JP2006140831A - プロジェクタ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】
スクリーンの投射面の形状を高い精度で取得することが可能なプロジェクタ装置を提供する。
【解決手段】
プロジェクタ装置は、スクリーン上にテストパターンの投射映像を順次隣接して表示する複数の画像投射部と、前記スクリーン上の投射映像を複数の位置から撮影する撮影部と、前記撮影部が撮影した前記撮影画像から前記スクリーンの投射面の三次元形状情報を求める幾何情報演算部とを有し、前記幾何情報演算部は、三角測量法によって、前記複数の撮影画像上の対応する点の座標から該点に対応する前記スクリーン上の点の座標を求めることにより、前記スクリーンの投射面の三次元座標を求める。
【選択図】 図1
スクリーンの投射面の形状を高い精度で取得することが可能なプロジェクタ装置を提供する。
【解決手段】
プロジェクタ装置は、スクリーン上にテストパターンの投射映像を順次隣接して表示する複数の画像投射部と、前記スクリーン上の投射映像を複数の位置から撮影する撮影部と、前記撮影部が撮影した前記撮影画像から前記スクリーンの投射面の三次元形状情報を求める幾何情報演算部とを有し、前記幾何情報演算部は、三角測量法によって、前記複数の撮影画像上の対応する点の座標から該点に対応する前記スクリーン上の点の座標を求めることにより、前記スクリーンの投射面の三次元座標を求める。
【選択図】 図1
Description
本発明は、スクリーンにプロジェクタで映像を投射するプロジェクタ装置に関し、特に、スクリーンの投射面の形状を求め、それにより歪のない映像を表示するプロジェクタ装置に関する。
プロジェクタからの映像をスクリーンに投射すると、スクリーン上では、歪がある画像が表示されることがある。平面スクリーンに投射した際、生じる台形歪を補正する技術としては、キーストーン補正がよく知られている。スクリーンが非平面の場合、キーストーン補正では歪を完全に補正することはできないため、スクリーン形状に基づいた補正を行う必要がある。
特許文献1には、プロジェクタとカメラの特性、位置、姿勢をキャリブレーションし、三角測量の方法でスクリーン投影面の形状を取得する方法が記載されている。特許文献2には、レーザーポインタを用いて、スクリーン上の絶対位置をポイントし、計測したポイント位置に基づいて、プロジェクタの投影画像を補正する幾何補正データを求める方法が記載されている。
特許文献1に記載された方法では、プロジェクタとカメラの間の三角測量でスクリーン投影面の形状を推定する。しかしながら、三角測量によって算出した三次元形状の精度は、撮影部の内部特性や相対位置の精度に大きく依存し、内部特性や相対位置に誤差があると、推定するスクリーンの三次元形状では大きな誤差となって現れる。尚、内部特性とは、画角や焦点距離、レンズ歪などのことである。
また、特許文献1に記載された方法では、カメラのみならず、プロジェクタに関しても、内部特性及び相対位置のキャリブレーションを行う必要があるため、プロジェクタの配置やズームを変えるたびに、プロジェクタの内部特性及び相対位置のキャリブレーションを行わなければならない。これを回避するためには、プロジェクタの設置を高精度により行わなければならないという施工上の問題があった。
特許文献2に記載された方法では、スクリーンの絶対位置をレーザーポインタでポイントするため、スクリーンの製作精度が高くなければならないという問題があった。
本発明はこのような従来の技術が有する問題点に鑑みてなされたものであり、スクリーンの投射面の形状を高い精度で取得することが可能なプロジェクタ装置を提供することを目的とする。
本発明は、プロジェクタ装置は、スクリーン上にテストパターンの投射映像を順次隣接して表示する複数の画像投射部と、前記スクリーン上の投射映像を複数の位置から撮影する撮影部と、前記撮影部が撮影した前記撮影画像から前記スクリーンの投射面の三次元形状情報を求める幾何情報演算部とを有し、前記幾何情報演算部は、三角測量法によって、前記複数の撮影画像上の対応する点の座標から該点に対応する前記スクリーン上の点の座標を求めることにより、前記スクリーンの投射面の三次元座標を求める。
