JP2006133121A - 基地部、大気汚染情報提供システムおよび大気汚染予測方法ならびに換気装置 - Google Patents

基地部、大気汚染情報提供システムおよび大気汚染予測方法ならびに換気装置 Download PDF

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Abstract

【課題】所定時間後の大気の汚染分布状況を予測し、その予測結果に基づいて外気導入を伴う換気動作を制御する大気汚染情報提供システムを提供する。
【解決手段】公的機関等の情報源5A,5Bから気象情報や大気汚染情報を、第2種端末局3,4から位置情報および大気汚染情報を、ネットワーク6を介して取得した基地局1が、これらの情報に基づいて、所定時間後の大気汚染の予測値をシミュレーションにより求める。換気設備を有する第1種端末局2A,2Bは、基地局1からネットワーク6を介して取得した大気汚染予測情報に基づいて、外気導入を伴う換気動作を行うか否かを制御する。これにより、汚染された外気の屋内への導入を未然に防止することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、室内への外気導入を伴う換気動作を制御する技術に関する。
屋内に居ながらにして屋外の環境情報を取得し、これを家事等に活用する技術として特許文献1がある。特許文献1によれば、空気調和機の室外機に設けたセンサによって屋外の環境情報を取得し、当該環境情報を、室内機、またはこれに付属するリモコンに設けられた表示装置に表示して、利用者に通知することができる。これにより、利用者は、実際に屋外に出て確認することなく、屋外の環境情報を取得し、これを参考にその後の行動を決定することができる。具体的には、空気調和機による汚染物質を含む外気の導入を未然に防ぐことができ、その結果、大気中の汚染物質に対する人体の暴露を回避することができる。
尚、本発明に関連する技術を開示する文献として非特許文献1,2がある。
特開2002−188844号公報 鵜野伊津志、"科学天気予報システムの開発−現状と将来−"、国立環境研究所地球環境研究センターニュース2001年7月号(通巻第128号)Vol2,No.4,p.2-5 鵜野伊津志、外5名、"地域気象モデルによる花粉飛散の数値シミュレーション"、日本気象学会機関誌「天気」2002年4月号、第49巻、第4号、p.3−13
しかし、空気調和機の室外機にセンサを取り付けて屋外の環境情報を取得する方法では、情報の取得が遅く、その後の対応が間に合わないことがある。
例えば、屋内にいる利用者が、屋外から外気を導入して換気を行っているとする。外気を導入するための換気口は家屋の外壁に設けられ、空気調和機の室外機も屋外ではあるが家屋に近い位置に設置される。このとき、汚染物質濃度の高い大気が流れてくると、換気口または室外機に設けられたセンサは、これを検知し、表示装置を介して利用者に伝達することができる。例えば、光や音等を利用して、センサが外気の汚染を検知すると同時に利用者にこれを報知すれば、これを受けた利用者は、すぐに換気動作を停止するといった対応をとることができる。
しかし、住宅の一般的な換気設備は、第三種換気であり、排気を強制で行い、給気は自然に取り入れるようになっているため、室外機や換気口近傍にセンサを設置しても、最初にセンサ近傍に汚染物質が流れてくるとは限らず、換気動作によって汚染された外気が室内に導入されてしまうことがある。即ち、家屋に近接する位置で外気の汚染を検知してから外気の導入を停止しても、屋内への汚染された外気の導入を防ぐことができず、汚染物質に対する人体暴露を回避できないという問題があった。
また、大気中の汚染物質に対する人体暴露を回避するには、屋内にいる利用者に対しては室内への外気の導入を防ぐ技術が有効であるが、屋外にいる利用者に対しても適切な回避行動をとるための技術が望まれる。これには、利用者に対し回避行動をとるのに有効な情報を提供する技術が有効である。最近では、国や地方自治体等により大気中の汚染物質濃度等の情報がインターネット等を利用して公表されている。
しかし、公表される情報のほとんどは所定の観測点で観測された汚染物質濃度の実測値である。そのため、近くに観測点がなければ知る方法がなく、また近くにあっても現在または過去の情報で、情報を取得したときには既に大気がその汚染物質濃度を有した状態にあり、汚染物質に対する人体暴露回避の行動をとるためには利用できないという問題があった。
さらに、大気中の汚染物質濃度等に関する情報はホームページ等の一部を利用して公開されているだけである。そのため、汚染物質濃度が回避行動が必要となる所定の値を超えたか否かを知るためには、利用者が常に該当情報を閲覧し判断しなければならないという問題があった。
そこで、この発明の課題は、所定位置における大気汚染を予測し、汚染物質に対する人体暴露を未然に防ぐ技術を提供することにある。
上記課題を解決すべく、請求項1の発明は、気象情報(5A)および大気汚染情報(5B)等を取得する通信手段(19)と、前記気象情報および前記大気汚染情報並びに所定位置を特定する位置関連情報(Ia)に基づいて、前記所定位置における大気汚染の予測値(Ic)を求める予測手段(20)とを備えることを特徴とする。
また、請求項2の発明は、請求項1の発明に係る基地部(1)と、前記位置関連情報(Ia)によって特定される前記所定位置を所在地とする第1種端末局(2A;2B;2C)とを備え、前記通信手段(19)は、前記予測値(Ic)に基づく情報を前記第1種端末局(2A;2B;2C)へ送信することを特徴とする。
また、請求項3の発明は、請求項2の発明に係る大気汚染情報提供システムであって、前記第1種端末局(2A;2B;2C)は、自身の前記所在地を特定する前記位置関連情報(Ia)を取得する手段(9A,12A)、を備え、当該位置関連情報(Ia)を前記基地部(1)に送信することを特徴とする。
また、請求項4の発明は、請求項3の発明に係る大気汚染情報提供システムであって、前記第1種端末局(2A;2B)は、さらに、自身の所在地における大気汚染の状況として前記大気汚染情報(Ib)を取得する手段(9B;12B)、を備え、当該大気汚染情報(Ib)を前記基地部(1)に送信することを特徴とする。
また、請求項5の発明は、請求項2ないし請求項4のいずれかの発明に係る大気汚染情報提供システムであって、前記基地部(1)は、前記位置関連情報(Ia)によって特定される前記所定位置における前記予測値(Ic)が所定の閾値を超えたときに、前記予測値(Ic)に基づく情報を、前記所定位置を所在地とする前記第1種端末局(2A;2B;2C)に対して送信する送信手段(19)、を備えることを特徴とする。
また、請求項6の発明は、請求項3または請求項4の発明に係る大気汚染情報提供システムであって、前記基地部(1)は、前記位置関連情報(Ia)を前記第1種端末局(2A;2B;2C)から受信する受信手段(19)と、前記位置関連情報(Ia)から位置情報を弁別する弁別手段(20)と、前記予測手段(20)が求めた前記予測値(Ic)に基づく情報を前記位置関連情報(Ia)を送信した前記第1種端末局(2A;2B)に対して送信する送信手段(19)とを備えることを特徴とする。
また、請求項7の発明は、請求項2ないし請求項4のいずれかの発明に係る大気汚染情報提供システムであって、前記基地部(1)は、前記位置関連情報(Ia)を前記第1種端末局(2A;2B;2C)から受信する受信手段(19)と、位置情報と、前記位置情報に対応する識別情報とを記憶する記憶手段(21)とを備え、前記位置関連情報は、前記第1種端末局(2A,;2B;2C)を特定する前記識別情報を含み、前記基地部は、さらに、前記識別情報に応じた前記位置情報を前記記憶手段から取得する取得手段(20)、を備え、前記位置関連情報の受信に応答して、前記予測手段(20)が求めた前記予測値(Ic)に基づく情報を、当該識別情報に対応する前記第1種端末局(2A;2B;2C)に対して前記通信手段(19)が送信することを特徴とする。
また、請求項8の発明は、請求項2ないし請求項7のいずれかの発明に係る大気汚染情報提供システムであって、前記第1種端末局(2A;2B)は、さらに、前記予測値(Ic)に基づいた情報に応じて室内への外気導入を制御する換気設備(7,8;11)を備えることを特徴とする。
