JP2006134201A - 電力託送事業のためのコンピュータ・システム - Google Patents

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Abstract

【課題】
託送事業者が電力託送業務を実施する。
【解決手段】
本コンピュータ・システムは、電力託送を利用する電力供給事業者についての検針データ及び当該電力供給事業者の顧客の検針データを取得する手段と、電力供給事業者の発電量データと顧客の需要量データとを生成し、DBに格納する手段と、DBに格納されたデータを、電力供給事業者のコンピュータからの要求に応じて当該電力供給事業者のコンピュータに送信する手段と、上記データベースに登録された需要量データを用いて、発電量と需要量のインバランスを特定すると共に、停電管理システムから取得した送電状態データを用いて、電力供給事業者に対する託送料金を算出する手段と、電力供給事業者のコンピュータから発電計画データを受信し、電力託送事業を実施する事業者の給電制御部門に当該発電計画データを送信する手段とを有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電力託送事業のための情報処理技術に関する。
電力自由化が進展し、例えば図1に示すような状態が生じつつある。すなわち、卸電力取引所が開設され、託送事業者、発電事業者等、PPS(特定規模電気事業者:Power Producer and Suppliers)の間で電力取引が、中立機関の監視の下、実施されるようになる。また、電力の小売市場についても部分的に自由化され、高圧・特別高圧の需要家も開放され、PPSなどのように自ら送電ネットワークを有していなくとも、また他の地域の既存発電会社(他電力会社)のように自らの送電ネットワークにて直接電力供給できない需要家に対しても、託送事業者の送電サービス(託送)を用いて上記のような需要家に対して電力供給が行われるようになる。なお、卸電力取引所からのデータは、中立機関を介して託送事業者に伝えられる。
このような電力自由化に関連して、例えば、東芝レビューVol.57,No.2,52及び53ページには、既存の電力会社との間で30分毎に需要量と発電量が一致するように発電出力を調整する(以下、同時同量又は30分同時同量と述べる)ためのシステムが開示されている。すなわち、発電事業者と需要家における電力量計からの計測値に応じて発電制御サーバに発電機制御指令値を送信する監視制御サーバを用意することが開示されている。
東芝レビューVol.57,No.2,52及び53ページ
このように電力自由化に向けて様々なシステムが構築されようとしているが、託送事業者において必要となるシステムの要件は整理されていない。例えば、卸電力取引所との関係において電力取引の公平性・透明性の確保が求められており、上でも述べられている同時同量を実現するための支援措置が必要となる。また、新制度下における託送料金の算出にも対応する必要がある。さらに、託送事業者内における業務の効率化及び厳正的確化も図る必要がある。
従って、本発明の目的は、託送事業者が電力託送業務を実施するために必要となる新規な情報処理技術を提供することである。
本発明に係る、電力託送事業のためのコンピュータ・システムは、電力託送を利用する電力供給事業者についての検針データ及び当該電力供給事業者の顧客の検針データを取得し、検針データ格納部に格納する手段と、検針データ格納部に格納されたデータを用いて、電力供給事業者の発電量データと顧客の需要量(消費量)データとを生成し、データベースに登録する手段と、上記データベースに登録されたデータのうち需要量データを、電力供給事業者のコンピュータからの要求に応じて当該電力供給事業者のコンピュータに送信する手段と、上記データベースに登録されたデータを用いて、発電量と需要量のインバランスを特定すると共に、停電管理システムから取得した送電状態データを用いて、電力供給事業者に対する託送料金を算出し、料金データ格納部に格納する手段と、電力供給事業者のコンピュータから発電計画データを受信し、発電計画データの妥当性が確認された場合には、電力託送事業を実施する事業者の給電制御部門に当該発電計画データを送信する手段とを有する。
このように電力託送を利用する電力供給事業者及び当該電力供給事業者の顧客によるいわゆる同時同量を支援するためのデータを提供すると共に、新たな方式に対応した託送料金の算出を行い、さらに電力託送を利用する電力供給事業者の発電計画データに従って給電制御を実施するものである。
