JP2006137373A - 車両前部構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 車両斜め前方から入力した荷重をフロントサイドメンバに十分に伝達して、効率よくエネルギーを吸収すると共に、車両重量の増加を防止することができる車両前部構造を提供すること。
【解決手段】 エンジンルームEの両側部に配置され且つ車両前後方向に沿って延びるフロントサイドメンバ2と、このフロントサイドメンバ2の前部外側面2bに側方に向けて突設したアウタメンバ5とを備えた車両前部構造であって、フロントサイドメンバ2の前端2aにサイドメンバフランジ部21を形成し、アウタメンバ5の前端5dにアウタメンバフランジ部22を形成し、フロントサイドメンバ2及びアウタメンバ5の前端2a、5dを連続的に覆うテンション部材20を、サイドメンバフランジ部21及びアウタメンバフランジ部22に取り付けた。
【選択図】図2(a)

Description

本発明は、車両前後方向に沿って延在されたフロントサイドメンバと、このフロントサイドメンバの外側面に設けられたアウタメンバとを備えた車両前部構造に関する発明である。
従来から、車両の両側部に車両前後方向に沿って延在されたサイドフレームと、このサイドフレームとは別体で形成されたフロントクロスメンバやラジエータコアサポート等の前部構造部材とを備え、このサイドフレームと前部構造部材とが結合部材を介して結合された車両の前部構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この結合部材は、サイドフレーム及び前部構造部材に対向する結合板と、この結合板を貫通してサイドフレーム又は前部構造部材を固定する固着具(ボルト)とを備えている。
このような車両では、車両の外側に大きくオフセットした(かたよった)状態で衝撃荷重が入力すると、まずサイドフレームへ衝撃荷重が入力し、その後、サイドフレームから結合部材を介して前部構造部材へと衝撃荷重が伝達するようになっている。
特開2003−34264号公報
ところで、上述の車両前部構造では、車両の外側にオフセットした状態で入力した衝撃荷重がサイドフレームに伝達される伝達性能は、結合部材の結合板とサイドフレーム又は前部構造部材とを結合させるボルト等の固着具の結合点数によって決定される。
つまり、固着具の結合点数が多いほど、より大きい衝撃荷重をサイドフレームに伝達することが可能となっている。
そのため、大きな衝撃荷重を確実に伝達するために固着具の結合点数が増加し、車両重量が増加するという問題が生じていた。
また、ボルト等の固着具を挿入するための挿入孔を結合板に形成していたが、車両に入力した衝撃荷重によって挿入孔に生じる応力集中による結合板の破損を防止する必要があった。
そのため、結合板の端部から挿入孔までの距離を十分に確保したり、結合板の板厚を十分に厚くしたりする必要があり、これによっても車両重量が増加するという問題が生じていた。
さらに、結合部材と前部構造部材とは車両前後方向に配置されて結合されているので、サイドフレームから前部構造部材に衝撃荷重が伝達する際に、この衝撃荷重は結合部材を剥離する方向に作用する。そのため、結合部材の結合板にせん断破断が生じるおそれがあり、結合板の板厚を十分に厚くする等の必要が生じて、これによっても車両重量が増加するという問題が生じていた。
そこで、この発明は、車両の外側にオフセットした状態で入力した衝撃荷重をフロントサイドメンバに十分に伝達し、衝撃荷重によるエネルギーを効率よく吸収すると共に、車両重量の増加を防止することができる車両前部構造を提供することを課題としている。
上記課題を解決するために、本発明は、エンジンルームの両側部に配置され且つ車両前後方向に沿って延びるフロントサイドメンバと、該フロントサイドメンバの前部外側面に側方に向けて突設したアウタメンバとを備えた車両前部構造であって、前記フロントサイドメンバの前端にサイドメンバフランジ部を形成し、前記アウタメンバの前端にアウタメンバフランジ部を形成し、前記フロントサイドメンバ及び前記アウタメンバの前端を連続的に覆うテンション部材を、前記サイドメンバフランジ部及び前記アウタメンバフランジ部に取り付けたことを特徴としている。