また、請求項9の発明は、請求項8の発明に係る大気汚染情報提供システムであって、前記予測値(Ic)に基づいた情報は、前記換気設備(7,8;11)の外気導入を制御する制御情報を含むことを特徴とする。
また、請求項10の発明は、請求項2ないし請求項9のいずれかの発明に係る大気汚染情報提供システムであって、前記第1種端末局(2A;2B;2C)は、さらに、前記予測値(Ic)に基づいた情報に応じて動作する報知手段(10,13)、を備えることを特徴とする。
また、請求項11の発明は、請求項10の発明に係る大気汚染情報提供システムであって、前記予測値(Ic)に基づいた情報は、前記予測値が所定の閾値を越えたか否かを示す情報(Ie)を含むことを特徴とする。
また、請求項12の発明は、請求項2ないし請求項11のいずれかの発明に係る大気汚染情報提供システムであって、さらに、自身の所在地における大気汚染の状況として前記大気汚染情報(Ib)を取得する手段(14B)を有し、当該大気汚染情報(Ib)を前記基地部(1)に送信する第2種端末局(3,4)、を備えることを特徴とする。
また、請求項13の発明は、請求項12の発明に係る大気汚染情報提供システムであって、前記第2種端末局(3,4)は、さらに、自身の所在地に係る前記位置関連情報(Ia)を取得する手段(14A)、を備え、当該位置関連情報(Ia)を前記基地部(1)に送信することを特徴とする。
また、請求項14の発明は、(a)気象情報(5A;Id)および大気汚染情報(5B;Ib)を取得するステップと、(b)前記気象情報および前記大気汚染情報に含まれる、それぞれのデータを、そのデータの位置情報に基づき、前記気象情報データの位置情報の間隔より小さい間隔のメッシュの計算空間に導入するステップと、(c)前記計算空間のデータをもとに大気汚染の分布を予測するステップと、(d)予測された大気汚染の分布を含む前記計算空間のデータを記録するステップと、(e)記録された前記データから所定位置の外気汚染の予測値(Ic)を検索するステップとを備えることを特徴とする。
また、請求項15の発明は、請求項14の発明に係る大気汚染予測方法であって、前記ステップ(c)は、(c−1)一の大気汚染の分布を予測するステップと、(c−2)前記一の大気汚染の分布に基づいて、他の大気汚染の分布を予測するステップと、(c−3)所定の時間まで(c−1)、(c−2)を繰り返すステップとを含むことを特徴とする。
また、請求項16の発明は、(a)所定位置を特定する位置関連情報(Ia)を取得するステップと、(b)気象情報(5A;Id)および大気汚染情報(5B;Ib)を取得するステップと、(c)前記気象情報に基づいて前記所定位置の風上の方位および風速を求めるステップと、(d)前記方位および前記風速に基づいて所定時間後に前記所定位置に至る大気の移動源を求めるステップと、(e)前記大気汚染情報から前記移動源を中心とする所定領域の現在の大気汚染情報を求めるステップと、(f)前記所定領域の現在の大気汚染情報に基づいて前記予測値(Ic)を求めるステップとを含むことを特徴とする。
また、請求項17の発明は、(a)気象情報(5A;Id)および大気汚染情報(5B;Ib)を取得するステップと、(b)前記気象情報および前記大気汚染情報に基づいて大気汚染の分布を予測するステップと(c)前記予測値(Ic)が所定の閾値を超えた地域を探索するステップと、(d)前記ステップ(c)で探索された前記地域のなかに存在する、予め登録された端末局を探索するステップと、(e)前記ステップ(d)で探索された前記端末局に対して前記予測値(Ic)に基づく情報を送信するステップとを備えることを特徴とする。
また、請求項18の発明は、請求項17の発明に係る大気汚染予測方法であって、前記登録された前記端末局のうち、前記大気汚染に関する情報を送信する対象には管理フラグが設定されており、前記ステップ(e)において、前記ステップ(c)で探索された前記端末局のうち、前記管理フラグが設定されているものに対して前記予測値(Ic)に基づく情報(Ie)を送信することを特徴とする。
また、請求項19の発明は、請求項18の発明に係る大気汚染予測方法であって、(f)前記ステップ(e)において前記情報(Ie)が送信された前記端末局の前記所在地における前記予測値(Ic)が前記所定の閾値を下回った場合には、当該端末局に対して再度信号を送信するステップを更に備えることを特徴とする。
また、請求項20の発明は、屋外から室内への外気導入を制御する換気装置(7,8;11)であって、大気汚染予測関連情報を受信する受信手段(15)と、前記大気汚染予測関連情報に基づいて外気を導入するか否かを判定する判定手段(16)と、前記判定手段の判定結果に従って外気導入を制御する制御手段(17)とを備えることを特徴とする。
また、請求項21の発明は、屋外から室内への外気導入を制御する換気装置(7,8;11)であって、大気汚染予測関連情報を受信する受信手段(15)と、自身の所在地を特定する位置関連情報(Ia)を取得する手段(9A;12A)とを備え、前記受信手段(15)は気象情報をも受信し、前記大気汚染予測関連情報および前記気象情報並びに前記位置関連情報に基づいて自身の前記所在地での所定時間経過後の大気汚染の予測値(Ic)を求め、前記予測値(Ic)に基づいて外気を導入するか否かを判定することを特徴とする。
また、請求項22の発明は、請求項20または請求項21の発明に係る換気装置(7,8;11)であって、さらに、前記判定手段(16)の判定結果に基づく情報を報知する手段(10;13;18)、を備えることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、一般に流通する気象情報および大気汚染情報を利用して、所定位置での大気汚染を予め予測することができる。
請求項2に記載の発明によれば、大気汚染の予測値を求めて、これを受信した第1種端末局において様々な用途に利用することができる。
請求項3に記載の発明によれば、基地部は、容易に第1種端末局の所在地を特定することができる。
請求項4に記載の発明によれば、大気汚染の予測値に基づく情報を受信する第1種端末局からも、大気汚染の予測値を求めるのに利用する大気汚染情報を取得することができる。
請求項5に記載の発明によれば、第1種端末局は、自ら基地部への送信要求をしなくても、緊急時など即時性が必要なときには、基地部からの情報送信動作によって大気汚染の予測値に基づく情報を得ることができる。
請求項6に記載の発明によれば、第1種端末局から基地部への送信要求に応答して、利用者の必要なときに大気汚染の予測値に基づく情報を得ることができる。
請求項7に記載の発明によれば、位置を直接的に特定しない識別情報を利用することができる。
請求項8に記載の発明によれば、大気汚染の予測値を求めることができるので、換気動作の制御を遅延なく行い、汚染された外気の屋内への導入を未然に防ぐことができる。
請求項9に記載の発明によれば、換気設備の制御情報を送信して、換気の制御を行うことができる。
請求項10に記載の発明によれば、利用者は、大気汚染の予測値に基づく情報を認知することができる。
請求項11または請求項22に記載の発明によれば、利用者は、大気汚染の予測値が所定の閾値を超えたことを認知することができる。
請求項12に記載の発明によれば、道路や工場等を第2種端末局として利用することで、大気の汚染源となる可能性のある地点を含む、より多くの地点から、大気汚染の予測値を求めるのに利用する大気汚染情報を取得することができる。
請求項13に記載の発明によれば、例えば第2種端末局が路線バス等の移動物体であってもよく、大気汚染情報および位置関連情報を取得することで、多くの地点の大気汚染情報を取得することができる。
請求項14に記載の発明によれば、一般に流通する気象情報および大気汚染情報を利用して、取得した大気汚染情報よりも細かいメッシュで予測計算を行うことで、利用者の希望する所在地での予測値を求めることができる。
請求項15に記載の発明によれば、求めた所定時間後の予測値を初期値として利用して、さらに後の予測値を求めることができる。
請求項16に記載の発明によれば、気象情報および大気汚染情報に基づいて簡易的に大気汚染の予測値を求めることができる。
請求項17に記載の発明によれば、端末局からの要求が無い場合であっても、基地部から大気汚染の悪化を端末局へ送信することができる。
請求項18に記載の発明によれば、大気汚染の具体的数値ではなく警報情報を必要とする端末局に対して警報情報を送信することができる。
