JP2006129267A - 携帯端末装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ユーザが忘却し難く、第三者に知得され難い、暗証番号に代わる情報を用いてセキュリティロックを解除可能とする。
【解決手段】 制御部14は、非接触IC部12の使用履歴や決済履歴、及び発信履歴や着信履歴を「使用履歴」としてメモリ13に記憶しておく。セキュリティロックが掛かっている機能の使用が指定されると、制御部14は、メモリ13に記憶されている「使用履歴」に基づいて、例えば「最も最近に着信のあった相手の名前は?」等の質問メッセージを作成して表示部5に表示制御する。そして、ユーザにより、この質問メッセージに対応する正答が得られた場合にセキュリティロックを解除する。「使用履歴」は、ユーザ自信の機能の使用に基づいて作成されたものであり、ユーザが憶えている可能性が高いため、暗証番号を忘却したために所定の機能のセキュリティロックが解除できないという不都合を大幅に軽減することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば携帯電話機,PHS電話機(PHS:Personal Handyphone System),PDA装置(PDA:Personal Digital Assistant)、ノート型のパーソナルコンピュータ装置等に適用して好適な携帯端末装置に関し、特に、当該携帯端末装置に設けられている機能の使用履歴の情報を用いてセキュリティロックを解除することで、暗証番号を用いることなく上記セキュリティロックの解除を可能とした携帯端末装置に関する。
特開2003−16398号の公開特許公報(特許文献1)において、携帯端末機を紛失・盗難した際に、R/W機能を有する非接触型ICカード機能が他人に不正使用される不都合を防止する携帯端末機が開示されている。
この携帯端末機の場合、ユーザが、非接触型ICカード部が設けられた携帯端末機に予めカード対応またはサービス対応に暗証番号を登録しておき、ICカード機能の利用に先立って暗証番号を入力する。ICカード機能は、通常、使用不能状態に制御されているが、ユーザにより入力された入力暗証番号と、ユーザにより予め登録された登録暗証番号とが一致したときのみ、所定時間、使用可能状態に制御される。これにより、携帯端末機の紛失時や盗難時に、非接触型ICカード機能が他人に不正使用される不都合を防止することができる。
特開2003−16398号公報(第4頁〜第6頁:図2)
しかし、前述の特許文献1に開示されている携帯端末機の場合、暗証番号を入力する以外に、使用不能状態とされているICカード機能を使用可能状態とすることができない(=セキュリティロックは、暗証番号を入力する以外に解除する方法が無い。)。このため、ユーザが暗証番号を忘却した場合には、セキュリティロックを解除することができなくなる問題があった。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、ユーザが忘却し難く、また、第三者に推測され難い、暗証番号に代わる情報を用いて、ICカード機能等のセキュリティロックを解除可能とした携帯端末装置の提供を目的とする。
本発明に係る携帯端末装置は、上述の課題を解決するための手段として、
所定の機能の一部或いは全部を使用不可とするロックを掛けるロック手段と、
使用された機能の使用履歴情報を記憶する使用履歴記憶手段と、
上記ロック手段によりロックされている一部或いは全部の機能を解除する際に、上記使用履歴記憶手段に記憶されている使用履歴情報に基づいて、該使用履歴を問う選択形式或いは質問形式の質問メッセージを表示手段に表示する質問メッセージ表示手段と、
上記質問メッセージに応答することで、操作手段を介してユーザにより入力された該ユーザの回答と、上記質問メッセージの解答とを比較する比較手段と、
上記比較手段により、上記ユーザの回答と上記質問メッセージの解答とが一致したことを示す比較結果が得られた際に、上記所定の機能の一部或いは全部に対して掛けられているロックを解除するように、上記ロック手段を制御する制御手段と
を有する。