本発明に係るコンピュータ・システムを実現するためのプログラムを作成することも可能であり、当該プログラムは、例えばフレキシブル・ディスク、CD−ROM、光磁気ディスク、半導体メモリ、ハードディスク等の記憶媒体又は記憶装置に格納される。また、ネットワークを介してディジタル信号にて頒布される場合もある。なお、処理途中のデータについては、コンピュータのメモリ等の記憶装置に一時保管される。
本発明によれば、託送事業者が電力託送業務を、法律に則った上で、透明性及び公平性を確保して実施することができるようになる。
図2に、本発明の実施の形態における業務フローの概要を示す。需要家201及び電力供給事業者の発電所202には、電力量メータが設けられており、自動検針203により検針値が取得される。当該自動検針203により取得された検針値から計算される電力量は、同時同量支援204のため例えばインターネットを介して電力量提示205としてPPS206のコンピュータに送信される。また、PPS206からは例えばインターネットを介して発電計画データ207が送信されてくる。この発電計画データ207については、託送事業者の給電所208において確認され、問題が無ければ登録されて、託送事業者の給電計画、電力量補正210、電力量計算209などに用いられる。また、電力計算・インバランス確認213として、自動検針203により取得された検針値を用いて電力量計算209が行われ、電力量補正210も行われる。計算された電力量は、受電及び供給(需要)のインバランスを特定するためにも用いられる。すなわち30分同時同量が基本ではあるが、実際には受電と供給(需要)には差が生じてしまうので、受電の方が多い場合には託送事業者が差分を買い取ることになり、供給の方が多い場合には託送事業者が差分を販売することになる。このような需給のインバランスが契約範囲内であるか等を確認するインバランス確認支援211も実施される。そして、託送事業者の買い受け及び販売に係る電力量の確定212を行う。なお、例えば確定された買い受け及び販売に係る電力量を参照して生成される取引所参加情報214と、卸電力の取引所215及び託送事業者の中央給電指令所217からのデータとにより電力のスポット取引情報218も上で述べた処理に用いられる。
さらに、給電所219により系統停止計画データが登録され、本システム側で当該系統停止計画の受領及びPPS206への通知220が行われる。また、給電所219により系統停止実績データが登録され、本システム側で当該系統停止実績データの受領221が行われる。ここまで説明した処理は、日次業務として毎日行われる。
また、上で述べた系統停止計画データ及び系統停止実績データは、毎月実施される料金補正222に用いられる。ここでいう料金は、託送のみの料金ではなく、買い受け及び販売に係る電力量に応じた料金も含まれるものとする。このような補正を行った後に、料金の確定223を行い、PPS向け料金計算書の作成224を実施する。このPPS向け料金計算書(電力量・停止実績などの明細を含む)は、例えばインターネットを介してPPSへ送信される。また、PPS向け料金計算書は、請求・収入管理225において、計算書(請求書)発行226及び収入管理227に用いられる。以上の処理が月次業務として毎月行われる。
このような処理の他に、基本情報の管理228として、受電計画管理229、供給契約管理230、契約関連情報管理231といった処理も行われる。
次に、図2に示したような業務を行うためのシステム及び当該システム内における連携について図3を用いて説明する。託送事業者300には、複数の業務端末301、業務サーバ302、検針サーバ307、公開サーバ303などが設けられる。これらは、ネットワークにより接続されている。また、このネットワークは、ネットワークD(NW)304、ネットワークE(306)といった他のネットワークにも接続されている。ネットワークD(304)には、中央給電指令所システム3041などが接続されている。また、ネットワークE(306)には、停電管理システム3061、系統運用部門向けサーバ3062などが接続されている。