請求項19に記載の発明によれば、すでに警報を必要とするような大気汚染の懸念が無くなった場合、当該警報情報を解除することができる。
請求項20に記載の発明によれば、換気装置単体で、外部からの大気汚染予測に関連する情報に応じて換気を制御することができる。
請求項21に記載の発明によれば、換気装置単体で、所定時間経過後の自身の位置での大気汚染の予測値を求め、これに基づいて換気を制御することができる。
(第1の実施の形態)
図1は、この発明の第1の実施の形態に係る大気汚染情報提供システムの基本構成を示す図である。大気汚染情報提供システムは、基地局(基地部)1、および換気設備を備える第1種端末局2A,2Bから構成されており、これらはネットワーク6を介して相互に接続される。ネットワーク6には、この他に基地局1が大気汚染情報や気象情報等を取得する情報源5A,5Bおよび第2種端末局3,4が接続される。ここで、各要素を接続するためのネットワーク6は、インターネット等の通信網であって、有線であってもよいし無線であっても構わない。
基地局1は、図2に示したように、通信部19および予測部20から構成される。そして、通信部19が、ネットワーク6を介して各種の情報源5A,5Bや第2種端末局3,4から大気汚染情報や気象情報等を取得し、さらに大気汚染を予測する所定位置を特定するための位置関連情報Iaを取得する。そして、予測部20がこれらの各種情報に基づいたシミュレーションを行うことによって、位置関連情報Iaで特定される所定位置での現状もしくは所定時間経過後の外気の汚染状況を示す大気汚染の予測値を求める。
具体的には、基地局1は、所定時間毎に情報源5A,5Bおよび第2種端末局3,4から気象情報および大気汚染情報を取得し、情報の測定時刻から、次回、所定時間後に情報を取得するまでの時間またはそれ以上の時間までの大気汚染分布の予測値を計算し、記憶装置に保存する。
第1種端末局2A,2Bは、自身の所在地を所定位置として特定する位置関連情報Iaを基地局1に送信する。基地局1は、位置関連情報Iaを受信すると、これに対応して位置関連情報Iaに基づき、その所定位置を特定し、記憶装置より、その所定位置に対応する大気汚染の予測値を選択し、この予測値に基づく情報(大気汚染予測情報Ic)を位置関連情報Iaを送信してきた第1種端末局2A,2Bに対して送信する機能を有する。その他、位置関連情報Iaによって特定される所定位置を基地局1内部で複数管理し、現在より第2所定時間(暴露を避けるための準備時間)後の各所定位置での大気汚染の予測値を常時確認し、当該所定位置における予測値が所定の閾値を超えるときに、当該所定位置を所在地とする第1種端末局2A,2Bへこれを通知する情報を送信する機能も有する。
求められた予測情報Icは通信部19から、第1種端末局2A,2Bに送信される。尚、第1種端末局2A,2Bへは、大気中の汚染物質濃度等の予測値を直接送信する場合の他、この予測値が所定の閾値を超えるか否かを示す情報や、さらに、第1種端末局2A,2Bに所定の動作をさせるための制御情報を含む場合もある。
情報源5A,5Bは、基地局1がシミュレーションに入力する情報を取得するために利用するものである。具体的には、例えば、気温,降水量,風向,風速,湿度,気圧等からなる気象情報を公開している気象庁や、国内各地に設置された一般大気環境測定局および自動車排ガス測定局等で測定された大気中の汚染物質濃度等の大気汚染情報を公開している環境省、光化学スモッグ等を含む各種の大気汚染情報を提供する東京都や大阪府等の各地の地方自治体等を例として挙げることができる。また、地方自治体等の公的機関においては、住宅地への影響を考慮して、農薬や殺虫剤の散布の時期や地域について届出を求める動きがあり、このような情報を大気汚染情報として利用することもできる。その他にも、大気汚染情報や気象情報が取得できれば、商用のデータベース等を情報源として活用してもよい。基地局1は、これらの情報源5A,5Bから、風向や風速等の気象情報、大気中の汚染物質濃度等の大気汚染情報をネットワーク6を介して取得し、シミュレーションのための入力情報として利用する。
基地局1の行うシミュレーションでは、これらの気象情報や大気汚染情報の他、風の流れや気温に影響する地表面の起伏を示す標高や、太陽光の反射,水の蒸発,風が吹いたときの摩擦熱等に影響する土地の利用状況(例えば地表面が田であるかアスファルトであるか)等も考慮できる。これらの標高や土地利用状況に係る情報は、例えば、国土地理院が提供する数値地図情報から取得できる。
これらの各種情報を入力パラメータとして、流体の運動方程式等を利用してコンピュータ装置上でシミュレーションを行い、所定位置での現状もしくは所定時間後の外気の汚染状況を予測する。即ち、その地域の地形等の情報や大気汚染物質の拡散や移動等をモデル化した数理モデルを構築して、これに情報源5A,5B等から取得した汚染物質濃度等の大気汚染情報や風向,風速等の気象情報等をデータ同化してシミュレーションすることで、所定位置での所定時間後の大気汚染の予測値を求めるのである。
シミュレーションによる大気汚染の予測値は所定時間毎に求める。具体的には、例えば、1時間毎に上述の各種情報を収集し、4時間先の大気汚染の予測値までを求める。このとき、4時間先としたのは一例であるが、このように情報収集の周期を超える数時間先の大気汚染の予測値までを求めておけば、ネットワーク6の障害等により最新情報が取得できなくなったような状況であっても、大気汚染の予測結果を提供することができる。また、これらの予測値に基づく大気汚染予測情報は、所定位置における現在時刻から第2所定時間後の予測値に基づく情報の他、所定位置における全ての時間の予測値に基づく情報でも、その情報の一部を送信してもよい。
第2種端末局3,4も、基地局1が上述したシミュレーションに利用する情報を取得するために利用する端末局である。第2種端末局3,4で取得された情報Ia,Ibは、ネットワーク6を介して基地局1に送信され利用される。例えば、各地の大気汚染情報を取得するために選択したビル等の建造物を対象とした第2種端末局3や、工場排気や自動車の排気ガス等の大気の汚染源として選択した第2種端末局4を設けることで、有効な大気汚染情報Ibを取得することができる。また、例えば、タクシーや路線バス等の移動車両を第2種端末局として利用して、大気汚染情報Ibと共にそれを計測したときの時刻や位置関連情報Iaを取得すれば、一の第2種端末局によって複数地点での大気汚染情報を取得することも可能である。
第2種端末局3,4は、図2に示すように、大気汚染の状況を検出して大気汚染情報Ibを得るための外気センサ14Bと、大気汚染情報Ibの取得位置を検出するための位置センサ14Aを備える。外気センサ14Bとは、例えば大気中の二酸化窒素(NO2)や窒素酸化物(NOX)等の汚染物質濃度を検出するための専用のセンサである。位置センサ14Aとは、例えばGPS(Global Positioning System)等を利用して位置および時刻情報を取得するセンサである。尚、携帯電話・PHSを端末局の通信手段として選択すれば、位置センサを使わなくても、その電話番号または通信端末識別IDから、キャリアの提供する位置情報サービスを利用して端末局の位置を示す位置関連情報Iaを取得することができる。
ただし、第2種端末局3,4が工場等移動することのない端末局である場合には、位置センサ14Aを備えない態様であっても構わない。基地局1が、その所在地を特定できるものであれば、例えば、別途地図等を用いて取得した緯度経度を手入力したものを位置関連情報として利用する態様であってもよい。また、第2種端末局3,4に固有の識別情報、例えば固定電話の電話番号を手入力したものを、基地局1が利用してもよい。この場合、識別情報と位置関連情報とを関連づけて記憶する記憶手段を設けることが望ましい。識別情報が基地局1に与えられれば、記憶手段を利用して位置関連情報を得ることができるからである。
また、基地局1が大気汚染情報と、その情報を取得した位置を利用できるものであれば、第2種端末局3,4が、大気汚染情報Ibと位置関連情報Iaとを合わせて基地局1へ送信する態様の他、基地局1には予め第2種端末局3,4の位置が登録管理されており、第2種端末局3,4は大気汚染情報Ibのみを基地局1へ送信する態様であっても構わない。
