記マルチキャストアドレス管理装置は、前記送信端末装置及び前記受信端末装置において行われるマルチキャスト通信に用いられるマルチキャストアドレスを設定するマルチキャストアドレス設定手段を有し、前記マルチキャストアドレス設定手段は、前記計算アルゴリズムを用いて、所定のマルチキャストアドレスからフィルタ値を算出し、前記フィルタ値が所定の順番となるように、マルチキャストアドレスを順次割り当てる。
この構成により、ネットワーク上にマルチキャストで映像や音声などのデータをストリーム伝送するシステムにおいて、マルチキャスト受信端末が簡易なマルチキャストパケットフィルタを持つネットワークインタフェースであっても、搭載されているフィルタ条件の最大能力までフィルタ条件が一致することがないマルチキャストアドレスを伝送ストリームに割り当てて運用することができ、更に、フィルタ条件の最大能力を超えた場合はフィルタ条件となる値が順となるマルチキャストアドレスを割り当てて運用することができる。
本発明のマルチキャストアドレス管理方法は、ネットワークで接続された送信端末装置及び受信端末装置により行われるマルチキャスト通信に用いられるマルチキャストアドレスを管理するマルチキャストアドレス管理方法であって、所定のマルチキャストアドレスから、前記受信端末装置においてマルチキャストアドレスから受信可否判定を行うためのフィルタ値に変換する計算アルゴリズムを用いてフィルタ値を算出するステップと、前記フィルタ値が所定の順番となるように、マルチキャストアドレスを順次割り当てるステップと、を有する。
この方法により、ネットワーク上にマルチキャストで映像や音声などのデータをストリーム伝送するシステムにおいて、マルチキャスト受信端末が簡易なマルチキャストパケットフィルタを持つネットワークインタフェースであっても、搭載されているフィルタ条件の最大能力までフィルタ条件が一致することがないマルチキャストアドレスを伝送ストリームに割り当てて運用することができ、更に、フィルタ条件の最大能力を超えた場合はフィルタ条件となる値が順となるマルチキャストアドレスを割り当てて運用することができる。
本発明は、コンピュータに、上記の各ステップを実行させるマルチキャストアドレス管理プログラムを提供する。
このプログラムにより、ネットワーク上にマルチキャストで映像や音声などのデータをストリーム伝送するシステムにおいて、マルチキャスト受信端末が簡易なマルチキャストパケットフィルタを持つネットワークインタフェースであっても、搭載されているフィルタ条件の最大能力までフィルタ条件が一致することがないマルチキャストアドレスを伝送ストリームに割り当てて運用することができ、更に、フィルタ条件の最大能力を超えた場合はフィルタ条件となる値が順となるマルチキャストアドレスを割り当てて運用することができる。
本発明によれば、マルチキャスト伝送を行うシステムを構築する上で、簡易なマルチキャストパケットフィルタを持つネットワークインタフェースが用いられても、その特性に合わせて最適なマルチキャストアドレスを設定することが可能なマルチキャストアドレス管理装置、マルチキャストアドレス管理システム、及びマルチキャストアドレス管理方法を提供することができる。
図1は、本発明の実施形態のマルチキャストアドレス管理装置とマルチキャスト送信端末及びマルチキャスト受信端末とがIPネットワーク30を介して接続されて伝送システムを示すブロック図である。
マルチキャスト送信端末10、12は、同じ機能・構成を持つものであり、ネットワークインタフェース(以下、I/F)11、13を用いてマルチキャストで映像・音声をストリームとしてIPネットワーク30に送信する。ここで、マルチキャスト送信端末10、12は、マルチキャストアドレスを指定して、マルチキャストで映像・音声をストリームとして送信する。
マルチキャスト受信端末20は、IPネットワーク30を介して、マルチキャスト送信端末10、12から伝送されてくるマルチキャストの映像・音声のストリームをネットワークインタフェース(以下、I/F)21を用いて受信する。ここで、マルチキャスト受信端末20は、マルチキャストで映像・音声をストリームとして受信するとき、受信すべきデータのマルチキャストアドレスを設定する。I/F21は、マルチキャストアドレスをマルチキャストパケットの受信可否を決定するマルチキャストパケットのフィルタで用いるフィルタ値に変換する計算アルゴリズムを用いる。
