JP2006137712A - 抗腫瘍剤および飲食品 - Google Patents

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Abstract

【課題】抗腫瘍作用を有する新たな食品素材およびこの食品素材を用いた飲食品を提供する。
【解決手段】ユキノシタ科スグリ属に属する植物であるカシスの果実に含まれる成分を有効成分とする抗腫瘍剤。カシス果実に含まれる成分、例えばエタノール濃度70%(v/v)以上の沈殿画分を含有し、抗腫瘍作用を有するものであって、抗腫瘍作用を有する旨の表示を付した飲食品。本発明の抗腫瘍剤は、マウス体内においてEhrlich腫瘍細胞の増殖を著しく抑制するという優れた効果を有する。また、日常的に食されている果実に由来する物であるため、毒性が極めて低く、また長期の連用においても人体に対する悪影響は非常に少ない。
【選択図】なし

Description

本発明はカシス果汁由来の成分、例えばカシス果汁の有機溶媒沈殿画分等を有効成分とする抗腫瘍剤および飲食品に関する。
少子化・高齢化が進む我が国では、将来的に医療費が国家予算を圧迫することが容易に予想され、予防医学の重要性は益々高まっている。そして、長い不況の下にさらされている現代日本社会には、不規則な生活習慣、食事の偏り、精神的ストレスなど、免疫機構にダメージを与える要因が氾濫している。免疫力の低下は、癌や感染症等を引き起こす原因となる。免疫機構には、多くの種類の免疫担当細胞が関与しているが、特に白血球の役割は大きい。なかでもマクロファージは全動物に普遍的に存在しており、免疫応答の特に初期段階での働きを含め、あらゆる段階に関与している重要な白血球の一種である。我々は、カシス果汁や果汁に含まれる果汁由来の多糖類を主成分とする組成物がin vitroでマクロファージを活性化することを新たに見出した(特許文献1参照)。
しかしながら、in vitroでの活性は強くとも、実際にin vivoで効果を発揮する食品の種類はそう多くはない。マクロファージのような免疫担当細胞を活性化することで、宿主の抗腫瘍効果を高める飲食品の原材料は、通常、キノコに代表される真菌類が最も多く、その他には、酵母、乳酸菌、海草やハーブなどがある(非特許文献1〜5参照)。その一方で、安全性が高く、食品としてのイメージがよい果汁にはin vivoでのそのような効果は殆ど期待されていなかったのが現状であり、実際にin vivoでの効果を見出した例は殆どなかった。
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本発明は、日常的に気軽にそして手軽に摂取できる果実のなかで、in vivoでの抗腫瘍効果が優れている果実を見出し、果汁、加工果汁、あるいは精製された抽出物等を利用することにより、安全性が高く優れた抗腫瘍効果を発揮する抗腫瘍剤および飲食品を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記課題を解決するため、各種果実の果汁の抗腫瘍について検討したところ、ユキノシタ科スグリ属に属するカシス(英名ブラックカラント)の果汁およびカシス果汁の部分精製物が優れた抗腫瘍活性を有していることを見出した。特にマウスを用いた抗腫瘍試験(in vivo)において、一般に良く知られている免疫賦活食品や医薬品と比べても全く遜色のない効果があることを見出し、これを利用することにより本発明を完成するに至った。
すなわち本発明は、以下のとおりカシス果汁に含まれる成分を有効成分とする抗腫瘍剤および飲食品を提供するものである。
(1)カシス果汁に含まれる成分を有効成分として含有する抗腫瘍剤。
(2)カシス果汁に含まれる成分がカシス果汁の有機溶媒沈殿画分である(1)記載の抗腫瘍剤。
(3)有機溶媒沈殿画分がエタノール沈殿画分である(2)記載の抗腫瘍剤。
(4)エタノール沈殿画分がエタノール濃度70%(v/v)以上の沈殿画分である(3)記載の抗腫瘍剤。
(5)カシス果汁に含まれる成分が、カシス果汁をイオン交換樹脂カラムおよび逆相カラムに通液し、次いで透析または限外ろ過して得られたものである(1)記載の抗腫瘍剤。
(6)カシス果汁に含まれる成分を含有し、抗腫瘍作用を有するものであって、抗腫瘍作用を有する旨の表示を付した飲食品。