このように構成された本発明によると、車両の外側にオフセットした状態で入力した衝撃荷重はまずアウタメンバに入力し、その後、このアウタメンバを変形させながらテンション部材に伝達される。
本発明では、テンション部材によってフロントサイドメンバ及びアウタメンバの前端を連続的に覆ったので、アウタメンバから伝達した衝撃荷重によって、テンション部材には、アウタメンバ側が車両後方に向かい、フロントサイドメンバ側が車両前方に向う引張せん断荷重が作用する。そして、この引張せん断荷重をフロントサイドメンバとアウタメンバとを接合させる応力にすることができる。
これにより、固着具の結合点数を増加しなくとも、アウタメンバからフロントサイドメンバへと衝撃荷重のエネルギーを十分に伝達することができるので、車両重量の増加を抑制することができる。
したがって、ボルト等の固着具の結合点数を考慮することなく、車両の外側にオフセットした状態で入力した衝撃荷重をアウタメンバからフロントサイドメンバに十分に伝達し、衝撃荷重によるエネルギーを効率よく吸収することが可能となる。
さらに、ボルト等の固着具の増加を抑制することができ、車両重量の増加を防止することができる。
次に、本発明に関わる自動車の側部構造の実施例を図面に基づいて説明する。
本発明を適用した車両前部構造の実施例1を図面に基づいて説明する。なお、図1〜図2(a)、(b)中の矢印FRは車両前方方向を、矢印LHは車外側方向を、矢印UPRは車両上方方向をそれぞれ示している。
図1に示す車両Sは、エンジンルームEの両側部に一対のストラットハウジング1が配設されている。このストラットハウジング1の下部(図示しない)には、車両前後方向に沿って延在されたフロントサイドメンバ2が接合されている。
また、ストラットハウジング1の車外側には、図2(a),(b)、図5(a)に示すように、フロントサイドメンバ2の上方に配設されると共に車両前後方向に延在されたフードリッジ10が設けられている。
そして、ストラットハウジング1の車両前方側には、図2(a),(b)、図5(a)に示すように、車両上下方向に沿って起立したストラットハウジングレインフォース12が設けられている。
フロントサイドメンバ2の前端2aには、図2(c)に示すように、バンパステイ3を介してバンパレインフォース4が取り付けられている。なお、ここではバンパステイ3及びバンパレインフォース4は図示しないボルトによって固定されている。また、フロントサイドメンバ2とバンパステイ3との間には、後述するテンション部材20が介装されている。
また、フロントサイドメンバ2の前部外側面2bには、アウタメンバ5が突設されている。
このアウタメンバ5は、図2(a)に示すように、中空に形成され、互いに平行に位置する上壁5a及び下壁5bと、この上壁5a及び下壁5bを連結する上下に延びた側壁5cとを有している。
上壁5a、下壁5b、側壁5cは、それぞれ端部にフランジ部Hが形成され、このフランジ部Hがフロントサイドメンバ2の前部外側面2bに溶接されることによって、アウタメンバ5がフロントサイドメンバ2に固定されている。
また、上壁5a及び下壁5bは、車両前方に向うにつれてそれぞれ次第に車両外方に向って突出している。
さらに、この上壁5a及び下壁5bには、それぞれ複数の脆弱部Zが形成されている。
各脆弱部Zは、図3(d)に示すように、それぞれ外側に向って突出すると共に車幅方向に延びるビードであり、ここでは上壁5aに3箇所、下壁5bに3箇所形成されている。また、各脆弱部Zは、フロントサイドメンバ2の近傍に位置している。
そして、フロントサイドメンバ2の前部上面2cにはバーチカルメンバ6が設けられ、サイドメンバ2の前部下面2dにはサスペンション取付ブラケット7が設けられている。
バーチカルメンバ6は、図2(a)に示すように上方に向って延在され、フロントサイドメンバ2の前端2aと後述するラジコアサイドメンバ14の前部14aとを連結している。
また、このバーチカルメンバ6の前面6aには、後述するテンション部材20を介してラジエータコアアッパ部材11が結合され、バーチカルメンバ6の後面6bには、ストラットハウジングレインフォース12から前方に向けて延設されたフードリッジインナ13の前端13aが固定されている(図2(a),(b)、図3(b)参照)。
