JP2006140824A - オーディオシステム及び電源制御方法 - Google Patents

オーディオシステム及び電源制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2006140824A
JP2006140824A JP2004329293A JP2004329293A JP2006140824A JP 2006140824 A JP2006140824 A JP 2006140824A JP 2004329293 A JP2004329293 A JP 2004329293A JP 2004329293 A JP2004329293 A JP 2004329293A JP 2006140824 A JP2006140824 A JP 2006140824A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
audio
frequency signal
transmission
amplifier
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004329293A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4345012B2 (ja
Inventor
Tomotoshi Ishikawa
智敏 石川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2004329293A priority Critical patent/JP4345012B2/ja
Publication of JP2006140824A publication Critical patent/JP2006140824A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4345012B2 publication Critical patent/JP4345012B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Circuit For Audible Band Transducer (AREA)

Abstract

【課題】
本発明は、オーディオ信号の送信対象と受信対象との間で一方から他方の電源を制御できるようにする。
【解決手段】
本発明は、オーディオアンプ2は、オーディオ信号S2よりも高周波帯域の高周波信号S1をPINケーブル4を介してサブウーファー3へ伝送し、当該サブウーファー3では当該高周波信号S1を受信して整流及び平滑することにより所定電位の整流電圧V1を取り出し、当該整流電圧V1によって当該サブウーファー3の電源リレー16をオンオフ制御することにより、オーディオ信号S2よりも高周波帯域の高周波信号S1を用いてサブウーファー3に対し整流電圧V1を供給し、当該整流電圧V1によってサブウーファー3の電源を制御することができるので、オーディオ信号S2に対して悪影響を与えることなくオーディオアンプ2からサブウーファー3の電源管理を行うことができる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、オーディオシステム及び電源制御方法に関し、例えばオーディオアンプとサブウーファーとをPINケーブルで有線接続したオーディオシステムに適用して好適なものである。
従来、オーディオシステムにおいては、例えばオーディオアンプとサブウーファーとをPINケーブルで有線接続することによりシステムを構築することが一般的に行われている。
一方、送信ユニットと受信ユニットとの間を有線接続することに伴う配線作業を無くして設置作業の簡略化を図るため、当該送信ユニット及び当該受信ユニット間をワイヤレス接続し、制御信号を送信信号に重畳させて音声信号の出力レベルをコントロールするワイヤレス送受信システムがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2000-165961公報
ところでかかる構成のオーディオシステムにおいては、当該オーディオアンプからサブウーファーの電源をオンオフさせることはできず、当該サブウーファーの電源スイッチによりオンオフせざるを得ない。