本発明の抗腫瘍剤は、マウス体内においてEhrlich腫瘍細胞の増殖を著しく抑制するという優れた効果を有する。また、日常的に食されている果実に由来する物であるため、毒性が極めて低く、また長期の連用においても人体に対する悪影響は非常に少ない。
[抗腫瘍剤]
本発明の抗腫瘍剤は、カシス果汁に含まれる成分を有効成分とするものであり、その具体例の1つは、カシス果汁の有機溶媒沈殿画分である。カシスは、ユキノシタ科スグリ属に属し、別名ブラックカラントとも呼ばれる。欧州からアジアの寒冷地に生息し、広く栽培されている。カシスの果実は、独特の良い香りがあり、直径1cm弱の濃い紫色の実である。さらに、カシスは日常的に食用に供されている果実であり、そのためその安全性も経験上確かめられている。
カシス果汁は、カシス・ピューレ(カシス果実の圧搾物)を遠心し、固形物を分離することで得ることができる。上記有機溶媒は、例えば、水と相溶性を有する有機溶媒であることが、カシス果汁に含まれる有効成分をより確実に沈殿させることができるという観点から好ましい。水と相溶性を有する有機溶媒としては、例えば、アルコール、アセトン、アセトニトリル等を挙げることができる。アルコールとしては、例えば、エタノールを挙げることができる。即ち、本発明において、好ましい有機溶媒沈殿画分はエタノール沈殿画分である。さらに、沈殿画分を得るために用いるエタノールは、70%(v/v)以上のエタノールであることが好ましい。70%(v/v)以上のエタノールであることで、カシス果汁由来の有効成分を十分に沈殿させることができ、回収することが可能であるという利点がある。
さらに、有効成分の純度を上げるためには、特開2004-107660号公報(特許文献1)に記載されているように、カシス果汁を予め、以下のように処理すればよい。すなわち、カシス果汁を、例えばアンバーライトIR 120B H AG(オルガノ社製)、CMセファロース FF(ファルマシア社製)、AG 50W-X2(バイオラッド社製)等の陽イオン交換カラム、およびアンバーライトIRA 410 OH AG(オルガノ社製)、DEAEセファロース FF(ファルマシア社製)、AG 1-X2(バイオラッド社製)等の陰イオン交換カラムに順次通液することで各種のイオン性物質を除去する。なお、陽イオン交換処理と陰イオン交換処理はどちらを先に行っても良く、樹脂は混床で使用しても良い。次いで、SEP-PAK(C18)(ウオータース社製)等の逆相カラムに通液してポリフェノール類等の非イオン性不純物を除去する。これに少量の塩化ナトリウムや塩化カリウム等の塩溶液を加えることにより極性を上げた状態で、例えば、70%(v/v)以上となるようエタノールを添加し、生じた沈殿物を適切な遠心分離によって回収することで、より有効成分の純度が高い抗腫瘍剤を得ることができる。
その他、カシス果汁からエタノール等の有機溶媒で沈殿させる方法以外にも、前述のイオン交換処理、ポリフェノール等の除去処理後に、得られる処理液を透析や限外濾過し、分子量約10000以下の低分子を除去することでも目的とする抗腫瘍剤を得ることができる。
[飲食品]
本発明は、カシス果実に含まれる成分を含有し、抗腫瘍作用を有するものであって、抗腫瘍作用を有する旨の表示を付した飲食品を包含する。カシス果汁に含まれる成分は、上記本発明の抗腫瘍剤において説明したものと同様のものであることができる。
本発明の上記飲食品は、「抗腫瘍作用を有する旨の表示」を付した飲食品である。ここで、「表示」とは、例えば、飲食品の容器や取扱い説明書における表示のみならず、紙媒体上及びウエブ上に掲載された飲食品についての広告文や音声による広告等も包含する。
また、「表示を付した飲食品」とは、飲食品の容器や取扱い説明書に表示を付した飲食品のみならず、容器や取扱い説明書に表示を付していなくても、この飲食品の紙媒体上及びウエブ上に掲載されたこの飲食品についての広告文や音声による広告等により、同様の表示をしている場合も含む。表示には、抗腫瘍効果に優れている、抗腫瘍作用がある、等の直接的な表示だけでなく、「癌のリスクを低減する」、「癌家系の人に」、「癌が気になる人に」、「癌の再発予防に」、「細胞から健康に」、「虚弱体質の人に」、「体質改善に」、「体調維持に」、「体の恒常性維持に」、「Quality of Life (QOL) の向上に」等の間接的な表示も包含する。