なお、バーチカルメンバ6は、図1に示すように車両Sの両側部にそれぞれ配設され、各バーチカルメンバ6にラジエータコアアッパ部材11の両端部がそれぞれ結合されている。
サスペンション取付ブラケット7には、図2(a)に示すように、下面7aを貫通するボルトBによってサスペンションメンバ8が取り付けられている。
このサスペンションメンバ8は、図2(a),(b)に示すように、車幅方向に延びるクロスメンバ部8aと、前後方向に延びるサスペンションサイド部8bとを有している。なお、このサスペンションメンバ8は、図示しない後端部が車室(図示せず)近傍に固定されている。
そして、フードリッジ10とラジエータコアアッパ部材11との間には、フードリッジ10から前方に向けて延設されたラジコアサイドメンバ14が配設されている。
このラジコアサイドメンバ14の前端14aは、図3(b)に示すように、バーチカルメンバ6及びテンション部材20を介してラジエータコアアッパ部材11の後方に位置し且つフードリッジインナ13の前端13aに固定されている。
さらに、このラジコアサイドメンバ14の後部14bは、図2(a),(b)に示すようにフードリッジ10に固定されている。
テンション部材20は、フロントサイドメンバ2の前端2aと、アウタメンバ5の前端5aと、バーチカルメンバ6の前面6aと、サスペンション取付ブラケット7の前端7bとを連続的に覆っている。
このテンション部材20は、鋼板によって形成されており、フロントサイドメンバ2の前端2aに形成されたサイドメンバフランジ部21、アウタメンバ5の前端5dに形成されたアウタメンバフランジ部22、バーチカルメンバ6の前面6aに形成された取付面23、サスペンション取付ブラケット7の前端7bに形成されたブラケットフランジ部24に、それぞれスポット溶接によって溶接されている。
なお、スポット溶接については周知であるので、ここでは説明を省略する。
次に、この実施例1の車両前部構造の作用について説明する。
この車両前部構造において、車両Sの外側に大きくオフセットした(かたよった)状態で衝撃荷重Fが入力すると、この衝撃荷重Fは、図4(a)に示すように、まずフロントサイドメンバ2の前部外側面2bに設けられたアウタメンバ5に入力する。
そして、この衝撃荷重Fは、アウタメンバ5を一点鎖線で示すように変形させながら、テンション部材20を介してフロントサイドメンバ2に伝達される。
このとき、テンション部材20は、フロントサイドメンバ2及びアウタメンバ5に溶接されているので、このテンション部材20には、アウタメンバ5に溶接している側が車両後方に向かい、フロントサイドメンバ2に溶接している側が車両前方に向う引張せん断荷重が作用する。
そのため、このテンション部材20に作用する引張せん断荷重によって、アウタメンバ5がフロントサイドメンバ2に向って押し付けられることとなり、この引張せん断荷重をアウタメンバ5とフロントサイドメンバ2とを接合させる応力にすることができる。
これにより、フロントサイドメンバ2とアウタメンバ5との結合点数を増加しなくとも、アウタメンバ5からフロントサイドメンバ2へと衝撃荷重のエネルギーを十分に伝達することができ、車両重量の増加を抑制することが可能となる。
さらに、このテンション部材20は、フロントサイドメンバ2に形成されたサイドメンバフランジ部21及びアウタメンバ5に形成されたアウタメンバフランジ部22に、それぞれスポット溶接によって溶接されている。
スポット溶接はせん断荷重に対して結合強度が高く、テンション部材20に引張せん断荷重が作用しても溶接箇所が剥離しにくく、アウタメンバ5に入力した衝撃荷重Fを確実に伝達することができる。
また、テンション部材20をスポット溶接によって溶接することにより、ボルトを用いて結合する場合に生じるボルト挿入用の孔からの応力集中による結合用板材の破損の発生がなくなる。そのため、ボルト挿入用の孔から板材端部までの距離を考慮したり、結合用板材の板厚を厚くしたりする必要がない。
したがって、結合点数やボルト挿入用の孔の位置等を考慮することなく、車両Sの外側にオフセットした状態で入力した衝撃荷重Fを、アウタメンバ5から剛性の高いフロントサイドメンバ2に十分に伝達し、効率よく衝撃荷重Fのエネルギーを吸収することが可能となる。
