JP2006139381A - 画像処理装置及び画像処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 例えば、電源遮断等の状況においても印刷データの機密性を保持することのできる画像処理装置及びその制御方法、並びにコンピュータプログラム及びコンピュータ可読記憶媒体を提供する。
【解決手段】 ジョブ情報に基づいて画像処理を行う画像処理装置であって、前記ジョブ情報を記憶する記憶手段と、前記ジョブ情報を前記記憶手段より消去することの要否を示す消去情報を、電源遮断時においても保持する保持手段と、前記ジョブ情報に基づいて画像処理を実行する制御手段と、所定の条件において、前記消去情報に従って、前記記憶手段に記憶されたジョブ情報を消去する消去手段とを備える。
【選択図】 図6

Description

本発明は画像処理装置の印刷データの機密性を高める技術に関する。
従来より、印刷データをプリント処理する画像処理装置であって、ハードディスクに一時的に印刷データを記憶し、印刷データのプリント処理後にハードディスク内の印刷データを消去することにより、印刷データの機密性の保持を図る画像処理装置に関する技術が知られている(特許文献1)。
特開平9−284572号公報
しかしながら、従来の技術においては、画像処理装置の電源が落とされた場合等に、プリント処理を完了した印刷データやジョブファイルの消去処理を制御する情報が、記憶領域から消えてしまうことがあった。このため、プリント済みの印刷データやジョブファイル等がハードディスクに残ってしまい、印刷データの機密性が低下してしまうことがあった。同様に、印刷処理待ちの印刷データやジョブファイル等がハードディスクに残ってしまい、印刷データの機密性が低下してしまうことがあった。
本発明はこの問題に鑑みなされたものであり、例えば、電源遮断等の状況においても印刷データの機密性を保持することのできる画像処理装置及びその制御方法、並びにコンピュータプログラム及びコンピュータ可読記憶媒体を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、例えば本発明による画像処理装置は以下の構成を備える。即ち、
ジョブ情報に基づいて画像処理を行う画像処理装置であって、
前記ジョブ情報を記憶する記憶手段と、
前記ジョブ情報を前記記憶手段より消去することの要否を示す消去情報を、電源遮断時においても保持する保持手段と、
前記ジョブ情報に基づいて画像処理を実行する制御手段と、
所定の条件において、前記消去情報に従って、前記記憶手段に記憶されたジョブ情報を消去する消去手段とを備える。
本発明によれば、例えば、電源遮断等の状況においても印刷データの機密性を保持することのできる画像処理装置及びその制御方法、並びにコンピュータプログラム及びコンピュータ可読記憶媒体を提供することができる。
以下、添付図面を参照して本発明に係る実施の形態を詳細に説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成要素はあくまでも例示であり、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
<装置構成>
図1は、本実施形態に係る複合機(画像処理装置)101を含むシステムの構成を示すブロック図である。
図1において、本システムは、複合機101、102と、複合機101、102を接続するネットワーク109と、複合機101、102に対してプリント出力を指示するホストコンピュータ103、104、105と、ホストコンピュータ103、104、105と複合機101とを接続するネットワーク108と、複合機101と電話回線110で接続されたファクシミリ106、107を有している。
ここで、ホストコンピュータ103,104,105はデスクトップPC、ノートパソコン等を含む情報処理装置である。また、ファクシミリ106,107は電話回線を経由して画像データの送受信を行う機能や、画像データのスキャン機能等を有する画像処理装置である。これらの装置の構成は公知技術として知られている。
尚、本発明は、図1のように複数台の機器を有するシステムにも適用できるし、1台の機器のみ(例えば、複合機101のみ)を有するシステムにも適用できる。
次に、複合機101の構成について図2を参照して説明する。図2は、複合機101の構成を示すブロック図である。尚、複合機102も複合機101と同様の構成であり、複合機102のブロック図の図示及び各部の説明は省略する。
図2において、複合機101は、コントローラ部201、操作部203、画像読取部204、画像メモリ部205、プリンタ部207、データ処理部208、外部インタフェース部209、210、211を備えている。
