JP2006126394A - 表示装置 - Google Patents

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聡 橋本
Norio Nakamura
典生 中村
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Abstract

【課題】 簡易なレンズ構成により、照明領域の均一性を確保することができるプロジェクタその他の表示装置を提供すること。
【解決手段】
光源装置20や液晶パネル61の形状及び寸法を適宜設定し、クリティカル型の照明光学系40によって発光部31の像を液晶パネル61上にその有効領域をカバーするように投射することにより、液晶パネル61の有効領域を均一に照明することができ、液晶パネル61から輝度ムラや色ムラの少ない変調光すなわち像光を射出させることができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、液晶パネル等に形成された像を投射等によって表示するプロジェクタその他の表示装置に関する。
従来のプロジェクタとして、光源から射出された光を集光して色分離したカラー発光面を形成し、このカラー発光面からの光をリレーレンズとフィールドレンズとを介して一対のマイクロレンズアレイからなる光学系に入射させ、その直後に配置されたカラー表示型の液晶パネルを照明するものがある(特許文献1参照)。
また、別のプロジェクタとして、光源から射出された光を一対のマイクロレンズアレイからなる光学系に入射させて均一化し、色分離光学系によって色分離するとともに分離した各色光を個別の光路に導いた後、各色光を各色用の液晶パネルにそれぞれ入射させてこれらを照明するものがある(特許文献2等参照)。
特開平8ー313847号公報 特開平11−64977号公報
しかし、前者のプロジェクタでは、色分離したカラー発光面を形成するための光学系を必要とし、さらに、液晶パネルの入射面側にマイクロレンズアレイを配置するため、照明系の構成が複雑になる。
また、後者のプロジェクタでも、マイクロレンズアレイや色分離光学系が必要となり、照明系の構成が複雑になる。
そこで、本発明は、簡易なレンズ構成により、照明領域の均一性を確保することができるプロジェクタその他の表示装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る表示装置は、(a)有効領域に入射した照明光を変調する光変調装置と、(b)有効領域の輪郭と略相似な輪郭の発光領域を有する発光装置と、(c)発光装置からの光束を照明光として光変調装置の有効領域上に入射させるクリティカル照明系とを備える。
上記表示装置では、クリティカル照明系が、光変調装置の有効領域の輪郭と略相似な輪郭の発光領域を有する発光装置からの光束を、照明光として有効領域上に入射させるので、擬似的な面光源を形成しない簡単な構造の照明系によって、光変調装置の有効領域に対して直接的で効率的な照明を行うことができる。これにより、簡易で効率的な照明系を備える表示装置(例えばプロジェクタ)を提供することができ、表示装置の性能を特に損なうことなく表示装置の小型化やコスト低減を図ることができる。
また、本発明の具体的側面又は態様では、上記表示装置において、発光装置の発光領域が、略全体に亘って略均一な輝度分布を有する。この場合、光変調装置の有効領域を簡単なクリティカル照明系によって略均一に照明することができる。
また、本発明の別の具体的態様では、発光装置が、所定波長の光を発生する発光体層と、当該発光体層からの光を受けて蛍光を発生する蛍光体層とを有しており、発光領域が、蛍光体層の光射出領域に対応する。この場合、蛍光型の光源からの光束を、照明光として有効領域上に効率的に入射させることができる。
また、本発明の別の具体的態様では、発光装置が、固体発光素子を含み、発光領域が、当該固体発光素子の面発光層である。この場合、固体発光素子の面発光層から射出される効率が良く制御性に優れる光束を利用して、光変調装置を照明することができる。
また、本発明の別の具体的態様では、発光装置が、固体発光素子を含み、発光領域が、当該固体発光素子の面発光層上に形成された蛍光体層である。この場合、固体発光素子の面発光層から射出される効率が良く制御性に優れる光束を蛍光体層で適宜変換することによって得た所望の波長特性の光を利用して、光変調装置を照明することができる。