マルチキャストアドレス管理装置40は、ネットワークインタフェース(以下、I/F)41と、制御部42と、マルチキャストアドレス管理部43と、割当て済みテーブル44とを有する構成である。
I/F41は、マルチキャストアドレス管理装置40とIPネットワーク30とを接続するためのI/Fである。制御部42は、マルチキャスト送信端末10、12及びマルチキャスト受信端末20との間で行われるマルチキャスト通信に用いられるマルチキャストアドレスの設定を制御する。
マルチキャストアドレス管理部43は、IPネットワーク30に対して割り当てるマルチキャストアドレスを管理する。割当て済みテーブル44は、マルチキャストアドレス管理部43が付与したマルチキャストアドレスを記憶するものである。
以上のように構成された伝送システムについて、まず、I/F11、13及び21が持つマルチキャストパケットのフィルタで用いるフィルタ値の計算手順について、図2に示すフローチャートに基づいて説明する。
この計算手順は、マルチキャストアドレスから受信可否判断を行うためのフィルタ値を計算する計算アルゴリズムとして各I/F11、13及び21に搭載されている。計算の対象となるマルチキャストアドレスをマルチキャストアドレスAとすると、まず、マルチキャストアドレスAを送信元を示すMACアドレスA’に変換する(ステップS201)。
次に、32ビットの巡回冗長検査(Cyclic Redundancy Check)であるCRC32を用いてMACアドレスA’の文字列Cを計算する(ステップS202)。ここの計算は、以下の式(1)により行う。
C=CRC32(A’) ・・・ (1)
CRC32(A’)で計算した結果C[31・0]の上位6ビットC[31・26]を取り出し、C’となる(ステップS203)。ここの計算は、以下の式(2)により行う。
C’=(C[31・26]) ・・・ (2)
そして、ステップS203で取得したC’をFx(A)の計算結果として返す(ステップS204)。このFx(A)は、マルチキャストパケットのフィルタで用いるフィルタ値である。C’はCRC32の計算結果C[31・0]の上位6ビットを取り出した値なので、その値は0から63の数となる。
したがって、受信端末における受信可否の処理には、48ビットのMACアドレスの代わりに上記のように算出された6ビットのフィルタ値を用いることで、その処理負担を減少させることができる。以上述べたところでは、式(2)の計算によって異なったマルチキャストアドレスが同一のフィルタ値を持つことがある。以下、これに対する対策を述べる。
図3は、図2に示した動作によってマルチキャストアドレスをマルチキャストパケットのフィルタで用いるフィルタ値に計算した例を示すものである。なお、図2に示された計算方法は、例えば、Novell社のネットワークカード「NE2000」に採用されている。そして、業界標準として「NE2000互換」としたネットワークカードが広く普及されている。
マルチキャスト受信端末20のI/F21のマルチキャストパケットフィルタは、図2に示された計算アルゴリズムで構成されると、図3の番号8と番号17、番号10と番号19、番号11と番号18、番号13と番号20のように、マルチキャストアドレスが異なるのにフィルタ値が一致することが判る。
このようにフィルタ値が一致してしまうと、例えば、マルチキャスト送信端末10が図3の番号8のマルチキャストアドレスで送信しており、マルチキャスト送信端末12が図3の番号17のマルチキャストアドレスで送信している場合、マルチキャスト受信端末20でマルチキャスト送信端末10の映像・音声ストリームを受信する設定となった場合、マルチキャスト受信端末20はマルチキャスト送信端末10からの映像・音声ストリームだけでなく、マルチキャスト送信端末12からの映像・音声ストリームも受信してしまうことになる。
以上のような不要なマルチキャストストリームを受信しないようにするため、本実施形態のマルチキャストアドレス管理方法では、I/F11、13及び21で使用する計算アルゴリズムと同じ計算アルゴリズムを用いて割当て済みのマルチキャストアドレスで決まるフィルタ値と異なるフィルタ値を持つマルチキャストアドレスを割り当てる。具体的は、図4に示すフローチャートに基づいて説明する。