人間の記憶は、時間の経過と共に徐々に薄れるものである。このため、人間が暗証番号を記憶しても、この暗証番号を使用する機会の無いまま、例えば2ヶ月、3ヶ月等の長い時間が経過すると、記憶していた暗証番号を忘却する不都合を生ずる。このため、本発明に係る携帯端末装置は、ユーザが忘却し難く、また、第三者に推測され難い情報として、当該携帯端末装置の機能が使用されることで記憶される使用履歴情報を、暗証番号の代わりに用いている。
一例ではあるが、この使用履歴情報としては、例えば、
1.着信履歴情報、
2.発信履歴情報、
3.電子決済機能が設けられている場合には、この決済情報、
4.スケジュール機能が設けられている場合には、このスケジュール情報、
5.電話帳に記憶されている電話番号情報やメールアドレス情報、
6.WebサイトのURL情報
等を用いることができる。
上記使用履歴記憶手段に使用履歴として記憶される使用履歴情報は、ユーザ自信がその機能を使用した、数分前、数時間前、或いは数日前等のように、比較的新しい情報である。また、ユーザ自信がその機能を使用しているため、ユーザが憶えている可能性も高いうえ、第三者が知得するのは困難な情報でもある。
このため本発明に係る携帯端末装置は、質問メッセージ表示手段が、いわばクイズ形成で使用履歴を問う質問メッセージを表示手段に表示し、このメッセージの解答が得られた場合に、制御手段が、上記ロック手段により上記所定の機能に掛けられているロックを解除するように、該ロック手段を制御する。
これにより、ユーザが忘却し難く、また、第三者に推測され難い上記使用履歴情報を用いて所定の機能のロックを解除可能とすることができる。
本発明に係る携帯端末装置は、ロック手段によりロックされている一部或いは全部の機能を解除する際に、質問メッセージ表示手段が、使用履歴記憶手段に記憶されている使用履歴情報に基づいて質問メッセージを作成し、これを表示手段に表示する。そして、比較手段が、上記質問メッセージに応答することで、操作手段を介してユーザにより入力された該ユーザの回答と、上記質問メッセージの解答とを比較し、上記ユーザの回答と上記質問メッセージの解答とが一致したことを示す比較結果が得られた際に、制御手段が、上記所定の機能の一部或いは全部に対して掛けられているロックを解除するように、上記ロック手段を制御する。
これにより、暗証番号に代わる情報として「使用履歴情報」という、ユーザが忘却し難く、また、第三者に推測され難い上記使用履歴情報を用いて所定の機能のロックを解除可能とすることができる。このため、暗証番号を忘却したために所定の機能のロックが解除できないという不都合を大幅に軽減することができる。
本発明は、携帯電話機に適用することができる。
[携帯電話機の構成]
本発明の実施の形態となる携帯電話機は、図1に示すように携帯事業者のコミュニケーションネットワークに接続された基地局との間でデータの送受信を行うアンテナ1及び通信回路2と、受話音声,動画ファイルの音声,音楽データの音声等の音声出力を得るためのスピーカ部3と、送話音声を集音するマイクロホン部4と、発着信電話番号、送信元,送信先となるユーザの名前、電話や携帯メールの発着信履歴、電話帳,アドレス帳、スケジュール帳の他、送受信した携帯メールの文章等を表示する表示部5と、入力操作を行うための複数のキーが設けられた操作部6と、電話や携帯メールの発着信等を光でユーザに知らせるための発光部7(LED)とを有している。
また、この携帯電話機は、所望の被写体の静止画及び動画を撮像するためのカメラ部8と、電話や携帯メールの発着信等を当該携帯電話機を振動させてユーザに知らせるためのバイブレーションユニット9と、当該携帯電話機に対して着脱自在な外部メモリ11と電気的接続を図るための外部メモリインターフェイス10(外部メモリIF)と、外部のリーダライタ装置との間で非接触近距離無線通信を行うことで、電子財布機能や定期券機能等を実現する非接触IC部12とを有している。
また、この携帯電話機は、通信処理プログラム(コミュニケーションプログラム)や、上記非接触IC部12の動作を制御する非接触IC管理プログラム等のアプリケーションプログラムの他、上記非接触IC部12が電子財布として使用された際の使用履歴(非接触IC使用履歴)や、非接触IC部12が電子財布として使用された際の決済情報、及び電話や携帯メールの発信履歴や着信履歴等が記憶されるメモリ13と、当該携帯電話機全体の動作を制御する制御部14とを有している。
