JP2006133930A - 認証処理装置、および認証処理方法、並びにコンピュータ・プログラム - Google Patents

認証処理装置、および認証処理方法、並びにコンピュータ・プログラム Download PDF

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泰則 斎藤
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洋次 鹿志村
Hitoshi Ikeda
仁 池田
Sukeji Kato
典司 加藤
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Abstract

【課題】 厳格なユーザ認証を顔画像データを適用して実行する装置、方法を提供する。
【解決手段】 登録ユーザの様々な顔画像データを登録し、登録画像データからランダムに複数パターンを選択してシーケンスを設定し、さらに設定シーケンスが過去の実行シーケンスと重複しないことを確認してユーザにシーケンスに沿った動作、例えば顔の表情変化などを実行させて画像取得を行い、登録パターンとの照合を行なう。本構成によれば、固定シーケンスに沿った動作と異なり、認証処理毎に異なるシーケンスが設定されて認証が実行される。従って、例えば隠し撮りなどによって不正に撮影したユーザの画像データを使用して不正に認証を成立させようとする処理は不可能となり、より厳格なユーザ認証が実現される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、認証処理装置、および認証処理方法、並びにコンピュータ・プログラムに関する。さらに詳細には、ユーザの顔の画像データを取得し、取得した顔画像データに基づくユーザ認証処理を実行する認証処理装置、および認証処理方法、並びにコンピュータ・プログラムに関する。
機密情報へのアクセス処理や、オフィスの入室管理、あるいは銀行などのATMなどでは、ユーザ認証が行なわれ、登録された真正ユーザであることの確認を行って、データへのアクセスや、入室を許容するなどの処理が行われている。
ユーザ認証処理として多く利用されているのは、ユーザに対応してパスワードを設定し、ユーザにパスワードを入力させる処理、あるいはユーザにユーザ情報を記録した磁気カードやICカードを付与し、認証装置でカード情報を読み取った後、パスワードを入力させるなどの認証が多く行われている。さらに、昨今では、ユーザの顔、指紋、眼球の虹彩などいわゆる生態認証を実行する装置も開発され利用されている。
例えば、特許文献1には、ユーザに予め所定の動作をさせ、その動作情報を動画像データとしてデータベースに登録し、認証処理に際して、ユーザに登録された動作を実行させて、その実行動作をカメラで撮影し、撮影動画像データと登録動画像データとの比較照合処理を実行してユーザの認証を行なうシステムを開示している。
しかし、この特許文献1に記載の構成では、ユーザの動作を動画情報として記録することが必要であり、ユーザ数が多い場合、データ量が膨大になるという問題があり、また動画像データの取得を行って、取得動画像データと登録動画像データとの比較を実行することが必要となりデータ処理の負荷も大きくなってしまうという問題がある。
また、特許文献1に記載の構成では、登録ユーザは、1つの固定動作シーケンスに従った動作情報を登録情報として有するのみであり、ユーザが認証処理に際して実行する動作が、唯一の登録データと異なると、ユーザ認証が成立しないなど、誤認識の可能性が高くなり、ユーザは認証処理のために同じ動作を何度も繰り返し実行することを要求されるなどの問題がある。
さらに、特許文献2は、ユーザの顔の時間的変化に基づいてユーザ認証を実行するシステムを開示している。ユーザの顔の変化パターンデータを登録データとし、ユーザの認証時に撮影した画像データからユーザの顔の変化を読み取り、取得データと、登録されたパターンデータとの照合によって認証を行なうシステムである。ユーザの顔の時間的変化の例として表情の変化、顔の向き、言葉を発したときなどの例を示している。
しかし、この文献に記載の例は、ユーザに対する顔の変化を指示する構成は記載されておらず、認証処理時にユーザを撮影し、その撮影時点で発生しているユーザの顔の変化を検出して、登録データとの照合を行なう構成である。従って、ユーザの顔の変化がほとんど発生しない場合は登録データとの照合精度が低下するという問題がある。
2004−259255号公報 2003−233816号公報
本発明は、上述の問題点に鑑みてなされたものであり、ユーザに対して、ユーザの顔の表情、向きなどをランダムに設定したシーケンスに従った指示を実行し、その指示情報に従ったユーザの顔画像データを時系列に取得して、取得したデータと、登録データとの照合を行なう構成とすることで、認証処理装置の必要とするデータ蓄積量、データ処理量を軽減し、誤認識の発生率も低下させることを可能とした認証処理装置、および認証処理方法、並びにコンピュータ・プログラムを提供することを目的とする。
本発明の第1の側面は、
認証処理装置であり、
認証対象ユーザの顔画像データを取得するカメラと、
登録ユーザの複数の異なる登録顔パターン画像を格納したユーザ情報記憶部と、