また、本発明の別の具体的態様では、発光領域の平面形状が、所定の縦横比の長方形である。この場合、光変調装置の有効領域も同様の縦横比の長方形となっており、任意の縦横比を有する長方形の有効領域を効率的に照明して画像を表示させることができる。
また、本発明の別の具体的態様では、クリティカル照明系が、発光装置の発光領域の像を、前記光変調装置の前記有効領域に略一致させつつ当該有効領域の周囲にはみ出させるように投影する。この場合、発光装置から射出される光束を無駄なく活用することができ、かつ、有効領域周辺で減光が発生することを防止できる。
また、本発明の別の具体的態様では、クリティカル照明系が、発光部装置の発光領域の像を所定の倍率で拡大して、光変調装置の有効領域上に投影する。この場合、発光領域が比較的小さくても、比較的大きな光変調装置を照明することができる。
また、本発明の別の具体的態様では、光変調装置から射出される像光を拡大して投影する投影レンズをさらに備える。この場合、光変調装置からの透過光又は反射光である像光を拡大してスクリーン等に投影するプロジェクタを実現することができる。
〔第1実施形態〕
図1は、第1実施形態に係る表示装置であるプロジェクタを説明する図である。このプロジェクタ10は、光源光を発生する光源装置20と、光源装置20から射出された光源光を適宜集光する照明光学系40と、照明光学系40を経た照明光によって照明される光変調部60と、光変調部60からの像光をスクリーン(不図示)に投射する投射レンズ80とを備える。
ここで、光源装置20は、例えば青色、赤色、緑色、若しくは略白色の光源光を発生する発光装置22を、電源等を備える回路基板23上に実装したものである。発光装置22は、固体発光素子であるLEDチップ24を内蔵するものであり、このLEDチップ24は、樹脂若しくはセラミック製の台座25上にマウントされており、正面からの光源光の射出が可能になるように透明樹脂製のパッケージ26中に封入されている。LEDチップ24は、その上面に矩形の発光部31を有しており、この発光部31全面から略均一に光源光を射出する。つまり、発光部31は、矩形の面状発光体となっている。なお、LEDチップ24は、図示を省略するが、例えばサファイア基板等からなり、かかる基板上の発光部31は、バンド構造の制御によって多様な波長の光を発生する薄膜状の活性層を挟んで上下に電極層を有しており、上側の電極層上には透明電極層が形成されている。このような透明電極層や下側の電極層には、金属電極が接続されており、回路基板23側から電力の供給を受けることができるようになっている。
照明光学系40は、両凸の球面レンズからなるクリティカル照明系であり、光源装置20の発光部31から一定の広がり角で射出される光源光を集光して光変調部60に略均一に入射させる。この際、照明光学系40は、発光部31の像を所定の倍率(例えば数倍〜数十倍の倍率)で光変調部60のうち後述する有効領域に結像する。つまり、発光部31と光変調部60の有効領域とは、照明光学系40に関して共役な位置となっている。
光変調部60は、照明光学系40のレンズによって集光された照明光ILが入射する液晶パネル61と、液晶パネル61を挟むように配置される1組の偏光フィルタ63,64とを備える。ここで、液晶パネル61と、これを挟む一対の偏光フィルタ63,64とは、照明光を2次元的に輝度変調するための液晶ライトバルブすなわち光変調装置を構成する。液晶パネル61は、入射した照明光ILの偏光方向の空間的分布を変化させるための非発光で透過型の光変調装置であり、液晶パネル61に入射した照明光ILは、液晶パネル61に電気的信号として入力された駆動信号或いは画像信号に応じて、画素単位でその偏光状態が調整される。その際、偏光フィルタ63,64によって、液晶パネル61に入射する照明光の偏光方向が調整されるとともに、液晶パネル61から射出される光から所定の偏光方向の変調光が取り出される。
照明光ILが青色、赤色、緑色、若しくは略白色である場合、液晶パネル61は、それらの色光を2次元的に変調した画像に対応する像光を形成することができる。なお、照明光ILが略白色である場合、液晶パネル61の各画素ごとに適当な配列でカラーフィルタを設けることにより、液晶パネル61に均一に入射する略白色の照明光ILをカラー画像に変調することができる。