また、スポット溶接で結合することで、ボルト等の固着具の増加や結合用板材の板厚の増加を抑制することができ、車両Sの重量の増加を防止することができる。
このように、テンション部材20をフロントサイドメンバ2及びアウタメンバ5にスポット溶接で溶接したことによって、車両Sの外側にオフセットした状態で入力した衝撃荷重Fを、フロントサイドメンバ2に十分に伝達して、衝撃荷重Fのエネルギーを効率よく吸収すると共に、車両Sの重量の増加を防止することができる車両前部構造を提供することが可能となる。
また、アウタメンバ5の上壁5a及び下壁5bに複数の脆弱部Zが形成されているので、このアウタメンバ5は、入力した衝撃荷重Fにより、まずフロントサイドメンバ2近傍が車両前後方向に沿って座屈変形することとなる。
つまり、アウタメンバ5のうちフロントサイドメンバ2近傍の部分に車幅方向に沿って形成された脆弱部Zを中心にアウタメンバ5の座屈変形が開始され、アウタメンバ5が車両後方に向かって倒れ込むように変形することを抑制することができる。
これにより、アウタメンバ5に入力した衝撃荷重Fのエネルギーを確実に受け止めて吸収し、車両Sの前部によって、よりいっそう効率的にエネルギー吸収を行うことが可能となる。
さらに、アウタメンバ5に入力した衝撃荷重Fは、図4(b)に示すように、テンション部材20を介してバーチカルメンバ6に伝達される。
このとき、荷重はアウタメンバ5に入力しているので、バーチカルメンバ6には捩り力Nが作用する。つまり、このバーチカルメンバ6には、フロントサイドメンバ2の外側面2bに向って捩れる方向に作用する力が働く。
そして、この捩り力Nによって、図4(b)に示すように、ラジエータコアアッパ部材11やバーチカルメンバ6に引っ張り応力Kが作用し、このラジエータコアアッパ部材11、ラジコアサイドメンバ14等によって衝撃荷重Fを吸収することができる。
また、図示しないが、アウタメンバ5に入力した衝撃荷重Fは、テンション部材20を介してサスペンション取付ブラケット7に伝達され、このサスペンション取付ブラケット7には捩り力が作用する。
つまり、サスペンション取付ブラケット7にも、バーチカルメンバ6と同じ方向に向って捩れる力が作用し、サスペンションメンバ8に引っ張り応力が入力されて、衝撃荷重Fを吸収することができる。
さらに、ラジエータコアアッパ部材11及びサスペンションメンバ8を介し、エンジンルームEを挟んで他方の車両側部に配置されているフロントサイドメンバ2等の構造部材にも衝撃荷重Fを伝達することができる。これにより、車両Sの前部に入力した衝撃荷重Fのエネルギー吸収率をよりいっそう向上させることが可能となる。
また、図5(a)に示すように、フロントサイドメンバ2よりも上側にオフセットした状態で衝撃荷重Fが入力した場合、つまりフロントサイドメンバ2よりも上方に衝撃荷重Fが入力した場合には、この衝撃荷重Fは、バーチカルメンバ6を破線で示すように後方に倒すように作用する。
このとき、バーチカルメンバ6、フロントサイドメンバ2、サスペンション取付ブラケット7がそれぞれテンション部材20によって連続的に覆われているので、後方に倒れるバーチカルメンバ6に引っ張られたテンション部材20を介して、サスペンションメンバ8に車両前方に向う引っ張り応力K(図5(a)参照)を作用させることができる。
そして、この引っ張り応力Kによって、図示しない後端部が車室近傍に固定されたサスペンションメンバ8にも衝撃荷重Fのエネルギーが分散されることとなり、フロントサイドメンバ2に作用する曲げ変形力Mを抑制して、さらに効率よくエネルギー吸収を行うことができる。
一方、図5(b)に示すように、フロントサイドメンバ2よりも下側にオフセットした状態で衝撃荷重Fが入力した場合、つまりフロントサイドメンバ2よりも下方に衝撃荷重Fが入力した場合には、この衝撃荷重Fは、サスペンション取付ブラケット7を破線で示すように後方に倒すように作用する。
このとき、後方に倒れるサスペンション取付ブラケット7に引っ張られたテンション部材20を介して、このテンション部材20に覆われたバーチカルメンバ6が車両前方に引っ張られる。これにより、バーチカルメンバ6に接続されたラジコアサイドメンバ14及びフードリッジインナ13に、車両前方に向う引っ張り応力K(図5(b)参照)を作用させることができる。
