JP2006121415A - 動画符号化装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】GOPのフレーム数を変化させることなく、後の編集に適した符号化を行うことができる動画符号化装置を提供すること。
【解決手段】画像データ入力部21に動画像データが入力されると、この動画像データがフレーム単位で画像バッファ22に記憶される。画像バッファ22からはフレーム単位で動画像データが出力され、符号化部23で符号化される。このときの符号ビットレートが編集ポイント判断部26に出力される。符号ビットレートが所定のビットレートスレッシュ以上の場合には、符号化方法切替部27から切替信号が出力される。これを受けて符号化部23では、符号化が一旦中断され、符号化方法の切り替えが行われた後で、編集ポイントを含むGOPの先頭フレームから再び符号化が開始される。
【選択図】 図2

Description

本発明は、動画像データを符号化する動画符号化装置に関する。
動画像データを符号化する際には、MPEG(Moving Picture Expert Group)Video方式に準拠した符号化が用いられることが多い。このMPEG符号化では、静止画と同様のDCT(Discrete Cosine Transform 離散コサイン変換)符号化と動き補償フレーム間予測とを組み合わせた符号化を行うことにより、画像の時間方向、空間方向の冗長度を効率良く除去して、極めて高い圧縮率の圧縮を行うことができる。
ここで、動き補償フレーム間予測を利用した符号化は圧縮率の高い符号化を行うことができるが、動画像を任意のポイントで再生するという点には向いていない。そこで、MPEG符号化においては、GOP(Group Of Pictures)という複数のフレームからなる単位毎に符号化を行うようにして、任意のポイントで動画像を再生できるようにしている。
しかしながら、GOP内で大きなシーンチェンジがある場合やユーザによって編集がなされた場合には、そのまま符号化を行ってしまうと符号化時に画質が劣化してしまうおそれがある。
そこで、特許文献1ではシーンチェンジが発生した場合に、シーンチェンジ前の符号データ系列とシーンチェンジ後の符号データ系列とをそれぞれ異なる系列のGOPで構成し直すようにして符号化を行うようにしている。このような手法により、例えシーンチェンジがある画像であっても画質の劣化を起こさずに符号化を行うことができる。
特開平9−51538号公報
一般にMPEG符号化においては、1GOPを構成するフレーム数が一定であるが、特許文献1の手法ではシーンチェンジが発生したフレームの前後においてGOPを構成し直すので、その部分のGOPのフレーム数が他の部分のGOPのフレーム数よりも減少してしまう。1GOPのフレーム数が一定であれば、符号データ中から任意のGOPの先頭フレームを容易に検出することができるのでデータ管理がしやすい。しかしながら、1GOPのフレーム数が変化してしまうとGOPの先頭フレームを検出しにくくなり、データ管理が複雑化するおそれがある。
また、例えばテレビ放送を録画して得られた動画像を編集する場合などにおいては、ユーザによって編集される可能性が高いポイントをある程度予測することができるので、そのようなポイントで編集がなされた場合に画質が劣化しないような工夫を録画時(MPEG符号化時)に行えるようにしておくことが好ましい。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、GOPのフレーム数を変化させることなく、後の編集に適した符号化を行うことができる動画符号化装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の第1の態様による動画符号化装置は、複数フレームからなる動画像データをMPEG方式に準じた方式で符号化する動画符号化装置であって、上記動画像データに編集に適しているフレームが存在するか否かを判断する編集領域判断手段と、上記編集領域判断手段の判断結果に基づいて、上記符号化の際の符号化方法を一定のGOP単位毎に切り替える符号化方法切替手段とを具備することを特徴とする。
また、上記の目的を達成するために、本発明の第2の態様による動画符号化装置は、複数のフレームから構成される動画像データを入力する画像データ入力手段と、上記動画像データの中で編集対象となるフレームが存在するか否かを判断する編集領域判断手段と、上記動画像データを一定のGOP単位毎にフレーム内符号化とフレーム間符号化とを組み合わせて符号化する第1の符号化と、上記動画像データを上記一定のGOP単位毎にフレーム内符号化のみで符号化する第2の符号化の何れかにより上記動画像データを符号化すると共に、上記編集対象となるフレームが存在すると判断された場合には、上記動画像データの上記編集対象となるフレームを含むGOP単位を上記第2の符号化によって符号化する符号化手段と、上記符号化手段で符号化されて得られた符号データを出力する符号データ出力手段とを具備することを特徴とする。
上記の目的を達成するために、本発明の第3の態様による動画符号化装置は、複数のフレームから構成される動画像データを入力する画像データ入力手段と、上記画像データ入力手段によって入力された動画像データを一定のGOP単位で符号化する符号化手段と、上記動画像データの中で編集対象となるフレームが存在するか否かを判断する編集領域判断手段と、上記編集領域判断手段により、上記動画像データの中で編集対象となるフレームが存在すると判断された場合に、上記編集対象となるフレームを含むGOP単位を符号化する際の符号化方法を第1の符号化から第2の符号化に切り替える符号化方法切替手段と、上記符号化方法切替手段による符号化方法の切り替えに応じて上記符号化手段で符号化されて得られた符号データを出力する符号データ出力手段とを具備することを特徴とする。
これら、第1〜第3の態様によれば、編集対象となるフレームを含むGOP単位の符号化方法を他のGOP単位の符号化と異なる符号化方法にすることで、GOPのフレーム数を変えずに後の編集に適した符号化を行うことができる。