コントローラ部201は、複合機101の全体の制御を行うものであり、図5,6のフローチャートに示す処理をプログラムに基づき実行するCPU202を備えている。操作部203は、複合機101に対し各種設定(原稿読取倍率やプリント部数など)を入力するためのキーやタッチパネル(指示入力装置)、後述の各種画面を表示するディスプレイ等を備えている。
NVRAM212は不揮発性のRAMであり、電源OFF時にも格納された情報を保持することが可能な記憶装置である。画像読取部204は、複写対象とする原稿をスキャンして画像読取データを生成し、その画像読取データをデータ処理部208に出力する。画像メモリ部205は、原稿から読み取った画像データを格納するハードディスク206等の記憶装置を備えている。プリンタ部207は、データ処理部208から出力されるプリントデータに基づき記録用紙に画像を形成するプリント出力を行う。
データ処理部208は、画像読取部204から入力される画像読取データ、プリンタ部207に出力するプリントデータ、外部インタフェース部209、210、211を介して外部との間で送受信するデータ、コントローラ部201との間でやり取りするデータ、画像メモリ部205との間でやり取りするデータなど、各種データに関して各種処理を実行する。
外部インタフェース部209は、複合機101の外部に存在するホストコンピュータ203等と通信するための通信インタフェースである。同様に、外部インタフェース部210は、複合機101の外部に存在するファクシミリ106等と通信するための通信インタフェースである。同様に、外部インタフェース部211は、複合機101の外部に存在する他の画像処理装置102(図1の複合機102に相当)等と通信するための通信インタフェースである。
<ユーザインタフェース>
次に、複合機101の操作部203に表示される各種画面について説明する。図3(a)〜図3(d)は、複合機101の操作部203に表示される各種画面を模式的に示す図である。
尚、図3(a)〜図3(d)の各操作画面含む各種のユーザインタフェース(UI)画面は、自装置(複合機101や複合機102)内部のメモリ(不図示)に表示データとして登録されており、コントローラ部201のCPU202の制御(これらの各種画面を表示させる条件や、タイミングの具体的な制御例は後述する)により、操作部203のタッチパネル形式の操作パネルに表示可能に構成されている。
図3(a)は、複合機101の電源投入時に操作部203に表示させる基本画面を例示的に示した図である。
基本画面の上段には、「コピー」「送信」「ボックス」のタブを表示し、ユーザがこのタブを押下(タッチパネルに接触)したときに操作モード(コピーモード、送信モード、ボックスモード等)を切り替え可能に制御する。基本画面の中段から下段には、コピー倍率や用紙サイズを示す表示部、等倍キー、倍率キー、用紙選択キー、ソータキー、両面コピーキー、割込キー等を配置して表示する。尚、本実施形態では、コピーモードの設定画面が基本画面として予め設定登録されているため、基本画面として、図3(a)のコピーモードの画面を表示させているものとする。
図3(b)は、上記図3(a)の基本画面が表示されている時や、基本画面以外の画面(図3(c)や図3(d)の画面等)が表示されている状態で、上段の「コピー」タブがユーザにより押下(選択)された場合に、操作部203に表示させるコピー機能画面を例示的に示した図である。
コピー機能画面を介して設定可能なコピーモードは、画像読取部204の原稿載置部にセットされた複写対象(例えば紙原稿)から画像データを読み取り、データ処理部208においてプリンタ部207が処理可能な印刷データに変換し、プリンタ部207において記録用紙に画像を形成する、プリント出力を行うモードである。
コントローラ部201は、例えば、ユーザがこの画面を介して、コピーモードで処理すべき原稿の倍率設定や、用紙選択設定、ソータモードの設定、両面モードの設定、応用モードの設定や文字の種類等の設定を行えるように制御する。さらに、コントローラ部201は、この画面を介して設定された各種パラメータに従った処理を、コピーモードのジョブ(印刷データ)に対して実行させるよう複合機101の各部を制御する。
図3(c)は、図3のいずれかの画面上の上段の「送信」タブがユーザにより押下(選択)されたことに応じて操作部203に表示制御する送信機能画面を例示的に示したものである。
送信機能画面を介して設定可能な送信モードは、画像読取部204の原稿載置部にセットされた処理対象の原稿(例えば紙原稿)から画像データを読み取り、外部インタフェース部209〜211を介して、外部のホストコンピュータ103やファクシミリ106、或いは、他の画像出力装置102等に画像データを送信するモードである。
