JP2006119848A - ソフトウェア更新プログラム、ソフトウェア更新装置およびソフトウェア更新方法 - Google Patents

ソフトウェア更新プログラム、ソフトウェア更新装置およびソフトウェア更新方法 Download PDF

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Abstract

【課題】複数の情報処理装置へのソフトウェア更新作業を動作確認作業を含めて自動化し、もってシステム管理者の負荷を軽減させることができるソフトウェア更新プログラム、ソフトウェア更新装置およびソフトウェア更新方法を提供すること。
【解決手段】対象選定処理部111は、構成情報DB121に保持された情報処理装置のハードウェアおよびソフトウェアの構成情報を参照して指定された情報処理装置と同一構成の情報処理装置を選定する。ソフトウェア更新実行制御部113は、選定された情報処理装置に修正ファイルと修正ファイルの適用結果を確認するためのテストプログラムとを配布する。そして、修正ファイルの適用が完了した後に、このテストプログラムを実行させ、その実行結果を収集してシステム管理者に通知する。
【選択図】 図3

Description

この発明は、ネットワークを通じて接続された情報処理装置のソフトウェアを更新するソフトウェア更新プログラム、ソフトウェア更新装置およびソフトウェア更新方法に関し、特に、複数の情報処理装置へのソフトウェア更新作業を動作確認作業を含めて自動化し、もってシステム管理者の負荷を軽減させることができるソフトウェア更新プログラム、ソフトウェア更新装置およびソフトウェア更新方法に関するものである。
従来、ソフトウェアに不具合が発生した場合、修正のための修正ファイルがCD−ROM等の媒体によって提供されていた。媒体で提供される修正ファイルは、数に限りがある上に、適用するに際して技術的な知識を必要とするものが多かった。このため、企業等において多数利用されているソフトウェアに不具合が発覚した場合、修正ファイルを含んだ媒体を所有するシステム管理者が1台ずつ手作業で修正ファイルを適用しなければならず、システム管理者に大きな負荷がかかっていた。
そこで、近年、ネットワークを通じて修正ファイルを配布する手法がとられるようになっている。配布用サーバに修正ファイルを配備しておき、予め情報処理装置に導入済みのソフトウェアを使って配布用サーバから必要な修正ファイルを取得して自動的に適用するという手法を用いることにより、誰でも容易に修正ファイルの適用をおこなうことができる。この手法を利用することで、システム管理者は、大半のソフトウェア更新作業を一般利用者に任すことができ、負荷が大きく軽減されるようになっている。
このようなネットワークを通じて修正ファイルを配布する手法は、たとえば、特許文献1に開示されている。
特開平07−225724号公報
しかしながら、ネットワークを通じて修正ファイルを配布する手法により、ソフトウェアの更新に係るシステム管理者の負荷が全て解消されたわけではない。まず、多数の情報処理装置を管理するシステム管理者にとって、自身の管理する情報処理装置のソフトウェアに不具合が発覚した場合に、修正ファイルの取得と適用のための処理を個別の情報処理装置毎に起動しなければならないことは大きな負担となる。
また、企業等においては、信頼性が必要とされるソフトウェアについては、修正ファイル適用後に動作確認をおこなうことが必要とされる場合が多い。修正ファイル自体の不具合や適用処理中に生じた何らかの異常により、修正ファイル適用後のソフトウェアが正常に動作しない場合があるためである。この動作確認作業も、システム管理者にとって大きな負担として残っている。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するためになされたものであり、複数の情報処理装置へのソフトウェア更新作業を動作確認作業を含めて自動化し、もってシステム管理者の負荷を軽減させることができるソフトウェア更新プログラム、ソフトウェア更新装置およびソフトウェア更新方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明は、ネットワークを通じて接続された情報処理装置のソフトウェアを更新するソフトウェア更新プログラムであって、ソフトウェアを更新するための修正ファイルとともに該修正ファイルの適用後のソフトウェアの動作確認をおこなうテストプログラムを配布するファイル配布手順と、前記ファイル配布手順がファイルを配布した情報処理装置において前記修正ファイルの適用が完了した後に、前記テストプログラムの実行を指示するテストプログラム実行指示手順と、前記実行指示手順が実行を指示した前記テストプログラムの実行が完了した後に、該テストプログラムの実行結果を取得するテストプログラム実行結果取得手順と、前記テストプログラム実行結果取得手順が取得した前記実行結果の通知をおこなう結果通知手順とをコンピュータに実行させることを特徴とする。