本発明によれば、GOPのフレーム数を変化させることなく、後の編集に適した符号化を行うことができる動画符号化装置を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態に係る動画符号化装置の一例としてのデジタルビデオレコーダの構成について示す図である。この図1のデジタルビデオレコーダは、撮像素子1を介して撮像された動画像や、図示しない放送局から放送されたデジタルテレビ放送やアナログテレビ放送などによって放送された動画像、デジタルビデオ再生機器やアナログ再生機器から入力された動画像を記録することができるものを想定している。
図1に示すデジタルビデオレコーダは、撮像素子1と、AD変換部(図ではADCと記している)2と、バス3と、デジタルチューナ4と、MPEGデコーダ5と、アナログチューナ6と、ビデオデコーダ7と、DRAM8と、CPU9と、MPEGエンコーダ10と、DRAM11と、記録媒体12と、ビデオエンコーダ13とから構成されている。
図1において、撮像素子1において得られた動画像は、ADC2においてデジタルの動画像データに変換される。この動画像データがバス3を介してフレーム単位でDRAM8に入力されてDRAM8に一時記憶される。
また、デジタルテレビ放送などによって放送された動画像はデジタルチューナ4を介してMPEGデコーダ5に入力され、MPEGデコーダ5において復号化される。そして、復号化されて得られた動画像データがフレーム単位でバス3を介してDRAM8に入力されて一時記憶される。
また、デジタルビデオ再生機器から入力された動画像はMPEGデコーダ5において復号化され、復号化されて得られた動画像データがバス3を介してフレーム単位でDRAM8に入力されて一時記憶される。
また、アナログテレビ放送はアナログチューナ6を介してビデオデコーダ7に入力されてアナログ映像信号に変換され、更にこのアナログ映像信号がデジタル化される。このデジタル化されて得られた動画像データがバス3を介してフレーム単位でDRAM8に入力されて一時記憶される。
また、アナログビデオ再生機器から入力された動画像はビデオデコーダ7を介してデジタル化され、デジタル化されて得られた動画像データがバス3を介してフレーム単位でDRAM8に一時記憶される。
DRAM8にフレーム単位で記憶された動画像データは、所定のタイミング毎にフレーム単位で順次MPEGエンコーダ10に転送される。このときの転送タイミングはCPU9によって制御される。なお、CPU9では、動画像データの転送タイミングの制御の他に、デジタルビデオレコーダ全体の各種制御も行われる。
MPEGエンコーダ10では、フレーム単位で入力された動画像データがMPEG方式により符号化され、その後、所定のMPEG規則に則ってMPEGデータが生成される。また、このときにはDRAM11がフレームバッファメモリとして用いられる。なお、DRAM11のような専用のフレームバッファメモリを持たせずにDRAM8をフレームバッファメモリとして用いるようにしても良い。
MPEGエンコーダ10において得られたMPEGデータはDRAM8に記憶される。その後、このMPEGデータに所定のMPEGヘッダ情報が付加されてMPEGファイルが生成され、このMPEGファイルが、例えばFLASHメモリや書き込み型光ディスク、ハードディスクドライブ(HDD)などの記録媒体12に記録される。
また、動画再生時には、ADC2、MPEGデコーダ5、ビデオデコーダ7から転送されてDRAM8に記憶された動画像データがフレーム単位でビデオエンコーダ13に転送され、ビデオエンコーダ13を介して表示手段としてのテレビモニタなどに動画像が表示される。
以下、本発明の第1の実施形態に係る動画符号化装置について更に詳しく説明する。図2(a)は、図1の構成において、第1の実施の形態に係る動画符号化装置に関する構成を概念的に示した図である。
ここで、図2(a)の画像データ入力部21は図1のデジタルチューナ4、MPEGデコーダ5、アナログチューナ6、ビデオデコーダ7、及びADC2に対応する。また、画像バッファ22はDRAM8に対応する。符号化部23及び符号データ出力部25はMPEGエンコーダ10が対応する。また、符号バッファ24はDRAM11に対応する。
図2(a)において、デジタルテレビ放送やアナログテレビ放送、デジタルビデオ再生機やアナログビデオ再生機、撮像素子などといった画像ソースから入力された動画像は、画像データ入力部21に入力されて、それぞれ動画像データに変換される。画像データ入力部21で得られた動画像データはフレーム単位で画像バッファ22に一時記憶される。画像バッファ22にフレーム単位で記憶された動画像データは所定タイミング毎にフレーム単位で符号化部23に出力される。符号化部23ではフレーム単位で入力された動画像データのMPEG符号化が行われる。ここでの符号化は、GOPと呼ばれる複数フレームからなる単位毎に行われる。以後、このようなGOP単位毎の符号化をGOP符号化と呼ぶことにする。GOP符号化によって得られた符号データは、符号バッファ24に一時記憶される。符号データ出力部25では、符号バッファ24に記憶された符号データがMPEG規則に則って編成されてMPEGデータが生成され、このMPEGデータに所定のMPEGヘッダ情報が付加されて、FLASHメモリや書き込み型光ディスク、HDDといった記録手段としての記録媒体に記録される。
図3(a)は、符号化部23で行われる通常のGOP符号化(第1の符号化)によって生成されたMPEGデータのGOP層のデータストリームについて示した図である。ここで、GOPには1つのGOP毎に所定のGOPヘッダが付加されるが、ここではGOPヘッダの図示を省略している。
第1の符号化時には、フレーム内符号化(Iフレーム符号化)とフレーム間符号化(Pフレーム符号化及びBフレーム符号化)とを組み合わせた符号化が行われる。Iフレーム符号化は静止画の場合と同様のDCT符号化のみで符号化を行う。また、Pフレーム符号化は1つ前のIフレーム若しくはPフレームに基づく前方向予測とDCT符号化とを組み合わせた符号化を行う。例えば、図3(a)の4フレーム目のPフレームは1フレーム目のIフレームにおける動きベクトルに基づいて予測符号化が行われ、図3(a)の7フレーム目のPフレームは4フレーム目のPフレームにおける動きベクトルに基づいて予測符号化が行われる。更に、Bフレームでは前後のIフレーム若しくはPフレームに基づく両方向予測とDCT符号化とを組み合わせた符号化が行われる。例えば、2フレーム目及び3フレーム目のBフレームは1フレーム目のIフレームにおける動きベクトルと4フレーム目のPフレームにおける動きベクトルとに基づいて予測符号化が行われる。
