JP2006119996A - 電池駆動可能な機器とその不揮発性メモリ更新方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】書き換え可能な不揮発性メモリを有する電池駆動可能な機器において、不揮発性メモリの内容を更新する際に、電池の残量不足による更新処理の失敗を防ぐ。
【解決手段】電池駆動の状態で不揮発性メモリの内容更新をする際には(S103、電池)、更新を実行する前に電池の残量を調べ(S105)、電池の残量が所定のレベル以上の場合は不揮発性メモリの更新を行い、電池の残量が所定のレベル以下の場合には不揮発性メモリの更新を開始しない(S106)。
【選択図】 図2
【解決手段】電池駆動の状態で不揮発性メモリの内容更新をする際には(S103、電池)、更新を実行する前に電池の残量を調べ(S105)、電池の残量が所定のレベル以上の場合は不揮発性メモリの更新を行い、電池の残量が所定のレベル以下の場合には不揮発性メモリの更新を開始しない(S106)。
【選択図】 図2
Description
本発明は、電池駆動可能な機器と、その不揮発性メモリの内容更新方法に関する。
近年、コンピュータの周辺機器、携帯電話機、デジタルカメラなどの機器においては、外部機器とのデータ通信機能を有するとともに、ファームウェアを書き換え可能な不揮発性メモリに格納することで、製品出荷後のファームウェアバージョンアップが容易に行えるように構成されたものが多く存在する。
このような機器では、ユーザが不揮発性メモリ内のファームウェアプログラムなどを更新することが可能である反面、ファームウェアプログラムの更新に失敗した場合には、機器が正常に動作しなくなってしまうことがある。そのため、ファームウェア更新の失敗を防止するための技術が提案されている。
たとえば、特許文献1では、コンピュータのBIOSを更新中にオペレーティングシステム(OS)からBIOSに対するファンクションコールが発生すると、更新が失敗する虞があることに鑑み、BIOS更新をOSを動作していない状態で行うようにすることが提案されている。
しかしながら、従来、携帯機器のような電池駆動可能な機器の不揮発性メモリの内容を更新する際に、電池残量がメモリ内容の更新中に不足しうることについての対策は行われていなかった。不揮発性メモリの内容更新中に電池の残量が不足した場合、不揮発性メモリの内容更新が途中で異常終了し、更新に失敗する虞がある。
本発明は、このような従来技術の問題点に鑑みなされたものであり、電池駆動可能な機器において、書き換え可能な不揮発性メモリの内容を更新する際に、電池の残量不足による更新処理の失敗を防ぐことを目的とする。
上述の目的は、書き換え可能な不揮発性メモリを有する、電池駆動可能な機器であって、不揮発性メモリの内容を更新する指示を検出する指示検出手段と、装着されている電池の残量が、所定の条件を満たしているかどうかを判別する判別手段と、指示が指示検出手段で検出された場合、判別手段を用いて電池残量が所定の条件を満たしているかどうかを判別させ、所定の条件を満たしている場合には予め用意された更新用データにより不揮発性メモリを更新し、電池の残量が所定の条件を満たしていない場合には、不揮発性メモリの更新を行わないように制御する制御手段とを有することを特徴とする電池駆動可能な機器によって達成される。
また、上述の目的は、書き換え可能な不揮発性メモリを有する電池駆動可能な機器における、不揮発性メモリの更新方法であって、不揮発性メモリの内容を更新する指示を検出する指示検出工程と、装着されている電池の残量が、所定の条件を満たしているかどうかを判別する判別工程と、指示が指示検出工程で検出された場合、判別工程により電池残量が所定の条件を満たしているかどうかを判別させ、所定の条件を満たしている場合には予め用意された更新用データにより不揮発性メモリを更新し、電池の残量が所定の条件を満たしていない場合には、不揮発性メモリの更新を行わないように制御する制御工程とを有することを特徴とする不揮発性メモリ更新方法によっても達成される。
本発明によれば、このような構成により、電池駆動可能な機器において不揮発性メモリの更新を行う際、電池残量が十分である場合にのみ更新処理を行うので、安全に不揮発性メモリの内容を更新することが可能になる。
(第1の実施形態)
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。図1は本発明を適用可能な電池駆動可能な機器の一例としてのデジタルスチルカメラの構成例を示すブロック図である。なお、本明細書において、電池駆動可能な機器とは、電池のみによって動作可能な機器を意味し、電池以外の電源が使用できない機器という意味ではない。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。図1は本発明を適用可能な電池駆動可能な機器の一例としてのデジタルスチルカメラの構成例を示すブロック図である。なお、本明細書において、電池駆動可能な機器とは、電池のみによって動作可能な機器を意味し、電池以外の電源が使用できない機器という意味ではない。