図4は、フィルタ値が順に並ぶマルチキャストアドレスを求めて割り当てテーブルに登録する、マルチキャストアドレス管理部43の動作を示すフローチャートである。ここで、mを割当て済みのマルチキャストアドレスの数とし、nをXの取りうる値の数とする。また、mをnで割った余りをm’とする(これをm%nと表す)。図2に示される例では、フィルタ値が取り得る範囲が0〜63であるので、m’は、マルチキャストアドレスの割当て済み数mと連動して、0〜63の間を順に繰り返すものである。なお、m、m’の初期値は0である。
まず、マルチキャストアドレスAを生成する(ステップS401)。そして、図2に示した計算アルゴリズムでマルチキャストアドレスAと対応するフィルタ値X=Fx(A)を算出する(ステップS402)。
算出されたXとm’とを比較し、一致するか否かを判断する(ステップS403)。
ステップS403において、Xがm’と一致しないと判定された場合、次の候補となるマルチキャストアドレスA=A+1を取得する(ステップS404)。そして、ステップS402に戻る。
一方、ステップS403において、Xがm’と一致したと判定された場合、マルチキャストアドレス管理部43は、そのマルチキャストアドレスAを割り当てる(ステップS405)。
そして、制御部42は、マルチキャストアドレスAを割り当て済みテーブル44に登録する(ステップS406)。ここで、登録するとき、Tbl[m]=Aとし、割り当て済み数m=m+1とする。なお、割当て済みテーブル44は、フィルタ値とマルチキャストアドレスとの対であり、フィルタ値の順に並んでいる。そして、フィルタ値のp番目に対応するマルチキャストアドレスをTbl[p]とする。
そして、m’に、割り当て済み数mをnで割ったときの余り(m%n)を代入し(ステップS407)、処理を終了する。つまり、m’は、割り当て済み数mが1増えるごとに1増えていくが、m’はnに達すると(図2の例ではn=64)、m’=0となり、そこから割り当て済み数mが1増えるごとにふたたび1ずつ増えていくものである。
このように、ステップS402では、図2に示した計算アルゴリズムでフィルタ値を計算する場合、フィルタ値が0から63と64種類の値を取るため、64個まではフィルタ値が一致しないマルチキャストアドレスが求められる。ここで割り当てるマルチキャストアドレスが65個を超える場合は当然フィルタ値が一致するマルチキャストアドレスとなるが、フィルタ値を基に順番に割り当てるため、フィルタ値が一致するアドレスが偏よらず一様に割り当てることができ、受信端末での受信負荷を必要最低限に抑えることができる。
以上のように、送受信用マルチキャストアドレスを取得するとき、マルチキャストアドレス管理部43が、I/F11、13及び21と同じ計算アルゴリズムを用いて割当て済みのマルチキャストアドレスで決まるフィルタ値と一致しないフィルタ値を持つマルチキャストアドレスを取得することによって、マルチキャスト受信端末20が不要なマルチキャストストリームを受信することを防止することができる。
なお、本発明の実施形態の説明では、図2に示した計算アルゴリズムを用いてマルチキャストアドレスからフィルタ値を計算する例を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、その他のマルチキャストアドレスまたはMACアドレスの値から値の範囲を減ずる類の計算アルゴリズムで構成しても同様に実施することが可能である。
また、上述した実施形態の構成において、マルチキャスト送信端末が2つ、マルチキャスト受信端末が1つある例を説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
さらに、本実施形態では、m’をnの取り得る値の間で順番に増えていく場合について説明したが、m’が順番に減っていくようにしてもよいし、さらにm’をランダムな所定の順番として設定及び記憶し、その順番に従ってマルチキャストアドレスを順次設定してもよい。