この画面では、送信モードで処理すべきジョブ(印刷データ、ジョブファイル、ジョブデータ)に対する各種設定として、画像読込時の解像度の設定や、ジョブの送信数、Eメール送信或いはファクシミリ送信等の送信方法の設定、送信先設定等の、送信モードで処理すべきジョブの各種パラメータをユーザにより設定可能なように制御する。コントローラ部201は、上記各種パラメータに従って、送信モードのジョブを処理するように複合機101の各部を制御する。
図3(d)は、図3のいずれかの画面上の上段の「ボックス」タブがユーザにより押下(選択)されたことに応じて操作部203に表示させるボックス機能画面を例示的に示したものである。
ボックス機能画面を介して設定可能なボックスモードは、画像読取部204の原稿載置部にセットされた処理対象の原稿(例えば紙原稿)から画像データを読み取り、複合機101内部の画像メモリ部205の所定領域(ボックス領域)に画像データを保存したり、画像メモリ部205の所定領域(ボックス領域)に保存された画像データを操作部203の操作により読み出してプリンタ部207で記録用紙に画像形成するプリント出力を行ったり、ボックス領域に格納された画像データを、複合機101外部のホストコンピュータ103やファクシミリ106や他の画像出力装置102等に外部インタフェース部209、210、211を介して送信するモードである。
尚、本実施形態では、ハードディスク206に複数の記憶領域(ボックス領域)を仮想的に用意し、ユーザ毎にボックス領域を利用可能に制御している。即ち、ボックスモードを選択した場合は、複数のボックス領域のうちのどのボックス領域に画像データを格納するかの設定、或いは、複数のボックス領域のうちのどのボックス領域から画像データを取り出すかのボックス選択や、出力時の印刷設定等、各種設定をユーザが実行することを可能に制御している。
<印刷データの消去処理>
次に、複合機101で処理するジョブ(印刷データ、ジョブファイル、ジョブデータ)の消去処理について、図5及び図6を参照して説明する。図5及び図6は、複合機101で処理するジョブの消去処理を示すフローチャートである。これらのフローチャートに示す処理は、複合機101のコントローラ部201のCPU202がプログラムに基づいて制御する。
ステップS501において、ユーザが複合機101の操作部203を用いてジョブの出力条件を設定できるように制御する。ここで、ユーザはジョブの出力条件の設定に関し、例えば、コピージョブ、ボックスジョブ、送信ジョブのうち何れかのジョブを設定するものとする。
例えば、図3(a)や図3(b)の設定画面を介して、ユーザがコピーモードを選択した場合は、コピーモードのジョブに関する各種出力条件が設定されることになる。図3(c)の設定画面を介して、ユーザが送信モードを選択した場合は、送信モードのジョブに関する各種出力条件が設定されることになる。図3(d)の設定画面を介して、ユーザがボックスモードを選択した場合は、ボックスモードのジョブに関する各種出力条件が設定されることになる。
ユーザによりジョブの出力条件が設定されるとステップS502へ進む。
ステップS502において、CPU202は、ハードディスク206上にステップS501で出力条件が設定されたジョブを格納するための領域を確保し、その領域のアドレスに関する情報をアドレス情報としてNVRAM212に記録する。アドレス情報は、図4のように、ジョブファイル名、ジョブのアドレス情報、要消去フラグ等を要素として持つテーブルとしてNVRAM212に記録される。
ここで、ジョブのアドレス情報は各ジョブのハードディスク206上のアドレス情報である。また、要消去フラグは、ジョブの処理終了後そのジョブファイルをハードディスク206から消去する必要があるか否かに関する情報であり、ジョブファイル毎に設定される。図4において、「要消去」はジョブの処理終了後ハードディスク206から消去する必要があることを意味し、「非消去」は消去する必要がないことを意味する。要消去フラグは、操作部203からの操作により設定する構成となっており、図7のジョブ消去管理画面によって、消去するか否かを指定する消去モードをジョブの種類毎に選択することによって、権限のあるユーザーによって、予め設定可能となっている。また、各々のジョブの操作画面に消去モードを設定するボタンを設け、ジョブ単位で設定可能な構成としても良い。要消去フラグは、ジョブファイルの作成時に初期値が設定されるが、管理者などの特定の権限のあるユーザによる操作部203の操作などにより事後的に変更されるものでも良い。
要消去フラグの値は0,1等の整数値等が割り当てられるものとする。これまでに述べた各情報は、ジョブの出力・消去状況に応じて随時更新される。
次に、ステップS503において、該当ジョブのデータをハードディスク206の確保した領域に格納する。そして、ステップS504へ進む。