図1において、デジタルカメラ100は、撮影レンズ10、絞り機能を備えるシャッター12、光学像を電気信号に変換するCCDセンサやCMOSセンサ等の撮像素子14および、撮像素子14のアナログ信号出力をディジタル信号に変換するA/D変換器16からなる撮像部により、撮影像をディジタルデータ化する。
タイミング発生回路18は撮像素子14、A/D変換器16、D/A変換器26にクロック信号や制御信号を供給し、メモリ制御回路22及びシステム制御回路50により制御される。
画像処理回路20は、A/D変換器16からのデータ或いはメモリ制御回路22からのデータに対して所定の画素補間処理や色変換処理を行う。
また、画像処理回路20においては、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてシステム制御回路50が露光制御部40、測距制御部42に対して制御を行う、TTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理を行っている。
さらに、画像処理回路20においては、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてTTL方式のAWB(オートホワイトバランス)処理も行っている。
メモリ制御回路22は、A/D変換器16、タイミング発生回路18、画像処理回路20、画像表示メモリ24、D/A変換器26、メモリ30、圧縮伸長回路32を制御する。
A/D変換器16のデータが画像処理回路20、メモリ制御回路22を介して、或いはA/D変換器16のデータが直接メモリ制御回路22を介して、画像表示メモリ24或いはメモリ30に書き込まれる。
A/D変換器16のデータが画像処理回路20、メモリ制御回路22を介して、或いはA/D変換器16のデータが直接メモリ制御回路22を介して、画像表示メモリ24或いはメモリ30に書き込まれる。
画像表示メモリ24に書き込まれた表示用の画像データは、D/A変換器26を介してLCDや有機ELディスプレイ等の画像表示部28により表示される。撮像した画像データを画像表示部28で逐次表示すれば、電子ファインダー機能を実現することが可能である。
また、画像表示部28は、システム制御回路50の指示により任意に表示をON/OFFすることが可能であり、表示をOFFにした場合にはデジタルカメラ100の電力消費を大幅に低減することができる。
メモリ30は撮影した静止画像や動画像を格納する記憶装置であり、所定枚数の静止画像や所定時間の動画像を格納するのに十分な記憶容量を備えている。そのため、複数枚の静止画像を連続して撮影する連写撮影やパノラマ撮影の場合にも、高速かつ大量の画像書き込みをメモリ30に対して行うことが可能となる。
また、メモリ30はシステム制御回路50の作業領域としても使用することが可能である。
圧縮伸長回路32は、メモリ30に格納された画像を読み込んで、適応離散コサイン変換(ADCT)、ウェーブレット変換等を用いた周知のデータ圧縮処理或いは伸長処理を行い、処理を終えたデータをメモリ30に書き込む。
圧縮伸長回路32は、メモリ30に格納された画像を読み込んで、適応離散コサイン変換(ADCT)、ウェーブレット変換等を用いた周知のデータ圧縮処理或いは伸長処理を行い、処理を終えたデータをメモリ30に書き込む。
露光制御部40は絞り機能を備えるシャッター12を制御するとともに、フラッシュ48と連携することによりフラッシュ調光機能も有する。
測距制御部42は撮影レンズ10のフォーカシングを制御し、ズーム制御部44は撮影レンズ10のズーミングを制御する。バリア制御部46は撮影レンズ10の保護を行うためのレンズバリアである保護部102の動作を制御する。
測距制御部42は撮影レンズ10のフォーカシングを制御し、ズーム制御部44は撮影レンズ10のズーミングを制御する。バリア制御部46は撮影レンズ10の保護を行うためのレンズバリアである保護部102の動作を制御する。
フラッシュ48は撮影時の補助光源として機能し、調光機能も有する。また、AF補助光の投光機能も有する。
露光制御部40、測距制御部42はTTL方式を用いて制御されており、撮像した画像データを画像処理回路20によって演算した演算結果に基づき、システム制御回路50が露光制御部40、測距制御部42に対して制御を行う。