このような本発明の実施形態のマルチキャストアドレス管理装置及びマルチキャストアドレス管理方法によれば、マルチキャストアドレス管理部43がI/F21と同じフィルタ値計算アルゴリズムを用いて送受信用マルチキャストアドレスを決定することにより、I/Fが持つフィルタ能力の範囲でフィルタ値が一致しないマルチキャストアドレスを割り当てることができるマルチキャストアドレス管理装置及びマルチキャストアドレス管理方法を提供することができる。
本発明のマルチキャストアドレス管理装置、マルチキャストアドレス管理システム、及びマルチキャストアドレス管理方法は、マルチキャスト伝送を行うシステムを構築する上で、簡易なマルチキャストパケットフィルタを持つネットワークインタフェースが用いられても、その特性に合わせて最適なマルチキャストアドレスを設定することが可能な効果を有し、IPネットワーク上のマルチキャスト伝送等に有用である。
本発明の実施形態のマルチキャスト伝送システムを示すブロック図 ネットワークインタフェースが有するマルチキャストパケットのフィルタで用いるフィルタ値の計算手順を示すフローチャート図 ネットワークインタフェースが有するマルチキャストアドレスとフィルタ値との計算例を示す図 本発明の実施形態のマルチキャストアドレス管理部の動作を示すフローチャート図
符号の説明
10、12 マルチキャスト送信端末
11、13、21、41 ネットワークインタフェース
20 マルチキャスト受信端末
30 IPネットワーク
40 マルチキャストアドレス管理装置
42 制御部
43 マルチキャストアドレス管理部
44 割り当て済みテーブル

Claims (3)

  1. マルチキャスト通信を行う送信端末装置及び受信端末装置が接続されたネットワークと接続するネットワークインタフェースと、
    前記送信端末装置及び前記受信端末装置において行われるマルチキャスト通信に用いられるマルチキャストアドレスを設定するマルチキャストアドレス設定手段と、
    を備え、
    前記マルチキャストアドレス設定手段は、前記受信端末装置においてマルチキャストアドレスから受信可否判定を行うためのフィルタ値に変換する計算アルゴリズムを用いて、所定のマルチキャストアドレスからフィルタ値を算出し、前記フィルタ値が所定の順番となるように、マルチキャストアドレスを順次割り当てるマルチキャストアドレス管理装置。
  2. ネットワーク上にマルチキャストでデータストリームを伝送する送信端末装置と、
    前記ネットワーク上に接続された受信端末装置と、
    前記マルチキャスト通信に用いられるマルチキャストアドレスを管理するマルチキャストアドレス管理装置と、
    を備え、
    前記受信端末装置は、所定の計算アルゴリズムを用いて、前記ネットワークを介して送信されたデータに含まれるマルチキャストアドレスからフィルタ値に変換するアドレスフィルタ手段と、前記フィルタ値に基づいて前記データを受信するか否かを決定する受信決定手段とを有し、
    前記マルチキャストアドレス管理装置は、前記送信端末装置及び前記受信端末装置において行われるマルチキャスト通信に用いられるマルチキャストアドレスを設定するマルチキャストアドレス設定手段を有し、前記マルチキャストアドレス設定手段は、前記計算アルゴリズムを用いて、所定のマルチキャストアドレスからフィルタ値を算出し、前記フィルタ値が所定の順番となるように、マルチキャストアドレスを順次割り当てるマルチキャストアドレス管理システム。
  3. ネットワークで接続された送信端末装置及び受信端末装置により行われるマルチキャスト通信に用いられるマルチキャストアドレスを管理するマルチキャストアドレス管理方法であって、
    所定のマルチキャストアドレスから、前記受信端末装置においてマルチキャストアドレスから受信可否判定を行うためのフィルタ値に変換する計算アルゴリズムを用いてフィルタ値を算出するステップと、
    前記フィルタ値が所定の順番となるように、マルチキャストアドレスを順次割り当てるステップと、
    を有するマルチキャストアドレス管理方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016197955A1 (zh) * 2015-12-28 2016-12-15 中兴通讯股份有限公司 多媒体流组播方法和装置

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