本発明の飲食品は、上記の抗腫瘍作用を有する成分を常法に従って飲食品に配合したものであり、それを摂取する対象は、ヒトに限定するものでなく、イヌ、ネコをはじめとするペットやあらゆる動物にも適応される。即ち、本発明において、飲食品には動物用の飼料も包含する。
本発明の飲食品としては、抗腫瘍効果の強化を目的としてカシス果汁から調製された上記抗腫瘍剤を混合したものを挙げることができる。食品の形態としては、固形食品、クリーム状などの半流動食品、ゲル状食品、飲料等のあらゆる形態が可能である。または、粉状、顆粒状、カプセル状、タブレット状、液状等の形態でも良い。
カシス果実に含まれる有効成分とともに飲食品に配合される各種成分は、特に制限はなく、通常使用される各種成分がいずれも使用可能である。このような成分としては、例えば、ブドウ糖、果糖、ショ糖、マルトース、ソルビトール、乳糖、クエン酸、酒石酸、リンゴ酸、コハク酸、乳酸、カゼイン、ゼラチン、ペクチン、寒天、アミノ酸類、色素、香料、保存料等が挙げられる。
本発明にかかる飲食品の具体例としては、清涼飲料、ジュース、ジャム、菓子類、乳製品等が挙げられる。カシス果汁に含まれる有効成分の、これらの飲食品中の含有量は、0.01〜100mg/gの範囲が適当であるが、この範囲よりも多量に配合しても問題ない。
次に実施例を記載して本発明を詳細に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
(実験方法)
実験動物は、日本エスエルシー社より4週齢で購入した雌性ICR系マウス(SPF)を8日間予備飼育して実験に供した。マウスは予備飼育期間および実験期間を通して室温24±3℃、相対湿度55±15%のSPF動物飼育室(照明時間8時〜18時、換気回数18回/時)で飼育した。マウスは5匹/ケージとし、給水ビンにて滅菌蒸留水を、またマウス用給餌器にて固形飼料(MF、オリエンタル酵母工業社製)をそれぞれ自由に与えた。また、マウスの個体識別は色素(ピクリン酸溶液)塗布法を用いた。
マウスに移植する腫瘍細胞としては、Ehrlich腫瘍細胞株(財団法人 微生物化学研究会から分与)をICR系マウスで継代維持(腹水型)したものを使用した。腹水型で継代維持したマウスの腹水を採取した後、滅菌生理食塩液で希釈し8×106細胞/ml濃度の腫瘍細胞浮遊液を作製した。この細胞浮遊液の0.25mlをマウスの鼠径部皮下に移植した(2×106細胞/マウス)。なお、腫瘍細胞移植日をday 0とした。
以下、投与サンプルの調製と投与量について記す。
(カシス果汁)
カシス・ピューレを遠心(9000×g,10min)し、固形分を分離することで、カシス果汁を得た。得られたカシス果汁を0.3ml/mouse強制経口投与した(10ml/kg相当;マウスの平均体重30g)。
(本発明の抗腫瘍剤)
上記で得られたカシス果汁を陽イオン交換樹脂(アンバーライト IR 120B H AG[オルガノ社製])と陰イオン交換樹脂(IRA 410 OH AG[オルガノ社製])を等量ずつ詰めた(混床)カラムに流速SV4で通液し、非吸着画分を回収することで、450mlの回収画分を得た(混床樹脂100mlに対し「カシス果汁」100mlの処理量を目安とした)。得られた画分を、Sep-Pak C18 Vac 35ml(ミリポア社製)に通液することでポリフェノール化合物類を固相樹脂に吸着させ、非吸着画分を回収することで、500mlの回収画分を得た(カラム1本に対し150mlの処理量を目安とした)。得られた画分を脱イオン水で透析した(4℃,20Lで3回)。その結果、690mlの回収画分を得た。透析後の回収画分を凍結乾燥により濃縮した結果、4.65gの乾燥物を得た。凍結乾燥物をPBS(リン酸緩衝生理食塩水(pH7.4):ディフコ社製)で懸濁し試験サンプルとした。終濃度は14.7mg/mlであった。これを0.3ml/mouse強制経口投与した(10ml/kg相当;マウスの平均体重30g)。
(アガリクス)
「協和のアガリクス茸 仙生露 顆粒スタンダード」(協和エンジニアリング社)を40mg/mlとなるようPBSで懸濁した。これを0.3ml/mouse強制経口投与した(10ml/kg相当;マウスの平均体重30g)。
(ピシバニール)
ピシバニール(中外製薬社)は、適当量の生理食塩水で懸濁した後、腹腔内投与した(1KE(凍結乾燥重量で0.1mg)/mouse)。
(アドリアマイシン)