さらに、託送事業者300のネットワークは、携帯電話網に接続するための携帯電話連係装置3051、光ネットワーク(NW)に接続するための光NWインタフェース3052にも接続されている。図示されていないが、携帯電話連係装置3051は、携帯電話網を介して発電所や需要家における電力量メータに接続される。同様に、光NWインタフェース3052は、光NWを介して発電所や需要家における電力量メータに接続される。また、託送事業者300の公開サーバ303は、卸電力取引所のコンピュータ310、他の託送事業者のコンピュータ311、PPSのコンピュータ312とも例えばインターネットを介して接続している。
業務サーバ302は、本実施の形態において主要な機能を有するサーバであって、同時同量支援機能、電力量計算・インバランス確認機能、停止(停電)計画・実績情報収集機能、受給情報収集機能、料金計算機能、請求・収入管理機能、計画受領・確認機能、受電・供給契約管理機能、取引所対応機能などを有している。また、公開サーバ303は、社外のコンピュータとのインタフェースとなるサーバであって、同時同量支援機能、請求・収入管理機能、計画受領・確認機能、取引所対応機能などを有する。業務端末301は、業務サーバ302の機能を用いて様々な管理業務を実施させる。
業務サーバ302は、検針サーバ307に対して検針要求を送信する。検針サーバ307は、業務サーバ302から検針要求を受信すると、携帯電話連係装置3051及び光NWインタフェース3052(それらのいずれかの場合もある)に検針要求を送信する。そうすると、発電所及び需要家の電力量メータから検針データが返信されてくるので、検針サーバ307は、携帯電話連係装置3051及び光NWインタフェース3052から検針データを受信する。そして、検針サーバ307は、検針要求元の業務サーバ302に検針データを送信し、業務サーバ302は、検針データを図示しないデータベースなどに登録する。
また、業務サーバ302は、託送申込、契約通知、発電計画などのデータを中央給電指令所システム3041に送信する。中央給電指令所システム3041は、これらのデータを受信し、所定の処理を実行する、また、卸電力の取引所との関係において、落札情報を中央給電指令所システム3041から業務サーバ302に送信することもある。
業務サーバ302と公開サーバ303は、30分電力量、料金データ、停止計画/実績データ、振替清算データ、発電計画データ及び託送申込みについてのデータをやり取りするようになっている。また、公開サーバ303は、卸電力取引所310から、スポット取引情報を受信する。さらに、公開サーバ303と他の託送事業者のコンピュータ311とは、事業者間精算のためのデータをやり取りするようになっている。また、PPSのコンピュータ312と公開サーバ303とは、30分電力量、料金データ、停止計画/実績(高圧)、停止計画/実績(特別高圧)、発電計画、託送申込みのデータなどやり取りするようになっている。PPSのコンピュータ312から受信する発電計画のデータについては、公開サーバ303から系統運用部門向けサーバ3062に送信され、系統運用部門向けサーバ3062に格納され、必要な確認処理などが実行される。また、停電管理システム3061からは停止計画/実績のデータが、業務サーバ302に送信され、業務サーバ302から公開サーバ303に出力されるようになっている。
図3に示したようなコンピュータ・システムは、例えばより具体的には、図4に示すように実現される。ネットワークAには、公開サーバ303、業務サーバ302、検針サーバ307、ネットワークB、ファイアウォール(FW)404を介してネットワークC、FW403を介してネットワークD(304)、FW402を介してネットワークE(306)、光NWインタフェース3052、携帯電話連係装置3051などが接続されている。公開サーバ303と業務サーバ302についてはクラスタリングにより負荷分散がなされている。また、業務サーバ302については、検針値や電力量データなどを蓄積する各種DB3021を管理している。さらに、検針サーバ307もクラスタリングによる負荷分散、及びデータの欠落が大きな問題となるので二重化による信頼性向上が図られている。光NWインタフェース3052は、光NWを介して発電所や需要家の事業所に接続されている。携帯電話連係装置3051についても携帯電話網を介して発電所や需要家の事業者に接続されている。ネットワークBには、業務端末301a、301bなどと、請求書などを発行するための専用プリンタ3011などが接続されている。