複数の異なる顔パターンからなるシーケンスを設定する実行シーケンス設定部と、
前記実行シーケンス設定部の設定したシーケンスを認証対象ユーザに対して提示する出力部と、
過去の認証処理において実行したシーケンス情報をユーザ識別子に対応付けて記録したシーケンス情報記憶部と、
前記カメラによって取得した認証対象ユーザの顔画像データと、前記ユーザ情報記憶部に格納された登録顔パターン画像との照合処理を実行する認証部とを有し、
前記実行シーケンス設定部は、
前記ユーザ情報記憶部に格納された登録ユーザの複数の異なる登録顔パターン画像からランダムに複数パターンを選択して認証対象ユーザに対して実行させるシーケンスの設定を行なうとともに、前記シーケンス情報記憶部に格納された実行済みシーケンスと重複しないシーケンスを実行シーケンスとして設定する構成であり、
前記認証部は、
前記実行シーケンス設定部の設定したシーケンスに含まれる複数の顔パターンの各々について、前記カメラを介して取得する顔画像データと、前記ユーザ情報記憶部に格納された登録顔パターン画像との照合処理を実行する構成であることを特徴とする認証処理装置にある。
さらに、本発明の認証処理装置の一実施態様において、前記認証処理装置は、さらに、前記実行シーケンス設定部によって設定され、認証処理に適用された新たな実行シーケンスのシーケンス情報を前記シーケンス情報記憶部に格納するデータ更新処理を実行する構成であることを特徴とする。
さらに、本発明の認証処理装置の一実施態様において、前記ユーザ情報記憶部に格納された登録顔パターン画像は、感情表現に対応付けされる顔パターン画像と、感情表現に対応付けされないユーザ固有の登録顔パターン画像とを含む構成であり、前記実行シーケンス設定部は、感情表現に対応付けされる顔パターン画像と感情表現に対応付けされないユーザ固有の登録顔パターン画像中から、ランダムに複数パターンを選択して認証対象ユーザに対して実行させるシーケンスの設定を行なう構成であることを特徴とする。
さらに、本発明の認証処理装置の一実施態様において、前記認証部は、前記実行シーケンス設定部の設定したシーケンスに含まれる複数の顔パターンの各々について、前記カメラを介して取得する顔画像データと、前記ユーザ情報記憶部に格納された登録顔パターン画像との照合処理を実行し、複数パターンの照合において、予め定めた閾値以上の一致率が得られたことを条件として認証成立の判定を行なう構成であることを特徴とする。
さらに、本発明の第2の側面は、
認証処理方法であり、
登録ユーザの複数の異なる登録顔パターン画像を格納したユーザ情報記憶部に格納された登録ユーザの複数の異なる登録顔パターン画像からランダムに複数パターンを選択して認証対象ユーザに対して実行させるシーケンスの設定を行なうとともに、過去の認証処理において実行したシーケンス情報をユーザ識別子に対応付けて記録したシーケンス情報記憶部に格納された実行済みシーケンスと重複しないシーケンスを実行シーケンスとして設定する処理を実行する実行シーケンス設定ステップと、
前記実行シーケンス設定部の設定したシーケンスを認証対象ユーザに対して提示する出力ステップと、
カメラにより認証対象ユーザの顔画像データを取得する画像取得ステップと、
前記実行シーケンス設定部の設定したシーケンスに含まれる複数の顔パターンの各々について、前記カメラを介して取得する顔画像データと、前記ユーザ情報記憶部に格納された登録顔パターン画像との照合処理を実行する認証ステップと、
を有することを特徴とする認証処理方法にある。
さらに、本発明の認証処理方法の一実施態様において、前記認証処理方法は、さらに、前記実行シーケンス設定部によって設定され、認証処理に適用された新たな実行シーケンスのシーケンス情報を前記シーケンス情報記憶部に格納するデータ更新処理を実行するステップを有することを特徴とする。
さらに、本発明の認証処理方法の一実施態様において、前記ユーザ情報記憶部に格納された登録顔パターン画像は、感情表現に対応付けされる顔パターン画像と、感情表現に対応付けされないユーザ固有の登録顔パターン画像とを含む構成であり、前記実行シーケンス設定ステップは、感情表現に対応付けされる顔パターン画像と感情表現に対応付けされないユーザ固有の登録顔パターン画像中から、ランダムに複数パターンを選択して認証対象ユーザに対して実行させるシーケンスの設定を行なうことを特徴とする。
さらに、本発明の認証処理方法の一実施態様において、前記認証ステップは、前記実行シーケンス設定ステップにおいて設定したシーケンスに含まれる複数の顔パターンの各々について、前記カメラを介して取得する顔画像データと、前記ユーザ情報記憶部に格納された登録顔パターン画像との照合処理を実行し、複数パターンの照合において、予め定めた閾値以上の一致率が得られたことを条件として認証成立の判定を行なうことを特徴とする。
さらに、本発明の第3の側面は、
認証処理をコンピュータ上において実行させるコンピュータ・プログラムであり、
登録ユーザの複数の異なる登録顔パターン画像を格納したユーザ情報記憶部に格納された登録ユーザの複数の異なる登録顔パターン画像からランダムに複数パターンを選択して認証対象ユーザに対して実行させるシーケンスの設定を行なうとともに、過去の認証処理において実行したシーケンス情報をユーザ識別子に対応付けて記録したシーケンス情報記憶部に格納された実行済みシーケンスと重複しないシーケンスを実行シーケンスとして設定する処理を実行する実行シーケンス設定ステップと、