本発明によると、スクリーンの投射面の形状を高い精度で取得する結果、歪みのない映像を表示することができるようになる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。図1は、本発明の実施形態に関わるプロジェクタ装置の機能的な基本構成を示した図である。本例のプロジェクタ装置は、テストパターン画像を保持するテストパターン保持部600、入力された映像信号に所定の変形を施して又はテストパターン保持部600からのテストパターン画像を出力する画像変換部500、画像変換部500から入力した画像をスクリーン100上に投射する画像投射部201、202、スクリーン100に投射された映像を撮影する撮影部301、302、撮影部301、302が撮影した画像を保持する撮影画像保持部310、及び、撮影部301、302による撮影画像からスクリーンの投射面の三次元形状情報を求める幾何情報演算部400を備えている。ここでは、2つの画像投射部201、202が示されているが、2つ以上の画像投射部を設けてもよい。
尚、以下に、画像投射部201、202によって投射される元の画像を原画像、画像投射部201、202によって投射されたスクリーン上の映像を投射映像、撮影部301、302による撮影によって得られた画像を撮影画像と呼ぶ。
画像変換部500は、最初に、テストパターン保持部600からのテストパターン画像を恒等変形して(すなわち変形せずに)、画像投射部201、202へ出力する。幾何情報演算部400は、テストパターン画像を使用してスクリーンの投射面の三次元形状情報を演算する。画像変換部500は、幾何情報演算部400からの三次元形状情報に基づいて、投射映像すべき画像を変形する。ここで使用するテストパターンは特願2003−204217に記載された複数のパターンであり、以下の撮影においては、特願2003−204217に記載された複数のテストパターンの撮影を行うものとする。
図2を参照して、スクリーンの投射面の三次元形状情報を算出し、それを補正する処理の概要を説明する。ステップS700にて、スクリーン上にテストパターン像を順次隣接するように投射し、それを撮影する。スクリーン上に、先ず、第1の画像投射部201によって投射映像を生成し、次に、第2の画像投射部202によって、それに隣接する投射映像を生成する。第1の画像投射部201による投射映像と第2の画像投射部202による投射映像は、隣接する辺にて、互いに部分的に重複するように、投射される。これを順次繰り返し、スクリーンの全投射面を撮影する。ステップS800にて、投射面の三次元形状情報を算出し、ステップS900にて、投射面の重複領域情報を算出し、ステップS1000にて、投射面の三次元形状情報を補正する。
本発明では、重複領域を用いて、スクリーンの投射面の三次元形状情報を補正するから、マルチプロジェクションのプロジェクタ装置により曲面スクリーン上に広範囲に映像を投射する用途にも適用可能である。更に、本発明によると、スクリーンの投射面の三次元形状情報を正確に得ることができるから、プロジェクタの設置、スクリーンの設置及び製作に要求される精度を緩和することができる。
図3を参照して、ステップS700のテストパターンの撮影について説明する。ステップS710にて、第1の画像投射部201による投射映像領域の全体を撮影することができるように、撮影部301、302を配置する。図4を参照して説明する。スクリーン100上には、第1の画像投射部201による投射映像領域401と第2の画像投射部202による投射映像領域402が生成されている。投射映像領域401、402には、テストパターン保持部600に保存されているテストパターンを原画像とする映像が表示される。撮影部301、302は、第1の画像投射部201による投射映像領域401の全体を撮影することができるように、配置される。このときの、撮影部301のカメラ姿勢をカメラ姿勢381、撮影部302のカメラ姿勢をカメラ姿勢382とし、2つのカメラ姿勢381、382をまとめてカメラ姿勢群380とする。図6Aは、第1の撮影部301のファインダーの画面を示し、図6Bは、第2の撮影部302のファインダーの画面を示す。
ステップS720にて、第1の画像投射部201によって生成されたスクリーン100上の投射映像領域401を、第1の撮影部301によって撮影する。図7の撮影画像311は、第1の撮影部301によって、カメラ姿勢381にて、撮影された像である。
図5Aを参照して説明する。第1の画像投影部201によって投射される原画像211上の点Pアの座標をPア(pアx,pアy)、スクリーン100上の原画像点Pアの投射映像点Sアのグローバル座標をSア(sアx,sアy,sアz)、第1の撮影部301による撮影画像311上の投射映像点Sアの撮影画像点Cア_ア1の座標をCア_ア1(cア_ア1x,cア_ア1y)とする。原画像点Pアの集合から撮影画像点Cア_ア1への写像をfア_ア1、撮影画像点Cア_ア1の集合から原画像点Pアの集合への写像をfア_ア1 −1と表すと、写像fア_ア1、及びfア_ア1 −1は、特願2003−204217に記載された例によって定義され、次の数1の関係がある。