また、第2種端末局3,4は、上述の位置センサ14A、外気センサ14Bの他、種々のセンサを備えるものであっても構わない。具体的には、例えば、風向や風速等の気象情報を取得するセンサを備え、大気汚染情報に加えて気象情報を取得し、これを基地局1に送信して利用する態様であってもよい。その他、気圧や降水量、花粉の飛散状況等を計測するセンサを設け利用する態様であっても構わない。
尚、基地局1が上述のシミュレーションによる大気汚染の予測を行うのに十分な情報が取得できれば、情報源5A,5Bや第2種端末局3,4の数は問わない。また、情報源5A,5Bまたは第2種端末局3,4のいずれかのみを利用する態様であっても構わない。
このとき、利用する気象情報および大気汚染情報は、情報源5A,5Bから取得する他、第2種端末局3,4、または後述するように第2種端末局としても機能する第1種端末局2A,2B等、対象とする第1種端末局2A,2Bの周囲に存在する局地的な情報のみを利用することも可能である。
第1種端末局2A,2Bは、換気設備を備える端末局である。図2に示すように、換気設備としては、室内機7および室外機8からなる空気調和機や、温度調節機能を有さない換気装置11等を利用する。また、第1種端末局2A,2Bは、上述した位置センサ9A,12Aを備え、当該センサにより取得した自身の所在地を特定する位置関連情報Iaを基地局1へ送信する。基地局1は、当該位置関連情報Iaを管理して、これによって特定される第1種端末局2A,2Bの所在地での大気汚染の予測値を求める。
尚、第1種端末局2A,2Bは、屋外に設けた空気調和機の室外機8または換気装置11の換気口に、上述した位置センサ9A,12Aの他、外気センサ9B,12B等の種々のセンサを備え、第2種端末局としても動作する態様であっても構わない。
図3は、第1種端末局2A,2Bの換気動作を示すフローチャートである。図4は、換気設備として利用する室内機7および換気装置11の基本構成を示す図である。以下に、これらの図を参照しながら、第1種端末局2A,2Bの換気設備の構成と動作について説明する。
図4に示すように、室内機7または換気装置11は、インターネット等のネットワーク6に接続して情報を送受信する通信部15と、通信部15で取得した情報を判定するための判定部16と、判定部16の判定結果に基づいて換気設備の動作を制御する吸気制御部17と、判定部16の判定結果を表示する表示部18とから構成される。
まず、ステップS1で利用者から換気開始命令を受けると、ステップS2で通信部15が、ネットワーク6を介して基地局1から大気汚染予測情報Icを取得する。このとき取得する大気汚染予測情報Icとは例えば、上述したように、基地局1が、第1種端末局2A,2Bの所在地を特定する位置関連情報Iaに基づいて、大気汚染情報や気象情報から予測したある時刻あるいは更にそこから所定時間後までの大気汚染の予測値を指す。
通信部15は所定時間毎に自動的に基地局1から大気汚染予測情報Icを受信しているため、換気開始命令を受ける度に基地局1から大気汚染予測情報Icを取得する必要はなく、換気開始命令を受けた時刻が先に受信した大気汚染予測情報Icの予測時間内に含まれていれば、受信済みの大気汚染予測情報Icを利用すればよい。
次にステップS3で、判定部16が、大気汚染予測情報Icを判定し、外気を導入するか否かを決定する。具体的には、基地局1が求めた大気汚染の予測値に基づいて、現在の屋外の大気汚染物質濃度が所定の値以上を示しているか、屋外に多量に存在していた汚染物質が他の地域へ移動し現在の大気汚染物質濃度は所定の値以下にあると予測されてから所定時間経過した後であるか、といった所定の条件に一致するか否かを判定する。
ステップS3で、所定の条件に一致せず外気に問題がないと判定すれば(図中「OK」の経路)、ステップS4で、吸気制御部17が、室外機8または換気装置11の吸気口を介して、屋外から外気を導入する換気動作を行う。
ステップS3で、所定の条件に一致し外気が汚染されていると判定すれば(図中「NG」の経路)、ステップS5で、吸気制御部17が、屋外から外気を導入する換気動作を行わないように、室内機7または換気装置11を制御する。具体的には、例えば、換気動作を全く行わない態様の他、室内機7や換気装置11が、内蔵するフィルタ等を利用して屋内の空気を清浄化しながら循環させる動作を行う態様であっても構わない。
このとき、ステップS6で、外気に係る情報を表示部18または第1種端末局2A,2Bがそれぞれ備える表示装置10,13(図2参照)に表示することが望ましい。ここで、表示装置10,13とは、外気に係る情報を表示する専用の装置であってもよいし、液晶等の表示部を備える室内機7や換気装置11を操作するリモコンであっても構わない。表示する内容は、例えば、ステップS5の動作をしているときは、「現在外気が汚染されているため屋内の空気を循環させます」といったものである。このとき、大気汚染の予測結果により所定時間後の外気の状態についても把握することができるため、例えば、「30分後には外気導入を開始します」といった、後の動作について予告する内容を合わせて表示する態様であっても構わない。
そして、ステップS7で換気終了命令がなされるまで、ステップS2からS6の動作を繰り返し行う。ステップS2で受信する大気汚染情報Icは、所定時間後の予測結果を含むため、ステップS7からステップS2へ戻るのは、所定時間が経過する前であればよい。連続して換気を行っている間、上述の各ステップS2〜S6の動作を繰り返し行うことにより、基地局1による外気汚染分布の予測結果に基づいて外気の状況を判断し、利用者に情報を通知しながら外気の屋内への導入を制御するのである。
ステップS7で、利用者から換気終了命令があれば、ステップS8で換気動作を終了する。
このように、基地局1で求められた大気汚染の予測値に基づいて屋外からの外気の導入を伴う換気動作を行うか否かを制御することで、汚染された外気の導入を未然に防止することができる。
また、本実施の形態では、第1種端末局2A,2Bは、大気汚染予測情報Icを受信して、これを判定した上で換気動作を制御する態様を示したが、本発明はこれに限るものではない。例えば、大気汚染の予測値が所定値以上であるか否かは基地局1が判定し、基地局1からは判定結果に基づく制御情報等の大気汚染に基づく情報(大気汚染関連情報)を送信し、吸気制御部17が当該制御情報に基づいて室内機7または換気装置11を制御する態様であっても構わない。これにより、利用者が操作することなく、基地局1の動作によって自動的に換気設備等の制御することが可能となる。
また、本実施の形態では、吸気制御部17により換気の制御を行う態様を示したが、本発明は、室内からの排気を制御する場合にも適用できる。この場合も排気に伴う受働的な吸気が発生するので、排気の停止により当該受働的な吸気も停止できる。
大気汚染予測情報Icは、外気の導入を含む換気動作の制御以外にも利用できる。例えば、判定部16が、所定時間後の外気の汚染を判定し、これを室内機7や換気装置11に設けた表示部18やリモコン等の表示装置10,13を利用して通知する方法に加えて、音や光等を用いて利用者に報知すれば、利用者は、家事等の他の動作中にも外気の汚染の可能性を知ることが可能となる。
具体的には、例えば、大気汚染の予測結果により30分後に汚染された外気が屋外に充満するという情報があれば、それよりも所定時間だけ前、例えば15分前に、警告音を発すると共に、表示装置10,13に「屋外の外気が汚染されるため窓を閉めてください」と表示する。これにより、利用者は、汚染された外気が屋外に多量に存在することになる前に、開け放たれていた窓を閉めることができ、屋内へ汚染された外気が導入されるのを未然に防ぐことができる。
また、基地局1および通信部15で、大気汚染情報の他、降水量等の気象情報や花粉の飛散情報等までを扱うこととすれば、さらに有効に活用することが可能である。現在の状況ではなく、所定時間後の予測結果に基づく情報を利用するため、例えば、雨が降り出してから利用者が慌てて洗濯物を取り込むといったことがなくなり、利用者は、これらの情報を、その後の行動を適切なものとするための指針として利用することができる。
(第2の実施の形態)
図5は、この発明の第2の実施の形態に係る大気汚染情報提供システムの基本構成を示す図である。大気汚染情報提供システムは、換気設備を備える第1種端末局2A,2Bから構成されており、これらはネットワーク6を介して相互に接続される。ネットワーク6には、この他に大気汚染情報や気象情報等を取得する情報源5A,5Bおよび第2種端末局3,4が接続される。