一般に、GOP符号化時には、まず、Iフレーム符号化が行われ、次にPフレーム符号化が行われ、最後にBフレーム符号化が行われる。このため、符号データ出力部25では、符号化部23において得られた符号データをMPEG規則に則って時系列順に編成する処理が行われる。これにより、図3(a)に示すようにMPEGデータの1GOPはIBBPBBPBBPBBPBの15フレームにより構成される。
図3(a)のような構造を有するMPEGデータにおいて、例えばGOP内の5フレーム目のBフレームが、ユーザによる後の編集操作によってカットされた場合、GOPの構成が変わるので、編集されたフレームを含むGOP内フレームは再び符号化し直す必要があり、画質が劣化してしまう。
そこで、第1の実施形態では、動画像データを符号化する際に、編集に適したフレーム(編集ポイント)を判断できるようにしておき、GOP内に編集ポイントが存在する場合には、編集ポイントを含むGOPを、第1の符号化とは異なる第2の符号化によって符号化するように符号化方法を切り替えることで、後でユーザによって編集が行われても画質が劣化しないようにする。また、後のデータ管理を容易にするために、第2の符号化による符号化時にも1GOPのフレーム数が変化しないような符号化を行う。このために、第1の実施形態では、編集領域判断手段としての編集ポイント判断部26及び符号化方法切替手段としての符号化方法切替部27が設けられている。これらは、図1のCPU9やMPEGエンコーダ10の内部に設けるようにしても良いし、これらとは別に設けるようにしても良い。
即ち、第1の実施形態では、符号化部23においてフレーム単位で動画像データの符号化を行う際に、そのときの符号ビットレート(単位時間あたりの符号データ量)を求めるようにしておく。ここで求められた符号ビットレートに基づいて編集ポイント判断部26において現在のフレームが編集ポイントであるか否かが判断される。
図2(b)は第1の実施形態における編集ポイント判断部26の内部構成について示す図である。図2(b)に示すように、第1の実施形態における編集ポイント判断部26には、コンパレータ26aが設けられている。図2(b)において、コンパレータ26aの一方の入力には符号化部23からの符号ビットレートが入力され、他方の入力には予め設定された所定のビットレートスレッシュが入力される。コンパレータ26aでは、符号ビットレートが所定のビットレートスレッシュよりも高い場合にそのフレーム画像が編集ポイントであると判断される。このような符号ビットレートを持つフレームは、動きの激しいフレームや大きなシーンチェンジが発生したフレームである。このようなフレームは、後での編集に適している編集対象のフレームとして、このフレームを含むGOPの符号化方法を切り替えるようにする。
即ち、編集ポイント判断部26における判断の結果、符号化方法を切り替える必要があると判断された場合には、符号化方法切替部27から画像バッファ22及び符号化部23に切替信号が出力される。この切替信号を受けて符号化部23では現在の符号化が中断され、符号方法が第1の符号化から第2の符号化に切り替えられる。ここで、切替信号の出力タイミングはCPU9によって行われる。即ち、図2(b)のコンパレータ26aにCPU9からの切替タイミング制御信号が入力された場合にのみ、符号化方法切替部27から切替信号が出力される。
また、切替信号を受けた画像バッファ22においては、符号化が中断されたGOPの先頭フレームを再び出力する処理がなされる。このために、画像バッファ22では、少なくともGOP符号化が終了するまでは、符号化対象のGOPの動画像データを記憶しておくようにする。
画像バッファ22からGOPの先頭フレームが再び入力されると符号化部23において第1の符号化とは異なる第2の符号化によって符号化が行われる。第2の符号化によって生成された符号データは、符号バッファ24に記憶される。
ここで、符号バッファ24は、第1の符号化によって生成された符号データと第2の符号化によって生成された符号データの2種類の符号データを記憶できるようにしておくか、第2の符号データによって生成された符号データで第1の符号データによって生成された符号データを上書きできるようにしておく。
次に、上記第2の符号化について説明する。この第2の符号化には、例えば以下に示す2通りの方法がある。
まず、第2の符号化の第1の手法は、図3(b)に示すように編集ポイントを含むGOPを全てIフレーム符号化する方法である。このように符号化を行えば、後でGOP内の何れのフレームにおいて編集が行われても、再び符号化し直す必要がないので、編集後の動画像の画質を劣化させることのない符号化を行うことができる。また、1GOPのフレーム数が変化することもない。
また、第2の符号化の第2の手法は、第1の符号化と同様にGOPをIBBPフレーム符号化するが、図3(c)に示すように符号化時のGOPの目標符号量(第2の目標符号量)Bを第1の符号化による符号化時の目標符号量(第1の目標符号量)Aよりも大きくした状態で符号化する。なお、このときの目標符号量変更の指示はCPU9によって行われる。このような第2の手法による符号化は、編集ポイントを含むGOPを他のGOPよりも高画質に符号化しておくことに相当する。このような符号化により、後で編集がなされた場合でも、編集ポイントを含むGOPの画質を他のGOPに比べて高めてあるので、再符号化による画質の劣化を相対的に少なくすることができる。また、1GOPのフレーム数が変化することもない。
図4は、第1の実施形態に係る動画符号化装置におけるGOP符号化処理における処理手順について示したフローチャートである。
CPU9の指示を受けて、画像バッファ22から符号化部23に動画像データがフレーム単位で入力されると(ステップS1)、フレーム単位で入力された動画像データがIBBP符号化される(ステップS2)。また、このときの符号ビットレートが求められ、求められた符号ビットレートが編集ポイント判断部26に入力される。そして、編集ポイント判断部26において符号ビットレートが所定のビットレートスレッシュ以上であるか否かが判断される(ステップS3)。