アンスラサイクリン系抗悪性腫瘍剤アドリアマイシン(協和発酵工業社)は、適当量の滅菌水で懸濁した後、腹腔内投与した(0.5mg/mouse)。
以下、投与スケジュールについて記す。
腫瘍細胞移植日をday 0とした。カシス果汁とカシス果汁由来の抗腫瘍剤およびアガリクスは、day −6からday 14まで毎日一回強制経口投与を行った。ピシバニールは、day 2、4、6、8および11に腹腔内投与を行った。また、アドリアマイシンは、day 1からday 9まで毎日腹腔内投与を行った。最終日(day 14)にマウスを解剖して腫瘍を摘出した後、重量を電子天秤にて測定した。
マウスの体重は、腫瘍移植日をday 0とし、day −6、−3、0、4、8、12および14に体重計にて測定した。
腫瘍容積は、デジタルノギスで腫瘍の長径、短径を測定した。測定日はday 0、4、8、12および14とした。測定した腫瘍の長径、短径より以下の計算式に従って腫瘍容積を算出した。
腫瘍容積(mm3) = 長径(mm) x 短径(mm)2 x 0.5
(実験結果)
体重の推移を図1に示す。観察期間中、PBS投与群とカシス果汁投与群、アガリクス投与群およびアドリアマイシン投与群はほぼ同じ体重推移を示した。PBS投与群と比べてカシス果汁由来抗腫瘍剤の投与群が観察期間中すべて低い体重増加傾向を示し14日後の体重差は有意であった。
腫瘍容積の推移を図2に示す。12日後の容積測定で、PBS投与群が738±124mm3の容積を示したのに対し、アガリクス投与群、ピシバニール投与群およびアドリアマイシン投与群がそれぞれ345±28mm3、228±34mm3および371±60mm3の容積を示し、いずれも有意な容積増加抑制であった(p<0.001)。また、カシス果汁由来抗腫瘍剤の投与群においても390±76mm3の容積で有意な容積増加抑制であった(p<0.01)。カシス果汁投与群(3群)においても容積は540±71mm3で有意な差はないものの抑制傾向を示した。
さらに、14日後の容積測定では、PBS投与群が1165±168mm3の容積を示したのに対し、ピシバニール投与群およびアドリアマイシン投与群がそれぞれ341±80mm3および537±120mm3の容積を示し、いずれも有意な容積増加抑制であった(p<0.001)。またカシス果汁由来抗腫瘍剤の投与群およびアガリクス投与群においては572±138mm3および644±81mm3の容積を示し有意な容積増加抑制であった(p<0.01)。カシス果汁投与群は、780±142mm3の容積を示しこれも有意な容積増加抑制であった(p<0.05)。
最終投与後に解剖して摘出して測定した腫瘍の重量を図3に示す。PBS投与群が3.29±0.61gの重量を示したのに対し、カシス果汁投与群1.80±0.31g、カシス果汁由来の抗腫瘍剤投与群1.61±0.35g、アガリクス投与群1.71±0.27g、ピシバニール投与群1.17±0.23gおよびアドリアマイシン投与群1.25±0.21gの重量を示し、いずれも有意な抑制であった(p<0.01又はp<0.001)。以上の結果よりカシス果汁およびカシス果汁由来の抗腫瘍剤は、食品として抗腫瘍効果が認められているアガリクスとほぼ同程度な抗腫瘍効果を示し、また医薬品として抗腫瘍効果の認められているピシバニールならびにアドリアマイシンとも同程度の抗腫瘍効果を示した。
抗腫瘍試験中におけるマウスの体重推移を示した図である。 抗腫瘍試験中における腫瘍容量の推移を示した図である。 抗腫瘍試験最終日に摘出した腫瘍重量を示した図である。

Claims (6)

  1. カシス果汁に含まれる成分を有効成分として含有する抗腫瘍剤。
  2. カシス果汁に含まれる成分がカシス果汁の有機溶媒沈殿画分である請求項1記載の抗腫瘍剤。
  3. 有機溶媒沈殿画分がエタノール沈殿画分である請求項2記載の抗腫瘍剤。
  4. エタノール沈殿画分がエタノール濃度70%(v/v)以上の沈殿画分である請求項3記載の抗腫瘍剤。
  5. カシス果汁に含まれる成分が、カシス果汁をイオン交換樹脂カラムおよび逆相カラムに通液し、次いで透析または限外ろ過して得られたものである請求項1記載の抗腫瘍剤。
  6. カシス果汁に含まれる成分を含有し、抗腫瘍作用を有するものであって、抗腫瘍作用を有する旨の表示を付した飲食品。
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