そこでオーディオシステムにおいて、オーディオアンプからサブウーファーの電源をオンオフさせるためにはPINケーブルに直流電圧を重畳してサブウーファーへ伝送し、当該サブウーファー側で直流電圧を基に電源リレーをオンオフすることが考えられる。
しかしながらPINケーブルにおいては、直流電圧を重畳することは一般的に制限されており、当該PINケーブルを介してサブウーファーの電源リレーをオンオフすることは物理的に不可能であるため、オーディオアンプ側からサブウーファーの電源を管理することができず、ユーザの使い勝手が悪いという問題があった。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、オーディオ信号の送信対象と受信対象との間で電源を制御し得るオーディオシステム及び電源制御方法を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明においては、送信対象と受信対象との間でオーディオ信号を伝送するオーディオシステムであって、送信対象は、オーディオ信号を伝送する際に用いられる所定の伝送ケーブルと、オーディオ信号よりも高周波帯域の高周波信号を生成し、ケーブルによって送信対象から受信対象へ当該高周波信号を伝送する伝送手段とを具え、受信対象は、送信対象からケーブルを介して伝送された高周波信号を受信し、当該高周波信号を整流及び平滑することにより所定電位の直流電圧を取り出す整流平滑手段と、直流電圧によって当該受信対象の電源をオン又はオフする電源リレーとを具えることにより、オーディオ信号よりも高周波帯域の高周波信号を用いて受信対象に対し直流電圧を供給し、当該直流電圧によって受信対象の電源を制御することができるので、オーディオ信号に対して悪影響を与えることなく受信対象の電源管理を行うことができる。
また本発明においては、送信対象と受信対象との間を所定の伝送ケーブルによって接続し、当該伝送ケーブルを介してオーディオ信号を伝送するオーディオシステムの電源制御方法であって、送信対象は、オーディオ信号よりも高周波帯域の高周波信号を生成する高周波信号生成ステップと、伝送ケーブルを介して送信対象から受信対象へ当該高周波信号を伝送する伝送ステップとを具え、受信対象は、送信対象からケーブルを介して伝送された高周波信号を受信し、当該高周波信号を整流及び平滑することにより所定電位の直流電圧を取り出す整流平滑ステップと、直流電圧によって当該受信対象の電源をオン又はオフする電源リレー制御ステップとを設けることにより、オーディオ信号よりも高周波帯域の高周波信号を用いて受信対象に対し直流電圧を供給し、当該直流電圧によって受信対象の電源を制御することができるので、オーディオ信号に対して悪影響を与えることなく受信対象の電源管理を行うことができる。
本発明によれば、オーディオ信号よりも高周波帯域の高周波信号を用いて受信対象に対し直流電圧を供給し、当該直流電圧によって受信対象の電源を制御することができるので、オーディオ信号に対して悪影響を与えることなく受信対象の電源管理を実行し得るオーディオシステム及び電源制御方法を実現することができる。
以下、図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。
(1)第1の実施の形態
(1−1)第1の実施の形態におけるオーディオシステムの全体構成
図1において、1は全体としてオーディオシステムを示し、オーディオアンプ2とサブウーファー3とがPINケーブル4によって有線接続されており、当該オーディオアンプ2からPINケーブル4を介してオーディオ信号をサブウーファー3へ伝送し、当該サブウーファー3から当該オーディオ信号の低域成分を出力するようになされている。
またオーディオアンプ2には、サブウーファー3の電源を当該オーディオアンプ2側からコントロールするためのサブウーファー電源ボタン5が設けられており、当該サブウーファー電源ボタン5の押下操作に応じてサブウーファー3の電源をオン又はオフさせ得るようになされている。
(1−2)第1の実施の形態におけるオーディオシステムの回路構成
図2に示すように、オーディオシステム1のオーディオアンプ2は、方形波オシレータ11によって生成された例えば20[KHz]のPWM(Pulse Wide Modulation)信号からなる非可聴域の高周波信号S1をスイッチ回路SW1を介してミキサ回路12へ送出すると共に、アナログのオーディオ信号S2をミキサ回路12へ送出する。