前記実行シーケンス設定部の設定したシーケンスを認証対象ユーザに対して提示する出力ステップと、
カメラにより認証対象ユーザの顔画像データを取得する画像取得ステップと、
前記実行シーケンス設定部の設定したシーケンスに含まれる複数の顔パターンの各々について、前記カメラを介して取得する顔画像データと、前記ユーザ情報記憶部に格納された登録顔パターン画像との照合処理を実行する認証ステップと、
を有することを特徴とするコンピュータ・プログラムにある。
なお、本発明のコンピュータ・プログラムは、例えば、様々なプログラム・コードを実行可能なコンピュータシステムに対して、コンピュータ可読な形式で提供する記憶媒体、通信媒体、例えば、CDやFD、MOなどの記録媒体、あるいは、ネットワークなどの通信媒体によって提供可能なコンピュータ・プログラムである。このようなプログラムをコンピュータ可読な形式で提供することにより、コンピュータシステム上でプログラムに応じた処理が実現される。
本発明のさらに他の目的、特徴や利点は、後述する本発明の実施例や添付する図面に基づくより詳細な説明によって明らかになるであろう。なお、本明細書においてシステムとは、複数の装置の論理的集合構成であり、各構成の装置が同一筐体内にあるものには限らない。
本発明の構成によれば、予め登録ユーザの様々な顔画像データを登録し、認証処理装置が、これらの登録画像データからランダムに複数パターンを選択して、選択パターンからなるシーケンスを設定し、さらに設定シーケンスが過去の実行シーケンスと重複しないことを確認して、ユーザにシーケンスに沿った動作、例えば顔の表情変化などを実行させて、画像取得を行い、登録パターンとの照合を行なう構成としたので、固定されたシーケンスに沿った動作と異なり、認証処理毎に異なるシーケンスが設定されて認証が実行される。従って、例えば隠し撮りなどによって不正に撮影したユーザの画像データを使用して不正に認証を成立させようとする処理は不可能となり、より厳格なユーザ認証が実現される。
さらに、本発明の構成によれば、[笑い]などの表情表現に対応しない登録データ、すなわち、[ユーザ固有登録情報]を実行シーケンスに含めることで、本人のみが知っている表情を照合処理パターンとして含めることが可能となり、この処理によってさらに厳格な認証処理を実行することが可能となる。
以下、図面を参照しながら本発明の認証処理装置、および認証処理方法、並びにコンピュータ・プログラムの詳細について説明する。まず、図1を参照して、本発明の認証処理装置の構成および処理の概要について説明する。本発明の認証処理装置は、図1に示すように、カメラ101、顔画像データ抽出部102、認証部103、実行シーケンス設定部104、情報記憶部105、出力部106、入力部107を有する。情報記憶部105には、登録ユーザの識別子と、登録ユーザの顔画像データとを対応付けたユーザ情報を格納したユーザ情報記憶部111と、過去に実行されたユーザ認証処理に際してユーザに対して実行済みの表情変化指示などのシーケンス情報をユーザ識別子に対応付けて格納した指示シーケンス記憶部112と、各種データ処理プログラムなどを記憶したデータ記憶部113が含まれる。
まず、本発明の認証処理装置100の処理の概要について説明する。認証処理装置100によってユーザ10の認証処理を実行する場合、
認証処理装置100は、ユーザ10に対して、例えば、
1.最初に、[笑い]の表情をして下さい。
2.次に、[怒り]の表情をして下さい。
といった、ランダムに決定されたシーケンスでの表情、あるいは、顔の向き変更などの指示を行なう。ユーザは、この指示シーケンスに従って、表情や顔の向きを変更する処理を行なう。認証装置は、これらをカメラ102によって撮影し、予め登録されたユーザ情報と照合して認証を行なう。
図1に示すユーザ情報記憶部111には、図2に示すように、登録ユーザの識別子と、登録ユーザの顔画像データとを対応付けたデータが格納される。登録ユーザは、予め所定の複数の表情、あるいは向きを変化させた顔の画像を登録する。各ユーザは、登録表情パターンとして、図2に示すように、表情パターンP01:[笑い]、表情パターンP02:[怒り]、表情パターンP03:[驚き]、・・・表情パターンPnn:[悲しみ]等の予め設定された感情に対応する表情パターンを登録する。さらに、特定の感情と対応付けられていない表情パターンPmmとして、[ユーザ固有登録情報]を登録する。この[ユーザ固有登録情報]は、各ユーザが決定した固有の登録表情であり、特定の感情とは結び付けられないパターンである。
認証処理装置100は、これらの登録パターンからランダムに複数の登録パターンを選択し、選択した複数の登録パターンを時系列に設定したシーケンスを決定し、決定したシーケンスに沿って、ユーザに表情の変更を要求する。たとえば表情パターンP01:[笑い]→P02:[怒り]や、P03:[驚き]→Pnn:[悲しみ]、Pmm:[固有登録パターン]→P01:[笑い]などのシーケンスである。