ステップS3の判断において、符号ビットレートが所定のビットレートスレッシュ未満である場合には、現フレームは編集ポイントではない。この場合には、CPU9においてGOP符号化処理が終了か否か、即ちGOP内の全フレームの符号化が終了したか否かが判断される(ステップS4)。ステップS4の判断において、GOP符号化処理が終了していない場合には、CPU9から画像バッファ22に次のフレームを入力するように指示がなされる(ステップS5)。その後、ステップS1に移行して、次のフレームの符号化処理が行われる。一方、ステップS4の判断において、GOP符号化処理が終了した場合には、図4の処理が終了する。
また、ステップS3の判断において、符号ビットレートが所定のビットレートスレッシュ以上である場合には現フレームは編集ポイントである。この場合には、符号化方法切替部27から画像バッファ22に切替信号が出力される。これを受けて、GOP符号化処理の対象となるフレームをGOPの先頭フレームに戻すように、画像バッファ22から次に出力されるフレームをGOPの先頭フレームに戻す処理が行われる(ステップS6)。この処理は、例えば画像バッファ22内に設けられている図示しないアドレスカウンタの値を戻すことで行われる。
更に、何番目のGOPの何番目のフレームに編集ポイントが存在するのかを示す編集ポイント情報が記録される(ステップS7)。このように、編集ポイント情報を記録しておくことにより、後で編集が行われた後も、編集ポイントの位置を容易に特定することができる。なお、編集ポイント情報は、図5(a)に示すようにMPEGファイル101aのGOPヘッダ毎に記録しても良いしMPEGヘッダに纏めて記録するようにしても良い。更には、図5(b)に示すようにMPEGファイル101bとは別に、編集ポイント情報のみを記録した編集ポイント情報ファイル102bをMPEG符号化処理が全て終了した後で生成するようにしても良い。ここで、編集ポイント情報ファイル102bの拡張子は一例であり、他のファイルと重複しないものであれば任意の拡張子を付けることができる。
また、ステップS7で記録された編集ポイント情報を抽出して、例えばテレビモニタなどに編集ポイント情報を表示可能としても良い。
以下の処理は、上記第1の手法と第2の手法の2つの符号化の何れを用いて符号化するのかによって異なる処理が行われる。
まず、上記第1の手法の場合には、CPU9の指示を受けて画像バッファ22から符号化部23に再び動画像データがフレーム単位で入力されると(ステップS8)、フレーム単位で入力された動画像データがIフレーム符号化される(ステップS9)。その後、CPU9においてGOP符号化処理が終了か否か、即ちGOP内の全フレームの符号化が終了したか否かが判断される(ステップS10)。ステップS10の判断において、GOP符号化処理が終了していない場合には、CPU9から画像バッファ22に次のフレームを入力するように指示がなされる(ステップS11)。その後、ステップS8に移行して、次のフレームの符号化処理が行われる。一方、ステップS10の判断において、GOP符号化処理が終了した場合には、図4の処理が終了する。
また、上記第2の手法の場合には、まず、CPU9から符号化部23に目標符号量を高くするように指示がなされる(ステップS12)。その後、CPU9の指示を受けて画像バッファ22から符号化部23に動画像データがフレーム単位で入力されると(ステップS13)、フレーム単位で入力された動画像データがIBBP符号化される(ステップS14)。その後、CPU9においてGOP符号化処理が終了か否か、即ちGOP内の全フレームの符号化が終了したか否かが判断される(ステップS15)。ステップS15の判断において、GOP符号化処理が終了していない場合には、CPU9から画像バッファ22に次のフレームを入力するように指示がなされる(ステップS16)。その後、ステップS13に移行して、次のフレームの符号化処理が行われる。一方、ステップS15の判断において、GOP符号化処理が終了した場合には、図4の処理が終了する。
以上説明したように、第1の実施形態によれば、GOPのフレーム数を変化させることなく、後の編集に適した動画像データの符号化を行うことができる。
ここで、上記した第2の符号化の第1の手法はGOPを全てIフレームで構成するようにしているので、GOP内の何れのフレームで編集されても高画質を保つことができる一方で、符号化後のデータ量が増大してしまう。また、第2の符号化の第2の手法はPフレーム符号化及びBフレーム符号化も用いているので、符号化後のデータ量の増大を抑えることができるが、編集後には画質劣化が起こってしまう。そこで、状況に応じて第1の手法と第2の手法を使い分けて符号化することが望ましい。
[第2の実施形態]
次に本発明の第2の実施形態について説明する。第2の実施形態は、編集ポイントの判断手法の第1の変形例であり、画像ソースから動画像データとともに入力された音声データに基づいて編集ポイントを判断するものである。
図6(a)は、第2の実施の形態に係る動画符号化装置に関する構成を概念的に示した図である。ここで、図6(a)において図2(a)と同一の構成については図2(a)と同様の参照符号を付すことで説明を省略する。即ち、図6(a)においては、音声データ入力部28が設けられている点が図2(a)と異なる。
デジタルテレビ放送やアナログテレビ放送、デジタルビデオ再生機やアナログビデオ再生機といった画像ソースからは、動画像データとともに音声データも入力されてくる。このようにして入力された音声データは、音声データ入力部28を介して編集ポイント判断部26に入力される。
図6(b)は第2の実施形態における編集ポイント判断部26の内部構成について説明するための図である。図6(b)に示すように第2の実施形態における編集ポイント判断部26には、音声データ判別部26bが設けられている。音声データ判別部26bでは入力された音声データの音声形態が判別され、判別された音声形態が別の音声形態に変化したか否かが判断される。例えば、音声形態がステレオからモノラルに変更された場合や、ステレオやモノラルから音声多重に変化した場合には、例えばテレビ放送などにおいては番組が切り換わったときであると判断することができる。そこで、このような音声形態が切り替わったタイミングを編集ポイントと判断するようにする。この場合には、第1の実施形態で説明したのと同様に符号化方法切替部27から切替信号が出力される。
図7は、第2の実施形態に係る動画符号化装置におけるGOP符号化処理における処理手順について示したフローチャートである。