第1の実施の形態は、基地局1が、ネットワーク6を介して各種の情報源5A,5Bや、第2種端末局3,4から取得した情報に基づいて、所定時間後の大気汚染の予測値を求めるものであったが、本実施の形態は、第1種端末局2A,2Bが、基地局1の有する機能の全てを包含し、基地局1を要しないことを特徴とする。
図5では、第1の実施の形態で示した図2と同様の機能を有する要素については同一符号を付している。これらの要素については説明を省略する。
以下に、図6を用いて、本実施の形態における大気汚染情報提供システムの動作について、第1の実施の形態と異なる点を中心に説明する。
本実施の形態では、第1種端末局2A,2Bが、第1の実施の形態と同様のステップS1〜S8の動作と、基地局1と同様の機能を実現するためのステップS9およびS10の動作とを実行している。
まず、ステップS9で通信部15が、ネットワーク6を介して情報源5A,5Bまたは第2種端末局3,4から、気象情報および大気汚染情報を取得し、次にステップS10で、判定部16が、ステップS9で取得した情報に基づいて、第1の実施の形態で基地局1がしたのと同様にシミュレーション等の演算により大気汚染予測情報として、現在または所定時間後の自身の所在地における大気汚染の予測値を求める。第1種端末局2A,2Bは、ステップS9およびS10とを所定時間毎に実行して、求めた所定時間後までの大気汚染予測情報をデータベースとして内部に備える記憶装置等に記憶している。
そして、ステップS1で利用者からの換気開始命令を受けると、ステップS2で、ステップS9およびS10により生成したデータベースから大気汚染予測情報を取得する。
次にステップS3で、判定部16が、大気汚染予測情報を判定し、外気を導入するか否かを決定する。具体的には、ステップS10で求めた大気汚染の予測値に基づいて、現在から所定時間後にかけての屋外の大気汚染物質濃度が所定の値以上を示しているか、屋外に多量に存在していた汚染物質が他の地域へ移動し現在の大気汚染物質濃度は所定の値以下にあると予測されてから所定時間経過した後であるか、といった所定の条件に一致するか否かを判定する。
ステップS3で、所定の条件に一致せず外気に問題がないと判定すれば(図中「OK」の経路)、ステップS4で、吸気制御部17が、室外機8または換気装置11の吸気口を介して、屋外から外気を導入する換気動作を行う。
ステップS3で、所定の条件に一致し外気が汚染されていると判定すれば(図中「NG」の経路)、ステップS5で、吸気制御部17が、屋外から外気を導入する換気動作を行わないように、室内機7または換気装置11を制御する。具体的には、例えば、換気動作を全く行わない態様の他、室内機7や換気装置11が、内蔵するフィルタ等を利用して屋内の空気を清浄化しながら循環させる動作を行う態様であっても構わない。
そして、ステップS7で換気終了命令がなされるまで、ステップS2からS6の動作を繰り返し行う。ステップS7で、利用者から換気終了命令があれば、ステップS8で換気動作を終了する。尚、ステップS9およびS10の動作は、これらのステップS1〜S8とは独立して所定時間毎に実行されている。
以上のように、本実施の形態では、ステップS9で、第1種端末局2A,2Bの通信部15が、気象庁や環境省、地方自治体等の情報源5A,5Bや第2種端末局3,4から大気汚染情報や気象情報を直接受信する点と、ステップS10で判定部16が、これらの情報に基づいて、第1の実施の形態で基地局1がしたのと同様に所定時間後の大気汚染の予測値を求め、その結果に基づいて外気の導入を伴う換気動作を行うか否かを決定する点が、第1の実施の形態と異なる。
このように、第1種端末局2A,2Bが単独で、大気汚染情報や気象情報等を受信し、これらの情報に基づいて所定時間後の大気汚染の予測値を求めながら外気の導入を伴う換気動作を制御することで、基地局1を必要としない簡単な大気汚染情報提供システムの構成でありながら、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
(第3の実施の形態)
屋内にいる利用者が大気中に含まれる汚染物質に暴露されないためには第1および第2の実施の形態で上述したような技術が有効であるが、大気中の汚染物質に対する人体暴露は屋外にいる利用者に対しても起こり得る。本実施の形態では、このような場合に有効な本発明の実施態様について説明する。
図7は、この発明の第3の実施の形態に係る大気汚染情報提供システムの基本構成を示す図である。
第1種端末局2Cは、基地局1との通信が可能な携帯電話やPDA等の端末であって、基地局1に対して大気汚染の予測値に係る情報を要求する機能と、基地局1から受信した情報に基づいた表示や報知動作を行う機能を有する。これらの機能および動作の詳細については後述する。
その他、基地局1、第2種端末局3,4および情報源5A,5Bの基本的な機能および動作は第1の実施の形態と同様であるため説明を省略する。
尚、本実施の形態は、第1および第2の実施の形態で示した換気設備を備え所在地が固定された第1種端末局2A,2Bに対しても有効な技術である。しかし、屋外にいる利用者が汚染物質に対する人体暴露を回避する行動をとるためには、携帯可能な小型端末の利用が特に有効であるため、本実施の形態では第1種端末局として小型の携帯端末を利用する場合について説明する。
以下、図7を用いて、大気汚染情報提供システムの動作を第1の実施の形態と異なる部分を中心に説明する。
まず、利用者は、第1種端末局2Cから、基地局1に対して大気汚染の予測値に係る情報提供を求める要求信号を送信する。
このとき送信する要求信号には、第1種端末局2Cの所在地を特定するための位置関連情報Iaが含まれている。位置関連情報Iaとは、具体的には、緯度および経度から成る自身の所在地を示す情報であってもよいし、基地局1内において位置情報データベース21に管理されている位置情報に対応する識別情報であってもよい。
ここで、基地局1が管理する位置情報データベース21とは、第1種端末局2Cまたはその利用者と、その所在地を示す緯度や経度等の所在地情報(位置情報)を、固有の識別情報と対応付けて記憶管理しているデータベースである。基地局1は、第1種端末局2Cから識別情報を受信すると、これと対応する所在地情報を位置情報データベース21から検索して、第1種端末局2Cの所在地を特定することができる。
これにより、利用者は、基地局1に対し、位置情報データベース21に予め登録された所在地に係る情報を要求する場合には識別情報のみを送信すればよいし、それとは異なる位置の情報を要求する場合には、その位置を特定するための緯度や経度等の位置関連情報Iaを送信すればよい。
尚、緯度や経度等の情報は地図上で調べる他、GPS機能を有する携帯電話等であれば当該機能を利用して取得できる。また、例えば、識別情報として、第1種端末局2Cの電話番号を登録しておけば、利用者は基地局1に接続するだけで、基地局1が要求信号を送信してきた第1種端末局2Cの電話番号を認識し、位置情報データベース21を参照して該当する所在地を特定することも可能である。
また、携帯電話やPHSであれば、その端末の識別情報から通信キャリアの位置検索サービスを利用することで該当する所在地を特定することも可能である。この場合は、基地局1内部の位置情報データベース21を利用せず、端末の識別情報を対応するキャリアへ送信し、キャリアで行われた探索結果を受信することによって、利用者の所在地を特定する。
基地局1は、第1種端末局2Cからの要求信号を受信すると、次にこれに含まれる位置関連情報Iaに基づいて、必要に応じて上述のように位置情報データベース21を参照し、第1種端末局2Cの所在地を特定する(ステップS11)。
そして、第1種端末局2Cの所在地を特定すると、次に移動源を特定する(ステップS12)。移動源とは、所定時間後に、ステップS11で特定した所在地に至ると予測される現在の大気の位置をいい、風速および風向等から特定することができる。このとき利用する風速および風向等の気象情報は、第1の実施の形態で上述した情報源5Aから取得することができるし、第1種端末局2Cの周囲に位置する気象情報Idの取得と送信が可能な第2種端末局3,4から取得することも可能である。また、予めこれらを利用して取得し蓄積してある気象情報データベース22内から該当する気象情報を検索して利用することもできる。