ステップS730にて、第1の画像投射部201によって生成されたスクリーン100上の投射映像領域401を、第2の撮影部302で撮影する。
図5Aに示すように、第2の撮影部302による撮影画像312上の投影映像点Sアの撮影画像点Cア_ア2の座標をCア_ア2(cア_ア2x,cア_ア2y)とする。原画像点Pアの集合から撮影画像点Cア_ア2の集合への写像をfア_ア2、撮影画像点Cア_ア2の集合から原画像点Pアの集合への写像をfア_ア2 −1と表すと、写像fア_ア2、及びfア_ア2 −1は、特願2003−204217に記載された例によって定義され、次の数2の関係がある。
ステップS740において、スクリーン100上に、投射映像領域401に隣接する投射映像領域を生成する他の画像投射部が存在するか否かを判定する。ここでは、第2の画像投射部202が存在するので、ステップS750に進む。
ステップS750にて、第2の画像投射部202によって生成されたスクリーン100上の投射映像領域402を、第1の撮影部301で撮影する。図7の撮影画像313は、第1の撮影部301によって、カメラ姿勢381にて、撮影された像である。
図5Bに示すように、第2の画像投影部202によって投射される原画像212上の点Pイの座標をPイ(pイx,pイy)、スクリーン100上の原画像点Pイの投射映像点Sイのグローバル座標をSイ(sイx,sイy,sイz)、第1の撮影部301による撮影画像313上の投射映像点Sイの撮影画像点Cア_イ1の座標をCア_イ1(cア_イ1x,cア_イ1y)とする。原画像点Pイの集合から撮影画像点Cア_イ1への写像をfア_イ1、撮影画像点Cア_イ1の集合から原画像点Pイの集合への写像をfア_イ1 −1と表すと、写像fア_イ1、及びfア_イ1 −1は、特願2003−204217に記載された例によって定義され、次の数4の関係がある。
ステップS760において、上述の処理を未だ行っていない画像投射部が存在するか否かを判定する。ここでは、第2の画像投射部202について、上述の撮影処理を行っていない。従って、ステップS710に戻る。
ステップS710にて、第2の画像投射部202による投射映像領域の全体を撮影することができるように、撮影部301、302を配置する。図4を参照して説明する。撮影部301、302は、第2の画像投射部202による投射映像領域402の全体を撮影することができるように、配置される。このときの、撮影部301のカメラ姿勢をカメラ姿勢391、撮影部302のカメラ姿勢をカメラ姿勢392とし、2つのカメラ姿勢391、392をまとめてカメラ姿勢群390とする。図6Cは、第1の撮影部301のファインダーの画面を示し、図6Dは、第2の撮影部302のファインダーの画面を示す。
ステップS720にて、第2の画像投射部202によって生成されたスクリーン100上の投射映像領域402を、第1の撮影部301によって撮影する。
図5Cに示すように、第2の画像投影部202によって投射される原画像212上の点Pイの座標をPイ(pイx,pイy)、スクリーン100上の原画像点Pイの投射映像点Sイのグローバル座標をSイ(sイx,sイy,sイz)、第1の撮影部301による撮影画像321上の投射映像点Sイの撮影画像点Cイ_イ1の座標をCイ_イ1(cイ_イ1x,cイ_イ1y)とする。原画像点Pイの集合から撮影画像点Cイ_イ1への写像をfイ_イ1、撮影画像点Cイ_イ1の集合から原画像点Pイの集合への写像をfイ_イ1 −1と表すと、写像fイ_イ1、及びfイ_イ1 −1は、特願2003−204217に記載された例によって定義され、次の数4の関係がある。
ステップS730にて、第2の画像投射部202によって生成されたスクリーン100上の投射映像領域402を、第2の撮影部302で撮影する。
図5Cに示すように、第2の撮影部302による撮影画像322上の投影映像点Sイの撮影画像点Cイ_イ2の座標をCイ_イ2(cイ_イ2x,cイ_イ2y)とする。原画像点Pイの集合から撮影画像点Cイ_イ2の集合への写像をfイ_イ2、撮影画像点Cイ_イ2の集合から原画像点Pイの集合への写像をfイ_イ2 −1と表すと、写像fイ_イ2、及びfイ_イ2 −1は、特願2003−204217に記載された例によって定義され、次の数5の関係がある。
ステップS740において、スクリーン100上に、投射映像領域402に隣接する投射映像領域を生成する他の画像投射部が存在するか否かを判定する。ここでは、第1の画像投射部201が存在するので、ステップS750に進む。
ステップS750にて、第1の画像投射部201によって生成されたスクリーン100上の投射映像領域401を、第2の撮影部302で撮影する。ただし、この撮影は冗長なので省略してもよい。