音声データ入力部28を介して編集ポイント判断部26に音声データが入力されてくると、編集ポイント判断部26では音声形態が変化したか否かが判断される(ステップS21)。ここで、ステップS21の判断は、動画像の1フレームが入力されるのに同期して行われるものである。ステップS21の判断において、音声形態が変化していないと判断された場合には、現フレームは編集ポイントではない。この場合には、CPU9の指示を受けて、画像バッファ22から符号化部23に動画像データがフレーム単位で入力される(ステップS22)。これ以後のステップS23〜ステップS25の処理は、図4のステップS2〜ステップS5の処理と同様にして行われる。即ち、音声形態が変化していない場合には図3(a)に示すような第1の符号化によるIBBP符号化が行われる。
また、ステップS21の判断において、音声形態が変化したと判断された場合には、現フレームが編集ポイントであるので、符号化方法切替部27から画像バッファ22に切替信号が出力される。これを受けて、GOP符号化処理の対象となるフレームをGOPの先頭フレームに戻す処理が行われる(ステップS26)。以後のステップS27〜ステップS36の処理は、図4のステップS7〜ステップS16の処理と同様にして行われる。即ち、音声形態が変化した場合には図3(b)に示す第2の符号化の第1の手法又は図3(c)に示す第2の符号化の第2の手法による符号化が行われる。
以上説明したように、第2の実施形態によれば、動画像データと共に入力されてくる音声データに基づいて編集ポイントを判断することができる。
[第3の実施形態]
次に本発明の第3の実施形態について説明する。第3の実施形態は、編集ポイントの判断手法の第2の変形例である。デジタルテレビ放送では通常、動画像データや音声データと共に、番組に関する種々の付加データも送られてくる。そこで、第3の実施形態ではこの付加データの中に編集ポイントに関する情報を追加しておくようにして、この付加データに基づいて編集ポイントを判断するようにする。ここでの編集ポイントに関する情報としては、例えば番組が本放送からコマーシャルに切り替わったことを示す情報などである。即ち、コマーシャルは後でユーザによって編集される可能性があるので、この部分を編集ポイントとしておく。
図8は、第3の実施の形態に係る動画符号化装置に関する構成を概念的に示した図である。ここで、図8において図2(a)と同一の構成については図2(a)と同様の参照符号を付すことで説明を省略する。即ち、図8においては、付加データ入力部29が設けられている点が図2(a)と異なる。
図8において、上記付加データは、付加データ入力部29を介して編集ポイント判断部26に入力される。編集ポイント判断部26では、付加データの内容が判断され、この判断の結果、編集ポイントが存在する場合には符号化方法切替部27から切替信号が出力される。
図9は、第3の実施形態に係る動画符号化装置におけるGOP符号化処理における処理手順について示したフローチャートである。
付加データが編集ポイント判断部26に入力されてくると、編集ポイント判断部26では付加データの判断が行われ、GOP内にコマーシャルと本放送との間の切り替えが行われるフレームがあるか否かが判断される(ステップS41)。ステップS41の判断において、コマーシャルと本放送との間の切り替えが行われるフレームがないと判断された場合には、GOP内には編集ポイントが存在しない。この場合には、CPU9の指示を受けて、画像バッファ22から符号化部23に動画像データがフレーム単位で入力される(ステップS42)。これ以後のステップS43〜ステップS45の処理は、図4のステップS2〜ステップS5の処理と同様にして行われる。即ち、コマーシャルと本放送との間の切り替えが行われるフレームがない場合には図3(a)に示すような第1の符号化によるIBBP符号化が行われる。
また、ステップS41の判断において、コマーシャルと本放送との間の切り替えが行われるフレームがあると判断された場合には、GOP内に編集ポイントが存在するので、符号化方法切替部27から画像バッファ22に切替信号が出力される。これを受けて、GOP符号化処理の対象となるフレームをGOPの先頭フレームに戻す処理が行われる(ステップS46)。以後のステップS47〜ステップS56の処理は、図4のステップS7〜ステップS16の処理と同様にして行われる。即ち、コマーシャルと本放送との間の切り替えが行われるフレームがある場合には図3(b)に示す第2の符号化の第1の手法又は図3(c)に示す第2の符号化の第2の手法による符号化が行われる。
以上説明したように、第3の実施形態によれば、デジタル放送において動画像データや音声データと共に送られてくる付加データから直接編集ポイントを判断することができる。
なお、付加データとして、第1の実施形態で説明した編集ポイント情報を利用できることは言うまでもない。
[第4の実施形態]
次に本発明の第4の実施形態について説明する。第4の実施形態は、編集ポイントの判断手法の第3の変形例であり、撮像素子によって撮像された動画像の輝度変化若しくはホワイトバランス(WB)変化に基づいて編集ポイントを判断するものである。即ち、輝度やWBが大きく変化した場合には、例えば撮影シーンが変化したと考えることができるので、このようなフレームを編集ポイントと考えることができる。
図10は、第4の実施の形態に係る動画符号化装置に関する構成を概念的に示した図である。ここで、図10において図2(a)と同一の構成については図2(a)と同様の参照符号を付すことで説明を省略する。即ち、図10においては、WB・輝度解析部30とWB・露出補正部31が設けられている点が図2(a)と異なる。
図10において、撮像素子から入力された動画像は、画像データ入力部21を介してWB・輝度解析部30及びWB・露出補正部31に入力される。WB・輝度解析部30では入力された動画像データの現フレームにおけるWB及び輝度が算出される。そして、これら算出されたホワイトバランス及び輝度に基づいて、次のフレームにおけるWB補正量及び露出補正量が算出され、これら補正量に基づいてWB・露出補正部31では次のフレームのWB補正及び露出補正が行われる。更に、WB・輝度解析部30からは算出された現フレームのWB及び現フレームの輝度が、編集ポイント判断部26に入力される。編集ポイント判断部26では、現フレームのWBと前フレームのWB及び現フレームの輝度と前フレームの輝度が比較され、WB及び輝度の少なくとも何れか一方に変化があったか否かが判断される。この判断の結果に基づいて符号化方法切替部27から切替信号が出力される。