移動源を特定すると、次に移動源を中心に、例えば2km四方内といった所定領域内の大気汚染情報を取得する(ステップS13)。大気汚染情報の取得についても、上述の気象情報と同様に、情報源5Bや第2種端末局3,4を利用したり、取得済みの情報を蓄積してある大気汚染情報データベース23から該当する大気汚染情報を検索して利用することができる。
移動源を含む所定領域内の大気汚染情報を取得すると、次に、これらに基づいて大気汚染の予測値を求める(ステップS14)。具体的には、大気汚染情報として取得した汚染物質濃度の平均値を求めてもよいし、所定時間後に第1種端末局2Cの所在地の汚染物質濃度がとり得る最も高い濃度として最大値を探索するものであっても構わない。
尚、これらの予測値は演算方法が簡単で基地局1の処理にかかる負荷は小さいが、精度は高くないことから、比較的短時間で更新することが望ましい。例えば10分毎に情報を更新することとし、10分以上前に求めた予測値は破棄して利用しないようにしてもよい。
大気汚染の予測値を求めると、基地局1は、これを大気汚染予測情報Icとして、要求信号を送信してきた第1種端末局2Cに送信する。送信される大気汚染予測情報Icは、所定時間後の汚染物質濃度を直接示すものに限らず、汚染物質濃度を所定値を基準にランク分けした危険度を示すものや、汚染物質に対する人体暴露を回避するために利用者が現在の所在地から移動すべきか否かを指示する情報等であっても構わない。これらの情報は、第1種端末局2Cの備える表示装置上に表示される。
以上の動作により、利用者は、携帯電話等の第1種端末局2Cを利用して、必要なときに、情報を取得したい所在地の位置関連情報Iaを含む要求信号を基地局1に送信することで、所定時間後の大気汚染の予測値に関する情報を取得することができる。そして、この情報を利用して大気汚染物質に対する人体暴露を回避する行動をとることが可能である。
基地局1は、上述の風上にある移動源を特定する簡易的な予測方法の他に、3次元の数理モデルを使用したシミュレーションによって得た所定地域の大気汚染の予測値から大気汚染の分布を求めることもできる。
上述の簡易的な予測方法では演算能力が1GFLOPS以下のコンピュータ装置でも可能であるが、ここで行う数理モデルを利用したシミュレーションでは、基地局1は100GFLOPS以上の演算能力を有することが望ましい。また、1台のコンピュータ装置の演算能力で足りなければ、複数台のコンピュータ装置の演算能力を利用するクラスター演算により演算を行う態様であってもよい。また、各端末局等が、計算を分担して行う分散システムとして構築されることで、大気汚染分布の予測値を計算する態様であってもよい。この場合、基地局1は各種情報及び予測値の管理等を中心に行うため、基地局1に高い演算能力を有する高価なコンピュータ装置を必要とすることなく、数理モデルを利用した高度な大気汚染分布の予測計算を行うことができる。
以下、図8を用いて、このときの動作を上述の簡易的な予測方法と異なる部分を中心に説明する。
まず、利用者が、第1種端末局2Cから基地局1に対し要求信号を送信し、基地局1が要求信号に含まれる位置関連情報Iaに基づいて利用者が情報取得を希望する所在地を特定するところまでは上述の予測方法である。
ここで、以下に説明するシミュレーションは、所定地域を対象とした大気汚染分布を求めるものである。また、シミュレーションでは、所定時間分の大気汚染分布を求め、これを大気汚染予測値データベース24に記憶して利用する。そのため、基地局1は、利用者が情報を要求する所在地を特定すると、大気汚染予測値データベース24から探索した当該所在地に係る大気汚染予測情報Icを利用者に送信することができる。以下に、基地局1の行うシミュレーションについて説明する。
基地局1は、シミュレーションに用いる数理モデルに、当該数理モデルに必要な各種の初期値を入力する(ステップS15)。
ここで、数理モデルとは、例えば、地域気象モデリングシステム(RAMS:Regional Atmospheric Modeling System)であり、化学物質輸送モデルや花粉発生モデル等の地域気象モデルにも利用されている。これらの数理モデルでは、温度、水蒸気、風向、風速、雨等の気象成分の時間変化を3次元的にシミュレーションすることで化学物質の輸送範囲等を予測することができる。また、水溶性の化学物質等については、溶解や吸着等の現象を考慮するため、雲、雨、雪等の微物理過程を考慮した湿潤モデルを利用して、その拡散範囲を予測することもできる。これらの詳細については非特許文献1,2に詳しい。
例えば、予測値を求めたい所在地を含む水平100km四方の領域を、縦100×横100分割して1km単位に、垂直方向については標高3kmまでの領域を30分割して100m単位に、メッシュを作成したものを数理モデルとして利用し、メッシュ上の各ノードでの大気汚染物質濃度を予測するシミュレーションを行う。このとき、シミュレーションに必要な標高や、住宅地であるか森林であるかといった土地の利用状況等に関する情報は、国土地理院の数値地図情報を利用することができる。
数理モデルには、具体的には、例えば、上述の土地利用状況の他、風速、風向、気圧、降水量等の気象情報、NO2やNOx等の各種の汚染物質濃度等の大気汚染情報を初期値として入力する。このとき行うデータ同化は、最適化アルゴリズムを利用して行うが、例えばナッジング法等を利用してもよい。
尚、ここで利用する気象情報および大気汚染情報は、情報源5A,5Bや第2種端末局3,4からリアルタイムに取得したもの、または予め取得して気象情報データベース22および大気汚染情報データベース23に蓄積してあったものから該当する情報を検索して利用する。
数理モデルの構築と初期値入力を終えると、大気汚染分布の予測シミュレーションを行う(ステップS16)。
このとき、最初に入力した初期値に基づいて、所定時間後(例えば時間t1後)の大気汚染分布を求める。そして、次に、求めたシミュレーション結果を初期値として、数理モデルに入力し、これに基づいて、さらに後(時間(2×t1)後)の大気汚染分布を求めるシミュレーションを行う。即ち、ステップS15の初期値入力とステップS16のシミュレーション演算とを繰り返し行うことで、必要とする所定時間分のシミュレーション結果を得るのである。
繰り返し計算により求めた計算結果は、その全てを大気汚染予測値データベース24に記憶保存する態様の他、計算は分単位等の間隔でメモリ上で行うが、データベースへの記憶保存は所定時間間隔毎の演算結果のみを対象とする態様であっても構わない。
具体的には、例えば、1時間毎に4時間分の予測値を記憶保存の対象として、大気汚染予測値データベース24に蓄積しておく。これにより、適時、予測値の要求があったときに蓄積してある予測値を読み出して送信することができる。
インターネット6等を利用して取得できる気象情報や大気汚染情報は、数時間毎に計測された実測値であることが多い。例えば、3時間毎に計測された汚染物質濃度や風速等の実測値が公開されるといった具合である。このような場合に、直近に公開された情報を利用して、上述したように、1時間毎に4時間分の予測値を求めて蓄積しておけば、例えば情報の取得がうまくいかなかったときにも、先の公開情報に基づいて求め蓄積しておいた情報を予測値を利用することで、利用者の要求に応えることができる。また、公開される実測値の時間間隔を補完するように予測値を求めておくことで、より細かい時間間隔の情報を要求する利用者にも対応することができる。
そして、シミュレーション結果が得られると、基地局1は、その中から利用者が情報提供を求める所在地に該当する予測結果を大気汚染予測値データベース24から抽出し、これを大気汚染予測情報Icとして第1種端末局2Cに送信する。このとき、送信する情報は、例えば、利用者から情報要求のあった所在地における1時間後の大気汚染の予測値のみであってもよいし、1時間後から4時間後までの各予測値であってもよいし、さらに情報要求のあった所在地を含む所定領域内の大気汚染値の予測値を含む情報であっても構わない。これらの情報は、第1種端末局2Cの備える表示装置上に表示される。