非接触IC部12は、上記リーダライタ装置との間でデータの送受信を行うアンテナ15と、電子マネー情報や電子マネーの使用履歴、決済情報、定期券情報の他、ユーザ識別情報や当該非接触IC12に対して固有に付された識別情報等が記憶されたメモリ16と、携帯電話機の制御部14との間で通信を行うことで、当該非接触IC部12全体の動作を制御する制御部17とを有している。
非接触IC部12が使用されることで作成されるの電子マネーの使用履歴や決済情報は、当該非接触IC部12内に設けられているメモリ16のみに記憶されるのが一般的であるが、非接触IC部12に対してセキュリティロックが掛けられていた場合、この電子マネーの使用履歴や決済情報が、該非接触IC部12のメモリ16から読み出すことが困難となる。
このため、当該携帯電話機の場合、電子マネーの使用履歴や決済情報等を、この非接触IC部12のメモリ16に記憶すると共に、当該携帯電話機のメモリ13にも併せて記憶することで、非接触IC部12に対してセキュリティロックが掛けられていた場合でも、該非接触IC部12が電子財布として機能することで作成された電子マネーの使用履歴や決済情報を、当該携帯電話機のメモリ13から読み出し可能としている。
[携帯電話機の動作]
次に、このような構成を有する当該実施の形態の携帯電話機の特徴的な動作を説明する。
〔使用履歴の記憶〕
まず、この携帯電話機の場合、制御部14は、当該携帯電話機の所定の機能が使用される毎に、その使用履歴情報をメモリ13に記憶制御する。
具体的には、ユーザにより操作部6を介して発信操作がなされた場合、制御部14は、その発信先となる相手の電話番号、発信日時、及び電話帳に予め登録がなされている場合は、その相手の名前等を「発信履歴」としてメモリ13に順次記憶制御する。
同様に、アンテナ1及び通信回路2を介して当該携帯電話機に着信があった場合、制御部14は、その着信した相手の電話番号、着信日時、及び電話帳に予め登録がなされている場合は、その相手の名前、及び「応答の有無を示す情報」等を「着信履歴」としてメモリ13に順次記憶制御する。
ここで、制御部14は、着信履歴を記憶する際、ユーザが応答した着信に対応する着信履歴にはフラグを立てる等して、応答しなかった着信とは差別化してメモリ13に記憶する。後述するように、当該実施の形態の携帯電話機は、セキュリティロックの解除を行う際に、この着信履歴に基づいて質問メッセージを作成してユーザにその回答を求めるのであるが、ユーザが応答しなかった着信の着信履歴に基づいて作成された質問メッセージに対して、ユーザが正答することは困難となる。このため、着信履歴に基づいて質問メッセージを作成する場合、制御部14は、ユーザが応答した着信に対応する着信履歴に基づいて質問メッセージを作成するようになっている。
説明を元に戻し、非接触IC部12が定期券として使用された場合、制御部14は、該非接触IC部12の制御部17と通信を行うことで、使用日時、乗車駅名、下車駅名、有効期間等を取り込み、これらを「非接触使用履歴」としてメモリ13に順次記憶制御する。
同様に、非接触IC部12が切符として使用された場合、制御部14は、該非接触IC部12の制御部17と通信を行うことで、使用日時、乗車駅名、下車駅名、使用運賃、電子マネーの残高等を取り込み、これらを「非接触決済履歴」としてメモリ13に順次記憶制御する。
同様に、非接触IC部12が、購入した商品やサービスの代金の支払いに使用された場合、制御部14は、該非接触IC部12の制御部17と通信を行うことで、使用日時、購入商品或いはサービス名、購入金額、電子マネーの残高等を取り込み、これらを「非接触決済履歴」としてメモリ13に順次記憶制御する。
なお、以上のメモリ13に記憶する各機能の履歴は一例であり、この他、例えばカメラ部8の使用履歴や、メモリ13に記憶されているスケジュール帳の使用履歴等の他の機能の使用履歴をメモリ13に記憶制御してもよい。
〔所望の機能のロック及びロック解除動作〕
次に、この携帯電話機は、第三者の不正使用を防止するために、所望の機能に対してセキュリティロックを掛けることができるようになっている(当該携帯電話機全体のセキュリティロックを含む。)。そして、このセキュリティロックは、メモリ13に記憶されている使用履歴情報に基づいて作成された質問メッセージに正解した場合にロック解除されるようになっている。
(ロック動作)
このようなセキュリティロック及びロック解除動作の流れを図2のフローチャートに示す。このフローチャートは、ユーザが操作部6を操作することでセキュリティロックを掛ける所望の機能を選択し、このセキュリティロックの実行を指定することでスタートとなる。