図11は、第4の実施形態に係る動画符号化装置におけるGOP符号化処理における処理手順について示したフローチャートである。
WB・輝度解析部30において算出された現フレームのWB及び輝度が編集ポイント判断部26に入力されてくると、編集ポイント判断部26では、WB及び輝度の判断が行われ、WB及び輝度の少なくとも何れか一方に変化があったか否かが判断される(ステップS61)。ステップS61の判断において、WB及び輝度の何れも変化していないと判断された場合には、現フレームは編集ポイントではない。この場合には、CPU9の指示を受けて、画像バッファ22から符号化部23に動画像データがフレーム単位で入力される(ステップS62)。これ以後のステップS63〜ステップS65の処理は、図4のステップS2〜ステップS5の処理と同様にして行われる。即ち、WB及び輝度の何れも変化していない場合には図3(a)に示すような第1の符号化によるIBBP符号化が行われる。
また、ステップS61の判断において、WB及び輝度の少なくとも何れか一方に変化があったと判断された場合には、現フレームは編集ポイントである。この場合には、符号化方法切替部27から画像バッファ22に切替信号が出力される。これを受けて、GOP符号化処理の対象となるフレームをGOPの先頭フレームに戻す処理が行われる(ステップS66)。以後のステップS67〜ステップS76の処理は、図4のステップS7〜ステップS16の処理と同様にして行われる。即ち、WB及び輝度の少なくとも何れか一方に変化があった場合には図3(b)に示す第2の符号化の第1の手法又は図3(c)に示す第2の符号化の第2の手法による符号化が行われる。
以上説明したように、第4の実施形態によれば、撮像素子から入力されてくる動画像データのホワイトバランスや輝度の変化に基づいて編集ポイントを判断することができる。
[第5の実施形態]
次に本発明の第5の実施形態について説明する。第5の実施形態は、編集ポイントの判断手法の第4の変形例であり、所定の時点で入力されてくるフレームを編集ポイントと判断するものである。例えば、コマーシャルはほぼ所定の時間毎(例えば、15分毎)に放送されてくるので、この所定の時間がカウントされた時点を編集ポイントとする。若しくは、所定フレーム数の動画像データが入力された時点を編集ポイントとするようにしても良い。これら所定時間及び所定フレーム数は、ユーザが任意に設定できるようにしても良い。
図12は、第5の実施の形態に係る動画符号化装置に関する構成を概念的に示した図である。ここで、図12において図2(a)と同一の構成については図2(a)と同様の参照符号を付すことで説明を省略する。即ち、図12においては、フレームカウンタ32と時間測定手段としてのリアルタイムクロック33が設けられている点が図2(a)と異なる。
図12において、画像データ入力部21からフレーム単位で動画像データが出力されるごとに、フレームカウンタ32のカウント値がカウントアップされ、このカウント値が編集ポイント判断部26に入力される。また、リアルタイムクロック33において計測された現在の時刻も編集ポイント判断部26に入力される。編集ポイント判断部26では、フレームカウンタ32のカウント値が予め設定されたフレーム数に到達したか或いはリアルタイムクロック33で計測された現在の時刻が予め設定された時刻と一致したか否かが判断される。この判断の結果に基づいて符号化方法切替部27から切替信号が出力される。
図13は、第5の実施形態に係る動画符号化装置におけるGOP符号化処理における処理手順について示したフローチャートである。
リアルタイムクロック33において計測された現在の時刻及びフレームカウンタ32のカウント値が編集ポイント判断部26に入力されてくると、編集ポイント判断部26では、現在の時刻が予め設定された時刻と一致したか否かが判断される(ステップS81)。ステップS81の判断において、現在の時刻が予め設定された時刻と一致していないと判断された場合には、フレームカウンタ32のカウント値が予め設定されたフレーム数に到達したか否かが判断される(ステップS82)。
ステップS82の判断において、フレームカウンタ32のカウント値が予め設定されたフレーム数に到達していないと判断された場合には、CPU9の指示を受けて、画像バッファ22から符号化部23に動画像データがフレーム単位で入力される(ステップS83)。これ以後のステップS84〜ステップS86の処理は、図4のステップS2〜ステップS5の処理と同様にして行われる。即ち、現在時刻が設定時刻に一致しておらず、またフレームカウンタ32のカウント値が予め設定されたフレーム数に到達していない場合には図3(a)に示すような第1の符号化によるIBBP符号化が行われる。
また、ステップS81の判断において現在時刻が設定時刻に一致したと判断された場合、またはステップS82の判断においてフレームカウンタ32のカウント値が予め設定されたフレーム数に到達したと判断された場合には、符号化方法切替部27から画像バッファ22に切替信号が出力される。これを受けて、GOP符号化処理の対象となるフレームをGOPの先頭フレームに戻す処理が行われる(ステップS87)。以後のステップS88〜ステップS97の処理は、図4のステップS7〜ステップS16の処理と同様にして行われる。即ち、現在時刻が設定時刻に一致した場合、またはフレームカウンタ32のカウント値が予め設定されたフレーム数に到達した場合には、図3(b)に示す第2の符号化の第1の手法又は図3(c)に示す第2の符号化の第2の手法による符号化が行われる。
以上説明したように、第5の実施形態によれば、時間測定やフレーム数カウントによって編集ポイントを判断することができる。
[第6の実施形態]
次に本発明の第6の実施形態について説明する。第6の実施形態は、編集ポイントの判断手法の第5の変形例であり、ユーザによって設定された設定情報に基づいて編集ポイントを判断するものである。ここでは、ユーザは、例えばフレーム画像のフレーム数を直接指定して編集ポイントとしたり、第1の実施形態で説明したビットレートスレッシュを設定したりすることができる。
