JP2006121273A - 符号化変換方法及び符号化変換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 第1のブロックサイズで圧縮符号化した信号を、少ない演算量で第2及び第3のブロックサイズで圧縮符号化した信号へ変換する符号化変換装置を実現する。
【解決手段】 第1の符号化方法により符号化された画像信号を復号化して複数の係数テーブルを得、係数テーブル同士の直流係数値の差により、第1のイントラ予測符号化又はブロック数が多い複数の第2予測モードパターンを有した第2のイントラ予測符号化を係数情報検出手段21により選択し、係数テーブルの水平及び垂直方向の係数値を比較して第1のイントラ予測符号化を行うための第1予測モードパターンを設定し、水平、垂直方向の交流成分を第2の基準値と比較して交流成分が多く分布する方向を求めて第2予測モードパターンの中から数種類の候補パターンを候補パターン選出手段22により選択し、イントラ予測符号化手段31により変換符号化信号を生成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、第1の変換符号化が用いられて符号化された圧縮符号化信号を第2の変換符号化により符号化された圧縮符号化信号に変換する符号化変換方法及び符号化変換装置に関する。
最近になり、BS(broadcasting satellite)放送には、MPEG(moving picture experts group)−2により符号化された圧縮符号化信号が用いられ、アナログ放送よりも狭い周波数帯域で高画質な画像信号が放送されるようになってきた。DVD(Digital versatile Disc)に記録される信号や地上波ディジタル放送で放送される信号にもMPEG−2により圧縮符号化された信号が用いられている。
一方、さらに符号化効率を高めた圧縮符号化方式としてMPEG−4 AVC(Advanced Video Coding)とか、H.264と呼ばれる符号化方式が開発されている。MPEG−4 AVC/H.264はMPEG−2よりも高能率な符号化できる圧縮符号化方式である。そこで、MPEG−2により符号化されて放送、又は記録された信号をMPEG−4 AVC/H.264により符号化された信号に変換し、通信用信号として伝送すると通信路の伝送帯域を小さく出来る。MPEG−4 AVC/H.264により符号化された信号に変換して記録するとさらに多くのビデオライブラリーを限られた容量の記録媒体に記録することが出来る。MPEG−2により記録された信号をMPEG−4 AVC/H.264により符号化された信号に、容易に変換できると、自宅で録画した番組を移動先でポータブル型再生装置を用いて試聴するのに好適である。
特許文献1には、画像信号が所定のブロックサイズに分割され、分割されたブロックの信号を直交変換及び動き予測を用いて符号化された圧縮符号化信号のビットレートの変換を、画質劣化を抑制し、高速かつ効率的に行う再符号化装置を実現するに際し、周波数領域への変換処理および量子化を用いた所定符号化方式の圧縮動画ビットストリームを入力し、少なくとも量子化された信号を逆量子化して周波数復号信号を計算し、蓄積した過去の周波数第1誤差信号および空間第1誤差信号の一方を用いて周波数補正信号を計算し、計算された周波数復号信号と周波数補正信号とを用いて周波数符号化信号を計算し、その計算された周波数符号化信号を再量子化し、再度符号化変換して圧縮動画ビットストリームを生成する圧縮動画ビットストリームの再符号化装置が開示されている。
特開2003−244705号公報
しかしながら、特許文献1に開示されている再符号化装置は、例えば縦及び横方向のそれぞれが8画素づつに分割された、いわゆる8×8画素で構成されるブロックの信号を再符号化してビットレートを変換した圧縮符号化信号を得る方法である。MPEG−2のブロックは8×8画素で構成されるのに比し、MPEG−4 AVC/H.264のブロックは16×16のブロックと4×4のブロックが適応的に選択され、より高い圧縮率が得られる方のブロックが用いられて直交変換及び動き予測符号化がなされる。従って、MPEG−2により符号化された信号をMPEG−4 AVC/H.264により符号化された信号に変換するためには異なるサイズでブロック化し、直交変換及び量子化して得られる係数値信号を符号化するなど、符号化信号の変換が必要である。
従来の再符号化装置は、第1のブロックサイズとされて直交変換及び量子化された圧縮符号化信号を第2のブロックサイズで分割されて直交変換及び量子化された圧縮符号化信号に変換する符号化変換装置を実現することはできなかった。第1のブロックサイズで符号化された圧縮符号化信号を復号化し、復号化して得られる画像信号を第2のブロックサイズで分割して圧縮符号化を行う方法はあるものの、その場合は新たな画像信号を符号化すると同じ演算量が必要とされるなど煩雑である。
そこで、本発明は、上記のような問題点を解消するためになされたもので、第1のブロックサイズで直交変換及び量子化して生成された圧縮符号化信号を第2及び第3のブロックサイズで分割されて直交変換及び量子化して生成されるさらに効率の高い圧縮符号化信号への変換を、少ない演算量で実現可能とする符号化変換方法及び符号化変換装置を提供することを目的とする。