そして、この引っ張り応力Kによって、ストラットハウジング1やストラットハウジングレインフォース12に車両前方に向って前倒れするような曲げモーメントM2が発生する。
この曲げモーメントM2は、サスペンション取付ブラケット7が後方に倒れることでフロントサイドメンバ2の前端2aに生じる曲げモーメントM1を打ち消すように作用する。
このように、曲げモーメントM2によってフロントサイドメンバ2に作用する曲げモーメントM1を抑制することができ、さらに効率よくエネルギー吸収を行うことができる。
さらに、図示しないが、フロントサイドメンバ2とほぼ同等の高さに衝撃荷重が入力した場合、つまりフロントサイドメンバ2のほぼ正面に衝撃荷重が入力した場合には、この衝撃荷重によってテンション部材20が車両後方に向かって後退する。
そして、この後退したテンション部材20によって、バーチカルメンバ6及びサスペンション取付ブラケット7が車両後方に引き込まれるようになる。そのため、バーチカルメンバ6やサスペンション取付ブラケット7の後方に位置するラジエータコアアッパ部材11、ラジコアサイドメンバ14、フードリッジ10、サスペンションメンバ8等によって衝撃荷重のエネルギーを分散して吸収することが可能となり、車両前部のエネルギー吸収効率をさらに向上させることが可能となる。
また、フロントサイドメンバ2に向って軸圧壊荷重が入力した場合、つまりフロントサイドメンバ2の長手方向中心軸にほぼ沿って衝撃荷重が入力した場合では、このフロントサイドメンバ2に設けられた図示しない潰れ促進ビードと共に、アウタメンバ5のうちフロントサイドメンバ2近傍の部分が変形する。
これにより、アウタメンバ5がフロントサイドメンバ2の軸圧壊を阻害することがなくなり、フロントサイドメンバ2によって入力した衝撃荷重のエネルギーを十分に吸収することができる。そして、車両Sの前部でのエネルギー吸収効率をよりいっそう向上させることが可能となる。
以上説明したように、この発明の車両前部構造では、エンジンルームEの両側部に配置され且つ車両前後方向に沿って延びるフロントサイドメンバ2と、このフロントサイドメンバ2の前部外側面2bに側方に向けて突設したアウタメンバ5とを備えた車両前部構造であって、フロントサイドメンバ2の前端2aにサイドメンバフランジ部21を形成し、アウタメンバ5の前端5dにアウタメンバフランジ部22を形成し、フロントサイドメンバ2の前端2a及びアウタメンバ5の前端5dを連続的に覆うテンション部材20を、サイドメンバフランジ部21及びアウタメンバフランジ部22に取り付けている。
これにより、テンション部材20には、アウタメンバ5に溶接している側が車両後方に向かい、フロントサイドメンバ2に溶接している側が車両前方に向う引張せん断荷重が作用する。
このテンション部材20に作用する引張せん断荷重によってアウタメンバ5がフロントサイドメンバ2に向って押し付けられることとなり、この引張せん断荷重をアウタメンバ5とフロントサイドメンバ2とを接合させる応力とすることができる。
そのため、結合点数を増加しなくとも、アウタメンバ5からフロントサイドメンバ2へと衝撃荷重のエネルギーを十分に伝達することができ、車両重量の増加を抑制することが可能となる。
さらに、テンション部材20をサイドメンバフランジ部21及びアウタメンバフランジ部22に溶接したスポット溶接が、せん断荷重に対して結合強度が高く、テンション部材20に引張せん断荷重が作用しても溶接箇所が剥離しにくくなっている。これにより、アウタメンバ5に入力した衝撃荷重のエネルギーをフロントサイドメンバ2に確実に伝達することができる。
また、テンション部材20をスポット溶接によって溶接するので、ボルトを用いて結合する際にボルト挿入用の孔に生じる応力集中による結合用板材の破損が発生しない。そのため、ボルト挿入用の孔から板材端部までの距離を考慮したり、結合用板材の板厚を厚くしたりする必要がなくなる。
したがって、ボルト等の固着具の結合点数やボルト挿入用の孔の位置を考慮することなく、車両の外側にオフセットした状態で入力した衝撃荷重を、アウタメンバ5から剛性の高いフロントサイドメンバ2に十分に伝達し、効率よくエネルギーを吸収することが可能となる。