しかし、認証処理に際して、同じシーケンスを適用すると、第三者によって観察され不正に顔画像データを撮影されたりするなどして、認証シーケンスに一致した表情パターンを画像データとして保存され、保存した画像データを適用した認証によって、認証処理を成立させてしまうといった事態も発生しかねない。
そこで、本発明の認証処理装置100では、少なくとも一定期間の過去に実行済みの認証処理において実行されたシーケンス情報をシーケンス情報記憶部112に格納しておき、新たな認証処理の際に決定するシーケンスが、これらの実行済みシーケンスと重複しないように制御する。
シーケンス情報記憶部112の格納データの構成例を図3に示す。図3に示すように、シーケンス情報記憶部112には、ユーザ識別子としてのユーザIDと、過去の認証処理において実行済みのシーケンスが対応付けて記録される。図の例では、過去n回分の実行シーケンスデータが格納されている。例えば第1番目のユーザ[u01ab88761]は、最も最近の認証処理における指示シーケンスS1は、パターンP01→P03のシーケンスであり、その前の指示シーケンスS2は、パターンP02→P01のシーケンスである、n回前の指示シーケンスSnは、パターンP03→P01のシーケンスであることを示している。
第1番目のユーザ[u01ab88761]の実行済みのシーケンスを具体的な表情に対応付けて図4に示す。直近の認証処理における指示シーケンスS1は、パターンP01→P03のシーケンスであり、図に示すようにP01[笑い]→[驚き]のシーケンス、その前の指示シーケンスS2は、パターンP02[怒り]→P01[笑い]のシーケンスである、n回前の指示シーケンスSnは、パターンP03[驚き]→P01[笑い]のシーケンスである。
シーケンス情報記憶部112の格納データは、新たな認証処理が実行される毎に更新され、最も古いデータ(n回前のデータ)が削除され、新たに実行された指示シーケンス情報が格納される。
本発明の認証処理装置100では、このように、過去に実行済みの認証処理において実行されたシーケンスをシーケンス情報記憶部112に格納し、新たな認証処理に際して、これらの登録シーケンス情報を参照して、重複しないシーケンスを新たに設定して、ユーザに実行させる。
図1の構成図を参照して、ユーザ認証処理を実行する場合の処理の流れについて説明する。認証対象者としてのユーザ10は、認証処理の実行の際に入力部107に対して、ユーザID、パスワード等、ユーザを特定するための情報を入力する。実行シーケンス設定部104は、ユーザの入力したユーザ識別情報が、情報記憶部105のユーザ情報記憶部111に登録されているかを確認し、登録が確認されると、ユーザに要求する表情などのシーケンスを決定する。たとえば[笑い]→[怒り]や、[驚き]→[悲しみ]などのシーケンスである。
このシーケンスの決定処理に際して、実行シーケンス設定部104は、シーケンス情報記憶部112に格納された情報、すなわち、図3を参照して説明したように、過去の認証処理において実行済みのシーケンス情報を取得し、新たに設定するシーケンスが、これら実行済みシーケンスと一致することのない設定とする。
実行シーケンス設定部104においてシーケンスが決定されると、出力部106を介して指示情報をユーザに提示する。例えば、
ステップ1.最初に、[笑い]の表情をして下さい。
ステップ2.次に、[怒り]の表情をして下さい。
の指示情報がユーザに提示される。
カメラ101は、指示に従って表情を作っているユーザ10の画像データを取得する。顔画像データ抽出部102は、カメラ101の撮影画像データから顔画像領域の画像を抽出し、認証部103に入力する。認証部103は、情報記憶部105のユーザ情報記憶部111に格納されたユーザの登録画像情報をシーケンスに従って取得して照合処理を実行する。
カメラ101によって撮影された画像と、ユーザ情報記憶部111に格納された登録画像データとが一致すれば、認証の成立と判定し、不一致の場合は認証不成立と判定する。なお、一致度判定にはパターンマッチングなどの処理が適用され、一定の類似範囲を予め規定し、完全一致のみならず、所定の類似範囲に取得画像と登録画像があると判定した場合は、同一人の画像であると判定し認証成立とする。なお、この例では、[笑い]→[怒り]や、[驚き]→[悲しみ]など2つのパターンを適用した処理例を示しているが、認証成立の判定は、2つのパターンのいずれも登録画像と一致することを認証成立の条件としてり、あるいは、1つのパターンのみの画像一致が確認された場合には、認証成立とするなど、認証成立のレベルは、様々な設定が可能である。
上述の実施例では、1回の認証処理において2つの表情パターンを適用したシーケンスを設定して認証処理を実行する例を説明したが、3つ以上パターンからなるシーケンスを設定した認証も可能である。図5を参照して3パターンからなるシーケンスを設定し、そのパターンの照合処理の結果として2つ以上のパターンが一致した場合に認証の成立と判定する処理例について説明する。
図5は、
(a)パターンP01[笑い]→パターンP03[驚き]→パターンP02[怒り]
(b)パターンP02[怒り]→パターンP01[笑い]→パターンP05[悲しみ]
(c)パターンP03[驚き]→パターンP05[悲しみ]→パターンP01[笑い]
の各指示シーケンスを示している。