露光制御部40、測距制御部42はTTL方式を用いて制御されており、撮像した画像データを画像処理回路20によって演算した演算結果に基づき、システム制御回路50が露光制御部40、測距制御部42に対して制御を行う。
システム制御回路50は例えばCPUであり、メモリ52に記憶されたプログラムを実行することによりデジタルカメラ100全体を制御する。メモリ52はシステム制御回路50の動作用の定数、変数、プログラム等を記憶する。
表示部54は例えばLCDやLED、スピーカ等の出力装置の組み合わせにより構成され、システム制御回路50でのプログラムの実行に応じて、文字、画像、音声等を用いて動作状態やメッセージ等を出力する。表示部54はデジタルカメラ100の操作部70近辺の視認し易い位置に、単数或いは複数設置される。また、表示部54の一部は光学ファインダー104内に設置されている。
表示部54の表示内容としては、例えば、シングルショット/連写撮影表示、セルフタイマー表示、圧縮率表示、記録画素数表示、記録枚数表示、残撮影可能枚数表示、シャッタースピード表示、絞り値表示、露出補正表示、フラッシュ表示、赤目緩和表示、マクロ撮影表示、ブザー設定表示、時計用電池残量表示、電池残量表示、エラー表示、複数桁の数字による情報表示、記録媒体200及び210の着脱状態表示、通信I/F動作表示、日付け・時刻表示、外部コンピュータとの接続状態を示す表示、合焦表示、撮影準備完了表示、手振れ警告表示、フラッシュ充電表示、記録媒体書き込み動作表示、等がある。この一部は光学ファインダー104内に表示される。
不揮発性メモリ56は電気的に消去・記録可能なメモリであり、例えばEEPROMやフラッシュメモリ等が用いられる。
モードダイヤル60、シャッタースイッチ62及び64、画像表示ON/OFFスイッチ66、クイックレビューON/OFFスイッチ68及び操作部70は、システム制御回路50に各種の動作指示を入力するための操作手段を構成し、ボタン、スイッチ、ダイアル、タッチパネル、視線検知によるポインティング、音声認識装置等の単数或いは複数の組み合わせで構成される。
ここで、これらの操作手段の具体的な説明を行う。
モードダイアルスイッチ60は、例えば電源オフ、自動撮影モード、撮影モード、パノラマ撮影モード、再生モード、マルチ画面再生・消去モード、PC接続モード等の各機能モードを切り替え設定するためのスイッチである。
モードダイアルスイッチ60は、例えば電源オフ、自動撮影モード、撮影モード、パノラマ撮影モード、再生モード、マルチ画面再生・消去モード、PC接続モード等の各機能モードを切り替え設定するためのスイッチである。
第1シャッタースイッチSW1(62)は、デジタルカメラ100に設けられたシャッターボタン(図示せず)の操作途中(半押し)でONとなり、AF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、AWB(オートホワイトバランス)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理等の動作開始を指示する。
第2シャッタースイッチSW2(64)は、不図示のシャッターボタンの操作完了(全押し)でONとなり、撮像素子12から読み出した信号をA/D変換器16、メモリ制御回路22を介してメモリ30に画像データとして書き込む露光処理、画像処理回路20やメモリ制御回路22での演算を用いた現像処理、メモリ30から画像データを読み出し、圧縮伸長回路32で圧縮を行い、記録媒体200或いは210に画像データを書き込む記録処理という一連の処理の動作開始を指示する。
画像表示ON/OFFスイッチ66は、画像表示部28の表示ON/OFF設定用スイッチである。光学ファインダー104を用いて撮影を行う際に、例えばTFT LCD等から成る画像表示部28の表示をOFFして電流供給を遮断することにより、省電力を図ることが可能となる。
クイックレビューON/OFFスイッチ68は、撮影直後に撮影した画像データを自動再生するクイックレビュー機能を設定スイッチである。なお、本実施形態では特に、画像表示部28をOFFとした場合におけるクイックレビュー機能の設定をする機能を備えるものとする。
操作部70は各種ボタンやタッチパネル等からなり、メニューボタン、セットボタン、マクロボタン、マルチ画面再生改ページボタン、単写/連写/セルフタイマー切り替えボタン、メニュー移動+(プラス)ボタン、メニュー移動−(マイナス)ボタン、再生画像移動+(プラス)ボタン、再生画像−(マイナス)ボタン、撮影画質選択ボタン、露出補正ボタン、日付/時間設定ボタン、圧縮モードスイッチ等がある。
圧縮モードスイッチは、JPEG(Joint Photographic Expert Group)圧縮の圧縮率を選択するため、或いは撮像素子の信号をそのままディジタル化して記録媒体に記録するRAWモードを選択するためのスイッチである。