本願発明における第1の発明は、第1の符号化方法により符号化された画像信号を第2の符号化方法に変換して出力する符号化変換方法において、前記第1の符号化方法により符号化された前記画像信号を復号化した後、DCTブロックに戻して得られた複数の係数テーブルを作成し、前記複数の係数テーブルにおける直流成分の係数値同士を比較して、それらの差が予め定められた第1の基準値よりも小さい場合には、前記複数の係数テーブルと同数以下のブロックを用いた複数の第1予測モードパターンからなる第1のイントラ予測符号化モードを選択し、大きい場合には、前記複数の係数テーブルよりもブロック数が多い複数の第2予測モードパターンからなる第2のイントラ予測符号化モードを選択し、前記複数の係数テーブルにおける水平方向の係数値の和と垂直方向の係数値の和とを比較し、それらの差から第1のイントラ予測符号化を行うための第1予測モードパターンを設定し、前記複数の係数テーブルにおける水平及び垂直方向の交流成分の係数値を予め定められた第2の基準値と比較して前記交流成分が多く分布する方向を求め、前記複数の第2予測モードパターンの中から、前記交流成分が多く分布する方向に基づいて数種類の候補パターンを選択し、前記数種類の候補パターンを用いて、前記復号化された画像信号の符号化を行った後、前記数種類の候補パターンごとの符号化信号それぞれの符号量を計測し、前記それぞれの符号量のうち最も小さな符号量を与える候補パターンを1つ選択し、前記予測モードパターンにより設定された前記第1のイントラ予測符号化により、或いは前記1つのパターンに選択された候補パターンの前記第2のイントラ予測符号化を前記複数の係数テーブルについて行うことにより前記復号化された画像信号をイントラ符号化して符号化信号を得ることを特徴とする符号化変換方法を提供する。
第2の発明は、第1の符号化方法により符号化された画像信号を第2の符号化方法に変換して出力する符号化変換装置において、前記第1の符号化方法により符号化された前記画像信号を復号化した後、DCTブロックに戻して得られた複数の係数テーブルを作成する係数テーブル作成手段と、前記複数の係数テーブルにおける直流成分の係数値同士を比較して、それらの差が予め定められた第1の基準値よりも小さい場合には、前記複数の係数テーブルと同数以下のブロックを用いた複数の第1予測モードパターンからなる第1のイントラ予測符号化モードを選択する選択信号を出力し、大きい場合には、前記複数の係数テーブルよりもブロック数が多い複数の第2予測モードパターンからなる第2のイントラ予測符号化モードを選択する選択信号を出力する係数情報検出手段と、前記複数の係数テーブルにおける水平方向の係数値の和と垂直方向の係数値の和とを比較し、それらの差から第1のイントラ予測符号化を行うための第1予測モードパターンを設定し、前記複数の係数テーブルにおける水平及び垂直方向の交流成分の係数値を予め定められた第2の基準値と比較して前記交流成分が多く分布する方向を求め、前記複数の第2予測モードパターンの中から、前記交流成分が多く分布する方向に基づいて数種類の候補パターンを選択する候補パターン選出手段と、前記数種類の候補パターンを用いて、前記復号化された画像信号の符号化を行った後、前記数種類の候補パターンごとの符号化信号それぞれの符号量を計測し、前記それぞれの符号量のうち最も小さな符号量を与える候補パターンを1つ選択し、前記予測モードパターンにより設定された前記第1のイントラ予測符号化により、或いは前記1つのパターンに選択された候補パターンの前記第2のイントラ予測符号化を前記複数の係数テーブルについて行うことにより前記復号化された画像信号をイントラ符号化して符号化信号を得る符号化手段と、を備えたことを特徴とする符号化変換装置を提供する。
本発明によれば、第1の符号化方法により符号化された画像信号を復号化した後、DCTブロックに戻して得られた複数の係数テーブルを作成する係数テーブル作成手段と、前記複数の係数テーブルにおける直流成分の係数値同士を比較して、それらの差が予め定められた第1の基準値よりも小さい場合には、前記複数の係数テーブルと同数以下のブロックを用いた複数の第1予測モードパターンからなる第1のイントラ予測符号化モードを選択する選択信号を出力し、大きい場合には、前記複数の係数テーブルよりもブロック数が多い複数の第2予測モードパターンからなる第2のイントラ予測符号化モードを選択する選択信号を出力する係数情報検出手段と、前記複数の係数テーブルにおける水平方向の係数値の和と垂直方向の係数値の和とを比較し、それらの差から第1のイントラ予測符号化を行うための第1予測モードパターンを設定し、前記複数の係数テーブルにおける水平及び垂直方向の交流成分の係数値を予め定められた第2の基準値と比較して前記交流成分が多く分布する方向を求め、前記複数の第2予測モードパターンの中から、前記交流成分が多く分布する方向に基づいて数種類の候補パターンを選択する候補パターン選出手段と、前記数種類の候補パターンを用いて、前記復号化された画像信号の符号化を行った後、前記数種類の候補パターンごとの符号化信号それぞれの符号量を計測し、前記それぞれの符号量のうち最も小さな符号量を与える候補パターンを1つ選択し、前記予測モードパターンにより設定された前記第1のイントラ予測符号化により、或いは前記1つのパターンに選択された候補パターンの前記第2のイントラ予測符号化を前記複数の係数テーブルについて行うことにより前記復号化された画像信号をイントラ符号化して符号化信号を得る符号化手段とを有する格別な構成があるので、第1のブロックサイズで直交変換及び量子化して生成された圧縮符号化信号を第2及び第3のブロックサイズで分割されて直交変換及び量子化して生成されるさらに効率の高い圧縮符号化信号への変換を、少ない演算量で実現可能とする符号化変換方法及び符号化変換装置を実現できる。