例えば、認証処理において、(a)では、指示シーケンスに含まれる3パターンの照合処理、すなわちカメラ撮影画像と登録画像との照合処理においてすべて一致するという結果が得られた例であり、この場合はユーザの認証成立と判定する。(b)では、指示シーケンスに含まれる3パターンの照合処理において2つのパターンは一致するが、1つのパターンは一致しないという結果が得られた例であり、この場合についてもユーザの認証成立と判定する。(c)では、指示シーケンスに含まれる3パターンの照合処理において1つのパターンは一致するが、2つのパターンは一致しないという結果が得られた例であり、この場合については、ユーザの認証不成立と判定する。
この例では、シーケンスに含まれる3パターン中、2パターンの一致を条件として認証の成立とする認証レベルの設定を行った例である。一致率[2/3]以上で認証成立とした例である。このような認証成立条件のレベルは、その条件を厳しくする必要があるか否かによって様々な設定が可能である。
認証成立条件のレベルを厳しくする必要がある場合には、シーケンスに含まれるパターン数を増加させて、閾値とする一致率を高くする。例えば5パターンをシーケンス中に含め、5パターンのすべての一致を条件とする。あるいは一致率[4/5]以上を認証成立の条件とするなどの設定を行う。一方、認証成立条件のレベルを低く設定する場合には、シーケンスに含まれるパターン数を減少させて、閾値とする一致率を低くする。例えば2パターンをシーケンス中に含め、2パターンのうち、1つの一致を認証成立条件とするなどの設定を行う。
次に、図6に示すフローチャートを参照して、本発明の認証処理装置において実行する認証処理の処理シーケンスについて説明する。
ステップS101において、認証対象ユーザからユーザ識別情報を入力する。これは認証処理装置において登録されたユーザID、あるいは認証処理装置においてユーザIDを取得可能なユーザ特定可能なデータであればよく、例えば認証処理装置においてユーザIDとパスワードとを対応付けたユーザ情報を記録している場合は、パスワードを入力させて、入力パスワードからユーザIDを導く処理を実行する構成としてもよい。
ステップS102では、ユーザIDが、ユーザ情報記憶部111に格納されたユーザ情報の登録ユーザIDとして記録されているか否かを判定する。登録ユーザでない場合(ステップS103:No)は、ステップS111に進み、認証不成立と判定して処理を終了する。
ユーザによって入力されたユーザIDが、ユーザ情報記憶部111に格納された登録ユーザIDと一致する場合(ステップS103:Yes)は、ステップS104に進み、実行シーケンス設定部104が、ユーザ情報記憶部111に格納されたユーザ情報中の、対応するユーザIDの顔画像データとして登録された複数の登録画像パターンデータから、複数の画像パターンをランダムに選択して、実行シーケンスS(Pa,Pb,・・Pn)をランダムに設定する。ここでは、n個のパターンによって構成されるシーケンスを設定するものとする。
次に、ステップS105において、実行シーケンス設定部104は、情報記憶部105のシーケンス情報記憶部112に格納された過去に実行済みのシーケンス情報(図3、図4参照)を参照し、設定したシーケンスがシーケンス情報記憶部112に格納された過去に実行済みのシーケンスと重複していないかを判定する。なお、判定対象となる情報は、同一ユーザIDに対応する登録情報である。
設定したシーケンスがシーケンス情報記憶部112に格納された過去に実行済みのシーケンスと重複していると判定された場合(ステップS106:Yes)は、ステップS104に戻り、パターンのランダム選択によるシーケンス設定処理を再実行する。
設定シーケンスがシーケンス情報記憶部112に格納された過去に実行済みのシーケンスと重複していないと判定される(ステップS106:No)と、ステップS107において、設定シーケンスに従って、ユーザに対する動作指示を実行する。動作指示は出力部106を介して行われる。
次にステップS108において、指示に従ったユーザの動作をカメラ101で撮影し、顔画像データ抽出部102において抽出された顔画像データと、ユーザ情報記憶部に格納された登録画像データとの照合処理を認証部103において実行する。この照合処理は、設定シーケンスに沿って順次実行される。すなわち、ステップS104において設定した実行シーケンスS(Pa,Pb,・・Pn)に含まれるパターン各々についての照合処理が順次実行されることになる。
ステップS109では、実行シーケンスS(Pa,Pb,・・Pn)に含まれるパターン各々についての照合結果と、予め定めた認証条件閾値との比較が行われる。例えば、5パターンをシーケンス中に含め、5パターンのすべての一致を条件とする。あるいは一致率[4/5]以上を認証成立の条件など、あらかじめ設定された認証条件閾値による判定処理を行なう。
パターン一致率が閾値以上である場合(ステップS109:Yes)は、ステップS110に進み、認証成立と判定し、パターン一致率が閾値未満である場合(ステップS109:No)は、ステップS111に進み、認証不成立と判定する。
次に、ステップS112に進み、今回、実行したシーケンス、すなわち実行シーケンスS(Pa,Pb,・・Pn)のシーケンス情報を実行済みシーケンス情報として、シーケンス情報記憶部112に格納して処理を終了する。