また、本発明は、ネットワークを通じて接続された情報処理装置のソフトウェアを更新するソフトウェア更新装置であって、ソフトウェアを更新するための修正ファイルとともに該修正ファイルの適用後のソフトウェアの動作確認をおこなうテストプログラムを配布するファイル配布手段と、前記ファイル配布手段がファイルを配布した情報処理装置において前記修正ファイルの適用が完了した後に、前記テストプログラムの実行を指示するテストプログラム実行指示手段と、前記実行指示手段が実行を指示した前記テストプログラムの実行が完了した後に、該テストプログラムの実行結果を取得するテストプログラム実行結果取得手段と、前記テストプログラム実行結果取得手段が取得した前記実行結果の通知をおこなう結果通知手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明は、ネットワークを通じて接続された情報処理装置のソフトウェアを更新するソフトウェア更新方法であって、ソフトウェアを更新するための修正ファイルとともに該修正ファイルの適用後のソフトウェアの動作確認をおこなうテストプログラムを配布するファイル配布工程と、前記ファイル配布工程がファイルを配布した情報処理装置において前記修正ファイルの適用が完了した後に、前記テストプログラムの実行を指示するテストプログラム実行指示工程と、前記実行指示工程が実行を指示した前記テストプログラムの実行が完了した後に、該テストプログラムの実行結果を取得するテストプログラム実行結果取得工程と、前記テストプログラム実行結果取得工程が取得した前記実行結果の通知をおこなう結果通知工程とを含んだことを特徴とする。
この発明によれば、修正ファイルと共にテストプログラムを配布し、修正ファイルの適用後にテストプログラムを実行し、その実行結果を収集してシステム管理者に通知するように構成したので、動作確認作業に要するシステム管理者の負荷を軽減することができる。
また、本発明は、上記の発明において、記憶手段が保持する情報処理装置の構成情報を基にして、指定された情報処理装置と同一構成の情報処理装置をソフトウェア更新の対象として選定する対象選定手順をさらにコンピュータに実行させることを特徴とする。
この発明によれば、指定した情報処理装置と同一構成の情報処理装置を選定し、これらの情報処理装置に修正ファイルを送信して適用するまでを自動でおこなうように構成したので、修正ファイルの適用対象の情報処理装置が複数存在する場合であってもシステム管理者に大きな負担がかかることを回避することができる。
また、本発明は、上記の発明において、前記対象選定手順は、前記構成情報の項目のうち所定の項目が一致することを基準として情報処理装置の構成が同一であるか否かを判断することを特徴とする。
この発明によれば、構成情報の項目の一致不一致によって情報処理装置の構成が同一であるか否かを判断するように構成したので、情報処理装置の同一性の判断処理を単純なロジックより容易に実装することができる。
本発明によれば、修正ファイルと共にテストプログラムを配布し、修正ファイルの適用後にテストプログラムを実行し、その実行結果を収集してシステム管理者に通知するように構成したので、動作確認作業に要するシステム管理者の負荷を軽減することができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、指定した情報処理装置と同一構成の情報処理装置を選定し、これらの情報処理装置に修正ファイルを送信して適用するまでを自動でおこなうように構成したので、修正ファイルの適用対象の情報処理装置が複数存在する場合であってもシステム管理者に大きな負担がかかることを回避することができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、構成情報の項目の一致不一致によって情報処理装置の構成が同一であるか否かを判断するように構成したので、情報処理装置の同一性の判断処理を単純なロジックより容易に実装することができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明に係るソフトウェア更新プログラム、ソフトウェア更新装置およびソフトウェア更新方法の好適な実施の形態を詳細に説明する。ここでは、この発明に係るソフトウェア更新プログラム、ソフトウェア更新装置およびソフトウェア更新方法をサーバに導入されたソフトウェアの更新をおこなう場合を例にして説明をおこなうこととする。なお、この発明に係るソフトウェア更新プログラム、ソフトウェア更新装置およびソフトウェア更新方法は、サーバに限らず様々な情報処理装置に導入されたソフトウェアの更新をおこなう場合も有用である。