図5Aに示すように、第2の撮影部302による撮影画像333上の投射映像点Sアの撮影画像点Cイ_ア2の座標をCイ_ア2(cイ_ア2x,cイ_ア2y)とする。第1の画像投射部201によって投射される原画像点Pアの集合から第2の撮影部302による撮影画像323上の撮影画像点Cイ_ア2への写像をfイ_ア2、撮影画像点Cイ_ア2の集合から原画像点Pアの集合への写像をfイ_ア2 −1と表すと、写像fイ_ア2、及びfイ_ア2 −1は、特願2003−204217に記載された例によって定義され、次の数6の関係がある。
ステップS760において、上述の処理を未だ行っていない画像投射部が存在するか否かを判定する。ここでは、全ての画像投射部について、上述の撮影処理を行っており、撮影処理を終了する。
図7は、第1の画像投影部201によって投射される原画像211、第1の画像投射部201によって生成されたスクリーン100上の投射映像領域401を第1の撮影部301によって、カメラ姿勢381にて、撮影することにより得た撮影画像311、第2の画像投射部202によって生成されたスクリーン100上の投射映像領域402を第1の撮影部301によって、カメラ姿勢381にて、撮影することにより得た撮影画像313、及び、第2の画像投影部202によって投射される原画像212、を示す。撮影画像311には、原画像211の像の全体が含まれるが、撮影画像313には、原画像212の像の一部が含まれる。
図8を参照して、ステップS800の投射面の三次元形状情報を算出する処理を説明する。ステップS810にて、1つの画像投射部を選択する。ここでは、第1の画像投射部201を選択する。
ステップS820にて、特開2001−320652に記載された三角測量法により、投射映像点Sアのグローバル座標Sア(sアx,sアy,sアz)を求める。図5Aに示すように、第1の撮影部301による撮影画像311上の撮影画像点Cア_ア1と第2の撮影部302による撮影画像312上の撮影画像点Cア_ア2は、共に、スクリーン100上の投射映像点Sアを示す。そこで、投射映像点Sアのグローバル座標Sア(sアx,sアy,sアz)を求める。
ステップS830にて、第1の撮影部301による撮影画像311上の撮影画像点C1と第2の撮影部302による撮影画像312上の撮影画像点C2の組のうち、スクリーン100上の1つの投射映像点Sを示す組があるか否かを判定する。このような組がある限り、ステップS820の処理を繰り返す。このような組がなくなったら、ステップS840へ進む。
ステップS840にて、上述の処理を未だ行っていない画像投射部が存在するか否かを判定する。ここでは、第2の画像投射部202について、上述の投射映像点のグローバル座標を求める処理を行っていない。従って、ステップS810に戻る。
ステップS810にて、第2の画像投射部202を選択する。
ステップS810にて、第2の画像投射部202を選択する。
ステップS820にて、特開2001−320652に記載された三角測量法により、投射映像点Sイのグローバル座標Sイ(sイx,sイy,sイz)を求める。図5Cに示すように、第1の撮影部301による撮影画像321上の撮影画像点Cイ_イ1と第2の撮影部302による撮影画像322上の撮影画像点Cイ_イ2は、共に、スクリーン100上の投射映像点Sイを示す。そこで、投射映像点Sイのグローバル座標Sイ(sイx,sイy,sイz)を求める。
ステップS830にて、第1の撮影部301による撮影画像321上の撮影画像点と第2の撮影部302による撮影画像322上の撮影画像点の組のうち、スクリーン100上の1つの投射映像点を示す組があるか否かを判定する。このような組がある限り、ステップS820の処理を繰り返す。ここでは、このような組がなくなったから、三次元形状情報算出処理を終了する。
ステップS810〜S840の処理により、第1の画像投射部201によってスクリーン100上に結像する投射映像領域401と第2の画像投射部202によってスクリーン100上に結像する投射映像領域402の三次元形状が求まった。
図9および図10を参照して、三次元形状の誤差を説明する。三角測量の方法により算出した三次元形状の精度は、上述のように撮影部の内部特性や相対位置の精度に大きく依存する。図9は、第2の撮影部302の内部特性や相対位置に誤差があり、スクリーン100上に結像する投射映像領域の三次元形状に誤差が生ずる状態を示す。図10に示すように、スクリーン100上にて、2つの画像投射部201、202による投射映像領域401、402は三次元位置的に一致するはずであるが、実際には、一致しないケースが起こりうる。本発明では、この不一致を補正するために、以下に説明するように、投射映像領域の重複情報を利用する。