ステップS504において、CPU202は、複合機101で処理すべきジョブがハードディスク206に格納されているか否かを判定する。ステップS504における判定処理は、例えば、次のように行う。即ち、処理すべきジョブがハードディスク206に投入される毎にジョブ待ち行列をジョブの投入順序で順次作成し、ジョブが処理されるたびに処理されたジョブに対応する待ち行列の要素を削除するように制御する。そして、ステップS504においては、この待ち行列に未処理のジョブに対応する要素が格納されているか否かを判定することにより、処理すべきジョブがハードディスク206にあるか否かを判定する。
処理すべきジョブがハードディスク206に無い場合(ステップS504でNO)、ステップS513へ進み、消去すべきジョブがあるか否かを判定する。ステップS513以降の処理については後述する。処理すべきジョブがハードディスク206にある場合(ステップS504でYES)、ステップS505へ進み、ハードディスク206からその処理すべきジョブを読み出すように制御する。
ステップS505の処理を実行した後は、ステップS506へ進み、処理すべきジョブの種類(コピージョブ、ボックスジョブ、送信ジョブ)を判定し、その種類に応じて所定の処理を実行することになる。
ステップS506において、CPU202は、処理すべきジョブがコピーモードのジョブであるか否かを判定する。コピーモードのジョブである場合(ステップS506でYES)、ステップS509へ進み、原稿から画像データを読み取り、記録用紙に画像データのコピーを形成するコピージョブを、画像読取部204及びプリンタ部207において実行するように制御する。尚、コピーモードにて、読み取った画像データをプリントする際は、読み取った画像データを上記ハードディスク206に一旦格納し、ハードディスク206から必要な回数分読み出してプリント制御することで、複数部数分のプリントを行うことを可能とする。ステップS509の処理が終了すると、ステップS512へ進む。ステップS506において処理すべきジョブがコピーモードのジョブではない場合(ステップS506でNO)、ステップS507へ進む。
ステップS507においては、処理すべきジョブがボックスモードのジョブであるか否かを判定する。ボックスモードのジョブである場合(ステップS507でYES)、ステップS510へ進み、画像メモリ部205のボックスへのジョブの登録等の処理を行う。ボックスモードのジョブではない場合(ステップS507でNO)、ステップS508へ進む。
ステップS510において、コントローラ部201は、ハードディスク206内に割当てた複数の仮想的なユーザ領域(ボックス領域)の何れかの領域をユーザにより指定させ、画像読取部204、或いは、外部装置(ホストコンピュータ103等)から入力したジョブ(原稿データ)を、ユーザにより指定されたボックス領域に格納するよう制御する。この時、コントローラ部201は、そのジョブの出力条件(原稿サイズや用紙サイズや印刷モードの各種パラメータ)や機密レベル等を関連付けてボックス領域に登録するよう制御する。
尚、ボックスモードにおいて、コントローラ部201は、ユーザの指示入力により、ボックス領域に格納したジョブをプリントする処理も実行可能に制御する。即ち、ユーザが、操作部203上でボックスモードを選択し、複数のボックス領域の中から所望のボックス領域を選択して、選択したボックス領域の中から所望のジョブを選択し、選択したジョブを所望の出力条件でプリントする旨の指示を入力できるように制御する。そして、そのような指示入力がユーザによりなされた場合、コントローラ部201は、コントローラ部201は選択されたジョブを入力された出力条件でプリント処理するように制御する。
尚、各ボックス領域は、それぞれ、複数のジョブ(例えば、最大100個のジョブ)を登録可能であるものとする。
ステップS510の処理が終了するとステップS512へ進む。
ステップS508においては、処理すべきジョブが送信モードのジョブであるか否かを判定する。送信モードのジョブである場合(ステップS508でYES)、ステップS511へ進み、画像読取部204及び外部インタフェース部209、210、211により送信ジョブを実行する。
ステップS511においては、画像読取部204において原稿から画像データを読み取り、読みとった画像データを他の装置(他の複合機(画像処理装置)102や、ホストコンピュータ103、ファクシミリ106等)へ送信するように制御する。例えば、画像読取部204で読み取ったジョブ(画像データ)について、図3(c)の設定画面を介してユーザにより設定された出力条件に従って画像処理を施し、その画像処理済みジョブを、図3(c)の設定画面を介してユーザにより設定された宛先に該当する外部装置に送信するように制御する。ステップS511の処理が終了するとステップS512へ進む。