以下に本発明の各実施例に係る符号化変換装置について図1〜図15を用いて説明する。
図1は、本発明の実施に係る符号化変換装置の概略構成例を示すブロック図である。
図2は、本発明の実施に係る符号化変換装置の動画像復号部の構成例を示す図である。
図3は、本発明の実施に係る符号化変換装置の動画像情報変換部の構成例を示す図である。
図4は、本発明の実施に係る符号化変換装置の動画像符号化部の構成例を示す図である。
図5は、本発明の実施に係る4個の8×8画素ブロックで構成されるマクロブロックを示す図である。
図6は、本発明の実施に係る1個の16×16画素ブロックで構成されるマクロブロックを示す図である。
図7は、本発明の実施に係る16個の4×4画素ブロックで構成されるマクロブロックを示す図である。
図8は、本発明の実施に係る16×16画素ブロックのフレーム内符号化画像の予測方向を示す図である。
図9は、本発明の実施に係る4×4画素ブロックのフレーム内符号化画像の予測方向を示す図である。
図10は、本発明の実施に係る8×8画素ブロックの符号化画像を平均値予測4×4画素ブロックに変換する例を示す図である。
図11は、本発明の実施に係る8×8画素ブロックの符号化画像を縦方向予測4×4画素ブロックに変換する例を示す図である。
図12は、本発明の実施に係る8×8画素ブロックの符号化画像を横方向予測4×4画素ブロックに変換する例を示す図である。
図13は、本発明の実施に係る符号化変換装置の動作をフローチャートで例示した図である。
図14は、本発明の実施に係る16×16画素ブロックの予測動作をフローチャートで例示した図である。
図15は、本発明の実施に係る4×4画素ブロックの予測動作をフローチャートで例示した図である。
その符号化変換方法及び符号化変換装置は、例えば縦8画素×横8画素である第1のブロックサイズで直交変換及び量子化して生成された圧縮符号化信号を、例えば縦16画素×横16画素又は縦4画素×横4画素である第2、第3のブロックサイズで分割されて直交変換及び量子化して生成され、効率がさらに高い圧縮符号化信号に変換する符号化変換を少ない演算量で実現するという目的を、第1のブロックサイズで直交変換及び量子化して生成されたイントラフレームに係る係数テーブルを基に第2、第3のブロックサイズで分割されて直交変換及び量子化して生成するイントラフレームの予測方向を予め検出して符号化行うようにし、全ての予測方向における係数テーブルを求めて符号量の少ない予測方向を決定する必要のある演算処理量を削減し、容易に再符号化することのできる符号化変換装置を実現した。
符号化変換装置の構成について述べる。
図1に示す符号化変換装置は、可変長復号器11、逆量子化器12、及び復号化器13よりなる動画像復号部1と、係数変換情報解釈器21、イントラ(フレーム内)予測情報器22、及び符号化モード情報解釈器23よりなる動画像情報変換部2と、イントラ予測器31、インター(フレーム間)予測器32、符号化器33及び可変長符号化器34よりなる動画像符号化部3とより構成される。
図2に示す動画像復号部1は、可変長復号器11と、逆量子化器12と、インター予測復号器131、逆係数変換器132、加算器133、及び画像メモリ134よりなる復号化器13とより構成される。
図3に示す動画像情報変換部2は、係数メモリ211、ブロック間差分値演算回路212、及び閾値判定回路213よりなる係数変換情報解釈器21と、水平方向係数平均回路221、垂直方向係数平均回路222、及びイントラ予測方向判定回路223よりなるイントラ予測情報器22と、符号化モード情報取得回路231及び符号化モード決定回路232よりなる符号化モード情報解釈器23とより構成される。
図4に示す動画像符号化部3は、イントラ予測器31と、インター予測器32と、減算回路331、係数変換回路332、量子化回路333、逆量子化回路334、逆係数変換回路335、加算回路336、及び画像メモリ337よりなる符号化器33と、可変長符号化器34と、スイッチ38と、スイッチ39とより構成される。
符号化変換装置の動作について述べる。
その符号化変換装置は、縦8画素×横8画素のブロックに分割されて符号化される例えばMPEG(moving picture experts group)−2で規定される方法により符号化された符号化信号を、縦16画素×横16画素のブロック又は縦4画素×横4画素のブロックに分割して符号化を行う例えばMPEG−4 AVC(Advanced Video Coding)や、H.264で規定される方法により符号化された符号化信号に変換する。それらの符号化はフレーム内(イントラ)符号化とフレーム間(インター)符号化によりなされる。MPEG−2のフレーム内符号化はブロックに分割された画像をそのままDCT(discrete cosine transform)するのに比し、MPEG−4 AVCやH.264ではブロックの上側や左側に隣接して存在する画素データを参照して符号化する後述のイントラ予測符号化を行う。本符号化変換装置は、縦8画素×横8画素のブロックに分割されてイントラ符号化された信号を縦16画素×横16画素のブロック又は縦4画素×横4画素のブロックに分割してイントラ予測符号化を行った符号化信号に変換する変換動作を簡易に行うものである。