投射レンズ80は、適当なレンズ群からなる投射光学系であり、光変調部60を経た像光を適当な拡大率でスクリーン(不図示)に投射する。
図2は、図1の光源装置20と光変調部60の形状的な関係を説明するものである。図2(a)は、光変調部60に設けた液晶パネル61の正面構造を示し、図2(b)は、光源装置20に形成された発光部31の正面構造を示し、図2(c)は、光源装置20の発光部31の側面構造を示す。また、図2(d)は、図2(c)に示す発光部31の構造の変形例である。
図2(a)において、液晶パネル61は、本体部分71の周囲を金属枠72で固定したものであり、金属枠72の上部からは、信号供給用のケーブルCAが延びている。なお、本体部分71は、図示を省略するが、例えば一対の平行配置されたガラス基板からなり、両ガラス基板の内面側には透明電極がそれぞれ形成されており、両ガラス基板の間には液晶層が挟まれている。本体部分71は、透明電極間に印加される駆動電力によって画素単位で液晶層の状態を切り替えることができるが、これらの画素全体を含む画素形成領域は、金属枠72の開口APに露出する本体部分71全体ではなく、周辺部を除いた中央側において縦横比が3:4の有効領域EAとなっている。なお、光源装置20から照明光学系40を経て液晶パネル61に入射する照明光ILの領域、すなわち照明領域IAは、有効領域EAに略一致しているが、有効領域EAの周囲にわずかにはみ出した状態となっている。
図2(b)、及び(c)に示すように、発光部31は長方形の発光体層(すなわち面発光層)であり、縦横比が3:4となっている。つまり、発光部31の縦横比は、有効領域EAの縦横比と等しくなっており、発光部31すなわち発光領域の輪郭と、液晶パネル61の有効領域EAの輪郭とは、略相似になっている。
光源装置20や液晶パネル61の形状及び寸法を以上のように設定することで、クリティカル型の簡単な構造の照明光学系40によって、発光部31の像を、液晶パネル61の有効領域EAが無駄なくカバーされるように液晶パネル61上に投射することができる。これにより、液晶パネル61の有効領域EAを均一に照明することができ、液晶パネル61から輝度ムラや色ムラの少ない変調光すなわち像光を射出させることができる。
図2(d)は、図2(b)に示す発光部31を変形した発光部131を示す。この発光部131は、半導体材料からなる矩形の面状発光体131aと、面状発光体131aを覆う蛍光体層131bとを備える。蛍光体層131bは、発光体層である面状発光体131aから射出される例えば青色の光を緑色や赤色に変換する。この場合、蛍光体層131bから照明光が射出されるので、蛍光体層131bすなわち発光領域の輪郭は、図2(b)に示すものと同一サイズになっており、図2(a)に示す液晶パネル61の有効領域EAの輪郭と相似になる。
図3は、図2(a)〜2(c)の液晶パネル61や発光部31を形状的に変更した例を説明するものである。図3(a)は、光変調部60に設けた液晶パネル261の正面構造を示し、図3(b)は、光源装置20に形成された発光部231の正面構造を示し、図3(c)は、光源装置20の発光部231の側面構造を示す。
図3(a)において、本体部分271は、金属枠272の開口APに露出する本体部分271全体ではなく、周辺部を除いた中央側において縦横比が9:16の有効領域EA’となっている。なお、図1の光源装置20から照明光学系40を経て液晶パネル261に入射する照明光ILの領域、すなわち照明領域IAは、有効領域EA’に略一致しているが、有効領域EA’の周囲にわずかにはみ出した状態となっている。
図3(b)、及び(c)に示すように、発光部231は長方形であり、縦横比が9:16となっている。つまり、発光部231の縦横比は、液晶パネル261における有効領域EA’の縦横比と等しくなっており、発光部231すなわち発光領域の輪郭と、液晶パネル261の有効領域EA’の輪郭とは、相似になっている。