まず、本実施例に係るソフトウェア更新方式の概要について説明する。図1は、本実施例に係るソフトウェア更新方式の適用前の準備手順を説明するための説明図である。同図に示すように、本実施例に係るソフトウェア更新方式では、ネットワークに接続された複数のサーバの構成情報を管理サーバ100が収集し保持している環境を前提としている。
管理サーバ100は、ネットワークで接続された各種サーバに予め導入されたエージェントと通信をおこなって、ハードウェアおよびソフトウェアの構成情報の収集や各種作業指示をおこなうサーバである。本実施例では、この管理サーバ100がソフトウェア更新装置として機能する。
DBサーバ200a〜200cは、データベース機能を提供するサーバであり、同一のハードウェア構成とソフトウェア構成を有しているものとする。DBサーバ201は、テスト用のDBサーバであり、DBサーバ200a〜200cと同一のハードウェア構成とソフトウェア構成を有している。ある程度の規模のシステムを運用する場合、実運用をおこなうサーバ以外に、新機能や不具合改修の確認等の目的でこのようなテスト用のサーバを用意しておくことが一般的におこなわれている。
APサーバ300a〜300bは、ビジネスロジックを提供するサーバであり、同一のハードウェア構成とソフトウェア構成を有しているものとする。APサーバ301は、テスト用のAPサーバであり、APサーバ300a〜300bと同一のハードウェア構成とソフトウェア構成を有している。
Webサーバ400a〜400bは、HTTP(HyperText Transfer Protocol)サーバ機能を提供するサーバであり、同一のハードウェア構成とソフトウェア構成を有しているものとする。Webサーバ401は、テスト用のWebサーバであり、Webサーバ400a〜400bと同一のハードウェア構成とソフトウェア構成を有している。
ここでは、APサーバ300a〜300bで稼動しているソフトウェアに不具合が発生し、修正ファイルを適用する必要が生じたものとする。この場合、システム管理者は、修正ファイルの適用により不具合が生じることがないかどうかを確認するため、テスト機であるAPサーバ301に通常の方法で修正ファイルを適用し、動作確認をおこなう(ステップS101)。
動作確認で問題がないことを確認したならば、ここで動作確認のためのテストプログラムを作成し、その動作確認をおこなう(ステップS102)。このテストプログラムとは、APサーバ300a〜300bに修正ファイルを適用した後に実行して、修正ファイルの適用に問題がないことを確認するためのプログラムである。テストプログラムの内容は、サーバの種類や運用しているシステムの内容により異なったものとなる。
テストプログラムの作成と動作確認が完了したならば、修正ファイルと作成したテストプログラムを管理サーバ100の所定の場所に配備する(ステップS103)。これにより、ソフトウェア更新のための準備作業は完了する。
図2は、本実施例に係るソフトウェア更新方式の実施手順の概要を説明するための説明図である。準備作業を完了したシステム管理者は、管理サーバであるソフトウェア更新装置100に対して、APサーバ301と同一構成のサーバに対してソフトウェア更新をおこなう旨を指示する。
指示を受けたソフトウェア更新装置100は、サーバの構成情報を格納した構成情報DB121を参照して、APサーバ301と同一構成のサーバを選定する(ステップS201)。具体的には、この例では、APサーバ300aおよびAPサーバ300bがAPサーバ301と同一構成のサーバとして選定される。
続いて、選定したサーバに対して修正ファイルとテストプログラムを配布する(ステップS202)。そして、配布したサーバに対して修正ファイルの適用とテストプログラムの実行を指示し(ステップS203)、完了したならばテストプログラムの実行結果を収集し、これをシステム管理者に通知する(ステップS204)。
このように、本実施例に係るソフトウェア更新方式では、修正ファイルの動作確認をおこなったテスト機と同一構成のサーバを選定し、これらのサーバに修正ファイルを送信して適用するまでを自動でおこなうように構成したので、修正ファイルの適用対象の情報処理装置が複数存在する場合であってもシステム管理者にかかる負荷は大きくならない。