ここでオーディオアンプ2は、サブウーファー3の電源をオーディアンプ2側から制御するためのサブウーファー電源ボタン5(図1)がユーザによって押下操作されたときにスイッチ回路SW1を閉状態にして高周波信号S1をミキサ回路12へ出力するのに対し、それ以外のときにはスイッチ回路SW1を開状態にして高周波信号S1をミキサ回路12へ出力することはない。
ミキサ回路12は、図3(A)に示す高周波信号S1と、図3(B)に示すオーディオ信号S2とをミキシングして合成信号S3を生成し、これをアンプ13を介して所定レベルに増幅することにより図3(C)に示すような合成信号S4を生成し、これをPINケーブル4によってサブウーファー3へ伝送する。
ここでオーディオアンプ2では、アンプ13の入力インピーダンスが非常に高く、高周波信号S1及びオーディオ信号S2を電圧伝送するようになされており、これにより当該高周波信号S1及びオーディオ信号S2の変動を防止するようになされている。
サブウーファー3では、PINケーブル4を介してオーディオアンプ2から供給された合成信号S4を抵抗R1及びコンデンサC1からなるローパスフィルタLPFへ送出すると共に、倍電圧整流回路14へ送出する。
ローパスフィルタLPFでは、合成信号S4の低域成分だけを通過させ、アンプ15を介して増幅した後、図3(D)に示すようなスピーカ出力信号S5として後段のスピーカ(図示せず)へ出力するようになされている。
倍電圧整流回路14は、直列接続された平滑素子としてのコンデンサC2及びC3と、直列接続された整流素子としてのダイオードD1及びD2から主に構成されており、コンデンサC2とダイオードD1、D2との間には、ローパスフィルタLPFの抵抗R1及びダイオードD1、D2を保護するための抵抗R2が接続されている。
この倍電圧整流回路14では、図3(E)に示すように、整流素子としてのダイオードD1及びD2により当該合成信号S4の2倍の整流電圧V1を得ることができ、これによってサブウーファー3の電源リレー16をオンオフ制御するようになされている。
ところで倍電圧整流回路14のコンデンサC2については、20[KHz]以下の信号(この場合、可聴域のオーディオ信号)については通過させることなく阻止するようになされており、合成信号S4のうち高周波信号S1に相当する信号成分だけを入力し、当該合成信号S4のうちオーディオ信号S2に相当する低周波成分についてはローパスフィルタLPFにのみ入力するようになされている。
(1−3)第1の実施の形態における動作及び効果
以上の構成において、オーディオシステム1では、ミキサ回路12で高周波信号S1とオーディオ信号S2とをミキシングして得られた合成信号S3をアンプ13で増幅することにより合成信号S4を生成し、これをPINケーブル4によりサブウーファー3へ伝送する。
サブウーファー3では、ローパスフィルタLPFを介して合成信号S4の低域成分だけを通過させ、スピーカ出力信号S5として後段のスピーカ(図示せず)へ出力する。
またサブウーファー3では、倍電圧整流回路14により合成信号S4の2倍の整流電圧V1を得、これを用いて電源リレー16をオンオフ制御することができる。
従ってオーディオシステム1のオーディオアンプ2では、サブウーファー3の電源を制御するためのパワーとなる高周波信号S1をPINケーブル4により伝送することができるので、当該オーディオアンプ2からサブウーファー3の電源管理を行うことができる。
また、このときオーディオシステム1のオーディオアンプ2では、可聴帯域のオーディオ信号S2よりも周波数帯域の高い例えば20[KHz]の高周波信号S2を用いると共に、ローパスフィルタLPFを介して合成信号S4の低域成分だけをスピーカ出力信号S5として出力するようにしたことにより、オーディオ信号S2に対しては高周波信号S1による悪影響を及ぼすことなくサブウーファー3の電源リレー16をオンオフ制御することができる。
以上の構成によれば、PINケーブル4を用いてオーディオアンプ2からサブウーファー3の電源管理を実行し得る使い勝手に優れたオーディオシステム1を実現することができる。
(2)第2の実施の形態
(2−1)第2の実施の形態におけるオーディオシステムの全体構成
ところで第1の実施の形態におけるオーディオシステム1では、オーディオアンプ2においてオーディオ信号S2を増幅するためのアンプ13を用いて高周波信号S1についても併せて増幅しているが、サブウーファー3の電源リレー16をオンオフ制御する際に必要なパワーを得るのに不十分な場合もある。