セキュリティロックの実行が指定されると、制御部14は、ステップS1において、ユーザにより指定された機能に対するセキュリティロックを発動する。具体的には、メモリ13には、各機能名の一覧と、各機能に対するセキュリティロックの有無を示すフラグの記憶場所を有するセキュリティテーブルが設けられている。このため、制御部14は、ユーザによりセキュリティロックを掛ける機能が指定されると、メモリ13に記憶されている上記セキュリテーブルのフラグを参照する。フラグが立っている場合(=ハイレベル:「1」)は、その機能に対してセキュリティロックが掛かっていることを示し、フラグが降りている場合(=ローレベル:「0」)は、その機能に対してセキュリティロックが掛かっていないことを示す。
このため、制御部14は、該ユーザによりセキュリティロックを掛けることが指定された機能に対してフラグが立っていない場合には、上記セキュリテーブルの、その機能に対応するフラグを立てることでセキュリティロックを発動する。制御部14は、機能の実行が指定された場合、該機能の実行の前に、セキュリティテーブルのフラグの状態を確認し、該フラグが降りている場合のみ(=セキュリティロックが掛かっていない場合のみ)、その指定された機能を実行制御する。このため、ユーザにより指定された機能に対応するセキュリテーブル上のフラグを立てることで、その機能がロック状態となる(ステップS2)。
(ロック解除動作)
次に、制御部14は、ユーザにより操作部6を介して機能の実行が指定された場合、上記メモリ13のセキュリティテーブルのフラグの状態を参照することで、該実行が指定された機能に対してフラグが立っているか否かを判別する(=セキュリティロックが掛かっているか否かを判別する。)。そして、実行が指定された機能に対してフラグが立っていた場合、例えば「この機能にはセキュリティロックが掛かっています。セキュリティロックを解除しますか?」等のセキュリティロックの解除を問うメッセージを表示部5に表示制御する。
ユーザは、上記機能を使用する場合、このメッセージに対応して操作部6を操作することでセキュリティロックの解除要求を行うのであるが、制御部14は、ステップS3において上記操作部6の操作状況に基づいて、このセキュリティロックの解除要求がなされたか否かを判別する。そして、セキュリティロックの解除要求がなされていないものと判別した場合には処理をステップS2に戻し、その機能を、セキュリティロックが掛かった状態に引き続き保持する。
これに対して、セキュリティロックの解除要求がなされたものと判別した場合、制御部14は処理をステップS4に進め、このステップS4において、使用履歴の入力画面を表示部5に表示制御する。具体的には、制御部14は、この使用履歴の入力画面として、使用履歴を問う選択形式或いは質問形式の質問メッセージ、及びその解答を作成し、質問メッセージを表示部5に表示制御すると共に、解答を一時メモリに一旦記憶する。
例えば、非接触IC部12にセキュリティロックが掛かった状態において、ユーザにより非接触IC部12を用いた電子決済が指定された場合、制御部14は、メモリ13に記憶されている非接触IC決済履歴を参照し、
質問)最も最近に電子決済した金額は?
等の質問形式の質問メッセージや、或いは
質問)最も最近に電子決済した金額は?
答え)(1)2500円、(2)654円、(3)8900円
等の選択形式の質問メッセージを形成し、これを表示部5に表示制御する。
同様に、例えば当該携帯電話機全体の機能にセキュリティロックが掛かった状態において、ユーザにより発信が指定された場合、制御部14は、メモリ13に記憶されている発信履歴を参照し、
質問)最も最近に電話を掛けた相手の名前は?
等の質問形式の質問メッセージや、或いは
質問)最も最近に電話を掛けた相手の名前は?
答え)(1)○○○○、(2)××会社、(3)××商店
等の選択形式の質問メッセージを形成し、これを表示部5に表示制御する。
同様に、例えば当該携帯電話機全体の機能にセキュリティロックが掛かった状態において、ユーザにより発信が指定された場合、制御部14は、メモリ13に記憶されている着信履歴を参照し、
質問)最も最近に着信のあった相手の名前は?
等の質問形式の質問メッセージや、或いは
質問)最も最近に着信のあった相手の名前は?