まず、縦8画素×横8画素のブロックに分割され、DCT変換、量子化、及び可変長符号化された符号化信号が動画像復号部1の可変長復号器11に入力される。可変長復号器11では入力された符号化信号は可変長復号されて量子化テーブルが得られると共に、その量子化テーブルはフレーム内符号化されたテーブルであるか、又はフレーム間符号化されたテーブルであるかに係る符号化モード情報が得られる。符号化モード情報解釈器23からは、符号化モード情報を基にし、フレーム間予測符号化のなされた入力符号化信号に対してはインター予測符号化を行い、フレーム内符号化された入力符号化信号に対してはイントラ予測符号化を行うための符号化制御信号をイントラ予測器31及びインター予測器32に出力する。逆量子化器12では、得られた量子化テーブルを逆量子化し、画像信号をDCT変換した係数値テーブルが得られる。復号化器13ではイントラ符号化及びインター符号化された係数値テーブルを復号化し、復号動画像信号を得る。
動画像情報変換部2の係数変換情報解釈器21では、隣接するブロック同士の量子化テーブルの直流成分が比較される。比較して得られる差信号のレベルが所定値より小さい場合には隣接するブロック間での輝度レベルの変化が少ない。従って、イントラ予測符号化は縦16画素×横16画素に分割された大きなブロックにより再符号化を行うものとする。差信号のレベルが所定値を越える場合には輝度レベルの変化が大きな画像であると判断されるため、縦4画素×横4画素に小分割されたブロックによりイントラ予測符号化を行うものとする。係数変換情報解釈器21からは大きなブロックにより再符号化を行うか、又は小さなブロックにより再符号化を行うかに係るブロック選択信号が出力される。イントラ予測情報器22では、ブロックに隣接する画素データを参照してイントラ予測符号化するに際し、後述のイントラ予測モードのうちのどの予測モードにより符号化を行うかのモード情報が出力される。
動画像符号化部3のイントラ予測器31及びインター予測器32には、復号動画像信号、符号化制御信号、ブロック選択信号、及びモード情報のそれぞれが入力される。符号化制御信号がインター予測符号化を指定する場合に、復号動画像信号はインター予測器32でフレーム間符号化がなされる。イントラ予測符号化を指定する場合には、復号動画像信号はイントラ予測器31でフレーム内予測符号化がなされる。そのフレーム内予測符号化はブロック選択信号により指定される16×16画素ブロックによる符号化、又は4×4画素ブロックによる符号化が、後述のモード情報に従った予測モードでなされる。符号化器33では、イントラ予測符号化、及びインター予測符号化時に係数変換及び量子化がなされて量子化信号が生成される。可変長符号化器34で、生成された量子化信号は可変長符号化され変換符号化信号が生成されて符号化変換装置から出力される。
図2を参照して動画像復号部1の復号化器13を説明する。
可変長復号器11で可変長復号されて得られる量子化テーブルはインター予測復号器131で動き補償復号化され、予測復号信号が得られる。逆係数変換器132では逆量子化器12で逆量子化された係数信号は逆係数変換されて画素情報が復号化される。加算器133では復号化された画素情報と予測復号信号とが加算され画像信号が復号化され、画像メモリ134に記憶される。記憶された画像信号は所定のフレームレートで読み出され、再符号化するための動画像信号が得られる。
図3を参照して動画像情報変換部2を説明する。
まず、係数メモリ211には逆量子化器12から出力される係数信号が一時記憶される。その係数信号は縦8画素×横8画素で構成されるブロックの係数信号が上下左右に組み合わされる縦16画素×横16画素のマクロブロックの信号として記憶される。ブロック間差分値演算回路212では各ブロックの左上に配置される4つのブロックの直流係数信号が得られ、得られた直流係数信号同士の差分値が求められる。ここで差分値の値が小さい場合は4つのブロックの平均輝度レベルが似かよったレベルの場合であると判断される。その場合は縦16画素×横16画素のマクロブロックの信号を1つの縦16画素×横16画素のブロックの信号として符号化した方が符号化効率が高い場合である。一方、差分値の値が大きい場合は4つのブロックの平均輝度レベルのそれぞれが異なる場合であると判断される。その場合は縦4画素×横4画素のブロック構成にして符号化を行う。即ち、1個のマクロブロックの信号を16個の縦4画素×横4画素のブロックの信号として符号化した方が符号化効率が高い場合である。閾値判定回路213では、係数変換情報解釈器21で求められた差信号の値を所定の閾値と比較される。閾値判定回路213からは、差信号の値が閾値以下の場合には16×16のブロックとして符号化を行うための、閾値を越える場合には4×4のブロック構成として符号化を行うための符号化制御信号が出力される。
水平方向係数平均回路221及び垂直方向係数平均回路222には1つのブロックの交流係数信号が入力される。水平方向係数平均回路221では水平方向にそれぞれの交流係数信号の絶対値を加算平均した後述の水平方向係数平均値が求められる。同様にして垂直方向係数平均回路222では垂直方向にそれぞれの交流係数信号の絶対値を加算平均した後述の垂直方向係数平均値が求められる。イントラ予測方向判定回路223では水平方向係数平均値と垂直方向係数平均値とが比較され、後述のイントラ予測符号化を行うための予測方向が判定される。判定された予測方向はイントラ予測器31に入力される。