また、本実施例に係るソフトウェア更新方式では、修正ファイルと共にテストプログラムを配布し、修正ファイルの適用後にテストプログラムを実行し、その実行結果を収集してシステム管理者に通知するように構成したので、動作確認作業に要するシステム管理者の負荷も軽減される。
次に、本実施例に係るソフトウェア更新装置の構成について説明する。図3は、本実施例に係るソフトウェア更新装置の構成を示す機能ブロック図である。同図に示すように、ソフトウェア更新装置100は、制御部110と、記憶部120と、ネットワークインターフェース部130とを有する。
制御部110は、ソフトウェア更新装置を全体制御する制御部であり、対象選定処理部111と、構成比較処理部112と、ソフトウェア更新実行制御部113と、ファイル配布処理部114と、修正ファイル適用指示部115と、テストプログラム実行指示部116と、テストプログラム実行結果取得部117と、ソフトウェア更新結果通知部118とを有する。
対象選定処理部111は、指定された情報処理装置と同一の構成をもつ情報処理装置を選定する処理部である。具体的には、管理対象の全情報処理装置の構成情報を構成情報DB121から取得し、指定された情報処理装置の構成情報と他の1台の情報処理装置の構成情報を構成比較処理部112に引き渡して同一かどうかを判断させる処理を順次おこなう。
構成比較処理部112は、所定の判断ロジックに基づいて2台の情報処理装置の構成情報を比較して、この2つの情報処理装置が同一構成であるか否かを判断する処理部である。ここで同一性の判断ロジックの一例を示す。図4は、構成情報DB121の一例を示すサンプル図である。
同図に示すように、構成情報DB121には、本体、OS、アプリケーションといった区分毎に複数の項目の情報が格納される。そして、項目ごとに同一性を判断するための比較対象項目であるか否かが事前に決められている。例えば、システムという区分をみると、「システム名」という項目と「システム種別」という項目は比較対象項目であるが、「システムのコメント」という項目は比較対象項目ではない。構成比較処理部112は、比較対象項目がすべて一致した場合に2つの情報処理装置が同一構成であると判断する。
ソフトウェア更新実行制御部113は、ソフトウェア更新に必要なファイルの配布からテストプログラムの実行結果の通知までを制御する制御部である。ファイル配布処理部114は、修正ファイルとテストプログラムとを指定された情報処理装置へ配布する処理部である。修正ファイル適用指示部115は、ファイル配布処理部114が配布した修正ファイルを適用するようにソフトウェア更新対象の情報処理装置に予め導入されたエージェントに指示する処理部である。
テストプログラム実行指示部116は、ファイル配布処理部114が配布したテストプログラムを実行するようにソフトウェア更新対象の情報処理装置に予め導入されたエージェントに指示する処理部である。テストプログラム実行結果取得部117は、テストプログラムを実行した情報処理装置から実行結果を取得する処理部である。
ソフトウェア更新結果通知部118は、テストプログラム実行結果取得部117が取得したテストプログラムの実行結果をソフトウェア更新実行結果画面に表示することにより処理の実行者に通知する処理部である。図5は、ソフトウェア更新実行結果画面の一例を示すサンプル図である。
同図に示すように、ソフトウェア更新実行結果画面にはサーバ名、実行状況、開始時刻、終了時刻という4つの項目からなる表が表示される。サーバ名の列には、対象選定処理部111により選定された情報処理装置の名前がリストされる。実行状況の列には、各情報処理装置におけるソフトウェア更新処理の実行状況が表示される。例えば、1行目のserver1の実行状況は「正常終了」となっており、テストプログラムの実行により問題がないことが確認されたことを示している。一方、3行目のserver3の実行状況は「異常終了(コード:037)」となっており、テストプログラムの実行中に「037」のコードで示される異常が発見されたことを示している。
記憶部120は、各種情報を記憶する記憶部であり、構成情報DB121を有する。構成情報DB121の構成については、図4で説明したのでここでは説明を省略する。そして、ネットワークインターフェース部130は、ネットワークを通じて他の情報処理装置と情報等をやりとりするためのインターフェースである。