答え)(1)○○○○、(2)××××、(3)××ストア
等の選択形式の質問メッセージを形成し、これを表示部5に表示制御する。
ここで、前述のように、制御部14は、着信履歴を記憶する際、ユーザが応答した着信に対応する着信履歴にはフラグを立てる等して、応答しなかった着信とは差別化してメモリ13に記憶している。このため、制御部14は、着信履歴に基づいて質問メッセージを作成する場合、フラグの立っている着信履歴を検出し、このフラグの立っている着信履歴に基づいて質問メッセージを作成する。
ユーザが応答しなかった着信の着信履歴に基づいて作成された質問メッセージに対して、ユーザが正答することは困難となるが、ユーザが応答した着信に対応する着信履歴に基づいて作成された質問メッセージに対して正答することは可能となる。このため、ユーザが応答した着信に対応する着信履歴に基づいて質問メッセージを作成することで、ユーザが正答困難となる、応答しなかった着信の着信履歴に基づく質問メッセージが作成される不都合を防止することができる。
同様に、例えばスケジュール帳の機能にセキュリティロックが掛かった状態において、ユーザによりスケジュールの更新が指定された場合、制御部14は、メモリ13に記憶されているスケジュール帳のスケジュール情報を参照し、
質問)○月×日のスケジュールは?
等の質問形式の質問メッセージや、或いは
質問)○月×日のスケジュールは?
答え)(1)映画、(2)食事会、(3)打ち合わせ
等の選択形式の質問メッセージを形成し、これを表示部5に表示制御する。
ユーザは、上記質問形式の質問メッセージが表示された場合、操作部6を介して上記質問メッセージに対応する回答を入力操作する。或いは、ユーザは、上記選択形式の質問メッセージが表示された場合、操作部6を介して上記質問メッセージに対応する回答を選択操作する。制御部14は、ステップS5において、このユーザにより入力され、或いは選択された回答と、上記一時メモリに記憶しておいた、上記質問メッセージの解答とを比較し、ユーザの回答が正解であるか否かを判別する。そして、ユーザの回答が不正解であった場合、処理をステップS2に戻し、ユーザにより実行が指定された機能を、セキュリティロックが掛かった状態に引き続き保持する。これにより、セキュリティロックが掛かっている機能が第三者に不正に使用される不都合を防止することができる。
これに対して、ユーザの回答が正解であった場合、制御部14は処理をステップS6に進め、メモリ13の上記セキュリティテーブルに記憶されているフラグのうち、ユーザにより実行が指定された機能に対応するフラグを降ろし、セキュリティロックを解除して当該図2のフローチャートを終了する。これにより、ユーザにより実行が指定された機能が使用可能となる。
[実施の形態の効果]
以上の説明から明らかなように、この実施の形態の携帯電話機は、セキュリティロックの掛かっている機能を使用する際に、制御部14が、いわばクイズ形成で使用履歴を問う質問メッセージを表示部5に表示制御し、このメッセージの解答が得られた場合に、上記機能のセキュリティロックを解除する。
人間の記憶は、時間の経過と共に徐々に薄れるものである。このため、人間が暗証番号を記憶しても、この暗証番号を使用する機会の無いまま、例えば2ヶ月、3ヶ月等の長い時間が経過すると、記憶していた暗証番号を忘却する不都合を生ずる。
しかし、メモリ13に使用履歴として記憶される使用履歴情報は、ユーザ自信がその機能を使用した、数分前、数時間前、或いは数日前等のように、比較的新しい情報である。また、ユーザ自信がその機能を使用しているため、ユーザが憶えている可能性も高いうえ、使用により更新される情報であるため、第三者が知得するのは困難な情報でもある。
このため、暗証番号に代わる情報として「使用履歴情報」を用いることにより、ユーザが忘却し難く、また、第三者に推測され難い上記使用履歴情報を用いて所定の機能のセキュリティロックを解除可能とすることができる。従って、暗証番号を忘却したために所定の機能のセキュリティロックが解除できないという不都合を大幅に軽減することができる。
[変形例]
上述の実施の形態の説明では、本発明を携帯電話機に適用することとしたが、これは、PHS電話機(PHS:Personal Handyphone System),PDA装置(PDA:Personal Digital Assistant)、ノート型のパーソナルコンピュータ装置等の他の携帯端末装置に適用してもよい。
また、上述の実施の形態の説明では、暗証番号に代わる情報として「使用履歴情報」を用いることとしたが、「暗証番号」と「使用履歴情報」とを併用するようにしてもよい。