符号化モード情報解釈器23の符号化モード情報取得回路231では可変長復号器11で可変長復号化して得られる符号化信号がイントラ符号化された信号であるか、インター符号化して得られた信号であるかに係る情報が取得される。符号化モード決定回路232では、イントラ符号化された信号はイントラ予測符号化により再符号化が行われ、インター符号化された信号はインター予測符号化により再符号化されることを決定し、その決定に係る符号化制御信号が出力される。
図4を参照して動画像符号化部3について詳述する。
符号化モード情報解釈器23の符号化モード決定回路232から出力される符号化制御信号によりスイッチ38及びスイッチ39が駆動される。イントラ予測符号化により再符号化が行われる場合には、スイッチ38及びスイッチ39はa側に投入され復号化器13から供給される復号動画像信号はイントラ予測符号化がなされる。後述の予測モードに係る情報は、イントラ予測情報器22からイントラ予測器31に供給され、イントラ予測器31からはモード情報に従って予測符号化がなされた予測符号化信号が出力される。符号化モード決定回路232から出力される符号化制御信号によりインター予測符号化される場合にはインター予測器32が用いられて予測符号化がなされる。符号化器33では、いわゆるMPEG−4 AVCやH.264でなされる符号化回路と同様に符号化及び局部復号化がなされる。局部復号化されて得られる画像信号は画像メモリ337に一時記憶され、イントラ予測器31及びインター予測器32で予測符号化が行われるための参照画像として用いられる。量子化回路333で量子化された再符号化信号及びインター予測器32から出力される動きベクトル情報は可変長符号化器34で可変長符号化される。可変長符号化して得られる再符号化された変換符号化信号は動画像符号化部3から出力される。
図5を参照して符号化信号のブロック構成を説明する。
同図に示す配列は、縦16画素×横16画素のMPEG−2で符号化される際に使用されるマクロブロックである。そのマクロブロックは、DCT0〜DCT3として示される4個の縦8画素×横8画素により構成されるブロックからなっている。DCT演算はDCT0〜DCT3のそれぞれのブロックについて行われ、4つの縦8×横8に配置される係数テーブルが得られる。符号化変換装置にはマクロブロック単位で符号化された符号化信号が入力される。
図6、図7を参照して再符号化される信号のブロック構成を説明する。
MPEG−4 AVCやH.264でなされる符号化では、縦16画素×横16画素で入力される画像信号が縦16画素×横16画素の1つのブロック、又は縦4画素×横4画素の16個のブロックに分割されて符号化される。例えば「空」のように隣接する画素間で相関の高い画像は縦16画素×横16画素の1つのブロックでDCT演算を行うとエネルギーは周波数の低い係数部分に集中するため圧縮効率を高くすることが出来る。反面、「海面の波」や「ゆれる木の葉」のように小さな画像が独立した動きをするような画像では、縦4画素×横4画素の16個のブロックに分割した方がブロックに隣接する画素データを参照することにより、及び小領域の動き補償を行うことにより高い圧縮率が得られる。
図8を参照して、縦16画素×横16画素のブロックのイントラ予測について説明する。
イントラ予測はブロックの周辺に隣接する画素データを参照することにより符号化効率を高めようとするものである。図中、モード0として示すイントラ予測は、縦じま模様を符号化するときに、ブロックの上側にある網点を付して示した画素を参照し、その画素に対する差の画像信号を符号化する。モード1は横じま模様の画像を符号化するときに用いる予測方法であり、ブロックの左側に隣接する網点を付した画素を参照して符号化する。モード2は、全体が均一な輝度レベルのブロックであり、ブロックの左側及び上側に隣接する画素の輝度レベルの平均値を求め、その平均値を参照して符号化を行う方法である。モード3は平面的に輝度が変化しているブロックに適した予測方法であり、既に符号化がされている左側及び上側に隣接する画素を参照して斜め方向に予測符号化を行う。
図9を参照して、縦4画素×横4画素のブロックのイントラ予測について説明する。
図中、モード4として示す前述のイントラ予測符号化は縦縞模様の画像の符号化に適した予測方法であり、予測に用いる画素データはブロックの上側に隣接するA〜Dの画素を用いる。モード5は横縞模様の画像の符号化に適した予測方法である。モード6は一様な画像データの符号化に用いる予測方法であり、A〜DとI〜Lの8個の画素の輝度レベルの平均値を用いて予測する。モード7は左下方向の縞模様に適した予測符号化であり、参照される画素データはブロックの上側に隣接するB〜Dの画素のほかに、それらの横に隣接するE〜Hの画素も用いて予測符号化を行う方法である。モード8は右下方向の縞模様に適した予測符号化であり、A〜C、I〜Kの画素の他にMの画素も予測に用いる。モード9はモード4とモード8の中間の方向の縞模様に対して行うイントラ予測符号化の方法である。モード10はモード5とモード8の中間の縞模様に対して行う方法である。同様に、モード11はモード4とモード7の中間の画像に対する予測方法であり、モード12はモード5に対する方向が少し右上がりである画像に対して行う予測方法である。モード12の場合、ブロックの下側に隣接する画素を用いるとさらに効率の高い予測が可能であるが、下側には既に符号化処理を行った画素データがないため、ブロックの右側に隣接される画素データのみを用いて予測を行う。