ネットワークD(304)には図3と同じように、中央給電指令所システム3041が接続されている。さらに、ネットワークE(306)には、系統運用部門向けサーバ3062と停電管理システム3061とが接続されている。ネットワークCは、託送事業者の社内と社外を分離するためのバリアセグメントであって、認証408等の機能を実現するためのコンピュータ、FW406などが接続されている。FW406は例えばインターネット409に接続されており、当該インターネット409には、PPSのコンピュータ312、卸電力取引所のコンピュータ310、他の託送事業者のコンピュータ311などが接続されている。
このようなコンピュータ・システムによれば、電力自由化に対応する新たな業務が実施可能となる。
次に、上で述べたコンピュータ・システムにおいて主要な機能である30分同時同量支援について図5及び図6を用いて説明する。図5に模式的に示したが、PPSと託送事業者との契約に従い、PPSの発電者の供給電力量とPPSの顧客(ここでは需要家1乃至3)の総需要(消費)電力量とが30分毎に同一となること、すなわちバランスすることを目指し、NSC側がその支援をPPS側に行うことを示す。なお、この両者のインバランスについては、託送事業者が吸収する。この支援の内容は、(1)PPS毎に、当日の需要者30分毎電力量を30分以内に取得可能とするものである。このため、検針サーバ307により、30分毎に、需要者(及び電力供給者)の電力量メータの検針値を取得し、業務サーバ302により電力量を算出し、公開サーバ303によりPPSのコンピュータ312に配信される。また、(2)PPS毎に、前日から前14日までの需要者(電力供給者を含む場合もある)の1日毎30分単位の電力量を取得可能にしている。すなわち、業務サーバ302に接続された各種DB3021に、14日分の電力量データを蓄積しておき、PPSのコンピュータ312からの要求に応じて公開サーバ303から配信できるようにしておく。
より具体的には、図6に示すような処理を実施する。まず、検針サーバ307は、検針要求をPPSの需要家及び電力供給者の電力量メータに、光NWインタフェース(IPM:Integrated Power Monitorなど)及び光NWを介して、又は携帯電話連係装置3051及び携帯電話網を介して送信する(ステップS1)。これに対して、各電力量メータは、電力量の計測結果を検針応答として返信する。そして、検針サーバ307は、検針応答を各電力量メータから受信し、例えばメインメモリ等の記憶装置に一旦格納する(ステップS3)。そして、検針サーバ307は、取得した検針値のデータを業務サーバ302に送信する(ステップS5)。業務サーバ302は、検針サーバ307から検針値のデータを受信し、例えば各種DB3021に格納する。そして、業務サーバ302は、PPS毎に需要量(消費電力量)としての電力量と供給量としての電力量を算出し、それらのデータを例えば各種DB3021に登録する(ステップS7)。PPSのコンピュータ312は、定期的に、又はPPSの担当者の要求に応じて、インターネット409などを介して公開サーバ303に電力量データの要求を送信する。この要求に応じて、公開サーバ303は、該当する電力量のデータを各種DB3021から取得すると共に、PPSのコンピュータ312に送信する(ステップS9)。PPSのコンピュータ312は、公開サーバ303から電力量のデータを受信すると、解析を実施し、電力供給の制御等を実施することになる。このようなステップS1乃至S9の処理を、処理終了まで繰り返すことになる(ステップS11)。
次に、検針値収集から料金算出までの処理について図7乃至図9を用いて説明する。まず図7を用いて検針値収集について説明する。電力量メータの検針については、上でも述べた(1)30分検針のほかに、(2)1日1回行い、月次確定のために用いられるバッチ検針、(3)指示に応じて随時実行可能なリモート検針、(4)人手による出向検針とが存在している。通常は(1)ないし(3)にて対応しているが、必要に応じて(4)が行われることもある。(1)の検針結果は主に同時同量支援のために用いられる。また(2)の検針結果は、主に託送料金計算に用いられる。但し、(1)の検針結果も託送料金の計算に用いられる場合もある。
では、実際に料金計算に用いられる要素について図8を用いて説明する。料金計算に用いられる要素は、PPSとNSCとの契約によりさまざまであるが、基本的には、需給のインバランスの程度(契約規定以上のインバランスの有無とインバランスにより生じた買い入れ電力量及び販売電力量)、電力託送の実績、電力託送事業者側の問題として系統停止の有無などが考慮される。これらの要素に基づき、毎月所定日に、PPS毎に前月の料金を算出し、請求する。