図11を参照して、ステップS900の投射映像領域の重複情報の算出処理について説明する。
ステップS910にて、1つの画像投射部を選択する。ここでは、第1の画像投射部201を選択する。第1の画像投射部201によるスクリーン上の投射映像領域401の全体が写るように第1の撮影部301によって撮影し、そのときのカメラ姿勢381を選択する。
ステップS920にて、第1の撮影部301は、選択したカメラ姿勢381にて、2つ以上の画像投射部による投射映像領域を撮像したか否かを判定する。ここでは、第1の撮影部301は、選択したカメラ姿勢381にて、2つの画像投射部201、202による投射映像領域を撮像したので、ステップS930に進む。図12は、カメラ姿勢381にて、第1の撮影部301による撮影画像311、313を示す。撮影画像311には、第1の画像投射部201の原画像211の全体が含まれ、撮影画像313には、第2の画像投射部202の原画像212の一部が含まれる。
ステップS930にて、画像投射部による投射映像のうち、重複領域が存在するものを互いに関連付ける。図12に示すように、カメラ姿勢381にて得た2つの撮影画像311、313より、その重複領域350を得ることができる。
図12に示すように、重複領域350上の点Pco(cox,coy)を写像fア_ア1 −1で変換した点をPアo(pアox,pアoy)とし、写像fア_イ1 −1で変換した点をPイo(pイox,pイoy)とする。原画像211上の座標点(pアox,pアoy)と原画像212上の座標点(pイox,pイoy)が対応する組となる。
重複領域350上の全ての点に対し、対応する座標点の組(pアox,pアoy)と(pイox,pイoy)を求める。この組の集合が重複領域情報である。ここで、第1の画像投射部201の原画像211の座標系から第2の画像投影部202の原画像212の座標系への写像をg12と表す。
ステップS940において、選択する画像投射部及びカメラ姿勢が残っているか否かを判定する。ここでは、第2の画像投射部202が残っているので、ステップS910に戻る。
ステップS910にて、第2の画像投射部202を選択する。第2の画像投射部202によるスクリーン上の投射映像領域402を第1の撮影部301によって撮影したときのカメラ姿勢391を選択する。
ステップS920において、第1の撮影部301は、選択したカメラ姿勢391にて、2つ以上の画像投射部による投射映像領域を撮像したか否かを判定する。ここでは、第1の撮影部301は、選択したカメラ姿勢391にて、2つの画像投射部201、202による投射映像領域を撮像したので、ステップS930に進む
ステップS930にて、画像投射部による投射映像のうち、重複領域が存在するものを互いに関連付ける。この結果、写像g12が得られる。
ステップS930にて、画像投射部による投射映像のうち、重複領域が存在するものを互いに関連付ける。この結果、写像g12が得られる。
以上、ステップS910〜S940により、2つの画像投射部201、202による投射映像領域401、402のうち、重複する領域間の座標関係が得られる。
ステップS1000にて、三角測量法で求めた投射映像領域401と402の三次元位置のずれを、写像g12を用いて補正する方法を以下に示す。
写像g12より、第1の画像投射部201の原画像211上の点(pアox,pアoy)と第2の画像投射部の原画像212上の点(pイox,pイoy)がスクリーン100上にて一致している。従って、ステップS830にて、原画像211上の点(pアox,pアoy)から求まったグローバル座標SアO(sアox,sアoy,sアoz)と原画像212上の点(pイox,pイoy)から求まったグローバル座標SイO(sイox,sイoy,sイoz)は、本来一致するはずである。したがって、グローバル座標上の点SアOと点SイOの差が縮まるように補正すればよい。
本例では、以下に説明するように、カメラ姿勢のうちカメラ方向(経度、緯度)を補正することで、三次元形状情報を補正する。
図13は、投射面の三次元形状情報を補正する詳細な流れを示す。ステップS1010にて、1つのカメラ姿勢群を選択する。ここではカメラ姿勢群380を選択する。ステップS1020にて、カメラ姿勢群380に含まれる各カメラ姿勢381、382を補正する。以下に補正方法を記す。
三角測量で用いたカメラ姿勢381の経度をθ1c、緯度φ1c、カメラ姿勢382の経度をθ2c、緯度φ2cとする。また、経度の誤差範囲をθe、緯度の誤差範囲をφe、経度の補正精度をθ’、緯度の補正精度をφ’と表す。ただし、θe、φe、θ’、φ’は数7の条件を満たすものとする。