さらに、ボルト等の固着具の増加や結合用板材の板厚の増加を抑制することができ、車両Sの重量の増加を防止することができる。
また、この発明の車両前部構造では、テンション部材20を、スポット溶接によって取り付けている。つまり、テンション部材20は、せん断荷重に対して結合強度の高いスポット溶接によってサイドメンバフランジ部21、フロントメンバフランジ部22に溶接固定されている。
これにより、従来のようにボルトを用いて結合する際に、このボルトを挿入するための挿入用孔に生じた応力集中による結合板の破損がなくなる。そのため、挿入用孔から結合板端部までの距離を考慮したり、結合板の板厚を厚くしたりする必要がなくなる。
また、この発明の車両前部構造では、フロントサイドメンバ2よりも上方に配設し且つ車両前後方向に延びるフードリッジ10と、このフードリッジ10から前方に向けて延設されたラジコアサイドメンバ14と、このラジコアサイドメンバ14及びフロントサイドメンバ2の前端同士を連結しているバーチカルメンバ6とを備えると共に、フロントサイドメンバ2の前部下面2cにサスペンション取付ブラケット7を設け、テンション部材20は、バーチカルメンバ6の前端6a及びサスペンション取付ブラケット7の前端7bを連続的に覆っている。
これにより、図5(b)に示すように、フロントサイドメンバ2よりも下側にオフセットした状態で衝撃荷重Fが入力した場合には、この衝撃荷重Fは、サスペンション取付ブラケット7を後方に倒すように作用する。
このとき、バーチカルメンバ6、フロントサイドメンバ2、サスペンション取付ブラケット7を連続的に覆うテンション部材20を介して、ラジコアサイドメンバ14及びフードリッジインナ13に車両前方に向う引っ張り応力K(図5(b)参照)を作用させることができる。そして、ストラットハウジング1やストラットハウジングレインフォース12に前倒れするような曲げモーメントM2を発生させ、フロントサイドメンバ2の前端2aに生じる曲げモーメントM1を打ち消すように作用させることができる。
そのため、フロントサイドメンバ2に作用する曲げモーメントM1を抑制し、さらに効率よくエネルギー吸収を行うことができる。
さらに、この発明の車両前部構造では、車両Sの両側部に配設されたバーチカルメンバ6にテンション部材20を介してラジエータコアアッパ部材11の両端部を結合すると共に、ラジコアサイドメンバ14は、前部14aがバーチカルメンバ6及びテンション部材20を介してラジエータコアアッパ部材11に対向し、後部14bがフードリッジ10に固定している。
このため、アウタメンバ5に入力した衝撃荷重Fは、図4(b)に示すように、テンション部材20を介してバーチカルメンバ6に伝達される。
このとき、衝撃荷重Fはアウタメンバ5に入力しているので、バーチカルメンバ6には捩り力Nが作用する。つまり、このバーチカルメンバ6には、フロントサイドメンバ2の外側面2bに向って捩れる方向に作用する力が働く。
そして、この捩り力Nによって、図4(b)に示すように、バーチカルメンバ6やラジエータコアアッパ部材11に引っ張り応力Kが作用する。このように引っ張り応力Kが生じることで、ラジエータコアアッパ部材11、ラジコアサイドメンバ14等によって衝撃荷重Fを吸収することができる。
また、ラジエータコアアッパ部材11を介してエンジンルームEを挟んで他方の車両側部に配置されているフロントサイドメンバ2等の構造部材にも衝撃荷重Fを伝達することができ、車両Sの前部に入力した衝撃荷重Fのエネルギー吸収率をよりいっそう向上させることが可能となる。
さらに、この発明の車両前部構造では、車幅方向に延びるクロスメンバ部8aと前後方向に延びるサスペンションサイド部8bとを有するサスペンションメンバ8を、サスペンション取付ブラケット7に取り付けている。
これにより、アウタメンバ5に入力した衝撃荷重Fは、テンション部材20を介してサスペンション取付ブラケット7に伝達され、このサスペンション取付ブラケット7には捩り力が作用する。
つまり、サスペンション取付ブラケット7にも、バーチカルメンバ6と同様に、フロントサイドメンバ2の外側面2bに向って捩れる力が作用し、サスペンションメンバ8に衝撃荷重Fが伝達される。