そこで図1に示したように第2の実施の形態におけるオーディオシステム31では、高周波信号S1を、電源リレー16をオンオフ制御するのに十分レベルに予め増幅してからサブウーファー3へ伝送しようとするものである。
因みに、第2の実施の形態におけるオーディオシステム31においても、第1の実施の形態におけるオーディオシステム1と同じように、オーディオアンプ32とサブウーファー3とがPINケーブル4によって有線接続された構成を有する。
(2−2)第2の実施の形態におけるオーディオシステムの回路構成
図2との対応部分に同一符号を付して示す図4において、オーディオシステム31のオーディオアンプ32は、方形波オシレータ11によって生成された非可聴域の高周波信号(例えば20[KHz])S1をスイッチ回路SW1へ供給する。
スイッチ回路SW1は、サブウーファー3の電源をオーディアンプ32側から制御するためのサブウーファー電源ボタン5がユーザによって押下操作されたときに閉状態にして高周波信号S1を増幅回路33へ送出するのに対し、それ以外のときにはスイッチ回路SW1を開状態にして高周波信号S1を増幅回路33へ送出することはない。
増幅回路33では、高周波信号S1をバイアス抵抗R11を介してNPN型トランジスタTr1(以下、これをトランジスタTr1と呼ぶ)へ送出すると共に、バイアス抵抗R12を介してPNP型トランジスタTr2(以下、これをトランジスタTr2と呼ぶ)へ送出する。なお、このバイアス抵抗R11及びR12は、抵抗R13を介してグランド接続されている。
ここでトランジスタTr1及びTr2は、スイッチング素子として用いられており、高周波信号S1におけるプラスの駆動電圧信号が与えられたときにトランジスタTr1がオン動作し、高周波信号S1におけるマイナスの駆動電圧信号が与えられたときにトランジスタTr2がオン動作するようになされている。
トランジスタTr1は、そのコレクタがコレクタ抵抗R14を介してトランジスタQ1のコレクタ及びベースに接続されると共にトランジスタQ2のベースに接続され、当該トランジスタQ1及びQ2のエミッタがエミッタ抵抗R15及びR16を介してプラス電源Vccに接続されている。
ここでトランジスタQ1及びQ2は、カレントミラー回路を構成しており、トランジスタTr1が高周波信号S1におけるプラスの駆動電圧信号によってオン動作すると、トランジスタQ1のコレクタ抵抗R15に発生するのと同じ電圧がトランジスタQ2のコレクタ抵抗R16に発生するように当該トランジスタQ2のエミッタ及びコレクタ間に電流が流れるようになされている。
トランジスタTr2は、そのコレクタがコレクタ抵抗R17を介してトランジスタQ3のコレクタ及びベースに接続されると共にトランジスタQ4のベースに接続され、当該トランジスタQ3及びQ4のエミッタがエミッタ抵抗R18及びR19を介してマイナス電源Vssに接続されている。
この場合もトランジスタQ3及びQ4も、カレントミラー回路を構成しており、トランジスタTr2が高周波信号S1におけるマイナスの駆動電圧信号によってオン動作すると、トランジスタQ3のエミッタ及びコレクタ間に流れる電流量と同じ電流がトランジスタQ4のエミッタ及びコレクタ間に流れる。
従ってオーディオアンプ32は、高周波信号S1におけるプラスの駆動電圧信号によって増幅回路33のトランジスタTr1がオン動作したときには、トランジスタQ1のエミッタ及びコレクタ間に流れる電流量と同じ電流がトランジスタQ2のエミッタ及びコレクタ間に流れるため、当該トランジスタQ2のコレクタ電流が高周波出力S10として出力端T1から出力されることになる。
同様にオーディオアンプ32は、高周波信号S1におけるマイナスの駆動電圧信号によって増幅回路33のトランジスタTr2がオン動作したときには、トランジスタQ3のエミッタ及びコレクタ間に流れる電流量と同じ電流がトランジスタQ4のエミッタ及びコレクタ間に流れるため、当該トランジスタQ4のコレクタ電流が高周波出力S10として出力端T1から出力されることになる。
ここでオーディオアンプ32は、アンプ13の出力側からみると増幅回路33におけるカレントミラー回路の出力インピーダンスが非常に高いため、オーディオ信号S2が増幅回路33に漏れ込むことがなく、結果的に高周波信号S1の変動を防止するようになされている。