本実施形態において、JPEG圧縮のモードは、例えばノーマルモードとファインモードが用意されている。デジタルカメラ100の利用者は、撮影した画像のデータサイズを重視する場合はノーマルモードを、撮影した画像の画質を重視する場合はファインモードを、それぞれ選択して撮影を行うことができる。
JPEG圧縮のモードにおいては、圧縮伸長回路32が、メモリ30に書き込まれた画像データを読み出し、設定された圧縮率に圧縮した後、例えば記録媒体200に記録する。
RAWモードでは、撮像素子14の色フィルタの画素配列に応じて、ライン毎にそのまま画像データを読み出し、A/D変換器16、メモリ制御回路22を介して、メモリ30に書き込まれた画像データを読み出し、記録媒体200に記録する。
電源制御部80は、電池検出回路、DC−DCコンバータ、通電するブロックを切り替えるスイッチ回路等により構成されており、電池の装着の有無、電池の種類、電池残量の検出を行い、検出結果及びシステム制御回路50の指示に基づいてDC−DCコンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間、記録媒体を含む各部へ供給する。
電源86はアルカリ電池やリチウム電池等の一次電池やNiCd電池やNiMH電池、Li電池等の二次電池、或いはACアダプター等からなり、コネクタ82及び84によってデジタルカメラ100に取り付けられる。
メモリカードやハードディスク等の記録媒体200及び210は、半導体メモリや磁気ディスク等から構成される記録部202、212と、デジタルカメラ100とのインターフェース204、214及びコネクタ206、216を有している。記録媒体200及び210は、媒体側のコネクタ206、216とデジタルカメラ100側のコネクタ92、96とを介してデジタルカメラ100に装着される。コネクタ92、96にはインターフェース90及び94が接続される。記録媒体202、212の装着有無は、記録媒体着脱検知部98によって検知される。
なお、本実施形態ではデジタルカメラ100が記録媒体を取り付けるインターフェース及びコネクタを2系統持つものとして説明しているが、記録媒体を取り付けるインターフェース及びコネクタは、単数を含む任意の数備えることができる。また、系統毎に異なる規格のインターフェース及びコネクタを用いても良い。
インターフェース及びコネクタとしては、例えばPCMCIAカードやCF(コンパクトフラッシュ(登録商標))カード等の規格に準拠したものを用いることができる。
インターフェース及びコネクタとしては、例えばPCMCIAカードやCF(コンパクトフラッシュ(登録商標))カード等の規格に準拠したものを用いることができる。
さらに、インターフェース90及び94、そしてコネクタ92及び96をPCMCIAカードやCF(コンパクトフラッシュ(登録商標))カード等の規格に準拠したものを用いて構成した場合、LANカードやモデムカード、USBカード、IEEE1394カード、P1284カード、SCSIカード、PHS等の通信カード、等の各種通信カードを接続することにより、他のコンピュータやプリンタ等の周辺機器との間で画像データや画像データに付属した管理情報を転送し合うことができる。
バリア102は、デジタルカメラ100の、レンズ10を含む撮像部を覆う事により、撮像部の汚れや破損を防止する。
光学ファインダー104は例えばTTLファインダーであり、プリズムやミラーを用いてレンズ10を通じた光束を結像する。光学ファインダー104を用いることで、画像表示部28による電子ファインダー機能を使用すること無しに撮影を行うことが可能である。また、上述したように、光学ファインダー104内には、表示部54の一部の機能、例えば、合焦表示、手振れ警告表示、フラッシュ充電表示、シャッタースピード表示、絞り値表示、露出補正表示などの情報表示がなされる。
光学ファインダー104は例えばTTLファインダーであり、プリズムやミラーを用いてレンズ10を通じた光束を結像する。光学ファインダー104を用いることで、画像表示部28による電子ファインダー機能を使用すること無しに撮影を行うことが可能である。また、上述したように、光学ファインダー104内には、表示部54の一部の機能、例えば、合焦表示、手振れ警告表示、フラッシュ充電表示、シャッタースピード表示、絞り値表示、露出補正表示などの情報表示がなされる。
通信部110は、RS232CやUSB、IEEE1394、P1284、SCSI、モデム、LAN、無線通信、等の各種通信処理を行う。
コネクタ(無線通信の場合はアンテナ)112は、通信部110を介してデジタルカメラ100を他の機器と接続する。