以上の処理によって、ユーザ認証処理が行われる。上述した説明から理解されるように、本発明の認証処理装置では、予め登録ユーザの様々な顔画像データを登録し、認証処理装置が、これらの登録画像データからランダムに複数パターンを選択して、選択パターンからなるシーケンスを設定し、さらに設定シーケンスが過去の実行シーケンスと重複しないことを確認して、ユーザにシーケンスに沿った動作、例えば顔の表情変化を実行させて、画像取得を行い、登録パターンとの照合を行なう構成であり、固定されたシーケンスに沿った動作と異なり、認証処理毎に異なるシーケンスが設定されて認証が実行されるので、例えば隠し撮りなどによって不正に撮影したユーザの画像データを使用して不正に認証を成立させようとする処理は不可能となり、より厳格なユーザ認証が実現される。
また、図2を参照して説明した笑いなどの表情表現に対応しない登録データ、すなわち、図2に示す[ユーザ固有登録情報]を実行シーケンスに含めることで、本人のみが知っている表情を照合処理パターンとして含めることが可能となり、この処理によってさらに厳格な認証処理が実現される。
さらに、図1に示す入力部107を音声入力可能な構成とし、予め登録ユーザの声紋データを情報記憶部105のユーザ情報記憶部111に格納し、認証部103において、上述した顔画像データに基づく認証を行なうとともに、声紋データに基づく認証も併せて実行する構成としてもよい。
[ハードウェア構成例]
最後に、上述した処理を実行するユーザ認証処理装置のハードウェア構成例について、図7を参照して説明する。
CPU(Central Processing Unit)501は、OS(Operating System)、上述の実施例において説明したユーザ認証処理等の各処理の実行シーケンスを記述した各種コンピュータ・プログラムに従った処理を実行する制御部である。
ROM(Read Only Memory)502は、CPU501が使用するプログラムや演算パラメータ等を格納する。RAM(Random Access Memory)503は、CPU501の実行において使用するプログラムや、その実行において適宜変化するパラメータ等を格納する。これらはCPUバスなどから構成されるホストバス504により相互に接続されている。
ホストバス504は、ブリッジ505を介して、PCI(Peripheral Component Interconnect/Interface)バスなどの外部バス506に接続されている。
キーボード508、ポインティングデバイス509は、ユーザにより操作される入力デバイスである。ディスプレイ510は、液晶表示装置またはCRT(Cathode Ray Tube)などから成り、各種情報をテキストやイメージで表示する。
HDD(Hard Disk Drive)511は、ハードディスクを内蔵し、ハードディスクを駆動し、CPU501によって実行するプログラムや情報を記録または再生させる。ハードディスクは、図1に示すユーザ情報記憶部111、シーケンス情報記憶部112、データ記憶部113としての役割を持つことができる。さらに、各種のデータ処理プログラム等、各種コンピュータ・プログラムが格納される。
ドライブ512は、装着されている磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、または半導体メモリ等のリムーバブル記録媒体521に記録されているデータまたはプログラムを読み出して、そのデータまたはプログラムを、インタフェース507、外部バス506、ブリッジ505、およびホストバス504を介して接続されているRAM503に供給する。リムーバブル記録媒体521も、ハードディスクと同様、図1に示すユーザ情報記憶部111、シーケンス情報記憶部112、データ記憶部113としての役割を持つことができる。
接続ポート514は、外部接続機器522を接続するポートであり、USB,IEEE1394等の接続部を持つ。接続ポート514は、インタフェース507、および外部バス506、ブリッジ505、ホストバス504等を介してCPU501等に接続されている。通信部515は、ネットワークに接続され、外部とのデータ通信処理を実行する。
なお、図7に示す情報処理装置のハードウェア構成例は、基本的なPC構成を適用して構成した1つの装置例を示すものであり、本発明の情報処理装置は、図7に示す構成に限らず、上述した実施例において説明した処理を実行可能な構成であればよい。
以上、特定の実施例を参照しながら、本発明について詳解してきた。しかしながら、本発明の要旨を逸脱しない範囲で当業者が該実施例の修正や代用を成し得ることは自明である。すなわち、例示という形態で本発明を開示してきたのであり、限定的に解釈されるべきではない。本発明の要旨を判断するためには、特許請求の範囲の欄を参酌すべきである。
なお、明細書中において説明した一連の処理はハードウェア、またはソフトウェア、あるいは両者の複合構成によって実行することが可能である。ソフトウェアによる処理を実行する場合は、処理シーケンスを記録したプログラムを、専用のハードウェアに組み込まれたコンピュータ内のメモリにインストールして実行させるか、あるいは、各種処理が実行可能な汎用コンピュータにプログラムをインストールして実行させることが可能である。