図10を参照して、縦8画素×横8画素のブロックを縦4画素×横4画素のブロックに変換する場合のモードの決定方法について説明する。
同図において、入力される縦8画素×横8画素(以降、単に8×8と略記することもある。)のブロックにおけるDCT演算及び量子化がなされて得られる量子化値の配列は直流レベルが18であり、横方向の交流レベルは1次が−1、2次が0である。縦方向の交流レベルは1次が0、2次が0である。
2次元平面における横方向の次数をU、縦方向の次数をVとするときの量子化値を(U,V)として示す。同図(e)の交流成分の量子化値は、(1,0)=−1、(0,1)=0、そして(1,1)=−1である。
例えば(1,0)と(2,0)との絶対値の平均値をγhとし、(0,1)と(0,2)との絶対値の平均値をγvとし、(1,1)の絶対値をγdとする。(e)に示す量子化値の場合ではγh=1、γv=0、γd=1である。また、それらのγ値の大きさを判定するための閾値として例えばγ1=3を設定する。γh、γv、及びγdのそれぞれは閾値γ1より小さい。(e)に示す8×8のブロック内の画素は均一であると判断されるため、そのブロックを(f)に示す4×4画素のブロックで再符号化を行う場合のイントラ予測モードはモード6を用いるのが好ましいと判断される。
図11を参照して、γhが大きい場合の8×8のブロック画像を4×4のブロックの画像に再符号化する例について説明する。
(g)に示す交流レベルの絶対値の平均値は、γh=(11+23)/2=17、γv=1、γd=1である。この8×8の画像は横方向の成分値のみが大きいので画像は縦じま成分を多く含んでいると判断できる。そこでモード4を用いて再符号化するとイントラ予測情報器22で解釈する。イントラ予測情報器22からイントラ予測器31にモード4を指定するモード情報が供給される。イントラ予測器31では、モード4と、モード4に類似するモード9及びモード11によりイントラ予測符号化が行われる。3つのモードのうち、得られる誤差成分の符号化量が最も少ない方のモードを符号化モードとして決定する。
図11を参照して、γvが大きい場合の8×8のブロック画像を4×4のブロックの画像に再符号化する例について説明する。
(i)に示す交流レベルの絶対値の平均値は、γh=2、γv=14、γd=1である。この場合は、縦方向の成分値のみが大きいので画像には横じま成分が多く含まれており、モード5を用いて再符号化すべきと解釈される。イントラ予測器31では、モード5、モード10及びモード12でイントラ予測符号化し、それらの中で誤差成分の符号化量が最も少ないモードが符号化モードとして決定される。
前述の図3を用いて説明した符号化制御信号についてさらに説明する。
図5に示したDCT0〜DCT3のそれぞれの交流成分値を(u,v)として示すとき、判定係数αを例えばDCT0〜DCT3のそれぞれの(0,1)、(1,1)、(1,0)の絶対値の平均値として定義し、求められたαの値と所定の閾値α1とを比較する。αがα1より小さい場合は均一な輝度レベルの画像であると判断し16×16のブロックにより符号化する。αがα1を超える場合は4×4のブロックで符号化する。
図8に示した16×16のブロックにおけるイントラ予測モードの決定も同様に行う。
即ち、同図のように配列されるDCT0〜DCT3の4個の直流成分値を基に、横方向の差分値βhと縦方向の差分値βvを定義する。それぞれのDCT演算されるブロックの明度差に係る閾値β1を定める。βhとβvの両者がβ1より小さい場合はモード2を選択する。βhがβ1以下であり、且つβvのみがβ1を超える場合はモード1により、βhのみがβ1を超える場合にはモード0を選択する。βv及びβhの両者がβ1を超えるときには図9に示した4×4のブロックによるイントラ予測符号化を行うとして解釈する。
図13を参照して、符号化変換装置のイントラ予測処理の流れを説明する。
S(ステップ)61において、入力される符号化信号を可変長符号化及び逆量子化して得られるマクロブロックの係数信号を入力する。S62でそれぞれのブロックに係る係数のうち、直流成分及び低次交流成分の係数値を取得する。S63でそれぞれのブロックの係数の位置(次数)、係数値の絶対値、及び符号を取得する。次に取得したそれぞれの値を基にα値を求める。α値が閾値α1より小さい場合はS66により16×16のブロックによるイントラ予測符号化を行うモードを設定する。符号化を行う場合のモード0〜3のうち、適したモードを解釈し、絞り込む。α値が閾値α1より大きい場合は4×4イントラ予測符号化を行うものとし、同様にその場合に用いる予測モード4から12のうちのいずれを用いるかの絞込みを行う。イントラ予測時の予測モード情報をイントラ予測器31に出力する。
図14を参照して、16×16イントラ予測符号化を行う場合のイントラ予測モードの絞込みを説明する。
S71で係数信号を入力する。S72で4つのブロックの直流成分値から水平方向と垂直方向の判定係数βh及びβvを算出する。S73で判定係数βh及びβvのそれぞれと閾値β1を比較する。S74で、βh及びβvの両者がβ1より小さいか、片方のみが大きいかのそれぞれの場合により図8に示したモードのうちいずれのモードによりイントラ符号化を行うかの絞込みを行う。βh及びβvの両者がβ1より大きい場合は4×4のブロックによるイントラ予測符号化を行うものとする。S75で予測されたイントラ予測時に使用するモード情報をイントラ予測器31に出力する。