図14は、第6の実施の形態に係る動画符号化装置に関する構成を概念的に示した図である。ここで、図14において図2(a)と同一の構成については図2(a)と同様の参照符号を付すことで説明を省略する。即ち、図14においては、編集領域指示手段としてのユーザ設定入力部34が設けられている点が図2(a)と異なる。
図14において、リモートコントローラ(リモコン)、キーボード、マウスなどのユーザインターフェース(I/F)を介して入力された設定情報は、ユーザ設定入力部34を介して編集ポイント判断部26に入力される。編集ポイント判断部26では設定情報が判断され、この判断の結果、ユーザによって編集ポイントであると判断されたフレームの符号化時に符号化方法切替部27から切替信号が出力される。
図15は、第6の実施形態に係る動画符号化装置におけるGOP符号化処理における処理手順について示したフローチャートである。
設定情報が編集ポイント判断部26に入力されてくると、編集ポイント判断部26ではユーザ設定のフラグが立ったか否かが判断される(ステップS101)。ステップS101の判断において、ユーザ設定のフラグが立っていないと判断された場合には、CPU9の指示を受けて、画像バッファ22から符号化部23に動画像データがフレーム単位で入力される(ステップS102)。これ以後のステップS103〜ステップS105の処理は、図4のステップS2〜ステップS5の処理と同様にして行われる。即ち、コマーシャルと本放送との間の切り替えが行われるフレームがない場合には図3(a)に示すような第1の符号化によるIBBP符号化が行われる。
また、ステップS101の判断において、ユーザ設定のフラグが立ったと判断された場合には、そのフレームが編集ポイントであるので、符号化方法切替部27から画像バッファ22に切替信号が出力される。これを受けて、GOP符号化処理の対象となるフレームをGOPの先頭フレームに戻す処理が行われる(ステップS106)。以後のステップS107〜ステップS116の処理は、図4のステップS7〜ステップS16の処理と同様にして行われる。即ち、コマーシャルと本放送との間の切り替えが行われるフレームがある場合には図3(b)に示す第2の符号化の第1の手法又は図3(c)に示す第2の符号化の第2の手法による符号化が行われる。
以上説明したように、第6の実施形態によれば、ユーザが任意に編集ポイントを設定することができる。
以上実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形や応用が可能なことは勿論である。
さらに、上記した実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件の適当な組合せにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成も発明として抽出され得る。
本発明の第1の実施形態に係る動画符号化装置の一例としてのデジタルビデオレコーダの構成について示す図である。 図2(a)は第1の実施の形態に係る動画符号化装置に関する構成を概念的に示した図であり、図2(b)は第1の実施形態における編集ポイント判断部の内部構成について示す図である。 図3(a)は第1の符号化によって生成されたMPEGデータのGOP層のデータストリームについて示した図であり、図3(b)は第2の符号化の第1の手法によって生成されたMPEGデータのGOP層のデータストリームについて示した図であり、図3(c)は第2の符号化の第2の手法によって生成されたMPEGデータのGOP層のデータストリームについて示した図である。 第1の実施形態に係る動画符号化装置におけるGOP符号化処理における処理手順について示したフローチャートである。 図5(a)はMPEGファイルに編集ポイント情報を記録する際の例を示す図であり、図5(b)はMPEGファイルとは別のファイルに編集ポイント情報を記録する際の例を示す図である。 図6(a)は第2の実施の形態に係る動画符号化装置に関する構成を概念的に示した図であり、図6(b)は第2の実施形態における編集ポイント判断部の内部構成について示す図である。 第2の実施形態に係る動画符号化装置におけるGOP符号化処理における処理手順について示したフローチャートである。 第3の実施の形態に係る動画符号化装置に関する構成を概念的に示した図である。 第3の実施形態に係る動画符号化装置におけるGOP符号化処理における処理手順について示したフローチャートである。 第4の実施の形態に係る動画符号化装置に関する構成を概念的に示した図である。 第4の実施形態に係る動画符号化装置におけるGOP符号化処理における処理手順について示したフローチャートである。 第5の実施の形態に係る動画符号化装置に関する構成を概念的に示した図である。 第5の実施形態に係る動画符号化装置におけるGOP符号化処理における処理手順について示したフローチャートである。 第6の実施の形態に係る動画符号化装置に関する構成を概念的に示した図である。 第6の実施形態に係る動画符号化装置におけるGOP符号化処理における処理手順について示したフローチャートである。
符号の説明
1…撮像素子、2…AD変換部(ADC)、3…バス、4…デジタルチューナ、5…MPEGデコーダ、6…アナログチューナ、7…ビデオデコーダ、8…DRAM、9…CPU、10…MPEGエンコーダ、11…DRAM、12…記録媒体、13…ビデオエンコーダ、21…画像データ入力部、22…画像バッファ、23…符号化部、24…符号バッファ、25…符号データ出力部、26…編集ポイント判断部、26a…コンパレータ、26b…音声データ判別部、27…符号化方法切替部、28…音声データ入力部、29…付加データ入力部、30…WB・輝度解析部、31…WB・露出補正部、32…フレームカウンタ、33…リアルタイムクロック、34…ユーザ設定入力部

Claims (20)

  1. 複数フレームからなる動画像データをMPEG方式に準じた方式で符号化する動画符号化装置であって、
    上記動画像データに編集に適しているフレームが存在するか否かを判断する編集領域判断手段と、
    上記編集領域判断手段の判断結果に基づいて、上記符号化の際の符号化方法を一定のGOP単位毎に切り替える符号化方法切替手段と、
    を具備することを特徴とする動画符号化装置。
  2. 複数のフレームから構成される動画像データを入力する画像データ入力手段と、
    上記動画像データの中で編集対象となるフレームが存在するか否かを判断する編集領域判断手段と、