一方、オーディオアンプ32は、アナログのオーディオ信号S2をアンプ13を介して所定レベルに増幅した後、コイルL1を介してオーディオ信号S11として出力し、増幅回路33によって高周波信号S1が増幅された結果得られた高周波出力S10と当該オーディオ信号S11とを合成点T2で合成することにより図3(C)に示したような合成信号S12を生成し、これをPINケーブル4を介してサブウーファー3へ伝送する。
因みに、この場合のオーディオアンプ32においても、アンプ13の入力インピーダンスが非常に高く、オーディオ信号S2を電圧伝送するようになされており、これによりオーディオ信号S2の変動を防止するようになされている。
なおコイルL1は、アンプ13から出力されたオーディオ信号S11が当該アンプ13に逆流することを防止している。
このオーディオアンプ32では、増幅回路33の入力インピーダンスが低く出力インピーダンスが高いため高周波信号S1を電流伝送とする一方、オーディオ信号S2を電圧伝送し、当該高周波信号S1については増幅回路33により所定レベルに増幅することによりサブウーファー3の電源リレー16をオンオフ制御するために必要な電圧レベルを確保し得るようになされている。
サブウーファー3では、第1の実施の形態と同様、PINケーブル4を介してオーディオアンプ32から供給された合成信号S12を抵抗R1及びコンデンサC1からなるローパスフィルタLPFへ送出すると共に、倍電圧整流回路14へ送出する。
ローパスフィルタLPFでは、合成信号S12の低域成分だけを通過させ、アンプ15を介して増幅した後、図3(D)に示したようなスピーカ出力信号S13として後段のスピーカ(図示せず)へ出力するようになされている。
倍電圧整流回路14は、直列接続された平滑素子としてのコンデンサC2及びC3と、直列接続された整流素子としてのダイオードD1及びD2から主に構成されており、コンデンサC2とダイオードD1、D2との間には、ローパスフィルタLPFの抵抗R1及びダイオードD1、D2を保護するための抵抗R2が接続されている。
この倍電圧整流回路14では、図3(E)に示したように、整流素子としてのダイオードD1及びD2により当該合成信号S12の2倍の整流電圧V2を得ることができ、これによってサブウーファー3の電源リレー16をオンオフ制御するようになされている。
ところで倍電圧整流回路14のコンデンサC1については、20[KHz]以下の信号(この場合、可聴域のオーディオ信号)については通過させることなく阻止するようになされており、合成信号S12のうち高周波信号S1に相当する信号成分だけを入力し、当該合成信号S12のうちオーディオ信号S2に相当する低周波成分についてはローパスフィルタLPFにのみ入力するようになされている。
(2−3)動作及び効果
以上の構成において、オーディオシステム31のオーディオアンプ32では、高周波信号S1を増幅回路33で所定レベルに増幅することにより、サブウーファー3の電源リレー16をオンオフ制御するために十分な電圧レベルの高周波出力S10を得、当該高周波出力S10とアンプ13を介して増幅したオーディオ信号S11とを合成点T2で合成することにより合成信号S12を生成することができる。
このときオーディオアンプ32では、コイルL1によりオーディオ信号S11の逆流を防止すると共に、増幅回路33の出力端T1におけるインピーダンスが非常に高くオーディオ信号S11の逆流をも防止していることから、第1の実施の形態におけるミキサ回路12を用いることなく合成信号S12を生成することができる。
またオーディオアンプ32では、第1の実施の形態のようにオーディオ信号S2を増幅するためのアンプ13を用いて高周波信号S1を増幅するのではなく、増幅回路33を用いてサブウーファー3の電源リレー16をオンオフ制御し得るだけの電圧レベルに増幅することができるので、当該サブウーファー3の倍電圧整流回路14によって取り出した整流電圧V2により確実に電源リレー16をオンオフ制御することができる。
従ってオーディオシステム31のオーディオアンプ32では、サブウーファー3の電源を制御するためのパワーとなる高周波信号S1を増幅回路33により電源リレー16をオンオフ制御できるだけの電圧レベルに増幅してPINケーブル4により伝送することができるので、当該オーディオアンプ32からサブウーファー3の電源管理を確実に実行することができる。