コネクタ(無線通信の場合はアンテナ)112は、通信部110を介してデジタルカメラ100を他の機器と接続する。
このようなデジタルカメラ100において、不揮発性メモリ56に記録されている内容(たとえばファームウェア)を更新するためのデータ(たとえば新しいバージョンのファームウェア)を、記録媒体200もしくは記録媒体210に記録しておく。そして、記録媒体200または210に記録したデータを用いて不揮発性メモリ56に記録されている内容を更新することが可能である。
もちろん、コネクタ112を通じて通信可能な外部機器から更新用のデータを受信することも可能である。
もちろん、コネクタ112を通じて通信可能な外部機器から更新用のデータを受信することも可能である。
(不揮発性メモリ56の更新処理)
次に、図2のフローチャートを参照して、本実施形態におけるデジタルカメラの不揮発性メモリ56更新処理について説明する。
不揮発性メモリ56には、デジタルカメラ100を動作させるためのファームウェアプログラムや画像データなどが既に記録されている。本実施形態では、不揮発性メモリ56に記録されているファームウェアプログラムを更新する際には、記録媒体200にファームウェアプログラム更新用データ(新しいファームウェアプログラムおよびその更新用プログラムなど)を記録しておくものとする。
次に、図2のフローチャートを参照して、本実施形態におけるデジタルカメラの不揮発性メモリ56更新処理について説明する。
不揮発性メモリ56には、デジタルカメラ100を動作させるためのファームウェアプログラムや画像データなどが既に記録されている。本実施形態では、不揮発性メモリ56に記録されているファームウェアプログラムを更新する際には、記録媒体200にファームウェアプログラム更新用データ(新しいファームウェアプログラムおよびその更新用プログラムなど)を記録しておくものとする。
記録媒体200へのファームウェアプログラム更新用データの記録は、たとえばパーソナルコンピュータを用いて更新用データをインターネット経由で取得し、リーダライタやディスクドライブ装置などの書き込み装置を用いて、着脱可能な記録媒体200への書き込みを行うことによって実現できる。
ユーザは、ファームウェアプログラム更新用データを記録した記録媒体200をデジタルカメラ100に装着し、表示部54に表示される周知の階層メニュー形式のGUIを操作部70により操作することで、ファームウェアプログラムの更新を指示することができる。
図2のフローチャートに示す処理は、このようなファームウェア更新指示が入力されたことによって実施される。なお、ファームウェア更新処理は、記録媒体200に記録されたファームウェアプログラム更新用データに含まれる更新プログラムをシステム制御部50が実行することで実現することができる。もちろん、不揮発性メモリ56にファームウェア更新用のプログラムを記憶しておき、そのプログラムを実行するようにしてもよい。
まず、操作部70を通じてファームウェア更新の指示があったことを検出すると、システム制御部50は表示部54に、更新を開始するかどうか確認するための確認画面(図3参照)を表示する(S101)。確認画面において操作部70を介して「いいえ」が選択された場合(S102,N)には、更新処理を終了する。
一方、確認画面で「はい」が選択されると(S102,Y)、電源制御部80により電源86が電池であるかACアダプターであるかを調べる(S103)。電源86がACアダプターである場合(ACアダプターから給電されている場合)は、必要な電圧を常に供給できるため、更新処理中に電圧が不十分になることはなく、更新は安全に行える。そのため、S104へ進み、更新を開始する。
更新は、ファームウェアプログラム更新用データに含まれる新しいファームウェアプログラムを記録媒体200から読み出し、不揮発性メモリ56のファームウェア領域に上書きすることによって行う。更新中には、図4に示すように、表示部54に更新中であることを報知するとともに、更新中に電源を切らないよう警告する表示を行う。
S103において、電源86が電池である(電池のみから給電されている)と判断された場合、電池残量が十分でないとき、更新中に必要な電圧を供給できなくなる可能性がある。上述のように、ファームウェアプログラムの更新が正常に終了できない場合、デジタルカメラ100が正常に動作しなくなることがある。したがって電源86が電池である場合は、更新を正常に終了するために必要な電池残量があるかどうか電源制御部80により調べる(S105)。
更新処理に必要な電池残量があるかどうかは、単純に電池の電圧が所定値以上であるかどうかの判定であってもよいし、残量パーセンテージを検出可能な電池モジュールを使用している場合には、残量が所定パーセンテージ以上であるかを判断してもよい。