    上記動画像データを一定のGOP単位毎にフレーム内符号化とフレーム間符号化とを組み合わせて符号化する第1の符号化と、上記動画像データを上記一定のGOP単位毎にフレーム内符号化のみで符号化する第2の符号化の何れかにより上記動画像データを符号化すると共に、上記編集対象となるフレームが存在すると判断された場合には、上記動画像データの上記編集対象となるフレームを含むGOP単位を上記第2の符号化によって符号化する符号化手段と、
    上記符号化手段で符号化されて得られた符号データを出力する符号データ出力手段と、
    を具備することを特徴とする動画符号化装置。
  3. 複数のフレームから構成される動画像データを入力する画像データ入力手段と、
    上記画像データ入力手段によって入力された動画像データを一定のGOP単位で符号化する符号化手段と、
    上記動画像データの中で編集対象となるフレームが存在するか否かを判断する編集領域判断手段と、
    上記編集領域判断手段により、上記動画像データの中で編集対象となるフレームが存在すると判断された場合に、上記編集対象となるフレームを含むGOP単位を符号化する際の符号化方法を第1の符号化から第2の符号化に切り替える符号化方法切替手段と、
    上記符号化方法切替手段による符号化方法の切り替えに応じて上記符号化手段で符号化されて得られた符号データを出力する符号データ出力手段と、
    を具備することを特徴とする動画符号化装置。
  4. 上記編集領域判断手段は、上記動画像データが符号化された際の符号ビットレートの大きさに基づいて、上記動画像データの中で編集対象となるフレームが存在するか否かを判断することを特徴とする請求項3に記載の動画符号化装置。
  5. 上記編集領域判断手段は、上記符号ビットレートが所定のビットレートスレッシュよりも大きい場合に、上記動画像データの中で編集対象となるフレームが存在すると判断することを特徴とする請求項4に記載の動画符号化装置。
  6. 音声データを入力するための音声データ入力手段を更に具備し、
    上記編集領域判断手段は、上記音声データ入力手段によって入力された上記音声データに基づいて、上記動画像データの中で編集対象となるフレームが存在するか否かを判断することを特徴とする請求項3に記載の動画符号化装置。
  7. 上記編集領域判断手段は、上記音声データの音声形態が別の音声形態に変化したときに、上記動画像データの中で編集対象となるフレームが存在すると判断することを特徴とする請求項6に記載の動画符号化装置。
  8. 上記動画像データには、上記動画像データの中で編集対象となるフレームを含むGOP単位の情報を示す付加データが更に付加されており、
    上記付加データを入力するための付加データ入力手段を更に具備し、
    上記編集領域判断手段は、上記付加データ入力手段によって入力された上記付加データに基づいて、上記動画像データの中で編集対象となるフレームが存在するか否かを判断することを特徴とする請求項3に記載の動画符号化装置。
  9. 上記編集領域判断手段は、上記動画像データのホワイトバランスの変化に基づいて、上記動画像データの中で編集対象となるフレームが存在するか否かを判断することを特徴とする請求項3に記載の動画符号化装置。
  10. 上記編集領域判断手段は、上記動画像データのホワイトバランスの変化が大きい場合に、上記動画像データの中で編集対象となるフレームが存在すると判断することを特徴とする請求項9に記載の動画符号化装置。
  11. 上記編集領域判断手段は、上記動画像データの輝度の変化に基づいて、上記動画像データの中で編集対象となるフレームが存在するか否かを判断することを特徴とする請求項3に記載の動画符号化装置。
  12. 上記編集領域判断手段は、上記動画像データの輝度の変化が大きい場合に、上記動画像データの中で編集対象となるフレームが存在すると判断することを特徴とする請求項11に記載の動画符号化装置。
  13. 時間を測定する時間測定手段を更に具備し、
    上記編集領域判断手段は、上記時間測定手段によって測定された時間に基づいて、上記動画像データの中で編集対象となるフレームが存在するか否かを判断することを特徴とする請求項3に記載の動画符号化装置。
  14. 上記編集に適しているフレームを指示するための編集領域指示手段を更に具備し、
    上記編集領域判断手段は、上記編集領域指示手段によって上記編集に適しているフレームが指示されているか否かに応じて、上記動画像データの中で編集対象となるフレームが存在するか否かを判断することを特徴とする請求項3に記載の動画符号化装置。
  15. 上記第1の符号化は、上記一定のGOP単位をフレーム内符号化とフレーム間符号化とを組み合わせて符号化する符号化であり、
    上記第2の符号化は、上記一定のGOP単位をフレーム内符号化のみで符号化する符号化であることを特徴とする請求項3に記載の動画符号化装置。
  16. 上記第1の符号化は、上記一定のGOP単位を第1の目標符号量で符号化する符号化であり、
    上記第2の符号化は、上記一定のGOP単位を上記第1の目標符号量よりも大きい第2の目標符号量で符号化する符号化であることを特徴とする請求項3に記載の動画符号化装置。
  17. 上記符号データ出力手段から出力された上記符号データと共に、上記動画像データの中で編集対象となるフレームを含むGOP単位を示す情報を記録する記録手段を更に具備することを特徴とする請求項3に記載の動画符号化装置。
  18. 上記記録手段は、上記符号データと上記動画像データの中で編集対象となるフレームを含むGOP単位を示す情報とを1つのMPEGファイルとして記録することを特徴とする請求項17に記載の動画符号化装置。
  19. 上記記録手段は、上記符号データをMPEGファイルとして記録すると共に、上記動画像データの中で編集対象となるフレームを含むGOP単位を示す情報を上記MPEGファイルに関連付けられた別ファイルとして記録することを特徴とする請求項17に記載の動画符号化装置。
  20. 上記記録手段に記録された上記動画像データの中で編集対象となるフレームを含むGOP単位を示す情報を表示する表示手段を更に具備することを特徴とする請求項17に記載の動画符号化装置。
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