以下、本実施形態に係るプロジェクタ10の動作について説明する。光源装置20の発光装置22からの照明光は、クリティカル型の照明光学系40を経て、光変調部60の液晶パネル61に入射する。この液晶パネル61で変調された像光は、投射レンズ70に入射して、適当な倍率でスクリーンに投影される。この際、簡単なクリティカル型の照明光学系40によって、発光部31の像を、液晶パネル61の有効領域EAが無駄なくカバーされるように液晶パネル61上に投射するので、液晶パネル61の有効領域EAを均一に照明することができる。よって、液晶パネル61から輝度ムラや色ムラの少ない変調光すなわち像光を射出させることができ、スクリーン上に高品質の画像を投射することができる。
〔第2実施形態〕
以下、第2実施形態のプロジェクタについて説明する。第2実施形態のプロジェクタは、第1実施形態のプロジェクタを光源装置等の構造に関して変更したものであり、特に説明しない部分については、第1実施形態と同様の構成となっているものとする。
図4は、第2実施形態のプロジェクタを説明する図である。このプロジェクタは、図1の光源装置20を変形して光量を増やした光源装置320と、光源装置320からの光源光を集光し照明光ILとして光変調部60の液晶パネル61上に重畳して均一に入射させる照明光学系340とを備える。
ここで、光源装置320は、9個の発光装置22を回路基板23上に3×3のマトリクス配置して実装したものである。各発光装置22は、例えば青色、赤色、緑色、若しくは略白色の光源光を発生する固体発光素子であるLEDチップ24を内蔵する。なお、最終的に液晶パネル61を照明する照明光ILが略白色である場合、各発光装置22を白色発光型のものとすることもできるが、例えば9個の発光装置22のうち3個を青色発光型のものとし、残りのうち3個を赤色発光型のものとし、最後の3個を緑色発光型のものとすることができる。
照明光学系340は、マトリクス状に配列されたレンズ要素341からなるアレイレンズであり、これらレンズ要素341に略対向してマトリクス状に配列された各発光装置22からの光束を、照明光ILとして液晶パネル61上に輪郭を一致させて入射させることができる。つまり、個々のレンズ要素341は、クリティカル照明系となっており、全体としてもクリティカル照明が達成される。この場合、9個の発光装置22からの十分な光量の照明光ILを液晶パネル61上に均一に入射させることができ、単一の液晶パネル61の均一でムラのない照明を達成することができる。
なお、図面では省略しているが、液晶パネル61を挟むように1組の偏光フィルタが配置されており、液晶パネル61に入射する照明光の偏光方向と、液晶パネル61から射出される変調光の偏光方向とが適宜調整される。
〔第3実施形態〕
以下、第3実施形態のプロジェクタについて説明する。第3実施形態のプロジェクタは、第1実施形態のプロジェクタを所謂3板式に変更したものであり、特に説明しない部分については、第1実施形態と同様の構成となっているものとする。
図5は、第2実施形態のプロジェクタを説明する図である。このプロジェクタ410は、各色の光源光を発生する3つの光源装置420R,420G,420Bと、各光源装置420R,420G,420Bから射出された光源光を個別に集光する3つの照明光学系440R,440G,440Bと、各照明光学系440R,440G,440Bを経た照明光ILR,ILG,ILBによってそれぞれ照明される3つの光変調部460R,460G,460Bと、各光変調部460R,460G,460Bから射出される変調光を合成するクロスダイクロイックプリズム490と、クロスダイクロイックプリズム490を経た像光をスクリーン(不図示)に投射する投射レンズ80とを備える。
各光源装置420R,420G,420Bは、それぞれ図1に示す第1実施形態の光源装置20と同様の構造及び形状を有するが、内蔵されるLEDチップ24からの発光色がそれぞれ赤色、緑色、及び青色で相異なったものとなっている。
各照明光学系440R,440G,440Bは、それぞれ図1に示す第1実施形態の照明光学系40と同様のレンズからなり、各光源装置420R,420G,420Bから射出される光源光を集光し照明光ILR,ILG,ILBとして光変調部460R,460G,460Bにそれぞれ略均一に入射させる。
各光変調部460R,460G,460Bは、それぞれ図1に示す第1実施形態の光変調部60と同様の構造及び形状を有しており、図示を省略する各色用の液晶パネルと、これらの液晶パネルを両側から挟む偏光フィルタとを備える。