例えば、プログラムは記録媒体としてのハードディスクやROM(Read Only Memory)に予め記録しておくことができる。あるいは、プログラムはフレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory),MO(Magneto optical)ディスク,DVD(Digital Versatile Disc)、磁気ディスク、半導体メモリなどのリムーバブル記録媒体に、一時的あるいは永続的に格納(記録)しておくことができる。このようなリムーバブル記録媒体は、いわゆるパッケージソフトウエアとして提供することができる。
なお、プログラムは、上述したようなリムーバブル記録媒体からコンピュータにインストールする他、ダウンロードサイトから、コンピュータに無線転送したり、LAN(Local Area Network)、インターネットといったネットワークを介して、コンピュータに有線で転送し、コンピュータでは、そのようにして転送されてくるプログラムを受信し、内蔵するハードディスク等の記録媒体にインストールすることができる。
なお、明細書に記載された各種の処理は、記載に従って時系列に実行されるのみならず、処理を実行する装置の処理能力あるいは必要に応じて並列的にあるいは個別に実行されてもよい。また、本明細書においてシステムとは、複数の装置の論理的集合構成であり、各構成の装置が同一筐体内にあるものには限らない。
以上、説明したように、本発明の構成によれば、予め登録ユーザの様々な顔画像データを登録し、認証処理装置が、これらの登録画像データからランダムに複数パターンを選択して、選択パターンからなるシーケンスを設定し、さらに設定シーケンスが過去の実行シーケンスと重複しないことを確認して、ユーザにシーケンスに沿った動作、例えば顔の表情変化などを実行させて、画像取得を行い、登録パターンとの照合を行なう構成としたので、固定されたシーケンスに沿った動作と異なり、認証処理毎に異なるシーケンスが設定されて認証が実行される。従って、例えば隠し撮りなどによって不正に撮影したユーザの画像データを使用して不正に認証を成立させようとする処理は不可能となり、より厳格なユーザ認証が実現される。
さらに、本発明の構成によれば、[笑い]などの表情表現に対応しない登録データ、すなわち、[ユーザ固有登録情報]を実行シーケンスに含めることで、本人のみが知っている表情を照合処理パターンとして含めることが可能となり、この処理によってさらに厳格な認証処理を実行することが可能となる。
本発明の認証処理装置の構成について説明する図である。 本発明の認証処理装置のユーザ情報記憶部に格納されるユーザ情報のデータ構成例について説明する図である。 本発明の認証処理装置のシーケンス情報記憶部に格納されるシーケンス情報のデータ構成例について説明する図である。 シーケンス情報の具体例について説明する図である。 3パターンからなるシーケンスを適用した認証処理例について説明する図である。 本発明の認証処理装置の実行するユーザ認証処理の手順を説明するフローチャートを示す図である。 本発明の認証処理装置のハードウェア構成例について説明する図である。
符号の説明
10 ユーザ
100 認証処理装置
101 カメラ
102 顔画像データ抽出部
103 認証部
104 実行シーケンス設定部
105 情報記憶部
106 出力部
107 入力部
111 ユーザ情報記憶部
112 シーケンス情報記憶部
113 データ記憶部
501 CPU(Central Processing Unit)
502 ROM(Read-Only-Memory)
503 RAM(Random Access Memory)
504 ホストバス
505 ブリッジ
506 外部バス
507 インタフェース
508 キーボード
509 ポインティングデバイス
510 ディスプレイ
511 HDD(Hard Disk Drive)
512 ドライブ
514 接続ポート
515 通信部
521 リムーバブル記録媒体
522 外部接続機器

Claims (9)

  1. 認証処理装置であり、
    認証対象ユーザの顔画像データを取得するカメラと、
    登録ユーザの複数の異なる登録顔パターン画像を格納したユーザ情報記憶部と、
    複数の異なる顔パターンからなるシーケンスを設定する実行シーケンス設定部と、
    前記実行シーケンス設定部の設定したシーケンスを認証対象ユーザに対して提示する出力部と、
    過去の認証処理において実行したシーケンス情報をユーザ識別子に対応付けて記録したシーケンス情報記憶部と、
    前記カメラによって取得した認証対象ユーザの顔画像データと、前記ユーザ情報記憶部に格納された登録顔パターン画像との照合処理を実行する認証部とを有し、
    前記実行シーケンス設定部は、
    前記ユーザ情報記憶部に格納された登録ユーザの複数の異なる登録顔パターン画像からランダムに複数パターンを選択して認証対象ユーザに対して実行させるシーケンスの設定を行なうとともに、前記シーケンス情報記憶部に格納された実行済みシーケンスと重複しないシーケンスを実行シーケンスとして設定する構成であり、
    前記認証部は、