このように、シミュレーションによる予測値演算を行うことで、上述の簡易的な予測方法に比べて高精度な予測結果を得ることができる。また、例えば、数時間毎に更新される気象情報および大気汚染情報を利用しながら、例えば1時間毎というように、それよりも短期で予測値を求めることが可能である。また、同様に、数km単位の気象情報および大気汚染情報のみしか得られない場合であっても、例えば1km単位というように、それよりも詳細に各地点での予測値を求めることができる。即ち、取得可能な限られた情報を初期値として利用しながら、与えられた情報には含まれない時間や地点を補完するように、より詳細な予測値を求めることができる。
以上の動作により、利用者は、3次元シミュレーションによる詳細な大気汚染の予測値に係る情報を取得することが可能である。そして、この情報を利用して大気汚染物質に対する人体暴露を回避する行動をとることが可能である。
基地局1は、上述のように第1種端末局2Cからの要求信号に応答して、大気汚染予測情報Icを送信する機能の他に、所定時間毎に大気汚染予測分布を求め、基地局1から、その結果を通知する機能も有している。
以下、図9を用いて、このときの動作を説明する。
まず、基地局1が、所定地域の数理モデルを構築し、これに初期値を代入して(ステップS17)、シミュレーションにより所定時間後の大気汚染分布の予測を行う(ステップS18)点は、上述のシミュレーションによる予測方法で上述したのと同様の動作である。これらの動作は、後述のステップS19〜S22の動作とは独立して所定時間毎に行われ、求められた大気汚染分布の予測結果は、大気汚染予測値データベース24に蓄積される。
基地局1は、所定時間毎に、大気汚染予測値データベース24から大気汚染分布の予測結果を抽出する(ステップS19)。ここで、基地局1の動作を行う時間間隔は、任意の時間で設定が可能であり、その設定値は基地局1の管理者だけではなく、利用者によっても変更することが可能である。
そして、抽出した大気汚染分布の予測結果に基づいて、その分布中に該当する第1種端末局2Cがあるか否かを探索する(ステップS20)。ここで、該当する端末局とは、大気汚染の予測値が所定の閾値を超えると予測されたときに、その情報の送信を希望する端末局のことをいう。情報送信を希望するか否かは、管理フラグによって管理されるが、当該管理フラグに係る情報は位置情報データベース21に登録されている。即ち、基地局1は、位置情報データベース21を参照して、その所在地が予測した大気汚染分布の領域内に含まれ、かつ情報要求を示す管理フラグを有する第1種端末局2Cを探索する。
該当する第1種端末局2Cが存在する場合(ステップS21でYES)、その端末局の所在地における大気汚染の予測値が所定の閾値を超えるか否かを判定する(ステップS22)。
大気汚染の予測値が所定の閾値以下である場合(ステップS22でNO)は、該当する第1種端末局2Cへ情報を送信する必要がないため、再びステップS20に戻って、他に該当する第1種端末局2Cがあるか否かを探索する。
大気汚染の予測値が所定の閾値を超える場合(ステップS22でYES)、基地局1は、該当する第1種端末局2Cに対して、所定時間後の大気汚染の予測値が所定の閾値を超えることを示す大気汚染予測情報Icを送信する(ステップS23)。
このとき基地局1は、大気汚染予測情報Icのみを送信する態様に限らず、大気汚染予測情報Icと共に、または大気汚染予測情報Icに代えて、大気汚染の予測値が所定の閾値を超えることを示す警報情報Ieを送信することもできる。そして、これらの情報は、第1種端末局2Cの備える表示装置上に表示される。このとき、利用者に確実に報知するために、表示装置による表示に加えて、音や光等を利用する態様であっても構わない。
第1種端末局2Cへの情報送信を終えると、再びステップS20に戻り、先にステップS19で抽出した大気汚染分布の予測結果に基づいて、他に該当する第1種端末局2Cがあるか否かを探索する。
即ち、予測した大気汚染分布の領域内に、該当する第1種端末局がなくなるまでステップS20〜S23の動作を繰り返す。そして、該当する全ての第1種端末局2Cへの情報の送信を終えると、それ以上該当する端末局がないものとして(ステップS21でNO)、ステップS19へ戻る。
そして、所定時間経過後に、再びステップS19からの動作を開始するのである。
尚、基地局1は、求めた大気汚染の予測値が所定の閾値を下回った場合には、警報の解除を促す警報解除信号を再度送信する。これにより、警報を発する必要があるような大気汚染の懸念が無くなった場合に、第1種端末局2A,2Bは、発していた注意や警報を解除することができる。
また、大気汚染予測情報Ic等の情報は、管理フラグにより識別された情報送信を希望する第1種端末局2Cに対してのみ送信する態様の他、大気汚染の予測値が所定の閾値を超える地域内に所在地を有する全ての第1種端末局2Cに送信する態様であっても構わない。
以上の動作により、利用者側から基地局1に対して情報要求を行わなくても、基地局1側の判断によって大気汚染状況の悪化を通知する情報が利用者に送信される。よって、利用者は、常に基地局1に対して情報を要求し確認する行動をとる必要がなく、基地局1からの警報情報Ieの通知によって、大気汚染物質に対する人体暴露を回避する行動をとることが可能である。
尚、第1種端末局2Cは携帯電話等の小型の端末局に限る必要はなく、例えば、通信機能と大型の表示装置のみを備えて街頭等に設置され、上述と同様に基地局1内の判断で送信された警報情報Ieを表示するものであっても構わない。このような態様で大気汚染に係る具体的な数値ではなく警報情報Ieを表示すれば、より多くの利用者が、情報を有効に利用し、大気汚染物質に対する人体暴露を回避する行動をとることが可能である。
第1の実施の形態に係る大気汚染情報提供システムの基本構成を示す図である。 第1の実施の形態に係る大気汚染情報提供システムの構成要素の概略を示す図である。 第1の実施の形態に係る換気装置の換気動作を示すフローチャートである。 第1の実施の形態に係る換気装置の構成を示す図である。 第2の実施の形態に係る大気汚染情報提供システムの構成要素の概略を示す図である。 第2の実施の形態に係る換気装置の換気動作を示すフローチャートである。 第3の実施の形態に係る大気汚染予測情報提供システムの基本構成を示す図である。 第3の実施の形態に係る基地局のシミュレーション動作を説明する図である。 第3の実施の形態に係る基地局からの警報情報送信動作を説明する図である。
符号の説明
1 基地局
2A,2B,2C 第1種端末局
3,4 第2種端末局
5A,5B 情報源
6 ネットワーク
7 室内機
8 室外機
9A,12A,14A 位置センサ
9B,12B,14B 外気センサ
10,13 表示装置
15,19 通信部
16 判定部
17 吸気制御部
18 表示部
20 予測部
Ia 位置関連情報
Ib 大気汚染情報
Ic 大気汚染予測情報
Id 気象情報
Ie 警報情報

Claims (22)

  1. 気象情報(5A)および大気汚染情報(5B)を取得する通信手段(19)と、
    前記気象情報および前記大気汚染情報並びに所定位置を特定する位置関連情報(Ia)に基づいて、前記所定位置における大気汚染の予測値(Ic)を求める予測手段(20)と、
    を備えることを特徴とする基地部(1)。
  2. 請求項1記載の基地部(1)と、
    前記位置関連情報(Ia)によって特定される前記所定位置を所在地とする第1種端末局(2A;2B;2C)と、
    を備え、
    前記通信手段(19)は、
    前記予測値(Ic)に基づく情報を前記第1種端末局(2A;2B;2C)へ送信することを特徴とする大気汚染情報提供システム。
  3. 請求項2に記載の大気汚染情報提供システムであって、
    前記第1種端末局(2A;2B;2C)は、
    自身の前記所在地を特定する前記位置関連情報(Ia)を取得する手段(9A,12A)、
    を備え、当該位置関連情報(Ia)を前記基地部(1)に送信することを特徴とする大気汚染情報提供システム。
  4. 請求項3に記載の大気汚染情報提供システムであって、
    前記第1種端末局(2A;2B)は、さらに、
    自身の所在地における大気汚染の状況として前記大気汚染情報(Ib)を取得する手段(9B;12B)、
    を備え、当該大気汚染情報(Ib)を前記基地部(1)に送信することを特徴とする大気汚染情報提供システム。
  5. 請求項2ないし請求項4のいずれかに記載の大気汚染情報提供システムであって、
    前記基地部(1)は、
