JP2006138513A - ヒートポンプ式給湯暖房装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 貯湯運転において、例えば20℃の水が85℃になる過程において、水が約3%程度体積が膨張するが、この膨張により過圧力逃がし弁63は設定された190kPa(約1.9kgf/cm2)で開きオーバーフロー管62を介して貯湯タンク40内の温水を装置外へ排出するが、その際に温度検出センサ64が50℃以上を検出すると、その検出出力を受けた制御装置S2は過圧力逃がし弁63が開いてオーバーフロー動作が行われていると判断する。この場合に、制御装置S2は補給用開閉弁59をタイマ−が例えば10秒間を計時するまで開くように制御し、貯湯タンク40内の低温水を少量分、前記膨張タンク8に排出する。
【選択図】 図1
Description
料金の安い深夜時間帯では所定の時刻に貯湯量から沸き上げ量、そして全量沸き上げに必要な時間を算出し、沸き上げ終了時刻より前記必要な時間を考慮して逆算した時刻から貯湯運転が開始される。また、それ以外の時間帯では残湯量が100リットルを割ったら、即ち検出センサT5が湯温55℃未満を検出した場合には、貯湯運転が開始される。
貯湯タンク40に貯湯された高温水は中温水と第1ミキシングバルブ50により混合されて、概ね65℃の温水とされた後、減圧弁52を介する給水管53からの水道水と前記第1ミキシングバルブ50からの温水とを第2ミキシングバルブ51が混合して36℃〜48℃(又は60℃)の温水として給湯管54を介して台所等への給湯が可能とする。そして、この給湯が行われると、給水管53から貯湯タンク40下部に給水が行われる。
この場合の暖房用温水の循環経路と貯湯用の温水の循環経路は上述したとおりである。冷媒回路Rでは、圧縮機21→第1開閉弁22→第1水冷媒熱交換器9の冷媒流路9A→内部熱交換器23の一次流路23A→第1膨張弁24→空気熱交換器28→内部熱交換器23の二次流路23B→アキュムレータ29→圧縮機21の順に冷媒が流れると共に、圧縮機21→第2開閉弁25→第2水冷媒熱交換器26の冷媒流路26A→第2膨張弁27→空気熱交換器28→内部熱交換器23の二次流路23B→アキュムレータ29→圧縮機21の順に冷媒が流れる。
床暖房パネル1による床暖房を行う場合、その部屋の壁面等に取り付けられた床暖房リモコン3の運転スイッチをオンにする。すると、制御装置S2はこれに対応した熱動弁5を開くように制御すると共に第1循環ポンプ7を運転させ、第1温水循環路C1では、膨張タンク8→第1循環ポンプ7→第1水冷媒熱交換器9の水流路9B→熱動弁5→床暖房パネル1→膨張タンク8の順に温水が流れる。なお、バイパス管10は、熱動弁5が開くのに時間がかかり、また熱動弁5が故障している場合でも対応できるように、温水の一部をバイパス弁11を介してバイパスさせるものであり、微少量の温水が流れる。
ファンコイル31による浴室暖房を行う場合、浴室暖房リモコン33の運転スイッチ(図示せず)をオンにする。すると、ファンコイル31入口部の熱動弁34が開き、制御装置S2が第1循環ポンプ7を運転させる。従って、第1温水循環路C1では、膨張タンク8→第1循環ポンプ7→第1水冷媒熱交換器9の水流路9B→熱動弁34→ファンコイル31→膨張タンク8の順に温水が流れる。バイパス管10は、前記熱動弁34が開くのに時間がかかり、また熱動弁34が故障している場合でも対応できるように、温水の一部をバイパス弁11を介してバイパスさせるものであり、微少量の温水が流れる。
床暖房パネル1、2による床暖房と、ファンコイル31による浴室暖房を同時に行う場合、それぞれのリモコン3、4、33の運転スイッチをオンにする。すると、ファンコイル31入口部の熱動弁34が開き、制御装置S2は熱動弁5、6を開くように制御し、第1循環ポンプ7を運転させ、第1温水循環路C1では、膨張タンク8→第1循環ポンプ7→第1水冷媒熱交換器9の水流路9B→熱動弁5、6→床暖房パネル1、2→膨張タンク8の順に温水が流れると共に、膨張タンク8→第1循環ポンプ7→第1水冷媒熱交換器9の水流路9B→熱動弁34→ファンコイル31→膨張タンク8の順に温水が流れる。