尚、図5に図示していない、他の種類のジョブを実行可能に構成できることは言うまでもない。例えば、処理すべきジョブがプリンタモードのジョブの場合は、上記外部装置から出力されたプリンタモードのジョブをハードディスク206から読み出して、そのジョブの出力条件に従ってプリント処理を行うように制御する。プリントモードの処理が終了するとステップS512へ進む。
ステップS508において、処理すべきジョブが送信モードのジョブではなく、且つ、プリントモードのジョブでもない場合(ステップS508でNO)、即ち、本実施形態において定義されていないジョブである場合は、本処理を終了する。尚、このような場合には、入力されたジョブを不正なデータであると判断して、ジョブデータを消去するようにしてもよい。
ステップS509の処理、或いはステップS510の処理、或いはステップS511の処理が完了すると、ステップS512において、CPU202は処理すべきジョブの処理が完了したか否かを判定する。例えば、コピーモードを実行している場合は、必要な印刷枚数分コピー処理が完了したか否かを判定する。また、ボックスモードにてボックス領域内のジョブをプリントしている場合は、ハードディスク206のユーザが選択したボックス領域から読み出したジョブを、必要な印刷枚数分プリントしたか否かを判定する。また、送信モードの場合は、ハードディスク206に格納した送信モードのジョブを、ユーザが選択した宛先に全て送信したか否かを判定する。
ジョブの処理が未完了の場合(ステップS512でNO)、ステップS506に戻る。ジョブの処理が完了している場合(ステップS512でYES)、ステップS513へ進む。
ステップS513においては、CPU202はジョブを消去するか否かを判定する。即ち、CPU202は、NVRAM212に退避された図4に示すテーブルを参照し、要消去フラグの値が「要消去」であるジョブファイルが存在するか否かを判定する。存在する場合(ステップS513でYES)、ステップS514へ進み、存在しない場合(ステップS513でNO)、ステップS517へ進む。
ステップS514では、要消去フラグの値が「要消去」であるジョブファイルについて消去処理を実行する。この場合、CPU202は、図4に示すテーブルを参照し、消去対象のジョブファイルのアドレス情報を取得し、ハードディスク206内の消去対象のジョブ(一連の画像データ)に対してデータ消去処理を実行する。
消去処理は、例えば、ハードディスク206内の管理情報のみを消去、あるいは、ハードディスク206内の実データの任意のブロックへの任意データの上書き処理、あるいは、ハードディスク206内の実データの全データブロックへの任意データの上書き処理等、機密レベルに応じて、選択可能とする構成をとってもよい。
ステップS515では、CPU202はステップS514での消去処理が完了したか否かを判定する。例えば、そのジョブが5ページで構成されている場合は、5ページ分、全て消去処理が完了したか否かを判定する。消去処理が完了していないと判定された場合(ステップS514でNO)は、ステップS514に戻り、消去処理を継続する。
消去処理が完了したと判定された場合(ステップS514でYES)は、ステップS516へ進み、NVRAM212内の図4に示すテーブルを更新する。即ち、消去したジョブファイルに対応する行を、図4のテーブルから削除するように制御する。そしてステップS517へ進む。
ステップS517において、CPU202は処理すべき他のジョブの有無を判定する。例えば、先に述べたようにジョブの処理状況を管理するための待ち行列を構成している場合には、この待ち行列を参照し、未処理のジョブファイルが更に存在するか否かを判定する。存在する場合(ステップS517でYES)、ステップS505へ進み、存在しない場合(ステップS517でNO)、処理を終了する。
以上のように、本実施形態においては不揮発性RAMであるNVRAM212に消去の必要性等の情報を記憶することにより、例えば、画像処理装置の電源が落とされた場合等においても、ジョブの消去を指示する情報が記憶領域から消滅することはなく、電源遮断等の状況においてもジョブ(印刷データ)の機密性を保持することができる。尚、NVRAM212に記憶する情報は要消去フラグ等の形式に限られるものではなく、ジョブファイルの消去の必要性を指示する情報ならばどのような形式でも構わない。
<電源遮断時等における動作>
次に、電源遮断等によって上述した処理の途中に画像処理装置(複合機)101が停止した状況でジョブの機密性がどのように保たれるかについて、そのような状況を例示して説明する。