    前記位置関連情報(Ia)によって特定される前記所定位置における前記予測値(Ic)が所定の閾値を超えたときに、前記予測値(Ic)に基づく情報を、前記所定位置を所在地とする前記第1種端末局(2A;2B;2C)に対して送信する送信手段(19)、
    を備えることを特徴とする大気汚染情報提供システム。
  6. 請求項3または請求項4に記載の大気汚染情報提供システムであって、
    前記基地部(1)は、
    前記位置関連情報(Ia)を前記第1種端末局(2A;2B;2C)から受信する受信手段(19)と、
    前記位置関連情報(Ia)から位置情報を弁別する弁別手段(20)と、
    前記予測手段(20)が求めた前記予測値(Ic)に基づく情報を前記位置関連情報(Ia)を送信した前記第1種端末局(2A;2B)に対して送信する送信手段(19)と、
    を備えることを特徴とする大気汚染情報提供システム。
  7. 請求項2ないし請求項4のいずれかに記載の大気汚染情報提供システムであって、
    前記基地部(1)は、
    前記位置関連情報(Ia)を前記第1種端末局(2A;2B;2C)から受信する受信手段(19)と、
    位置情報と、前記位置情報に対応する識別情報と、を記憶する記憶手段(21)と、
    を備え、
    前記位置関連情報は、前記第1種端末局(2A,;2B;2C)を特定する前記識別情報を含み、
    前記基地部は、さらに、
    前記識別情報に応じた前記位置情報を前記記憶手段から取得する取得手段(20)、
    を備え、
    前記位置関連情報の受信に応答して、前記予測手段(20)が求めた前記予測値(Ic)に基づく情報を、当該識別情報に対応する前記第1種端末局(2A;2B;2C)に対して前記通信手段(19)が送信することを特徴とする大気汚染情報提供システム。
  8. 請求項2ないし請求項7のいずれかに記載の大気汚染情報提供システムであって、
    前記第1種端末局(2A;2B)は、さらに、
    前記予測値(Ic)に基づいた情報に応じて室内への外気導入を制御する換気設備(7,8;11)を備えることを特徴とする大気汚染情報提供システム。
  9. 請求項8に記載の大気汚染情報提供システムであって、
    前記予測値(Ic)に基づいた情報は、前記換気設備(7,8;11)の外気導入を制御する制御情報を含むことを特徴とする大気汚染情報提供システム。
  10. 請求項2ないし請求項9のいずれかに記載の大気汚染情報提供システムであって、
    前記第1種端末局(2A;2B;2C)は、さらに、
    前記予測値(Ic)に基づいた情報に応じて動作する報知手段(10,13)、
    を備えることを特徴とする大気汚染情報提供システム。
  11. 請求項10に記載の大気汚染情報提供システムであって、
    前記予測値(Ic)に基づいた情報は、前記予測値が所定の閾値を越えたか否かを示す情報(Ie)を含むことを特徴とする大気汚染情報提供システム。
  12. 請求項2ないし請求項11のいずれかに記載の大気汚染情報提供システムであって、さらに、
    自身の所在地における大気汚染の状況として前記大気汚染情報(Ib)を取得する手段(14B)を有し、当該大気汚染情報(Ib)を前記基地部(1)に送信する第2種端末局(3,4)、
    を備えることを特徴とする大気汚染情報提供システム。
  13. 請求項12に記載の大気汚染情報提供システムであって、
    前記第2種端末局(3,4)は、さらに、
    自身の所在地に係る前記位置関連情報(Ia)を取得する手段(14A)、
    を備え、当該位置関連情報(Ia)を前記基地部(1)に送信することを特徴とする大気汚染情報提供システム。
  14. (a)気象情報(5A;Id)および大気汚染情報(5B;Ib)を取得するステップと、
    (b)前記気象情報および前記大気汚染情報に含まれる、それぞれのデータを、そのデータの位置情報に基づき、前記気象情報データの位置情報の間隔より小さい間隔のメッシュの計算空間に導入するステップと、
    (c)前記計算空間のデータをもとに大気汚染の分布を予測するステップと、
    (d)予測された大気汚染の分布を含む前記計算空間のデータを記録するステップと、
    (e)記録された前記データから所定位置の外気汚染の予測値(Ic)を検索するステップと、
    を備える大気汚染予測方法。
  15. 請求項14に記載の大気汚染予測方法であって、
    前記ステップ(c)は、
    (c−1)一の大気汚染の分布を予測するステップと、
    (c−2)前記一の大気汚染の分布に基づいて、他の大気汚染の分布を予測するステップと、
    (c−3)所定の時間まで(c−1)、(c−2)を繰り返すステップと、
    を含むことを特徴とする大気汚染予測方法。
  16. (a)所定位置を特定する位置関連情報(Ia)を取得するステップと、
    (b)気象情報(5A;Id)および大気汚染情報(5B;Ib)を取得するステップと、
    (c)前記気象情報に基づいて前記所定位置の風上の方位および風速を求めるステップと、
    (d)前記方位および前記風速に基づいて所定時間後に前記所定位置に至る大気の移動源を求めるステップと、
    (e)前記大気汚染情報から前記移動源を中心とする所定領域の現在の大気汚染情報を求めるステップと、
    (f)前記所定領域の現在の大気汚染情報に基づいて前記予測値(Ic)を求めるステップと、
    を含むことを特徴とする大気汚染予測方法。
  17. (a)気象情報(5A;Id)および大気汚染情報(5B;Ib)を取得するステップと、
    (b)前記気象情報および前記大気汚染情報に基づいて大気汚染の分布を予測するステップと
    (c)前記予測値(Ic)が所定の閾値を超えた地域を探索するステップと、
    (d)前記ステップ(c)で探索された前記地域のなかに存在する、予め登録された端末局を探索するステップと、
    (e)前記ステップ(d)で探索された前記端末局に対して前記予測値(Ic)に基づく情報を送信するステップと
    を備えることを特徴とする大気汚染予測方法。
  18. 請求項17に記載の大気汚染予測方法であって、
    前記登録された前記端末局のうち、前記大気汚染に関する情報を送信する対象には管理フラグが設定されており、
    前記ステップ(e)において、
    前記ステップ(c)で探索された前記端末局のうち、前記管理フラグが設定されているものに対して前記予測値(Ic)に基づく情報(Ie)を送信することを特徴とする大気汚染予測方法。
  19. 請求項18に記載の大気汚染予測方法であって、
    (f)前記ステップ(e)において前記情報(Ie)が送信された前記端末局の前記所在地における前記予測値(Ic)が前記所定の閾値を下回った場合には、当該端末局に対して再度情報を送信するステップ
    を更に備えることを特徴とする大気汚染予測方法。
  20. 屋外から室内への外気導入を制御する換気装置(7,8;11)であって、
    大気汚染予測関連情報を受信する受信手段(15)と、
    前記大気汚染予測関連情報に基づいて外気を導入するか否かを判定する判定手段(16)と、
    前記判定手段の判定結果に従って外気導入を制御する制御手段(17)と、
    を備えることを特徴とする換気装置。
  21. 屋外から室内への外気導入を制御する換気装置(7,8;11)であって、
    大気汚染予測関連情報を受信する受信手段(15)と、
    自身の所在地を特定する位置関連情報(Ia)を取得する手段(9A;12A)と、
    を備え、
    前記受信手段(15)は気象情報をも受信し、
    前記大気汚染予測関連情報および前記気象情報並びに前記位置関連情報に基づいて自身の前記所在地での所定時間経過後の大気汚染の予測値(Ic)を求め、前記予測値(Ic)に基づいて外気を導入するか否かを判定することを特徴とする換気装置。
  22. 請求項20または請求項21に記載の換気装置(7,8;11)であって、さらに、
    前記判定手段(16)の判定結果に基づく情報を報知する手段(10;13;18)、
    を備えることを特徴とする換気装置。
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