21 圧縮機
9 第1水冷媒熱交換器
22 第1開閉弁
23 内部熱交換器
24 第1膨張弁
25 第2開閉弁
26 第2水冷媒熱交換器
27 第2膨張弁
28 空気熱交換器
29 アキュムレータ
59 補給用開閉弁
62 オーバーフロー管
63 過圧力逃がし弁
64 温度検出センサ
70 圧力センサ
A ヒートポンプユニット
B タンクユニット
C1 温水暖房用の第1温水循環路
C2 貯湯用の第2温水循環路
R 冷媒回路
S2 制御装置
TM1 タイマー
Claims (9)
- ヒートポンプユニットにより貯湯用及び暖房用の温水を作るものであって、一定圧以上の圧力が貯湯タンクに加わると過圧力逃がし弁が開くことによりオーバーフロー管を介してこの貯湯タンク内の高温水を外部へ排出するようにしたヒートポンプ式給湯暖房装置において、前記オーバーフロー管内を流れる温水の温度を検出する温度検出センサと、この温度検出センサが所定温度以上を検出すると前記貯湯タンク内の高温水より低い温度の温水を貯湯タンク外に排出する開閉弁と、この開閉弁が開いたときから計時するタイマーと、このタイマーが所定時間を計時すると前記開閉弁を閉じるように制御する制御装置とを設けたことを特徴とするヒートポンプ式給湯暖房装置。
- ヒートポンプユニットにより貯湯用及び暖房用の温水を作るものであって、一定圧以上の圧力が貯湯タンクに加わると過圧力逃がし弁が開くことによりオーバーフロー管を介してこの貯湯タンク内の高温水を外部へ排出するようにしたヒートポンプ式給湯暖房装置において、前記オーバーフロー管内を流れる温水の温度を検出する温度検出センサと、膨張タンク内の水位が所定以下となった際に開いて補給するための弁であって前記温度検出センサが所定温度以上を検出すると前記貯湯タンク内の高温水より低い温度の温水を貯湯タンクから前記膨張タンク内に排出すべく開く補給用開閉弁と、この補給用開閉弁が開いたときから計時するタイマーと、このタイマーが所定時間を計時すると前記開閉弁を閉じるように制御する制御装置とを設けたことを特徴とするヒートポンプ式給湯暖房装置。
- 圧縮機、それぞれ減圧装置が接続された暖房用の第1水冷媒熱交換器と貯湯用の第2水冷媒熱交換器との並列回路、空気熱交換器を順次環状に接続してなる冷媒回路を備えたヒートポンプユニットと、膨張タンク、前記第1水冷媒熱交換器と床暖房パネル及び浴室暖房装置との間で第1循環ポンプの運転により温水を循環させる第1温水循環路及び前記第2水冷媒熱交換器と貯湯タンクとの間で第2循環ポンプにより温水を循環させる第2温水循環路とを有するタンクユニットとを備えたヒートポンプ式給湯暖房装置において、一定圧以上の圧力が前記貯湯タンクに加わると過圧力逃がし弁が開くことにより貯湯タンク内の高温水を外部へ排出するオーバーフロー管と、このオーバーフロー管内を流れる温水の温度を検出する温度検出センサと、前記膨張タンク内の水位が所定以下となった際に開いて補給するための弁であって前記温度検出センサが所定温度以上を検出すると前記貯湯タンク内の高温水より低い温度の温水を貯湯タンクから前記膨張タンク内に排出すべく開く補給用開閉弁と、この補給用開閉弁が開いたときから計時するタイマーと、このタイマーが所定時間を計時すると前記開閉弁を閉じるように制御する制御装置とを設けたことを特徴とするヒートポンプ式給湯暖房装置。
- ヒートポンプユニットにより貯湯用及び暖房用の温水を作るものであって、一定圧以上の圧力が貯湯タンクに加わると過圧力逃がし弁が開くことによりオーバーフロー管を介してこの貯湯タンク内の高温水を外部へ排出するようにしたヒートポンプ式給湯暖房装置において、前記貯湯タンクへの給水回路に設けられた圧力センサと、この圧力センサが所定圧力以上を検出すると前記貯湯タンク内の高温水より低い温度の温水を貯湯タンク外に排出する開閉弁と、この開閉弁が開いたときから計時するタイマーと、このタイマーが所定時間を計時すると前記開閉弁を閉じるように制御する制御装置とを設けたことを特徴とするヒートポンプ式給湯暖房装置。