次に、ソフトウェア更新装置100の処理手順について説明する。図6は、図3に示したソフトウェア更新装置100の処理手順を示すフローチャートである。同図に示すように、ソフトウェア更新装置100は、ソフトウェア更新処理で使用する修正ファイルおよびテストプログラムの情報と、それらのファイルの動作確認をおこなったテスト機の情報とを取得したならば(ステップS301)、構成情報DB121を参照してテスト機と同一構成の情報処理装置を選定する(ステップS302)。
そして、選定した情報処理装置からソフトウェア更新をおこなっていない1台を選択する(ステップS303)。ここで、選定した情報処理装置を全て選択済みであれば(ステップS304肯定)、処理を終了する。ソフトウェア更新をおこなっていない情報処理装置を選択した場合は(ステップS304否定)、この情報処理装置にステップS301で情報を取得した修正ファイルとテストプログラムを配布する(ステップS305)。
配布が完了したならば、配布先の情報処理装置に対して修正ファイルの適用を指示する(ステップS306)。続いて、テストプログラムの実行を指示し(ステップS307)、実行完了後に実行結果を取得する(ステップS308)。取得した実行結果を画面表示して実行者に通知することで一連の処理を完了し(ステップS309)、ステップS303に遷移して次の情報処理装置に対してソフトウェア更新をおこなう。
上記実施例で説明した各種の処理は、あらかじめ用意されたプログラムをコンピュータで実行することによって実現することができる。そこで、以下では、図7を用いて、ソフトウェア更新プログラムを実行するコンピュータの一例を説明する。
図7は、ソフトウェア更新プログラムを実行するコンピュータを示す機能ブロック図である。このコンピュータ1000は、ユーザからのデータの入力を受け付ける入力装置1010、モニタ1020、各種プログラムを記録した記録媒体からプログラムを読み取る媒体読取り装置1030、各種情報を一時記憶するRAM(Random Access Memory)1040、ネットワークを介して他のコンピュータとの間でデータの授受をおこなうネットワークインターフェース1050、HDD(Hard Disk Drive)1060およびCPU(Central Processing Unit)1070をバス1080で接続して構成される。
そして、HDD1060には、ソフトウェア更新装置100の機能と同様の機能を発揮するプログラムであるソフトウェア更新プログラム1060bが記憶されている。HDD1060には、図3の構成情報DB121に対応する構成情報テーブル1060aも記憶される。
なお、構成情報テーブル1060aおよびソフトウェア更新プログラム1060bについては、適宜統合または分散して記憶することとしてもよい。
そして、CPU1070が、ソフトウェア更新プログラム1060bをHDD1060から読み出して実行することにより、同プログラムは、ソフトウェア更新プロセス1070aとして機能するようになる。このソフトウェア更新プロセス1070aは、図3に示した制御部110に対応する。
また、CPU1070は、情報処理装置のハードウェア構成およびソフトウェア構成に係る各種データをHDD1060の構成情報テーブル1060aから読み出してRAM1040に構成情報データ1040aとして格納し、RAM1040に格納された構成情報データ1040aに基づいて各種データ処理を実行する。
なお、上記のソフトウェア更新プログラム1060bについては、必ずしもHDD1060に格納されている必要はなく、CD−ROM等の記憶媒体に記憶されたソフトウェア更新プログラム1060bを、コンピュータ1000が読み出して実行するようにしてもよい。また、公衆回線、インターネット、LAN、WAN等を介してコンピュータ1000に接続される他のコンピュータ(またはサーバ)などにソフトウェア更新プログラム1060bを記憶させておき、コンピュータ1000がこれらからプログラムを読み出して実行するようにしてもよい。
上述してきたように、本実施例では、修正ファイルの動作確認をおこなったテスト機と同一構成の情報処理装置を選定し、これらの情報処理装置に修正ファイルを送信して適用するまでを自動でおこなうように構成したので、修正ファイルの適用対象の情報処理装置が複数存在する場合であってもシステム管理者にかかる負担が大きくなることを避けることができる。
また、本実施例では、修正ファイルと共にテストプログラムを配布し、修正ファイルの適用後にテストプログラムを実行し、その実行結果を収集してシステム管理者に通知するように構成したので、動作確認作業に要するシステム管理者の負荷を軽減することができる。