また、このときオーディオシステム31のオーディオアンプ32では、可聴帯域のオーディオ信号S2よりも周波数帯域の高い例えば20[KHz]の高周波信号S2を用いると共に、ローパスフィルタLPFを介して合成信号S12の低域成分だけをスピーカ出力信号S13として出力するようにしたことにより、オーディオ信号S2に対しては高周波信号S1による悪影響を及ぼすことなくサブウーファー3の電源リレー16をオンオフ制御することができる。
以上の構成によれば、PINケーブル4を用いてオーディオアンプ32からサブウーファー3の電源管理を実行し得る使い勝手に優れたオーディオシステム31を実現することができる。
(3)他の実施の形態
なお上述の第1及び第2の実施の形態においては、サブウーファー3で必要な周波数帯域よりも高い20[KHz]の高周波信号S1を用いるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば50[KHz]や100[KHz]の高周波信号S1を用いるようにしても良い。
また上述の第2の実施の形態においては、高周波信号S1を電流伝送し、オーディオ信号S2を電圧伝送するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、高周波信号S1をアンプ13を介して電圧伝送し、オーディオ信号S2を増幅回路33を介して電流伝送するようにしても良い。
さらに上述の第2の実施の形態においては、オーディオアンプ32からサブウーファー3の電源リレー16をオンオフ制御するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、サブウーファー3からオーディオアンプ32の電源をオンオフ制御するようにしても良い。この場合、オーディオアンプ32にローパスフィルタLPF、倍電圧整流回路14を設けると共に、サブウーファー3に方形波オシレータ2、増幅回路33、アンプ13及びコイルL1を設ければよい。
さらに上述の第1及び第2の実施の形態においては、PINケーブル4を用いて高周波信号S1を伝送するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、USB(Universal Serial Bus)ケーブルを用いて伝送するようにしても良い。
さらに上述の第1及び第2の実施の形態においては、本発明のオーディオシステム1、31をオーディオアンプ2、32とサブウーファー3とによって構成するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、オーディオアンプとイコライザーとによってオーディオシステムを構成したり、オーディオアンプとCD(Compact Disc)プレーヤ等とによってオーディオシステムを構成し、オーディオアンプからイコライザーやCDプレーヤの電源を管理するようにしても良い。
さらに上述の実施の形態においては、本発明のオーディオシステムを、送信対象としてのオーディオアンプ2、31、高周波信号生成手段としての方形波オシレータ11、伝送ケーブルとしてのPINケーブル4、伝送手段としてのミキサ回路12、アンプ13若しくは増幅回路33、アンプ13によって構成し、受信対象としてのサブウーファー3を、整流平滑手段としての倍電圧整流回路14、電源リレー16によって構成するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、その他種々の回路構成でオーディオシステムを構成するようにしても良い。
本発明のオーディオシステム及び電源制御方法は、例えばオーディオ信号の送信対象であるオーディオアンプと、当該オーディオアンプとケーブル接続された受信対象であるサブウーファーとの間で他方の電源をコントロールする用途に適用することができる。
第1及び第2の実施の形態におけるオーディオシステムの全体構成を示す略線的斜視図である。 第1の実施の形態におけるオーディオシステムの回路構成を示す略線図である。 信号波形を示す略線図である。 第2の実施の形態におけるオーディオシステムの回路構成を示す略線図である。
符号の説明
1、31……オーディオシステム、2……オーディオアンプ、3……サブウーファー、4……PINケーブル、11……方形波オシレータ、12……ミキサ回路、13、15……アンプ、14……倍電圧整流回路、33……増幅回路。