クロスダイクロイックプリズム490は、色合成光学系であり、平面上に形成された赤色光反射用の第1ダイクロイック膜(具体的には誘電体多層膜)491と、青色光反射用の第2ダイクロイック膜(具体的には誘電体多層膜)492とを、X字に交差させた状態で内蔵するものである。このクロスダイクロイックプリズム490は、光変調部460Rからの赤色の変調光を第1ダイクロイック膜491で反射して進行方向左側に射出させ、光変調部460Gからの緑色の変調光を両ダイクロイック膜491,492を介して直進・射出させ、光変調部460Bからの青色の変調光を第2ダイクロイック膜492で反射して進行方向右側に射出させる。
このようにクロスダイクロイックプリズム490で合成された像光は、投射光学系である投射レンズ80を経て、適当な拡大率でスクリーン(不図示)にカラー画像として投射される。
本実施形態においても、光源装置420R,420G,420Bや光変調部460R,460G,460Bの形状等を適宜設定し、クリティカル型の照明光学系440R,440G,440Bによって、各色の光源装置420R,420G,420Bに設けた発光部の像を、各色の光変調部460R,460G,460Bに設けた各液晶パネル上にそれぞれの有効領域をカバーするように投射することにより、各色の液晶パネルの有効領域を均一に照明することができ、輝度ムラや色ムラの少ない像光を投射することができる。
〔第4実施形態〕
第4実施形態のプロジェクタは、上記第1〜第3実施形態のプロジェクタをLEDチップ24の発光部31に関して変更したものである。
図6(a),(b)は、第4実施形態のプロジェクタの光源装置を説明する図である。図6(a)は、図2(b)に対応するものであり、光源装置の発光部531が、第1〜第3の部分領域531a〜531cに分かれている。これらの部分領域531a〜531cは、発光部531が分離した3つの独立したLED素子からなる場合に形成されるが、発光部531に設けた電極が遮蔽体となって形成される場合もある。発光部531全体としては、長方形で縦横比が3:4の輪郭となっているので、液晶パネル上における有効領域の縦横比は、図2(a)に示すように3:4であればよい。この際、液晶パネル上に隙間GAが投影される可能性があるが、隙間GAが狭いならば、照明光学系40,340,440R,440G,440Bによる結像を僅かにデフォーカスさせればよい。このようなデフォーカスによって、液晶パネル上に隙間GAが鮮明に投影されることを防止でき、液晶パネルを実質的に均一に照明することができる。
図6(b)は、図3(b)に対応するものであり、光源装置の発光部631が、第1〜第3の部分領域631a〜631cに分かれている。これらの部分領域631a〜631cも、LED素子が独立したり、電極が遮蔽体となる場合に形成される。この場合、発光部631全体としては、長方形で縦横比が9:16の輪郭となっているので、液晶パネル上における有効領域の縦横比は、図3(a)に示すように9:16であればよい。この際、照明光学系40,340,440R,440G,440Bによる結像を僅かにデフォーカスさせることにより、液晶パネル上に隙間GAが鮮明に投影されることを防止でき、液晶パネルを均一に照明することができる。
なお、この発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
上記実施形態のプロジェクタ10,410では、液晶パネル61,261上の有効領域EA,EA’が長方形の輪郭を有し、これらに対応して、発光部31,131,231,531,631も長方形の輪郭を有するが、液晶パネル61,261上の有効領域EA,EA’が例えば円形や多角形であれば、発光部31,131,231,531,631も対応する相似形状する。これにより、簡易なクリティカル照明系を用いつつも、液晶パネル61,261上において均一な照度分布を達成することができる。
また、上記実施形態では、照明光学系40が単独のレンズで形成されているが、複数のレンズによって照明光ILの結像に関して収差補正を行うことも可能である。
また、上記実施形態では、発光装置22が平坦な射出面を有するパッケージ26を用いているが、パッケージ26の射出面を凸面や凹面とすることもでき、照明光学系40と協働して液晶パネル61等に対してクリティカル照明を行うことができる。
また、上記実施形態では、液晶パネル61,261を透過型のものとしているが、反射型の液晶パネルであっても、図1等に示す光源装置20、照明光学系40等を活用することができる。