そして、サスペンションメンバ8のクロスメンバ部8aを介して、エンジンルームEを挟んで他方の車両側部に配置されているフロントサイドメンバ2等の構造部材にも衝撃荷重Fを伝達することができ、車両前部に入力した荷重のエネルギー吸収率の向上をさらに図ることができる。
さらに、この発明の車両前部構造では、アウタメンバ5は、中空に形成されると共に上壁5a及び下壁5bを有し、この上壁5a及び下壁5bには、それぞれ脆弱部Zを形成している。
これにより、アウタメンバ5に衝撃荷重Fが入力した際に、このアウタメンバ5に形成された複数の脆弱部Zを中心に、アウタメンバ5のうちフロントサイドメンバ2近傍の部分が車両前後方向に沿って座屈変形することとなる。
そのため、アウタメンバ5が車両後方に向かって倒れ込むように変形することを抑制し、アウタメンバ5によって衝撃荷重Fを確実に受け止めて吸収し、効率的にエネルギー吸収を行うことが可能となる。
また、フロントサイドメンバ2に向って軸圧壊荷重が入力した場合では、このフロントサイドメンバ2に設けられた図示しない潰れ促進ビードと共に、アウタメンバ5が脆弱部Zを中心に座屈変形する。
これにより、アウタメンバ5がフロントサイドメンバ2の軸圧壊を阻害することなく、フロントサイドメンバ2によって衝撃荷重Fのエネルギーを十分に吸収し、さらにエネルギー吸収効率の向上を図ることができる。
本発明を適用した自動車の側部構造の実施例2を図面に基づいて説明する。
なお、上述の実施例1と同等の部位については同一符号を使用し、詳細な説明を省略する。
テンション部材30は、図6(a)に示すように、鋼板31と補強用繊維シート32とを備えている。このとき、補強用繊維シート32は、鋼板31とフロントサイドメンバ2、アウタメンバ5、バーチカルメンバ6、サスペンション取付ブラケット7とのそれぞれの間に介装されている。
つまり、実施例1におけるテンション部材20とフロントサイドメンバ2、アウタメンバ5、バーチカルメンバ6、サスペンション取付ブラケット7との間に補強用繊維シート32が介装された構成となっている。
この補強用繊維シート32は、例えば引張強度が比較的高いカーボン繊維や、破断強度が比較的高いアラミド繊維等のいわゆる高機能繊維によって形成されており、図6(c)に示すように、フロントサイドメンバ2からアウタメンバ5に向う方向に沿う横繊維33と、上下方向に沿う縦繊維34とによって形成されている。
なお、ここでは、横繊維33がほぼ水平方向に沿っていると共に、縦繊維34がほぼ垂直方向に沿っている。
さらに、テンション部材30をスポット溶接する溶接箇所の鋼板31には溶接用凹部31aが形成され、補強用繊維シート32には溶接用孔部32aが形成されている(図6(b)参照)。
この溶接用凹部31aと溶接用孔部32aとは対向しており、溶接用孔部32aから溶接用凹部31aが露出するようになっている。
これにより、アウタメンバフランジ部22等のテンション部材30が溶接される部位に、テンション部材30の鋼板31が対向し、確実に溶接することができる。
また、補強用繊維シート32によってテンション部材30の鋼板31を補強することができ、この鋼板31の板厚を低減させ、車両重量の軽量化を図ることが可能となる。
さらに、この補強用繊維シート32が横繊維33と縦繊維34との2方向に繊維を配交した構成となっているため、補強用繊維シート32の引張強度が入力する荷重に対して最大となり、よりいっそうテンション部材30の強度を向上させることが可能となる。
特に、横繊維33によって、テンション部材30のアウタメンバ5と溶接している側が車両後方に向かい、フロントサイドメンバ2と溶接している側が車両前方に向う引張せん断荷重に対する強度を向上させることができる。
また、縦繊維34によって、テンション部材30を介して、ラジコアサイドメンバ14及びフードリッジインナ13の車両前方に向う引っ張り応力Kに対する強度を向上させることができる。
以上説明したように、この発明の車両前部構造は、少なくともフロントサイドメンバ2及びアウタメンバ5とテンション部材20と間に補強用繊維シート32を介装すると共に、補強用繊維シート32をフロントサイドメンバ2からアウタメンバ5に向う方向に沿う横繊維33と、上下方向に沿う縦繊維34とによって形成している。
これにより、テンション部材30を補強することができ、鋼板31の板厚を低減させ、車両重量の軽量化を図ることが可能となる。