Claims (5)

  1. 送信対象と受信対象との間を所定の伝送ケーブルによって接続し、当該伝送ケーブルを介してオーディオ信号を伝送するオーディオシステムであって、
    上記送信対象は、
    上記オーディオ信号よりも高周波帯域の高周波信号を生成する高周波信号生成手段と、
    上記伝送ケーブルを介して上記送信対象から上記受信対象へ当該高周波信号を伝送する伝送手段と
    を具え、
    上記受信対象は、
    上記送信対象から上記ケーブルを介して伝送された上記高周波信号を受信し、当該高周波信号を整流及び平滑することにより所定電位の直流電圧を取り出す整流平滑手段と、
    上記直流電圧によって当該受信対象の電源をオン又はオフする電源リレーと
    を具えることを特徴とするオーディオシステム。
  2. 上記送信対象の上記伝送手段は、
    上記高周波信号を上記オーディオ信号に重畳するミキサ回路
    を具えることを特徴とする請求項1に記載のオーディオシステム。
  3. 上記受信対象は、
    上記高周波信号と上記オーディオ信号とが重畳された合成信号のうち当該オーディオ信号だけをフィルタにより抽出しスピーカから出力する
    を具えることを特徴とする請求項1に記載のオーディオシステム。
  4. 上記伝送手段は、上記オーディオ信号を電圧伝送すると共に上記高周波信号を電流伝送する
    ことを特徴とする請求項1に記載のオーディオシステム。
  5. 送信対象と受信対象との間を所定の伝送ケーブルによって接続し、当該伝送ケーブルを介してオーディオ信号を伝送するオーディオシステムの電源制御方法であって、
    上記送信対象は、上記オーディオ信号よりも高周波帯域の高周波信号を生成する高周波信号生成ステップと、
    上記伝送ケーブルを介して上記送信対象から上記受信対象へ当該高周波信号を伝送する伝送ステップと
    を具え、
    上記受信対象は、
    上記送信対象から上記ケーブルを介して伝送された上記高周波信号を受信し、当該高周波信号を整流及び平滑することにより所定電位の直流電圧を取り出す整流平滑ステップと、
    上記直流電圧によって当該受信対象の電源をオン又はオフする電源リレー制御ステップと
    を具えることを特徴とする電源制御方法。
JP2004329293A 2004-11-12 2004-11-12 オーディオシステム及び電源制御方法 Expired - Fee Related JP4345012B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004329293A JP4345012B2 (ja) 2004-11-12 2004-11-12 オーディオシステム及び電源制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004329293A JP4345012B2 (ja) 2004-11-12 2004-11-12 オーディオシステム及び電源制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006140824A true JP2006140824A (ja) 2006-06-01
JP4345012B2 JP4345012B2 (ja) 2009-10-14