- ヒートポンプユニットにより貯湯用及び暖房用の温水を作るものであって、一定圧以上の圧力が貯湯タンクに加わると過圧力逃がし弁が開くことによりオーバーフロー管を介してこの貯湯タンク内の高温水を外部へ排出するようにしたヒートポンプ式給湯暖房装置において、前記貯湯タンクへの給水回路に設けられた圧力センサと、膨張タンク内の水位が所定以下となった際に開いて補給するための弁であって前記圧力センサが所定圧力以上を検出すると前記貯湯タンク内の高温水より低い温度の温水を貯湯タンクから前記膨張タンク内に排出すべく開く補給用開閉弁と、この補給用開閉弁が開いたときから計時するタイマーと、このタイマーが所定時間を計時すると前記開閉弁を閉じるように制御する制御装置とを設けたことを特徴とするヒートポンプ式給湯暖房装置。
- 圧縮機、それぞれ減圧装置が接続された暖房用の第1水冷媒熱交換器と貯湯用の第2水冷媒熱交換器との並列回路、空気熱交換器を順次環状に接続してなる冷媒回路を備えたヒートポンプユニットと、膨張タンク、前記第1水冷媒熱交換器と床暖房パネル及び浴室暖房装置との間で第1循環ポンプの運転により温水を循環させる第1温水循環路及び前記第2水冷媒熱交換器と貯湯タンクとの間で第2循環ポンプにより温水を循環させる第2温水循環路とを有するタンクユニットとを備えたヒートポンプ式給湯暖房装置において、一定圧以上の圧力が前記貯湯タンクに加わると過圧力逃がし弁が開くことにより貯湯タンク内の高温水を外部へ排出するオーバーフロー管と、前記貯湯タンクへの給水回路に設けられた圧力センサと、前記膨張タンク内の水位が所定以下となった際に開いて補給するための弁であって前記圧力センサが所定圧力以上を検出すると前記貯湯タンク内の高温水より低い温度の温水を貯湯タンクから前記膨張タンク内に排出すべく開く補給用開閉弁と、この補給用開閉弁が開いたときから計時するタイマーと、このタイマーが所定時間を計時すると前記開閉弁を閉じるように制御する制御装置とを設けたことを特徴とするヒートポンプ式給湯暖房装置。
- ヒートポンプユニットにより貯湯用及び暖房用の温水を作るものであって、一定圧以上の圧力が貯湯タンクに加わると過圧力逃がし弁が開くことによりオーバーフロー管を介してこの貯湯タンク内の高温水を外部へ排出するようにしたヒートポンプ式給湯暖房装置において、前記貯湯タンク内の高温水より低い温度の温水を貯湯タンク外に排出可能な開閉弁と、貯湯運転が開始されてから所定時間毎に所定時間だけ前記開閉弁を開くように制御する制御装置とを設けたことを特徴とするヒートポンプ式給湯暖房装置。
- ヒートポンプユニットにより貯湯用及び暖房用の温水を作るものであって、一定圧以上の圧力が貯湯タンクに加わると過圧力逃がし弁が開くことによりオーバーフロー管を介してこの貯湯タンク内の高温水を外部へ排出するようにしたヒートポンプ式給湯暖房装置において、膨張タンク内の水位が所定以下となった際に開いて補給するための弁であって前記貯湯タンク内の高温水より低い温度の温水を前記貯湯タンクから前記膨張タンク内に排出すべく開く補給用開閉弁と、貯湯運転が開始されてから所定時間毎に所定時間だけ前記補給用開閉弁を開くように制御する制御装置とを設けたことを特徴とするヒートポンプ式給湯暖房装置。
- 圧縮機、それぞれ減圧装置が接続された暖房用の第1水冷媒熱交換器と貯湯用の第2水冷媒熱交換器との並列回路、空気熱交換器を順次環状に接続してなる冷媒回路を備えたヒートポンプユニットと、膨張タンク、前記第1水冷媒熱交換器と床暖房パネル及び浴室暖房装置との間で第1循環ポンプの運転により温水を循環させる第1温水循環路及び前記第2水冷媒熱交換器と貯湯タンクとの間で第2循環ポンプにより温水を循環させる第2温水循環路とを有するタンクユニットとを備えたヒートポンプ式給湯暖房装置において、膨張タンク内の水位が所定以下となった際に開いて補給するための弁であって前記貯湯タンク内の高温水より低い温度の温水を前記貯湯タンクから前記膨張タンク内に排出すべく開く補給用開閉弁と、貯湯運転が開始されてから所定時間毎に所定時間だけ前記補給用開閉弁を開くように制御する制御装置とを設けたことを特徴とするヒートポンプ式給湯暖房装置。
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