更新処理を正常に実行、終了するために必要な電池残量があると判定された場合(S106,OK)は、更新を開始する(S104)。更新中には、図4のように表示部54に更新中であることを示す表示を行う。
一方、更新処理を正常に実行、終了するために必要な電池残量がないと判定された場合(S106,NG)は、図5のように電池交換またはACアダプターの使用を促す表示を表示部54に表示し(S106)、更新を開始せずに終了する。
以上説明したように、本実施形態によれば、電池駆動可能な機器において、内部の不揮発性メモリの内容を更新する際、電池残量が更新処理の実行に十分であるかどうかを調べ、十分でないときには更新処理を開始しない。そのため、更新中に電圧が不足して更新処理を失敗することを防止できる。特に、ファームウェアプログラムのように、更新の失敗が機器の動作に直接影響を与えるような情報の更新を安全に行うことが可能となる。
(第2の実施形態)
上述の実施形態においては、電源86がACアダプターである場合(ACアダプターにより給電されている場合)には、更新処理を行うものであった。しかしながら、更新処理中にACアダプターがコンセントから外れたり、停電が起こる可能性もある。
上述の実施形態においては、電源86がACアダプターである場合(ACアダプターにより給電されている場合)には、更新処理を行うものであった。しかしながら、更新処理中にACアダプターがコンセントから外れたり、停電が起こる可能性もある。
このように、更新処理中にACアダプターからの給電が停止した場合、電池駆動可能な機器は通常電池給電に切り替わるが、その際電池残量が少ない場合には、やはり更新処理中に電圧が不足し、更新処理が異常終了する可能性がある。
そのため、本実施形態では、ACアダプターで給電されている場合にも、電池残量をチェックすることを特徴とする。そして、電池残量が十分でない場合には、以下のいずれかの処理を行う。
(1)更新処理は行うが、更新処理中に表示するメッセージに、ACアダプターが抜かれた場合もしくは停電した場合には正常終了できない可能性がある旨の警告を含める。
(2)更新処理を行う前に、ACアダプターが抜かれた場合もしくは停電した場合には正常終了できない可能性があるが、更新を行うかどうかの確認画面を表示させ、確認画面から更新する旨の確認入力があった場合のみ更新を行う。
(3)電池が入っていない場合には、電池を装着してから再度更新を指示するように促すメッセージを表示し、更新せずに処理を終了する。
(1)更新処理は行うが、更新処理中に表示するメッセージに、ACアダプターが抜かれた場合もしくは停電した場合には正常終了できない可能性がある旨の警告を含める。
(2)更新処理を行う前に、ACアダプターが抜かれた場合もしくは停電した場合には正常終了できない可能性があるが、更新を行うかどうかの確認画面を表示させ、確認画面から更新する旨の確認入力があった場合のみ更新を行う。
(3)電池が入っていない場合には、電池を装着してから再度更新を指示するように促すメッセージを表示し、更新せずに処理を終了する。
このように、本実施形態によれば、不慮の事態によりACアダプターからの給電が途絶えたとしても、更新処理が異常終了することを防止もしくは抑制することが可能になる。なお、本実施形態において、ACアダプターから給電されている際に行う電池残量チェックの閾値は、電池駆動されている場合の閾値よりも低く設定することができる。これは、少なくとも現在はACアダプターから給電されており、通常は問題なく更新処理が行われる可能性が高いからである。
Claims (6)
- 書き換え可能な不揮発性メモリを有する、電池駆動可能な機器であって、
前記不揮発性メモリの内容を更新する指示を検出する指示検出手段と、
装着されている電池の残量が、所定の条件を満たしているかどうかを判別する判別手段と、
前記指示が前記指示検出手段で検出された場合、前記判別手段を用いて前記電池残量が前記所定の条件を満たしているかどうかを判別させ、前記所定の条件を満たしている場合には予め用意された更新用データにより前記不揮発性メモリを更新し、前記電池の残量が前記所定の条件を満たしていない場合には、前記不揮発性メモリの更新を行わないように制御する制御手段とを有することを特徴とする電池駆動可能な機器。 - さらに、表示手段を有し、
前記制御手段が、前記電池の残量が前記所定の条件を満たしていない場合に、電池交換を促す画面を前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項1記載の電池駆動可能な機器。 - さらに、商用電源が接続されているかどうかを検出する電源種別検出手段を有し、