例えば、ユーザの操作に基づいて、ステップS509においてコピージョブが実行し、ジョブの処理が終了したとステップS512において判断されたとする。そして、ステップS513へ進む前に、ユーザが装置の電源を落としてしまった場合を考える。このような場合、従来の装置では、ジョブファイルの消去を指示する情報等が電源遮断時に消滅してしまい、消去すべきジョブのデータを画像処理装置が認識して消去することができなかった。
これに対して、本実施形態における画像処理装置(複合機)101は以下のような処理を行う。即ち、再度電源を投入された際に、新たなジョブが投入されない場合、ステップS504から、ステップS513へ進む。ステップS513では消去すべきジョブが存在するか否かを判定するが、その判定時に参照する情報はNVRAM212に記録されているため、電源遮断時においても消滅しないことに留意する。つまり、たとえ電源遮断がなされても消去すべきジョブのデータが残っている場合には、ステップS513においては消去すべきジョブが存在すると判定される。
消去すべきジョブが存在すると判定された場合(ステップS513でYES)、ステップS514において、CPU202はNVRAM212のテーブルに示されたジョブの格納アドレス情報を元に、ハードディスク206内の消去対象のジョブ(一連の画像データ)に対してデータ消去処理を実行する。
このように、本実施形態においては、ジョブの消去処理が途中に装置の電源がOFFされたような場合でも、ジョブファイルの消去の必要性を指示する情報が画像処理装置101に残存するため、消去すべきジョブのデータを画像処理装置101が認識して消去することができジョブデータの機密性、安全性を保持することができる。
なお、本実施形態では、ジョブのアドレス格納アドレス情報、ジョブファイルの消去の必要性を指示する情報等を保持するためのメモリとして、NVRAMを適用した例を挙げたが、電源遮断時に情報を保持できるものであれば、どのような構成でもかまわない。例えば、電池等のバッテリを付随したSRAMや、EPROM等を用いた構成をとってもよい。或いは、ハードディスク206上のジョブデータとは別の領域に情報を格納するような構成をとってもよい。
なお、上記の例では、ステップS512からステップS513へ遷移する途中で画像処理装置(複合機)101が停止した場合について説明したが、画像処理の途中や画像処理の前等において停止したとしても、ステップS513〜S517の処理により、ジョブをハードディスク206より消去することは言うまでもない。
<他の実施形態>
なお、従来の構成のように、図5のステップS509、ステップS510、ステップS511の各処理の後に直ちに画像処理の終了したジョブを消去するような構成も可能である。この場合、ジョブの消去処理が完了すると、処理の内容に基づいてNVRAM212内の図4に示すテーブルを更新する。即ち、消去したジョブファイルに対応する行を、図4のテーブルから削除するように制御する。なお、画像処理や消去処理の実行中において、電源遮断等により画像処理装置(複合機)101が停止したとしても、ステップS513〜S517の処理により、ジョブをハードディスク206より消去することは言うまでもない。
また、画像処理装置(複合機)101の電源を投入したときは必ずステップS513から処理を開始するような構成をとってもよい。即ち、ハードディスク206に消去対象のジョブが存在するか否かを判定し、存在する場合はそのジョブを消去する構成も可能である。
以上、本発明の実施形態例について詳述したが、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記憶媒体等としての実施態様を取ることが可能であり、具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
尚、本発明は、前述した実施形態の機能を実現するプログラムを、システムあるいは装置に直接あるいは遠隔から供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータが該供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される場合を含む。
従って、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、該コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明の技術的範囲に含まれる。つまり、本発明は、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含む。
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等の形態であっても良い。
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVD(DVD−ROM,DVD−R)などがある。