さらに、補強用繊維シート32の引張強度が入力する荷重に対して最大となるように構成されているので、よりいっそうテンション部材30の強度を向上させることが可能となる。
この発明の実施例1の車両前部構造を示す車両の上面模式図である。 実施例1の車両前部構造の要部を示す分解斜視図である。 図2(a)に示す車両前部構造の要部を組み付けた場合の斜視図である。 図2(b)におけるX部の平面図である。 (a)は図2(b)における一部省略A−A断面図であり、(b)は図2(b)における一部省略B−B断面図であり、(c)は図2(b)における一部省略C−C断面図であり、(d)は図2(b)における一部省略D−D断面図である。 (a)は図3(a)において車両の外側にオフセットした状態で荷重画入力した場合を示す模式図であり、(b)は図3(b)おいて車両の外側にオフセットした状態で荷重画入力した場合を示す模式図である。 (a)はフロントサイドメンバの上方に荷重が入力した場合を模式的に示す側面図であり、(b)はフロントサイドメンバの下方に荷重が入力した場合を模式的に示す側面図である。 (a)はこの発明の実施例2の要部を示す断面図であり、(b)は図6(a)のY部を示す拡大図であり、(c)は補強用繊維シートを示す模式的に示す斜視図である。
符号の説明
2 フロントサイドメンバ
2a 前端
2b 前部外側面
5 アウタメンバ
5d 前端
20 テンション部材
21 サイドメンバフランジ部
22 アウタメンバフランジ部
E エンジンルーム

Claims (7)

  1. エンジンルームの両側部に配置され且つ車両前後方向に沿って延びるフロントサイドメンバと、該フロントサイドメンバの前部外側面に側方に向けて突設したアウタメンバとを備えた車両前部構造であって、
    前記フロントサイドメンバの前端にサイドメンバフランジ部を形成し、前記アウタメンバの前端にアウタメンバフランジ部を形成し、
    前記フロントサイドメンバ及び前記アウタメンバの前端を連続的に覆うテンション部材を、前記サイドメンバフランジ部及び前記アウタメンバフランジ部に取り付けたことを特徴とする車両前部構造。
  2. 前記テンション部材は、スポット溶接によって取り付けたことを特徴とする車両前部構造。
  3. 前記フロントサイドメンバよりも上方に配設し且つ車両前後方向に延びるフードリッジと、該フードリッジから前方に向けて延設されたラジコアサイドメンバと、該ラジコアサイドメンバ及び前記フロントサイドメンバの前端同士を連結しているバーチカルメンバとを備えると共に、前記フロントサイドメンバの前部下面にサスペンション取付ブラケットを設け、
    前記テンション部材は、前記バーチカルメンバ及び前記サスペンション取付ブラケットの前端を連続的に覆うことを特徴とする請求項1又は2に記載の車両前部構造。
  4. 前記車両の両側部に配設された前記バーチカルメンバに前記テンション部材を介してラジエータコアアッパ部材の両端部を結合すると共に、
    前記ラジコアサイドメンバは、前部が前記バーチカルメンバ及び前記テンション部材を介して前記ラジエータコアアッパ部材に対向し、後部が前記フードリッジに固定したことを特徴とする請求項3に記載の車両前部構造。
  5. 車幅方向に延びるクロスメンバ部と前後方向に延びるサスペンションサイド部とを有するサスペンションメンバを、前記サスペンション取付ブラケットに取り付けたことを特徴とする請求項3に記載の車両前部構造。
  6. 前記アウタメンバは、中空に形成されると共に上壁及び下壁を有し、この上壁及び下壁には、それぞれ脆弱部を形成したことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一項に記載の車両前部構造。
  7. 少なくとも前記フロントサイドメンバ及びアウタメンバとテンション部材と間に補強用繊維シートを介装すると共に、補強用繊維シートを前記フロントサイドメンバから前記アウタメンバに向う方向に沿う横繊維と、上下方向に沿う縦繊維とによって形成したことを特徴とする請求項1ないし6のいずれか一項に記載の車両前部構造。
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