前記制御手段が、前記指示が前記指示検出手段で検出された場合、前記電源種別検出手段を用いて前記商用電源が接続されているかどうかを調べ、前記商用電源が接続されている場合には、前記判別手段による判別を行わずに前記不揮発性メモリの更新を行うことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電池駆動可能な機器。 - 前記制御手段が、前記指示が前記指示検出手段で検出された場合、前記電源種別検出手段を用いて前記商用電源が接続されているかどうかを調べ、前記商用電源が接続されている場合、前記判別手段を用いて前記電池残量が前記所定の条件を満たしているかどうかを判別させ、前記所定の条件を満たしている場合には予め用意された更新用データにより前記不揮発性メモリを更新し、前記電池の残量が前記所定の条件を満たしていない場合には、更新実行の確認画面を前記表示手段に表示させ、前記確認画面を介して更新実行の指示があった場合にのみ前記不揮発性メモリの更新を行うことを特徴とする請求項2記載の電池駆動可能な機器。
- 前記制御手段が、前記指示が前記指示検出手段で検出された場合、前記電源種別検出手段を用いて前記商用電源が接続されているかどうかを調べ、前記商用電源が接続されている場合、前記判別手段を用いて前記電池残量が前記所定の条件を満たしているかどうかを判別させ、前記所定の条件を満たしている場合には予め用意された更新用データにより前記不揮発性メモリを更新し、前記電池の残量が前記所定の条件を満たしていない場合には、前記商用電源からの給電が停止した場合には更新が異常終了する可能性がある旨の警告を前記表示手段に表示しながら前記不揮発性メモリの更新を行うことを特徴とする請求項2記載の電池駆動可能な機器。
- 書き換え可能な不揮発性メモリを有する電池駆動可能な機器における、前記不揮発性メモリの更新方法であって、
前記不揮発性メモリの内容を更新する指示を検出する指示検出工程と、
装着されている電池の残量が、所定の条件を満たしているかどうかを判別する判別工程と、
前記指示が前記指示検出工程で検出された場合、前記判別工程により前記電池残量が前記所定の条件を満たしているかどうかを判別させ、前記所定の条件を満たしている場合には予め用意された更新用データにより前記不揮発性メモリを更新し、前記電池の残量が前記所定の条件を満たしていない場合には、前記不揮発性メモリの更新を行わないように制御する制御工程とを有することを特徴とする不揮発性メモリ更新方法。
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JP2004308493A JP2006119996A (ja) | 2004-10-22 | 2004-10-22 | 電池駆動可能な機器とその不揮発性メモリ更新方法 |
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Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008059339A (ja) * | 2006-08-31 | 2008-03-13 | Yokogawa Electric Corp | 制御装置 |
JP2008116660A (ja) * | 2006-11-02 | 2008-05-22 | Canon Inc | 光学機器 |
JP2009211339A (ja) * | 2008-03-04 | 2009-09-17 | Canon Inc | 光学装置 |
JP2010204727A (ja) * | 2009-02-27 | 2010-09-16 | Brother Ind Ltd | 周辺機器及びシステム |
JP2012156614A (ja) * | 2011-01-24 | 2012-08-16 | Panasonic Corp | データ処理装置 |
JP2013088952A (ja) * | 2011-10-14 | 2013-05-13 | Keyence Corp | 光学情報読取装置 |
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JP2015064726A (ja) * | 2013-09-25 | 2015-04-09 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 電子機器 |
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-
2004
- 2004-10-22 JP JP2004308493A patent/JP2006119996A/ja not_active Withdrawn
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