Family

ID=36621304

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004329293A Expired - Fee Related JP4345012B2 (ja) 2004-11-12 2004-11-12 オーディオシステム及び電源制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4345012B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008205598A (ja) * 2007-02-16 2008-09-04 Canon Inc スピーカ装置、スピーカ駆動装置、およびそれらの制御方法
EP2306752A2 (en) 2009-09-04 2011-04-06 Yamaha Corporation Audio apparatus
CN114189257A (zh) * 2020-09-15 2022-03-15 瑞昱半导体股份有限公司 音频接收机及用于音频接收机的方法
GB2569765B (en) * 2016-12-19 2022-11-02 Bosch Gmbh Robert Method and device for monitoring at least one loudspeaker line

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63224583A (ja) * 1987-03-13 1988-09-19 Nec Corp 電源の遠隔制御装置
JP2000020054A (ja) * 1998-07-06 2000-01-21 Yamaha Corp カラオケ装置
JP2000165961A (ja) * 1998-11-30 2000-06-16 Sharp Corp ワイヤレス送受信システム
JP2004065363A (ja) * 2002-08-02 2004-03-04 Sony Corp 個人認証装置と個人認証方法、及び信号伝送装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63224583A (ja) * 1987-03-13 1988-09-19 Nec Corp 電源の遠隔制御装置
JP2000020054A (ja) * 1998-07-06 2000-01-21 Yamaha Corp カラオケ装置
JP2000165961A (ja) * 1998-11-30 2000-06-16 Sharp Corp ワイヤレス送受信システム
JP2004065363A (ja) * 2002-08-02 2004-03-04 Sony Corp 個人認証装置と個人認証方法、及び信号伝送装置

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8204260B2 (en) 2007-02-16 2012-06-19 Canon Kabushiki Kaisha Speaker apparatus, speaker driving apparatus and control method thereof
JP2008205598A (ja) * 2007-02-16 2008-09-04 Canon Inc スピーカ装置、スピーカ駆動装置、およびそれらの制御方法
US10684818B2 (en) 2009-09-04 2020-06-16 Yamaha Corporation Audio apparatus
US9344799B2 (en) 2009-09-04 2016-05-17 Yamaha Corporation Audio apparatus
EP3324648A1 (en) 2009-09-04 2018-05-23 Yamaha Corporation Audio apparatus
US10684816B2 (en) 2009-09-04 2020-06-16 Yamaha Corporation Audio apparatus
EP2306752A2 (en) 2009-09-04 2011-04-06 Yamaha Corporation Audio apparatus
US10698651B2 (en) 2009-09-04 2020-06-30 Yamaha Corporation Audio apparatus
EP3745739A1 (en) 2009-09-04 2020-12-02 Yamaha Corporation Audio apparatus
US10976994B2 (en) 2009-09-04 2021-04-13 Yamaha Corporation Audio apparatus
US11347474B2 (en) 2009-09-04 2022-05-31 Yamaha Corporation Audio apparatus
US11720322B2 (en) 2009-09-04 2023-08-08 Yamaha Corporation Audio apparatus
GB2569765B (en) * 2016-12-19 2022-11-02 Bosch Gmbh Robert Method and device for monitoring at least one loudspeaker line
CN114189257A (zh) * 2020-09-15 2022-03-15 瑞昱半导体股份有限公司 音频接收机及用于音频接收机的方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4345012B2 (ja) 2009-10-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101278477B (zh) 数字音频放大器及其数字音频放大方法
WO2002082633A3 (en) System and method for current-mode amplitude modulation
JP2001016116A (ja) 携帯無線機
JP2007049697A (ja) 多重遠隔呼び出し器機
JP2008042917A (ja) 増幅回路
JP4345012B2 (ja) オーディオシステム及び電源制御方法
JPWO2011001590A1 (ja) 送信回路
US20210242773A1 (en) Error amplifier with programmable on-chip and off-chip compensation
JP4320331B2 (ja) 駆動電圧制御装置を備えた移動通信端末機及びその駆動電圧制御方法
JP2006191278A5 (ja)
JPH06216659A (ja) 増幅器
JP4609798B2 (ja) 電源分離型ブースタ
JP3862817B2 (ja) 電源供給インピーダンス変換回路
JP4747862B2 (ja) 映像信号出力回路
JP2012209770A (ja) 固定音発生装置及びスイッチング増幅器
US5557240A (en) Power supply for a computer including a sound signal amplifying circuit
JP2007005956A (ja) 電源装置及びスイッチングコンバータの制御方法
JP2006197515A (ja) スピーカ出力電流検出回路及びその方法並びに電子機器
JP4325030B2 (ja) 増幅回路
JP3495630B2 (ja) 電力増幅器
JPH11312936A (ja) ミュート回路
JP2011071885A (ja) 安定化電源音響出力装置
JP2007258970A (ja) スピーカ駆動回路
JPS639236Y2 (ja)
KR100563323B1 (ko) 휴대 음향기기를 위한 모스트변환장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070829

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090430

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090526

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090618

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090701

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120724

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees