JP2006126234A - 撮像装置、光量調整機構、光量制御羽根及び光量制御羽根の製造方法 - Google Patents

撮像装置、光量調整機構、光量制御羽根及び光量制御羽根の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 製造コストの低減等を図る。
【解決手段】 内部に撮像光学系が配置されたレンズ鏡筒2と、撮像光学系の光路を開閉し該撮像光学系に入射される光量を制御する光量制御羽根26と、撮像光学系の光路となる透過孔45aを有し光量制御羽根を移動自在に支持するベース体45とを設け、光量制御羽根を、基材として用いられたフィルムから成るベース部34と、該ベース部に積層され少なくとも金属材料によって形成された金属層を有する多層被膜部42と、該多層被膜部の一部を除いた部分に積層された遮光膜部43とによって構成し、遮光膜部が積層されていない多層被膜部の部分を光量の調整を行う光量調整フィルター29として形成し、光量調整フィルター以外の遮光膜部が積層された部分を入射光を遮る遮光部28として形成した。
【選択図】図4

Description

本発明は撮像装置、光量調整機構及び光量制御羽根についての技術分野に関する。詳しくは、光量調整フィルターを有する光量制御羽根を一体に形成して、製造コストの低減等を図る技術分野に関する。
ビデオカメラやスチルカメラ等の撮像装置には、フォーカス制御やズーミングのための各種のレンズを光軸方向へ移動させる光量調整機構を備え、光量調整機構のアイリスを構成する光量制御羽根(絞り羽根)を撮像光学系の光軸に対して直交する面内において駆動モーターの駆動力によって移動させることにより光学系の光路を開閉し光量調整を行うようにしたものがある。
このような撮像装置にあっては、被写体からの戻り光の光量が大きすぎる場合等にCCD(Charge Coupled Device)等の撮像手段に入射される光の量を制御する必要があり、一般には、この光量調整が上記したアイリスに加え、ND(Neutral Density)フィルターと称される光量調整フィルターによっても行われる。
従来の光量制御羽根は、羽根本体となる遮光部と該羽根本体に形成された光量調整を行うための切欠部分を覆うように接着等により取り付けられた光量調整フィルターとによって構成され、光量調整フィルターが羽根本体と一体となって移動されることにより光量調整機能を発揮するようにされている。(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−356386号公報
ところが、上記した従来の光量制御羽根にあっては、羽根本体と光量調整フィルターとを各別に形成し、羽根本体に光量調整フィルターを接着等により取り付けるようにしているため、その分、部品点数が多く、また、接着等の工程が必要とされ、製造時における工程数が多く製造コストが高いという問題がある。
そこで、本発明は、上記した問題点を克服し、製造コストの低減等を図る技術分野に関する。
本発明撮像装置は、上記した課題を解決するために、内部に撮像光学系が配置されたレンズ鏡筒と、撮像光学系の光路を開閉し該撮像光学系に入射される光量を制御する光量制御羽根と、撮像光学系の光路となる透過孔を有し上記光量制御羽根を移動自在に支持するベース体とを設け、上記光量制御羽根を、基材として用いられたフィルムから成るベース部と、該ベース部に積層され少なくとも金属材料によって形成された金属層を有する多層被膜部と、該多層被膜部の一部を除いた部分に積層された遮光膜部とによって構成し、遮光膜部が積層されていない多層被膜部の部分を光量の調整を行う光量調整フィルターとして形成し、光量調整フィルター以外の遮光膜部が積層された部分を入射光を遮る遮光部として形成したものである。
本発明光量調整機構は、上記した課題を解決するために、撮像光学系の光路を開閉し該撮像光学系に入射される光量を制御する光量制御羽根と、撮像光学系の光路となる透過孔を有し上記光量制御羽根を移動自在に支持するベース体とを設け、上記光量制御羽根を、基材として用いられたフィルムから成るベース部と、該ベース部に積層され少なくとも金属材料によって形成された金属層を有する多層被膜部と、該多層被膜部の一部を除いた部分に積層された遮光膜部とによって構成し、遮光膜部が積層されていない多層被膜部の部分を光量の調整を行う光量調整フィルターとして形成し、光量調整フィルター以外の遮光膜部が積層された部分を入射光を遮る遮光部として形成したものである。
本発明光量制御羽根は、上記した課題を解決するために、基材として用いられたフィルムから成るベース部と、該ベース部に積層され少なくとも金属材料によって形成された金属層を有する多層被膜部と、該多層被膜部の一部を除いた部分に積層された遮光膜部とから成り、遮光膜部が積層されていない多層被膜部の部分を光量の調整を行う光量調整フィルターとして形成し、光量調整フィルター以外の遮光膜部が積層された部分を入射光を遮る遮光部として形成したものである。
従って、本発明撮像装置、光量調整機構及び光量制御羽根にあっては、光量調整フィルターと羽根本体となる遮光部とが一体に形成される。
本発明撮像装置は、内部に撮像光学系が配置されたレンズ鏡筒と、撮像光学系の光路を開閉し該撮像光学系に入射される光量を制御する光量制御羽根と、撮像光学系の光路となる透過孔を有し上記光量制御羽根を移動自在に支持するベース体とを備え、上記光量制御羽根を、基材として用いられたフィルムから成るベース部と、該ベース部に積層され少なくとも金属材料によって形成された金属層を有する多層被膜部と、該多層被膜部の一部を除いた部分に積層された遮光膜部とによって構成し、遮光膜部が積層されていない多層被膜部の部分を光量の調整を行う光量調整フィルターとして形成し、光量調整フィルター以外の遮光膜部が積層された部分を入射光を遮る遮光部として形成したことを特徴とする。
従って、遮光部と光量調整フィルターとにより構成された光量制御羽根が一体に形成されるため、部品点数が少ないと共に光量調整フィルターを遮光部に取り付けるという工程が必要なく、製造時における工程数が少なく製造コストの低減を図ることができる。
本発明光量調整機構は、撮像光学系の光路を開閉し該撮像光学系に入射される光量を制御する光量制御羽根と、撮像光学系の光路となる透過孔を有し上記光量制御羽根を移動自在に支持するベース体とを備え、上記光量制御羽根を、基材として用いられたフィルムから成るベース部と、該ベース部に積層され少なくとも金属材料によって形成された金属層を有する多層被膜部と、該多層被膜部の一部を除いた部分に積層された遮光膜部とによって構成し、遮光膜部が積層されていない多層被膜部の部分を光量の調整を行う光量調整フィルターとして形成し、光量調整フィルター以外の遮光膜部が積層された部分を入射光を遮る遮光部として形成したことを特徴とする。
従って、遮光部と光量調整フィルターとにより構成された光量制御羽根が一体に形成されるため、部品点数が少ないと共に光量調整フィルターを遮光部に取り付けるという工程が必要なく、製造時における工程数が少なく製造コストの低減を図ることができる。
本発明光量制御羽根は、撮像光学系の光路を開閉し該撮像光学系に入射される光量を制御する光量制御羽根であって、基材として用いられたフィルムから成るベース部と、該ベース部に積層され少なくとも金属材料によって形成された金属層を有する多層被膜部と、該多層被膜部の一部を除いた部分に積層された遮光膜部とから成り、遮光膜部が積層されていない多層被膜部の部分を光量の調整を行う光量調整フィルターとして形成し、光量調整フィルター以外の遮光膜部が積層された部分を入射光を遮る遮光部として形成したことを特徴とする。
従って、遮光部と光量調整フィルターとにより構成された光量制御羽根が一体に形成されるため、部品点数が少ないと共に光量調整フィルターを遮光部に取り付けるという工程が必要なく、製造時における工程数が少なく製造コストの低減を図ることができる。
以下に、本発明撮像装置、光量調整機構及び光量制御羽根を実施するための最良の形態を添付図面に従って説明する。以下に示す最良の形態は、本発明撮像装置をビデオカメラに適用し、本発明光量調整機構をこのビデオカメラに用いられた光量調整フィルターに適用し、本発明光量制御羽根をこのビデオカメラに用いられた光量制御羽根に適用したものである。尚、本発明の適用範囲はビデオカメラ又はビデオカメラに用いられたものに限られることはなく、本発明は、スチルカメラの他、動画撮影又は静止画撮影の機能を有する各種の撮像装置又はこれらの撮像装置に用いられた各種の光量調整機構及び光量制御羽根に適用することができる。
先ず、撮像装置(ビデオカメラ)の基本構成を説明する(図1参照)。
撮像装置1は、外筐として設けられたレンズ鏡筒2に所要の各部が配置されて成り、レンズ鏡筒2には、レンズ又はレンズ群3(図には単レンズとして簡略化して示す。)と、固体撮像素子等の撮像手段4と、光量調整機能を有する光量調整機構5とが設けられている。
光量調整機構5を構成する一対の光量制御羽根6、6は駆動モーター7の駆動力によって移動され、光量制御羽根6、6が移動されることにより光学系の光路が開閉される。駆動モーター7としては、例えば、ローターがステーターの内側に配置された所謂インナーローター型のモーターが用いられ、駆動モーター7の駆動力が光量制御羽根6、6に伝達されて該光量制御羽根6、6が移動される。
被写体からレンズ又はレンズ群3を通った光は、一対の光量制御羽根6、6として設けられた光量制御羽根やシャッター部材によって形成される開口を通して撮像手段4に入射される。尚、光量調整時には、光量制御羽根6、6が光軸OLに直交する面内で並進移動されるが、本発明の適用においては、光量制御羽根の数や形状等の如何は問わず、1つ又は複数の光量制御羽根を用いた各種形態での実施が可能である。
次に、撮像装置の具体的な構成例について説明する(図2乃至図11参照)。
撮像装置8のレンズ鏡筒9には、図2に示すように、被写体側から順に、対物レンズ10、変倍レンズ11、レンズ12、光量調整機構13、駆動モーター14、フォーカスレンズ15及び固体撮像素子16が配置されている。
レンズ鏡筒9の内部には、光量調整機構13を挟んで光軸OL方向における互いに反対側の位置に、それぞれ光軸OLに対して平行なガイドバー17、17とガイドバー18、18が配置されている。
変倍レンズ11はホルダー19に保持されており、該ホルダー19がガイドバー17、17に摺動自在に支持されている。ホルダー19に保持された変倍レンズ11は、変倍レンズ用駆動部20の駆動力がホルダー19に伝達されることにより光軸OLに沿う方向へ移動される。
フォーカスレンズ15はホルダー21に保持されており、該ホルダー21がガイドバー18、18に摺動自在に支持されている。ホルダー21に保持されたフォーカスレンズ15は、フォーカスレンズ用駆動部22の駆動力がホルダー21に伝達されることにより光軸OLに沿う方向へ移動される。
固体撮像素子16によって得られる画像出力は画像処理部23に送出されて所定の処理が行われる。画像処理部23は、制御等に必要な情報を演算処理部24に送出したり、撮影画像をビユーファインダーやモニター等に送って表示させ、或いは、ユーザーの操作指示に従って画像情報等を記録媒体に記録させる。マイクロコンピュータ等を有する演算処理部24は、制御部25に制御指令信号を送出し、該制御部25から駆動モーター14、変倍レンズ用駆動部20及びフォーカスレンズ用駆動部22等に制御信号が入力されることによって各部が制御される。
光量調整機構13は、図3に示すように、一対の光量制御羽根26、27を有しており、該光量制御羽根26、27が移動されることにより入射光量の調整が行われる。光量調整機構13はレンズ鏡筒9の外周面から突出されることなく、レンズ鏡筒9の内部に組み込まれているため、他の部品との干渉の問題に煩わされることがなく、小型化やコンパクト化に好適である。
光量制御羽根26は羽根本体となる遮光部28とNDフィルターとして機能する光量調整フィルター29とが一体に形成されて成る。
遮光部28は主部30と該主部30の左右両端部からそれぞれ下方へ突出された突部31、31とから成る。光量制御羽根26には下方に開口された開口用切欠26aが形成されている。
主部30には、一方の側縁に上下に長い被案内孔30aが形成され、上端部に左右に長い摺動孔30bが形成されている。
突部31、31にはそれぞれ上下に長い被案内孔31a、31aが形成されている。
光量制御羽根27は羽根本体となる部分のみから成り、主部32と該主部32の一方の側縁部から上方へ突出された突部33とから成る。光量制御羽根27には上方に開口された開口用切欠27aが形成されている。主部32には、左右両側縁にそれぞれ上下に長い被案内孔32a、32aが形成されている。
突部33には上下に長い被案内孔33aが形成されている。突部33の上端部には左右に長い摺動孔33bが形成されている。
光量調整フィルター29は、光量制御羽根26の開口用切欠26aに位置されている。
以下に、光量制御羽根26の層構成及び製造方法について説明する(図4乃至図9参照)。尚、光量調整フィルターは可動部材26又は可動部材27の何れか一方に設けられていればよいが、以下には、例として、光量調整フィルターが可動部材26に設けられる場合を示す。
光量制御羽根26の光量調整フィルター29は、例えば、図4に示すように、基材として用いられるPET(ポリエチレンテレフタレート)から成るフィルムであるベース部34の両面に、それぞれ一酸化珪素又は二酸化珪素から成る密着層35、35、アルミニウム又はアルミニウム合金から成る金属層36、36、二酸化珪素から成る誘電体層37、37、ニオブから成るニオブ層38、38、二酸化珪素から成る誘電体層39、39、ニオブから成るニオブ層40、40及び二酸化珪素から成る誘電体層41、41が順次積層されて構成され、これらの各層により多層被膜部42が形成されている。
光量制御羽根26の遮光部28は、多層被膜部42の両面に、カーボンから成る遮光膜部43、43がそれぞれ積層されて構成されている。
多層被膜部42の製造方法としては、図5に示すように、連続成膜装置100によって、例えば、スパッタリングにより順次各層を積層して形成する。スパッタリングを用いた場合には、耐久性及び耐候性に優れた膜を形成することができる。
連続成膜装置100は、ベース101上にそれぞれ配置された基材ローダー102、冷却ドラム103及び基材アンローダー104を有している。基材ローダー102と冷却ドラム103との間にはガイドローラー105、105が回転自在に支持され、冷却ドラム103と基材アンローダー104との間には、ガイドローラー106、106が回転自在に支持されている。
ベース部34はテープ状に形成されて、基材ローダー102に巻回されており、ガイドローラー105、105を介して冷却ドラム103を周回するように巻回され、さらにガイドローラー106、106を介して基材アンローダー104に巻き取られる。
冷却ドラム103の周囲には、巻回されたベース部34に対向する位置に、周方向において離隔してそれぞれデュアルカソード107、カソード108及びカソード109が配置されている。デュアルカソード107、カソード108及びカソード109には、それぞれAC電源110、DC電源111及びDC電源112が接続されている。
連続成膜装置100にはガス導入路113が連結されている。また、連続成膜装置100には排気路114が連結され、該排気路114の内部に排気速度調整用のコンダクタンスバルブ115が設けられている。排気路114には図示しない真空ポンプが接続されており、該真空ポンプによって連続成膜装置100の内部の空気が排気路114を介して吸引され、連続成膜装置100の内部が真空状態となるようにされている。
連続成膜装置100において、例えば、デュアルカソード107に珪素を載置し、カソード108にアルミニウム又はアルミニウム合金を載置し、カソード109にニオブを載置し、所定の導入ガスを連続成膜装置100の内部にガス導入路113を介して供給すると共に各電源110、111、112に電力を供給し、各ガイドローラー105、105、106、106による搬送速度を制御することによって、ベース部34上に成膜される各層の膜厚を制御しながらスパッタリングによる成膜を順次行う。この成膜をベース部34の両面に対して行うことによって、多層被膜部42を形成する。
次に、マスキングフィルム44、44を用意する(図6参照)。マスキングフィルム44は、例えば、PETから成り、厚み方向における一方の面が粘着面として形成されている。マスキングフィルム44は一定の幅を有する定幅部44aと該定幅部44aからそれぞれ同じ方向へ突出された突状部44b、44b、・・・とから成り、該突状部44b、44b、・・・は、例えば、先細りの形状に形成され、定幅部44aの長手方向において等間隔に位置されている。
マスキングフィルム44、44は多層被膜部42の幅方向における一端部の両面に粘着されて取り付けられる。
次いで、溶液コーティングにより膜付けを行う(図7参照)。この膜付けは、図8に示すように、膜付け装置200により行う。
膜付け装置200は、ベース201上にそれぞれ配置された送りローダー202、乾燥炉203及び巻取ローダー204を有している。送りローダー202と乾燥炉203との間にはガイドローラー205、205、205が回転自在に支持され、乾燥炉203と巻取ローダー204との間には、ガイドローラー206、206が回転自在に支持されている。ガイドローラー205、205間には、塗工ヘッド207が配置されている。
送りローダー202には多層被膜部42が巻回されており、送りローダー202から送られた多層被膜部42がガイドローラー205、205、205、206、206を介して巻取ローダー204によって巻き取られる。
このとき塗工ヘッド207によって多層被膜部42の主にマスキングフィルム44が取り付けられていない部分にコーティング溶液が塗装される。コーティング溶液としては、例えば、カーボン含有のアクリル溶液が用いられる。コーティング溶液が塗装された多層被膜部42は、乾燥炉203において乾燥されてアクリルが蒸発され、多層被膜部42のマスキングフィルム44が取り付けられていない部分にカーボンコーティング43’が施される。
このカーボンコーティング43’を多層被膜部42の両面に対して行い、図9に示す切断部分(濃色で示す。)においてプレス成形によって打ち抜き、最後に取り付けられていたマスキングフィルム44、44を多層被膜部42から剥がすことにより、光量制御羽根26が形成される。カーボンコーティング43’が施された部分は、遮光部28として形成され、カーボンコーティング43’が施されていない部分は、光量調整フィルター29として形成される。打ち抜きは、被案内孔30a、摺動孔30b及び被案内孔31a、31aとして形成される部分についても同時に行う。
光量制御羽根26、27はそれぞれベース体45に上下方向へ移動自在に支持される(図10及び図11参照)。
ベース体45は縦長の略矩形状に形成され、略中央部に撮像光学系の光路となる透過孔45aを有し、光学系の光軸OLが透過孔45aの中心を通る位置に設定されている。ベース体45には円弧状を為す挿通孔45b、45bが形成されている。
ベース体45には前方へ突出された4つの案内ピン46、46、・・・が設けられている。
ベース体45の3つの案内ピン46、46、46は、それぞれ光量制御羽根26の被案内孔30a、31a、31aに挿入されて摺動自在に係合される。また、ベース体45の3つの案内ピン46、46、46は、それぞれ光量制御羽根27の被案内孔32a、32a、33aに挿入されて摺動自在に係合される。即ち、2つの案内ピン46、46は光量制御羽根26の被案内孔31a、31aと光量制御羽根27の被案内孔32a、32aとに係合され、別の案内ピン46は光量制御羽根26の被案内孔30aのみに係合され、また別の案内ピン46は光量制御羽根27の被案内孔33aのみに係合される。
ベース体45に光量制御羽根26、27が支持された状態において、光量制御羽根26、27を閉塞するカバー体47がベース体45に取り付けられる(図11参照)。カバー体47は縦長の略矩形状に形成され、カバー体47の中央部には大きな開口部47aが形成されている。カバー体47がベース体45に取り付けられた状態において、カバー体47の開口部47aの中心とベース体45の透過孔45aの中心とが光軸OL方向において一致される。
ベース体45の後方には駆動モーター14が配置される(図10及び図11参照)。駆動モーター14はモーター軸14aが前後に延びる向きで配置されている。駆動モーター14のモーター軸14aには回動アーム48が固定されている。
回動アーム48はアーム部48aと該アーム部48aの両端部に設けられた係合ピン48b、48bとから成る。アーム部48aは、長手方向における中央部がモーター軸14aに固定され、該モーター軸14aの軸方向と直交する方向へ延びるように設けられている。係合ピン48b、48bはアーム部48aから前方へ突出するように設けられている。
駆動モーター14がベース体45の後側に配置された状態においては、回動アーム48の係合ピン48b、48bがそれぞれベース体45の挿通孔45b、45bに挿通されて光量制御羽根26、27の摺動孔30b、33bにそれぞれ摺動自在に係合される。
以下に、駆動モーター14の回転に伴う光量制御羽根26、27の動作について説明する(図12及び図13参照)。尚、図12及び図13は、光量調整フィルター29を省略して示している。
回動アーム48の係合ピン48b、48bがそれぞれ光量制御羽根26、27の摺動孔30b、33bに係合されることにより、駆動モーター14の回転に伴って回動アーム48が回動されると、光量制御羽根26、27が案内ピン46、46、・・・に案内されて互いに離接する方向(上下方向)へ並進移動される。
このとき駆動モーター14が一方の方向へ回転されると、図12に示すように、光量制御羽根26、27が互いに離れる方向へ移動され、光量制御羽根26、27の開口用切欠26a、27aによって形成される開口49の面積が大きくなり透過孔45aが開放されていくことにより入射光量が増加する。逆に、回動アーム48が、他方の方向へ回転されると、図13に示すように、光量制御羽根26、27が互いに近づく方向へ移動され、光量制御羽根26、27の開口用切欠26a、27aによって形成される開口49の面積が小さくなり透過孔45aが閉塞されていくことにより入射光量が減少する。
従って、ベース体45の透過孔45aを透過する光については、光量制御羽根26、27による開口49の大きさによって光量調整が行われる。
また、光量制御羽根26、27が上記のように移動されるときには、この移動に伴って光量調整フィルター29によってもベース体45の透過孔45aが開閉される。従って、光量制御羽根26の遮光部28と光量制御羽根27とによる他、光量調整フィルター29によっても光量調整が行われる。
以上に記載した通り、撮像装置1にあっては、遮光部28と光量調整フィルター29とにより構成された光量制御羽根26が一体に形成されるため、部品点数が少ないと共に光量調整フィルター29を遮光部28に取り付けるという工程が必要なく、製造時における工程数が少なく製造コストの低減を図ることができる。
尚、上記には、ベース部34の両面に各層を積層して光量制御羽根26を形成した例を示したが、光量調整フィルターはベース部34の両面に各層が積層されて形成されるものに限られることはなく、各層がベース部34の一方の面に形成されているものであってもよい。
上記した最良の形態において示した各部の具体的な形状及び構造は、何れも本発明を実施する際の具体化のほんの一例を示したものにすぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されることがあってはならないものである。
図2乃至図13と共に本発明の最良の形態を示すものであり、本図は、撮像装置の基本構成を示す概念図である。 撮像装置の構成例を示す断面図である。 光量制御羽根の拡大正面図である。 図3のIV−IV線に沿う拡大断面図である。 連続成膜装置を示す概略図である。 多層被膜部にマスキングフィルムが取り付けられた状態を示す拡大平面図である。 多層被膜部にコーティングが施された状態を示す拡大平面図である。 膜付け装置を示す概念図である。 プレス成形による切断位置を示す拡大平面図である。 光量調整機構の分解斜視図である。 光量調整機構の拡大斜視図である。 図13と共に光量制御羽根の動作を示すものであり、本図は透過孔が開放された状態を示す拡大正面図である。 透過孔が閉塞された状態を示す拡大正面図である。
符号の説明
1…撮像装置、2…レンズ鏡筒、5…光量調整機構、6…光量制御羽根、8…撮像装置、9…レンズ鏡筒、26…光量制御羽根、28…遮光部、29…光量調整フィルター、34…ベース部、36…金属層、42…多層被膜部、43…遮光膜部、45…ベース体、45a…透過孔

Claims (3)

  1. 内部に撮像光学系が配置されたレンズ鏡筒と、
    撮像光学系の光路を開閉し該撮像光学系に入射される光量を制御する光量制御羽根と、
    撮像光学系の光路となる透過孔を有し上記光量制御羽根を移動自在に支持するベース体とを備え、
    上記光量制御羽根を、基材として用いられたフィルムから成るベース部と、該ベース部に積層され少なくとも金属材料によって形成された金属層を有する多層被膜部と、該多層被膜部の一部を除いた部分に積層された遮光膜部とによって構成し、
    遮光膜部が積層されていない多層被膜部の部分を光量の調整を行う光量調整フィルターとして形成し、
    光量調整フィルター以外の遮光膜部が積層された部分を入射光を遮る遮光部として形成した
    ことを特徴とする撮像装置。
  2. 撮像光学系の光路を開閉し該撮像光学系に入射される光量を制御する光量制御羽根と、
    撮像光学系の光路となる透過孔を有し上記光量制御羽根を移動自在に支持するベース体とを備え、
    上記光量制御羽根を、基材として用いられたフィルムから成るベース部と、該ベース部に積層され少なくとも金属材料によって形成された金属層を有する多層被膜部と、該多層被膜部の一部を除いた部分に積層された遮光膜部とによって構成し、
    遮光膜部が積層されていない多層被膜部の部分を光量の調整を行う光量調整フィルターとして形成し、
    光量調整フィルター以外の遮光膜部が積層された部分を入射光を遮る遮光部として形成した
    ことを特徴とする光量調整機構。
  3. 撮像光学系の光路を開閉し該撮像光学系に入射される光量を制御する光量制御羽根であって、
    基材として用いられたフィルムから成るベース部と、
    該ベース部に積層され少なくとも金属材料によって形成された金属層を有する多層被膜部と、
    該多層被膜部の一部を除いた部分に積層された遮光膜部とから成り、
    遮光膜部が積層されていない多層被膜部の部分を光量の調整を行う光量調整フィルターとして形成し、
    光量調整フィルター以外の遮光膜部が積層された部分を入射光を遮る遮光部として形成した
    ことを特徴とする光量制御羽根。
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