次に、具体的な料金請求の処理フローを図9を用いて説明する。まず、停電管理システム3061は、停止計画・実績データを業務サーバ302に送信する。業務サーバ302は、停電管理システム3061から停止計画・実績データを受信し、例えば各種DB3021に登録する(ステップS21)。また、検針サーバ307は、各種検針を電力量メータに対して実施させ、電力量メータから検針値を取得し、例えばメインメモリ等の記憶装置に格納する(ステップS23)。さらに、検針サーバ307は、検針値データを業務サーバ302に送信し、各種DB3021に登録する(ステップS25)。業務サーバ302は、各種DB3021に登録された検針データから供給電力量及び需要電力量(消費電力量)を算出し、インバランスの状態を把握する(ステップS27)。具体的には、供給電力量と需要電力量(消費電力量)との差を計算し、その差を記憶装置に格納する。
さらに、業務サーバ302は、料金計算を実施し、計算結果を各種DB3021に登録する(ステップS29)。具体的には、契約に従った計算が必要となるが、需要家の契約電力と需要電力量(託送電力量)に応じた料金と、供給電力量が需要電力量(消費電力量)を下回った場合にはその差についての販売料金とを加算し、供給電力量が需要電力量(消費電力量)を上回った場合にはその差についての買い入れ料金を差し引く。さらに、停止実績データに基づき系統停止の状態が電力供給に影響を与えたか判断し、影響を与えた場合には契約に従って料金を差し引く。この他必要な要素については考慮した上で料金計算を実施する。
次に、例えば業務端末301aからの要求に応じて、業務サーバ302は、当該業務端末301aに各種DB3021に格納された料金データを送信する。業務端末301aは、業務サーバ302から料金データを受信し、表示装置に表示する(ステップS31)。業務端末301aを使用するユーザは、料金データの妥当性について判断して、内容確認結果を入力する。問題なしという入力か、修正入力が行われる。業務端末301aは、内容確認結果の入力を受け付け、当該内容確認結果データを業務サーバ302へ送信する。業務サーバ302は、業務端末301aから内容確認結果データを受信し、問題なしというデータであれば料金データを確定登録し、修正入力であれば修正入力に従って修正処理を行って、修正後の料金データを確定登録する(ステップS33)。
そして、例えばPPSのコンピュータ312からの要求に応じて、公開サーバ303は、各種DB3021に確定登録された料金データを、PPSのコンピュータ312に送信する(ステップS35)。その後、所定のタイミングにおいて、請求書を例えば専用プリンタ3011を用いて印刷する(ステップS37)。以上のステップS21乃至S37を処理終了まで繰り返す(ステップS39)。
このような処理を実施することにより、料金請求が自動的に実施されるようになる。
また、本システムでは、PPSによる発電計画の登録処理も実施される。これを図10を用いて説明する。まず、公開サーバ303は、PPSのコンピュータ312から発電計画データを受信し、記憶装置に格納する(ステップS41)。PPSのコンピュータ312からの発電計画データの送信は、随時行われる。そして、公開サーバ303は、系統運用部門向けサーバ3062にPPSの発電計画データを送信する。系統運用部門向けサーバ3062は、公開サーバ303からPPSの発電計画データを受信し、記憶装置に格納する(ステップS43)。系統運用部門向けサーバ3062は、このPPSの発電計画データに対して確認処理を実施する。又は、例えばネットワークE(306)に接続されている端末にさらにPPSのコンピュータ312に送信し、当該端末において確認処理を実施する。
そして、系統運用部門向けサーバ3062は、PPSの発電計画データの内容確認結果データを公開サーバ303に送信する。公開サーバ303は、系統運用部門向けサーバ3062から内容確認結果データを受信する(ステップS45)。そして、公開サーバ303は、内容確認結果データが正常であることを示している場合には、業務サーバ302にPPSの発電計画データを送信する。業務サーバ302は、公開サーバ303からPPSの発電計画データを受信し、各種DB3021に格納する(ステップS47)。さらに、業務サーバ302は、中央給電指令所システム3041にPPSの発電計画データを送信する。中央給電指令所システム3041は、業務サーバ302からPPSの発電計画データを受信し、記憶装置に格納する(ステップS49)。このようなステップS41乃至S49の処理を終了まで繰り返す(ステップS51)。