また、液晶パネル61,261に代えて、デジタル・マイクロミラー・デバイスを用いることもでき、この場合も、図1等に示す光源装置20、照明光学系40等を活用してデジタル・マイクロミラー・デバイスを照明することができる。
また、プロジェクタとしては、投射面を観察する方向から画像投射を行う前面プロジェクタと、投射面を観察する方向とは反対側から画像投射を行う背面プロジェクタとがあるが、図1に示すプロジェクタの構成は、いずれにも適用可能である。
また、上記実施形態では、光変調部60,460R,460G,460Bで形成された像光を投射レンズ80によって適当な拡大率でスクリーンに投射しているが、光変調部60,460R,460G,460Bを直接観察するタイプの表示装置とすることも可能である。
第1実施形態に係るプロジェクタの光学系を説明する図である。 (a)は、光変調部に設けた液晶パネルの正面構造を示し、(b)〜(d)は、光源装置に形成された発光部の正面構造等を示す。 (a)は、光変調部に設けた変形例の液晶パネルの正面構造を示し、(b)及び(c)は、光源装置に形成された発光部の正面構造を示す。 第2実施形態に係るプロジェクタの光学系を説明する図である。 第3実施形態に係るプロジェクタの光学系を説明する図である。 第4実施形態に係るプロジェクタの光学系を説明する図である。
符号の説明
10,410…プロジェクタ、 20,320…光源装置、 22…発光装置、 24…LEDチップ、 26…パッケージ、 31,131,231,531,631…発光部、 40,340,440R,440G,440B…照明光学系、 60,460R,460G,460B…光変調部、 61,261…液晶パネル、 63,64…偏光フィルタ、 80…投射レンズ、 490…クロスダイクロイックプリズム、 AP…開口、 EA,EA’…有効領域、 IA…照明領域、 IL…照明光

Claims (9)

  1. 有効領域に入射した照明光を変調する光変調装置と、
    前記有効領域の輪郭と略相似な輪郭の発光領域を有する発光装置と、
    前記発光装置からの光束を前記照明光として前記光変調装置の前記有効領域上に入射させるクリティカル照明系と
    を備える表示装置。
  2. 前記発光装置の発光領域は、略全体に亘って略均一な輝度分布を有することを特徴とする請求項1記載の表示装置。
  3. 前記発光装置は、所定波長の光を発生する発光体層と、当該発光体層からの光を受けて蛍光を発生する蛍光体層とを有しており、前記発光領域は、前記蛍光体層の光射出領域に対応することを特徴とする請求項1及び請求項2のいずれか一項記載の表示装置。
  4. 前記発光装置は、固体発光素子を含み、前記発光領域は、当該固体発光素子の面発光層であることを特徴とする請求項1及び請求項2のいずれか一項記載の表示装置。
  5. 前記発光装置は、固体発光素子を含み、前記発光領域は、当該固体発光素子の面発光層上に形成された蛍光体層であることを特徴とする請求項1及び請求項2のいずれか一項記載の表示装置。
  6. 前記発光領域の平面形状は、所定の縦横比の長方形であることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項記載の表示装置。
  7. 前記クリティカル照明系は、前記発光装置の前記発光領域の像を、前記光変調装置の前記有効領域に略一致させつつ当該有効領域の周囲にはみ出させるように投影することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項記載の表示装置。
  8. 前記クリティカル照明系は、前記発光部装置の発光領域の像を所定の倍率で拡大して、前記光変調装置の有効領域上に投影することを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか一項記載の表示装置。
  9. 前記光変調装置から射出される像光を拡大して投影する投影レンズをさらに備えることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか一項記載の表示装置。
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