(付記1)ネットワークを通じて接続された情報処理装置のソフトウェアを更新するソフトウェア更新プログラムであって、
ソフトウェアを更新するための修正ファイルとともに該修正ファイルの適用後のソフトウェアの動作確認をおこなうテストプログラムを配布するファイル配布手順と、
前記ファイル配布手順がファイルを配布した情報処理装置において前記修正ファイルの適用が完了した後に、前記テストプログラムの実行を指示するテストプログラム実行指示手順と、
前記実行指示手順が実行を指示した前記テストプログラムの実行が完了した後に、該テストプログラムの実行結果を取得するテストプログラム実行結果取得手順と、
前記テストプログラム実行結果取得手順が取得した前記実行結果の通知をおこなう結果通知手順と
をコンピュータに実行させることを特徴とするソフトウェア更新プログラム。
(付記2)記憶手段が保持する情報処理装置の構成情報を基にして、指定された情報処理装置と同一構成の情報処理装置をソフトウェア更新の対象として選定する対象選定手順をさらにコンピュータに実行させることを特徴とする付記1に記載のソフトウェア更新プログラム。
(付記3)前記対象選定手順は、前記構成情報の項目のうち所定の項目が一致することを基準として情報処理装置の構成が同一であるか否かを判断することを特徴とする付記2に記載のソフトウェア更新プログラム。
(付記4)ネットワークを通じて接続された情報処理装置のソフトウェアを更新するソフトウェア更新装置であって、
ソフトウェアを更新するための修正ファイルとともに該修正ファイルの適用後のソフトウェアの動作確認をおこなうテストプログラムを配布するファイル配布手段と、
前記ファイル配布手段がファイルを配布した情報処理装置において前記修正ファイルの適用が完了した後に、前記テストプログラムの実行を指示するテストプログラム実行指示手段と、
前記実行指示手段が実行を指示した前記テストプログラムの実行が完了した後に、該テストプログラムの実行結果を取得するテストプログラム実行結果取得手段と、
前記テストプログラム実行結果取得手段が取得した前記実行結果の通知をおこなう結果通知手段と
を備えたことを特徴とするソフトウェア更新装置。
(付記5)記憶手段が保持する情報処理装置の構成情報を基にして、指定された情報処理装置と同一構成の情報処理装置をソフトウェア更新の対象として選定する対象選定手段をさらに備えたことを特徴とする付記4に記載のソフトウェア更新装置。
(付記6)前記対象選定手段は、前記構成情報の項目のうち所定の項目が一致することを基準として情報処理装置の構成が同一であるか否かを判断することを特徴とする付記5に記載のソフトウェア更新装置。
(付記7)ネットワークを通じて接続された情報処理装置のソフトウェアを更新するソフトウェア更新方法であって、
ソフトウェアを更新するための修正ファイルとともに該修正ファイルの適用後のソフトウェアの動作確認をおこなうテストプログラムを配布するファイル配布工程と、
前記ファイル配布工程がファイルを配布した情報処理装置において前記修正ファイルの適用が完了した後に、前記テストプログラムの実行を指示するテストプログラム実行指示工程と、
前記実行指示工程が実行を指示した前記テストプログラムの実行が完了した後に、該テストプログラムの実行結果を取得するテストプログラム実行結果取得工程と、
前記テストプログラム実行結果取得工程が取得した前記実行結果の通知をおこなう結果通知工程と
を含んだことを特徴とするソフトウェア更新方法。
(付記8)記憶手段が保持する情報処理装置の構成情報を基にして、指定された情報処理装置と同一構成の情報処理装置をソフトウェア更新の対象として選定する対象選定工程をさらに含んだことを特徴とする付記7に記載のソフトウェア更新方法。
(付記9)前記対象選定工程は、前記構成情報の項目のうち所定の項目が一致することを基準として情報処理装置の構成が同一であるか否かを判断することを特徴とする付記8に記載のソフトウェア更新方法。
以上のように、本発明にかかるソフトウェア更新プログラム、ソフトウェア更新装置およびソフトウェア更新方法は、ネットワークを通じて接続された情報処理装置のソフトウェアの更新に有用であり、特に、複数の情報処理装置へのソフトウェア更新作業を動作確認作業を含めて自動化したい場合に適している。
本実施例に係るソフトウェア更新方式の適用前の準備手順を説明するための説明図である。 本実施例に係るソフトウェア更新方式の実施手順の概要を説明するための説明図である。 本実施例に係るソフトウェア更新装置の構成を示す機能ブロック図である。 構成情報DBの一例を示すサンプル図である。 ソフトウェア更新実行結果画面の一例を示すサンプル図である。 図3に示したソフトウェア更新装置の処理手順を示すフローチャートである。 ソフトウェア更新プログラムを実行するコンピュータを示す機能ブロック図である。