ここで、新たに求めるカメラ姿勢381の経度をθ1、緯度φ1、カメラ姿勢382の経度をθ2、緯度φ2とする。θ1、φ1、θ2、φ2の値の範囲は次の数8の式を満たすものとする。
このとき、整数i、j、h、kとθ’、φ’を用いて、θ1、φ1、θ2、φ2を次の数9の式のように表すことができる。
数7の式の条件から、整数i、j、h、kの値の範囲は、数10のようになる。
θ1、φ1、θ2、φ2を用いて、原画像211上の点(pアox,pアoy)からグローバル座標S’アO(s’アox,s’アoy,s’アoz)を新たに算出すると、S’アOとSイOの三次元距離dを数11の式で表すことができる。
ここで、求めた三次元座標の精度を表す指標値eを数12の式で定義する。指標値eは、S’アOとSイOの差が小さいほど、値が小さくなる。
数10を満たす全ての整数の組(i,j,h,k)について指標値eを求め、指標値eが最小となるθ1、φ1、θ2、φ2を補正したカメラ方向とする。これにより、カメラ姿勢381、382が補正された。
ステップS1030にて、補正したカメラ姿勢381、382に基づいて、投射映像領域401のグローバル座標を再計算する。グローバル座標の計算方法は、ステップS820と同じ方法を用いる。
ステップS1040にて、選択するカメラ姿勢群が残っているか否かを判定する。ここでは、カメラ姿勢群390が残っているので、ステップS1010に戻る。
ステップS1010〜S1020にて、カメラ姿勢群390に関しても、カメラ姿勢群380と同様にして、カメラ姿勢391、392を補正する。
ステップS1030にて、補正したカメラ姿勢391、392に基づいて、投射映像領域402のグローバル座標を再計算する。
ステップS1040において、選択するカメラ姿勢群が残っていないので、投射面の三次元形状情報の補正処理を終了する。
以上、ステップS1010〜S1040により、投射映像領域401と投射映像領域402の三次元形状情報が補正された。
本例では、カメラ姿勢のうちカメラ方向(経度、緯度)を補正することで、投射面の三次元形状情報を補正したが、カメラ位置やカメラの内部特性を補正する方法を用いても、同様に投射面の三次元形状情報を補正することができ、結果としてスクリーンの投射面の形状を高い精度で取得することができる。
また、本例では映像投射部の数が2つだったが、3つ以上の映像投射部を有する映像投射装置においても、同様に投射面の三次元形状情報を補正することができ、結果としてスクリーンの投射面の形状を高い精度で取得することができる。
以上、本発明の例を説明したが、本発明は上述の例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲にて様々な変更が可能であることは当業者に理解されよう。
100…スクリーン、201、202…画像投射部、301、302…撮影部、310…撮影画像保持部、400…幾何情報演算部、500…画像変換部、600…テストパターン保持部
Claims (5)
- スクリーン上にテストパターンの投射映像を順次隣接して表示する複数の画像投射部と、前記スクリーン上の投射映像を複数の位置から撮影する撮影部と、前記撮影部が撮影した前記撮影画像から前記スクリーンの投射面の三次元形状情報を求める幾何情報演算部とを有し、前記幾何情報演算部は、三角測量法によって、前記複数の撮影画像上の対応する点の座標から該点に対応する前記スクリーン上の点の座標を求めることにより、前記スクリーンの投射面の三次元座標を求めることを特徴とするプロジェクタ装置。
- 請求項1に記載のプロジェクタ装置において、前記幾何情報演算部は、隣接する前記撮影画像の重複領域を検出し、該重複領域上の対応する点の前記スクリーン上の座標の偏差を求め、該偏差が減少するように前記投射面の三次元座標を修正することを特徴とするプロジェクタ装置。
- 請求項1に記載のプロジェクタ装置において、前記撮影部のカメラの姿勢を修正することによって前記幾何情報演算部によって求められた前記投射面の三次元座標を修正することを特徴とするプロジェクタ装置。
- 請求項1に記載のプロジェクタ装置において、前記スクリーンに投射するための画像を前記投射面の三次元座標に基づいて変形する画像変換部を有することを特徴とするプロジェクタ装置。
- 請求項1に記載のプロジェクタ装置において、前記画像投射部にテストパターンを供給するテストパターン保持部を有することを特徴とするプロジェクタ装置。
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