また、
1.選択形式の質問メッセージでセキュリティロックを解除する、
2.質問形式の質問メッセージでセキュリティロックを解除する、
3.選択形式の質問メッセージと暗証番号を併用してセキュリティロックを解除する、
4.質問形式の質問メッセージと暗証番号を併用してセキュリティロックを解除する、
の中から、ユーザが求めるセキュリティレベルに応じて、セキュリティロックの解除の仕方を選択設定できるようにしてもよい。
この場合、セキュリティレベルは、上記「1.選択形式の質問メッセージでセキュリティロックを解除する」が一番レベルが低く、上記「4.質問形式の質問メッセージと暗証番号を併用してセキュリティロックを解除する」が一番レベルが高くなる。
最後に、上述の実施の形態は、あくまでも本発明の一例として開示したに過ぎない。このため、本発明は、上述の実施の形態に限定されることはなく、上述の実施の形態以外であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能であることは勿論であることを付け加えておく。
本発明を適用した実施の形態の携帯電話機のブロック図である。 実施の形態の携帯電話機のセキュリティロックから解除までの動作の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
1 アンテナ、2 通信回路、3 スピーカ部、4 マイクロホン部、5 表示部、6 操作部、7 発光部(LED)、8 カメラ部、9 バイブレーションユニット、10 外部メモリインターフェイス、11 外部メモリ、12 非接触IC部、13 メモリ、14 制御部、15 非接触IC部のアンテナ、16 非接触IC部のメモリ、17 非接触IC部の制御部

Claims (4)

  1. 所定の機能の一部或いは全部を使用不可とするロックを掛けるロック手段と、
    使用された機能の使用履歴情報を記憶する使用履歴記憶手段と、
    上記ロック手段によりロックされている一部或いは全部の機能を解除する際に、上記使用履歴記憶手段に記憶されている使用履歴情報に基づいて、該使用履歴を問う選択形式或いは質問形式の質問メッセージを表示手段に表示する質問メッセージ表示手段と、
    上記質問メッセージに応答することで、操作手段を介してユーザにより入力された該ユーザの回答と、上記質問メッセージの解答とを比較する比較手段と、
    上記比較手段により、上記ユーザの回答と上記質問メッセージの解答とが一致したことを示す比較結果が得られた際に、上記所定の機能の一部或いは全部に対して掛けられているロックを解除するように、上記ロック手段を制御する制御手段と
    を有する携帯端末装置。
  2. 請求項1に記載の携帯端末装置であって、
    外部のリーダライタ装置との間で非接触近距離無線通信を行うことで、電子マネー決済を行う非接触近距離無線通信手段を有し、
    上記ロック手段は、上記非接触近距離無線通信手段の機能の一部或いは全部を使用不可とするロックを掛け、
    上記使用履歴記憶手段は、上記非接触近距離無線通信手段により電子マネー決済が行われた際に、この電子マネー決済情報を上記使用履歴情報として記憶し、
    上記質問メッセージ表示手段は、上記使用履歴記憶手段に上記使用履歴として記憶されている上記電子マネー決済情報に基づいて、上記非接触近距離無線通信手段の使用履歴を問う選択形式或いは質問形式の質問メッセージを表示手段に表示し、
    上記制御手段は、上記比較手段により、上記ユーザの回答と上記質問メッセージの解答とが一致したことを示す比較結果が得られた際に、上記非接触近距離無線通信手段の一部或いは全部の機能に対して掛けられているロックを解除するように、上記ロック手段を制御すること
    を特徴とする携帯端末装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の携帯端末装置であって、
    基地局との間で無線通信を行う無線通信機能を有し、
    上記使用履歴記憶手段は、上記無線通信機能に基づいて発信が行われた際に、この発信情報を上記使用履歴情報として記憶すること
    を特徴とする携帯端末装置。
  4. 請求項3に記載の携帯端末装置であって、
    上記使用履歴記憶手段は、上記無線通信機能に基づく着信のうち、ユーザが応答した着信の着信履歴を上記使用履歴情報として記憶すること
    を特徴とする携帯端末装置。
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