図15を参照して、4×4イントラ予測符号化を行う場合のイントラ予測モードの絞込みを説明する。
S81で係数信号を入力する。S82で8×8のブロックの交流成分値から判定係数γh、γv、及びγdを算出する。S83で判定係数γh、γv、及びγdそれぞれと閾値γ1とを比較する。S84で、図9に示したモードのうちからイントラ予測符号化に使用するモードの候補を絞り込む。S85で予測されたイントラ予測時に使用するモード情報をイントラ予測器31に出力する。
いわゆるMPEG−4 AVCやH.264による圧縮符号化では、入力される16×16のマクロブロックの画像に対し、図8で示した全てのモードによる符号化を行い、それぞれのモードで符号化した場合の符号量のうち最も小さい符号量を与えるモードを符号化結果から求める。次に16×16のマクロブロックを4×4の16のブロックに分割し、分割されたそれぞれの4×4のブロックに対して図9に示した9種類のモードに対する符号化を行い、最小の符号良を与えるモードとその場合の符号量を求める。その動作を16個の4×4ブロックについて行う。16個のブロックそれぞれに対する最小の符号量を与えるモードを特定し、それらの場合の最小符号量の総和を求める。求められた結果を基に16×16のブロックによるイントラ予測符号化と、4×4のブロックによるイントラ予測符号化とを比較する。その結果により16×16のブロックで符号化した方が良いか、又は4×4のブロックで符号化したほうが良いかが選択される。即ち16×16のブロックに対する符号化が4回と、4×4のブロックに対する符号化が16×9の144回とが行われた後に最適なブロック選択と符号化モード情報とが得られる。
本実施例で示した符号化変換装置では、MPEG−2で符号化した際に得られるDCT変換後の変換係数情報、又はその変換係数情報を量子化して得られる量子化情報を解釈することにより、16×16のブロックに対する符号化は1回、4×4のブロックに対する符号化は1×16=16回〜3×16=48回程度の回数で行う。モード選択のために行う仮イントラ予測符号化のための回数を大幅に縮減することが出来るものである。
以上のように、本実施例で示した符号化変換装置によれば、第1の符号化方法により符号化された画像信号を復号化した後、DCTブロックに戻して得られた複数の係数テーブルを作成する係数テーブル作成手段と、前記複数の係数テーブルにおける直流成分の係数値同士を比較して、それらの差が予め定められた第1の基準値よりも小さい場合には、前記複数の係数テーブルと同数以下のブロックを用いた複数の第1予測モードパターンからなる第1のイントラ予測符号化モードを選択する選択信号を出力し、大きい場合には、前記複数の係数テーブルよりもブロック数が多い複数の第2予測モードパターンからなる第2のイントラ予測符号化モードを選択する選択信号を出力する係数情報検出手段と、前記複数の係数テーブルにおける水平方向の係数値の和と垂直方向の係数値の和とを比較し、それらの差から第1のイントラ予測符号化を行うための第1予測モードパターンを設定し、前記複数の係数テーブルにおける水平及び垂直方向の交流成分の係数値を予め定められた第2の基準値と比較して前記交流成分が多く分布する方向を求め、前記複数の第2予測モードパターンの中から、前記交流成分が多く分布する方向に基づいて数種類の候補パターンを選択する候補パターン選出手段と、前記数種類の候補パターンを用いて、前記復号化された画像信号の符号化を行った後、前記数種類の候補パターンごとの符号化信号それぞれの符号量を計測し、前記それぞれの符号量のうち最も小さな符号量を与える候補パターンを1つ選択し、前記予測モードパターンにより設定された前記第1のイントラ予測符号化により、或いは前記1つのパターンに選択された候補パターンの前記第2のイントラ予測符号化を前記複数の係数テーブルについて行うことにより前記復号化された画像信号をイントラ符号化して符号化信号を得る符号化手段とを有する格別な構成があるので、第1のブロックサイズで直交変換及び量子化して生成された圧縮符号化信号を第2及び第3のブロックサイズで分割されて直交変換及び量子化して生成されるさらに効率の高い圧縮符号化信号への変換を、少ない演算量で実現可能とする符号化変換装置を実現できる。
例えばMPEG−2で符号化した第1の圧縮符号化信号を、例えばMPEG−4 AVCやH.264により符号化した第2の圧縮符号化信号に変換する符号化信号変換装置に適用できる。
本発明の実施に係る符号化変換装置の概略構成例を示すブロック図である。 本発明の実施に係る符号化変換装置の動画像復号部の構成例を示す図である。 本発明の実施に係る符号化変換装置の動画像情報変換部の構成例を示す図である。 本発明の実施に係る符号化変換装置の動画像符号化部の構成例を示す図である。 本発明の実施に係る4個の8×8画素ブロックで構成されるマクロブロックを示す図である。 本発明の実施に係る1個の16×16画素ブロックで構成されるマクロブロックを示す図である。 本発明の実施に係る16個の4×4画素ブロックで構成されるマクロブロックを示す図である。 本発明の実施に係る16×16画素ブロックのフレーム内符号化画像の予測方向を示す図である。 本発明の実施に係る4×4画素ブロックのフレーム内符号化画像の予測方向を示す図である。 本発明の実施に係る8×8画素ブロックの符号化画像を平均値予測4×4画素ブロックに変換する例を示す図である。 本発明の実施に係る8×8画素ブロックの符号化画像を縦方向予測4×4画素ブロックに変換する例を示す図である。 本発明の実施に係る8×8画素ブロックの符号化画像を横方向予測4×4画素ブロックに変換する例を示す図である。 本発明の実施に係る符号化変換装置の動作をフローチャートで例示した図である。 本発明の実施に係る16×16画素ブロックの予測動作をフローチャートで例示した図である。 本発明の実施に係る4×4画素ブロックの予測動作をフローチャートで例示した図である。