以上のような処理を実施することにより、自由化の進展に伴い必要となる処理を行うことができるようになる。
以上本発明の実施の形態を述べたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、図4に示したネットワーク構成は一例であって、そのまま適用せずとも同様の機能を発揮させることは可能である。特にクラスタリングについては、負荷状況に応じてその対象サーバを変更することは容易に行うことができる。
なお、上で述べたシステムは、複数のコンピュータ装置を組み合わせて構成されるものであって、各コンピュータ装置においては、メモリ2501(記憶部)とCPU2503(処理部)とハードディスク・ドライブ(HDD)2505と表示装置2509に接続される表示制御部2507とリムーバブル・ディスク2511用のドライブ装置2513と入力装置2515とネットワークに接続するための通信制御部2517とがバス2519で接続されている。オペレーティング・システム(OS)及びWebブラウザを含むアプリケーション・プログラムは、HDD2505に格納されており、CPU2503により実行される際にはHDD2505からメモリ2501に読み出される。必要に応じてCPU2503は、表示制御部2507、通信制御部2517、ドライブ装置2513を制御して、必要な動作を行わせる。また、処理途中のデータについては、メモリ2501に格納され、必要があればHDD2505に格納される。このようなコンピュータは、上で述べたCPU2503、メモリ2501などのハードウエアとOS及び必要なアプリケーション・プログラムとが有機的に協働することにより、上で述べたような各種機能を実現する。
従来技術を説明するための図である。 本発明の実施の形態に係る業務フローを示す図である。 本発明の実施の形態に係るシステム連係を説明するための図である。 本発明の実施の形態に係るシステム構成を示す図である。 同時同量支援について説明するための図である。 30分同時同量支援処理の処理フローを示す図である。 検針の種類について説明するための図である。 料金計算のための要素を説明するための図である。 料金確定処理の処理フローを示す図である。 発電計画登録のための処理フローを示す図である。 コンピュータの機能ブロック図である。
符号の説明
301 業務端末 302 業務サーバ 303 公開サーバ
3041 中央給電指令所システム
3051 携帯電話連係装置 3052 光NWインタフェース
3061 停電管理システム 3062 系統運用部門向けサーバ
307 検針サーバ
310 卸電力取引所のコンピュータ
311 他の託送事業者のコンピュータ
312 PPSのコンピュータ

Claims (1)

  1. 電力託送事業のためのコンピュータ・システムであって、
    電力託送を利用する電力供給事業者についての検針データ及び当該電力供給事業者の顧客の検針データを取得し、検針データ格納部に格納する手段と、
    前記検針データ格納部に格納されたデータを用いて、前記電力供給事業者の発電量データと前記顧客の需要量データとを生成し、データベースに登録する手段と、
    前記データベースに登録されたデータのうち前記需要量データを、前記電力供給事業者のコンピュータからの要求に応じて当該電力供給事業者のコンピュータに送信する手段と、
    前記データベースに登録されたデータを用いて、発電量と需要量のインバランスを特定すると共に、さらに停電管理システムから取得した送電状態データを用いて、前記電力供給事業者に対する託送料金を算出し、料金データ格納部に格納する手段と、
    前記電力供給事業者のコンピュータから発電計画データを受信し、前記発電計画データの妥当性が確認された場合には、前記電力託送事業を実施する事業者の給電制御部門に当該発電計画データを送信する手段と、
    を有するコンピュータ・システム。
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