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続し、該ホームページから本発明のコンピュータプログラムそのもの、もしくは圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることによっても供給できる。また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明に含まれるものである。
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせ、その鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。 また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される他、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一部または全部を行ない、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行ない、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現される。
本実施形態に係るシステム構成を示すブロック図である。 本実施形態に係る画像処理装置の構成を示すブロック図である。 画像処理部の操作部に表示される各種画面を模式的に示す図である。 NVRAMに格納されるジョブのアドレス情報等のテーブルを示す図である。 画像処理装置のジョブの消去処理を示すフローチャートである。 画像処理装置のジョブの消去処理を示すフローチャートである。 ジョブの種類毎に消去モードを選択するジョブ消去管理画面を例示的に示す図である。

Claims (12)

  1. ジョブ情報に基づいて画像処理を行う画像処理装置であって、
    前記ジョブ情報を記憶する記憶手段と、
    前記ジョブ情報を前記記憶手段より消去することの要否を示す消去情報を、電源遮断時においても保持する保持手段と、
    前記ジョブ情報に基づいて画像処理を実行する制御手段と、
    所定の条件において、前記消去情報に従って、前記記憶手段に記憶されたジョブ情報を消去する消去手段とを備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記所定の条件は、電源を投入されることであることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記所定の条件は、前記制御手段による画像処理を待っているジョブ情報が前記記憶手段に存在しなくなることであることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 前記消去情報は前記ジョブ情報の前記記憶手段におけるアドレス情報を含むことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  5. 前記保持手段は、不揮発性のメモリであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  6. ジョブ情報に基づいて画像処理を行う画像処理方法であって、
    前記ジョブ情報を記憶手段に記憶する記憶工程と、
    前記ジョブ情報を前記記憶手段より消去することの要否を示す消去情報を、電源遮断時においても保持し続ける保持手段に保持する保持工程と、
    前記ジョブ情報に基づいて画像処理を実行する制御工程と、
    所定の条件において、前記消去情報に従って、前記記憶手段に記憶されたジョブ情報を消去する消去工程とを備えることを特徴とする画像処理方法。
  7. 前記所定の条件は、電源を投入されることであることを特徴とする請求項6に記載の画像処理方法。
  8. 前記所定の条件は、前記制御工程による画像処理を待っているジョブ情報が前記記憶手段に存在しなくなることであることを特徴とする請求項6に記載の画像処理方法。
  9. 前記消去情報は前記ジョブ情報の前記記憶手段におけるアドレス情報を含むことを特徴とする請求項6乃至8のいずれか1項に記載の画像処理方法。
  10. 前記保持工程は、不揮発性のメモリであることを特徴とする請求項6乃至9のいずれか1項に記載の画像処理方法。
  11. 請求項6乃至10のいずれか1項に記載の画像処理方法を実行するためのコンピュータプログラム。
  12. 請求項11に記載のコンピュータプログラムを格納したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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