符号の説明
1 動画像復号部
2 動画像情報変換部
3 動画像符号化部
11 可変長復号器
12 逆量子化器
13 復号化器
21 係数変換情報解釈器
22 イントラ予測情報器
23 符号化モード情報解釈器
31 イントラ予測器
32 インター予測器
33 符号化器
34 可変長符号化器
38、39 スイッチ
131 インター予測復号器
132 逆係数変換器
133 加算器
134 画像メモリ
211 係数メモリ
212 ブロック間差分値演算回路
213 閾値判定回路
221 水平方向係数平均回路
222 垂直方向係数平均回路
223 イントラ予測方向判定回路
231 符号化モード情報取得回路
232 符号化モード決定回路
331 減算回路
332 係数変換回路
333 量子化回路
334 逆量子化回路
335 逆係数変換回路
336 加算回路
337 画像メモリ

Claims (2)

  1. 第1の符号化方法により符号化された画像信号を第2の符号化方法に変換して出力する符号化変換方法において、
    前記第1の符号化方法により符号化された前記画像信号を復号化した後、DCTブロックに戻して得られた複数の係数テーブルを作成し、
    前記複数の係数テーブルにおける直流成分の係数値同士を比較して、それらの差が予め定められた第1の基準値よりも小さい場合には、前記複数の係数テーブルと同数以下のブロックを用いた複数の第1予測モードパターンからなる第1のイントラ予測符号化モードを選択し、大きい場合には、前記複数の係数テーブルよりもブロック数が多い複数の第2予測モードパターンからなる第2のイントラ予測符号化モードを選択し、
    前記複数の係数テーブルにおける水平方向の係数値の和と垂直方向の係数値の和とを比較し、それらの差から第1のイントラ予測符号化を行うための第1予測モードパターンを設定し、
    前記複数の係数テーブルにおける水平及び垂直方向の交流成分の係数値を予め定められた第2の基準値と比較して前記交流成分が多く分布する方向を求め、前記複数の第2予測モードパターンの中から、前記交流成分が多く分布する方向に基づいて数種類の候補パターンを選択し、
    前記数種類の候補パターンを用いて、前記復号化された画像信号の符号化を行った後、前記数種類の候補パターンごとの符号化信号それぞれの符号量を計測し、前記それぞれの符号量のうち最も小さな符号量を与える候補パターンを1つ選択し、
    前記予測モードパターンにより設定された前記第1のイントラ予測符号化により、或いは前記1つのパターンに選択された候補パターンの前記第2のイントラ予測符号化を前記複数の係数テーブルについて行うことにより前記復号化された画像信号をイントラ符号化して符号化信号を得ることを特徴とする符号化変換方法。
  2. 第1の符号化方法により符号化された画像信号を第2の符号化方法に変換して出力する符号化変換装置において、
    前記第1の符号化方法により符号化された前記画像信号を復号化した後、DCTブロックに戻して得られた複数の係数テーブルを作成する係数テーブル作成手段と、
    前記複数の係数テーブルにおける直流成分の係数値同士を比較して、それらの差が予め定められた第1の基準値よりも小さい場合には、前記複数の係数テーブルと同数以下のブロックを用いた複数の第1予測モードパターンからなる第1のイントラ予測符号化モードを選択する選択信号を出力し、大きい場合には、前記複数の係数テーブルよりもブロック数が多い複数の第2予測モードパターンからなる第2のイントラ予測符号化モードを選択する選択信号を出力する係数情報検出手段と、
    前記複数の係数テーブルにおける水平方向の係数値の和と垂直方向の係数値の和とを比較し、それらの差から第1のイントラ予測符号化を行うための第1予測モードパターンを設定し、前記複数の係数テーブルにおける水平及び垂直方向の交流成分の係数値を予め定められた第2の基準値と比較して前記交流成分が多く分布する方向を求め、前記複数の第2予測モードパターンの中から、前記交流成分が多く分布する方向に基づいて数種類の候補パターンを選択する候補パターン選出手段と、
    前記数種類の候補パターンを用いて、前記復号化された画像信号の符号化を行った後、前記数種類の候補パターンごとの符号化信号それぞれの符号量を計測し、前記それぞれの符号量のうち最も小さな符号量を与える候補パターンを1つ選択し、前記予測モードパターンにより設定された前記第1のイントラ予測符号化により、或いは前記1つのパターンに選択された候補パターンの前記第2のイントラ予測符号化を前記複数の係数テーブルについて行うことにより前記復号化された画像信号をイントラ符号化して符号化信号を得る符号化手段と、
    を備えたことを特徴とする符号化変換装置。

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