符号の説明
100 ソフトウェア更新装置
110 制御部
111 対象選定処理部
112 構成比較処理部
113 ソフトウェア更新実行制御部
114 ファイル配布処理部
115 修正ファイル適用指示部
116 テストプログラム実行指示部
117 テストプログラム実行結果取得部
118 ソフトウェア更新結果通知部
120 記憶部
121 構成情報DB
130 ネットワークインターフェース部
200a、200b、200c DBサーバ
201 DBサーバ(テスト機)
300a、300b APサーバ
301 APサーバ(テスト機)
400a、400b Webサーバ
401 Webサーバ(テスト機)
1000 コンピュータ
1010 入力装置
1020 モニタ
1030 媒体読取り装置
1040 RAM
1040a 構成情報データ
1050 ネットワークインターフェース
1060 HDD
1060a 構成情報テーブル
1060b ソフトウェア更新プログラム
1070 CPU
1070a ソフトウェア更新プロセス
1080 バス

Claims (5)

  1. ネットワークを通じて接続された情報処理装置のソフトウェアを更新するソフトウェア更新プログラムであって、
    ソフトウェアを更新するための修正ファイルとともに該修正ファイルの適用後のソフトウェアの動作確認をおこなうテストプログラムを配布するファイル配布手順と、
    前記ファイル配布手順がファイルを配布した情報処理装置において前記修正ファイルの適用が完了した後に、前記テストプログラムの実行を指示するテストプログラム実行指示手順と、
    前記実行指示手順が実行を指示した前記テストプログラムの実行が完了した後に、該テストプログラムの実行結果を取得するテストプログラム実行結果取得手順と、
    前記テストプログラム実行結果取得手順が取得した前記実行結果の通知をおこなう結果通知手順と
    をコンピュータに実行させることを特徴とするソフトウェア更新プログラム。
  2. 記憶手段が保持する情報処理装置の構成情報を基にして、指定された情報処理装置と同一構成の情報処理装置をソフトウェア更新の対象として選定する対象選定手順をさらにコンピュータに実行させることを特徴とする請求項1に記載のソフトウェア更新プログラム。
  3. 前記対象選定手順は、前記構成情報の項目のうち所定の項目が一致することを基準として情報処理装置の構成が同一であるか否かを判断することを特徴とする請求項2に記載のソフトウェア更新プログラム。
  4. ネットワークを通じて接続された情報処理装置のソフトウェアを更新するソフトウェア更新装置であって、
    ソフトウェアを更新するための修正ファイルとともに該修正ファイルの適用後のソフトウェアの動作確認をおこなうテストプログラムを配布するファイル配布手段と、
    前記ファイル配布手段がファイルを配布した情報処理装置において前記修正ファイルの適用が完了した後に、前記テストプログラムの実行を指示するテストプログラム実行指示手段と、
    前記実行指示手段が実行を指示した前記テストプログラムの実行が完了した後に、該テストプログラムの実行結果を取得するテストプログラム実行結果取得手段と、
    前記テストプログラム実行結果取得手段が取得した前記実行結果の通知をおこなう結果通知手段と
    を備えたことを特徴とするソフトウェア更新装置。
  5. ネットワークを通じて接続された情報処理装置のソフトウェアを更新するソフトウェア更新方法であって、
    ソフトウェアを更新するための修正ファイルとともに該修正ファイルの適用後のソフトウェアの動作確認をおこなうテストプログラムを配布するファイル配布工程と、
    前記ファイル配布工程がファイルを配布した情報処理装置において前記修正ファイルの適用が完了した後に、前記テストプログラムの実行を指示するテストプログラム実行指示工程と、
    前記実行指示工程が実行を指示した前記テストプログラムの実行が完了した後に、該テストプログラムの実行結果を取得するテストプログラム実行結果取得工程と、
    前記テストプログラム実行結果取得工程が取得した前記実行結果の通知をおこなう結果通知工程と
    を含んだことを特徴とするソフトウェア更新方法。
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