    前記実行シーケンス設定部の設定したシーケンスに含まれる複数の顔パターンの各々について、前記カメラを介して取得する顔画像データと、前記ユーザ情報記憶部に格納された登録顔パターン画像との照合処理を実行する構成であることを特徴とする認証処理装置。
  2. 前記認証処理装置は、さらに、
    前記実行シーケンス設定部によって設定され、認証処理に適用された新たな実行シーケンスのシーケンス情報を前記シーケンス情報記憶部に格納するデータ更新処理を実行する構成であることを特徴とする請求項1に記載の認証処理装置。
  3. 前記ユーザ情報記憶部に格納された登録顔パターン画像は、感情表現に対応付けされる顔パターン画像と、感情表現に対応付けされないユーザ固有の登録顔パターン画像とを含む構成であり、
    前記実行シーケンス設定部は、
    感情表現に対応付けされる顔パターン画像と感情表現に対応付けされないユーザ固有の登録顔パターン画像中から、ランダムに複数パターンを選択して認証対象ユーザに対して実行させるシーケンスの設定を行なう構成であることを特徴とする請求項1に記載の認証処理装置。
  4. 前記認証部は、
    前記実行シーケンス設定部の設定したシーケンスに含まれる複数の顔パターンの各々について、前記カメラを介して取得する顔画像データと、前記ユーザ情報記憶部に格納された登録顔パターン画像との照合処理を実行し、複数パターンの照合において、予め定めた閾値以上の一致率が得られたことを条件として認証成立の判定を行なう構成であることを特徴とする請求項1に記載の認証処理装置。
  5. 認証処理方法であり、
    登録ユーザの複数の異なる登録顔パターン画像を格納したユーザ情報記憶部に格納された登録ユーザの複数の異なる登録顔パターン画像からランダムに複数パターンを選択して認証対象ユーザに対して実行させるシーケンスの設定を行なうとともに、過去の認証処理において実行したシーケンス情報をユーザ識別子に対応付けて記録したシーケンス情報記憶部に格納された実行済みシーケンスと重複しないシーケンスを実行シーケンスとして設定する処理を実行する実行シーケンス設定ステップと、
    前記実行シーケンス設定部の設定したシーケンスを認証対象ユーザに対して提示する出力ステップと、
    カメラにより認証対象ユーザの顔画像データを取得する画像取得ステップと、
    前記実行シーケンス設定部の設定したシーケンスに含まれる複数の顔パターンの各々について、前記カメラを介して取得する顔画像データと、前記ユーザ情報記憶部に格納された登録顔パターン画像との照合処理を実行する認証ステップと、
    を有することを特徴とする認証処理方法。
  6. 前記認証処理方法は、さらに、
    前記実行シーケンス設定部によって設定され、認証処理に適用された新たな実行シーケンスのシーケンス情報を前記シーケンス情報記憶部に格納するデータ更新処理を実行するステップを有することを特徴とする請求項5に記載の認証処理方法。
  7. 前記ユーザ情報記憶部に格納された登録顔パターン画像は、感情表現に対応付けされる顔パターン画像と、感情表現に対応付けされないユーザ固有の登録顔パターン画像とを含む構成であり、
    前記実行シーケンス設定ステップは、
    感情表現に対応付けされる顔パターン画像と感情表現に対応付けされないユーザ固有の登録顔パターン画像中から、ランダムに複数パターンを選択して認証対象ユーザに対して実行させるシーケンスの設定を行なうことを特徴とする請求項5に記載の認証処理方法。
  8. 前記認証ステップは、
    前記実行シーケンス設定ステップにおいて設定したシーケンスに含まれる複数の顔パターンの各々について、前記カメラを介して取得する顔画像データと、前記ユーザ情報記憶部に格納された登録顔パターン画像との照合処理を実行し、複数パターンの照合において、予め定めた閾値以上の一致率が得られたことを条件として認証成立の判定を行なうことを特徴とする請求項5に記載の認証処理方法。
  9. 認証処理をコンピュータ上において実行させるコンピュータ・プログラムであり、
    登録ユーザの複数の異なる登録顔パターン画像を格納したユーザ情報記憶部に格納された登録ユーザの複数の異なる登録顔パターン画像からランダムに複数パターンを選択して認証対象ユーザに対して実行させるシーケンスの設定を行なうとともに、過去の認証処理において実行したシーケンス情報をユーザ識別子に対応付けて記録したシーケンス情報記憶部に格納された実行済みシーケンスと重複しないシーケンスを実行シーケンスとして設定する処理を実行する実行シーケンス設定ステップと、
    前記実行シーケンス設定部の設定したシーケンスを認証対象ユーザに対して提示する出力ステップと、
    カメラにより認証対象ユーザの顔画像データを取得する画像取得ステップと、
    前記実行シーケンス設定部の設定したシーケンスに含まれる複数の顔パターンの各々について、前記カメラを介して取得する顔画像データと、前記ユーザ情報記憶部に格納された登録顔パターン画像との照合処理を実行する認証ステップと、
    を有することを特徴とするコンピュータ・プログラム。
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